JP7471187B2 - 計量容器 - Google Patents

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Description

本発明は、内容物の計量機構を備えた計量容器に関する。
従来、内容物の計量機構を備えた計量容器として、種々の計量機構を備えた計量容器が提案されている。
例えば、特許文献1は、容器本体(12)の容器開口部(14)に取り付けられる中栓(18)と、中栓(18)に設けられた底板部(20)との間で計量室(45)を形成する透明なカバー部材(30)とを備え、底板部(20)を貫通して形成された計量室入口(30)から、容器本体(12)に収容された粉体(56)を計量室(45)内に流入させて、カバー部材(30)に形成された目盛り(54)で計量した後に、カバー部材(30)の取出口(44)から、計量された粉体(56)が吐出されるようにした計量容器(10)を開示する。
なお、上記括弧内の符号は、特許文献1で付された符号を援用する。
また、特許文献2は、容器体(2)の口頸部(4)に回動不能に取り付けられる下蓋部材(10)と、下蓋部材(10)に対して回動自在に取り付けられる上蓋部材(24)とを備え、下蓋部材(10)に、計量筒部(18)と、連通口(20)とが設けられ、上蓋部材(24)に、収容筒部(32)と、収容筒部(32)に連通する連通溝(37)と、吐出筒部(38)とが設けられた計量容器を開示する。このような特許文献2が開示する計量容器にあっては、まず、上蓋部材(24)を回動させることにより、上蓋部材(24)の収納筒部(34)が、下蓋部材(10)の計量筒部(18)に対向する位置にある計量操作モードとし、その状態で容器を上下反転させると、容器体(2)内の内容物が、連通口(20)から連通溝(37)を経て収納筒部(34)内に流入する。そして、容器を正立状態に戻すと、収納筒部(34)内の内容物が、計量筒部(18)内に流下し、次いで、上蓋部材(24)を反対方向に回動させることにより、計量筒部(18)内に流下した内容物をすり切るようにして計量しつつ、計量筒部(18)と対向する位置まで、上蓋部材(24)の吐出筒部(38)を移動させてから、再び容器を上下反転させることによって、計量筒部(18)内の計量された内容物が、吐出筒部(38)から吐出されるように構成されている。
なお、上記括弧内の符号は、特許文献2で付された符号を援用する。
特開2007-69947号公報 特開2013-14346号公報
特許文献1が開示する計量容器によれば、必要な量だけ簡単な操作で正確に計量して取り出すことができるとされている。
しかしながら、容器本体(12)に収容された粉体(56)を計量室(45)内に流入させて、カバー部材(30)に形成された目盛り(54)で計量するに際しては、計量室(45)内への流入量が過剰にならないように注意して、容器本体(12)を少しずつ傾けたりしながら流入量を調整しなければならず、流入量が過剰になってしまった場合には、一部を容器本体(12)に戻して調整し直すという操作が強いられる。特に、手元の細かいものが見え難い老視者にとって、目盛りに合わせて流入量を正確に調整する操作は、ストレスを伴う操作になりかねない。
一方、特許文献2が開示する計量容器では、計量筒部(18)内に流下した内容物をすり切るようにして計量するため、再現性の良い正確な計量が期待できる。
しかしながら、内容物を計量して吐出するまでには、上蓋部材(24)を回動させたり、容器を上下反転させたりする必要があり、その操作は、複数の動作の組み合わせによるものであるため、それほど簡単なものではない。しかも、上蓋部材(24)を回動させるには、容器体(2)を一方の手で把持して、他方の手で上蓋部材(24)を回動させなければならないため、両手がふさがってしまうという不便さもあった。
そこで、本発明者らは、片手でもできる単純な動作で、計量された所定量の内容物を吐出させることができる計量容器を提供するべく鋭意検討を重ねた結果、本発明を完成するに至った。
