JP2009098986A - 電子債権仲介システム - Google Patents
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Abstract
【課題】
複数の電子債権記録機関が設立される場合、債権者端末は一番望ましい電子債権記録機関へ電子債権を登録することを希望するが、債権者端末で各電子債権記録機関が指定するデータフォーマットにしたがった電子債権情報を加工し送付しなければならない。また、債権者端末で、債務者端末が決済を希望する電子債権記録機関の情報を債務者端末から取得し、メンテナンスしなければならない点も実務上非常に煩雑である。
【解決手段】
債権者端末・債務者端末・電子債権記録機関の間の情報のやり取りの仲介を行う仲介システムにより、債権者端末からの電子債権の情報を、電子債権の登録に利用する電子債権記録機関の要求するデータ様式に変換して送信し、債権者端末と債務者端末の電子債権記録機関同士の決済情報を仲介することで、双方のデータ情報差異を収束する。
【選択図】 図1
複数の電子債権記録機関が設立される場合、債権者端末は一番望ましい電子債権記録機関へ電子債権を登録することを希望するが、債権者端末で各電子債権記録機関が指定するデータフォーマットにしたがった電子債権情報を加工し送付しなければならない。また、債権者端末で、債務者端末が決済を希望する電子債権記録機関の情報を債務者端末から取得し、メンテナンスしなければならない点も実務上非常に煩雑である。
【解決手段】
債権者端末・債務者端末・電子債権記録機関の間の情報のやり取りの仲介を行う仲介システムにより、債権者端末からの電子債権の情報を、電子債権の登録に利用する電子債権記録機関の要求するデータ様式に変換して送信し、債権者端末と債務者端末の電子債権記録機関同士の決済情報を仲介することで、双方のデータ情報差異を収束する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、電子債権を用いて決済処理を行う技術に関する。その中でも特に、電子債権の原簿を管理する電子債権記録機関と電子債権で決済を行う債権者端末および債務者端末の決済処理に関する仲介業務を支援する情報処理技術に関する。
売掛債権を電子債権の形で登録・譲渡・決済する電子債権制度によって企業決済に大きな変化が生じ、付随して新たな仲介業務・システムニーズが発生する。
この技術を解決する従来技術として下記の特許文献1がある。特許文献1は、サービス享受者からの要求情報に対して、公証センターが承認者からの承認を受けた場合にのみ公証情報を提供するという内容であり、債務者端末からの電子債権記録機関への電子債権情報を登録し、債権者端末がこの内容を承認し、承認されたものについて電子債権記録機関が公証を行うことが記載されている。
この技術を解決する従来技術として下記の特許文献1がある。特許文献1は、サービス享受者からの要求情報に対して、公証センターが承認者からの承認を受けた場合にのみ公証情報を提供するという内容であり、債務者端末からの電子債権記録機関への電子債権情報を登録し、債権者端末がこの内容を承認し、承認されたものについて電子債権記録機関が公証を行うことが記載されている。
しかしながら、上記の特許文献1においては、複数の電子債権記録機関が設立される場合については考慮されていない。
例えば、複数の電子債権記録機関が設立される場合、債権者端末が指定する電子債権記録機関と、債務者端末が指定する電子債権記録機関とが混在するため、電子債権情報を各々が指定するデータフォーマットにしたがって加工する必要がある。また、債務者端末が決済を希望する電子債権記録機関の情報を債務者端末から取得し、自社でメンテナンスしなければならない点も実務上は非常に煩雑である。
例えば、複数の電子債権記録機関が設立される場合、債権者端末が指定する電子債権記録機関と、債務者端末が指定する電子債権記録機関とが混在するため、電子債権情報を各々が指定するデータフォーマットにしたがって加工する必要がある。また、債務者端末が決済を希望する電子債権記録機関の情報を債務者端末から取得し、自社でメンテナンスしなければならない点も実務上は非常に煩雑である。
そこで、本発明では、債権者端末・債務者端末・電子債権記録機関相互の情報のやり取りを仲介する仲介センタを設け、仲介センタが債権者端末からの電子債権の情報を、対象となる電子債権記録機関のデータ様式に変換する。電子債権記録機関同士の決済情報を仲介し、双方のデータ仕様差異を補正する処理を行うようにしてもよい。このことで、従来から債権者端末が持つ債務者端末情報をそのまま利用する形で債権者端末が複数の電子債権記録機関へ電子債権を登録し、債務者端末が電子債権記録機関を、電子債権を承認する都度に指定することを可能にする。
より具体的には、以下の態様も本発明に含まれる。
複数の電子債権記録機関のそれぞれで利用される電子債権記録機関装置であって、債権者と債務者との取引に基づいて発生した債権の内容を示す電子債権情報を登録することで当該電子債権情報を電子債権として発効させる複数の電子債権記録機関装置と前記債権者の債権者端末と前記債務者の債務者端末とにネットワークを介して接続され、前記複数の電子債権記録機関装置の間を仲介する仲介システムにおいて、
前記債権者の利用する金融機関であり、前記複数の電子債権記録機関に含まれる第1の電子債権記録機関を、前記債権者および前記債務者と対応付けて登録しておき、前記債務者の利用する金融機関であって、前記電子債権情報の償還を行うための第2の電子債権記録機関を、前記債務者に対応付けて登録している登録手段と、
