JP7466473B2 - 硬貨収容装置及び硬貨取扱装置 - Google Patents

硬貨収容装置及び硬貨取扱装置 Download PDF

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本発明は、硬貨収容装置及び硬貨取扱装置に関する。
硬貨取扱装置としては、例えば、硬貨を入金するための入金機がある。入金機は、入金された硬貨を鑑別する硬貨鑑別部と、硬貨鑑別部によって鑑別された硬貨が収容される硬貨収容部と、を備える。硬貨収容部には、硬貨が収容される硬貨カセットと、硬貨カセットが着脱可能に装着される装着部と、を有するものがある。
この種の硬貨カセットとしては、鑑別された硬貨が投入される投入口と、投入口を開閉するシャッタ部材と、を有するものが知られている。このような硬貨カセットは、装着部に装着された際に、シャッタ操作部材が硬貨カセットの挿入口から硬貨カセット内に進入することで、シャッタ操作部材によってシャッタ部材が作動され、シャッタ部材が投入口を開く位置に移動される。
特開2012-168697号公報
上述のように硬貨カセットの挿入口にシャッタ操作部材を挿入することによりシャッタ部材を作動させる構造では、装着部に取り付けられるシャッタ操作部材の寸法精度や取り付け精度によって、シャッタ操作部材が挿入穴内にスムーズに挿入されずにシャッタ操作部材が挿入穴の周囲に衝突する問題がある。このような場合には、シャッタ部材を開くことができず、シャッタ操作部材や硬貨カセットが損傷するおそれがある。
開示の技術は、上記に鑑みてなされたものであって、挿入口に対するシャッタ操作部材の姿勢を鉛直方向及び水平方向に調整することができる硬貨収容装置及び硬貨取扱装置を提供することを目的とする。
本願の開示する硬貨収容装置の一態様は、硬貨の投入口と、前記投入口を開閉するシャッタ部材と、を有し、前記硬貨が収容される硬貨収容体と、前記硬貨収容体が着脱方向に沿って着脱可能に装着される装着部と、前記着脱方向に沿って延びて前記装着部に設けられ、前記装着部に前記硬貨収容体が装着されたときに前記投入口が開くように前記シャッタ部材を作動させるシャッタ操作部材と、前記硬貨収容体に設けられ、前記装着部に前記硬貨収容体が装着されたときに前記シャッタ操作部材が前記着脱方向に沿って挿入される挿入口と、前記装着部に設けられ、前記シャッタ操作部材の先端部を前記着脱方向と直交する第1方向と、前記着脱方向と直交し、かつ前記第1方向に直交する第2方向に対してそれぞれ回動可能に支持し、前記着脱方向に対する前記シャッタ操作部材の姿勢を調整するための調整機構と、を備える。
本願の開示する硬貨収容装置の一態様によれば、挿入口に対するシャッタ操作部材の姿勢を鉛直方向及び水平方向に調整することができる。
図1は、実施例の入金機を示す斜視図である。 図2は、実施例の入金機から装着部及び硬貨カセットが引き出された状態を示す斜視図である。 図3は、実施例における装着部に硬貨カセットが装着された状態を示す斜視図である。 図4は、実施例における装着部から硬貨カセットが引き出された状態を示す斜視図である。 図5は、実施例における装着部を示す側面図である。 図6は、実施例におけるシャッタ部材が投入口を閉じた状態を示す斜視図である。 図7は、実施例におけるシャッタ部材が投入口を開いた状態を示す斜視図である。 図8は、実施例における調整機構を示す斜視図である。 図9は、実施例における調整機構が装着部に取り付けられた状態を示す斜視図である。 図10は、実施例における調整機構を示す分解斜視図である。 図11は、実施例において調整機構によってシャッタ操作部材が鉛直方向に対して調整される状態を説明するための斜視図である。 図12は、実施例における調整機構によってシャッタ操作部材の先端部が鉛直方向に対して回動される状態を示す斜視図である。 図13は、実施例において調整機構によってシャッタ操作部材が鉛直方向に対して調整される状態を説明するための斜視図である。 図14は、実施例において調整機構によってシャッタ操作部材が水平方向に対して調整される状態を説明するための斜視図である。
以下に、本願の開示する硬貨収容装置及び硬貨取扱装置の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施例によって、本願の開示する硬貨収容装置及び硬貨取扱装置が限定されるものではない。
