JP7468723B2 - 本人認証システム - Google Patents
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このような本人認証を行うものとして、例えば、「ユーザが所持する撮影部を備えた認証器と、前記認証器に対して通信可能に接続された本人認証サーバと、を備えた本人認証システムであって、前記認証器は、ユーザの本人確認の際に前記撮影部を介して取得した、本人確認書類の画像である本人確認画像に含まれる顔写真画像と、前記本人確認書類を所持した所持者の顔の画像である顔画像とのうち少なくとも一方である照合画像を、照合画像記憶部に記憶させる画像記憶処理手段と、サービス利用時に、前記撮影部を介してサービス利用者の顔画像を取得し、前記照合画像記憶部に記憶された前記照合画像と照合する顔画像照合手段と、前記顔画像照合手段による照合結果を、前記本人認証サーバに送信する照合結果送信手段と、を備え、前記本人認証サーバは、前記照合結果に基づいて、サービスの利用を許可する許可手段を備えること、を特徴とする本人認証システム」が開示されている(例えば、特許文献1)。
また、銀行での取引に限定されず、例えば、商店等における決済取引等がある。さらに、部屋を含む特定エリアへの入室のための開錠やチェック等においても、本人認証が行われる。
第2の発明は、第1の発明の本人認証システム(100)において、前記認証情報送信手段(19)は、前記ユーザを識別するユーザ識別情報をさらに含む前記認証用情報を、前記サーバに送信し、前記照合用画像記憶部(52)は、前記照合用画像を、前記ユーザ識別情報に対応付けて記憶し、前記照合画像特定手段(42)は、前記認証用情報の前記ユーザ識別情報に基づいて前記照合用画像記憶部に記憶された前記照合用画像を特定する、本人認証システムである。
第3の発明は、第1の発明又は第2の発明の本人認証システム(100)において、前記案内出力手段(15)が出力する前記取引案内情報は、前記取引種類が所定の取引種類である場合に、前記ユーザに指定の行動をさせるための行動案内を含み、前記取引装置(1)は、前記案内出力手段による前記行動案内を出力後に、前記ユーザの画像を取得する画像取得手段(18)と、前記画像取得手段により取得した前記ユーザの画像を、前記案内出力手段により出力した前記行動案内に基づいて確認する画像確認手段(18)と、を備え、前記認証情報送信手段(19)は、前記画像確認手段による確認ができた場合に、前記認証用情報を、前記サーバ(4)に送信する、本人認証システムである。
第4の発明は、第1の発明又は第2の発明の本人認証システムにおいて、前記案内出力手段(15)が出力する前記取引案内情報は、前記取引種類が所定の取引種類である場合に、前記ユーザに指定の行動をさせるための行動案内を含み、前記取引装置(1)は、前記案内出力手段による前記行動案内を出力後に、前記ユーザの画像を取得する画像取得手段(18)を備え、前記認証情報送信手段は、前記認証用情報に加えて、前記行動案内と、前記画像取得手段が取得した前記ユーザの画像とを前記サーバ(4)に送信し、前記認証情報受信手段は、前記取引装置から前記認証用情報に加えて、前記行動案内と、前記ユーザの画像とを受信し、前記サーバは、前記認証情報受信手段が受信した前記ユーザの画像を、前記行動案内に基づいて確認する手段を備え、前記取引許可手段は、さらに前記確認する手段による確認ができた場合に、前記取引種類に対応した取引を許可する、本人認証システムである。
第5の発明は、第1の発明から第4の発明までのいずれかの本人認証システム(100)において、前記案内出力手段(15)が出力する前記取引案内情報は、前記顔画像取得手段(17)による前記顔画像の取得回数が前記取引種類によって異なるものであり、前記ユーザの顔画像を複数回取得する場合に、前記取引案内情報は、前記ユーザの顔の向きを前記撮影部(34)に対して正面方向にさせる指示を、少なくとも1回は含み、前記認証情報送信手段(19)は、前記ユーザの顔の向きを正面方向にさせる前記指示の後に前記顔画像取得手段により取得した前記顔画像を少なくとも含んだ前記認証用情報を、前記サーバ(4)に送信する、本人認証システムである。
第6の発明は、第5の発明の本人認証システム(100)において、前記顔画像を複数回取得する場合に、前記取引案内情報は、前記ユーザの顔の向きを、前記撮影部(34)に対して前記正面方向を除く方向にさせる指示をさらに含む、本人認証システムである。
第7の発明は、第1の発明から第6の発明までのいずれかの本人認証システム(100)において、前記取引装置(1)は、前記取引種類が所定の取引種類である場合に、前記撮影部(34)を介して取得した前記ユーザの前記顔画像から指示に応じた動作を検出する指示動作検出手段(16)を備え、前記顔画像取得手段(17)は、前記指示動作検出手段が指示に応じた動作を検出した後に、前記顔画像を取得する、本人認証システムである。