前記債権者端末から送信された前記取引に関する売掛情報であって、前記取引の債権者を識別するための情報および前記取引の債務者を識別するための情報および前記取引の売掛金額とを含む売掛情報を受信する売掛情報受信手段と、
前記受信された売掛情報の前記売掛金額を債権者別および債務者別および指定された期間別に集計することで電子債権情報を生成する電子債権情報生成手段と、
前記電子債権情報を、前記第1の電子債権記録機関の第1の電子債権記録機関装置のフォーマットに変換する電子債権情報変換手段と、
前記変換された電子債権情報を前記第1の電子債権記録機関装置に送信する電子債権情報送信手段と、
前記送信された電子債権情報を参照するための参照先情報を前記債務者端末に送信する参照先情報送信手段と、
前記送信された参照先情報を受信した債務者端末が、前記参照先情報に基づいて前記第1の電子債権記録機関装置にアクセスし前記電子債権情報を承認した場合に、前記第1の電子債権記録機関装置から送信される前記電子債権の決済に関する電子債権決済情報を受信する電子債権決済情報受信手段と、
前記受信された電子債権決済情報を前記第2の電子債権記録機関装置のフォーマットに変換する電子債権決済情報変換手段と、
前記変換された電子債権決済情報を前記第2の電子債権記録機関装置に送信する電子債権決済情報送信手段と、
前記送信された電子債権決済情報に基づいて、前記第2の電子債権記録機関装置において前記決済が完了した場合に、前記第2の電子債権記録機関装置から決済完了情報を受信する決済完了情報受信手段とを備えることを特徴とする仲介システム。
も本発明の一態様である。
複数の電子債権記録機関のそれぞれで利用される電子債権記録機関装置であって、債権者と債務者との取引に基づいて発生した債権の内容を示す電子債権情報を登録することで当該電子債権情報を電子債権として発効させる複数の電子債権記録機関装置と前記債権者の債権者端末と前記債務者の債務者端末とにネットワークを介して接続され、前記複数の電子債権記録機関装置の間を仲介する仲介システムにおいて、
前記債権者の利用する金融機関であり、前記複数の電子債権記録機関に含まれる第1の電子債権記録機関を、前記債権者および前記債務者と対応付けて登録しておき、前記債務者の利用する金融機関であって、前記電子債権情報の償還を行うための第2の電子債権記録機関を、前記債務者に対応付けて登録している登録手段と、
前記債権者端末から送信された前記取引に関する売掛情報であって、前記取引の債権者を識別するための情報および前記取引の債務者を識別するための情報および前記取引の売掛金額とを含む売掛情報を受信する売掛情報受信手段と、
前記受信された売掛情報の前記売掛金額を債権者別および債務者別および指定された期間別に集計することで電子債権情報を生成する電子債権情報生成手段と、
前記電子債権情報を、前記第1の電子債権記録機関の第1の電子債権記録機関装置のフォーマットに変換する電子債権情報変換手段と、
前記変換された電子債権情報を前記第1の電子債権記録機関装置に送信する電子債権情報送信手段と、
前記送信された電子債権情報を参照するための参照先情報を前記債務者端末に送信する参照先情報送信手段と、
前記送信された参照先情報を受信した債務者端末が、前記参照先情報に基づいて前記第1の電子債権記録機関装置にアクセスし前記電子債権情報を承認した場合に、前記第1の電子債権記録機関装置から送信される前記電子債権の決済に関する電子債権決済情報を受信する電子債権決済情報受信手段と、
前記受信された電子債権決済情報を前記第2の電子債権記録機関装置のフォーマットに変換する電子債権決済情報変換手段と、
前記変換された電子債権決済情報を前記第2の電子債権記録機関装置に送信する電子債権決済情報送信手段と、
前記送信された電子債権決済情報に基づいて、前記第2の電子債権記録機関装置において前記決済が完了した場合に、前記第2の電子債権記録機関装置から決済完了情報を受信する決済完了情報受信手段とを備えることを特徴とする仲介システム。
も本発明の一態様である。
また、この仲介システムにおいて、
前記登録手段は、前記承認の際に、前記参照先情報を受信した債務者端末から送信される電子債権記録機関装置を、前記第2の電子債権記録機関として登録していることを特徴とする仲介システムも本発明に含まれる。
前記登録手段は、前記承認の際に、前記参照先情報を受信した債務者端末から送信される電子債権記録機関装置を、前記第2の電子債権記録機関として登録していることを特徴とする仲介システムも本発明に含まれる。
また、上記の仲介システムにおいて、
前記登録手段は、債権者端末によって債務者端末ごとに設定された、売掛金の月単位の締め日を登録しておき、
前記電子債権情報生成手段は、当月の前記締め日において、前記締め日から前記締め日の前月の締め日までの間で発生した売掛金を集計することを特徴とする仲介システムも本発明に含まれる。
前記登録手段は、債権者端末によって債務者端末ごとに設定された、売掛金の月単位の締め日を登録しておき、
前記電子債権情報生成手段は、当月の前記締め日において、前記締め日から前記締め日の前月の締め日までの間で発生した売掛金を集計することを特徴とする仲介システムも本発明に含まれる。
また,上記の仲介システムにおいて、
前記登録手段は、債権者端末によって債務者端末ごとに設定された、売掛金の月単位の締め日、締め日後に債務者端末に対して発行される電子債権の振出日である支払期日、および決済日までの電子債権の日数であるサイト日数とを登録しておき、
前記電子債権情報生成手段は、前記支払期日に前記サイト日数を加えた期日を支払期日として含む電子債権情報を生成することを特徴とする仲介システムも本発明に含まれる。
