JP7458694B2 - 包装材料及び袋 - Google Patents

包装材料及び袋 Download PDF

Info

Publication number
JP7458694B2
JP7458694B2 JP2018065801A JP2018065801A JP7458694B2 JP 7458694 B2 JP7458694 B2 JP 7458694B2 JP 2018065801 A JP2018065801 A JP 2018065801A JP 2018065801 A JP2018065801 A JP 2018065801A JP 7458694 B2 JP7458694 B2 JP 7458694B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
scar
bag
packaging material
layer
group
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018065801A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019172354A (ja
Inventor
山 あゆみ 杉
和 弘 多久島
頭 和佳子 仙
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP2018065801A priority Critical patent/JP7458694B2/ja
Publication of JP2019172354A publication Critical patent/JP2019172354A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7458694B2 publication Critical patent/JP7458694B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Bag Frames (AREA)
  • Wrappers (AREA)

Description

本発明は、包装材料及び包装材料により構成された袋に関する。
内容物を収容するための袋として、PETやナイロンなどのプラスチック材料を含むフィルム状の包装材料から構成された袋が用いられている。このような袋は、例えば特許文献1に記載されているように、包装材料の内面同士を熱溶着してシール部を形成することによって構成されている。この場合、内容物を収容するための収容部は、包装材料およびシール部によって囲われた空間として画成される。
包装材料から構成された袋には通常、シール部を破断して袋を開封することを容易にするための開封手段が設けられている。例えば特許文献1においては、袋の合掌シール部の近傍に、合掌シール部に沿って開封手段を設けることが提案されている。
特開平10-250764号公報
使用者が開封手段に沿って袋を破断させると、袋に開口部が形成される。袋を一方の端部から他方の端部まで直線的に破断させることができれば、開口部の寸法が大きくなり、袋に収容されている内容物を取り出し易くなる。
本発明は、このような課題を効果的に解決し得る包装材料及び袋を提供することを目的とする。
本発明は、外面側から内面側へ順に、外層、中間層及びシーラント層を少なくとも備える包装材料であって、少なくとも前記中間層を貫通するとともに前記外層及び前記シーラント層を貫通しない複数の第1傷痕を有する第1傷痕群を備え、前記第1傷痕群の複数の前記第1傷痕は、前記包装材料の面方向に平行な所定の第1方向に沿って並んでおり、前記第1傷痕は、前記包装材料の面方向に沿うとともに前記第1方向に対して少なくとも部分的に傾斜するように線状に延びている、包装材料である。
本発明による包装材料において、前記第1傷痕は、前記包装材料の面方向に沿うとともに前記第1方向に対して傾斜するように直線状に延びていてもよい。
本発明による包装材料は、少なくとも前記中間層を貫通するとともに前記外層及び前記シーラント層を貫通しない複数の第2傷痕を有する第2傷痕群を更に備え、前記第2傷痕群の複数の前記第2傷痕は、前記第1傷痕群の複数の前記第1傷痕と並行するよう並んでおり、前記第2傷痕は、前記包装材料の面方向に沿うとともに前記第1方向に対して少なくとも部分的に傾斜するように線状に延びていてもよい。
本発明による包装材料において、前記第2傷痕は、前記包装材料の面方向に沿うとともに前記第1方向に対して傾斜するように直線状に延びており、前記第1傷痕が延びる方向と前記第2傷痕とが延びる方向とがなす角度が、10°以上80°以下であってもよい。
本発明は、上記記載の包装材料により構成され、表面及び裏面を有する袋であって、前記表面又は前記裏面の少なくともいずれか一方において、前記第1傷痕群の複数の前記第1傷痕が前記第1方向に沿って並んでいる、袋である。
本発明による袋において、前記表面又は前記裏面の少なくともいずれか一方において、前記第1傷痕群の複数の前記第1傷痕が前記第1方向に沿って、前記袋の第1端部から、前記第1端部と前記第1方向において対向する第2端部まで並んでいてもよい。
本発明による袋は、前記第1端部又は前記第2端部の少なくともいずれか一方のうち、前記第1方向に沿って見た場合に前記第1傷痕群の複数の前記第1傷痕と重なる位置に設けられた開封開始部を更に備えていてもよい。
本発明によれば、使用者が易破断部に沿って袋を破断させ易い。このため、内容物の取り出し易さを向上させることができる。
本発明の実施の形態における袋を示す平面図である。 図1の袋をII-II方向から見た断面図である。 袋を構成する包装材料の層構成の一例を示す断面図である。 第1傷痕群の構造の一例を示す断面図である。 第1傷痕群の一例を示す平面図である。 傷痕群のその他の例を示す平面図である。 傷痕群のその他の例を示す平面図である。 傷痕群のその他の例を示す平面図である。 傷痕群のその他の例を示す平面図である。 傷痕群のその他の例を示す平面図である。 図1に示す袋を開封する様子を示す平面図である。 開封された状態の袋を示す平面図である。 袋の一変形例を示す平面図である。
以下、図1乃至図8を参照して、本発明の実施の形態について説明する。なお、本件明細書に添付する図面においては、図示と理解のしやすさの便宜上、縮尺および縦横の寸法比等を、実物のそれらから適宜変更し誇張してある。
また、本明細書において用いる、形状や幾何学的条件並びにそれらの程度を特定する、例えば、「平行」、「直交」、「同一」等の用語や長さや角度の値等については、厳密な意味に縛られることなく、同様の機能を期待し得る程度の範囲を含めて解釈することとする。

