JP7470720B2 - 鞍乗型車両 - Google Patents

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Description

本発明は、自動二輪車等の鞍乗型車両に関する。
従来から、自動二輪車等の鞍乗型車両には、鞍乗型車両の制御を行う制御ユニット等の電装品と、が搭載されている。そして、電装品には、電力線や信号線を結束したハーネスが接続されている。そして、鞍乗型車両に搭載される電装品には電装品側コネクタが設けられており、ハーネスの一端部には電装品側コネクタに抜挿可能なハーネス側コネクタが設けられており、電装品側コネクタが電装品側コネクタに嵌挿されることによって、電装品とハーネスとが電気的に接続するものが知られている。
このような、電装品側コネクタが電装品側コネクタに嵌挿されることによって、電装品とハーネスとが電気的に接続する鞍乗型車両においては、鞍乗型車両の走行中等に、ハーネス側コネクタが電装品の電装品側コネクタから意図せず離脱してしまうことを防ぐための対策がなされてきた。
そこで、例えば、特許文献1には、ハーネス側コネクタが電装品側コネクタから離脱することを防止するために、ハーネス側コネクタが抜挿方向に所定距離以上移動しないように、電装品側コネクタからハーネス側コネクタの抜挿方向に所定距離離れた位置に、ハーネス側コネクタが抜挿方向に所定距離移動するとハーネス側コネクタが当接して、ハーネス側コネクタの移動を規制する部材が設けられた鞍乗型車両が開示されている。
印国特許出願公開202011006493号明細書
しかしながら、特許文献1に記載の鞍乗型車両は、ハーネス側コネクタの移動を規制する部材によって、ハーネス側コネクタが抜挿方向に所定距離移動するとハーネス側コネクタが当接して、ハーネス側コネクタの移動を規制するが、ハーネスの移動を規制するという観点において改善の余地があった。
本発明は、ハーネス側コネクタの移動を規制する部材によってハーネスの移動を規制することで、簡素な形状で、ハーネス側コネクタが電装品の電装品側コネクタから意図せず離脱してしまうことを防止できる鞍乗型車両を提供する。
本発明は、
電装品側コネクタが設けられた電装品と、
前記電装品側コネクタに抜挿可能なハーネス側コネクタが一端部に設けられた少なくとも1つのハーネスと、
前記電装品を固定する電装品固定部が設けられた第1車載部品と、
前記ハーネスを固定するハーネス固定部と、を備える鞍乗型車両であって、
前記ハーネス固定部は、前記電装品側コネクタから、前記電装品側コネクタに対する前記ハーネス側コネクタの抜挿方向に所定距離離れた位置に形成されており、
前記電装品固定部は、少なくとも第1電装品固定部及び第2電装品固定部を有し、
前記第1電装品固定部は、前記電装品の後面の少なくとも一部を覆って前記電装品の少なくとも一部を収容する収容部を有し、
前記第2電装品固定部は、前記電装品の上方側と下方側とに上下一対設けられ、
前記第1車載部品には、前記抜挿方向において、前記電装品側コネクタと前記ハーネス固定部との間且つ前記ハーネス側コネクタから前記抜挿方向に所定距離離れた位置に、前記第1車載部品から前記抜挿方向に対して垂直な第1方向に突出するコネクタ規制部が設けられており、
前記コネクタ規制部は、前記抜挿方向及び前記第1方向の双方に垂直な第2方向から見て、前記ハーネス側コネクタが前記電装品側コネクタに挿入されて前記ハーネスが前記ハーネス固定部に固定され、且つ、前記ハーネスを前記第1車載部品から離れる側へ前記第1方向に引っ張った状態において、前記ハーネスと重なるように形成されている。
また、本発明は、
電装品側コネクタが設けられた電装品と、
前記電装品側コネクタに抜挿可能なハーネス側コネクタが一端部に設けられた少なくとも1つのハーネスと、
前記電装品を固定する電装品固定部が設けられた第1車載部品と、
前記ハーネスを固定するハーネス固定部と、を備える鞍乗型車両であって、
前記ハーネス固定部は、前記電装品側コネクタから、前記電装品側コネクタに対する前記ハーネス側コネクタの抜挿方向に所定距離離れた位置に形成されており、
前記第1車載部品には、前記抜挿方向において、前記電装品側コネクタと前記ハーネス固定部との間に、前記第1車載部品から前記抜挿方向に対して垂直な第1方向に突出するコネクタ規制部が設けられており、
前記コネクタ規制部は、前記抜挿方向及び前記第1方向の双方に垂直な第2方向から見て、前記ハーネス側コネクタが前記電装品側コネクタに挿入されて前記ハーネスが前記ハーネス固定部に固定され、且つ、前記ハーネスを前記第1車載部品から離れる側へ前記第1方向に引っ張った状態において、前記ハーネスと重なるように形成されており、
前記鞍乗型車両は、
第2車載部品と、
前記第2車載部品と隣接する第3車載部品と、をさらに備え、
前記抜挿方向において、前記電装品側コネクタと前記ハーネス固定部との間に、前記第2車載部品と前記第3車載部品とが隣接する隣接部の端部が位置しており、
当該端部から鉛直下方に延びる仮想線と交差する位置に、前記コネクタ規制部が設けられている。
また、本発明は、
電装品側コネクタが設けられた電装品と、
前記電装品側コネクタに抜挿可能なハーネス側コネクタが一端部に設けられた少なくとも1つのハーネスと、
前記電装品を固定する電装品固定部が設けられた第1車載部品と、
前記ハーネスを固定するハーネス固定部と、を備える鞍乗型車両であって、
前記ハーネス固定部は、前記電装品側コネクタから、前記電装品側コネクタに対する前記ハーネス側コネクタの抜挿方向に所定距離離れた位置に形成されており、
前記第1車載部品には、前記抜挿方向において、前記電装品側コネクタと前記ハーネス固定部との間に、前記第1車載部品から前記抜挿方向に対して垂直な第1方向に突出するコネクタ規制部が設けられており、
前記コネクタ規制部は、前記抜挿方向及び前記第1方向の双方に垂直な第2方向から見て、前記ハーネス側コネクタが前記電装品側コネクタに挿入されて前記ハーネスが前記ハーネス固定部に固定され、且つ、前記ハーネスを前記第1車載部品から離れる側へ前記第1方向に引っ張った状態において、前記ハーネスと重なるように形成されており、
前記鞍乗型車両は、
第2車載部品と、
前記第2車載部品と隣接する第3車載部品と、をさらに備え、
前記抜挿方向において、前記電装品側コネクタと前記ハーネス固定部との間に、前記第2車載部品と前記第3車載部品とが隣接する隣接部の端部が位置しており、
当該端部から水平後方に延びる仮想線と交差する位置に、前記コネクタ規制部が設けられている。
また、本発明は、
電装品側コネクタが設けられた電装品と、
前記電装品側コネクタに抜挿可能なハーネス側コネクタが一端部に設けられた少なくとも1つのハーネスと、
前記電装品を固定する電装品固定部が設けられた第1車載部品と、
前記ハーネスを固定するハーネス固定部と、を備える鞍乗型車両であって、
前記ハーネス固定部は、前記電装品側コネクタから、前記電装品側コネクタに対する前記ハーネス側コネクタの抜挿方向に所定距離離れた位置に形成されており、
前記第1車載部品には、前記抜挿方向において、前記電装品側コネクタと前記ハーネス固定部との間に、前記第1車載部品から前記抜挿方向に対して垂直な第1方向に突出するコネクタ規制部が設けられており、
前記コネクタ規制部は、前記抜挿方向及び前記第1方向の双方に垂直な第2方向から見て、前記ハーネス側コネクタが前記電装品側コネクタに挿入されて前記ハーネスが前記ハーネス固定部に固定され、且つ、前記ハーネスを前記第1車載部品から離れる側へ前記第1方向に引っ張った状態において、前記ハーネスと重なるように形成されており、
前記電装品固定部は、第1電装品固定部及び第2電装品固定部を有し、
前記第1電装品固定部は、前記電装品の後面の少なくとも一部を覆って前記電装品の少なくとも一部を収容する収容部を有し、
前記収容部は、前記電装品の前記後面と対向する後壁部を有し、
前記収容部の前記後壁部には、前後方向に貫通する貫通孔が形成されている。
また、本発明は、
電装品側コネクタが設けられた電装品と、
前記電装品側コネクタに抜挿可能なハーネス側コネクタが一端部に設けられた少なくとも1つのハーネスと、
前記電装品を固定する電装品固定部が設けられた第1車載部品と、
前記ハーネスを固定するハーネス固定部と、を備える鞍乗型車両であって、
前記ハーネス固定部は、前記電装品側コネクタから、前記電装品側コネクタに対する前記ハーネス側コネクタの抜挿方向に所定距離離れた位置に形成されており、
前記第1車載部品には、前記抜挿方向において、前記電装品側コネクタと前記ハーネス固定部との間に、前記第1車載部品から前記抜挿方向に対して垂直な第1方向に突出するコネクタ規制部が設けられており、
前記コネクタ規制部は、前記抜挿方向及び前記第1方向の双方に垂直な第2方向から見て、前記ハーネス側コネクタが前記電装品側コネクタに挿入されて前記ハーネスが前記ハーネス固定部に固定され、且つ、前記ハーネスを前記第1車載部品から離れる側へ前記第1方向に引っ張った状態において、前記ハーネスと重なるように形成されており、
前記電装品固定部は、第1電装品固定部及び第2電装品固定部を有し、
前記第2電装品固定部は、前記第1車載部品から前記第1方向に突出する突出部と、該突出部に形成された爪部と、を有し、
前記電装品には、前記第2電装品固定部の前記突出部が挿通して前記爪部が係合する係合部が形成されており、
前記電装品は、本体部と、当該本体部を挟んで当該本体部の一方側と当該本体部の他方側とに延出した一対の延出部と、を有し、
前記第1電装品固定部は、前記電装品の後面の前記一方側の端部を覆って前記電装品の少なくとも一部を収容する収容部を有し、
