JP7455367B2 - 商品販売データ処理システム - Google Patents
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Description
[ショッピングシステムの構成例]
図1は、本実施形態のショッピングシステム(商品販売データ処理システムの一例)の構成例を示している。同図のショッピンシステムは、例えば、客が購入対象の商品を商品棚から取り出しながら、取りだした商品の登録を、客端末装置50を用いて行い、登録された商品の精算についても、同じ客が精算装置40を用いて行うようにされた会計(客端末対応会計)に対応する。ここでの会計は、商品の登録と、登録された商品の精算とを含み、一取引に対応して行われる手順をいう。
本実施形態のショッピングシステムは、管理装置10、取引管理装置60、精算装置40、客端末装置50、及びクレジットカード決済サーバ70を含む。
このような客端末装置50は、顧客が所有するスマートフォンやタブレット端末等であってよい。客端末装置50としてのスマートフォンやタブレット端末等には、本実施形態のショッピングシステムに対応して商品登録を行う機能を有するショッピングアプリケーションがインストールされる。
図2は、精算装置40の設置例を示す図である。図2(A)は、精算装置40等を客側から見た斜視図である。図2(B)は、精算装置40等を店員側から見た斜視図である。図2(A)に示すように客側から見て精算装置40の右側にカウンタが置かれている。
図4は、精算装置40の構成例を示す図である。図3及び図4において、同一部分には同一符号を付している。
ROM402は、読み出し専用メモリであり、プログラムをはじめとしてCPU401が利用する各種の情報を記憶する。
客側スキャナ部406は、客用のスキャナ部であり、例えば、商品に付されているバーコードをスキャンし、商品コードを読み取る。また、客側スキャナ部406は、お会計券(登録商標)に印刷されているコード(バーコード、2次元コード等)をスキャンし、精算に必要な情報を読み取ってもよい。また、客側スキャナ部406は、客端末装置50の表示部に表示されるコード(2次元コード等)をスキャンし、精算に必要な情報を読み取ってもよい。
キー操作部411は、各種のキー(ボタン)から構成され、店員から種々の入力を受け付ける。
店員側スキャナ部412は、店員用のスキャナ部であり、例えば、商品に付されているバーコードをスキャンし、商品コードを読み取る。また、店員側スキャナ部412は、店員の名札に付されたバーコード等をスキャンし、店員コードを読み取る。
通信部415は、他装置(他の精算装置40や管理装置10)との通信を実行する。
第1会計モードは、店員が精算装置40に対して商品登録操作と精算とに対応する操作とを行うようにされる稼働モードである。第2会計モードは、店員が精算装置40に対して商品登録操作を行い、客が同じ精算装置40に対して精算に対応する操作を行うようにされる稼働モードである。第3会計モードは、客が商品登録操作と精算に対応する操作とを精算装置40に対して行うようにされる稼働モードである。
これにより、本実施形態のショッピングシステムを導入した店舗では、複数の精算装置40のうちの一部について、客端末対応精算モードを設定することにより、客端末対応精算に対応し、他の精算装置40については、例えば第1会計モードもしくは第2会計モードを設定することにより、店員が客と応対して会計を行うようにすることができる。なお、他の精算装置40において第3会計モードが設定されたものが含まれていてもよい。
図5は、客端末装置50の構成例を示している。同図の客端末装置50は、CPU501、記憶部502、RAM503、表示部504、操作部505、撮像部506、及びネットワーク対応通信部507を備える。
CPU501は、中央演算処理装置であり、記憶部502に記憶されているプログラムを読み出して実行することにより、客端末装置50の動作を制御する。
記憶部502は、CPU501の補助記憶装置であって、プログラムをはじめとしてCPU501が利用する各種の情報を記憶する。
RAM503は、CPU501の主記憶装置である。
表示部504は、CPU501の表示制御に応じて画像を表示する。表示部504は、画面に対する操作が可能なタッチパネルとして構成されてよい。
操作部505は、客端末装置50に備えられる各種操作子や客端末装置50に接続される各種の入力デバイスなどを一括して示す。
撮像部506は、CPU401の制御に応じて撮像を行う。また、本実施形態の撮像部506は、2次元コードを処理するコードリーダにおいて2次元コードを読み取る部位としても機能させることができる。
ネットワーク対応通信部507は、無線によりネットワーク経由で通信を行う部位である。ネットワーク対応通信部507により、客端末装置50は、取引管理装置60と通信可能となる。
図6は、取引管理装置60の構成例を示している。同図の取引管理装置60は、CPU601、記憶部602、RAM603、及びネットワーク対応通信部604を備える。
CPU601は、中央演算処理装置であり、記憶部602に記憶されているプログラムを読み出して実行することにより、取引管理装置60の動作を制御する。
記憶部602は、CPU561の補助記憶装置であって、プログラムをはじめとしてCPU501が利用する各種の情報を記憶する。
RAM603は、CPU601の主記憶装置である。
ネットワーク対応通信部604は、ネットワーク経由で通信を行う部位である。