図1は、内容物19が収容された袋10を示す平面図である。また、図2は、図1の袋10をII-II方向から見た断面図である。袋10は、フィルム状の包装材料30の内面同士を部分的に接合することによって形成されている。袋10は、包装材料30によって構成された表面11及び裏面12を含む。図2に示すように、表面11及び裏面12はいずれも、1枚の包装材料30を折り返すことによって構成されている。なお、図示はしないが、袋10を構成する包装材料30の枚数が1枚に限られることはなく、複数枚の包装材料30によって袋10が構成されていてもよい。
図1に示すように、袋10は、第1端部13と、第1端部13と第1方向D1において対向する第2端部14と、第1端部13から第2端部14まで第1方向D1に沿って延びる一対の側端部15と、を備える。第1方向D1は、包装材料30の面方向に平行な方向であって、後述する傷痕群20の第1傷痕群21の複数の第1傷痕22が並ぶ方向、として定義される。好ましくは、第1方向D1は、フィルム状の包装材料30から袋10を作製する際の包装材料30の搬送方向に平行である。搬送方向とは、いわゆるMD(Machine Direction)である。図1に示す例において、第1端部13及び第2端部14は、第1方向D1に直交する第2方向D2に延びており、このため袋10は矩形状の外形を有している。図示はしないが、第1端部13及び第2端部14は、第2方向D2に対して傾斜した方向に延びていてもよい。
図1及び図2に示すように、袋10は、第1端部13から第2端部14まで第1方向D1に沿って延び、包装材料30が重ねられた合掌部17を備える。このように、袋10はいわゆるピロー袋である。合掌部17は、表面11側に位置する。言い換えると、本実施の形態においては、合掌部17が位置する側の面を表面11と称する。
袋10は、フィルム状の包装材料30の内面同士を接合するシール部を備える。シール部は、第1端部に位置する第1端部シール部131、第2端部14に位置する第2端部シール部141、及び、合掌部17に位置する合掌部シール部171を含む。なお、包装材料30の内面同士を接合して袋10を封止することができる限りにおいて、シール部を形成するための方法が特に限られることはない。例えば、加熱などによって包装材料30の一部を溶融させて、包装材料30の内面同士を溶着させることによって、シール部を形成してもよい。若しくは、接着剤などを用いて包装材料30の内面同士を接着することによって、シール部を形成してもよい。
図1に示すように、合掌部シール部171は、第1端部シール部131から第2端部シール部141に至るように第1方向D1に延びている。図2に示すように、合掌部シール部171は、第2方向D2において合掌部17の先端部172にまで広がっていてもよく、若しくは、図示はしないが、合掌部シール部171は、先端部172にまで広がっていなくてもよい。また、合掌部シール部171は、第2方向D2において合掌部17の基部173にまで広がっていてもよく、若しくは、図示はしないが、合掌部シール部171は、基部173にまで広がっていなくてもよい。
図1に示すように、袋10は傷痕群20を備える。傷痕群20は、包装材料30及び袋10の引き裂き性を高めるための構造である。傷痕群20は、表面11において第1端部13から第2端部14まで第1方向D1に沿って延びる第1傷痕群21を含む。図1に示す例において、第1傷痕群21は、合掌部17と交差しないように延びている。表面11のうち第1傷痕群21が設けられている部分は、表面11のその他の部分に比べて破断し易くなる。このような第1傷痕群21を袋10に設けることにより、使用者が袋10を破断させる際、破断が第1傷痕群21に沿って生じ易くなる。第1傷痕群21などの傷痕群20の構造については後述する。
図2に示すように、傷痕群20は、裏面12に位置する、符号25が付された傷痕群を更に含んでいてもよい。傷痕群25は、表面11の法線方向に沿って見た場合に第1傷痕群21と重なる位置において、第1端部13から第2端部14まで第1方向D1に沿って延びている。以下の説明において、表面11の法線方向に沿って見た場合に第1傷痕群21と重なるよう裏面12に設けられている傷痕群25のことを、第3傷痕群25とも称する。
第1端部13又は第2端部14のうち第1方向D1に沿って見た場合に第1傷痕群21と重なる位置には、開封開始部27が設けられていてもよい。開封開始部27は、第1傷痕群21に沿って袋10を破断させる際の、破断のきっかけとなる部分である。開封開始部27は、例えば、第1端部13又は第2端部14に形成されたノッチを含む。ノッチは、V字型などの切り欠きや、切り込みなどである。
第1傷痕群21は、一対の側端部15のうちのいずれか一方の近傍に位置していてもよい。図1及び図2に示す例において、第1傷痕群21は、左側の側端部15の近傍に位置している。以下の説明において、第2方向D2のうち合掌部17から第1傷痕群21に向かう方向のことを第21方向と称し、第2方向D2のうち第1傷痕群21から合掌部17に向かう方向のことを第22方向とも称する。
