JP2019115121A - ロータ及びモータ - Google Patents
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Abstract
【課題】ロータコアにマグネットを容易、且つ確実に固定することができるロータ及びモータを提供する。【解決手段】回転軸31と、回転軸31に外嵌固定されるロータコア32と、ロータコア32内に設けられる複数のマグネット33と、ロータコア32内にマグネット33を固定するためのマグネットホルダ34と、を備え、ロータコア32は、外周寄りに周方向に長くなるように形成されてマグネット33が収納される複数のマグネット収納孔41を有し、マグネット収納孔41は、このマグネット収納孔41にマグネット33を収納した状態で、周方向両端に空隙部43を有するように形成されており、マグネットホルダ34は、圧縮変形可能な弾性体からなり、各空隙部43に圧縮変形した状態で挿入される複数のマグネット固定部46と、複数のマグネット固定部46の一端を連結する保持部47と、を有する。【選択図】図3
Description
本発明は、ロータ及びモータに関するものである。
モータの中には、コイルが巻回されたステータと、ステータの径方向内側に回転自在に支持されたロータと、を備え、コイルの通電制御を行うことによりロータを回転駆動させる、いわゆるブラシレスモータがある。ロータは、回転軸と、この回転軸に外嵌固定される略円柱状のロータコアと、ロータコアに設けられたマグネットと、を有している。そして、ステータに形成された鎖交磁束とロータコアに設けられたマグネットとの間に磁気的な吸引力や反発力が生じることにより、ロータが継続的に回転する。
ここで、ロータにマグネットを配置する方式として、ロータコアにマグネット収納孔を複数形成し、マグネット収納孔内にマグネットを配置するマグネット埋込方式(IPM:Interior Permanent Magnet)がある。この種のロータにおいて、ロータコアのマグネット収納孔にマグネットを固定する方法として、さまざまな技術が提案されている。
例えば、特許文献1には、ロータコア内にマグネットを固定するためのマグネットホルダ(回転子用端板)を備え、マグネットホルダは、ロータコア(回転子用コア)の軸方向一端に設けられる第1部材と、この部材から延在する第2部材を備えている。第2部材は、ロータコアのマグネット収納孔(格納孔)に対して回転軸とは反対側に位置する外周部と離間している。そして、第2部材は、ロータコアのうちマグネット収納孔に対して回転軸側に位置する内周部とともに、マグネットを挟持している。
しかしながら、上述の特許文献1のように、単純に第2部材とロータコアの内周部とでマグネットを挟持しただけでは、マグネットホルダの製造誤差によってはマグネットを確実に挟持できず、ロータコアからマグネットが抜け出てしまう可能性があった。
また、ロータコアにマグネットを固定する他の方法として、接着剤を用いてロータコアにマグネットを固定する方法も考えられるが、接着剤の塗布作業が煩わしいだけでなく、接着剤の塗布量も管理しなければならず、マグネットの固定作業が煩雑なものになるという課題があった。
また、ロータコアにマグネットを固定する他の方法として、接着剤を用いてロータコアにマグネットを固定する方法も考えられるが、接着剤の塗布作業が煩わしいだけでなく、接着剤の塗布量も管理しなければならず、マグネットの固定作業が煩雑なものになるという課題があった。
そこで、本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、ロータコアにマグネットを容易、且つ確実に固定することができるロータ及びモータを提供するものである。
上記の課題を解決するために、本発明に係るロータは、回転軸と、前記回転軸に外嵌固定されるロータコアと、前記ロータコア内に設けられる複数のマグネットと、前記ロータコア内に前記マグネットを固定するためのマグネットホルダと、を備え、前記ロータコアは、外周寄りに周方向に長くなるように形成されて前記マグネットが収納される複数のマグネット収納孔を有し、前記マグネット収納孔は、該マグネット収納孔に前記マグネットを収納した状態で、周方向両端に空隙部を有するように形成されており、前記マグネットホルダは、圧縮変形可能な弾性体からなり、各前記空隙部に圧縮変形した状態で挿入される複数のマグネット固定部と、前記ロータコアの軸方向一端に配置され、前記複数のマグネット固定部の一端を連結する保持部と、を有することを特徴とする。
このように構成することで、空隙部にマグネット固定部を挿入するだけで、マグネットの周方向両端を2つのマグネット固定部によって挟持することができる。このため、ロータコア内にマグネットを容易に固定できる。
また、マグネット固定部は、圧縮変形可能な弾性体からなり、各空隙部に圧縮変形した状態で挿入されている。このため、マグネット固定部の弾性力により、マグネットの周方向両端に押圧力を付与しながら、このマグネットの周方向両端を2つのマグネット固定部によって挟持できる。よって、ロータコアやマグネットの製造誤差に関わらず、ロータコア内にマグネットを確実に固定できる。
また、マグネット固定部は、圧縮変形可能な弾性体からなり、各空隙部に圧縮変形した状態で挿入されている。このため、マグネット固定部の弾性力により、マグネットの周方向両端に押圧力を付与しながら、このマグネットの周方向両端を2つのマグネット固定部によって挟持できる。よって、ロータコアやマグネットの製造誤差に関わらず、ロータコア内にマグネットを確実に固定できる。
本発明に係るロータは、前記空隙部の一部に、前記マグネット収納孔内での前記マグネットの位置決めを行うための位置決め凸部が設けられていることを特徴とする。
このように構成することで、ロータコアに対するマグネットの位置決めを高精度に行うことができる。
本発明に係るロータは、前記ロータコアの前記保持部とは反対側の軸方向他端に、前記マグネット収納孔からの前記マグネットの抜けを防止するための抜け防止リブが設けられていることを特徴とする。
このように構成することで、ロータコアの軸方向一端に配置された保持部と、ロータコアの軸方向他端に設けられた抜け防止リブとにより、ロータコアからのマグネットの抜けを確実に防止できる。
さらに、抜け防止リブを設けることにより、ロータコアの軸方向他端に保持部を設ける必要がなく、マグネットホルダの構造簡素化、低コスト化を図ることができる。
さらに、抜け防止リブを設けることにより、ロータコアの軸方向他端に保持部を設ける必要がなく、マグネットホルダの構造簡素化、低コスト化を図ることができる。
本発明に係るロータにおいて、前記マグネット固定部と前記保持部は一体成形されており、前記マグネット固定部は、エラストマ樹脂により形成されており、前記保持部は、前記マグネット固定部の硬度よりも高い硬度の樹脂により形成されていることを特徴とする。
このように構成することで、ロータ全体の部品点数を減少させることができる。また、必要に応じて硬度を変更することにより、マグネット固定部を、弾性を有するように構成する一方、保持部を、各マグネット固定部を確実に連結できるように構成することができる。
本発明に係るロータにおいて、前記マグネット固定部及び前記空隙部の少なくともいずれか一方には、前記挿入部に挿入された前記マグネット固定部の弾性変形を許容する逃げ部が形成されていることを特徴とする。
このように構成することで、マグネット固定部によってマグネットにかかる押圧力が必要以上に大きくなり、マグネットが損傷してしまうことを防止できる。また、マグネット固定部やロータコアに必要以上に応力がかかり、マグネット固定部やロータコアが損傷してしまうことを防止できる。