記憶部602が記憶する顧客情報は、個々の顧客を管理するための情報である。取引管理装置60は、顧客登録時に顧客情報を生成する(ある顧客の顧客情報が記憶されることを以って当該顧客の顧客登録がなされたと解してもよい)。また、取引管理装置60は、カート情報等に基づいて、顧客情報を適宜更新する。取引管理装置60は、例えば毎日所定時刻にカート情報を参照し、顧客情報を更新してもよい。
顧客識別情報は、顧客を一意に識別する識別情報である。
なお、顧客識別情報は、例えば本実施形態のショッピングアプリケーションがインストールされる際に、インストールされたショッピングアプリケーションごとに固有に割り当てられるアプリケーション識別情報であってもよい。アプリケーション識別情報は、例えばインストールされたショッピングアプリケーションごとに固有に(例えば、シーケンシャルに)付される番号であってよい。あるいは、アプリケーション識別情報は、ショッピングアプリケーションがインストールされた客端末装置50に固有の端末識別情報であってもよい。端末識別情報は、例えば客端末装置50のユーザである客に割り当てられた電話番号や、MAC(Media Access Control)アドレス等のように客端末装置50のハードウェアに固有となるように付されるハードウェア識別情報であってよい。
顧客名は、顧客の氏名やニックネームなどである。顧客登録日は、顧客登録した日時である。キャンセル情報は、登録後における登録商品のキャンセルに関する情報である。顧客ランクは、顧客の購入実績に応じたランクである。なお、新規の顧客の顧客情報の生成時には、顧客識別情報、顧客名、顧客登録日は生成されるが、実際の取引(商品登録)の開始前であるため、他の情報(キャンセル情報等)は生成されない。
店舗識別情報は、店舗を一意に識別する識別情報である。図7(B)に示した店舗識別情報は、店(屋号)もしくは企業のコードと、支店のコードとから構成される。
店舗名は、店舗の名称である。図7(B)に示した店舗名は、店(屋号)もしくは企業と、支店名とから構成される。
店舗特定情報1は、取引する店舗(商品の売買が行われる店舗)を特定するための2次元コード(QRコード(登録商標)等)の情報である。
店舗特定情報2は、取引する店舗を特定するための店舗の位置情報(GPS情報)である。
なお、図7(B)に示した例では、店舗識別情報と店舗特定情報1とは異なるが、店舗識別情報と店舗特定情報1とは同一であってもよい。
同図のカート情報は、カート識別情報、取引開始日時、取引終了日時、顧客識別情報、登録商品情報、保留商品情報、キャンセル情報等を含む。
取引開始日時は、取引の開始日時である。取引開始日時は、例えば、当該カート情報の生成日時であってよい。なお、取引開始日時は、1品目の商品の登録日時(図7(C)中の登録商品情報(登録商品1)を記憶した日時)としてもよい。カート情報の生成日時と1品目の商品の登録日時とを別々に両方記憶してもよい。
なお、本願の明細書、図面等における「NON-PLU」、「NO-FILE」、「NONファイル」等の記載は、いずれも上記のような商品情報未登録の商品を示す。
例えば、N品目の商品がNON-PLUによる保留商品である場合には、保留商品情報(保留商品N)は、保留商品種別「1(NON-PLU)」、商品コードを含む。また、N品目の商品が読取NGの保留商品である場合には、保留商品情報(保留商品N)は、保留商品種別「2(読取NG)」、画像データを含む。
図8のシーケンス図は、客端末装置50、精算装置40、及び取引管理装置60が、一取引の客端末対応会計に対応して実行する処理手順例を示している。
具体的には、図8は、ある店舗に、ある顧客が来店し、当該店舗に陳列されている商品を登録し、登録した商品の精算が完了するまでにおける、当該顧客の客端末装置50、当該店舗に設置された精算装置40、データセンタ等の外部に設置された取引管理装置60の夫々の処理の一例を示したものである。
客は、買い物のために商品登録を開始させる場合には、起動画面において配置される取引開始指示ボタンBT10を操作する。
取引開始指示ボタンBT10が操作されたことに応じて、客端末装置50は、取得された店舗特定情報と顧客識別情報とを含む取引開始要求を取引管理装置60に送信する。取引開始要求は、上記のように客端末装置50に対する客の操作に応じて送信されてもよいし、特に操作を受け付けることなく、店舗特定情報が取得されたことに応じて送信が実行されるようにしてもよい。
顧客識別情報については、顧客登録の際(客端末装置50にショッピングアプリケーションをダウンロード又はインストールする際)に、客端末装置50を用いて登録フォームの氏名欄に入力された情報が取引管理装置60の顧客情報に記憶されてよいが、取引管理装置60に加え、客端末装置50の記憶部にも記憶しておいてもよい。なお、店舗が特定された場合には(後述する商品登録初期画面を取得したときには)、当該店舗の店舗名や実施中のサービス(その日に配布されているチラシ情報)、利用可能なクーポン情報を画面(商品登録初期画面又は商品登録初期画面とは別の画面)に表示してもよい。なお、サービスやクーポンの情報は、例えば画面情報として取引管理装置60から取得してもよい。
これにより、不適切な商品登録(例えば、他の店舗等において生成されたカートに対する商品登録等)を防止することができる。
これにより、不適切な精算(例えば、他の店舗等において商品登録された商品の精算等)を防止することができる。
[概要]