前記登録手段は、債権者端末によって債務者端末ごとに設定された、売掛金の月単位の締め日、締め日後に債務者端末に対して発行される電子債権の振出日である支払期日、および決済日までの電子債権の日数であるサイト日数とを登録しておき、
前記電子債権情報生成手段は、前記支払期日に前記サイト日数を加えた期日を支払期日として含む電子債権情報を生成することを特徴とする仲介システムも本発明に含まれる。
また,上記の仲介システムにおいて、
前記登録手段は、前記債権者端末に対応する前記電子債権記録機関装置の代行者の認証情報を登録しておき、
前記電子債権情報送信手段は、前記電子債権情報および前記代行者の認証情報を送信することを特徴とする仲介システムも本発明に含まれる。
前記登録手段は、前記債権者端末に対応する前記電子債権記録機関装置の代行者の認証情報を登録しておき、
前記電子債権情報送信手段は、前記電子債権情報および前記代行者の認証情報を送信することを特徴とする仲介システムも本発明に含まれる。
またさらに、上記の仲介システムにおいて、
前記登録手段は、前記債務者端末に対応する企業の信用度を示す評価指標値と前記評価指標値に基づいて特定される前記第1の電子債権記録機関とを登録しておくことを特徴とする仲介システムも本発明に含まれる。
前記登録手段は、前記債務者端末に対応する企業の信用度を示す評価指標値と前記評価指標値に基づいて特定される前記第1の電子債権記録機関とを登録しておくことを特徴とする仲介システムも本発明に含まれる。
なお、本発明には、上記の仲介システムでの処理方法、仲介システムをコンピュータとしてその処理を実行するためのプログラムも含まれる。またさらに、仲介システムと他の装置の組み合わせでの実現されるシステムやその方法、プログラムも含まれる。さらに、第1の電子債権記録装置などの他の装置やこれらでの方法、プログラムも本発明に含まれる。
本発明によれば、仲介システムがデータ仕様の差異を補正することで、電子債権記録期間毎のデータ仕様の差異を考慮することなく債権情報の管理ができる。
本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1は、電子債権の債権者端末(101)、債務者端末1(102)債務者端末2(103)、仲介システムからの電子債権情報を登録する原簿を記録管理する電子債権記録機関1(104)・2(105)、債務者端末からの決済口座情報を登録している電子債権記録機関3(106)・4(107)、および債権者端末・債務者端末・電子債権記録機関相互の決済処理情報の仲介を行う仲介システム(108)の構成を示す。債権者端末から仲介システムへ伝送した売掛情報を電子債権として登録し、債務者端末の決済口座から決済代金を支払うまでの手順を示す図である。図1に基づいて本実施例の処理手順について述べる。
図1は、電子債権の債権者端末(101)、債務者端末1(102)債務者端末2(103)、仲介システムからの電子債権情報を登録する原簿を記録管理する電子債権記録機関1(104)・2(105)、債務者端末からの決済口座情報を登録している電子債権記録機関3(106)・4(107)、および債権者端末・債務者端末・電子債権記録機関相互の決済処理情報の仲介を行う仲介システム(108)の構成を示す。債権者端末から仲介システムへ伝送した売掛情報を電子債権として登録し、債務者端末の決済口座から決済代金を支払うまでの手順を示す図である。図1に基づいて本実施例の処理手順について述べる。
債務者端末1・2では、あらかじめ希望する電子債権記録機関3・4に企業属性情報および決済口座情報を登録しておく((1))。債権者が債務者に商取引契約に基づき、商品納入あるいはサービスの提供を行うと売掛債権が発生する。売掛債権の発生する都度、債権者端末は仲介システムに対して売掛情報を送付する((2))。売掛情報とは、債権者と債務者の識別情報、商品やサービスの名称、売掛日および売掛金額などを含む情報である。
仲介システムは、蓄積された売掛情報を債権者端末があらかじめ設定した締め日に債務者端末ごとに集約し、債権者端末から指定された支払期日と、支払期日から最終代金が支払われる決済日までの日数であるサイト(日数)に従って当該電子債権の決済日を決定し、当該決済日を含む電子債権情報を生成する。売掛情報の集約は、売掛情報の債権者と債務者の双方が一致する場合に、これらの売掛情報に含まれる売掛金の金額を合算することにより行う。仲介システムは生成した電子債権情報を、債権者端末から債務者端末ごとに指定された電子債権記録機関1・2の指定するデータフォーマットに変換し、電子債権記録機関1・2に送付し、各電子債権記録機関で電子債権原簿に登録する((3))。さらに仲介システムが電子債権情報を請求書情報に加工し、債務者端末1・2宛てに送付する((4))。
請求書情報受信した債務者端末1・2は請求書に記載された参照先情報を読み込んで、電子債権記録機関1・2にアクセスし、登録された電子債権情報を参照し、内容を請求書情報と突合せ、承認情報と決済に指定する電子債権記録機関3・4の情報を登録する((5))。
電子債権記録機関1・2は決済日が到来する電子債権について債務者端末単位で電子債権決済情報を抽出し、仲介システムに送信する((6))。電子債権決済情報を受信した仲介システムは、指定された決済電子債権記録機関3・4が指定するデータフォーマットに決済情報を加工し、電子債権記録機関3・4に送付する((7))。