前記係合部は、一対の前記延出部の各々に設けられており、
前記第2電装品固定部は、前記電装品の前記本体部を挟んで、前記電装品の前記本体部の前記一方側と前記電装品の前記本体部の前記他方側とに設けられており、
前記電装品の前記本体部の前記一方側に設けられた前記第2電装品固定部は、前記爪部が前端部に形成されており、
前記電装品の前記本体部の前記他方側に設けられた前記第2電装品固定部は、前記爪部が後端部に形成されている。
また、本発明は、
電装品側コネクタが設けられた電装品と、
前記電装品側コネクタに抜挿可能なハーネス側コネクタが一端部に設けられた少なくとも1つのハーネスと、
前記電装品を固定する電装品固定部が設けられた第1車載部品と、
前記ハーネスを固定するハーネス固定部と、を備える鞍乗型車両であって、
前記ハーネス固定部は、前記電装品側コネクタから、前記電装品側コネクタに対する前記ハーネス側コネクタの抜挿方向に所定距離離れた位置に形成されており、
前記第1車載部品には、前記抜挿方向において、前記電装品側コネクタと前記ハーネス固定部との間に、前記第1車載部品から前記抜挿方向に対して垂直な第1方向に突出するコネクタ規制部が設けられており、
前記コネクタ規制部は、前記抜挿方向及び前記第1方向の双方に垂直な第2方向から見て、前記ハーネス側コネクタが前記電装品側コネクタに挿入されて前記ハーネスが前記ハーネス固定部に固定され、且つ、前記ハーネスを前記第1車載部品から離れる側へ前記第1方向に引っ張った状態において、前記ハーネスと重なるように形成されており、
前記コネクタ規制部は、前記第1車載部品から前記第1方向に突出して前記抜挿方向に延在する主壁部を有し、
前記主壁部の前記第1方向への突出長は、前記ハーネスが前記ハーネス側コネクタから延出し、前記コネクタ規制部の前記主壁部の前記抜挿方向の中央部から前記主壁部に対して垂直に延びる仮想線と交差する位置までの前記ハーネスのハーネス延出長よりも長い。
本発明によれば、ハーネス側コネクタの移動を規制する部材によってハーネスの移動を規制することで、簡素な形状でハーネス側コネクタが電装品の電装品側コネクタから意図せず離脱してしまうことを防止できる。
本発明の鞍乗型車両の一実施形態である自動二輪車を左側面から見た概略側面図である。 図1の自動二輪車の車体フレームの構造を左側面から見た概略側面図である。 図1の自動二輪車の要部を上方から見た概略断面図である。 図1の自動二輪車の左側のロアサイドカウル周辺を示した要部拡大図である。 図4の自動二輪車の左側のロアサイドカウル周辺をアッパーサイドカウル及びロアサイドカウルを取り外した状態で見た要部拡大図である。 図4の燃料噴射制御ユニット周辺の要部拡大図である。 図1の自動二輪車の第1電装品固定部及び第2電装品固定部の斜視図である。 図1の自動二輪車の第1ハーネス固定部及びコネクタ規制部を左側面から見た要部側面図である。 図1の自動二輪車の第1ハーネス固定部及びコネクタ規制部の周辺を上面から見た要部上面図である。
以下、本発明の鞍乗型車両の一実施形態である自動二輪車について、添付図面に基づいて説明する。なお、図面は、符号の向きに見るものとする。また、本明細書等では説明を簡単且つ明確にするために、前後、左右、上下の各方向は、自動二輪車の運転者から見た方向に従って記載し、各図面には、自動二輪車の前方をFr、後方をRr、左方をL、右方をR、上方をU、下方をD、として示す。
図1から図4に示すように、自動二輪車1は、車体フレーム10と、車体フレーム10に装着され、自動二輪車1の少なくとも一部の外面を覆って、自動二輪車1の前方からの走行風を案内するカウル部材20と、前輪FW及び後輪RWと、車体フレーム10に搭載されたパワーユニット31及び燃料タンク32と、を備える。パワーユニット31は、エンジン311と、不図示の摩擦クラッチを備えるクラッチユニット312と、不図示の変速機構と、を備える。そして、摩擦クラッチが接続状態のとき、パワーユニット31は、エンジン311の動力を、変速機構を介して出力軸から出力する。なお、摩擦クラッチが解放状態のとき、パワーユニット31の出力軸からエンジン311の動力は出力されない。燃料タンク32には、ガソリンや軽油等の燃料が貯留される。パワーユニット31のエンジン311は、燃料タンク32に貯留された燃料によって動力を発生させる。本実施形態の自動二輪車1は、車体フレーム10に搭載されたパワーユニット31のエンジン311の動力によって後輪RWが回転駆動する自動二輪車、すなわちパワーユニット31のエンジン311を動力源とし、後輪RWを駆動輪とする自動二輪車である。
車体フレーム10は、ヘッドパイプ11と、ダウンフレーム12と、メインフレーム13と、左右一対のピボットフレーム14と、左右一対のシートフレーム15と、左右一対のリヤフレーム16と、を備える。
ヘッドパイプ11は、車体フレーム10の前端部に設けられており、前方下向きに延在するパイプ状の部材である。ヘッドパイプ11には、後述する転舵ユニット52のステムシャフト54が挿通する。パワーユニット31は、ヘッドパイプ11の後方且つ下方に配置される。
ダウンフレーム12は、前端がヘッドパイプ11に連結しており、ヘッドパイプ11から、パワーユニット31の前部に向かって後方下向きに延在する。
メインフレーム13は、パワーユニット31の上方と、パワーユニット31の後方の上側領域を取り囲むように延在する。メインフレーム13は、前端がヘッドパイプ11に連結しており、ヘッドパイプ11から、ダウンフレーム12及びパワーユニット31の上方を、やや下方に傾斜して後方に向かって延在し、パワーユニット31の後方の湾曲部13aで下方に向かって湾曲して、後方下向きに延在する。
左右一対のピボットフレーム14は、いずれも上端がメインフレーム13の後端に連結して、後方下向きに延在する。左側のピボットフレーム14は、メインフレーム13の後端から左側に湾曲して後方下向きに延在する。右側のピボットフレーム14は、メインフレーム13の後端から右側に湾曲して後方下向きに延在する。左右一対のピボットフレーム14は、それぞれ、後述する左右一対のスイングアーム17の前端部を回動自在に軸支するスイングアームピボット14aが形成されている。したがって、車体フレーム10には、スイングアームピボット14aが左右一対設けられている。
左右一対のシートフレーム15は、いずれも、前端がメインフレーム13の湾曲部13aに連結して、後方に延在する。左側のシートフレーム15は、メインフレーム13の湾曲部13aから左後方に向かって延在する。右側のシートフレーム15は、メインフレーム13の湾曲部13aから右後方に向かって延在する。左右一対のシートフレーム15は、上面視でメインフレーム13の湾曲部13aを頂点とする略V字状に後方に向かって延在する。
左右一対のリヤフレーム16は、前端が左右それぞれのピボットフレーム14に連結し、ピボットフレーム14から後方上向きに延在して、後端が左右それぞれのシートフレーム15に連結する。左側のリヤフレーム16は、前端が左側のピボットフレーム14に連結し、左側のピボットフレーム14から後方上向きに延在して、後端が左側のシートフレーム15に連結する。右側のリヤフレーム16は、前端が右側のピボットフレーム14に連結し、右側のピボットフレーム14から後方上向きに延在して、後端が右側のシートフレーム15に連結する。
自動二輪車1は、後輪RWの左右両側に配置され、前後方向に延在する左右一対のスイングアーム17を備える。左右一対のスイングアーム17は、後端部で後輪RWを支持している。左側のスイングアーム17の前端部は、左側のピボットフレーム14に形成されたスイングアームピボット14aに軸支されている。右側のスイングアーム17の前端部は、右側のピボットフレーム14に形成されたスイングアームピボット14aに軸支されている。左右一対のスイングアーム17はそれぞれ、スイングアームピボット14aを支点軸として、上下に回動可能となっている。左右一対のスイングアーム17は、後輪RWを車体フレーム10に連結するための骨組みとしての機能を有すると同時に、後輪RWに入力された衝撃を吸収する緩衝装置の一部としての機能も有する。
自動二輪車1は、後輪RWに入力された衝撃を吸収する緩衝装置の一部としての機能する左右一対のリヤサスペンション18を備える。左側のリヤサスペンション18は、上端部が左側のリヤフレーム16に連結し、下端部が左側のスイングアーム17に連結する。右側のリヤサスペンション18は、上端部が右側のリヤフレーム16に連結し、下端部が右側のスイングアーム17に連結する。左右一対のリヤサスペンション18は、それぞれ、例えば、円筒形状を有するダンパーユニットと、当該ダンパーユニットを取り囲むように巻回されたコイルスプリングと、を備える。後輪RWに入力された衝撃は、スイングアーム17を介して、リヤサスペンション18で減衰される。
自動二輪車1は、運転者が着座可能な乗員シート19を備える。乗員シート19は、燃料タンク32の後部から後方に向かって前後方向に延在し、左右一対のシートフレーム15の上方に、左右一対のシートフレーム15を跨ぐように配置されている。乗員シート19は、左右一対のシートフレーム15に固定されている。なお、乗員シート19は、運転者に加えて、運転者の後方に同乗者が着座可能であってもよい。