第8の発明は、第1の発明から第7の発明までのいずれかの本人認証システム(100)において、前記取引装置(1)は、前記取引種類を受け付けたことに応じて、前記取引種類を前記サーバ(4)に送信する取引種類受付手段(10)を備え、前記取引許可手段(43,44)は、前記顔画像照合手段(42)により取得した照合結果が、前記取引装置から受信した前記取引種類に対応した前記取引レベルを満たす場合に、前記取引種類に対応した取引を許可する、本人認証システムである。
第9の発明は、第1の発明から第8の発明までのいずれかの本人認証システム(100)において、前記サーバ(4)は、前記取引種類と、前記取引レベルに応じた閾値とを対応付けて記憶した照合レベル記憶部(53)を備え、前記顔画像照合手段(42)は、前記照合用画像と、前記顔画像との一致度合いを示す照合スコアを、前記照合結果として取得し、前記取引許可手段(43,44)は、前記顔画像照合手段により取得した前記照合スコアが前記照合レベル記憶部の前記取引種類に対応した前記閾値以上である場合に、前記取引種類に対応した取引を許可する、本人認証システムである。
第10の発明は、ユーザが使用する、撮影部(34)を備えた取引装置(1)に対して通信可能に接続されたサーバ(4)であって、本人確認がされたユーザの顔画像である照合用画像を記憶した照合用画像記憶部(52)と、前記取引装置が出力した取引種類に対応した取引案内情報にしたがって前記取引装置の前記撮影部により取得した前記ユーザの顔画像を含む認証用情報を、前記取引装置から受信する認証情報受信手段(41)と、前記認証用情報の前記顔画像に基づいて前記照合用画像記憶部に記憶された前記照合用画像を特定する照合画像特定手段(42)と、前記照合画像特定手段により特定された前記照合用画像と、前記顔画像とを照合した照合結果を取得する顔画像照合手段(42)と、前記顔画像照合手段により取得した照合結果が前記取引種類に対応した取引レベルを満たす場合に、前記取引種類に対応した取引を許可する取引許可手段(43,44)と、を備えるサーバである。
第11の発明は、第10の発明のサーバ(1)において、前記認証情報受信手段は、前記取引装置(4)から前記認証用情報に加えて、前記ユーザに指定の行動をさせるための行動案内と、前記取引装置による前記行動案内を出力後に取得した前記ユーザの画像とを受信し、前記認証情報受信手段が受信した前記ユーザの画像を、前記行動案内に基づいて確認する手段を備え、前記取引許可手段は、さらに前記確認する手段による確認ができた場合に、前記取引種類に対応した取引を許可する、サーバである。
第12の発明は、ユーザが使用する、撮影部(34)を備えた取引装置(1)に対して通信可能に接続されたサーバ(4)で実行するサーバプログラム(51a)であって、前記サーバは、本人確認がされたユーザの顔画像である照合用画像を記憶した照合用画像記憶部(52)を備え、前記サーバを、前記取引装置が出力した取引種類に対応した取引案内情報にしたがって前記取引装置の前記撮影部により取得した前記ユーザの顔画像を含む認証用情報を、前記取引装置から受信する認証情報受信手段と、前記認証用情報の前記顔画像に基づいて前記照合用画像記憶部に記憶された前記照合用画像を特定する照合画像特定手段と、前記照合画像特定手段により特定された前記照合用画像と、前記顔画像とを照合した照合結果を取得する顔画像照合手段と、前記顔画像照合手段により取得した照合結果が前記取引種類に対応した取引レベルを満たす場合に、前記取引種類に対応した取引を許可する取引許可手段と、して機能させるためのサーバプログラムである。
第13の発明は、ユーザが使用する、撮影部(34)を備えた取引装置(1)であって、取引種類に対応した取引案内情報を出力する案内出力手段(15)と、前記案内出力手段が出力する前記取引案内情報にしたがって、前記撮影部を介して前記ユーザの顔画像を取得する顔画像取得手段(17)と、前記顔画像取得手段により取得した前記顔画像を含む認証用情報を、通信可能に接続され、前記取引種類に対応した取引を許可するための認証を行う外部装置(4)に送信する認証情報送信手段(19)と、を備え、前記案内出力手段が出力する前記取引案内情報は、前記取引種類が所定の取引種類である場合に、前記ユーザに指定の行動をさせるための行動案内を含み、前記案内出力手段による前記行動案内を出力後に、前記ユーザの画像を取得する画像取得手段(18)と、前記画像取得手段により取得した前記ユーザの画像を、前記案内出力手段により出力した前記行動案内に基づいて確認する画像確認手段(18)と、をさらに備え、前記認証情報送信手段(19)は、前記画像確認手段による確認ができた場合に、前記認証用情報を、前記外部装置に送信する、取引装置である。
