JP6980342B2 - 計量キャップ - Google Patents
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Description
特許文献1に記載された計量キャップは、洗剤などの粉体(以下、洗剤等という)を入れている容器5(以下、容器本体5という)の口筒部に設けられた下蓋3と、回転式の洗剤等を留める容器2(以下、計量容器2という)と、計量容器2の上端に装着される上蓋1及び計量容器2の内部に配置される減量筒4とを有して構成され、計量容器2と下蓋3には円周に対して180度以内の部分に開口部分6が夫々形成されており、計量容器2を回転させることにより、計量容器2と下蓋3との間を開閉できるように構成されている。
また洗剤等を一定量使用の体積量の変更できるように、減量筒4を設け、計量容器2の内側に、減量筒4の外面が接するように入れて、洗剤等の体積量の変更、減量ができるようにしている。
また上記特許文献1に記載の発明は、計量容器2側の開口部分6と下蓋3側の開口部分6とが一致する開の状態にすることにより、容器本体5から計量容器2に洗剤等が移動するというものであるところ、空気置換用の孔を有しない構成であるため、洗剤等が液状である場合には計量をスムーズに行うことが難しいという問題がある。
さらには、計量した内容物を注出するときには上蓋1を計量容器2から取り外し、再度計量する際には取り外した上蓋1を計量容器2の上端に再装着する必要があり、片手で計量操作を行うことが困難であるという問題もある。
上端に開閉自在に連結されたヒンジキャップ部が設けられた有底筒状の計量部材と、底部に仕切り壁を有して計量部材を回転可能な状態で収容する収容部及び容器本体に組み付く装着部を備えたキャップ本体とを有し、収容部と計量部材とが透明又は半透明の合成樹脂材料で形成されると共に、装着部と収容部とが別部材で形成された計量キャップであって、
仕切り壁に第1開口部と第1小孔が形成され、計量部材の底壁に第2開口部と第2小孔が夫々形成されており、計量部材を回転操作することにより、第1開口部と第2開口部とが連通して内容物が通過するための通路が形成され、同時に第1小孔と第2小孔とが連通して空気が通過するための空気置換孔が形成され、
装着部の内周面と容器本体に設けられた口筒部の外周面との一方に周方向に所定の間隔を有して形成された第1凸部及び第2凸部と、他方に前記第1凸部を周方向に乗り越え可能であると共に第1凸部と第2凸部との間に係合保持可能に形成された係合突起とを有して成る回転防止機構が設けられていることを特徴とする、と云うものである。
本発明の主たる手段では、計量キャップをキャップ本体と計量部材という少ない部品点数で構成することで製造コストの低減を達成し得る。
上記手段では、通路と空気置換孔とを異なる位置に配置することにより、計量部材が装着された容器本体を傾けて計量したときにおいては、容器本体から計量部材への内容物の移動と、計量部材から容器本体への空気の移動とを、互いに邪魔し合うことなく同時に達成し得る。
上記手段では、回転が止まる位置まで計量部材を正方向又は逆方向に回転させることにより、通路及び空気置換孔が形成される連通状態と、通路及び空気置換孔が解消される閉鎖状態に容易に設定することを達成し得る。
上記手段では、回り止め機構が機能することにより、計量時及び注出時における開閉操作を的確に行うことを達成し得る。
上記手段では、簡単な構成且つ低コストで回り止め機構を実現し得る。
上記手段では、計量キャップを倒立傾き姿勢に設定したときであっても容易且つ正確に計量し得る。
本発明の主たる構成においては、少ない部品点数により低コストで計量キャップを提供することができる。
また計量作業を、計量部材を回転させるという簡単な操作で行うことができる。
また内容物の移動と共に空気置換を行うことが可能となるため、計量作業をスムーズに行うことができる。
