JP7466144B2 - プログラム、自律移動装置の管理装置、管理方法及び管理システム - Google Patents

プログラム、自律移動装置の管理装置、管理方法及び管理システム Download PDF

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Description

本発明は、プログラム、自律移動装置の管理装置、管理方法及び管理システムに関する。
ロボット等の自律移動装置の移動制御においては、自律移動装置による自己位置の推定と、地図作成とを同時に行うSLAM(Simultaneous Localization and Mapping)という手法が用いられる。自律移動装置は、SLAMによって推定された自己位置及び作成された地図に基づいて、空間を移動するように制御される。
特許文献1には、複数台の自律移動装置を用いて地図作成を行う技術が開示されている。特許文献1に開示された地図構築装置は、探索範囲を走行する自律移動装置間の相対位置を検出し、検出された相対位置に基づいて探索区域を分割し、各自律移動装置から地図の生成のために用いられる探索区域に対するローカル情報をそれぞれ獲得した後、これらの情報を融合して環境地図全体を生成する。
特開2013-109325号公報
特許文献1では、複数台の自律移動装置それぞれが生成する地図は、個々の自律移動装置に設けられる同種のセンサに基づいて生成される。同種のセンサによって空間全体に対応する大域地図を生成する場合、地図の生成に用いる自律移動装置の構造をそろえる必要がある。この場合、例えば用途が異なる等の理由によって、構造が異なる自律移動装置を利用した地図の生成は難しい。
そこで、本発明は、地図の生成に用いるセンサ及び座標系が異なる複数の自律移動装置による地図の生成を可能とするプログラム及び自律移動装置の管理に関する技術を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係るプログラムは、空間を大域座標系に基づいて表す大域地図情報にアクセス可能なコンピュータに、空間を移動可能な第1の自律移動装置に設けられる第1の検出部によって取得した情報に基づいて生成される、第1の自律移動装置の第1の局所座標系に基づく第1の局所地図情報と、空間を移動可能な第2の自律移動装置に設けられる第2の検出部によって取得した情報に基づいて生成される、第2の自律移動装置の第2の局所座標系に基づく第2の局所地図情報とを取得する局所地図取得処理と、第1の局所地図情報を、大域座標系に基づく第1の変換地図情報へと変換し、第2の局所地図情報を、大域座標系に基づく第2の変換地図情報へと変換する、変換処理と、第1の変換地図情報及び第2の変換地図情報を合成して、第3の変換地図情報を生成する合成処理と、第3の変換地図情報に基づいて、大域地図情報を更新する、大域地図更新処理と、を実行させる。
この態様によれば、第1の自律移動装置の第1の検出部によって検出された第1の局所地図情報と第2の自律移動装置の第2の検出部によって検出された第2の局所地図情報とは、変換処理による変換を経て、それぞれ第1の変換地図情報と第2の変換地図情報とに変換される。第1の変換地図情報と第2の変換地図情報とに基づいて生成された第3の変換地図情報によって大域地図情報が更新される。これにより、第1の局所地図情報と第2の局所地図情報とが異なる検出部によって生成された異なる座標系に基づく情報であっても、大域地図の生成が可能となる。
本発明の他の態様に係る自律移動装置の管理装置は、空間を大域座標系に基づいて表す大域地図情報を取得する大域地図取得部と、空間を移動可能な第1の自律移動装置に設けられる第1の検出部によって取得した情報に基づいて生成される第1の局所地図情報と、空間を移動可能な第2の自律移動装置に設けられる第2の検出部によって取得した情報に基づいて生成される第2の局所地図情報とを取得する局所地図取得部と、第1の局所地図情報を、大域座標系に基づく第1の変換地図情報へと変換し、第2の局所地図情報を、大域座標系に基づく第2の変換地図情報へと変換する変換処理部と、第1の変換地図情報及び第2の変換地図情報を合成して、第3の変換地図情報を生成する合成処理部と、第3の変換地図情報に基づいて、大域地図情報を更新する、大域地図更新処理部と、を備える。
本発明の他の態様に係る自律移動装置の管理方法は、コンピュータが、空間を大域座標系に基づいて表す大域地図情報を取得することと、空間を移動可能な第1の自律移動装置に設けられる第1の検出部によって取得した情報に基づいて生成される第1の局所地図情報と、空間を移動可能な第2の自律移動装置に設けられる第2の検出部によって取得した情報に基づいて生成される第2の局所地図情報を取得することと、第1の局所地図情報を、大域座標系に基づく第1の変換地図情報へと変換し、第2の局所地図情報を、大域座標系に基づく第2の変換地図情報へと変換することと、第1の変換地図情報及び第2の変換地図情報を合成して、第3の変換地図情報を生成することと、第3の変換地図情報に基づいて、大域地図情報を更新することと、を含む。
本発明の他の態様に係る自律移動装置の管理システムは、第1の検出部と、第1の検出部によって取得した情報に基づいて、第1の局所座標系に基づく第1の局所地図情報を生成する第1の局所地図生成部と、を備え、空間を移動可能な第1の自律移動装置と、
第2の検出部と、第2の検出部によって取得した情報に基づいて、第2の局所座標系に基づく第2の局所地図情報を生成する第2の局所地図生成部と、を備え、空間を移動可能な第2の自律移動装置と、空間を大域座標系に基づいて表す大域地図情報を取得する大域地図取得部と、第1の局所地図情報及び第2の局所地図情報を取得する局所地図取得部と、第1の局所地図情報を、大域座標系に基づく第1の変換地図情報へと変換し、第2の局所地図情報を、大域座標系に基づく第2の変換地図情報へと変換する変換部と、第1の変換地図情報及び第2の変換地図情報を合成して、第3の変換地図情報を生成する合成部と、第3の変換地図情報に基づいて、大域地図情報を更新する、大域地図更新部と、を備える。
本発明によれば、地図の生成に用いるセンサ及び座標系が異なる複数の自律移動装置による地図の生成を可能とするプログラム及び自律移動装置の管理に関する技術を提供することができる。
第1実施形態に係る自律移動装置の管理システムの構成を示す図である。 第1実施形態に係る自律移動装置の構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係る管理装置の構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係る自律移動装置の管理システムの動作を説明する図である。 第1実施形態に係る自律移動装置の処理を説明するフローチャートである。 第1実施形態に係る管理装置の処理を説明するフローチャートである。 第1実施形態に係る管理装置による地図情報の処理を説明する図である。 第1実施形態に係る管理装置による地図情報の処理を説明する図である。 第1実施形態に係る管理装置による地図情報の処理を説明する図である。 第1実施形態に係る管理装置による地図情報の処理を説明する図である。 第1実施形態に係る管理装置による地図情報の処理を説明する図である。 第1実施形態に係る管理装置による地図情報の処理を説明する図である。 第2実施形態に係る自律移動装置の管理システムの構成を示す図である。 第3実施形態に係る自律移動装置の管理システムの構成を示す図である。 第3実施形態に係る自律移動装置の構成を示すブロック図である。 第3実施形態に係る管理装置による地図情報の処理を説明する図である。 第3実施形態に係る管理装置による地図情報の処理を説明する図である。