第14の発明は、ユーザが使用する、撮影部(34)を備えた取引装置(1)であって、取引種類に対応した取引案内情報を出力する案内出力手段(15)と、前記案内出力手段が出力する前記取引案内情報にしたがって、前記撮影部を介して前記ユーザの顔画像を取得する顔画像取得手段(17)と、前記顔画像取得手段により取得した前記顔画像を含む認証用情報を、通信可能に接続され、前記取引種類に対応した取引を許可するための認証を行う外部装置(4)に送信する認証情報送信手段(19)と、を備え、前記案内出力手段が出力する前記取引案内情報は、前記取引種類が所定の取引種類である場合に、前記ユーザに指定の行動をさせるための行動案内を含み、前記案内出力手段による前記行動案内を出力後に、前記ユーザの画像を取得する画像取得手段(18)をさらに備え、前記認証情報送信手段は、前記認証用情報に加えて、前記行動案内と、前記画像取得手段が取得した前記ユーザの画像とを、前記外部装置に送信する、取引装置である。
第15の発明は、ユーザが使用する、撮影部(34)を備えた取引装置(1)で実行する装置プログラム(31a)であって、前記取引装置を、取引種類に対応した取引案内情報を出力する案内出力手段と、前記案内出力手段が出力する前記取引案内情報にしたがって、前記撮影部を介して前記ユーザの顔画像を取得する顔画像取得手段と、前記顔画像取得手段により取得した前記顔画像を含む認証用情報を、通信可能に接続され、前記取引種類に対応した取引を許可するための認証を行う外部装置(4)に送信する認証情報送信手段と、して機能させ、前記案内出力手段が出力する前記取引案内情報は、前記取引種類が所定の取引種類である場合に、前記ユーザに指定の行動をさせるための行動案内を含み、前記取引装置を、前記案内出力手段による前記行動案内を出力後に、前記ユーザの画像を取得する画像取得手段と、前記画像取得手段により取得した前記ユーザの画像を、前記案内出力手段により出力した前記行動案内に基づいて確認する画像確認手段と、してさらに機能させ、前記認証情報送信手段を、前記画像確認手段による確認ができた場合に、前記認証用情報を、前記外部装置に送信するように機能させる、装置プログラムである。
図1は、本実施形態に係る取引処理システム100の全体構成を示す図である。
図2は、本実施形態に係る携帯端末1の機能ブロック図である。
図3は、本実施形態に係る本人認証サーバ4の機能ブロック図である。
図4は、本実施形態に係る本人認証サーバ4の記憶部50の例を示す図である。
図1に示す取引処理システム100(本人認証システム)は、ユーザが所持する携帯端末1(取引装置)によって、銀行等の金融機関(事業者)における各種の取引を行う際に用いられるシステムである。取引処理システム100では、携帯端末1によって取引を指定したことに応じて本人確認又は本人認証を行い、確認又は認証ができた場合に、指定した取引を実行することができる。
以下においては、携帯端末1を使用して、口座開設のために本人確認を行う場合と、本人確認がされた後に、後日取引を行う場合とを例に、取引処理システム100について説明する。
図2に示すように、携帯端末1は、制御部10と、記憶部30と、カメラ34(撮影部)と、タッチパネルディスプレイ35と、通信インタフェース部39とを備える。
制御部10は、取引種類受付部11(取引種類受付手段)と、認証方法決定部12と、本人認証処理部14と、取引処理部22と、口座開設処理部24とを備える。
本人認証のための案内には、顔画像を取得するための案内の他、ユーザに指定の行動をさせるための行動案内を含む。行動案内には、指示に応じた動作として、例えば、瞬きをするように促したり、顔の向きを指定する方向に向かせる(首振りや頷きを含む)ように促したりするものがある。その他、行動案内は、携帯端末1を持たない側の手を挙げる、手の形を指定するように変えさせる(グーの形をしたり、パーの形をしたりする)、口を開けさせる、といったものがある。また、行動案内は、目を指定する方向に動かすようにさせたり、瞬きを指定する回数分させたり、所定の音や文言(言葉)を発音させたりするものがある。さらに、行動案内は、上記したものを複数組み合わせたものを行わせるものであってもよい。これらの行動案内は、ユーザが片方の手で携帯端末1を持った状態、又は、安定する場所に携帯端末1を載置した状態で、インカメラ34aをユーザの顔を含んだ撮影方向にした状態にしてユーザに行わせる行動の案内である。そのため、ユーザの顔付近で確認できる行動であることが望ましい。
顔画像取得部17は、ユーザの顔画像を取得する。顔画像取得部17は、例えば、案内出力部15が出力する案内にしたがって、インカメラ34aが撮影したユーザの顔画像を取得する。また、顔画像取得部17は、例えば、瞬き検出部16が瞬きを検出した後に、インカメラ34aが撮影したユーザの顔画像を取得する。
なお、認証情報送信部19は、画像取得確認部18による処理を行ったときには、案内に基づいたものであることを確認できた場合に、認証用情報を本人認証サーバ4に送信する。
認証結果受信部20は、本人認証サーバ4から認証結果を受信する。認証結果は、例えば、取引種類に対応した取引を許可するか否かの情報を含む。
口座開設処理部24は、取引種類受付部11が受け付けた取引種類が口座開設であった場合に、口座を開設するための処理を行う。
記憶部30は、プログラム記憶部31を備える。
