JP7450610B2 - ピルビン酸キナーゼrの活性化 - Google Patents

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Description

関連出願の相互参照
本出願は、2018年9月19日出願の米国特許仮出願第62/733,546号の優先権及び利益を請求し、その内容全体が参照により本明細書に援用される。
技術分野
本開示は、ピルビン酸キナーゼ(PKR)を活性化するための新規の化学組成物に関する。
ピルビン酸キナーゼ(PK)は、ホスホエノールピルビン酸(PEP)及びアデノシン二リン酸(ADP)をそれぞれピルビン酸及びアデノシン三リン酸に変換し、これは、解糖作用における最終ステップである。ヒトでは、4種のPKアイソフォームが、2つの構造遺伝子により発現される。PKLR遺伝子は、それぞれ赤血球系細胞及び肝臓細胞で発現される組織特異的アイソフォームであるPKR及びPKLをコードする。PKM遺伝子は、脳及び骨格筋で発現されるアイソフォームPKM1、ならびに赤血球系細胞以外の胎児及び多くの成体組織で発現されるPKM2(M2型ピルビン酸キナーゼ)をコードする。
PKLR遺伝子における変異は、常染色体劣性障害であるピルビン酸キナーゼ欠損(PKD)をもたらし得、これは、赤血球における解糖系の最も多い酵素欠損である。200種を超える種々の変異が構造PKLR遺伝子上で同定されている。一般に、最も多いPKD患者は、2つの異なる変異誘発遺伝子でヘテロ接合性であるが、ホモ接合性変異も記載されている。PKDの臨床症状は、軽度から重度の貧血までかなり変化する。変異は、PK酵素活性を低下させるか、またはPKタンパク質安定性を低下させ得る。病的症状発現は通常、酵素活性が正常なPK活性の25%未満に低下したときに観察され、重度の疾患は、高度な網状赤血球増加と関連している。PKDの世界的発病率は分かっていないが、北米では、100万人あたり51症例と推定されている。
現在、重度PKDのための基準処置は存在しない。脾臓摘出が、重度の疾患を有する患者では臨床的に有用であり得るが、場合によっては、同種異系造血性移植が必要とされる。これらの患者では、造血幹細胞(HSC)遺伝子療法が、良好でより有効な処置であるであろう。PKDのための遺伝子療法ストラテジーが動物モデルで行われており、レトロウイルスベクターを使用して造血幹細胞にヒトPKLR遺伝子の正確なバージョンを導入することで、疾患が緩和されることを実証している。骨髄移植(BMT)または遺伝子療法ストラテジーが疾患の基準処置であろうが、これらは臨床的にはまだ実現されてなく、重大な有害作用が両方のアプローチに随伴する。
PKR活性化小分子の発見及び開発を含む、PKDなどのPKRに関連する疾患の処置を改善するためのストラテジーが依然として必要とされている。PKRは、二量体及び四量体の両方の状態で存在するが、四量体として最も効率的に機能する。小分子がPKRの平衡を四量体(最も活性な)形態へとシフトさせ得ることが示されており、PKD関連溶血性貧血のための療法としてそれらを使用するための機構原理を与えている。したがって、PKR及び/またはPKM2の調節と関連する疾患及び障害を処置するために有用なPKR活性化化合物が必要とされている。
本開示は一部では、野生型(wt)PKR及び/またはPKRの変異アイソザイム型で活性な新規化合物の発見を含めて、PKRを活性化するために有用な化合物及び組成物に関する。例えば、本明細書において提供する化合物及び方法は、野生型PKRアイソザイム及び変異型PKRアイソザイムを活性化するために使用することができる。変異型PKRアイソザイムの例には、G332S、G364D、T384M、G37E、R479H、R479K、R486W、R532W、R510Q、I90N、及びR490Wが含まれる。本発明は一部では、(wt)PKRならびにPKRのG332S及びR510Q変異型の活性化を実証する新規化合物の発見に基づく。
それを必要とする対象においてピルビン酸キナーゼ欠損(PKD)を処置する方法は、対象に、治療有効量の(a)式(I)の化合物もしくはその薬学的に許容される塩;(b)式(I)の化合物もしくはその塩及び担体を含む組成物;または(c)式(I)の化合物もしくはその薬学的に許容される塩、及び薬学的に許容される担体を含む医薬組成物を投与して、それにより対象においてPKDを処置することを含む。上記方法は、ピルビン酸キナーゼの1種または複数のアイソザイムの活性化を含むか、またはもたらし得る。ピルビン酸キナーゼの1種または複数のアイソザイムは、PKR、PKM2、及びPKLから選択することができ;上記方法はまた、変異型PKRアイソザイムの活性化を含むか、またはもたらし得る。
本発明の一態様は、式Iの化合物:
またはその薬学的に許容される塩に関する
[式中、
Aは、フェニルまたはO、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する単環式5~6員ヘテロアリール環であり、
ここで、各アリールまたはヘテロアリールは任意選択で、1個または複数のRで置換されており;
各Rは独立に、ハロゲン、-OR、-OC(O)R’、-NR、-NRC(O)R’、-NRS(O)R’、-CN、-NO、-SR、-C(O)R’、-C(O)OR、-C(O)NR、-S(O)R’、-S(O)NR、-C~Cアルキル、-C~Cアルケニル、-C~Cアルキニル、-C~C12シクロアルキル、-C~C12シクロアルケニル、O、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する3~14員ヘテロシクリル、C~C14アリール、ならびにO、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する5~14員ヘテロアリールからなる群から選択され、
ここで、各アルキルは任意選択で、1個または複数のハロゲンで置換されており;
Zは、O、S、またはNRであり;
及びRはそれぞれ独立に、-H、ハロゲン、-C~Cアルキル、-C~Cアルケニル、-C~Cアルキニル、-(CR~C12シクロアルキル、-(CR~C12シクロアルケニル、-(CRヘテロシクリル、-(CR~C14アリール、-(CRヘテロアリール、-OR、-OC(O)R’、-OS(O)R’、-OS(O)NR、-OC(O)NR、-OC(O)OR、-(CRNR、-(CRNRC(O)R’、-(CRNRS(O)R’、-(CRNRC(O)NR、-(CRNRC(O)OR、-(CRCN、-(CRNO、-(CRSR、-(CRC(O)R’、-(CRC(O)OR、-(CRC(O)NR、-(CRSOR’、-(CRSONR、及び-(CRSOORからなる群から選択され、
ここで、各シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは任意選択で、ハロゲン、-C~Cアルキル、-C~Cアルケニル、-C~Cアルキニル、オキソ、及び-ORからなる群から選択される1個または複数の置換基で置換されており、ここで、-ORは、C(=Z)に対してγ位のOをもたらさず、
各アルキル、アルケニル、またはアルキニルは任意選択で、1個または複数のハロゲンで置換されており、
各ヘテロシクリルは、3~14員であり、かつO、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有し、ここで、上記ヘテロシクリルは、C(=Z)に対してγ位のOを含有せず、かつ
各ヘテロアリールは、5~14員であり、かつO、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有するか;
またはR及びRは、それらが結合している炭素と組み合わさって、オキソ、C~C12シクロアルキル、またはO、N及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する3~8員のヘテロシクリルを形成しており、かつ
ここで、上記ヘテロシクリルは、C(=Z)に対してγ位のOを含有せず、かつ
各シクロアルキルまたはヘテロシクリルは任意選択で、ハロゲン、-C~Cアルキル、-C~Cアルケニル、-C~Cアルキニル、オキソ、-ORからなる群から選択される1個または複数の置換基で置換されており、かつここで、-ORは、C(=Z)に対してγ位のOをもたらさず;
及びRはそれぞれ独立に、--H、ハロゲン、及び-C~Cアルキルからなる群から選択され;
各nは独立に、0、1、2、3、または4であり;
Bは、単環式または二環式3~14員環であり、
ここで、上記環は、飽和、完全もしくは部分不飽和、または芳香族であり、
上記環は、O、N、及びSからなる群から独立に選択される0~4個のヘテロ原子を含有し、かつ
上記環は任意選択で、(Rで置換されており、かつ
上記環が飽和または部分不飽和である場合、上記環はC(=Z)に対してγ位のOを含有せず;
各Rは独立に、ハロゲン、オキソ、-OR、-OC(O)R’、-NR、-NRC(O)R’、-NRS(O)R’、-CN、-NO、-SR、-C(O)R’、-C(O)OR、-C(O)NR、-S(O)R’、-S(O)NR、-C~Cアルキル、-C~Cアルケニル、-C~Cアルキニル、-C~C12シクロアルキル、-C~C12シクロアルケニル、O、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する3~14員ヘテロシクリル、C~C14アリール、ならびにO、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する5~14員ヘテロアリールからなる群から選択され、
ここで、各アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは任意選択で、1個または複数のハロゲン、-C~Cアルキル、-C~Cアルケニル、-C~Cアルキニル、または-ORで置換されており;
mは、0、1、2、3、4、5、6、7、8、9、または10であり;
、R、R、R、R、R、R、及びR10はそれぞれ独立に、-Hまたは-C~Cアルキルであり、
ここで、各アルキルは任意選択で、1個または複数のハロゲンで置換されているか;
またはR及びR、R及びR、R及びR、R及びR10、またはそれらの組合せは、それらが結合している炭素と組み合わさって、オキソ、C~Cシクロアルキル、またはO、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する3~8員ヘテロシクリルを形成しており;
各Rは独立に、-H、-OH、-O(C~Cアルキル)、-NH、-NH(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)、-C~Cアルキル、-C~Cアルケニル、-C~Cアルキニル、-C~C12シクロアルキル、-C~C12シクロアルケニル、O、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する3~14員ヘテロシクリル、C~C14アリール、ならびにO、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する5~14員ヘテロアリールからなる群から選択され、
ここで、各アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは任意選択で、1個または複数のハロゲン、-C~Cアルキル、-C~Cアルケニル、-C~Cアルキニル、-O(C~Cアルキル)、-NH(C~Cアルキル)、または-N(C~Cアルキル)で置換されており;かつ
各R’は独立に、-C~Cアルキル、-C~Cアルケニル、-C~Cアルキニル、-C~C12シクロアルキル、-C~C12シクロアルケニル、O、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する3~14員ヘテロシクリル、C~C14アリール、ならびにO、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する5~14員ヘテロアリールからなる群から選択され、
ここで、各アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは任意選択で、1個または複数のハロゲン、-C~Cアルキル、-C~Cアルケニル、-C~Cアルキニル、-O-C~Cアルキル、-NH(C~Cアルキル)、または-N(C~Cアルキル)で置換されている]。
本発明の別の態様は、式IIの化合物:
またはその薬学的に許容される塩に関する
[式中、
Aは、単環式または二環式3~14員環であり、
ここで、上記環は、飽和、完全もしくは部分不飽和、または芳香族であり、かつ
上記環は、O、N、及びSからなる群から独立に選択される0~4個のヘテロ原子を含有し;かつ
上記環は任意選択で、1個または複数のRで置換されており;
各Rは独立に、ハロゲン、-OR、-OC(O)R’、-NR、-NRC(O)R’、-NRS(O)R’、-CN、-NO、-SR、-C(O)R’、-C(O)OR、-C(O)NR、-S(O)R’、-S(O)NR、-C~Cアルキル、-C~Cアルケニル、-C~Cアルキニル、-C~C12シクロアルキル、-C~C12シクロアルケニル、O、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する3~14員ヘテロシクリル、C~C14アリール、ならびにO、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する5~14員ヘテロアリールからなる群から選択され、
ここで、各アルキルは任意選択で、1個または複数のハロゲンで置換されており;
Zは、O、S、またはNRであり;
、R、及びBはそれぞれ独立に、-H、ハロゲン、-C~Cアルキル、-C~Cアルケニル、-C~Cアルキニル、-OR、-OC(O)R’、-OS(O)R’、-OS(O)NR、-OC(O)NR、-OC(O)OR、-(CRNR、-(CRNRC(O)R’、-(CRNRS(O)R’、-(CRNRC(O)NR、-(CRNRC(O)OR、-(CRCN、-(CRNO、-(CRSR、-(CRC(O)R’、-(CRC(O)OR、-(CRC(O)NR、-(CRSOR’、-(CRSONR、または-(CRSOORであり、
ここで、各アルキル、アルケニル、またはアルキニルは任意選択で、1個または複数のハロゲンで置換されているか、
またはR及びRは、それらが結合している炭素と組み合わさって、オキソ、C~C12シクロアルキル、またはO、N及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する3~14員ヘテロシクリルを形成しており、
上記ヘテロシクリルは、C(=Z)に対してγ位のOを含有せず、
各シクロアルキルまたはヘテロシクリルは任意選択で、ハロゲン、-C~Cアルキル、-C~Cアルケニル、-C~Cアルキニル、-OR、オキソ、-Cアリール、及び-C(O)R’からなる群から選択される1個または複数の置換基で置換されており、かつ
各シクロアルキルまたはヘテロシクリルは任意選択で、フェニルまたはO、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する5~6員ヘテロアリールと縮合しており;
各R及びRは独立に、-H、-C~Cアルキル、及びハロゲンからなる群から選択され;
各nは独立に、0、1、2、3、または4であり;
、R、R、R、R、R、R、及びR10はそれぞれ独立に、-Hまたは-C~Cアルキルであり、
ここで、各アルキルは任意選択で、1個または複数のハロゲンで置換されているか;
またはR及びR、R及びR、R及びR、R及びR10、またはその組み合わせは、それらが結合している炭素と組み合わさって、オキソ、C~Cシクロアルキル、またはO、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する3~8員ヘテロシクリルを形成しており;
各Rは独立に、-H、-OH、-O(C~Cアルキル)、-NH、-NH(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)、-C~Cアルキル、-C~Cアルケニル、-C~Cアルキニル、-C~C12シクロアルキル、-C~C12シクロアルケニル、O、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する3~14員ヘテロシクリル、-C~C14アリール、ならびにO、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する5~14員ヘテロアリールからなる群から選択され、
ここで、各アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは任意選択で、1個または複数のハロゲン、-C~Cアルキル、-C~Cアルケニル、-C~Cアルキニル、-O(C~Cアルキル)、-NH(C~Cアルキル)、または-N(C~Cアルキル)で置換されており;かつ
各R’は独立に、-C~Cアルキル、-C~Cアルケニル、-C~Cアルキニル、-C~C12シクロアルキル、-C~C12シクロアルケニル、O、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する3~14員ヘテロシクリル、-(CR~C14アリール、-(CRO(C~C14アリール)、ならびにO、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する5~14員ヘテロアリールからなる群から選択され、
ここで、各アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは任意選択で、1個または複数のハロゲン、-C~Cアルキル、-C~Cアルケニル、-C~Cアルキニル、-O(C~Cアルキル)、-NH(C~Cアルキル)、または-N(C~Cアルキル)で置換されているが;
ただし、上記化合物は、
以外である]。
本発明の別の態様は、式IIIの化合物:
またはその薬学的に許容される塩に関する
[式中、
Aは、単環式または二環式3~14員環であり、
ここで、上記環は、飽和、完全もしくは部分不飽和、または芳香族であり、かつ
上記環は、O、N、及びSからなる群から独立に選択される0~4個のヘテロ原子を含有し;かつ
上記環は任意選択で、1個または複数のRで置換されており;
各Rは独立に、ハロゲン、-OR、-OC(O)R’、-NR、-NRC(O)R’、-NRS(O)R’、-CN、-NO、-SR、-C(O)R’、-C(O)OR、-C(O)NR、-S(O)R’、-S(O)NR、-C~Cアルキル、-C~Cアルケニル、-C~Cアルキニル、-C~C12シクロアルキル、-C~C12シクロアルケニル、O、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する3~14員ヘテロシクリル、C~C14アリール、ならびにO、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する5~14員ヘテロアリールからなる群から選択され、
ここで、各アルキルは任意選択で、1個または複数のハロゲンで置換されており;
Zは、O、S、またはNRであり;
Bは、-C~C14アリールならびにO、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する5~14員ヘテロアリールからなる群から選択される環であり、
ここで、上記環は任意選択で、1個または複数のRで置換されており;
各Rは独立に、ハロゲン、-OR、-OC(O)R’、-NR、-NRC(O)R’、-NRS(O)R’、-CN、-NO、-SR、-C(O)R’、-C(O)OR、-C(O)NR、-S(O)R’、-S(O)NR、-C~Cアルキル、-C~Cアルケニル、-C~Cアルキニル、-C~C12シクロアルキル、-C~C12シクロアルケニル、O、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する3~14員ヘテロシクリル、C~C14アリール、ならびにO、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する5~14員ヘテロアリールからなる群から選択され、
ここで、各アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは任意選択で、1個または複数のハロゲン、-C~Cアルキル、-C~Cアルケニル、-C~Cアルキニル、または-ORで置換されており;
、R、R、R、R、R、R、及びR10はそれぞれ独立に、-Hまたは-C~Cアルキルであり、
ここで、各アルキルは任意選択で、1個または複数のハロゲンで置換されているか;
またはR及びR、R及びR、R及びR、R及びR10、またはその組み合わせは、それらが結合している炭素と組み合わさって、オキソ、C~Cシクロアルキル、またはO、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する3~8員ヘテロシクリルを形成しており;
各Rは独立に、-H、-OH、-O(C~Cアルキル)、-NH、-NH(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)、-C~Cアルキル、-C~Cアルケニル、-C~Cアルキニル、-C~C12シクロアルキル、-C~C12シクロアルケニル、O、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する3~14員ヘテロシクリル、C~C14アリール、ならびにO、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する5~14員ヘテロアリールからなる群から選択され、
ここで、各アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは任意選択で、1個または複数のハロゲン、-C~Cアルキル、-C~Cアルケニル、-C~Cアルキニル、-O-C~Cアルキル、-NH(C~Cアルキル)、または-N(C~Cアルキル)で置換されており;かつ
各R’は独立に、-C~Cアルキル、-C~Cアルケニル、-C~Cアルキニル、-C~C12シクロアルキル、-C~C12シクロアルケニル、O、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する3~14員ヘテロシクリル、C~C14アリール、ならびにO、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する5~14員ヘテロアリールからなる群から選択され、
ここで、各アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは任意選択で、1個または複数のハロゲン、-C~Cアルキル、-C~Cアルケニル、-C~Cアルキニル、-O-C~Cアルキル、-NH(C~Cアルキル)、または-N(C~Cアルキル)で置換されている]。
本発明の別の態様は、式IVの化合物:
またはその薬学的に許容される塩に関する
[式中、
Aは、単環式または二環式3~14員環であり、
ここで、上記環は、飽和、完全もしくは部分不飽和、または芳香族であり、かつ
上記環は、O、N、及びSからなる群から独立に選択される0~4個のヘテロ原子を含有し;かつ
上記環は任意選択で、1個または複数のRで置換されており;
各Rは独立に、ハロゲン、-OR、-OC(O)R’、-NR、-NRC(O)R’、-NRS(O)R’、-CN、-NO、-SR、-C(O)R’、-C(O)OR、-C(O)NR、-S(O)R’、-S(O)NR、-C~Cアルキル、-C~Cアルケニル、-C~Cアルキニル、-C~C12シクロアルキル、-C~C12シクロアルケニル、O、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する3~14員ヘテロシクリル、C~C14アリール、ならびにO、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する5~14員ヘテロアリールからなる群から選択され、
ここで、各アルキルは任意選択で、1個または複数のハロゲンで置換されており;
Zは、O、S、またはNRであり;
Xは、OまたはNRであり;
は、-Hまたは-C~Cアルキルであり;
Bは、-H、または単環式もしくは二環式3~14員環であり、
ここで、上記環は、飽和、完全もしくは部分不飽和、または芳香族であり、かつ
上記環は、O、N、及びSからなる群から独立に選択される0~4個のヘテロ原子を含有し;かつ
上記環は任意選択で、1個または複数のRで置換されており;
各Rは独立に、ハロゲン、-OR、-OC(O)R’、-NR、-NRC(O)R’、-NRS(O)R’、-CN、-NO、-SR、-C(O)R’、-C(O)OR、-C(O)NR、-S(O)R’、-S(O)NR、-C~Cアルキル、-C~Cアルケニル、-C~Cアルキニル、-C~C12シクロアルキル、-C~C12シクロアルケニル、O、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する3~14員ヘテロシクリル、C~C14アリール、ならびにO、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する5~14員ヘテロアリールからなる群から選択され、
ここで、各アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは任意選択で、1個または複数のハロゲン、-C~Cアルキル、-C~Cアルケニル、-C~Cアルキニル、または-ORで置換されており;
及びRはそれぞれ独立に、-H、ハロゲン、-C~Cアルキル、-C~Cアルケニル、-C~Cアルキニル、-(CR~C12シクロアルキル、-(CR~C12シクロアルケニル、-(CRヘテロシクリル、-(CR~C14アリール、-(CRヘテロアリール、-(CROR、-(CROC(O)R’、-(CROS(O)R’、-(CROS(O)NR、-(CROC(O)NR、-(CROC(O)OR、-(CRNR、-(CRNRC(O)R’、-(CRNRS(O)R’、-(CRNRC(O)NR、-(CRNRC(O)OR、-(CRCN、-(CRNO、-(CRSR、-(CRC(O)R’、-(CRC(O)OR、-(CRC(O)NR、-(CRSOR’、-(CRSONR、または-(CRSOORであり、
ここで、各アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは任意選択で、ハロゲン、-C~Cアルキル、-C~Cアルケニル、-C~Cアルキニル、-OR、及びオキソからなる群から選択される1個または複数の置換基で置換されており、
各ヘテロシクリルは、3~14員であり、かつO、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有し、かつ
各ヘテロアリールは、5~14員であり、かつO、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有するか;
またはR及びRは、それらが結合している炭素と組み合わさって、オキソ、C~C12シクロアルキル、またはO、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する3~14員ヘテロシクリルを形成しており、
ここで、各シクロアルキルまたはヘテロシクリルは任意選択で、ハロゲン、-C~Cアルキル、-C~Cアルケニル、-C~Cアルキニル、-OR、及びオキソからなる群から選択される1個または複数の置換基で置換されているか;
またはR及びRは、それらが結合している窒素と組み合わさって、O、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する3~14員ヘテロシクリルを形成しており、
ここで、上記ヘテロシクリルは任意選択で、1個または複数のハロゲン、-C~Cアルキル、-C~Cアルケニル、-C~Cアルキニル、オキソ、-OR、及び-(CR~C14アリールで置換されているか;
またはRは、存在せず、かつR及びBは、それらが結合している炭素と組み合わさって、C~C14アリールまたはO、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する5~14員ヘテロアリールを形成しており、
ここで、各アリールまたはヘテロアリールは任意選択で、1個または複数のハロゲン、-C~Cアルキル、-C~Cアルケニル、-C~Cアルキニル、または-ORで置換されており;
各R及びRは独立に、-H、-C~Cアルキル、及びハロゲンからなる群から選択され;
各nは独立に、0、1、2、3、または4であり;
、R、R、R、R、R、R、及びR10はそれぞれ独立に、-Hまたは-C~Cアルキルであり、
ここで、各アルキルは任意選択で、1個または複数のハロゲンで置換されているか;
またはR及びR、R及びR、R及びR、R及びR10、またはその組み合わせは、それらが結合している炭素と組み合わさって、オキソ、C~Cシクロアルキル、またはO、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する3~8員ヘテロシクリルを形成しており;
各Rは独立に、-H、-OH、-O(C~Cアルキル)、-NH、-NH(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)、-C~Cアルキル、-C~Cアルケニル、-C~Cアルキニル、-C~C12シクロアルキル、-C~C12シクロアルケニル、O、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する3~14員ヘテロシクリル、C~C14アリール、ならびにO、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する5~14員ヘテロアリールからなる群から選択され、
ここで、各アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは任意選択で、1個または複数のハロゲン、-C~Cアルキル、-C~Cアルケニル、-C~Cアルキニル、-O-C~Cアルキル、-NH(C~Cアルキル)、または-N(C~Cアルキル)で置換されており;かつ
各R’は独立に、-C~Cアルキル、-C~Cアルケニル、-C~Cアルキニル、-C~C12シクロアルキル、-C~C12シクロアルケニル、O、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する3~14員ヘテロシクリル、C~C14アリール、ならびにO、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する5~14員ヘテロアリールからなる群から選択され、
ここで、各アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは任意選択で、1個または複数のハロゲン、-C~Cアルキル、-C~Cアルケニル、-C~Cアルキニル、-O-C~Cアルキル、-NH(C~Cアルキル)、または-N(C~Cアルキル)で置換されている]。
本発明の別の態様は、PKR活性化化合物である式I、II、III、またはIVの化合物に関する。一部の実施形態では、本明細書で使用する場合のPKR活性化化合物は、下記の実施例24のルミネセンスアッセイプロトコルに従って試験した場合に、次の特徴の1つまたは複数を有する化合物を指す:(1)40μM未満のAC50値;(2)75%超の最大%Fold(MAX%Fold)値;及び/または(3)少なくとも75%の1.54μMの化合物濃度での%Fold値(%Fold@1.54μM)。一部の実施形態では、PKR活性化化合物は、(1)0.1μM未満、0.1~1.0μM、または1.01~40μMのAC50値;(2)75%~250%、251~500%、または75%~500%のMAX%Fold;及び/または(3)75%~250%、251~500%、または75%~500%の%Fold@1.54μMを有する。一部の実施形態では、PKR活性化化合物は、(1)1.0μM未満のAC50値;(2)75%~500%のMAX%Fold;及び/または(3)75%~500%の%Fold@1.54μMを有する。一部の実施形態では、実施例24のルミネセンスアッセイプロトコルを、野生型(wt)PKR、PKRのG332S変異型またはPKRのR510Q変異型で行う。一部の実施形態では、PKR活性化化合物は、式I、II、III、またはIVの化合物である。
本明細書に開示の化合物での例示的な用量反応曲線が示されている。用量反応曲線は、ActivityBase XE Runnerの標準的な4パラメーターフィットアルゴリズムを使用して作成し、MAX%Fold、MIN%Fold、勾配及びAC50を決定することができる。MAX%Foldは、化合物の任意の濃度で観察される最大の倍増%であり、かつMIN%Foldは、化合物の任意の濃度で観察される最小の倍増%である。化合物でのAC50値は、4パラメーターロジスティック曲線フィットの最大値及び最小値の中間に対応する濃度(μM)である(すなわち、4パラメーターロジスティック曲線フィットに沿った倍増%が、MAX%FoldとMIN%Foldとの間の中間(%Fold中点値)にある。本開示の化合物を評価するための別の有用なパラメーターは%Fold@1.54μMであり、これは、1.5μMの化合物濃度(例えば、1.54μM)での倍増%である。X軸及びy軸は必ずしも調整されていない。
本発明の一態様は、式Iの化合物:
またはその薬学的に許容される塩に関する
[式中、A、B、R、R、R、R、R、R、R、R、R、R10、及びZは、式Iのために上記で定義したとおり、かつ単独、及び組み合わせの両方で、本明細書におけるクラス及びサブクラスに記載したとおりである]。
一部の実施形態では、式I-aの化合物:
またはその薬学的に許容される塩である化合物を提供する
[式中、A、B、R、及びRは、式Iのために上記で定義したとおり、かつ単独、及び組み合わせの両方で、本明細書におけるクラス及びサブクラスに記載したとおりである]。
一部の実施形態では、式I-bの化合物:
またはその薬学的に許容される塩である化合物を提供する
[式中、A、B、及びRは、式Iのために上記で定義したとおり、かつ単独、及び組み合わせの両方で、本明細書におけるクラス及びサブクラスに記載したとおりである]。
一部の実施形態では、式I-cの化合物:
またはその薬学的に許容される塩である化合物を提供する
[式中、Aは、式Iのために上記で定義したとおり、かつ単独、及び組み合わせの両方で、本明細書におけるクラス及びサブクラスに記載したとおりであり、かつ
mは、0、1、2、3、4、または5である]。
一部の実施形態では、式I-d-1の化合物:
またはその薬学的に許容される塩である化合物を提供する
[式中、A、B、及びRは、式Iのために上記で定義したとおり、かつ単独、及び組み合わせの両方で、本明細書におけるクラス及びサブクラスに記載したとおりである]。
一部の実施形態では、式I-d-2の化合物:
またはその薬学的に許容される塩である化合物を提供する
[式中、A、B、及びRは、式Iのために上記で定義したとおり、かつ単独、及び組み合わせの両方で、本明細書におけるクラス及びサブクラスに記載したとおりである]。
一部の実施形態では、式中、
Aが、フェニルまたはO、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する単環式5~6員ヘテロアリール環であり、
ここで、各アリールまたはヘテロアリールが任意選択で、1個または複数のRで置換されており;
各Rが独立に、ハロゲン、-OR、-NRC(O)R’、-CN、-S(O)NR、及び-C~Cアルキルからなる群から選択され、
ここで、各アルキルが任意選択で、1個または複数のハロゲンで置換されており;
及びRがそれぞれ独立に、-H、ハロゲン、-C~Cアルキル、及び-ORからなる群から選択され;
Bが、単環式または二環式3~14員環であり、
ここで、上記環が、部分的に不飽和または芳香族であり、かつ
上記環が、O、N、及びSからなる群から独立に選択される0~4個のヘテロ原子を含有し、かつ
上記環が任意選択で、(Rで置換されており、
かつ上記環が部分的に不飽和である場合、上記環が、C(=Z)に対してγ位のOを含有せず;
各Rが独立に、ハロゲン、-C~Cアルキル、及び-ORからなる群から選択され、
ここで、各アルキルが任意選択で、1個または複数のハロゲンで置換されており;
mが、0、1、または2であり;
各Rが独立に、-H及び-C~Cアルキルからなる群から選択され、
ここで、各アルキルが任意選択で、1個または複数のハロゲンで置換されており;かつ
各R’が、-C~Cアルキルである、式I-aの化合物を提供する。
一部の実施形態では、式中、
Aが、フェニル、ピリジル、チオフェニル、イミダゾリル、イソオキサゾリル、またはピラゾリルであり、
ここで、各フェニル、ピリジル、チオフェニル、イミダゾリル、イソオキサゾリル、またはピラゾリルが任意選択で、1個または複数のRで置換されており;
各Rが独立に、フルオロ、クロロ、メチル、-CF、-OMe、-OiPr、-OCF、-OCFH、-NHC(O)Me、-CN、及び-SONHからなる群から選択され;
及びRがそれぞれ独立に、-H、フルオロ、メチル、エチル、イソプロピル、及び-OHからなる群から選択され;
Bが、
からなる群から選択される単環式または二環式3~10員環であり:
ここで、上記環が任意選択で、(Rで置換されており;
各Rが独立に、フルオロ、クロロ、メチル、-CF、及び-OMeからなる群から選択され;かつ
mが、0、1、または2である、式I-aの化合物を提供する。
式I、I-a、I-b、I-c、I-d-1、及びI-d-2の一部の実施形態では、Aは、任意選択で1個または複数のRで置換されているフェニルまたはO、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する単環式5~6員ヘテロアリール環である。一部の実施形態では、Aは、任意選択で1個または複数のRで置換されているフェニルである。一部の実施形態では、Aは、任意選択で1個または複数のRで置換されている、O、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する単環式5~6員ヘテロアリール(例えば、ピリジル、チオフェニル、イミダゾリル、イソオキサゾリル、またはピラゾリル)である。一部の実施形態では、Aは、それぞれ任意選択で1個または複数のRで置換されているフェニル、ピリジル、またはチオフェニルである。一部の実施形態では、Aは、それぞれ任意選択で1個または複数のRで置換されているフェニルまたはピリジルである。一部の実施形態では、Aは、ピリジルである。一部の実施形態では、Aは、非置換である。
式I、I-a、I-b、I-c、I-d-1、及びI-d-2の一部の実施形態では、各Rは独立に、ハロゲン(例えば、フルオロまたはクロロ)、-OR(例えば、-OMe、-OiPr、-OCF、または-OCFH)、-NRC(O)R’(例えば、-NHC(O)Me)、-CN、-S(O)NR(例えば、-SONH)、及び-C~Cアルキル(例えば、メチルまたは-CF)からなる群から選択され、ここで、各アルキルは任意選択で、1個または複数のハロゲンで置換されている。一部の実施形態では、各Rは独立に、ハロゲン(例えば、フルオロまたはクロロ)、-OR(例えば、-OMe、-OiPr、または-OCFH)、-CN、-C~Cアルキル(例えば、メチルまたは-CF)からなる群から選択される。一部の実施形態では、各Rは独立に、ハロゲン(例えば、フルオロ)、-C~Cアルキル(例えば、メチル)、及び-OR(例えば、-OMeまたは-OCFH)からなる群から選択される。
式Iの一部の実施形態では、Zは、OまたはSである。一部の実施形態では、Zは、Oである。一部の実施形態では、Zは、Sである。一部の実施形態では、Zは、NR(例えば、NH、NOH、またはNNH)である。
式I、I-a、I-b、I-d-1、及びI-d-2の一部の実施形態では、R及びRはそれぞれ独立に、-H、ハロゲン、-C~Cアルキル、-OR、-OC(O)R’、-OS(O)R’、-OS(O)NR、-OC(O)NR、-OC(O)OR、-(CRNR、-(CRNRC(O)R’、-(CRNRS(O)R’、-(CRNRC(O)NR、及び-(CRNRC(O)ORからなる群から選択される。一部の実施形態では、R及びRはそれぞれ独立に、-H、ハロゲン(例えば、フルオロ)、-C~Cアルキル(例えば、メチル、エチル、またはイソプロピル)、及び-OR(例えば、-OH)からなる群から選択される。一部の実施形態では、R及びRはそれぞれ独立に、-H、ハロゲン(例えば、フルオロ)、及び-OR(例えば、-OH)からなる群から選択される。一部の実施形態では、R及びRの一方は-Hである。一部の実施形態では、Rは、-OHであり、かつRは、-Hである。
式I及びI-aの一部の実施形態では、R及びRは、それらが結合している炭素と組み合わさって、オキソ、C~C12シクロアルキル、またはO、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する3~8員ヘテロシクリルを形成しており、ここで、上記ヘテロシクリルは、C(=Z)に対してγ位のOを含有せず、かつ各シクロアルキルまたはヘテロシクリルは任意選択で、ハロゲン、-C~Cアルキル、オキソ、及び-ORからなる群から選択される1個または複数の置換基で置換されており、ここで、-ORは、C(=Z)に対してγ位のOをもたらさない。式I及びI-aの一部の実施形態では、R及びRは、それらが結合している炭素と組み合わさって、C~CシクロアルキルまたはO、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する3~6員ヘテロシクリルを形成しており、ここで、上記ヘテロシクリルは、C(=Z)に対してγ位のOを含有せず、かつ各シクロアルキルまたはヘテロシクリルは任意選択で、ハロゲン、-C~Cアルキル、オキソ、及び-ORからなる群から選択される1個または複数の置換基で置換されており、ここで、-ORは、C(=Z)に対してγ位のOをもたらさない。
式I、I-a、I-b、I-c、I-d-1、及びI-d-2の一部の実施形態では、R及びRはそれぞれ、-Hである。一部の実施形態では、R及びRはそれぞれ独立に、-Hまたはハロゲン(例えば、フルオロ)である。一部の実施形態では、R及びRはそれぞれ独立に、-Hまたは-C~Cアルキル(例えば、メチル)である。
式I、I-a、I-b、I-c、I-d-1、及びI-d-2の一部の実施形態では、各nは独立に、0、1、または2である。一部の実施形態では、各nは、0または1である。一部の実施形態では、各nは、0である。一部の実施形態では、各nは、1である。一部の実施形態では、各nは、2である。
式I、I-a、I-b、I-d-1、及びI-d-2の一部の実施形態では、Bは:
(i)C~Cシクロアルキル、3~8員ヘテロシクリル、フェニル、または5~8員ヘテロアリール環を含む単環式3~8員環
(ここで、上記環は、O、N、及びSからなる群から独立に選択される0~4個のヘテロ原子を含有し、
上記環は任意選択で、(Rで置換されており、かつ
3~8員ヘテロシクリルを含む環は、C(=Z)に対してγ位のOを含有しない);または
(ii)C~C10シクロアルキル、3~11員ヘテロシクリル、フェニル、または5~11員ヘテロアリール環を含む二環式6~14員環
(ここで、上記環は、芳香族、飽和、もしくは部分飽和3~8員炭素環式または芳香族、飽和、もしくは部分飽和3~8員複素環式環に縮合しており、