続いて、第2実施形態について説明する。先の第1実施形態においては、客端末装置50にて商品のコード情報がスキャンされて商品コードの読み取りが行われるごとに、客端末装置50が読み取った商品コードを取引管理装置60に送信するようにされていた。つまり、第1実施形態においては、客端末装置50にて商品コードの読み取りに応じた商品登録処理が実行されるごとに、当該商品登録処理により得られた商品コードを含む商品登録情報を取引管理装置60に送信する。この場合、取引管理装置60は、客端末装置50から商品登録情報が受信される都度、商品登録情報に含まれていたカート識別情報により特定されたカート情報に、商品登録情報に含まれていた商品コードに対応する登録商品情報を格納していくようにする。
このように、客端末装置50が精算移行指示に応じて商品登録情報の一括送信を行うようにした場合には、客端末装置50と取引管理装置60との間での通信回数を削減することができるため、客端末装置50における処理負荷の軽減や消費電力の削減を図ることができる。また、客端末装置50と取引管理装置60との間でのトラフィック量の削減も図ることができる。
しかしながら、上記のように、客端末装置50が商品登録情報を一括送信するようにされた場合には、商品登録処理ごとに商品登録情報を都度送信していた場合と異なり、悪意ある客が以下のような不正を行うことが可能となる。
ステップS1001:客端末装置50は、例えば、客による取引開始指示操作(取引開始指示ボタンBT10に対する操作)に応じて取引開始要求を取引管理装置60に送信する。
ステップS1002:取引管理装置60は、ステップS1001により送信された取引開始要求の受信に応じてカート情報を生成する。
ステップS1003:取引管理装置60は、ステップS1002により生成されたカート情報を示すカート識別情報を客端末装置50に送信する。
ステップS1005:客が1つ目の商品として、商品Aを登録する操作(商品Aのコードをコードリーダ(撮像部506)により読み取らせる操作)を行った。この商品Aを登録する操作に応じて、客端末装置50は、商品Aについての商品登録処理を実行する。これにより、客端末装置50は、商品Aの商品コードを取得し、取得された商品Aの商品コードを記憶する。
ステップS1006:次に、客が2つ目の商品として、商品Bを登録する操作を行った。この商品Bを登録する操作に応じて、客端末装置50は、商品Bについての商品登録処理を実行する。これにより、客端末装置50は、商品Bの商品コードを取得し、取得された商品Bの商品コードを記憶する。
ステップS1008:ステップS1007により精算移行指示操作を受け付けた客端末装置50は、ステップS1005により登録された商品Aの商品コードとステップS1006により登録された商品Bの商品コードとを含む商品登録情報を取引管理装置60に送信する。
ステップS1009:取引管理装置60は、ステップS1008により送信された商品登録情報の受信に応じて、ステップS1002により生成されたカート情報を更新する。つまり、取引管理装置60は、ステップS1008により送信された商品登録情報に含まれる商品A、商品Bの商品コードに対応する、商品A、商品Bそれぞれの商品情報をカート情報に格納する。
ステップS1011:ここで、不正を行おうとしている客は、ステップS1010により2次元コードが表示された画面の画像(画面画像)を、客端末装置50が有するスクリーンショットの機能により画像データとして客端末装置50に保存させる操作を行う。
ステップS1012:客は、上記のように2次元コードの画面画像を客端末装置50に保存させると、客端末装置50に対して商品追加宣言操作を行う。商品追加宣言操作は、精算移行指示操作を行って一旦は商品登録を完了させたが、例えば登録し忘れていた商品のあることに気が付いたような場合に対応して、再び客端末装置50を商品登録が可能な状態に戻す操作である。商品追加宣言操作は、例えば図9(D)に示されるコード表示画面にて配置された「お買い物に戻る」ボタンBT20に対する操作であってよい。
客端末装置50は、客により行われた商品追加宣言操作を受け付け、商品登録が可能な状態に遷移する。この際、表示部504においては商品登録画面が表示される。
ステップS1015:そして、客は、そのまま精算装置40に赴き、精算装置40に、ステップS1014により表示させた画面画像における2次元コードを読み取らせる。
ステップS1017:取引管理装置60は、ステップS1016により送信された精算情報要求に含まれるカート識別情報が示すカート情報を特定する。
ステップS1018:取引管理装置60は、特定されたカート情報に基づいて、精算情報を生成する。精算情報は、例えば、精算装置40にて精算処理が行われた際に発行するレシートに印刷される内容を含む情報であってよい。つまり、精算情報は、登録された商品の内訳、合計金額等の情報が含まれてよい。取引管理装置60は、生成された精算情報を精算装置40に送信する。
ステップS1019:精算装置40は、ステップS1018により送信された精算情報を利用して精算処理を実行する。精算処理として、精算装置40は、客が指定した決済種別に応じて支払いを完了させる。決済種別として現金による決済が指定された場合には、精算装置40は、客からの入金の操作を受け付け、入金された金額(預かり金額)と商品の合計金額との差額に応じた釣銭を排出させる制御を行う。また、決済種別としてクレジットカードが指定された場合には、クレジットカードから読み取ったカード情報を、例えば取引管理装置60経由(取引管理装置60を経由しなくともよい)でクレジットカード決済サーバ70に送信し、クレジットカードによる決済が行われるようにする。また、精算装置40は、精算処理結果が反映されたレシートを発行させる。