(入金機の構成)
図1は、実施例の入金機を示す斜視図である。図2は、実施例の入金機から装着部及び硬貨カセットが引き出された状態を示す斜視図である。
図1及び図2に示すように、硬貨取扱装置の一例としての実施例の入金機1は、例えば、コンビニエンスストア等の店舗内で従業員が売上金等を入金するために用いる業務用の入金機である。入金機1は、入金された硬貨を鑑別する硬貨鑑別部3と、入金された紙幣を鑑別する紙幣鑑別部4と、硬貨鑑別部3で鑑別された硬貨が収容される硬貨収容部5と、紙幣鑑別部4で鑑別された紙幣が収容される紙幣収容部6と、入金情報等を含む各種情報を表示する表示部7と、入金情報等を印字するプリンタ部8と、を備える。また、入金機1の下部は、例えば、端末機器等が収容される物品庫9や各種の備品が保管される保管庫10を備える。
硬貨鑑別部3は、硬貨入金口3aと、鑑別不能な硬貨を返却する硬貨排出口3bと、を有する。紙幣鑑別部4は、紙幣入金口4aと、鑑別不能な紙幣を返却する紙幣排出口4bと、を有する。
本願の開示する硬貨収容装置は、入金機1が備える硬貨収容部5に相当する。硬貨収容部5は、硬貨が収容される硬貨収容体としての硬貨カセット11と、硬貨カセット11が着脱可能に装着される装着部12と、入金機1の内部に対して装着部12を引き出し可能に支持するスライド機構13(図2参照)と、を有する。紙幣収容部6についても、硬貨収容部5と同様に構成されている。
また、図2に示すように、入金機1の前面部には、硬貨収容部5及び紙幣収容部6を開閉するための前面パネル15が設けられている。硬貨収容部5から硬貨カセット11を取り出す際には、前面パネル15が開けられて、入金機1の内部から装着部12が引き出されると共に装着部12から硬貨カセット11が取り出される。
図1において、入金機1の幅方向をX方向とし、入金機1の奥行方向をY方向とし、入金機1の高さ方向をZ方向として示す。図1以降においても、図1と同様にX方向、Y方向及びZ方向をそれぞれ示す。
本実施例の入金機1は、硬貨カセット11及び装着部12を有する硬貨収容部5を備えればよく、紙幣鑑別部4や紙幣収容部6等を備える構成に限定されない。また、本開示における硬貨としては、例えば、遊技機のメダル、コイン等を含む。したがって、本開示の硬貨収容装置は、例えば、遊技機のメダル収容装置に適用されてもよい。
(硬貨収容部の構成)
以下、上述した入金機1の硬貨収容部5における硬貨カセット11及び装着部12について説明する。図3は、実施例における装着部12に硬貨カセット11が装着された状態を示す斜視図である。図4は、実施例における装着部12から硬貨カセット11が引き出された状態を示す斜視図である。図5は、実施例における装着部12を示す側面図である。
図3及び図4に示すように、硬貨カセット11は、装着部12に対してY方向に沿って着脱される。硬貨カセット11は、直方体をなす箱状に形成されており、上述の硬貨鑑別部3によって鑑別された硬貨が通過する投入口21と、投入口21を開閉するシャッタ部材23を有するシャッタ開閉機構22と、を備える。
硬貨カセット11は、装着部12から取り外されたときに投入口21がシャッタ部材23によって閉じられており、装着部12に装着されたときに投入口21を開くようにシャッタ部材23が移動する。投入口21は、硬貨カセット11の上部11aに設けられており、四角形の開口に形成されている。シャッタ部材23及びシャッタ開閉機構22の詳細については後述する。
図4及び図5に示すように、装着部12は、装着される硬貨カセット11の周囲を保持する箱状の収容空間を形成するシャーシ部材26を有する。シャーシ部材26は、硬貨収容部5のスライド機構13(図2参照)によって、入金機1の内部に対してY方向にスライド移動可能に支持されている。装着部12のシャーシ部材26には、装着部12に硬貨カセット11が装着されたときに投入口21が開くようにシャッタ部材23を作動させるシャッタ操作部材27が設けられている。また、装着部12のシャーシ部材26には、挿入穴28に対するシャッタ操作部材27の姿勢及び位置を調整するための調整機構31が設けられている。シャッタ操作部材27及び調整機構31の詳細については後述する。