カウル部材20は、燃料タンク32の上部及び左右の側部を覆って燃料タンク32の後方の乗員シート19に接続されるタンクカバー21と、タンクカバー21の下部に隣接し、燃料タンク32及び乗員シート19の下縁に沿って前後方向及び上下方向に延在して自動二輪車1の側部の一部を覆っており、自動二輪車1の前方からの走行風を後方に案内する左右一対のアッパーサイドカウル22と、左右それぞれのアッパーサイドカウル22の下部に隣接し、アッパーサイドカウル22の下縁に沿って前後方向及び上下方向に延在して自動二輪車1の側部の一部を覆っており、自動二輪車1の前方からの走行風を後方に案内する左右一対のロアサイドカウル23と、左右それぞれのアッパーサイドカウル22の後部に隣接し、乗員シート19の下縁に沿って車体フレーム10の後方を覆っており、自動二輪車1の前方からの走行風を後方に案内する左右一対のリヤカウル24と、を有する。
パワーユニット31は、車幅方向略中央、且つ、左右方向から見て、ダウンフレーム12と、メインフレーム13及びピボットフレーム14と、によって囲まれた領域に配置される。パワーユニット31は、ボルトやナット等の締結部材によって、直接、又は、ゴム等の弾性部材を介して、前部がダウンフレーム12に固定され、後部がメインフレーム13及び/又はピボットフレーム14に固定されている。
パワーユニット31のエンジン311は、回転軸線Rx回りで動力を出力するクランクケース311aと、クランクケース311aから上方に延びて、前傾するシリンダ軸線Cを有するシリンダブロック311bと、シリンダブロック311bの上端に結合されて、動弁機構を支持するシリンダヘッド311cと、シリンダヘッド311cの上端に結合されて、シリンダヘッド311c上の動弁機構を覆うヘッドカバー311dと、を備える。
パワーユニット31のクラッチユニット312は、クランクケース311aの右側面に連結されている。
パワーユニット31の不図示の変速機構は、クランクケース311aに収容されている。
パワーユニット31は、パワーユニット31のエンジン311の不図示のクランクシャフトに連結し、自動二輪車1の発電機とエンジン311の始動機との機能を少なくとも具備するACG(ACG:Alternating Current Generator)スタータ313スタータ313をさらに備える。ACGスタータ313は、クランクケース311aの左側面に設けられている。ACGスタータ313は、パワーユニット31のエンジン311のクランクシャフトと一体に回転する不図示のロータと、パワーユニット31のエンジン311のクランクケース311aに固定された不図示のステータと、を備える。ACGスタータ313の詳細な機能は、パワーユニット31のエンジン311のクランクシャフトが回転すると、ACGスタータ313のロータが回転し、ACGスタータ313は発電する。反対に、ACGスタータ313のステータに設けられたコイルに電流を通流すると、ロータが回転してパワーユニット31のエンジン311のクランクシャフトが強制的に回転する。したがって、パワーユニット31のエンジン311を始動する際に、ACGスタータ313のステータに設けられたコイルに電流を通流することによって、パワーユニット31のエンジン311のクランクシャフトを強制的に回転させて、パワーユニット31のエンジン311を始動できる。
燃料タンク32は、パワーユニット31の上方に配置されている。燃料タンク32は、メインフレーム13を上方から跨ぐように設けられ、メインフレーム13に固定されている。
パワーユニット31には、エンジン311に混合気を供給する吸気装置33と、エンジン311の排ガスを後方に向かって排出する排気装置34と、が接続されている。
吸気装置33は、パワーユニット31のエンジン311のシリンダヘッド311cに連結し、内部に不図示のスロットルバルブを有するスロットルボディ331と、パワーユニット31のエンジン311に供給する外気を浄化するエアクリーナ332と、スロットルボディ331とエアクリーナ332とを接続するコネクティングチューブ333と、外気をエアクリーナ332に導入する吸入チューブ334と、を備える。エアクリーナ332に導入されて浄化された空気は、コネクティングチューブ333を通ってスロットルボディ331に導かれ、スロットルボディ331においてスロットルバルブが動作することによって空気の流量が調整されて、パワーユニット31のエンジン311のシリンダヘッド311cに供給される。
また、吸気装置33のスロットルボディ331には、スロットルボディ331の内部に向けて燃料タンク32の燃料を噴射する燃料噴射装置35が取り付けられている。燃料噴射装置35は、燃料パイプ371で燃料ポンプ36に接続されている。燃料ポンプ36は、フィードパイプ372及びリターンパイプ373で燃料タンク32に接続されており、任意の圧力で燃料噴射装置35に向けて燃料を吐出する。
そして、スロットルボディ331において、エアクリーナ332に導入されて浄化された空気と、燃料噴射装置35から噴射された燃料と、によって適切な空燃比の混合気が生成され、スロットルバルブが動作することによって適切な流量の混合気がスロットルボディ331からパワーユニット31のエンジン311のシリンダヘッド311cに供給される。
エアクリーナ332は、メインフレーム13の後方で、車体フレーム10(メインフレーム13、ピボットフレーム14、シートフレーム15、及び、リヤフレーム16の少なくとも1つ)に連結される。本実施形態では、エアクリーナ332は、少なくとも上部がシートフレーム15に連結されている。
排気装置34は、一端部がパワーユニット31の前面でエンジン311のシリンダヘッド311cに連結し、パワーユニット31の下方を通って後方に延在する排気管341を備える。排気管341には、パワーユニット31のエンジンの排ガスを浄化する触媒342と、パワーユニット31のエンジンの消音機能を有し、パワーユニット31のエンジンの排ガスを大気に放出する不図示のサイレンサーと、が設けられている。パワーユニット31のエンジン311の排ガスは、排気管341を通って触媒で浄化されて大気に放出される。
自動二輪車1は、自動二輪車1の動力源であるパワーユニット31のエンジン311で発生した動力を後輪RWに伝達する動力伝達ユニット40を備える。
動力伝達ユニット40は、パワーユニット31の出力軸に連結し、パワーユニット31の出力軸と一体に回転するドライブスプロケット41と、後輪RWと一体に回転するドリブンスプロケット42と、ドライブスプロケット41とドリブンスプロケット42とに掛け回されるチェーン43と、を備える。パワーユニット31から出力される回転動力は、ドライブスプロケット41及びチェーン43を介してドリブンスプロケット42に伝達され、後輪RWは、ドリブンスプロケット42に伝達されたパワーユニット31の回転動力によって回転駆動する。このように、ドライブスプロケット41、ドリブンスプロケット42、及び、チェーン43は、それぞれ、自動二輪車1の動力源であるパワーユニット31のエンジン311で発生した動力を伝達する伝達部品の1つである。
動力伝達ユニット40は、ドライブスプロケット41、ドリブンスプロケット42、及び、チェーン43を収容する動力伝達ユニットカバー44を、さらに備える。本実施形態では、動力伝達ユニットカバー44は、上下に二分割されており、ドライブスプロケット41、ドリブンスプロケット42、及び、チェーン43の上側領域を覆うアッパーカバー44aと、ドライブスプロケット41、ドリブンスプロケット42、及び、チェーン43の下側領域を覆うロアカバー44bと、を有する。アッパーカバー44aとロアカバー44bとは、ボルト等の締結部材によって連結されている。
自動二輪車1は、前輪FWの左右両側に配置され、下方に向かうにしたがって前方に傾斜して上下方向に延在する円筒形状を有する左右一対のフロントフォーク51を備える。左右一対のフロントフォーク51は、下端部で前輪FWを支持している。左右一対のフロントフォーク51は、前輪FWを車体フレーム10に連結するための骨組みとしての機能を有すると同時に、前輪FWに入力された衝撃を吸収する緩衝装置としての機能も有する。
自動二輪車1は、車体フレーム10に対して回動自在に支持され、左右一対のフロントフォーク51を支持する転舵ユニット52を備える。
転舵ユニット52は、左右方向に延在し前輪FWを転舵する回動自在なバー形状のハンドル53と、車体フレーム10のヘッドパイプ11に挿通されるステムシャフト54と、左右のフロントフォーク51の上端部同士を連結固定するトップブリッジ55と、トップブリッジ55よりも下方で左右のフロントフォーク51を連結固定するアンダーブラケット56と、を備える。したがって、左右のフロントフォーク51は、トップブリッジ55とアンダーブラケット56とに固定される。
ハンドル53は、トップブリッジ55の上面に固定される。そして、自動二輪車1の運転者が左右方向に延在するハンドル53を回動させると、転舵ユニット52は、ステムシャフト54(車体フレーム10のヘッドパイプ11)を軸に一体に回動する。このとき、転舵ユニット52のトップブリッジ55及びアンダーブラケット56に固定された左右のフロントフォーク51と、左右のフロントフォーク51の下端部に支持された前輪FWも、ステムシャフト54(車体フレーム10のヘッドパイプ11)を軸に転舵ユニット52と一体に回動する。このようにして、ハンドル53は、前輪FWを転舵する。これにより、自動二輪車1の運転者は、左右の手でハンドル53のそれぞれ左右の端部近傍を握って走行し、走行時にハンドル53を回動することによって前輪FWを転舵して自動二輪車1を左右方向に旋回させることができる。
自動二輪車1は、蓄電ユニット61を備える。蓄電ユニット61は、例えばリチウムイオンバッテリや鉛バッテリ等の二次電池を有する。蓄電ユニット61は、湾曲部13aの近傍で、メインフレーム13の右側面に固定されている。蓄電ユニット61に蓄電された電力は、ハーネス70を介して、自動二輪車1に搭載された複数の電装品の各々に供給される。