図2に示すように、第1傷痕群21及び第3傷痕群25は、第2方向D2における内容物19の端部191よりも少なくとも部分的に外側に位置していてもよい。また、第1傷痕群21及び第3傷痕群25は、第2方向D2における内容物19の端部191よりも少なくとも部分的に内側に位置していてもよい。図2に示す例において、第1傷痕群21及び第3傷痕群25は、表面11の法線方向に沿って見た場合に第2方向D2における内容物19の端部191を跨ぐように広がっている。なお、「外側」とは、平面視における袋10の中心から遠ざかる側を意味し、「内側」とは、平面視における袋10の中心に近づく側を意味する。
内容物19は、例えば固形物である。内容物19は、食品や医薬品など、人が口にする固形物であってもよく、また、入浴剤など、人が口にしない固形物であってもよい。内容物19の具体例としては、板状のチョコレート、クッキー、せんべい、チーズ、ハムソーセージ、文房具、おもちゃ、カード等を挙げることができる。
(包装材料の層構成)
次に、袋10を構成する包装材料30の層構成について説明する。図3は、包装材料30の層構成の一例を示す断面図である。
包装材料30は、外面302側から内面301側へ順に、外層31、中間層32及びシーラント層33を少なくとも備える。図3に示す例においては、シーラント層33が包装材料30の内面301を構成している。また、包装材料30は、外層31と中間層32との間に位置する第1接着層34を更に備えていてもよい。また、包装材料30は、中間層32とシーラント層33との間に位置する第2接着層35を更に備えていてもよい。また、包装材料30は、外層31の外面302側に設けられた印刷層36を更に備えていてもよい。図示はしないが、印刷層36は、外層31の内面301側に設けられていてもよい。包装材料30の厚みは、例えば35μm以上100μm以下である。
以下、包装材料30の各層について説明する。
外層31は、例えば紙を含む。紙の坪量は、例えば15g/m2以上40g/m2以下である。また、外層31は、延伸プラスチックフィルムを含んでいてもよい。この場合、外層31の厚みは、例えば9μm以上30μm以下である。
外層31が、紙のような低い光透過率を有する材料を含む場合、印刷層36が外層31の外面302側に位置していることが好ましい。外層31が、延伸プラスチックフィルムのような高い光透過率を有する材料を含む場合、印刷層36は、外層31の内面301側に位置していてもよい。
中間層32は、例えばポリエチレンテレフタレートやポリブチレンテレフタレートなどのポリエステルやナイロンなどのポリアミドや高密度ポリエチレンやポリプロピレンなどポリオレフィンなどのプラスチックのフィルムを含む。
中間層32を構成するプラスチックフィルムは、一軸または二軸に延伸されていてもよい。この場合、中間層32は、好ましくは、第1方向D1における引張強度が第2方向D2における引張強度よりも大きくなるよう延伸されている。これにより、中間層32が第1方向D1に沿って引き裂かれ易くなる。以下の説明において、中間層32などのプラスチックフィルムの特性のうち、フィルムの搬送方向である第1方向D1における引張強度が第2方向D2における引張強度より大きいという特性のことを、「縦裂き」とも称する。引張強度は、JIS K 7127に準拠して測定される。若しくは、プラスチックフィルムの特性のうち、第1方向D1における破断強度が第2方向D2における破断強度より小さくなるという特性のことを、「縦裂き」と称してもよい。
中間層32を構成するプラスチックフィルムにおいて、第2方向D2における引張強度に対する第1方向D1における引張強度の比は、好ましくは1.05倍以上であり、より好ましくは1.10倍以上であり、更に好ましくは1.15倍以上である。中間層32を構成するプラスチックフィルムにおいて、第1方向D1における引張強度は、例えば180MPa以上220MPa以下である。中間層32の厚みは、例えば10μm以上20μm以下である。
シーラント層33を構成する材料としては、例えば、エチレン-メタクリル酸共重合体(EMMA)や低密度ポリエチレン(LDPE)や直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)などのポリエチレンやポリプロピレンを用いることができる。ポリプロピレンとしては、例えば無延伸ポリプロピレンフィルムを用いることができる。シーラント層33の厚みは、例えば15μm以上60μm以下である。シーラント層33は、単一の層で構成されていてもよいし、複数の層で構成されていてもよい。
印刷層36は、袋10に製品情報を示したり美感を付与したりするための印刷表示を含む。印刷表示としては、文字、数字、記号、図形、絵柄などを挙げることができる。
外層31、中間層32、シーラント層33などを積層する方法としては、ドライラミネート法、押し出しラミネート法などを挙げることができる。
ドライラミネート法においては、外層31、中間層32、シーラント層33などを、接着剤を用いて貼り合わせる。この場合、第1接着層34や第2接着層35は、エーテル系接着剤などの接着剤を含む。
押し出しラミネート法においては、例えば、中間層32の上に、シーラント層33を構成する、溶融状態にある材料をフィルム状に押し出す。この場合、中間層32とシーラント層33との間に接着層が存在していなくてもよい。また、中間層32の上に、外層31を構成する、溶融状態にある材料をフィルム状に押し出す。この場合、中間層32と外層31との間に接着層が存在していなくてもよい。
