JP7443733B2 - 硬貨認識装置、及び、当該硬貨認識装置を用いる硬貨取扱装置 - Google Patents

硬貨認識装置、及び、当該硬貨認識装置を用いる硬貨取扱装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7443733B2
JP7443733B2 JP2019215733A JP2019215733A JP7443733B2 JP 7443733 B2 JP7443733 B2 JP 7443733B2 JP 2019215733 A JP2019215733 A JP 2019215733A JP 2019215733 A JP2019215733 A JP 2019215733A JP 7443733 B2 JP7443733 B2 JP 7443733B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coin
recognition device
slope
conveyance
regulating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019215733A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021086454A (ja
Inventor
一気 馬場
理晃 山野内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
Priority to JP2019215733A priority Critical patent/JP7443733B2/ja
Publication of JP2021086454A publication Critical patent/JP2021086454A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7443733B2 publication Critical patent/JP7443733B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Testing Of Coins (AREA)

Description

本発明は、硬貨認識装置、及び、当該硬貨認識装置を用いる硬貨取扱装置に関する。
従来、磁気を用いて硬貨の種類や真偽を判別する硬貨認識装置には、硬貨が搬送ベルトにより搬送される搬送面と硬貨を片寄せするための規制面が設けられている。搬送ベルトには、硬貨を搬送面に押し付けながら搬送する圧接ベルトや、ベルトから一定間隔で突出しているピンによって硬貨を押し出すようにして搬送するピンベルトなどがある。ピンベルトを用いた硬貨認識装置は、規制面に硬貨を押し付ける幅寄せアームを有している場合もある(例えば、特許文献1参照)。
硬貨認識装置は、搬送面の端部側に硬貨の外径を磁気的に検出するための径センサを設け、搬送面の幅方向の中央付近に硬貨の材質および材厚を磁気的に検知するための材質/材厚センサが設けられている。硬貨認識装置は、硬貨を規制面に当接させながら、搬送ベルトの駆動力によって搬送する。
特開2019-61463号公報
しかしながら、従来の硬貨認識装置は、搬送中に硬貨が搬送面から浮き上がってしまう可能性があった。そして、搬送中の硬貨の浮き上がりが発生すると、従来の硬貨認識装置は、センサ(径センサ、及び/又は、材質/材厚センサ)と硬貨の距離が変化してしまうため、センサの検知精度が悪化してしまうことがあった。
本発明は、前記した課題を解決するためになされたものであり、搬送中の硬貨の搬送面からの浮き上がりを抑制する硬貨認識装置、及び、当該硬貨認識装置を用いる硬貨取扱装置を提供することを主な目的とする。
前記目的を達成するため、第1発明は、硬貨認識装置であって、水平面として形成され、かつ、硬貨が搬送される搬送面と、前記搬送面に沿って前記硬貨を搬送する搬送部材と、前記硬貨の特徴を検出する検出部と、前記搬送面の搬送方向における一方の壁面を形成する規制面と、水平な方向の力を搬送中の前記硬貨に加えて、搬送中の前記硬貨を前記規制面に押し付ける押し付け部材と、を備え、前記規制面は、前記硬貨の盤面が前記搬送面と接触しながら搬送される前記硬貨に対し、前記搬送面から浮き上がらないように、前記水平な方向の力に基づいて下向きの力を発生して搬送中の前記硬貨の盤面を前記搬送面に押し付けるスロープを有する構成とする。
また、第2発明は、硬貨取扱装置であって、第1発明の硬貨認識装置と、硬貨が入出金される硬貨入出金部と、を備える構成とする。
本発明によれば、搬送中の硬貨の搬送面からの浮き上がりを抑制することができる。
実施形態に係る硬貨認識装置を内蔵する硬貨取扱装置の一例としてのATM(現金自動預け払い機)の全体構成を示す斜視図である。 実施形態に係る硬貨認識装置の構成を示す斜視図である。 実施形態に係る硬貨認識装置の搬送カバーを外した状態を示す説明図である。 規制面の模式的な構成を示す説明図である。 硬貨の種類による規制面との当接位置の変動を示す説明図である。 規制面側での硬貨の浮き上がりを抑制する構成の説明図である。 硬貨が規制面のスロープに密着する場合の仮想モデルを示す説明図である。 幅寄せアーム側での硬貨の浮き上がりを抑制する構成の説明図である。 硬貨認識装置の変形例を示す説明図である。 規制面の模式的な構成を示す説明図(1)である。 規制面の模式的な構成を示す説明図(2)である。 規制面の模式的な構成を示す説明図(3)である。 硬貨認識装置の別の変形例を示す説明図である。 実施形態に係る硬貨認識装置を内蔵する硬貨取扱装置の一例としてのキャッシュレジスター(自動釣銭機)を示す斜視図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態(以下、「本実施形態」と称する)について詳細に説明する。なお、各図は、本発明を十分に理解できる程度に、概略的に示しているに過ぎない。よって、本発明は、図示例のみに限定されるものではない。また、各図において、共通する構成要素や同様な構成要素については、同一の符号を付し、それらの重複する説明を省略する。
<硬貨取扱装置の構成>
以下、図1を参照して、本実施形態に係る硬貨認識装置を内蔵する硬貨取扱装置の構成について説明する。硬貨取扱装置は、硬貨を取り扱う装置である。図1は、硬貨取扱装置の一例としてのATM(Automatic Teller Machine:現金自動預け払い機)の全体構成を示す斜視図である。