この場合、客は商品Cのコードを実際に客端末装置50に読み取らせる操作を行っていることから、商品Cについて、客端末装置50にコード情報を読み取らせることなく買い物かごにいれて持ち出そうとする場合よりも不正が発覚しにくい。
このような不正は、第1実施形態のように、商品登録が行われるごとに商品登録情報を客端末装置50から取引管理装置60に送信する場合には行えない。しかしながら、客端末装置50が、精算移行指示操作が行われたことに応じて商品登録情報を一括送信するようにされた場合には、上記のような不正が可能となる。
そこで、本実施形態においては、客端末装置50が、精算移行指示操作が行われたことに応じて商品登録情報を一括送信するようにされたうえで、以下に説明するようにして、図11に示されるような不正の防止が図られるようにする。
本実施形態においては、取引管理装置60において、取引ごとの会計状況を管理するようにされる。ここでの会計状況は、一取引における商品登録と精算とを含む会計についての状況をいう。
図12は、会計状況の定義例を示している。会計状況は、6つの状況に分類される。6つの状況ごとに定義値「0」、「1」、「2」、「3」、「4」、「5」が対応付けられる。
定義値「0」は、カート情報は生成されているが、カート情報内に商品情報が格納されていないとの会計状況を示す。このような会計状況は、客が客端末装置50に対して取引開始指示操作を行ってから、商品登録操作を行ったか否かにかかわらず、精算移行指示操作が行われるまでの間の状況に対応する。
定義値「1」は、カート情報内に少なくとも1つの商品情報が格納されており、かつ、取引管理装置60が精算情報を未だ精算装置40に送信していない(精算装置40が精算情報を取得していない)との会計状況を示す。このような会計状況は、正当な客の行為としては、1以上の商品登録を行ったうえで精算移行指示操作を行ったことでコード表示画面を表示させた段階の状態に対応する。
定義値「2」は、商品追加登録中であるとの会計状況を示す。このような会計状況は、正当な客の行為としては、客が客端末装置50に対して商品追加宣言操作を行ってから、客端末装置50上での追加の商品についての商品登録操作を行ったか否かにか関わらず、未だ精算移行指示操作を行っていない状態に対応する。
定義値「3」は、カート情報内に少なくとも1つの商品情報が格納されており、かつ、取引管理装置60が精算情報を精算装置40に送信済み(精算装置40が精算情報を取得済み)との会計状況を示す。このような会計状況は、正当な客の行為としては、客端末装置50にて表示させたコード表示画面を精算装置40に読み取らせる操作を行ったが、未だ精算装置40での精算は完了していない状態に対応する。
定義値「4」は、会計完了との会計状況を示す。このような会計状況は、正当な客の行為としては、精算装置40での精算を終了させた状態に対応する。
定義値「5」は、会計キャンセル済みとの会計状況を示す。このような会計状況は、正当な客の行為としては、客端末装置50にて表示させたコード表示画面を精算装置40に読み取らせる操作を行って、一旦は精算処理が開始されたが、会計キャンセルを指示する操作、あるいは精算装置40の異常などにより、精算装置40で会計がキャンセルされた状態に対応する。他に精算装置40で会計がキャンセルされる場合としては、例えば精算装置40にて精算処理が開始されてから所定時間を経過しても精算処理が完了せずにタイムアウトとなった場合を挙げることができる。また、他に精算装置40で会計がキャンセルされる場合として、例えば精算装置40にて精算処理が開始された後において、精算処理が完了していない状態のもとで、精算装置40が精算を行っていた客を検出できなくなった場合を挙げことができる。このようにタイムアウトとなったり、客を検出できなくなったりする状況は、例えば客が精算を完了させずに精算装置40から立ち去ることにより生じる。なお、精算装置40による客の検出は、例えば精算装置40で精算を行う際に客位置する場所での客の存在を検出するセンサの出力に基づいて行うようにされてよい。この場合の客の存在を検出するセンサは、例えば人感センサや撮像装置(カメラ)等であってよい。
まず、客端末装置50の処理手順例について説明する。
ステップS101:客端末装置50は、例えばショッピングアプリケーションの起動に応じて、店舗特定情報を取得する。ステップS102における店舗特定情報の取得は、図8のステップS1と同様にして行われてよい。
ステップS102:客端末装置50は、ステップS101により店舗特定情報が取得されると、起動画面(図9(A))を表示し、客による取引開始指示操作(取引開始指示ボタンBT10に対する操作)を受け付ける。
ステップS103:客端末装置50は、ステップS102にて取引開始指示操作を受け付けたことに応じて、取引管理装置60に取引開始要求を送信する。
ステップS104:客端末装置50は、ステップS103により送信した取引開始要求に応じて取引管理装置60から送信されたカート識別情報を受信したことに応じて、受信されたカート識別情報を記憶したうえで、表示部504にて登録画面を表示させる。
ステップS106:ステップS105にて商品登録操作の行われたことが判定されると、客端末装置50は、コードリーダにより読み取られたバーコードから商品コードを取得する。
ステップS107:客端末装置50は、ステップS106により取得された商品コードを含めるようにして、今回の取引に応じて自己が記憶する商品登録情報を更新する。