添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明する。なお、各図において、同一の符号を付したものは、同一又は同様の構成を有する。
[第1実施形態]
図1には、第1実施形態に係る自律移動装置の管理システム1(以降、管理システム1)の構成図が示される。管理システム1は、n台の自律移動装置101,102から10n及び管理装置103を備える。以降の説明では自律移動装置101,102について説明するが。自律移動装置101,102はそれぞれ管理装置103とネットワークNを介して通信可能である。例えば、管理装置103と自律移動装置101,102は無線ネットワークによって通信を行う。
自律移動装置101,102は例えば、建物内部の空間を移動して、各々の機能を発揮するロボットである。自律移動装置101,102は屋外を移動してもよい。管理装置103は、自律移動装置101,102の移動を管理する。管理装置103は例えば、サーバ装置である。
図2には自律移動装置101の構成がブロック図として示される。自律移動装置101は、駆動部201、移動制御部202、通信部203、検出部204、局所地図生成部205、経路取得部206、経路変換部207及び記憶部208を備える。
駆動部201は例えば、モータ及びモータによって駆動される車輪又はローラである。駆動部201は、自律移動装置101が空間を移動するために用いられる。駆動部201は、自律移動装置101が空間内を移動可能であれば任意の構成とすることが可能である。
移動制御部202は、自律移動装置101が空間を移動するにあたって必要な移動制御情報を生成する。自律移動装置101は、生成された移動制御情報に基づいて駆動部201が駆動することによって、空間を移動する。移動制御情報は例えば、モータの回転数や車輪の方向などを制御する情報である。
移動制御部202は、駆動部201が駆動された際に、自律移動装置101の位置を推定するために必要な情報を取得する。例えば、移動制御部202は、駆動部201が車輪であるとき、車輪の回転角度、移動速度、移動方向及び姿勢を取得する。移動制御部202が取得した情報は記憶部208に記憶される。
通信部203は、自律移動装置101が外部と通信をするために用いられる。通信部203によって、自律移動装置101は管理装置103と情報の送受信を行う。
検出部204は、自律移動装置101が周辺の環境の状態を検出するために用いられる。検出部204は、例えば、LiDAR(Light Detection and Ranging)装置である。検出部204としてLiDAR装置を用いた場合、自律移動装置101の周辺の情報は、点群によるデータとして取得される。点群データは、自律移動装置101から見た、ある物体までの位置として検出される。画像データを用いる場合には、検出部204は周辺の画像を撮影可能なカメラを用いることも可能である。
局所地図生成部205は、検出部204によって検出された情報に基づいて、自律移動装置101の局所座標系における局所地図情報を生成する。以降、自律移動装置101の局所座標系を局所座標系Aとする。局所座標系Aは、空間内の任意の位置を原点とする座標系である。例えば、空間における自律移動装置101の初期位置を原点とすることができる。
局所座標系Aにおける局所地図情報とは、局所座標系Aに基づく、自律移動装置101の現在位置及び周辺環境の点群地図である。
局所地図生成部205は以下に説明するSLAM処理を行うことによって局所地図情報を生成する。SLAM処理は、一例としては、ある時刻と、ある時刻の次のステップの時刻とにおける点群データを、ICP(Iterative Closest Point)という手法によってマッチングすることで行われる。
ICPによるマッチングの前処理として、局所地図生成部205は、移動制御部202が取得する情報に基づいて自律移動装置101の位置を推定する。推定にはオドメトリという手法を用い、局所座標系Aにおける自律移動装置101を大まかに推定する。大まかな推定となる理由は、オドメトリを用いた位置推定では移動状態によっては、誤差が蓄積される場合があるからである。大まかに推定された位置に基づいて、検出部204から取得した、ある時刻と次ステップの時刻における点群データを大まかにマッチングする。
大まかなマッチングのあと、ICPを用いて点群データ間の誤差を最小とするように自律移動装置101の局所座標系Aにおける位置を修正する。それぞれの点群データは自律移動装置101から見た物体の位置であるので、点群データを移動させると、局所座標系Aにおける自律移動装置101の位置も変化する。ICPを用いた点群のマッチングに合わせて、自律移動装置101の位置を修正することで、自律移動装置101の位置をより確からしく推定することが可能となる。
局所地図生成部205は、ある時刻における点群データと次ステップの時刻における点群データをマッチングにより足し合わせて行う点群地図の作成と、点群地図の作成と同時に自律移動装置101の位置推定とを同時に行う。以上が第1実施形態におけるSLAM処理である。検出部204が周辺環境の画像を検出する場合には、画像に基づいて地図作成と自己位置推定を同時に行う別のSLAM処理を用いることができる。
生成された局所地図情報は、移動制御部202による移動制御情報の生成に用いられる。また、生成された局所地図情報は、通信部203によって管理装置103へと送信される。生成された局所地図情報は、記憶部208に記憶されてもよい。
経路取得部206は、管理装置103から大域経路情報を取得する。大域経路情報とは大域地図情報に基づいて生成される自律移動装置101の移動経路である。大域地図情報とは、空間内の任意の点を原点とする座標系に基づいて、空間全体を表すために用いられる情報である。大域地図情報の座標系を大域座標系と呼ぶ。
大域地図情報は例えば、ある空間の内部を表すために用いられる場合、当該空間のおよぶ範囲の情報を有する。大域地図情報がある空間の外部を表す場合には、GNSS(Global Navigation Satellite System)やRNSS(Regional Navigation Satellite System)を用いて表される。
経路変換部207は、経路取得部206が取得した大域経路情報を局所座標系Aにおける局所経路情報Aへと変換する。経路取得部206及び経路変換部207については後述する。
記憶部208には、生成された局所地図情報及び局所地図生成部205がSLAM処理に用いるオドメトリ情報などが記憶される。
移動制御部202、局所地図生成部205、経路取得部206、経路変換部207及び記憶部208は例えば、自律移動装置101において、メモリ等の記憶領域を用いたり、記憶領域に格納されたプログラムをプロセッサが実行したりすることによって、実現することができる。
