JP7448372B2 - 保持装置、搬送システム、支持装置、載置方法、及び搬送方法 - Google Patents

保持装置、搬送システム、支持装置、載置方法、及び搬送方法 Download PDF

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Description

本発明の実施形態は、保持装置、搬送システム、支持装置、載置方法、及び搬送方法に関する。
ワークを保持する保持装置がある。この保持装置がワークを載置するときに、ワークが損傷する可能性を低減できる技術が望まれている。
特開2018-89719号公報 特開2019-111615号公報
本発明が解決しようとする課題は、ワークの載置時に、ワークが損傷する可能性を低減できる保持装置、搬送システム、支持装置、載置方法、及び搬送方法を提供することである。
実施形態に係る保持装置は、支持部、吸着部、及び第1駆動部を備える。前記支持部は、第1方向において前記ワークの重みを支持する。前記吸着部は、前記第1方向と交差する第2方向においてワークに吸着する吸着面を含む。前記第1駆動部は、前記吸着部に対して前記支持部を前記第2方向に移動させる。前記吸着面に対する、前記支持部の前記第1方向及び前記第2方向を含む面に沿う傾きは、可変である。
実施形態に係る保持装置を表す斜視図である。 実施形態に係る保持装置を表す斜視図である。 実施形態に係る保持装置を表す斜視断面図である。 実施形態に係る保持装置の一部を表す斜視図である。 実施形態に係る保持装置を表す側面図である。 実施形態に係る保持装置の一部を表す斜視図である。 実施形態に係る保持装置を表す側面図である。 実施形態に係る保持装置を表す斜視図である。 実施形態に係る保持装置の一部を表す平面図である。 実施形態に係る搬送方法を表す模式図である。 実施形態に係る搬送方法を表す模式図である。 実施形態に係る搬送方法を表す模式図である。 参考例に係る保持装置の動作を表す模式図である。 実施形態に係る支持装置を表す側面図である。 実施形態に係る搬送システムを表す模式的斜視図である。
以下に、本発明の各実施形態について図面を参照しつつ説明する。
図面は模式的または概念的なものであり、各部分の厚みと幅との関係、部分間の大きさの比率などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。同じ部分を表す場合であっても、図面により互いの寸法や比率が異なって表される場合もある。
本願明細書と各図において、既に説明したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
図1、図2、及び図8は、実施形態に係る保持装置を表す斜視図である。
図3は、実施形態に係る保持装置を表す斜視断面図である。
図4及び図6は、実施形態に係る保持装置の一部を表す斜視図である。
図5(a)~図5(c)、図7(a)、及び図7(b)は、実施形態に係る保持装置を表す側面図である。
図9(a)及び図9(b)は、実施形態に係る保持装置の一部を表す平面図である。
図1~図9に表した実施形態に係る保持装置100は、支持部10、吸着部20、及び第1駆動部31を含む。
保持装置100は、ワークWを保持するために使用される。例えば、ワークWを保持した保持装置100を移動させることで、ワークWをある場所から別の場所へ搬送できる。
支持部10は、第1方向においてワークWの重みを支持する。吸着部20は、第1方向と交差する第2方向において、ワークWに吸着する。第1方向は、水平面と交差する。第2方向は、重力方向と交差する。
ワークWは、例えば、物品が梱包された段ボールである。支持部10が支持でき、吸着部20が吸着できれば、ワークWの種類、形状、サイズなどは任意である。
以降の説明では、第1方向を上下方向、第2方向を前後方向と呼ぶ。第1方向及び第2方向を含む面と交差する第3方向を左右方向と呼ぶ。また、ワークWが保持された状態において、支持部10からワークWに向かう方向を上方と呼び、その逆の方向を下方と呼ぶ。吸着部20からワークWに向かう方向を前方と呼び、その逆の方向を後方と呼ぶ。上下方向及び前後方向を基準として、右方及び左方を使用する。
保持装置100がワークWを保持できる範囲で、第1方向は鉛直方向に対して傾斜していても良いし、第2方向及び第3方向は水平面に対して傾斜していても良い。以下では、第1方向は鉛直方向に平行であり、第2方向及び第3方向は水平面に平行である場合について説明する。
支持部10は、前後方向に延びている。支持部10の上下方向の厚みは、支持部10の前後方向の長さに比べて十分に小さい。図2に表したように、支持部10は、平坦な上面を有し、ワークWの底面BSに接触する。吸着部20は、ワークWの側面SSに真空吸着する。
図1及び図2は、支持部10及び吸着部20によりワークWを保持する際の保持装置100の状態を表している。吸着部20は、ワークWを保持する際、支持部10よりも上方に位置する。図示した例では、ワークWを保持する際、支持部10は保持装置100の底部から前方に延び、吸着部20は保持装置100の前面に位置している。
第1駆動部31は、吸着部20に対して支持部10を前後方向に移動させる。支持部10の移動方向は、前後方向に平行では無く、前後方向に対して上下方向に傾斜していても良い。以降では、「傾き」又は「傾斜」とは、特段の説明が無い限り、前後方向及び上下方向を含む鉛直面に沿った傾き又は傾斜を意味する。
支持部10が移動するときの軌跡は、直線状では無く、湾曲していても良い。第1駆動部31により支持部10の前後方向における位置が変化すれば良く、移動時に支持部10の上下方向における位置が変化しても良い。
支持部10は、回動部11に対して固定されている。回動部11は、保持装置100の側面に設けられている。回動部11は、回転軸12を介して摺動部14に取り付けられている。このため、回動部11は、摺動部14に対して回転可能である。回転軸12は、左右軸まわりに回転可能である。回動部11が回転軸12を中心として回転することで、支持部10の前後方向に対する傾きが変化する。
第1駆動部31は、摺動部14を前後方向に移動させる。摺動部14の移動により、回動部11及び支持部10も前後方向に移動する。第1駆動部31によって、支持部10、回動部11、及び摺動部14は、吸着部20及びフレーム40に対して前後方向に移動する。
摺動部14の移動は、ガイド13によって誘導される。例えば、ガイド13は、フレーム40の側面に設けられた突出部である。摺動部14は、不図示の溝を有し、ガイド13と嵌合している。支持部10は、回動部11、回転軸12、ガイド13、及び摺動部14を介してフレーム40に取り付けられている。
