JP7442936B2 - 包装箱 - Google Patents

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Description

本発明は、包装箱に関する。
ケース正面に表示部分を形成できるディスプレイ兼用カートンが知られている(特許文献1)。このカートンの正面板には、表示部下端横折線と切目線とに区画された範囲において、折り出し板、表示板および係止用差込板が、表示部下端横折線、表示部中間横折線および表示部上端横折線を介して連設されている。折り出し板は前方に折られ、表示板は折り出し板の上側に折り返され、表示部上端横折線の両端に形成された係止用切込部が切目線の係止突起に係止される。これにより、表示板が紙函から傾斜して突出する。
特許第4202686号公報
上記したディスプレイ兼用カートンでは、折り出し板、表示板および係止用差込板を折り曲げて、係止用切込部を係止突起に係止させることで、表示板の姿勢が保持されていた。しかしながら、折り出し板、表示板および係止用差込板の折曲部分の反発力によって、係止用切込部が係止突起から外れる(係止解除される)ことがあった。このため、表示板の傾斜姿勢を保持できず、表示板による広告等の表示機能が損なわれることがあった。
本発明は、上記課題を解決するために、表示フラップによる表示機能を保持することができる包装箱を提供する。
上記した目的を達成するため、本発明の包装箱は、複数の壁体を周方向に連設して筒状に形成される周壁と、複数の前記壁体の端部に連設され、前記周壁の開口部を閉じる複数のフラップと、を備え、複数の前記壁体のうち少なくとも1つの前記壁体は、上方を開放するように凹む嵌合凹部を有し、複数の前記フラップのうち少なくとも1つの前記フラップは、情報を表示するための表示フラップであり、前記表示フラップまたは前記表示フラップと前記壁体との境界には、前記表示フラップの一部または全部を分断する分断線が形成され、前記表示フラップは、一対の挟持部と、一対の前記挟持部の間に配置され、一対の前記挟持部の一部を連結させる連結部と、を有し、前記表示フラップを前記分断線で分断し、一対の前記挟持部を前記連結部との境界で下方に折り曲げ、前記連結部を前記嵌合凹部に嵌合させた状態において、一対の前記挟持部が折り曲げられた状態に保持されながら前記壁体を表裏両側から挟み込み、前記表示フラップが前記壁体に支持される。
この場合、一対の前記挟持部は、前記連結部との連結部分を除く部分において切断部を介して隣接しており、前記切断部は、一方の前記挟持部から他方の前記挟持部に向かって突き出すように湾曲または屈曲してもよい。
この場合、前記連結部は、一対の折曲線を介して一対の前記挟持部に連設され、一対の前記折曲線の間隔は、前記壁体の厚さ以上に設定されてもよい。
この場合、複数の前記壁体には、前記周壁を上下方向に分割するための分割開封部が形成され、複数の前記壁体のうち少なくとも1つの前記壁体には、前記分割開封部に重なる位置に複数の切目で区画された開封開始片が形成され、前記嵌合凹部は、分割された下側の前記周壁において前記開封開始片が除去された位置に形成されてもよい。
この場合、複数の前記壁体のうち少なくとも1つの前記壁体には、前記嵌合凹部を含む前記壁体の一部を除去するための開封部が形成され、前記嵌合凹部は、前記開封部によって前記壁体の一部を除去することで形成されてもよい。
この場合、前記嵌合凹部は、底縁の両端から上方に延設される一対の側縁を有し、一対の前記側縁の少なくとも一部は、上方に向かって互いに離れるように傾斜してもよい。
本発明によれば、表示フラップによる表示機能を保持することができる。
