JP7453440B1 - 情報処理装置、方法、およびシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】電子マネーのチャージを実現する情報処理装置、方法、およびシステムを提供すること。【解決手段】給与額データを受信する給与額データ受信手段と、給与額データ、チャージ額データベース、および/または親仔口座データベースに基づいて、給与振分データを生成する給与振分データ生成手段と、給与振分データを親仔口座振替システムへ送信する給与振分データ送信手段と、チャージ額振替完了報告を受信するチャージ額振替完了報告受信手段と、チャージ額振替完了報告に基づいて、ユーザの電子マネーアカウントへの電子マネーのチャージを、電子マネー事業者システムへ指示するチャージ指示データを生成するチャージ指示データ生成手段と、チャージ指示データを電子マネー事業者システムへ送信するチャージ指示データ送信手段と、を備えた情報処理装置、方法、およびシステム。【選択図】図8

Description

本発明は、情報処理装置、方法、およびシステムに関する。より詳細に言えば、本発明は、1つまたは複数の電子マネーアカウントに対する電子マネーのチャージを行うことができる電子マネーチャージ手段を実現する情報処理装置、方法、およびシステムに関する。
従来、賃金の支払いは、労働基準法および厚生労働省令により、手渡し、あるいは銀行口座への振込によって行われていた。ところが、厚生労働省は、2022年10月に開催された第181回労働政策審議会労働条件分科会において、電子マネーによる給与の支払い(いわゆる、給与のデジタル払い)を2023年4月から解禁する方針を示した。したがって、2023年4月以降、制度上では、給与支払元の企業は個人の電子マネーアカウントを指定して給与支払いを行うことが可能となり、給与受取人は直接的に給与を電子マネーとして受け取ることが可能となる。このような現状を踏まえて、給与として支払われる電子マネーの利用をさらに促進するための技術が考案されている(特許文献1)。
特許第7140901号公報
ところで、電子マネーによる給与支払いを行う場合には、給与受取人が銀行口座などへの給与支払いも併せて選択可能とすることが求められている。しかしながら、特許文献1の技術は、給与支払手段として現金と電子マネーの双方を従業員に支払う方法などを提供していない。また、現状ではそのような方法は存在せず、またその代替手段や方法も存在しない。したがって、制度上、電子マネーによる給与の支払いが可能となっても、給与支払元の企業は現金と電子マネーの双方を給与として従業員に支払うことができない。その結果、従業員は、電子マネーを利用したい場合、各自で電子マネーのチャージを行う必要があり、ユーザにとって不便である。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、1つまたは複数の電子マネーアカウントに対する電子マネーのチャージを行うことができる電子マネーチャージ手段を実現する情報処理装置、方法、およびシステムを提供することを目的とする。
本発明の一態様である情報処理装置は、給与額データを受信する給与額データ受信手段であって、給与額データはユーザの給与額の情報を含む、給与額データ受信手段と、給与額データ、チャージ額データベース、および/または親仔口座データベースに基づいて、給与振分データを生成する給与振分データ生成手段と、給与振分データを親仔口座振替システムへ送信する給与振分データ送信手段と、親仔口座振替システムからチャージ額振替完了報告を受信するチャージ額振替完了報告受信手段と、チャージ額振替完了報告に基づいて、ユーザの1つまたは複数の電子マネーアカウントへの電子マネーのチャージを、電子マネー事業者システムへ指示するチャージ指示データを生成するチャージ指示データ生成手段と、チャージ指示データを電子マネー事業者システムへ送信するチャージ指示データ送信手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明の一態様である方法は、給与額データを受信することであって、給与額データはユーザの給与額の情報を含む、ことと、給与額データ、チャージ額データベース、および/または親仔口座データベースに基づいて、給与振分データを生成することと、給与振分データを親仔口座振替システムへ送信することと、親仔口座振替システムからチャージ額振替完了報告を受信することと、チャージ額振替完了報告に基づいて、ユーザの1つまたは複数の電子マネーアカウントへの電子マネーのチャージを、電子マネー事業者システムへ指示するチャージ指示データを生成することと、チャージ指示データを電子マネー事業者システムへ送信することと、を備えたことを特徴とする。
本発明の一態様であるシステムは、情報処理装置、親仔口座振替システム、銀行システム、および電子マネー事業者システムを備えており、情報処理装置は、給与額データを受信する給与額データ受信手段であって、給与額データはユーザの給与額の情報を含む、給与額データ受信手段と、給与額データ、チャージ額データベース、および/または親仔口座データベースに基づいて、給与振分データを生成する給与振分データ生成手段と、給与振分データを親仔口座振替システムへ送信する給与振分データ送信手段と、親仔口座振替システムからチャージ額振替完了報告を受信するチャージ額振替完了報告受信手段と、チャージ額振替完了報告に基づいて、ユーザの1つまたは複数の電子マネーアカウントへの電子マネーのチャージを、電子マネー事業者システムへ指示するチャージ指示データを生成するチャージ指示データ生成手段と、チャージ指示データを電子マネー事業者システムへ送信するチャージ指示データ送信手段と、を備え、親仔口座振替システムは、給与振分データを受信する、給与振分データ受信手段と、給与振分データに基づいて、企業仔口座から電子マネー仔口座へのチャージ額相当の資金の振替処理を銀行システムへ指示する、チャージ額振替データを生成する、チャージ額振替データ生成手段と、チャージ額振替データを銀行システムへ送信する、チャージ額振替データ送信手段と、チャージ額振替処理結果を受信する、チャージ額振替処理結果受信手段と、チャージ額振替処理結果に基づいて、チャージ額振替完了報告を情報処理装置へ送信する、チャージ額振替完了報告送信手段と、給与振分データに基づいて、給与振込データを生成する、給与振込データ生成手段と、給与振込データを、銀行システムへ送信する、給与振込データ送信手段と、を備え、銀行システムは、チャージ額振替データを受信する、チャージ額振替データ受信手段と、チャージ額振替データに基づいて、企業仔口座から電子マネー仔口座へ、チャージ額相当の金額の振替処理を実行する、チャージ額振替処理手段と、振替処理を実行したことに基づいて、チャージ額振替処理結果を親仔口座振替システムへ送信する、チャージ額振替処理結果送信手段と、給与振込データを受信する、給与振込データ受信手段と、給与振込データに基づいて、ユーザの勤務する企業の所定の口座からユーザの1つまたは複数の口座へ給与の振込処理を実行する、給与振込処理手段と、を備え、電子マネー事業者システムは、チャージ指示データを受信する、チャージ指示データ受信手段と、チャージ指示データに基づいて、ユーザの1つまたは複数の電子マネーアカウントへの電子マネーのチャージを実行する、電子マネーチャージ手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、1つまたは複数の電子マネーアカウントに対する電子マネーのチャージを行うことができるようになる。