債権決済情報を受信した電子債権記録機関3・4は債務者端末1・2の決済口座から指定された債権者端末の入金口座に入金処理を行い、決済完了情報を仲介システムに送付する((8))。決済完了情報を受信した仲介システムは電子債権記録機関1・2が指定するデータフォーマットに決済完了情報を変換し、これを電子債権記録機関1・2に送付し、電子債権記録機関1・2はこれを受けて決済完了処理を行う((9))。
図2に債権者端末(201)、債務者端末(203)、仲介システム(202)、電子債権記録機関(204)およびネットワーク(205)のハードウェア構成図を示す。
債権者端末(201)はネットワーク部(2011)と処理部(2012)から構成される。仲介システム(202)はネットワーク部(2021)処理部(2022)、データ格納部(2023)から構成される。データ格納部(2023)は債権者端末基本情報DB(20231)、債務者端末基本情報DB(20232)、電子債権記録機関情報DB(20233)、売掛管理情報DB(20234)、電子債権管理情報DB(20235)、電子債権データフォーマット情報DB(20236)、決済データフォーマット情報DB(20237)、決済完了データフォーマット情報DB(20238)から構成される。債務者端末(203)ネットワーク部(2031)と処理部(2032)から構成される。電子債権記録機関(204)はネットワーク部(2041)処理部(2042)、データ格納部(2043)から構成される。データ格納部(2043)は登録企業基本情報DB(20431)、電子債権原簿情報DB(20432)から構成される。
債権者端末(201)はネットワーク部(2011)と処理部(2012)から構成される。仲介システム(202)はネットワーク部(2021)処理部(2022)、データ格納部(2023)から構成される。データ格納部(2023)は債権者端末基本情報DB(20231)、債務者端末基本情報DB(20232)、電子債権記録機関情報DB(20233)、売掛管理情報DB(20234)、電子債権管理情報DB(20235)、電子債権データフォーマット情報DB(20236)、決済データフォーマット情報DB(20237)、決済完了データフォーマット情報DB(20238)から構成される。債務者端末(203)ネットワーク部(2031)と処理部(2032)から構成される。電子債権記録機関(204)はネットワーク部(2041)処理部(2042)、データ格納部(2043)から構成される。データ格納部(2043)は登録企業基本情報DB(20431)、電子債権原簿情報DB(20432)から構成される。
図3に債権者端末基本情報DB(20231)のデータテーブルを示す。このデータテーブルでは、仲介システムに登録された債権者端末の債権者端末ID(202311)、企業名(202312)、連絡先(202313)と債権者端末の企業属情報が登録された電子債権記録機関の記録機関ID(202314)と当該記録機関に登録されている債権者端末ID(202315)その電子債権記録機関に仲介システムが代行者として処理する際に入力する代行者ID(202316)とパスワード(202317)等の認証情報といった各項目を記録する。図3では、連絡先は電話番号を記載しているが他の伝達手段によるものも考えられる(以下同じ)。債権者端末基本情報DB(20231)は債権者端末から仲介システムに対して初期登録が行われる。
図4に債務者端末基本情報DB(20232)のデータテーブルを示す。このデータテーブルでは、仲介システムが債権者端末を識別するための債権者端末ID(202321)に対して売掛先の債務者端末の債務者端末ID(202322)、企業名(202323)、連絡先(20234)と債権者端末が債務者端末ごとに設定登録した電子債権記録機関の記録機関ID(202325)と、債権者があらかじめ債務者と締結した原契約に基づいて債務者端末が設定した売掛金の月中の締め日(202326)、締め日後に債務者端末にたいして発行される電子債権の振出日である支払期日(202327)と決済日までの電子債権の日数であるサイト日数(202328)を記録する。債務者端末基本情報DB(20232)の初期登録は債権者端末から仲介システムに対して行う。
なお、債権者端末により債務者端末ごとに設定登録された電子債権記録機関は、企業の信用度を示す評価指標などを用いて仲介システムが設定するようにしてもよい。評価指標としては信用調査会社が提供する数値で表された指標などが考えられる。この評価指標の値に対応付けた電子債権記録機関を予めデータベースに格納しておくことで、債務者端末基本情報DBに新たに債務者端末を登録する際に、仲介システムで債務者端末の属する企業の評価指標に対応付けられた電子債権記録機関を特定し設定できる。また、各企業の評価指標が格納されたデータベースを利用することで、企業の評価指標の見直しに伴いデータベースの内容が変更されたことを仲介システムで検知し、評価指標の変更に基づき債務者端末基本情報DBに登録された電子債権記録機関を更新することも可能になる。
図5に電子債権記録機関情報DB(20233)のデータテーブルを示す。このデータテーブルでは、電子債権記録機関の記録機関ID(202331)、機関名(20233)、仲介システムが各記録機関にネットワーク(205)を介して接続する際の接続先情報(202333)、仲介システムがシステム内の情報を記録機関に送付する際に記録機関から要求されるデータフォーマットが記載されたデータフォーマット情報IDを電子債権データフォーマット情報(202334)、決済データフォーマット情報(202335)、決済完了データフォーマット情報(202336)ごとに登録する。
電子債権記録機関情報DB(20233)は仲介システムが記録機関から情報を入手して登録を行う。記録機関機関の新設・統合廃合の都度、仲介システムがデータベースのメンテナンスを行う。