本発明の第1実施形態に係る包装箱を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る包装箱のブランクを示す平面図である。 本発明の第1実施形態に係る包装箱のブランクの一部を拡大して示す平面図である。 本発明の第1実施形態に係る包装箱を上下方向に二分割した状態を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る包装箱であって、表示フラップを取り付けた状態を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る包装箱であって、表示フラップを取り付けた状態を示す断面図である。 本発明の第1実施形態の第1変形例および第2変形例に係る包装箱のブランクの一部を拡大して示す平面図である。 本発明の第1実施形態の第6変形例に係る包装箱のブランクの一部を拡大して示す平面図である。 本発明の第1実施形態の第7変形例に係る包装箱のブランクの一部を拡大して示す平面図である。 本発明の第1実施形態の第8変形例に係る包装箱のブランクの一部を拡大して示す平面図である。 本発明の第1実施形態の第9変形例に係る包装箱のブランクの一部を拡大して示す平面図である。 本発明の第2実施形態に係る包装箱を示す斜視図である。 本発明の第2実施形態に係る包装箱のブランクを示す平面図である。 本発明の第2実施形態に係る包装箱であって、表示フラップを取り付けた状態を示す斜視図である。
以下、添付の図面を参照しつつ、本発明の実施形態について説明する。なお、図面に示すFr、Rr、L、R、U、Dは、前、後、左、右、上、下を示している。前後方向、左右方向および上下方向は互いに直交している。本明細書では方向や位置を示す用語を用いるが、それらの用語は説明の便宜のために用いるものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。また、方向や位置を示す用語は、包装箱を組み立てて使用する状態における方向や位置を基準にしている。
[第1実施形態]
図1ないし図3を参照して、第1実施形態に係る包装箱1について説明する。図1は包装箱1を示す斜視図である。図2は包装箱1のブランク5を示す平面図である。図3はブランク5の一部を拡大して示す平面図である。
図1に示すように、包装箱1は、周壁Wの上下両端面を閉塞することで封緘されるA式の箱である。周壁Wは、複数の壁体の一例としての一対の端壁10Aと一対の側壁10Bとを周方向に交互に連設して角筒状に形成されている。周壁Wの下面開口部(図示せず)は一対の下内フラップ11Aと一対の下外フラップ11Bによって閉じられ、周壁Wの上面開口部は一対の上内フラップ12Aと一対の上外フラップ12Bによって閉じられる。
包装箱1は、図2に示すブランク5を組み立てることで形成されている。ブランク5は、1枚の紙製の段ボールシートを抜型等で打ち抜いて形成されている。段ボールシートは、例えば、波状の中しん9Aに表ライナ9Bと裏ライナ9C(図4参照)とを貼り合せた両面段ボールシートである。なお、図2および図3は、表ライナ9B側(包装箱1の外面)を示している。本明細書では、段ボールシートの中しん9Aと平行な方向を「段方向」と呼び、段方向に直交する方向を「流れ方向」と呼ぶこととする。図面に示す「X」は「段方向」を示し、「Y」は「流れ方向」を示している。
[ブランク]
図2に示すように、ブランク5は、一対の端壁10Aと、一対の側壁10Bと、一対の下内フラップ11Aと、一対の下外フラップ11Bと、一対の上内フラップ12Aと、一対の上外フラップ12Bと、を備えている。
<端壁、側壁>
一対の端壁10Aと一対の側壁10Bとは、第1折曲線L1を介して流れ方向の一方から他方に向かって交互に連設されている。端壁10Aと側壁10Bとは、略長方形状に形成されている。詳細には、端壁10Aは、側壁10Bよりも流れ方向に短い略長方形状に形成されている。側壁10Bの流れ方向の一方の端部には、第1折曲線L1を介して第1継代片13が連設されている。第1継代片13の上端には、第3折曲線L3を介して第2継代片14が連設されている。
<下内フラップ、下外フラップ>