本発明に係る計量容器は、計量機構を備えた計量容器であって、把持部と、前記把持部の天面側に着脱自在に取り付けられる収容部と、前記把持部内に回動自在に軸支される回動体とを備え、前記回動体は、回動軸に平行で、かつ、前記回動軸を中心とする円弧に沿った円弧面を有し、前記円弧面の回動方向に沿った一端側寄りに凹設された計量部が、前記収容部に収容された内容物が供給される供給口部と、前記把持部の側面に開口する吐出口部との間を往復移動するように、前記回動体の回動が制御され、前記回動軸を中心とする円弧状に形成された案内通路が、前記回動体に設けられているとともに、前記案内通路には、前記案内通路内を移動可能な錘体が収容されている構成としてある。
本発明によれば、計量容器を一振りするだけの単純な動作で、計量された所定量の内容物を吐出させることができる。
本発明の第一実施形態に係る計量容器の概略を示す斜視図である。 本発明の第一実施形態に係る計量容器の概略を示す正面図である。 本発明の第一実施形態に係る計量容器の概略を示す側面図である。 本発明の第一実施形態に係る計量容器の概略を示す背面図である。 本発明の第一実施形態に係る計量容器の要部分解斜視図である。 本発明の第一実施形態に係る計量容器の天蓋部の概略を示す正面図である。 図6のA-A断面図である。 本発明の第一実施形態に係る計量容器の天蓋部の概略を示す底面図である。 本発明の第一実施形態に係る計量容器の把持部本体の概略を示す平面図である。 図9のB-B断面図である。 本発明の第一実施形態に係る計量容器の概略を示す部分断面図である。 本発明の第一実施形態に係る計量容器の概略を示す部分断面図である。 本発明の第一実施形態に係る計量容器の使用態様を模式的に示す説明図である。 本発明の第二実施形態に係る計量容器の概略を示す斜視図である。 本発明の第二実施形態に係る計量容器の概略を示す正面図である。 本発明の第二実施形態に係る計量容器の概略を示す側面図である。 本発明の第二実施形態に係る計量容器の概略を示す背面図である。 本発明の第二実施形態に係る計量容器の要部分解斜視図である。 本発明の第二実施形態に係る計量容器の天蓋部の概略を示す正面図である。 図19のC-C断面図である。 本発明の第二実施形態に係る計量容器の天蓋部の概略を示す底面図である。 本発明の第二実施形態に係る計量容器の把持部本体の概略を示す平面図である。 図22のD-D断面図である。 本発明の第二実施形態に係る計量容器の概略を示す部分断面図である。 本発明の第二実施形態に係る計量容器の概略を示す部分断面図である。 本発明の第二実施形態に係る計量容器の回動体の概略を示す斜視図である。 図26に示す回動体の分解斜視図である。 本発明の第二実施形態に係る計量容器の回動体の概略を示す平面図である。 図28のE-E断面図である。 図29に示す状態から計量部の容積を変更させた説明図である。
以下、本発明の好ましい実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
[第一実施形態]
まず、本発明の第一実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係る計量容器の概略を示す斜視図、図2は、同正面図、図3は、同側面図、図4は、同背面図である。
これらの図に示す計量容器1は、把持部2と、把持部2の天面側に着脱自在に取り付けられる収容部3と、把持部2内に回動自在に軸支される回動体4とを備え、収容部3に収容された内容物、好ましくは、塩、砂糖、コショウなどに代表される粉末状又は顆粒状の調味料を計量しつつ、計量された所定量の内容物を吐出できるように構成されている。
なお、本実施形態では、計量容器1を正立させて正面視した状態(図2に示す状態)で、その上下左右及び縦横の方向を規定するものとする。
回動体4は、概ね扇形状の外観を呈するように形成することができ、回動軸に平行で、かつ、回動軸を中心とする円弧に沿った円弧面40を有している(図5、図11及び図12参照)。かかる円弧面40は、回動方向に直交する横幅及び回動方向に沿った曲率が一定となるように形成するのが好ましく、円弧面40の回動方向に沿った一端側寄りの位置に、所定の容積で落ち窪んでなる計量部41が凹設されている。
図示する例において、回動体4は、その回動中心となる円弧面40をなす円弧の中心に軸穴42が穿設されており、この軸穴42に圧入された軸棒43を回動軸として、把持部2内に軸支されるようにしているが、これに限定されない。例えば、強度上の不具合などがなければ、回動体4の回動中心に円柱状に突出する突起を一体に成形し、かかる突起を回動軸とするなどしてもよい。