電子債権記録機関情報DB(20233)は仲介システムが記録機関から情報を入手して登録を行う。記録機関機関の新設・統合廃合の都度、仲介システムがデータベースのメンテナンスを行う。
図6に売掛管理情報DB(20234)のデータテーブルを示す。このデータテーブルでは、売掛金が発生するつど債権者端末から、債権者端末ID(202341)に対応する債務者端末基本情報データベースの債務者端末ID(202322)に登録された債務者端末ID(202342)ごとに、売掛金額(202343)、売上日(202344)、納品番号(202345)を登録する。売掛管理情報DB(20234)は売掛の都度あるいはバッチで債権者端末から仲介システムに情報を登録する。
図7に電子債権管理情報DB(20235)のデータテーブルを示す。このデータテーブルでは、仲介システムが売掛管理情報データベース(20234)の債権者端末ID(202341)の債務者端末ID(202342)ごとに売掛金の情報を債務者端末基本情報データベース(20232)の締め日(202326)支払期日(202327)サイト日数(202328)の条件にしたがって複数の売掛金をまとめ、債権ID(202352)を生成し、債権者端末ID(202351)、債務者端末ID(202353)、支払期日(202354)、決済日(202355)、該当売掛金額の合計値である金額(202356)、債務者端末基本情報データベース(20232)で登録先に指定される電子債権記録機関への登録日(202357)、登録完了時に記録機関金が付与する債務者端末の参照先情報(202358)を記録する。参照先情報は伝達の手段によってさまざまな形態が考えられるが、本実施例ではURLとする。
仲介システムが債務者端末に上記電子債権の明細を請求書として送付した送付日(202359)と債務者端末が電子債権記録機関の登録された電子債権の情報を参照し、支払先に指定した電子債権記録機関IDと記録機関債務者端末IDおよび承認フラグ(承認・非承認)が入力されると、その内容が当該電子債権記録機関から仲介システムに送付され、記録機関ID(2023510)、記録機関債務者端末ID(2023511)、承認フラグ(2023512)を記録する。決済完了時には債務者端末の決済電子債権記録機関から決済完了情報として決済フラグ情報(2043213)を送り記録する。電子債権管理情報DB(20235)は、仲介システムが債務者端末基本情報データベース(20232)の締め日(202326)や債務者端末の承認・決済の完了をトリガーとしてメンテナンスを行う。なお、このメンテナンスは人手で行い、トリガーとなる債務者端末基本情報データベースの締め日や債務者端末の承認・決済の完了を仲介システム側で出力する構成としてもよい。
図8に電子債権データフォーマット情報DB(20236)のデータテーブルを示す。このデータテーブルでは、電子債権記録機関情報DB(20233)の電子債権データフォーマットID(202334)に対応するフォーマットID(202361)ごとに記録機関債権者端末ID(202362)、債権ID(202363)、債務者端末ID(202364)、金額(202365)、支払期日(202366)、決済日(202367)のデータのレコード長と並び順を示す順位を記録しておく。電子債権データフォーマット情報DB(20236)は仲介システムによって記録機関のデータ仕様が変化するたびにメンテナンスを行う。なお、このメンテナンスは人手で行い、トリガーとなる記録機関のデータ仕様の変化を仲介システム側で出力する構成としてもよい。
図9に決済データフォーマット情報DB(20237)のデータテーブルを示す。このデータテーブルは、決済日が到来する数日前に電子債権が登録された電子債権記録機関から送られてくる決済情報を元に、仲介システムが債務者端末の指定する電子債権記録機関へ決済情報を送付する際に参照する。電子債権記録機関情報DB(20233)の決済データフォーマット情報(202335)に対応するフォーマットID(202371)ごとの債権者端末ID(202372)、電子債権の債権ID(202373)、債務者端末から電子債権が登録された電子債権記録機関に登録された決済用の電子債権記録機関の債務者端末ID(202374)、金額(202375)、決済日(202376)および、債権者端末の入金口座情報である金融機関コード(202377)支店コード(202378)、口座種別(202379)、口座番号(2023710)のレコード長および並び順を示す順位を記録する。決済データフォーマット情報DB(20237)は仲介システムによって記録機関のデータ仕様が変化するたびにメンテナンスを行う。なお、このメンテナンスは人手で行い、トリガーとなる記録機関のデータ仕様の変化を仲介システム側で出力する構成としてもよい。
図10に決済完了データフォーマット情報DB(20238)のデータテーブルを示す。このデータテーブルでは、債務者端末が指定する決済用の電子債権記録機関に決済データが仲介システムから送付され、決済が完了した際に当該電子債権記録機関から返信される決済完了データを、仲介システムが電子債権が登録されている電子債権記録機関に対して送信する際に参照される、電子債権記録機関情報DB(20233)の決済完了データフォーマット情報(202336)に対応するフォーマットID(202381)ごとに債権者端末ID(202382)、電子債権の債権ID(202383)、債務者端末ID(202384)、決済完了フラグ(202385)のレコード長および並び順を示す順位が記録されている。決済完了データフォーマット情報DB(20238)は仲介システムが記録機関のデータ仕様が変化するたびにメンテナンスを独自に行う。なお、このメンテナンスは人手で行い、トリガーとなる記録機関のデータ仕様の変化を仲介システム側で出力する構成としてもよい。