ステップS108:客端末装置50は、商品登録画面において、今回登録された商品を追加して表示させる。
当該ステップS110により送信される商品登録情報は、最後のステップS104による商品登録画面の表示後におけるステップS106、S107の処理により商品コードが含められたものとなる。また、商品登録情報は、ステップS104に対応して受信されたカート識別子を含む。
ステップS111:また、客端末装置50は、精算移行指示操作が行われたことに応じて、ステップS104にて受信したカート識別情報を示す2次元コードを生成し、生成された2次元コードを含むコード表示画面を表示部504にて表示させる。
ステップS113:商品追加宣言操作が行われた場合、客端末装置50は、商品追加宣言操作が行われたことを通知する商品追加通知を、取引管理装置60に送信する。ステップS113の処理の後はステップS104に処理が戻されることで、再び商品登録画面が表示されて商品登録操作が可能な状態となる。
そこで、客端末装置50は、取引管理装置60から受信した会計状況情報の定義値が「3」であるか否かを判定する。会計状況情報の定義値が「3」でない場合には、ステップS112に処理が戻される。
そこで、客端末装置50は、精算案内報知を行う。精算案内報知は、図14に示すようにして、表示部504にて表示により行われてよい。同図においては、コード表示画面上で、客に精算装置40にて精算を行ってもらうことを案内するメッセージを示すメッセージウィンドウWD2が重畳して表示された態様を示している。
ステップS201:取引管理装置60は、ステップS103により客端末装置50から送信された取引開始要求を受信したことに応じて、カート情報を生成する。
ステップS202:また、取引管理装置60は、ステップS201により生成されたカート情報における会計状況情報の定義値について「0」を設定する。
ステップS203:また、取引管理装置60は、ステップS201により生成されたカート情報に付与したカート識別情報を客端末装置50に送信する。
ステップS205:商品登録情報が受信された場合、取引管理装置60は、自己が記憶するカート情報のうち、商品登録情報に含まれるカート識別子により特定されたカート情報を更新する。つまり、取引管理装置60は、特定されたカート情報に、受信された商品登録情報に含まれる商品コードが対応する商品情報を格納する。
ステップS206:取引管理装置60は、ステップS205によりカート情報に商品情報を格納したことに応じて、会計状況情報の定義値を「1」に設定する。
ステップS208:商品追加通知が受信された場合、取引管理装置60は、会計状況情報の定義値を「2」に設定する。
精算情報要求が受信されない場合には、ステップS204に処理が戻される。
ステップS210:精算情報要求が受信された場合、取引管理装置60は、自己が記憶するカート情報のうち、受信された精算情報要求に含まれるカート識別子により示されるカート情報を特定する。
ステップS211:取引管理装置60は、ステップS210により特定したカート情報を利用して、精算情報を生成する。そのうえで、取引管理装置60は、生成された精算情報と、ステップS210により特定したカート情報に格納されていた会計状況情報を精算装置40に送信する。
ステップS212:ステップS211により精算情報を送信したことに応じて、取引管理装置60は、ステップS210により特定したカート情報に格納される会計状況情報の定義値を「3」に設定する。
ステップS213:取引管理装置60は、ステップS212により定義値を「3」に設定した会計状況情報を、ステップS210により特定されたカート情報に格納されるアプリケーション識別情報(顧客識別情報)のショッピングアプリケーションがインストールされた客端末装置50に送信する。
ステップS215:精算終了通知が受信された場合、取引管理装置60は、ステップS210により特定したカート情報に格納される会計状況情報の定義値を「4」に設定する。
ステップS216:一方、会計キャンセル通知が受信された場合、取引管理装置60は、ステップS210により特定したカート情報に格納される会計状況情報の定義値を「5」に設定する。
ステップS301:精算装置40は、客により客端末装置50に表示させたコード表示画面における2次元コードを読み取らせる操作が行われたことに応じて、2次元コードの読み取りを行う。精算装置40は、2次元コードを読み取ったことにより、2次元コードにより示されるカート識別情報を取得する。
ステップS302:精算装置40は、ステップS301により取得されたカート識別情報を含む精算情報要求を取引管理装置60に送信する。
なお、商品追加宣言操作を行ったが、商品を登録しなかった場合であっても、精算に移行するには、精算移行指示操作を行うことになる。このように商品追加宣言操作を行ったが商品を登録しなかった場合、精算移行指示操作が行われたことに応じて客端末装置50ステップS110により送信する商品登録情報は、例えば追加の商品がないことを示す情報とすればよい。そして、取引管理装置60は、商品登録情報が受信されたことに応じて、会計状況情報の定義値を「1」に設定する。
このため、客が正当な手順で2次元コードを精算装置40に読み取らせた場合には、ステップS211により取引管理装置60から送信される会計状況情報の定義値は「1」であることになる。