上記環は、O、N、及びSからなる群から独立に選択される0~4個のヘテロ原子を含有し、
上記環は任意選択で、(Rで置換されており、かつ
3~11員ヘテロシクリルを含む環は、C(=Z)に対してγ位のOを含有しない)である。
式I、I-a、I-b、I-d-1、及びI-d-2の一部の実施形態では、Bは、芳香族単環式環または二環式環であり、ここで、環の少なくとも1個は、芳香族であり、かつ単環式環または二環式環は、O、N、及びSからなる群から独立に選択される0~4個のヘテロ原子を含有し、かつ上記単環式環または二環式環は任意選択で、(Rで置換されている。一部の実施形態では、Bは、任意選択で(Rで置換されているフェニルである。一部の実施形態では、Bは、非置換フェニルである。一部の実施形態では、Bは、飽和または部分飽和5~8員複素環式環に縮合しているフェニルである。一部の実施形態では、Bは、単環式または二環式ヘテロアリール環であり、ここで、上記環は、O、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有し、かつ上記環は任意選択で、(Rで置換されている。
式I、I-a、I-b、I-d-1、及びI-d-2の一部の実施形態では、Bは、単環式または二環式3~10員環であり、
ここで、上記環は、部分的に不飽和または芳香族であり、かつ
上記環は、O、N、及びSからなる群から独立に選択される0~4個のヘテロ原子を含有し;かつ
上記環は任意選択で、(Rで置換されており、かつ
上記環が部分的に不飽和である場合、上記環は、C(=Z)に対してγ位のOを含有しない。
式I、I-a、I-b、I-d-1、及びI-d-2の一部の実施形態では、Bは、
からなる群から選択される単環式または二環式3~10員環であり、
ここで、上記環は任意選択で、(Rで置換されている。
式I、I-a、I-b、I-d-1、及びI-d-2の一部の実施形態では、Bは、
からなる群から選択される単環式または二環式3~10員環であり、
ここで、上記環は任意選択で、(Rで置換されている。
式I、I-a、I-b、I-d-1、及びI-d-2の一部の実施形態では、Bは、
からなる群から選択される単環式または二環式3~10員環であり、
ここで、上記環は任意選択で、(Rで置換されている。
式I、I-a、I-b、I-c、I-d-1、及びI-d-2の一部の実施形態では、各Rは独立に、ハロゲン、-C~Cアルキル、-C~C12シクロアルキル、ヘテロシクリル、-OR、及び-NRからなる群から選択され、ここで、各アルキル、シクロアルキル、またはヘテロシクリルは任意選択で、1個または複数のハロゲンで置換されている。一部の実施形態では、各Rは独立に、ハロゲン(例えば、フルオロまたはクロロ)、-C~Cアルキル(例えば、メチルまたは-CF)、及び-OR(例えば、-OMe)からなる群から選択され、ここで、各アルキルは任意選択で、1個または複数のハロゲンで置換されている。一部の実施形態では、各Rは独立に、ハロゲン(例えば、フルオロ)、-C~Cアルキル(例えば、メチル)、及び-OR(例えば、-OMe)からなる群から選択される。
式I、I-a、I-b、I-c、I-d-1、及びI-d-2の一部の実施形態では、mは、0、1、2、3、4、または5である。一部の実施形態では、mは、0、1、2、または3である。一部の実施形態では、mは、0、1、または2である。一部の実施形態では、mは、0である。一部の実施形態では、mは、1である。一部の実施形態では、mは、2である。
式Iの一部の実施形態では、R、R、R、R、R、R、R、及びR10はそれぞれ、-Hである。一部の実施形態では、R、R、R、R、R、R、R、及びR10のうちの1個は、-C~Cアルキル(例えば、メチル)であり、かつ他は、-Hである。
式I、I-a、I-b、I-c、I-d-1、及びI-d-2の一部の実施形態では、各Rは独立に、-H、-C~Cアルキル、-C~C12シクロアルキル、ならびにO、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する3~14員ヘテロシクリルからなる群から選択され、ここで、各アルキル、シクロアルキル、またはヘテロシクリルは任意選択で、1個または複数のハロゲンで置換されている。一部の実施形態では、各Rは独立に、-H及び-C~Cアルキル(例えば、メチルまたはイソプロピル)からなる群から選択され、ここで、各アルキルは任意選択で、1個または複数のハロゲン(例えば、フルオロ)で置換されている。
式I、I-a、I-b、I-c、I-d-1、及びI-d-2の一部の実施形態では、各R’は独立に、-C~Cアルキル、-C~C12シクロアルキル、またはO、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する3~14員ヘテロシクリルであり、ここで、各アルキル、シクロアルキル、またはヘテロシクリルは任意選択で、1個または複数のハロゲンで置換されている。一部の実施形態では、各R’は、-C~Cアルキル(例えば、メチル)である。
式I、I-a、I-b、I-c、I-d-1、及びI-d-2の一部の実施形態では、上記化合物は、
以外である。
例えば、一部の実施形態は、下式の化合物:
以外の、式I、I-a、I-b、I-c、I-d-1、及びI-d-2の任意の1つまたは複数の化合物を提供する。
本発明の別の態様は、式IIの化合物:
またはその薬学的に許容される塩に関する
[式中、
A、B、R、R、R、R、R、R、R、R、R、R10、及びZは、式IIのために上記で定義したとおり、かつ単独、及び組み合わせの両方で、本明細書におけるクラス及びサブクラスに記載したとおりである]。
一部の実施形態では、式II-aの化合物:
またはその薬学的に許容される塩である化合物を提供する
[式中、A、B、R、及びRは、式IIのために上記で定義したとおり、かつ単独、及び組み合わせの両方で、本明細書におけるクラス及びサブクラスに記載したとおりである]。
一部の実施形態では、式II-b-1の化合物:
またはその薬学的に許容される塩である化合物を提供する
[式中、
Aは、式IIのために上記で定義したとおり、かつ単独、及び組み合わせの両方で、本明細書におけるクラス及びサブクラスに記載したとおりであり、
は、-H、ハロゲン、-C~Cアルキル、-C~Cアルケニル、または-C~Cアルキニルであり、
ここで、各アルキル、アルケニル、またはアルキニルは任意選択で、1個または複数のハロゲンで置換されており、かつ
Bは、-OR、-OC(O)R’、-OS(O)R’、-OS(O)NR、-OC(O)NR、-OC(O)OR、-(CRNR、-(CRNRC(O)R’、-(CRNRS(O)R’、-(CRNRC(O)NR、-(CRNRC(O)OR、-(CRCN、-(CRNO、-(CRSR、-(CRC(O)R’、-(CRC(O)OR、-(CRC(O)NR、-(CRSOR’、-(CRSONR、または-(CRSOORである]。
一部の実施形態では、式II-b-2の化合物:
またはその薬学的に許容される塩である化合物を提供する
[式中、
Aは、式IIのために上記で定義したとおり、かつ単独、及び組み合わせの両方で、本明細書におけるクラス及びサブクラスに記載したとおりであり、
は、-H、ハロゲン、-C~Cアルキル、-C~Cアルケニル、または-C~Cアルキニルであり、
ここで、各アルキル、アルケニル、またはアルキニルは任意選択で、1個または複数のハロゲンで置換されており、かつ
Bは、-OR、-OC(O)R’、-OS(O)R’、-OS(O)NR、-OC(O)NR、-OC(O)OR、-(CRNR、-(CRNRC(O)R’、-(CRNRS(O)R’、-(CRNRC(O)NR、-(CRNRC(O)OR、-(CRCN、-(CRNO、-(CRSR、-(CRC(O)R’、-(CRC(O)OR、-(CRC(O)NR、-(CRSOR’、-(CRSONR、または-(CRSOORである]。
一部の実施形態では、式中、
Aが、単環式または二環式3~14員環であり、
ここで、上記環が、部分的に不飽和または芳香族であり、かつ
上記環が、O、N、及びSからなる群から独立に選択される0~4個のヘテロ原子を含有し;かつ
上記環が任意選択で、1個または複数のRで置換されており;
各Rが独立に、-C~Cアルキル及び-ORからなる群から選択され;
、R、及びBがそれぞれ独立に、-H、-C~Cアルキル、-OR、-(CRNR、-(CRNRS(O)R’、または-(CRC(O)ORであり、
ここで、各アルキルが任意選択で、1個または複数のハロゲンで置換されているか;
またはR及びRが、それらが結合している炭素と組み合わさって、C~C12シクロアルキルまたはO、N及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する3~14員ヘテロシクリルを形成しており、
ここで、前記ヘテロシクリルが、C(=O)に対してγ位にあるOを含有せず、
各シクロアルキルまたはヘテロシクリルが任意選択で、-Cアリール、及び-C(O)R’からなる群から選択される1個または複数の置換基で置換されており、かつ
各シクロアルキルまたはヘテロシクリルが任意選択で、CアリールまたはO、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する5~6員ヘテロアリールと縮合しており;
各R及びRが、-Hであり;
各nが独立に、0または1であり;
各Rが独立に、-H、-C~Cアルキル、及びC~C14アリールからなる群から選択され、
ここで、各アリールが任意選択で、1個または複数のハロゲンまたは-O(C~Cアルキル)で置換されており;かつ
各R’が独立に、-C~Cアルキル、-(CR~C14アリール、及び-(CRO(C~C14アリール)からなる群から選択され、
ここで、各アルキルまたはアリールが任意選択で、1個または複数の-O(C~Cアルキル)で置換されている、式II-aの化合物を提供する。
一部の実施形態では、式中、
Aが、
から選択される単環式または二環式3~10員環であり、
ここで、上記環が任意選択で、1個または複数のRで置換されており;
各Rが独立に、メチル及び-OCHFからなる群から選択され;
、R、及びBがそれぞれ独立に、-H、メチル、エチル、-CHCHF、プロピル、-OR、-CHNH、-CHNMe、-NHS(O)Me、または-CHC(O)OMeであり、
ここで、各メチルまたはエチルが任意選択で、1個または複数のハロゲンで置換されているか;
またはR及びRが、それらが結合している炭素と組み合わさって、シクロプロピル、シクロペンチル、シクロヘキシル、ピロリジニル、テトラヒドロフラニル、またはクロマニルを形成しており、
ここで、各シクロプロピル、シクロペンチル、シクロヘキシル、またはピロリジニルが任意選択で、-Cアリール、及び-C(O)R’からなる群から選択される1個または複数の置換基で置換されており、かつ
各テトラヒドロフラニルまたはクロマニルが、C(=O)に対してγ位のOを含有せず;
各Rが独立に、-H、メチル、及びフェニルからなる群から選択され、
ここで、各フェニルが任意選択で、1個または複数のフルオロまたは-OMeで置換されており;かつ
各R’が独立に、メチル、フェニル、-CHフェニル、及び-CHO(フェニル)からなる群から選択され、
ここで、各メチルまたはフェニルが任意選択で、1個または複数の-OMeまたは-OEtで置換されている、式II-aの化合物を提供する。
式II、II-a、II-b-1、及びII-b-2の一部の実施形態では、Aは:
(i)C~Cシクロアルキル、3~8員ヘテロシクリル、フェニル、または5~8員ヘテロアリール環を含む単環式3~8員環
(ここで、上記環は、O、N、及びSからなる群から独立に選択される0~4個のヘテロ原子を含有し、かつ
上記環は任意選択で、1個または複数のRで置換されている);または
(ii)C~C10シクロアルキル、3~11員ヘテロシクリル、フェニル、または5~11員ヘテロアリール環を含む二環式6~14員環
(ここで、上記環は、芳香族、飽和、もしくは部分不飽和3~8員炭素環式または芳香族、飽和、もしくは部分不飽和3~8員複素環式環に縮合しており、
上記環は、O、N、及びSからなる群から独立に選択される0~4個のヘテロ原子を含有し、かつ
上記環は任意選択で、1個または複数のRで置換されている)
である。
式II、II-a、II-b-1、及びII-b-2の一部の実施形態では、Aは、芳香族単環式環または二環式環であり、ここで、上記環の少なくとも1個は芳香族であり、かつ上記単環式環または二環式環は、O、N、及びSからなる群から独立に選択される0~4個のヘテロ原子を含有し、上記単環式環または二環式環は任意選択で、1個または複数のRで置換されている。
式II、II-a、II-b-1、及びII-b-2の一部の実施形態では、Aは、単環式または二環式3~10員環であり、
ここで、上記環は、部分的に不飽和または芳香族であり、かつ
上記環は、O、N、及びSからなる群から独立に選択される0~4個のヘテロ原子を含有し;かつ
上記環は任意選択で、1個または複数のRで置換されている。
式II、II-a、II-b-1、及びII-b-2の一部の実施形態では、Aは、
から選択される単環式または二環式3~10員環であり、
ここで、上記環は任意選択で、1個または複数のRで置換されている。一部の実施形態では、Aは、
から選択される二環式環であり、ここで、上記環は任意選択で、1個または複数のRで置換されている。一部の実施形態では、Aは、非置換である。
式II、II-a、II-b-1、及びII-b-2の一部の実施形態では、各Rは独立に、ハロゲン、-C~Cアルキル、-C~C12シクロアルキル、O、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する3~14員ヘテロシクリル、-OR、ならびに-NRからなる群から選択され、ここで、各アルキル、シクロアルキル、またはヘテロシクリルは任意選択で、1個または複数のハロゲンで置換されている。式II及びII-aの一部の実施形態では、各Rは独立に、-C~Cアルキル(例えば、メチル)及び-OR(例えば、-OCHF)からなる群から選択される。
式IIの一部の実施形態では、Zは、OまたはSである。一部の実施形態では、Zは、Oである。一部の実施形態では、Zは、Sである。一部の実施形態では、Zは、NR(例えば、NH、NOH、またはNNH)である。
式II、II-a、II-b-1、及びII-b-2の一部の実施形態では、R、R、及びBはそれぞれ独立に、-H、ハロゲン、-C~Cアルキル、-OR、-OC(O)R’、-OS(O)R’、-OS(O)NR、-OC(O)NR、-OC(O)OR、-(CRNR、-(CRNRC(O)R’、-(CRNRS(O)R’、-(CRNRC(O)NR、-(CRNRC(O)OR、または-(CRC(O)ORであり、
ここで、各アルキルは任意選択で、1個または複数のハロゲンで置換されているか;
またはR及びRは、それらが結合している炭素と組み合わさって、オキソ、C~C12シクロアルキル、またはO、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する3~14員ヘテロシクリルを形成しており、
ここで、上記ヘテロシクリルは、C(=Z)に対してγ位のOを含有せず、
各シクロアルキルまたはヘテロシクリルは任意選択で、ハロゲン、-C~Cアルキル、-OR、オキソ、-Cアリール、及び-C(O)R’からなる群から選択される1個または複数の置換基で置換されており、かつ
各シクロアルキルまたはヘテロシクリルは任意選択で、CアリールまたはO、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する5~6員ヘテロアリールと縮合している。
式II、II-a、II-b-1、及びII-b-2の一部の実施形態では、R、R、及びBはそれぞれ独立に、-H、-C~Cアルキル(例えば、メチル、エチル、プロピル、または-CHCHF)、-OR、-(CRNR(例えば、-CHNHまたは-CHNMe)、-(CRNRS(O)R’(例えば、-NHS(O)Me)、または-(CRC(O)OR(例えば、-CHC(O)OMe)であるか;
またはR及びRは、それらが結合している炭素と組み合わさって、C~C12シクロアルキル(例えば、シクロプロピル、シクロペンチル、またはシクロヘキシル)またはO、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する3~14員ヘテロシクリル(例えば、ピロリジニル、テトラヒドロフラニル、またはクロマニル)を形成しており、
ここで、上記ヘテロシクリル(例えば、テトラヒドロフラニルまたはクロマニル)は、C(=Z)に対してγ位のOを含有せず、かつ
各シクロアルキルまたはヘテロシクリルは任意選択で、-Cアリール、及び-C(O)R’からなる群から選択される1個または複数の置換基で置換されている。
式II、II-a、II-b-1、及びII-b-2の一部の実施形態では、R、R、及びBはそれぞれ独立に、-H、-C~Cアルキル(例えば、メチル、エチル、プロピル、または-CHCHF)、-OR、-(CRNR(例えば、-CHNHまたは-CHNMe)、-(CRNRS(O)R’(例えば、-NHS(O)Me)、または-(CRC(O)OR(例えば、-CHC(O)OMe)である。一部の実施形態では、R及びRは、それらが結合している炭素と組み合わさって、C~C12シクロアルキル(例えば、シクロプロピル、シクロペンチル、またはシクロヘキシル)またはN及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する3~14員ヘテロシクリル(例えば、ピロリジニル、テトラヒドロフラニル、またはクロマニル)を形成しており、ここで、上記ヘテロシクリルは、C(=Z)に対してγ位のOを含有せず、かつ各シクロアルキルまたはヘテロシクリルは任意選択で、-Cアリール、及び-C(O)R’からなる群から選択される1個または複数の置換基で置換されている。
式II、II-a、II-b-1、及びII-b-2の一部の実施形態では、R及びRはそれぞれ、-Hである。一部の実施形態では、R及びRはそれぞれ独立に、-Hまたはハロゲン(例えば、フルオロ)である。一部の実施形態では、R及びRはそれぞれ独立に、-Hまたは-C~Cアルキル(例えば、メチル)である。
式II、II-a、II-b-1、及びII-b-2の一部の実施形態では、各nは独立に、0、1、または2である。一部の実施形態では、各nは独立に、0または1である。一部の実施形態では、各nは、0である。一部の実施形態では、各nは、1である。一部の実施形態では、各nは、2である。
式IIの一部の実施形態では、R、R、R、R、R、R、R、及びR10はそれぞれ、-Hである。一部の実施形態では、R、R、R、R、R、R、R、及びR10のうちの1個は、-C~Cアルキル(例えば、メチル)であり、かつ他は、-Hである。
式II、II-a、II-b-1、及びII-b-2の一部の実施形態では、各Rは独立に、-H、-C~Cアルキル、-C~C12シクロアルキル、O、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する3~14員ヘテロシクリル、ならびにC~C14アリールからなる群から選択され、ここで、各アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリルまたはアリールは任意選択で、1個または複数のハロゲンまたは-O(C~Cアルキル)で置換されている。一部の実施形態では、各Rは独立に、-H、-C~Cアルキル(例えば、メチル)、及びC~C14アリール(例えば、フェニル、またはナフチルまたはアントラセニル)からなる群から選択され、ここで、各アルキルまたはアリールは任意選択で、1個または複数のハロゲン(例えば、フルオロ)または-O(C~Cアルキル)(例えば、-OMe)で置換されている。一部の実施形態では、各Rは独立に、-Hまたはメチルである。一部の実施形態では、各Rは、-Hである。
式II、II-a、II-b-1、及びII-b-2の一部の実施形態では、各R’は独立に、-C~Cアルキル、-C~C12シクロアルキル、O、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する3~14員ヘテロシクリル、-(CR~C14アリール、または-(CRO(C~C14アリール)からなる群から選択され、ここで、各アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、またはアリールは任意選択で、1個または複数のハロゲンで置換されている。一部の実施形態では、各R’は独立に、-C~Cアルキル(例えば、メチル)、-(CRアリール(例えば、フェニルまたは-CHフェニル)、または-(CRO(アリール)(例えば、-CHO(フェニル))からなる群から選択され、ここで、各メチルまたはフェニルは任意選択で、1個または複数の-OMeまたは-OEtで置換されている。一部の実施形態では、各R’は、メチルである。
本発明の別の態様は、式IIIの化合物:
またはその薬学的に許容される塩に関する
[式中、
A、B、Z、R、R、R、R、R、R、R、及びR10は、式IIIのために上記で定義したとおり、かつ単独、及び組み合わせの両方で、本明細書におけるクラス及びサブクラスに記載したとおりである]。
一部の実施形態では、式III-aの化合物:
またはその薬学的に許容される塩である化合物を提供する
[式中、A及びBは、式IIIのために上記で定義したとおり、かつ単独、及び組み合わせの両方で、本明細書におけるクラス及びサブクラスに記載したとおりである]。
一部の実施形態では、式中、
Aが、二環式3~14員環であり、
ここで、上記環が、芳香族であり、かつ
上記環が、O、N、及びSからなる群から独立に選択される0~4個のヘテロ原子を含有し;
Bが、-C~C14アリールならびにO、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する5~14員ヘテロアリールからなる群から選択される環であり、
ここで、上記環が任意選択で、1個または複数のRで置換されており;
各Rが独立に、-C~Cアルキル、-OR、及び-NRからなる群から選択され、
ここで、各アルキルが任意選択で、1個または複数のハロゲンで置換されており;かつ
各Rが独立に、-H、-C~Cアルキル、ならびにO、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する5~14員ヘテロアリールからなる群から選択され、
ここで、各アルキルが任意選択で、1個または複数のハロゲンで置換されている、式III-aの化合物を提供する。
一部の実施形態では、式中、
Aが、ベンゾフラニルであり;
Bが、フェニル、ピリジル、ピラジニル、ピリミジニル、チアゾリル、フラニル、及びピラゾリルからなる群から選択される環であり、
ここで、上記環が任意選択で、1個または複数のRで置換されており;かつ
各Rが独立に、メチル、-CF、-OH、-OCHCF、及び-NH(ピリジル)からなる群から選択される、式III-aの化合物を提供する。
式III及びIII-aの一部の実施形態では、Aは、
(i)C~Cシクロアルキル、3~8員ヘテロシクリル、フェニル、または5~8員ヘテロアリール環を含む単環式3~8員環
(ここで、上記環は、O、N、及びSからなる群から独立に選択される0~4個のヘテロ原子を含有し、かつ
上記環は任意選択で、1個または複数のRで置換されている);または
(ii)C~C10シクロアルキル、3~11員ヘテロシクリル、フェニル、または5~11員ヘテロアリール環を含む二環式6~14員環
(ここで、上記環は、芳香族、飽和、もしくは部分不飽和3~8員炭素環式または芳香族、飽和、もしくは部分不飽和3~8員複素環式環に縮合しており、
上記環は、O、N、及びSからなる群から独立に選択される0~4個のヘテロ原子を含有し、かつ
上記環は任意選択で、1個または複数のRで置換されている)
である。
式III及びIII-aの一部の実施形態では、Aは、芳香族単環式環または二環式環であり、ここで、上記環の少なくとも1個は、芳香族であり、かつ上記単環式環または二環式環は、O、N、及びSからなる群から独立に選択される0~4個のヘテロ原子を含有し、かつ上記単環式環または二環式環は任意選択で、1個または複数のRで置換されている。一部の実施形態では、Aは、二環式環であり、上記環の少なくとも1個は、芳香族であり、かつ上記二環式環は、O、N、及びSからなる群から独立に選択される0~4個のヘテロ原子を含有し、かつ上記二環式環は任意選択で、1個または複数のRで置換されている。一部の実施形態では、Aは、芳香族単環式環であり、上記単環式環は、O、N、及びSからなる群から独立に選択される0~4個のヘテロ原子を含有し、かつ上記単環式環は任意選択で、1個または複数のRで置換されている。一部の実施形態では、Aは、ベンゾフラニルである。一部の実施形態では、Aは、非置換である。
式III及びIII-aの一部の実施形態では、各Rは独立に、ハロゲン、-C~Cアルキル、-C~C12シクロアルキル、O、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する3~14員ヘテロシクリル、-OR、ならびに-NRからなる群から選択され、ここで、各アルキル、シクロアルキル、またはヘテロシクリルは任意選択で、1個または複数のハロゲンで置換されている。
式IIIの一部の実施形態では、Zは、OまたはSである。一部の実施形態では、Zは、Oである。一部の実施形態では、Zは、Sである。一部の実施形態では、Zは、NR(例えば、NH、NOH、またはNNH)である。
式III及びIII-aの一部の実施形態では、Bは、フェニルならびにO、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する5~6員ヘテロアリール(例えば、ピリジル、ピラジニル、ピリミジニル、チアゾリル、フラニル、またはピラゾリル)からなる群から選択される環であり、ここで、上記環は任意選択で、1個または複数のRで置換されている。一部の実施形態では、Bは、O、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する5~6員ヘテロアリール環(例えば、ピリジル、ピラジニル、ピリミジニル、チアゾリル、フラニル、またはピラゾリル)であり、ここで、上記環は任意選択で、1個または複数のRで置換されている。
式III及びIII-aの一部の実施形態では、各Rは独立に、ハロゲン、-C~Cアルキル、-C~C12シクロアルキル、O、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する3~14員ヘテロシクリル、-OR、ならびに-NRからなる群から選択され、ここで、各アルキル、シクロアルキル、またはヘテロシクリルは任意選択で、1個または複数のハロゲンで置換されている。一部の実施形態では、各Rは独立に、-C~Cアルキル(例えば、メチルまたは-CF)、-OR(例えば、-OH、-OCHCF)、及び-NR(例えば、-NH(ピリジル))からなる群から選択され、ここで、各アルキルは任意選択で、1個または複数のハロゲン(例えば、フルオロ)で置換されている。
式IIIの一部の実施形態では、R、R、R、R、R、R、R、及びR10はそれぞれ、-Hである。一部の実施形態では、R、R、R、R、R、R、R、及びR10のうちの1個は、-C~Cアルキル(例えば、メチル)であり、かつ他は、-Hである。
式III及びIII-aの一部の実施形態では、各Rは独立に、-H、-C~Cアルキル、-C~C12シクロアルキル、O、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する3~14員ヘテロシクリル、C~C14アリール(例えば、フェニル、ナフチル、またはアントラセニル)、ならびにO、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する5~14員ヘテロアリールからなる群から選択され、ここで、各アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリルまたはアリールは任意選択で、1個または複数のハロゲンで置換されている。一部の実施形態では、各Rは独立に、-H、-C~Cアルキル、ならびにO、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する5~14員ヘテロアリールからなる群から選択され、ここで、各アルキルは任意選択で、1個または複数のハロゲンで置換されている。一部の実施形態では、各Rは、-Hである。
式III及びIII-aの一部の実施形態では、各R’は独立に、-C~Cアルキル、-C~C12シクロアルキル、O、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する3~14員ヘテロシクリル、ならびにC~C14アリール(例えば、フェニル、ナフチル、またはアントラセニル)からなる群から選択され、ここで、各アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリルまたはアリールは任意選択で、1個または複数のハロゲンで置換されている。一部の実施形態では、各R’は、-C~Cアルキルである。
本発明の別の態様は、式IVの化合物:
またはその薬学的に許容される塩に関する
[式中、A、B、X、Z、R、R、R、R、R、R、R、R、R、及びR10は、式IVのために上記で定義したとおり、かつ単独、及び組み合わせの両方で、本明細書におけるクラス及びサブクラスに記載したとおりである]。
一部の実施形態では、式IV-aの化合物:
またはその薬学的に許容される塩である化合物を提供する
[式中、A、B、X、R、及びRは、式IVのために上記で定義したとおり、かつ単独、及び組み合わせの両方で、本明細書におけるクラス及びサブクラスに記載したとおりである]。
一部の実施形態では、式IV-bの化合物:
またはその薬学的に許容される塩である化合物を提供する
[式中、A、B、及びXは、式IVのために上記で定義したとおり、かつ単独、及び組み合わせの両方で、本明細書におけるクラス及びサブクラスに記載したとおりである]。
一部の実施形態では、式IV-cの化合物:
またはその薬学的に許容される塩である化合物を提供する
[式中、A及びBは、式IVのために上記で定義したとおりであり、かつ単独、及び組み合わせの両方で、本明細書におけるクラス及びサブクラスに記載したとおりである]。
一部の実施形態では、式IV-dの化合物:
またはその薬学的に許容される塩である化合物を提供する
[式中、A及びBは、式IVのために上記で定義したとおりであり、かつ単独、及び組み合わせの両方で、本明細書におけるクラス及びサブクラスに記載したとおりである]。
一部の実施形態では、式IV-e-1の化合物:
またはその薬学的に許容される塩である化合物を提供する
[式中、A、B、X、及びRは、式IVのために上記で定義したとおりであり、かつ単独、及び組み合わせの両方で、本明細書におけるクラス及びサブクラスに記載したとおりである]。
一部の実施形態では、式IV-e-2の化合物:
またはその薬学的に許容される塩である化合物を提供する
[式中、A、B、X、及びRは、式IVのために上記で定義したとおりであり、かつ単独、及び組み合わせの両方で、本明細書におけるクラス及びサブクラスに記載したとおりである]。
一部の実施形態では、式中、
Aが、単環式または二環式3~14員環であり、
ここで、上記環が、部分的に不飽和または芳香族であり、かつ
上記環が、O、N、及びSからなる群から独立に選択される0~4個のヘテロ原子を含有し;かつ
上記環が任意選択で、1個または複数のRで置換されており;
各Rが独立に、ハロゲン、-C~Cアルキル、及び-ORからなる群から選択され、
ここで、各アルキルが任意選択で、1個または複数のハロゲンで置換されており;
Xが、OまたはNRであり;
が、-Hであり;
Bが、-Hまたは単環式3~14員環であり、
ここで、上記環が、飽和または芳香族であり、かつ
上記環が、O、N、及びSからなる群から独立に選択される0~4個のヘテロ原子を含有し;かつ
上記環が任意選択で、1個または複数のRで置換されており;
各Rが独立に、ハロゲン、-C~Cアルキル、及び-ORからなる群から選択され;
及びRがそれぞれ独立に、-H、-C~Cアルキル、-(CR~C14アリール、及び-(CRORであり、
ここで、各アリールが任意選択で、ハロゲンからなる群から選択される1個または複数の置換基で置換されているか;
またはR及びRが、それらが結合している炭素と組み合わさって、O、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する3~14員ヘテロシクリルを形成しているか;
またはR及びRが、それらが結合している窒素と組み合わさって、O、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する3~14員ヘテロシクリルを形成しており、
ここで、上記ヘテロシクリルが任意選択で、1個または複数の-ORまたは-(CR~C14アリールで置換されているか;
またはRが存在せず、かつR及びBが、それらが結合している炭素と組み合わさって、C~C14アリール環または5~14員ヘテロアリール環を形成しており、
ここで、各アリールまたはヘテロアリールが任意選択で、1個または複数のハロゲンまたは-C~Cアルキルで置換されており;
各R及びRが独立に、-Hからなる群から選択され;
各nが独立に、0、1、または2であり;かつ
各Rが独立に、-H及び-C~Cアルキルからなる群から選択され、
ここで、各アルキルが任意選択で、1個または複数のハロゲンで置換されている、式IV-aの化合物を提供する。
一部の実施形態では、式中、
Aが、
から選択される単環式または二環式3~14員環であり、
ここで、上記環が任意選択で、1個または複数のRで置換されており;
各Rが独立に、フルオロ、メチル、-CF、-OCHF、及び-OMeからなる群から選択され;
Xが、OまたはNRであり;
が、-Hであり;
Bが、-H;またはフェニル、ピリジル、ピラジニル、フラニル、ピラゾリル、チオフェニル、イソオキサゾリル、チアゾリル、オキサゾリル、トリアゾリル、オキサジアゾリル、シクロプロピル、及びテトラヒドロフラニルからなる群から選択される単環式3~6員環であり、
ここで、上記環が任意選択で、1個または複数のRで置換されており;
各Rが独立に、フルオロ、メチル、-OMe、及び-OiPrからなる群から選択され;
及びRがそれぞれ独立に、-H、メチル、エチル、イソプロピル、-CH(フェニル)、-CHOMe、及び-CHCHOMeであり、
ここで、各フェニルが任意選択で、1個または複数のフルオロで置換されているか;
またはR及びRが、それらが結合している炭素と組み合わさって、テトラヒドロフラニルを形成しているか;
またはR及びRが、それらが結合している窒素と組み合わさって、モルホリニルまたはアゼチジニルを形成しており、
ここで、上記アゼチジニルが任意選択で、1個または複数の-OHまたは-CH(フェニル)で置換されているか;
またはRが存在せず、かつR及びBが、それらが結合している炭素と組み合わさって、フェニルまたはイソオキサゾリルを形成しており、
ここで、各フェニルまたはイソオキサゾリルが任意選択で、1個または複数のフルオロまたはメチルで置換されており;
各R及びRが、-Hであり;
各nが独立に、0、1、または2であり;かつ
各Rが独立に、-H、メチル、イソプロピルまたは-CHFである、式IV-aの化合物を提供する。
式IV、IV-a、IV-b、IV-c、IV-d、IV-e-1、及びIV-e-2の一部の実施形態では、Aは、
(i)C~Cシクロアルキル、3~8員ヘテロシクリル、フェニル、または5~8員ヘテロアリール環を含む単環式3~8員環
(ここで、上記環は、O、N、及びSからなる群から独立に選択される0~4個のヘテロ原子を含有し、かつ
上記環は任意選択で、1個または複数のRで置換されている);または
(ii)C~C10シクロアルキル、3~11員ヘテロシクリル、フェニル、または5~11員ヘテロアリール環を含む二環式6~14員環
(ここで、上記環は、芳香族、飽和、もしくは部分飽和3~8員炭素環式または芳香族、飽和、もしくは部分飽和3~8員複素環式環に縮合しており、
上記環は、O、N、及びSからなる群から独立に選択される0~4個のヘテロ原子を含有し、かつ
上記環は任意選択で、1個または複数のRで置換されている)である。
式IV、IV-a、IV-b、IV-c、IV-d、IV-e-1、及びIV-e-2の一部の実施形態では、Aは、芳香族単環式環または二環式環であり、ここで、上記環の少なくとも1個は、芳香族であり、上記単環式環または二環式環は、O、N、及びSからなる群から独立に選択される0~4個のヘテロ原子を含有し、かつ上記単環式環または二環式環は任意選択で、1個または複数のRで置換されている。一部の実施形態では、Aは、単環式または二環式5~10員環であり、ここで、上記環は、飽和、完全もしくは部分不飽和、または芳香族であり、上記環は、O、N、及びSからなる群から独立に選択される0~4個のヘテロ原子を含有し;ここで、上記環は任意選択で、1個または複数のRで置換されている。
式IV、IV-a、IV-b、IV-c、IV-d、IV-e-1、及びIV-e-2の一部の実施形態では、Aは、
からなる群から選択される環であり、
ここで、上記環は任意選択で、1個または複数のRで置換されている。
式IV、IV-a、IV-b、IV-c、IV-d、IV-e-1、及びIV-e-2の一部の実施形態では、Aは、
からなる群から選択され、
ここで、上記環は任意選択で、1個または複数のRで置換されている。
式IV、IV-a、IV-b、IV-c、IV-d、IV-e-1、及びIV-e-2の一部の実施形態では、Aは、
からなる群から選択され、
ここで、上記環は任意選択で、1個または複数のRで置換されている。一部の実施形態では、Aは、非置換である。
式IV、IV-a、IV-b、IV-c、IV-d、IV-e-1、及びIV-e-2の一部の実施形態では、各Rは独立に、ハロゲン、-OR、及び-NR、-C~Cアルキル、-C~C12シクロアルキル、ならびにO、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する3~14員ヘテロシクリルからなる群から選択され、ここで、各アルキル、シクロアルキル、またはヘテロシクリルは任意選択で、1個または複数のハロゲンで置換されている。一部の実施形態では、各Rは独立に、ハロゲン(例えば、フルオロ)、-C~Cアルキル(例えば、メチルまたは-CF)、及び-OR(例えば、-OMeまたは-OCHF)からなる群から選択される。一部の実施形態では、各Rは、-OCHFである。
式IVの一部の実施形態では、Zは、OまたはSである。一部の実施形態では、Zは、Oである。一部の実施形態では、Zは、Sである。一部の実施形態では、Zは、NR(例えば、NH、NOH、またはNNH)である。
式IV、IV-a、IV-b、IV-e-1、及びIV-e-2の一部の実施形態では、Xは、OまたはNHである。一部の実施形態では、Xは、Oである。一部の実施形態では、Xは、NRである。一部の実施形態では、Xは、NHである。
式IV、IV-a、IV-b、IV-e-1、及びIV-e-2の一部の実施形態では、Rは、-Hである。一部の実施形態では、Rは、-C~Cアルキル(例えば、メチル)である。
式IV、IV-a、IV-b、IV-c、IV-d、IV-e-1、及びIV-e-2の一部の実施形態では、Bは、
(i)-H;または
(ii)C~Cシクロアルキル、3~8員ヘテロシクリル、フェニル、または5~8員ヘテロアリール環を含む単環式3~8員環
(ここで、上記環は、O、N、及びSからなる群から独立に選択される0~4個のヘテロ原子を含有し、かつ
上記環は任意選択で、1個または複数のRで置換されている);または
(iii)C~C10シクロアルキル、3~11員ヘテロシクリル、フェニル、または5~11員ヘテロアリール環を含む二環式6~14員環
(ここで、上記環は、芳香族、飽和、もしくは部分不飽和3~8員炭素環式または芳香族、飽和もしくは部分不飽和3~8員複素環式環に縮合しており、
上記環は、O、N、及びSからなる群から独立に選択される0~4個のヘテロ原子を含有し、かつ
上記環は任意選択で、1個または複数のRで置換されている)
である。
式IV、IV-a、IV-b、IV-c、IV-d、IV-e-1、及びIV-e-2の一部の実施形態では、Bは、-H;または単環式3~8員環であり、ここで、上記環は、飽和または芳香族であり、かつ上記環は、O、N、及びSからなる群から独立に選択される0~4個のヘテロ原子を含有し;かつ、上記環は任意選択で、1個または複数のRで置換されている。一部の実施形態では、Bは、-H;または単環式3~6員環であり、ここで、上記環は、飽和または芳香族であり、かつ上記環は、O、N、及びSからなる群から独立に選択される0~4個のヘテロ原子を含有し、かつ上記環は任意選択で、1個または複数のRで置換されている。一部の実施形態では、Bは、-Hである。一部の実施形態では、Bは、単環式3~6員環であり、ここで、上記環は、飽和または芳香族であり、かつ上記環は、O、N、及びSからなる群から独立に選択される0~4個のヘテロ原子を含有し、かつ上記環は任意選択で、1個または複数のRで置換されている。一部の実施形態では、Bは、非置換である。
式IV、IV-a、IV-b、IV-c、IV-d、IV-e-1、及びIV-e-2の一部の実施形態では、Bは、-H、またはフェニル、ピリジル、ピラジニル、フラニル、ピラゾリル、チオフェニル、イソオキサゾリル、チアゾリル、オキサゾリル、トリアゾリル、オキサジアゾリル、シクロプロピル、及びテトラヒドロフラニルからなる群から選択される単環式3~6員環であり、ここで、上記環は任意選択で、1個または複数のRで置換されている。一部の実施形態では、Bは、-H、またはフェニル、ピリジル、ピラジニル、フラニル、ピラゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、オキサゾリル、及びテトラヒドロフラニルからなる群から選択される単環式3~6員環であり、ここで、上記環は任意選択で、1個または複数のRで置換されている。一部の実施形態では、Bは、フェニル及びフラニルからなる群から選択される単環式3~6員環であり、ここで、上記環は任意選択で、1個または複数のRで置換されている。
式IV、IV-a、IV-b、IV-c、IV-d、IV-e-1、及びIV-e-2の一部の実施形態では、各Rは独立に、ハロゲン、-OR,-NR、-C~Cアルキル、-C~C12シクロアルキル、ならびにO、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する3~14員ヘテロシクリルからなる群から選択され、ここで、各アルキル、シクロアルキル、またはヘテロシクリルは任意選択で、1個または複数のハロゲンで置換されている。一部の実施形態では、各Rは独立に、ハロゲン(例えば、フルオロ)、-C~Cアルキル(例えば、メチル)、及び-OR(例えば、-OMeまたは-OiPr)からなる群から選択される。
式IV及びIV-aの一部の実施形態では、R及びRはそれぞれ独立に:
-H、ハロゲン、-C~Cアルキル、-(CR~C12シクロアルキル、-(CRヘテロシクリル、-(CR~C14アリール、-(CRヘテロアリール、または-(CRORであり、
ここで、各アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは任意選択で、ハロゲン、-C~Cアルキル、-OR、及びオキソからなる群から選択される1個または複数の置換基で置換されており、