本明細書において開示される実施形態の詳細な理解は、添付図面に関連して例示される以下の説明から得ることができる。
本発明の実施形態に係るシステム全体の構成図である。 本発明の実施形態に係る情報処理装置10のシステム構成図である。 本発明の実施形態に係るアカウントDB206のデータ構造の一例を示す図である。 本発明の実施形態に係るチャージ額DB207のデータ構造の一例を示す図である。 本発明の実施形態に係る親仔口座DB208のデータ構造の一例を示す図である。 本発明に係るチャージ額登録処理を説明するフロー図である。 本発明に係るユーザ端末13の画面上に表示される給与振分候補情報の例である。 本発明に係る給与振分処理を説明するフロー図である。
本明細書では、「銀行」とは、一般社団法人全国銀行協会(本明細書では「全銀協」と呼ぶことにする)によって付与された4桁の金融機関コードを有する金融機関(例えば、銀行、信用金庫、信用組合、労働金庫、農協系、など)を意味するものとして使用する。
本明細書では、「電子マネー」とは、貨幣価値をデジタル・データとしてICカードやインターネットに接続されたサーバに記録し、貨幣価値の授受を電子的に行う仕組み(広辞苑第七版)を意味し、電子マネーの概念には、チャージ可能な電子的支払手段が含まれるが、特定のサービスに限定されることはない。電子マネーによる決済は、ICカードのような物理的媒体を介して行われてもよく、ユーザ機器に格納された所定のアプリケーションを介して行われてもよく、あるいは、ユーザ機器が店頭の決済用コードを読み取る、またはユーザ機器に表示された決済用コードを店頭側の機器が読み取ることを介して行われてもよく、特に限定されることはない。
(全体構成)
図1は、本発明の実施形態に係る情報処理装置10、銀行システム11、企業システム12、ユーザ端末13、電子マネー事業者システム14および15、親仔口座振替システム16、ならびにネットワーク17を含むシステム全体の構成図である。図1はあくまで例示であり、各要素は図1に示す以外の個数が存在し得る。
図1に示されるように、情報処理装置10、銀行システム11、企業システム12、ユーザ端末13、電子マネー事業者システム14および15、ならびに親仔口座振替システム16は、ネットワーク17を介して、相互に通信可能に接続される。
情報処理装置10は、ユーザ端末13からのユーザアカウント登録要求に応答して、ユーザアカウントをユーザ(従業員)に割り当て、割り当てたユーザアカウントをユーザ端末13に送信する。情報処理装置10にログインするためのユーザIDは、ユーザアカウントそのものであってもよく、あるいは、ユーザアカウントに関連付けられる任意のユーザIDであってもよい。説明を目的に、本明細書のユーザアカウントは、各ユーザに割り当てられたユーザID(例えば、一意の識別番号)として説明する。以降、単にユーザアカウントと記載した場合、各ユーザに割り当てられたユーザID(例えば、一意の識別番号)とする。情報処理装置10は、ユーザ端末13から、各種依頼や指示を受信し、当該依頼や指示に関連する処理を実行し、関連する依頼や指示を対応するシステムに送信する。各ユーザのユーザアカウントの情報は、情報処理装置10によって、銀行システム11、企業システム12、電子マネー事業者システム14および15、ならびに/または親仔口座振替システム16に提供され得る。
情報処理装置10は、企業システム12から受信した給与額データなどに基づいて、給与振分データを生成し、親仔口座振替システム16へ送信する。情報処理装置10は、親仔口座振替システム16からチャージ額振替完了報告を受信し、チャージ額振替完了報告に基づいて、チャージ指示データを生成して、電子マネー事業者システム14および/または15へ送信する。
銀行システム11は勘定系システムを有し、勘定系システムは企業や個人の口座などを有する。上述の通り、銀行システム11は、情報処理装置10からユーザアカウントを提供されている。銀行システム11は、親仔口座振替システム16から受信した給与振込データやチャージ額振替データに基づいて、対応する口座への振込および/または振替処理を制御し得る。例えば、銀行システム11は、受信した給与振込データに基づいて、ユーザの口座に対する給与の振込処理を行う。銀行システム11は、給与の振込処理が完了すると振込完了を通知するための給与振込処理結果を情報処理装置10に送信する。給与振込処理結果には、情報処理装置10によって各ユーザに割り当てられたユーザアカウント、振込金額、振込日時、振込先の口座などの情報が含まれる。また、銀行システム11は、受信したチャージ額振替データに基づいて、ユーザの指定したチャージ額相当の資金を、企業の口座(企業仔口座)から、電子マネー事業者の口座(電子マネー仔口座)への振替処理を実行する。仔口座の詳細については後述する。銀行システム11は、振替処理が完了すると、振替完了を通知するチャージ額振替処理結果を、親仔口座振替システム16へ送信する。処理結果には、情報処理装置10によって各ユーザに割り当てられたユーザアカウント、振替金額、振替日時、振替先の口座などの情報が含まれる。
説明を目的に、本明細書では、銀行システム11は銀行Aによって管理および運営されていることとする。
企業システム12は、従業員の勤怠管理を行って給与計算を行い、計算結果の各従業員の給与額および各従業員を情報処理装置10に登録し得る。企業システム12は、従業員から振込先情報を電子的に受信するように構成されていてもよい。また、企業システム12は、給与の支払手段およびチャージ先の電子マネーに関する情報を情報処理装置10に提供してもよい。例えば、給与の受取用の銀行およびチャージ先の電子マネーを情報処理装置10に登録することで、給与の支払手段およびチャージ先の電子マネーを指定できる。給与の受取用の銀行およびチャージ先の電子マネーは、複数の種類の銀行および電子マネーを指定できる。また、企業システム12は後述の通り、振替用の仔口座情報を親仔口座振替システム16へ提供している。説明を目的に、本明細書では、企業システム12は企業Dによって管理および運営されていることとする。
