JP2021144657A - 情報収集支援プログラム、情報収集支援方法および情報処理装置 - Google Patents

Abstract

【課題】在留外国人の口座管理のための情報を容易に収集可能にすること。【解決手段】情報処理装置１０１は、在留カード５００に記憶された顔画像５０１を含む在留カード情報を読み取る（在留情報収集）。情報処理装置１０１は、在留カード５００に記憶された在留カード情報の読み取りが完了した場合、自装置の撮影機能を起動して、ユーザを含む撮影画像５０２を撮影する。この際、情報処理装置１０１は、モーション指示を出力して、モーション指示に対応する動作が行われているか否かを判断する（自然人検知）。情報処理装置１０１は、自然人を検知した場合に、読み取った在留カード情報に含まれる顔画像５０１と、撮影した撮影画像５０２とに基づいて、顔照合処理を行う。これにより、本人特定事項と自然人との紐付けを行って、在留カード５００に記載の在留情報を登録する者が、在留カード５００を保有する本人であることを確認することができる。【選択図】図５

Description

本発明は、情報収集支援プログラム、情報収集支援方法および情報処理装置に関する。

近年、マネーロンダリングおよびテロ資金供与対策として、犯罪収益移転防止法において本人確認等の厳格化が進められている。例えば、銀行等の資金移動の不正利用懸念から在留外国人の預金口座管理の厳格化が進められている。

先行技術としては、ユーザから第１の写真データを受け付け、ポーズＤＢから１以上の任意のポーズを示す情報を選択し、ユーザに、選択されたポーズを示す情報に対応する第２の写真データの提出を要求し、ユーザから第２の写真データを受け付け、第１の写真データおよび第２の写真データを出力する本人認証支援装置がある。

特開２０１２−０１４２３３号公報

しかしながら、従来技術では、在留外国人の口座管理のための情報を収集するのに時間や手間がかかるという問題がある。

一つの側面では、本発明は、在留外国人の口座管理のための情報を容易に収集可能にすることを目的とする。

一つの実施態様では、口座情報の入力を受け付けると、入力された前記口座情報を、金融機関に対応する認証システムに送信し、前記認証システムから前記口座情報に基づき認証が成功した旨の認証結果を受信した場合に、在留カード番号の入力を受け付ける画面を出力し、前記在留カード番号の入力を受け付けると、前記在留カード番号に基づき読み取り許可される、在留カードに記憶されたユーザの画像を含む情報を読み取るとともに、ユーザを含む撮影画像を撮影し、読み取った前記情報に含まれる前記ユーザの画像と、撮影した前記ユーザを含む撮影画像とに基づいて、顔照合処理を行う、情報収集支援プログラムが提供される。

本発明の一側面によれば、在留外国人の口座管理のための情報を容易に収集可能にすることができるという効果を奏する。

図１は、実施の形態にかかる情報収集システム１００のシステム構成例を示す説明図である。 図２は、情報処理装置１０１のハードウェア構成例を示すブロック図である。 図３は、在留情報管理ＤＢ１３０の記憶内容の一例を示す説明図である。 図４は、情報処理装置１０１の機能的構成例を示すブロック図である。 図５は、情報処理装置１０１の情報収集処理例を示す説明図である。 図６は、情報処理装置１０１に表示される各種画面例を示す説明図（その１）である。 図７は、情報処理装置１０１に表示される各種画面例を示す説明図（その２）である。 図８は、情報処理装置１０１に表示される各種画面例を示す説明図（その３）である。 図９は、情報処理装置１０１に表示される各種画面例を示す説明図（その４）である。 図１０は、情報処理装置１０１に表示される各種画面例を示す説明図（その５）である。 図１１は、情報処理装置１０１に表示される各種画面例を示す説明図（その６）である。 図１２は、情報処理装置１０１に表示される各種画面例を示す説明図（その７）である。 図１３は、情報処理装置１０１に表示される各種画面例を示す説明図（その８）である。 図１４は、情報処理装置１０１に表示される各種画面例を示す説明図（その９）である。 図１５は、情報処理装置１０１に表示される各種画面例を示す説明図（その１０）である。 図１６は、情報処理装置１０１に表示される各種画面例を示す説明図（その１１）である。 図１７は、情報処理装置１０１に表示される各種画面例を示す説明図（その１２）である。 図１８は、情報処理装置１０１に表示される各種画面例を示す説明図（その１３）である。 図１９は、登録情報確認画面の画面例を示す説明図（その１）である。 図２０は、登録情報確認画面の画面例を示す説明図（その２）である。 図２１は、登録情報確認画面の画面例を示す説明図（その３）である。 図２２は、在留情報詳細画面の画面例を示す説明図である。 図２３は、情報処理装置１０１の情報収集支援処理手順の一例を示すフローチャート（その１）である。 図２４は、情報処理装置１０１の情報収集支援処理手順の一例を示すフローチャート（その２）である。 図２５は、情報処理装置１０１の情報収集支援処理手順の一例を示すフローチャート（その３）である。 図２６は、顔照合処理の具体的処理手順の一例を示すフローチャートである。

以下に図面を参照して、本発明にかかる情報収集支援プログラム、情報収集支援方法および情報処理装置の実施の形態を詳細に説明する。

（実施の形態）
まず、実施の形態にかかる情報処理装置１０１を含む情報収集システム１００について説明する。情報収集システム１００は、在留外国人の在留情報を収集するコンピュータシステムである。在留外国人は、例えば、日本に在留する外国人である。

マネーロンダリングおよびテロ資金供与対策として、在留外国人の口座管理の厳格化が進められており、例えば、継続的顧客管理の観点から、口座を保有する在留外国人の在留情報を収集して管理することが求められる。在留情報は、在留外国人の情報であり、例えば、在留資格や在留期間などである。口座は、例えば、銀行の預金口座である。

一方、従来は在留外国人が口座を開設した際に在留情報を収集していないことが多かった。このため、口座開設済みの在留外国人の在留情報を確認するためには、何らかの方法で在留情報を収集する必要がある。既存の収集方法として、口座開設済みの在留外国人に対して、在留情報の確認のための案内を郵送で送付することが行われている。

例えば、銀行の行員が、預金口座の中から在留外国人の口座を絞り込んだ上で、その在留外国人に対して、「在留情報の確認のために、在留カードを提出してください、あるいは、来店してください」といった案内を郵送で送付する。在留外国人は、この案内に応じて、在留カードを提出したり、来店したりする。

在留カードは、日本に中長期間在留する外国人に対して交付される身分証明書である。在留カードには、顔写真のほか、氏名、生年月日、性別、国籍・地域、在留資格、在留期限、就労の可否などの情報が記載される。在留カードには偽変造防止のためのＩＣ（Ｉｎｔｅｇｒａｔｅｄ Ｃｉｒｃｕｉｔ）チップが内蔵されている。ＩＣチップには、カード面に記載された事項の全部または一部が記録される。

しかしながら、既存の収集方法では、在留外国人にとって、在留カードを郵送で返信したり、来店したりするのに手間や時間がかかるため、返信率や来店率が低いという問題がある。また、銀行側にとっても、返信用封筒などのコストや、来店時の顧客対応にかかる行員のコストが増大するという問題がある。

このため、スマートフォンなどを利用して、在留外国人の口座管理のための情報を容易に収集することができれば、在留外国人にとって便利であり、また、銀行側のコスト削減につなげることができる。例えば、スマートフォンを利用して、在留カードに記載された在留資格や在留期間などの在留情報を収集することが考えられる。

ここで、在留カードに記載の在留情報を収集するにあたり、在留カードが、拾得物ではなく本人のものであることを確認する必要がある。これが、対面であれば、例えば、銀行の行員が、在留カードの提示を受けて、在留カードの顔写真と、来店した者が同じであるかを確認することで、本人のものであるかを確認することができる。ところが、非対面の場合、このような一連の動作がなくなるため、ユーザが在留カードを保有する本人（正当な保有者）であるかを適切に確認するための仕組みが必要となる。

そこで、本実施の形態では、スマートフォンなどを利用して在留外国人が在留情報を登録する際に、在留カードを保有する本人（正当な保有者）であるかの確認を簡単に行えるようにして、在留外国人の口座管理のための情報を容易に収集可能にする情報収集支援方法について説明する。

ここで、情報収集システム１００のシステム構成例について説明する。

図１は、実施の形態にかかる情報収集システム１００のシステム構成例を示す説明図である。図１において、情報収集システム１００は、情報処理装置１０１と、口座認証サーバ１０２と、情報収集サーバ１０３と、照合サーバ１０４と、事業者端末１０５と、を含む。情報収集システム１００において、情報処理装置１０１、口座認証サーバ１０２、情報収集サーバ１０３、照合サーバ１０４および事業者端末１０５は、有線または無線のネットワーク１１０を介して接続される。ネットワーク１１０は、例えば、インターネット、ＬＡＮ、ＷＡＮ（Ｗｉｄｅ Ａｒｅａ Ｎｅｔｗｏｒｋ）などである。

ここで、情報処理装置１０１は、ユーザが使用するコンピュータである。ユーザは、事業者と取引を行う者である。例えば、事業者は、銀行などの金融機関である。この場合、ユーザは、金融機関を利用する顧客である。情報処理装置１０１は、例えば、スマートフォン、タブレットＰＣ（Ｐｅｒｓｏｎａｌ Ｃｏｍｐｕｔｅｒ）などである。

口座認証サーバ１０２は、金融機関に対応して設けられ、口座認証処理を実行するコンピュータである。口座認証サーバ１０２は、口座情報管理ＤＢ（Ｄａｔａｂａｓｅ）１２０を有する。口座情報管理ＤＢ１２０は、情報収集対象者の口座情報を記憶する。情報収集対象者とは、口座（預金口座）を有する在留外国人のうち、在留情報が未登録の者である。

口座情報管理ＤＢ１２０において、口座情報は、識別キーを用いて管理される。識別キーは、口座情報を一意に識別する識別子である。口座情報は、例えば、口座番号、カナ姓、カナ名、生年月日、店番、科目、暗証番号などを含む。口座認証処理は、処理対象の口座情報が情報収集対象者（在留外国人）の口座であることを認証するための処理である。

口座認証処理は、例えば、認証用ＡＰＩ（Ａｐｐｌｉｃａｔｉｏｎ Ｐｒｏｇｒａｍｍｉｎｇ Ｉｎｔｅｒｆａｃｅ）により実現される。なお、口座認証サーバ１０２は、例えば、金融機関のサーバであってもよく、また、金融機関に認証サービスを提供するサービス提供者のサーバであってもよい。

情報収集サーバ１０３は、金融機関に対応して設けられ、在留情報を収集するコンピュータである。情報収集サーバ１０３は、在留情報管理ＤＢ１３０を有する。在留情報管理ＤＢ１３０の記憶内容については、図３を用いて後述する。なお、情報収集サーバ１０３は、例えば、金融機関のサーバであってもよく、また、金融機関に情報収集サービスを提供するサービス提供者のサーバであってもよい。

照合サーバ１０４は、照合処理を実行するコンピュータである。照合処理では、例えば、画像同士を照合して、画像同士の類似度合いを示す照合率が算出される。照合処理は、例えば、照合用ＡＰＩにより実現される。なお、照合サーバ１０４は、例えば、金融機関のサーバであってもよく、また、金融機関に照合サービスを提供するサービス提供者のサーバであってもよい。