下内フラップ11Aは、第2折曲線L2を介して端壁10Aの段方向の一端(下端)に連設されている。下内フラップ11Aは略長方形状に形成され、その段方向の寸法(延出寸法)は端壁10Aの流れ方向の寸法の略半分に設定されている。下外フラップ11Bは、第2折曲線L2を介して側壁10Bの段方向の一端(下端)に連設されている。下外フラップ11Bは略長方形状に形成され、その延出寸法は下内フラップ11Aの延出寸法と略同一である。
<上内フラップ、上外フラップ>
上内フラップ12Aは、第3折曲線L3を介して端壁10Aの段方向の他端(上端)に連設されている。上内フラップ12Aは、下内フラップ11Aと略同一形状に形成されている。上外フラップ12Bは、第3折曲線L3を介して側壁10Bの段方向の他端(上端)に連設されている。上外フラップ12Bは、下外フラップ11Bと略同一形状に形成されている。
なお、第1~第3折曲線L1~L3は、段ボールシートを裏ライナ9C側から厚み方向に潰した汎用罫線である。汎用罫線は、裏ライナ9Cを内側に向けるように段ボールシートを折り曲げる(正折りする)機能を有している。第1~第3折曲線L1~L3は、汎用罫線に限らず、汎用罫線上に複数の切目を所定間隔に形成したリード罫線等、段ボールシートを折り曲げるための構造であれば如何なるものでもよい。
<分割開封部>
一対の端壁10Aおよび一対の側壁10Bには、周壁Wを上下方向に分割するための分割開封部20が形成されている。分割開封部20は、各端壁10Aと各側壁10Bと第1継代片13との裏ライナ9Cに貼付されたカットテープである。分割開封部20は、各端壁10A等の段方向の中央よりも下側に貼付されっている。分割開封部20は、一対の端壁10Aおよび一対の側壁10B等を流れ方向に横断するように延設されている。換言すれば、分割開封部20は、周壁Wの全周にわたって設けられている。なお、分割開封部20は、カットテープに限らず、例えば、ミシン刃線、ジッパーまたは裏ライナ9Cを切断したライナーカット等、段ボールシートを切断するための構造であれば如何なるものでもよい。
<開封開始片>
図3に示すように、各々の側壁10Bには、分割開封部20に重なる位置に複数の切目21A,21B,21Cで区画された一対の開封開始片21が形成されている。一対の開封開始片21は、側壁10Bの流れ方向の略中央部に形成されている。一対の開封開始片21は、複数の切目21A~21Cによって側壁10Bを略H字状に切り込むことで形成されている。切目21Aは、分割開封部20を分断するように段方向に延設されている。切目21Bは切目21Aと分割開封部20とを挟んで対称に4つ配置され、各切目21Bは流れ方向に延設されている。切目21Cは分割開封部20よりも下方に一対配置され、一対の切目21Cは下方の2つの切目21Bの外端から鉛直上方に延びた後、上方に向かって互いに離れるように傾斜している。
詳細は後述するが、この包装箱1は分割開封部20によって上下に二分割され、包装箱1の下側は被包装物(図示せず)を収容、展示するためのトレイとなる。また、この包装箱1は、例えば、被包装物の販売促進のための所謂POP広告(Point of purchase advertising)を備えると共に、POP広告を取り付ける構造を備えている。
[表示フラップ]
上記した一対の上内フラップ12Aのうち一方の上内フラップ12Aは、例えば、POP広告等の情報を表示するための表示フラップ12Pとなっている。なお、表示フラップ12Pは上内フラップ12Aと同一であるが、本明細書では、説明の便宜上、表示フラップ12Pには上内フラップ12Aと異なる符号を付すこととする。
図3に示すように、表示フラップ12Pは、端壁10Aから分離可能に構成されている。表示フラップ12Pと端壁10Aとの境界には、表示フラップ12P(上内フラップ12A)の全部を分断する分断線22が形成されている。分断線22は、第3折曲線L3上に形成されたジッパーである。なお、分断線22は、ジッパーに限らず、例えばミシン刃線等、段ボールシートを切断するための構造であれば如何なるものでもよい。