硬貨カセット11は、図4に示すように、装着部12に硬貨カセット11が装着されたときにシャッタ操作部材27が挿入される挿入口としての円形状の挿入穴28を有しており、シャッタ操作部材27が挿入穴28から硬貨カセット11の内部に進入することで、シャッタ操作部材27がシャッタ部材23を作動させる。挿入穴28は、装着部12に対してY方向に沿って着脱される硬貨カセット11において、装着部12に設けられたシャッタ操作部材27に対向する、硬貨カセット11の側面における上部11aに設けられている。
また、硬貨カセット11には、装着部12に対して硬貨カセット11を着脱する際や硬貨カセット11を運搬する際に用いられる取っ手部材30が設けられている。また、装着部12には、硬貨鑑別部3の硬貨排出口3bが設けられている。
(シャッタ開閉機構)
図6は、実施例におけるシャッタ部材23が投入口21を閉じた状態を示す斜視図である。図7は、実施例におけるシャッタ部材23が投入口21を開いた状態を示す斜視図である。図6及び図7は、硬貨カセット11の内部に配置されたシャッタ開閉機構22を、硬貨カセット11の上部11aの一部を取り除いて示す斜視図である。
図6及び図7に示すように、シャッタ開閉機構22は、硬貨カセット11の上部11aに設けられており、投入口21を開閉するシャッタ部材23と、シャッタ部材23をY方向に移動可能に支持する複数のローラ24と、投入口21を閉じるようにシャッタ部材23をY方向に沿って付勢する引っ張りコイルばね25と、を有する。
シャッタ部材23は、四角形の板状に形成されており、硬貨カセット11の上部11aの内部に配置されている。シャッタ部材23は、投入口21を開閉する開閉部23aと、挿入穴28から進入するシャッタ操作部材27の先端部27aが突き当てられる作動片23bと、引っ張りコイルばね25の一端が引っ掛けられる掛け止め片23cと、を有する。
作動片23bは、挿入穴28に対向する位置に形成されている。また、硬貨カセット11の上部11aの内部には、投入口21の近傍に、引っ張りコイルばね25が引っ掛けられる掛け止め部29が形成されている。
複数のローラ24は、シャッタ部材23におけるX方向の両側に配置されており、シャッタ部材23に設けられたローラ軸24aを介して、シャッタ部材23をY方向に沿って移動自在に支持している。
引っ張りコイルばね25は、一端がシャッタ部材23の掛け止め片23cに掛止されており、他端が、硬貨カセット11の内部の掛け止め部29に掛止されている。このため、引っ張りコイルばね25は、弾性力によってシャッタ部材23が投入口21を閉じるように付勢している。
シャッタ開閉機構22は、装着部12に対して硬貨カセット11が着脱方向(Y方向)に沿って装着されるのに伴って、硬貨カセット11の挿入穴28内にシャッタ操作部材27が挿入される。シャッタ開閉機構22は、シャッタ操作部材27の先端部27aによってシャッタ部材23の作動片23bが、引っ張りコイルばね25の付勢力に抗してY方向に沿って押し込まれることで、シャッタ部材23の開閉部23aが移動されて投入口21が開かれる。また、シャッタ開閉機構22は、シャッタ操作部材27がY方向に沿ってシャッタ部材23の作動片23bから離れる方向へ移動するのに伴って、シャッタ部材23の開閉部23aが投入口21側へ移動されて投入口21が閉じられる。
(シャッタ操作部材及び調整機構)
調整機構31は、図4及び図5に示すように、装着部12のシャーシ部材26の上部26aに、硬貨カセット11の上部11aに配置された挿入穴28に対向するように設けられている。図8は、実施例における調整機構31を示す斜視図である。図9は、実施例における調整機構31が装着部12に取り付けられた状態を示す斜視図である。図10は、実施例における調整機構31を示す分解斜視図である。
調整機構31は、図8及び図9に示すように、シャッタ操作部材27の姿勢及び位置を調整可能に支持する。調整機構31は、シャッタ操作部材27の先端部27aを第1方向としての鉛直方向(Z方向)及び鉛直方向(Z方向)に直交する第2方向としての水平方向(X方向)に対してそれぞれ回動可能に支持する。また、調整機構31は、シャッタ操作部材27を鉛直方向(Z方向)及び水平方向(X方向)に沿ってそれぞれ平行移動可能に支持する。
図8、図9及び図10に示すように、調整機構31は、シャッタ操作部材27を支持する第1支持部材33と、シャッタ操作部材27を第1支持部材33に固定する第1締結部材34と、第1支持部材33を水平方向(X方向)まわりに回動可能に支持する回動軸としての一対の第2締結部材35と、一対の第2締結部材35を支持する第2支持部材36と、第2支持部材36をシャーシ部材26の上部26aに固定する一対の第3締結部材37と、を有する。