事業者端末１０５は、事業者の職員が使用するコンピュータである。事業者の職員は、例えば、銀行の行員である。事業者端末１０５は、例えば、ＰＣ、タブレットＰＣなどである。事業者端末１０５において、銀行の行員は、情報収集サーバ１０３にアクセスして、例えば、収集された情報収集対象者（在留外国人）の在留情報を確認することができる。

なお、図１の例では、情報処理装置１０１を１台のみ表記したが、これに限らない。例えば、情報処理装置１０１は、ユーザごとに設けられる。また、口座認証サーバ１０２、情報収集サーバ１０３、照合サーバ１０４および事業者端末１０５をそれぞれ１台のみ表記したが、これに限らない。例えば、口座認証サーバ１０２、情報収集サーバ１０３、照合サーバ１０４および事業者端末１０５は、銀行などの金融機関ごとに設けられる。

（情報処理装置１０１のハードウェア構成例）
つぎに、情報処理装置１０１のハードウェア構成例について説明する。

図２は、情報処理装置１０１のハードウェア構成例を示すブロック図である。図２において、情報処理装置１０１は、ＣＰＵ（Ｃｅｎｔｒａｌ Ｐｒｏｃｅｓｓｉｎｇ Ｕｎｉｔ）２０１と、メモリ２０２と、カメラ２０３と、通信Ｉ／Ｆ（Ｉｎｔｅｒｆａｃｅ）２０４と、ディスプレイ２０５と、入力装置２０６と、読取装置２０７と、を有する。また、各構成部はバス２００によってそれぞれ接続される。

ここで、ＣＰＵ２０１は、情報処理装置１０１の全体の制御を司る。メモリ２０２は、例えば、ＲＯＭ（Ｒｅａｄ Ｏｎｌｙ Ｍｅｍｏｒｙ）、ＲＡＭ（Ｒａｎｄｏｍ Ａｃｃｅｓｓ Ｍｅｍｏｒｙ）およびフラッシュＲＯＭなどを有する。具体的には、例えば、フラッシュＲＯＭやＲＯＭが各種プログラムを記憶し、ＲＡＭがＣＰＵ２０１のワークエリアとして使用される。メモリ２０２に記憶されるプログラムは、ＣＰＵ２０１にロードされることで、コーディングされている処理をＣＰＵ２０１に実行させる。

カメラ２０３は、画像（静止画または動画）を撮影して画像データを出力する撮影装置である。カメラ２０３は、例えば、ディスプレイ２０５側に搭載されるインカメラや、ディスプレイ２０５の背面側に搭載されるアウトカメラである。

通信Ｉ／Ｆ２０４は、通信回線を通じてネットワーク１１０に接続され、ネットワーク１１０を介して他の装置（例えば、図１に示した口座認証サーバ１０２、情報収集サーバ１０３、照合サーバ１０４など）に接続される。そして、通信Ｉ／Ｆ２０４は、ネットワーク１１０と自装置内部とのインターフェースを司り、他の装置からのデータの入出力を制御する。

ディスプレイ２０５は、カーソル、アイコンあるいはツールボックスをはじめ、文書、画像、機能情報などのデータを表示する。ディスプレイ２０５は、例えば、被写体を表示する画面として機能することができる。ディスプレイ２０５としては、例えば、液晶ディスプレイ、有機ＥＬ（Ｅｌｅｃｔｒｏｌｕｍｉｎｅｓｃｅｎｃｅ）ディスプレイなどを採用することができる。

入力装置２０６は、文字、数字、各種指示などの入力のためのキーを有し、データの入力を行う。入力装置２０６は、キーボードやマウスなどであってもよく、また、タッチパネル式の入力パッドやテンキーなどであってもよい。読取装置２０７は、近距離無線通信によりデータの読み取りを行う装置である。例えば、読取装置２０７は、ＮＦＣ（Ｎｅａｒ Ｆｉｅｌｄ Ｃｏｍｍｕｎｉｃａｔｉｏｎ）のリーダライタ装置である。

なお、情報処理装置１０１は、上述した構成部のほかに、例えば、ＨＤＤ（Ｈａｒｄ Ｄｉｓｋ Ｄｒｉｖｅ）、ＳＳＤ（Ｓｏｌｉｄ Ｓｔａｔｅ Ｄｒｉｖｅ）、可搬型記録媒体Ｉ／Ｆ、ＧＰＳ（Ｇｌｏｂａｌ Ｐｏｓｉｔｉｏｎｉｎｇ Ｓｙｓｔｅｍ）ユニット、マイクロホン、スピーカなどを有することにしてもよい。

また、図１に示した事業者端末１０５についても、情報処理装置１０１と同様のハードウェア構成により実現することができる。また、口座認証サーバ１０２、情報収集サーバ１０３および照合サーバ１０４については、例えば、ＣＰＵ、メモリ、通信Ｉ／Ｆ、ＨＤＤ、可搬型記録媒体Ｉ／Ｆなどのハードウェア構成により実現される。

（在留情報管理ＤＢ１３０の記憶内容）
つぎに、図３を用いて、情報収集サーバ１０３が有する在留情報管理ＤＢ１３０の記憶内容について説明する。在留情報管理ＤＢ１３０は、例えば、情報収集サーバ１０３のメモリ、ＨＤＤなどの記憶装置により実現される。

図３は、在留情報管理ＤＢ１３０の記憶内容の一例を示す説明図である。図３において、在留情報管理ＤＢ１３０は、登録時間、カナ氏名、在留資格、在留期限、識別キーおよび詳細情報のフィールドを有する。各フィールドに情報を設定することで、在留情報管理データ（例えば、在留情報管理データ３００−１，３００−２）がレコードとして記憶される。

ここで、登録時間は、情報収集対象者（在留外国人）の在留情報が登録された日時を示す。カナ氏名は、在留外国人のカナ氏名を示す。在留資格は、在留情報の一つであり、在留外国人の在留資格を示す。在留期限は、在留情報の一つであり、在留外国人の在留期限を示す。

識別キーは、在留外国人が保有する口座を一意に識別する識別子である。識別キーから、在留外国人の口座情報を特定することができる。詳細情報は、在留外国人の詳細な情報であり、例えば、在留カードに記載された事項の全部または一部の情報や、取引目的に関する情報などである。

（情報処理装置１０１の機能的構成例）
図４は、情報処理装置１０１の機能的構成例を示すブロック図である。図４において、情報処理装置１０１は、受付部４０１と、口座認証部４０２と、表示制御部４０３と、読取部４０４と、撮影制御部４０５と、照合部４０６と、通信部４０７と、を含む。受付部４０１〜通信部４０７は、制御部となる機能であり、具体的には、例えば、図２に示したメモリ２０２に記憶されたプログラムをＣＰＵ２０１に実行させることにより、または、通信Ｉ／Ｆ２０４により、その機能を実現する。各機能部の処理結果は、例えば、メモリ２０２に記憶される。

受付部４０１は、口座情報の入力を受け付ける。入力される口座情報は、例えば、情報収集対象者（在留外国人）の口座情報である。口座情報は、例えば、口座番号、カナ姓、カナ名、生年月日、店番、科目、暗証番号などを含む。具体的には、例えば、受付部４０１は、図２に示した入力装置２０６を用いたユーザの操作入力により、口座情報の入力を受け付ける。

口座情報の入力は、例えば、図２に示したディスプレイ２０５に表示される口座情報入力画面において行われる。口座情報入力画面は、口座情報の入力を受け付ける操作画面である。口座情報入力画面の画面例については、図７を用いて後述する。

口座認証部４０２は、入力された口座情報を、金融機関に対応する認証システムに送信する。金融機関に対応する認証システムは、処理対象の口座情報が、情報収集対象者（在留外国人）の口座であることを認証するシステムであり、例えば、図１に示した口座認証サーバ１０２である。具体的には、例えば、口座認証部４０２は、入力された口座情報を含む認証依頼を口座認証サーバ１０２に送信する。

口座認証サーバ１０２は、情報処理装置１０１から認証依頼を受信すると、口座情報管理ＤＢ１２０を参照して、受信した認証依頼に含まれる口座情報に対応する在留外国人の口座情報が存在するか否かを判断する。認証依頼に含まれる口座情報に対応する在留外国人の口座情報は、例えば、口座番号、カナ姓、カナ名、生年月日、店番、科目、暗証番号が同一の口座情報である。

ここで、対応する在留外国人の口座情報が存在する場合、口座認証サーバ１０２は、口座情報に基づき認証が成功した旨の認証結果を情報処理装置１０１に送信する。口座認証部４０２は、口座認証サーバ１０２から口座情報に基づき認証が成功した旨の認証結果を受信すると、入力された口座情報を認証する。

一方、対応する在留外国人の口座情報が存在しない場合、口座認証サーバ１０２は、口座情報に基づき認証が失敗した旨の認証結果を情報処理装置１０１に送信する。口座認証部４０２は、口座認証サーバ１０２から口座情報に基づき認証が失敗した旨の認証結果を受信すると、入力された口座情報を認証しない。

これにより、入力された口座情報が、情報収集対象者（在留外国人）の正当な口座の情報であるかを認証することができる。なお、口座情報に基づき認証が成功した旨の認証結果には、例えば、口座情報の識別キーが含まれる。

表示制御部４０３は、認証システムから口座情報に基づき認証が成功した旨の認証結果を受信した場合に、在留カード番号の入力を受け付ける画面を出力する。具体的には、例えば、表示制御部４０３は、口座認証サーバ１０２から口座情報に基づき認証が成功した旨の認証結果が受信された場合に、在留カード番号入力画面をディスプレイ２０５に表示する。

在留カード番号入力画面は、在留カードに内蔵されたＩＣチップからのデータの読み取りに必要となる在留カード番号の入力を受け付ける操作画面である。在留カード番号入力画面の画面例については、図８を用いて後述する。

また、表示制御部４０３は、口座認証サーバ１０２から口座情報に基づき認証が失敗した旨の認証結果が受信された場合には、例えば、口座情報の認証に失敗した旨のメッセージとともに、口座情報の再入力を促すメッセージをディスプレイ２０５に表示することにしてもよい。

読取部４０４は、在留カード番号の入力を受け付けると、在留カード番号に基づき読み取り許可される、在留カードに記憶されたユーザの画像を含む在留カード情報を読み取る。在留カード情報は、例えば、在留カードに内蔵されたＩＣチップに記録されている情報である。在留カード情報には、在留カードに記載された事項の全部または一部の情報が含まれる。

例えば、在留カード情報には、ユーザの画像（顔画像）のほかに、特定個人情報、在留情報、電子署名、公開鍵などが含まれる。特定個人情報および在留情報は、例えば、在留カードの画像（顔画像を除く）として記憶されている。電子署名および公開鍵は、ＩＣチップの偽造・改ざんを防止するためのものである。また、在留カード情報には、資格外活動、変更後の住所などを示すテキスト情報が含まれる場合もある。