自律移動装置102は、自律移動装置101の検出部204とは異なる種類の検出部を有することの他は自律移動装置101と同様の構成を有する。また、自律移動装置102は局所座標系Aとは異なる局所座標系を有する。自律移動装置102の局所座標系を局所座標系Bとする。なお、自律移動装置102は、自律移動装置101の検出部204と同種の検出部を有してもよい。
図3には管理装置103の構成がブロック図として示される。管理装置103は、大域地図取得部301、局所地図取得部302、変換部303、合成部304、大域地図更新部305、大域経路生成部306、経路変換部307、送信部308、変換行列記憶部309、大域地図記憶部310及び局所地図記憶部311を備える。管理装置103の各部は、例えば、管理装置103において、メモリ等の記憶領域を用いたり、記憶領域に格納されたプログラムをプロセッサが実行したりすることによって、実現することができる。
大域地図取得部301は、大域地図記憶部310に記憶される大域地図情報を取得する。大域地図情報は、例えば、点群によって構成される点群地図である。第1実施形態においては、最初の大域地図情報には、大域地図情報によって表される空間の範囲のみが含まれ、空間内における点群地図はまだ得られていないものとする。後述するように、自律移動装置101、自律移動装置102からの局所地図情報が統合されることによって大域地図情報が詳細な情報となる。大域地図情報は、既に点群地図の作成が済んだ空間におけるものであってもよい。
局所地図取得部302は、自律移動装置101及び自律移動装置102から、それぞれの局所地図情報を取得する。取得された局所地図情報は、局所地図記憶部311に記憶される。ここでは、自律移動装置101から取得した局所地図情報を局所地図情報A、自律移動装置102から取得した局所地図情報を局所地図情報Bとする。局所地図情報Aは局所座標系A、局所地図情報Bは局所座標系Bにそれぞれ基づく。
変換部303は、変換行列記憶部309に予め記憶される変換行列に基づいて座標変換を行う。変換部303は、自律移動装置101から取得した局所地図情報Aを、大域座標系における変換地図情報Aへと変換する。変換部303は、自律移動装置102から取得した局所地図情報Bを、大域座標系における変換地図情報Bへと変換する。変換部303が用いる変換行列は、局所座標系Aと局所座標系Bのそれぞれで異なる行列となる。変換行列の生成については後述する。
合成部304は、変換部303から取得した変換地図情報A及び変換地図情報Bに基づいて、変換地図情報Cを生成する。合成部304による合成処理については後述する。
大域地図更新部305は、変換地図情報Cに基づいて、大域地図取得部301が取得した大域地図情報を更新する。更新された大域地図情報は大域地図記憶部310に記憶される。
大域経路生成部306は、大域地図記憶部310に記憶される大域地図情報に基づいて、自律移動装置101が空間内を移動するための大域経路情報Aを生成する。また、大域経路生成部306は、自律移動装置102が空間内を移動するための大域経路情報Bを生成する。大域経路情報Aは、例えば、大域地図において、自律移動装置101が辿るべき軌跡を指定する情報である。同様に大域経路情報Bは自律移動装置102が辿るべき軌跡を指定する情報である。
経路変換部307は、座標系を局所座標系A又は局所座標系Bから大域座標系へと変換する変換行列による変換の逆変換を行うことによって、大域座標系に基づく大域経路情報を、局所座標系A又は局所座標系Bに基づく局所経路情報へと変換する。
送信部308は、大域経路生成部306によって生成された大域経路情報Aを自律移動装置101に送信する。送信部308は、大域経路情報Bを自律移動装置102に送信する。送信部308は経路変換部307が変換した局所経路情報を自律移動装置101又は102に送信してもよい。
変換行列記憶部309は、各局所座標系から大域座標系へと座標変換を行う変換行列を生成し記憶する。変換行列は、例えば空間を平面図のように2次元で表現する場合、以下の数式(1)の3行3列のアフィン変換行列として表現される。
また回転角の変換は、以下の数式(2)の演算として表現される。
数式(1)の左辺の行列は、大域座標系におけるX座標、Y座標を示す。数式(1)の右辺の3行1列の行列は、局所座標系におけるx座標、y座標を示す。数式(1)の右辺の3行3列の行列が、座標変換行列である。右手系の局所座標系において、xy平面上の点pのx座標をx、y座標をy、x軸正方向を0とみなした場合のz軸方向の回転角をθとすると、その局所座標系における点p上の物体の位置と姿勢は(x,y,θ)で特定することができる。同様に、右手系の大域座標系において、点P上の物体の位置と姿勢を(X,Y,Θ)として特定したとする。局所座標系と大域座標系はお互い鉛直方向を共有した直交座標系のため、局所座標系から大域座標系へ座標系を等倍変換するスケーリングパラメータをS、局所座標系から大域座標系へz軸方向を回転させる回転角パラメータをQ、局所座標系から大域座標系へのx軸方向の並進パラメータをtx、y軸方向の並進パラメータをty、とした際、局所座標系の点pを大域座標系の点Pへ、数式(1)の右辺の3行3列の座標変換行列を用いて変換することができる。なお局所座標系と大域座標系は鉛直方向を共有しているため、局所座標系上の点pにおける物体の姿勢θを、大域座標系の点Pにおける姿勢Θに変換するためには、数式(2)で示したように回転角パラメータQを加えるだけで良い。
2次元における大域座標系から局所座標系Aへの変換の場合、大域座標系のある座標と、当該座標が示す位置の局所座標系Aにおける座標との組が3組あれば、スケーリングパラメータS、回転角パラメータQ,及び並進パラメータtxを定めることが可能となる。
局所座標系Aから大域座標系へと変換する変換行列は、大域座標系から局所座標系Aへの変換行列の逆行列となる。
ここでは、2次元の場合について説明したが、3次元の場合でも、同一の位置を示す局所座標系Aと大域座標系の座標の複数の組によって変換行列の生成を行うことができる。局所座標系Bと大域座標系との変換も同様である。
変換行列の生成は管理システム1が稼働する場合に、初期調整として行われる。例えば、自律移動装置101は大域座標系のある座標に対応する初期位置に配置される。自律移動装置101は、初期位置を原点とする局所座標系Aに基づいて空間内を移動する。初期調整は、自律移動装置101を大域座標系における座標が既知の位置へと移動させて行う。
自律移動装置101を大域座標系における既知の位置へと移動させることで、同一の位置を示す、局所座標系Aにおける座標と大域座標系における座標の組が得られる。大域座標系における座標が既知の位置は、例えば空間に配置されたビーコンなどの標識である。変換行列記憶部309は、取得された座標の組に基づいて変換行列を生成し、記憶する。
大域地図記憶部310には、予め用意された大域地図情報及び大域地図更新部305によって更新された大域地図情報が記憶される。
局所地図記憶部311には、自律移動装置101から取得した局所地図情報A及び自律移動装置102から取得した局所地図情報Bが記憶される。自律移動装置101,102が生成した局所地図情報A又は局所地図情報Bは、例えば、同種の自律移動装置において再利用することが可能である。
図4を参照して、第1実施形態に係る管理システム1の動作について説明する。ステップS401、S402において、自律移動装置101、自律移動装置102がそれぞれ、初期位置から大域座標系が既知の位置へと移動する。