第1締結部材34、第2締結部材35及び第3締結部材37としては、例えば、ねじが用いられている。シャッタ操作部材27は、装着部12に対する硬貨カセット11の着脱方向(Y方向)に沿って延びるシャフト部材である。シャッタ操作部材27は、先端部27aが先細りの円錐状に形成されており、図10に示すように、基端部27bに、第1締結部材34によって第1支持部材33と固定するための固定穴27cが形成されている。
シャッタ操作部材27は、先端部27aが円錐状に形成されることによって、挿入穴28に対する先端部27aの挿入動作の安定性が高められると共に、先端部27aの端面が小さくなることで先端部27aとシャッタ部材23の作動片23bとの接触状態にばらつきが生じることが抑えられる。
なお、シャッタ操作部材27は、図8に示すシャフト部材に限定されず、例えば、長尺な板部材が用いられてもよい。この場合、板部材の先端部の形状に合わせて挿入穴28がスリット状に形成されてもよい。
図8及び図10に示すように、第1支持部材33は、略断面コ字状に形成されており、第2締結部材35をそれぞれ支持する一対の支持片33aを有する。各支持片33aには、第2締結部材35が固定される固定穴33bが形成されている。また、第1支持部材33における一対の支持片33aを連結する連結片33dの中央には、シャッタ操作部材27の基端部27bが差し込まれる係合部33cが貫通して形成されている。係合部33cに差し込まれた基端部27bの固定穴27cに第1締結部材34が固定されることで、第1支持部材33にシャッタ操作部材27が支持される。
第2支持部材36は、第2締結部材35を介して第1支持部材33の各支持片33aをそれぞれ支持する一対の支持片36aと、シャーシ部材26の上部26aに固定される固定片36bと、を有する。各支持片36aには、第2締結部材35が鉛直方向であるZ方向に移動可能に通される貫通穴36cが形成されている。貫通穴36cは、Z方向に対して長径を有する長穴として形成されている。固定片36bには、一対の第3締結部材37が固定される固定穴36dが形成されている。また、第2支持部材36における一対の支持片36aの間には、第1締結部材34に対向する位置に開口36eが形成されており、開口36eを通して第1締結部材34を操作可能とされている。
図10に示すように、装着部12が有するシャーシ部材26の上部26aには、第3締結部材37が水平方向であるX方向に移動可能に通される貫通穴26bが形成されている。貫通穴26bは、X方向に対して長径を有する長穴として形成されている(図14参照)。
本実施例では、一対の第2締結部材35の各軸部、例えば、ねじの各ねじ部が、第1支持部材33を回動可能に支持する回動軸として用いられるが、2つの第2結結部材35の代わりに1つの回動軸(図示せず)が用いられてもよい。また、本実施例では、第3締結部材37が通される貫通穴26bがシャーシ部材26の上部26aに形成されたが、シャーシ部材26側に貫通穴26bが形成される代わりに、第2支持部材36側に貫通穴が形成されてもよく、本実施例と同様の作用を得られる。
以上のように構成された調整機構31において、シャッタ操作部材27の姿勢及び位置を調整する動作を説明する。図11は、実施例において調整機構31によってシャッタ操作部材27が鉛直方向(Z方向)に対して調整される状態を説明するための斜視図である。図12は、実施例における調整機構31によってシャッタ操作部材27の先端部27aが鉛直方向(Z方向)に対して回動される状態を示す斜視図である。
(鉛直方向に対するシャッタ操作部材の姿勢)
図11及び図12に示すように、調整機構31は、シャッタ操作部材27の姿勢を鉛直方向(Z方向)に対して調整する場合、第2支持部材36の貫通穴36cに通された第2締結部材35まわりに第1支持部材33を回動させることにより、シャッタ操作部材27の先端部27aが鉛直方向(Z方向)に対して回動される。第2締結部材35によって第1支持部材33を第2支持部材36に固定することで、鉛直方向(Z方向)に対して調整されたシャッタ操作部材27の先端部27aの姿勢が固定される。
(鉛直方向に対するシャッタ操作部材の位置)