本発明に係るロータにおいて、前記保持部は、着磁装置に対する前記ロータコアの位置決めを行うための位置決め部を有することを特徴とする。
このように構成することで、ロータコアのマグネット収納孔にマグネットの母材を収納した後、着磁装置によって、確実にマグネットに所望の着磁を行うことができる。
本発明に係るモータは、上記に記載のロータと、前記ロータの周囲を取り囲むように形成され、コイルが巻回されているステータと、を備えていることを特徴とする。
このように構成することで、ロータコアにマグネットを容易、且つ確実に固定することが可能なモータを提供できる。
本発明に係るモータは、前記ロータの回転位置を検出するための回転位置検出装置を備え、前記保持部は、前記回転位置検出装置を取り付けるためのセンサ配置部を有することを特徴とする。
このように構成することで、ロータコアに対する回転位置検出装置の取付け位置の精度を高めることができる。このため、高品質なモータを提供できる。
本発明によれば、空隙部にマグネット固定部を挿入するだけで、マグネットの周方向両端を2つのマグネット固定部によって挟持することができる。このため、ロータコア内にマグネットを容易に固定できる。
また、マグネット固定部は、圧縮変形可能な弾性体からなり、各空隙部に圧縮変形した状態で挿入されている。このため、マグネット固定部の弾性力により、マグネットの周方向両端に押圧力を付与しながら、このマグネットの周方向両端を2つのマグネット固定部によって挟持できる。よって、ロータコアやマグネットの製造誤差に関わらず、ロータコアにマグネットを確実に固定できる。
また、マグネット固定部は、圧縮変形可能な弾性体からなり、各空隙部に圧縮変形した状態で挿入されている。このため、マグネット固定部の弾性力により、マグネットの周方向両端に押圧力を付与しながら、このマグネットの周方向両端を2つのマグネット固定部によって挟持できる。よって、ロータコアやマグネットの製造誤差に関わらず、ロータコアにマグネットを確実に固定できる。
次に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(ブラシレスモータ)
図1は、ブラシレスモータ1の断面図である。
ブラシレスモータ1は、例えば、電動パワーステアリング(EPS;Electric Power Steering)に用いられるものである。
図1に示すように、ブラシレスモータ1は、略有底筒状のモータケース2と、モータケース2の開口部2aを閉塞する略円板状のブラケット3と、モータケース2内に収納されているステータ4と、ステータ4に対して回転自在に設けられたロータ5と、を備えている。なお、以下の説明では、ロータ5の回転軸線方向を単に軸方向、ロータ5の回転方向を周方向、軸方向及び周方向に直交するロータ5の径方向を単に径方向、と称する。
図1は、ブラシレスモータ1の断面図である。
ブラシレスモータ1は、例えば、電動パワーステアリング(EPS;Electric Power Steering)に用いられるものである。
図1に示すように、ブラシレスモータ1は、略有底筒状のモータケース2と、モータケース2の開口部2aを閉塞する略円板状のブラケット3と、モータケース2内に収納されているステータ4と、ステータ4に対して回転自在に設けられたロータ5と、を備えている。なお、以下の説明では、ロータ5の回転軸線方向を単に軸方向、ロータ5の回転方向を周方向、軸方向及び周方向に直交するロータ5の径方向を単に径方向、と称する。
(モータケース)
モータケース2の開口部2aには、径方向外側に張り出す外フランジ部15が屈曲形成されている。外フランジ部15の外周部には、複数(本実施形態では3個)のボルト座16が径方向外側に向かって延出されている。ボルト座16は、ブラシレスモータ1を不図示の外部機器に固定するためのものである。各ボルト座16は、周方向にほぼ等間隔で配置されている。各ボルト座16には、不図示のボルトを挿通可能なボルト挿通孔16aが形成されている。
モータケース2の開口部2aには、径方向外側に張り出す外フランジ部15が屈曲形成されている。外フランジ部15の外周部には、複数(本実施形態では3個)のボルト座16が径方向外側に向かって延出されている。ボルト座16は、ブラシレスモータ1を不図示の外部機器に固定するためのものである。各ボルト座16は、周方向にほぼ等間隔で配置されている。各ボルト座16には、不図示のボルトを挿通可能なボルト挿通孔16aが形成されている。
モータケース2の周壁2bには、ステータ4が内嵌固定されている。また、モータケース2には、底部2cの径方向略中央に、底部2cを屈曲させることにより略円筒状に形成された軸受ハウジング6が設けられている。軸受ハウジング6には、ロータ5の回転軸31の一端が回転自在に支持される軸受23が設けられている。
(ステータ)
ステータ4は、略円筒状のステータコア7を有している。ステータコア7は、プレス加工によって略環状に打ち抜いた金属板(電磁鋼板)を軸方向に積層したり、軟磁性粉を加圧成形したりすることにより形成される。ステータコア7には、径方向内側に向かって突出する複数のティース8が周方向に並んで形成されている。また、ステータコア7には、ティース8の周囲を覆うように絶縁材であるインシュレータ9が装着されている。各ティース8には、インシュレータ9の上からコイル10が巻回されている。
ステータ4は、略円筒状のステータコア7を有している。ステータコア7は、プレス加工によって略環状に打ち抜いた金属板(電磁鋼板)を軸方向に積層したり、軟磁性粉を加圧成形したりすることにより形成される。ステータコア7には、径方向内側に向かって突出する複数のティース8が周方向に並んで形成されている。また、ステータコア7には、ティース8の周囲を覆うように絶縁材であるインシュレータ9が装着されている。各ティース8には、インシュレータ9の上からコイル10が巻回されている。
ステータ4におけるモータケース2の底部2cとは反対側には、軸方向からみて略円環状のバスバーユニット11が設けられている。バスバーユニット11は、各コイル10を結線するとともに、各コイル10と不図示の外部電源とを電気的に接続するものである。バスバーユニット11は、各コイル10を割り当てられた相毎に接続する複数のバスバー12と、複数のバスバー12を互いに絶縁した状態で一体化する樹脂モールド部13と、を備えている。各コイル10は、端末部がバスバーユニット11側に向かって引き出され、対応するバスバー12に接続されている。
(ブラケット)
ブラケット3は、このブラケット3のモータケース2側の裏面3aが、モータケース2の外フランジ部15に重ね合わさるように配置される。ブラケット3の外周部には、モータケース2のボルト座16に重ね合わさるように、ボルト座19が径方向外側に向かって延出されている。このボルト座19にも、不図示のボルトを挿通可能なボルト挿通孔19aが形成されている。なお、不図示の外部機器にブラシレスモータ1を固定する際、ブラケット3のボルト座19とモータケース2のボルト座16とが不図示のボルトによって共締めされる。
ブラケット3は、このブラケット3のモータケース2側の裏面3aが、モータケース2の外フランジ部15に重ね合わさるように配置される。ブラケット3の外周部には、モータケース2のボルト座16に重ね合わさるように、ボルト座19が径方向外側に向かって延出されている。このボルト座19にも、不図示のボルトを挿通可能なボルト挿通孔19aが形成されている。なお、不図示の外部機器にブラシレスモータ1を固定する際、ブラケット3のボルト座19とモータケース2のボルト座16とが不図示のボルトによって共締めされる。