ユーザ端末13は、有線または無線環境において動作可能な任意のタイプのデバイスである。本明細書では、説明を目的としてユーザ端末13をスマートフォンとして説明するが、本願の要旨を逸脱しない範囲であれば、どのようなデバイスを本発明に適応してもよい。
ユーザ端末13は、ユーザアカウント登録要求を送信して、情報処理装置10からユーザアカウントを受信する。ユーザアカウント登録要求には、金融機関の識別子(金融機関コード)、金融機関の店番号、口座番号、ユーザ情報、ユーザが利用している電子マネーアカウントに関する情報などの情報が含まれ得る。上記のユーザアカウント登録要求に含まれる情報は、ユーザに割り当てられたユーザアカウントに関連付けて、ユーザアカウントDB(図2のアカウントDB206)に格納される。ユーザ端末13は、ユーザアカウントを用いて、情報処理装置10にログインして、給与振分依頼などの各種依頼や指示を情報処理装置10に送信する。また、ユーザ端末13は、給与を受け取る主要口座、主要口座とは別に給与の一部を受け取る口座(以降、単に副口座と称す)、チャージしたい電子マネーの種類、およびそのチャージ額などを指定する給与振分依頼を、情報処理装置10に対して送信する。
電子マネー事業者システム14および15は、情報処理装置10から受信したチャージ指示データに基づいて、ユーザの電子マネーアカウントを特定して、特定した電子マネーアカウントに対して指定された額の電子マネーをチャージする。また、電子マネー事業者システム14および15は後述の通り、親仔口座振替システム16への利用登録をしており、振替用の仔口座情報を親仔口座振替システム16へ提供している。本明細書では、説明を目的として、電子マネー事業者bが電子マネー事業者システム14を運営して、電子マネーBをユーザに提供しており、電子マネー事業者cが電子マネー事業者システム15を運営して、電子マネーCをユーザに提供していることとする。
親仔口座振替システム16は、受信した給与振分データに基づいて、企業仔口座から電子マネー仔口座への振替を指示するチャージ額振替データを銀行システムへ送信する。その後、親仔口座振替システム16は、銀行システム11から受信したチャージ額振替処理結果に基づいて、チャージ額振替完了報告を生成して、情報処理装置10および/または企業システム12へ送信する。また、親仔口座振替システム16は、受信した給与振分データに基づいて、給与の振込処理を指示する給与振込データを銀行システムへ送信する。その後、親仔口座振替システム16は、銀行システム11から受信した給与振込処理結果に基づいて、給与振込完了報告を生成して、情報処理装置10および/または企業システム12へ送信する。
親仔口座振替システム16には、事前に各電子マネー事業者および各企業が利用者登録をしていることとする。例えば、企業D、電子マネー事業者bおよびcは、企業名や利用する口座などの情報を登録していることとする。親仔口座振替システム16は、利用者登録の際に、各電子マネー事業者および各企業に一意の識別番号(以降単に、親仔口座利用者ID)を割り当てる。
親仔口座振替システム16は、各電子マネー事業者および各企業から登録された口座および口座情報(すなわち、仔口座および仔口座情報)を、親仔口座振替システム16の提供企業の所有する口座(以降単に、親口座と称す)に関連付けることができる。親口座に関連付けられた口座を仔口座と称す。以降、本明細書では単に「仔口座」と記載した場合、企業仔口座および電子マネー仔口座の両方を示すものとする。
各電子マネー事業者および各企業は、所定の範囲内で仔口座の利用権限を親仔口座振替システム16へ授与することが可能である。仔口座の利用権限を授与された親仔口座振替システム16は、企業仔口座から電子マネー仔口座への振替処理を銀行システム11へ指示すること(チャージ額振替データを送信すること)が可能である。本願の要旨を逸脱しない範囲であれば、各電子マネー事業者および各企業から親仔口座振替システム16へ授与される仔口座の利用権限は、どのような範囲が適用されてもよい。
親仔口座振替システム16は、親口座および仔口座の口座情報、各口座を所有する企業の企業名、各企業に割りあてた親仔口座利用者IDなどの情報を、情報処理装置10、銀行システム11、企業システム12、電子マネー事業者システム14および15へ提供し得る。情報処理装置10は、親仔口座振替システム16から提供された、親口座および仔口座、企業名、識別番号(親仔口座利用者ID)などの情報を、親仔口座DB208へ登録し得る。
説明を目的として、本明細書および図1などにおいて、親仔口座振替システム16は銀行システム11から独立して記載されているが、例えば、親仔口座振替システム16は銀行システム11に組み込まれてもよい。また、親仔口座振替システム16は、1つの口座に複数の口座を紐付けるための複数口座紐付け機能および/またはシステム(上述のような親口座を仔口座へ関連付ける機能/システム)などであり得る。本願の要旨を逸脱しない範囲であれば、どのような複数口座紐付け機能および/またはシステムを本発明に適応してもよく、本発明は特定の複数口座紐付け機能および/またはシステムに限定されない。
本明細書では説明を目的として、ユーザの指定したチャージ金額は企業仔口座から電子マネー仔口座へ直接振替られることとするが、チャージ金額の振替は、親口座を経由して間接的に行われてもよい。例えば、チャージ金額が企業仔口座から電子マネー仔口座へ振替られる場合、セキュリティ上のリスクが懸念される。そのようなリスクや状況を考慮して、企業仔口座から親口座への振替処理を行い、その後、親口座から電子マネー仔口座へ振替処理を行うようにしてもよい。本願の要旨を逸脱しない範囲であれば、どのような経路でチャージ金額を企業仔口座から電子マネー仔口座へ移動させてもよい。
(システム構成)
図2は、本発明の実施形態に係る情報処理装置10のシステム構成図である。図2に示すように、情報処理装置10は、一般的なコンピュータと同様に、バス209などによって相互に接続された制御部201、主記憶部202、補助記憶部203、インターフェース(IF)部204、および出力部205を備える。情報処理装置10は、ファイル/データベースなどの形式で、アカウントDB206およびチャージ額DB207を備える。
制御部201は、中央処理装置(CPU)とも呼ばれ、情報処理装置10の各構成要素の制御やデータの演算を行い、また、補助記憶部203に格納されている各種プログラムを主記憶部202に読み出して実行する。主記憶部202は、メインメモリとも呼ばれ、受信した各種データ、コンピュータ実行可能な命令および当該命令による演算処理後のデータなどを記憶する。補助記憶部203は、ハードディスク(HDD)などに代表される記憶装置であり、データやプログラムを長期的に保存する際に使用される。