表示フラップ12Pは、内側挟持部23Aと、外側挟持部23Bと、連結部24と、を有している。なお、本明細書では、内側挟持部23Aと外側挟持部23Bとをまとめて説明する場合、(一対の)挟持部23と呼び、符号に算用数字のみを用いる。
内側挟持部23Aは、第3折曲線L3(分断線22)を介して端壁10Aの上端に連設されている。外側挟持部23Bは、内側挟持部23Aよりも先端側に配置されている。なお、図示は省略するが、外側挟持部23Bの表ライナ9Bには、被包装物の販売促進を目的とした情報(広告や商品説明等)が印刷されている。
連結部24は、流れ方向に細長い略長方形状に形成され、一対の挟持部23の間に配置されている。連結部24は、一対の挟持部23の流れ方向の中間部(一部)を連結させている。連結部24は、一対の第4折曲線L4(汎用罫線)を介して一対の挟持部23に連設されている。一対の第4折曲線L4の間隔(連結部24の流れ方向の寸法)は、側壁10B等(段ボールシート)の厚さ以上に設定されている。なお、第4折曲線L4は、汎用罫線に限らず、例えばリード罫線等、段ボールシートを折り曲げるための構造であれば如何なるものでもよい。
一対の挟持部23は、連結部24との連結部分を除く部分において一対の切断線25を介して隣接している。切断部の一例としての一対の切断線25は、連結部24の流れ方向の両縁に沿って段方向に延設され、連結部24と内側挟持部23Aとを切断している。また、一対の切断線25は、外側(外側挟持部23B側)の第4折曲線L4の両端から流れ方向の外側に向かって延設され、一対の挟持部23を切断している。また、一対の切断線25は、外側挟持部23Bから内側挟持部23Aに向かって突き出すように湾曲している。具体的には、各切断線25は、一対の挟持部23を区画する部分において、分断線22に向けて膨らむような円弧状に形成されたミシン刃線である。なお、分断線22は、ミシン刃線に限らず、例えばジッパー等、段ボールシートを切断するための構造であれば如何なるものでもよい。
各切断線25が湾曲しているため、各々の湾曲部分(隣接部分)において、外側挟持部23Bは円弧状に突き出した1つの突出部P1を有し、内側挟持部23Aは略三角形状に突き出した2つの突出部P2を有している。つまり、一対の挟持部23の各隣接部分において、1つの突出部P1と2つの突出部P2とが互い違いに形成されている。外側挟持部23Bの各突出部P1の頂点は、一対の第4折曲線L4の間隔の中央と内側(内側挟持部23A側)の第4折曲線L4との間に位置している。内側挟持部23Aの流れ方向の両外側の突出部P2の頂点は、外側挟持部23B側の第4折曲線L4よりも先端側に位置している。なお、突出部P1,P2とは、頂点のみを指すものではなく、頂点とその近傍とを含む範囲を指す。
[包装箱の組立]
次に、包装箱1の組立工程について説明する。なお、包装箱1は、作業者によって手作業で組み立てられてもよいし、自動製函機(図示せず)によって自動または半自動で組み立てられてもよい。ここでは、一例として、作業者が手作業で包装箱1を組み立てる場合について説明する。また、包装箱1の組み立て前の初期状態として、ブランク5の流れ方向の両外側に位置する端壁10Aと側壁10Bとが第1折曲線L1で折り曲げられ、第1継代片13が反対側の端壁10Aの内面に接着され、第2継代片14が反対側の上内フラップ12Aの内面に接着され、包装箱1は二重に折り畳まれていることとする(図示せず)。
作業者は、一対の端壁10Aと一対の側壁10Bとを第1折曲線L1に沿って略直角に折り曲げ、略角筒状の周壁Wを形成する。続いて、作業者は、一対の下内フラップ11Aを第2折曲線L2に沿って周壁Wの内側に折り曲げた後、一対の下外フラップ11Bを第2折曲線L2に沿って周壁Wの内側に折り曲げる。一対の下内フラップ11Aの先端部は離間しており、一対の下外フラップ11Bの先端部は突き合わされる。作業者は、一対の下外フラップ11Bの突き合せ部に沿って粘着テープ(図示せず)を貼付し、一対の下外フラップ11Bを一対の端壁10Aに固定する。