また、回動体4には、回動軸を中心とする円弧状に形成された案内通路44が設けられているとともに、この案内通路44には、案内通路44内を移動可能な錘体5が収容されている。これにより、案内通路44に収容された錘体5が、案内通路44に案内されて、回動軸回りに円弧状の軌道を描くように案内通路44内を移動できるようにしている。案内通路44に収容される錘体5は、案内通路44内を転動可能な球体であるのが好ましい。
図示する例において、案内通路44は、回動体4の側面に溝状に刻設されているが、これに限定されない。例えば、回動体4が、回動軸に直交する面で分割される二つの部材から構成されるようにして、その分割面の一方又は両方に円弧状の溝を刻設しておくことにより、当該二つの部材を組み合わせたときに、回動体4の内部に、案内通路44が中空状に設けられるようにするなどしてもよい。回動体4に設けられる案内通路44は、通常、回動体4の円弧面40と同心状とされ、かつ、回動方向に沿った曲率が一定となるよう設けられるが、必要に応じて、回動方向に沿って曲率が変化するように適宜調整することもできる。
このような回動体4が内部に軸支される把持部2は、図示するように、側面に吐出口部20が開口する円柱状の外観を呈するように形成することができる。
また、把持部2の天面側に着脱自在に取り付けられる収容部3は、図示するように、把持部2と概ね同径の円筒状の胴部32の一端側が、円錐台状に縮径する肩部31を介して、内容物の取り出し口となる口部30に連なるボトル状に形成することができ、収容部3は、口部30を下にして倒立させた状態で、把持部2の天面側に、把持部2と同軸に取り付けられるようにするのが好ましい。
図示する例において、把持部2は、把持部本体21と、天蓋部22とを含み、天蓋部22の中央には、天蓋部22の天面側に開口し、例えば、収容部3の口部30が螺着、嵌着、又は圧入されるなどして、収容部3が着脱自在に取り付けられる取着部22aが設けられている。収容部3が収まり良く取り付けられるように、取着部22aの周囲には、必要に応じて、収容部3の肩部の傾斜に応じたテーパー部を設けることができる。さらに、天蓋部22の底面側には、取着部22aの直下に開口して、収容部3に収容された内容物の供給口となる供給口部22bが設けられているとともに、供給口部22bを間に挟んで平行に垂下する先細り状の一対の突片22cが設けられている。
また、把持部本体21は、円筒状の基部21aと、基部21aの上方に互いに離間して平行に立ち上がる一対の側壁部21bとを含み、各側壁部21bの外側面は、基部21aの外周面と面一となるように形成するのが好ましい。さらに、各側壁部21bの内側面には、天蓋部22に設けられた突片22cを差し込むことができるように、基部21a側に向かって先細り状に窪む凹部21cが形成されている。そして、この凹部21cに、天蓋部22に設けられた突片22cを差し込むことによって、中心軸C周りの位置合わせをしながら、天蓋部22を把持部本体21に取り付けることができるとともに、凹部21cの底端21dと突片22cの先端22dとの間に、回動体4の回転軸を軸支する軸受け部が形成されるようにしている。
このようにすることで、把持部本体21の一対の側壁部21bの間に回動体4を挿通し、各側壁部21bの内側面に形成された凹部21cの底端21dに回動体4の回転軸を支持させた状態で、天蓋部22を把持部本体21に取り付けることによって、把持部2内に回動体4が回動可能に軸支されるようにすることができ、このとき、側壁部21bの間に形成される開口部の一方が、把持部2の側面に開口する吐出口部20となる。
このようにして回動体4が把持部2内に軸支されるようにするにあたり、回動体4の回動軸が、把持部2の中心軸Cと直交するように、各部の形状、寸法などを適宜調整するのが好ましい。さらに、天蓋部22に設けられる突片22cは、回動体4の厚みに応じて、回動体4との間に、回動体4の回動を妨げない適切なクリアランスが形成される間隔を以て垂下するとともに、各側壁部21bの内側面に形成された凹部21cに差し込まれたときに、当該内側面と面一に収まるように、各部の形状、寸法などを適宜調整するのが好ましい。
