JP7443835B2 - 画像形成装置及び画像形成システム - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置及び画像形成システムに関する。
従来、インクジェット方式で画像を形成する方法が知られている。
そして、インクジェット方式では、ラインヘッドをずらして配置することで高画質な画像を形成する。具体的には、180dpiのピッチ間隔でノズルを配置するのに対して、720dpi分ずらしてラインヘッドを配置し、720dpiの解像度を実現する方法が知られている(例えば、特許文献1等を参照)。
しかしながら、画像形成では、常に高解像度の画像形成が求められるとは限らない。すなわち、画像形成装置は、1つの色で高解像度な画像形成を行う、及び、2つ以上の色を使用した画像形成を行う2通りを切り替えて行う場合がある。したがって、高解像度な画像形成と2つ以上の色を使用する画像形成を切り替えられる構成とすることに課題がある。
本発明の一態様は、高解像度な画像形成と、2つ以上の色を使用する画像形成を切り替えられる構成にすることを目的とする。
本発明の一実施形態による、画像形成装置は、複数のノズルを用いて、搬送方向に搬送される記録媒体に対して画像形成を行う画像形成装置であって、
前記複数のノズルのうち、前記搬送方向に直交する直交方向に、第1基準ノズルを基準にして所定距離ごとに配置される複数のノズルを有する第1ノズル部と、
前記複数のノズルのうち、前記直交方向に前記第1基準ノズルとは異なる位置に配置される第2基準ノズルを基準にして前記所定距離ごとに前記直交方向に配置され、かつ、前記搬送方向に異なる位置に配置される複数のノズルを有する第2ノズル部と、
前記第1ノズル部、若しくは、前記第1ノズル部及び前記第2ノズル部の両方に吐出させる第1色インク、及び、前記第2ノズル部に吐出させる第2色インクを貯蔵するインク貯蔵部と、
前記第1ノズル部及び前記第2ノズル部の両方で前記第1色インクを吐出して1色で形成される第1画像を画像形成する、
又は、前記第1ノズル部で前記第1色インクを吐出し、かつ、前記第2ノズル部で前記第2色インクを吐出して複数色で形成される第2画像を画像形成するように制御する制御部を備え
前記第2ノズル部が有する前記複数のノズルは、前記直交方向において、前記第1ノズル部が有する前記複数のノズルと異なる位置に配置され、
前記制御部は、
前記第1画像又は前記第2画像を形成する画素の並びを示す入力画素データを入力し、
前記第2画像を画像形成する場合には、前記入力画素データにおける前記画素の前記搬送方向及び前記直交方向のそれぞれの並びを入れ替えて出力画素データを生成する
本発明の実施形態によって、高解像度な画像形成と2つ以上の色を使用する画像形成を切り替えられることができる。
画像形成装置のハードウェア構成例を示す図である。 ヘッド及びノズルの構成例を示す図である。 第1ノズル部及び第2ノズル部の両方で第1色のインクを吐出する例を示す図である。 第1ノズル部で第1色のインクを吐出し、かつ、第2ノズル部で第2色のインクを吐出する例を示す図である。 制御部の構成例を示す図である。 1色で画像形成を行う場合の画素データの流れの例を示す図である。 2色で画像形成を行う場合の画素データの流れの例を示す図である。 2色で画像形成を行う場合の画素データの流れの例を示す図である。 2色で画像形成を行う場合の画素データの流れの例を示す図である。 2色で画像形成を行う場合の画素データの流れの例を示す図である。 2色で画像形成を行う場合の画素データの流れの例を示す図である。 ドットサイズの制御例を示す図である。 メモリの制御例を示す図である。 読出及び書込の制御例を示す図である。 ヘッドの構成例を示す図である。 ヘッドの比較例を示す図である。
以下、発明を実施するための最適な形態について、図面を参照して説明する。
<画像形成装置のハードウェア構成例>
図1は、画像形成装置のハードウェア構成例を示す図である。図示するように、画像形成装置1は、メイン制御基板100、ヘッド中継基板200、及び、画像処理基板300等を備えるハードウェア構成である。
メイン制御基板100は、CPU(Central Processing Unit、以下「CPU101」という。)、FPGA(Field-Programmable Gate Array、以下「FPGA102」という。)、RAM(Random Access Memory、以下「RAM103」という。)、ROM(Read-Only Memory、以下「ROM104」という。)、NVRAM(Non―Volatile Random Access Memory、以下「NVRAM105」という。)、モータドライバ106、及び、駆動波形生成回路107等を実装する。
CPU101は、画像形成装置1の全体を制御する。例えば、CPU101は、RAM103を作業領域として利用して、ROM104に格納される各種のプログラムを実行し、画像形成装置1における各種動作を制御するための制御指令を出力する。そして、CPU101は、FPGA102等と通信し、FPGA102と協働して画像形成装置1における各種の動作制御を行う。すなわち、CPU101は、制御装置及び演算装置の例である。
FPGA102は、例えば、CPU制御回路111、メモリ制御回路112、I2C(Inter-Integrated Circuit)制御回路(以下、「I2C制御回路113」という。)、センサ処理回路114、モータ制御回路115、及び、記録ヘッド制御回路116等を有する構成である。
CPU制御回路111は、CPU101と通信等を行う。
メモリ制御回路112は、RAM103及びROM104にアクセス等を行う。
I2C制御回路113は、NVRAM105と通信等を行う。
センサ処理回路114は、各種センサ130が出力するセンサ信号を処理する。なお、各種センサ130は、画像形成装置1における各種の状態を検出するセンサの総称である。具体的には、各種センサ130は、エンコーダ、記録紙の通過を検出する用紙センサ、カバー部材の開放を検出するカバーセンサ、環境温度湿度を検出する温湿度センサ、記録紙を固定するレバーの動作状態を検出する用紙固定レバー用センサ、及び、カートリッジのインク残量を検出する残量検知センサ等である。なお、温湿度センサ等が出力するアナログのセンサ信号は、例えば、メイン制御基板100等に実装されるA/Dコンバータによりデジタル信号に変換されてFPGA102に入力される。