プログラム記憶部31は、各種のアプリケーションプログラム(以下、アプリケーションプログラムのことを、アプリケーション、アプリ又はプログラム等という。)を記憶する記憶領域である。プログラム記憶部31は、取引アプリ31a(装置プログラム)を記憶している。
取引アプリ31aは、予め携帯端末1にインストールされ、又は、通信ネットワークNを介して図示しないアプリ配信サーバに対して通信をすることで、携帯端末1にダウンロードされる。
取引アプリ31aは、携帯端末1の制御部10が実行する各種の機能や、取引処理サーバ7との間での取引に関する機能を行うためのプログラムである。
タッチパネルディスプレイ35は、液晶パネル等で構成される表示部としての機能と、ユーザの指による各種操作入力を行う入力部としての機能とを有する。
通信インタフェース部39は、通信ネットワークNを介して各種のサーバとの通信を行うためのインタフェースであり、送信部及び受信部の役割を行う。
図3に示すように、本人認証サーバ4は、制御部40と、記憶部50と、通信インタフェース部59とを備える。
制御部40は、認証情報受信部41(認証情報受信手段)と、顔画像照合部42(照合画像特定手段、顔画像照合手段)と、照合結果判定部43(取引許可手段)と、認証結果送信部44(取引許可手段)とを備える。
顔画像照合部42は、照合用画像記憶部52を参照し、認証用情報の個人識別情報に関連付けがされた照合用画像を特定する。そして、顔画像照合部42は、認証用情報の顔画像と、特定された照合用画像とを照合した照合結果を取得する。ここで、顔画像照合部42は、顔画像と照合用画像とを、画像照合用のアプリケーション(図示せず)を用いて照合し、照合結果をアプリケーションから取得するものとして説明する。しかし、これは一例であり、顔画像照合部42が顔画像と照合用画像とを照合してもよい。そして、顔画像照合部42は、照合結果として、照合度合いを示す照合スコアを取得する。ここで、照合スコアは、例えば、0~100までの数値により表されるものであり、一致度合いが高いほど数値が高い。
認証結果送信部44は、照合結果判定部43による判定結果を、携帯端末1に送信する。
記憶部50は、プログラム記憶部51と、照合用画像記憶部52と、照合レベル記憶部53とを備える。
プログラム記憶部51は、各種のプログラムを記憶する記憶領域である。プログラム記憶部51は、本人認証プログラム51a(サーバプログラム)を記憶する。
本人認証プログラム51aは、本人認証サーバ4の制御部40が実行する各種の機能を行うためのプログラムである。
図4(A)に、照合用画像記憶部52の項目例を示す。照合用画像記憶部52は、個人識別情報をキーにして、照合用画像と、必要に応じて取得日とを記憶する。照合用画像は、本人確認がされたユーザの顔画像そのものである。取得日は、本人確認がされた日付である。
図4(B)に例示する照合レベル記憶部53は、取引種類と、閾値とを関連付けて記憶している。取引種類は、本人認証が必要な取引の種類である。閾値は、上述した顔画像照合部42で取得した照合スコアに関する閾値である。例えば、口座照会処理であれば、顔画像照合部42で取得した照合スコアが60以上であれば、口座照会処理を許可する、といったものである。
通信インタフェース部59は、通信ネットワークNを介して取引処理サーバ7等の各種サーバ及び携帯端末1との間の通信を行うためのインタフェースである。
なお、取引処理サーバ7は、図示しないが、制御部、記憶部、通信インタフェース部等を備える。
通信ネットワークNは、各種のサーバ間や各種のサーバと基地局Rとの間のネットワークであり、インターネット回線や携帯端末通信網等である。
図5は、本実施形態に係る携帯端末1におけるメイン処理を示すフローチャートである。
図6は、本実施形態に係る携帯端末1の画面例を示す図である。
図7は、本実施形態に係る取引処理システム100における口座開設処理を示すフローチャートである。
開始画面60は、取引種類に対応したボタン60aから60cと、その他の手続に対応したボタン60d及び60eを含む。ユーザは、開始画面60から、行いたい処理に対応したボタン60aから60eまでのいずれかを選択する操作を行う。
S13において、制御部10(取引種類受付部11)は、受け付けた取引種類が口座申込か否かを判断する。ユーザが図6(b)のボタン60aを選択した場合には、制御部10は、受け付けた取引種類が口座申込であると判断する。他方、ユーザが図6(b)のボタン60a以外を選択した場合には、制御部10は、受け付けた取引種類が口座申込ではないと判断する。受け付けた取引種類が口座申込である場合(S13:YES)には、制御部10は、処理をS14に移す。他方、受け付けた取引種類が口座申込ではない場合(S13:NO)には、制御部10は、処理をS15に移し、後述する取引時処理を行った後、本処理を終了する。
ここで、口座開設処理について、図7に基づき説明する。
図7のS21において、携帯端末1の制御部10は、口座開設に係る取引案内画面(図示せず)を、タッチパネルディスプレイ35に出力する。以降、携帯端末1では、取引案内画面にしたがって処理を行う。