以上によって、周壁Wの下面開口部が閉塞され、包装箱1の底面が形成される。作業者は、周壁Wの内部(底面の上)に被包装物(商品)を収容する。
次に、作業者は、一対の上内フラップ12Aを第3折曲線L3に沿って周壁Wの内側に折り曲げた後、一対の上外フラップ12Bを第3折曲線L3に沿って周壁Wの内側に折り曲げる。一対の上内フラップ12Aの先端部は離間しており、一対の上外フラップ12Bの先端部は突き合わされる。作業者は、一対の上外フラップ12Bの突き合せ部に沿って粘着テープを貼付し、一対の上外フラップ12Bを一対の端壁10Aに固定する。
以上によって、包装箱1の組み立てが完了し、包装箱1は封緘された状態になる(図1参照)。
[包装箱の開封手順および表示フラップの取付手順]
次に、図4ないし図6を参照して、包装箱1の開封手順および表示フラップ12Pの取付手順について説明する。図4は包装箱1を上下方向に二分割した状態を示す斜視図である。図5は表示フラップ12Pを取り付けた状態を示す斜視図である。図6は表示フラップ12Pを取り付けた状態を示す断面図である。
<包装箱の開封>
例えば、内容物を包装した包装箱1は店舗に納品され、店員(ユーザ)分割開封部20を用いて包装箱1を開封する。
ユーザは、複数の切目21A~21Cに沿って切断した開封開始片21を側壁10Bの表側に引き起こす。ユーザは、開封開始片21を把持して引っ張り、分割開封部20に沿って周壁W(一対の端壁10A、一対の側壁10B)を分断する(図4参照)。開封開始片21の切断は、一対の切目21Cから分割開封部20に向かって斜めに進行する。各端壁10Aおよび各側壁10Bが分割開封部20によって分断されることで、包装箱1(周壁W)は上下方向に二分割された状態になる。ユーザは分割された包装箱1の上側を引き上げて除去する(図4参照)。
以上によって、包装箱1は開封される。分割された包装箱1の下側は、被包装物を収容するトレイとなる(図4参照)。
図4に示すように、分割された下側の周壁W(一対の側壁10B)において2組の開封開始片21が除去された位置には、一対の嵌合凹部26が形成される。各嵌合凹部26は、分割された下側の側壁10Bの上部に上方を開放するように凹設されている。各嵌合凹部26は、底縁26Aの両端から上方に延設される一対の側縁26Bを有し、略長方形状に窪んでいる。底縁26Aは、開封開始片21を構成する下側の2つの切目21Bと一致し、一対の側縁26Bは、開封開始片21を構成する一対の切目21Cと一致する。したがって、一対の側縁26Bは、底縁26Aの両端から鉛直上方に延びた後、上方に向かって互いに離れるように傾斜している。このため、各嵌合凹部26は、上方に向かって広がるように形成されている。
<表示フラップの取付>
次に、図4に示すように、ユーザは、一対の上外フラップ12Bに付着した粘着テープを剥がし(または切断し)、上方のフラップ12A,12Bを開く。ユーザは、表示フラップ12Pを分断線22に沿って分断(切断)し、表示フラップ12Pを端壁10Aから分離する。
ユーザは、表示フラップ12Pの一対の挟持部23を第4折曲線L4(連結部24との境界)に沿って下方に折り曲げる(図5参照)。一対の挟持部23は、折り曲げに伴って一対の切断線25に沿って切断される。
次に、図5および図6に示すように、ユーザは、外側挟持部23Bの広告等の印刷面(表ライナ9B)を上方に向け、且つ外側挟持部23Bを側壁10B(周壁W)の外側に位置させて、表示フラップ12Pの連結部24を一対の嵌合凹部26のいずれか一方に嵌合させる。詳細には、連結部24は嵌合凹部26の一対の側縁26Bの間に嵌合し、連結部24の下面(裏ライナ9C)は底縁26Aに当接する。連結部24を嵌合凹部26に嵌合させる過程において、一対の挟持部23は、連結部24との折曲部分の反発力(復元力)によって側壁10Bの表裏両面に押し付けられながら下方に移動する。