ガイド13は、前後方向に対して僅かに傾斜した方向に延びている。摺動部14、回動部11、及び支持部10は、ガイド13に沿って、前後方向に対して傾斜した方向に移動する。
例えば図3に表したように、第1駆動部31は、フレーム40の内側に設けられたエアシリンダを含む。エアシリンダのチューブ31aは、ガイド13と平行に延びている。摺動部14は、エアシリンダのピストンにより駆動される。チューブ31a内の圧力を調整すると、ピストンが移動する。同時に、ピストンに固定された摺動部14が、ガイド13に沿って移動する。これにより、回動部11及び支持部10が前後方向に移動する。この例に限らず、第1駆動部31は、エアシリンダに代えて、モータなどのアクチュエータを含んでいても良い。
回動部11及び摺動部14の少なくとも一方には、不図示のストッパが設けられる。回動部11が左右軸まわりに所定角度回転すると、ストッパが相手部材に接触する。回動部11の回転範囲は、このストッパにより規定される。
図1、図2、及び図4に表したように、フレーム40には、当接部15が固定されている。当接部15は、フレーム40の側方に設けられている。回動部11が前方に移動した際、回動部11は、当接部15に当たって接触する。回動部11と当接部15の接触位置は、回転軸12の位置と異なる。このため、回動部11が当接部15に接触すると、回転軸12のまわりにトルクが働く。このトルクにより、回動部11が回転軸12を中心として回転し、回動部11の前後方向に対する傾きが変化する。
例えば図4に表したように、フレーム40は、縦フレーム41及び横フレーム42を含む。縦フレーム41は、前後方向及び上下方向に沿って広がる板状の部材である。横フレーム42は、前後方向及び左右方向に沿って広がる板状の部材である。縦フレーム41及び横フレーム42は、互いに固定されている。横フレーム42の左右方向の一端は、縦フレーム41の上端に固定されている。横フレーム42の左右方向の他端には、当接部15の上端が固定されている。当接部15は、左右方向において縦フレーム41から離れている。
例えば、第1駆動部31は、回動部11を、第1位置と第2位置との間で移動させる。第1位置と吸着部20の吸着面22との間の前後方向における距離は、第2位置と吸着面22との間の前後方向における距離よりも長い。すなわち、第1位置は、第2位置よりも後方にある。回動部11が第2位置にあるとき、支持部10は、前後方向に沿って、吸着部20及びフレーム40から突出している。回動部11が第2位置にあるときの、支持部10のフレーム40に対する前後方向における突出量(長さ)は、回動部11が第1位置にあるときの、支持部10のフレーム40に対する前後方向における突出量よりも長い。回動部11が第1位置にあるとき、支持部10は、フレーム40から突出してなくても良い。換言すると、回動部11が第1位置にあるときの、支持部10のフレーム40に対する前後方向における突出量は、ゼロであっても良い。
図5(a)は、回動部11が第1位置にある第1状態を表している。図5(b)は、回動部11が、第2位置に到達する直前に、当接部15に接触したときの状態を表している。図5(c)は、回動部11が第2位置にある第2状態を表している。図5(a)に表したように、第1状態では、支持部10が前後方向に対して傾斜している。図5(b)及び図5(c)に表したように、回動部11が当接部15に接触すると、回動部11が左右軸まわりに回転する。この結果、第2状態では、第1状態に比べて、支持部10の前後方向に対する傾きが小さくなる。例えば、第2状態では、支持部10の上面が水平となる。図5(a)~図5(c)に表した動作により、吸着面22に対する支持部10の傾きが変化する。
図6に表したように、当接部15の下端には、ローラ16が回転可能に取り付けられている。また、回動部11の上端には、当接片17が取り付けられている。当接片17の上面には、第1傾斜面17a及び第2傾斜面17bが設けられている。第1傾斜面17a及び第2傾斜面17bは、回動部11が第1位置又は第2位置にあるときに、前後方向に対して傾斜している。
回動部11が第1位置にあるとき、第1傾斜面17a及び第2傾斜面17bのそれぞれの前後方向に対する傾きは、ガイド13の前後方向に対する傾きよりも大きい。回動部11が第2位置に向けて移動すると、ローラ16が第1傾斜面17aに接触する。これにより、回動部11に左右軸まわりのトルクが加えられる。回動部11は、回転しつつ、第2位置に向けてさらに移動する。回動部11の移動に伴い、ローラ16は、第1傾斜面17a上を転がる。前述のストッパによって回動部11の回転が止まり、回動部11が第2位置に到達すると、ローラ16は、第2傾斜面17b上で止まる。このとき、例えば、第2傾斜面17bは、ガイド13と実質的に平行となる。
第1傾斜面17aの前後方向に対する傾きは、例えば、第2傾斜面17bの前後方向に対する傾きよりも大きい。又は、第1傾斜面17aの前後方向に対する傾きは、第2傾斜面17bの前後方向に対する傾きと同じでも良い。
図5(b)及び図5(c)に表したように、支持部10は、ワークWが載置される載置部分10pを含む。載置部分10pは、前後方向に沿って延び、ワークWに接触する第1面S1と、第1面S1と反対側の第2面S2と、を有する。図示した例では、第1面S1と第2面S2との間の上下方向における距離は、回動部11から離れるに連れて短くなっている。換言すると、回動部11から離れるに連れて、載置部分10pの厚みが小さくなっている。
載置部分10pの厚みは、連続的に変化しても良いし、階段状に変化しても良い。好ましくは、図5(b)及び図5(c)に表したように、載置部分10pの底面は上方に向けて傾斜し、載置部分10pの厚みは連続的に変化している。この厚みの変化により、支持部10が前後方向から傾斜した方向に移動する場合でも、支持部10が別の部材と干渉することを抑制できる。
また、図示した例では、吸着面22の前後方向における位置は、回転軸12の前後方向における位置と、載置部分10pの前後方向における位置と、の間にある。すなわち、回転軸12は、吸着面22よりも後方に位置する。
図5(a)に表したように、吸着部20は、吸着パッド21を有する。吸着パッド21の前端には、ワークWに接触する吸着面22が設けられている。吸着面22は、上下方向及び左右方向に沿って広がっている。また、吸着パッド21には、不図示の調圧ユニットが接続される。吸着面22がワークWに接触した状態で、吸着パッド21の内部を減圧することで、吸着パッド21をワークWに吸着させることができる。