ブラケット3の裏面3aには、モータケース2の周壁2bに嵌合される筒状のインロー部14が突出形成されている。インロー部14によって、モータケース2に対するブラケット3の径方向の位置決めが行われる。
また、ブラケット3のモータケース2とは反対側の表面3bには、径方向略中央に、ブラケット3を屈曲させることにより軸方向外側に向かって突出させた略有底筒状の軸受ハウジング17が形成されている。軸受ハウジング17には、ロータ5の回転軸31の他端側が回転自在に支持される軸受24が設けられている。
また、軸受ハウジング17の上壁17aには、回転軸31の他端側を挿通可能な回転軸挿通孔17bが形成されている。この回転軸挿通孔17bを介して回転軸31の他端が軸方向外側に突出されている。
また、軸受ハウジング17の上壁17aには、回転軸31の他端側を挿通可能な回転軸挿通孔17bが形成されている。この回転軸挿通孔17bを介して回転軸31の他端が軸方向外側に突出されている。
また、ブラケット3の表面3bには、不図示の外部電源から延びるコネクタ(不図示)が接続されるターミナル20が設けられている。ターミナル20は、樹脂製のターミナルホルダ21内に、端子22が設けられたものである。端子22の一端は、ターミナルホルダ21から外部に突出されている。一方、端子22の他端は、ブラケット3を貫通してバスバーユニット11側に向かって突出されている。そして、バスバーユニット11のバスバー12と、端子22の他端とが接続されている。これにより、ターミナル20、バスバーユニット11を介して各コイル10に給電が行われる。
ブラケット3の裏面3aには、軸受ハウジング17の上壁17aとは反対側の開口部17cを閉塞するように、略円板状のホルダブラケット18が設けられている。
ホルダブラケット18の軸受ハウジング17に対応する位置には、回転軸31を挿通可能な回転軸挿通孔18aが形成されている。また、ホルダブラケット18のバスバーユニット11側の一面18bには、回転軸挿通孔18aの周囲を取り囲むように、略円筒状のレゾルバホルダ25が設けられている。レゾルバホルダ25のホルダブラケット18とは反対側端は、バスバーユニット11の径方向内側に臨まされている。一方、レゾルバホルダ25のホルダブラケット18側の端面には、径方向外側に張り出す外フランジ部29が屈曲延出されている。この外フランジ部29が、ホルダブラケット18に固定されている。
ホルダブラケット18の軸受ハウジング17に対応する位置には、回転軸31を挿通可能な回転軸挿通孔18aが形成されている。また、ホルダブラケット18のバスバーユニット11側の一面18bには、回転軸挿通孔18aの周囲を取り囲むように、略円筒状のレゾルバホルダ25が設けられている。レゾルバホルダ25のホルダブラケット18とは反対側端は、バスバーユニット11の径方向内側に臨まされている。一方、レゾルバホルダ25のホルダブラケット18側の端面には、径方向外側に張り出す外フランジ部29が屈曲延出されている。この外フランジ部29が、ホルダブラケット18に固定されている。
レゾルバホルダ25には、レゾルバ26の一方を構成するレゾルバステータ27が内嵌固定されている。レゾルバ26は、ロータ5の回転位置を検出する装置である。レゾルバステータ27は、ロータ5に設けられている後述のレゾルバロータ28の回転位置を検出する。
(ロータ)
図2は、ロータ5の側面図である。図3は、ロータ5の分解斜視図である。
図1〜図3に示すように、ロータ5は、モータケース2及びブラケット3に回転自在に支持されている回転軸31と、回転軸31に外嵌固定されているロータコア32と、ロータコア32内に設けられるマグネット33と、ロータコア32内にマグネット33を固定するためのマグネットホルダ34と、を備えている。
図2は、ロータ5の側面図である。図3は、ロータ5の分解斜視図である。
図1〜図3に示すように、ロータ5は、モータケース2及びブラケット3に回転自在に支持されている回転軸31と、回転軸31に外嵌固定されているロータコア32と、ロータコア32内に設けられるマグネット33と、ロータコア32内にマグネット33を固定するためのマグネットホルダ34と、を備えている。
回転軸31は、ステータ4に対応する位置が最も拡径された段付き状に形成されている。すなわち、回転軸31は、ステータ4に対応する位置に配置されるロータコア固定部35と、ロータコア固定部35の一端側(図1における下側)に段差36aを介して縮径形成された第1軸受部36と、ロータコア固定部35の他端側(図1における上側)に段差37aを介して縮径形成されたホルダ固定部37と、ホルダ固定部37の他端側に段差38aを介して縮径形成された第2軸受部38と、により構成されている。
第1軸受部36は、モータケース2に設けられた軸受23に回転自在に支持されている。第2軸受部38は、ブラケット3に設けられた軸受24に回転自在に支持されている。また、第2軸受部38は、軸受24を介して軸方向外側に突出している。この突出した箇所に、ジョイント39が外嵌固定されている。ジョイント39は、外部機器、例えば減速機等に連結され、ブラシレスモータ1の回転力を外部機器に伝達する役割を有している。
ロータコア固定部35には、ロータコア32が外嵌固定されている。
ロータコア固定部35には、ロータコア32が外嵌固定されている。
(ロータコア)
図4は、ロータコア32の斜視図である。
図2〜図4に示すように、ロータコア32は、略円柱状に形成されている。ロータコア32は、プレス加工によって略円形状に打ち抜いた金属板(電磁鋼板)を軸方向に積層したり、軟磁性粉を加圧成形したりすることにより形成される。
ロータコア32の径方向中央には、回転軸31のロータコア固定部35が圧入される回転軸圧入孔40が形成されている。回転軸圧入孔40の内周面には、軸方向全体に渡って形成された複数(本実施形態では6個)の逃げ凹部40aが周方向に等間隔で配置されている。逃げ凹部40aは、ロータコア32に回転軸31を圧入する際にロータコア32にかかる応力を緩和するためのものである。逃げ凹部40aは、軸方向からみて湾曲するように形成されている。
図4は、ロータコア32の斜視図である。
図2〜図4に示すように、ロータコア32は、略円柱状に形成されている。ロータコア32は、プレス加工によって略円形状に打ち抜いた金属板(電磁鋼板)を軸方向に積層したり、軟磁性粉を加圧成形したりすることにより形成される。
ロータコア32の径方向中央には、回転軸31のロータコア固定部35が圧入される回転軸圧入孔40が形成されている。回転軸圧入孔40の内周面には、軸方向全体に渡って形成された複数(本実施形態では6個)の逃げ凹部40aが周方向に等間隔で配置されている。逃げ凹部40aは、ロータコア32に回転軸31を圧入する際にロータコア32にかかる応力を緩和するためのものである。逃げ凹部40aは、軸方向からみて湾曲するように形成されている。
ロータコア32の外周部には、ロータコア32を軸方向に貫通する複数(本実施形態では6個)のマグネット収納孔41が形成されている。マグネット収納孔41は、ロータコア32内にマグネット33を収納するためのものである。マグネット収納孔41は、軸方向からみて周方向に長い長方形状の収納孔本体42と、収納孔本体42の周方向両端に形成され、収納孔本体42に連通する空隙部43と、により構成されている。