在留カード情報の読み取りは、例えば、入力された在留カード番号が、ＩＣチップに予め記憶された番号と一致する場合に許可される。一方、入力された在留カード番号が、ＩＣチップに予め記憶された番号と一致しない場合には、在留カード情報の読み取りは許可されない。具体的には、例えば、ユーザが装置本体の裏側（ＮＦＣ部分）に在留カードをタッチすると、入力された在留カード番号のチェックが行われる。読取部４０４は、読み取りが許可されると、読取装置２０７（図２参照）により、在留カードから、顔画像を含む在留カード情報を読み取る。

また、読取部４０４は、読み取った在留カード情報が正当であるか否かを判定することにしてもよい。具体的には、例えば、読取部４０４は、読み取った在留カード情報に含まれるユーザの画像と在留カードの画像とを合わせたものを、ハッシュ関数に与えて第１のハッシュ値を取得する。読取部４０４は、読み取った在留カード情報に含まれる電子署名を公開鍵により復号して第２のハッシュ値を取得する。

そして、読取部４０４は、第１のハッシュ値と第２のハッシュ値とを比較し、第１のハッシュ値と第２のハッシュ値とが一致した場合に、読み取った在留カード情報が偽変造（偽造・変造）されていない（正当である）と判定する。一方、第１のハッシュ値と第２のハッシュ値とが不一致の場合、読取部４０４は、読み取った在留カード情報が偽変造されている（正当でない）と判定する。

撮影制御部４０５は、ユーザを含む撮影画像を撮影する。具体的には、例えば、撮影制御部４０５は、在留カードに記憶された在留カード情報が読み取られた場合に、自装置の撮影機能を起動して、図２に示したカメラ２０３により、ユーザを含む撮影画像を撮影する。この際、撮影制御部４０５は、ユーザを含む静止画を撮影してもよく、また、ユーザを含む動画を撮影してもよい。

ただし、ユーザを含む撮影画像の撮影タイミングは、これに限らない。例えば、撮影制御部４０５は、読み取られた在留カード情報が偽変造されていない（正当である）と判定された場合に、自装置の撮影機能を起動して、カメラ２０３により、ユーザを含む撮影画像を撮影してもよい。また、撮影制御部４０５は、認証システムから口座情報に基づき認証が成功した旨の認証結果を受信した場合に、在留カード番号の入力を受け付ける画面を出力する前に、自装置の撮影機能を起動して、カメラ２０３により、ユーザを含む撮影画像を撮影してもよい。

また、表示制御部４０３は、ユーザを含む撮影画像を撮影する際に、被写体を表示する画面に、顔を位置付けるガイドを表示することにしてもよい。被写体を表示する画面は、例えば、ディスプレイ２０５に表示される。ガイドは、画面上での顔の位置を示す図形であってもよく、文字や記号を組み合わせたものであってもよい。

これにより、ユーザは、例えば、ディスプレイ２０５に表示されるガイドに従って、被写体を表示する画面上での顔の位置を合わせることで、自身の顔画像を簡単に撮影することができる。以下の説明では、被写体を表示する画面を「ファインダ画面」と表記する場合がある。

照合部４０６は、読み取られた在留カード情報に含まれるユーザの画像と、撮影されたユーザを含む撮影画像とに基づいて、顔照合処理を行う。ここで、顔照合処理は、ユーザ（操作者）が、在留カードを保有する本人（正当な保有者）であることを確認するための処理である。

具体的には、例えば、照合部４０６は、読み取られた在留カード情報に含まれるユーザの画像（顔画像）と、撮影されたユーザを含む撮影画像とを含む照合依頼を、図１に示した照合サーバ１０４に送信する。撮影画像としてユーザを含む動画が撮影された場合には、照合部４０６は、動画からいずれかのフレーム画像（例えば、正面を向いた画像）を、ユーザを含む撮影画像として選択することにしてもよい。

照合サーバ１０４は、情報処理装置１０１から照合依頼を受信すると、受信した照合依頼に含まれる撮影画像から顔を検出し、当該撮影画像から顔画像を抽出する。つぎに、照合サーバ１０４は、受信した照合依頼に含まれる顔画像と、抽出した顔画像とを照合して照合率を算出する。

この際、照合サーバ１０４は、算出した照合率に基づいて、他人受入率をあわせて算出することにしてもよい。他人受入率とは、本人ではないのに本人と認識してしまう割合のことである。なお、照合率や他人受入率を算出する技術としては、例えば、深層学習などの機械学習に基づく既存のいかなる技術を用いることにしてもよい。

そして、照合サーバ１０４は、算出した照合率（または、照合率および他人受入率）を含む照合結果を情報処理装置１０１に送信する。照合部４０６は、照合サーバ１０４から照合結果を受信すると、受信した照合結果に含まれる照合率が、閾値α以上であるか否かを判断する。閾値αは、任意に設定可能であり、例えば、８０［％］程度の値に設定される。

ここで、照合率が閾値α以上であれば、照合部４０６は、顔照合に成功したと判断する。一方、照合率が閾値α未満であれば、照合部４０６は、顔照合に失敗したと判断する。なお、ここでは、照合サーバ１０４に対して顔照合を依頼する場合を例に挙げて説明したが、これに限らない。例えば、照合部４０６が、顔画像同士を照合して照合率を算出する照合処理を実行することにしてもよい。

これにより、顔照合処理において顔照合に成功した場合に、ユーザが、在留カードを保有する本人であることを確認することができる。一方、顔照合処理において顔照合に失敗した場合には、ユーザが、在留カードを保有する本人ではないと判断することができる。

また、撮影画像としてユーザを含む動画が撮影された場合には、照合部４０６は、在留カード情報に含まれるユーザの画像と、撮影されたユーザを含む動画とに基づいて、顔照合処理を行うことにしてもよい。具体的には、例えば、照合部４０６は、撮影された動画から複数のフレーム画像を選択する。

複数のフレーム画像を選択するアルゴリズムは、任意に設定可能である。例えば、照合部４０６は、動画から、複数のフレーム画像を、ランダムに選択してもよいし、１枚置きに選択してもよいし、顔が検出されたものを選択してもよい。

つぎに、照合部４０６は、選択した複数のフレーム画像それぞれと、在留カード情報に含まれる顔画像とを照合した結果に基づいて、顔照合処理を行う。より詳細に説明すると、例えば、照合部４０６は、複数のフレーム画像のうちの少なくともいずれかのフレーム画像の照合率が閾値α以上の場合に、照合成功としてもよい。

これにより、画像（静止画）を１枚撮影して顔照合を行う場合に比べて、在留カードがユーザ本人のものであることの確認の精度を高めることができる。例えば、本人のものであるにもかかわらず、顔の写り方が悪い画像であったために照合率が低くなって照合失敗となるといったことを防ぐことができる。

あるいは、照合部４０６は、複数のフレーム画像それぞれと顔画像とを照合して得られるすべての照合率が閾値α以上の場合に、照合成功としてもよい。これにより、他人であるにもかかわらず、たまたま照合率が高くなって照合成功となるといったことを防ぐことができる。

また、表示制御部４０３は、ユーザを含む動画（撮影画像）を撮影する際に、モーション指示を出力することにしてもよい。ここで、モーション指示とは、被写体に対して、特定のモーション（動作）を行うよう指示するものである。具体的には、例えば、表示制御部４０３は、複数のモーション指示の中からランダムに選択したモーション指示を出力することにしてもよい。

モーション指示は、例えば、ファインダ画面に表示される画像や、不図示のスピーカからの音声によって行われる。特定のモーションとしては、例えば、まばたき、口の開閉、うなずき、顔振りなどが挙げられる。これにより、ユーザに対して、まばたき、口の開閉、うなずき、顔振りなどのモーションを行うよう指示することができる。

なお、モーション指示の出力例については、図１２を用いて後述する。

照合部４０６は、撮影されたユーザを含む動画に基づいて、出力されたモーション指示に対応する動作が行われているか否かを判断することにしてもよい。例えば、特定のモーションが「まばたき」であれば、照合部４０６は、撮影された動画に基づいて、「まばたき」が行われているか否かを判断する。

より詳細に説明すると、例えば、照合部４０６は、『眼を開けた状態⇒眼を閉じた状態⇒眼を開けた状態』の画像が順に検出されると、「まばたき」が行われていると判断する。また、例えば、特定のモーションが「顔振り」であれば、照合部４０６は、撮影された動画に基づいて、『左向き⇒正面⇒右向き⇒正面』の順に顔が動いていれば、「顔振り」が行われていると判断する。なお、被写体が特定のモーション（動作）を行っているか否かを動画から判断する技術としては、既存のいかなる技術を用いることにしてもよい。

そして、照合部４０６は、モーション指示に対応する動作が行われているか否かの判断結果にさらに基づいて、顔照合処理を行うことにしてもよい。具体的には、例えば、照合部４０６は、モーション指示に対応する動作が行われていると判断した場合に、読み取られた在留カード情報に含まれるユーザの画像と、撮影されたユーザを含む撮影画像とに基づいて、顔照合処理を行う。一方、モーション指示に対応する動作が行われていないと判断した場合には、照合部４０６は、顔照合処理を行わない。

これにより、モーション指示に対応する動作が行われなければ、顔照合のフェーズに移行しないことになるため、例えば、在留カードの顔写真を撮影してユーザの撮影画像とするなどの不正行為を防ぐことができる。また、モーション指示をランダムに選択して出力することで、例えば、出力されるモーション指示を予測しにくくして、モーション指示に応じた動画が事前に用意されるのを防ぐことができる。

なお、情報処理装置１０１は、モーション指示の出力、および、モーション指示に対応する動作が行われているか否かの判断を、モーション指示を変更しながら複数回繰り返し行うことにしてもよい。

表示制御部４０３は、顔照合処理に成功した場合、在留情報の入力を受け付ける画面を出力する。在留情報は、例えば、在留外国人の在留資格や在留期限を特定する情報であり、在留カードの表面に記載されている。具体的には、例えば、表示制御部４０３は、顔照合処理に成功した場合、在留情報入力画面をディスプレイ２０５に表示する。

在留情報入力画面は、在留情報の入力を受け付ける操作画面である。在留情報入力画面の画面例については、図１６を用いて後述する。なお、在留情報は、例えば、読み取られた在留カード情報に含まれる在留カードの画像をＯＣＲ処理して取得することにしてもよい。この場合、ＯＣＲ（Ｏｐｔｉｃａｌ Ｃｈａｒａｃｔｅｒ Ｒｅａｄｅｒ）処理して得られる在留情報が自動入力される。ＯＣＲ処理は、情報処理装置１０１において実行されてもよく、また、情報処理装置１０１がアクセス可能なＯＣＲサーバ（不図示）において実行されてもよい。

通信部４０７は、在留情報の入力を受け付けると、金融機関に対応する情報収集システムに、入力された口座情報と対応付けて、入力された在留情報を送信する。情報管理システムは、情報収集対象者（在留外国人）の在留情報を収集するシステムであり、例えば、図１に示した情報収集サーバ１０３である。

具体的には、例えば、通信部４０７は、入力された口座情報の識別キーと、入力された在留情報とを含む登録依頼を、情報収集サーバ１０３に送信する。口座情報の識別キーは、口座情報を一意に識別する識別子であり、例えば、口座情報に基づき認証が成功した旨の認証結果に含まれる。ただし、登録依頼には、入力された口座情報そのものが含まれていてもよい。