図11に登録企業基本情報DB(20431)のデータテーブルを示す。このデータテーブルでは、電子債権記録機関に債権者・債務者端末の企業属性情報を登録する際に、記録機関企業ID(204311)、企業名(204312)、連絡先(204313)、認証情報(204314)、代行者情報(204315)、決済口座情報(204316)を記録する。登録企業基本情報DB(20431)は電子債権記録機関によって、企業情報がメンテナンスする都度更新する。 図12に電子債権原簿情報DB(20432)のデータテーブルを示す。このデータテーブルでは、仲介システムから電子債権の登録情報を送付する際に、電子債権の債権ID(2043211)、記録機関債権者端末ID(204322)、債務者端末ID(204323)、支払期日(204324)、決済日(204325)、金額(204326)が記録され、電子債権記録機関が登録日(204327)、参照先情報(204328)を記録する。
債務者端末が上記参照先情報をもとに当該電子債権の情報を参照し、確認にした際に、債務者端末記録機関ID(204329)、記録機関ID(2043210)、承認フラグ(2043211)を入力し、記録する。決済の完了時に仲介システムから決済フラグ(2043212)を送付し記録する。電子債権原簿情報DB(20432)のデータテーブルは、仲介システム、債務者端末からのアクセスとデータの入力が行われた際に更新する。
債務者端末が上記参照先情報をもとに当該電子債権の情報を参照し、確認にした際に、債務者端末記録機関ID(204329)、記録機関ID(2043210)、承認フラグ(2043211)を入力し、記録する。決済の完了時に仲介システムから決済フラグ(2043212)を送付し記録する。電子債権原簿情報DB(20432)のデータテーブルは、仲介システム、債務者端末からのアクセスとデータの入力が行われた際に更新する。
図13に実施例の債権者端末から売掛情報を登録し、記録機関に電子債権情報を登録するまでの処理フローを示す。フロー図に用いる各データベースは前記図1から12の構成・名称と同じである。
以下、各フローについて述べる。債権者端末の処理部(2012)はネットワーク部(2011)から仲介システムネットワーク部(2021)にネットワーク(205)経由で売掛情報(債権者端末ID・債務者端末企業・金額・売上日・納品No)を送付する(1301)。仲介システム処理部(2042)は受け付けた売掛情報を売掛管理情報データベース(20234)に登録する(1302)。
以下、各フローについて述べる。債権者端末の処理部(2012)はネットワーク部(2011)から仲介システムネットワーク部(2021)にネットワーク(205)経由で売掛情報(債権者端末ID・債務者端末企業・金額・売上日・納品No)を送付する(1301)。仲介システム処理部(2042)は受け付けた売掛情報を売掛管理情報データベース(20234)に登録する(1302)。
仲介システム処理部(2022)は債務者端末基本情報DB(20232)の締め日情報を参照し、当日がその締め日に該当する場合は売掛管理情報DB(20234)の債務者端末情報の前回の処理日から今回の締め日までに発生した売掛金の明細を抽出し、その金額を合算し債権IDを採番し、電子債権管理情報DB(20235)に債権者端末ID、債権ID、債務者端末ID、支払期日、決済日、金額を登録する(1303)。当日が締め日に該当するかの判断は、仲介システムが日付情報(その時点における時間)を取得し、これと債務者端末基本情報DBの締め日情報と比較することで判断する。また、前回の処理日は、電子登録記録債権管理情報の履歴を検索することにより特定する。
電子債権登録した電子債権管理情報DBの情報を元に仲介システム処理部(2022)は債務者端末ごとに請求書(図16)を作成する(1304)。仲介システム処理部(2022)は債務者端末基本情報DB(20232)の当該債務者端末の連絡先に対して請求書を送付する(1305)。送付方法は郵送・電子メール・FAX等の通信手段が考えられる。
電子債権登録した電子債権管理情報DBの情報を元に仲介システム処理部(2022)は債務者端末ごとに請求書(図16)を作成する(1304)。仲介システム処理部(2022)は債務者端末基本情報DB(20232)の当該債務者端末の連絡先に対して請求書を送付する(1305)。送付方法は郵送・電子メール・FAX等の通信手段が考えられる。
仲介システム処理部(2022)は債務者端末基本情報DB(20232)の当該債務者端末に対応する記録機関IDを元に電子債権記録機関情報DB(20233)の電子債権データフォーマットIDを検索し、電子債権データフォーマット情報DB(20236)のデータフォーマット情報を参照し、当該電子債権記録機関用に電子債権情報をフォーマット情報に示された順位・レコード長に電子債権情報を並べ替え・データ長が過不足している場合はスペースなどで調整し登録データを生成する(1307)。
生成した電子債権情報(記録機関債権者端末ID・債権ID・債務者端末ID・金額・支払日・決済日)と債権者端末基本情報DB(20231)の当該債権者端末に対応する電子債権記録機関の代行者の認証情報(ID・パスワード)を当該電子債権記録機関(104・105)に送付する(1307)。