連結部24が嵌合凹部26に嵌合した状態において、一対の挟持部23は、折曲部分の反発力によって折り曲げられた状態に保持されながら側壁10Bを表裏両側から挟み込む(図6の太矢印参照)。詳細には、凸状に湾曲した外側挟持部23Bの突出部P1が側壁10Bの表ライナ9Bに押し付けられ、凹状に湾曲した内側挟持部23Aの突出部P2が側壁10Bの裏ライナ9Cに押し付けられる。
以上によって、表示フラップ12Pが側壁10Bに支持された状態になり、一対の挟持部23は下方に向かって側壁10Bから離れるように傾斜した姿勢に保持される。ユーザは、被包装物を収容し、表示フラップ12Pを取り付けた包装箱1の下側を、店頭に陳列(展示)する。広告等が印刷された外側挟持部23Bは側壁10Bから傾斜して突出しているため、顧客は斜め上方から容易に広告等を視認することができる。これにより、POP広告としての機能が発揮され、被包装物の販売促進を図ることができる。
なお、上記説明では、包装箱1(周壁W)を開封(分割)した後、表示フラップ12Pを端壁10Aから分離していたが、これに限らず、先に、上方のフラップ12A,12Bを開いて、表示フラップ12Pを端壁10Aから分離した後、包装箱1(周壁W)を分割してもよい。また、上記説明では、分割開封部20を用いて包装箱1を開封していたが、POP広告を必要としないのであれば、一対の上外フラップ12Bに付着した粘着テープを剥がす等して開封してもよい。
以上説明した第1実施形態に係る包装箱1では、上内フラップ12Aが周壁Wから分離されて表示フラップ12Pとして利用されていた。表示フラップ12Pの連結部24は嵌合凹部26に嵌合し、表示フラップ12Pの一対の挟持部23は連結部24との折曲部分の反発力(復元力)によって側壁10Bを挟持していた。この構成によれば、一対の挟持部23の反発力が強いほど、一対の挟持部23は側壁10Bを確りと挟み込むことができる。これにより、一対の挟持部23は折曲状態を保持されるため、表示フラップ12P(主に外側挟持部23B)による表示機能(宣伝広告機能)を保持することができる。また、包装箱1が緘された状態で、上内フラップ12A(表示フラップ12P)は上外フラップ12Bに覆われて表に露出しないため、広告等が汚れたり破損したりするリスクを大幅に低下させることができる。
また、第1実施形態に係る包装箱1では、一対の挟持部23は湾曲した切断線25を挟んで隣接しているため、一対の挟持部23の隣接部分には3つの突出部P1,P2が互い違いに形成されていた。この構成によれば、一対の挟持部23は、3つの突出部P1,P2を側壁10Bに僅かに食い込ませながら確りと挟み込むことができる(図6参照)。また、一対の挟持部23は、3点(3つの突出部P1,P2の先端部)で側壁10Bに接するため、がたつきのない安定した状態で側壁10Bを挟持することができる。
また、第1実施形態に係る包装箱1によれば、一対の第4折曲線L4の間隔(連結部24の段方向の寸法)が側壁10Bの厚さ以上であるため、円滑に連結部24を嵌合凹部26に嵌合させることができる。また、一対の第4折曲線L4の間隔を調整(増減)することで、一対の挟持部23(主に外側挟持部23B)の傾斜角度を調整することができる。例えば、一対の第4折曲線L4の間隔を側壁10Bの厚さと同一に設定すると、一対の挟持部23は側壁10Bと略平行な姿勢(略垂直姿勢)になる(図示せず)。一方で、一対の第4折曲線L4の間隔を側壁10Bの厚さよりも長く設定すると、一対の挟持部23は側壁10Bから離れて側壁10Bとの成す角度を増加させ、傾斜姿勢になる(図6参照)。これにより、外側挟持部23Bの角度を調整(変更)することができるため、外側挟持部23Bに印刷された広告等の見せ方を変更することができる。