図2の実施形態は、制御部201、主記憶部202および補助記憶部203を同一のコンピュータの内部に設ける実施形態について説明するが、他の実施形態として、情報処理装置10は、制御部201、主記憶部202および補助記憶部203を複数個使用することにより、複数のコンピュータによる並列分散処理を実現するように構成することもできる。また、他の実施形態として、情報処理装置10のための複数のサーバを設置し、複数サーバが一つの補助記憶部203を共有する実施形態にすることも可能である。
IF部204は、他のシステムや装置との間でデータを送受信する際のインターフェースの役割を果たし、また、システムオペレータから各種コマンドや入力データ(各種マスタ、テーブルなど)を受け付けるインターフェースを提供する。出力部205は、処理されたデータを表示する表示画面や当該データを印刷するための印刷手段などを提供する。
アカウントDB206は、ユーザに割り当てられたユーザアカウント(ユーザID)およびユーザアカウントに関連づけられた情報を格納する。図3は、本発明の実施形態に係るアカウントDB206のデータ構造の一例を示す図である。アカウントDB206は、ユーザアカウント300、ならびにユーザアカウント300に関連付けられた、金融機関コード301、店番号302、口座番号303、ユーザ情報304、および電子マネーアカウント305を含むことができるが、これらのデータ項目に限定されることはなく他のデータ項目も含むことが可能である。金融機関コード301、店番号302、口座番号303、ユーザ情報304、および電子マネーアカウント305は、上述のユーザアカウント登録要求に含まれる情報に基づいてアカウントDB206に格納され得る。また、アカウントDB206に格納される各情報の一部または全ては、後述のチャージ額DB207および親仔口座DB208へも併せて格納され得る。
ユーザアカウント300は、各ユーザに割り当てられたユーザアカウント(ユーザID、例えば、一意の識別番号)を示し、各ユーザを識別するために利用され得る。金融機関コード301は、金融機関の識別子であり、全銀協によって各金融機関に割り振られた統一金融機関コードに相当する。店番号302は、当該金融機関ごとに予め定められた店舗を示す識別子である。口座番号303は、ユーザの利用する口座の口座番号である。ユーザ情報304は、ユーザの氏名、カナ氏名、性別、生年月日、住所、電話番号や電子メールアドレスなどの連絡先、ログインパスワード(PW)などの情報を含むが、これら以外の情報を含むことも可能である。電子マネーアカウント305は、ユーザが利用している電子マネーアカウントに関する情報を示し、例えば、電子マネー事業者システムによってユーザに割り当てられた電子マネーアカウントのユーザIDなどであり得る。
図4は、本発明の実施形態に係るチャージ額DB207のデータ構造の一例を示す図である。チャージ額DB207は、ユーザアカウント300、電子マネーアカウント305、主要口座番号401、副口座番号402、副口座振込金額403、電子マネー種類404、チャージ額405、チャージ日時406、振替金額407、および振替日時408を含むことができるが、これらのデータ項目に限定されることはなく他のデータ項目も含むことが可能である。チャージ額DB207に格納される情報は、各ユーザのユーザアカウント300に関連づけられている。ユーザアカウント300および電子マネーアカウント305は、図3を参照しながら上述した通りであるので説明を省略する。主要口座番号401は、ユーザの給与が主に振り込まれる口座番号を示し、口座番号303に登録された口座番号と同じであってもよく、別の口座番号でもよい。副口座番号402は副口座の口座番号を示す。副口座振込金額403はユーザの指定した副口座への振込希望金額を示す。電子マネー種類404はユーザの指定した電子マネーの種類を示す。チャージ額405はユーザの指定した電子マネーのチャージ額を示す。チャージ日時406は電子マネーのチャージが実施された日時を示す。振替金額407は企業仔口座から電子マネー仔口座への振替金額を示す。振替日時408は振替処理が実行された日時を示す。また、チャージ額DB207に格納される各情報の一部または全ては、後述の親仔口座DB208へも併せて格納され得る。
図5は、本発明の実施形態に係る親仔口座DB208のデータ構造の一例を示す図である。親仔口座DB208は、親仔口座利用者ID501、企業名502、企業仔口座番号503、電子マネー仔口座番号504、親口座番号505、ユーザアカウント300、振替金額407、振替日時408を含むことができるが、これらのデータ項目に限定されることはなく他のデータ項目も含むことが可能である。親仔口座利用者ID501は、親仔口座振替システム16を利用する各電子マネー事業者および各企業に割り当てられた一意の識別番号である。企業名502は、親仔口座振替システム16を利用する各電子マネー事業者および各企業の企業名である。企業仔口座番号503は、各企業が親仔口座振替システム16へ登録した企業仔口座の口座番号である。電子マネー仔口座番号504は、各電子マネー事業者が親仔口座振替システム16へ登録した電子マネー仔口座の口座番号である。親口座番号505は、親仔口座振替システム16が所有する口座の番号であり、企業仔口座番号503および電子マネー仔口座番号504と関連付けて登録される。ユーザアカウント300、振替金額407および振替日時408は、図4を参照しながら上述した通りであるので説明を省略する。上述の通り、親仔口座振替システム16から情報処理装置10へ提供された情報が、親仔口座利用者ID501、企業名502、企業仔口座番号503、電子マネー仔口座番号504、親口座番号505として、親仔口座DB208へ登録される。
(ユーザアカウントの開設)
以下、情報処理装置10におけるユーザアカウントの開設の概要を説明する。
ユーザはユーザ端末13を介して情報処理装置10へユーザアカウント登録要求を送信する。ユーザアカウント登録要求は、金融機関コード、金融機関の店番号、口座番号、ユーザ情報、ユーザが利用している電子マネーアカウントなどの1つまたは複数の情報を含む。ユーザ情報は、例えば、氏名、カナ氏名、性別、生年月日、住所、電話番号や電子メールアドレスなどの連絡先、ログインパスワード(PW)などである。ユーザアカウント登録要求に含まれる、複数の金融機関コード、店番号、および/または口座番号は、主要口座および副口座として情報処理装置10に登録され得る。どの口座を主要口座として登録するか、どの口座を副口座として登録するかは、ユーザの指示によって決定され得る。