従って、ステップS211により取引管理装置60から送信された会計状況情報の定義値が「1」以外である場合には、何らかの不正が行われた可能性がある。例えば図11により説明した不正を客が行った場合、取引管理装置60は、商品追加通知を受信したことに応じて、会計状況情報の定義値を「2」に設定したが、その後、商品登録情報を受信することなく、精算装置40から精算情報要求を受信する。この場合、取引管理装置60は、ステップS211にて定義値が「2」の会計状況情報を送信することとなり、ステップS303では精算不可であると判定される。
なお、会計状況情報の定義値が「1」以外である場合としては、例えばシステムの動作に何らかの異常が発生した可能性もある。いずれにせよ、会計状況情報の定義値が「1」以外である場合には、このまま精算処理に移行させることは適切でないということになるため、ステップS303においては精算不可であると判定してよい。
精算装置40における精算不可対応報知は、客と店員とのいずれかに向けて行われてもよいし、客と店員との双方に向けて行われてもよい。客向けの精算不可対応報知は客側表示部405にて表示によって行われてよい。店員向けの精算不可対応報知は店員側表示部410にて表示によって行われてよい。また、精算不可対応報知は、さらに店舗にて備えられる管理装置10等の業務用の端末にて行われるようにされてよい。管理装置10は、例えば店舗における客端末装置50や精算装置40の稼働状況を表示するアシストモニタ等であってもよい。また、業務用の端末としては、他に店員が携帯する端末であってもよい。
例えば、定義値が「0」、「2」等の場合には、精算不可対応報知として、客に精算移行指示操作を行ってコード表示画面を表示してもらい、改めて2次元コードの読み取りをしてもらうことを案内するようにされてよい。図15は、定義値が「0」、「2」等の場合に客側表示部405にて表示される、客向けの精算不可対応報知の態様例を示している。同図に示される精算不可対応報知は、客側表示部405にて表示される待機画面におけるメッセージエリアAR10において、「アプリの「お会計へ進む」ボタンを押し、スマホ画面に表示されたQRコードを読み取らせてください。」とのメッセージを表示するものである。
定義値が「3」の場合には、精算不可対応報知として、今回読み取った2次元コードは、既に過去に精算装置40にて読み取り済みであるために受付不可であることを知らせるようにされてよい。図16は、定義値が「3」等の場合に客側表示部405にて表示される、客向けの精算不可対応報知の態様例を示している。同図に示される精算不可対応報知は、客側表示部405にて表示される待機画面におけるメッセージエリアAR10において、「このQRコードは既に読み取られています。」とのメッセージを表示するものである。
定義値が「4」の場合には、精算不可対応報知として、今回読み取った2次元コードに対応する取引の会計は既に完了しているために受け付け不可であることを知らせるようにされてよい。図17は、定義値が「4」等の場合に客側表示部405にて表示される、客向けの精算不可対応報知の態様例を示している。同図に示される精算不可対応報知は、客側表示部405にて表示される待機画面におけるメッセージエリアAR10において、「このお取引は精算済みです。」とのメッセージを表示するものである。
定義値が「5」の場合には、精算不可対応報知として、今回読み取った2次元コードに対応する取引の会計については既にキャンセルされているために受け付け不可であることを知らせるようにされてよい。図18は、定義値が「5」等の場合に客側表示部405にて表示される、客向けの精算不可対応報知の態様例を示している。同図に示される精算不可対応報知は、客側表示部405にて表示される待機画面におけるメッセージエリアAR10において、「このお取引はキャンセル済みです。」とのメッセージを表示するものである。
また、ステップS303にて精算不可であると判定された場合には、客による不正かシステムの異常が発生している可能性があることから、精算装置40は、ステップS304による精算対応不可報知として、店員を呼び出すための報知を行うようにされてよい。
ステップS306:精算処理が開始されて以降において、客は今回の取引についての会計のキャンセルを指示する操作(会計キャンセル操作)を行うことができる。あるいは、精算装置40が、精算処理中において何らかの障害が発生して精算処理を完了できなくなった状態となった場合に、会計をキャンセルするようにされてもよい。
会計がキャンセルとなった場合には、精算処理は完了することなく途中で終了される。また、客は、登録した商品については店舗に戻すようにされる。そこで、精算装置40は、精算処理中において、会計キャンセルとなったか否かについて判定する。
ステップS307:会計キャンセルとならずに精算処理が終了した場合、精算装置40は、取引管理装置60に精算終了通知を送信する。
ステップS308:会計キャンセルとなった場合、精算装置40は、取引管理装置60に会計キャンセル通知を送信する。
以下、本実施形態の変形例について説明する。以下に説明する変形例は、適宜、組み合わされてよい。
[第1変形例]
図13に示される処理では、会計状況情報に基づく精算可否の判定を精算装置40にて行うようにされている。これに対して、本変形例では、取引管理装置60が、会計状況情報に基づく精算可否の判定を行い、判定結果を精算装置40に送信するようにされてよい。
また、上記実施形態における会計状況情報は、会計状況に応じた定義値を示す情報とされていた。これに対して、会計状況情報は、例えばカート情報生成、商品登録情報受信、商品追加通知受信、精算情報送信、精算終了通知受信、会計キャンセル通知受信等についての履歴を示す情報であってもよい。