本実施形態では、硬貨取扱装置が金融機関や流通機関で用いられているATMとして構成されている場合を想定して説明する。ただし、硬貨取扱装置は、ATMだけでなく、流通機関で用いられているキャッシュレジスター(自動釣銭機)や、硬貨計数機、その他の装置の形態であってもよい。
図1に示すように、本実施形態に係る硬貨取扱装置の一例としてのATM1は、媒体取扱部2と、表示操作部3と、通帳挿入排出口4と、紙幣入出金部5と、硬貨入出金部6と、を有している。
媒体取扱部2は、カードやレシート等の各種媒体を取り扱う部位である。媒体取扱部2には、カードが挿入及び排出されるカード挿入排出口2aと、取引結果等が印字されたレシートが排出されるレシート排出口2bとが設けられている。
表示操作部3は、各種情報を表示するとともに、利用者による操作を受け付ける部位である。
通帳挿入排出口4は、通帳が挿入及び排出される開口部である。
紙幣入出金部5は、紙幣が投入される入金部と紙幣が排出される出金部を兼ねた部位である。
硬貨入出金部6は、硬貨が投入される入金部と硬貨が排出される出金部を兼ねた部位である。ATM1は、硬貨入出金部6の下側の奥に、硬貨を読取対象物として認識する硬貨認識装置10を有している。
<硬貨認識装置の構成>
以下、図2及び図3を参照して、硬貨認識装置10の構成について説明する。図2は、硬貨認識装置10の構成を示す斜視図である。図3は、硬貨認識装置10の後記する搬送カバー16(カバー部材)を取り外した状態を示す説明図である。以下の説明では、「上流側」と「下流側」とは、硬貨の搬送方向(矢印A12の方向)を基準にしている。本実施形態では、硬貨が円板の形状を呈しているものとして説明する。
図2及び図3に示すように、硬貨認識装置10は、搬送面11と、ピンベルト12と、検出部13と、規制部材14と、幅寄せアーム15と、搬送カバー16(図2参照)と、を備えている。
搬送面11は、硬貨90が搬送される面である。
ピンベルト12は、搬送面11に沿って硬貨90を搬送する搬送部材である。
検出部13は、硬貨90の特徴を検出する構成要素である。
規制部材14は、搬送中の硬貨90の搬送方向を規制する部材である。
幅寄せアーム15は、硬貨90を規制面20に押し付ける押し付け部材である。
搬送カバー16(図2参照)は、規制面20から離間した位置での硬貨90の搬送面11からの浮き上がりを規制するカバー部材である。
搬送面11は、ほぼ平坦な形状に形成されており、延在方向に沿って硬貨90が搬送される。本実施形態では、搬送面11は、水平面として形成されている。搬送面11には、検出部13の後記する第2センサSN2が埋め込まれている。
ピンベルト12は、少なくとも検出部13付近において、搬送面11の上方に配置されている。ピンベルト12は、搬送面11の延在方向に沿って、搬送面11の幅方向の中心位置よりも前記した規制面20に近い位置を通るように配置されている。ピンベルト12は、ベルト12aと、複数のピン12bと、を有している。ベルト12aは、ゴム等の可撓性の素材によって環状に形成されている。各ピン12bは、比較的頑丈な金属材や樹脂材等の素材によって棒状に形成されている。各ピン12bは、ベルト12aの下面から搬送面11に向けて突出するように、等間隔に配置されている。
ピンベルト12は、図示せぬ駆動部によって駆動されて、搬送方向(矢印A12の方向)に走行する。その際に、ピンベルト12は、搬送面11上に配置された硬貨90の側面にピン12bを当接させることで、硬貨90を検出部13の方向に搬送する。ただし、硬貨90の搬送手段は、ピンベルト12に限るものではなく、例えば搬送ローラによって構成するようにしてもよい。
検出部13は、第1センサSN1と、第2センサSN2と、を有している。ここでは、第1センサSN1が硬貨90の外径を磁気的に検出するための径センサとして構成され、第2センサSN2が硬貨90の材質および材厚を磁気的に検知するための材質/材厚センサとして構成されているものとして説明する。図示例では、第1センサSN1は、保持部13aによって搬送面11の上方に配置されている。第2センサSN2は、第1センサSN1に対向するように、搬送面11に埋め込まれている。検出部13は、硬貨90が第1センサSN1と第2センサSN2との間を通過すると、第1センサSN1と第2センサSN2とで硬貨90の外径や材質、材厚等の特徴を検出する。ただし、検出部13は、このような構成に限るものではなく、運用に応じて様々な変更を行うことができる。
規制部材14は、板状の部材として形成されている。規制部材14は、搬送面11の延在方向に沿って搬送面11の幅方向における一方側に配置されている。規制部材14は、搬送面11の搬送方向における一方の壁面を形成する規制面20を有している。規制面20は、搬送面11の片側の縁部において、搬送面11の延在方向に沿って、搬送面11に対向するように配置されている。規制面20は、搬送中の硬貨90を搬送面11に押し付けるスロープ21を有している。スロープ21は、搬送面11に対向するように傾斜面状又は円弧面状に形成されている。スロープ21は、規制面20の全面に形成することができる(例えば図4及び図10C参照)。また、スロープ21は、規制面20の一部分に形成することもできる(例えば図10A及び図10B参照)。ここでは、図4に示すようにスロープ21が規制面20の全面に傾斜面状に形成されているものとして説明する。
幅寄せアーム15は、長尺な棒状の部材として形成されており、規制面20に対向するように、搬送面11の延在方向に沿って搬送面11の幅方向における他方側に配置されている(図3参照)。幅寄せアーム15の上流側の端部は、搬送面11に立設された支点部15aによって回動自在に軸支されている。幅寄せアーム15の支点部15aよりも下流側の部分(図示例では、幅寄せアーム15の下端部)は、ばね15bによって規制面20の方向に付勢されている。このような構成により、幅寄せアーム15は、支点部15aを中心にしてピンベルト12の方向に回動する構成になっている。
幅寄せアーム15は、検出部13よりも上流側の位置で、流通している最小径の硬貨(日本国であれば、1円硬貨)の搬送方向と交差するように、配置されている。つまり、幅寄せアーム15は、硬貨90と当接しない状態において、検出部13よりも上流側の位置で、幅寄せアーム15と規制面20との間の距離が最小径の硬貨の直径よりも小さくなるように、配置されている。