情報収集サーバ１０３は、情報処理装置１０１から登録依頼を受信すると、受信した登録依頼に含まれる口座情報の識別キーと対応付けて、登録依頼に含まれる在留情報（例えば、在留資格、在留期限）を、図３に示したような在留情報管理ＤＢ１３０に登録する。

これにより、新たな在留情報管理データが在留情報管理ＤＢ１３０にレコードとして記憶される。なお、新たな在留情報管理データの登録時間としては、例えば、情報収集サーバ１０３が情報処理装置１０１から登録依頼を受信した日時が設定される。

また、通信部４０７は、在留情報の入力を受け付けると、入力された口座情報と対応付けて、入力された在留情報、および、読み取られた在留カード情報を情報管理システムに送信することにしてもよい。

具体的には、例えば、通信部４０７は、入力された口座情報の識別キーと、入力された在留情報と、読み取られた在留カード情報に含まれる顔画像および在留カードの画像とを含む登録依頼を、情報収集サーバ１０３に送信する。顔画像および在留カードの画像は、在留カードの画像に顔画像が埋め込まれた状態で送信されてもよい。

この場合、情報収集サーバ１０３は、情報処理装置１０１から登録依頼を受信すると、受信した登録依頼に含まれる口座情報の識別キーと対応付けて、登録依頼に含まれる在留情報、顔画像および在留カードの画像を、在留情報管理ＤＢ１３０に登録する。顔画像および在留カードの画像は、例えば、在留情報管理データの詳細情報として記憶される。

また、通信部４０７は、顔照合処理において顔照合に失敗した場合、顔照合に失敗したことを示す情報を、情報管理システムに送信することにしてもよい。具体的には、例えば、通信部４０７は、入力された口座情報の識別キーと、顔照合に失敗したことを示す情報とを含むアラート情報を、情報収集サーバ１０３に送信する。

これにより、識別キーにより識別される口座情報について、在留情報を登録する際に、顔照合に失敗したことを示すアラートを通知することができる。

また、通信部４０７は、在留カードから読み取られた在留カード情報が正当でないと判定された場合に、在留カードから読み取られた在留カード情報が偽変造されている（正当でない）ことを示す情報を、情報管理システムに送信することにしてもよい。具体的には、例えば、通信部４０７は、入力された口座情報の識別キーと、在留カードから読み取られた在留カード情報が偽変造されていることを示す情報とを含むアラート情報を、情報収集サーバ１０３に送信する。

これにより、識別キーにより識別される口座情報について、在留情報を登録する際に、偽変造された在留カードが用いられたことを示すアラートを通知することができる。

また、通信部４０７は、認証システムから口座情報に基づき認証が失敗した旨の認証結果を受信した場合に、入力された口座情報に認証に失敗したことを示す情報を、情報管理システムに送信することにしてもよい。

また、表示制御部４０３は、顔照合処理において顔照合に成功した場合、在留カードの裏面を撮影する案内を出力することにしてもよい。在留カードの裏面には、例えば、資格外活動や変更後の住所などが記載されていることがある。在留カードの裏面を撮影する案内の出力例については、図１３を用いて後述する。

通信部４０７は、在留カードの裏面を含む画像が撮影された場合、入力された口座情報と対応付けて、入力された在留情報、および、撮影された在留カードの裏面を含む画像を情報管理システムに送信することにしてもよい。具体的には、例えば、通信部４０７は、入力された口座情報の識別キーと、入力された在留情報と、在留カードの裏面を含む画像とを含む登録依頼を、情報収集サーバ１０３に送信する。

この場合、情報収集サーバ１０３は、情報処理装置１０１から登録依頼を受信すると、受信した登録依頼に含まれる口座情報の識別キーと対応付けて、登録依頼に含まれる在留情報および在留カードの裏面を含む画像を、在留情報管理ＤＢ１３０に登録する。在留カードの裏面を含む画像は、例えば、在留情報管理データの詳細情報として記憶される。

また、表示制御部４０３は、在留カードの裏面を含む画像を撮影した後、読み取った在留カード情報と、撮影した在留カードの裏面を含む画像との確認を促す情報を出力することにしてもよい。なお、在留カード情報と、在留カードの裏面を含む画像との確認を促す情報の出力例については、図１５を用いて後述する。

また、表示制御部４０３は、顔照合処理において顔照合に成功した場合、さらに、ユーザの取引目的に関する情報の入力を受け付ける画面を出力することにしてもよい。ここで、取引目的に関する情報とは、口座の主な利用目的を特定する情報である。具体的には、例えば、表示制御部４０３は、顔照合処理において顔照合に成功した場合、取引目的入力画面をディスプレイ２０５に表示する。取引目的入力画面は、ユーザの取引目的に関する情報の入力を受け付ける操作画面である。取引目的入力画面の画面例については、図１７を用いて後述する。

通信部４０７は、取引目的に関する情報の入力を受け付けると、入力された口座情報と対応付けて、入力された在留情報、および、入力された取引目的に関する情報を情報管理システムに送信する。具体的には、例えば、通信部４０７は、入力された口座情報の識別キーと、入力された在留情報と、入力された取引目的に関する情報とを含む登録依頼を、情報収集サーバ１０３に送信する。

この場合、情報収集サーバ１０３は、情報処理装置１０１から登録依頼を受信すると、受信した登録依頼に含まれる口座情報の識別キーと対応付けて、登録依頼に含まれる在留情報および取引目的に関する情報を、在留情報管理ＤＢ１３０に登録する。取引目的に関する情報は、例えば、在留情報管理データの詳細情報として記憶される。

なお、上述した説明では、口座認証部４０２は、入力された口座情報の認証を行うにあたり、口座番号、カナ姓、カナ名、生年月日、店番、科目、暗証番号などを含む口座情報を、口座認証サーバ１０２に送信することにしたが、これに限らない。

例えば、受付部４０１は、金融機関から情報収集対象者（在留外国人）に通知される、受け付け番号とアクセスキーとを口座情報として入力を受け付けることにしてもよい。受け付け番号は、金融機関に存在する口座の口座番号と紐付けられた番号である。口座番号に紐付けられた受け付け番号は、例えば、口座情報管理ＤＢ１２０に登録される。

受け付け番号とアクセスキーは、例えば、金融機関から情報収集対象者（在留外国人）に郵送される書類に付されたＱＲ（Ｑｕｉｃｋ Ｒｅｓｐｏｎｓｅ）コードを読み取ることにより得られる。なお、ＱＲコードは、登録商標である。そして、口座認証部４０２は、入力された受け付け番号とアクセスキーとを口座情報として、口座認証サーバ１０２に送信することにしてもよい。

この場合、口座認証サーバ１０２は、受信した受け付け番号が口座情報管理ＤＢ１２０に登録済みであり、かつ、受信したアクセスキーが正当であると判断した場合、口座情報に基づき認証が成功した旨の認証結果を情報処理装置１０１に送信する。一方、受け付け番号が登録済みではない、または、アクセスキーが正当ではないと判断した場合は、口座認証サーバ１０２は、口座情報に基づき認証が失敗した旨の認証結果を情報処理装置１０１に送信する。

なお、アクセスキーの正当性は、例えば、受信した受け付け番号を、受信したアクセスキーで暗号化した情報と、受信した受け付け番号を、有効キー（正式なアクセスキー）で暗号化した情報とが一致するか否かによって判断される。有効キーは、例えば、口座情報管理ＤＢ１２０に受け付け番号と対応付けて記憶される。

具体的には、例えば、口座認証サーバ１０２は、受信した受け付け番号が口座情報管理ＤＢ１２０に登録済みの場合、受け付け番号に対応する有効キーを口座情報管理ＤＢ１２０から取得する。そして、口座認証サーバ１０２は、受信した受け付け番号を、受信したアクセスキーで暗号化した情報と、受信した受け付け番号を、取得した有効キーで暗号化した情報とが一致するか否かを判断する。ここで、暗号化した情報が一致した場合、口座認証サーバ１０２は、アクセスキーが正当であると判断する。一方、暗号化した情報が不一致の場合には、口座認証サーバ１０２は、アクセスキーが正当ではないと判断する。

また、情報処理装置１０１は、口座情報と対応付けて在留情報を情報収集サーバ１０３に送信するにあたり、口座情報と在留情報とが、同一人物の情報であるかを判断することにしてもよい。例えば、情報処理装置１０１は、氏名（カナ氏名）および生年月日が、口座情報と在留情報とで一致する場合に、同一人物の情報であると判断する。

ここで、口座情報に対応する氏名（カナ氏名）および生年月日は、例えば、口座情報の一情報として入力される。また、在留情報に対応する氏名（カナ氏名）および生年月日は、例えば、ＩＣチップから読み取られた在留カードの画像をＯＣＲ処理することにより得ることができる。

そして、情報処理装置１０１は、同一人物の情報であると判断した場合に、口座情報と対応付けて在留情報を情報収集サーバ１０３に送信することにしてもよい。一方、同一人物の情報ではないと判断した場合には、情報処理装置１０１は、口座情報と対応付けて在留情報を情報収集サーバ１０３に送信しないことにしてもよい。

また、同一人物の情報ではないと判断した場合、情報処理装置１０１は、口座情報と対応付けて、在留情報および同一人物の情報ではないことを示す情報を情報収集サーバ１０３に送信してもよい。これにより、口座を保有する者とは異なる他の者の在留情報が、口座情報と対応付けて登録されてしまうのを防ぐことができる。

また、情報処理装置１０１は、在留カードや在留期間の有効期限をチェックすることにしてもよい。在留カードの有効期限は、在留カードの予め決められた位置に記載されており、ＩＣチップから読み取られた在留カードの画像をＯＣＲ処理することにより得ることができる。具体的には、例えば、情報処理装置１０１は、在留カードの有効期限や在留期限が過去日付でないことをチェックすることにしてもよい。また、有効期限のチェック結果は、口座情報と対応付けて情報収集サーバ１０３に送信することにしてもよい。

また、情報処理装置１０１は、入力された在留情報と、読み取った在留カード情報に含まれる在留情報とを情報収集サーバ１０３に送信するとともに、入力された在留情報と、読み取った在留カード情報に含まれる在留情報とを比較した結果を情報収集サーバ１０３に送信することにしてもよい。なお、在留カード情報に含まれる在留情報は、ＩＣチップから読み取られた在留カードの画像をＯＣＲ処理することにより得ることができる。これにより、不正な在留情報が登録されるのを防ぐことができる。

（情報処理装置１０１の情報収集処理例）
つぎに、図５を用いて、情報処理装置１０１の情報収集処理例について説明する。

図５は、情報処理装置１０１の情報収集処理例を示す説明図である。図５において、情報処理装置１０１は、在留カード５００に記憶された顔画像５０１を含む在留カード情報を読み取る。在留カード情報には、顔画像５０１のほかに、在留カードの画像、電子署名、公開鍵などが含まれる。これにより、在留情報を収集することができる。

情報処理装置１０１は、在留カード５００に記憶された在留カード情報の読み取りが完了した場合、自装置の撮影機能を起動して、カメラ２０３（図２参照）により、ユーザを含む撮影画像５０２を撮影する（カメラによる容姿撮影）。この際、情報処理装置１０１は、モーション指示を出力して、モーション指示に対応する動作が行われているか否かを判断する。これにより、指示通りのモーションを検知して、自然人検知を行うことができる。