収納孔本体42には、マグネット33が収納される。収納孔本体42は、径方向内側に位置する平坦な第1内側面42aと、この内側面42aと径方向で対向するように径方向外側に位置する平坦な第2内側面42bと、を有している。
空隙部43には、マグネットホルダ34の後述するマグネット固定部46が挿入される。空隙部43の内側面は、収納孔本体42の第1内側面42aからこの第1内側面42aに直交するように径方向内側に屈曲して延びる第1内側面43aと、第1内側面43aから収納孔本体42の第1内側面42aと平行な方向で且つ周方向外側に延びる第2内側面43bと、第2内側面43bから径方向に沿って、且つ径方向外側に向かって延びる第3内側面43cと、第3内側面43cからロータコア32の外周面に沿って斜めに延び、収納孔本体42の第2内側面42bと接続される第4内側面43dと、を有している。
また、空隙部43には、回転軸31の第1軸受部36側(以下、この第1軸受部36側(図1における下側)を、単に第1軸受部36側と称する)に、マグネット位置決め凸部44が突出形成されている。マグネット位置決め凸部44は、収納孔本体42に収納されるマグネット33の周方向の位置決めを行うためのものである。マグネット位置決め凸部44は、収納孔本体42の第1内側面42aからこの第1内側面42aに沿って延出する第1側面44aと、第1側面44aからこの第1側面44aに直交するように径方向外側に屈曲して延びる第2側面44bと、第2側面44bから収納孔本体42の第1内側面42aと平行な方向で且つ周方向外側に向かって延び、空隙部43の第3内側面43cに接続される第3側面44cと、を有している。
また、ロータコア32の外周面は、マグネット収納孔41の個数と同数の湾曲外周面32aにより構成されている。各湾曲外周面32aは、軸方向からみて周方向中央に向かうに従って径方向外側に突出するように湾曲形成されている。このため、湾曲外周面32aの最も径方向外側に突出している周方向中央の位置と、マグネット収納孔41の周方向中央の位置とは一致している。そして、各湾曲外周面32aの周方向両端同士が接続されて、ロータコア32の外周面全体が形成される。
また、ロータコア32には、回転軸31の第1軸受部36側の端部に、マグネット収納孔41の周方向中央を跨ぐ抜け防止リブ45が設けられている。抜け防止リブ45は、マグネット収納孔41に収納されるマグネット33の一方側(図1における下方側)への抜けを規制するためのものである。
このように、ロータコア32は、抜け防止リブ45及びマグネット位置決め凸部44が形成されている第1層S1と、マグネット位置決め凸部44のみが形成されている第2層S2と、抜け防止リブ45及びマグネット位置決め凸部44が形成されていない第3層S3と、の3層構造になる(図2参照)。
なお、例えば、ロータコア32を、金属板(電磁鋼板)を軸方向に積層して形成する場合、第1層S1を構成する金属板と、第2層S2を構成する金属板と、第3層を構成する金属板と、の3種類の金属板で形成することが可能である。
なお、例えば、ロータコア32を、金属板(電磁鋼板)を軸方向に積層して形成する場合、第1層S1を構成する金属板と、第2層S2を構成する金属板と、第3層を構成する金属板と、の3種類の金属板で形成することが可能である。
図3に示すように、マグネット収納孔41に収納されるマグネット33は、収納孔本体42の形状に対応するように、断面矩形状の板状に形成されている。すなわち、図3、図4に示すように、マグネット33は、板厚H1が、収納孔本体42の径方向の幅H2とほぼ同じか、若干小さい程度となるように形成されている。また、マグネット33は、周方向の幅W1が、マグネット収納孔41に形成されているマグネット位置決め凸部44の第1側面44a間の幅W2とほぼ同じか、若干小さい程度となるように形成されている。このため、マグネット位置決め凸部44によって、マグネット収納孔41に対するマグネット33の周方向の位置決めが行われる。
(マグネットホルダ)
図5は、マグネットホルダ34の斜視図である。
図3、図5に示すように、マグネットホルダ34は、ロータコア32の各空隙部43に挿入される複数(本実施形態では12個)のマグネット固定部46と、各マグネット固定部46におけるバスバーユニット11側の端部(基端部)を連結する保持部47と、を備えている。また、マグネットホルダ34は、樹脂によりマグネット固定部46と保持部47とを2色成形により形成している。
図5は、マグネットホルダ34の斜視図である。
図3、図5に示すように、マグネットホルダ34は、ロータコア32の各空隙部43に挿入される複数(本実施形態では12個)のマグネット固定部46と、各マグネット固定部46におけるバスバーユニット11側の端部(基端部)を連結する保持部47と、を備えている。また、マグネットホルダ34は、樹脂によりマグネット固定部46と保持部47とを2色成形により形成している。
マグネット固定部46は、圧縮変形可能な弾性を有するエラストマ樹脂により形成されている。マグネット固定部46は、空隙部43の軸方向全体に渡って挿入されるように、且つ空隙部43の形状に対応するように、棒状に形成されている。
より具体的には、マグネット固定部46は、ロータコア32の第3層S1に相当する箇所の空隙部43に挿入される固定部本体48と、固定部本体48の先端から延出され、ロータコア32の第2層S2及び第1層に相当する箇所の空隙部43に挿入される先端部49と、により構成されている。
より具体的には、マグネット固定部46は、ロータコア32の第3層S1に相当する箇所の空隙部43に挿入される固定部本体48と、固定部本体48の先端から延出され、ロータコア32の第2層S2及び第1層に相当する箇所の空隙部43に挿入される先端部49と、により構成されている。
図6は、図2のA−A線に沿う断面図である。図7は、図6のB部拡大図である。
図5〜図7に示すように、マグネット固定部46の固定部本体48は、略柱状に形成されている。固定部本体48は、マグネット収納孔41の収納孔本体42に収納されたマグネット33の周方向の側面33aに当接するマグネット当接側面48aと、空隙部43の第1内側面43aに当接する第1側面48bと、空隙部43の第2内側面43bに当接する第2側面48cと、空隙部43の第3内側面43cに当接する第3側面48dと、空隙部43の第4内側面43dに当接する第4側面48eと、マグネット当接側面48aと第1側面48bとを接続し、マグネット33の角部に当接する角部当接側面48fと、を有している。
図5〜図7に示すように、マグネット固定部46の固定部本体48は、略柱状に形成されている。固定部本体48は、マグネット収納孔41の収納孔本体42に収納されたマグネット33の周方向の側面33aに当接するマグネット当接側面48aと、空隙部43の第1内側面43aに当接する第1側面48bと、空隙部43の第2内側面43bに当接する第2側面48cと、空隙部43の第3内側面43cに当接する第3側面48dと、空隙部43の第4内側面43dに当接する第4側面48eと、マグネット当接側面48aと第1側面48bとを接続し、マグネット33の角部に当接する角部当接側面48fと、を有している。
ここで、マグネット固定部46の固定部本体48は、この固定部本体48を空隙部43に挿入すると若干圧縮された状態になる大きさに形成されている。この固定部本体48の圧縮変形を許容するために、固定部本体48には、3つの逃げ部51,52,53(第1逃げ部51、第2逃げ部52、第3逃げ部53)が形成されている。以下、3つの逃げ部51,52,53について、詳述する。