モータ制御回路115は、各種モータ140を制御する。なお、各種モータ140は、画像形成装置1が備えるモータの総称である。具体的には、各種モータ140は、キャリッジを動作させる主走査モータ、記録紙を副走査方向に搬送する副走査モータ、記録紙を給紙するための給紙モータ、維持機構を動作させる維持モータ等である。
例えば、主走査モータは、CPU101と、FPGA102が有するモータ制御回路115の連携による制御により動作する。まず、CPU101がモータ制御回路115に対して、主走査モータの動作開始を指示する。さらに、CPU101は、キャリッジの移動速度及び移動距離を通知する。このような指示があると、モータ制御回路115は、CPU101から通知された移動速度及び移動指示等の情報に基づいて、駆動プロファイルを生成する。
さらにまた、モータ制御回路115は、駆動プロファイルと、センサ処理回路114から供給されるエンコーダ値(具体的には、エンコーダセンサが出力するセンサ信号を処理して得られる値である。)とを比較する。そして、モータ制御回路115は、比較結果等に基づいて、PWM指令値を算出してモータドライバ106に出力する。
モータ制御回路115は、所定の動作を終了すると、CPU101に対して動作終了を通知する。なお、上記には、モータ制御回路115が駆動プロファイルを生成する例を説明したが、CPU101が駆動プロファイルを生成し、モータ制御回路115に指示する構成等でもよい。また、CPU101は、印字枚数のカウント及び主走査モータのスキャン数のカウント等を行ってもよい。
記録ヘッド制御回路116は、ROM104に格納されるヘッド駆動データ、吐出同期信号、及び、吐出タイミング信号等を駆動波形生成回路107に出力する。そして、記録ヘッド制御回路116は、駆動波形生成回路107に共通駆動波形信号等を生成させる。次に、駆動波形生成回路107が生成する共通駆動波形信号は、ヘッド中継基板200に実装される記録ヘッドドライバ210に入力される。
画像処理基板300は、入力される画像データに対して、画像処理回路310により画像処理を行う。例えば、画像処理回路310は、階調処理、及び、画像変換処理等を行う。さらに、画像処理回路310は、記録ヘッド制御回路116等が処理可能な形式に画像データを変換する。そして、画像処理回路310は、変換したデータを、記録ヘッド制御回路116等へ出力する。
階調処理は、入力される多値の画像データに対して行われる。そして、階調処理により、画像データは、小値の画像データへ変換される。なお、小値の画像データは、記録ヘッド6が吐出する液滴の種類(例えば、大滴、中滴、及び、小滴等である。)に等しい階調数の画像データである。そして、階調処理により、変換した画像データは、画像処理回路が有するRAMに1バンド分以上保持される。なお、1バンド分の画像データとは、例えば、記録ヘッド6が1度の主走査方向における走査で記録可能な最大の副走査方向の幅に相当する画像データを指す。
画像変換処理では、画像処理部が有するRAM上に保持される1バンド分の画像データにおいて、主走査方向への1度の走査(1スキャン)で出力する画像の単位で、画像データが変換される。この変換は、インターフェイスを介してCPU101等で受け付ける印字順序、及び、印字幅(例えば、1スキャンあたりの画像記録の副走査幅等である。)等の情報に基づいて、記録ヘッド6の構成等に合わせた処理となる。
なお、印字順序及び印字幅等は、記録媒体に対して1回の主走査で画像を形成する1パス印字でもよい。又は、印字順序及び印字幅等は、記録媒体の同一領域に対して同一のノズル群、若しくは、異なるノズル群によって複数回の主走査で画像を形成するマルチパス印字を用いてもよい。また、主走査方向にヘッドを並べて、同一領域を異なるノズルが、打ち分けてもよい。これらの記録方法は、組み合わせて用いてもよい。
印字幅とは、記録ヘッド6が1度の主走査方向への走査(1スキャン)で記録する画像の副走査方向における幅を示す。例えば、印字幅は、CPU101が設定する。
また、画像処理は、電子回路等による処理に限られず、コンピュータにインストールされたソフトウェア等で行ってもよい。
<ノズル及びヘッドの構成例>
図2は、ヘッド及びノズルの構成例を示す図である。例えば、画像形成装置は、図示するような配置とする複数のノズルで画像形成を行う。
以下、図示するように、2つのヘッドを例に説明する。ただし、ヘッドの数は、2つ以上であってもよい。また、以下の説明では、2つのヘッドのうち、搬送方向における上流(図では、上になる。)に配置されるヘッドを「第1ヘッドHD1」という。一方で、以下の説明では、この例における2つのヘッドのうち、第1ヘッドHD1より下流に配置されるヘッドを「第0ヘッドHD0」という。
すなわち、図示するように、第1ヘッドHD1と、第0ヘッドHD0とでは、搬送方向において、配置される位置が異なる。したがって、それぞれのヘッドが有するノズルも、搬送方向において異なる位置となる。
以下、図示するように、それぞれのヘッドが有する複数のノズルに対して、番号を付して説明する。具体的には、この例は、図示するように、直交方向において1行の画像、いわゆる1ラインの画像(以下「ライン画像IMGL」という。)を「0」乃至「15」の画素(「15」以降の画素は、省略する。)で形成する例である。そして、この例では、第0ヘッドHD0及び第1ヘッドHD1は、それぞれのヘッドが有するノズルでライン画像IMGLを形成する画素を交互に画像形成する。したがって、第0ヘッドHD0は、番号「0」のノズル(以下「第0ノズルNZ0」という。)、番号「2」のノズル(以下「第2ノズルNZ2」という。)、及び、番号「4」のノズル(以下「第4ノズルNZ4」という。)のように、偶数の番号となるノズルを有する。一方で、第1ヘッドHD1は、番号「1」のノズル(以下「第1ノズルNZ1」という。)、番号「3」のノズル(以下「第3ノズルNZ3」という。)、及び、番号「5」のノズル(以下「第5ノズルNZ5」という。)のように、奇数の番号となるノズルを有する。
以下、偶数番号のノズル、すなわち、第0ヘッドHD0が有するノズルを「第1ノズル部」とする例で説明する。一方で、奇数のノズル、すなわち、第1ヘッドHD1が有するノズルを「第2ノズル部」とする例で説明する。なお、第1ノズル部及び第2ノズル部は、逆の位置関係であってもよい。