本変形例では、客端末装置50が、一取引に対応して登録した商品の商品コードを含む2次元コードを表示する。これにより、例えば、障害が発生して精算装置40と取引管理装置60との間での通信が不可となってしまった場合であっても、精算装置40が商品マスタを取得できる環境でありさえすれば、客端末装置50にて表示されたコード表示画面の2次元コードを読み取ることで、精算情報を生成し、精算処理を実行できる。
そのうえで、客端末装置50にて表示する2次元コードには、有効期限としての日時を含めるようにされる。これにより、例えば図11に例示した手順での不正が行われた場合において、スクリーンショット機能により保存した画面画像を表示させて精算装置40にて読み取らせた際に、2次元コードにおいて示されている有効期限を現在日時が経過していれば、精算装置40が精算不可であると判定することができる。これにより、図11に例示した手順での不正が防止される。
また、取引管理装置60が、自己が管理するカート情報ごとに有効期限としての日時を設定してもよい。この場合には、例えば図11に例示した手順での不正が行われたことに応じて、精算装置40が、スクリーンショット機能により画面画像として保存された2次元コードを読み取って取引管理装置60に精算情報要求を送信する。取引管理装置60は、2次元コードが示すカート識別情報に対応するカート情報を検索し、検索されたカート情報に設定された有効期限を確認する。取引管理装置60は、検索されたカート情報に設定された有効期限を現在日時が経過していた場合には、精算装置40による精算が不可であると判定し、精算装置40に精算不可の通知を行うことができる。
例えば客端末装置50がGPS、店舗内の無線LANアクセスポイントとの通信、もしくはビーコンとの通信等の少なくともいずれか1つを利用して自己の位置を取得するようにされてよい。そのうえで、本変形例の客端末装置50は、精算装置40から一定距離の範囲内に客端末装置50が存在していることを条件として、2次元コード(コード表示画面)を表示するようにされてよい。このようにすれば、例えば不正を行おうとする客が、スクリーンショット機能により2次元コードの画面画像を保存させるには、精算装置40の近傍にまで移動してくる必要があることから、不正の抑止効果が得られる。
また、本変形例の客端末装置50と精算装置40は、例えばNFC(Near Field Communication)等の所定の近距離無線通信が可能なようにされてよい。そのうえで、客端末装置50は、精算装置40と近距離無線通信により接続されていることを条件として、2次元コードを表示するようにされてよい。この場合、客端末装置50は、精算装置40と近距離無線通信により接続されている状態のもとで客が精算移行指示操作を行ったことに応じて2次元コードを表示させてもよいし、近距離無線通信により接続されたことをトリガとして2次元コードを表示させてよい。このようにしても、第3変形例と同様に不正の抑止効果が高まる。
また、例えばショッピングアプリケーションが動作する客端末装置50は、少なくとも表示部204にコード表示画面を表示させているときには、スクリーンショットによる画像保存を禁止する機能を有するようにされてよい。
図7(A)、図7(C)に示されるようにカート情報は、顧客識別情報によって、顧客情報に登録された顧客と対応付けられている。そこで、本変形例では、例えば、取引管理装置60が、会計状況情報の定義値が例えば「2」であるなど、所定値であることに起因して精算不可と判定された取引のカート情報に対応付けられた顧客については、精算不可と判定されたことのない他の顧客と区別できるように管理してよい。
上記実施形態の取引管理装置60としての機能が例えば精算装置40において備えられるようにして、図13の処理手順による精算可否の判定機能が、客端末装置50と精算装置40とによって実現されるように構成されてよい。
なお、第1実施形態のように、客端末装置50が商品のコード情報のスキャンを行うごとに商品登録情報を取引管理装置60に送信する構成においても、一取引における会計の状況を示す会計状況情報により、取引ごとの会計状況が管理されるようにしてよい。
[技術分野]
本発明は、商品販売データ処理システムに関する。
[背景技術]
店舗における買い物においてスマートフォン等を用いて客が商品の登録を行うようにされたセルフ登録システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
[先行技術文献]
[特許文献]
[特許文献1]特開2016-219034号公報
[発明の概要]
[発明が解決しようとする課題]
上記のように客が端末を用いて商品登録を行う商品販売データ処理システムでは、基本的には店員が介在することなく、客が商品登録から精算までの会計に関する操作を行う。このため、商品販売データ処理システムとしては、会計の状況に応じて適切に稼働されることが求められる。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、客が端末を用いて商品登録を行う商品販売データ処理システムについて、会計の状況に応じて適切に稼働されるようにすることを目的とする。
[課題を解決するための手段]