また、第1実施形態に係る包装箱1によれば、分割開封部20を用いて周壁Wを分割した後、開封開始片21の形成位置を嵌合凹部26として利用することができる。これにより、側壁10Bに開封開始片21(切目21A~21C)と嵌合凹部26とを別々に形成する場合に比べて、側壁10Bに入れる切目21A~21C等を少なくすることができるため、側壁10Bの圧縮強度を高く維持することができ、切目21A~21Cの少ない良好な外観を提供することもできる。
また、第1実施形態に係る包装箱1によれば、嵌合凹部26が上方に向かって広がるように形成されるため、円滑に連結部24を嵌合凹部26に嵌合させることができる。また、開封開始片21は一対の側縁26Bに沿って分割開封部20に向かって切断されるため、分割開封部20による開封作業を円滑に行うことができる。
なお、第1実施形態に係る包装箱1では、一対の挟持部23の間の一対の切断線25が湾曲していたが、本発明はこれに限定されない。例えば、図7に示すように、一対の切断線25は、流れ方向と略平行に直線状に形成されていてもよい(第1変形例)。この場合、直線状の切断線25は、一対の第4折曲線L4の間隔の中央に対応して設けられることが好ましい。
また、第1実施形態に係る包装箱1では、嵌合凹部26の一対の側縁26B(切目21C)が、底縁26A(切目21B)の両端から鉛直上方に延びた後に傾斜していたが、本発明はこれに限定されない。例えば、図7に示すように、一対の側縁26B(切目21C)は、底縁26A(切目21B)の両端から斜めに延びた後、鉛直上方に延びていてもよい(第2変形例)。また、例えば、一対の側縁26B(切目21C)は、鉛直上方に延びる部分を省略し、底縁26A(切目21B)の両端から斜めに延びていてもよい(第3変形例(図示せず))すなわち、一対の側縁26Bの少なくとも一部は、上方に向かって互いに離れるように傾斜していればよい。また、他の例として、一対の側縁26B(切目21C)は、斜めに延びる部分を省略し、底縁26A(切目21B)の両端から鉛直上方に延びていてもよい(第4変形例(図示せず))。さらに、他の例として、一対の側縁26B(切目21C)の少なくとも一部が、上方に向かって互いに接近するように傾斜していてもよい(第5変形例(図示せず))。第5変形例の構成によれば、嵌合凹部26に嵌合させた連結部24の離脱を抑制することができる。
また、第1実施形態に係る包装箱1では、表示フラップ12P(上内フラップ12A)全体が端壁10Aから分離されていたが、本発明はこれに限定されない。例えば、図8Aに示すように、分断線22を表示フラップ12P上に形成し、分断線22に沿って表示フラップ12P(上内フラップ12A)の一部(例えば先端側)が分断されてもよい(第6変形例)。また、分断線22は、流れ方向に延設されていたが、本発明はこれに限定されない。例えば、図8Bに示すように、分断線22が略L字状に形成され、分断線22に沿って表示フラップ12Pの一部が分断されてもよい(第7変形例)。
また、第1実施形態に係る包装箱1では、1つの連結部24が設けられ、連結部24の両側に一対の切断線25が形成されていたが、本発明はこれに限定されない。例えば、図9Aに示すように、1つの連結部24の一方にのみ1つの切断線25が形成されてもよい(第8変形例)。また、例えば、図9Bに示すように、2つの連結部24が設けられ、2つの連結部24の間に1つの切断線25が形成されてもよい(第9変形例)。また、連結部24は3つ以上設けられてもよく、切断線25は2つ以上設けられてもよい(図示せず)。これらの場合、連結部24の数に応じて嵌合凹部26を複数形成する(図示せず)。
また、第1実施形態(各変形例を含む。以下同じ。)に係る包装箱1では、一対の切断線25は、外側挟持部23Bから内側挟持部23Aに向かって突き出すように湾曲していたが、本発明はこれに限定されない。例えば、切断線25は、外側挟持部23Bから内側挟持部23Aに向かって突き出すように多角形状(三角形、四角形等)に屈曲していてもよい(図示せず)。また、例えば、切断線25は、2つ以上の円弧または多角形を連ねた形状であってもよい(図示せず)。さらに、切断線25の突出し方向は上記に限らず、切断線25は内側挟持部23Aから外側挟持部23Bに向かって突き出すように形成されてもよい(図示せず)。