吸着パッド21は、弾性を有する。このため、吸着パッド21は、ワークWに接触した際に、ワークWの形状に倣って変形可能である。また、吸着パッド21は、ワークWへの吸着中に、ワークWの位置又は傾きの変化に応じて変形可能である。
第2駆動部32は、吸着部20を前後方向に移動させる。吸着面22をワークWの側面に垂直に接触させるために、吸着部20は、前後方向に沿って直線状に移動することが好ましい。第2駆動部32は、例えば、モータ、プーリ、及びベルトを含む。第2駆動部32は、ベルトドライブにより、吸着部20を移動させる。又は、第2駆動部32は、エアシリンダ等を含んでいても良い。
具体的な一例として、図1及び図2に表したように、吸着部20は、摺動部23に固定されている。摺動部23は、図4に表した当接部15と縦フレーム41の間に設けられている。第2駆動部32が摺動部23を駆動させると、摺動部23が当接部15と縦フレーム41の間を前後方向に沿って移動する。これにより、摺動部23と固定された吸着部20が前後方向に移動する。
図4に表したように、縦フレーム41の側面には、嵌合溝24が前後方向に沿って設けられている。摺動部23は不図示のガイドを有し、嵌合溝24はこのガイドに嵌合している。ガイドと嵌合溝24の嵌合により、摺動部23の移動方向が規定される。吸着部20は、摺動部23及び嵌合溝24を介してフレーム40に取り付けられている。
保持装置100では、支持部10は、左右方向において複数設けられている。複数の支持部10が、ワークWの重みを下方から支持する。また、吸着部20は、上下方向及び左右方向において複数設けられている。複数の吸着部20が、ワークWに吸着する。
例えば図7(a)及び図7(b)に表したように、保持装置100は、右側に設けられた第1支持部10a及び左側に設けられた第2支持部10bを含む。第1支持部10a及び第2支持部10bは、それぞれ、第1回動部11a及び第2回動部11bに固定されている。第1回動部11a及び第2回動部11bは、第1回転軸12a及び第2回転軸12bを介してそれぞれ第1摺動部14a及び第2摺動部14bに取り付けられている。
第1摺動部14a及び第2摺動部14bは、第1駆動部31のシリンダにより駆動される。例えば、第1摺動部14aがシリンダに固定され、第2摺動部14bが第1摺動部14aに連結される。これにより、第2摺動部14bの前後方向における位置は、第1摺動部14aに対して固定される。第1摺動部14a及び第2摺動部14bは、それぞれ第1ガイド13a及び第2ガイド13bに沿って、同時に移動する。第1回動部11a及び第1摺動部14aは、第1フレーム40aに取り付けられる。第2回動部11b及び第2摺動部14bは、第2フレーム40bに取り付けられる。第1フレーム40a及び第2フレーム40bには、それぞれ、第1回動部11a及び第2回動部11bが当接する第1当接部15a及び第2当接部15bが固定される。
また、保持装置100は、右側に設けられた複数の第1吸着部20a及び左側に設けられた複数の第2吸着部20bを有する。複数の第1吸着部20aは、第1摺動部23aを介して、第1フレーム40aに取り付けられている。複数の第2吸着部20bは、第2摺動部23bを介して、第2フレーム40bに取り付けられている。複数の第1吸着部20a及び複数の第2吸着部20bは、第2駆動部32に接続されている。複数の第1吸着部20a及び複数の第2吸着部20bは、同時に前後方向に移動する。
例えば、第1支持部10a、第1回動部11a、第1回転軸12a、第1ガイド13a、第1摺動部14a、第1吸着部20a、及び第1フレーム40aの構造は、保持装置100の左右方向の中心を通る鉛直面を基準として、第2回動部11b、第2回転軸12b、第2ガイド13b、第2摺動部14b、第2吸着部20b、及び第2フレーム40bの構造とそれぞれ概略面対称である。
第1フレーム40aは、第2フレーム40bと左右方向において並んでいる。第1フレーム40aと第2フレーム40bとの間の左右方向における距離が可変であっても良い。第1フレーム40aと第2フレーム40bとの間の距離が長くなると、図8に表したように、第1支持部10aと第2支持部10bとの間の距離、及び第1吸着部20aと第2吸着部20bとの間の距離も長くなる。
第1フレーム40a及び第2フレーム40bのそれぞれの左右方向における位置は、基部45に対して可変である。第2フレーム40bと基部45との間の左右方向における距離は、第1フレーム40aと基部45との間の左右方向における距離と同期して変化する。例えば、第1フレーム40aと第2フレーム40bとの間の距離は、ワークWの左右方向の長さに応じて切り替えることができる。これにより、ワークWをより安定して保持できる。
一例として、ワークWは、ローラコンベアRCによって搬送される。ローラコンベアRCは、複数のローラRを含む。各ローラRの回転により、ワークWが搬送される。第1支持部10a及び第2支持部10bのそれぞれの幅(左右方向における長さ)は、隣り合うローラR同士の間隔よりも狭い。図1及び図8に表した両方の状態において、第1支持部10aと第2支持部10bとの間隔は、隣り合うローラR同士の間隔に対応して設定される。具体的には、図1及び図8に表した状態において、第1支持部10aの左右方向の中心と、第2支持部10bの左右方向の中心と、の間の距離D1は、1つのローラRの左右方向の中心と、それに隣り合う別のローラRの左右方向の中心と、の間の距離D2の整数倍である。第1支持部10aと第2支持部10bとの間隔をローラR同士の間隔に対応させることで、第1支持部10a及び第2支持部10bを、ローラR同士の間に位置させることができる。
保持装置100は、第1フレーム40aと第2フレーム40bとの間の距離を調整するための調整機構を含む。調整機構は、第1突出部51a、第2突出部51b、嵌合部材52、及び第3駆動部33を含む。
図9(a)及び図9(b)に表したように、第1突出部51aは、第1フレーム40aに対して固定されている。第2突出部51bは、第2フレーム40bに対して固定されている。図示した例では、第1突出部51aは、第1フレーム40aの横フレーム42aに固定されている。第2突出部51bは、第2フレーム40bの横フレーム42bに固定されている。嵌合部材52には、第1突出部51a及び第2突出部51bとそれぞれ嵌合する第1溝52a及び第2溝52bが設けられている。
第1溝52aと第2溝52bとの間の左右方向における距離は、前後方向の位置に応じて、変化している。図示した例では、第1溝52aと第2溝52bとの間の左右方向における距離が、後方に向かうほど徐々に長くなっている。