情報処理装置10は、ユーザのユーザアカウント登録要求に応答して、ユーザアカウントを生成し、ユーザ端末13に送信する。ユーザアカウントは情報処理装置10にログインするために利用可能である。ユーザアカウントは、ユーザ端末13および/または情報処理装置10によって、銀行システム11、企業システム12、電子マネー事業者システム14および15、ならびに/または親仔口座振替システム16へ提供されてもよい。
上述の通り、企業システム12によって、給与の支払先の銀行およびチャージ先の電子マネーは指定され得る。そのため、情報処理装置10は、企業システム12が指定外の銀行の口座や電子マネーのアカウントを含むユーザアカウント登録要求を受信した場合、その要求を受け付けないように構成されてよい。あるいは、情報処理装置10は、企業システム12の指定外の銀行や電子マネーがユーザアカウント登録要求に含まれる場合、その銀行を給与の支払手段として、およびその電子マネーをチャージ先の電子マネーとして、新規に登録するどうか、企業システム12へ問い合わせるように構成されてもよい。
生成されたユーザアカウントはアカウントDB206に登録される。生成されたユーザアカウントに関連づけられた、金融機関コード301、店番号302、および口座番号303、ユーザ情報304、および電子マネーアカウント305などの情報もアカウントDB206に格納される。金融機関コード301、店番号302、および口座番号303、ユーザ情報304、および電子マネーアカウント305などの情報は、ユーザアカウント登録要求に含まれる情報に基づいている。
上述の通り、ユーザアカウントがユーザに割り当てられ、以後、ユーザはユーザアカウントをユーザIDとして利用して、情報処理装置10にログインし、情報処理装置10によって提供される各種サービスを利用できる。また、情報処理装置10はユーザ端末13からの要求に応答して、ユーザアカウント情報の更新処理および削除処理を実行できる。
また、企業は企業専用のアカウント(以降、単に企業アカウントと称す)を開設できる。開設の流れはユーザアカウントの開設と基本的には同様であるので説明を省略する。企業システム12は、例えば、企業専用のアプリケーションやWebサイトを介して、企業アカウントを利用して情報処理装置10にログイン可能である。企業システム12は、企業アカウントの開設と同時にまたはその後に、給与の支払手段およびチャージ先の電子マネーを情報処理装置10に登録できる。加えて、企業システム12は情報処理装置10へ各従業員の給与額を登録できる。企業システム12によって登録された給与額に基づいて、情報処理装置10は給与振分データを生成し、所定の日になったことに応答して、給与振分データを親仔口座振替システム16へ送信できる。
(給与の受取手段の登録)
本明細書では、企業システム12は、給与の支払手段として銀行Aを指定し、チャージ先の電子マネーとして電子マネーBおよびCを指定(情報処理装置10に登録)していることとする。また本明細書では、ユーザaは情報処理装置10に、銀行Aで開設している自身の銀行口座A1およびA2を給与受取手段として、電子マネーBで利用している電子マネーアカウントB1および電子マネーCで利用している電子マネーアカウントC1をチャージ先の電子マネーとして、登録していることとする。また本明細書では、企業Dは銀行Aで開設している自社の銀行口座A3を企業仔口座として、親仔口座振替システム16へ登録していることとする。加えて、電子マネー事業者bは銀行Aで開設している自社の銀行口座A4を、電子マネー事業者cは銀行Aで開設している自社の銀行口座A5を、電子マネー仔口座として、親仔口座振替システム16へ登録していることとする。
(処理フロー:チャージ額登録処理)
図6は、本発明に係る電子マネーのチャージ額登録処理を説明するフロー図である。以下説明するフローでは説明を目的に、ユーザaがユーザ端末13を介して、翌月の給与の中から副口座で受け取りたい給与額を指定し、および、給与支払い日に応答してチャージされる電子マネーの種類および電子マネーの金額を指定する流れで記載する。また、説明を目的に、ユーザaに翌月に支払われる給与は30万円であり、ユーザaは、銀行口座A1の口座番号を主要口座番号401として、および銀行口座A2の口座番号を副口座番号402として、情報処理装置10に登録していることとする。
S601にて、情報処理装置10は、ユーザ端末13からのアクセスに応答して、ユーザアカウント300に関連づけて登録されている給与受取手段の情報(以降、単に給与振分候補情報と称す)をユーザ端末13に送信する。給与振分候補情報には、例えば、電子マネーアカウント305、主要口座番号401、副口座番号402などが含まれ得る。ここでは、ユーザaの銀行口座A1およびA2、ならびに電子マネーアカウントB1およびC1の情報がユーザ端末13に送信されたこととする。
図7はユーザ端末13の画面上に表示される給与振分候補情報の例である。図7には、受取手段として、給与の振込先候補である銀行口座A1およびA2が表示され、電子マネーのチャージ先候補である電子マネーアカウントB1およびC1が表示されている。また各受取手段に対応する金額指定欄が表示されている。銀行口座A1の金額指定欄には、銀行口座A1が主要口座であることを示すために「主要口座」と表示されている。本明細書では説明を目的として、主要口座の金額指定欄への入力は行わないこととして説明する。
ユーザは、ユーザ端末13の画面上に表示された給与振分候補情報の各金額指定欄に振込希望金額およびチャージ希望金額を入力できる。金額指定欄は、ユーザの入力がない場合、空欄であるか、または¥0などが表示される。ユーザ端末13は、ユーザの入力した金額を給与振分依頼として、情報処理装置10に送信する。ここでは、ユーザaは、ユーザ端末13を介して、銀行口座A2の金額指定欄に2万円と入力し、電子マネーアカウントB1の金額指定欄に5万円と入力し、情報処理装置10へ給与振分依頼を送信したこととする。
S602にて、情報処理装置10は、受信した給与振分依頼に基づいて、チャージ額DB207を更新する。情報処理装置10は、例えば、副口座振込金額403、電子マネー種類404、チャージ額405などの情報を登録および更新する。
上述の処理により、ユーザは、翌月の給与の中から副口座で受け取りたい給与額を指定でき、および、給与支払い日に応答してチャージされる電子マネーの種類および電子マネーの金額を指定できる。後述する給与振分処理の通り、所定の日(例えば、給与日)にユーザの主要口座や副口座に給与が振り込まれ、指定した電子マネーアカウントに指定した金額の電子マネーがチャージされることとなる。銀行口座への給与の振込と、電子マネーアカウントへの電子マネーのチャージとは、順番に実施されてもよく、平行して実施されてもよい。