図3は、第1ノズル部及び第2ノズル部の両方で第1色のインクを吐出する例を示す図である。図示するように、第0ヘッドHD0が有する複数のノズルは、第0ノズルNZ0を基準とし、所定距離Lごとに、直交方向に配置される。例えば、所定距離Lは、600dpiを実現する間隔となる距離である。すなわち、この例は、第1ノズル部の各ノズルが、第0ノズルNZ0を第1基準ノズルにして配置される例を示す。
一方で、図示するように、第1ノズルNZ1は、第0ノズルNZ0に対して、例えば、「1/2L」の距離となる位置に配置される。そして、第1ヘッドHD1が有する複数のノズルは、第1ノズルNZ1を基準とし、所定距離Lごとに、直交方向に配置される。すなわち、この例は、第2ノズル部の各ノズルが、第1ノズルNZ1を第2基準ノズルにして配置される例を示す。
このような配置であると、第1ヘッドHD1が有する複数のノズルは、第1ヘッドHD1が有するノズルの中間となる位置に配置される位置関係となる。そのため、第0ヘッドHD0が有する複数のノズル及び第1ヘッドHD1が有する複数のノズルの両方で同じ色を吐出させると、画素は、「1/2L」の間隔で形成される。すなわち、図示するように、第1インクタンクTK1及び第2インクタンクTK2のどちらのタンクからも、同じ色(以下、1色で画像形成する場合には、第1色インクを用いるとする。以下、第1色インクを単に「第1色」という場合がある。)を吐出するようにすると、画像形成装置は、第1色について高い解像度の画像を形成できる。
所定距離Lを「600dpi」用の間隔であるとすると、第0ヘッドHD0が有する複数のノズル及び第1ヘッドHD1が有する複数のノズルにより、画素は、「1/2L」の間隔で形成されるため、「1200dpi」の解像度になる。以下、高解像度の設定を「1200dpi」とし、低解像度の設定を「600dpi」とする例で説明する。ただし、解像度は、「1200dpi」及び「600dpi」以外の解像度であってもよい。
また、以下の例では、「1200dpi」の解像度で形成される画像を「第1画像」という場合がある。一方で、「600dpi」の解像度で形成される画像を「第2画像」という場合がある。
図4は、第1ノズル部で第1色のインクを吐出し、かつ、第2ノズル部で第2色のインクを吐出する例を示す図である。すなわち、第0ヘッドHD0が有する複数のノズル及び第1ヘッドHD1が有する複数のノズルで、異なる色を吐出するように、図3に示す構成から切り替えた後の例である。以下、第1色インクで形成される色とは異なる第2色インクで形成される色を単に「第2色」という場合がある。
したがって、図示するような例では、第1ヘッドHD1が有する複数のノズル、及び、第0ヘッドHD0が有する複数のノズルによって、2色の画像がどちらも「600dpi」の解像度で形成される構成となる。
このように、画像形成装置は、2つのヘッドが有するどちらのノズルでも同じ色の画像形成を行うようにして、高解像度の画像形成を行うのと、2つのヘッドが有するノズルで異なる色の画像形成を行うようにして、複数色を用いる画像形成を行うのを切り替えられる構成である。
<制御部の構成例>
図5は、制御部の構成例を示す図である。例えば、画像形成装置は、図示するような制御部CTLを備える構成等であるのが望ましい。また、図示するような制御部は、例えば、CPU101及びFPGA102等で実現する。
また、図は、図示する構成例において、画素データIMGの流れを実線で示し、画素データ以外のデータの流れを破線で示す。
全体制御部C11は、例えば、画像処理の解像度(この例では、600dpiであるか1200dpiであるかの設定等になる。)を受け付けて、設定する。
入力制御部C12は、内部のWRMAC(Write Memory Access Control)を用いて、外部から入力される画素データIMGを入力する。そして、画素データIMGは、記憶部MEMに書き込まれる。
画素データ読出部C13は、内部のRDMAC(Read Memory Access Control)を用いて、記憶部MEMが記憶する画素データIMGを読み出す。
RW(Read/Write)制御部(以下「RW制御部C14」という。)は、入力制御部C12が有する書込情報等に基づいて、記憶部MEMが記憶するデータのうち、読み出しが可能な画素データを特定する情報を画素データ読出部C13に出力する。
例えば、記憶部MEMが記憶するデータは、画素データが書き込まれたアドレス、及び、書き込み済みのライン数等によって、記憶部MEMのどこに書き込まれているか等が特定される。
また、RW制御部C14は、入力制御部C12が示す書込情報と、画素データ読出部C13が示す読出情報とを監視して読み出しの許可等を管理する。
画素処理部C15は、例えば、「600dpi」の解像度では、2ラインごと、画素の位置を入れ替える等の処理を行い、インク吐出制御部C17に出力する。一方で、「1200dpi」の解像度では、画素データ読出部C13が読み出した画素データをインク吐出制御部C17に出力する。なお、この処理の詳細は後述する。
ドットサイズ制御部C16は、解像度等に基づいて、ドットサイズを制御する情報をインク吐出制御部C17に出力する。なお、この処理の詳細は後述する。
インク吐出制御部C17は、ヘッド等からの要求等に基づいて、画素データ及びドットサイズの情報等をヘッドに出力する。
インタコネクト部C18は、入力制御部C12による書き込み、及び、画素データ読出部C13による読み出し等のアクセスを管理する。すなわち、インタコネクト部C18は、いわゆるメモリコントロールに対して行われるアクセスのアービタ(Arbiter、調停)機能を有する。したがって、インタコネクト部C18は、書き込み及び読み出しのアクセスが衝突しないように各アクセスが実行されるタイミング等を調整する。
メモリコントロール部C19は、インタコネクト部C18による調停後、書き込み及び読み出しのアクセスを実行する。
記憶部MEMは、例えば、DDR(Double-Data-Rate Synchronous Dynamic Access Memory)等のメモリで実現する。
<1色で画像形成を行う場合の例>
図6は、1色で画像形成を行う場合の画素データの流れの例を示す図である。以下、図示するように、搬送方向(図では、上下方向である。また、搬送方向を「ライン」とする。)に対して直交する方向(以下「直交方向」という。図では、左右方向である。)に、1画素ごと画像形成される画素を示すデータが入力される。