第1突出部51aの前後方向における位置、及び第2突出部51bの前後方向における位置は、固定されている。例えば図4に表したように、第1フレーム40a及び第2フレーム40bには、それぞれ嵌合溝46が設けられている。基部45の下面には、不図示のガイドが設けられてる。嵌合溝46及びガイドは、左右方向に沿って設けられている。ガイドと嵌合溝46が嵌合することで、第1フレーム40a及び第2フレーム40bの移動方向が左右に規定され、第1フレーム40a及び第2フレーム40bのそれぞれの前後方向における位置が固定される。
第3駆動部33は、第1フレーム40a、第2フレーム40b、及び基部45に対して、嵌合部材52を前後方向に移動させる。嵌合部材52が前後方向に移動すると、第1溝52aと第2溝52bとの間の距離に応じて、第1突出部51a及び第2突出部51bが左右方向に移動する。第1突出部51a及び第2突出部51bの移動に応じて、第1フレーム40a及び第2フレーム40bが、左右方向に移動する。すなわち、嵌合部材52の前後方向における運動が、第1突出部51a、第2突出部51b、及び嵌合部材52によって、第1フレーム40a及び第2フレーム40bの左右方向における運動に変換される。
第3駆動部33は、第1嵌合位置と第2嵌合位置との間で、嵌合部材52を移動させる。嵌合部材52が第1嵌合位置にあるときの第1突出部51aと第2突出部51bとの間の距離は、嵌合部材52が第2嵌合位置にあるときの第1突出部51aと第2突出部51bとの間の距離と異なる。嵌合部材52の移動により、第1フレーム40a及び第2フレーム40bにそれぞれ取り付けられた第1支持部10aと第2支持部10bとの間の距離を変化させることができる。
具体的な一例として、第1嵌合位置は、第2嵌合位置よりも後方に位置する。図9(a)は、嵌合部材52が第1嵌合位置にあるときの状態を表す。図9(b)は、嵌合部材52が第2嵌合位置にあるときの状態を表す。図9(a)に表した状態での第1突出部51aと第2突出部51bとの間の距離D3は、図9(b)に表した状態での第1突出部51aと第2突出部51bとの間の距離D4よりも短い。嵌合部材52が図9(a)に表した状態にあるとき、支持部10同士の間の距離は、図1に表したように相対的に短い。嵌合部材52が図9(b)に表した状態にあるとき、支持部10同士の間の距離は、図9に表したように相対的に長い。
第3駆動部33は、例えばエアシリンダを含む。第3駆動部33は、エアシリンダに代えて、モータ等のアクチュエータを含んでも良い。
保持装置100の動作は、例えば制御部90により制御される。制御部90は、保持装置100の構成要素と電気的に接続され、構成要素に信号を送る。各構成要素は、制御部90から送られる信号に基づいて動作する。
図10(a)~図10(c)、図11(a)~図11(c)、図12(a)、及び図12(b)は、実施形態に係る搬送方法を表す模式図である。
実施形態に係る搬送方法は、図10(a)~図10(c)に表した保持方法と、図11(b)、図11(c)、図12(a)、及び図12(b)に表した載置方法と、を含む。この搬送方法は、保持装置100を用いて実行可能である。
例えば図10(a)に表したように、ワークWが複数のローラRの上に置かれている。保持装置100は、ワークWの側方に移動される。ワークWを保持する際に、支持部10がローラR同士の間に位置するように、保持装置100の上下方向、左右方向、及び前後方向のそれぞれの位置が調整される。
保持装置100の調整後、第2駆動部32は、吸着部20を前方へ移動させ、吸着部20をワークWに接触させる。ローラコンベアには、ローラRに隣接して、ストッパSTが設けられている。ワークWは、ストッパSTに接触するまで、吸着部20によって前方へ押される。ワークWがストッパSTに接触すると、吸着部20をワークWに吸着させる。続いて、図10(b)に表したように、第1駆動部31が、回動部11を第1位置から第2位置へ移動させる。これにより、支持部10が前方へ移動する。支持部10は、ローラR同士の間に位置し、ワークWの底面から僅かに離間している。このとき、ワークWの前端は、支持部10の前端よりも前方に位置する。
図10(a)及び図10(b)に表した動作により、保持装置100の前後方向における位置が予め定められた位置に調整され、且つ、ワークWの前面FSの位置がストッパSTの位置に調整される。これにより、ワークWの前後方向の長さに拘わらず、支持部10の前端とストッパSTとの間の距離D5が、一定の値となる。
図10(b)に表した状態から、保持装置100を上昇させる。支持部10も上昇し、支持部10の少なくとも一部がワークWの底面に接触する。ワークWは、支持部10によって下方から支持される。また、吸着により、ワークWに働く慣性等によってワークWが支持部10から落下する可能性を低減できる。支持及び吸着によりワークWを保持した後、図10(c)に表したように、保持装置100をさらに上昇させる。
吸着部20のワークWへの吸着と支持部10の移動の順序は、適宜変更可能である。例えば、保持される予定の位置にワークWが未だ到達していない場合は、支持部10が先に移動し、保持装置100がワークWの到達まで当該位置で待機する。これにより、ワークWが到達した後に、ワークWの保持に要する時間を短縮できる。保持装置100の待機位置への移動中に、回動部11が第1位置から第2位置へ移動されても良い。
保持される予定の位置にワークWが既に到達している場合は、回動部11が第1位置にある状態で、保持装置100がワークWの位置まで移動することが好ましい。回動部11が第2位置にある状態では、回動部11が第1位置にある状態に比べて、保持装置100の前後方向の長さが長くなる。回動部11が第2位置にある状態で保持装置100を移動させると、保持装置100の移動に、より広いスペースが必要となる。
保持装置100を上昇させた後、ワークWの搬送先へ保持装置100を移動させる。例えば図11(a)に表したように、パレットPの上にワークWが位置するように、保持装置100を移動させる。
保持装置100をワークWの載置場所(パレットP)に向けて移動させる。このとき、図11(b)に表したように、ワークWと載置場所との間の距離D6が所定の値となるように、保持装置100を移動させる。
次に、支持部10の吸着面22に対する傾きが大きくなるように、支持部10を傾斜させる。具体的には、第1駆動部31が回動部11を第2位置よりも僅かに後方に移動させる。回動部11が当接部15から離れる方向に移動すると、ワークW及び支持部10の重みにより、回動部11が回転軸12を中心として回転する。例えば、回動部11は、不図示のストッパにより規制されるまで回転する。これにより、支持部10が、前記方向に対して、予め規定された角度に傾斜する。