図2及び図5に示すように、自動二輪車1は、燃料噴射制御ユニット62と、ACG制御ユニット63と、を備える。燃料噴射制御ユニット62は、燃料噴射装置35に所定の圧力で燃料を供給するために燃料ポンプ36や不図示の燃料噴射器による燃料噴射量やタイミング等を制御するユニットであり、自動二輪車1に搭載された複数の電装品のうちの1つである。ACG制御ユニット63は、ACGスタータ313から発電され蓄電ユニット61へ蓄電される電力量を制御し、パワーユニット31を駆動させるためのACGスタータ313の始動タイミングを少なくとも制御するユニットであり、自動二輪車1に搭載された複数の電装品のうちの1つである。
図4に示すように、燃料噴射制御ユニット62及びACG制御ユニット63と、エアクリーナ332とは、左側が、アッパーサイドカウル22及びロアサイドカウル23に覆われている。
図6から図9に示すように、燃料噴射制御ユニット62は、略直方体形状を有する本体部620を有する。略直方体形状の燃料噴射制御ユニット62の本体部620の1つの面には、ユニット側コネクタ621が設けられている。燃料噴射制御ユニット62は、ユニット側コネクタ621が前方を向くようにして、エアクリーナ332の左側面に支持されている。
燃料噴射制御ユニット62は、本体部620に固定された取付部材622を備える。取付部材622は、本体部620の左側面の一部を上端から下端まで覆っており、本体部620の上面及び下面からそれぞれ上方及び下方に延出した上下一対の延出部622aが形成されている。取付部材622は、弾性部材によって形成されている。取付部材622の上下の延出部622aには、それぞれ左右方向に貫通する係合孔622bが形成されている。それぞれの係合孔622bは、車幅方向外側から見て、燃料噴射制御ユニット62の本体部620の上面及び下面と並行して延在する長孔形状を有している。
エアクリーナ332の左側面には、エアクリーナ332の左側面から車幅方向外側に突出して燃料噴射制御ユニット62の下後端部を収容及び係止する第1電装品固定部332aと、燃料噴射制御ユニット62の上方及び下方でエアクリーナ332の左側面から車幅方向外側に突出して燃料噴射制御ユニット62を係止する上下一対の第2電装品固定部332bと、が設けられている。
これにより、燃料噴射制御ユニット62は、少なくとも第1電装品固定部332a及び第2電装品固定部332bを含む2以上の固定部でエアクリーナ332の左側面に固定されるので、燃料噴射制御ユニット62をエアクリーナ332の左側面により強固に固定することができる。
第1電装品固定部332aは、燃料噴射制御ユニット62の下後端部を収容するポケット部91を有する。ポケット部91は、燃料噴射制御ユニット62の後面の少なくとも一部を覆っている。ポケット部91は、燃料噴射制御ユニット62の後面と対向する後壁部91aと、後壁部91aの下端部から前方に向かって延在し、燃料噴射制御ユニット62の下面と対向する下壁部91bと、後壁部91aから前方に向かって、且つ、下壁部91bから上方に向かって延在し、燃料噴射制御ユニット62の左面と対向するカバー壁部91cと、を有する。そして、ポケット部91は、燃料噴射制御ユニット62の後面の下端部を覆って燃料噴射制御ユニット62の下後端部を収容する。
ポケット部91の後壁部91aには、前後方向に貫通する貫通孔91dが形成されている。本実施形態では、ポケット部91の後壁部91aには、2つの貫通孔91dが上下に並んで形成されている。
したがって、自動二輪車1の走行時に生じる後方に向かって流れる走行風、及び、走行風とともに後方に向かって飛散する雨水等の水が、ポケット部91に侵入しても、後壁部91aに形成された貫通孔91dから後方に向かって排出できる。これにより、自動二輪車1の走行時において、ポケット部91に侵入した走行風、及び、ポケット部91に侵入した雨水等の水を、効率よくポケット部91の外部へ排出できる。
第2電装品固定部332bは、エアクリーナ332の左側面から第1ハーネス側コネクタ701の抜挿方向(本実施形態では前後方向)に対して垂直な第1方向(本実施形態では車幅方向)に突出する突出部92と、該突出部92に形成された爪部92aと、を有する。
第2電装品固定部332bは、燃料噴射制御ユニット62の本体部620を挟んで燃料噴射制御ユニット62の本体部620の上方側と燃料噴射制御ユニット62の本体部620の下方側とに上下一対設けられている。
燃料噴射制御ユニット62の本体部620の下方側に設けられた第2電装品固定部332bは、爪部92aが突出部92の先端部の前端から前方に突出するように形成されており、燃料噴射制御ユニット62の本体部620の上方側に設けられた第2電装品固定部332bは、爪部92aが突出部92の先端部の後端から後方に突出するように形成されている。
エアクリーナ332の左側面に第1電装品固定部332aのポケット部91を成形するには、金型を前上方からポケット部91に向かって後下方に挿入して成形し、成形後に金型をポケット部91から前上方に抜脱する必要がある。このとき、第1電装品固定部332aのポケット部91に近い側である下側に設けられた第2電装品固定部332bは、爪部92aが突出部92における第1電装品固定部332aのポケット部91に遠い側である前側に形成されており、第1電装品固定部332aのポケット部91に遠い側である上側に設けられた第2電装品固定部332bは、爪部92aが突出部92における第1電装品固定部332aのポケット部91に近い側である後側に形成されているので、金型を前上方からポケット部91に挿入し、ポケット部91から前上方に抜脱する際、金型に爪部92aが引っ掛かることを防止できる。これにより、第1電装品固定部332aのポケット部91の成形容易性が向上する。
そして、燃料噴射制御ユニット62は、取付部材622の上下一対の延出部622aを撓ませながら、燃料噴射制御ユニット62の下後端部をエアクリーナ332のポケット部91に収容して係止し、その後、撓ませた取付部材622の上下一対の延出部622aを元の位置に戻しながら、取付部材622の上下一対の係合孔622bに、それぞれエアクリーナ332の上下一対の第2電装品固定部332bの突出部92を挿通させ、上下一対の第2電装品固定部332bの爪部92aを、それぞれ取付部材622の上下一対の延出部622aに係合させる。
このように、燃料噴射制御ユニット62の下後端部は、第1電装品固定部332aのポケット部91に収容及び係止され、取付部材622の延出部622aには、第2電装品固定部332bの突出部92が挿通し、第2電装品固定部332bの爪部92aが係合することで、燃料噴射制御ユニット62は、エアクリーナ332の左側面に支持される。
これにより、第2電装品固定部332bの爪部92aと取付部材622の延出部622aとの係合を解除すれば、燃料噴射制御ユニット62をエアクリーナ332の左側面から容易に取り外すことができるので、燃料噴射制御ユニット62をエアクリーナ332の左側面に強固に固定可能でありながら、着脱しやすくすることができる。
ハーネス70は、燃料噴射制御ユニット62に接続する第1ハーネス71を有する。パワーユニット31には、ACGスタータ313のロータの回転角位置を検出する不図示の回転センサが設けられている。
第1ハーネス71の一端部は、第1ハーネス側コネクタ701に連結されている。第1ハーネス側コネクタ701は、燃料噴射制御ユニット62のユニット側コネクタ621に前方から抜挿可能に嵌合する。これにより、第1ハーネス71は、燃料噴射制御ユニット62と電気的に接続する。そして、燃料噴射制御ユニット62に設けられたユニット側コネクタ621に対する第1ハーネス71の第1ハーネス側コネクタ701の抜挿方向は、前後方向となっており、第1ハーネス71は、ユニット側コネクタ621及び第1ハーネス側コネクタ701から前方に延在する。図示は省略するが、第1ハーネス71は、途中で2本に分岐する。そして、分岐した第1ハーネス71の第1の他端部は、蓄電ユニット61に接続し、分岐した第1ハーネス71の第2の他端部は、燃料ポンプ36に接続する。燃料噴射制御ユニット62は、第1ハーネス71を介して、蓄電ユニット61に蓄電された電力を燃料ポンプ36に供給する。
エアクリーナ332の左側面には、燃料噴射制御ユニット62のユニット側コネクタ621から、ユニット側コネクタ621に対する第1ハーネス側コネクタ701の抜挿方向(以下、第1ハーネス側コネクタ701の抜挿方向とも言う。本実施形態では前後方向)に所定距離離れた位置に第1ハーネス固定部332cが形成されている。第1ハーネス固定部332cには、ハーネス固定部材93が設けられている。ハーネス固定部材93は、エアクリーナ332の第1ハーネス固定部332cに固定され、ハーネスを取り囲んで束縛するバンド部93aを有する。第1ハーネス71は、ユニット側コネクタ621及び第1ハーネス側コネクタ701から前方に延在し、燃料噴射制御ユニット62の前方で、ハーネス固定部材93のバンド部93aに束縛されて、第1ハーネス固定部332cに固定されている。
さらに、エアクリーナ332の左側面には、第1ハーネス側コネクタ701の抜挿方向において、燃料噴射制御ユニット62のユニット側コネクタ621と第1ハーネス固定部332cとの間に、エアクリーナ332の左側面から第1ハーネス側コネクタ701の抜挿方向(本実施形態では前後方向)に対して垂直な第1方向(本実施形態では車幅方向)に突出するコネクタ規制部332dが設けられている。
コネクタ規制部332dは、エアクリーナ332の左側面から前述の第1方向(本実施形態では車幅方向)に突出して、第1ハーネス側コネクタ701の抜挿方向に延在する主壁部332d1と、第1ハーネス側コネクタ701の抜挿方向における主壁部332d1の両端部から、第1ハーネス側コネクタ701の抜挿方向及び前述の第1方向(本実施形態では車幅方向)の双方に垂直な第2方向(本実施形態では上下方向)における第1ハーネス71から離れる側に屈曲して延在する一対の側壁部332d2と、を有する。