ステップS403、S404において、自律移動装置101及び自律移動装置102の局所座標がそれぞれ管理装置103へと送信される。自律移動装置101からの局所座標は局所座標系Aに基づく。自律移動装置102からの局所座標は局所座標系Bに基づく。
ステップS405において、変換行列記憶部309は、取得した局所座標及び取得した局所座標に対応する大域座標系における座標に基づいて、変換行列を生成し、記憶する。生成された変換行列は、大域座標系からの変換行列と、大域座標系への変換行列を含む。
ステップS406、S407において、大域座標系から局所座標系Aへの変換行列は、自律移動装置101へ、大域座標系から局所座標系Bへの変換行列は、自律移動装置102へとそれぞれ送信される。
ステップS408、S409において、自律移動装置101,102はそれぞれの初期位置において、局所地図生成処理を行う。局所地図生成処理については後述する。
ステップS410、S411において、生成された局所地図情報A及び局所地図情報Bはそれぞれ管理装置103へと送信される。
ステップS412において、管理装置103は、変換された局所地図情報の統合及び大域地図情報の更新を行う。ここまでが初期調整である。変換された局所地図情報の統合及び大域地図情報の更新処理については後述する。
ステップS413において、管理装置103は、大域地図情報に基づいて、大域経路情報を生成する。
ステップS414、S415において、生成された大域経路情報が自律移動装置101,102へとそれぞれ送信される。
ステップS416、S417において、自律移動装置101,102は大域経路情報に基づいて移動する。ステップS418、S419において、自律移動装置101、自律移動装置102がそれぞれ局所地図生成処理を行う。生成された局所地図情報は管理装置103へ送信される。
ステップS420、S421において、生成された局所地図情報A及び局所地図情報Bはそれぞれ管理装置103へと送信される。
ステップS422において、管理装置103は、変換された局所地図情報の統合及び大域地図情報の更新を行う。ステップS423において、管理装置103は、大域地図情報に基づいて、大域経路情報を生成する。
管理システム1は、ステップS414、S415からステップS423までを繰り返して、自律移動装置101,102の移動を管理する。
図5を参照して自律移動装置101による移動及び局所地図生成処理について説明する。ここでは、ステップS416における移動及びステップS418における局所地図生成処理について説明する。
ステップS501において、経路取得部206は、大域経路生成部306が生成した大域経路情報Aを取得する。
ステップS502において、経路変換部207は変換行列記憶部309から取得した変換行列を用いて、座標系を大域座標系から局所座標系Aへと変換することで、大域経路情報Aを局所経路情報Aへと変換する。
ステップS503において、移動制御部202は局所経路情報Aに基づいて、駆動部201の移動を制御する移動制御情報を生成する。
ステップS504において、駆動部201が移動制御情報に基づいて駆動され、自律移動装置101は空間を移動する。
ステップS505において、検出部204は自律移動装置101の周辺環境の検出を行う。自律移動装置101から検出部204によって検出される物体までの相対位置が点群データとして検出される。
ステップS506において、局所地図生成部205は、SLAM処理によって局所地図情報Aを生成する。
ステップS507において、通信部203は、生成された局所地図情報Aを管理装置103へと送信する。
図6のフローチャート及び図7から図12を参照して管理装置103による局所地図情報の統合及び大域地図情報の更新について説明する。ここでは、ステップS422における局所地図の統合及び大域地図情報の更新について説明する。
ステップS601において、局所地図取得部302は自律移動装置101及び自律移動装置102から局所地図情報A及び局所地図情報Bを取得する。
ステップS602において、変換部303は、取得された局所地図情報Aと局所地図情報Bとが合成可能な局所地図情報であるかを判断する。合成可能な場合とは、例えば、同種のセンサによって検出された局所地図情報である場合や、局所地図情報同士の次元数が共通である場合である。合成可能でない場合とは、例えば、検出部の相違によって、一方の局所地図情報が3次元空間に対する点群のデータであり、他方の局所地図情報が空間内のある2次元平面であるような場合である。
ステップS602にて肯定判断された場合、ステップS603において、変換部303は、取得した局所地図情報A及び局所地図情報Bの座標系をそれぞれ大域座標系へと変換する。変換部303の変換によって、大域座標系に基づく変換地図情報A及び変換地図情報Bが生成される。
ステップS602にて否定判断された場合、ステップS604において、取得した局所地図情報A又は局所地図情報Bを修正して大域座標系に変換する。変換部303の修正及び変換によって、大域座標系に基づく変換地図情報A及び変換地図情報Bが生成される。
ステップS604における局所地図情報の修正について一例を説明する。例えば、局所地図情報Aが3次元空間を示す点群地図であり、局所地図情報Bが空間のある平面を示す点群地図である場合がある。この場合に変換部303は、局所地図情報Aから、局所地図情報Bが示す平面における点群データを切り出すような修正を行う。具体的な例としては、局所地図情報Bが基準高さから60cm上にある平面についての点群地図である場合に、局所地図情報Aから基準高さから60cm上にある平面を切り出すような修正である。
図7は、ある時刻における自律移動装置101、自律移動装置102の位置及び自律移動装置101の局所地図情報A及び自律移動装置102の局所地図情報Bを大域座標系において示す図である。図7では、局所地図情報A及び局所地図情報Bは2次元平面における点群である。これらの点群は、変換部303による修正を要しない場合の点群又は変換部303による修正を経た点群のいずれであってもよい。修正を経た場合図7は、例えば3次元の点群が2次元の点群に修正された後の点群として考えられる。
自律移動装置101は座標(x11,y11,θ11)に位置するものとする。ここで、θは自律移動装置101の向きを表すパラメータである。以降のθについても同様である。自律移動装置101が環境を検出する範囲がR1である。自律移動装置101が検出した点群が点P10からP16の各点である。自律移動装置101の位置及び検出されている点が変換地図情報Aである。
自律移動装置102は座標(x21,y21,θ21)に位置するものとする。自律移動装置102が環境を検出する範囲がR2である。自律移動装置102が検出した点群が点P20からP27の各点である。自律移動装置102の位置及び検出されている点が変換地図情報Bである。
ステップS605において、合成部304は、変換地図情報A及び変換地図情報Bが重ねられるかを判断する。重なりの検出は大域座標系における点群データに基づいて行われる。例えば、変換地図情報Aの点群データが取得された範囲と変換地図情報Bの点群データが取得された範囲とが重複する範囲を有し、重複する範囲の大きさがある閾値を越える場合は重なりがあると判断する。図7の場合は閾値を越えるものとする。