また例えば中指、薬指及び小指と手の平との間に容器本体を把持すると、残りの親指と人指し指で計量キャップ側のヒンジキャップ部の外周壁を摘んで回すことができるため、連通状態と閉鎖状態との間で計量部材の状態を片手で操作することが可能となるため、計量時及び注出時の操作性を向上させることができる。
図1は本発明の第1参考例としての計量キャップを示し、Aは通路を閉鎖した状態を示す断面図、BはAを図中矢視(下面)方向からの底面図、図2のAは通路の連通状態を示す計量キャップの断面図、BはAを図中矢視(下面)方向からの底面図である。尚、図2は図1の状態からヒンジキャップ部26を閉じて計量部材20を回転角度αだけ回転させた状態を示したものである。
先ず、計量キャップの構成について説明する。本発明の計量キャップは、主としてキャップ本体10と、キャップ本体10内に回転可能に収容されて内容液を計量するための計量室を構成する計量部材20の2つの部材を有し、両部材は透明又は半透明から成る合成樹脂材料で形成されたものが好ましいが、不透明な合成樹脂材料で形成されていても良い。
キャップ本体10は、容器本体1の口筒部2に外装される短筒状の装着部11の上に円筒状の収容部12が一体に設けられており、装着部11と収容部12との間は薄板円盤状の仕切り壁13により仕切られている。装着部11の内面には、口筒部2の外周面に形成されている雄ネジ2aに螺合する雌ネジ11aが形成されている。収容部12の上端側の外周面には係合凸部12aが周設されている。また仕切り壁13には、通路を形成する第1開口部13aと、空気置換孔を形成する第1小孔13bが夫々貫通形成され、さらには円弧状の孔又は溝から成る案内凹部13cが形成されている。
この連通状態では、第1開口部13aと第2開口部22aとが連通することで形成される通路Pと第1小孔13bと第2小孔22bとが連通することにより形成される空気置換孔Qとが容器軸Oを挟んで軸対称となる位置に配置される。
先ず、計量キャップを図2の連通状態に設定する。次に、図3に示すように、通路Pを下方の位置に設定し且つ空気置換孔Qを上方の位置に設定し、容器本体1の底部側を持ち上げて計量キャップを倒立傾き姿勢に設定する。計量キャップを傾けると、計量キャップの下方の位置では容器本体1内に収容されていた内容液Lが通路Pを介して計量部材20内に移動すると同時に、上方の位置では計量部材20内の空気が空気置換孔Qを介して容器本体1内に移動するため、計量時の動作をスムーズに行うことができる。
尚、回転角度αは180度よりも小さい角度(約45度)であるため、容器本体を180度回転させる必要がある上記特許文献1に比較してより簡単な操作で計量キャップの状態を遷移させることが可能である。
この場合、例えば親指以外の4本指と手の平との間に容器本体1を把持し、親指で計量キャップ側のヒンジキャップ部26の摘み部28を持ち上げることにより、ヒンジキャップ部26を片手で容易に開蓋状態に設定することが可能である。
尚、目盛りは容器軸(O)に対して水平に設けても良く、或いは傾斜状に設けた目盛りと水平に設けた目盛りの双方を有する構成とすることもできる。水平の目盛りを有する構成では、計量キャップを備えた容器本体1を正立姿勢とした場合において計量部材20内の内容液Lの容量を直ぐに把握することができる。
実施例に示す計量キャップが上記第1参考例と異なる点は、キャップ本体10を構成する装着部11と収容部12とが別部材で形成されている点にあり、その他の構成及び効果は上記第1参考例同様である。
収容部12は底部に仕切り壁13とその外周端に被係止部13Aを有する有底筒状の部材として形成され、装着部11は上部内面に収容部12側の被係止部13Aを保持する係止凹部12Aを有する円筒状の部材として形成されている。尚、第1参考例同様、装着部11の内面には口筒部2の外周面に形成されている雄ネジ2aに螺合する雌ネジ11aが形成され、仕切り壁13には通路を形成する第1開口部13a、空気置換孔を形成する第1小孔13b及び円弧状の孔又は溝から成る案内凹部13cが夫々形成されている。