図7に詳示するように、固定部本体48には、第2側面48cと第3側面48dとの接続部に、固定部本体48と空隙部43の各内側面43b,43cとの接触を回避するための第1逃げ部51が形成されている。第1逃げ部51は、第2側面48cの一部と第3側面48dの一部とを切除するように形成された溝状のものであり、固定部本体48の軸方向全体にわたって形成されている。
また、固定部本体48には、第3側面48dと第4側面48eとの接続部に、固定部本体48と空隙部43の各内側面43c,43dとの接触を回避するための第2逃げ部52が形成されている。第2逃げ部52は、第3側面43dの一部と第4側面48eの一部とを切除するように形成された平坦状の面であり、固定部本体48の軸方向全体にわたって形成されている。
さらに、固定部本体48には、第4側面48eとマグネット当接側面48aとの接続部に、固定部本体48と空隙部43の第4内側面43dとの接触を回避するための第3逃げ部53が形成されている。第3逃げ部53は、第4側面48eの一部とマグネット当接側面48aの一部とを切除するように形成された平坦状の面であり、固定部本体48の軸方向全体にわたって形成されている。
図8は、図2のC−C線に沿う断面図である。
図3、図5、図8に示すように、マグネット固定部46の先端部49は、マグネット収納孔41の空隙部43のうち、マグネット位置決め凸部44が形成されている箇所、つまり、空隙部43の第2層S2に対応する箇所に挿入可能なように、軸方向に直交する断面形状が略三角形となるように形成されている。
図3、図5、図8に示すように、マグネット固定部46の先端部49は、マグネット収納孔41の空隙部43のうち、マグネット位置決め凸部44が形成されている箇所、つまり、空隙部43の第2層S2に対応する箇所に挿入可能なように、軸方向に直交する断面形状が略三角形となるように形成されている。
すなわち、先端部49は、マグネット収納孔41の収納孔本体42に収納されたマグネット33の周方向の側面33aに当接するマグネット当接側面49aと、マグネット位置決め凸部44の第3側面44cに当接する位置決め凸部当接側面49bと、空隙部43の第3内側面43cに当接する空隙部当接側面49cと、を有している。また、先端部49の空隙部当接側面49cには、先端部49が先細り形状となるように傾斜面49dが形成されている。
保持部47は、マグネット固定部46の硬度よりも高い硬度の樹脂により形成されている。例えば、保持部47は、マグネット固定部46と親和性の高い樹脂(例えば、PBT等)により形成されている。保持部47は、ロータコア32におけるモータケース2の底部2cとは反対側端に配置され、各マグネット固定部46の端部を連結する略円板状の保持部本体58を有している。保持部本体58の直径は、ロータコア32の最外径とほぼ同一に設定されている。
保持部本体58には、マグネット固定部46が連結されている箇所よりも径方向内側に、複数(本実施形態では6個)の位置決め孔56が形成されている。位置決め孔56は、周方向に沿って長くなるように、軸方向からみて略円弧状に形成されている。そして、位置決め孔56は、周方向に等間隔で配置されている。
位置決め孔56は、ロータコア32にマグネット33の母材を組付けた後で、このマグネット33の母材に着磁を行う際、着磁装置とロータコア32との位置決めを行う際に用いられる(詳細は後述する)。また、位置決め孔56は、マグネットホルダ34を軽量化する役割や、ロータコア32の冷却効果を高める役割を有している。
位置決め孔56は、ロータコア32にマグネット33の母材を組付けた後で、このマグネット33の母材に着磁を行う際、着磁装置とロータコア32との位置決めを行う際に用いられる(詳細は後述する)。また、位置決め孔56は、マグネットホルダ34を軽量化する役割や、ロータコア32の冷却効果を高める役割を有している。
なお、マグネット33の母材とは、ネオジやフェライトによってマグネット33の形状を形成したままの状態で、未だ磁化されていないものをいう。本実施形態においては、説明の都合上、マグネット33とマグネット33の母材とを使い分けるが、マグネット33が着磁さている場合と着磁されていない母材の状態とで作用、効果に何ら変わりはない。このため、本実施形態の作用、効果においては、マグネット33とマグネット33の母材とは同様のものとして取り扱うものとする。
保持部本体58の径方向中央には、略円筒状の回転軸外嵌部54がロータコア32とは反対側に向かって突出形成されている。回転軸外嵌部54は、内周面54aが回転軸31のロータコア固定部35の他端側、及びホルダ固定部37の全体に嵌合されている。回転軸外嵌部54の内周面54aには、保持部本体58との接続部側に、段差55aを介して拡径形成された拡径部55が形成されている。この拡径部55が、回転軸31のロータコア固定部35の他端に嵌合される。
また、回転軸外嵌部54の保持部本体58とは反対側の先端には、複数(本実施形態では3個)のレゾルバロータ保持爪57が軸方向に沿って突出形成されている。このレゾルバロータ保持爪57に、レゾルバ26の他方を構成するレゾルバロータ28が取り付けられている。
レゾルバロータ28は、回転軸を挿通可能な略円環状に形成されている。レゾルバロータ28の内周面には、レゾルバロータ保持爪57に対応する位置に、このレゾルバロータ保持爪57が挿入される係合凹部28aが形成されている。この係合凹部28aにレゾルバロータ保持爪57が挿入されることにより、レゾルバロータ28とマグネットホルダ34とが係合される。これにより、レゾルバロータ28とマグネットホルダ34とが相対回転不能に一体化される。
レゾルバロータ28は、回転軸を挿通可能な略円環状に形成されている。レゾルバロータ28の内周面には、レゾルバロータ保持爪57に対応する位置に、このレゾルバロータ保持爪57が挿入される係合凹部28aが形成されている。この係合凹部28aにレゾルバロータ保持爪57が挿入されることにより、レゾルバロータ28とマグネットホルダ34とが係合される。これにより、レゾルバロータ28とマグネットホルダ34とが相対回転不能に一体化される。
また、レゾルバロータ28は、レゾルバ26の一方を構成するレゾルバステータ27の径方向内側に位置している。そして、レゾルバロータ28は、マグネットホルダ34を介してロータ5と一体となって回転する。これにより、レゾルバロータ28の回転位置をレゾルバステータ27が検出できる。この結果、レゾルバ26によって、ロータ5の回転位置を検出できる。
(ロータコアへのマグネットの組付け作業)
次に、ロータコア32へのマグネット33の組付け作業について説明する。なお、回転軸31へのロータコア32の組付けは、ロータコア32にマグネット33を組付けた後でもよいし、ロータコア32にマグネット33を組付ける前でもよい。以下の説明では、説明の都合上、ロータコア32における回転軸31の第1軸受部36側を、単に第1軸受部36側と称するのに加え、ロータコア32における回転軸31のホルダ固定部37側(図1における上側)を、単にホルダ固定部37側と称して説明する。
次に、ロータコア32へのマグネット33の組付け作業について説明する。なお、回転軸31へのロータコア32の組付けは、ロータコア32にマグネット33を組付けた後でもよいし、ロータコア32にマグネット33を組付ける前でもよい。以下の説明では、説明の都合上、ロータコア32における回転軸31の第1軸受部36側を、単に第1軸受部36側と称するのに加え、ロータコア32における回転軸31のホルダ固定部37側(図1における上側)を、単にホルダ固定部37側と称して説明する。