ステップS605にて、肯定判断された場合、ステップS606において、合成部304は、変換地図情報Aと変換地図情報Bとの位置合わせ処理を行う。位置合わせ処理はICPアルゴリズムによって行われ、変換地図情報Aと変換地図情報Bの点群データがマッチングされる。
ステップS607において、合成部304は、変換地図情報Aと変換地図情報Bとで重複する点群データを検出する。図7では、点P12と点P20、点P13と点P21、点P14と点P22、点P15と点P23及び点P16と点P24の各組が重複する点群データである。重複する点群データとして検出された点は同じ部分を示す点として取り扱われる。
ステップS608において、合成部304は、変換地図情報A、変換地図情報B及び重複する点群データに基づいて変換地図情報Cを生成する。変換地図情報Cは大域座標系に基づく点群データによる地図情報である。
図8に、変換地図情報Cの一例が示される。変換地図情報Cは、点P30からP39の各点を有する。重複する点群データとして検出された点は点P32から点P36である。合成部304は、変換地図情報Aのうち変換地図情報Bと重複しない点群データ、変換地図情報Aと変換地図情報Bとで重複する点群データ、変換地図情報Bのうち、変換地図情報Aと重複しない点群データを足し合わせることで、変換地図情報Aと変換地図情報Bの和集合として変換地図情報Cを生成する。
自律移動装置101の座標は合成処理によって(x12、y12、θ12)と修正される。自律移動装置102の座標は合成処理によって(x22、y22、θ22)と修正される。
ステップS605にて否定判断された場合、ステップS609において、合成部304は、変換地図情報Aと変換地図情報Bとは重複がないものとされる。合成部304は、変換地図情報Aと変換地図情報Bとのそれぞれの領域における地図情報を足し合わせて、変換地図情報Cを生成する。合成処理が行われないため、自律移動装置101の座標及び自律移動装置102の座標は修正されない。
変換地図情報Cの生成処理は、時間的に同一のタイミングで取得された変換地図情報A及び変換地図情報Bを空間的にマッチングする処理である。
ステップS610において、大域地図取得部301は大域地図記憶部310から大域地図情報を取得する。ここで取得される大域地図情報は、現在より一つ前の時刻ステップにおいて生成された変換地図情報に基づいて生成されたものである。変換地図情報は図9、大域地図情報は図10に示されるような情報であるとする。図10における変換地図情報は、点P40からP47の各点を有する。
図10において、自律移動装置101の座標は(x13、y13、θ13)である。自律移動装置102の座標は(x23、y23、θ23)である。
ステップS611において、大域地図更新部305は、変換地図情報Cと取得された大域地図情報とのマッチング処理を行う。マッチングにはICPアルゴリズムを用いる。図11に示すように、マッチング処理は、ある時刻ステップにて生成された変換地図情報Cを、ある時刻ステップより一つ前の時刻ステップにおける大域地図情報と比較し、点群データ間の誤差が最小となるような対応付けを求めることによって行われる。
変換地図情報Cと大域地図情報とのマッチングを行うことで、同一のタイミングで空間的にマッチングされた変換地図情報Cと大域地図情報とが時間的にマッチングされる。
ステップS612において大域地図更新部305は、マッチングによって修正された自律移動装置101及び自律移動装置102の位置を修正し、大域座標系における点群データを更新することで、大域地図情報を更新する。変換地図情報Cの範囲に大域地図情報がまだ存在しない場合は、変換地図情報Cをその範囲における大域地図情報として大域地図情報を更新する。
図12に、更新された大域地図情報を示す。更新された大域地図情報は点P50からP59の各点を有する。自律移動装置101の座標は大域地図更新処理によって(x14、y14、θ14)と修正される。自律移動装置102の座標は大域地図更新処理によって(x24、y24、θ24)と修正される。更新された大域地図情報は大域地図記憶部310に保存される。
大域地図情報が更新されることによって、検出部及び座標系が異なる自律移動装置101,102によって生成された局所地図情報A、局所地図情報Bから、大域地図情報を生成することができる。
また、大域地図情報は、局所地図情報A又は局所地図情報Bにおいて環境の変化として新たに取得された情報を含むことが可能となる。
管理装置103は、更新された大域地図情報に基づいて、自律移動装置101及び自律移動装置102の大域経路情報を生成する。更新された大域地図情報に基づいて大域経路情報の生成を行うことで、局所地図情報Aには含まれるが、局所地図情報Bには含まれない情報を用いて、自律移動装置101に対する大域経路情報Aの生成が可能となる。
各自律移動装置が分散的に取得された情報を、大域地図情報として集約した上で、各自律移動装置の大域経路情報を生成することによって、各自律移動装置が何らかの作業を行う空間における変化に適切に対応することが可能となる。また、各自律移動装置の協調動作や経路の競合回避が行いやすくなる。
第1実施形態に係る管理システム1では、自律移動装置101及び自律移動装置102の2台の自律移動装置を例に説明したが、局所地図情報をそれぞれ生成する自律移動装置は2台以上であってもよい。管理システム1を用いた自律移動装置の管理システムは、自律移動装置の台数の変化に柔軟に対応可能である。
例えば、自律移動装置が3台の場合は、一つの自律移動装置と他の一つの自律移動装置の組において局所地図情報の合成処理を行い、合成して生成された局所地図情報により大域地図情報を更新するという処理を、自律移動装置の各組について繰り返し行うことで大域地図情報が更新される。
第1実施形態に係る管理システム1で用いられるプログラムは、自律移動装置101において自律移動装置101の移動を制御するために局所座標系Aにて用いられる局所経路情報Aへと変換される、大域経路情報Aを、自律移動装置101に送信する大域経路送信処理、を含む。
これにより、生成された大域経路情報Aを自律移動装置101の局所座標系Aへと変換する処理が自律移動装置101において行われるので、変換処理の負担を分散させ、変化への応答を速くすることができる。
大域経路情報から局所経路情報A,Bへの変換は、管理装置103の経路変換部307によって行われてもよい。変換された局所経路情報Aが自律移動装置101へ送信され、局所経路情報Aに基づいて1101が移動することによって、自律移動装置101の移動を管理することが可能である。
また、第1実施形態に係る管理システム1で用いられるプログラムでは、大域経路生成処理は、自律移動装置102の移動を制御するための大域経路情報Bを、さらに生成する。これにより、大域経路情報A、大域経路情報Bが互いに共通の情報に基づいて生成されるので、互いの大域経路情報の調整が可能となり、自律移動装置101,自律移動装置102の移動をより適切に管理することができる。
また、第1実施形態に係る管理システム1で用いられるプログラムでは、複数の自律移動装置を用いて、大域地図情報を更新し続けることができる。大域地図情報が、局所地図情報A又は局所地図情報Bにおいて環境の変化として新たに取得された情報を含むように更新され続けることによって、大域地図情報の精度を向上させることができる。