硬貨90は、このように配置された幅寄せアーム15の上流側から下流側に向けて、ピンベルト12によって搬送される。その際に、硬貨90は、幅寄せアーム15に当接することで、幅寄せアーム15に付勢されて規制面20に押し付けられながら、ピンベルト12に押されて下流側に進行する。これにより、硬貨90は、幅寄せアーム15と規制面20との間を通過する。幅寄せアーム15は、硬貨90が規制面20との間を通過する際に、硬貨90に押されて規制面20との間の距離が広がるように回動する。つまり、硬貨90は、ピンベルト12に押されて、幅寄せアーム15と規制面20との間の距離を広げるように幅寄せアーム15を回動させながら、下流側に進行する。そして、幅寄せアーム15は、硬貨90が規制面20との間を通り過ぎると、規制面20側に回動して元の状態に戻る。
なお、仮に、幅寄せアーム15の上流側から搬送された硬貨90が幅寄せアーム15の支点部15a付近に突き当たることがあったとする。この場合、硬貨90は、円板の形状を呈しているので、ピンベルト12に押されることで転がりながら下流側に進行する。そのため、仮にこのような場合があったとしても、硬貨90は、幅寄せアーム15の支点部15a付近で滞留することなく(ジャムを発生させることなく)、下流側に搬送される。
搬送カバー16(図2参照)は、板状の部材として形成されている。搬送カバー16は、搬送面11の幅方向における他方側(規制部材14に対向する側)の一部分の上方を覆うように、搬送面11の延在方向に沿って配置されている(図2参照)。搬送カバー16は、好ましくは、第1センサSN1と第2センサSN2の磁気検出精度に干渉しないようにプラスチック材で構成するとよく、さらに好ましくは、帯電防止用のコーティングを施すとよい。
係る構成において、硬貨認識装置10は、硬貨90の特徴を検出する場合に、矢印A12の方向にピンベルト12を走行させることで、搬送面11上に配置された硬貨90を検出部13の方向に搬送する。その搬送に際して、硬貨90は、ピンベルト12の走行に伴って、上流側から幅寄せアーム15と規制面20との間に進入する。そして、硬貨90は、幅寄せアーム15と規制面20とに当接する。このとき、幅寄せアーム15は、ばね15bの付勢力によって硬貨90を規制面20に押し付ける。ピンベルト12を駆動する図示せぬ駆動部の駆動力は、ばね15bによって硬貨90の搬送を妨げる力よりも大きな値に設定されている。そのため、硬貨90は、幅寄せアーム15と規制面20とに当接した後、ピンベルト12の走行に伴って、規制面20に沿って検出部13の方向に進行する。その際に、硬貨90は、幅寄せアーム15と規制面20との間の距離が広がるように、規制面20から離間する方向に幅寄せアーム15を回動させる。そして、硬貨90が検出部13を通過する際に、硬貨認識装置10は、検出部13で硬貨90の特徴を検知する。
なお、硬貨認識装置10は、硬貨90の搬送時において、ピンベルト12によって搬送された硬貨90が横ズレしないように、幅寄せアーム15と規制面20とで硬貨90を挟み込む構成になっている。その際に、硬貨認識装置10は、規制面20側で硬貨90が浮かび上がらないように、規制面20に、搬送面11に対向するように形成されたスロープ21を有している。また、硬貨認識装置10は、幅寄せアーム15側で硬貨90が浮かび上がらないように、幅寄せアーム15側に搬送カバー16(図2参照)を有している。
<規制面の構成>
以下、図4を参照して、規制面20の構成について説明する。図4は、規制面20の構成を模式的に示す説明図である。図4は、搬送面11上に配置された硬貨90が規制面20のスロープ21に当接している状態を示している。
図4に示す例では、規制面20は、搬送面11に対向するように傾斜面状に形成されたスロープ21を有する構成になっている。そのため、硬貨認識装置10は、幅寄せアーム15で硬貨90を規制面20のスロープ21に押し付けることによって、規制面20のスロープ21で搬送中の硬貨90を規制面20に押し付ける力を発生することができる。これにより、硬貨認識装置10は、規制面20側での搬送中の硬貨90の浮き上がりを抑制することができる。その結果、図4に示す例では、硬貨90と搬送面11とが密着した状態になっている。なお、図4に示す例では、角度θ[°]と、厚さ(高さ)H[mm]と、距離D[mm]とが示されている。これらについては、後記する「硬貨の浮き上がりを抑制する構成」の章で説明する。
<硬貨の浮き上がりを抑制する構成>
以下、図5乃至図8を参照して、硬貨90の浮き上がりを抑制する構成について説明する。図5は、硬貨90の種類による規制面20との当接位置の変動を示す説明図である。図6は、規制面20側での硬貨90の浮き上がりを抑制する構成の説明図である。図7は、硬貨90が規制面20のスロープ21に密着する場合の仮想モデルを示す説明図である。図8は、幅寄せアーム15側での硬貨90の浮き上がりを抑制する構成の説明図である。
図5は、比較的大型の硬貨90a(実線箇所参照)と硬貨90aよりも小型の硬貨90b(二点鎖線箇所参照)とが規制面20のスロープ21に当接している状態を示している。図5に示すように、硬貨90は、種類によって厚さ(高さ)が異なる。そのため、硬貨90は、種類によって規制面20のスロープ21との当接位置が変動する。したがって、硬貨認識装置10は、硬貨90の種類の違いによって、規制面20のスロープ21と硬貨90との間で、横方向の当接位置の変動と、高さ方向の当接位置の変動とが発生する。このような硬貨認識装置10は、硬貨90の種類の違いによって、硬貨90の搬送時の横ズレと、硬貨90の浮き上がりとが発生する可能性がある。
そこで、流通している硬貨90(好ましくは、流通している複数種類の硬貨90、さらに好ましくは、流通している全ての種類の硬貨90)に対して、硬貨90の搬送時の横ズレを振れ幅ΔD[mm]以下に抑制したい場合は、以下の第1条件を満たすようにするとよい。
(第1条件)
規制面20のスロープ21は、図5に示す角度θ[°]が流通している硬貨90(好ましくは、流通している複数種類の硬貨90、さらに好ましくは、流通している全ての種類の硬貨90)に対して、以下の式(1)を満たす構成であること。なお、以下の式(1)の根拠については、後記する。
Figure 0007443733000001