S22において、制御部10は、ユーザの個人情報の入力を受け付けて、本人認証サーバ4に受け付けたユーザの個人情報を送信する。ここで、ユーザの個人情報とは、口座開設にあたり必要なユーザの氏名や、住所、電話番号といった情報である。
S24において、制御部10は、S23で撮影した本人確認書類の画像とユーザ自身の顔画像とを、本人認証サーバ4に送信する。なお、S22での送信を、このタイミングで同時に行ってもよい。
S26において、制御部40は、確認結果を携帯端末1に送信する。正当性が確認できた場合には、制御部40は、例えば、携帯端末1に対して口座開設の処理を行っている旨の通知を行う。また、制御部40は、取引処理サーバ7に対して確認結果情報を送信し、口座開設処理を依頼する。他方、正当性が確認できなかった場合には、制御部40は、携帯端末1に対して口座開設処理ができなかった旨の通知を行う。
S28において、制御部40は、ユーザ自身の顔画像と個人識別情報とを対応づけて、照合用画像記憶部52に登録する。その後、制御部40は、本処理を終了する。
図8は、本実施形態に係る携帯端末1における取引時処理を示すフローチャートである。
図9は、本実施形態に係る顔登録処理の説明に用いる携帯端末1の表示例を示す図である。
図10は、本実施形態に係る送金手続処理の説明に用いる携帯端末1の表示例を示す図である。
図11は、本実施形態に係る取引処理システム100における取引時本人認証処理を示すフローチャートである。
図12は、本実施形態に係る取引時本人認証処理における処理の説明に用いる携帯端末1の表示例を示す図である。
S32において、制御部10は、当該ユーザについて、既に顔登録がされているか否かを、例えば、本人認証サーバ4に対して個人識別情報を送信することで確認する。既に顔登録がされている場合(S32:YES)には、制御部10は、処理をS34に移す。他方、顔登録がされていない場合(S32:NO)には、制御部10は、処理をS33に移す。顔登録がされていない場合には、まず、顔登録をしてから取引処理をさせるようにするためである。
顔登録処理について、図9に基づき説明する。
制御部10は、図9(b)に示す情報入力画面61を、タッチパネルディスプレイ35に出力する。情報入力画面61は、「○×銀行」における取引を行うために必要な情報を入力する画面である。ユーザは、情報入力画面61の各項目に対応する入力をする。
そして、情報入力画面61にある「次へ」のボタンを選択すると、制御部10は、図9(c)に示す撮影画面62を、タッチパネルディスプレイ35に出力する。撮影画面62は、ユーザの顔画像を取得するためのものである。ユーザは、枠内に顔が入るように、位置をあわせて「撮影」ボタンを選択することで、制御部10は、ユーザの顔画像を取得する。そして、取引処理システム100では、ここで取得したユーザの顔画像を、照合用画像として記憶する。
ユーザは、情報確認画面63を確認し、間違えがなければ、「登録」ボタンを選択することで、制御部10は、情報確認画面63でユーザが確認した入力情報を、本人認証サーバ4に送信する。本人認証サーバ4及び取引処理サーバ7において、入力情報の確認ができた場合には、制御部10は、その後、図9(e)に示す登録完了画面64を、タッチパネルディスプレイ35に出力する。
本人認証サーバ4は、取引処理サーバ7に対して、入力情報を送信し、取引処理サーバ7に同様の情報が有るか否か、つまり、該当の口座情報等が存在するか否かを確認する。取引処理サーバ7は、確認結果を、本人認証サーバ4に送信する。
本人認証サーバ4は、受信した確認結果が確認できたものである場合に、制御部40が、ユーザの顔画像を、照合用画像記憶部52に記憶させ、処理の正常終了を携帯端末1に送信する。そうすることで、携帯端末1の制御部10は、処理の正常終了を受信すると、図9(e)に示す登録完了画面64を出力する。
また、この例では説明しなかったが、取引処理システム100で初めて顔画像を登録する時には、上記で説明した口座開設処理と同様に、携帯端末1の制御部10は、撮影画面において、ユーザの顔画像の他に、ユーザの本人を確認するための運転免許証等の本人確認書類を撮影する。そして、制御部10は、これらのデータを本人認証サーバ4に送信する(図7のS23及びS24の処理を参照)。本人認証サーバ4の制御部40は、本人確認書類に含まれる顔写真と、ユーザの顔画像とを照合して、本人確認を行う。そして、本人確認ができた場合に、制御部40は、ユーザの顔画像を、照合用画像記憶部52に記憶させる(図7のS25、S27及びS28の処理を参照)。
さらに、携帯端末1の制御部10が受け付けた取引種類が、顔登録以外の場合には、顔登録処理(図8のS33)により顔画像が登録されたことに応じて、制御部10は、次に説明するS34以降の処理に遷移させる。
例えば、ユーザが、図10(a)に示す開始画面60の「送金手続」ボタン60cを選択することで、顔画像が既に登録済であれば、制御部10は、図10(b)に示す送金手続画面66を、タッチパネルディスプレイ35に出力する。