支持部10の傾斜に伴い、ワークWも傾斜する。ワークWの底面BSの一辺が、載置場所に接する。また、吸着部20がワークWの傾きに応じて、ワークWへの吸着を維持したまま変形する。図示した例では、回転軸12が吸着部20よりも後方に位置する。このため、底面BSの前後方向に対する傾きT1が、支持部10の前後方向に対する傾きT2よりも大きくなる。この結果、図11(c)に表したように、底面BSは、支持部10から離れる。ワークWの重みは、載置場所からの反力及び吸着部20により支持される。
なお、図10(b)に表した距離D5が短いと、支持部10が傾斜したときに、ワークWの載置場所と底面BSの間に支持部10の先端が位置し、ワークWが載置場所に接触しない。このため、距離D5は、ワークWの傾斜時にワークWが載置場所に接触する範囲で、なるべく短く設定される。また、図示した例では、支持部10の傾斜時の傾きは、回動部11及び摺動部14の機構により規定されている。距離D5及び支持部10の傾斜時の傾きが定まると、支持部10の傾斜による、底面BSの一辺の上下方向の変位量も定まる。保持装置100を下降させるとき、保持装置100の上下方向の位置は当該変位量に基づいて決定される。例えば、載置場所とワークWとの間の距離D6(図11(b)に示す)が、当該変位量以下となるように、載置場所に対する保持装置100の上下方向の位置が決定される。
また、回動部11から離れるに連れて支持部10の載置部分10pの厚みが小さいことで、距離D5及びD6が短い場合でも、支持部10の傾斜時にワークWを載置場所に接触させることができる。距離D5が短いほど、ワークWをより安定して支持できる。距離D6が短いほど、吸着部20による吸着が解除されたときに、ワークWに加わる衝撃を小さくできる。
図12(a)に表したように、支持部10が載置場所とワークWとの間に位置しないように、支持部10を後方へ移動させ、ワークWから離す。支持部10の移動後、吸着パッド21内の圧力を上昇させる。例えば、吸着パッド21内の圧力を大気圧と同じにする。これにより、吸着部20によるワークWへの吸着が解除される。図12(b)に表したように、ワークWが載置場所に載置される。以上により、保持装置100を用いたワークWの搬送が完了する。
実施形態の効果を説明する。
図13(a)及び図13(b)は、参考例に係る保持装置の動作を表す模式図である。
図13に表した参考例に係る保持装置100rでは、支持部10の吸着面に対する傾きは一定である。
保持装置100rを用いてワークWを搬送する場合、図13(a)に表したように、ワークWを載置場所であるパレットPの上方へ搬送する。ワークWを吸着した状態で、図13(b)に表したように、支持部10を後方へ移動させる。このとき、ワークWの後方への移動は、吸着部20によって規制される。図13(b)に表した状態から支持部10がさらに後方へ移動すると、ワークWの一部が載置場所の上へ落下する。その後、ワークWへの吸着を解除することで、ワークWが載置場所へ載置される。
参考例に係る保持装置100rを用いた場合、支持部10を後方へ移動させるときに、支持部10の前端EにワークWの重みが集中する。ワークWには、この重みに応じた反力が、支持部10の前端からワークWに局所的に加わる。ワークWへの反力により、ワークWの底面が凹んだり、梱包された物品が損傷したりする可能性がある。
実施形態に係る保持装置100では、支持部10は、吸着面22に対する傾きが可変である。これにより、ワークWを載置する際に、ワークWを吸着したまま、支持部10の前後方向に対する傾きを大きくできる。図11(c)に表したように、支持部10を後方へ移動させる前に支持部10を傾斜させることで、ワークWを載置場所へ接触させることができる。ワークWの重みが載置場所に分散することで、ワークWに局所的に加わる反力を小さくできる。この結果、ワークWを載置する際に、支持部10からワークWへの反力によってワークWが損傷する可能性を低減できる。
回転軸12と吸着面22との位置関係は任意であるが、図示したように、回転軸12が吸着面22よりも後方に位置することが好ましい。回転軸12が吸着面22よりも前方に位置すると、支持部10を傾斜させたときに、ワークWの後端が持ち上げられ、吸着部20に負荷が加わる。これにより、吸着が意図せず解除されたり、吸着部20が損傷したりする可能性がある。回転軸12が吸着面22よりも後方に位置することで、ワークWへの吸着をより安定して維持でき、吸着部20が損傷する可能性を低減できる。
支持部10の傾きは、支持部10の移動に応じて変化することが好ましい。すなわち、第1駆動部31による回動部11の第1位置と第2位置との間の移動により、支持部10の傾きが変化することが好ましい。支持部10の傾きを変化させるための駆動部が設けられても良いが、保持装置100が大型化する。ワークWを吸着して保持するためには、ワークWの側方に保持装置100を位置させる必要がある。保持装置100が小さいと、ワークWの側方のスペースが小さい場合でも、保持装置100をそのスペースへ移動させることができる。
ワークWを載置する際に、回動部11の移動により支持部10の傾きを変化させると、支持部10の前端の上下方向における位置も変化する。支持部10の傾きの変化が大きくなるほど、前端の変位量も増大する。第1位置における支持部10の前後方向に対する傾きと、第2位置における支持部10の前後方向に対する傾きと、の差が大きすぎると、支持部10の回転範囲も大きくなり、保持装置100の動作に、より広いスペースが必要となる。一方で、当該差が小さすぎると、ワークWを載置する際に、ワークWを載置場所と接触させ難くなる。このため、第1位置における支持部10の前後方向に対する傾きと、第2位置における支持部10の前後方向に対する傾きと、の差は、1度以上10度以下が好ましい。より好ましくは、当該差は、2度以上5度以下である。
図示した例では、支持部10が左右方向において複数設けられている。この例に限らず、より幅の広い1つの支持部10が設けられても良い。図1及び図8に表したように、複数のローラRの上に置かれたワークWを保持する場合は、ローラR同士の間に支持部10を位置させるために、複数の支持部10が設けられることが好ましい。
実施形態に係る保持装置100又は載置方法は、支持部10の幅が狭い場合に特に効果的である。支持部10の幅が狭い場合に、図13(a)~図13(c)に表した方法でワークWを載置すると、前端EからワークWへ加わる単位面積あたりの反力がさらに増大する。このため、ワークWの損傷がより生じ易くなる。実施形態に係る保持装置100又は載置方法によれば、支持部10の幅が狭い場合でも、ワークWの重みが底面BSの一辺と吸着部20によって支持される。このため、支持部10の構成に拘わらず、ワークWが損傷する可能性を低減できる。