但し、θ[°]は搬送面11と規制面20のスロープ21とが成す角度である。
ΔH[mm]は硬貨90の種類の違いによる厚さ(高さ)方向の振れ幅である。
ΔD[mm]は硬貨90の種類の違いによる横方向の振れ幅である。
また、流通している硬貨90(好ましくは、流通している複数種類の硬貨90、さらに好ましくは、流通している全ての種類の硬貨90)に対して、規制面20側での硬貨90の浮き上がりを抑制したい場合は、以下の第2条件を満たすようにするとよい。
(第2条件)
規制面20のスロープ21は、図5に示す角度θ[°]が流通している硬貨90(好ましくは、流通している複数種類の硬貨90、さらに好ましくは、流通している全ての種類の硬貨90)に対して、以下の式(2)を満たす構成であること。なお、以下の式(2)の根拠については、後記する。
Figure 0007443733000002

但し、θ[°]は搬送面11と規制面20のスロープ21とが成す角度である。
R[mm]は硬貨90の外径である。
T[mm]は規制面20のスロープ21の長さである。
H[mm]は硬貨90の厚さ(高さ)である。
以下、前記した式(1)と式(2)の根拠について説明する。硬貨90の搬送時の横ズレが大きくなると、径センサである第1センサSN1が誤検出し易くなる。そのため、硬貨認識装置10は、硬貨90の搬送時の横ズレを小さくすることが好ましい。前記した式(1)は、硬貨90の搬送時の横ズレを振れ幅ΔD[mm]以下に抑制するためのものであり、角度θ[°]の下限を規定している。また、硬貨90が搬送面11から浮き上がると、径センサである第1センサSN1が誤検出し易くなるとともに、材質/材厚センサである第2センサSN2も誤検出し易くなる。そのため、硬貨認識装置10は、硬貨90の浮き上がりを抑制することが好ましい。前記した式(2)は、規制面20側での硬貨90の浮き上がりを抑制するためのものであり、角度θ[°]の上限を規定している。前記した式(1)と式(2)は、以下のようにして導出されたものである。
(角度θの下限を規定する式)
まず、角度θ[°]の下限を規定する式(すなわち、前記した式(1))について説明する。前記した式(1)は、図4及び図5に示す規制面20のスロープ21と硬貨90との関係から導出される。
具体的には、図4に示す規制面20のスロープ21と硬貨90との関係から、角度θ[°]は以下の式(3)から以下の式(4)を導出することによって得ることができる。
Figure 0007443733000003