情報処理装置１０１は、自然人を検知した場合に、読み取った在留カード情報に含まれる顔画像５０１と、撮影した撮影画像５０２とに基づいて、顔照合処理を行う。これにより、本人特定事項と自然人との紐付けを行って、在留カード５００に記載の在留情報を登録する者が、在留カード５００を保有する本人であることを確認することができる。

（情報処理装置１０１に表示される各種画面例）
つぎに、図６〜図１８を用いて、情報処理装置１０１のディスプレイ２０５に表示される各種画面例について説明する。

図６〜図１８は、情報処理装置１０１に表示される各種画面例を示す説明図である。図６において、言語選択画面６００は、言語を選択する操作画面の一例である。言語選択画面６００は、例えば、情報処理装置１０１において在留情報収集アプリ（本情報収集支援プログラムに相当）を起動すると表示される。

言語選択画面６００において、例えば、図２に示した入力装置２０６を用いたユーザの操作入力により、ボタン６０１〜６０４のいずれかを選択することにより、言語を選択することができる。以降の画面の文言は、ここで選択された言語で表示される。例えば、ボタン６０１を選択すると、以降の画面の文言は、日本語で表示される。

以下の説明では、言語として「日本語」が選択された場合を想定する。言語が選択されると、例えば、アプリ利用規約やアプリ使用説明などの画面（不図示）が表示された後、図７に示す口座情報入力画面７００が表示される。

図７において、口座情報入力画面７００は、口座情報を入力する操作画面の一例である。ここでは、口座情報として、カナ性、カナ名、生年月日、店番、科目および口座番号を入力する場合を想定する。

口座情報入力画面７００において、入力欄７０１を選択すると、カナ性を入力することができる。口座情報入力画面７００において、入力欄７０２を選択すると、カナ名を入力することができる。口座情報入力画面７００において、入力欄７０３を選択すると、生年月日を入力することができる。

口座情報入力画面７００において、入力欄７０４を選択すると、店番を入力することができる。口座情報入力画面７００において、メニューボタン７０５を選択すると、プルダウン表示される複数の科目から任意の科目を選択することができる。口座情報入力画面７００において、入力欄７０６を選択すると、口座番号を入力することができる。

また、口座情報入力画面７００において、口座情報が入力された状態で、次へボタン７０７を選択すると、入力された口座情報が、情報処理装置１０１から口座認証サーバ１０２に送信される。口座認証サーバ１０２から口座情報に基づき認証が成功した旨の認証結果を受信すると、図８に示す在留カード番号入力画面８００が表示される。

これにより、入力された口座情報が情報収集対象者（在留外国人）の口座であるかを認証することによって、アプリ操作者であるユーザの認証を行うことができる。

図８において、在留カード番号入力画面８００は、在留カード番号の入力を受け付ける操作画面の一例である。在留カード番号入力画面８００において、ソフトウェアキーボード８０１を操作することにより、在留カード番号を入力することができる。

また、在留カード番号入力画面８００において、カメラアイコン８０２を選択すると、在留カードを撮影する操作画面（不図示）に遷移して、在留カードを撮影することができる。この場合、情報処理装置１０１は、ＯＣＲ処理により、撮影された在留カード（表面）の画像から在留カード番号を読み取ることにより、在留カード番号の入力を受け付ける。

これにより、ユーザは、在留カード番号を手入力しなくても、在留カードを撮影するだけで、在留カード番号を入力することができる。なお、在留カード番号は、在留カードの予め決められた位置（例えば、右上）に記載されている。

入力された在留カード番号は、番号入力ボックス８０３に表示される。在留カード番号が入力されると、図９に示すＩＣ情報読み取り画面９００が表示される。

図９において、ＩＣ情報読み取り画面９００は、在留カードに内蔵されたＩＣチップから在留カード情報を読み取るための操作画面の一例である。ユーザが装置本体の裏側（ＮＦＣ部分）に在留カードをタッチすると、入力された在留カード番号のチェックが行われ、読み取りが許可されると、読取装置２０７（図２参照）により、顔画像を含む在留カード情報が読み取られる。

顔画像を含む在留カード情報が読み取られると、当該在留カード情報に基づき、在留カード（在留カード情報）の正当性が判定される。在留カード（在留カード情報）の正当性の判定には、例えば、在留カード情報に含まれる電子署名に基づく偽造・変造チェックが用いられる。偽造・変造チェックが完了すると、図１０に示す読み取り結果確認画面１０００が表示される。

図１０において、読み取り結果確認画面１０００は、在留カード情報の読み取り結果１００１と、偽造・変造チェック結果１００２とを示す操作画面の一例である。在留カード情報の読み取り結果１００１は、在留カードに内蔵されたＩＣチップから読み取られた在留カード情報に含まれる顔画像と、在留カードの画像（顔画像を除く）とを合成したものである。

偽造・変造チェック結果１００２は、偽造・変造チェックにおいて在留カード（在留カード情報）が正当であると判定されたことを示す。読み取り結果確認画面１０００において、次へボタン１００３を選択すると、図１１に示す顔画像撮影画面１１００が表示される。

図１１において、顔画像撮影画面１１００は、ユーザを含む画像を撮影する操作画面の一例である。ユーザは、顔画像撮影画面１１００に表示される指示に従って、自身の顔画像を撮影する。

まず、顔画像撮影画面１１００において、次へボタン１１０１を選択すると、図１２に示すファインダ画面１２１０とともにモーション指示１２１１が表示される。また、ファインダ画面１２１０には、顔を位置付けるガイド１２１２が表示される。モーション指示１２１１は、被写体に対して、正面を見るよう指示するものである。

ユーザは、ファインダ画面１２１０を見ながら、ガイド１２１２に従って顔の位置を合わせつつ、モーション指示１２１１に対応する動作を行う。ここで、モーション指示１２１１に対応する動作、すなわち、正面を見る動作が行われると、モーション指示１２１１が、図１２に示すモーション指示１２２１に切り替わる。

ユーザは、ファインダ画面１２１０を見ながら、ガイド１２１２に従って顔の位置を合わせつつ、モーション指示１２２１に対応する動作を行う。ここで、モーション指示１２２１に対応する動作、すなわち、まばたきが行われると、モーション指示１２２１が、モーション指示１２３１に切り替わる。

ユーザは、ファインダ画面１２１０を見ながら、ガイド１２１２に従って顔の位置を合わせつつ、モーション指示１２３１に対応する動作を行う。ここで、モーション指示１２３１に対応する動作、すなわち、口を開ける動作が行われると、モーション指示に対応する動作が行われたと判断され、自然人が検知される。

また、自然人が検知されると、読み取られた在留カード情報に含まれる顔画像と、撮影されたユーザを含む撮影画像とに基づく顔照合処理が行われる。ユーザを含む撮影画像は、例えば、モーション指示１２１１に対応する動作が行われたときに撮影された画像である。ここで、顔照合に成功した場合、図１３に示す顔照合完了画面１３００が表示される。

なお、顔画像撮影画面１１００において、各モーション指示１２１１，１２２１，１２３１に対応する動作が行われなければ、照合失敗を示す画面（不図示）が表示される。

図１３において、顔照合完了画面１３００は、顔照合の結果（照合成功）を示す操作画面の一例である。また、顔照合完了画面１３００には、在留カードの裏面を撮影するよう促すメッセージ１３０１が表示されている。メッセージ１３０１は、在留カードの裏面を撮影する案内の一例である。

これにより、ユーザは、在留カードの裏面の撮影を行えばよいことがわかる。顔照合完了画面１３００において、次へボタン１３０２を選択すると、図１４に示す確認画面１４００がポップアップ表示される。なお、確認画面１４００を表示する前に、撮影の許可を問い合わせたり、撮影方法を説明したりする操作画面を表示することにしてもよい。

図１４において、確認画面１４００は、在留カードの裏面を撮影するか否かを選択する操作画面の一例である。確認画面１４００において、ボタン１４０１を選択すると、ファインダ画面１４１０が表示される。また、確認画面１４００において、ボタン１４０２を選択すると、在留カードの裏面の撮影をスキップすることができる。

ここでは、ボタン１４０１が選択されて、ファインダ画面１４１０が表示された場合を想定する。ユーザは、ファインダ画面１４１０を見ながら、ガイド１４１１に従って在留カード（裏面）の位置を合わせて、ボタン１４１２を選択すると、在留カードの裏面を撮影することができる。

ファインダ画面１４１０において在留カードの裏面が撮影されると、図１５に示す在留カード確認画面１５００が表示される。

図１５において、在留カード確認画面１５００は、在留カードから読み取った在留カード情報と、撮影した在留カードの裏面を含む画像との確認を促す操作画面の一例である。カード画像（表面）１５０１は、在留カードの表面を表す画像であり、在留カードから読み取った在留カード情報に含まれる顔画像と在留カードの画像（イメージ１５１０）とを合成して生成される。

カード画像（裏面）１５０２は、在留カードの裏面を撮影した画像である。在留カード確認画面１５００において、ユーザは、カード画像（表面）１５０１とカード画像（裏面）１５０２を確認して問題なければ、チェックボックス１５０３を選択する。また、在留カード確認画面１５００において、再撮影ボタン１５０４を選択すると、在留カードの裏面の撮影をやり直すことができる。

また、在留カード確認画面１５００において、チェックボックス１５０３を選択した状態で、次へボタン１５０５を選択すると、図１６に示す在留情報入力画面１６００が表示される。

図１６において、在留情報入力画面１６００は、在留情報の入力を受け付ける操作画面の一例である。ここでは、在留情報として、在留資格、在留期間満了日（在留期限）およびメールアドレスを入力する場合を想定する。

在留情報入力画面１６００において、メニューボタン１６０１を選択すると、プルダウン表示される複数の在留資格から任意の在留資格を選択することができる。在留情報入力画面１６００において、入力欄１６０２を選択すると、在留期間満了日（在留期限）を入力することができる。

在留情報入力画面１６００において、入力欄１６０３を選択すると、メールアドレスを入力することができる。ここで入力されるメールアドレスは、在留外国人の連絡先のメールアドレスである。また、在留情報入力画面１６００において、在留情報が入力された状態で、次へボタン１６０４を選択すると、図１７に示す取引目的入力画面１７００が表示される。

図１７において、取引目的入力画面１７００は、ユーザの取引目的に関する情報の入力を受け付ける操作画面の一例である。ここでは、ユーザの取引目的に関する情報として、在留情報以外の取引時に確認が必要となり得る事項を入力する場合を想定する。

取引目的入力画面１７００において、入力欄１７０１を選択すると、住所を入力することができる。取引目的入力画面１７００において、メニューボタン１７０２を選択すると、プルダウン表示される複数の国籍から任意の国籍を選択することができる。

取引目的入力画面１７００において、チェックボックス１７０３〜１７０９を選択すると、取引目的を入力することができる。例えば、チェックボックス１７０３を選択すると、口座の取引目的として「生活費決済」を入力することができる。