また、支持部10同士の間の左右方向における距離は、可変であることが好ましい。ワークWのサイズに応じて支持部10同士の距離を変化させることで、ワークWをより安定して保持できる。例えば、ワークWを搬送する際の移動速度を大きくしても、ワークWの落下をより確実に防止できる。この結果、搬送作業の効率を向上できる。
図9(a)及び図9(b)に表したように、左右方向と交差する方向の運動を左右方向に変換することで、支持部10同士の間の距離が変化することが好ましい。例えば、第3駆動部33のエアシリンダを左右方向に沿って設けた場合、エアシリンダのチューブの長さに応じて、保持装置100の左右方向における長さが長くなる。図9(a)及び図9(b)に表したように、エアシリンダの前後方向の運動を左右方向に変換することで、保持装置100の左右方向における長さを短くできる。例えば、保持装置100の左右方向における長さを、ワークWと同程度まで短くすることで、狭い場所にも保持装置100を位置させることができる。保持装置100の使い勝手を向上させることができる。
図示した例では、嵌合部材52は、前後方向に移動する。この例に限らず、嵌合部材52は、上下方向に移動しても良い。すなわち、上下方向の運動が左右方向に変換されても良い。ただし、保持装置100の小型化のためには、嵌合部材52は、前後方向に移動することが好ましい。支持部10は前後方向に移動するため、保持装置100の前後方向における長さを短くすることは容易では無い。嵌合部材52が上下方向に移動すると、嵌合部材52の移動距離の分、保持装置100の上下方向における長さが長くなる。この結果、保持装置100の前後方向における長さ及び上下方向における長さが、長くなってしまう。支持部10の移動方向に合わせて嵌合部材52を前後方向に移動させることで、保持装置100の上下方向における大型化を抑制できる。
以上では、実施形態に係る保持装置が吸着部20を含み、吸着部20によって、支持部10上に載置されたワークWの水平方向の移動を抑制する例について説明した。実施形態に係る保持装置は、吸着部20に代えて、ワークWの水平方向の移動を抑制する別の抑止部が設けられても良い。ワークWの水平方向の移動を抑えつつ、支持部10の傾きの変化に応じてワークWを傾斜させることができれば、抑止部の態様は任意である。
例えば、抑止部は、ワークWの左方及び右方に設けられる一対の部材である。一対の部材は、ワークWを保持した際に、ワークWの左右方向の側面にそれぞれ接しても良い。又は、抑止部は、ワークWの上方に設けられる部材である。この部材は、ワークWを保持した際に、ワークWを支持部10に向けて上方から押さえ付けても良い。第2駆動部32は、抑止部を前後方向に移動させる。抑止部が設けられることで、ワークWの水平方向の移動を抑制でき、ワークWの搬送中にワークWが支持部10から落下する可能性を低減できる。
(変形例)
図14は、実施形態の変形例に係る保持装置を表す側面図である。
図14に表した支持装置110は、吸着部20を含んでいない点で、保持装置100と異なる。支持装置110は、吸着部20に代えて、押圧部25を含む。押圧部25は、前後方向に移動し、ワークWを前方に押す。第2駆動部32は、押圧部25を前後方向に移動させる。
支持装置110は、支持部10を用いて下方からワークWを支持し、ワークWを搬送する。支持装置110による搬送方法として、ワークWへの吸着を除き、図10(a)~図10(c)、図11(a)~図11(c)、図12(a)、及び図12(b)に表した方法を適用できる。ワークWのストッパSTに向けた移動は、押圧部25及び第2駆動部32により実行される。
吸着部20及び押圧部25以外の支持装置110の構成には、保持装置100と同様の構成を適用できる。例えば、支持装置110では、支持部10の前後方向に対する傾きが可変である。このため、保持装置100と同様に、ワークWが損傷する可能性を低減できる。また、第1フレーム40aと第2フレーム40bとの左右方向における距離が可変である。ワークWのサイズに応じて支持部10同士の距離を変化させることで、ワークWをより安定して支持できる。
また、支持装置110においても、支持部10の載置部分10pの厚みは、回動部11から離れるに連れて小さくなっている。これにより、図12(a)に表した工程と同様に支持部10を後方へ移動させるときに、支持部10によって浮き上がったワークWの一辺が、厚みの変化に応じて徐々に載置場所へ接近していく。このため、支持部10を載置場所とワークWとの間から抜いた際、ワークWが載置場所に落下してワークWに衝撃が加わることを抑制できる。
図15は、実施形態に係る搬送システムを表す模式的斜視図である。
実施形態に係る搬送システム200は、保持装置100、検出器202、検出器203、表示器204、主操作部205、副操作部206、及び駆動装置210を含む。
保持装置100は、ローラコンベアRCによって搬送されたワークWを保持する。駆動装置210は、保持装置100の基部45に上方から連結されている。駆動装置210は、保持装置100を移動させることで、ワークWを1つずつパレットPの上に搬送する。
パレットPの上方には、検出器202が設けられている。検出器202は、各ワークWの位置及びサイズを検出する。例えば、検出器202は、カメラ及びセンサの少なくともいずれかを含む。制御部90は、検出器202による検出結果に基づき、保持装置100がワークWを載置する際の保持装置100の高さ(例えば図11(b)に示す距離D6)を調整する。
例えば、パレットPの周りには、柵207が設けられる。柵207には、検出器203が取り付けられている。検出器203は、柵207の内側に人が入ったことを検出する。制御部90は、柵207の内側への人の進入が検出器203により検出されると、保持装置100を停止又は退避させる。検出器202及び203としては、赤外線センサ、測距センサ、透過型光電センサなどを用いることができる。
表示器204は、保持装置100の稼働状況を表示する。例えば、保持装置100が稼動していることを示す情報、又は保持装置100が停止していることを示す情報が、表示器204に表示される。主操作部205は、保持装置100の詳細な操作及び設定を受け付ける。副操作部206は、保持装置100の簡易的な操作を受け付ける。
搬送システム200に保持装置100を設けることで、搬送時にワークWが損傷する可能性を低減できる。又は、搬送システム200に支持装置110を設けても良い。この場合も、同様に、搬送時にワークWが損傷する可能性を低減できる。