Figure 0007443733000004

但し、θ[°]は、搬送面11と規制面20のスロープ21とが成す角度(内角)である。
H[mm]は、硬貨90の厚さ(高さ)である。
D[mm]は、搬送面11の一方側(規制面20側)から硬貨90までの距離である。
角度θ[°]が下限値である場合に、硬貨90は浮き上がらずに搬送面11に密着した状態になる。したがって、角度θ[°]の下限を規定する式(すなわち、前記した式(1))は、図5に示すように、硬貨90が浮き上がらずに搬送面11に密着した状態を規定するものとなる。なお、図5に示すΔH[mm]は硬貨90の種類の違いによる厚さ(高さ)方向の振れ幅(つまり、図4に示す厚さ(高さ)Hに対する振れ幅)を表している。また、図5に示すΔD[mm]は硬貨90の種類の違いによる横方向の振れ幅(つまり、図4に示す距離Dに対する振れ幅)を表している。そして、前記した式(3)と式(4)を参照すると、角度θ[°]の下限を規定する式(すなわち、前記した式(1))は、前記した式(3)から以下の式(5)を導出し、さらに、以下の式(5)から以下の式(6)を導出することによって得ることができる。
Figure 0007443733000005

Figure 0007443733000006
前記した式(6)は、前記した式(1)と同じものである。したがって、前記した式(1)は、前記のようにして導出される。
(角度θの上限を規定する式)
次に、角度θ[°]の上限を規定する式(すなわち、前記した式(2))について説明する。前記した式(2)は、図6及び図7に示す規制面20のスロープ21と硬貨90との関係から導出される。
角度θ[°]が上限値に近くなるほど(つまり、角度θ[°]が大きくなるほど)、硬貨90は浮き上がり易くなる。そして、図6に示すように、規制面20側で硬貨90の浮き上がりが発生した場合で、かつ、規制面20のスロープ21と硬貨90との間に隙間91があるときに、スロープ21は、幅寄せアーム15から硬貨90に付与された押し付ける力を搬送面11の方向に誘導することができる。したがって、この場合に、規制面20は、搬送面11の方向への押圧を硬貨90に付与することができる。そのため、硬貨認識装置10は、図6に示す状態であれば、規制面20側での硬貨90の浮き上がりを抑制することができ、浮き上がった硬貨90を図4に示す状態(硬貨90と搬送面11とが密着した状態)に戻すことができる。つまり、硬貨認識装置10は、仮に規制面20側で硬貨90が浮き上がることがあったとしても、図6に示す状態であれば、浮き上がった硬貨90を図4に示す状態(硬貨90と搬送面11とが密着した状態)に戻すことができる。
しかしながら、図7に示すように、規制面20側で硬貨90の浮き上がりが発生した場合で、かつ、規制面20のスロープ21と硬貨90との間に隙間91がないときに、スロープ21は、幅寄せアーム15から硬貨90に付与された押し付ける力を搬送面11の方向に誘導することができない。したがって、この場合に、規制面20は、搬送面11の方向への押圧を硬貨90に付与することができない。そのため、硬貨認識装置10は、図7に示す状態において、規制面20側での硬貨90の浮き上がりを抑制することができず、浮き上がった硬貨90を図4に示す状態(硬貨90と搬送面11とが密着した状態)に戻すことができない。つまり、硬貨認識装置10は、仮に規制面20側で硬貨90が浮き上がってしまい、図7に示す状態になってしまうと、浮き上がった硬貨90を図4に示す状態(硬貨90と搬送面11とが密着した状態)に戻すことができない。その結果、硬貨90は、図7に示す状態になると、規制面20側で浮き上がった状態のまま搬送される。なお、図7は、仮想モデルであり、硬貨90の側面が規制面20のスロープ21に当接するように、硬貨90をデフォルメして示している。
図7に示す仮想モデルにおいて、角度θ[°]は、以下の式(7)から以下の式(8)を導出することによって得ることができる。
Figure 0007443733000007

Figure 0007443733000008

但し、θ[°]は搬送面11と規制面20のスロープ21とが成す角度である。
R[mm]は硬貨90の外径である。
T[mm]は規制面20のスロープ21の長さである。
H[mm]は硬貨90の厚さ(高さ)である。
但し、前記した式(8)は、規制面20側での硬貨90の浮き上がりを抑制することができない、図7に示す仮想モデルから導出された式である。規制面20側での硬貨90の浮き上がりを抑制するためには、角度θの値は、前記した式(8)の右辺よりも小さな値となる。したがって、角度θ[°]の上限を規定する式(すなわち、前記した式(2))は、以下の式(9)の通りとなる。
Figure 0007443733000009