図13は、実施例において調整機構31によってシャッタ操作部材27が鉛直方向(Z方向)に対して調整される状態を説明するための斜視図である。図13に示すように、調整機構31は、シャッタ操作部材27の位置を鉛直方向(Z方向)に対して調整する場合、第2締結部材35を第2支持部材36の貫通穴36cに沿ってZ方向に移動させて、第1支持部材33を第2支持部材36に対してZ方向に移動させる。これにより、シャッタ操作部材27の先端部27aが鉛直方向(Z方向)に対して平行移動される。第2締結部材35によって第1支持部材33を第2支持部材36に固定することで、鉛直方向(Z方向)に対して位置決めされたシャッタ操作部材27の先端部27aの位置が固定される。
(水平方向に対するシャッタ操作部材の姿勢及び位置)
図14は、実施例において調整機構31によってシャッタ操作部材27が水平方向(X方向)に対して調整される状態を説明するための斜視図である。図14に示すように、調整機構31は、シャッタ操作部材27の位置を水平方向(X方向)に対して調整する場合、シャーシ部材26の貫通穴26bに通された第3締結部材37まわりに第2支持部材36を回動させることにより、シャッタ操作部材27の先端部27aが水平方向(X方向)に対して回動される。第3締結部材37によって第2支持部材36をシャーシ部材26に固定することで、水平方向(X方向)に対して調整されたシャッタ操作部材27の先端部27aの姿勢が固定される。
また、調整機構31は、シャッタ操作部材27の姿勢を水平方向(X方向)に対して調整する場合、第3締結部材37をシャーシ部材26の貫通穴26bに沿ってX方向に移動させて、第2支持部材36をシャーシ部材26に対してX方向に移動させる。これにより、シャッタ操作部材27の先端部27aが水平方向(X方向)に対して平行移動される。第3締結部材37によって第2支持部材36をシャーシ部材26に固定することで、水平方向(X方向)に対して位置決めされたシャッタ操作部材27の先端部27aの位置が固定される。
なお、調整機構31は、例えば、調整用治具(図示せず)を用いてシャッタ操作部材27の姿勢や位置が調整される。調整治具には、硬貨カセット11の挿入穴28と同一位置に位置決め用の挿入穴が形成されており、位置決め用の挿入穴に対してシャッタ操作部材27の姿勢及び位置が調整される。
(実施例の効果)
上述したように、実施例の入金機1の硬貨収容部5は、装着部12に設けられて装着部12に硬貨カセット11が装着されたときに投入口21が開くようにシャッタ部材23を作動させるシャッタ操作部材27と、硬貨カセット11に設けられて装着部12に硬貨カセット11が装着されたときにシャッタ操作部材27が挿入される挿入穴28と、装着部12に設けられてシャッタ操作部材27の先端部27aを鉛直方向(Z方向)及び水平方向(X方向)に対してそれぞれ回動可能に支持し、挿入穴28に対するシャッタ操作部材27の姿勢を調整するための調整機構31と、を備える。これにより、調整機構31は、挿入穴28に対するシャッタ操作部材27の姿勢を鉛直方向(Z方向)及び水平方向(X方向)に調整することができる。このため、シャッタ操作部材27が挿入穴28にスムーズに挿入されるように容易に調整できるので、シャッタ操作部材27の寸法精度や取り付け精度によって挿入穴28内にシャッタ操作部材27がスムーズに挿入されずにシャッタ操作部材27や硬貨カセット11が損傷することを防ぐことができる。したがって、硬貨カセット11のシャッタ部材23の開閉動作の信頼性を高められる。
また、実施例における硬貨収容部5の調整機構31は、シャッタ操作部材27を鉛直方向(Z方向)及び水平方向(X方向)に沿ってそれぞれ平行移動可能に支持する。これにより、調整機構31は、挿入穴28に対するシャッタ操作部材27の位置を鉛直方向(Z方向)及び水平方向(X方向)に調整することができる。このため、シャッタ操作部材27が挿入穴28にスムーズに挿入されるように容易に調整できる。
また、実施例における硬貨収容部5の調整機構31は、シャッタ操作部材27を支持する第1支持部材33と、第2締結部材35を介して第1支持部材33を水平方向(X方向)まわりに回動可能に支持する第2支持部材36と、を有する。これにより、調整機構31は、簡素な構造で、シャッタ操作部材27の姿勢を鉛直方向(Z方向)に対して調整することができる。