ここでは、搬送システム200に1つの保持装置100を設ける例について説明した。搬送システム200は、複数の保持装置100又は複数の支持装置110を備えても良い。
以上で説明した保持装置、支持装置、搬送システム、保持方法、載置方法、又は搬送方法によれば、ワークWが損傷する可能性を低減できる。
実施形態は、以下の構成を含みうる。
(構成1)
第1方向においてワークの重みを支持し、前記第1方向と交差する第2方向に延び、前記第1方向及び前記第2方向を含む面と交差する第3方向において互いに離れた第1支持部及び第2支持部と、
前記第1支持部及び前記第2支持部がそれぞれ取り付けられる第1フレーム及び第2フレームと、
前記第1支持部及び前記第2支持部を、前記第1フレーム及び前記第2フレームに対して、前記第2方向に移動させる第1駆動部と、
前記第1フレーム及び前記第2フレームに対してそれぞれ固定され、前記第3方向において互いに並んだ第1突出部及び第2突出部と、
前記第1突出部及び前記第2突出部とそれぞれ嵌合する第1溝及び第2溝を有する嵌合部材と、
前記嵌合部材を前記第1フレーム及び前記第2フレームに対して移動させる第3駆動部と、
を備え、
前記第3駆動部は、前記嵌合部材を第1嵌合位置と第2嵌合位置との間で移動させ、
前記嵌合部材が前記第1嵌合位置にあるときの前記第1突出部と前記第2突出部との間の前記第3方向における距離は、前記嵌合部材が前記第2嵌合位置にあるときの前記第1突出部と前記第2突出部との間の前記第3方向における距離と異なり、
前記嵌合部材の移動により、前記第1支持部と前記第2支持部との間の前記第3方向における距離が変化する支持装置。
以上、本発明のいくつかの実施形態を例示したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更などを行うことができる。これら実施形態やその変形例は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。また、前述の各実施形態は、相互に組み合わせて実施することができる。
10 支持部、 10a 第1支持部、 10b 第2支持部、 11 回動部、 11a 第1回動部、 11b 第2回動部、 12 回転軸、 12a 第1回転軸、 12b 第2回転軸、 13 ガイド、 13a 第1ガイド、 13b 第2ガイド、 14 摺動部、 14a 第1摺動部、 14b 第2摺動部、 15a 第1当接部、 15b 第2当接部、 16 ローラ、 17 係止片、 17a 第1傾斜面、 17b 第2傾斜面、 20 吸着部、 20a 第1吸着部、 20b 第2吸着部、 21 吸着パッド、 22 吸着面、 23 摺動部、 23a 第1摺動部、 23b 第2摺動部、 24 嵌合溝、 25 押圧部、 31 第1駆動部、 31a チューブ、 32 第2駆動部、 33 駆動部、 40 フレーム、 40a 第1フレーム、 40b 第2フレーム、 41 縦フレーム、 42,42a,42b 横フレーム、 51a 第1突出部、 51b 第2突出部、 52 嵌合部材、 52a 第1溝、 52b 第2溝、 90 制御部、 100,100r 保持装置、 110 支持装置、 200 搬送システム、 202,203 検出器、 204 表示器、 205 主操作部、 206 副操作部、 207 柵、 210 駆動装置、 D1~D6 距離、 E 前端、 P パレット、 R ローラ、 RC ローラコンベア、 BS 底面、 SS 側面、 FS 前面、 S1 第1面、 S2 第2面、 ST ストッパ、 T1,T2 傾き、 W ワーク

Claims (17)

  1. 第1方向においてワークの重みを支持する支持部と、
    前記第1方向と交差する第2方向において前記ワークに吸着する吸着面を含み、前記支持部によって支持された前記ワークの前記第2方向における移動を抑制する吸着部と、
    前記吸着部に対して前記支持部を前記第2方向に移動させる第1駆動部と、
    前記吸着部を前記第2方向に移動させる第2駆動部と、
    前記支持部が固定される回動部と、
    回転軸を介して前記回動部が回転可能に取り付けられるフレームと、
    前記フレームに対して固定される当接部と、
    を備え、
    前記吸着部から支持される前記ワークへ向かう方向に前記第1駆動部が前記回動部を移動させた際、前記回動部に前記当接部が接触し、前記回転軸を中心として前記回動部が回転し、
    前記回動部の回転により、前記吸着面に対する、前記支持部の前記第1方向及び前記第2方向を含む面に沿う傾きが変化する保持装置。
  2. 前記第1駆動部は、前記回動部を、第1位置と、前記第1位置よりも前記第2方向において前記吸着面から離れた第2位置と、の間で移動させ、
    前記第1位置から前記第2位置へ前記回動部が移動した際、前記回動部が回転する、請求項1に記載の保持装置。
  3. 第1方向においてワークの重みを支持する支持部と、
    前記第1方向と交差する第2方向において前記ワークに吸着する吸着面を含み、前記支持部によって支持された前記ワークの前記第2方向における移動を抑制する吸着部と、
    前記吸着部に対して前記支持部を前記第2方向に移動させる第1駆動部と、
    前記吸着部を前記第2方向に移動させる第2駆動部と、
    前記支持部が固定される回動部と、
    回転軸を介して前記回動部が回転可能に取り付けられるフレームと、
    前記フレームに対して固定される当接部と、
    を備え、
    前記吸着部に対する、前記支持部の前記第1方向及び前記第2方向を含む面に沿う傾きが可変であり、
    前記第1駆動部は、前記回動部を、第1位置と第2位置との間で移動させ、
    前記第1位置と前記吸着面との間の前記第2方向における距離は、前記第2位置と前記吸着面との間の前記第2方向における距離よりも長く、
    前記第1位置から前記第2位置へ前記回動部が移動した際、前記回動部に前記当接部が接触し、前記回転軸を中心として前記回動部が回転することで、前記吸着面に対する前記支持部の傾きが変化する保持装置。
  4. 前記第2位置における前記支持部の前記第2方向に対する傾きは、前記第1位置における前記支持部の前記第2方向に対する傾きよりも小さい請求項2又は3に記載の保持装置。
  5. 前記支持部は、前記ワークが載置される載置部分を含み、
    前記吸着面の前記第2方向における位置は、前記載置部分の前記第2方向における位置と、前記回動部の前記回転軸の前記第2方向における位置と、の間にある請求項1~4のいずれか1つに記載の保持装置。