(1)以上説明したように、本実施形態の一態様は、客が利用する客端末装置(50)が商品登録処理を行い、商品登録処理の結果に基づく精算情報を利用して客の操作に応じて精算装置(40)が精算処理を行う商品販売データ処理システムであって、前記客端末装置に対する精算移行指示に応じて、少なくとも取引を特定する取引識別情報を含むコード情報を前記客端末装置にて表示させるコード情報表示手段と、前記精算装置にて、表示された前記コード情報(例えば、2次元コード)を読み取る読取手段と、前記精算装置にて、前記読取手段によって読み取られたコード情報に含まれる取引識別情報により特定される取引情報(例えば、カート情報)に基づく精算情報を取得する精算情報取得手段と、一取引における商品登録から精算までを含む会計についての状況を示す会計状況情報を、前記客端末装置と前記精算装置の少なくとも一方の処理の経過に応じて更新する更新手段と、前記読取手段により読み取られたコード情報に含まれる取引識別情報により示される取引に対応する会計状況情報に基づいて、前記精算情報取得手段により取得された精算情報を利用した精算処理の可否を判定する精算可否判定手段(例えば、ステップS303の処理)とを備える商品販売データ処理システムである。
そのうえで、(1)の商品販売データ処理システムは、例えば、前記客端末装置に対する前記精算移行指示に応じて、一取引においてその時点までに行われた全ての商品登録処理の結果を一括して取引情報に反映させる管理手段を備えてもよい。
また、上記構成においては、会計状況情報に基づいて精算の可否が判定される。これにより、会計状況が適正でない場合には精算処理が実行されないようにすることが可能となるものであり、この点でも、上記構成によっては、ショッピングシステムの会計の状況に応じて適切に稼働させることができる。
Claims (3)
- 客の操作に応じて商品登録処理を行う客端末装置と、商品登録処理の結果に基づく精算情報を利用して客の操作に応じて精算処理を行う精算装置と、前記客端末装置により行われる商品登録処理の結果を示す取引情報を生成する取引管理装置とを有する商品販売データ処理システムであって、
前記客端末装置に対する精算移行指示に応じて、少なくとも取引を特定する取引識別情報を含むコード情報を前記客端末装置にて表示させるコード情報表示手段と、
前記精算装置にて、表示された前記コード情報を読み取る読取手段と、
前記精算装置にて、前記読取手段によって読み取られたコード情報に含まれる取引識別情報により特定される前記取引情報に基づいて前記取引管理装置が生成し、送信した精算情報を取得する精算情報取得手段と、
前記取引管理装置にて、一取引における商品登録から精算までを含む会計についての状況を示す会計状況情報を、前記客端末装置と前記精算装置の少なくとも一方の処理の経過に応じて更新するにあたり、前記取引情報に商品登録処理の結果が反映済みであって、かつ、精算移行指示後の商品の追加登録の宣言が行われてない第1状況を示す内容から、精算移行指示後の商品の追加登録の宣言が行われた第2状況を示す内容に更新する更新手段と、
前記精算装置にて、前記読取手段により読み取られたコード情報に含まれる取引識別情報により示される取引に対応する精算情報とともに前記精算情報取得手段が前記取引管理装置から取得した会計状況情報に基づいて、前記精算情報取得手段により取得された精算情報を利用した精算処理の可否を判定するにあたり、前記会計状況情報が前記第1状況を示している場合に精算処理が可能であると判定し、前記会計状況情報が前記第2状況を示している場合に精算処理が不可であると判定する精算可否判定手段と
を備える商品販売データ処理システム。 - 前記精算装置にて、前記精算可否判定手段により精算処理が不可であると判定された場合に、精算が不可であることに対応する報知を行う報知手段を備える
請求項1に記載の商品販売データ処理システム。 - 客の操作に応じて商品登録処理を行う客端末装置と、商品登録処理の結果に基づく精算情報を利用して客の操作に応じて精算処理を行う精算装置と、前記客端末装置により行われる商品登録処理の結果を示す取引情報を生成する取引管理装置とを有する商品販売データ処理システムであって、
前記客端末装置に対する精算移行指示に応じて、少なくとも取引を特定する取引識別情報を含むコード情報を前記客端末装置にて表示させるコード情報表示手段と、
前記精算装置にて、表示された前記コード情報を読み取る読取手段と、
前記精算装置にて、前記読取手段によって読み取られたコード情報に含まれる取引識別情報により特定される前記取引情報に基づいて前記取引管理装置が生成し、送信した精算情報を取得する精算情報取得手段と、
前記取引管理装置にて、一取引における商品登録から精算までを含む会計についての状況を示す会計状況情報を、前記客端末装置と前記精算装置の少なくとも一方の処理の経過に応じて更新するにあたり、前記取引情報に商品登録処理の結果が反映済みであって、かつ、精算移行指示後の商品の追加登録の宣言が行われてない第1状況を示す内容から、精算移行指示後の商品の追加登録の宣言が行われた第2状況を示す内容に更新する更新手段と、
前記取引管理装置にて、前記読取手段により読み取られたコード情報に含まれる取引識別情報により示される取引に対応する会計状況情報に基づいて、前記精算情報取得手段により取得された精算情報を利用した精算処理の可否を判定するにあたり、前記会計状況情報が前記第1状況を示している場合に精算処理が可能であると判定し、前記会計状況情報が前記第2状況を示している場合に精算処理が不可であると判定する精算可否判定手段と
を備える商品販売データ処理システム。
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