第1接着層34の厚みは、例えば1μm以上20μm以下である。また、第2接着層35の厚みは、例えば1μm以上20μm以下である。
図示はしないが、包装材料30は、機能層を更に含んでいてもよい。機能層としては、水蒸気その他のガスバリア性、遮光性、各種の機械的強度など、必要とされる性能に応じて、適切なものが選択され得る。例えば、包装材料30は、ガスバリア性を備えた機能層として、外層31、中間層32又はシーラント層33に設けられた蒸着層を更に含んでいてもよい。蒸着層は、例えば、アルミニウムなどの無機物や酸化アルミニウムや酸化珪素などの無機酸化物などの、ガスバリア性を有する物質を含む。
図3の包装材料30の層構成の具体例を以下に示す。「/」は層と層の境界を表している。左端の層が、包装材料30の外面302を構成する層であり、右端の層が、包装材料30の内面301を構成する層である。
印/紙/DL/縦裂きPET/DL/金属蒸着層/CPP
「印」は、印刷表示を構成する印刷層を意味する。「DL」は、ドライラミネートの略であり、接着剤を含む接着剤層が存在することを意味する。「縦裂きPET」は、縦裂きの特性を有するポリエチレンテレフタレートを意味する。「CPP」は、無延伸ポリプロピレンフィルムを意味する。
(傷痕群の構造)
次に、傷痕群20の構造について説明する。ここでは、第1傷痕群21の構造について図4を参照して説明する。図4は、第1傷痕群21の断面構造の一例を拡大して示す図であり、図1の袋10の表面11を第2方向D2に沿って切断してIV-IV方向から見た場合の断面図である。上述の第3傷痕群25や後述する第2傷痕群23の断面構造は、第1傷痕群21の断面構造と同一であるので、説明を省略する。
第1傷痕群21は、複数の第1傷痕22を有する。第1傷痕22は、少なくとも中間層32を貫通するとともに外層31及びシーラント層33を貫通しない孔である。第1傷痕22は、例えば、やすりや切刃などの工具を用いて中間層32を加工することによって形成される。
図4に示す包装材料30は、複数の第1傷痕22が形成された状態の中間層32を外層31及びシーラント層33と積層することによって作製される。図示はしないが、中間層32を外層31又はシーラント層33と積層した後に中間層32に複数の第1傷痕22を形成してもよい。
図4に示す包装材料30においては、第1傷痕22が外層31を貫通していないので、第1傷痕22は包装材料30の外面302には現れない。このため、第1傷痕22が袋10の使用者によって視認されることを抑制することができる。これにより、袋10の意匠性を高めることができる。
第1傷痕22が袋10の使用者によって視認されることを抑制する上では、包装材料30の外層31が、紙のような低い光透過率を有する材料を含むことや、中間層32よりも外面302側に印刷層36が位置していることが好ましい。
次に、包装材料30の面方向における傷痕群20の構造について説明する。図5は、傷痕群20の第1傷痕群21の一例を示す平面図である。
図5に示すように、第1傷痕群21の複数の第1傷痕22は、包装材料30の面方向に平行な所定の第1方向D1に沿って並んでいる。これにより、第1方向D1における包装材料30及び袋10の引き裂き性を高めることができる。本実施の形態において、第1方向D1は、上述のように包装材料30の搬送方向に平行である。
第1傷痕22は、包装材料30の面方向に沿うとともに第1方向D1に対して少なくとも部分的に傾斜するように線状に延びている。図5に示す例において、第1傷痕22は、第1方向D1に対して傾斜するように、第3方向D3に沿って直線状に延びている。第1傷痕22が延びる方向を第1方向D1に対して傾斜させることにより、第1方向D1における包装材料30の引き裂きが過剰に進行することを抑制することができる。これにより、袋10が不慮に開封されることを抑制することができる。第1傷痕22が延びる第3方向D3が第1方向D1に対してなす第1角度θ1は、例えば5°以上40°以下であり、より好ましくは10°以上30°以下である。
第1方向D1に対する第1傷痕22の傾斜方向は、好ましくは、第1端部13から第2端部14に向かうにつれて第1傷痕22が第22方向D22へ変位するよう、設定される。この場合、使用者が第1端部13側から第2端部14側へ向けて傷痕群20に沿って袋10を破断させる際、第2方向D2における破断経路の変位が、第21方向D21よりも第22方向D22において生じ易くなる。このため、破断経路が傷痕群20よりも第21方向D21側に逸脱してしまうことを抑制することができる。なお、破断経路が傷痕群20よりも第22方向D22側に逸脱してしまうことは、内容物19によって抑制され得る。
図5に示すように、第2方向D2においても複数の第1傷痕22が並んでいてもよい。第2方向D2における傷痕群20の幅W1は、例えば2mm以上15mm以下である。