また、取引目的入力画面１７００において、次へボタン１７１０を選択すると、情報処理装置１０１から情報収集サーバ１０３に登録依頼が送信され、図１８に示す結果送信画面１８１０が表示される。登録依頼には、例えば、入力された口座情報の識別キー、入力された在留情報、入力された取引目的に関する情報が含まれる。また、登録依頼には、在留カードから読み取られた情報（例えば、カード画像（表面）１５０１）、在留カードの裏面を含む画像（例えば、カード画像（裏面）１５０２）が含まれる。

図１８において、結果送信画面１８１０は、入力された在留情報の登録依頼を情報収集サーバ１０３に送信中であることを示す画面である。情報収集サーバ１０３において、在留情報の登録依頼に応じて、新たな在留情報管理データが在留情報管理ＤＢ１３０に登録されると、登録完了画面１８２０が表示される。

登録完了画面１８２０によれば、ユーザは、在留情報の登録が正常に完了したことを確認することができる。登録完了画面１８２０において、終了ボタン１８２１を選択すると、一連の登録手続きを終了することができる。

（登録情報確認画面の画面例）
つぎに、在留情報収集サービスを利用する際に、事業者端末１０５に表示される登録情報確認画面の画面例について説明する。なお、登録情報確認画面は、例えば、事業者端末１０５から情報収集サーバ１０３にアクセスした場合に、情報収集サーバ１０３の制御により事業者端末１０５に表示される。

図１９〜図２１は、登録情報確認画面の画面例を示す説明図である。図１９において、登録情報確認画面１９００は、在留情報収集サービスへのログイン処理を行うためのログイン画面の一例である。登録情報確認画面１９００において、ユーザの操作入力により、ボックス１９０１を選択すると、ユーザＩＤを入力することができる。

また、登録情報確認画面１９００において、ボックス１９０２をタップすると、パスワードを入力することができる。また、登録情報確認画面１９００において、ボタン１９０３をタップすると、入力されたユーザＩＤとパスワードを用いてログイン処理を行うことができる。

ログイン処理では、入力されたユーザＩＤと対応付けてユーザＤＢ（不図示）に登録されている有効パスワードと、入力されたパスワードとの照合が行われる。ここで、パスワードが一致する場合、認証ＯＫとなる。一方、パスワードが不一致の場合や、入力されたユーザＩＤが存在しない場合には、認証ＮＧとなる。

認証ＯＫとなると、図２０に示す登録情報確認画面２０００が表示される。

図２０において、登録情報確認画面２０００は、在留情報を検索する際の検索条件を入力する操作画面の一例である。登録情報確認画面２０００において、ユーザの操作入力により、ボックス２００１を選択すると、検索条件として期間を入力することができる。

また、登録情報確認画面２０００において、ボックス２００２を選択すると、検索条件として識別キーを入力することができる。登録情報確認画面２０００において、メニューボタン２００３を選択すると、プルダウン表示される複数の照合結果（顔照合ＯＫ、顔照合ＮＧ、全て）から任意の照合結果を検索条件として選択することができる。

登録情報確認画面２０００において、検索ボタンを選択すると、入力された検索条件に合致する在留情報が検索される。具体的には、例えば、情報収集サーバ１０３において、在留情報管理ＤＢ１３０から、入力された検索条件に合致する在留情報管理データが検索され、図２１に示す登録情報確認画面２１００が表示される。

ここでは、検索条件として、期間「２０２０−０２−０１〜２０２０−０２−２５」が入力され、照合結果「全て」が選択された場合を想定する。

図２１において、登録情報確認画面２１００は、在留情報の検索結果（例えば、検索結果２１０１〜２１０４）を表示する操作画面の一例である。ここでは、登録時間が期間「２０２０−０２−０１〜２０２０−０２−２５」に含まれ、照合結果が「顔照合ＯＫまたは顔照合ＮＧ」の検索結果（全て）が表示される。

検索結果は、登録時間、カナ氏名、在留期限、在留資格、識別キーおよび照合結果を含む。登録時間は、在留情報が登録された日時を示す。カナ氏名は、在留外国人のカナ氏名を示す。在留期限および在留資格は、在留情報を示す。識別キーは、在留外国人が保有する口座を一意に識別する識別子である。

例えば、検索結果２１０１は、登録時間「２０２０−０１−２９ １５：５３：３７」、カナ氏名「オウ シゲオ」、在留期限「２０２０年０３月０５日」、在留資格「技術」、識別キー「０１２３４５６」および照合結果「一致（顔照合ＯＫ）」を示す。

これにより、事業者端末１０５のユーザ（銀行の行員など）は、識別キーにより識別される口座について、登録された在留情報を確認することができる。

また、登録情報確認画面２１００において、例えば、検索結果２１０１の確認ボタン２１１０を選択すると、図２２に示すような在留情報詳細画面２２００が表示される。また、登録情報確認画面２１００において、ダウンロードボタン２１１１を選択すると、検索結果の一覧をＣＳＶ（Ｃｏｍｍａ−Ｓｅｐａｒａｔｅｄ Ｖａｌｕｅ）形式で出力することができる。

図２２は、在留情報詳細画面の画面例を示す説明図である。図２２において、在留情報詳細画面２２００は、カード画像（表面）２２０１と、カード画像（裏面）２２０２と、在留情報データ２２０３とを含む。カード画像（表面）２２０１は、在留カードの表面を表す画像であり、在留カードから読み取った在留カード情報に含まれる顔画像と在留カードの画像とを合成したものである。

カード画像（裏面）２２０２は、在留カードの裏面を撮影した画像である。在留情報データ２２０３は、在留外国人のカナ氏名や在留情報などを示す。ただし、図２２では、在留情報データ２２０３の一部を抜粋して表示している。例えば、在留情報データ２２０３には、在留カード番号、生年月日、国籍、住所、取引目的、職業などが含まれていてもよい。

在留情報詳細画面２２００によれば、事業者端末１０５のユーザ（銀行の行員など）は、識別キーにより識別される口座について、登録された在留情報の詳細を確認することができる。また、在留情報詳細画面２２００において、ＰＤＦ出力ボタン２２０４を選択すると、在留情報詳細画面２２００の表示内容をＰＤＦ（Ｐｏｒｔａｂｌｅ Ｄｏｃｕｍｅｎｔ Ｆｏｒｍａｔ）出力することができる。

（情報処理装置１０１の情報収集支援処理手順）
つぎに、図２３〜図２５を用いて、情報処理装置１０１の情報収集支援処理手順について説明する。

図２３〜図２５は、情報処理装置１０１の情報収集支援処理手順の一例を示すフローチャートである。図２３のフローチャートにおいて、まず、情報処理装置１０１は、口座情報の入力を受け付けたか否かを判断する（ステップＳ２３０１）。ここで、情報処理装置１０１は、口座情報の入力を受け付けるのを待つ（ステップＳ２３０１：Ｎｏ）。

情報処理装置１０１は、口座情報の入力を受け付けた場合（ステップＳ２３０１：Ｙｅｓ）、入力された口座情報を含む認証依頼を口座認証サーバ１０２に送信する（ステップＳ２３０２）。そして、情報処理装置１０１は、口座認証サーバ１０２から口座情報に基づき認証が成功した旨の認証結果を受信したか否かを判断する（ステップＳ２３０３）。

ここで、口座情報に基づき認証が失敗した旨の認証結果を受信した場合（ステップＳ２３０３：Ｎｏ）、情報処理装置１０１は、口座情報に基づく認証に失敗したことを示す認証結果（ＮＧ）を出力して（ステップＳ２３０４）、本フローチャートによる一連の処理を終了する。

一方、口座情報に基づき認証が成功した旨の認証結果を受信した場合（ステップＳ２３０３：Ｙｅｓ）、情報処理装置１０１は、在留カード番号入力画面をディスプレイ２０５に表示する（ステップＳ２３０５）。そして、情報処理装置１０１は、在留カード番号の入力を受け付けたか否かを判断する（ステップＳ２３０６）。

ここで、情報処理装置１０１は、在留カード番号の入力を受け付けるのを待つ（ステップＳ２３０６：Ｎｏ）。情報処理装置１０１は、在留カード番号の入力を受け付けた場合（ステップＳ２３０６：Ｙｅｓ）、在留カード番号に基づき読み取り許可される、在留カードに内蔵されたＩＣチップからユーザの画像を含む在留カード情報を読み取る（ステップＳ２３０７）。

つぎに、情報処理装置１０１は、読み取った在留カード情報に含まれる公開鍵を用いて、電子署名による偽造・変造検証処理を実行する（ステップＳ２３０８）。そして、情報処理装置１０１は、偽造・変造検証処理の検証結果が検証成功であるか否かを判断する（ステップＳ２３０９）。

ここで、検証失敗の場合（ステップＳ２３０９：Ｎｏ）、情報処理装置１０１は、在留カード（在留カード情報）が正当でないことを示す検証結果（ＮＧ）を出力して（ステップＳ２３１０）、本フローチャートによる一連の処理を終了する。一方、検証成功の場合（ステップＳ２３０９：Ｙｅｓ）、情報処理装置１０１は、図２４に示すステップＳ２４０１に移行する。

図２４のフローチャートにおいて、まず、情報処理装置１０１は、顔照合処理を実行する（ステップＳ２４０１）。顔照合処理は、ユーザが、在留カードを保有する本人（正当な保有者）であることを確認するための処理である。ただし、ここでの顔照合処理は、モーション検知による自然人検知処理を含めたものとする。

顔照合処理の具体的な処理手順については、図２６を用いて後述する。

つぎに、情報処理装置１０１は、顔照合処理において顔照合に成功したか否かを判断する（ステップＳ２４０２）。ここで、顔照合に失敗した場合（ステップＳ２４０２：Ｎｏ）、情報処理装置１０１は、顔照合に失敗したことを示す照合結果（ＮＧ）を出力して（ステップＳ２４０３）、本フローチャートによる一連の処理を終了する。

一方、顔照合に成功した場合（ステップＳ２４０２：Ｙｅｓ）、情報処理装置１０１は、在留カードの裏面を撮影する案内をディスプレイ２０５に表示する（ステップＳ２４０４）。そして、情報処理装置１０１は、在留カードの裏面を含む画像が撮影されたか否かを判断する（ステップＳ２４０５）。

ここで、情報処理装置１０１は、在留カードの裏面を含む画像が撮影されるのを待つ（ステップＳ２４０５：Ｎｏ）。情報処理装置１０１は、在留カードの裏面を含む画像が撮影された場合（ステップＳ２４０５：Ｙｅｓ）、在留カード確認画面をディスプレイ２０５に表示する（ステップＳ２４０６）。

在留カード確認画面は、在留カードから読み取られた在留カード情報と、在留カードの裏面を含む画像との確認を促す画面（例えば、在留カード確認画面１５００）である。以下の説明では、在留カードの裏面を含む画像を「在留カード画像（裏面）」と表記する場合がある。

つぎに、情報処理装置１０１は、在留カード情報と在留カード画像（裏面）とが確認されたか否かを判断する（ステップＳ２４０７）。ここで、在留カード情報と在留カード画像（裏面）とが確認されていない場合（ステップＳ２４０７：Ｎｏ）、情報処理装置１０１は、ステップＳ２４０４に戻る。例えば、情報処理装置１０１は、在留カードの裏面の撮影のやり直し（再撮影）が行われる場合に、在留カード情報と在留カード画像（裏面）とが確認されていないと判断する。