図示するように、まず、図6(A)に示すような入力画素データIMGINが入力される。次に、入力画素データIMGINが示す各画素のデータは、例えば、図6(B)に示すようにメモリMDに書き込まれる。このようにして、メモリMDに書き込まれた画素データが読み出され、図6(C)のような出力画素データIMGOUT及びドットサイズ等の情報に基づいて、ヘッドがインクを吐出する。
図6(A)に示すように、入力画素データIMGINは、「120dpi」、かつ、1色で画像形成を行う場合には、すべて同じ色(図示する例は、第1色の画素だけで構成する例である。)の画素である。
図6(B)に示すように、メモリMDには、書き込みの先頭アドレス(図では、「adr」が示すアドレス番号である。「f」は、1ライン分の書き込みを行うと書き込まれるアドレス分に相当する。)から順に入力画素データIMGINのとおりに各画素のデータが書き込まれる。
図6(C)に示すように、メモリMDから、各画素のデータは、メモリMDに書き込まれた順に読み出される。
<2色で画像形成を行う場合の例>
図7は、2色で画像形成を行う場合の画素データの流れの例を示す図である。
図7(A)及び図7(B)に示すように、2色のデータは、例えば、第1色の入力画素データ(以下「第1色画素入力データIMGINA」という。)と、第2色の入力画素データ(以下「第2色画素入力データIMGINB」という。)とに分かれて入力される。このような第1色画素入力データIMGINA及び第2色画素入力データIMGINBが入力されると、例えば、メモリMDには、図7(C)のように書き込まれる。
図7(C)は、第1色画素入力データIMGINA及び第2色画素入力データIMGINBの画素データをメモリMDに書き込む例を示す。図示するように、第1色と第2色は、メモリMD上、分かれて書き込まれる。具体的には、第1色は、「adra」を先頭アドレスにして書き込みが行われる。一方で、第2色は、「adrb」を先頭アドレスにして書き込みが行われる。このようにして、書き込みされた画素データは、例えば、図7(D)のようにして読み出される。
図7(D)に示すように、メモリMDに対して、RDMAC ch0(以下「読出0チャネルRD0」という。)と、RDMAC ch1(以下「読出1チャネルRD1」という。)の2つのRDMACが独立してアクセスする。図示する例では、読出0チャネルRD0は、メモリMDにおける第1色が記憶されているアドレスにアクセスする。一方で、読出1チャネルRD1は、メモリMDにおける第2色が記憶されているアドレスにアクセスする。
このようにして、読出0チャネルRD0及び読出1チャネルRD1は、読み出した画素のデータをラインごとに交互に後段に出力する(図5に示す構成では、画素処理部C15に対して出力する)。このようにすると、画素データは、図7(E)に示すようなラインの並びになる。以下、図7(E)に示すようなRDMACの出力によって構成される画素データを「読出画素データIMG1」という。
図7(E)に示すように、読出画素データIMG1は、読出0チャネルRD0及び読出1チャネルRD1がラインごとに交互に出力するデータであるため、1ラインごとに、第1色と第2色が交互となるデータの構成である。次に、このような読出画素データIMG1に対して、例えば、図7(F)のように、画素処理部は、1画素ごと、画素を入れ替える。以下、読出画素データIMG1における画素のうち、2ライン分の画素(以下「一部画素GP0」という。)を例に画素の入れ替えを行う例を説明する。
図7(F)に示すように、一部画素GP0は、「0」、「2」、「4」、・・・というように、1ライン目がすべて第1色であり、2ライン目がすべて第2色である並びを「0」、「1」、「2」、「3」、・・・という順序になるように画素を入れ替える。このように、入れ替えをすると、例えば、図7(G)に示すような出力画素データIMGOUTを生成できる。
図7(G)に示すように、出力画素データIMGOUTは、第1色と第2色の画素が交互に並ぶデータの構成となる。このような出力画素データIMGOUTであると、例えば、図2に示すように2色で「600dpi」の画像を形成することができる。
なお、出力画素データは、以下のように画素の並びを入れ替えて生成されてもよい。
図8は、2色で画像形成を行う場合の画素データの流れの例を示す図である。図7と比較すると、メモリMDからの読み出し、すなわち、図7(D)に示す処理が異なる。以下、異なる点を説明し、重複する説明を省略する。
図7(D)と異なり、図8(D)では、メモリMDの読み出しは、1つのRDMAC(以下「RDMACRD」という。)で行う。すなわち、図示するように、図8(D)では、RDMACRDは、メモリMDにおける第1色及び第2色のラインを交互に読み出す。このように、読み出す対象をラインごとに替えるようにしても、図7(E)と同様に、図8(E)に示すように、1ラインごとに、第1色と第2色が交互となる読出画素データIMG1を生成できる。以降、図7(D)と同様に処理することで、図8(G)に示すように、出力画素データIMGOUTは、第1色と第2色の画素が交互に並ぶデータの構成となる。このような出力画素データIMGOUTであると、例えば、図2に示すように2色で「600dpi」の画像を形成することができる。
また、出力画素データは、以下のように画素の並びを入れ替えて生成されてもよい。以下の処理は、図7及び図8が読み出し側で入れ替えるのに対して、書き込み側で画素の並びを入れ替える点が異なる。
図9は、2色で画像形成を行う場合の画素データの流れの例を示す図である。図7及び図8と比較すると、図9は、メモリMDへの書き込み、すなわち、図9(C)が異なる。
まず、図示するように、メモリMDに対して書き込みを行うのに、WDMAC ch0(以下単に「書込0チャネルWD0」という。)と、WDMAC ch1(以下「書込1チャネルWD1」という。)の2つのWDMACが独立してアクセスする。このようにして、書込0チャネルWD0及び書込1チャネルWD1は、入力された画素のデータをラインごとに交互に後段に書き込む(図5に示す構成では、入力制御部C12が書き込みを行う)。このようにすると、画素データは、図9(C)に示すようなラインの並びでメモリMDに記憶される。
このように書き込むと、図9(D)に示すように、読み出しにおいて、ラインを入れ替える処理を省略できる。以降の処理は、例えば、図8等と同様であるため、説明を省略する。