ユーザは、送金手続画面66に必要事項を入力の上、「顔認証で確認」のボタン66aを選択すると、図8のS35において、制御部10は、認証要求を受け付ける。
次に、S36において、制御部10(本人認証処理部14)は、取引時本人認証処理を行う。
図11のS41において、制御部10(認証方法決定部12、案内出力部15)は、取引種類に応じて認証方法を決定し、取引案内画面(撮影画面)を、タッチパネルディスプレイ35に出力する。ここで、取引種類に応じて認証方法を決定するとは、例えば、行動案内の内容を決定することをいう。取引種類のうち、残高照会取引や、入出金照会取引といった照会取引は、リスクが比較的低い一方、振込取引といった資金移動取引は、リスクが比較的高い。そのため、リスクの高い取引については、より他のユーザによる不正が行えないようにするのが望ましい。
S42において、制御部10(本人認証処理部14)は、顔画像の取得処理を行う。図10(c)に示す撮影画面67は、顔画像取得処理でタッチパネルディスプレイ35に出力される一例である。
図12(A)は、リスクが高い取引における取引案内画面の出力から顔画像の取得までの画面例である。図12(A)において、まず、案内出力部15は、(a)に示すユーザの顔を枠に合わせさせるための撮影画面71を出力する。ユーザの顔の位置が枠に合わさると、画像取得確認部18は、インカメラ34aを介して撮影する。次に、案内出力部15は、(b)に示すように、ユーザの顔の向きを右に変える行動案内を含む撮影画面72を出力し、画像取得確認部18は、インカメラ34aを介して撮影する。さらに、案内出力部15は、(c)に示すように、再度ユーザの顔の向きを正面にさせる撮影画面73を出力し、顔画像取得部17は、インカメラ34aを介して撮影する。携帯端末1は、顔画像取得部17が取得したユーザの顔画像を、照合に用いる画像にする。
このような行動案内を含む取引案内画面を出力することによって、ユーザに、その場で取引案内画面の指示にしたがった動作(行動)を行わせることができる。つまり、他人の写真等を直接カメラ34で撮影をし、その者がオペレーションをしているかのように他人になりすます、不正な行為を防ぐことができる。
なお、これは、一例であって、瞬き検出による撮影を、リスクが高い取引においても用いても、もちろんよい。また、リスクが低い取引においては、単純にユーザの顔画像を撮影して取得するものであってもよい。
どのような方法であっても、リスクの高い取引においては、ユーザに何かしらの行動をさせた上で画像を取得し、行動を確認するようにすることで、なりすましを防止できる。
本人認証サーバ4の制御部40(認証情報受信部41)は、携帯端末1から認証用情報を受信すると、S44において、制御部40は、認証用情報に含まれる個人識別情報に対応する照合用画像を、照合用画像記憶部52から抽出する。なお、個人識別情報に対応する照合用画像が照合用画像記憶部52に存在しない場合には、制御部40は、処理を図8のS37に移し、判定結果として認証ができなかった旨を、携帯端末1に送信する。
S46において、制御部40(照合結果判定部43)は、照合レベル記憶部53を参照して、取引種類に対応した閾値を用いて、取引を許可するか否かを判定する。図4に例示する照合レベル記憶部53の送金手続(資金移動取引(少額))の閾値は、80である。よって、S45の処理で取得した照合スコアが80以上であれば、認証できたものとして、取引を許可する。
S47において、制御部40(認証結果送信部44)は、判定結果を、携帯端末1に送信する。その後、制御部40は、本処理を終了する。また、携帯端末1の制御部10(認証結果受信部20)は、本人認証サーバ4から判定結果を受信したことに応じて、処理を図8のS37に移す。
なお、複数の取引種類の取引を連続して実施する場合には、S38の取引処理の後、図10(d)に示す「開始画面へ」のボタンを選択することで、タッチパネルディスプレイ35に開始画面60を出力してもよい。そして、例えば、5分以内等の所定の時間内に、再度取引を行う場合には、制御部10は、取引種類の選択を受け付けた後(図5のS12)、取引時処理(図5のS15)に遷移させるが、図8のS34からS37までの処理を省略し、S38の取引処理を行うようにしてもよい。
(1)携帯端末1は、ユーザが選択した取引種類に対応した取引案内画面を出力させ、ユーザの顔画像を撮影して、本人認証サーバ4に送信するので、撮影したユーザの顔画像を、照合用画像との照合に用いることができる。取引案内画面は、取引種類に対応したものになるので、取引種類に応じた各項目の値を入力させることができると共に、取引種類のリスクに応じて異なる取引案内画面を出力させることができる。