但し、θ[°]は搬送面11と規制面20のスロープ21とが成す角度である。
R[mm]は硬貨90の外径である。
T[mm]は規制面20のスロープ21の長さである。
H[mm]は硬貨90の厚さ(高さ)である。
前記した式(9)は、前記した式(2)と同じものである。したがって、前記した式(2)は、前記のようにして導出される。
硬貨認識装置10は、前記した第1条件と第2条件とを満たすことで、流通している硬貨90(好ましくは、流通している複数種類の硬貨90、さらに好ましくは、流通している全ての種類の硬貨90)に対して、硬貨90の搬送時の横ズレと、規制面20側での硬貨90の浮き上がりとを抑制することができる。
図7に示すように、硬貨認識装置10は、幅寄せアーム15側(規制面20から離間する側)で硬貨90の浮き上がりが発生した場合に、搬送カバー16(カバー部材)が硬貨90に当接する。これにより、硬貨認識装置10は、幅寄せアーム15側での硬貨90の浮き上がりとを抑制することができる。
係る構成において、硬貨認識装置10は、幅寄せアーム15によって搬送中の硬貨90を規制面20に押し付ける力(第1押し付ける力)と、規制面20のスロープ21によって搬送中の硬貨90を搬送面11に押し付ける力(第2押し付ける力)とを発生する。硬貨認識装置10は、第1押し付ける力で搬送中の硬貨90の横ズレを抑制(制限)するとともに、第2押し付ける力で規制面20側での搬送中の硬貨90の浮き上がりを抑制(制限)することができる。また、硬貨認識装置10は、硬貨90の上方に設けられた搬送カバー16で、幅寄せアーム15側での硬貨90の浮き上がりを抑制(制限)することができる。
このような硬貨認識装置10は、検出部13の第1センサSN1及び第2センサSN2と硬貨90との距離の変動を抑制(制限)することができる。そのため、硬貨認識装置10は、検出部13の第1センサSN1及び第2センサSN2の検知精度を良好に保つことができる。
<硬貨認識装置の主な特徴>
(1)図3に示すように、本実施形態に係る硬貨認識装置10は、搬送面11と、ピンベルト12(搬送部材)と、検出部13と、規制面20と、幅寄せアーム15(押し付け部材)と、を備えている。搬送面11は、硬貨90が搬送される面である。ピンベルト12は、搬送面11に沿って硬貨90を搬送する搬送部材である。検出部13は、硬貨90の特徴を検出する構成要素である。規制面20は、搬送面11の搬送方向における一方の壁面を形成する面である。幅寄せアーム15は、硬貨90を規制面20に押し付ける押し付け部材である。規制面20は、搬送中の硬貨90を搬送面11に押し付けるスロープを有している。
このような本実施形態に係る硬貨認識装置10は、幅寄せアーム15(押し付け部材)によって搬送中の硬貨90を規制面20に押し付ける力(第1押し付ける力)と、規制面20のスロープ21によって搬送中の硬貨90を搬送面11に押し付ける力(第2押し付ける力)とを発生する。硬貨認識装置10は、第1押し付ける力で搬送中の硬貨90の横ズレを抑制(制限)するとともに、第2押し付ける力で規制面20側での搬送中の硬貨90の浮き上がりを抑制(制限)することができる。このような硬貨認識装置10は、検出部13の第1センサSN1(径センサ)及び/又は第2センサSN2(材質/材厚センサ)と硬貨90との距離の変化を抑制(制限)することができる。そのため、硬貨認識装置10は、検出部13の第1センサSN1(径センサ)及び第2センサSN2(材質/材厚センサ)の検知精度を良好に保つことができる。
(2)硬貨認識装置10の規制面20のスロープ21は、流通している硬貨90(好ましくは、流通している複数種類の硬貨90、さらに好ましくは、流通している全ての種類の硬貨90)に対して、以下の式(10)と式(11)の角度を満たす構成になっているとよい(図5及び図6参照)。
Figure 0007443733000010