図10は、2色で画像形成を行う場合の画素データの流れの例を示す図である。図9と比較すると、図10は、WDMACが1つの構成である点が異なる。そして、図示するように、WDMACWDは、第1色と第2色のラインを交互に入力する。次に、WDMACWDは、このような順序で入力されたラインをメモリMDへ書き込む。そのため、メモリMDには、図9と同様に、第1色と第2色のラインが交互に書き込まれる。したがって、図9と同様に、このように書き込むと、図10(D)に示すように、読み出しにおいて、ラインを入れ替える処理を省略できる。以降の処理は、例えば、図8等と同様であるため、説明を省略する。
図11は、2色で画像形成を行う場合の画素データの流れの例を示す図である。図10と比較すると、WDMACWDにおいて、入力されるラインの管理が異なる。図示するように、WDMACWDでは、第1色と第2色が区別されたアドレスに入力される。したがって、第1色を入力するか、又は、第2を入力するかの切り替えが行われる。
このようにして、第1色のアドレスに入力されたラインと、第2色のアドレスに入力されたラインとが交互にメモリMDへ書き込まれる。したがって、図10等と同様に、このように書き込むと、図11(D)に示すように、読み出しにおいて、ラインを入れ替える処理を省略できる。以降の処理は、例えば、図8等と同様であるため、説明を省略する。
<ドットサイズの制御例>
図12は、ドットサイズの制御例を示す図である。例えば、インクは、図12(A)又は図12(B)に示すような液滴及びタイミングで吐出される。すなわち、図5に示す構成例のように、図示するようなドットサイズの制御を行うドットサイズ制御部C16等を備える構成であるのが望ましい。
例えば、図12(C)に示すような高解像度で画像を形成するような場合には、図12(A)に示すように、図12(B)に示す吐出より速いサイクルでインクを吐出するようにする。すなわち、第1画像を画像形成する場合には、図12(A)に示すようなタイミング等で吐出がされるように制御が行われる。
一方で、図12(D)に示すような低解像度で画像を形成するような場合には、図12(B)に示すように、図12(A)に示す吐出より遅いサイクルでインクを吐出するようにする。すなわち、第2画像を画像形成する場合には、図12(B)に示すようなタイミング等で吐出がされるように制御が行われる。
すなわち、「1200dpi」で画像形成する場合には、「600dpi」で液滴LBが1滴分、吐出するサイクルにおいて、第1滴LS1及び第2滴LS2の2滴を吐出するようにヘッド等が制御される。このようにすると、図12(C)に示すように、直交方向における第0ドットDS0及び第1ドットDS1の2滴分吐出するのに対して、図12(D)では、直交方向には第0大型ドットDB0の1滴分となる。これが搬送方向についても同様となる。
したがって、図示するように、図12(C)では、第0ドットDS0、第1ドットDS1、第6ドットDS6及び第7ドットDS7の4滴分の範囲に、図12(D)では、第0大型ドットDB0の1滴分が吐出される。このように、インクの吐出量及びインクを吐出するタイミングの制御を切り替えると、「1200dpi」及び「600dpi」のように、解像度等を切り替えることができる。このように制御すると、解像度を容易に変更できる。
<メモリの制御例>
図13は、メモリの制御例を示す図である。例えば、メモリの制御は、以下のように行われるのが望ましい。例えば、制御部は、図示するように、画素データが書き込まれ、読み出しが可能である領域(以下「読出可能領域ER」という。)を確保してから読み出しを許可するような制御を行うのが望ましい。
また、読出可能領域ERが分かると、書き込みが開始できるアドレスを示すライトポインタWPを管理できる。具体的には、例えば、以下のように制御する。
図14は、読出及び書込の制御例を示す図である。以下、図示するように、読み出し、及び、書き込みの制御を行うタイミングを説明する。なお、この例では、各信号は、ハイアクティブ(信号が「High」の状態でアサートされている。)とする。
「w_line_end」(以下「第1信号SG1」という。)は、書き込み制御において、各ラインの書き込み処理が完了したのを示す信号である。
「w_line_num」(以下「第2信号SG2」という。)は、書き込みが完了したラインの数をカウントした値を示す信号である。以下、書き込みが完了したラインの数を「書込ライン数」という。
「r_line_num」(以下「第3信号SG3」という。)は、読み出しが完了したラインの数をカウントした値を示す信号である。以下、読み出しが完了したラインの数を「読出ライン数」という。
「r_ok」(以下「第4信号SG4」という。)は、読み出しの処理を許可する信号である。
「r_line_end」(以下「第5信号SG5」という。)は、読み出し制御において、各ラインの読み出し処理が完了したのを示す信号である。
まず、1ライン分のデータがメモリに書き込まれ、1ライン分の書き込み処理が完了すると、第0タイミングTM0のように、第1信号SG1が「High」になる。したがって、第0タイミングTM0で第1信号SG1が「High」になると、書込ライン数が1ライン分、増える。そこで、第1タイミングTM1のように、第2信号SG2がカウントアップされる。以降、第0タイミングTM0及び第1タイミングTM1のように、第1信号SG1の立ち上がりエッジに応じて、第2信号SG2は、カウントアップされる。
このように、書き込みが完了すると、読み出しが可能となる。このような状態が反映されて、例えば、第2タイミングTM2のように、第4信号SG4が「High」になる。
具体的には、書込ライン数が読出ライン数より、大きい値であると、読み出しが可能なラインがあると判断され、第4信号SG4が「High」になる。すなわち、書込ライン数及び読出ライン数を比較して「書込ライン数 > 読出ライン数」という関係であると、読み出しが可能なラインがあると判断がされる。
次に、第4信号SG4が「High」であると、読み出しが可能なラインがあると判断されると、読み出し処理が開始される。すなわち、読み出し処理を開始するためのコマンドが発行される。このようにして、読み出しの処理が実行され、1ライン分のデータが読み出されると、第3タイミングTM3のように、第5信号SG5が「High」になる。