[第2実施形態]
第2実施形態以降では第1実施形態と共通の事柄についての記述を省略し、異なる点についてのみ説明する。図13には、第2実施形態に係る自律移動装置の管理システム1A(以降、管理システム1A)の構成図が示される。
管理システム1Aは、自律移動装置1301を含む点で、管理システム1と異なる。自律移動装置1301は、管理装置103とネットワークNを通じて通信可能に接続される。自律移動装置1301は、局所座標系Cに基づいて空間を移動する。
管理装置103は初期調整によって、大域座標系から局所座標系Cへの変換行列を有している。自律移動装置1301は、大域座標系から局所座標系Cへの変換行列を管理装置103から取得し、記憶している。自律移動装置1301は、管理装置103から取得した大域経路情報を、変換行列を用いて局所座標系Cにおける自律移動装置1301の経路へと変換する。
自律移動装置1301は、自律移動装置101及び自律移動装置102とは異なり、局所地図情報を管理装置103に送信する機能を有しない又は局所地図情報を生成する機能を有しない自律移動装置である。自律移動装置101から10nが局所地図情報を管理装置103へ送信し、大域地図情報又は大域経路情報を受信する地図送受信を行う自律移動装置であるのに対して、自律移動装置1301は、管理装置103から大域地図情報又は大域経路情報を受信する地図受信のみを行う。
管理装置103は、第1実施形態と同様に、自律移動装置101,102から取得した局所地図情報A及び局所地図情報Bに基づいて、大域地図情報を更新する。
第2実施形態において、大域経路生成部306は、自律移動装置101、自律移動装置102に加えて自律移動装置1301に対しても大域経路情報を生成する。
自律移動装置1301は、管理装置103から、更新された大域地図情報に基づく大域経路情報を取得し、局所座標系Cにおける経路情報に変換して移動する。
第2実施形態に係る管理システム1Aで用いられるプログラムでは、大域経路生成処理は、空間を移動可能な自律移動装置1301の移動を制御するための大域経路情報を、さらに生成する。
これにより、管理装置103における局所地図情報の生成に関与しない自律移動装置1301に対しても、自律移動装置101又は自律移動装置102によって取得された情報を反映した大域地図情報に基づく大域経路情報の生成が行われる。よって、管理システム1Aがより多くの種類の自律移動装置を管理することが可能となり、利便性が向上する。
[第3実施形態]
第3実施形態について説明する。図14の構成図に示されるように、第3実施形態に係る自律移動装置の管理システム1B(以降、管理システム1B)は、自律移動装置101,102に替えて、自律移動装置1401,1402を有する点で管理システム1と異なる。
図15には、自律移動装置1401の構成がブロック図として示される。自律移動装置1401は、自律移動装置101の各部に加えて、重み付け処理部1501をさらに有する。自律移動装置1401において、検出部204は、LiDER装置及び画像取得な可能な撮像装置であるとする。重み付け処理部1501は記憶領域に格納されたプログラムをプロセッサが実行したりすることによって、実現される。
重み付け処理部1501は、検出部204が取得した点群データに対して、検出部204が取得した画像に基づいて、各点を重み付けした重み情報を生成する。重み情報の生成は、例えば、画像に対して一般物体認識を行い、物体の種別を判断した上で、記憶部208に記憶される物体の種別ごとの重みを参照することによって行うことが可能である。
図16には、検出部204が取得した情報に基づいて生成される自律移動装置1401の検出した点群及び各点の重みwが示される。点群は点P160からP166の各点を有する。
重みwは例えば0から1の値をとる。点P160から点P165の各点は重みwが1である。点P166は重みwが0.1である。重みが小さな値となるような物体は、例えば、机や椅子等であり、空間内における位置が変化し得る物体である。言い換えると、常に移動してはいないが、移動する可能性がある物体である。
図17には、図16の点群の検出及び重み情報の算出より一つ前の時刻ステップにおける、自律移動装置1401の局所地図情報が示される。図17の局所地図情報は、点P170から点P176の各点を有する。点P170から点P175の各点は重みwが1である。点P176は重みwが0.1である。
自律移動装置1401の局所地図生成部205は、ICPを用いて、図16の点群と図17の点群とのマッチングを行い、自律移動装置1401の局所地図情報を生成する。マッチングでは、以下の数式(3)にて定義される誤差e、
を最小とするようにマッチングが行われる。w(i)は検出部204が取得した情報に基づいて生成される各点の重みであり、x(i),y(i)は各点の座標である。x(j),y(j)は点群の検出及び重み情報の算出よりも一つ前の時刻ステップにおける、自律移動装置1401の局所地図情報の各点の座標である。
数式(3)による誤差eの算出方法では、重みが小さい点の誤差への寄与が小さくなる。空間内の位置が変化しやすい物体に対して重み付けを小さくすることによって、当該物体の移動によるマッチングの正確さを向上することができる。
自律移動装置1401の局所地図生成部205によって更新された局所地図情報は管理装置103に送信される。
自律移動装置1402は、自律移動装置1401と同様の構成を有する。自律移動装置1402においても、自律移動装置1401と同様の重み付け及びマッチングが行われ、局所地図情報が更新される。自律移動装置1402によって更新された局所地図情報は管理装置103に送信される。
管理装置103は自律移動装置1401,1402からそれぞれの局所地図情報を取得し、第1実施形態と同様に大域地図情報を更新する。更新された大域地図情報には、各点の重み情報が含まれる。
第3実施形態で示した、点群データのマッチングに際して重み付けを考慮する手法は、管理装置103による大域地図情報の更新に用いることも可能である。例えば、大域地図記憶部310に記憶される大域地図情報の各点群に対して、重み付けがなされているとする。大域地図情報における重みは、局所地図情報に含まれる重み情報を大域地図情報に取り込むようにして設定されてもよい。大域地図情報における重みは、自律移動装置の管理システムの管理者等が、大域地図記憶部310に対して重み付けを行うことによって設定されてもよい。
変換地図情報と大域地図情報とのマッチングによって、大域地図情報を更新する場合、大域地図情報における点群の重みを考慮することにより、物体の移動による影響を小さくし、大域地図情報を安定して更新することができる。
大域地図情報にて設定された点群の重みは、自律移動装置1401,1402に送信され、各局所座標系へと変換されることで、各局所地図情報に反映させることができる。この場合、反映させた重み情報を併せて用いることで、大域地図情報の更新の安定性がより向上する。
第3実施形態に係る管理システム1Bで用いられるプログラムでは、大域地図情報及び局所地図情報には、空間における物体が重みづけされた情報が含まれる。