また、本実施形態にあっては、回動体4の円弧面40に凹設された計量部41が、収容部3に収容された内容物が供給される供給口部22bと、把持部2の側面に開口する吐出口部20との間を往復移動するように、回動体4の回動が制御される。図示する例では、計量部41が供給口部22bの直下に位置する状態(図11参照)を起点に、その状態から回動体4が90°回動することによって、計量部41が吐出口部20まで移動し(図12参照)、逆回りに回動すると供給口部22bの直下に戻るように、回動体4が90°の角度範囲で回動することによって、供給口部22bと吐出口部20との間を計量部41が往復移動するように制御されている。
回動体4の回動をこのように制御するには、例えば、回動体4に当接して回動体4の回動を規制する回動規制部を、回動体4の形状に応じて、回動体4が軸支される一対の側壁部21bの間に設けるなどすればよい。図示する例では、計量部41が供給口部22bから吐出口部20に向かって移動するときの回動体4の回動方向(進行方向)に対して、前方側の回動体4の端面を前端面45、後方側の回動体4の端面を後端面46としたときに(以下、回動体4の「前端面」、「後端面」については、この定義にしたがうものとする)、計量部41が吐出口部20まで移動すると、回動体4の前端面45に当接して回動体4の回動を規制する前端側回動規制部21eと、計量部41が供給口部22bの直下まで移動すると、回動体4の後端面46に当接して回動体4の回動を規制する後端側回動規制部21fとが、回動体4が軸支される一対の側壁部21bの間に設けられている。
また、本実施形態において、回動体4の円弧面40に凹設された計量部41は、供給口部22bの直下に位置すると、収容部3に収容された内容物が自重で計量部41内に降下するように供給され、そして、回動体4の回動に伴って吐出口部20に向かって移動する際に、供給された内容物を供給口部22bの縁で擦り切り計量できるように設けられている。計量部41は、回動体4の前端面45側における円弧面40の回動方向に沿った一端側寄りに設けられており、供給口部22bから計量部41に供給された内容物が擦り切り計量されるに際し、供給口部22bは、回動体4の円弧面40によって閉塞されていく(図11及び図12参照)。
このようにして、供給口部22bから計量部41に供給された内容物を擦り切り計量するにあたり、内容物の漏出を有効に回避するために、天蓋部22の底面側には、回動体4が回動する際に、回動体4の円弧面40が摺接する摺接面22eが、回動体4の回動方向に沿って、回動体4の円弧面40と同一の曲率で形成されているのが好ましい。供給口部22bは、この摺接面22e内に開口するように設けられているのが好ましい(図8参照)。
そして、計量された所定量の内容物は、回動体4が回動して、計量部41が吐出口部20まで移動したときに、吐出口部20から吐出される。
以上のように、計量容器1は、回動体4が回動することによって、収容部3に収容された内容物を計量しつつ、計量された所定量の内容物を吐出できるように構成されており、回動体4には、回動軸を中心とする円弧状に形成された案内通路44が設けられているとともに、この案内通路44には、案内通路44内を移動可能な錘体5が収容されている。
このため、図13に示すようにして、吐出口部20を対象物に向けて計量容器1を振ると、回動体4の案内通路44に収容された錘体5が、回動体4の前端面45側に向かって、回動軸回りに円弧状の軌道を描くように案内通路44内を移動する(このときの錘体5の軌道を一点鎖線の矢印で図11に示す)。これにより、回動体4の重心が前端面45側に移動しつつ、案内通路44の末端に錘体5が突き当たると、その作用によって回動体4が回動して、回動体4の円弧面40に凹設された計量部41が、供給口部22bの直下から吐出口部20に向かって移動することにより、計量された所定量の内容物が、対象物に向かって吐出口部20から吐出されるようにすることができる。
また、これとは逆に、回動体4の案内通路44に収容された錘体5が、回動体4の後端面46側に向かって移動するように計量容器1を振り戻すと、回動体4の重心が後端面46側に移動しつつ、案内通路44の反対側の末端に錘体5が突き当たり、その作用によって回動体4が逆回りに回動する(このときの錘体5の軌道を一点鎖線の矢印で図12に示す)。これによって、回動体4の円弧面40に凹設された計量部41が供給口部22bの直下に戻り、次の動作に備えることができる。