そして、第3タイミングTM3における立ち上がりエッジに基づいて、第4タイミングTM4のように、第3信号SG3がカウントアップされる。また、第4タイミングTM4で第3信号SG3が示す値が変化するため、ラインの読み出し可能の状態が変化する。この結果が第5タイミングTM5で、第4信号SG4に反映される。具体的には、読み出しが1ライン完了したことが、第4タイミングTM4で読出ライン数に反映される。その結果、「書込ライン数 > 読出ライン数」という状態でなくなるため、この判断結果が反映されて、第5タイミングTM5で第4信号SG4が「Low」になる。
このように、リアルタイムに読み出し及び書き込みの状態等が管理されると、読み出し処理におけるレイテンシを抑えることができる。
このような制御は、例えば、図5に示す構成例では、RW制御部C14等によって行われる。すなわち、書き込み処理を入力制御部C12等が行い、一方で、読み出し処理を画素データ読出部C13等が行う。このような構成の下では、例えば、RW制御部C14等は、ライトポインタWP等をRW制御部C14が入力制御部C12に出力したり、入力制御部C12等による書き込み処理に基づく書込ライン数を画素データ読出部C13等に出力したりする。また、第2信号SG2及び第3信号SG3等に基づいて、RW制御部C14等が、書込ライン数及び読出ライン数等を管理すると、画像処理におけるフレームレイテンシを低く抑えることができる。
なお、ハイアクティブ/ローアクティブ、信号の構成及び信号の名称等は、図示するような信号でなくともよい。すなわち、書き込み及び読み出しが同様に制御できる信号を用いるのであれば、図示するような信号の構成等に限られない。また、各信号のディレイは、図示するようなディレイ量でなくともよい。すなわち、エッジの立ち上がりをトリガとして、各処理の実行が開始されるまでの時間は、図示する以外のタイミングでなくともよい。
<ヘッドの構成例>
ヘッドは、例えば、以下のような構成であるのが望ましい。以下、第0ヘッドHD0を例に説明する。
図15は、ヘッドの構成例を示す図である。図示するように、第0ヘッドHD0は、複数のノズルを分けて持つ構成(以下分割して持つノズルのグループを「ヘッドモジュール」という。)であるのが望ましい。例えば、図示するように、第0ヘッドHD0は、第0ヘッドモジュールHM0、第1ヘッドモジュールHM1、第2ヘッドモジュールHM2、第3ヘッドモジュールHM3、第4ヘッドモジュールHM4、第5ヘッドモジュールHM5、・・・のように、ノズルを分けてヘッドモジュール等の形式で配置する構成であるのが望ましい。
また、ヘッドモジュールは、ヘッドモジュールの単位で交換が可能な構成であるのが望ましい。
ヘッドモジュールにして持つ構成であると、例えば、図示するように、一部のノズルに障害が発生した場合(図は、第3ヘッドモジュールHM3が有するノズルのいずれかに障害が発生した場合の例を示す。)には、障害が発生したノズルを含むヘッドモジュールを交換することで障害に対応できる。具体的には、図示する例では、第3ヘッドモジュールHM3を交換し、他のヘッドモジュールは、使用を続行できる。
このような構成であると、例えば、以下のようなヘッドの構成より、コスト等が削減できる。
図16は、ヘッドの比較例を示す図である。図15と比較すると、図16に示す構成では、第0ヘッドHD0は、1つのヘッドモジュール(以下「単独ヘッドモジュールHMC」という。)で構成される点が異なる。
図示するように、図15と同様に、一部のノズルで障害が発生した場合では、単独ヘッドモジュールHMCを交換しないとならない構成である。したがって、障害が発生していないノズルが多く含まれるような場合であっても、障害がないノズルまでも交換しないとならない構成である。
また、図示するように、各ヘッドモジュールは、直交方向において重複する箇所があるのが望ましい。
<第2色について>
第2色は、プロセスカラーに用いられるCMYKとは異なる色である特色であるのが望ましい。すなわち、第1色は、カラープロセスに用いられるCMYKのいずれかの色であるのに対して、第2色は、CMYK以外の色であるのが望ましい。例えば、特色は、オレンジ又はグリーン等である。
<切り替えについて>
インク貯蔵部は、例えば、図3及び図4に示す第1インクタンクTK1及び第2インクタンクTK2等で実現する。
第2ノズル部が用いる可能性がある第1色のインクに加え、第2色のインクも別のタンクで画像形成装置が有する構成でもよい。すなわち、第2ノズル部に供給されるインクは、第1色及び第2色がすぐに切り替えられる構成でもよい。一方で、第1色と第2色のタンクは交換ができる構成でもよい。すなわち、画像形成装置は、複数の色を素早く切り替えられるように、色ごとに別々のタンクを複数有する構成でもよいし、1つのタンクを異なるタンクに交換することで色を切り替える構成等でもよい。
具体的には、例えば、図3に示すように、第1インクタンクTK1及び第2インクタンクTK2にどちらにも第1色インクが貯蔵され、更に第2色インクを貯蔵した3つ目のインクタンクがあってもよい。一方で、例えば、第2インクタンクTK2を第2色インクが貯蔵されたインクタンクに交換する構成でもよい。どちらの構成であっても、図3及び図4の構成を双方向に切り替えが可能である。
<その他の実施形態>
各装置は、1つの装置でなくともよい。すなわち、各装置は、複数の装置の組み合わせであってもよい。なお、図示する以外の装置が更に含まれる構成であってもよい。
なお、本発明に係る各処理の全部又は一部は、コンピュータ言語で記述され、コンピュータに画像形成方法を実行させるためのプログラムによって実現されてもよい。すなわち、プログラムは、画像形成装置又は画像形成システム等といったコンピュータに各処理を実行させるためのコンピュータプログラムである。
したがって、プログラムに基づいて画像形成方法が実行されると、コンピュータが有する演算装置及び制御装置は、各処理を実行するため、プログラムに基づいて演算及び制御を行う。また、コンピュータが有する記憶装置は、各処理を実行するため、プログラムに基づいて、処理に用いられるデータを記憶する。
また、プログラムは、コンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録されて頒布することができる。なお、記録媒体は、磁気テープ、フラッシュメモリ、光ディスク、光磁気ディスク又は磁気ディスク等のメディアである。さらに、プログラムは、電気通信回線を通じて頒布することができる。