一方、在留カード情報と在留カード画像（裏面）とが確認された場合（ステップＳ２４０７：Ｙｅｓ）、情報処理装置１０１は、在留情報入力画面をディスプレイ２０５に表示する（ステップＳ２４０８）。そして、情報処理装置１０１は、在留情報の入力を受け付けたか否かを判断する（ステップＳ２４０９）。

ここで、情報処理装置１０１は、在留情報の入力を受け付けるのを待つ（ステップＳ２４０９：Ｎｏ）。情報処理装置１０１は、在留情報の入力を受け付けた場合（ステップＳ２４０９：Ｙｅｓ）、図２５に示すステップＳ２５０１に移行する。

図２５のフローチャートにおいて、まず、情報処理装置１０１は、取引目的入力画面をディスプレイ２０５に表示する（ステップＳ２５０１）。そして、情報処理装置１０１は、ユーザの取引目的に関する情報の入力を受け付けたか否かを判断する（ステップＳ２５０２）。

ここで、情報処理装置１０１は、取引目的に関する情報の入力を受け付けるのを待つ（ステップＳ２５０２：Ｎｏ）。情報処理装置１０１は、取引目的に関する情報の入力を受け付けた場合（ステップＳ２５０２：Ｙｅｓ）、入力された在留情報を含む登録依頼を、情報収集サーバ１０３に送信する（ステップＳ２５０３）。

登録依頼には、在留情報の他に、例えば、入力された口座情報の識別キー、入力された取引目的に関する情報、読み取られた在留カード情報、在留カード画像（裏面）などが含まれる。また、登録依頼には、図２４に示したステップＳ２４０１の顔照合処理における照合率が含まれていてもよい。

そして、情報処理装置１０１は、情報収集サーバ１０３における在留情報の登録が完了すると、登録完了画面をディスプレイ２０５に表示して（ステップＳ２５０４）、本フローチャートによる一連の処理を終了する。これにより、在留外国人の口座管理のための情報を収集することができる。

つぎに、図２６を用いて、図２４に示したステップＳ２４０１の顔照合処理の具体的な処理手順について説明する。

図２６は、顔照合処理の具体的処理手順の一例を示すフローチャートである。図２６のフローチャートにおいて、まず、情報処理装置１０１は、自装置の撮影機能を起動して、カメラ２０３により、ユーザを含む動画を撮影する（ステップＳ２６０１）。

つぎに、情報処理装置１０１は、カメラ２０３により動画を撮影中に、モーション指示を出力する（ステップＳ２６０２）。そして、情報処理装置１０１は、カメラ２０３により撮影した動画に基づいて、出力したモーション指示に対応する動作が行われているか否かを判断する（ステップＳ２６０３）。

ここで、モーション指示に対応する動作が行われていない場合（ステップＳ２６０３：Ｎｏ）、情報処理装置１０１は、顔照合に失敗したとして（ステップＳ２６０４）、顔照合処理を呼び出したステップに戻る。

一方、モーション指示に対応する動作が行われている場合（ステップＳ２６０３：Ｙｅｓ）、情報処理装置１０１は、読み取られた在留カード情報に含まれる顔画像（ユーザの画像）と、撮影した動画から選択したユーザを含むフレーム画像とを含む照合依頼を、照合サーバ１０４に送信する（ステップＳ２６０５）。

つぎに、情報処理装置１０１は、照合サーバ１０４から照合結果を受信したか否かを判断する（ステップＳ２６０６）。照合結果には、例えば、在留カード情報に含まれる顔画像と、ユーザを含むフレーム画像との類似度合いを示す照合率が含まれる。ここで、情報処理装置１０１は、照合サーバ１０４から照合結果を受信するのを待つ（ステップＳ２６０６：Ｎｏ）。

情報処理装置１０１は、照合サーバ１０４から照合結果を受信した場合（ステップＳ２６０６：Ｙｅｓ）、受信した照合結果に含まれる照合率が閾値α以上であるか否かを判断する（ステップＳ２６０７）。ここで、照合率が閾値α未満の場合（ステップＳ２６０７：Ｎｏ）、情報処理装置１０１は、ステップＳ２６０４に移行する。

一方、照合率が閾値α以上の場合（ステップＳ２６０７：Ｙｅｓ）、情報処理装置１０１は、顔照合に成功したとして（ステップＳ２６０８）、顔照合処理を呼び出したステップに戻る。これにより、モーション検知により自然人を検知して不正行為を防ぎつつ、顔照合を行うことができる。

以上説明したように、実施の形態にかかる情報処理装置１０１によれば、口座情報の入力を受け付けると、入力された口座情報を口座認証サーバ１０２に送信し、口座認証サーバ１０２から口座情報に基づき認証が成功した旨の認証結果を受信した場合に、在留カード番号の入力を受け付ける画面を出力することができる。

これにより、入力された口座情報が、情報収集対象者（在留外国人）の口座であることが認証できたら、在留カードのＩＣチップに記録された在留カード情報を読み取るための在留カード番号の入力を受け付けることができる。

また、情報処理装置１０１によれば、在留カード番号の入力を受け付けると、在留カード番号に基づき読み取り許可される、在留カードに記憶されたユーザの画像を含む在留カード情報を読み取るとともに、ユーザを含む撮影画像を撮影することができる。

これにより、在留カード番号が入力され、装置本体の裏側（ＮＦＣ部分）に在留カードをタッチされると、在留カードから在留カード情報を読み取るとともに、自装置の撮影機能を起動して、カメラ２０３によりユーザを含む撮影画像を撮影することができる。

また、情報処理装置１０１によれば、読み取った在留カード情報に含まれるユーザの画像と、撮影したユーザを含む撮影画像とに基づいて、顔照合処理を行うことができる。

これにより、カメラ２０３により撮影されたユーザの画像を、在留カードから読み取られた顔画像と照合して、ユーザ（アプリ操作者）が、在留カードを保有する本人（正当な保有者）であるか否かを判断することが可能となる。

また、情報処理装置１０１によれば、顔照合処理において顔照合に成功した場合、在留情報の入力を受け付ける画面を出力し、在留情報の入力を受け付けると、入力された在留情報を、入力された口座情報と対応付けて情報収集サーバ１０３に送信することができる。

これにより、ユーザが在留カードを保有する本人であると確認できたら、在留情報の入力を受け付け、入力された在留情報を口座情報と対応付けて登録することができる。

また、情報処理装置１０１によれば、入力された口座情報と対応付けて、入力された在留情報、および、読み取った在留カード情報を情報収集サーバ１０３に送信することができる。

これにより、入力された在留情報とともに、在留カードのＩＣチップに記録された在留カード情報を、口座情報と対応付けて登録することができる。

また、情報処理装置１０１によれば、顔照合処理において顔照合に成功した場合、在留カードの裏面を撮影する案内を出力することができる。

これにより、在留カードのＩＣチップ内の在留カード情報に反映されていない情報が記載されている場合がある在留カードの裏面を撮影するよう促すことができる。

また、情報処理装置１０１によれば、在留カードの裏面を含む画像を撮影した場合、口座情報と対応付けて、在留情報および裏面を含む画像を情報収集サーバ１０３に送信することができる。

これにより、入力された在留情報とともに、在留カードの裏面の画像を、口座情報と対応付けて登録することができる。

また、情報処理装置１０１によれば、在留カードの裏面を含む画像を撮影した後、読み取った在留カード情報と、撮影した在留カードの裏面を含む画像との確認を促す情報を出力することができる。

これにより、在留カードに記録された在留カード情報の内容とともに、撮影した在留カードの裏面を含む画像の写り具合を確認させることができ、必要に応じて在留カードの裏面の再撮影などを行わせることができる。

また、情報処理装置１０１によれば、顔照合処理において顔照合に成功した場合、さらに、ユーザの取引目的に関する情報の入力を受け付ける画面を出力し、取引目的に関する情報の入力を受け付けると、口座情報と対応付けて、入力された在留情報および取引目的に関する情報を情報収集サーバ１０３に送信することができる。

これにより、入力された在留情報とともに、在留カードには記載されていない、ユーザの取引目的に関する情報を、口座情報と対応付けて登録することができる。

また、情報処理装置１０１によれば、ユーザを含む動画を撮影する際に、モーション指示を出力し、撮影したユーザを含む動画に基づいて、出力した前記モーション指示に対応する動作が行われているか否かを判断することができる。そして、情報処理装置１０１によれば、モーション指示に対応する動作が行われていると判断した場合に、在留カード情報に含まれるユーザの画像と、撮影したユーザを含む動画とに基づいて、顔照合処理を行うことができる。

これにより、被写体が自然人である、すなわち、実物の人間であることを検知した上で、顔照合を行うことができる。このため、例えば、本人ではない第三者が在留カードに付された顔写真を撮影した撮影画像を使って、顔照合を行うなどの不正行為を防ぐことができる。

また、情報処理装置１０１によれば、読み取った在留カード情報に含まれる公開鍵および電子署名に基づいて、在留カード情報が正当であるか否かを判定することができる。そして、情報処理装置１０１によれば、読み取った在留カード情報が正当であると判定した場合に、自装置の撮影機能を起動して、カメラ２０３によりユーザを含む撮影画像を撮影することができる。

これにより、在留カードに記録された顔画像との顔照合を行うにあたり、電子署名を利用した在留カードの偽造・変造検証（真贋検証）を行って、在留カードの正当性を確認することができ、不正行為により偽変造された在留カードの情報が登録されるのを防ぐことができる。

また、情報処理装置１０１によれば、入力された在留情報と、読み取った在留カード情報に含まれる在留情報とを情報管理システム（情報収集サーバ１０３）に送信するとともに、入力された在留情報と、読み取った在留カード情報に含まれる在留情報とを比較した結果を情報管理システムに送信することにしてもよい。これにより、不正な在留情報が登録されるのを防ぐことができる。

これらのことから、実施の形態にかかる情報処理装置１０１によれば、ユーザにより指定された口座が情報収集対象者の口座であり、かつ、ユーザが在留カードを保有する本人であることを簡単に確認することができる。このため、スマートフォンなどを利用して、在留外国人の口座管理のための情報を容易に収集することが可能となる。

例えば、ユーザは、スマートフォンなどに在留情報収集アプリをダウンロードし、アプリの指示に従って入力操作を行うだけで、在留情報を登録することができる。このため、在留情報の登録にかかる時間や手間を削減するとともに、ユーザの利便性を向上させることができる。また、銀行側にとっても、返信用封筒などのコストや、来店時の顧客対応にかかる行員のコストを削減することができる。

なお、本実施の形態で説明した情報収集支援方法は、予め用意されたプログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーション等のコンピュータで実行することにより実現することができる。本情報収集支援プログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、ＣＤ（Ｃｏｍｐａｃｔ Ｄｉｓｃ）−ＲＯＭ、ＤＶＤ（Ｄｉｇｉｔａｌ Ｖｅｒｓａｔｉｌｅ Ｄｉｓｋ）、ＵＳＢ（Ｕｎｉｖｅｒｓａｌ Ｓｅｒｉａｌ Ｂｕｓ）メモリ等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。また、本情報収集支援プログラムは、インターネット等のネットワークを介して配布してもよい。