したがって、本実施形態によれば、計量容器1を一振りするだけの単純な動作で、計量された所定量の内容物を吐出させることができ、例えば、調理中に、フライパンなどの調理器具を一方の手で持ちながら、片手で把持した計量容器1を一振りするだけで、計量された所定量の内容物を吐出させることができる。しかも、回動体4の円弧面40に凹設された計量部41が、例えば、計量される内容物1g分の容積で設けられている場合に、3gの内容物を吐出する要求があっても、計量容器1を振る動作を3回繰り返すだけで、そのような要求に応えることができ、要求される吐出量にかかわらず柔軟に対応することも可能である。
また、本実施形態にあっては、天蓋部22の底面側に形成される摺接面22eと、回動体4の円弧面40とのクリアランスを適宜調整するなどして、回動体4が、意図せずに回動することなく、計量容器1を振ったときにだけ、錘体5の作用によって回動できるようにすることで、不使用時に内容物が漏出してしまうのを防止することもできる。
[第二実施形態]
次に、本発明の第二実施形態について説明する。
図14は、本実施形態に係る計量容器の概略を示す斜視図、図15は、同正面図、図16は、同側面図、図17は、同背面図である。
これらの図に示す計量容器1は、把持部2と、把持部2の天面側に着脱自在に取り付けられる収容部3と、把持部2内に回動自在に軸支される回動体4とを備えており、収容部3に収容された内容物を計量しつつ、計量された所定量の内容物を吐出できるように構成されているのは、第一実施形態と同様である。
本実施形態における計量容器1が、第一実施形態と異なるのは、回動体4に設けられた計量部41の容積が可変とされた点にあり、この点を中心に、本実施形態について説明する。
本実施形態において、回動体4は、第一実施形態と同様に、回動軸に平行で、かつ、回動軸を中心とする円弧に沿った円弧面40を有しており、円弧面40の回動方向に沿った一端側寄りの位置に、所定の容積で落ち窪んでなる計量部41が凹設されているが、本実施形態では、計量部41と連通可能な副計量部41aが設けられたスライド部材4aが、回動体4にスライド可能に取り付けられている(図26~図30参照)。
スライド部材4aは、概ね円弧状の外観を呈し、回動体4の円弧面40と同心状に回動体4に取り付けられるように形成することができる。そして、回動体4の円弧面40よりも曲率が大きい円弧状のスライド面40aを有しており、このスライド面40aに、所定の容積で落ち窪んでなる副計量部41aが凹設されている。
回動体4には、スライド部材4aの形状に合致するガイド部4bが、回動軸を中心とする円弧状に形成されており、スライド部材4aは、このガイド部4bにスライド可能に圧入される。これによって、スライド部材4aが、回動体4にスライド可能に取り付けられるようにしているが、スライド部材4aの両端には、回動体4からのスライド部材4aの脱落を防ぐために、ストッパー4c、4dを設けるのが好ましい。
そして、図示する例では、一方のストッパー4cが回動体4に当接した状態にあるときに、副計量部41aが計量部41と連通するように、これらが位置決めされている(図29参照)。計量部41に副計量部41aが連通することで、計量部41に副計量部41aの容積が加わり、その分、計量部41の容積を変更(増加)することができる。
また、図29に示すように、スライド部材4aは、計量部41と副計量部41aとが連通した状態にあるときに、副計量部41aが設けられた側とは反対の一端側が、回動体4から突出するように形成されている。このようにすることで、スライド部材4aの突出する側を回動体4内に押し戻すようにして、図29に示す状態から、時計回りにスライド部材4aをスライドさせることにより、計量部41と副計量部41aとの連通を解消させることができる(図30参照)。その結果、副計量部41aの容積が失われた分、計量部41の容積を変更(減少)することできる。
そして、再度、計量部41の容積を変更するには、図30に示す状態から、反時計回りにスライド部材4aをスライドさせればよい。このとき、上記と同様に、スライド部材4aの突出する側を回動体4内に押し戻すようにして、スライド部材4aをスライドさせてもよいが、図示するように、他方のストッパー4dを摘まみとしても機能するように設けることで、ストッパー4dに指先を掛けるなどして、スライド部材4aのストッパー4dが設けられた側を回動体4内から引き出すようにして、スライド部材4aをスライドさせるようにしてもよい。