また、実施例における硬貨収容部5のシャッタ操作部材27は、装着部12に対する硬貨カセット11の着脱方向(Y方向)に沿って延びるシャフト部材である。この構造の場合、挿入穴28に対するシャッタ操作部材27の姿勢や位置の精度を高精度に確保する必要があるので、シャッタ操作部材27の姿勢や位置を容易に調整可能な調整機構31による効果が高い。
また、実施例における硬貨収容部5のシャッタ操作部材27としてのシャフト部材は、先端部27aが円錐状に形成されている。これにより、挿入穴28に対するシャッタ操作部材27の先端部27aの挿入動作の安定性を高められると共に、先端部27aの端面が小さくなることで先端部27aとシャッタ部材23の作動片23bとの接触状態にばらつきが生じることを抑えられる。
なお、上述した実施例における調整機構31は、回動軸としての第2締結部材35まわりにシャッタ操作部材27が鉛直方向(Z方向)に回動され、第3締結部材37まわりにシャッタ操作部材27が水平方向(X方向)に回動されたが、この構造に限定されない。例えば、装着部12のシャーシ部材26に対して調整機構31が取り付けられる向きは、硬貨カセット11の着脱方向(Y方向)まわりに90度ずらされてもよい。この場合、調整機構31は、第3締結部材37まわりに第2支持部材36が回動されることでシャッタ操作部材27が鉛直方向(Z方向)に回動され、第2締結部材35まわりに第1支持部材33が回動されることでシャッタ操作部材27が水平方向(X方向)に回動される。
シャッタ操作部材27は、硬貨カセット11の着脱方向(Y方向)に沿って直線状に延びる形状に限定されず、例えば、着脱方向(Y方向)において曲げられたクランク状等の形状に形成されてよい。このようなシャッタ操作部材を用いる場合には、挿入穴に対するシャッタ操作部材の姿勢や位置の精度が高く求められるので、本開示の効果が特に高い。また、本開示の硬貨収容部5は、必要に応じて、紙幣を収容する紙幣収容部6に適用されてもよく、実施例と同様の効果が得られる。
1 入金機(硬貨取扱装置)
5 硬貨収容部(硬貨収容装置)
11 硬貨カセット(硬貨収容体)
12 装着部
21 投入口
22 シャッタ開閉機構
23 シャッタ部材
27 シャッタ操作部材
27a 先端部
28 挿入穴(挿入口)
31 調整機構
33 第1支持部材
35 第2締結部材(回動軸)
36 第2支持部材
Z方向 鉛直方向(第1方向)
X方向 水平方向(第2方向)

Claims (6)

  1. 硬貨の投入口と、前記投入口を開閉するシャッタ部材と、を有し、前記硬貨が収容される硬貨収容体と、
    前記硬貨収容体が着脱方向に沿って着脱可能に装着される装着部と、
    前記着脱方向に沿って延びて前記装着部に設けられ、前記装着部に前記硬貨収容体が装着されたときに前記投入口が開くように前記シャッタ部材を作動させるシャッタ操作部材と、
    前記硬貨収容体に設けられ、前記装着部に前記硬貨収容体が装着されたときに前記シャッタ操作部材が前記着脱方向に沿って挿入される挿入口と、
    前記装着部に設けられ、前記シャッタ操作部材の先端部を前記着脱方向と直交する第1方向と、前記着脱方向と直交し、かつ前記第1方向に直交する第2方向に対してそれぞれ回動可能に支持し、前記着脱方向に対する前記シャッタ操作部材の姿勢を調整するための調整機構と、
    を備える硬貨収容装置。
  2. 前記調整機構は、前記シャッタ操作部材を前記第1方向及び前記第2方向に沿ってそれぞれ平行移動可能に支持する、
    請求項1に記載の硬貨収容装置。
  3. 前記調整機構は、前記シャッタ操作部材を支持する第1支持部材と、回動軸を介して前記第1支持部材を前記第2方向まわりに回動可能に支持する第2支持部材と、を有する、
    請求項1または2に記載の硬貨収容装置。
  4. 前記シャッタ操作部材は、前記装着部に対する前記硬貨収容体の前記着脱方向に沿って延びるシャフト部材である、
    請求項1ないし3のいずれか1項に記載の硬貨収容装置。
  5. 前記シャフト部材は、前記先端部が円錐状に形成されている、
    請求項4に記載の硬貨収容装置。
  6. 硬貨を鑑別する硬貨鑑別装置と、
    前記硬貨鑑別装置によって鑑別された硬貨が収容される、請求項1ないし5のいずれか1項に記載の硬貨収容装置と、
    を備える、硬貨取扱装置。
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