まず、ロータコア32のマグネット収納孔41に、ホルダ固定部37側からマグネット33の母材を挿入する。この際、マグネット収納孔41に形成されているマグネット位置決め凸部44の第1側面44aに、マグネット33の母材の周方向両端が当接することにより、ロータコア32(マグネット収納孔41)に対するマグネット33の母材の周方向の位置決めが行われる。
また、ロータコア32の第1軸受部36側端には、抜け防止リブ45が設けられている。このため、マグネット収納孔41のホルダ固定部37側から挿入されたマグネット33の母材が第1軸受部36側から抜け落ちるのが防止される。また、ロータコア32(マグネット収納孔41)に対するマグネット33の軸方向の位置決めが行われる。
また、ロータコア32の第1軸受部36側端には、抜け防止リブ45が設けられている。このため、マグネット収納孔41のホルダ固定部37側から挿入されたマグネット33の母材が第1軸受部36側から抜け落ちるのが防止される。また、ロータコア32(マグネット収納孔41)に対するマグネット33の軸方向の位置決めが行われる。
続いて、マグネットホルダ34の先端部49をマグネット収納孔41の空隙部43に向ける。そして、空隙部43に、ホルダ固定部37側からマグネットホルダ34のマグネット固定部46を挿入する。この際、先端部49は、傾斜面49dが形成されて先細りになっているので、マグネット収納孔41に容易にホルダ固定部37を挿入できる。
続いて、ロータコア32のホルダ固定部37側の端面に、マグネットホルダ34の保持部本体58が当接されるまで、空隙部43にマグネット固定部46を挿入する。すると、ロータコア32の第2層S2及び第1層に相当する箇所の空隙部43に、先端部49が挿入される。また、ロータコア32の第3層S1に相当する箇所の空隙部43に、固定部本体48が挿入される。
続いて、ロータコア32のホルダ固定部37側の端面に、マグネットホルダ34の保持部本体58が当接されるまで、空隙部43にマグネット固定部46を挿入する。すると、ロータコア32の第2層S2及び第1層に相当する箇所の空隙部43に、先端部49が挿入される。また、ロータコア32の第3層S1に相当する箇所の空隙部43に、固定部本体48が挿入される。
ここで、固定部本体48は、この固定部本体48を空隙部43に挿入すると若干圧縮される大きさに形成されている。このため、図7に示すように、圧縮変形によって、固定部本体48にマグネット33の母材を周方向両側から押圧する力F1が作用する。また、固定部本体48に、マグネット33の母材を径方向外側に押圧する力F2が作用する。
このため、マグネット33の母材に対する固定部本体48の摩擦抵抗が増大し、ロータコア32のマグネット収納孔41に、マグネット33の母材が確実に固定される。また、マグネット33の母材を径方向外側に押圧する力F2により、収納孔本体42の第2内側面42bに、マグネット33の母材が押し付けられる。このため、マグネット33の母材の径方向の位置決めが精度よく行われる。
また、固定部本体48には、3つの逃げ部51,52,53(第1逃げ部51、第2逃げ部52、第3逃げ部53)が形成されている。このため、固定部本体48が圧縮変形した際に、各逃げ部51,52,53に固定部本体48の肉が逃げ、固定部本体48、ロータコア32、及びマグネット33に余計な応力がかかってしまうことが抑制される。
そして、マグネットホルダ34によって、ロータコア32にマグネット33を固定することにより、ロータコア32へのマグネット33の組付け作業が完了する。
そして、マグネットホルダ34によって、ロータコア32にマグネット33を固定することにより、ロータコア32へのマグネット33の組付け作業が完了する。
ロータコア32へのマグネット33の組付け作業が完了した後、マグネット33の母材の着磁を行う。具体的には、不図示の着磁装置に、マグネット33の母材が固定されたロータコア32をセットし、このロータコア32に所定の電圧を印加する。
ここで、マグネットホルダ34には、保持部本体58に位置決め孔56が形成されている。一方、不図示の着磁装置には、位置決め孔56に嵌合可能な位置決め凸部(不図示)が設けられている。このため、この位置決め凸部に位置決め孔56を嵌合させるように、着磁装置にロータコア32をセットすることにより、着磁装置に対するロータコア32の位置決めを精度よく行うことができる。よって、マグネット33の母材にも、精度よく着磁を行うことができる。
また、収納孔本体42の第2内側面42bに、マグネット33の母材が押し付けられるようにマグネット33が配置されているので、収納孔本体42と第2内側面42bと着磁されたマグネット33との間に余計な隙間が形成されることがない。このため、マグネット33の磁束が効率よくロータコア32の外周部に伝達され、ロータコア32の有効磁束をできる限り高めることができる。
そしてこの後、マグネットホルダ34のレゾルバロータ保持爪57に、レゾルバロータ28を組付け、ロータ5の組立作業が完了する。
(ブラシレスモータの動作)
次に、ブラシレスモータ1の動作について説明する。
不図示の外部電源の電力が、ターミナル20、バスバーユニット11を介して選択的に各コイル10に供給されると、ステータ4に所定の磁界が発生する。すると、この磁界とロータ5に設けられたマグネット33との間で、磁気的な吸引力や反発力が生じる。これにより、ロータ5が回転する。
次に、ブラシレスモータ1の動作について説明する。
不図示の外部電源の電力が、ターミナル20、バスバーユニット11を介して選択的に各コイル10に供給されると、ステータ4に所定の磁界が発生する。すると、この磁界とロータ5に設けられたマグネット33との間で、磁気的な吸引力や反発力が生じる。これにより、ロータ5が回転する。
ロータ5が回転すると、マグネットホルダ34に取付けられているレゾルバロータ28も一体となって回転する。レゾルバロータ28の回転位置は、レゾルバステータ27によって検出される。これにより、レゾルバ26によってロータ5の回転位置が検出される。
不図示の外部電源は、レゾルバ26の検出結果に基づいて、選択的に各コイル10に電力を供給する。このため、ロータ5が継続的に回転する。
不図示の外部電源は、レゾルバ26の検出結果に基づいて、選択的に各コイル10に電力を供給する。このため、ロータ5が継続的に回転する。
ここで、ロータコア32の外周面は、マグネット収納孔41の個数と同数の湾曲外周面32aにより構成されている。各湾曲外周面32aは、軸方向からみて周方向中央に向かうに従って径方向外側に突出するように湾曲形成されている。このため、ステータ4の内周面とロータコア32の外周面との間の間隔は、湾曲外周面32aの周方向両端に向かうに従って大きくなる。つまり、ロータコア32の磁極の境界に近づくに従って、ステータ4の内周面とロータコア32の外周面との間の間隔が大きくなる。この間隔が大きくなる分、ロータ5によるステータ4への磁極の急激な変化を抑制できる。このため、ブラシレスモータ1のコギングトルクを抑制できる。
このように、上述の実施形態では、ロータコア32のマグネット収納孔41にマグネット33を固定するために、マグネット収納孔41を、マグネット33が収納される収納孔本体42と、収納孔本体42の周方向両端に形成され、収納孔本体42に連通する空隙部43と、により構成している。また、マグネット収納孔41にマグネット33を固定するために、各空隙部43に挿入されるマグネット固定部46と、各マグネット固定部46の基端部を連結する保持部47と、を有するマグネットホルダ34を設けた。