したがって、本実施形態では、コネクタ規制部332dは、コネクタ規制部332dの突出方向(本実施形態では車幅方向)から見て、前述の第2方向(本実施形態では上下方向)における第1ハーネス71から離れる側に開口した略U字形状となっている。また、本実施例では、コネクタ規制部332dは、車幅方向外側に傾斜した形状となっている。これにより、効率よく排水が可能になる。
コネクタ規制部332dの主壁部332d1は、第1ハーネス側コネクタ701の抜挿方向及び前述の第1方向(本実施形態では車幅方向)の双方に垂直な第2方向(本実施形態では上下方向)から見て、第1ハーネス側コネクタ701が燃料噴射制御ユニット62のユニット側コネクタ621に挿入されて第1ハーネス71が第1ハーネス固定部332cに固定された状態で第1ハーネス71をエアクリーナ332の左側面から離れる側へ前述の第1方向(本実施形態では車幅方向)に引っ張った場合でも、第1ハーネス71と重なるように形成されている。具体的には、第1ハーネス側コネクタ701が燃料噴射制御ユニット62のユニット側コネクタ621に挿入されて第1ハーネス71が第1ハーネス固定部332cに固定された状態で、第1ハーネス71をエアクリーナ332の左側面から離れる側へ前述の第1方向(本実施形態では車幅方向)に最大限引っ張った場合でも、第1ハーネス71がコネクタ規制部332dを乗り越えることができないように形成されていることが望ましい。
したがって、第1ハーネス側コネクタ701が燃料噴射制御ユニット62のユニット側コネクタ621に挿入されて第1ハーネス71が第1ハーネス固定部332cに固定された状態で第1ハーネスをエアクリーナ332の左側面から離れる側へ前述の第1方向(本実施形態では車幅方向)に引っ張っても、第1ハーネス71は、コネクタ規制部332dを乗り越えることができない。これにより、第1ハーネス側コネクタ701の移動を規制するコネクタ規制部332dによって第1ハーネス71の移動を規制することで、簡素な形状で第1ハーネス側コネクタ701が燃料噴射制御ユニット62のユニット側コネクタ621から意図せず離脱してしまうことを防止できる。また、第1ハーネス71が揺動してもコネクタ規制部332dに当接するため、第1ハーネス71が揺動することを低減でき、第1ハーネス71を保護できる。
本実施形態では、コネクタ規制部332dの主壁部332d1の前述の第1方向(本実施形態では車幅方向)への突出長L1は、第1ハーネス71が第1ハーネス側コネクタ701から延出し、第1ハーネス側コネクタ701の抜挿方向におけるコネクタ規制部332dの主壁部332d1の中央部から、主壁部332d1に対して垂直に延びる仮想線VL1と交差する位置までの第1ハーネス71の第1ハーネス延出長L2よりも長くなっている。
したがって、第1ハーネス側コネクタ701が燃料噴射制御ユニット62のユニット側コネクタ621に挿入されている状態のとき、第1ハーネス71は、どのように揺動しても、コネクタ規制部332dを乗り越えることがない。これにより、簡素な形状で第1ハーネス側コネクタ701が燃料噴射制御ユニット62のユニット側コネクタ621から意図せず離脱してしまうことをより確実に防止でき、また、第1ハーネス71が揺動してもコネクタ規制部332dに当接するため、第1ハーネス71が揺動することを確実に低減できる。
また、タンクカバー21と乗員シート19とが隣接する隣接部94の端部94aは、第1ハーネス側コネクタ701の抜挿方向(本実施形態では前後方向)において、燃料噴射制御ユニット62のユニット側コネクタ621と第1ハーネス固定部332cとの間に位置している。そして、略U字形状のコネクタ規制部332dは、隣接部94の端部94aから鉛直下方に延びる仮想線VL2と交差する位置に設けられている。
したがって、タンクカバー21と乗員シート19とが隣接する隣接部94を伝って流れる雨水等の水は、隣接部94の端部94aからコネクタ規制部332dに流下する。そして、コネクタ規制部332dの主壁部332d1を前述の第1方向(本実施形態では車幅方向)に流れ、コネクタ規制部332dの主壁部332d1の前述の第1方向の先端から、下方に流れる。これにより、コネクタ規制部332dによって、タンクカバー21と乗員シート19とが隣接する隣接部94を伝って流れる水から第1ハーネス71を保護することができる。
さらに、コネクタ規制部332dの主壁部332d1は、エアクリーナ332の左側面から下方に傾斜して前述の第1方向(本実施形態では車幅方向)に突出している。
したがって、タンクカバー21と乗員シート19とが隣接する隣接部94を伝って、隣接部94の端部94aからコネクタ規制部332dに流下した水は、コネクタ規制部332dの主壁部332d1の前述の第1方向の先端に向かって流れる。これにより、タンクカバー21と乗員シート19とが隣接する隣接部94を伝って流れる水を、より確実にコネクタ規制部332dの主壁部332d1の前述の第1方向の先端から下方に流れるようにすることができる。
図5に戻って、ACG制御ユニット63は、略直方体形状を有する。略直方体形状のACG制御ユニット63の1つの面には、第1ユニット側コネクタ631が設けられている。略直方体形状のACG制御ユニット63の第1ユニット側コネクタ631と対向する面には、第2ユニット側コネクタ632が設けられている。ACG制御ユニット63は、支持部材80に固定されている。本実施形態では、支持部材80は、ACG制御ユニット63を支持する金属製のステーである。支持部材80は、エアクリーナ332の左側面に固定されている。ACG制御ユニット63は、第1ユニット側コネクタ631が下方を向き、第2ユニット側コネクタ632が下方を向くようにして、支持部材80を介して、エアクリーナ332の左側面に支持されている。
ハーネス70は、ACG制御ユニット63と当該回転センサとを電気的に接続する第2ハーネス72と、ACG制御ユニット63と蓄電ユニット61とを電気的に接続する第3ハーネス73と、ACG制御ユニット63とACGスタータ313とを電気的に接続する第4ハーネス74と、を有する。
第2ハーネス72の一端部は、第2ハーネス側コネクタ702に連結されている。第2ハーネス側コネクタ702は、ACG制御ユニット63の第2ユニット側コネクタ632に上方から嵌合する。これにより、第2ハーネス72は、ACG制御ユニット63と電気的に接続する。第2ハーネス72は、第2ユニット側コネクタ632及び第2ハーネス側コネクタ702から上方に延出し、上方に向かって延在し、他端部がACGスタータ313の回転センサに接続する。ACG制御ユニット63には、第2ハーネス72を介して、ACGスタータ313の回転センサの検出信号が入力される。ACG制御ユニット63は、第2ハーネス72を介して入力されたACGスタータ313の回転センサの検出信号に基づいて、ACGスタータ313に供給する電力を制御する。
第3ハーネス73及び第4ハーネス74の一端部は、いずれも第3ハーネス側コネクタ703に連結されている。第3ハーネス側コネクタ703は、ACG制御ユニット63の第1ユニット側コネクタ631に下方から抜挿可能に嵌合する。これにより、第3ハーネス73及び第4ハーネス74は、ACG制御ユニット63と電気的に接続する。第3ハーネス73は、第1ユニット側コネクタ631及び第3ハーネス側コネクタ703から下方に延出し、前方及び上方に湾曲して上方に向かって延在して、他端部が蓄電ユニット61に接続する。第4ハーネス74は、第1ユニット側コネクタ631及び第3ハーネス側コネクタ703から下方に延出し、前方に湾曲して前方に向かって延在して、他端部がACGスタータ313に接続する。ACG制御ユニット63は、第3ハーネス73及び第4ハーネス74を介して、蓄電ユニット61に蓄電された電力を変換してACGスタータ313に供給し、また、ACGスタータ313で発電された電力を変換して蓄電ユニット61に供給する。
以上、本発明の一実施形態について、添付図面を参照しながら説明したが、本発明は、かかる実施形態に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例又は修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。また、発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上記実施形態における各構成要素を任意に組み合わせてもよい。
例えば、本実施形態では、第1電装品固定部332aのポケット部91は、燃料噴射制御ユニット62の後面の下端部を覆って燃料噴射制御ユニット62の下後端部を収容するものとしたが、第1電装品固定部332aのポケット部91は、燃料噴射制御ユニット62の後面の上端部を覆って燃料噴射制御ユニット62の上後端部を収容するように形成されていてもよい。
この場合、燃料噴射制御ユニット62の本体部620の上方側に設けられた第2電装品固定部332bは、爪部92aが突出部92の先端部の前端から前方に突出するように形成され、燃料噴射制御ユニット62の本体部620の下方側に設けられた第2電装品固定部332bは、爪部92aが突出部92の先端部の後端から後方に突出するように形成される。