このような本実施形態によれば、計量部41と連通可能な副計量部41aが設けられたスライド部材4aを、回動体4にスライド可能に取り付けて、計量部41の容積を可変としたことにより、変更された計量部41の容積に応じて、計量容器1を一振りしたときの内容物の吐出量を変更することができる。
以上の通り、本実施形態は、上記の点で、前述した第一実施形態と異なっているが、これ以外の構成は、第一実施形態と共通するため、第一実施形態と共通する構成については、図中、第一実施形態と同一の符号を付して、重複する説明は省略する。
以上、本発明について、好ましい実施形態を示して説明したが、本発明は、前述した実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲で種々の変更実施が可能であることはいうまでもない。
1 計量容器
2 把持部
20 吐出口部
21 把持部本体
21b 側壁部
21c 凹部
21d 底端
22 天蓋部
22a 取着部
22b 供給口部
22c 突片
22d 先端
22e 摺接面
3 収容部
4 回動体
4a スライド部材
40 円弧面
41 計量部
41a 副計量部
44 案内通路
45 前端面
46 後端面
21e 前端側回動規制部
21f 後端側回動規制部
5 錘体




Claims (8)

  1. 計量機構を備えた計量容器であって、
    把持部と、
    前記把持部の天面側に着脱自在に取り付けられる収容部と、
    前記把持部内に回動自在に軸支される回動体と
    を備え、
    前記回動体は、回動軸に平行で、かつ、前記回動軸を中心とする円弧に沿った円弧面を有し、
    前記円弧面の回動方向に沿った一端側寄りに凹設された計量部が、前記収容部に収容された内容物が供給される供給口部と、前記把持部の側面に開口する吐出口部との間を往復移動するように、前記回動体の回動が制御され、
    前記回動軸を中心とする円弧状に形成された案内通路が、前記回動体に設けられているとともに、前記案内通路には、前記案内通路内を移動可能な錘体が収容されていることを特徴とする計量容器。
  2. 前記把持部は、把持部本体と天蓋部とを含み、
    前記天蓋部の底面側には、前記収容部に収容された内容物の供給口となる供給口部が設けられているとともに、前記供給口部を間に挟んで平行に垂下する一対の突片が設けられており、
    前記把持部本体は、互いに離間して平行に立ち上がる一対の側壁部を含み、前記側壁部の内側面には、前記天蓋部に設けられた前記突片が差し込まれる凹部が形成されており、
    前記凹部の底端と前記突片の先端との間に形成された軸受け部に、前記回動体が軸支されている請求項1に記載の計量容器。
  3. 前記天蓋部の中央には、前記天蓋部の天面側に開口し、前記収容部が着脱自在に取り付けられる取着部が設けられており、前記供給口部が前記取着部の直下に開口している請求項2に記載の計量容器。
  4. 前記計量部が前記供給口部から前記吐出口部に向かって移動するときの前記回動体の回動方向に対して、前方側の前記回動体の端面を前端面、後方側の前記回動体の端面を後端面としたときに、前記計量部が前記吐出口部まで移動すると、前記前端面に当接して前記回動体の回動を規制する前端側回動規制部と、前記計量部が前記供給口部の直下まで移動すると、前記後端面に当接して前記回動体の回動を規制する後端側回動規制部とが、前記側壁部の間に設けられている請求項2又は3に記載の計量容器。
  5. 前記天蓋部の底面側に、前記回動体の前記円弧面が摺接する摺接面が、前記回動体の回動方向に沿って形成されている請求項2~4のいずれか一項に記載の計量容器。
  6. 前記供給口部が、前記摺接面内に開口する請求項5に記載の計量容器。
  7. 前記錘体が球体である請求項1~6のいずれか一項に記載の計量容器。
  8. 前記回動体に、前記計量部と連通可能な副計量部が設けられたスライド部材をスライド可能に取り付けて、前記計量部の容積を可変とした請求項1~7のいずれか一項に記載の計量容器。
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