このため、空隙部43にマグネット固定部46を挿入するだけで、マグネット33の周方向両端を2つのマグネット固定部46によって挟持することができる。よって、ロータコア32内にマグネット33を容易に固定できる。
このため、空隙部43にマグネット固定部46を挿入するだけで、マグネット33の周方向両端を2つのマグネット固定部46によって挟持することができる。よって、ロータコア32内にマグネット33を容易に固定できる。
また、マグネット固定部46を、圧縮変形可能な弾性を有するエラストマ樹脂により形成している。そして、空隙部43に、マグネット固定部46を圧縮変形した状態で挿入(圧入)している。このため、マグネット固定部46の弾性力により、マグネット33の周方向両端に押圧力を付与しながら、このマグネット33の周方向両端を2つのマグネット固定部によって挟持できる。よって、ロータコア32やマグネット33の製造誤差に関わらず、ロータコア32内にマグネット33を確実に固定できる。
また、空隙部43には、回転軸31の第1軸受部36側に、マグネット位置決め凸部44が突出形成されている。このため、ロータコア32(マグネット収納孔41)に対するマグネット33の周方向の位置決めを高精度に行うことができる。
しかも、マグネット固定部46の圧縮変形によって、固定部本体48にマグネット33の母材を周方向両側から押圧する力F1が作用する。また、固定部本体48に、マグネット33の母材を径方向外側に押圧する力F2が作用する。このため、ロータコア32(マグネット収納孔41)に対するマグネット33の周方向の位置決めをより高精度に行うことができる。また、収納孔本体42の第2内側面42bに、マグネット33の母材が押し付けられるようにマグネット33が配置されているので、収納孔本体42と第2内側面42bと着磁されたマグネット33との間に余計な隙間が形成されることがない。このため、マグネット33の磁束が効率よくロータコア32の外周部に伝達され、ロータコア32の有効磁束をできる限り高めることができる。
さらに、ロータコア32には、回転軸31の第1軸受部36側の端部に、マグネット収納孔41の周方向中央を跨ぐ抜け防止リブ45が設けられている。このため、マグネット収納孔41のホルダ固定部37側から挿入されたマグネット33の母材が第1軸受部36側から抜け落ちるのが防止される。この結果、マグネット収納孔41へのマグネット33の母材の組付けが容易になる。また、抜け防止リブ45を設けることにより、ロータコア32の第1軸受部36側端に別途保持部47等を設ける必要がない。よって、マグネットホルダ34の構造簡素化、低コスト化を図ることができる。
また、マグネットホルダ34は、樹脂によりマグネット固定部46と保持部47とを2色成形により形成している。そして、マグネット固定部46を、弾性を有するエラストマにより形成する一方、保持部47を、マグネット固定部46の硬度よりも高い硬度の樹脂により形成している。このため、ロータ5の全体の部品点数を減少させることができる。また、保持部47によって、複数のマグネット固定部46を確実に連結できる。
また、固定部本体48には、3つの逃げ部51,52,53(第1逃げ部51、第2逃げ部52、第3逃げ部53)が形成されている。このため、固定部本体48が圧縮変形した際に、各逃げ部51,52,53に固定部本体48の肉を逃がすことができる。よって、固定部本体48、ロータコア32、及びマグネット33に余計な応力がかかってしまうことを抑制でき、これら固定部本体48、ロータコア32及びマグネット33の損傷を抑制できる。
また、マグネットホルダ34には、保持部本体58に位置決め孔56が形成されている。このため、この位置決め孔56を利用することにより、不図示の着磁装置に対するロータコア32の位置決めを精度よく行うことができる。よって、マグネット33の母材に、精度よく着磁を行うことができる。
また、マグネットホルダ34の回転軸外嵌部54に、複数(本実施形態では3個)のレゾルバロータ保持爪57を突出形成した。そして、これらレゾルバロータ保持爪57に、レゾルバ26の他方を構成するレゾルバロータ28と取り付けた。このように、マグネットホルダ34を介してロータコア32とレゾルバロータ28とを一体化させている。このため、ロータコア32に対するレゾルバロータ28の取付け位置の精度を高めることができる。よって、レゾルバ26によるロータ5の回転位置検出精度を高めることができ、高品質なブラシレスモータ1を提供できる。
また、ロータコア32の外周面は、マグネット収納孔41の個数と同数の湾曲外周面32aにより構成されている。各湾曲外周面32aは、軸方向からみて周方向中央に向かうに従って径方向外側に突出するように湾曲形成されている。このため、ロータコア32の磁極の境界に近づくに従って、ステータ4の内周面とロータコア32の外周面との間の間隔が大きくなる。この間隔が大きくなる分、ロータ5によるステータ4への磁極の急激な変化を抑制できる。このため、ブラシレスモータ1のコギングトルクを抑制できる。
また、ロータコア32の径方向中央には、回転軸31のロータコア固定部35が圧入される回転軸圧入孔40が形成されている。回転軸圧入孔40の内周面には、軸方向全体に渡って形成された複数(本実施形態では6個)の逃げ凹部40aが周方向に等間隔で配置されている。この逃げ凹部40aにより、ロータコア32に回転軸31を圧入する際、ロータコア32にかかる応力を緩和することができる。
なお、本発明は上述の実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述の実施形態に種々の変更を加えたものを含む。
例えば、ブラシレスモータ1は、電動パワーステアリング(EPS;Electric Power Steering)に用いられるものである場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、さまざまな電動装置にブラシレスモータ1を採用することができる。
例えば、ブラシレスモータ1は、電動パワーステアリング(EPS;Electric Power Steering)に用いられるものである場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、さまざまな電動装置にブラシレスモータ1を採用することができる。
また、上述の実施形態では、マグネットホルダ34のマグネット固定部46に、3つの逃げ部51,52,53(第1逃げ部51、第2逃げ部52、第3逃げ部53)を形成した場合について説明した。そして、これら逃げ部51,52,53によって、マグネット固定部46の固定部本体48が圧縮変形した際に、固定部本体48、ロータコア32、及びマグネット33に余計な応力がかかってしまうことを抑制する場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、空隙部43の内周面に逃げ部を形成し、この逃げ部によって、固定部本体48、ロータコア32、及びマグネット33に余計な応力がかかってしまうことを抑制できるように構成してもよい。
また、上述の実施形態では、空隙部43の第1軸受部36側端に、マグネット33の位置決めを行うためのマグネット位置決め凸部44を突出形成した場合について説明した。しかしながら、マグネット位置決め凸部44の形成位置は、空隙部43の第1軸受部36側端に限られるものではなく、空隙部43の軸方向のいずれかの位置に形成されていればよい。すなわち、マグネット位置決め凸部44によってマグネット収納孔41に対するマグネット33の位置が決まるように、マグネット位置決め凸部44が配置されていればよい。