金額指定欄に入力される金額は、1万円などのような具体的な金額や、主要口座に振り込まれる給与の10%などのような割合であってもよい。また、所定の金額の選択式であってもよい。金額指定欄への入力および/または金額の指定手段は、情報処理装置10を提供する事業者や運営者によって、任意に設定され得る。
また、説明を目的として、本明細書では、給与支払い日に応答して、電子マネーのチャージが実行されることとして説明するが、給与支払い日以外の日に電子マネーのチャージが実行されてもよい。例えば、上述の給与振分依頼に、ユーザの指定したチャージ希望日などの情報が含まれてよく、そのチャージ希望日に応答して、電子マネーのチャージが実行されてもよい。本願の要旨を逸脱しない範囲であれば、どのようなタイミング、時間、および/または日にチャージが実行されてもよい。
別の実施形態では、情報処理装置10は、S602の後に、更新されたチャージ額DB207の情報の一部または全てを、銀行システム11、企業システム12、電子マネー事業者システム14および15、ならびに/または親仔口座振替システム16へ送信してもよい。
(処理フロー:給与振分処理)
図8は、本発明に係る給与振分処理を説明するフロー図である。以下説明するフローでは説明を目的に、ユーザaが、銀行口座A2の振込金額を2万円と指定しており、電子マネーアカウントB1へのチャージ額を5万円と指定していることとする。また説明を目的に、ユーザaには勤務する企業D(振込元企業)から30万円の給与支払いがあることとする。
S801にて、情報処理装置10は、企業システム12から給与額データを受信する。給与額データは、企業システム12がユーザaを含むユーザ(従業員)の給与計算を行うことによって生成される。給与額データには、例えば、情報処理装置10によって企業システム12へ事前に提供された各ユーザのユーザアカウント300、および企業システム12によって計算された各ユーザ(従業員)の給与金額、親仔口座利用者ID501、企業名502、企業仔口座番号503、親口座番号505などの情報が含まれ得る。
別の実施形態では、情報処理装置10は、給与額データに含まれている各ユーザのユーザアカウント300に基づいて、チャージ額DB207に格納されているユーザアカウント300を特定してもよい。ユーザアカウントが特定されなかった場合、または特定されたユーザアカウントに関連付けて電子マネー種類404、チャージ額405などの情報が登録されていない場合、処理の一部または全てを終了し得る。例えば、電子マネーへのチャージを希望しないユーザの場合、後述の振替処理や電子マネーのチャージなどは実施されず、ユーザの口座(主要口座や副口座)への振込処理のみが実行される。
さらに別の実施形態では、情報処理装置10は、給与額データに含まれている各企業および各電子マネー事業者の親仔口座利用者ID501に基づいて、親仔口座DB208に格納されている親仔口座利用者ID501を特定してもよい。親仔口座利用者ID501が特定されなかった場合、または特定した親仔口座利用者ID501に関連づけて仔口座番号が登録されていなかった場合、処理の一部または全てを終了し得る(例えば、上述の通り、給与の振込処理のみが実行されるなど)。
S802にて、情報処理装置10は、所定の日になったことに応答して、受信した給与額データ、チャージ額DB207に登録されている情報、および/または親仔口座DB208に登録されている情報に基づいて、給与振分データを生成する。次いで、情報処理装置10は給与振分データを親仔口座振替システム16へ送信する。給与振分データには、例えば、各ユーザのユーザアカウント300、主要口座番号401、副口座番号402、副口座振込金額403、給与金額、電子マネーアカウント305、電子マネー種類404、チャージ額405、親仔口座利用者ID501、企業名502、企業仔口座番号503、電子マネー仔口座番号504、親口座番号505などが含まれ得る。
親仔口座振替システム16は、受信した給与振分データに基づいて、チャージ額振替データおよび/または給与振込データを生成して、銀行システム11へ送信する。チャージ額振替データは、企業仔口座から電子マネー仔口座への振替処理を指示するための指示データであり、給与振込データは、振込元企業の口座からユーザの口座に対する振込処理を指示するための指示データである。本明細書では説明を目的として、チャージ額振替データおよび給与振込データを別々の指示データとして説明するが、振替処理および振込処理の両方の指示を含む指示データが銀行システム11へ送信されてもよい。チャージ額振替データおよび/または給与振込データには、例えば、ユーザアカウント300、主要口座番号401、副口座番号402、副口座振込金額403、給与金額、電子マネーアカウント305、電子マネー種類404、チャージ額405、親仔口座利用者ID501、企業名502、企業仔口座番号503、電子マネー仔口座番号504、親口座番号505などが含まれ得る。
銀行システム11は、受信したチャージ額振替データに基づいて、所定の日に、企業仔口座から電子マネー仔口座への振替処理を行う。また、銀行システム11は、受信した給与振込データに基づいて、所定の日に、振込元企業の口座からユーザの口座に対する振込処理を行う。ここでは、ユーザaの指定したチャージ額5万円が、企業Dの企業仔口座(銀行口座A3)から電子マネー事業者bの電子マネー仔口座(銀行口座A4)へ振替られたこととする。また、ユーザaの指定に基づいて、ユーザaに支払われる給与30万円のうち、23万円がユーザaの主要口座(銀行口座A1)に振込まれ、2万円がユーザaの副口座(銀行口座A2)に振込まれたこととする。
銀行システム11は、チャージ額振替処理結果および/または給与振込処理結果を親仔口座振替システム16に送信する。チャージ額振替処理結果および/または給与振込処理結果には、例えば、各ユーザのユーザアカウント300、ユーザの口座へ振込まれた金額(主要口座および副口座への)、振込日時、電子マネー仔口座へ振替えられた金額、振替日時、企業仔口座番号503、電子マネー仔口座番号504、電子マネーアカウント305、電子マネー種類404、チャージ額405などの情報などが含まれ得る。
チャージ額振替処理および給与振込処理は、順番に実行されてもよく、平行して実行されてもよい。本願の要旨を逸脱しない範囲であれば、チャージ額振替処理および給与振込処理は、どのようなタイミングや順番で実行されてもよい。
親仔口座振替システム16は、受信したチャージ額振替処理結果および/または給与振込処理結果に基づいて、チャージ額振替完了報告および/または給与振込完了報告を情報処理装置10および/または企業システム12へ送信し得る。チャージ額振替完了報告および/または給与振込完了報告には、例えば、各ユーザのユーザアカウント300、ユーザの口座へ振込まれた金額(主要口座および副口座への)、振込日時、電子マネー仔口座へ振替えられた金額、振替日時、企業仔口座番号503、電子マネー仔口座番号504、電子マネーアカウント305、電子マネー種類404、チャージ額405などの情報などが含まれ得る。