各ヘテロシクリルは、3~14員であり、かつO、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有し、かつ
各ヘテロアリールは、5~14員であり、かつO、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有するか;
またはR及びRは、それらが結合している炭素と組み合わさって、C~C12シクロアルキルまたはO、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する3~14員ヘテロシクリルを形成しており、
ここで、各シクロアルキルまたはヘテロシクリルは任意選択で、ハロゲン、-C~Cアルキル、-OR、及びオキソからなる群から選択される1個または複数の置換基で置換されているか;
またはR及びRは、それらが結合している窒素と組み合わさって、O、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する3~14員ヘテロシクリルを形成しており、
ここで、上記ヘテロシクリルは任意選択で、1個または複数のハロゲン、-C~Cアルキル、オキソ、-OR、及び-(CR~C14アリールで置換されているか;
またはRは存在せず、かつR及びBは、それらが結合している炭素と組み合わさって、C~C14アリール環またはO、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する5~14員ヘテロアリール環を形成しており、
ここで、各アリールまたはヘテロアリールは任意選択で、1個または複数のハロゲン、-C~Cアルキル、または-ORで置換されている。
式IV及びIV-aの一部の実施形態では、R及びRはそれぞれ独立に、-H、ハロゲン、-C~Cアルキル、-(CR~C12シクロアルキル、-(CRヘテロシクリル、-(CRアリール、-(CRヘテロアリール、または-(CRORであり、ここで、各アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは任意選択で、ハロゲン、-C~Cアルキル、-OR、及びオキソからなる群から選択される1個または複数の置換基で置換されており、ここで、各ヘテロシクリルは、3~14員であり、かつO、N、及びSからなる群から選択される1~4個のヘテロ原子を含有し、かつ各ヘテロアリールは、5~14員であり、かつO、N、及びSからなる群から選択される1~4個のヘテロ原子を含有する。一部の実施形態では、R及びRは、それらが結合している炭素と組み合わさって、O、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有するC~C12シクロアルキルまたは3~14員ヘテロシクリルを形成しており、ここで、各シクロアルキルまたはヘテロシクリルは任意選択で、ハロゲン、-C~Cアルキル、-OR、及びオキソからなる群から選択される1個または複数の置換基で置換されている。一部の実施形態では、R及びRは、それらが結合している窒素と組み合わさって、O、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する3~14員ヘテロシクリルを形成しており、ここで、上記ヘテロシクリルは任意選択で、1個または複数のハロゲン、-C~Cアルキル、オキソ、-OR、及び-(CR~C14アリールで置換されている。一部の実施形態では、Rは存在せず、かつR及びBは、それらが結合している炭素と組み合わさって、O、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有するC~C14アリール環または5~14員ヘテロアリール環を形成しており、ここで、各アリールまたはヘテロアリールは任意選択で、1個または複数のハロゲン、-C~Cアルキル、または-ORで置換されている。
式IV及びIV-aの一部の実施形態では、R及びRはそれぞれ独立に:
-H、-C~Cアルキル(例えば、メチル、エチル、またはイソプロピル)、-(CR~C14アリール(例えば、-CH(フェニル))、または-(CROR(例えば、-CHOMeまたは-CHCHOMe)であり、ここで、各アリールは任意選択で、1個または複数のハロゲン(例えば、フルオロ)で置換されているか;
またはR及びRは、それらが結合している炭素と組み合わさって、テトラヒドロフラニルを形成しているか;
またはR及びRは、それらが結合している窒素と組み合わさって、モルホリニルまたはアゼチジニルを形成しており、
ここで、上記アゼチジニルは任意選択で、1個または複数の-OHまたは-CH(フェニル)で置換されているか;
またはRは存在せず、かつR及びBは、それらが結合している炭素と組み合わさって、フェニルまたはイソオキサゾリルを形成しており、
ここで、各フェニルまたはイソオキサゾリルは任意選択で、1個または複数のフルオロまたはメチルで置換されている。
式IV及びIV-aの一部の実施形態では、R及びRはそれぞれ独立に、-H、
~C~Cアルキル(例えば、メチル、エチル、またはイソプロピル)、-(CR~C14アリール(例えば、-CH(フェニル))、または-(CROR(例えば、-CHOMeまたは-CHCHOMe)であり、ここで、各アリールは任意選択で、1個または複数のハロゲン(例えば、フルオロ)で置換されている。一部の実施形態では、R及びRはそれぞれ、-Hである。
式IV、IV-a、IV-e-1、及びIV-e-2の一部の実施形態では、R及びRはそれぞれ、-Hである。一部の実施形態では、R及びRはそれぞれ独立に、-Hまたはハロゲン(例えば、フルオロ)である。一部の実施形態では、R及びRはそれぞれ独立に、-Hまたは-C~Cアルキル(例えば、メチル)である。
式IV、IV-a、IV-e-1、及びIV-e-2の一部の実施形態では、各nは独立に、0、1、または2である。一部の実施形態では、各nは独立に、0または1である。一部の実施形態では、各nは、0である。一部の実施形態では、各nは、1である。一部の実施形態では、各nは、2である。
式IVの一部の実施形態では、R、R、R、R、R、R、R、及びR10はそれぞれ、-Hである。一部の実施形態では、R、R、R、R、R、R、R、及びR10のうちの1個は、-C~Cアルキル(例えば、メチル)であり、かつ他は、-Hである。
式IV、IV-a、IV-b、IV-c、IV-d、IV-e-1、及びIV-e-2の一部の実施形態では、各Rは独立に、-H、-C~Cアルキル、-C~C12シクロアルキル、O、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する3~14員ヘテロシクリル、ならびにC~C14アリール(例えば、フェニル、ナフチル、またはアントラセニル)からなる群から選択され、ここで、各アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリルまたはアリールは任意選択で、1個または複数のハロゲンで置換されている。一部の実施形態では、各Rは独立に、-Hまたは-C~Cアルキル(例えば、メチル、イソプロピル、または-CHF)からなる群から選択される。一部の実施形態では、Rは、-Hである。
式IV、IV-a、IV-b、IV-c、IV-d、IV-e-1、及びIV-e-2の一部の実施形態では、各R’は独立に、-C~Cアルキル、-C~C12シクロアルキル、O、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する3~14員ヘテロシクリル、ならびにC~C14アリール(例えば、フェニル、ナフチル、またはアントラセニル)からなる群から選択され、ここで、各アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリルまたはアリールは任意選択で、1個または複数のハロゲンで置換されている。一部の実施形態では、各R’は、-C~Cアルキルである。
一部の実施形態では、表1中の化合物を提供する:
化合物8-2及び8-3は鏡像異性体であるが、絶対立体化学は未決定である();化合物9-4及び9-5は鏡像異性体であるが、絶対立体化学は未決定である();化合物10-1及び10-2は鏡像異性体であるが、絶対立体化学は未決定である();化合物11-1及び11-2は鏡像異性体であるが、絶対立体化学は未決定である(
別段に述べられていない限り、「1個または複数の」置換基が特定の変項について列挙されている場合、これは、原子価が許すかぎり、1、2、3、4個、またはそれ以上の置換基を包含することは分かるであろう。
本明細書に開示のいずれかの式の一部の実施形態では、R、R、またはB位のヘテロシクリルは、C(=Z)またはC(=O)に対するγ位にOを含有しない。本明細書に開示のいずれかの式の一部の実施形態では、R、R、またはB位のヘテロシクリルは、N及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する。
別段に述べられていない限り、本明細書に図示の構造はまた、その構造のすべての立体異性(例えば、鏡像異性またはジアステレオ異性)型、さらにはその構造の幾何異性または配座異性型;例えば、各立体中心でのR及びS配置を含むことが意図されている。したがって、本化合物の単一の立体化学異性体、さらには鏡像異性、ジアステレオ異性、及び幾何異性(または配座異性)混合物は本開示の範囲内である。例えば、場合によっては、表1は、化合物の1種または複数の立体異性体を示しており、別段に示されていない限り、各立体異性体を単独で、及び/または混合物として表している。別段に述べられていない限り、本開示の化合物のすべての互変異性型は、本開示の範囲内である。
一部の実施形態では、式I、II、III、またはIVの化合物を、実施例8-2、8-3、9-4、9-5、10-1、10-2、11-1、または11-2の精製方法を含むプロセスにより得る。一部の実施形態では、上記化合物を、実施例8-2、8-3、9-4、9-5、10-1、10-2、11-1、または11-2の精製方法を含むプロセスにより得、それは、その精製方法の第1の溶離異性体である。一部の実施形態では、上記化合物を、実施例8-2、8-3、9-4、9-5、10-1、10-2、11-1、または11-2の精製方法を含むプロセスにより得、それは、その精製方法の第2の溶離異性体である。一部の実施形態では、上記化合物を、実施例8-2、8-3、9-4、9-5、10-1、10-2、11-1、または11-2の精製方法を含むプロセスにより得、それは、その精製方法の第3、第4、第5、第6、第7、または第8の溶離異性体である。
一部の実施形態では、PKR活性化化合物を、実施例8-2、8-3、9-4、9-5、10-1、10-2、11-1、または11-2の精製方法を含むプロセスにより得る。一部の実施形態では、PKR活性化化合物を、実施例8-2、8-3、9-4、9-5、10-1、10-2、11-1、または11-2の精製方法を含むプロセスにより得、それは、その精製方法の第1の溶離異性体である。一部の実施形態では、PKR活性化化合物を、実施例8-2、8-3、9-4、9-5、10-1、10-2、11-1、または11-2の精製方法を含むプロセスにより得、それは、その精製方法の第2の溶離異性体である。一部の実施形態では、PKR活性化化合物を、実施例8-2、8-3、9-4、9-5、10-1、10-2、11-1、または11-2の精製方法を含むプロセスにより得、それは、その精製方法の第3、第4、第5、第6、第7、または第8の溶離異性体である。
加えて、別段に述べられていない限り、本明細書に図示の構造はまた、1個または複数の同位体濃縮原子の存在または非存在においてのみ異なる化合物を含むことが意図されている。例えば、ジュウテリウムもしくはトリチウムによる水素の置き換え、または13C-もしくは14C-濃縮炭素による炭素の置き換えを含む本構造を有する化合物は、本開示の範囲内である。
本開示はまた、例えば、分析ツール及び/またはバイオアッセイにおける対照化合物として有用である式I、II、III、及びIVの化合物を提供する。
式I、II、III、及びIVの化合物は、塩を形成することもあり、それらも本開示の範囲内である。本明細書における式I、II、III、またはIVの化合物についての言及は、別段に示されていない限り、それらの塩についての言及も含むと理解される。薬学的に許容される塩は、当技術分野で周知である。例えば、S.M.Berge,et al.は、薬学的に許容される塩をJ.Pharmaceutical Sciences,66:1-19(1977)において詳細に記載している。
本開示はまた、本明細書に記載のとおりの1種または複数の化合物、またはその薬学的に許容される塩と、薬学的に許容される添加剤とを含む医薬組成物を含む。一部の実施形態では、本明細書に報告されている医薬組成物を、単位剤形(例えば、カプセル剤、錠剤など)で提供することができる。一部の実施形態では、本明細書に報告されている医薬組成物を、経口剤形で提供することができる。一部の実施形態では、上記医薬組成物を任意の経口で許容される剤形で経口投与する。一部の実施形態では、式I、II、III、またはIVの化合物の経口剤形は、カプセル剤であり得る。一部の実施形態では、式I、II、III、またはIVの化合物の経口剤形は、錠剤である。一部の実施形態では、経口剤形は、1種または複数の増量剤、崩壊剤、滑沢剤、流動促進剤、粘着防止剤及び/または帯電防止剤を含む。一部の実施形態では、経口剤形を、乾式混合を介して調製する。一部の実施形態では、経口剤形は、錠剤であり、かつ乾式造粒を介して調製されている。一部の実施形態では、式Iの化合物、またはその薬学的に許容される塩と、薬学的に許容される添加剤とを含む医薬組成物を提供する。一部の実施形態では、式IIの化合物、またはその薬学的に許容される塩と、薬学的に許容される添加剤とを含む医薬組成物を提供する。一部の実施形態では、式IIIの化合物、またはその薬学的に許容される塩と、薬学的に許容される添加剤とを含む医薬組成物を提供する。一部の実施形態では、式IVの化合物、またはその薬学的に許容される塩と、薬学的に許容される添加剤とを含む医薬組成物を提供する。
本明細書で提供する医薬組成物は、これに限定されないが、カプセル剤、及び錠剤を含む任意の経口許容される剤形で(例えば、単位剤形で)経口投与することができる。一部の実施形態では、本明細書に開示の化合物を、約10mg~約1000mgの用量で対象に経口投与するために、例えば、本明細書に開示の化合物約50mg~約100mgと、薬学的に許容される担体及び/または添加剤とを含有するカプセル剤または錠剤として製剤化する。上記で列挙した用量よりも低い、または高い用量が必要なこともある。任意の特定の患者のための具体的な投薬量及び処置レジームは、使用される具体的な化合物の活性、年齢、体重、全身健康状態、性別、食事、投与時間、排出速度、薬物の組合せ、疾患、状態または症状の重症度及び経過、疾患、状態または症状に対する患者の素因、処置医師の判断を含む様々な因子に左右されるはずである。本明細書に開示の化合物の医薬組成物は、1種または複数の追加の添加剤及び/または担体を、医薬組成物の約1~100%、より好ましくは約5~95重量%の投薬量レベルで存在する本明細書に開示の化合物(例えば、式I、II、III及び/またはIVの化合物)と共に含み得る。
標準命名法に従って、カルボニル基(例えば、C(=Z)またはC(=O))に対する分子における位置に言及するために、記号「α」、「β」、「γ」、「δ」、「ε」などを本明細書では使用する。例えば、α位の炭素(またはα-炭素)は、カルボニル基に隣接する位置の炭素原子であり;かつβ位の酸素(またはβ-酸素)は、カルボニル基から原子2個離れた位置の酸素原子である。下のスキームは、この命名法を例示的化合物で図示している:
開示の化合物を使用する方法
本開示の別の態様は、式I、II、III、及びIVの化合物の使用である。式I、II、III、及びIVの化合物は、医学において有用である。例えば、本明細書に記載の化合物及び組成物は、PKRの活性化物質である。処置の方法(例えば、PKR及び/またはPKM2を活性化することによる)は、それを必要とする対象に、治療有効量の(i)本明細書に開示の化合物、もしくはその薬学的に許容される塩または(ii)本明細書に開示の化合物、もしくはその薬学的に許容される塩と、薬学的に許容される担体とを含む医薬組成物を投与することを含み得る。一部の実施形態では、PKRの調節と関連する疾患を処置する方法は、治療有効量の本明細書に開示の化合物を投与することを含む。一部の実施形態では、ピルビン酸キナーゼ欠損(PKD)を処置する方法は、治療有効量の本明細書に開示の化合物を投与することを含む。一部の実施形態では、PKD関連溶血性貧血を処置する方法は、治療有効量の本明細書に開示の化合物を投与することを含む。
処置する方法は、参照基準に対して少なくとも15%(例えば、約15%~約60%)低下した2,3-DPGの血中濃度を得るために十分な量の本明細書に開示の化合物(例えば、式I、II、III、及びIVの化合物)を投与することを含み得る。一部の実施形態では、2,3-DPGの血中濃度を、少なくとも約15%、少なくとも約20%、少なくとも約25%、少なくとも約30%、少なくとも約35%、少なくとも約40%、少なくとも約45%、少なくとも約50%、少なくとも約55%、少なくとも約60%低下させる。一部の実施形態では、分析を、血液などの体液のサンプル分析により、例えば、質量分析、例えば、LC-MSにより行う。
本明細書に記載の化合物及び組成物は、野生型と比較して低い活性を有するPKR変異体の活性化物質として有用である。PKRのそのような変異は、酵素活性(触媒効率)、調節特性(フルクトース二リン酸(FBP)/ATPによる調節)、及び/または酵素の熱安定性に影響を及ぼし得る。そのような変異の例には、G332S、G364D、T384M、G37E、R479H、R479K、R486W、R532W、R510Q、及びR490Wが含まれる。PKR変異体に対する本化合物の活性化活性は、実施例24に記載の方法に従って試験することができる。本明細書に記載の化合物はまた、野生型PKRの活性化物質である。
PKM2活性の低下または解糖作用の低下と関連する疾患または障害に罹患している、またはそれが疑われる患者を処置する方法は、治療有効量の本明細書に開示の化合物を、それを必要とする患者に投与することを含み得る。上記方法は、有効量の本明細書に開示の化合物を、それを必要とする患者に投与し、それにより、患者における疾患または障害を処置する、予防する、または改善するステップを含み得る。ある特定の実施形態では、本明細書に記載の化合物を医薬組成物で提供する。ある特定の実施形態では、上記方法は、処置前に、PKM2の活性化により利益を得るであろう患者を同定または選択するステップを含む。そのような患者の同定または選択は、患者の細胞におけるPKM2活性のレベルに基づき得る。上記化合物は、乳酸産生または酸化的リン酸化を増加させるために十分な投薬量及び頻度で投与される本明細書に記載の化合物であり得る。2,3-ジホスホグリセラートレベルの上昇と関連する疾患または状態を処置する方法は、それを必要とする患者に、治療有効量の(1)本明細書に開示の化合物またはその薬学的に許容できる塩、溶媒和物もしくは水和物;(2)本明細書に開示の化合物またはその薬学的に許容できる塩、溶媒和物もしくは水和物と、薬学的に許容できる担体とを含む医薬組成物を投与することを含み得る。
本明細書に開示の化合物を、体外で全血または充填赤血球に直接添加するか、または対象(例えば、患者)に提供することができる。理論に束縛されることなく、2,3-DPG濃度のレベルの低下は、酸素-ヘモグロビン解離曲線の左側へのシフトを誘導し、アロステリック平衡をR、または酸素化状態へとシフトさせ、したがって、2,3-DPG欠乏による酸素親和性の上昇、それによる、より可溶性のオキシ-ヘモグロビンの安定化により、鎌状化の基礎となる細胞内重合の治療的阻害をもたらす。別の実施形態では、2,3-ジホスホグリセラートを調節するために、本明細書に記載の化合物、組成物または医薬組成物を、体外で全血または充填赤血球に直接添加するか、または対象(例えば、患者)に提供する。
患者においてPKM2活性及び/または解糖作用のレベルを上昇させる方法は、治療有効量の本明細書に開示の化合物を、それを必要とする患者に投与することを含み得る。上記方法は、有効量の本明細書に記載の化合物を、それを必要とする患者に投与し、それにより、患者におけるPKM2活性及び/または解糖作用のレベルを上昇させるステップを含み得る。一部の実施形態では、本明細書に記載の化合物または組成物を、PKM2をその活性な立体配座で維持するか、または患者においてグルコース代謝産物を同化ではなく異化プロセスへと向ける手段として、増殖細胞においてピルビン酸キナーゼを活性化するために使用する。
本明細書に開示の化合物(例えば、式I、II、III、及びIVの化合物)は、野生型PKR及び/または変異型PKRを活性化し得る。変異型PKRの一部の例には、G332S、G364D、T384M、G37E、R479H、R479K、R486W、R532W、R510Q、I90N、及びR490Wが含まれる。したがって、式I、II、III、及びIVの化合物を使用する処置のために、初めに、対象がPKRに変異(例えば、本明細書に記載のとおりの変異のうちの1つ)を持つかかどうかを決定するために患者及び/または対象を評価することにより、患者及び/または対象を選択することができ、対象がPKRに変異を持っていて、変異型PKRの活性の活性化を必要とすると決定された場合には、その対象に、治療有効量の式I、II、III、及びIVの化合物を投与する。当技術分野で公知の方法を使用して、対象をPKRに変異を持つと評価することができる。対象を、例えば、式I、II、III、及び/またはIVの化合物を投与した後にモニターすることもできる。式I、II、III、及び/またはIVの化合物のある特定のPK/PDパラメーター、例えば、そのような化合物のレベル、2,3-DPGのレベル、またはATPのレベルの評価のために、患者をモニターすることができる。
一態様では、本発明は、対象を処置する方法であって、対象に、式I、II、III、及び/またはIVの化合物を投与すること;対象における式I、II、III、及び/またはIVの化合物のレベル、2,3-ジホスホグリセラート(2,3-DPG)のレベル、アデノシン三リン酸(ATP)のレベル、またはPKRの活性についての値を得て、それにより対象を評価することを含む上記方法を提供する。式I、II、III、及び/またはIVの化合物のレベルについての値は、式I、II、III、及び/またはIVの化合物の血漿中濃度を分析することにより得ることができる。一部の実施形態では、2,3-DPGのレベルは、2,3-DPGの血中濃度を分析することにより得る。ATPのレベルは、ATPの血中濃度を分析することにより得ることができる。PKRの活性は、血中の13C標識の血中濃度を分析することにより得ることができる。13C標識グルコースを対象に投与すると、これは血中の一定の解糖作用中間体に取り込まれる。
処置する方法は、参照基準に対して少なくとも15%(例えば、約15%~約60%)低下した2,3-DPGの血中濃度を得るために十分な量の本明細書に開示の化合物(例えば、式I、II、III、及び/またはIVの化合物)を投与することを含み得る。一部の実施形態では、2,3-DPGの血中濃度を、少なくとも約15%、少なくとも約20%、少なくとも約25%、少なくとも約30%、少なくとも約35%、少なくとも約40%、少なくとも約45%、少なくとも約50%、少なくとも約55%、少なくとも約60%低下させる。一部の実施形態では、分析を、血液などの体液のサンプル分析により、例えば、質量分析、例えば、LC-MSにより行う。
本明細書に記載の化合物は、変異型PKRを活性化し得る。したがって、本明細書に記載の化合物を使用する処置のために、初めに、対象がPKRに変異を持つかどうかを決定するために患者及び/または対象を評価することにより、患者及び/または対象を選択することができ、対象がPKRに変異を持っていて、変異型PKRの活性の活性化を必要とすると決定された場合には、任意選択で、その対象に本明細書に記載の化合物を投与する。当技術分野で公知の方法を使用して、対象をPKRに変異を持つと評価することができる。
開示の化合物を合成する方法
本開示の化合物を、標準的な化学作用を含む様々な方法により作製することができる。適切な合成経路を、下に示すスキームに図示する。
次は、例示であるが、非限定的であり、本開示のある特定の実施形態の例である。合成スキームは、本明細書に開示のある特定の化合物を合成するために示されている。
次のスキーム及び他の箇所で使用する定義は次のとおりである:
ACN アセトニトリル
AcOH 酢酸
AlCl トリクロロアルミニウム
BocO 二炭酸ジ-tert-ブチル
NaBH ホウ水素化ナトリウム
ブライン 飽和塩化ナトリウム水溶液
CDCl 重水素化クロロホルム
δ 化学シフト
DCM ジクロロメタンまたは塩化メチレン
DCE ジクロロエタン
DIEA N,N-ジイソプロピルエチルアミン
DMAP N,N-ジメチルアミノピリジン
DMF N,N-ジメチルホルムアミド
DMSO ジメチルスルホキシド
equiv 当量
EtOAc 酢酸エチル
H NMR 陽子核磁気共鳴
HATU 2-(3H-[1,2,3]トリアゾロ[4,5-b]ピリジン-3-イル)-1,1,3,3-テトラメチルイソウロニウムヘキサフルオロホスファート
HBTU O-(ベンゾトリアゾール-イル)N,N,N’,N’-テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスファート
HPLC 高圧液体クロマトグラフィー
Hz ヘルツ
LCMS 液体クロマトグラフィー/質量分析法
(M+1) 質量+1
MeOH メタノール
NCS N-クロロスクシンイミド
NaBHCN シアノ水素化ホウ素ナトリウム
NaHCO 炭酸水素ナトリウム
NaOH 水酸化ナトリウム
NaSO 硫酸ナトリウム
s-BuLi sec-ブチルリチウム
RT 室温
Rt 保持時間
TEA トリエチルアミン
TFA トリフルオロ酢酸
TFAA トリフルオロ酢酸無水物
THF テトラヒドロフラン
TLC 薄層クロマトグラフィー
ZnI ヨウ化亜鉛
材料
別段に特記しない限り、すべての材料を商用供給者から得、さらに精製せずに使用した。無水溶媒をSigma-Aldrich(Milwaukee、WI)から得、そのまま使用した。空気-または水分不安定な試薬を必要とする反応はすべて、窒素雰囲気下で行った。
LCMS法1. 機器:MS、Waters QDa Mass Detector;HPLC、Waters Acquity Binary Solvent Manager;UV、Waters Acquity PDA。条件:移動相A、水95%/アセトニトリル5%、ギ酸0.1%含有;移動相B、アセトニトリル95%/水5%、ギ酸0.09%含有。カラム:Acquity UPLC BEH C18、1.7μm 2.1×50mm。カラム温度、35℃。LC勾配:2.0分でB5~100%、2.2分まで100%を維持。LC流速、0.6mL/分。UV波長、220nm及び254nm、イオン化モード:エレクトロスプレーイオン化;pos/neg。
中間体1:2-(ベンゾフラン-5-イルスルホニル)-1,2,3,4,5,6-ヘキサヒドロピロロ[3,4-c]ピロールヒドロクロリド
ステップ1. tert-ブチル5-(ベンゾフラン-5-イルスルホニル)-3,4,5,6-テトラヒドロピロロ[3,4-c]ピロール-2(1H)-カルボキシラート
アセトニトリル(20mL)及びDIEA(1.70mL、9.76mmol)中のtert-ブチル3,4,5,6-テトラヒドロピロロ[3,4-c]ピロール-2(1H)-カルボキシラート(0.7g、3.33mmol)の溶液に、1,4ジオキサン(17mL)中のベンゾフラン-5-スルホニルクロリド(17.48ml、3.50mmol)を添加した。得られた混合物を室温で終夜撹拌した。反応混合物を飽和塩化アンモニウム溶液及びEtOAcで後処理した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濾別し、減圧下で濃縮して、tert-ブチル5-(ベンゾフラン-5-イルスルホニル)-3,4,5,6-テトラヒドロピロロ[3,4-c]ピロール-2(1H)-カルボキシラート(1.3g、3.33mmol、100%)を油状物として得た。LCMS:m/z=413[M+Na]
ステップ2. 2-(ベンゾフラン-5-イルスルホニル)-1,2,3,4,5,6-ヘキサヒドロピロロ[3,4-c]ピロールヒドロクロリド
tert-ブチル5-(ベンゾフラン-5-イルスルホニル)-3,4,5,6-テトラヒドロピロロ[3,4-c]ピロール-2(1H)-カルボキシラート(1.3g、3.33mmol)を1,4-ジオキサン(0.500mL)、DCE(0.25mL)及び1,4-ジオキサン中4MのHCl(0.125mL)の混合物中で溶解させ、反応物を50℃で2時間にわたって加熱した。溶媒を減圧下で蒸発させ、反応混合物をトルエンと共に共沸乾燥させ、さらに真空下で終夜乾燥させて、2-(ベンゾフラン-5-イルスルホニル)-1,2,3,4,5,6-ヘキサヒドロピロロ[3,4-c]ピロールヒドロクロリド(0.95mg、3.33mmol、100%)を得た。LCMS:m/z=291[M+H]
中間体2:1-(6-((3,4,5,6-テトラヒドロピロロ[3,4-c]ピロール-2(1H)-イル)スルホニル)-2,3-ジヒドロ-4H-ベンゾ[b][1,4]オキサジン-4-イル)エタン-1-オン。
中間体1のために記載したとおり、適切な合成前駆体を使用して調製した。全収率94% LCMS:m/z=350[M+H]
中間体3:2-(4-フルオロフェニルスルホニル)-1,2,3,4,5,6-ヘキサヒドロピロロ[3,4-c]ピロール、TFA塩
ステップ1. tert-ブチル5-(4-フルオロフェニルスルホニル)-3,4,5,6-テトラヒドロピロロ[3,4-c]ピロール-2(1H)-カルボキシラート
DCM(50mL)中の4-フルオロベンゼン-1-スルホニルクロリド(2.366g、12.16mmol)、tert-ブチル3,4,5,6-テトラヒドロピロロ[3,4-c]ピロール-2(1H)-カルボキシラートヒドロクロリド(2.5g、10.13mmol)及びトリエチルアミン(4.24mL、30.4mmol)の混合物を室温で終夜撹拌した。溶媒を減圧下で除去し、残渣をEtOAcに入れ、水で2回洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させた。粗製の物質をシリカゲルでのカラムクロマトグラフィーで精製して、tert-ブチル5-(4-フルオロフェニルスルホニル)-3,4,5,6-テトラヒドロピロロ[3,4-c]ピロール-2(1H)-カルボキシラート(2.5g、6.79mmol、67%)を得た。1H NMR(300 MHz, CDCl3)δ ppm 7.73 - 7.92(m, 2 H), 7.14 - 7.32(m, 2 H), 3.93 - 4.19(m, 8 H), 1.40(s, 9H)。
ステップ2. 2-(4-フルオロフェニルスルホニル)-1,2,3,4,5,6-ヘキサヒドロピロロ[3,4-c]ピロール、TFA塩
DCM/TFA(1:1、80mL)中のtert-ブチル5-(4-フルオロフェニルスルホニル)-3,4,5,6-テトラヒドロピロロ[3,4-c]ピロール-2(1H)-カルボキシラート(2.5g、6.79mmol)の溶液を室温で3日間にわたって撹拌した。揮発性物質を減圧下で除去し、残渣をエーテルで処理し、濾過し、減圧下で乾燥させて、2-(4-フルオロフェニルスルホニル)-1,2,3,4,5,6-ヘキサヒドロピロロ[3,4-c]ピロール、TFA塩(2.48g、6.54mmol、96%)を得た。1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 9.57 (br s, 1 H), 7.82 - 8.06 (m, 2 H), 7.32 - 7.52 (m, 2 H), 3.69 - 4.27 (m, 8 H)。
中間体4:2-(ピリジン-2-イルスルホニル)-1,2,3,4,5,6-ヘキサヒドロピロロ[3,4-c]ピロール、TFA塩
中間体3のために記載したとおり、適切な合成前駆体を使用して調製した。
ステップ1. tert-ブチル5-(ピリジン-2-スルホニル)-1H,2H,3H,4H,5H,6H-ピロロ[3,4-c]ピロール-2-カルボキシラート。
オレンジ色の固体(100mg)として単離した。物質をさらに精製せずに使用した。LCMS:m/z=352[M+H]
ステップ2. 2-(ピリジン-2-イルスルホニル)-1,2,3,4,5,6-ヘキサヒドロピロロ[3,4-c]ピロール、TFA塩
白色の固体(90mg、87%)として単離した。LCMS:m/z=252[M+H]
中間体5:2-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イルスルホニル)-1,2,3,4,5,6-ヘキサヒドロピロロ[3,4-c]ピロール、TFA塩
中間体3のために記載したとおり、適切な合成前駆体を使用して調製した。
ステップ1. tert-ブチル5-[6-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-スルホニル]-1H,2H,3H,4H,5H,6H-ピロロ[3,4-c]ピロール-2-カルボキシラート
薄黄色の固体(25mg、25%)として単離した。
ステップ2. 2-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イルスルホニル)-1,2,3,4,5,6-ヘキサヒドロピロロ[3,4-c]ピロール、TFA塩
茶色の油状物(21mg、81%)として単離した。
中間体6:6-((3,4,5,6-テトラヒドロピロロ[3,4-c]ピロール-2(1H)-イル)スルホニル)ベンゾ[d]チアゾールヒドロクロリド
50mL丸底フラスコに、tert-ブチル3,4,5,6-テトラヒドロピロロ[3,4-c]ピロール-2(1H)-カルボキシラートヒドロクロリド(0.5g、2.026mmol)、DIEA(1.059ml、6.08mmol)、及びジオキサン(10mL)を添加して、茶色の懸濁液を得た。ベンゾ[d]チアゾール-6-スルホニルクロリド(0.497g、2.128mmol)を添加した。反応物を撹拌しながら2時間にわたって50℃で加熱した。揮発性物質を減圧下で除去した。残渣をジオキサン(10mL)中で再懸濁させ、ジオキサン中4MのHCl(5.07ml、20.26mmol)を添加した。反応物を撹拌しながら2時間にわたって、50℃で加熱した。揮発性物質を減圧下で除去して、6-((3,4,5,6-テトラヒドロピロロ[3,4-c]ピロール-2(1H)-イル)スルホニル)ベンゾ[d]チアゾールヒドロクロリド(0.640g、1.865mmol、92%)を茶色の油状物として得、これをさらに精製せずに次のステップで使用した。LCMS:m/z=307.9[M+H]
中間体7:2-((4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)スルホニル)-1,2,3,4,5,6-ヘキサヒドロピロロ[3,4-c]ピロールヒドロクロリド
中間体6のための手順に従って、適切な合成前駆体を使用して調製した。(0.652g、1.848mmol、91%)を得た。LCMS:m/z=317.1[M+H]
中間体8:2-(3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル)-2-ヒドロキシ酢酸
ステップ1. tert-ブチル6-ホルミル-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾオキサジン-4-カルボキシラート
窒素の不活性な雰囲気でパージし、かつそれを維持した50mL3つ口丸底フラスコに、テトラヒドロフラン(20mL)中のtert-ブチル6-ブロモ-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾオキサジン-4-カルボキシラート(628mg、2.00mmol、1.00当量)の溶液を添加した。混合物を-78℃で撹拌し、テトラヒドロフラン(10mL)中の(2-メチルプロピル)リチウム(ヘキサン中1.3M、1.7mL、1.10当量)の溶液を滴下添加した。反応混合物を15分間にわたって-78℃で撹拌し、次いで、THF中のDMF(292mg、4.00mmol、2.00当量)の溶液を-78℃で滴下添加した。次いで、反応混合物を2時間にわたって室温で撹拌した。水(1mL)を添加し、次いで、揮発性物質を減圧下で除去した。残渣を酢酸エチル(20mL)中で溶解させ、飽和塩化ナトリウム水溶液(3×5mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮した。残渣をシリカゲルTLCプレートで、酢酸エチル/石油エーテル(1:3)で溶離して精製して、tert-ブチル6-ホルミル-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾオキサジン-4-カルボキシラート(0.3g、57%)を黄色の固体として得た。LCMS:m/z=305[M+1+CHCN]
ステップ2. tert-ブチル6-[シアノ(ヒドロキシ)メチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾオキサジン-4-カルボキシラート
ジクロロメタン(20mL)中のtert-ブチル6-ホルミル-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾオキサジン-4-カルボキシラート(1g、3.80mmol)の溶液を0℃で、50mL丸底フラスコ中で撹拌した。トリメチルシランカルボニトリル(1.2g、12.10mmol)を0℃で滴下添加し、続いて、ZnI(120mg、0.38mmol)を添加した。反応溶液を16時間にわたって室温で撹拌し、次いで、減圧下で濃縮した。残渣を酢酸エチル(50mL)で希釈し、ブライン(3×15mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、tert-ブチル6-[シアノ(ヒドロキシ)メチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾオキサジン-4-カルボキシラート(1.16g)を薄茶色の油状物として得た。物質をさらに精製せずに使用した。LCMS:m/z=291[M+1]
ステップ3. メチル2-(3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル)-2-ヒドロキシアセタート
25mL丸底フラスコ内のメタノール(10mL)中のtert-ブチル6-[シアノ(ヒドロキシ)メチル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾオキサジン-4-カルボキシラート(1g、3.44mmol、1.00当量)の溶液を、酢酸エチル中のHClの飽和溶液(15mL)で滴下処理した。反応混合物を1時間にわたって50℃で撹拌した。揮発性物質を減圧下で除去し、残渣を水(5mL)で希釈した。pHを飽和炭酸ナトリウム水溶液で8に調節した。水相を酢酸エチル(50mL)で抽出し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルでのカラムクロマトグラフィーにより、酢酸エチル/石油エーテル(1:1)で溶離して精製して、メチル2-(3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル)-2-ヒドロキシアセタート(320mg、42%)を薄茶色の油状物として得た。LCMS:m/z=265[M+1+CHCN]
ステップ4. tert-ブチル6-(1-ヒドロキシ-2-メトキシ-2-オキソエチル)-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾオキサジン-4-カルボキシラート
メチル2-(3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル)-2-ヒドロキシアセタート(240mg、1.08mmol、1.00当量)、ジクロロメタン(3mL)、二炭酸ジ-tert-ブチル(281mg、1.29mmol、1.20当量)、TEA(217mg、2.14mmol、2.00当量)及びDMAP(13mg、0.11mmol、0.10当量)の混合物を2時間にわたって室温で、25-mL丸底フラスコ内で撹拌した。揮発性物質を減圧下で除去し、残渣を酢酸エチル(30mL)で希釈し、ブライン(3×5mL)で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルカラム上に施与し、CHCN:HO(1:4)で溶離して、tert-ブチル6-(1-ヒドロキシ-2-メトキシ-2-オキソエチル)-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾオキサジン-4-カルボキシラート(210mg、60%)を茶色の油状物として得た。LCMS:m/z=365[M+1+CHCN]
ステップ5. 2-(3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル)-2-ヒドロキシ酢酸
8mLバイアル内のtert-ブチル6-(1-ヒドロキシ-2-メトキシ-2-オキソエチル)-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾオキサジン-4-カルボキシラート(110mg、0.34mmol、1.00当量)、メタノール(1.6mL)、水(0.4mL)及び水酸化ナトリウム(27mg、0.68mmol、2.00当量)の混合物を2時間にわたって室温で撹拌した。揮発性物質を減圧下で除去した。残渣を水(5mL)で希釈し、溶液のpHを濃HCl水溶液で4に調節し、次いで、揮発性物質を減圧下で除去して、2-(3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル)-2-ヒドロキシ酢酸(120mg)を薄茶色の固体として得た。物質をさらに精製せずに使用した。LCMS:m/z=210[M+1]
中間体9:2-[2-[(tert-ブトキシ)カルボニル]-1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン-7-イル]-2-ヒドロキシ酢酸
ステップ1. 2,2,2-トリフルオロ-1-(1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン-2-イル)エタン-1-オン
50mL三つ口丸底フラスコ内の1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン(1.0g、7.51mmol)、ジクロロメタン(15mL)及びTEA(1.1g、10.87mmol)の混合物を10分間にわたって0℃で撹拌した。TFAA(1.9g、9.05mmol)を添加した。溶液を10分間にわたって0℃で、次いで、さらに2時間にわたって室温で撹拌した。反応混合物を真空下で濃縮した。残渣をシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィーにより精製し、酢酸エチル/石油エーテル(1:10)で溶離して、2,2,2-トリフルオロ-1-(1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン-2-イル)エタン-1-オン(1.49g、87%)を黄色の液体として得た。LCMS:m/z=271[M+CHCN+H]