生成した電子債権情報(記録機関債権者端末ID・債権ID・債務者端末ID・金額・支払日・決済日)と債権者端末基本情報DB(20231)の当該債権者端末に対応する電子債権記録機関の代行者の認証情報(ID・パスワード)を当該電子債権記録機関(104・105)に送付する(1307)。
電子債権記録機関ネットワーク部(2041)経由で電子債権記録機関処理部(2042)は登録企業基本情報DB(20431)の代行者情報を参照して代行者の認証を行い、受け付けた電子債権情報を電子債権原簿情報DB(20432)に債権ID、記録機関債権者端末ID、債務者端末ID、支払期日、決済日、金額および登録日と参照先情報を付与し登録する(1308)。完了した段階で登録日と参照先情報を仲介システムに送付する(1309)。受信した情報を仲介システム処理部(2022)は電子債権管理情報DB(20235)に登録日と参照情報先情報として電子債権管理情報DB(20235)に記録する(13010)。債務者端末は請求書情報を受信する(13011)。
図14に実施例の債務者端末から承認情報を登録する場合と債権者端末から修正情報を登録する場合の処理フローを示す。フロー図に用いる各データベースは前記図1から12の構成・名称と同じである。
債権者端末は請求書に記載された参照先情報を入力し、電子債権記録機関の登録企業基本情報DB(20431)にアクセスする(1401)。アクセスを受けた電子債権記録機関処理部(2042)は、参照先情報の示す電子債権原簿情報DB(20432)の電子債権情報を表示する(1402)。債務者端末は表示された内容を受信する(1403)。内容を承認する承認情報を送信する場合(1404)は、承認情報として決済処理を行う電子債権記録機関(102・103)のIDである債務者端末記録機関ID・当該記録機関の債務者端末ID・承認フラグを送信する(1405)。この処理は債権者端末の電子債権が初めて登録された初回のみ行えば次回からは不要とする機能も考えられる。
債権者端末は請求書に記載された参照先情報を入力し、電子債権記録機関の登録企業基本情報DB(20431)にアクセスする(1401)。アクセスを受けた電子債権記録機関処理部(2042)は、参照先情報の示す電子債権原簿情報DB(20432)の電子債権情報を表示する(1402)。債務者端末は表示された内容を受信する(1403)。内容を承認する承認情報を送信する場合(1404)は、承認情報として決済処理を行う電子債権記録機関(102・103)のIDである債務者端末記録機関ID・当該記録機関の債務者端末ID・承認フラグを送信する(1405)。この処理は債権者端末の電子債権が初めて登録された初回のみ行えば次回からは不要とする機能も考えられる。
承認任情報を受信した電子債権記録機関処理部(2042)は電子債権原簿情報DB(20432)に債務者端末記録機関ID・記録機関債務者端末ID・承認フラグを記録し(1406)仲介システムへ情報を送付する(1407)。仲介システム処理部(2022)は受け付けた承認情報(債務者端末記録機関ID・記録機関債務者端末ID・承認フラグ)を電子債権管理情報DB(20235)に登録する(1408)。
承認情報が送信されない場合は(1404)、債務者端末は債権者端末に金額等の修正情報を送付し(1409)、受信した(14010)債権者端末では、仲介システムにアクセスし電子債権の修正情報を送信する(14011)。修正情報を受信した仲介システム処理部(2022)は売掛管理情報DB(20234)に修正内容を記録し(14012)、上述と同じ手順で該当電子債権記録機関へデータフォーマット補正された修正電子債権情報を送付(14015・14016)し、電子債権記録機関はこれを記録する(14017)。また仲介システム処理部(2022)は記録された修正電子債権情報の記載された請求書を債務者端末に送付し(14013)、債務者端末はこれを受信する(14014)。
図15に実施例の決済日が到来する電子債権の最終決済までの処理フローを示す。フロー図に用いる各データベースは前記図1から12の構成・名称と同じである。
電子債権記録機関処理部(2042)は電子債権原簿情報DB(20432)の決済日の数日前に、決済日が到来する電子債権の決済情報である債権者端末ID・債権ID・記録機関債務者端末ID・金額・決済日・債権者端末の入金口座情報である金融機関コード・支店コード・口座種別・口座番号を抽出し(1501)、仲介システムへ送付する(1502)。
電子債権記録機関処理部(2042)は電子債権原簿情報DB(20432)の決済日の数日前に、決済日が到来する電子債権の決済情報である債権者端末ID・債権ID・記録機関債務者端末ID・金額・決済日・債権者端末の入金口座情報である金融機関コード・支店コード・口座種別・口座番号を抽出し(1501)、仲介システムへ送付する(1502)。
決済情報を受信した(1503)仲介システム処理部(2022)は、決済情報の債権IDから電子債権記録機関情報DB(20233)の電子債権を特定し、電子債権記録機関情報DB(20233)のフォーマットIDから決済データフォーマット情報DB(20237)の決済データフォーマット情報を参照し、該当のデータフォーマットへ変換し(1504)、これを債務者端末の希望する電子債権記録機関へ送信する(1505)。
決済情報を受信した(1506)電子債権記録機関(106)処理部(2042)は債務者端末IDから登録企業基本情報DB(20431)の債務者端末の決済口座情報を参照し、決済データに記載された入金口座へ資金の移動処理を行い(1507)、決済完了情報(債権者端末ID・債権ID・債務者端末ID・完了フラグの情報)を仲介システムへ送信する(1508)。