複数の第1傷痕22は、第1方向D1に沿って、袋10の第1端部13から第2端部14まで並んでいてもよい。これにより、第1端部13から第2端部14に至るまで袋10の引き裂き性を向上させることができる。なお、「第1端部13から第2端部14まで並ぶ」とは、第1傷痕22が第1端部13及び第2端部14と交わっている場合だけでなく、第1傷痕22が第1端部13及び第2端部14に交わっていないが第1傷痕22が第1端部シール部131及び第2端部シール部141に位置している場合をも含む概念である。
図6Aは、傷痕群20のその他の例を示す平面図である。図6Aに示すように、傷痕群20は、第1傷痕群21に加えて、表面11において第1端部13から第2端部14まで第1方向D1に沿って延びる第2傷痕群23を更に含んでいてもよい。第2傷痕群23は、第1傷痕群21の複数の第1傷痕22と並行するよう並ぶ複数の第2傷痕24を有する。図6Aに示す例において、複数の第2傷痕24は、第1方向D1に沿って並んでいる。
第2傷痕24は、包装材料30の面方向に沿うとともに第1方向D1に対して少なくとも部分的に傾斜するように線状に延びている。図6Aに示す例において、第2傷痕24は、第1方向D1に対して傾斜するように、第4方向D4に沿って直線状に延びている。第2傷痕24が延びる第4方向D4が第1方向D1に対してなす第2角度θ2は、例えば5°以上40°以下であり、より好ましくは10°以上30°以下である。
第2傷痕24が延びる第4方向D4は、第1傷痕22が延びる第3方向D3とは異なっている。例えば、図6Aに示すように、第2傷痕24は、第1端部13から第2端部14に向かうにつれて第2傷痕24が第21方向D21へ変位するよう構成されている。これにより、傷痕群20に沿って袋10を破断させる場合の、第2方向D2における破断経路の変位を、第21方向D21及び第22方向D22において交互に生じさせて、ジグザグ形状の破断経路を実現することができる。このため、破断経路が傷痕群20から逸脱してしまうことを抑制することができる。第1傷痕22が延びる第3方向D3と第2傷痕24が延びる第4方向D4とがなす第3角度θ3は、例えば10°以上80°以下であり、より好ましくは20°以上60°以下である。
図6Bは、傷痕群20のその他の例を示す平面図である。上述の図6Aに示す例においては、第1方向D1に沿って第1傷痕22及び第2傷痕24を見た場合に第1傷痕22と第2傷痕24とが重ならないよう配置されている。一方、図6Bに示す例においては、第1方向D1に沿って第1傷痕22及び第2傷痕24を見た場合に両者が部分的に重なるよう、第1傷痕22及び第2傷痕24が配置されている。
図6Bに示す例においては、第1傷痕22及び第2傷痕24が第1方向D1に沿った複数の列において並んでいる。また、図6Bに示す例においては、第2方向D2において、第1傷痕22及び第2傷痕24が千鳥状に並んでいる。例えば、第1傷痕22及び第2傷痕24を第2方向D2から見た場合に、第1傷痕22が、第1方向D1に並ぶ複数の第2傷痕24の間の隙間に重なっている。
図6Bに示す例においても、第2方向D2における破断経路の変位が、第21方向D21及び第22方向D22において交互に生じ、ジグザグ形状の破断経路が実現される。これにより、破断経路が傷痕群20から逸脱してしまうことを抑制することができる。また、第2方向D2において複数の第1傷痕22及び複数の第2傷痕24設けられているので、第2方向D2の複数の位置において第1端部13から第2端部14まで延びる破断経路を実現することができ、使用者の利便性を向上させることができる。
図6Cは、傷痕群20のその他の例を示す平面図である。図6Cに示す例においても、図6Aに示す例の場合と同様に、第1傷痕22及び第2傷痕24は、第1方向D1に沿って見た場合に第1傷痕22と第2傷痕24とが重ならないよう配置されている。また、第1傷痕22及び第2傷痕24が第1方向D1に沿った複数の列において並んでいる。
図6Cに示す例においても、図6Aや図6Bに示す例の場合と同様に、第2方向D2における破断経路の変位が、第21方向D21及び第22方向D22において交互に生じ、ジグザグ形状の破断経路が実現される。これにより、破断経路が傷痕群20から逸脱してしまうことを抑制することができる。また、図6Aに示す例の場合に比べて、第2方向D2における破断の開始位置の自由度が高くなる。
図6Dは、傷痕群20のその他の例を示す平面図である。図6Dに示すように、第1傷痕22は、湾曲した形状を有していてもよい。第1傷痕22は、第3方向D3に沿って延びる部分を少なくとも部分的に含む。
図6Dに示す例において、複数の第1傷痕22は、第1方向D1及び第2方向D2においてそれぞれ並んでいる。好ましくは、第1傷痕22は、第1端部13から第2端部14に向かうにつれて部分貫通部201が第22方向D22へ変位するよう構成されている。この場合、図6Aに示す例の場合と同様に、使用者が第1端部13側から第2端部14側へ向けて第1傷痕群21に沿って袋10を破断させる際、第2方向D2における破断経路の変位が、第21方向D21よりも第22方向D22において生じ易くなる。このため、破断経路が傷痕群20よりも第21方向D21側に逸脱してしまうことを抑制することができる。