ステップ2. エチル2-オキソ-2-[2-(トリフルオロアセチル)-1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン-7-イル]アセタート
窒素の不活性な雰囲気でパージされ、それを維持されている50mL三つ口丸底フラスコに、ジクロロメタン(30mL)及びAlCl(7.0g、52.6mmol)を添加した。反応混合物を10分間にわたって、0℃で、水/氷浴内で撹拌し、次いで、2,2,2-トリフルオロ-1-(1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン-2-イル)エタン-1-オン(3.0g、13.09mmol)及びエチル2-クロロ-2-オキソアセタート(2.46g、18.02mmol)を添加した。反応混合物をさらに2時間にわたって、室温で撹拌した。反応混合物を水/氷浴内で0℃に冷却し、次いで、2N HCl溶液(水溶液5mL)の添加によりクエンチした。溶液を酢酸エチルで抽出し、抽出物を無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮した。残渣をシリカゲルでのフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製し、酢酸エチル/石油エーテル(1:10)で溶離して、エチル2-オキソ-2-[2-(トリフルオロアセチル)-1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン-7-イル]アセタート(4.1g、95%)を黄色の油状物として得た。LCMS:m/z=330[M+H]
ステップ3. エチル2-ヒドロキシ-2-[2-(トリフルオロアセチル)-1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン-7-イル]アセタート
10mL丸底フラスコ内のエチル2-オキソ-2-[2-(トリフルオロアセチル)-1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン-7-イル]アセタート(1.0g、3.04mmol、1.00当量)、テトラヒドロフラン(5mL)及び水(2.5mL)の混合物をNaBH(56.2g、1.49mol、0.50当量)で処理した。反応混合物を30分間にわたって室温で撹拌し、次いで、水/氷浴で0℃に冷却した。反応物を水(1mL)の添加によりクエンチし、酢酸エチル(3×30mL)で抽出した。合わせた抽出物を無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮した。残渣をシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィーにより精製し、酢酸エチル/石油エーテル(1:5)で溶離して、エチル2-ヒドロキシ-2-[2-(トリフルオロアセチル)-1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン-7-イル]アセタート(0.93g、92%)を薄黄色の油状物として得た。
H NMR (300MHz, CDCl): δ ppm 7.31-7.14 (m, 3H), 5.13 (d, J = 6.0 Hz, 1H), 4.79-4.74 (m, 2H), 4.34-4.06 (m, 2H), 3.90-3.80 (m, 2H), 3.53 (d, J = 6.0 Hz, 1H), 2.97-2.92 (m, 2H), 1.26 (t, J = 3.0 Hz, 3H).
ステップ4. 2-[2-[(tert-ブトキシ)カルボニル]-1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン-7-イル]-2-ヒドロキシ酢酸
10mL丸底フラスコ内のメタノール(4mL)及び水(1mL)中のエチル2-ヒドロキシ-2-[2-(トリフルオロアセチル)-1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン-7-イル]アセタート(990mg、2.99mmol、1.00当量)の溶液を水酸化ナトリウム(240mg、6.00mmol、2.00当量)で処理した。反応混合物を30分間にわたって室温で撹拌し、次いで、二炭酸ジ-tert-ブチル(1.3g、5.96mmol、2.00当量)を添加し、反応混合物をさらに30分間にわたって室温で撹拌した。溶液のpH値を2N HCl水溶液で6に調節した。反応混合物を酢酸エチルで抽出し、抽出物を真空下で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムに施与し、ジクロロメタン/メタノール(5:1)で溶離して、2-[2-[(tert-ブトキシ)カルボニル]-1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン-7-イル]-2-ヒドロキシ酢酸(960mg)を白色の固体として得た。物質をさらに精製せずに使用した。
中間体10:(R)-2-ヒドロキシ-2-フェニル-1-(3,4,5,6-テトラヒドロピロロ[3,4-c]ピロール-2(1H)-イル)エタン-1-オン、TFA塩
ステップ1. tert-ブチル5-[(2R)-2-ヒドロキシ-2-フェニルアセチル]-1H,2H,3H,4H,5H,6H-ピロロ[3,4-c]ピロール-2-カルボキシラート
8mLバイアルに、tert-ブチル1H,2H,3H,4H,5H,6H-ピロロ[3,4-c]ピロール-2-カルボキシラート(120mg、0.57mmol、1.00当量)、DCM(2.00mL)、(2R)-2-ヒドロキシ-2-フェニル酢酸(104mg、0.68mmol、1.20当量)、DIEA(221mg、1.71mmol、3.00当量)及びHATU(238mg、0.63mmol、1.10当量)を添加した。溶液を3時間にわたって室温で撹拌し、次いで、真空下で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより、酢酸エチル/石油エーテル(1:1)で溶離して精製して、tert-ブチル5-[(2R)-2-ヒドロキシ-2-フェニルアセチル]-1H,2H,3H,4H,5H,6H-ピロロ[3,4-c]ピロール-2-カルボキシラート(102mg、52%)を薄黄色の油状物として得た。LCMS:m/z=345[M+1]
ステップ2.(R)-2-ヒドロキシ-2-フェニル-1-(3,4,5,6-テトラヒドロピロロ[3,4-c]ピロール-2(1H)-イル)エタン-1-オン、TFA塩
8mLバイアルに、tert-ブチル5-[(2R)-2-ヒドロキシ-2-フェニルアセチル]-1H,2H,3H,4H,5H,6H-ピロロ[3,4-c]ピロール-2-カルボキシラート(102mg、0.30mmol、1.00当量)、DCM(2.00mL)及びTFA(2.00mL)を添加した。溶液を2時間にわたって室温で撹拌し、次いで、真空下で濃縮して、(R)-2-ヒドロキシ-2-フェニル-1-(3,4,5,6-テトラヒドロピロロ[3,4-c]ピロール-2(1H)-イル)エタン-1-オン、TFA塩(139mg)を茶色の油状物として得た。物質をさらに精製せずに使用した。LCMS:m/z=245[M+1]
中間体11:(R)-2-ヒドロキシ-2-フェニル-1-(3,4,5,6-テトラヒドロピロロ[3,4-c]ピロール-2(1H)-イル)エタン-1-オンヒドロクロリド
ステップ1. tert-ブチル5-[(2R)-2-ヒドロキシ-2-フェニルアセチル]-1H,2H,3H,4H,5H,6H-ピロロ[3,4-c]ピロール-2-カルボキシラート
tert-ブチル1H,2H,3H,4H,5H,6H-ピロロ[3,4-c]ピロール-2-カルボキシラート(200mg、0.95mmol、1.00当量)、(2R)-2-ヒドロキシ-2-フェニル酢酸(144mg、0.95mmol、1.00当量)、HATU(532mg、1.40mmol、1.50当量)、DIEA(181mg、1.40mmol、1.50当量)及びDMF(5.00mL)を25mL丸底フラスコ内で合わせた。溶液を2時間にわたって室温で撹拌した。次いで、反応物を水20mLの添加によりクエンチした。溶液を酢酸エチル3×15mLで抽出し、ブライン15mLで洗浄した。有機相を無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより、酢酸エチル/石油エーテル(1:2)で溶離して精製して、tert-ブチル 5-[(2R)-2-ヒドロキシ-2-フェニルアセチル]-1H,2H,3H,4H,5H,6H-ピロロ[3,4-c]ピロール-2-カルボキシラート(120mg、37%)を薄黄色の固体として得た。
ステップ2.(R)-2-ヒドロキシ-2-フェニル-1-(3,4,5,6-テトラヒドロピロロ[3,4-c]ピロール-2(1H)-イル)エタン-1-オンヒドロクロリド
25mL丸底フラスコに、tert-ブチル5-[(2R)-2-ヒドロキシ-2-フェニルアセチル]-1H,2H,3H,4H,5H,6H-ピロロ[3,4-c]ピロール-2-カルボキシラート(120mg、0.35mmol、1.00当量)及び塩化水素で新たに飽和させた酢酸エチル(15.0mL)を添加した。溶液を終夜、室温で撹拌した。固体を濾別し、真空下で乾燥させて、(R)-2-ヒドロキシ-2-フェニル-1-(3,4,5,6-テトラヒドロピロロ[3,4-c]ピロール-2(1H)-イル)エタン-1-オンヒドロクロリド(85mg、87%)を灰色の固体として得た。
実施例1-1:N-(2-(5-(ベンゾフラン-5-イルスルホニル)-3,4,5,6-テトラヒドロピロロ[3,4-c]ピロール-2(1H)-イル)-2-オキソエチル)メタンスルホンアミド
DIEA10%を含むアセトニトリル(22mL)中の2-(ベンゾフラン-5-イルスルホニル)-1,2,3,4,5,6-ヘキサヒドロピロロ[3,4-c]ピロールヒドロクロリド(1.07g、3.27mmol)の溶液に、DIEA5%を含む1,4-ジオキサン(20mL)中の(メチルスルホニル)グリシン(561mg、3.66mmol)を、続いて、アセトニトリル(20mL)中のHBTU(1.263g、3.33mmol)を添加した。得られた混合物を室温で終夜撹拌した。揮発性物質を減圧下で蒸発させ、残渣をEtOAcと1N NaOH水溶液との間で分配した。合わせた有機相をブラインで洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濾過し、揮発性物質を減圧下で蒸発させた。残渣を分取HPLCにより精製して、N-(2-(5-(ベンゾフラン-5-イルスルホニル)-3,4,5,6-テトラヒドロピロロ[3,4-c]ピロール-2(1H)-イル)-2-オキソエチル)メタンスルホンアミドを得た。
下の表2中の実施例を、実施例1-1のために上に概説した手順に従って、適切な合成前駆体を使用して調製した。
実施例2-1:(1-(アミノメチル)シクロプロピル)(5-(ベンゾフラン-5-イルスルホニル)-3,4,5,6-テトラヒドロピロロ[3,4-c]ピロール-2(1H)-イル)メタノン
DCE/MeOHの3:1混合物(0.150mL)中のtert-ブチル((1-(5-(ベンゾフラン-5-イルスルホニル)-1,2,3,4,5,6-ヘキサヒドロピロロ[3,4-c]ピロール-2-カルボニル)シクロプロピル)メチル)カルバマート(14.6mg、0.03mmol)の溶液に、1,4-ジオキサン中4MのHCl(75μl、0.300mmol)を添加し、反応物を室温で2時間にわたって撹拌した。反応物を濃縮し、残渣をEtOAcと飽和NaHCO水溶液との間で分配した。合わせた有機相をブラインで洗浄し、NaSO上で乾燥させた。粗製の物質を分取HPLCにより精製して、(1-(アミノメチル)シクロプロピル)(5-(ベンゾフラン-5-イルスルホニル)-3,4,5,6-テトラヒドロピロロ[3,4-c]ピロール-2(1H)-イル)メタノンを得た。LCMS:m/z 388[M+H]
実施例3-1:5-(ベンゾフラン-5-イルスルホニル)-N-((テトラヒドロフラン-2-イル)メチル)-3,4,5,6-テトラヒドロピロロ[3,4-c]ピロール-2(1H)-カルボキサミド
アセトニトリル中の(テトラヒドロフラン-2-イル)メタンアミンの0.2M溶液(320μl、0.064mmol)に、ジ(1H-イミダゾール-1-イル)メタノン(15.57mg、0.096mmol)を添加した。混合物を室温で2時間にわたって撹拌し、次いで、DIEA10%を含むCHCN中の2-(ベンゾフラン-5-イルスルホニル)-1,2,3,4,5,6-ヘキサヒドロピロロ[3,4-c]ピロールの0.2M溶液(330μl、0.066mmol)を添加し、混合物を50℃で終夜撹拌した。溶媒を蒸発させ、残渣をDMSO500μL中で溶解させ、分取HPLCにより精製して、5-(ベンゾフラン-5-イルスルホニル)-N-((テトラヒドロフラン-2-イル)メチル)-3,4,5,6-テトラヒドロピロロ[3,4-c]ピロール-2(1H)-カルボキサミド(12mg、0.029mmol、収率44.9%)を得た。LCMS:m/z 418[M+H]
下の表3中の実施例を、実施例3-1のために上に概説した手順に従って、適切な合成前駆体を使用して調製した。
実施例4-1:(2R)-2-ヒドロキシ-2-フェニル-1-[5-(ピリジン-3-スルホニル)-1H,2H,3H,4H,5H,6H-ピロロ[3,4-c]ピロール-2-イル]エタン-1-オン
ジクロロメタン(6mL)中の(R)-2-ヒドロキシ-2-フェニル-1-(3,4,5,6-テトラヒドロピロロ[3,4-c]ピロール-2(1H)-イル)エタン-1-オン(113mg、0.462mmol)及びDIEA(0.242mL、1.385mmol)の溶液に、ピリジン-3-スルホニルクロリド(54.3mg、0.462mmol)を添加した。反応混合物を室温で4時間にわたって撹拌した。ジクロロメタンを反応混合物に添加し、有機相を水、飽和炭酸水素ナトリウム及びブラインで洗浄した。有機相を濃縮し、シリカでフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製した。(2R)-2-ヒドロキシ-2-フェニル-1-[5-(ピリジン-3-スルホニル)-1H,2H,3H,4H,5H,6H-ピロロ[3,4-c]ピロール-2-イル]エタン-1-オンを単離した。H NMR (300MHz, CDCl): δ ppm 8.96 (d, J = 1.5 Hz, 1H), 8.85 (dd, J1 = 1.8 Hz, J2 = 4.8 Hz, 1H), 8.19-8.23 (m, 1H), 7.63-7.67 (m, 1H), 7.29-7.34 (m, 5H), 5.63 (d, J = 6.3 Hz 1H), 5.16 (d, J = 6.3 Hz, 1H), 3.93-4.09 (m, 8H). LCMS: m/z =386 [M+H]
下の表4中の実施例を、実施例4-1のために上に概説した手順に従って、適切な合成前駆体を使用して調製した。
実施例5-1:5-(4-フルオロフェニルスルホニル)-N-(オキサゾール-5-イルメチル)-3,4,5,6-テトラヒドロピロロ[3,4-c]ピロール-2(1H)-カルボキサミド
25mL梨フラスコに、DCM(5ml)中のトリホスゲン(40.7mg、0.137mmol)を添加して、無色の溶液を得た。溶液を-10℃に冷却し、DCM(10mL)中のオキサゾール-5-イルメタンアミン(68.5mg、0.698mmoL)及びトリエチルアミン(2.57mmol)の溶液を滴下添加した。混合物を室温で1時間にわたって撹拌し、次いで、DCM(5ml)中の2-(4-フルオロフェニルスルホニル)-1,2,3,4,5,6-ヘキサヒドロピロロ[3,4-c]ピロール(TFA塩;267mg、0.698mmol)及びトリエチルアミン(2.54mg、2.52mmol)の溶液を添加した。混合物を室温で5時間にわたって撹拌した。反応物を塩化メチレンで希釈し、NaOH水溶液(1M)、水、及びブラインで洗浄した。有機相を分離し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。粗製の物質を分取HPLCにより精製して、5-(4-フルオロフェニルスルホニル)-N-(オキサゾール-5-イルメチル)-3,4,5,6-テトラヒドロピロロ[3,4-c]ピロール-2(1H)-カルボキサミド(8mg、0.0204mmol、2.92%)を得た。H NMR (300 MHz, DMSO-d): δ ppm 8.39 (br d, J = 1.76 Hz, 1 H), 7.81 - 8.01 (m, 2 H), 7.36 - 7.53 (m, 2 H), 6.93 (br t, J = 5.86 Hz, 1 H), 6.18 - 6.26 (m, 1 H), 4.32 (br d, J = 5.57 Hz, 2 H), 3.90 - 4.12 (m, 8 H). LCMS: m/z = 393.06 [M+H]
実施例5-2:5-(4-フルオロフェニルスルホニル)-N-((5-メチル-1,3,4-オキサジアゾール-2-イル)メチル)-3,4,5,6-テトラヒドロピロロ[3,4-c]ピロール-2(1H)-カルボキサミド
実施例5-1のために記載したとおりに、適切な合成前駆体を使用して調製した。(20mg、0.050mmol、7%)。H NMR (300 MHz, DMSO-d): δ ppm 7.88 (dd, J = 8.79, 5.28 Hz, 2 H), 7.43 (t, J = 8.79 Hz, 2 H), 6.87 - 7.05 (m, 1 H), 4.34 (br d, J = 5.57 Hz, 2 H), 4.04 (m, 4 H), 3.85 - 3.96 (m, 4 H), 2.40 (s, 3 H). LCMS: m/z = 408.10 [M+H]
実施例6-1:(5-(ベンゾ[d]チアゾール-6-イルスルホニル)-3,4,5,6-テトラヒドロピロロ[3,4-c]ピロール-2(1H)-イル)(モルホリノ)メタノン
窒素の不活性な雰囲気でパージし、かつそれを維持した8mLバイアルに、6-[1H,2H,3H,4H,5H,6H-ピロロ[3,4-c]ピロール-2-スルホニル]-1,3-ベンゾチアゾールヒドロクロリド(69mg、0.20mmol、1.00当量)、N,N-ジメチルホルムアミド(2mL)及びDIEA(77mg、0.60mmol、3.00当量)の混合物を添加し、続いて、ジトリクロロメチルカルボナート(30mg、0.10mmol、0.50当量)を添加した。溶液を1.0時間にわたって室温で、窒素雰囲気下で撹拌した。モルホリンを添加し(52mg、0.60mmol、3.00当量)、反応混合物を2時間にわたって、室温で撹拌した。粗生成物(200mg)を、次の条件で分取HPLCにより精製した:カラム:SunFire Prep C18 5um 19×150mm;移動相:水(10mM NHHCO及びNH.HO0.05%のバッファー)及びCHCN、10分でCHCN16%~34%の勾配;検出器UV波長:220nm。これにより、(5-(ベンゾ[d]チアゾール-6-イルスルホニル)-3,4,5,6-テトラヒドロピロロ[3,4-c]ピロール-2(1H)-イル)(モルホリノ)メタノン(21.6mg、26%)を白色の固体として得た。H NMR (300MHz, CDCl, ppm): δ 9.22 (s, 1H), 8.53 (d, J = 1.5 Hz, 1H), 8.29 (d, J = 7.8 Hz, 1 H), 7.98 (dd, J = 8.4 Hz, J = 1.8 Hz, 1H), 4.17-4.13 (m, 8H), 3.68-3.65 (m, 4H), 3.27-3.23 (m, 4H). LCMS:m/z = 421 [M+H]
実施例7-1:(5-((3,4-ジヒドロ-2H-ベンゾ[b][1,4]オキサジン-6-イル)スルホニル)-3,4,5,6-テトラヒドロピロロ[3,4-c]ピロール-2(1H)-イル)(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メタノン
ステップ1. 1-(6-[5-[(オキサン-4-イル)カルボニル]-1H,2H,3H,4H,5H,6H-ピロロ[3,4-c]ピロール-2-スルホニル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-4-イル)エタン-1-オン
窒素の不活性な雰囲気でパージし、かつそれを維持した8mLバイアルに、オキサン-4-カルボン酸(31mg、0.24mmol、1.20当量)、ジクロロメタン(3mL)、DIEA(77mg、0.60mmol、3.00当量)、1-(6-[1H,2H,3H,4H,5H,6H-ピロロ[3,4-c]ピロール-2-スルホニル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-4-イル)エタン-1-オンヒドロクロリド(77mg、0.20mmol、1.00当量)及びHATU(91mg、0.24mmol、1.20当量)を添加した。反応混合物を16時間にわたって室温で撹拌し、次いで、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィーによりジクロロメタン/メタノール(100/1)で溶離して精製して、1-(6-[5-[(オキサン-4-イル)カルボニル]-1H,2H,3H,4H,5H,6H-ピロロ[3,4-c]ピロール-2-スルホニル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-4-イル)エタン-1-オン(90mg、98%)を白色の固体として得た。LCMS:m/z=462.2[M+H]
ステップ2. 6-[5-[(オキサン-4-イル)カルボニル]-1H,2H,3H,4H,5H,6H-ピロロ[3,4-c]ピロール-2-スルホニル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾオキサジン
8mLバイアルに、1-(6-[5-[(オキサン-4-イル)カルボニル]-1H,2H,3H,4H,5H,6H-ピロロ[3,4-c]ピロール-2-スルホニル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-4-イル)エタン-1-オン(90mg、0.20mmol、1.00当量)、メタノール(2mL)、水(0.5mL)及び水酸化ナトリウム(32mg、0.80mmol、4.00当量)を添加した。得られた溶液を6時間にわたって室温で撹拌した。粗生成物を次の条件で分取HPLCにより精製した:カラム:Waters XBridge RP18 19×150mm、5um;移動相:水(NH.HO0.05%含有)及びCHCN、5分でCHCN28%~33%の勾配;検出器UV波長:220nm。これにより、6-[5-[(オキサン-4-イル)カルボニル]-1H,2H,3H,4H,5H,6H-ピロロ[3,4-c]ピロール-2-スルホニル]-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾオキサジン(32.3mg、39%)を白色の固体として得た。H NMR (300MHz, CDCl): δ ppm 7.14-7.11 (m, 2H), 6.87 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 4.32-4.00 (m, 12H), 3.48-3.42 (m, 4H), 2.56-2.48 (m, 1H), 2.01-1.81 (m, 2H), 1.62-1.58 (m, 2H). LCMS: m/z = 420 [M+H]
実施例8-1:1-(5-[[4-(ジフルオロメトキシ)ベンゼン]スルホニル]-1H,2H,3H,4H,5H,6H-ピロロ[3,4-c]ピロール-2-イル)-2-(ピリジン-2-イル)エタン-1-オン
50mL丸底フラスコに、2-(ピリジン-2-イル)酢酸ヒドロクロリド(48mg、0.28mmol、1.00当量)、2-[[4-(ジフルオロメトキシ)ベンゼン]スルホニル]-1H,2H,3H,4H,5H,6H-ピロロ[3,4-c]ピロールヒドロクロリド(100mg、0.28mmol、1.00当量)、DIEA(155mg、1.20mmol、4.00当量)、ジクロロメタン(5mL)及びHATU(114mg、0.30mmol、1.00当量)の混合物を入れた。反応混合物を4時間にわたって25℃で撹拌した。次いで、反応物を水10mLの添加によりクエンチし、水相をジクロロメタン3×10mLで抽出し、水及びブラインで洗浄した。粗生成物(80mg)を次の条件で分取HPLCにより精製した。カラム:SunFire Prep C18 5μm 19×150mm;移動相:水(TFA0.1%含有)及びCHCN、7分でCHCN43%~73%の勾配;検出器UV波長:220nm。これは、1-(5-[[4-(ジフルオロメトキシ)ベンゼン]スルホニル]-1H,2H,3H,4H,5H,6H-ピロロ[3,4-c]ピロール-2-イル)-2-(ピリジン-2-イル)エタン-1-オン25.6mg(21%)を白色の固体としてもたらした。H NMR (300MHz, DMSO-d6, ppm): δ 8.50-8.51 (d, J = 4.2Hz, 1H), 7.84-7.89 (m, 2H), 7.71-7.76 (t, J = 7.5 Hz, 1H), 7.44-7.46 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 7.23-7.29 (m, 3H), 6.37-6.85 (t, J = 72.6 Hz, 1H), 4.40 ( br, 2H), 3.97-4.14 (br, 6H), 3.90-3.94 ( br, 2H). LC-MS (ESI) m/z:C2019Sでの計算値: 435.11;実測値: 436 [M+H]
下の表5中の実施例を、実施例8-1のために上に概説した手順に従って、適切な合成前駆体を使用して調製した。
*化合物8-2及び8-3は、鏡像異性体であるが、絶対立体化学は未決定である。これらの化合物をラセミ体として調製し、次いで、Chiral-Prep-HPLC(SHIMADZU LC-20AT)により、次の条件で分離した:カラム、REPAIRED IA;移動相:DCM:IPA(10:90;DEA0.1%含有)で定組成溶離;流速:20mL/分;検出器UV波長:254nm。
実施例9-1:1-(5-[[4-(ジフルオロメトキシ)ベンゼン]スルホニル]-1H,2H,3H,4H,5H,6H-ピロロ[3,4-c]ピロール-2-イル)-2-ヒドロキシ-2-(ピリジン-3-イル)エタン-1-オン
8mLバイアル(1atm)に、2-ヒドロキシ-2-(ピリジン-3-イル)酢酸(39.8mg、0.26mmol、1.30当量)、N,N-ジメチルホルムアミド(1.5mL)、2-((4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)スルホニル)-1,2,3,4,5,6-ヘキサヒドロピロロ[3,4-c]ピロールヒドロクロリド(70.6mg、0.20mmol、1.00当量)、DIEA(65mg、0.50mmol、2.50当量)及びHATU(91mg、0.24mmol、1.20当量)の混合物を入れた。得られた溶液を16時間にわたって室温で撹拌した。反応溶液を酢酸エチル50mLで希釈し、ブライン4×10mLで洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。粗生成物を分取TLCにより精製した。これは、1-(5-[[4-(ジフルオロメトキシ)ベンゼン]スルホニル]-1H,2H,3H,4H,5H,6H-ピロロ[3,4-c]ピロール-2-イル)-2-ヒドロキシ-2-(ピリジン-3-イル)エタン-1-オンをオフホワイト色の固体としてもたらした。H NMR (300MHz, CDCl): δ ppm 8.66 (d, J = 4.8 Hz, 1H), 8.65-7.87 (m, 2H), 7.51-7.48 (m, 1H), 7.48-7.31 (m, 5H), 5.01 (s, 1H), 4.32-4.15 (m, 7H), 3.63 (d, J = 12.3 Hz, 1H). LCMS m/z: 452 [M+H]
下の表6中の実施例を、実施例9-1のために上に概説した手順に従って、適切な合成前駆体を使用して調製した。
*実施例9-4及び実施例9-5は、鏡像異性体であるが、絶対立体化学は未決定である。これらの化合物をラセミ体として調製し、次いで、Chiral-Prep-HPLC(SHIMADZU LC-20AT)により、次の条件で分離した:カラム:CHIRALPAK IC;移動相 溶媒A:エタノール、溶媒B:メタノール;検出器UV波長:220nm。
実施例9-2:(2R)-2-ヒドロキシ-2-フェニル-1-(5-(ピリジン-2-イルスルホニル)-3,4,5,6-テトラヒドロピロロ[3,4-c]ピロール-2(1H)-イル)エタン-1-オンの合成
中間体A:tert-ブチル5-(ピリジン-2-イルスルホニル)-3,4,5,6-テトラヒドロピロロ[3,4-c]ピロール-2(1H)-カルボキシラート
室温のジクロロメタン(25mL)中のtert-ブチル3,4,5,6-テトラヒドロピロロ[3,4-c]ピロール-2(1H)-カルボキシラート、HCl(1.10g、4.46mmol)の懸濁液に、TEA(1.49mL、10.7mmol)を、続いて、ピリジン-2-スルホニルクロリド(0.950g、5.35mmol)を添加した。反応混合物を室温で3時間にわたって撹拌した。溶媒を減圧下で除去し、残渣をEtOAc(50mL)に入れた。有機混合物を水(50mL)及び飽和塩化ナトリウム水溶液(50mL)で連続的に洗浄した。有機層を収集し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。粗製の物質をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(5分間にわたってEtOAc0%/ヘキサン、次いで、30分間にわたってEtOAc0~75%/ヘキサン)により精製して、tert-ブチル5-(ピリジン-2-イルスルホニル)-3,4,5,6-テトラヒドロピロロ[3,4-c]ピロール-2(1H)-カルボキシラート(0.57g、1.622mmol、収率36.4%)を得た。LCMS (m/z, M+H+)351.9, 1H-NMR(300MHz, CDCl3) :δ ppm 8.69 (m, 1H), 8.00 - 7.88 (m, 2H), 7.49(m, 1H), 4.33 (m, 4H), 4.05 (m, 4H), 1.45 (s, 9H).
中間体B:2-(ピリジン-2-イルスルホニル)-1,2,3,4,5,6-ヘキサヒドロピロロ[3,4-c]ピロール、HCl
ジクロロメタン(4.96ml)中のtert-ブチル5-(ピリジン-2-イルスルホニル)-3,4,5,6-テトラヒドロピロロ[3,4-c]ピロール-2(1H)-カルボキシラート(0.570g、1.62mmol)の溶液に、4M HCl/ジオキサン(17.6ml)を添加した。反応混合物を室温で1時間にわたって撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮し、次いで、エーテルで粉砕した。白色の固体を濾別して、2-(ピリジン-2-イルスルホニル)-1,2,3,4,5,6-ヘキサヒドロピロロ[3,4-c]ピロール、HCl(0.547g、1.90mmol、定量収率)を得、これをさらに精製せずに次のステップで使用した。LCMS (m/z, M+H+) 252.0, 1H-NMR (300MHz, DMSO-d6) : δ ppm 9.99 (br m, 2H), 8.75(m, 1H), 8.13 (m, 1H), 7.97 (m, 1H), 7.71 (m 1H), 4.24 (m, 4H), 3.89 (m, 4H).
(R)-2-ヒドロキシ-2-フェニル-1-(5-(ピリジン-2-イルスルホニル)-3,4,5,6-テトラヒドロピロロ[3,4-c]ピロール-2(1H)-イル)エタン-1-オン
ジクロロメタン(12.6mL)中の2-(ピリジン-2-イルスルホニル)-1,2,3,4,5,6-ヘキサヒドロピロロ[3,4-c]ピロール、HCl(0.547g、1.90mmol)の懸濁液に、(R)-2-ヒドロキシ-2-フェニル酢酸(0.241g、1.58mmol)、BOP(0.771g、1.74mmol)及びDIEA(0.830ml、4.75mmol)を添加した。反応混合物を室温で2時間にわたって撹拌した。酢酸エチル(50mL)を添加し、有機相を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(50mL)及び飽和塩化ナトリウム水溶液(50mL)で洗浄した。有機相を硫酸マグネシウム上で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。粗製の物質をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより(MeOH0~10%/ジクロロメタンの勾配)で精製して、(R)-2-ヒドロキシ-2-フェニル-1-(5-(ピリジン-2-イルスルホニル)-5,6-ジヒドロピロロ[3,4-c]ピロール-2(1H,3H,4H)-イル)エタノン(0.353g、0.916mmol、収率57.8%)を得た。LCMS (m/z, M+H+) 385.9, 1H-NMR (300MHz, DMSO-d6): δ ppm 8.69 (m, 1H), 8.07 (m, 1H),7.91 (m, 1H), 7.68-7.64 (m, 1H), 7.33-7.26 (m, 5H), 5.64 (d,J = 6.0Hz, 1H), 5.14 (d,J = 6.3Hz, 1H), 4.30 - 3.88 (m, 8H).
実施例10-1及び10-2:(2R)-1-(5-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニルスルホニル)-4,5-ジヒドロピロロ[3,4-c]ピロール-2(1H,3H,4H)-イル)-2-ヒドロキシ-2-(4-メチル-3,4-ジヒドロ-2H-ベンゾ[b][1,4]オキサジン-6-イル)エタノン及び(2S)-1-(5-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニルスルホニル)-4,5-ジヒドロピロロ[3,4-c]ピロール-2(1H,3H,4H)-イル)-2-ヒドロキシ-2-(4-メチル-3,4-ジヒドロ-2H-ベンゾ[b][1,4]オキサジン-6-イル)エタノン
1-(5-[[4-(ジフルオロメトキシ)ベンゼン]スルホニル]-1H,2H,3H,4H,5H,6H-ピロロ[3,4-c]ピロール-2-イル)-2-(3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル)-2-ヒドロキシエタン-1-オン(174mg、0.34mmol、1.00当量)、メタノール(2mL)、ホルムアルデヒド(20.6mg、2.00当量)、NaBHCN(64.8mg、1.03mmol、3.00当量)及び酢酸(2mg、0.03mmol、0.10当量)を10mL丸底フラスコに添加した。溶液を1時間にわたって室温で撹拌し、次いで、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルでのフラッシュカラムクロマトグラフィーによりジクロロメタン/メタノール(15:1)で溶離して精製して、ラセミの1-(5-[[4-(ジフルオロメトキシ)ベンゼン]スルホニル]-1H,2H,3H,4H,5H,6H-ピロロ[3,4-c]ピロール-2-イル)-2-ヒドロキシ-2-(4-メチル-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾキサジン-6-イル)エタン-1-オン(140mg、78%)を白色の固体として得た。鏡像異性体をChiral-Prep-HPLC(SHIMADZU LC-20AT)により次の条件で分離した:Column、Lux Cellulose-4;移動相 溶媒A:エタノール、溶媒B:メタノール;検出器UV波長:220nm。これにより次が得られた:
実施例10-1(第1に溶離する鏡像異性体):(2R)-1-(5-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニルスルホニル)-4,5-ジヒドロピロロ[3,4-c]ピロール-2(1H,3H,4H)-イル)-2-ヒドロキシ-2-(4-メチル-3,4-ジヒドロ-2H-ベンゾ[b][1,4]オキサジン-6-イル)エタノン。白色の固体(26.5mg、19%)として単離された。H NMR (300MHz, CDCl): δ ppm 7.89 (m, 2H), 7.39 (t, 3H), 6.49-6.65 (m, 3H), 5.32 (d, J = 6.6 Hz, 1H), 4.98 (d, J = 6.3 Hz, 1H), 3.81-4.25 (m, 10H), 3.21 (m, 2H), 2.75(d, 3H). LCMS: m/z = 522 [M+H]絶対立体化学は未決定。
実施例10-2(第2に溶離する鏡像異性体):(2S)-1-(5-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニルスルホニル)-4,5-ジヒドロピロロ[3,4-c]ピロール-2(1H,3H,4H)-イル)-2-ヒドロキシ-2-(4-メチル-3,4-ジヒドロ-2H-ベンゾ[b][1,4]オキサジン-6-イル)エタノン。白色の固体(22.7mg、16%)として単離された。H NMR (300MHz, CDCl): δ ppm 7.86 (m, 2H), 7.20 (m, 2H), 6.37-6.85 (m, 4H), 4.89 (s,1H), 4.02-4.40 (m, 10H), 3.72 (m, 1H), 3.29 (m, 2H), 2.91(s, 3H). LCMS: m/z = 522 [M+H]絶対立体化学は未決定。
実施例11-1及び11-2:(2S)-1-(5-[[4-(ジフルオロメトキシ)ベンゼン]スルホニル]-1H,2H,3H,4H,5H,6H-ピロロ[3,4-c]ピロール-2-イル)-2-ヒドロキシ-2-(1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン-7-イル)エタン-1-オン及び(2R)-1-(5-[[4-(ジフルオロメトキシ)ベンゼン]スルホニル]-1H,2H,3H,4H,5H,6H-ピロロ[3,4-c]ピロール-2-イル)-2-ヒドロキシ-2-(1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン-7-イル)エタン-1-オン
ステップ1. tert-ブチル7-[2-(5-[[4-(ジフルオロメトキシ)ベンゼン]スルホニル]-1H,2H,3H,4H,5H,6H-ピロロ[3,4-c]ピロール-2-イル)-1-ヒドロキシ-2-オキソエチル]-1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン-2-カルボキシラート
2-[2-[(tert-ブトキシ)カルボニル]-1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン-7-イル]-2-ヒドロキシ酢酸(184mg、0.60mmol、1.00当量)、2-[[4-(ジフルオロメトキシ)ベンゼン]スルホニル]-1H,2H,3H,4H,5H,6H-ピロロ[3,4-c]ピロールヒドロクロリド(187mg、0.53mmol、1.00当量)、ジクロロメタン(5mL)、DIEA(205mg、1.59mmol、3.00当量)及びHATU(242mg、0.64mmol、1.20当量)を50mL丸底フラスコに添加した。混合物を30分間にわたって室温で撹拌し、次いで、揮発性物質を減圧下で除去した。残渣をシリカゲルでのフラッシュカラムクロマトグラフィーによりジクロロメタン/メタノール(15:1)で溶離して精製して、tert-ブチル7-[2-(5-[[4-(ジフルオロメトキシ)ベンゼン]スルホニル]-1H,2H,3H,4H,5H,6H-ピロロ[3,4-c]ピロール-2-イル)-1-ヒドロキシ-2-オキソエチル]-1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン-2-カルボキシラート(318mg、88%)を黄色の固体として得た。LCMS:m/z=606[M+H]
ステップ2.(2S)-1-(5-[[4-(ジフルオロメトキシ)ベンゼン]スルホニル]-1H,2H,3H,4H,5H,6H-ピロロ[3,4-c]ピロール-2-イル)-2-ヒドロキシ-2-(1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン-7-イル)エタン-1-オン及び(2R)-1-(5-[[4-(ジフルオロメトキシ)ベンゼン]スルホニル]-1H,2H,3H,4H,5H,6H-ピロロ[3,4-c]ピロール-2-イル)-2-ヒドロキシ-2-(1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン-7-イル)エタン-1-オン
tert-ブチル7-[2-(5-[[4-(ジフルオロメトキシ)ベンゼン]スルホニル]-1H,2H,3H,4H,5H,6H-ピロロ[3,4-c]ピロール-2-イル)-1-ヒドロキシ-2-オキソエチル]-1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン-2-カルボキシラート(60.5mg、0.10mmol、1.00当量)、ジクロロメタン(3mL)、及びトリフルオロ酢酸(1mL)を10mL丸底フラスコに添加した。溶液を3時間にわたって室温で撹拌した。溶液のpHを2N炭酸水素ナトリウム水溶液で8.0に調節した。混合物をジクロロメタン(3×15mL)で抽出し、合わせた抽出物を無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルでのフラッシュカラムクロマトグラフィーによりジクロロメタン/メタノール(10:1)で溶離して精製して、ラセミの1-(5-[[4-(ジフルオロメトキシ)ベンゼン]スルホニル]-1H,2H,3H,4H,5H,6H-ピロロ[3,4-c]ピロール-2-イル)-2-ヒドロキシ-2-(1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン-7-イル)エタン-1-オン(40mg、79%)を白色の固体として得た。鏡像異性体をChiral-Prep-HPLC(SHIMADZU LC-20AT)により次の条件で分離した:カラム、DAICEL CHIRALPAK IC 20×250mm 5um;移動相:溶媒A:CH3CN(DEA0.1%含有)、溶媒B:IPA、30分で溶媒B20~50%の勾配;検出器UV波長:230nm。これにより次を得た:
実施例11-1:(2S)-1-(5-[[4-(ジフルオロメトキシ)ベンゼン]スルホニル]-1H,2H,3H,4H,5H,6H-ピロロ[3,4-c]ピロール-2-イル)-2-ヒドロキシ-2-(1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン-7-イル)エタン-1-オン。白色の固体(13.7mg、27%)として単離。H NMR (300MHz, CDOD): δ ppm 7.89 (m, 2H), 7.35 (d, J = 9.0 Hz, 2H), 7.24-6.75 (m, 4H), 5.33 (s, 1H), 4.25-4.09 (m, 7H), 3.98 (d, J = 7.5 Hz, 2H), 3.83-3.79 (m, 1H), 3.09 (t, J = 6.3 Hz, 2H), 2.86-2.81 (m, 2H). LCMS: m/z = 506 [M+H]絶対立体化学は未決定。
実施例11-2:(2R)-1-(5-[[4-(ジフルオロメトキシ)ベンゼン]スルホニル]-1H,2H,3H,4H,5H,6H-ピロロ[3,4-c]ピロール-2-イル)-2-ヒドロキシ-2-(1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン-7-イル)エタン-1-オン。白色の固体(11.3mg、22%)として単離した。H NMR (300MHz, CDOD): δ ppm 7.89 (m, 2H), 7.35 (d, J = 9.0 Hz, 2H), 7.24-6.75 (m, 4H), 5.15 (s, 1H), 4.25-4.09 (m, 7H), 3.98 (d, J = 7.5 Hz, 2H), 3.83-3.78 (m, 1H), 3.09 (t, J = 6.3 Hz, 2H), 2.86-2.81 (m, 2H). LCMS: m/z = 506 [M+H]絶対立体化学は未決定。
実施例19-1:(3-ベンジル-3-ヒドロキシアゼチジン-1-イル)(5-(キノリン-8-イルスルホニル)-4,5-ジヒドロピロロ[3,4-c]ピロール-2(1H,3H,4H)-イル)メタノン
ステップ1. tert-ブチル5-(キノリン-8-イルスルホニル)-4,5-ジヒドロピロロ[3,4-c]ピロール-2(1H,3H,4H)-カルボキシラート
tert-ブチル4,5-ジヒドロピロロ[3,4-c]ピロール-2(1H,3H,4H)-カルボキシラート(84mg、0.40mmol、1.00当量)、DCM(8.00mL)、DIEA(77.3mg、0.60mmol、1.50当量)及びキノリン-8-スルホニルクロリド(100mg、0.44mmol、1.10当量)を50mL丸底フラスコ内で合わせた。溶液を16時間にわたって20℃で撹拌し、次いで、真空下で濃縮した。残渣を酢酸エチル(10mL)で希釈し、水(3×3mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、次いで、濃縮して、tert-ブチル5-(キノリン-8-イルスルホニル)-4,5-ジヒドロピロロ[3,4-c]ピロール-2(1H,3H,4H)-カルボキシラートをピンク色の固体(140mg、87%)として得た。LCMS:m/z=402[M+H]
ステップ2. 8-(4,5-ジヒドロピロロ[3,4-c]ピロール-2(1H,3H,4H)-イルスルホニル)キノリンヒドロクロリド
酢酸エチル(5.60mL)、濃塩化水素水溶液(38mg、3.00当量)、及びtert-ブチル5-(キノリン-8-イルスルホニル)-4,5-ジヒドロピロロ[3,4-c]ピロール-2(1H,3H,4H)-カルボキシラート(140mg、0.35mmol、1.00当量)を50mL丸底フラスコ内で合わせた。溶液を6時間にわたって25℃で撹拌し、次いで、固体を濾過により収集して、8-(4,5-ジヒドロピロロ[3,4-c]ピロール-2(1H,3H,4H)-イルスルホニル)キノリンヒドロクロリドをピンク色の固体(110mg、93%)として得た。LCMS:m/z=302[M+H]
ステップ3.(3-ベンジル-3-ヒドロキシアゼチジン-1-イル)(5-(キノリン-8-イルスルホニル)-4,5-ジヒドロピロロ[3,4-c]ピロール-2(1H,3H,4H)-イル)メタノン
8-(4,5-ジヒドロピロロ[3,4-c]ピロール-2(1H,3H,4H)-イルスルホニル)キノリンヒドロクロリド(100mg、0.30mmol、1.00当量)、THF(25.0mL)、TEA(179mg、1.77mmol、6.00当量)及びジトリクロロメチルカルボナート(44mg、0.15mmol、0.50当量)を50mL丸底フラスコ内で合わせた。溶液を2時間にわたって25℃で撹拌し、次いで、3-ベンジルアゼチジン-3-オール(97mg、0.59mmol、2.00当量)を添加した。溶液をさらに2時間にわたって25℃で撹拌し、次いで、酢酸エチル(50mL)で希釈し、水(3×25mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させた。固体を濾別した。濾液を真空下で濃縮した。粗製の物質を分取HPLCにより次の条件で精製した:カラム、SunFire Prep C18 19×150mm;移動相、水(TFA0.1%含有)及びACN、6分でACN39%~44%の勾配;検出器UV波長、220nm。これにより、(3-ベンジル-3-ヒドロキシアゼチジン-1-イル)(5-(キノリン-8-イルスルホニル)-4,5-ジヒドロピロロ[3,4-c]ピロール-2(1H,3H,4H)-イル)メタノンを白色の固体(44mg、30%)として得た。H NMR (300MHz, CDCl, ppm): δ 9.05 (d, J = 9.6 Hz, 1H), 8.56 (d, J = 6.6 Hz, 1H), 8.32 (d, J = 8.1 Hz, 1 1H), 8.07 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 7.64 (m, 1H), 7.56 (m, 1H), 7.35 (m, 3H), 7.22 (m, 2H), 4.51 (m, 4H), 4.10 (m, 6H), 3.85 (m, 2H), 3.06 (m, 2H). LCMS: m/z = 491 [M+H]
実施例13-1:(R)-4-((5-(2-ヒドロキシ-2-フェニルアセチル)-3,4,5,6-テトラヒドロピロロ[3,4-c]ピロール-2(1H)-イル)スルホニル)ベンゼンスルホンアミド
(R)-2-ヒドロキシ-2-フェニル-1-(3,4,5,6-テトラヒドロピロロ[3,4-c]ピロール-2(1H)-イル)エタン-1-オンヒドロクロリド(40mg、0.14mmol、1.00当量)、TEA(36mg、0.36mmol、2.50当量)及びDCM(4.00mL)を25mL丸底フラスコ内で合わせ、撹拌した。4-スルファモイルベンゼン-1-スルホニルクロリド(36.4mg、0.14mmol、1.00当量)を添加し、溶液を2時間にわたって室温で撹拌した。次いで、反応物を水4mLの添加によりクエンチし、DCM3×10mLで抽出し、ブライン10mLで洗浄した。有機相を無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。粗生成物をメタノールから再結晶化させて、(R)-4-((5-(2-ヒドロキシ-2-フェニルアセチル)-3,4,5,6-テトラヒドロピロロ[3,4-c]ピロール-2(1H)-イル)スルホニル)ベンゼンスルホンアミド(24mg、36%)を白色の固体として得た。H NMR (300MHz, DMSO-d, ppm): δ 8.01 (s, 4H), 7.62 (br. s, 2H), 7.25-7.34 (m, 5H), 5.61-5.64 (d, 1H), 5.14-5.18 (d, 1H), 3.83-4.30 (m, 8H). LCMS: m/z = 464 [M+H]
実施例14-1:(R)-N-(2-フルオロ-5-((5-(2-ヒドロキシ-2-フェニルアセチル)-3,4,5,6-テトラヒドロピロロ[3,4-c]ピロール-2(1H)-イル)スルホニル)フェニル)アセトアミド
ステップ1. tert-ブチル5-((3-アセトアミド-4-フルオロフェニル)スルホニル)-3,4,5,6-テトラヒドロピロロ[3,4-c]ピロール-2(1H)-カルボキシラート
8mLバイアルに、tert-ブチル3,4,5,6-テトラヒドロピロロ[3,4-c]ピロール-2(1H)-カルボキシラート(75mg、0.36mmol、1.00当量)、トリエチルアミン(54mg、0.53mmol、1.50当量)、3-アセトアミド-4-フルオロベンゼン-1-スルホニルクロリド(90mg、0.36mmol、1.00当量)、及びDCM(1.00mL)を添加した。溶液を3時間にわたって室温で撹拌した。次いで、反応物を水10mLの添加によりクエンチした。溶液をDCM3×10mLで抽出し、ブライン10mLで洗浄した。有機相を無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮して、tert-ブチル5-((3-アセトアミド-4-フルオロフェニル)スルホニル)-3,4,5,6-テトラヒドロピロロ[3,4-c]ピロール-2(1H)-カルボキシラート(100mg、66%)を白色の固体として得た。LCMS:m/z=426[M+H]
ステップ2. N-(2-フルオロ-5-((3,4,5,6-テトラヒドロピロロ[3,4-c]ピロール-2(1H)-イル)スルホニル)フェニル)アセトアミドヒドロクロリド
50mL丸底フラスコに、tert-ブチル5-((3-アセトアミド-4-フルオロフェニル)スルホニル)-3,4,5,6-テトラヒドロピロロ[3,4-c]ピロール-2(1H)-カルボキシラート(100mg、0.24mmol、1.00当量)及び塩化水素ガスで新たに飽和させた酢酸エチル(20mL)を添加した。溶液を終夜室温で撹拌した。固体を濾過により収集して、N-(2-フルオロ-5-((3,4,5,6-テトラヒドロピロロ[3,4-c]ピロール-2(1H)-イル)スルホニル)フェニル)アセトアミドヒドロクロリド(65mg、76%)を灰色の固体として得た。LCMS:m/z=326[M+H]
ステップ3.(R)-N-(2-フルオロ-5-((5-(2-ヒドロキシ-2-フェニルアセチル)-3,4,5,6-テトラヒドロピロロ[3,4-c]ピロール-2(1H)-イル)スルホニル)フェニル)アセトアミド
8mLバイアルに、N-(2-フルオロ-5-((3,4,5,6-テトラヒドロピロロ[3,4-c]ピロール-2(1H)-イル)スルホニル)フェニル)アセトアミドヒドロクロリド(60mg、0.17mmol、1.00当量)、(2R)-2-ヒドロキシ-2-フェニル酢酸(25mg、0.16mmol、1.00当量)、HATU(94mg、0.25mmol、1.50当量)及びDIEA(53mg、0.41mmol、2.50当量)、及びDMF(5.00mL)を添加した。溶液を2時間にわたって室温で撹拌した。次いで、反応物を水10mLの添加によりクエンチした。溶液を酢酸エチル3×15mLで抽出し、ブライン15mLで洗浄した。有機相を無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣(50mg)を分取HPLC(Waters I)により、次の条件で精製した:カラム、Xbridge Prep RP18 5μm 19×150mm;移動相、水(10mM NHHCO+アンモニア0.05%含有)及びCHCN、7分でCHCN87%~92%の勾配;検出器UV波長、254nm。これにより、(R)-N-(2-フルオロ-5-((5-(2-ヒドロキシ-2-フェニルアセチル)-3,4,5,6-テトラヒドロピロロ[3,4-c]ピロール-2(1H)-イル)スルホニル)フェニル)アセトアミド(7mg、9%)を白色の固体として得た。H NMR (300MHz, DMSO-d, ppm): δ 10.04 (s, 1H), 8.49-8.52 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 7.27-7.53 (m, 7H), 5.61-5.63 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 5.14-5.16 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 3.89-4.11 (m, 8H), 2.11 (s, 3H). LCMS: m/z = 460 [M+H]
実施例15-1:N-[(2-フルオロフェニル)メチル]-5-(6-メチルピリジン-2-スルホニル)-1H,2H,3H,4H,5H,6H-ピロロ[3,4-c]ピロール-2-カルボキサミド
ステップ1. 2-(ベンジルスルファニル)-6-メチルピリジン
250mL丸底フラスコに、2-クロロ-6-メチルピリジン(5.00g、39.19mmol、1.00当量)、DMSO(80mL)、フェニルメタンチオール(5.37g、43.24mmol、1.10当量)及び炭酸カリウム(10.9g、78.87mmol、2.00当量)を添加した。溶液を3時間にわたって150℃で撹拌し、次いで、室温に冷却した。溶液を酢酸エチル300mLで希釈し、ブライン4×50mLで洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮して、2-(ベンジルスルファニル)-6-メチルピリジン(7.60g)を薄茶色の油状物として得た。物質をさらに精製せずに使用した。LCMS:m/z=216[M+H]
ステップ2. 6-メチルピリジン-2-スルホニルクロリド
50mL丸底フラスコに、2-(ベンジルスルファニル)-6-メチルピリジン(580mg、2.69mmol、1.00当量)、ACN(20.0mL)、水(0.60mL)及びAcOH(1.30mL)を添加した。NCS(1.80g、13.48mmol、5.00当量)を少しずつ添加した。溶液を2時間にわたって室温で撹拌し、次いで、真空下で濃縮した。残渣をHO5mLで希釈した。溶液のpH値を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で8に調節した。溶液を酢酸エチル80mLで抽出した。有機相をブライン3×10mLで洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより、酢酸エチル/石油エーテル(1:5)で溶離して精製して、6-メチルピリジン-2-スルホニルクロリド(80mg、15%)を粘稠性の黄色の油状物として得た。LCMS:m/z=192[M+H]
ステップ3. tert-ブチル5-(6-メチルピリジン-2-スルホニル)-1H,2H,3H,4H,5H,6H-ピロロ[3,4-c]ピロール-2-カルボキシラート
8mLバイアルに、6-メチルピリジン-2-スルホニルクロリド(70mg、0.37mmol、1.00当量)、DCM(1.50mL)、DIEA(118mg、0.91mmol、2.50当量)、及びtert-ブチル1H,2H,3H,4H,5H,6H-ピロロ[3,4-c]ピロール-2-カルボキシラート(77mg、0.37mmol、1.00当量)を添加した。溶液を0.5時間にわたって室温で撹拌し、次いで、濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーによりDCM/EA(2:1)で精製して、tert-ブチル5-(6-メチルピリジン-2-スルホニル)-1H,2H,3H,4H,5H,6H-ピロロ[3,4-c]ピロール-2-カルボキシラート(100mg、75%)を白色の固体として得た。LCMS:m/z=366[M+H]
ステップ4. 2-メチル-6-[1H,2H,3H,4H,5H,6H-ピロロ[3,4-c]ピロール-2-スルホニル]ピリジンヒドロクロリド
8mLバイアルに、tert-ブチル5-(6-メチルピリジン-2-スルホニル)-1H,2H,3H,4H,5H,6H-ピロロ[3,4-c]ピロール-2-カルボキシラート(90mg、0.25mmol、1.00当量)及びDCM(1.50mL)を添加した。撹拌溶液を、塩化水素で新たに飽和させたEA(3.0mL)で滴下処理した。溶液を1時間にわたって室温で撹拌した。混合物を真空下で濃縮して、2-メチル-6-[1H,2H,3H,4H,5H,6H-ピロロ[3,4-c]ピロール-2-スルホニル]ピリジンヒドロクロリド(110mg)を茶色の油状物として得た。物質をさらに精製せずに使用した。LCMS:m/z=266[M+H]
ステップ5. N-[(2-フルオロフェニル)メチル]-5-(6-メチルピリジン-2-スルホニル)-1H,2H,3H,4H,5H,6H-ピロロ[3,4-c]ピロール-2-カルボキサミド
8mLバイアルに、1-フルオロ-2-(イソシアナトメチル)ベンゼン(100mg、0.66mmol、1.00当量)、DMF(3.00mL)、DIEA(115mg、0.89mmol、3.00当量)及び2-メチル-6-[1H,2H,3H,4H,5H,6H-ピロロ[3,4-c]ピロール-2-スルホニル]ピリジンヒドロクロリド(49mg、0.14mmol、0.90当量)を添加した。溶液を1時間にわたって室温で撹拌し、次いで、濃縮した。残渣を分取HPLC(Waters I)により次の条件で精製した:カラム、Waters XBridge RP18 19×150mm、5μm;移動相、水(10mM NHHCO+アンモニア0.05%含有)及びACN、7分でACN42%~65%の勾配;流速、20mL/分;検出器UV波長、254nm。これにより、N-[(2-フルオロフェニル)メチル]-5-(6-メチルピリジン-2-スルホニル)-1H,2H,3H,4H,5H,6H-ピロロ[3,4-c]ピロール-2-カルボキサミド(54mg、20%)を白色の固体として得た。H NMR (300MHz, CDCl, ppm): δ 7.83-7.76 (m, 2H), 7.44-7.34 (m, 2H), 7.32-7.23 (m, 1H), 7.14-7.02 (m, 1H), 4.60 (d, J=6.0 Hz, 1H), 4.51 (d, J=5.7 Hz, 2H), 4.37 (s, 4H), 4.12 (s, 4H), 2.61 (s, 3H). LCMS: m/z = 417 [M+H]
実施例16-1:2-(ピリジン-3-イル)-1-[5-(ピリジン-2-スルホニル)-1H,2H,3H,4H,5H,6H-ピロロ[3,4-c]ピロール-2-イル]エタン-1-オン
ステップ1. tert-ブチル5-[2-(ピリジン-4イル)アセチル]-1H,2H,3H,4H,5H,6H-ピロロ[3,4-c]ピロール-2-カルボキシラート
8mLバイアルに、2-(ピリジン-3-イル)酢酸(78.3mg、0.57mmol、1.20当量)、DCM(2.00mL)、DIEA(184mg、1.42mmol、1.00当量)、tert-ブチル1H,2H,3H,4H,5H,6H-ピロロ[3,4-c]ピロール-2-カルボキシラート(100mg、0.48mmol、1.00当量)及びHATU(200mg、0.53mmol、1.10当量)を添加した。溶液を2時間にわたって室温で撹拌し、次いで、真空下で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより、DCM/メタノール(50:1)で溶離して精製して、tert-ブチル5-[2-(ピリジン-4イル)アセチル]-1H,2H,3H,4H,5H,6H-ピロロ[3,4-c]ピロール-2-カルボキシラート(135mg)を茶色の油状物として得た。物質をさらに精製せずに使用した。LCMS:m/z=330[M+H]
ステップ2. 2-(ピリジン-3-イル)-1-[1H,2H,3H,4H,5H,6H-ピロロ[3,4-c]ピロール-2-イル]エタン-1-オンヒドロクロリド
8mLバイアルに、tert-ブチル5-[2-(ピリジン-4イル)アセチル]-1H,2H,3H,4H,5H,6H-ピロロ[3,4-c]ピロール-2-カルボキシラート(135mg、0.41mmol、1.00当量)及びDCM(2.00mL)を添加した。撹拌溶液を、塩化水素で新たに飽和させた酢酸エチル(2.00mL)で処理した。溶液を2時間にわたって室温で撹拌し、次いで、固体を濾過により収集し、2-(ピリジン-3-イル)-1-[1H,2H,3H,4H,5H,6H-ピロロ[3,4-c]ピロール-2-イル]エタン-1-オンヒドロクロリド(125mg)を薄茶色の固体として得た。物質をさらに精製せずに使用した。LCMS:m/z=230[M+H]
ステップ3. 2-(ピリジン-3-イル)-1-[5-(ピリジン-2-スルホニル)-1H,2H,3H,4H,5H,6H-ピロロ[3,4-c]ピロール-2-イル]エタン-1-オン
8mLバイアルに、2-(ピリジン-3-イル)-1-[1H,2H,3H,4H,5H,6H-ピロロ[3,4-c]ピロール-2-イル]エタン-1-オンヒドロクロリド(115mg、0.43mmol、1.00当量)、DMF(4mL)、ピリジン-2-スルホニルクロリド(84.1mg、0.47mmol、1.10当量)及びDIEA(139mg、1.08mmol、2.50当量)を添加した。溶液を2時間にわたって室温で撹拌した。混合物を分取HPLC(Waters 2767)により次の条件で精製した:カラム、X-Bridge RP18、19×150mm、5μm;移動相、水(10mM NHHCO+アンモニア0.05%含有)及びCHCN、8分でCHCN16%~36%の勾配;検出器UV波長、220nm。これにより、2-(ピリジン-3-イル)-1-[5-(ピリジン-2-スルホニル)-1H,2H,3H,4H,5H,6H-ピロロ[3,4-c]ピロール-2-イル]エタン-1-オン(25.5mg、16%)を薄黄色の固体として得た。H NMR (300MHz, DMSO-d, ppm): δ 8.75 (d, J=3.9 Hz, 1H), 8.44-8.41 (m, 2H), 8.16-8.10 (m, 1H), 7.97 (d, J=7.8 Hz, 1H), 7.72 (dd, J=4.8 Hz, J=1.5 Hz, 1H), 7.71-7.69 (m, 1H), 7.32 (dd, J=7.2 Hz, J=4.8 Hz, 1H), 4.31-4.26 (m, 6H), 4.03 (s, 2H), 3.68 (s, 2H). LCMS: m/z = 371 [M+H]
実施例17-1:3-[5-[(2R)-2-ヒドロキシ-2-フェニルアセチル]-1H,2H,3H,4H,5H,6H-ピロロ[3,4-c]ピロール-2-スルホニル]ベンゼン-1-スルホンアミド
実施例16-1の調製のステップ3のために記載したとおり、適切な合成前駆体を使用して調製したが、その際、反応時間は2時間で、8分でACN20%~40%の分取HPLC勾配を使用した。白色の固体(48.3mg、29%)として単離した。H NMR (300MHz, DMSO-d, ppm): δ 8.19 (d, J=1.5 Hz, 1H), 8.12-8.01 (m, 2H), 7.86-7.83 (m, 1H), 7.59 (s, 2H), 7.34-7.30 (m, 5H), 5.64 (d, J=6.3 Hz, 1H), 5.16 (d, J=6.0 Hz, 1H), 4.25-3.87 (m, 8H). LCMS: m/z = 464 [M+H]
実施例18-1:3-メチル-1-{5-[(1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)スルホニル]-1H,2H,3H,4H,5H,6H-ピロロ[3,4-c]ピロール-2-イル}-2-フェニルブタン-1-オン
1.5mLバイアルに、ジオキサン中のtert-ブチル3,4,5,6-テトラヒドロピロロ[3,4-c]ピロール-2(1H)-カルボキシラートヒドロクロリドの0.2M溶液(100μL、20μmol)及び無溶媒DIEA(10μL、57μmol)を添加して、茶色の懸濁液を得た。ジオキサン中の1-メチル-1H-ピラゾール-3-スルホニルクロリドの0.2M溶液(105μL、20μmol)を添加した。反応物を振盪しながら2時間にわたって50℃で加熱した。次いで、ジオキサン中4MのHCl(50.0μL、0.200mmol)を添加した。反応物を振盪しながらさらに2時間にわたって50℃で加熱した。揮発性物質を減圧下で除去した。ACN(200uL)をバイアルに添加した。バイアルを15分間にわたって振盪して、残渣を再懸濁させた。無溶媒DIEA(25μL、0.143mmol)及びジオキサン中の3-メチル-2-フェニルブタン酸の0.2M溶液(110μL、22μmol)をバイアルに、続いて、ACN中のHBTUの0.2M溶液(110μL、22μmol)を添加した。反応物を振盪しながらさらに2時間にわたって50℃で加熱した。揮発性物質を減圧下で除去した。残渣を1N NaOH(0.5mL)と混合し、3:1のEtOAc/ACN(2×0.5mL)で抽出した。揮発性物質を減圧下で除去した。化合物を、質量トリガーHPLCを使用して精製して、3-メチル-1-{5-[(1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)スルホニル]-1H,2H,3H,4H,5H,6H-ピロロ[3,4-c]ピロール-2-イル}-2-フェニルブタン-1-オンを得た。LCMS:m/z=415.1[M+H]+。
下の表7中の実施例を、実施例18-1のために上に概説した手順に従って、適切な合成前駆体を使用して調製した。
実施例18-19:1-(5-((4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)スルホニル)-3,4,5,6-テトラヒドロピロロ[3,4-c]ピロロ-2(1H)-イル)-2-(1H-テトラゾール-1-イル)エタン-1-オン
ジオキサン中の4-(ジフルオロメトキシ)ベンゼンスルホニルクロリドの0.2M溶液(158μL、31.5μmol)を、アセトニトリル/DIEAの溶媒混合物(90:10)中のtert-ブチル3,4,5,6-テトラヒドロピロロ[3,4-c]ピロール-2(1H)-カルボキシラートヒドロクロリドの0.2M溶液(150μL、30μmol)を装入した1.5mLバイアルに添加した。反応混合物を振盪しながら2時間にわたって50℃で加熱した。ジオキサン(200μL)、メタノール(200μL)、及びジオキサン中4N HClの溶液(100μL、0.200mmol)を添加した。反応物を振盪しながらさらに2時間にわたって50℃で加熱した。揮発性物質を減圧下で除去した。ACN(200uL)をバイアルに添加した。バイアルを15分間にわたって振盪して残渣を再懸濁させた。無溶媒DIEA(25μL、0.143mmol)及びジオキサン中の2-(1H-テトラゾール-1-イル)酢酸の0.2M溶液(165μL、33μmol)をバイアルに、続いて、ACN中のHBTUの0.2M溶液(165μL、33μmol)を添加した。反応物を振盪しながらさらに2時間にわたって50℃で加熱した。揮発性物質を減圧下で除去した。残渣を1N NaOH(0.5mL)と混合し、3:1のEtOAc/ACN(2×0.5mL)で抽出した。有機層を減圧下で濃縮した。化合物を、質量トリガーHPLCを使用して精製して、1-(5-((4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)スルホニル)-3,4,5,6-テトラヒドロピロロ[3,4-c]ピロール-2(1H)-イル)-2-(1H-テトラゾール-1-イル)エタン-1-オン(4.9mg、収率38%)を得た。LCMS:m/z=427.1[M+H]、Rt:1.10分(LCMS法1)。
実施例18-25:1-(5-((4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)スルホニル)-3,4,5,6-テトラヒドロピロロ[3,4-c]ピロール-2(1H)-イル)-2,2-ジフルオロ-2-フェニルエタン-1-オン
ジオキサン中の4-(ジフルオロメトキシ)ベンゼンスルホニルクロリドの0.2M溶液(158μL、31.5μmol)を、アセトニトリル/DIEAの溶媒混合物(90:10)中のtert-ブチル3,4,5,6-テトラヒドロピロロ[3,4-c]ピロール-2(1H)-カルボキシラートヒドロクロリドの0.2M溶液(150μL、30μmol)を装入した1.5mLバイアルに添加した。反応混合物を振盪しながら2時間にわたって50℃で加熱した。ジオキサン(200μL)、メタノール(200μL)、及びジオキサン中4NのHClの溶液(100μL、0.200mmol)を添加した。反応物を振盪しながらさらに2時間にわたって50℃で加熱した。揮発性物質を減圧下で除去した。ACN(200uL)をバイアルに添加した。バイアルを15分間にわたって振盪して残渣を再懸濁させた。無溶媒DIEA(25μL、0.143mmol)及びジオキサン中の2,2-ジフルオロ-2-フェニル酢酸の0.2M溶液(165μL、33μmol)をバイアルに、続いて、ACN中のHBTUの0.2M溶液(165μL、33μmol)を添加した。反応物を振盪しながらさらに2時間にわたって50℃で加熱した。揮発性物質を減圧下で除去した。残渣を1N NaOH(0.5mL)と混合し、3:1のEtOAc/ACN(2×0.5mL)で抽出した。有機層を減圧下で濃縮した。化合物を、質量トリガーHPLCを使用して精製して、1-(5-((4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)スルホニル)-3,4,5,6-テトラヒドロピロロ[3,4-c]ピロール-2(1H)-イル)-2,2-ジフルオロ-2-フェニルエタン-1-オン(1.7mg、収率12%)を得た。LCMS:m/z=471.1[M+H]、Rt:1.58分(LCMS法1)。
実施例19-1:(2R)-1-{5-[(5-クロロチオフェン-2-イル)スルホニル]-1H,2H,3H,4H,5H,6H-ピロロ[3,4-c]ピロール-2-イル}-2-フェニルプロパン-1-オン
1.5mLバイアルに、tert-ブチル3,4,5,6-テトラヒドロピロロ[3,4-c]ピロール-2(1H)-カルボキシラートヒドロクロリドの0.2M溶液(100μL、20μmol)、(R)-2-フェニルプロパン酸の0.2M溶液(110μL、22μmol)、及び無溶媒DIEA(10μL、0.057mmol)を添加して、茶色の懸濁液を得た。ACN中のHBTUの0.2M溶液(110μL、22μmol)を添加した。反応物を2時間にわたって室温で振盪した。ジオキサン中4MのHCl(50.0μL、0.200mmol)を添加した。反応物を振盪しながらさらに2時間にわたって50℃で加熱した。揮発性物質を減圧下で蒸発させた。残渣を1N NaOH(0.5mL)と混合し、3:1のEtOAc/ACN(2×0.5mL)で抽出した。揮発性物質を減圧下で蒸発させ、ACN(200μM)をバイアルに添加した。バイアルを15分間にわたって振盪して、残渣を再懸濁させ、次いで、無溶媒DIEA(10μL、57μmol)をバイアルに添加し、続いて、ジオキサン中の5-クロロチオフェン-2-スルホニルクロリドの0.2M溶液(110μL、22μmol)を添加した。反応物を振盪しながらさらに2時間にわたって50℃で加熱した。揮発性物質を減圧下で除去した。残渣を1N NaOH(0.5mL)と混合し、3:1のEtOAc/ACN(2×0.5mL)で抽出した。揮発性物質を減圧下で除去した。化合物を、質量トリガーHPLCを使用して精製して、(2R)-1-{5-[(5-クロロチオフェン-2-イル)スルホニル]-1H,2H,3H,4H,5H,6H-ピロロ[3,4-c]ピロール-2-イル}-2-フェニルプロパン-1-オンを得た。LCMS:m/z=423.1[M+H]+。
下の表8中の実施例を、実施例19-1のために上に概説した手順に従って、適切な合成前駆体を使用して調製した。
実施例19-9:2-(1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)-1-(5-((1,2-ジメチル-1H-イミダゾール-4-イル)スルホニル)-3,4,5,6-テトラヒドロピロロ[3,4-c]ピロール-2(1H)-イル)プロパン-1-オン
ジオキサン中の1,2-ジメチル-1H-イミダゾール-4-スルホニルクロリドの0.2M溶液(158μL、31.5μmol)を、アセトニトリル/DIEAの溶媒混合物(90:10)中のtert-ブチル3,4,5,6-テトラヒドロピロロ[3,4-c]ピロール-2(1H)-カルボキシラートヒドロクロリドの0.2M溶液(150μL、30μmol)を装入した1.5mLバイアルに添加した。反応混合物を振盪しながら2時間にわたって50℃で加熱した。ジオキサン(200μL)、メタノール(200μL)、及びジオキサン中4NのHClの溶液(100μL、0.200mmol)を添加した。反応物を振盪しながらさらに2時間にわたって50℃で加熱した。揮発性物質を減圧下で除去した。ACN(200uL)をバイアルに添加した。バイアルを15分間にわたって振盪して残渣を再懸濁させた。無溶媒DIEA(25μL、0.143mmol)及びジオキサン中の3-(1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)-2-オキソブタン酸の0.2M溶液(165μL、33μmol)をバイアルに、続いて、ACN中のHBTUの0.2M溶液(165μL、33μmol)を添加した。反応物を振盪しながらさらに2時間にわたって50℃で加熱した。揮発性物質を減圧下で除去した。残渣を1N NaOH(0.5mL)と混合し、3:1のEtOAc/ACN(2×0.5mL)で抽出した。有機層を減圧下で濃縮した。化合物を、質量トリガーHPLCを使用して精製して、2-(1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)-1-(5-((1,2-ジメチル-1H-イミダゾール-4-イル)スルホニル)-3,4,5,6-テトラヒドロピロロ[3,4-c]ピロール-2(1H)-イル)プロパン-1-オン(7.5mg、収率55%)を得た。LCMS:m/z=455.2[M+H]、Rt:0.78分(LCMS法1)。
実施例20-1:N-(フラン-2-イルメチル)-5-(ピリジン-3-イルスルホニル)-3,4,5,6-テトラヒドロピロロ[3,4-c]ピロール-2(1H)-カルボキサミド
1.5mLバイアルに、ACN中のtert-ブチル3,4,5,6-テトラヒドロピロロ[3,4-c]ピロール-2(1H)-カルボキシラートヒドロクロリドの0.2M溶液(100μL、20μmol)、ジオキサン中の2-(イソシアナトメチル)フランの0.2M溶液(110μL、22μmol)、及び無溶媒DIEA(10μL、57μmol)を添加して、茶色の懸濁液を得た。反応物を室温で2時間にわたって振盪した。ジオキサン中4MのHCl(50.0μL、0.200mmol)を添加した。反応物を振盪しながらさらに2時間にわたって50℃で加熱した。揮発性物質を減圧下で除去し、ACN(0.2μL)をDIEA(25μL、0.143mmol)と共にバイアルに添加した。バイアルを15分間にわたって振盪して、残渣を再懸濁させ、次いで、ジオキサン中のピリジン-3-スルホニルクロリドの0.2M溶液(110μL、22μmol)を添加した。反応物を振盪しながらさらに2時間にわたって50℃で加熱した。揮発性物質を減圧下で除去した。残渣を1N NaOH(0.5mL)と混合し、3:1のEtOAc/ACN(2×0.5mL)で抽出した。揮発性物質を減圧下で除去した。化合物を、質量トリガーHPLCを使用して精製して、N-(フラン-2-イルメチル)-5-(ピリジン-3-イルスルホニル)-3,4,5,6-テトラヒドロピロロ[3,4-c]ピロール-2(1H)-カルボキサミド(1.9mg、5.08μmol、収率25%)を得た。LCMS:m/z=375.2[M+H]+。
下の表9中の実施例を、実施例20-1のために上に概説した手順に従って、適切な合成前駆体を使用して調製した。
実施例21-1:5-(ベンゾ[d]チアゾール-6-イルスルホニル)-N-(フラン-2-イルメチル)-3,4,5,6-テトラヒドロピロロ[3,4-c]ピロール-2(1H)-カルボキサミド
1.5mLバイアルに、ACN中の6-((5,6-ジヒドロピロロ[3,4-c]ピロール-2(1H,3H,4H)-イル)スルホニル)ベンゾ[d]チアゾールの0.2M溶液(150μL、0.030mmol)、ACN中の2-(イソシアナトメチル)フランの0.2M溶液(150μL、0.030mmol)、及びDIEA(25μL、0.144mmol)を添加して、茶色の懸濁液を得た。反応物を室温で2時間にわたって振盪した。反応物を窒素流下で乾燥させた。残渣を1N NaOH(0.5mL)と混合し、EtOAc(2×0.5mL)で抽出した。抽出物を窒素流下で乾燥させた。化合物を、質量トリガーHPLCを使用して精製して、5-(ベンゾ[d]チアゾール-6-イルスルホニル)-N-(フラン-2-イルメチル)-3,4,5,6-テトラヒドロピロロ[3,4-c]ピロール-2(1H)-カルボキサミド(2.1mg、4.88μmol、収率16%)を得た。LCMS:m/z=431.0[M+H]+。
下の表10中の実施例を、実施例21-1のために上に概説した手順に従って、適切な合成前駆体を使用して調製した。
実施例22-1:ピリジン-3-イルメチル5-((4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)スルホニル)-3,4,5,6-テトラヒドロピロロ[3,4-c]ピロール-2(1H)-カルボキシラート
1.5mL反応バイアルに、ACN中の4-ニトロフェニル(ピリジン-3-イルメチル)カルボナートの0.2M溶液(180μL、0.036mmol)、無溶媒DIEA(15μL、0.086mmol)及びDIEA5%を含有するACN中の2-((4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)スルホニル)-1,2,3,4,5,6-ヘキサヒドロピロロ[3,4-c]ピロールヒドロクロリドの0.2M溶液(150μL、0.030mmol)を添加して、茶色の溶液を得た。反応物を室温で2時間にわたって振盪した。揮発性物質を窒素流下で除去した。残渣を1N NaOH0.5mLとEtOAc0.5mLとの間で分配した。有機層を除去した。水層をEtOAc0.5mLで抽出した。有機層を合わせ、揮発性物質を窒素流下で除去した。残渣を、質量トリガーHPLCを使用して精製して、ピリジン-3-イルメチル5-((4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)スルホニル)-3,4,5,6-テトラヒドロピロロ[3,4-c]ピロール-2(1H)-カルボキシラート(5.6mg、12.4μmol、収率41%)を得た。LCMS:m/z=452.2[M+H]+。
下の表11中の実施例を、実施例22-1のために上に概説した手順に従って、適切な合成前駆体を使用して調製した。
実施例23-1:2-(ベンゾフラン-5-イルスルホニル)-5-(ベンゾイルプロリル)-1,2,3,4,5,6-ヘキサヒドロピロロ[3,4-c]ピロール
1.5mLバイアルに、ジオキサン中のtert-ブチル3,4,5,6-テトラヒドロピロロ[3,4-c]ピロール-2(1H)-カルボキシラートヒドロクロリドの0.2M溶液(150μL、30μmol)及び無溶媒DIEA(10μL、57μmol)を添加して、茶色の懸濁液を得た。ジオキサン中のベンゾフラン-5-スルホニルクロリドの0.2M溶液(158μL、31.5μmol)を添加した。反応物を振盪しながら2時間にわたって50℃で加熱した。次いで、ジオキサン中4MのHCl(75.0μL、0.300mmol)を添加した。反応物を振盪しながらさらに2時間にわたって50℃で加熱した。揮発性物質を減圧下で除去した。ACN(200μL)をバイアルに添加した。バイアルを15分間にわたって振盪して、残渣を再懸濁させた。無溶媒DIEA(50μL、0.285mmol)及びジオキサン中の(tert-ブトキシカルボニル)プロリンの0.2M溶液(165μL、33μmol)をバイアルに添加し、続いて、ACN中のHBTUの0.2M溶液(165μL、33μmol)を添加した。反応物を室温でさらに2時間にわたって振盪した。揮発性物質を減圧下で除去した。残渣を1N NaOH(0.5mL)と混合し、3:1のEtOAc/ACN(2×0.5mL)で抽出した。有機層を合わせ、揮発性物質を減圧下で除去した。ジオキサン(200μL)をバイアルに添加した。バイアルを15分間にわたって振盪して、残渣を再懸濁させた。次いで、ジオキサン中4MのHCl(75.0μL、0.300mmol)を添加した。反応物を振盪しながらさらに2時間にわたって50℃で加熱した。揮発性物質を減圧下で除去した。ACN(200μL)をバイアルに添加した。バイアルを15分間にわたって振盪して、残渣を再懸濁させた。無溶媒DIEA(50μL、0.285mmol)及びジオキサン中の安息香酸の0.2M溶液(165μL、33μmol)をバイアルに添加し、続いて、ACN中のHBTUの0.2M溶液(165μL、33μmol)を添加した。反応物を室温でさらに2時間にわたって振盪した。揮発性物質を減圧下で除去した。残渣を1N NaOH(0.5mL)と混合し、3:1のEtOAc/ACN(2×0.5mL)で抽出した。有機層を合わせ、揮発性物質を減圧下で除去した。化合物を、質量トリガーHPLCを使用して精製して、2-(ベンゾフラン-5-イルスルホニル)-5-(ベンゾイルプロリル)-1,2,3,4,5,6-ヘキサヒドロピロロ[3,4-c]ピロール(2.0mg、6.52μmol、収率22%)を得た。LCMS:m/z=492.3.1[M+H]+。
下の表12の実施例を、実施例23-1のために上に概説した手順に従って、適切な合成前駆体を使用して調製した。
実施例24. ルミネセンス生化学アッセイ
一部の実施形態では、PKR活性化化合物は、野生型(wt)PKR及び/またはPKRのG332S変異型またはPKRのR510Q変異型のいずれか1種または複数で行われる下記の実施例24のルミネセンスアッセイプロトコルに従って試験した場合に、次の特徴の1つまたは複数を有する化合物を指す:(1)40μM未満のAC50値(例えば、表13において「+」、「++」、または「+++」のAC50値を有する化合物);(2)75%超の最大%Fold(MAX%Fold)値;及び/または(3)少なくとも75%の1.54μMの化合物濃度での%Fold値(%Fold@1.54μM)。一部の実施形態では、PKR活性化化合物は、(1)0.1μM未満(例えば、表13において「+++」のAC50値を有する化合物)、0.1~1.0μM(例えば、表13において「++」のAC50値を有する化合物)、または1.01~40μM(例えば、表13において「+」のAC50値を有する化合物)のAC50値;(2)75%~250%、250~500%、または75%~500%のMAX%Fold;及び/または(3)75%~250%、250~500%、または75%~500%の%Fold@1.54μMを有し得る。一部の実施形態では、PKR活性化化合物は、(1)1.0μM未満のAC50値;(2)75%~500%のMAX%Fold;及び/または(3)75%~500%の%Fold@1.54μMを有する。