  6. 前記支持部は、
    前記第2方向に沿って延び、前記ワークに接触する第1面と、
    前記第1面と反対側の第2面と、
    を有し、
    前記第1面と前記第2面との間の前記第1方向における距離は、前記回動部から離れるに連れて短くなっている請求項1~5のいずれか1つに記載の保持装置。
  7. 前記支持部は、前記第1方向及び前記第2方向を含む面と交差する第3方向において複数設けられ、
    複数の前記支持部により前記ワークを支持する請求項1~6のいずれか1つに記載の保持装置。
  8. 前記複数の支持部は、第1支持部及び第2支持部を含み、
    前記第1支持部と前記第2支持部との間の前記第3方向における距離が可変である請求項記載の保持装置。
  9. 前記第1支持部及び前記第2支持部がそれぞれ取り付けられる第1フレーム及び第2フレームと、
    前記第1フレーム及び前記第2フレームに対してそれぞれ固定され、前記第3方向において互いに並んだ第1突出部及び第2突出部と、
    前記第1突出部及び前記第2突出部とそれぞれ嵌合する第1溝及び第2溝を有する嵌合部材と、
    前記嵌合部材を前記第1フレーム及び前記第2フレームに対して移動させる第3駆動部と、
    をさらに備え、
    前記第1駆動部は、前記第1支持部及び前記第2支持部を、前記第1フレーム及び前記第2フレームに対して前記第2方向に移動させ、
    前記第3駆動部は、前記嵌合部材を第1嵌合位置と第2嵌合位置との間で移動させ、
    前記嵌合部材が前記第1嵌合位置にあるときの前記第1突出部と前記第2突出部との間の前記第3方向における距離は、前記嵌合部材が前記第2嵌合位置にあるときの前記第1突出部と前記第2突出部との間の前記第3方向における距離と異なり、
    前記嵌合部材の移動により、前記第1支持部と前記第2支持部との間の前記第3方向における距離が変化する請求項記載の保持装置。
  10. 複数のローラを含むローラコンベアの上に置かれた前記ワークを支持及び吸着し、
    前記第1支持部と前記第2支持部との間の前記第3方向における間隔は、隣り合う前記ローラ同士の間隔に対応して設定される請求項又はに記載の保持装置。
  11. 前記第2位置において、前記支持部は、前記第2方向に沿って前記フレームから突出し、
    前記第1位置から前記第2位置へ前記回動部が移動した際、前記回動部に前記当接部が接触し、前記回動部が回転することで、前記第1方向に対する前記支持部の傾きが変化する請求項2~4のいずれか1つに記載の保持装置
  12. 請求項1~11のいずれか1つに記載の保持装置と、
    前記保持装置を移動させる駆動装置と、
    を備えた搬送システム。
  13. 前記ワークの位置又はサイズを検出する検出器をさらに備え、
    前記駆動装置は、前記検出器による検出結果に基づいて、前記保持装置を移動させる請求項12記載の搬送システム。
  14. 第1方向においてワークの重みを支持する支持部と、
    前記第1方向と交差する第2方向において前記ワークに吸着する吸着面を含み、前記支持部によって支持された前記ワークの前記第2方向における移動を抑制する吸着部と、
    前記吸着部に対して前記支持部を前記第2方向に移動させる第1駆動部と、
    前記吸着部を前記第2方向に移動させる第2駆動部と、
    前記支持部が固定される回動部と、
    回転軸を介して前記回動部が回転可能に取り付けられるフレームと、
    前記フレームに対して固定される当接部と、
    を備えた保持装置であって、前記吸着部から支持される前記ワークへ向かう方向に前記第1駆動部が前記回動部を移動させた際、前記回動部に前記当接部が接触し、前記回転軸を中心として前記回動部が回転し、前記回動部の回転により、前記吸着面に対する、前記支持部の前記第1方向及び前記第2方向を含む面に沿う傾きが変化する前記保持装置から、前記ワークを載置させる載置方法であって、
    前記ワークを載置場所の上方に位置させた状態において、前記支持部を前記第2方向に対して傾斜させることで、前記ワークの一部を前記載置場所に接触させ、
    前記支持部を前記ワークから離れる方向に移動させ、
    前記ワークへの吸着を解除することで、前記ワークを前記載置場所に載置させる載置方法。
  15. 第1方向においてワークの重みを支持する支持部と、
    前記第1方向と交差する第2方向において前記ワークに吸着する吸着面を含み、前記支持部によって支持された前記ワークの前記第2方向における移動を抑制する吸着部と、
    前記吸着部に対して前記支持部を前記第2方向に移動させる第1駆動部と、
    前記吸着部を前記第2方向に移動させる第2駆動部と、
    前記支持部が固定される回動部と、
    回転軸を介して前記回動部が回転可能に取り付けられるフレームと、
    前記フレームに対して固定される当接部と、
    を備えた保持装置であって、前記吸着部に対する、前記支持部の前記第1方向及び前記第2方向を含む面に沿う傾きが可変であり、前記第1駆動部は、前記回動部を、第1位置と第2位置との間で移動させ、前記第1位置と前記吸着面との間の前記第2方向における距離は、前記第2位置と前記吸着面との間の前記第2方向における距離よりも長く、前記第1位置から前記第2位置へ前記回動部が移動した際、前記回動部に前記当接部が接触し、前記回転軸を中心として前記回動部が回転することで、前記吸着面に対する前記支持部の傾きが変化する前記保持装置から、前記ワークを載置させる載置方法であって、
    前記ワークを載置場所の上方に位置させた状態において、前記支持部を前記第2方向に対して傾斜させることで、前記ワークの一部を前記載置場所に接触させ、
    前記支持部を前記ワークから離れる方向に移動させ、
    前記ワークへの吸着を解除することで、前記ワークを前記載置場所に載置させる載置方法。
  16. 前記ワークへの吸着部分の前記第2方向における位置が、前記ワークの前記第2方向における位置と、前記支持部の回転中心の前記第2方向における位置と、の間にある状態で、前記支持部を前記第2方向に対して傾斜させる請求項14又は15に記載の載置方法。
  17. 前記保持装置を用いて前記ワークを支持及び吸着する保持方法と、
    前記保持方法の後に実行される請求項14~16のいずれか1つに記載の載置方法と、
    を備えた搬送方法。
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