なお、本発明に係る実施形態は、複数の情報処理装置を有する画像形成システムによって実現されてもよい。また、画像形成システムは、各処理及びデータの記憶を冗長、分散、並列、仮想化又はこれらを組み合わせて実行してもよい。
以上、実施形態における一例について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されない。すなわち、本発明の範囲内で種々の変形及び改良が可能である。
1 画像形成装置
C11 全体制御部
C12 入力制御部
C13 画素データ読出部
C14 RW制御部
C15 画素処理部
C16 ドットサイズ制御部
C17 インク吐出制御部
C18 インタコネクト部
C19 メモリコントロール部
CTL 制御部
MEM 記憶部
HD0 第0ヘッド
HD1 第1ヘッド
HM0 第0ヘッドモジュール
HM1 第1ヘッドモジュール
HM2 第2ヘッドモジュール
HM3 第3ヘッドモジュール
HM4 第4ヘッドモジュール
HM5 第5ヘッドモジュール
HMC 単独ヘッドモジュール
IMG1 読出画素データ
IMGIN 入力画素データ
IMGL ライン画像
LB 液滴
LS1 第1滴
LS2 第2滴
MD メモリ
NZ0 第0ノズル
NZ1 第1ノズル
NZ2 第2ノズル
NZ3 第3ノズル
NZ4 第4ノズル
NZ5 第5ノズル
TK1 第1インクタンク
TK2 第2インクタンク
WP ライトポインタ
特開2000-6389号公報

Claims (11)

  1. 複数のノズルを用いて、搬送方向に搬送される記録媒体に対して画像形成を行う画像形成装置であって、
    前記複数のノズルのうち、前記搬送方向に直交する直交方向に、第1基準ノズルを基準にして所定距離ごとに配置される複数のノズルを有する第1ノズル部と、
    前記複数のノズルのうち、前記直交方向に前記第1基準ノズルとは異なる位置に配置される第2基準ノズルを基準にして前記所定距離ごとに前記直交方向に配置され、かつ、前記搬送方向に異なる位置に配置される複数のノズルを有する第2ノズル部と、
    前記第1ノズル部、若しくは、前記第1ノズル部及び前記第2ノズル部の両方に吐出させる第1色インク、及び、前記第2ノズル部に吐出させる第2色インクを貯蔵するインク貯蔵部と、
    前記第1ノズル部及び前記第2ノズル部の両方で前記第1色インクを吐出して1色で形成される第1画像を画像形成する、
    又は、前記第1ノズル部で前記第1色インクを吐出し、かつ、前記第2ノズル部で前記第2色インクを吐出して複数色で形成される第2画像を画像形成するように制御する制御部を備え
    前記第2ノズル部が有する前記複数のノズルは、前記直交方向において、前記第1ノズル部が有する前記複数のノズルと異なる位置に配置され、
    前記制御部は、
    前記第1画像又は前記第2画像を形成する画素の並びを示す入力画素データを入力し、
    前記第2画像を画像形成する場合には、前記入力画素データにおける前記画素の前記搬送方向及び前記直交方向のそれぞれの並びを入れ替えて出力画素データを生成する
    画像形成装置。
  2. 前記入力画素データを記憶する記憶部を更に備え、
    前記記憶部から、前記第1色インク及び前記第2色インクのデータをラインごとに交互に読み出す
    請求項に記載の画像形成装置。
  3. 前記入力画素データを記憶する記憶部を更に備え、
    前記記憶部に、前記第1色インク及び前記第2色インクのデータをラインごとに交互に書き込む
    請求項に記載の画像形成装置。
  4. 前記第1画像又は前記第2画像を形成する画素の並びを示す入力画素データを記憶する記憶部を更に備え、
    前記記憶部に書き込まれたラインの数である書込ライン数と、前記記憶部から読み出されたラインの数である読出ライン数とを比較して、前記書込ライン数が前記読出ライン数より大きい値であると、前記記憶部から読み出しが可能であると判断する
    請求項1乃至のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 複数のノズルを用いて、搬送方向に搬送される記録媒体に対して画像形成を行う画像形成装置であって、
    前記複数のノズルのうち、前記搬送方向に直交する直交方向に、第1基準ノズルを基準にして所定距離ごとに配置される複数のノズルを有する第1ノズル部と、
    前記複数のノズルのうち、前記直交方向に前記第1基準ノズルとは異なる位置に配置される第2基準ノズルを基準にして前記所定距離ごとに前記直交方向に配置され、かつ、前記搬送方向に異なる位置に配置される複数のノズルを有する第2ノズル部と、
    前記第1ノズル部、若しくは、前記第1ノズル部及び前記第2ノズル部の両方に吐出させる第1色インク、及び、前記第2ノズル部に吐出させる第2色インクを貯蔵するインク貯蔵部と、
    前記第1ノズル部及び前記第2ノズル部の両方で前記第1色インクを吐出して1色で形成される第1画像を画像形成する、
    又は、前記第1ノズル部で前記第1色インクを吐出し、かつ、前記第2ノズル部で前記第2色インクを吐出して複数色で形成される第2画像を画像形成するように制御する制御部を備え、
    前記第2ノズル部が有する前記複数のノズルは、前記直交方向において、前記第1ノズル部が有する前記複数のノズルと異なる位置に配置され、
    前記第1画像又は前記第2画像を形成する画素の並びを示す入力画素データを記憶する記憶部を更に備え、
    前記記憶部に書き込まれたラインの数である書込ライン数と、前記記憶部から読み出されたラインの数である読出ライン数とを比較して、前記書込ライン数が前記読出ライン数より大きい値であると、前記記憶部から読み出しが可能であると判断する
    画像形成装置。
  6. 前記第1画像を形成するか、又は、前記第2画像を形成するかによって、前記制御部は、前記第1色インク又は前記第2色インクを吐出する吐出量及びタイミングを切り替える
    請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 複数のノズルを用いて、搬送方向に搬送される記録媒体に対して画像形成を行う画像形成装置であって、
    前記複数のノズルのうち、前記搬送方向に直交する直交方向に、第1基準ノズルを基準にして所定距離ごとに配置される複数のノズルを有する第1ノズル部と、