図6Eは、表面11を構成する包装材料30と裏面12を構成する包装材料30とを同一平面上に並べた場合を示す図である。図6Eにおいて、符号15が付された点線は、包装材料30を折り返すことによって袋10の側端部15となる部分を示している。好ましくは、図6Eに示すように、裏面12に位置する第3傷痕群25の第3傷痕26は、表面11に位置する第1傷痕群21の第1傷痕22に対して、側端部15などの第1方向D1に沿って延びる直線に対する線対称性を有する。
図6Eに示すように、表面11に位置する第1傷痕群21と裏面12に位置する第3傷痕群25との間には、傷痕群20が設けられていない領域203が存在していることが好ましい。これにより、破断経路が傷痕群20から逸脱して側端部15にまで達してしまうことを抑制することができる。
図6Eに示す例における第1傷痕22の形状やパターンなどは任意である。例えば、図6Eに示す例における第1傷痕22として、上述の図5及び図6A乃至図6Dに示す第1傷痕22のいずれかを用いることができる。
包装材料の製造方法
第1傷痕群21などの傷痕群20が設けられた包装材料30を製造する方法の第1の例について説明する。まず、フィルム状の外層31及び中間層32を準備する。続いて、第1接着層34を介して中間層32と外層31とを貼り合わせる。その後、切刃を備えたロータリーダイロールなどを用いて、外層31と貼り合わされた中間層32を加工して、中間層32に、傷痕群20の第1傷痕群21の第1傷痕22などを構成する貫通孔を形成する。切刃は、内面301側から、すなわち外層31とは反対側から中間層32に入れる。
続いて、貫通孔が形成された中間層32に接着剤を塗布して乾燥させて第2接着層35を形成し、第2接着層35を介して中間層32とシーラント層33とを貼り合わせる。このようにして、中間層32を貫通するが外層31及びシーラント層33を貫通しない第1傷痕22が設けられた包装材料30を得ることができる。
袋の開封方法
次に、上述の袋10を開封する方法について、図9及び図10を参照して説明する。
まず、使用者は、傷痕群20に近接する側端部15と第1端部13との間の角部18を摘んで、開封開始部27を起点として袋10の破断を開始する。続いて、使用者は、例えば角部18を第2端部14側へ引っ張る。ここで本実施の形態においては、上述のように、第1端部13から第2端部14まで合掌部17と交差しないように第1方向D1に沿って延びる第1傷痕群21が袋10に設けられている。このため、図7に示すように、袋10の破断を第1方向D1に沿って直線的に進行ささせることができる。このため、図8に示すように、第1端部シール部131から第2端部シール部141まで広がる開口部28を袋10に形成することができる。これにより、袋10の破断が直線的に進行せず、第2端部14に到達するよりも前に袋10の破断が側端部15で途絶えてしまう場合に比べて、内容物19の取り出し易さを向上させることができる。
なお、上述した各実施の形態に対して様々な変更を加えることが可能である。以下、変形例について説明する。以下の説明および以下の説明で用いる図面では、上述した各実施の形態と同様に構成され得る部分について、上述の実施の形態における対応する部分に対して用いた符号と同一の符号を用いることとし、重複する説明を省略する。また、上述した実施の形態において得られる作用効果が変形例においても得られることが明らかである場合、その説明を省略することもある。
(傷痕群の一変形例)
図9は、一変形例に係る袋10を示す平面図である。図9に示すように、傷痕群20の第1傷痕群21は、第2方向D2において合掌部17の基部173を跨ぐように設けられていてもよい。この場合、破断経路が傷痕群20よりも第22方向D22側に逸脱してしまうことは、合掌部17の基部173によって抑制され得る。
(傷痕群の一変形例)
上述の実施の形態においては、傷痕群20が、表面11に設けられた第1傷痕群21と、裏面12に設けられた第3傷痕群25第2傷痕群23とを有する例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、傷痕群20は、第1傷痕群21又は第3傷痕群25の少なくともいずれか一方を有していればよい。
(袋の変形例)
上述の実施の形態においては、袋10が、合掌部17を備えるピロー袋である例を示した。しかしながら、上述の傷痕群20を備える限りにおいて、袋10のタイプが特に限られることはない。例えば、袋10は、矩形状の袋10の4つの辺のうちの3つに沿って延びるシール部を備える三方シール袋や、4つの辺に沿って延びるシール部を備える四方シール袋であってもよい。
なお、上述した実施の形態に対するいくつかの変形例を説明してきたが、当然に、複数の変形例を適宜組み合わせて適用することも可能である。
10 袋
11 表面
12 裏面
13 第1端部
131 第1端部シール部
14 第2端部
141 第2端部シール部
15 側端部
17 合掌部
171 合掌部シール部
18 角部
19 内容物
20 傷痕群
21 第1傷痕群
22 第1傷痕
23 第2傷痕群
24 第2傷痕
25 第3傷痕群
26 第3傷痕
27 開封開始部
28 開口部
30 包装材料
301 内面
302 外面
31 外層
32 中間層
33 シーラント層
34 第1接着層
35 第2接着層
36 印刷層