Figure 0007443733000011

但し、θ[°]は搬送面11と規制面20のスロープ21とが成す角度である。
ΔH[mm]は硬貨90の種類の違いによる厚さ(高さ)方向の振れ幅である。
ΔD[mm]は硬貨90の種類の違いによる横方向の振れ幅である。
R[mm]は硬貨90の外径である。
T[mm]は規制面20のスロープ21の長さである。
H[mm]は硬貨90の厚さ(高さ)である。
このような本実施形態に係る硬貨認識装置10は、角度θの上限と下限とが規定されているため、流通している硬貨90(好ましくは、流通している複数種類の硬貨90、さらに好ましくは、流通している全ての種類の硬貨90)に対して、硬貨90の搬送時の横ズレと、規制面20側での搬送中の硬貨90の浮き上がりとを良好に抑制することができる。このような硬貨認識装置10は、検出部13の第1センサSN1(径センサ)及び/又は第2センサSN2(材質/材厚センサ)と硬貨90との距離の変化を抑制(制限)することができる。そのため、硬貨認識装置10は、検出部13の第1センサSN1(径センサ)及び第2センサSN2(材質/材厚センサ)の検知精度を良好に保つことができる。
(3)図5に示すように、硬貨認識装置10のスロープ21は、傾斜面状に形成されているとよい。また、スロープ21は、円弧面状に形成されていてもよい。
このような本実施形態に係る硬貨認識装置10は、スロープ21で搬送中の硬貨90を下方に押さえ付けて、規制面20側での搬送中の硬貨90の浮き上がりを抑制することができる。
(4)図8に示すように、硬貨認識装置10は、規制面20から離間した位置での搬送面11からの硬貨90の浮き上がりを規制する搬送カバー16(カバー部材)を有する。
このような本実施形態に係る硬貨認識装置10は、搬送カバー16(カバー部材)で搬送中の硬貨90を下方に押さえ付けて、搬送カバー16(カバー部材)側での搬送中の硬貨90の浮き上がりを抑制することができる。このような硬貨認識装置10は、検出部13の第1センサSN1(径センサ)及び第2センサSN2(材質/材厚センサ)の検知精度をさらに良好に保つことができる。
以上の通り、本実施形態に係るATM1(硬貨取扱装置)によれば、搬送中の硬貨90の浮き上がりを抑制することができる。
なお、本発明は、前記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更や変形を行うことができる。
例えば、前記した実施形態は、本発明の要旨を分かり易く説明するために詳細に説明したものである。そのため、本発明は、必ずしも説明した全ての構成要素を備えるものに限定されるものではない。また、本発明は、ある構成要素に他の構成要素を追加したり、一部の構成要素を他の構成要素に変更したりすることができる。また、本発明は、一部の構成要素を削除することもできる。
また、例えば、前記した実施形態に係る硬貨認識装置10は、図9に示す硬貨認識装置10Aのように変形することができる。図9は、硬貨認識装置の変形例を示す説明図である。図9に示す硬貨認識装置10Aは、規制面20が垂直面として構成され、搬送面11が水平方向に対して傾斜したスロープを有する面として構成されている。図9に示す硬貨認識装置10Aは、前記した実施形態に係る硬貨認識装置10と同様に、搬送中の硬貨90の浮き上がりを抑制することができる。
また、例えば、前記した実施形態に係る硬貨認識装置10は、図11に示す硬貨認識装置10Bのように変形することができる。図11は、硬貨認識装置の別の変形例を示す説明図である。図11は、硬貨認識装置10Bの搬送カバー16(図2参照)を取り外した状態を示している。図11に示す硬貨認識装置10Bは、幅寄せアーム15が複数の長尺な板状部材115aに分断され、各板状部材115aがばね115bによって規制面20の方向に付勢された構造になっている。各板状部材115aは、硬貨90が規制面20との間を通過するときに、硬貨90を規制面20の方向に付勢する。その際に、各板状部材115aは、規制面20から離間する方向に移動する。そして、硬貨90が下流側に進行すると、各板状部材115aは、元の位置に戻る。図11に示す硬貨認識装置10Bは、前記した実施形態に係る硬貨認識装置10と同様に、規制面20と搬送カバー16(図2参照)を有するため、搬送中の硬貨90の浮き上がりを抑制することができる。
また、例えば、前記した実施形態に係る硬貨認識装置10の規制面20は、図10A乃至図10Cのように構成することができる。図10A乃至図10Cは、それぞれ、規制面20の模式的な構成を示す説明図である。図10Aに示す例では、規制面20は、傾斜面状に形成されたスロープ21の上に垂直面22を有する形状になっている。図10Bに示す例では、規制面20は、傾斜面状に形成されたスロープ21の下に垂直面23を有する形状になっている。図10Cに示す例では、規制面20は、円弧面状に形成されたスロープ21を有する形状になっている。図10A乃至図10Cに示す規制面20は、規制面20側での搬送中の硬貨90の浮き上がりを抑制して、硬貨90を搬送面11に密着させることができる。
また、例えば、本発明は、ATMに限らず、硬貨を用いる様々な装置に利用することができる。その一例として、キャッシュレジスター1A(自動釣銭機)として構成された硬貨取扱装置に本発明を適用した例を図12に示す。図12は、硬貨取扱装置の一例としてのキャッシュレジスター1A(自動釣銭機)を示す斜視図である。キャッシュレジスター1Aは、前記した実施形態に係る硬貨認識装置10を内部に搭載した硬貨取扱装置である。キャッシュレジスター1Aは、例えば流通機関の会計カウンタに設置される。
1 ATM(硬貨取扱装置)
1A キャッシュレジスター(硬貨取扱装置)
2 媒体取扱部
2a カード挿入排出口
2b レシート排出口
3 表示操作部
4 通帳挿入排出口
5 紙幣入出金部
6 硬貨入出金部
10,10A,10B 硬貨認識装置
11 搬送面
12 ピンベルト(搬送部材)
12a ベルト
12b ピン
13 検出部
13a 保持部
14 規制部材
15 幅寄せアーム(押し付け部材)
15a 支点部
15b,115b ばね
115a 板状部材
16 搬送カバー(カバー部材)
20 規制面
21 スロープ
90 硬貨
91 隙間
SN1 第1センサ(径センサ)
SN2 第2センサ(材質/材厚センサ)

Claims (6)