また、上述の実施形態では、マグネットホルダ34のマグネット固定部46は、圧縮変形可能な弾性を有するエラストマ樹脂により形成されている場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、マグネット固定部46を圧縮変形可能な弾性体により形成すればよい。
また、上述の実施形態では、マグネットホルダ34の保持部47を、マグネット固定部46の硬度よりも高い硬度の樹脂により形成した場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、保持部47とマグネット固定部46とを同じ素材で形成することも可能である。
さらに、マグネットホルダ34は、樹脂によりマグネット固定部46と保持部47とを2色成形により形成している場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、マグネット固定部46と保持部47とを別体で形成した後、これらマグネット固定部46と保持部47とを一体化するように構成してもよい。
さらに、マグネットホルダ34は、樹脂によりマグネット固定部46と保持部47とを2色成形により形成している場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、マグネット固定部46と保持部47とを別体で形成した後、これらマグネット固定部46と保持部47とを一体化するように構成してもよい。
また、上述の実施形態では、ロータ5の回転位置を検出する装置として、レゾルバ26を用いた場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、ロータ5の回転位置を検出可能な装置であればよい。
例えば、レゾルバ26に代わってセンサマグネットと、このセンサマグネットの磁気変化を検出する磁気検出素子とを用いた回転位置検出装置を採用してもよい。この場合、マグネットホルダ34を、センサマグネットを取付け可能に構成すると共に、モータケース2やブラケット3に磁気検出素子が実装された制御基板を取付ければよい。
例えば、レゾルバ26に代わってセンサマグネットと、このセンサマグネットの磁気変化を検出する磁気検出素子とを用いた回転位置検出装置を採用してもよい。この場合、マグネットホルダ34を、センサマグネットを取付け可能に構成すると共に、モータケース2やブラケット3に磁気検出素子が実装された制御基板を取付ければよい。
また、上述の実施形態では、マグネットホルダ34に位置決め孔56を形成する一方、不図示の着磁装置に位置決め孔56に嵌合可能な位置決め凸部(不図示)を設けた場合について説明した。そして、位置決め孔56と位置決め凸部(不図示)とにより、着磁装置に対するロータコア32の位置決めを行う場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、不図示の着磁装置に位置決め孔56を形成し、マグネットホルダ34に位置決め孔56に嵌合可能な位置決め凸部を設けてもよい。
また、上述の実施形態では、位置決め孔56を、周方向に沿って長くなるように、軸方向からみて略円弧状に形成した場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、位置決め孔56の形状を任意に決めることが可能である。
1…ブラシレスモータ(モータ)、4…ステータ、5…ロータ、10…コイル、26…レゾルバ(回転位置検出装置)、27…レゾルバステータ(回転位置検出装置)、28…レゾルバロータ(回転位置検出装置)、31…回転軸、32…ロータコア、33…マグネット、34…マグネットホルダ、41…マグネット収納孔、42…収納孔本体、43…空隙部、44…マグネット位置決め凸部(位置決め凸部)、45…抜け防止リブ、46…マグネット固定部、47…保持部、48…固定部本体、49…先端部、51…第1逃げ部(逃げ部)、52…第2逃げ部(逃げ部)、53…第3逃げ部(逃げ部)、54…回転軸外嵌部、56…位置決め孔(位置決め部)、57…レゾルバロータ保持爪(センサ配置部)、58…保持部本体
Claims (8)
- 回転軸と、
前記回転軸に外嵌固定されるロータコアと、
前記ロータコア内に設けられる複数のマグネットと、
前記ロータコア内に前記マグネットを固定するためのマグネットホルダと、
を備え、
前記ロータコアは、外周寄りに周方向に長くなるように形成されて前記マグネットが収納される複数のマグネット収納孔を有し、
前記マグネット収納孔は、該マグネット収納孔に前記マグネットを収納した状態で、周方向両端に空隙部を有するように形成されており、
前記マグネットホルダは、
圧縮変形可能な弾性体からなり、各前記空隙部に圧縮変形した状態で挿入される複数のマグネット固定部と、
前記ロータコアの軸方向一端に配置され、前記複数のマグネット固定部の一端を連結する保持部と、
を有する
ことを特徴とするロータ。 - 前記空隙部の一部に、前記マグネット収納孔内での前記マグネットの位置決めを行うための位置決め凸部が設けられている
ことを特徴とする請求項1に記載のロータ。 - 前記ロータコアの前記保持部とは反対側の軸方向他端に、前記マグネット収納孔からの前記マグネットの抜けを防止するための抜け防止リブが設けられている
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のロータ。 - 前記マグネット固定部と前記保持部は一体成形されており、
前記マグネット固定部は、エラストマ樹脂により形成されており、
前記保持部は、前記マグネット固定部の硬度よりも高い硬度の樹脂により形成されている
ことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のロータ。 - 前記マグネット固定部及び前記空隙部の少なくともいずれか一方には、前記空隙部に挿入された前記マグネット固定部の弾性変形を許容する逃げ部が形成されている
ことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載のロータ。 - 前記保持部は、着磁装置に対する前記ロータコアの位置決めを行うための位置決め部を有する
ことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載のロータ。 - 請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載のロータと、
前記ロータの周囲を取り囲むように形成され、コイルが巻回されているステータと、
を備えていることを特徴とするモータ。 - 前記ロータの回転位置を検出するための回転位置検出装置を備え、
前記保持部は、前記回転位置検出装置を取り付けるためのセンサ配置部を有する
ことを特徴とする請求項7に記載のモータ。
Priority Applications (1)
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JP2017245571A JP2019115121A (ja) | 2017-12-21 | 2017-12-21 | ロータ及びモータ |
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2017
- 2017-12-21 JP JP2017245571A patent/JP2019115121A/ja active Pending
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