上述した実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。

（付記１）口座情報の入力を受け付けると、入力された前記口座情報を、金融機関に対応する認証システムに送信し、
前記認証システムから前記口座情報に基づき認証が成功した旨の認証結果を受信した場合に、在留カード番号の入力を受け付ける画面を出力し、
前記在留カード番号の入力を受け付けると、前記在留カード番号に基づき読み取り許可される、在留カードに記憶されたユーザの画像を含む情報を読み取るとともに、ユーザを含む撮影画像を撮影し、
読み取った前記情報に含まれる前記ユーザの画像と、撮影した前記ユーザを含む撮影画像とに基づいて、顔照合処理を行う、
処理をコンピュータに実行させることを特徴とする情報収集支援プログラム。

（付記２）前記顔照合処理において顔照合に成功した場合、在留情報の入力を受け付ける画面を出力し、
前記在留情報の入力を受け付けると、入力された前記在留情報を、前記口座情報と対応付けて、前記金融機関に対応する情報管理システムに送信する、
処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とする付記１に記載の情報収集支援プログラム。

（付記３）前記送信する処理は、
前記口座情報と対応付けて、前記在留情報および前記情報を前記情報管理システムに送信することを特徴とする付記２に記載の情報収集支援プログラム。

（付記４）前記顔照合処理において顔照合に成功した場合、前記在留カードの裏面を撮影する案内を出力する、処理を前記コンピュータに実行させ、
前記送信する処理は、
前記在留カードの裏面を含む画像を撮影した場合、前記口座情報と対応付けて、前記在留情報および前記裏面を含む画像を、前記情報管理システムに送信することを特徴とする付記２または３に記載の情報収集支援プログラム。

（付記５）前記在留カードの裏面を含む画像を撮影した後、読み取った前記情報と、撮影した前記裏面を含む画像との確認を促す情報を出力する、処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とする付記４に記載の情報収集支援プログラム。

（付記６）前記顔照合処理において顔照合に成功した場合、さらに、ユーザの取引目的に関する情報の入力を受け付ける画面を出力する、処理を前記コンピュータに実行させ、
前記送信する処理は、
前記取引目的に関する情報の入力を受け付けると、前記口座情報と対応付けて、前記在留情報および前記取引目的に関する情報を、前記情報管理システムに送信することを特徴とする付記２〜５のいずれか一つに記載の情報収集支援プログラム。

（付記７）ユーザを含む動画を撮影する際に、モーション指示を出力し、
撮影した前記ユーザを含む動画に基づいて、出力した前記モーション指示に対応する動作が行われているか否かを判断し、
前記モーション指示に対応する動作が行われていると判断した場合に、読み取った前記情報に含まれる前記ユーザの画像と、撮影した前記ユーザを含む動画とに基づいて、顔照合処理を行う、
処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とする付記１〜６のいずれか一つに記載の情報収集支援プログラム。

（付記８）読み取った前記情報に含まれる公開鍵および電子署名に基づいて、前記情報が正当であるか否かを判定し、
読み取った前記情報が正当であると判定した場合に、自装置の撮影機能を起動して、ユーザを含む撮影画像を撮影する、
処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とする付記１〜７のいずれか一つに記載の情報収集支援プログラム。

（付記９）前記顔照合処理を行う処理は、
前記ユーザの画像と前記撮影画像との類似度合いを示す照合率が閾値以上の場合に、顔照合に成功したと判断し、
前記照合率が閾値未満の場合には、顔照合に失敗したと判断する、
ことを特徴とする付記１〜８のいずれか一つに記載の情報収集支援プログラム。

（付記１０）入力された前記在留情報と、読み取った前記情報に含まれる在留情報とを前記情報管理システムに送信するとともに、入力された前記在留情報と、読み取った前記情報に含まれる在留情報とを比較した結果を前記情報管理システムに送信する、
処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とする付記２に記載の情報収集支援プログラム。

（付記１１）口座情報の入力を受け付けると、入力された前記口座情報を、金融機関に対応する認証システムに送信し、
前記認証システムから前記口座情報に基づき認証が成功した旨の認証結果を受信した場合に、在留カード番号の入力を受け付ける画面を出力し、
前記在留カード番号の入力を受け付けると、前記在留カード番号に基づき読み取り許可される、在留カードに記憶されたユーザの画像を含む情報を読み取るとともに、ユーザを含む撮影画像を撮影し、
読み取った前記情報に含まれる前記ユーザの画像と、撮影した前記ユーザを含む撮影画像とに基づいて、顔照合処理を行う、
処理をコンピュータが実行することを特徴とする情報収集支援方法。

（付記１２）口座情報の入力を受け付けると、入力された前記口座情報を、金融機関に対応する認証システムに送信し、
前記認証システムから前記口座情報に基づき認証が成功した旨の認証結果を受信した場合に、在留カード番号の入力を受け付ける画面を出力し、
前記在留カード番号の入力を受け付けると、前記在留カード番号に基づき読み取り許可される、在留カードに記憶されたユーザの画像を含む情報を読み取るとともに、ユーザを含む撮影画像を撮影し、
読み取った前記情報に含まれる前記ユーザの画像と、撮影した前記ユーザを含む撮影画像とに基づいて、顔照合処理を行う、
制御部を有することを特徴とする情報処理装置。

１００ 情報収集システム
１０１ 情報処理装置
１０２ 口座認証サーバ
１０３ 情報収集サーバ
１０４ 照合サーバ
１０５ 事業者端末
１１０ ネットワーク
１２０ 口座情報管理ＤＢ
１３０ 在留情報管理ＤＢ
２００ バス
２０１，３０１ ＣＰＵ
２０２ メモリ
２０３ カメラ
２０４ 通信Ｉ／Ｆ
２０５ ディスプレイ
２０６ 入力装置
２０７ 読取装置
４０１ 受付部
４０２ 口座認証部
４０３ 表示制御部
４０４ 読取部
４０５ 撮影制御部
４０６ 照合部
４０７ 通信部
５００ 在留カード
５０１ 顔画像
５０２ 撮影画像
６００ 言語選択画面
７００ 口座情報入力画面
８００ 在留カード番号入力画面
９００ ＩＣ情報読み取り画面
１０００ 読み取り結果確認画面
１１００ 顔画像撮影画面
１２１０，１４１０ ファインダ画面
１２１１，１２２１，１２３１ モーション指示
１３００ 顔照合完了画面
１４００ 確認画面
１５００ 在留カード確認画面
１６００ 在留情報入力画面
１７００ 取引目的入力画面
１８１０ 結果送信画面
１８２０ 登録完了画面
１９００，２０００，２１００ 登録情報確認画面
２２００ 在留情報詳細画面

Claims (10)

1. 口座情報の入力を受け付けると、入力された前記口座情報を、金融機関に対応する認証システムに送信し、
   前記認証システムから前記口座情報に基づき認証が成功した旨の認証結果を受信した場合に、在留カード番号の入力を受け付ける画面を出力し、
   前記在留カード番号の入力を受け付けると、前記在留カード番号に基づき読み取り許可される、在留カードに記憶されたユーザの画像を含む情報を読み取るとともに、ユーザを含む撮影画像を撮影し、
   読み取った前記情報に含まれる前記ユーザの画像と、撮影した前記ユーザを含む撮影画像とに基づいて、顔照合処理を行う、
   処理をコンピュータに実行させることを特徴とする情報収集支援プログラム。
2. 前記顔照合処理において顔照合に成功した場合、在留情報の入力を受け付ける画面を出力し、
   前記在留情報の入力を受け付けると、入力された前記在留情報を、前記口座情報と対応付けて、前記金融機関に対応する情報管理システムに送信する、
   処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とする請求項１に記載の情報収集支援プログラム。
3. 前記送信する処理は、
   前記口座情報と対応付けて、前記在留情報および前記情報を前記情報管理システムに送信することを特徴とする請求項２に記載の情報収集支援プログラム。
4. 前記顔照合処理において顔照合に成功した場合、前記在留カードの裏面を撮影する案内を出力する、処理を前記コンピュータに実行させ、
   前記送信する処理は、
   前記在留カードの裏面を含む画像を撮影した場合、前記口座情報と対応付けて、前記在留情報および前記裏面を含む画像を、前記情報管理システムに送信することを特徴とする請求項２または３に記載の情報収集支援プログラム。
5. 前記在留カードの裏面を含む画像を撮影した後、読み取った前記情報と、撮影した前記裏面を含む画像との確認を促す情報を出力する、処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とする請求項４に記載の情報収集支援プログラム。
6. 前記顔照合処理において顔照合に成功した場合、さらに、ユーザの取引目的に関する情報の入力を受け付ける画面を出力する、処理を前記コンピュータに実行させ、
   前記送信する処理は、
   前記取引目的に関する情報の入力を受け付けると、前記口座情報と対応付けて、前記在留情報および前記取引目的に関する情報を、前記情報管理システムに送信することを特徴とする請求項２〜５のいずれか一つに記載の情報収集支援プログラム。
7. ユーザを含む動画を撮影する際に、モーション指示を出力し、
   撮影した前記ユーザを含む動画に基づいて、出力した前記モーション指示に対応する動作が行われているか否かを判断し、
   前記モーション指示に対応する動作が行われていると判断した場合に、読み取った前記情報に含まれる前記ユーザの画像と、撮影した前記ユーザを含む動画とに基づいて、顔照合処理を行う、
   処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とする請求項１〜６のいずれか一つに記載の情報収集支援プログラム。
8. 入力された前記在留情報と、読み取った前記情報に含まれる在留情報とを前記情報管理システムに送信するとともに、入力された前記在留情報と、読み取った前記情報に含まれる在留情報とを比較した結果を前記情報管理システムに送信する、
   処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とする請求項２に記載の情報収集支援プログラム。
9. 口座情報の入力を受け付けると、入力された前記口座情報を、金融機関に対応する認証システムに送信し、
   前記認証システムから前記口座情報に基づき認証が成功した旨の認証結果を受信した場合に、在留カード番号の入力を受け付ける画面を出力し、
   前記在留カード番号の入力を受け付けると、前記在留カード番号に基づき読み取り許可される、在留カードに記憶されたユーザの画像を含む情報を読み取るとともに、ユーザを含む撮影画像を撮影し、
   読み取った前記情報に含まれる前記ユーザの画像と、撮影した前記ユーザを含む撮影画像とに基づいて、顔照合処理を行う、
   処理をコンピュータが実行することを特徴とする情報収集支援方法。
10. 口座情報の入力を受け付けると、入力された前記口座情報を、金融機関に対応する認証システムに送信し、
    前記認証システムから前記口座情報に基づき認証が成功した旨の認証結果を受信した場合に、在留カード番号の入力を受け付ける画面を出力し、
    前記在留カード番号の入力を受け付けると、前記在留カード番号に基づき読み取り許可される、在留カードに記憶されたユーザの画像を含む情報を読み取るとともに、ユーザを含む撮影画像を撮影し、
    読み取った前記情報に含まれる前記ユーザの画像と、撮影した前記ユーザを含む撮影画像とに基づいて、顔照合処理を行う、
    制御部を有することを特徴とする情報処理装置。

Images