そして、エアクリーナ332の左側面に第1電装品固定部332aのポケット部91を成形するには、金型を前下方からポケット部91に向かって後上方に挿入して成形し、成形後に金型をポケット部91から前下方に抜脱する必要がある。このとき、第1電装品固定部332aのポケット部91に近い側である上側に設けられた第2電装品固定部332bは、爪部92aが突出部92における第1電装品固定部332aのポケット部91に遠い側である前側に形成されており、第1電装品固定部332aのポケット部91に遠い側である下側に設けられた第2電装品固定部332bは、爪部92aが突出部92における第1電装品固定部332aのポケット部91に近い側である後側に形成されているので、金型を前下方からポケット部91に挿入し、ポケット部91から前下方に抜脱する際、金型に爪部92aが引っ掛かることを防止できる。これにより、第1電装品固定部332aのポケット部91の成形容易性が向上する。
また、例えば、本実施形態では、燃料噴射制御ユニット62は、ユニット側コネクタ621が前方を向くようにして、エアクリーナ332の左側面に支持されているものとしたが、燃料噴射制御ユニット62は、ユニット側コネクタ621が例えば上方を向くようにして、エアクリーナ332の左側面に支持されていてもよい。
この場合、第1ハーネス固定部332cは、燃料噴射制御ユニット62の配置位置の上方に形成され、第1ハーネス71は、ユニット側コネクタ621及び第1ハーネス側コネクタ701から上方に延在し、燃料噴射制御ユニット62の上方で第1ハーネス固定部332cに固定される。そして、タンクカバー21とアッパーサイドカウル22とが隣接する隣接部95の端部95aは、第1ハーネス側コネクタ701の抜挿方向(この場合は上下方向)において、燃料噴射制御ユニット62のユニット側コネクタ621と第1ハーネス固定部332cとの間に位置する。さらに、コネクタ規制部332dは、前方に向かって開口した略U字形状を有し、タンクカバー21とアッパーサイドカウル22とが隣接する隣接部95の端部95aから水平後方に延びる仮想線と交差する位置に設けられる。
このようにすると、自動二輪車1の走行時において、タンクカバー21とアッパーサイドカウル22とが隣接する隣接部95を伝って流れる雨水等の水は、隣接部95の端部95aからコネクタ規制部332dに向かって飛び、コネクタ規制部332dに当たる。そして、コネクタ規制部332dに当たった水は、コネクタ規制部332dの主壁部332d1の前述の第1方向の先端から、後方に向かって流れる。これにより、コネクタ規制部332dによって、タンクカバー21とアッパーサイドカウル22とが隣接する隣接部95を伝って流れる水から第1ハーネス71を保護することができる。
また、例えば、本実施形態では、カウル部材20は、アッパーサイドカウル22とロアサイドカウル23とを有するものとしたが、カウル部材20は、アッパーサイドカウル22とロアサイドカウル23とが一体となったサイドカウルを有していてもよく、タンクカバー21に固定されるのは、アッパーサイドカウル22とロアサイドカウル23とが一体となったサイドカウルであってもよい。
また、例えば、本実施形態では、燃料噴射制御ユニット62がエアクリーナ332に固定され、第1ハーネス固定部332cがエアクリーナ332に設けられるものとしたが、燃料噴射制御ユニット62は、エアクリーナ332に限らず任意の車載部品(例えば、車体フレーム10等)に固定されていてもよく、第1ハーネス固定部332cは、エアクリーナ332に限らず任意の車載部品(例えば、車体フレーム10等)に設けられていてもよい。また、燃料噴射制御ユニット62が固定される車載部品と、第1ハーネス固定部332cが設けられる車載部品とは、異なる車載部品であってもよい。
また、例えば、本実施形態では、自動二輪車1に搭載される第1電装品が燃料噴射制御ユニット62であるものについて説明したが、自動二輪車1に搭載される第1電装品は、燃料噴射制御ユニット62に限らず、任意の電装品であってよい。同様に、自動二輪車1に搭載される第2電装品がACG制御ユニット63であるものについて説明したが、自動二輪車1に搭載される第2電装品は、ACG制御ユニット63に限らず、任意の電装品であってよい。
また、例えば、本実施形態では、パワーユニット31はエンジン311を有し、自動二輪車1の動力源は、パワーユニット31のエンジン311であるものとしたが、パワーユニット31は駆動モータを有していてもよく、自動二輪車1は、パワーユニット31の当該駆動モータを動力源とする電動車両であってもよいし、エンジン311及び当該駆動モータの双方を動力源とするハイブリッド車両であってもよい。
また、例えば、本実施形態では、動力伝達ユニット40は、チェーン43を備えるものとしたが、チェーン43に代えて、パワーユニット31から出力される回転動力を伝達可能なベルトとしてもよい。
本明細書には少なくとも以下の事項が記載されている。括弧内には、上記した実施形態において対応する構成要素等を一例として示しているが、これに限定されるものではない。
(1) 電装品側コネクタ(ユニット側コネクタ621)が設けられた電装品(燃料噴射制御ユニット62)と、
前記電装品側コネクタに抜挿可能なハーネス側コネクタ(第1ハーネス側コネクタ701)が一端部に設けられた少なくとも1つのハーネス(第1ハーネス71)と、
前記電装品を固定する電装品固定部(第1電装品固定部332a、第2電装品固定部332b)が設けられた第1車載部品(エアクリーナ332)と、
前記ハーネスを固定するハーネス固定部(第1ハーネス固定部332c)と、を備える鞍乗型車両(自動二輪車1)であって、
前記ハーネス固定部は、前記電装品側コネクタから、前記電装品側コネクタに対する前記ハーネス側コネクタの抜挿方向に所定距離離れた位置に形成されており、
前記第1車載部品には、前記抜挿方向において、前記電装品側コネクタと前記ハーネス固定部との間に、前記第1車載部品から前記抜挿方向に対して垂直な第1方向(車幅方向)に突出するコネクタ規制部(コネクタ規制部332d)が設けられており、
前記コネクタ規制部は、前記抜挿方向及び前記第1方向の双方に垂直な第2方向(上下方向)から見て、前記ハーネス側コネクタが前記電装品側コネクタに挿入されて前記ハーネスが前記ハーネス固定部に固定され、且つ、前記ハーネスを前記第1車載部品から離れる側へ前記第1方向に引っ張った状態において、前記ハーネスと重なるように形成されている、鞍乗型車両。
(1)によれば、ハーネス側コネクタが電装品の電装品側コネクタに挿入されてハーネスがハーネス固定部に固定された状態でハーネスを第1車載部品から離れる側へ第1方向に引っ張っても、ハーネスはコネクタ規制部を乗り越えることができない。これにより、ハーネス側コネクタの移動を規制するコネクタ規制部によってハーネスの移動を規制することで、簡素な形状でハーネス側コネクタが電装品の電装品側コネクタから意図せず離脱してしまうことを防止できる。また、ハーネスが揺動してもコネクタ規制部に当接するため、ハーネスが揺動することを低減でき、ハーネスを保護できる。
(2) (1)に記載の鞍乗型車両であって、
前記鞍乗型車両は、
第2車載部品(タンクカバー21)と、
前記第2車載部品と隣接する第3車載部品(乗員シート19)と、をさらに備え、
前記抜挿方向において、前記電装品側コネクタと前記ハーネス固定部との間に、前記第2車載部品と前記第3車載部品とが隣接する隣接部(隣接部94)の端部(端部94a)が位置しており、
当該端部から鉛直下方に延びる仮想線と交差する位置に、前記コネクタ規制部が設けられている、鞍乗型車両。
(2)によれば、抜挿方向において、電装品側コネクタとハーネス固定部との間に第2車載部品と第3車載部品とが隣接する隣接部の端部が位置しており、当該端部から鉛直下方に延びる仮想線と交差する位置に、コネクタ規制部が設けられているので、第2車載部品と第3車載部品とが隣接する隣接部を伝って流れる雨水等の水は、隣接部の端部からコネクタ規制部に流下する。そして、コネクタ規制部を第1方向に流れ、コネクタ規制部の第1方向の先端から下方に流れる。これにより、コネクタ規制部によって、第2車載部品と第3車載部品とが隣接する隣接部を伝って流れる水からハーネスを保護することができる。
(3) (1)に記載の鞍乗型車両であって、
前記鞍乗型車両は、
第2車載部品(タンクカバー21)と、
前記第2車載部品と隣接する第3車載部品(アッパーサイドカウル22)と、をさらに備え、
前記抜挿方向において、前記電装品側コネクタと前記ハーネス固定部との間に、前記第2車載部品と前記第3車載部品とが隣接する隣接部(隣接部95)の端部(端部95a)が位置しており、
当該端部から水平後方に延びる仮想線と交差する位置に、前記コネクタ規制部が設けられている、鞍乗型車両。
(3)によれば、抜挿方向において、電装品側コネクタとハーネス固定部との間に第2車載部品と第3車載部品とが隣接する隣接部の端部が位置しており、当該端部から水平後方に延びる仮想線と交差する位置にコネクタ規制部が設けられているので、鞍乗型車両の走行時において、第2車載部品と第3車載部品とが隣接する隣接部を伝って流れる雨水等の水は、隣接部の端部からコネクタ規制部に向かって飛び、コネクタ規制部に当たる。そして、コネクタ規制部に当たった水は、コネクタ規制部の第1方向の先端から後方に向かって流れる。これにより、コネクタ規制部によって、第2車載部品と第3車載部品とが隣接する隣接部を伝って流れる水からハーネスを保護することができる。
(4) (1)から(3)のいずれかに記載の鞍乗型車両であって、
前記電装品固定部は、第1電装品固定部(第1電装品固定部332a)及び第2電装品固定部(第2電装品固定部332b)を有する、鞍乗型車両。
(4)によれば、電装品は、少なくとも第1電装品固定部及び第2電装品固定部を含む2以上の固定部で第1車載部品に固定されるので、電装品を第1車載部品により強固に固定することができる。