Claims (7)

  1. 包装材料により構成され、表面及び裏面を有する袋であって、
    前記包装材料は、外面側から内面側へ順に、外層、中間層及びシーラント層を少なくとも備え、
    前記包装材料は、少なくとも前記中間層を貫通するとともに前記外層及び前記シーラント層を貫通しない複数の第1傷痕を有する第1傷痕群を備え、
    前記袋は、第1方向において対向する第1端部及び第2端部と、前記第1端部から前記第2端部まで前記第1方向に沿って延びる一対の側端部と、前記第1端部から前記第2端部まで前記第1方向に沿って延び、前記包装材料が重ねられた合掌部と、を含み、
    前記表面又は前記裏面の少なくともいずれか一方において、前記第1傷痕群の複数の前記第1傷痕が前記第1方向に沿って並んでおり、
    前記第1傷痕は、前記包装材料の面方向に沿うとともに前記第1方向に対して少なくとも部分的に傾斜するように線状に延びており、
    前記中間層は、一軸または二軸に延伸されたプラスチックフィルムによって構成されており、
    前記外層が、紙を含み、
    前記中間層を構成する前記プラスチックフィルムにおいて、前記第1方向に直交する第2方向における引張強度に対する、前記第1方向における引張強度の比が、1.05倍以上である、袋。
  2. 前記表面又は前記裏面の少なくともいずれか一方において、前記第1傷痕群の複数の前記第1傷痕が前記第1方向に沿って、前記袋の第1端部から、前記第1端部と前記第1方向において対向する第2端部まで並んでいる、請求項に記載の袋。
  3. 前記第1端部又は前記第2端部の少なくともいずれか一方のうち、前記第1方向に沿って見た場合に前記第1傷痕群の複数の前記第1傷痕と重なる位置に設けられた開封開始部を更に備える、請求項に記載の袋。
  4. 前記中間層よりも前記外面側に位置する印刷層を備え、
    前記第1傷痕は、前記印刷層を貫通しない、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の
  5. 前記第1傷痕は、前記包装材料の面方向に沿うとともに前記第1方向に対して傾斜するように直線状に延びている、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の
  6. 少なくとも前記中間層を貫通するとともに前記外層及び前記シーラント層を貫通しない複数の第2傷痕を有する第2傷痕群を更に備え、
    前記第2傷痕群の複数の前記第2傷痕は、前記第1傷痕群の複数の前記第1傷痕と並行するよう並んでおり、
    前記第2傷痕は、前記包装材料の面方向に沿うとともに前記第1方向に対して少なくとも部分的に傾斜するように線状に延びている、請求項1乃至のいずれか一項に記載の
  7. 前記第2傷痕は、前記包装材料の面方向に沿うとともに前記第1方向に対して傾斜するように直線状に延びており、
    前記第1傷痕が延びる方向と前記第2傷痕とが延びる方向とがなす角度が、10°以上80°以下である、請求項に記載の
JP2018065801A 2018-03-29 2018-03-29 包装材料及び袋 Active JP7458694B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018065801A JP7458694B2 (ja) 2018-03-29 2018-03-29 包装材料及び袋