これにより、各自律移動装置が検出した点群に対して重み付けがされるので、空間内の位置が変化し得る物体を多くセンシングした場合でも、それらの変化の影響を小さくすることができる。物体の移動による影響を小さくすることで、各自律移動装置の自己位置を安定して推定できる。各自律移動装置の自己位置を安定して推定できるので、局所地図情報を統合して生成される大域地図情報の安定性が保たれる。
以上説明した第1から第3の実施形態において、大域地図情報には検出部204によって検出されない物体を示す所定の情報が含まれてもよい。
例えば、第1実施形態において、検出部204がLiDAR装置である場合、ガラスはセンシングされないことがある。ガラスがセンシングされない場合、自律移動装置101が局所地図情報に基づいて移動すると、ガラスが用いられる自動ドアのような物体が局所地図に反映されない。自律移動装置101が周辺の環境を適切に検出できない場合、自律移動装置101がガラスにぶつかる可能性がある。
管理システム1の管理者によって、ガラスが存在するという情報が大域地図情報に予め記憶されるとする。LiDAR装置及び点群地図を用いる場合は、検出されない物体を示す点群データが大域地図情報に予め含まれて、大域地図記憶部310に記憶される。
大域経路情報は、検出部204によって検出されない物体、つまり自律移動装置101,102の局所地図情報に含まれない物体の情報を含む大域地図情報に基づいて生成される。大域経路情報に検出部204によって検出されない物体の情報を反映させることで、管理装置103は、自律移動装置101,102を、ガラスなどの物体にぶつからないように移動させることができる。
以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。実施形態が備える各要素並びにその条件等は、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。また、異なる実施形態で示した構成同士を部分的に置換し又は組み合わせることが可能である。
1,1A,1B…管理システム、101,102,1301,1401,1402…自律移動装置、103…管理装置、205…局所地図生成部、207…経路変換部、301…大域地図取得部、302…局所地図取得部、303…変換部、304…合成部、305…大域地図更新部、306…大域経路生成部

Claims (16)

  1. プログラムであって、空間を大域座標系に基づいて表す大域地図情報にアクセス可能なコンピュータに、
    前記空間を移動可能な第1の自律移動装置に設けられる第1の検出部によって取得した情報に基づいて生成される、前記第1の自律移動装置の第1の局所座標系に基づく第1の局所地図情報と、前記空間を移動可能な第2の自律移動装置に設けられる第2の検出部によって取得した情報に基づいて生成される、前記第2の自律移動装置の第2の局所座標系に基づく第2の局所地図情報とを取得する局所地図取得処理と、
    前記第1の局所地図情報を、前記大域座標系に基づく第1の変換地図情報へと変換し、前記第2の局所地図情報を、前記大域座標系に基づく第2の変換地図情報へと変換する、変換処理と、
    前記第1の変換地図情報及び前記第2の変換地図情報を合成して、第3の変換地図情報を生成する合成処理と、
    前記第3の変換地図情報に基づいて、前記大域地図情報を更新する、大域地図更新処理と、を実行させ
    前記大域地図情報、前記第1の局所地図情報及び前記第2の局所地図情報には、前記空間における物体が重みづけされた情報が含まれる、プログラム。
  2. プログラムであって、空間を大域座標系に基づいて表す大域地図情報にアクセス可能なコンピュータに、
    前記空間を移動可能な第1の自律移動装置に設けられる第1の検出部によって取得した情報に基づいて生成される、前記第1の自律移動装置の第1の局所座標系に基づく第1の局所地図情報と、前記空間を移動可能な第2の自律移動装置に設けられる第2の検出部によって取得した情報に基づいて生成される、前記第2の自律移動装置の第2の局所座標系に基づく第2の局所地図情報とを取得する局所地図取得処理と、
    前記第1の局所地図情報を、前記大域座標系に基づく第1の変換地図情報へと変換し、前記第2の局所地図情報を、前記大域座標系に基づく第2の変換地図情報へと変換する、変換処理と、
    前記第1の変換地図情報及び前記第2の変換地図情報を合成して、第3の変換地図情報を生成する合成処理と、
    前記第3の変換地図情報に基づいて、前記大域地図情報を更新する、大域地図更新処理と、を実行させ、
    前記大域地図情報には、前記第1の検出部及び前記第2の検出部によって検出されない物体を示す所定の情報が含まれる、プログラム。
  3. 請求項1に記載のプログラムであって、
    前記第1の変換地図情報、前記第2の変換地図情報及び前記大域地図情報は、点群によって表現される情報であり、
    前記合成処理は、
    前記第1の変換地図情報の第1の点群データと前記第2の変換地図情報の第2の点群データとの位置合わせを行う位置合わせ処理と、
    前記第1の点群データと前記第2の点群データにて重複する点群データを検出する重複検出処理と、を含み、
    前記第1の点群データ、前記第2の点群データ及び前記重複する点群データに基づいて、前記大域地図情報を生成する、プログラム。
  4. 請求項1からのいずれか一項に記載のプログラムであって、前記コンピュータに、
    前記大域地図情報に基づいて、前記大域座標系における前記第1の自律移動装置の移動を制御するための大域経路情報を生成する、大域経路生成処理、をさらに実行させるプログラム。
  5. 請求項に記載のプログラムであって、前記コンピュータに、
    前記第1の自律移動装置において前記第1の自律移動装置の移動を制御するために前記第1の局所座標系にて用いられる局所経路情報へと変換される、前記大域経路情報を、前記第1の自律移動装置に送信する大域経路送信処理、をさらに実行させる、プログラム。
  6. 請求項4又は5に記載のプログラムであって、
    前記大域経路情報は第1の大域経路情報であり、
    前記大域経路生成処理は、前記第2の自律移動装置の移動を制御するための第2の大域経路情報を、さらに生成する、プログラム。
  7. 請求項に記載のプログラムであって、
    前記大域経路生成処理は、前記空間を移動可能な第3の自律移動装置の移動を制御するための第3の大域経路情報を、さらに生成する、プログラム。
  8. 請求項1から7のいずれか一項に記載のプログラムであって、前記コンピュータに、
    前記大域座標系における大域経路情報を、前記第1の局所座標系における局所経路情報に変換する経路変換処理と、
    前記局所経路情報を前記第1の自律移動装置に送信する局所経路送信処理、をさらに実行させる、プログラム。
  9. 自律移動装置の管理装置であって、
    空間を大域座標系に基づいて表す大域地図情報を取得する大域地図取得部と、
    前記空間を移動可能な第1の自律移動装置に設けられる第1の検出部によって取得した情報に基づいて生成される第1の局所地図情報と、前記空間を移動可能な第2の自律移動装置に設けられる第2の検出部によって取得した情報に基づいて生成される第2の局所地図情報とを取得する局所地図取得部と、
    前記第1の局所地図情報を、前記大域座標系に基づく第1の変換地図情報へと変換し、前記第2の局所地図情報を、前記大域座標系に基づく第2の変換地図情報へと変換する変換処理部と、