本人確認で使用した顔画像を、照合用画像として、個人識別情報に対応付けて本人認証サーバ4に記憶させておき、本人認証サーバ4では、取引利用時に都度行う本人認証での照合に、記憶した照合用画像を用いる。そして、本人認証サーバ4は、照合結果が取引種類に対応した取引レベルを満たす場合に、当該取引種類に対応した取引を許可する。よって、取引種類ごとに異なる取引レベルを設定でき、取引レベルを満たせば取引ができる仕組みを構築できる。より具体的には、例えば、照合結果として取得する照合スコアが取引可能なものであるか否かを、取引レベルに応じて異なるものにできる。
(3)携帯端末1は、ユーザの顔の向きを、正面の方向の他、正面とは異なる上下左右等の様々な方向のいずれかにさせる指示を出力した後に画像を撮影し、正面方向にユーザの顔が向いた画像を、照合に用いる。よって、ユーザにさせる行動を、ユーザの顔画像を撮影するものと異ならせ、しかも、ユーザがその行動を簡単に行えるものにできる。
(4)携帯端末1は、ユーザの顔を撮影した画像から瞬きを検出した後に、ユーザの顔画像を取得するので、ユーザの顔写真を撮影したものを用いる等の不正なものを排除できる。また、瞬きの後にユーザの顔画像を取得するので、ユーザの目がきちんと開いた画像を取得できる可能性が高い。
(1)本実施形態では、取引時本人認証処理として、顔画像と、個人識別情報とを含む認証用情報を、携帯端末から本人認証サーバに送信するものを例に説明したが、これに限定されない。個人識別情報は、本人認証サーバに送信しなくてもよい。
図13は、変形形態に係る取引処理システムにおける取引時本人認証処理を示すフローチャートであり、個人識別情報を送信しないものである。
図13のS241及びS242の処理は、本実施形態(図11)のS41及びS42の処理と同様である。
S243において、携帯端末の制御部は、顔画像を含む認証用情報を、本人認証サーバに送信する。
S245からS247までの処理は、本実施形態(図11)のS45からS47までの処理と同様である。
このように、携帯端末から本人認証サーバに顔画像を送信し、個人識別情報を送信しなくても、本人認証サーバは、顔画像のみを用いて本人認証を行うことができる。但し、本人認証サーバの処理としては、顔画像に類似する照合用画像を、照合用画像記憶部から探す処理になるため、処理負担が大きいものになる。
この場合、予め携帯端末の記憶部に顔画像を登録しておき、携帯端末の制御部は、ログイン時に携帯端末の記憶部に登録された顔画像と、ログイン時に撮影した顔画像とを照合する。そして、照合ができた場合に、携帯端末の制御部は、ログインを許可する。これは、照合の精度が、携帯端末における照合処理に依存するが、ユーザが顔を撮影するだけでログインができる。そのため、ユーザがパスワード等を記憶しておく必要がないので、利便性の高いものにできる。
なお、このようなログイン処理によってログインができた場合であっても、本人認証サーバに顔画像を登録する処理は、必要になる。
また、窓口での取引を行う場合に、印鑑の代わりに本実施形態での本人認証を用いることができる。
さらに、本人認証を行う取引としては、金融機関における各種の取引に限定されない。
例えば、カーシェアサービスでのキーの貸出、不動産の賃貸等に係る取引、駅の改札での利用等がある。カーシェアサービスでのキーの貸出の場合には、携帯端末をデジタルキーにする際の顔認証に本発明を使用することで、顔認証した携帯端末を用いれば鍵の開錠や車の運転が開始できる。また、不動産の賃貸に係る取引の場合には、同様に、携帯端末をデジタルキーにする際の顔認証に本発明を使用することで、顔認証した携帯端末を用いれば自動で指定の不動産の鍵が開くようにでき、無人内覧等に用いることができる。さらに、駅の改札での利用する場合には、携帯端末を通行証にする際の顔認証に本発明を使用することで、駅の改札での入退場を可能にできる。
これらの取引に本発明を使用する場合には、本実施形態の個人識別情報を使用してもよいし、個人識別情報に加えてユーザを一意に識別するユーザIDや、メールアドレス等を用いるようにしてもよい。
また、即時性が求められる取引であるか否かによって、行動案内を変えてもよい。例えば、カードの再発行を依頼するといった即時性が求められない取引の場合には、指示する物体(例えば、本人確認書類)を指示する方向に動かすという内容の行動案内であってもよいし、指示する文字を記載させるといった、多少手間がかかるような行動案内であってもよい。
また、取引種類ごとに、取引で使用する項目を指定すると、照合レベルを判定するレベル判定アプリケーション(図示せず)を用意して、そのレベル判定アプリケーションを用いて照合レベルを決定してもよい。レベル判定アプリケーションでは、例えば、個人情報を使用する場合には、使用項目数に応じてレベルを変えるようにすると、決定する照合レベルは、実際の感覚に合ったものになる。
また、携帯端末を用いて本人確認を行わなくてもよく、例えば、銀行等の窓口において、スタッフがカメラ付きの端末(図示せず)を用いて本人確認書類や窓口利用者の顔画像を撮影し、取得した顔画像と、本人確認書類の画像を含む各種情報とを関連付けるようにしてもよい。
4 本人認証サーバ
7 取引処理サーバ
10,40 制御部
11 取引種類受付部
12 認証方法決定部
14 本人認証処理部
15 案内出力部