PKRの様々な変異体によるアデノシン-5’-二リン酸(ADP)のリン酸化をKinase Glo Plus Assay(Promega)により、FBP[D-フルクトース-1,6-二リン酸;BOC Sciences、CAS:81028-91-3]の存在または非存在下で、次のとおりに決定した。別段に示されていない限り、すべての試薬をSigma-Aldrichから購入した。すべての試薬を、50mM トリス-HCl、100mM KCl、5mM MgCl、及び0.01%Triton X100、0.03%BSA、及び1mM DTTを含有するバッファー中で調製した。酵素及びPEP[ホスホ(エノール)ピルビン酸]を2倍で、試験化合物の系列希釈液またはDMSOビヒクルを含有するアッセイ用プレートのすべてのウェルに添加した。PKR(wt)、PKR(R510Q)、及びPKR(G332S)での最終酵素濃度はそれぞれ0.8nM、0.8nM、及び10nMであった。最終PEP濃度は100μMであった。酵素/PEP混合物を化合物と共に、30分間にわたって室温でインキュベートし、その後、アッセイを、2×ADP[アデノシン-5’-二リン酸]及びKinaseGloPlusの添加で開始した。ADPの最終濃度は100μMであった。KinaseGloPlusの最終濃度は12.5%であった。FBPを含有するアッセイでは、その試薬を、反応開始時に30μMで添加する。ルミネセンスがBMG PHERAstar FS Multilabel Readerにより記録されるまで、反応を45分間にわたって室温で進行させた。すべての化合物を3連で、0.83%DMSO中42.5μM~2.2nMの範囲の濃度で試験した。
DMSO対照の平均に対して正規化し、100を掛けることにより、ルミネセンス値を、%Fold増加に変換した。ActivityBase XE Runnerの標準的な4パラメーターフィットアルゴリズムにより、最大、最小、勾配及びAC50を決定した。3つのパラメーター、すなわちAC50、MAX%Fold、及び%Fold@1.54μMで化合物を評価した(図1)。化合物でのAC50値は、4パラメーターロジスティック曲線フィットの最大値及び最小値の中間に対応する濃度(μM)であり(すなわち、4パラメーターロジスティック曲線フィットに沿った倍増%が、MAX%FoldとMIN%Foldとの間の中間(%Fold中点値)にあり)、MAX%Foldは、化合物のいずれかの濃度で観察された最大の倍増であり、かつ%Fold@1.54μMは、1.54μMの化合物濃度での倍増である。AC50及びMAX%Foldの両方の要素を把握し、かつ効力及び作用の両方に基づくランキングを得るために、パラメーター%Fold@1.54μMを選択した。観察された活性範囲に基づき一連の化合物を最適に識別し得るものとして、1.54μMの化合物濃度を選択した。
下の表13に示されているとおり、AC50値(A、D、G欄)は次のとおり定義される:≦0.1μM(+++);>0.1μM及び≦1.0μM(++);>1.0μM及び≦40μM(+);>40μM(0)。MAX%Fold値(B、E、H欄)は次のとおり定義される:≦75%(+);>75%及び≦250%(++);>250%及び≦500%(+++)。%Fold@1.54μM値(C、F、J欄)は次のとおり定義される:≦75%(+);>75%及び≦250%(++);>250%及び≦500%(+++)。
A - AC50 LUM KGP FBP AC50 μM 相乗平均;
B - AC50 LUM KGP FBP MAX%Fold平均;
C - AC50 LUM KGP FBP %Fold@1.54μM平均
D - AC50 LUM KGP woFBP AC50 μM 相乗平均;
E - AC50 LUM KGP woFBP MAX%Fold平均;
F - AC50 LUM KGP woFBP %Fold@1.54μM平均
G - AC50 LUM KGP woFBP AC50 μM 相乗平均;
H - AC50 LUM KGP woFBP MAX%Fold平均;
J - AC50 LUM KGP woFBP %Fold@1.54μM平均
A - AC50 LUM KGP FBP AC50 μM 相乗平均;
D - AC50 LUM KGP woFBP AC50 μM 相乗平均
G - AC50 LUM KGP woFBP AC50 μM 相乗平均;
均等物
本開示により、関連分野の当業者は、複数の様々な実施形態に従って、本明細書に提示の発明を作製及び使用することができる。ある特定の改変、変更、置換、及び改善を含む、当業者が容易に思いつく本開示の様々な改変、変更、及び改善も、本開示の一部である。したがって、上述の記載及び図示は、本明細書に提示の発見を説明するための例示である。
実施形態1. 式Iの化合物:
またはその薬学的に許容される塩
[式中、
Aは、フェニルまたはO、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する単環式5~6員ヘテロアリール環であり、
ここで、各アリールまたはヘテロアリールは任意選択で、1個または複数のRで置換されており;
各Rは独立に、ハロゲン、-OR、-OC(O)R’、-NR、-NRC(O)R’、-NRS(O)R’、-CN、-NO、-SR、-C(O)R’、-C(O)OR、-C(O)NR、-S(O)R’、-S(O)NR、-C~Cアルキル、-C~Cアルケニル、-C~Cアルキニル、-C~C12シクロアルキル、-C~C12シクロアルケニル、O、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する3~14員ヘテロシクリル、C~C14アリール、ならびにO、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する5~14員ヘテロアリールからなる群から選択され、
ここで、各アルキルは任意選択で、1個または複数のハロゲンで置換されており;
Zは、O、S、またはNRであり;
及びRはそれぞれ独立に、-H、ハロゲン、-C~Cアルキル、-C~Cアルケニル、-C~Cアルキニル、-(CR~C12シクロアルキル、-(CR~C12シクロアルケニル、-(CRヘテロシクリル、-(CR~C14アリール、-(CRヘテロアリール、-OR、-OC(O)R’、-OS(O)R’、-OS(O)NR、-OC(O)NR、-OC(O)OR、-(CRNR、-(CRNRC(O)R’、-(CRNRS(O)R’、-(CRNRC(O)NR、-(CRNRC(O)OR、-(CRCN、-(CRNO、-(CRSR、-(CRC(O)R’、-(CRC(O)OR、-(CRC(O)NR、-(CRSOR’、-(CRSONR、及び-(CRSOORからなる群から選択され、
ここで、各シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは任意選択で、ハロゲン、-C~Cアルキル、-C~Cアルケニル、-C~Cアルキニル、オキソ、及び-ORからなる群から選択される1個または複数の置換基で置換されており、ここで、-ORは、C(=Z)に対してγ位のOをもたらさず、
各アルキル、アルケニル、またはアルキニルは任意選択で、1個または複数のハロゲンで置換されており、
各ヘテロシクリルは、3~14員であり、かつO、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有し、ここで、上記ヘテロシクリルは、C(=Z)に対してγ位のOを含有せず、かつ
各ヘテロアリールは、5~14員であり、かつO、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有するか;
またはR及びRは、それらが結合している炭素と組み合わさって、オキソ、C~C12シクロアルキル、またはO、N及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する3~8員のヘテロシクリルを形成しており、かつ
ここで、上記ヘテロシクリルは、C(=Z)に対してγ位のOを含有せず、かつ
各シクロアルキルまたはヘテロシクリルは任意選択で、ハロゲン、-C~Cアルキル、-C~Cアルケニル、-C~Cアルキニル、オキソ、及び-ORからなる群から選択される1個または複数の置換基で置換されており、ここで、-ORは、C(=Z)に対してγ位のOをもたらさず;
及びRはそれぞれ独立に、-H、ハロゲン、及び-C~Cアルキルからなる群から選択され;
各nは独立に、0、1、2、3、または4であり;
Bは、単環式または二環式3~14員環であり、
ここで、上記環は、飽和、完全もしくは部分不飽和、または芳香族であり、かつ
上記環は、O、N、及びSからなる群から独立に選択される0~4個のヘテロ原子を含有し、かつ
上記環は任意選択で、(Rで置換されており、かつ
上記環が飽和または部分不飽和である場合、上記環はC(=Z)に対してγ位のOを含有せず;
各Rは独立に、ハロゲン、オキソ、-OR、-OC(O)R’、-NR、-NRC(O)R’、-NRS(O)R’、-CN、-NO、-SR、-C(O)R’、-C(O)OR、-C(O)NR、-S(O)R’、-S(O)NR、-C~Cアルキル、-C~Cアルケニル、-C~Cアルキニル、-C~C12シクロアルキル、-C~C12シクロアルケニル、O、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する3~14員ヘテロシクリル、C~C14アリール、ならびにO、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する5~14員ヘテロアリールからなる群から選択され、
ここで、各アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは任意選択で、1個または複数のハロゲン、-C~Cアルキル、-C~Cアルケニル、-C~Cアルキニル、または-ORで置換されており;
mは、0、1、2、3、4、5、6、7、8、9、または10であり;
、R、R、R、R、R、R、及びR10はそれぞれ独立に、-Hまたは-C~Cアルキルであり、
ここで、各アルキルは任意選択で、1個または複数のハロゲンで置換されているか;
またはR及びR、R及びR、R及びR、R及びR10、またはそれらの組合せは、それらが結合している炭素と組み合わさって、オキソ、C~Cシクロアルキル、またはO、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する3~8員ヘテロシクリルを形成しており;
各Rは独立に、-H、-OH、-O(C~Cアルキル)、-NH、-NH(C~Cアルキル)、及び-N(C~Cアルキル)、-C~Cアルキル、-C~Cアルケニル、-C~Cアルキニル、-C~C12シクロアルキル、-C~C12シクロアルケニル、O、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する3~14員ヘテロシクリル、C~C14アリール、ならびにO、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する5~14員ヘテロアリールからなる群から選択され、
ここで、各アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは任意選択で、1個または複数のハロゲン、-C~Cアルキル、-C~Cアルケニル、-C~Cアルキニル、-O(C~Cアルキル)、-NH(C~Cアルキル)、または-N(C~Cアルキル)で置換されており;かつ
各R’は独立に、-C~Cアルキル、-C~Cアルケニル、-C~Cアルキニル、-C~C12シクロアルキル、-C~C12シクロアルケニル、O、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する3~14員ヘテロシクリル、C~C14アリール、ならびにO、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する5~14員ヘテロアリールからなる群から選択され、
ここで、各アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは任意選択で、1個または複数のハロゲン、-C~Cアルキル、-C~Cアルケニル、-C~Cアルキニル、-O-C~Cアルキル、-NH(C~Cアルキル)、または-N(C~Cアルキル)で置換されている]。
実施形態2. 式I-aの化合物:
またはその薬学的に許容される塩である、実施形態1の化合物。
実施形態3. 式I-bの化合物:
またはその薬学的に許容される塩である、実施形態2の化合物。
実施形態4. 式中、Bが、芳香族単環式環または二環式環であり、
ここで、上記二環式環の環の少なくとも1個が、芳香族であり、
上記単環式環または上記二環式環が、O、N、及びSからなる群から独立に選択される0~4個のヘテロ原子を含有し、かつ
上記単環式環または上記二環式環が任意選択で、(Rで置換されている、実施形態1~3のいずれか1つの化合物。
実施形態5. 式中、R及びRがそれぞれ独立に、-H、ハロゲン、-C~Cアルキル、及び-ORからなる群から選択され、ここで、-ORが、C(=Z)に対してγ位のOをもたらさない、実施形態1~4のいずれか1つの化合物。
実施形態6. 式I-cの化合物:
またはその薬学的に許容される塩である、実施形態1~3のいずれか1つの化合物。
実施形態7. 式I-d-1の化合物:
またはその薬学的に許容される塩である、実施形態1~5のいずれか1つの化合物。
実施形態8. 式I-d-2の化合物:
またはその薬学的に許容される塩である、実施形態1~5のいずれか1つの化合物。
実施形態9. 式中、Aが、任意選択で1個または複数のRで置換されているフェニルまたはピリジルである、実施形態1~8のいずれか1つの化合物。
実施形態10. 式中、各Rが、ハロゲン、-C~Cアルキル、及び-ORからなる群から選択される、実施形態1~9のいずれか1つの化合物。
実施形態11. 式中、Aが、ピリジルである、実施形態1~10のいずれか1つの化合物。
実施形態12. 式中、各Rが、ハロゲン、-C~Cアルキル、及び-ORからなる群から選択される、実施形態1~11のいずれか1つの化合物。
実施形態13. 式中、Aが、非置換である、実施形態1~12のいずれか1つの化合物。
実施形態14. 式中、各Rが独立に、-H及び-C~Cアルキルからなる群から選択される、実施形態1~13のいずれか1つの化合物。
実施形態15. 式IIの化合物:
またはその薬学的に許容される塩
[式中、
Aは、単環式または二環式3~14員環であり、
ここで、上記環は、飽和、完全もしくは部分不飽和、または芳香族であり、かつ
上記環は、O、N、及びSからなる群から独立に選択される0~4個のヘテロ原子を含有し;かつ
上記環は任意選択で、1個または複数のRで置換されており;
各Rは独立に、ハロゲン、-OR、-OC(O)R’、-NR、-NRC(O)R’、-NRS(O)R’、-CN、-NO、-SR、-C(O)R’、-C(O)OR、-C(O)NR、-S(O)R’、-S(O)NR、-C~Cアルキル、-C~Cアルケニル、-C~Cアルキニル、-C~C12シクロアルキル、-C~C12シクロアルケニル、O、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する3~14員ヘテロシクリル、C~C14アリール、ならびにO、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する5~14員ヘテロアリールからなる群から選択され、
ここで、各アルキルは任意選択で、1個または複数のハロゲンで置換されており;
Zは、O、S、またはNRであり;
、R、及びBはそれぞれ独立に、-H、ハロゲン、-C~Cアルキル、-C~Cアルケニル、-C~Cアルキニル、-OR、-OC(O)R’、-OS(O)R’、-OS(O)NR、-OC(O)NR、-OC(O)OR、-(CRNR、-(CRNRC(O)R’、-(CRNRS(O)R’、-(CRNRC(O)NR、-(CRNRC(O)OR、-(CRCN、-(CRNO、-(CRSR、-(CRC(O)R’、-(CRC(O)OR、-(CRC(O)NR、-(CRSOR’、-(CRSONR、または-(CRSOORであり、
ここで、各アルキル、アルケニル、またはアルキニルは任意選択で、1個または複数のハロゲンで置換されているか;
またはR及びRは、それらが結合している炭素と組み合わさって、オキソ、C~C12シクロアルキル、またはO、N及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する3~14員ヘテロシクリルを形成しており、
ここで、上記ヘテロシクリルは、C(=Z)に対してγ位のOを含有せず、
各シクロアルキルまたはヘテロシクリルは任意選択で、ハロゲン、-C~Cアルキル、-C~Cアルケニル、-C~Cアルキニル、-OR、オキソ、-Cアリール、及び-C(O)R’からなる群から選択される1個または複数の置換基で置換されており、かつ
各シクロアルキルまたはヘテロシクリルは任意選択で、CフェニルまたはO、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する5~6員ヘテロアリールと縮合しており;
各R及びRは独立に、-H、-C~Cアルキル、及びハロゲンからなる群から選択され;
各nは独立に、0、1、2、3、または4であり;
、R、R、R、R、R、R、及びR10はそれぞれ独立に、-Hまたは-C~Cアルキルであり、
ここで、各アルキルは任意選択で、1個または複数のハロゲンで置換されているか;
またはR及びR、R及びR、R及びR、R及びR10、またはその組み合わせは、それらが結合している炭素と組み合わさって、オキソ、C~Cシクロアルキル、またはO、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する3~8員ヘテロシクリルを形成しており;
各Rは独立に、-H、-OH、-O(C~Cアルキル)、-NH、-NH(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)、-C~Cアルキル、-C~Cアルケニル、-C~Cアルキニル、-C~C12シクロアルキル、-C~C12シクロアルケニル、O、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する3~14員ヘテロシクリル、-C~C14アリール、ならびにO、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する5~14員ヘテロアリールからなる群から選択され、
ここで、各アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは任意選択で、1個または複数のハロゲン、-C~Cアルキル、-C~Cアルケニル、-C~Cアルキニル、-O(C~Cアルキル)、-NH(C~Cアルキル)、または-N(C~Cアルキル)で置換されており;かつ
各R’は独立に、-C~Cアルキル、-C~Cアルケニル、-C~Cアルキニル、-C~C12シクロアルキル、-C~C12シクロアルケニル、O、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する3~14員ヘテロシクリル、-(CR~C14アリール、-(CRO(C~C14アリール)、ならびにO、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する5~14員ヘテロアリールからなる群から選択され、
ここで、各アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは任意選択で、1個または複数のハロゲン、-C~Cアルキル、-C~Cアルケニル、-C~Cアルキニル、-O(C~Cアルキル)、-NH(C~Cアルキル)、または-N(C~Cアルキル)で置換されているが;
ただし、上記化合物は、
以外である]。
実施形態16. 式II-aの化合物:
またはその薬学的に許容される塩である、実施形態15の化合物。
実施形態17. 式II-b-1の化合物:
またはその薬学的に許容される塩である、実施形態15または16の化合物
[式中、
は、-H、ハロゲン、-C~Cアルキル、-C~Cアルケニル、または-C~Cアルキニルであり、
ここで、各アルキル、アルケニル、またはアルキニルは任意選択で、1個または複数のハロゲンで置換されており、かつ
Bは、-OR、-OC(O)R’、-OS(O)R’、-OS(O)NR、-OC(O)NR、-OC(O)OR、-(CRNR、-(CRNRC(O)R’、-(CRNRS(O)R’、-(CRNRC(O)NR、-(CRNRC(O)OR、-(CRCN、-(CRNO、-(CRSR、-(CRC(O)R’、-(CRC(O)OR、-(CRC(O)NR、-(CRSOR’、-(CRSONR、または-(CRSOORである]。
実施形態18. 式II-b-2の化合物:
またはその薬学的に許容される塩である、実施形態15または16の化合物
[式中、
は、-H、ハロゲン、-C~Cアルキル、-C~Cアルケニル、または-C~Cアルキニルであり、
ここで、各アルキル、アルケニル、またはアルキニルは任意選択で、1個または複数のハロゲンで置換されており、かつ
Bは、-OR、-OC(O)R’、-OS(O)R’、-OS(O)NR、-OC(O)NR、-OC(O)OR、-(CRNR、-(CRNRC(O)R’、-(CRNRS(O)R’、-(CRNRC(O)NR、-(CRNRC(O)OR、-(CRCN、-(CRNO、-(CRSR、-(CRC(O)R’、-(CRC(O)OR、-(CRC(O)NR、-(CRSOR’、-(CRSONR、または-(CRSOORである]。
実施形態19. 式中、Aが、単環式または二環式3~10員環であり、
ここで、上記環が、部分的に不飽和または芳香族であり、かつ
上記環が、O、N、及びSからなる群から独立に選択される0~4個のヘテロ原子を含有し;
上記環が任意選択で、1個または複数のRで置換されている、実施形態15~18のいずれか1つの化合物。
実施形態20. 式中、Rが、ハロゲン、-OR、-NR、-C~Cアルキル、-C~C12シクロアルキル、ならびにO、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する3~14員ヘテロシクリルからなる群から選択され、ここで、各アルキル、シクロアルキル、またはヘテロシクリルが任意選択で、1個または複数のハロゲンで置換されている、実施形態15~19のいずれか1つの化合物。
実施形態21. 式中、R、R、及びBがそれぞれ独立に、-H、-C~Cアルキル、-OR、-(CRNR、-(CRNRS(O)R’、または-(CRC(O)ORであり、
ここで、各アルキルが任意選択で、1個または複数のハロゲンで置換されているか;
またはR及びRが、それらが結合している炭素と組み合わさって、C~C12シクロアルキルまたはO、N及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する3~14員ヘテロシクリルを形成しており、
ここで、上記ヘテロシクリルが、C(=O)に対してγ位のOを含有せず、
各シクロアルキルまたはヘテロシクリルが任意選択で、フェニル、及び-C(O)R’からなる群から選択される1個または複数の置換基で置換されており、かつ
各ヘテロシクリルが任意選択で、フェニルまたはO、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する5~6員ヘテロアリールと縮合している、実施形態15~20のいずれか1つの化合物。
実施形態22. 式中、R、R、及びBがそれぞれ独立に、-H、-C~Cアルキル、-OR、-(CRNR、-(CRNRS(O)R’、または-(CRC(O)ORであり、ここで、各アルキルが任意選択で、1個または複数のハロゲンで置換されている、実施形態15~21のいずれか1つの化合物。
実施形態23. 式中、R及びRが、それらが結合している炭素と組み合わさって、C~C12シクロアルキルまたはO、N及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する3~14員ヘテロシクリルを形成しており、
ここで、上記ヘテロシクリルが、C(=O)に対してγ位のOを含有せず、
各シクロアルキルまたはヘテロシクリルが任意選択で、フェニル、及び-C(O)R’からなる群から選択される1個または複数の置換基で置換されており、かつ
各ヘテロシクリルが任意選択で、フェニルまたはO、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する5~6員ヘテロアリールと縮合している、実施形態15~21のいずれか1つの化合物。
実施形態24. 式中、Bが、-Hである、実施形態15~23のいずれか1つの化合物。
実施形態25. 式中、各Rが独立に、-H、-C~Cアルキル、及びC~C14アリールからなる群から選択される、実施形態15~24のいずれか1つの化合物。
実施形態26. 式中、各R’が、-C~Cアルキルである、実施形態15~25のいずれか1つの化合物。
実施形態27. 式IIIの化合物:
またはその薬学的に許容される塩
[式中、
Aは、単環式または二環式3~14員環であり、
ここで、上記環は、飽和、完全もしくは部分不飽和、または芳香族であり、かつ
上記環は、O、N、及びSからなる群から独立に選択される0~4個のヘテロ原子を含有し;かつ
上記環は任意選択で、1個または複数のRで置換されており;
各Rは独立に、ハロゲン、-OR、-OC(O)R’、-NR、-NRC(O)R’、-NRS(O)R’、-CN、-NO、-SR、-C(O)R’、-C(O)OR、-C(O)NR、-S(O)R’、-S(O)NR、-C~Cアルキル、-C~Cアルケニル、-C~Cアルキニル、-C~C12シクロアルキル、-C~C12シクロアルケニル、O、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する3~14員ヘテロシクリル、C~C14アリール、ならびにO、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する5~14員ヘテロアリールからなる群から選択され、
ここで、各アルキルは任意選択で、1個または複数のハロゲンで置換されており;
Zは、O、S、またはNRであり;
Bは、-C~C14アリールならびにO、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する5~14員ヘテロアリールからなる群から選択される環であり、
ここで、上記環は任意選択で、1個または複数のRで置換されており;
各Rは独立に、ハロゲン、-OR、-OC(O)R’、-NR、-NRC(O)R’、-NRS(O)R’、-CN、-NO、-SR、-C(O)R’、-C(O)OR、-C(O)NR、-S(O)R’、-S(O)NR、-C~Cアルキル、-C~Cアルケニル、-C~Cアルキニル、-C~C12シクロアルキル、-C~C12シクロアルケニル、O、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する3~14員ヘテロシクリル、C~C14アリール、ならびにO、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する5~14員ヘテロアリールからなる群から選択され、
ここで、各アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは任意選択で、1個または複数のハロゲン、-C~Cアルキル、-C~Cアルケニル、-C~Cアルキニル、または-ORで置換されており;
、R、R、R、R、R、R、及びR10はそれぞれ独立に、-Hまたは-C~Cアルキルであり、
ここで、各アルキルは任意選択で、1個または複数のハロゲンで置換されているか;
またはR及びR、R及びR、R及びR、R及びR10、またはその組み合わせは、それらが結合している炭素と組み合わさって、オキソ、C~Cシクロアルキル、またはO、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する3~8員ヘテロシクリルを形成しており;
各Rは独立に、-H、-OH、-O(C~Cアルキル)、-NH、-NH(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)、-C~Cアルキル、-C~Cアルケニル、-C~Cアルキニル、-C~C12シクロアルキル、-C~C12シクロアルケニル、O、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する3~14員ヘテロシクリル、C~C14アリール、ならびにO、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する5~14員ヘテロアリールからなる群から選択され、
ここで、各アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは任意選択で、1個または複数のハロゲン、-C~Cアルキル、-C~Cアルケニル、-C~Cアルキニル、-O-C~Cアルキル、-NH(C~Cアルキル)、または-N(C~Cアルキル)で置換されており;かつ
各R’は独立に、-C~Cアルキル、-C~Cアルケニル、-C~Cアルキニル、-C~C12シクロアルキル、-C~C12シクロアルケニル、O、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する3~14員ヘテロシクリル、C~C14アリール、ならびにO、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する5~14員ヘテロアリールからなる群から選択され、
ここで、各アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは任意選択で、1個または複数のハロゲン、-C~Cアルキル、-C~Cアルケニル、-C~Cアルキニル、-O-C~Cアルキル、-NH(C~Cアルキル)、または-N(C~Cアルキル)で置換されている]。
実施形態28. 式III-aの化合物:
またはその薬学的に許容される塩である、実施形態27の化合物。
実施形態29. 式中、Aが、5~10員芳香族単環式環または二環式環であり、
ここで、上記二環式環の環の少なくとも1個が、芳香族であり、
上記単環式環または上記二環式環が、O、N、及びSからなる群から独立に選択される0~4個のヘテロ原子を含有し、かつ
上記単環式環または上記二環式環が任意選択で、1個または複数のRで置換されている、実施形態27または28の化合物。
実施形態30. 式中、Aが、O、N、及びSからなる群から独立に選択される0~4個のヘテロ原子を含有する二環式芳香環である、実施形態27~29のいずれか1つの化合物。
実施形態31. 式中、Bが、フェニルまたはO、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する5~6員ヘテロアリールから選択される環であり、ここで、上記環が任意選択で、1個または複数のRで置換されている、実施形態27~30のいずれか1つの化合物。
実施形態32. 式中、各Rが独立に、任意選択で1個または複数のハロゲンで置換されている-OR、-NR、及び-C~Cアルキルからなる群から選択される、実施形態27~31のいずれか1つの化合物。
実施形態33. 式中、各Rが独立に、-H、任意選択で1個または複数のハロゲンで置換されている-C~Cアルキル、ならびにO、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する5~14員ヘテロアリールからなる群から選択される、実施形態27~32のいずれか1つの化合物。
実施形態34. 式IVの化合物:
またはその薬学的に許容される塩
[式中、
Aは、単環式または二環式3~14員環であり、ここで、上記環は、飽和、完全もしくは部分不飽和、または芳香族であり、上記環は、O、N、及びSからなる群から独立に選択される0~4個のヘテロ原子を含有し;かつ上記環は任意選択で、1個または複数のRで置換されており;
各Rは独立に、ハロゲン、-OR、-OC(O)R’、-NR、-NRC(O)R’、-NRS(O)R’、-CN、-NO、-SR、-C(O)R’、-C(O)OR、-C(O)NR、-S(O)R’、-S(O)NR、-C~Cアルキル、-C~Cアルケニル、-C~Cアルキニル、-C~C12シクロアルキル、-C~C12シクロアルケニル、O、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する3~14員ヘテロシクリル、C~C14アリール、ならびにO、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する5~14員ヘテロアリールからなる群から選択され、
ここで、各アルキルは任意選択で、1個または複数のハロゲンで置換されており;
Zは、O、S、またはNRであり;
Xは、OまたはNRであり;
は、-Hまたは-C~Cアルキルであり;
Bは、-H、または単環式もしくは二環式3~14員環であり、ここで、上記環は、飽和、完全もしくは部分不飽和、または芳香族であり、上記環は、O、N、及びSからなる群から独立に選択される0~4個のヘテロ原子を含有し;かつ上記環は任意選択で、1個または複数のRで置換されており;
各Rは独立に、ハロゲン、-OR、-OC(O)R’、-NR、-NRC(O)R’、-NRS(O)R’、-CN、-NO、-SR、-C(O)R’、-C(O)OR、-C(O)NR、-S(O)R’、-S(O)NR、-C~Cアルキル、-C~Cアルケニル、-C~Cアルキニル、-C~C12シクロアルキル、-C~C12シクロアルケニル、O、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する3~14員ヘテロシクリル、C~C14アリール、ならびにO、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する5~14員ヘテロアリールからなる群から選択され、
ここで、各アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは任意選択で、1個または複数のハロゲン、-C~Cアルキル、-C~Cアルケニル、-C~Cアルキニル、または-ORで置換されており;
及びRはそれぞれ独立に、-H、ハロゲン、-C~Cアルキル、-C~Cアルケニル、-C~Cアルキニル、-(CR~C12シクロアルキル、-(CR~C12シクロアルケニル、-(CRヘテロシクリル、-(CR~C14アリール、-(CRヘテロアリール、-(CROR、-(CROC(O)R’、-(CROS(O)R’、-(CROS(O)NR、-(CROC(O)NR、-(CROC(O)OR、-(CRNR、-(CRNRC(O)R’、-(CRNRS(O)R’、-(CRNRC(O)NR、-(CRNRC(O)OR、-(CRCN、-(CRNO、-(CRSR、-(CRC(O)R’、-(CRC(O)OR、-(CRC(O)NR、-(CRSOR’、-(CRSONR、または-(CRSOORであり、
ここで、各アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは任意選択で、ハロゲン、-C~Cアルキル、-C~Cアルケニル、-C~Cアルキニル、-OR、及びオキソからなる群から選択される1個または複数の置換基で置換されており、
各ヘテロシクリルは、3~14員であり、かつO、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有し、かつ
各ヘテロアリールは、5~14員であり、かつO、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有するか;
またはR及びRは、それらが結合している炭素と組み合わさって、オキソ、C~C12シクロアルキル、またはO、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する3~14員ヘテロシクリルを形成しており、
ここで、各シクロアルキルまたはヘテロシクリルは任意選択で、ハロゲン、-C~Cアルキル、-C~Cアルケニル、-C~Cアルキニル、-OR、及びオキソからなる群から選択される1個または複数の置換基で置換されているか;
またはR及びRは、それらが結合している窒素と組み合わさって、O、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する3~14員ヘテロシクリルを形成しており、
ここで、上記ヘテロシクリルは任意選択で、1個または複数のハロゲン、-C~Cアルキル、-C~Cアルケニル、-C~Cアルキニル、オキソ、-OR、及び-(CR~C14アリールで置換されているか;
またはRは、存在せず、かつR及びBは、それらが結合している炭素と組み合わさって、C~C14アリールまたはO、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する5~14員ヘテロアリールを形成しており、
ここで、各アリールまたはヘテロアリールは任意選択で、1個または複数のハロゲン、-C~Cアルキル、-C~Cアルケニル、-C~Cアルキニル、または-ORで置換されており;
各R及びRは独立に、-H、-C~Cアルキル、及びハロゲンからなる群から選択され;
各nは独立に、0、1、2、3、または4であり;
、R、R、R、R、R、R、及びR10はそれぞれ独立に、-Hまたは-C~Cアルキルであり、
ここで、各アルキルは任意選択で、1個または複数のハロゲンで置換されているか;
またはR及びR、R及びR、R及びR、R及びR10、またはその組み合わせは、それらが結合している炭素と組み合わさって、オキソ、C~Cシクロアルキル、またはO、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する3~8員ヘテロシクリルを形成しており;
各Rは独立に、-H、-OH、-O(C~Cアルキル)、-NH、-NH(C~Cアルキル)、-N(C~Cアルキル)、-C~Cアルキル、-C~Cアルケニル、-C~Cアルキニル、-C~C12シクロアルキル、-C~C12シクロアルケニル、O、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する3~14員ヘテロシクリル、C~C14アリール、ならびにO、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する5~14員ヘテロアリールからなる群から選択され、
ここで、各アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは任意選択で、1個または複数のハロゲン、-C~Cアルキル、-C~Cアルケニル、-C~Cアルキニル、-O-C~Cアルキル、-NH(C~Cアルキル)、または-N(C~Cアルキル)で置換されており;かつ
各R’は独立に、-C~Cアルキル、-C~Cアルケニル、-C~Cアルキニル、-C~C12シクロアルキル、-C~C12シクロアルケニル、O、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する3~14員ヘテロシクリル、C~C14アリール、ならびにO、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する5~14員ヘテロアリールからなる群から選択され、
ここで、各アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは任意選択で、1個または複数のハロゲン、-C~Cアルキル、-C~Cアルケニル、-C~Cアルキニル、-O-C~Cアルキル、-NH(C~Cアルキル)、または-N(C~Cアルキル)で置換されている]。
実施形態35. 式IV-aの化合物:
またはその薬学的に許容される塩である、実施形態34の化合物。
実施形態36. 式IV-bの化合物:
またはその薬学的に許容される塩である、実施形態34または35の化合物。
実施形態37. 式IV-cの化合物:
またはその薬学的に許容される塩である、実施形態34~36のいずれか1つの化合物。
実施形態38. 式IV-dの化合物:
またはその薬学的に許容される塩である、実施形態34~36のいずれか1つの化合物。
実施形態39. 式IV-e-1の化合物:
またはその薬学的に許容される塩である、実施形態34~36のいずれか1つの化合物。
実施形態40. 式IV-e-2の化合物:
またはその薬学的に許容される塩である、実施形態34~36のいずれか1つの化合物。
実施形態41. 式中、Aが、5~10員の芳香族単環式環または二環式環であり、
ここで、上記二環式環の環の少なくとも1個が、芳香族であり、
上記単環式環または上記二環式環が、O、N、及びSからなる群から独立に選択される0~4個のヘテロ原子を含有し、かつ
上記単環式環または上記二環式環が任意選択で、1個または複数のRで置換されている、実施形態34~40のいずれか1つの化合物。
実施形態42. 式中、各Rが独立に、ハロゲン、-C~Cアルキル、及び-ORからなる群から選択される、実施形態34~41のいずれか1つの化合物。
実施形態43. 式中、Bが、単環式3~6員環であり、
ここで、上記環が、飽和または芳香族であり、
上記環が、O、N、及びSからなる群から独立に選択される0~4個のヘテロ原子を含有し、かつ
上記環が任意選択で、1個または複数のRで置換されている、実施形態34~42のいずれか1つの化合物。
実施形態44. 式中、各Rが独立に、ハロゲン、-C~Cアルキル、及び-ORからなる群から選択される、実施形態34~43のいずれか1つの化合物。
実施形態45. 式中、R及びRがそれぞれ独立に、-H、-C~Cアルキル、任意選択で1個または複数のハロゲンで置換されている-(CR~C14アリール、及び-(CRORからなる群から選択されるか;
またはR及びRが、それらが結合している炭素と組み合わさって、O、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する3~14員ヘテロシクリルを形成しているか;
またはR及びRが、それらが結合している窒素と組み合わさって、O、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有し、かつ任意選択で1個または複数の-ORまたは-(CR~C14アリールで置換されている3~14員ヘテロシクリルを形成している、実施形態34~44のいずれか1つの化合物。
実施形態46. 式中、R及びRがそれぞれ、-Hである、実施形態34~45のいずれか1つの化合物。
実施形態47. 式中、R及びRがそれぞれ、-Hであり、かつ各nが、0、1、または2である、実施形態34~46のいずれか1つの化合物。
実施形態48. 式中、各Rが独立に、-Hまたは任意選択で1個または複数のハロゲンで置換されている~C~Cアルキルである、実施形態34~47のいずれか1つの化合物。
実施形態49. 表1から選択される化合物。
実施形態50. (2R)-2-ヒドロキシ-2-フェニル-1-[5-(ピリジン-2-スルホニル)-1H,2H,3H,4H,5H,6H-ピロロ[3,4-c]ピロール-2-イル]エタン-1-オンである、実施形態49の化合物。
実施形態51. 実施例24のアッセイにおいてAC50値≦40μMを有するPKR活性化化合物である、実施形態1~50のいずれか1つの化合物。
実施形態52. 実施例24のアッセイにおいてAC50値≦1.0μMを有するPKR活性化化合物である、実施形態1~51のいずれか1つの化合物。
実施形態53. 実施例24のアッセイにおいてAC50値≦0.1μMを有するPKR活性化化合物である、実施形態1~52のいずれか1つの化合物。
実施形態54. 実施形態1~53のいずれか1つの化合物、またはその薬学的に許容される塩と、薬学的に許容される担体とを含む医薬組成物。
本発明は、例えば、以下の項目を提供する。
(項目1)
式Iの化合物:

またはその薬学的に許容される塩
[式中、
Aは、フェニルまたはO、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する単環式5~6員ヘテロアリール環であり、
ここで、各アリールまたはヘテロアリールは任意選択で、1個または複数のR で置換されており;
各R は独立に、ハロゲン、-OR、-OC(O)R’、-NR 、-NRC(O)R’、-NRS(O) R’、-CN、-NO 、-SR、-C(O)R’、-C(O)OR、-C(O)NR 、-S(O) R’、-S(O) NR 、-C ~C アルキル、-C ~C アルケニル、-C ~C アルキニル、-C ~C 12 シクロアルキル、-C ~C 12 シクロアルケニル、O、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する3~14員ヘテロシクリル、C ~C 14 アリール、ならびにO、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する5~14員ヘテロアリールからなる群から選択され、
ここで、各アルキルは任意選択で、1個または複数のハロゲンで置換されており;
Zは、O、S、またはNRであり;
及びR はそれぞれ独立に、-H、ハロゲン、-C ~C アルキル、-C ~C アルケニル、-C ~C アルキニル、-(CR ~C 12 シクロアルキル、-(CR ~C 12 シクロアルケニル、-(CR ヘテロシクリル、-(CR ~C 14 アリール、-(CR ヘテロアリール、-OR、-OC(O)R’、-OS(O) R’、-OS(O) NR 、-OC(O)NR 、-OC(O)OR、-(CR NR 、-(CR NRC(O)R’、-(CR NRS(O) R’、-(CR NRC(O)NR 、-(CR NRC(O)OR、-(CR CN、-(CR NO 、-(CR SR、-(CR C(O)R’、-(CR C(O)OR、-(CR C(O)NR 、-(CR SO R’、-(CR SO NR 、及び-(CR SO ORからなる群から選択され、
ここで、各シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは任意選択で、ハロゲン、-C ~C アルキル、-C ~C アルケニル、-C ~C アルキニル、オキソ、及び-ORからなる群から選択される1個または複数の置換基で置換されており、ここで、-ORは、C(=Z)に対してγ位のOをもたらさず、
各アルキル、アルケニル、またはアルキニルは任意選択で、1個または複数のハロゲンで置換されており、
各ヘテロシクリルは、3~14員であり、かつO、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有し、ここで、前記ヘテロシクリルは、C(=Z)に対してγ位のOを含有せず、かつ
各ヘテロアリールは、5~14員であり、かつO、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有するか;
またはR 及びR は、それらが結合している炭素と組み合わさって、オキソ、C ~C 12 シクロアルキル、またはO、N及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する3~8員のヘテロシクリルを形成しており、かつ
ここで、前記ヘテロシクリルは、C(=Z)に対してγ位のOを含有せず、かつ
各シクロアルキルまたはヘテロシクリルは任意選択で、ハロゲン、-C ~C アルキル、-C ~C アルケニル、-C ~C アルキニル、オキソ、及び-ORからなる群から選択される1個または複数の置換基で置換されており、ここで、-ORは、C(=Z)に対してγ位のOをもたらさず;
及びR はそれぞれ独立に、-H、ハロゲン、及び-C ~C アルキルからなる群から選択され;
各nは独立に、0、1、2、3、または4であり;
Bは、単環式または二環式3~14員環であり、
ここで、前記環は、飽和、完全もしくは部分不飽和、または芳香族であり、
前記環は、O、N、及びSからなる群から独立に選択される0~4個のヘテロ原子を含有し、
前記環は任意選択で、(R で置換されており、かつ
前記環が飽和または部分不飽和である場合、前記環はC(=Z)に対してγ位のOを含有せず;
各R は独立に、ハロゲン、オキソ、-OR、-OC(O)R’、-NR 、-NRC(O)R’、-NRS(O) R’、-CN、-NO 、-SR、-C(O)R’、-C(O)OR、-C(O)NR 、-S(O) R’、-S(O) NR 、-C ~C アルキル、-C ~C アルケニル、-C ~C アルキニル、-C ~C 12 シクロアルキル、-C ~C 12 シクロアルケニル、O、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する3~14員ヘテロシクリル、C ~C 14 アリール、ならびにO、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する5~14員ヘテロアリールからなる群から選択され、
ここで、各アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは任意選択で、1個または複数のハロゲン、-C ~C アルキル、-C ~C アルケニル、-C ~C アルキニル、または-ORで置換されており;
mは、0、1、2、3、4、5、6、7、8、9、または10であり;
、R 、R 、R 、R 、R 、R 、及びR 10 はそれぞれ独立に、-Hまたは-C ~C アルキルであり、
ここで、各アルキルは任意選択で、1個または複数のハロゲンで置換されているか;
またはR 及びR 、R 及びR 、R 及びR 、R 及びR 10 、またはそれらの組合せは、それらが結合している炭素と組み合わさって、オキソ、C ~C シクロアルキル、またはO、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する3~8員ヘテロシクリルを形成しており;
各Rは独立に、-H、-OH、-O(C ~C アルキル)、-NH 、-NH(C ~C アルキル)、及び-N(C ~C アルキル) 、-C ~C アルキル、-C ~C アルケニル、-C ~C アルキニル、-C ~C 12 シクロアルキル、-C ~C 12 シクロアルケニル、O、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する3~14員ヘテロシクリル、C ~C 14 アリール、ならびにO、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する5~14員ヘテロアリールからなる群から選択され、
ここで、各アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは任意選択で、1個または複数のハロゲン、-C ~C アルキル、-C ~C アルケニル、-C ~C アルキニル、-O(C ~C アルキル)、-NH(C ~C アルキル)、または-N(C ~C アルキル) で置換されており;かつ
各R’は独立に、-C ~C アルキル、-C ~C アルケニル、-C ~C アルキニル、-C ~C 12 シクロアルキル、-C ~C 12 シクロアルケニル、O、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する3~14員ヘテロシクリル、C ~C 14 アリール、ならびにO、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する5~14員ヘテロアリールからなる群から選択され、
ここで、各アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは任意選択で、1個または複数のハロゲン、-C ~C アルキル、-C ~C アルケニル、-C ~C アルキニル、-O-C ~C アルキル、-NH(C ~C アルキル)、または-N(C ~C アルキル) で置換されている]。
(項目2)
式I-aの化合物:

またはその薬学的に許容される塩である、項目1に記載の化合物。
(項目3)
式I-bの化合物:

またはその薬学的に許容される塩である、項目2に記載の化合物。
(項目4)
Bが、芳香族単環式環または二環式環であり、
ここで、前記二環式環中の環の少なくとも1個が、芳香族であり、
前記単環式環または前記二環式環が、O、N、及びSからなる群から独立に選択される0~4個のヘテロ原子を含有し、かつ
前記単環式環または前記二環式環が任意選択で、(R で置換されている、項目1~3のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
(項目5)
及びR がそれぞれ独立に、-H、ハロゲン、-C ~C アルキル、及び-ORからなる群から選択され、ここで、-ORが、C(=Z)に対してγ位のOをもたらさない、項目1~4のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
(項目6)
式I-cの化合物:

またはその薬学的に許容される塩である、項目1~3のいずれか1項に記載の化合物。
(項目7)
式I-d-1の化合物:

またはその薬学的に許容される塩である、項目1~5のいずれか1項に記載の化合物。
(項目8)
Aが、任意選択で1個または複数のR で置換されているフェニルまたはピリジルである、項目1~7のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
(項目9)
Aが、ピリジルである、項目1~8のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
(項目10)
Aが、非置換である、項目1~9のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
(項目11)

またはその薬学的に許容される塩である、項目1~10のいずれか1項に記載の化合物。
(項目12)

またはその薬学的に許容される塩である、項目1~6及び8のいずれか1項に記載の化合物。
(項目13)
実施例10-1及び10-2の方法により分離した場合に、第2に溶離する鏡像異性体である、項目12に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
(項目14)

またはその薬学的に許容される塩である、項目1~5及び8のいずれか1項に記載の化合物。
(項目15)

またはその薬学的に許容される塩である、項目1、2、4、5、及び8のいずれか1項に記載の化合物。
(項目16)

またはその薬学的に許容される塩である、項目1~5のいずれか1項に記載の化合物。

Claims (30)

  1. I-aの化合物:

    またはその薬学的に許容される塩
    [式中、
    Aは、フェニルまたはO、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する単環式5~6員ヘテロアリール環であり、
    ここで、各アリールまたはヘテロアリールは任意選択で、1個または複数のRで置換されており;
    各Rは独立に、ハロゲン、-OR、-OC(O)R’、-NR、-NRC(O)R’、-NRS(O)R’、-CN、-NO、-SR、-C(O)R’、-C(O)OR、-C(O)NR、-S(O)R’、-C~Cアルキル、-C~Cアルケニル、-C~Cアルキニル、-C~C12シクロアルキル、-C~C12シクロアルケニル、O、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する3~14員ヘテロシクリル、C~C14アリール、ならびにO、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する5~14員ヘテロアリールからなる群から選択され、
    ここで、各アルキルは任意選択で、1個または複数のハロゲンで置換されており
    及びRはそれぞれ独立に、-H、ハロゲン、-C~Cアルキル、及び-ORからなる群から選択され、ここで、-ORは、C(=)に対してγ位のOをもたらさず、
    各アルキルは任意選択で、1個または複数のハロゲンで置換されており;
    Bは、芳香族単環式または二環式環であり、
    ここで、前記二環式環中の環の少なくとも1個が、芳香族であり、
    前記単環式環または二環式環は、O、N、及びSからなる群から独立に選択される0~4個のヘテロ原子を含有し、かつ
    前記単環式環または二環式環は任意選択で、(Rで置換されており;
    各Rは独立に、ハロゲン、オキソ、-OR、-OC(O)R’、-NR、-NRC(O)R’、-NRS(O)R’、-CN、-NO、-SR、-C(O)R’、-C(O)OR、-C(O)NR、-S(O)R’、-S(O)NR、-C~Cアルキル、-C~Cアルケニル、-C~Cアルキニル、-C~C12シクロアルキル、-C~C12シクロアルケニル、O、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する3~14員ヘテロシクリル、C~C14アリール、ならびにO、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する5~14員ヘテロアリールからなる群から選択され、
    ここで、各アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは任意選択で、1個または複数のハロゲン、-C~Cアルキル、-C~Cアルケニル、-C~Cアルキニル、または-ORで置換されており;
    mは、0、1、2、3、4、5、6、7、8、9、または10であり
    各Rは独立に、-H、-OH、-O(C~Cアルキル)、-NH、-NH(C~Cアルキル)、及び-N(C~Cアルキル)、-C~Cアルキル、-C~Cアルケニル、-C~Cアルキニル、-C~C12シクロアルキル、-C~C12シクロアルケニル、O、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する3~14員ヘテロシクリル、C~C14アリール、ならびにO、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する5~14員ヘテロアリールからなる群から選択され、
    ここで、各アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは任意選択で、1個または複数のハロゲン、-C~Cアルキル、-C~Cアルケニル、-C~Cアルキニル、-O(C~Cアルキル)、-NH(C~Cアルキル)、または-N(C~Cアルキル)で置換されており;かつ
    各R’は独立に、-C~Cアルキル、-C~Cアルケニル、-C~Cアルキニル、-C~C12シクロアルキル、-C~C12シクロアルケニル、O、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する3~14員ヘテロシクリル、C~C14アリール、ならびにO、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する5~14員ヘテロアリールからなる群から選択され、
    ここで、各アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは任意選択で、1個または複数のハロゲン、-C~Cアルキル、-C~Cアルケニル、-C~Cアルキニル、-O-C~Cアルキル、-NH(C~Cアルキル)、または-N(C~Cアルキル)で置換されている]。
  2. Aが、フェニル、ピリジル、チオフェニル、イミダゾリル、イソオキサゾリル、及びピラゾリルからなる群から選択され、ここで、各フェニル、ピリジル、チオフェニル、イミダゾリル、イソオキサゾリル、及びピラゾリルが任意選択で、1個または複数のR で置換されており;
    各R は独立に、フルオロ、クロロ、メチル、-CF 、-OMe、-OiPr、-OCF 、-OCF H、-NHC(O)Me、-CN、及び-SO NH からなる群から選択され;
    及びR はそれぞれ独立に、-H、フルオロ、メチル、エチル、イソプロピル、及び-OHからなる群から選択され;
    Bが、

    からなる群から選択され、
    ここで、前記環は任意選択で(R で置換されており;
    各R は独立に、フルオロ、クロロ、メチル、-CF 、及び-OMeからなる群から選択され、
    mは、0、1、または2である、請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
  3. 式I-bの化合物:

    またはその薬学的に許容される塩である、請求項1または2に記載の化合物。
  4. 式I-cの化合物:

    またはその薬学的に許容される塩である、請求項1~3のいずれか1項に記載の化合物。
  5. 式I-d-1の化合物:

    またはその薬学的に許容される塩である、請求項1~のいずれか1項に記載の化合物。
  6. Aが、任意選択で1個または複数のRで置換されているフェニルまたはピリジルである、請求項1~のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
  7. Aが、ピリジルである、請求項1~のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
  8. Aが、非置換である、請求項1~のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。

  9. である、請求項1~のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。

  10. である、請求項1~及びのいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。

  11. である、請求項1~及び5~6のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。

  12. である、請求項1、2及びのいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。

  13. である、請求項1~のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
  14. 式I-cの化合物:

    である、請求項1に記載の化合物。
  15. 式I-d-1の化合物:

    である、請求項1に記載の化合物。
  16. Aが、任意選択で1個または複数のRで置換されているフェニルまたはピリジルである、請求項1に記載の化合物。
  17. Aが、ピリジルである、請求項1に記載の化合物。
  18. Aが、非置換である、請求項1に記載の化合物。

  19. である、請求項1に記載の化合物。

  20. である、請求項1に記載の化合物。

  21. である、請求項1に記載の化合物。

  22. である、請求項1に記載の化合物。

  23. である、請求項1に記載の化合物。
  24. ピルビン酸キナーゼRを活性化するための、式(I-a)の化合物、またはその薬学的に許容される塩を含む組成物であって、式(I-a)が:

    またはその薬学的に許容される塩
    [式中、
    Aは、フェニルまたはO、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する単環式5~6員ヘテロアリール環であり、
    ここで、各アリールまたはヘテロアリールは任意選択で、1個または複数のRで置換されており;
    各Rは独立に、ハロゲン、-OR、-OC(O)R’、-NR、-NRC(O)R’、-NRS(O)R’、-CN、-NO、-SR、-C(O)R’、-C(O)OR、-C(O)NR、-S(O)R’、-S(O)NR、-C~Cアルキル、-C~Cアルケニル、-C~Cアルキニル、-C~C12シクロアルキル、-C~C12シクロアルケニル、O、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する3~14員ヘテロシクリル、C~C14アリール、ならびにO、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する5~14員ヘテロアリールからなる群から選択され、
    ここで、各アルキルは任意選択で、1個または複数のハロゲンで置換されており
    及びRはそれぞれ独立に、-H、ハロゲン、-C~Cアルキル、及び-ORからなる群から選択され
    こで、-ORは、C(=)に対してγ位のOをもたらさず、
    各アルキルは任意選択で、1個または複数のハロゲンで置換されており;
    Bは、芳香族単環式または二環式環であり、
    ここで、前記二環式環中の環の少なくとも1個が、芳香族であり、
    前記単環式環または二環式環は、O、N、及びSからなる群から独立に選択される0~4個のヘテロ原子を含有し、かつ
    前記単環式環または二環式環は任意選択で、(Rで置換されており;
    各Rは独立に、ハロゲン、オキソ、-OR、-OC(O)R’、-NR、-NRC(O)R’、-NRS(O)R’、-CN、-NO、-SR、-C(O)R’、-C(O)OR、-C(O)NR、-S(O)R’、-S(O)NR、-C~Cアルキル、-C~Cアルケニル、-C~Cアルキニル、-C~C12シクロアルキル、-C~C12シクロアルケニル、O、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する3~14員ヘテロシクリル、C~C14アリール、ならびにO、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する5~14員ヘテロアリールからなる群から選択され、
    ここで、各アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは任意選択で、1個または複数のハロゲン、-C~Cアルキル、-C~Cアルケニル、-C~Cアルキニル、または-ORで置換されており;
    mは、0、1、2、3、4、5、6、7、8、9、または10であり
    各Rは独立に、-H、-OH、-O(C~Cアルキル)、-NH、-NH(C~Cアルキル)、及び-N(C~Cアルキル)、-C~Cアルキル、-C~Cアルケニル、-C~Cアルキニル、-C~C12シクロアルキル、-C~C12シクロアルケニル、O、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する3~14員ヘテロシクリル、C~C14アリール、ならびにO、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する5~14員ヘテロアリールからなる群から選択され、
    ここで、各アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは任意選択で、1個または複数のハロゲン、-C~Cアルキル、-C~Cアルケニル、-C~Cアルキニル、-O(C~Cアルキル)、-NH(C~Cアルキル)、または-N(C~Cアルキル)で置換されており;かつ
    各R’は独立に、-C~Cアルキル、-C~Cアルケニル、-C~Cアルキニル、-C~C12シクロアルキル、-C~C12シクロアルケニル、O、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する3~14員ヘテロシクリル、C~C14アリール、ならびにO、N、及びSからなる群から独立に選択される1~4個のヘテロ原子を含有する5~14員ヘテロアリールからなる群から選択され、
    ここで、各アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールは任意選択で、1個または複数のハロゲン、-C~Cアルキル、-C~Cアルケニル、-C~Cアルキニル、-O-C~Cアルキル、-NH(C~Cアルキル)、または-N(C~Cアルキル)で置換されている]である、前記組成物。
  25. 前記式I-aの化合物、またはその薬学的に許容される塩を含む請求項24に記載の組成物であって、
    Aが、フェニル、ピリジル、チオフェニル、イミダゾリル、イソオキサゾリル、及びピラゾリルからなる群から選択され、ここで、各フェニル、ピリジル、チオフェニル、イミダゾリル、イソオキサゾリル、及びピラゾリルが任意選択で、1個または複数のR で置換されており;
    各R は独立に、フルオロ、クロロ、メチル、-CF 、-OMe、-OiPr、-OCF 、-OCF H、-NHC(O)Me、-CN、-SO NH からなる群から選択され;
    及びR はそれぞれ独立に、-H、フルオロ、メチル、エチル、イソプロピル、及び-OHからなる群から選択され;
    Bが、

    からなる群から選択され、
    ここで、前記環は任意選択で(R で置換されており;
    各R は独立に、フルオロ、クロロ、メチル、-CF 、及び-OMeからなる群から選択され、
    mは、0、1、または2である、組成物。
  26. 前記化合物が、

    である、請求項24に記載の組成物。
  27. 前記化合物が、

    である、請求項24に記載の組成物。
  28. 前記化合物が、

    である、請求項24に記載の組成物。
  29. 前記化合物が、

    である、請求項24に記載の組成物。
  30. 前記化合物が、

    である、請求項24に記載の組成物。
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