    前記第1の変換地図情報及び前記第2の変換地図情報を合成して、第3の変換地図情報を生成する合成処理部と、
    前記第3の変換地図情報に基づいて、前記大域地図情報を更新する、大域地図更新処理部と、を備え
    前記大域地図情報、前記第1の局所地図情報及び前記第2の局所地図情報には、前記空間における物体が重みづけされた情報が含まれる、自律移動装置の管理装置。
  10. 自律移動装置の管理方法であって、コンピュータが、
    空間を大域座標系に基づいて表す大域地図情報を取得することと、
    前記空間を移動可能な第1の自律移動装置に設けられる第1の検出部によって取得した情報に基づいて生成される第1の局所地図情報と、前記空間を移動可能な第2の自律移動装置に設けられる第2の検出部によって取得した情報に基づいて生成される第2の局所地図情報を取得することと、
    前記第1の局所地図情報を、前記大域座標系に基づく第1の変換地図情報へと変換し、前記第2の局所地図情報を、前記大域座標系に基づく第2の変換地図情報へと変換することと、
    前記第1の変換地図情報及び前記第2の変換地図情報を合成して、第3の変換地図情報を生成することと、
    前記第3の変換地図情報に基づいて、前記大域地図情報を更新することと、を含
    前記大域地図情報、前記第1の局所地図情報及び前記第2の局所地図情報には、前記空間における物体が重みづけされた情報が含まれる、自律移動装置の管理方法。
  11. 自律移動装置の管理装置であって、
    空間を大域座標系に基づいて表す大域地図情報を取得する大域地図取得部と、
    前記空間を移動可能な第1の自律移動装置に設けられる第1の検出部によって取得した情報に基づいて生成される第1の局所地図情報と、前記空間を移動可能な第2の自律移動装置に設けられる第2の検出部によって取得した情報に基づいて生成される第2の局所地図情報とを取得する局所地図取得部と、
    前記第1の局所地図情報を、前記大域座標系に基づく第1の変換地図情報へと変換し、前記第2の局所地図情報を、前記大域座標系に基づく第2の変換地図情報へと変換する変換処理部と、
    前記第1の変換地図情報及び前記第2の変換地図情報を合成して、第3の変換地図情報を生成する合成処理部と、
    前記第3の変換地図情報に基づいて、前記大域地図情報を更新する、大域地図更新処理部と、を備え、
    前記大域地図情報には、前記第1の検出部及び前記第2の検出部によって検出されない物体を示す所定の情報が含まれる、自律移動装置の管理装置
  12. 自律移動装置の管理方法であって、コンピュータが、
    空間を大域座標系に基づいて表す大域地図情報を取得することと、
    前記空間を移動可能な第1の自律移動装置に設けられる第1の検出部によって取得した情報に基づいて生成される第1の局所地図情報と、前記空間を移動可能な第2の自律移動装置に設けられる第2の検出部によって取得した情報に基づいて生成される第2の局所地図情報を取得することと、
    前記第1の局所地図情報を、前記大域座標系に基づく第1の変換地図情報へと変換し、前記第2の局所地図情報を、前記大域座標系に基づく第2の変換地図情報へと変換することと、
    前記第1の変換地図情報及び前記第2の変換地図情報を合成して、第3の変換地図情報を生成することと、
    前記第3の変換地図情報に基づいて、前記大域地図情報を更新することと、を含み、
    前記大域地図情報には、前記第1の検出部及び前記第2の検出部によって検出されない物体を示す所定の情報が含まれる、自律移動装置の管理方法
  13. 自律移動装置の管理システムであって、
    第1の検出部と、前記第1の検出部によって取得した情報に基づいて、第1の局所座標系に基づく第1の局所地図情報を生成する第1の局所地図生成部と、を備え、空間を移動可能な第1の自律移動装置と、
    第2の検出部と、前記第2の検出部によって取得した情報に基づいて、第2の局所座標系に基づく第2の局所地図情報を生成する第2の局所地図生成部と、を備え、前記空間を移動可能な第2の自律移動装置と、
    前記空間を大域座標系に基づいて表す大域地図情報を取得する大域地図取得部と、前記第1の局所地図情報及び前記第2の局所地図情報を取得する局所地図取得部と、前記第1の局所地図情報を、前記大域座標系に基づく第1の変換地図情報へと変換し、前記第2の局所地図情報を、前記大域座標系に基づく第2の変換地図情報へと変換する変換部と、
    前記第1の変換地図情報及び前記第2の変換地図情報を合成して、第3の変換地図情報を生成する合成部と、
    前記第3の変換地図情報に基づいて、前記大域地図情報を更新する、大域地図更新部と、を備える、自律移動装置の管理装置と、を備え
    前記大域地図情報、前記第1の局所地図情報及び前記第2の局所地図情報には、前記空間における物体が重みづけされた情報が含まれる、自律移動装置の管理システム。
  14. 請求項13に記載の自律移動装置の管理システムであって、
    前記自律移動装置の管理装置は、
    前記大域地図情報に基づいて、前記第1の自律移動装置の移動を制御するための大域経路情報を生成する大域経路生成部と、前記大域経路情報を前記第1の自律移動装置に送信する送信部をさらに備え、
    前記第1の自律移動装置は、
    前記送信部から前記大域経路情報を取得する経路取得部と、前記取得した前記大域経路情報を前記第1の局所座標系における局所経路情報に変換する経路変換部と、をさらに備える、自律移動装置の管理システム。
  15. 請求項14に記載の自律移動装置の管理システムであって、
    前記経路取得部は第1の経路取得部であって、前記経路変換部は第1の経路変換部であって、
    前記大域経路情報は第1の大域経路情報であって、
    前記局所経路情報は第1の局所経路情報であって、
    前記大域経路生成部は、
    前記第2の自律移動装置の移動を制御するために用いられる第2の大域経路情報を生成し、
    前記送信部は、前記第2の大域経路情報を前記第2の自律移動装置に送信し、
    前記第2の自律移動装置は、
    前記送信部から前記第2の大域経路情報を取得する第2の経路取得部と、前記取得した前記第2の大域経路情報を前記第2の局所座標系における第2の局所経路情報に変換する第2の経路変換部と、をさらに備える、自律移動装置の管理システム。
  16. 請求項13に記載の自律移動装置の管理システムであって、
    前記第1の自律移動装置は、前記空間における物体が重み付けされた第1の重み情報を生成する第1の重みづけ処理部を、さらに備え、
    前記第1の局所地図生成部は、前記第1の検出部によって取得した情報及び前記第1の重み情報に基づいて、前記第1の局所地図情報を生成し、
    前記第2の自律移動装置は、前記空間における物体が重み付けされた第2の重み情報を生成する第2の重みづけ処理部を、さらに備え、
    前記第2の局所地図生成部は、前記第2の検出部によって取得した情報及び前記第2の重み情報に基づいて、前記第2の局所地図情報を生成する、自律移動装置の管理システム。
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