16 瞬き検出部
17 顔画像取得部
18 画像取得確認部
19 認証情報送信部
20 認証結果受信部
22 取引処理部
24 口座開設処理部
30,50 記憶部
31a 取引アプリ
34 カメラ
34a インカメラ
35 タッチパネルディスプレイ
41 認証情報受信部
42 顔画像照合部
43 照合結果判定部
44 認証結果送信部
51a 本人認証プログラム
52 照合用画像記憶部
53 照合レベル記憶部
100 取引処理システム
Claims (7)
- ユーザが使用する、撮影部を備えた取引装置と、
前記取引装置に対して通信可能に接続されたサーバと、
を備えた本人認証システムであって、
前記取引装置は、
取引種類に対応した取引案内情報であって、前記取引種類が所定の取引種類である場合に、前記ユーザに指定の行動をさせるための行動案内を含む、前記取引案内情報を出力する案内出力手段と、
前記案内出力手段による前記行動案内を出力後に、前記ユーザの画像を取得する画像取得手段と、
前記案内出力手段が出力する前記取引案内情報にしたがって、前記撮影部を介して前記ユーザの顔画像を取得する顔画像取得手段と、
前記顔画像取得手段により取得した前記顔画像を含む認証用情報に加えて、前記行動案内と、前記画像取得手段が取得した前記ユーザの画像とを、前記サーバに送信する認証情報送信手段と、
を備え、
前記サーバは、
本人確認がされたユーザの顔画像である照合用画像を記憶した照合用画像記憶部と、
前記取引装置から前記認証用情報に加えて、前記行動案内と、前記ユーザの画像とを受信する認証情報受信手段と、
前記認証情報受信手段が受信した前記ユーザの画像を、前記行動案内に基づいて確認する手段と、
前記認証用情報の前記顔画像に基づいて前記照合用画像記憶部に記憶された前記照合用画像を特定する照合画像特定手段と、
前記照合画像特定手段により特定された前記照合用画像と、前記顔画像とを照合した照合結果を取得する顔画像照合手段と、
前記確認する手段による確認ができ、かつ、前記顔画像照合手段により取得した照合結果が前記取引種類に対応した取引レベルを満たす場合に、前記取引種類に対応した取引を許可する取引許可手段と、
を備える本人認証システム。 - 請求項1に記載の本人認証システムにおいて、
前記認証情報送信手段は、前記ユーザを識別するユーザ識別情報をさらに含む前記認証用情報を、前記サーバに送信し、
前記照合用画像記憶部は、前記照合用画像を、前記ユーザ識別情報に対応付けて記憶し、
前記照合画像特定手段は、前記認証用情報の前記ユーザ識別情報に基づいて前記照合用画像記憶部に記憶された前記照合用画像を特定する、本人認証システム。 - 請求項1又は請求項2に記載の本人認証システムにおいて、
前記案内出力手段が出力する前記取引案内情報は、前記顔画像取得手段による前記顔画像の取得回数が前記取引種類によって異なるものであり、
前記ユーザの顔画像を複数回取得する場合に、前記取引案内情報は、前記ユーザの顔の向きを前記撮影部に対して正面方向にさせる指示を、少なくとも1回は含み、
前記認証情報送信手段は、前記ユーザの顔の向きを正面方向にさせる前記指示の後に前記顔画像取得手段により取得した前記顔画像を少なくとも含んだ前記認証用情報を、前記サーバに送信する、本人認証システム。 - 請求項3に記載の本人認証システムにおいて、
前記顔画像を複数回取得する場合に、前記取引案内情報は、前記ユーザの顔の向きを、前記撮影部に対して前記正面方向を除く方向にさせる指示をさらに含む、本人認証システム。 - 請求項1から請求項4までのいずれかに記載の本人認証システムにおいて、
前記取引装置は、前記取引種類が前記所定の取引種類である場合に、前記撮影部を介して取得した前記ユーザの前記顔画像から指示に応じた動作を検出する指示動作検出手段を備え、
前記顔画像取得手段は、前記指示動作検出手段が指示に応じた動作を検出した後に、前記顔画像を取得する、本人認証システム。 - 請求項1から請求項5までのいずれかに記載の本人認証システムにおいて、
前記取引装置は、前記取引種類を受け付けたことに応じて、前記取引種類を前記サーバに送信する取引種類受付手段を備え、
前記取引許可手段は、前記顔画像照合手段により取得した照合結果が、前記取引装置から受信した前記取引種類に対応した前記取引レベルを満たす場合に、前記取引種類に対応した取引を許可する、本人認証システム。 - 請求項1から請求項6までのいずれかに記載の本人認証システムにおいて、
前記サーバは、前記取引種類と、前記取引レベルに応じた閾値とを対応付けて記憶した照合レベル記憶部を備え、
前記顔画像照合手段は、前記照合用画像と、前記顔画像との一致度合いを示す照合スコアを、前記照合結果として取得し、
前記取引許可手段は、前記顔画像照合手段により取得した前記照合スコアが前記照合レベル記憶部の前記取引種類に対応した前記閾値以上である場合に、前記取引種類に対応した取引を許可する、本人認証システム。
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