  1. 水平面として形成され、かつ、硬貨が搬送される搬送面と、
    前記搬送面に沿って前記硬貨を搬送する搬送部材と、
    前記硬貨の特徴を検出する検出部と、
    前記搬送面の搬送方向における一方の壁面を形成する規制面と、
    水平な方向の力を搬送中の前記硬貨に加えて、搬送中の前記硬貨を前記規制面に押し付ける押し付け部材と、を備え、
    前記規制面は、前記硬貨の盤面が前記搬送面と接触しながら搬送される前記硬貨に対し、前記搬送面から浮き上がらないように、前記水平な方向の力に基づいて下向きの力を発生して搬送中の前記硬貨の盤面を前記搬送面に押し付けるスロープを有する
    ことを特徴とする硬貨認識装置。
  2. 水平面として形成され、かつ、硬貨が搬送される搬送面と、
    前記搬送面に沿って前記硬貨を搬送する搬送部材と、
    前記硬貨の特徴を検出する検出部と、
    前記搬送面の搬送方向における一方の壁面を形成する規制面と、
    水平な方向の力を搬送中の前記硬貨に加えて、搬送中の前記硬貨を前記規制面に押し付ける押し付け部材と、を備え、
    前記規制面は、搬送中の前記硬貨が前記搬送面から浮き上がらないように、前記水平な方向の力に基づいて下向きの力を発生して搬送中の前記硬貨を前記搬送面に押し付けるスロープを有し、
    前記規制面の前記スロープは、硬貨に対して、以下の式(1)と式(2)の角度を満たす
    ことを特徴とする硬貨認識装置。
    Figure 0007443733000012
    Figure 0007443733000013
    但し、θ[°]は搬送面と規制面のスロープとが成す角度である。
    ΔH[mm]は硬貨の種類の違いによる厚さ方向の振れ幅である。
    ΔD[mm]は硬貨の種類の違いによる横方向の振れ幅である。
    R[mm]は硬貨の外径である。
    T[mm]は規制面のスロープの長さである。
    H[mm]は硬貨の厚さである。
  3. 請求項2に記載の硬貨認識装置において、
    前記規制面の前記スロープは、流通している全ての種類の硬貨に対して、前記式(1)と前記式(2)の角度を満たす
    ことを特徴とする硬貨認識装置。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の硬貨認識装置において、
    前記スロープは、傾斜面状又は円弧面状に形成されている
    ことを特徴とする硬貨認識装置。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の硬貨認識装置において、
    前記規制面から離間した位置での前記硬貨の前記搬送面からの浮き上がりを規制するカバー部材を有する
    ことを特徴とする硬貨認識装置。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の硬貨認識装置と、
    硬貨が入出金される硬貨入出金部と、を備える
    ことを特徴とする硬貨取扱装置。
JP2019215733A 2019-11-28 2019-11-28 硬貨認識装置、及び、当該硬貨認識装置を用いる硬貨取扱装置 Active JP7443733B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019215733A JP7443733B2 (ja) 2019-11-28 2019-11-28 硬貨認識装置、及び、当該硬貨認識装置を用いる硬貨取扱装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019215733A JP7443733B2 (ja) 2019-11-28 2019-11-28 硬貨認識装置、及び、当該硬貨認識装置を用いる硬貨取扱装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021086454A JP2021086454A (ja) 2021-06-03
JP7443733B2 true JP7443733B2 (ja) 2024-03-06

Family

ID=76087794

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019215733A Active JP7443733B2 (ja) 2019-11-28 2019-11-28 硬貨認識装置、及び、当該硬貨認識装置を用いる硬貨取扱装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7443733B2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013105317A (ja) 2011-11-14 2013-05-30 Hitachi Omron Terminal Solutions Corp 硬貨取扱装置
JP2019061463A (ja) 2017-09-26 2019-04-18 沖電気工業株式会社 硬貨認識装置及び現金処理装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3660496B2 (ja) * 1998-02-26 2005-06-15 株式会社日本コンラックス コインの真贋性を検査する方法及び装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013105317A (ja) 2011-11-14 2013-05-30 Hitachi Omron Terminal Solutions Corp 硬貨取扱装置
JP2019061463A (ja) 2017-09-26 2019-04-18 沖電気工業株式会社 硬貨認識装置及び現金処理装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2021086454A (ja) 2021-06-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4700978B2 (ja) 鑑別装置及びローラ
TW200911668A (en) Paper leaf accumulation apparatus
JP6369114B2 (ja) 鑑別装置及び媒体取引装置
JP6052059B2 (ja) 媒体集積装置及び媒体処理装置
CN111433823B (zh) 开放式钞票路径***
WO2015174290A1 (ja) 厚み検出装置及び媒体取引装置
JP6146229B2 (ja) 媒体搬送装置及び媒体取引装置
JP7443733B2 (ja) 硬貨認識装置、及び、当該硬貨認識装置を用いる硬貨取扱装置
JP5176739B2 (ja) 紙幣処理装置及び金銭処理機
JP2020052649A (ja) ヘッダーカード、ヘッダーカードシステム及び紙葉類処理方法
KR101122454B1 (ko) 금융자동화기기의 일시스택장치 및 지폐반송방법
EP0822910B1 (en) Device for supporting moving paper
KR102519207B1 (ko) 금융 자동화 기기 및 이를 제어하는 방법
KR101123340B1 (ko) 금융자동화기기
JP2692258B2 (ja) 紙葉類集積装置
KR200411490Y1 (ko) 금융자동화기기
JPS6349795Y2 (ja)
KR101440856B1 (ko) 매체 공급 장치
JP2019144787A (ja) 媒体処理装置及び媒体取引装置
JP5712876B2 (ja) 媒体集積装置及び媒体取引装置
KR20060042595A (ko) 금융자동화기기의 일시스택장치 및 일시스택방법
JP2007206911A (ja) 紙幣取扱装置
JP2019164690A (ja) 紙葉類取扱装置及び紙葉類取扱方法
KR20170089304A (ko) 다권종 지폐 저장 장치
JPS5822490A (ja) 紙幣処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220809

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230428

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230516

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230712

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230822

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20231017

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20240123

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20240205

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7443733

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150