S803にて、情報処理装置10は、受信したチャージ額振替完了報告に基づいて、チャージ指示データを生成する。次いで、情報処理装置10は、生成したチャージ指示データを電子マネー事業者システム14および/または15へ送信する。チャージ指示データは、ユーザの電子マネーアカウントへのチャージを指示するデータである。情報処理装置10は、チャージ額振替完了報告に基づいて、チャージ額DB207の各種データ項目(例えば、振替金額407、および振替日時408など)を登録および/または更新し得る。
チャージ指示データには、例えば、ユーザアカウント300、電子マネーアカウント305、電子マネー種類404、チャージ額405、振替金額407、振替日時408などの情報などが含まれ得る。ここでは、ユーザaが電子マネーアカウントB1へのチャージ額を5万円と指定しているので、情報処理装置10は、電子マネー事業者システム14へチャージ指示データを送信したこととする。
ユーザaが電子マネーアカウントB1だけでなく、電子マネーアカウントC1へのチャージも希望している場合、電子マネー事業者システム15へもチャージ指示データが送信される。電子マネーアカウントC1のチャージのみを希望している場合、チャージ指示データは電子マネー事業者システム15だけに送信され得る。
電子マネー事業者システム14は、チャージ指示データに含まれる電子マネーアカウント305に基づいて、ユーザの電子マネーアカウントB1を特定して、チャージ額405にて指定された金額分の電子マネーBのチャージを実行する。ここでは、ユーザaの電子マネーアカウントB1へ5万円分の電子マネーBがチャージされたこととする。次いで、電子マネー事業者システム14は、チャージ処理結果を情報処理装置10へ送信する。チャージ処理結果には、例えば、ユーザアカウント300、電子マネーアカウント305、電子マネー種類404、チャージ額405、チャージが実行された日時などの情報が含まれ得る。チャージ指示データが電子マネー事業者システム15に送信されている場合、電子マネー事業者システム15は、電子マネー事業者システム14と同様の処理を実行することとなる。
S804にて、情報処理装置10は、受信したチャージ処理結果に基づいて、ユーザ端末13に電子マネーのチャージが完了したことを通知する。また、情報処理装置10は、受信したチャージ処理結果に含まれる、チャージが実行された日時などの情報に基づいて、チャージ額DB207のチャージ日時406を登録および/または更新し得る。
以上の処理によって、給与支払い日に応答して、ユーザの指定したチャージ金額相当の資金が企業仔口座から電子マネー仔口座に振替られて、ユーザの電子マネーアカウントに指定した金額の電子マネーがチャージされる。したがって、ユーザ(従業員)は、自身で電子マネーのチャージを行わなくても、給与支払日などの所定の日に、指定した電子マネーアカウントに、指定した額の電子マネーがチャージされることとなる。
本願の要旨を逸脱しない範囲であれば、どのような口座を主要口座として登録してもよい。また、説明を目的として、主要口座および副口座をそれぞれ1つずつとして説明したが、本願の要旨を逸脱しない範囲であれば、主要口座および副口座は1つまたは複数の口座が存在してもよい。
本明細書では説明を目的として、電子マネーBおよびCの2種類で説明したが、本願の要旨を逸脱しない範囲であれば、より少ないまたはより多い種類の電子マネーを本願発明に適用できる。
以上、例示的な実施形態を参照しながら本発明の原理を説明したが、本発明の要旨を逸脱することなく、構成および細部において変更する様々な実施形態を実現可能であることを当業者は理解するだろう。すなわち、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラムもしくは記憶媒体等としての実施態様をとることが可能である。
10 情報処理装置
11 銀行システム
12 企業システム
13 ユーザ端末
14 電子マネー事業者システム
15 電子マネー事業者システム
16 親仔口座振替システム
201 制御部
202 主記憶部
203 補助記憶部
204 IF部
205 出力部
206 アカウントDB
207 チャージ額DB
208 親仔口座DB
300 ユーザアカウント
305 電子マネーアカウント

Claims (7)

  1. ユーザアカウントに関連付けられた1つまたは複数の電子マネーアカウントおよび前記1つまたは複数の電子マネーアカウントへのチャージ額の情報が格納されているチャージ額データベースと、
    親仔口座振替システムに関連付けられた親口座、ユーザの勤務する企業の企業仔口座、および電子マネー事業者システムを提供する電子マネー事業者の電子マネー仔口座の1つまたは複数の情報が格納されている親仔口座データベースであって、前記企業仔口座および前記電子マネー仔口座の情報は、前記親口座の情報に関連付けられている、親仔口座データベースと、
    給与額データを受信する給与額データ受信手段であって、前記給与額データは前記ユーザの給与額と前記ユーザのユーザアカウントの情報を含む、給与額データ受信手段と、
    前記給与額データ、前記チャージ額データベース、および/または前記親仔口座データベースに基づいて、給与振分データを生成する給与振分データ生成手段と、
    前記給与振分データを前記親仔口座振替システムへ送信する給与振分データ送信手段と、
    前記親仔口座振替システムからチャージ額振替完了報告を受信するチャージ額振替完了報告受信手段と、
    前記チャージ額振替完了報告に基づいて、前記ユーザの前記1つまたは複数の電子マネーアカウントへの電子マネーのチャージを、前記電子マネー事業者システムへ指示するチャージ指示データを生成するチャージ指示データ生成手段と、
    前記チャージ指示データを前記電子マネー事業者システムへ送信するチャージ指示データ送信手段と、
    を備え
    前記給与額データ受信手段は、
    前記ユーザアカウントに基づいて、前記チャージ額データベースから対応するユーザアカウントを特定するように構成される、
    情報処理装置。
  2. 前記給与振分データは、前記1つまたは複数の電子マネーアカウント、前記チャージ額、前記企業仔口座、および前記電子マネー仔口座の情報を含む、
    請求項に記載の情報処理装置。
  3. 前記ユーザの前記1つまたは複数の電子マネーアカウントの情報を含む給与振分候補情報をユーザ端末へ送信する、給与振分候補情報送付手段と、