決済完了情報を受け取った(1509)仲介システム処理部(2022)は、決済完了情報を売掛管理情報DB(20234)の決済情報へ決済完情報を記録し(15010)、決済の完了した債権IDから債権者端末基本情報DB(20231)・電子債権記録機関情報DB(20233)を使用して電子債権記録機関の決済完了情報データフォーマットを決済完了データフォーマット情報DB(20238)から検索参照し、決済完了情報を当該電子債権記録機関用に変換し(15011)、電子債権記録機関宛に送付する(15012)。決済完了情報を受け付けた電子債権記録(104)機関処理部(2042)は電子債権原簿情報DB(20432)の該当電子債権の決済完了フラグに完了情報を記録する(15013)。
101:債権者端末
102:債権者端末の取引先の債務者端末1
103:債権者端末の取引先の債務者端末2
104:電子債権が登録される電子債権記録機関1
105:電子債権が登録される電子債権記録機関2
106:債務者端末1が決済を希望する電子債権記録機関3
107:債務者端末1が決済を希望する電子債権記録機関4
108:仲介システム
102:債権者端末の取引先の債務者端末1
103:債権者端末の取引先の債務者端末2
104:電子債権が登録される電子債権記録機関1
105:電子債権が登録される電子債権記録機関2
106:債務者端末1が決済を希望する電子債権記録機関3
107:債務者端末1が決済を希望する電子債権記録機関4
108:仲介システム
Claims (6)
- 複数の電子債権記録機関のそれぞれで利用される電子債権記録機関装置であって、債権者と債務者との取引に基づいて発生した債権の内容を示す電子債権情報を登録することで当該電子債権情報を電子債権として発効させる複数の電子債権記録機関装置と前記債権者の債権者端末と前記債務者の債務者端末とにネットワークを介して接続され、前記複数の電子債権記録機関装置の間を仲介する仲介システムにおいて、
前記債権者の利用する金融機関であり、前記複数の電子債権記録機関に含まれる第1の電子債権記録機関を、前記債権者および前記債務者と対応付けて登録しておき、前記債務者の利用する金融機関であって、前記電子債権情報の償還を行うための第2の電子債権記録機関を、前記債務者に対応付けて登録している登録手段と、
前記債権者端末から送信された前記取引に関する売掛情報であって、前記取引の債権者を識別するための情報および前記取引の債務者を識別するための情報および前記取引の売掛金額とを含む売掛情報を受信する売掛情報受信手段と、
前記受信された売掛情報の前記売掛金額を債権者別および債務者別および指定された期間別に集計することで電子債権情報を生成する電子債権情報生成手段と、
前記電子債権情報を、前記第1の電子債権記録機関の第1の電子債権記録機関装置のフォーマットに変換する電子債権情報変換手段と、
前記変換された電子債権情報を前記第1の電子債権記録機関装置に送信する電子債権情報送信手段と、
前記送信された電子債権情報を参照するための参照先情報を前記債務者端末に送信する参照先情報送信手段と、
前記送信された参照先情報を受信した債務者端末が、前記参照先情報に基づいて前記第1の電子債権記録機関装置にアクセスし前記電子債権情報を承認した場合に、前記第1の電子債権記録機関装置から送信される前記電子債権の決済に関する電子債権決済情報を受信する電子債権決済情報受信手段と、
前記受信された電子債権決済情報を前記第2の電子債権記録機関装置のフォーマットに変換する電子債権決済情報変換手段と、
前記変換された電子債権決済情報を前記第2の電子債権記録機関装置に送信する電子債権決済情報送信手段と、
前記送信された電子債権決済情報に基づいて、前記第2の電子債権記録機関装置において前記決済が完了した場合に、前記第2の電子債権記録機関装置から決済完了情報を受信する決済完了情報受信手段とを備えることを特徴とする仲介システム。 - 請求項1に記載された仲介システムにおいて、
前記登録手段は、前記承認の際に、前記参照先情報を受信した債務者端末から送信される電子債権記録機関装置を、前記第2の電子債権記録機関として登録していることを特徴とする仲介システム。 - 請求項1に記載された仲介システムにおいて、
前記登録手段は、債権者端末によって債務者端末ごとに設定された、売掛金の月単位の締め日を登録しておき、
前記電子債権情報生成手段は、当月の前記締め日において、前記締め日から前記締め日の前月の締め日までの間で発生した売掛金を集計することを特徴とする仲介システム。 - 請求項1に記載された仲介システムにおいて、
前記登録手段は、債権者端末によって債務者端末ごとに設定された、売掛金の月単位の締め日、締め日後に債務者端末に対して発行される電子債権の振出日である支払期日、および決済日までの電子債権の日数であるサイト日数とを登録しておき、
前記電子債権情報生成手段は、前記支払期日に前記サイト日数を加えた期日を支払期日として含む電子債権情報を生成することを特徴とする仲介システム。 - 請求項1に記載された仲介システムにおいて、
前記登録手段は、前記債権者端末に対応する前記電子債権記録機関装置の代行者の認証情報を登録しておき、
前記電子債権情報送信手段は、前記電子債権情報および前記代行者の認証情報を送信することを特徴とする仲介システム。 - 請求項1に記載された仲介システムにおいて、
前記登録手段は、前記債務者端末に対応する企業の信用度を示す評価指標値と前記評価指標値に基づいて特定される前記第1の電子債権記録機関とを登録しておくことを特徴とする仲介システム。
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