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018065801A JP7458694B2 (ja) 2018-03-29 2018-03-29 包装材料及び袋

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019172354A JP2019172354A (ja) 2019-10-10
JP7458694B2 true JP7458694B2 (ja) 2024-04-01

Family

ID=68169374

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018065801A Active JP7458694B2 (ja) 2018-03-29 2018-03-29 包装材料及び袋

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7458694B2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003311859A (ja) 2002-04-24 2003-11-06 Fujimori Kogyo Co Ltd 易切裂性フィルムおよびその製造方法、ならびに袋体
JP2014166882A (ja) 2013-02-01 2014-09-11 Toppan Printing Co Ltd 包装袋

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3418771B2 (ja) * 1994-02-28 2003-06-23 大日本印刷株式会社 易開封性包装袋及びその製造方法
US5613779A (en) * 1994-11-30 1997-03-25 Kabushiki Kaisha Hosokawa Yoko Pouch
JP2003300538A (ja) * 2002-02-07 2003-10-21 Maruto Sangyo Kk 包装用袋及び包装用袋に用いられる開封用誘導線の構造
JP6902873B2 (ja) * 2016-06-02 2021-07-14 共同印刷株式会社 積層フィルム

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003311859A (ja) 2002-04-24 2003-11-06 Fujimori Kogyo Co Ltd 易切裂性フィルムおよびその製造方法、ならびに袋体
JP2014166882A (ja) 2013-02-01 2014-09-11 Toppan Printing Co Ltd 包装袋

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019172354A (ja) 2019-10-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7437625B2 (ja)
JP6288819B2 (ja) 易開封性ピロー包装袋
JP2008521712A (ja) 梱包用多重積層フィルム
JP7129033B2 (ja)
JP2008239187A (ja) 易開封性ガセット袋
JP7458694B2 (ja) 包装材料及び袋
JP2007091265A (ja) 易開封性包装袋
JP2017030761A (ja) ピロー包装体
JP6191065B2 (ja) 包装袋
JP4074115B2 (ja) 易開封性包装体
JP2012091857A (ja) 包装袋
JP7125662B2 (ja)
JP7153219B2 (ja)
JP7350465B2 (ja)
JP2019001523A (ja) 包装袋
JP6357867B2 (ja) 包装体
JP4993082B2 (ja) 易開封性包装袋
JP7358977B2 (ja) 包装袋
JP2019001524A (ja) 包装袋
JP4759278B2 (ja) パウチ容器
JP7119295B2 (ja) 包装袋
JP2013103732A (ja) 易開封性ノッチ付包装袋
JP2018193108A (ja)
WO2018230565A1 (ja) 包装袋
JP6857323B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210126

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20211220

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220111

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220224

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20220603

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220713

C60 Trial request (containing other claim documents, opposition documents)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C60

Effective date: 20220713

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20220722

C21 Notice of transfer of a case for reconsideration by examiners before appeal proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C21

Effective date: 20220726

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20220909

C211 Notice of termination of reconsideration by examiners before appeal proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C211

Effective date: 20220913

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20231130

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20240319

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7458694

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150