(5) (4)に記載の鞍乗型車両であって、
前記第1電装品固定部は、前記電装品の後面の少なくとも一部を覆って前記電装品の少なくとも一部を収容する収容部(ポケット部91)を有し、
前記収容部は、前記電装品の前記後面と対向する後壁部(後壁部91a)を有し、
前記収容部の前記後壁部には、前後方向に貫通する貫通孔(貫通孔91d)が形成されている、鞍乗型車両。
(5)によれば、電装品の後面の少なくとも一部を覆って電装品の少なくとも一部を収容する収容部の後壁部には、前後方向に貫通する貫通孔が形成されているので、鞍乗型車両の走行時に生じる後方に向かって流れる走行風、及び、走行風とともに後方に向かって飛散する雨水等の水が、収容部に侵入しても、後壁部に形成された貫通孔から後方に向かって排出できる。これにより、鞍乗型車両の走行時において、収容部に侵入した走行風、及び、収容部に侵入した雨水等の水を、効率よく収容部の外部へ排出できる。
(6) (4)又は(5)に記載の鞍乗型車両であって、
前記第2電装品固定部は、前記第1車載部品から前記第1方向に突出する突出部(突出部92)と、該突出部に形成された爪部(爪部92a)と、を有し、
前記電装品には、前記第2電装品固定部の前記突出部が挿通して前記爪部が係合する係合部(係合孔622b)が形成されている、鞍乗型車両。
(6)によれば、第2電装品固定部の爪部と電装品の係合部との係合を解除すれば、電装品を第1車載部品から容易に取り外すことができるので、電装品を第1車載部品に強固に固定可能でありながら、着脱しやすくすることができる。
(7) (6)に記載の鞍乗型車両であって、
前記電装品は、本体部(本体部620)と、当該本体部を挟んで当該本体部の一方側と当該本体部の他方側とに延出した一対の延出部(延出部622a)と、を有し、
前記第1電装品固定部は、前記電装品の後面の前記一方側の端部を覆って前記電装品の少なくとも一部を収容する収容部(ポケット部91)を有し、
前記係合部は、一対の前記延出部の各々に設けられており、
前記第2電装品固定部は、前記電装品の前記本体部を挟んで、前記電装品の前記本体部の前記一方側と前記電装品の前記本体部の前記他方側とに設けられており、
前記電装品の前記本体部の前記一方側に設けられた前記第2電装品固定部は、前記爪部が前端部に形成されており、
前記電装品の前記本体部の前記他方側に設けられた前記第2電装品固定部は、前記爪部が後端部に形成されている、鞍乗型車両。
(7)によれば、第1車載部品に第1電装品固定部の収容部を成形するには、金型を本体部の前方他方側から収容部に向かって後方一方側に挿入して成形し、成形後に金型を収容部から前方他方側に抜脱する必要がある。このとき、第1電装品固定部の収容部に近い側である一方側に設けられた第2電装品固定部は、爪部が突出部における第1電装品固定部の収容部に遠い側である前側に形成されており、第1電装品固定部の収容部に遠い側である他方側に設けられた第2電装品固定部は、爪部が突出部における第1電装品固定部の収容部に近い側である後側に形成されているので、金型を前方他方側から収容部に挿入し、収容部から前方他方側に抜脱する際、金型に爪部が引っ掛かることを防止できる。これにより、第1電装品固定部の収容部の成形容易性が向上する。
(8) (1)から(7)のいずれかに記載の鞍乗型車両であって、
前記コネクタ規制部は、前記第1車載部品から前記第1方向に突出して前記抜挿方向に延在する主壁部(主壁部332d1)を有し、
前記主壁部の前記第1方向への突出長(突出長L1)は、前記ハーネスが前記ハーネス側コネクタから延出し、前記コネクタ規制部の前記主壁部の前記抜挿方向の中央部から前記主壁部に対して垂直に延びる仮想線と交差する位置までの前記ハーネスのハーネス延出長(第1ハーネス延出長L2)よりも長い、鞍乗型車両。
(8)によれば、コネクタ規制部の主壁部の第1方向への突出長は、ハーネスがハーネス側コネクタから延出し、仮想線と交差する位置までのハーネスのハーネス延出長よりも長いので、ハーネス側コネクタが電装品の電装品側コネクタに挿入されている状態のとき、ハーネスは、どのように揺動しても、コネクタ規制部を乗り越えることがない。これにより、簡素な形状でハーネス側コネクタが電装品の電装品側コネクタから意図せず離脱してしまうことをより確実に防止でき、また、ハーネスが揺動してもコネクタ規制部に当接するため、ハーネスが揺動することを確実に低減できる。
1 自動二輪車(鞍乗型車両)
19 乗員シート(第3車載部品)
21 タンクカバー(第2車載部品)
22 アッパーサイドカウル(第3車載部品)
332 エアクリーナ(第1車載部品)
332a 第1電装品固定部
332b 第2電装品固定部
332c 第1ハーネス固定部(ハーネス固定部)
332d コネクタ規制部
332d1 主壁部
62 燃料噴射制御ユニット(電装品)
620 本体部
621 ユニット側コネクタ(電装品側コネクタ)
622a 延出部
622b 係合孔(係合部)
71 第1ハーネス(ハーネス)
91 ポケット部(収容部)
91a 後壁部
91d 貫通孔
92 突出部
92a 爪部
94 隣接部
94a 端部
95 隣接部
95a 端部
701 第1ハーネス側コネクタ(ハーネス側コネクタ)
L1 突出長
L2 第1ハーネス延出長(ハーネス延出長)

Claims (8)

  1. 電装品側コネクタ(621)が設けられた電装品(62)と、
    前記電装品側コネクタ(621)に抜挿可能なハーネス側コネクタ(701)が一端部に設けられた少なくとも1つのハーネス(71)と、
    前記電装品(62)を固定する電装品固定部(332a、332b)が設けられた第1車載部品(332)と、
    前記ハーネス(71)を固定するハーネス固定部(332c)と、を備える鞍乗型車両(1)であって、
    前記ハーネス固定部(332c)は、前記電装品側コネクタ(621)から、前記電装品側コネクタ(621)に対する前記ハーネス側コネクタ(701)の抜挿方向に所定距離離れた位置に形成されており、
    前記電装品固定部は、少なくとも第1電装品固定部(332a)及び第2電装品固定部(332b)を有し、
    前記第1電装品固定部(332a)は、前記電装品(62)の後面の少なくとも一部を覆って前記電装品(62)の少なくとも一部を収容する収容部(91)を有し、
    前記第2電装品固定部(332b)は、前記電装品(62)の上方側と下方側とに上下一対設けられ、
    前記第1車載部品(332)には、前記抜挿方向において、前記電装品側コネクタ(621)と前記ハーネス固定部(332c)との間且つ前記ハーネス側コネクタ(701)から前記抜挿方向に所定距離離れた位置に、前記第1車載部品(332)から前記抜挿方向に対して垂直な第1方向に突出するコネクタ規制部(332d)が設けられており、
    前記コネクタ規制部(332d)は、前記抜挿方向及び前記第1方向の双方に垂直な第2方向から見て、前記ハーネス側コネクタ(701)が前記電装品側コネクタ(621)に挿入されて前記ハーネス(71)が前記ハーネス固定部(332c)に固定され、且つ、前記ハーネス(71)を前記第1車載部品(332)から離れる側へ前記第1方向に引っ張った状態において、前記ハーネス(71)と重なるように形成されている、鞍乗型車両(1)。
  2. 電装品側コネクタ(621)が設けられた電装品(62)と、
    前記電装品側コネクタ(621)に抜挿可能なハーネス側コネクタ(701)が一端部に設けられた少なくとも1つのハーネス(71)と、
    前記電装品(62)を固定する電装品固定部(332a、332b)が設けられた第1車載部品(332)と、
    前記ハーネス(71)を固定するハーネス固定部(332c)と、を備える鞍乗型車両(1)であって、
    前記ハーネス固定部(332c)は、前記電装品側コネクタ(621)から、前記電装品側コネクタ(621)に対する前記ハーネス側コネクタ(701)の抜挿方向に所定距離離れた位置に形成されており、
    前記第1車載部品(332)には、前記抜挿方向において、前記電装品側コネクタ(621)と前記ハーネス固定部(332c)との間に、前記第1車載部品(332)から前記抜挿方向に対して垂直な第1方向に突出するコネクタ規制部(332d)が設けられており、
    前記コネクタ規制部(332d)は、前記抜挿方向及び前記第1方向の双方に垂直な第2方向から見て、前記ハーネス側コネクタ(701)が前記電装品側コネクタ(621)に挿入されて前記ハーネス(71)が前記ハーネス固定部(332c)に固定され、且つ、前記ハーネス(71)を前記第1車載部品(332)から離れる側へ前記第1方向に引っ張った状態において、前記ハーネス(71)と重なるように形成されており、
    前記鞍乗型車両(1)は、
    第2車載部品(21)と、
    前記第2車載部品(21)と隣接する第3車載部品(19)と、をさらに備え、
    前記抜挿方向において、前記電装品側コネクタ(621)と前記ハーネス固定部(332c)との間に、前記第2車載部品(21)と前記第3車載部品(19)とが隣接する隣接部(94)の端部(94a)が位置しており、
    当該端部(94a)から鉛直下方に延びる仮想線と交差する位置に、前記コネクタ規制部(332d)が設けられている、鞍乗型車両(1)。
  3. 電装品側コネクタ(621)が設けられた電装品(62)と、
    前記電装品側コネクタ(621)に抜挿可能なハーネス側コネクタ(701)が一端部に設けられた少なくとも1つのハーネス(71)と、
    前記電装品(62)を固定する電装品固定部(332a、332b)が設けられた第1車載部品(332)と、