このように、装着部11と収容部12とが別部材で形成した場合には、収容部12のみを透明或いは半透明に形成して使用することができる。
例えば上記各例では、通路を形成する第1開口部13a及び第2開口部22aと、空気置換孔を形成する第1小孔13b及び第2小孔22bは、共に円形状で形成され且つ容器軸Oを挟んで軸対称となる位置に1つずつ形成されている場合を示して説明したが、これらの形状、大きさ、個数、配置は容器本体1の種類、大きさ、形状等に応じて適宜変更可能である。
2 : 口筒部
2a : 雄ネジ
10 : キャップ本体
11 : 装着部
11a: 雌ネジ
12 : 収容部
12A: 係止凹部
12a: 係合凸部
13 : 仕切り壁
13A: 被係止部
13a: 第1開口部
13b: 第1小孔
13c: 案内凹部
20 : 計量部材
21 : 周壁
22 : 底壁
22a: 第2開口部
22b: 第2小孔
22c: 規制突起
23 : 注出筒
24 : 折り返し部
24a: 嵌合凸部
25 : ヒンジ部
26 : ヒンジキャップ部
26A: 外周壁
27 : 密封筒
27a: 長端部
28 : 摘み部
30 : 目盛り
P : 通路
Q : 空気置換孔
α : 回転角度
Claims (6)
- 上端に開閉自在に連結されたヒンジキャップ部(26)が設けられた有底筒状の計量部材(20)と、底部に仕切り壁(13)を有して前記計量部材(20)を回転可能な状態で収容する収容部(12)及び容器本体(1)に組み付く装着部(11)を備えたキャップ本体(10)とを有し、前記収容部(12)と前記計量部材(20)とが透明又は半透明の合成樹脂材料で形成されると共に、前記装着部(11)と前記収容部(12)とが別部材で形成された計量キャップであって、
前記仕切り壁(13)に第1開口部(13a)と第1小孔(13b)が形成され、前記計量部材(20)の底壁(22)に第2開口部(22a)と第2小孔(22b)が夫々形成されており、前記計量部材(20)を回転操作することにより、前記第1開口部(13a)と前記第2開口部(22a)とが連通して内容液(L)が通過するための通路(P)が形成され、同時に前記第1小孔(13b)と前記第2小孔(22b)とが連通して空気が通過するための空気置換孔(Q)が形成され、
前記装着部(11)の内周面と前記容器本体(1)に設けられた口筒部(2)の外周面との一方に周方向に所定の間隔を有して形成された第1凸部及び第2凸部と、他方に前記第1凸部を周方向に乗り越え可能であると共に前記第1凸部と前記第2凸部との間に係合保持可能に形成された係合突起とを有して成る回転防止機構が設けられていることを特徴とする計量キャップ。 - 通路(P)と空気置換孔(Q)が容器軸(O)を挟んで軸対称となる位置に配置される請求項1記載の計量キャップ。
- 収容部(12)と計量部材(20)との間に、前記計量部材(20)の回転角度を規制する回り止め機構を有する請求項1又は2記載の計量キャップ。
- 回り止め機構が、キャップ本体(10)と計量部材(20)とが対向する面の一方に設けられて周方向に両端部を有する案内凹部(13c)と、前記対向する面の他方に設けられて前記案内凹部(13c)内に移動可能に挿入された規制突起(22c)とを有して構成される請求項3記載の計量キャップ。
- 案内凹部(13c)がキャップ本体(10)の仕切り壁(13)に形成された円弧状の孔又は溝であり、規制突起(22c)が計量部材(20)の底壁(22)の下面に突設された凸部である請求項4記載の計量キャップ。
- 収容部(12)の側面又は計量部材(20)の側面に容器軸(O)に対して傾斜する目盛り(30)が形成されている請求項1乃至5のいずれか一項に記載の計量キャップ。
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