    前記ユーザ端末から給与振分依頼を受信する、給与振分依頼受信手段と、
    前記給与振分依頼に基づいて、前記チャージ額データベースを更新する、データベース更新手段と
    をさらに備える、
    請求項に記載の情報処理装置。
  4. 前記給与振分依頼は、前記1つまたは複数の電子マネーアカウントのうちの前記ユーザが指定した電子マネーアカウントおよび前記指定された電子マネーアカウントへの前記チャージ額の情報を含む、
    請求項に記載の情報処理装置。
  5. 前記給与振分候補情報は、前記ユーザの1つまたは複数の口座番号をさらに含み、
    前記給与振分依頼は、前記1つまたは複数の口座番号から前記ユーザの指定した口座番号および前記指定された口座番号に対する振込希望金額をさらに含む、
    請求項に記載の情報処理装置。
  6. 情報処理装置によって実行される方法であって、
    前記情報処理装置は、ユーザアカウントに関連付けられた1つまたは複数の電子マネーアカウントおよび前記1つまたは複数の電子マネーアカウントへのチャージ額の情報が格納されているチャージ額データベースと、親仔口座振替システムに関連付けられた親口座、ユーザの勤務する企業の企業仔口座、および電子マネー事業者システムを提供する電子マネー事業者の電子マネー仔口座の1つまたは複数の情報が格納されている親仔口座データベースであって、前記企業仔口座および前記電子マネー仔口座の情報は、前記親口座の情報に関連付けられている、親仔口座データベースと、を備え、
    前記方法は、
    給与額データを受信することであって、前記給与額データは前記ユーザの給与額と前記ユーザのユーザアカウントの情報を含む、ことと、
    前記給与額データ、前記チャージ額データベース、および/または前記親仔口座データベースに基づいて、給与振分データを生成することと、
    前記給与振分データを前記親仔口座振替システムへ送信することと、
    前記親仔口座振替システムからチャージ額振替完了報告を受信することと、
    前記チャージ額振替完了報告に基づいて、前記ユーザの前記1つまたは複数の電子マネーアカウントへの電子マネーのチャージを、前記電子マネー事業者システムへ指示するチャージ指示データを生成することと、
    前記チャージ指示データを前記電子マネー事業者システムへ送信することと、
    を備え
    前記給与額データを受信することは、
    前記ユーザアカウントに基づいて、前記チャージ額データベースから対応するユーザアカウントを特定することを含む、
    方法。
  7. 電子マネーをチャージするためのシステムであって、
    前記システムは、情報処理装置、親仔口座振替システム、銀行システム、および電子マネー事業者システムを備えており、
    前記情報処理装置は、
    ユーザアカウントに関連付けられた1つまたは複数の電子マネーアカウントおよび前記1つまたは複数の電子マネーアカウントへのチャージ額の情報が格納されているチャージ額データベースと、
    前記親仔口座振替システムに関連付けられた親口座、ユーザの勤務する企業の企業仔口座、および前記電子マネー事業者システムを提供する電子マネー事業者の電子マネー仔口座の1つまたは複数の情報が格納されている親仔口座データベースであって、前記企業仔口座および前記電子マネー仔口座の情報は、前記親口座の情報に関連付けられている、親仔口座データベースと、
    給与額データを受信する給与額データ受信手段であって、前記給与額データは前記ユーザの給与額と前記ユーザのユーザアカウントの情報を含む、給与額データ受信手段と、
    前記給与額データ、前記チャージ額データベース、および/または前記親仔口座データベースに基づいて、給与振分データを生成する給与振分データ生成手段と、
    前記給与振分データを前記親仔口座振替システムへ送信する給与振分データ送信手段と、
    前記親仔口座振替システムからチャージ額振替完了報告を受信するチャージ額振替完了報告受信手段と、
    前記チャージ額振替完了報告に基づいて、前記ユーザの前記1つまたは複数の電子マネーアカウントへの電子マネーのチャージを、前記電子マネー事業者システムへ指示するチャージ指示データを生成するチャージ指示データ生成手段と、
    前記チャージ指示データを前記電子マネー事業者システムへ送信するチャージ指示データ送信手段と、
    を備え、
    前記給与額データ受信手段は、
    前記ユーザアカウントに基づいて、前記チャージ額データベースから対応するユーザアカウントを特定するように構成され、
    前記親仔口座振替システムは、
    前記給与振分データを受信する、給与振分データ受信手段と、
    前記給与振分データに基づいて、前記企業仔口座から前記電子マネー仔口座へのチャージ額相当の資金の振替処理を前記銀行システムへ指示する、チャージ額振替データを生成する、チャージ額振替データ生成手段と、
    前記チャージ額振替データを前記銀行システムへ送信する、チャージ額振替データ送信手段と、
    チャージ額振替処理結果を受信する、チャージ額振替処理結果受信手段と、
    前記チャージ額振替処理結果に基づいて、前記チャージ額振替完了報告を前記情報処理装置へ送信する、チャージ額振替完了報告送信手段と、
    前記給与振分データに基づいて、給与振込データを生成する、給与振込データ生成手段と、
    前記給与振込データを、前記銀行システムへ送信する、給与振込データ送信手段と、
    を備え、
    前記銀行システムは、
    前記チャージ額振替データを受信する、チャージ額振替データ受信手段と、
    前記チャージ額振替データに基づいて、前記企業仔口座から前記電子マネー仔口座へ、前記チャージ額相当の金額の振替処理を実行する、チャージ額振替処理手段と、
    前記振替処理を実行したことに基づいて、前記チャージ額振替処理結果を前記親仔口座振替システムへ送信する、チャージ額振替処理結果送信手段と、
    前記給与振込データを受信する、給与振込データ受信手段と、
    前記給与振込データに基づいて、前記ユーザの勤務する企業の所定の口座から前記ユーザの1つまたは複数の口座へ給与の振込処理を実行する、給与振込処理手段と、
    を備え、
    前記電子マネー事業者システムは、
    前記チャージ指示データを受信する、チャージ指示データ受信手段と、
    前記チャージ指示データに基づいて、前記ユーザの前記1つまたは複数の電子マネーアカウントへの電子マネーのチャージを実行する、電子マネーチャージ手段と
    を備えた、システム。
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