    前記ハーネス(71)を固定するハーネス固定部(332c)と、を備える鞍乗型車両(1)であって、
    前記ハーネス固定部(332c)は、前記電装品側コネクタ(621)から、前記電装品側コネクタ(621)に対する前記ハーネス側コネクタ(701)の抜挿方向に所定距離離れた位置に形成されており、
    前記第1車載部品(332)には、前記抜挿方向において、前記電装品側コネクタ(621)と前記ハーネス固定部(332c)との間に、前記第1車載部品(332)から前記抜挿方向に対して垂直な第1方向に突出するコネクタ規制部(332d)が設けられており、
    前記コネクタ規制部(332d)は、前記抜挿方向及び前記第1方向の双方に垂直な第2方向から見て、前記ハーネス側コネクタ(701)が前記電装品側コネクタ(621)に挿入されて前記ハーネス(71)が前記ハーネス固定部(332c)に固定され、且つ、前記ハーネス(71)を前記第1車載部品(332)から離れる側へ前記第1方向に引っ張った状態において、前記ハーネス(71)と重なるように形成されており、
    前記鞍乗型車両(1)は、
    第2車載部品(21)と、
    前記第2車載部品(21)と隣接する第3車載部品(22)と、をさらに備え、
    前記抜挿方向において、前記電装品側コネクタ(621)と前記ハーネス固定部(332c)との間に、前記第2車載部品(21)と前記第3車載部品(22)とが隣接する隣接部(95)の端部(95a)が位置しており、
    当該端部(95a)から水平後方に延びる仮想線と交差する位置に、前記コネクタ規制部(332d)が設けられている、鞍乗型車両(1)。
  4. 請求項2又は3に記載の鞍乗型車両(1)であって、
    前記電装品固定部(332a、332b)は、第1電装品固定部(332a)及び第2電装品固定部(332b)を有する、鞍乗型車両(1)。
  5. 電装品側コネクタ(621)が設けられた電装品(62)と、
    前記電装品側コネクタ(621)に抜挿可能なハーネス側コネクタ(701)が一端部に設けられた少なくとも1つのハーネス(71)と、
    前記電装品(62)を固定する電装品固定部(332a、332b)が設けられた第1車載部品(332)と、
    前記ハーネス(71)を固定するハーネス固定部(332c)と、を備える鞍乗型車両(1)であって、
    前記ハーネス固定部(332c)は、前記電装品側コネクタ(621)から、前記電装品側コネクタ(621)に対する前記ハーネス側コネクタ(701)の抜挿方向に所定距離離れた位置に形成されており、
    前記第1車載部品(332)には、前記抜挿方向において、前記電装品側コネクタ(621)と前記ハーネス固定部(332c)との間に、前記第1車載部品(332)から前記抜挿方向に対して垂直な第1方向に突出するコネクタ規制部(332d)が設けられており、
    前記コネクタ規制部(332d)は、前記抜挿方向及び前記第1方向の双方に垂直な第2方向から見て、前記ハーネス側コネクタ(701)が前記電装品側コネクタ(621)に挿入されて前記ハーネス(71)が前記ハーネス固定部(332c)に固定され、且つ、前記ハーネス(71)を前記第1車載部品(332)から離れる側へ前記第1方向に引っ張った状態において、前記ハーネス(71)と重なるように形成されており、
    前記電装品固定部(332a、332b)は、第1電装品固定部(332a)及び第2電装品固定部(332b)を有し、
    前記第1電装品固定部(332a)は、前記電装品(62)の後面の少なくとも一部を覆って前記電装品(62)の少なくとも一部を収容する収容部(91)を有し、
    前記収容部(91)は、前記電装品(62)の前記後面と対向する後壁部(91a)を有し、
    前記収容部(91)の前記後壁部(91a)には、前後方向に貫通する貫通孔(91d)が形成されている、鞍乗型車両(1)。
  6. 請求項1、4又は5に記載の鞍乗型車両(1)であって、
    前記第2電装品固定部(332b)は、前記第1車載部品(332)から前記第1方向に突出する突出部(92)と、該突出部(92)に形成された爪部(92a)と、を有し、
    前記電装品(62)には、前記第2電装品固定部(332b)の前記突出部(92)が挿通して前記爪部(92a)が係合する係合部(622b)が形成されている、鞍乗型車両(1)。
  7. 電装品側コネクタ(621)が設けられた電装品(62)と、
    前記電装品側コネクタ(621)に抜挿可能なハーネス側コネクタ(701)が一端部に設けられた少なくとも1つのハーネス(71)と、
    前記電装品(62)を固定する電装品固定部(332a、332b)が設けられた第1車載部品(332)と、
    前記ハーネス(71)を固定するハーネス固定部(332c)と、を備える鞍乗型車両(1)であって、
    前記ハーネス固定部(332c)は、前記電装品側コネクタ(621)から、前記電装品側コネクタ(621)に対する前記ハーネス側コネクタ(701)の抜挿方向に所定距離離れた位置に形成されており、
    前記第1車載部品(332)には、前記抜挿方向において、前記電装品側コネクタ(621)と前記ハーネス固定部(332c)との間に、前記第1車載部品(332)から前記抜挿方向に対して垂直な第1方向に突出するコネクタ規制部(332d)が設けられており、
    前記コネクタ規制部(332d)は、前記抜挿方向及び前記第1方向の双方に垂直な第2方向から見て、前記ハーネス側コネクタ(701)が前記電装品側コネクタ(621)に挿入されて前記ハーネス(71)が前記ハーネス固定部(332c)に固定され、且つ、前記ハーネス(71)を前記第1車載部品(332)から離れる側へ前記第1方向に引っ張った状態において、前記ハーネス(71)と重なるように形成されており、
    前記電装品固定部(332a、332b)は、第1電装品固定部(332a)及び第2電装品固定部(332b)を有し、
    前記第2電装品固定部(332b)は、前記第1車載部品(332)から前記第1方向に突出する突出部(92)と、該突出部(92)に形成された爪部(92a)と、を有し、
    前記電装品(62)には、前記第2電装品固定部(332b)の前記突出部(92)が挿通して前記爪部(92a)が係合する係合部(622b)が形成されており、
    前記電装品(62)は、本体部(620)と、当該本体部(620)を挟んで当該本体部(620)の一方側と当該本体部(620)の他方側とに延出した一対の延出部(622a)と、を有し、
    前記第1電装品固定部(332a)は、前記電装品(62)の後面の前記一方側の端部を覆って前記電装品(62)の少なくとも一部を収容する収容部(91)を有し、
    前記係合部(622b)は、一対の前記延出部(622a)の各々に設けられており、
    前記第2電装品固定部(332b)は、前記電装品(62)の前記本体部(620)を挟んで、前記電装品(62)の前記本体部(620)の前記一方側と前記電装品(62)の前記本体部(620)の前記他方側とに設けられており、
    前記電装品(62)の前記本体部(620)の前記一方側に設けられた前記第2電装品固定部(332b)は、前記爪部(92a)が前端部に形成されており、
    前記電装品(62)の前記本体部(620)の前記他方側に設けられた前記第2電装品固定部(332b)は、前記爪部(92a)が後端部に形成されている、鞍乗型車両(1)。
  8. 電装品側コネクタ(621)が設けられた電装品(62)と、
    前記電装品側コネクタ(621)に抜挿可能なハーネス側コネクタ(701)が一端部に設けられた少なくとも1つのハーネス(71)と、
    前記電装品(62)を固定する電装品固定部(332a、332b)が設けられた第1車載部品(332)と、
    前記ハーネス(71)を固定するハーネス固定部(332c)と、を備える鞍乗型車両(1)であって、
    前記ハーネス固定部(332c)は、前記電装品側コネクタ(621)から、前記電装品側コネクタ(621)に対する前記ハーネス側コネクタ(701)の抜挿方向に所定距離離れた位置に形成されており、
    前記第1車載部品(332)には、前記抜挿方向において、前記電装品側コネクタ(621)と前記ハーネス固定部(332c)との間に、前記第1車載部品(332)から前記抜挿方向に対して垂直な第1方向に突出するコネクタ規制部(332d)が設けられており、
    前記コネクタ規制部(332d)は、前記抜挿方向及び前記第1方向の双方に垂直な第2方向から見て、前記ハーネス側コネクタ(701)が前記電装品側コネクタ(621)に挿入されて前記ハーネス(71)が前記ハーネス固定部(332c)に固定され、且つ、前記ハーネス(71)を前記第1車載部品(332)から離れる側へ前記第1方向に引っ張った状態において、前記ハーネス(71)と重なるように形成されており、
    前記コネクタ規制部(332d)は、前記第1車載部品(332)から前記第1方向に突出して前記抜挿方向に延在する主壁部(332d1)を有し、
    前記主壁部(332d1)の前記第1方向への突出長(L1)は、前記ハーネス(71)が前記ハーネス側コネクタ(701)から延出し、前記コネクタ規制部(332d)の前記主壁部(332d1)の前記抜挿方向の中央部から前記主壁部(332d1)に対して垂直に延びる仮想線と交差する位置までの前記ハーネス(71)のハーネス延出長(L2)よりも長い、鞍乗型車両(1)。
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