    前記複数のノズルのうち、前記直交方向に前記第1基準ノズルとは異なる位置に配置される第2基準ノズルを基準にして前記所定距離ごとに前記直交方向に配置され、かつ、前記搬送方向に異なる位置に配置される複数のノズルを有する第2ノズル部と、
    前記第1ノズル部、若しくは、前記第1ノズル部及び前記第2ノズル部の両方に吐出させる第1色インク、及び、前記第2ノズル部に吐出させる第2色インクを貯蔵するインク貯蔵部と、
    前記第1ノズル部及び前記第2ノズル部の両方で前記第1色インクを吐出して1色で形成される第1画像を画像形成する、
    又は、前記第1ノズル部で前記第1色インクを吐出し、かつ、前記第2ノズル部で前記第2色インクを吐出して複数色で形成される第2画像を画像形成するように制御する制御部を備え、
    前記第2ノズル部が有する前記複数のノズルは、前記直交方向において、前記第1ノズル部が有する前記複数のノズルと異なる位置に配置され、
    前記第1画像を形成するか、又は、前記第2画像を形成するかによって、前記制御部は、前記第1色インク又は前記第2色インクを吐出する吐出量及びタイミングを切り替える
    画像形成装置。
  8. 前記複数のノズルは、複数のヘッドモジュールに分けて配置される
    請求項1乃至のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 複数のノズルを用いて、搬送方向に搬送される記録媒体に対して画像形成を行う画像形成システムであって、
    前記複数のノズルのうち、前記搬送方向に直交する直交方向に、第1基準ノズルを基準にして所定距離ごとに配置される複数のノズルを有する第1ノズル部と、
    前記複数のノズルのうち、前記直交方向に前記第1基準ノズルとは異なる位置に配置される第2基準ノズルを基準にして前記所定距離ごとに前記直交方向に配置され、かつ、前記搬送方向に異なる位置に配置される複数のノズルを有する第2ノズル部と、
    前記第1ノズル部、若しくは、前記第1ノズル部及び前記第2ノズル部の両方に吐出させる第1色インク、及び、前記第2ノズル部に吐出させる第2色インクを貯蔵するインク貯蔵部と、
    前記第1ノズル部及び前記第2ノズル部の両方で前記第1色インクを吐出して1色で形成される第1画像を画像形成する、
    又は、前記第1ノズル部で前記第1色インクを吐出し、かつ、前記第2ノズル部で前記第2色インクを吐出して複数色で形成される第2画像を画像形成するように制御する制御部を備え
    前記第2ノズル部が有する前記複数のノズルは、前記直交方向において、前記第1ノズル部が有する前記複数のノズルと異なる位置に配置され、
    前記制御部は、
    前記第1画像又は前記第2画像を形成する画素の並びを示す入力画素データを入力し、
    前記第2画像を画像形成する場合には、前記入力画素データにおける前記画素の前記搬送方向及び前記直交方向のそれぞれの並びを入れ替えて出力画素データを生成する
    画像形成システム。
  10. 複数のノズルを用いて、搬送方向に搬送される記録媒体に対して画像形成を行う画像形成装置であって、
    前記複数のノズルのうち、前記搬送方向に直交する直交方向に、第1基準ノズルを基準にして所定距離ごとに配置される複数のノズルを有する第1ノズル部と、
    前記複数のノズルのうち、前記直交方向に前記第1基準ノズルとは異なる位置に配置される第2基準ノズルを基準にして前記所定距離ごとに前記直交方向に配置され、かつ、前記搬送方向に異なる位置に配置される複数のノズルを有する第2ノズル部と、
    前記第1ノズル部、若しくは、前記第1ノズル部及び前記第2ノズル部の両方に吐出させる第1色インク、及び、前記第2ノズル部に吐出させる第2色インクを貯蔵するインク貯蔵部と、
    前記第1ノズル部及び前記第2ノズル部の両方で前記第1色インクを吐出して1色で形成される第1画像を画像形成する、
    又は、前記第1ノズル部で前記第1色インクを吐出し、かつ、前記第2ノズル部で前記第2色インクを吐出して複数色で形成される第2画像を画像形成するように制御する制御部を備え、
    前記第2ノズル部が有する前記複数のノズルは、前記直交方向において、前記第1ノズル部が有する前記複数のノズルと異なる位置に配置され、
    前記第1画像又は前記第2画像を形成する画素の並びを示す入力画素データを記憶する記憶部を更に備え、
    前記記憶部に書き込まれたラインの数である書込ライン数と、前記記憶部から読み出されたラインの数である読出ライン数とを比較して、前記書込ライン数が前記読出ライン数より大きい値であると、前記記憶部から読み出しが可能であると判断する
    画像形成システム。
  11. 複数のノズルを用いて、搬送方向に搬送される記録媒体に対して画像形成を行う画像形成装置であって、
    前記複数のノズルのうち、前記搬送方向に直交する直交方向に、第1基準ノズルを基準にして所定距離ごとに配置される複数のノズルを有する第1ノズル部と、
    前記複数のノズルのうち、前記直交方向に前記第1基準ノズルとは異なる位置に配置される第2基準ノズルを基準にして前記所定距離ごとに前記直交方向に配置され、かつ、前記搬送方向に異なる位置に配置される複数のノズルを有する第2ノズル部と、
    前記第1ノズル部、若しくは、前記第1ノズル部及び前記第2ノズル部の両方に吐出させる第1色インク、及び、前記第2ノズル部に吐出させる第2色インクを貯蔵するインク貯蔵部と、
    前記第1ノズル部及び前記第2ノズル部の両方で前記第1色インクを吐出して1色で形成される第1画像を画像形成する、
    又は、前記第1ノズル部で前記第1色インクを吐出し、かつ、前記第2ノズル部で前記第2色インクを吐出して複数色で形成される第2画像を画像形成するように制御する制御部を備え、
    前記第2ノズル部が有する前記複数のノズルは、前記直交方向において、前記第1ノズル部が有する前記複数のノズルと異なる位置に配置され、
    前記第1画像を形成するか、又は、前記第2画像を形成するかによって、前記制御部は、前記第1色インク又は前記第2色インクを吐出する吐出量及びタイミングを切り替える
    画像形成システム。
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