また、第1実施形態に係る包装箱1では、周壁Wを上下に二分割し、包装箱1の下側がトレイとして利用されていたため、不要となった包装箱1の上側に設けられた上内フラップ12Aが表示フラップ12Pとして利用されていたが、本発明はこれに限定されない。仮に、周壁Wを上下に二分割し、包装箱1の上側が利用されるのであれば、下内フラップ11Aが表示フラップ12Pとして利用されてもよい。
また、第1実施形態に係る包装箱1では、各々の側壁10Bに開封開始片21(嵌合凹部26)が形成されていたが、本発明はこれに限定されない。例えば、1つの側壁10Bに開封開始片21(嵌合凹部26)が形成されてもよいし、一対の端壁10Aの少なくとも1つに開封開始片21(嵌合凹部26)が形成されてもよい(図示せず)。つまり、開封開始片21(嵌合凹部26)は、一対の端壁10Aと一対の側壁10Bとの少なくとも1つに形成されればよい。
[第2実施形態]
次に、図10ないし図12を参照して、第2実施形態に係る包装箱2について説明する。図10は包装箱2を示す斜視図である。図11は包装箱2のブランク6を示す平面図である。図12は表示フラップ12Pを取り付けた状態を示す斜視図である。なお、以下の説明では、第1実施形態に係る包装箱1と同一または対応する構成については同一の符号を付し、同一または対応する説明は省略する。
図10および図11に示すように、第2実施形態に係る包装箱2(ブランク6)では、分割開封部20および開封開始片21に代えて、嵌合凹部26を含む端壁10Aの一部を除去するための開封部30が形成されている。また、包装箱2(ブランク6)では、嵌合凹部26が端壁10Aの段方向の中央よりも下方に形成されている。なお、包装箱2(ブランク6)では、上内フラップ12Aおよび上外フラップ12B(表示フラップ12Pを除く。)は、折曲分離線L31(ミシン刃線)を介して周壁Wに連設されている。
<開封部>
図11に示すように、開封部30は、嵌合凹部26の輪郭に沿って略U字状(コ字状)形成された凹部形成線31(ミシン刃線)と、凹部形成線31の両端から端壁10Aの流れ方向の両端(一対の第1折曲線L1)まで延設された一対の横ジッパー32と、分断線22の両端から一対の横ジッパー32の両端まで延設された一対の縦ジッパー33と、を有している。一対の縦ジッパー33は、一対の第1折曲線L1上に形成されている。また、一対の横ジッパー32の間には、折込線34(汎用罫線)が形成されている。横ジッパー32は、凹部形成線31から外側に向かって端壁10Aを切断する機能を有する。また、縦ジッパー33は、上方から下方に向かって端壁10Aを切断する機能を有する。なお、横および縦ジッパー32,33の切断方向は一例であって、横および縦ジッパー32,33は上記とは逆方向に切断するように形成されてもよい。
<包装箱の開封>
ユーザは、一対の上外フラップ12Bに付着した粘着テープを剥がす等して上方のフラップ12A,12Bを開き、上方のフラップ12A,12Bを折曲分離線L31や分断線22に沿って切断する(図12参照)。
次に、ユーザは、凹部形成線31と折込線34とに囲まれた部分を押し込み、嵌合凹部26を開口させる。ユーザは、嵌合凹部26に差し込んだ手で折込線34の縁部を把持して外側に引っ張り、端壁10Aを一対の横ジッパー32に沿って切断する。次に、ユーザは、端壁10Aの上端を把持して下方に引っ張り、端壁10Aを一対の縦ジッパー33に沿って切断する。これにより、開封部30で囲まれた端壁10Aの上部から中間部が除去され、包装箱2には、上面から端面にかけて大きな開口が形成される(図12参照)。
表示フラップ12Pの取付手順は第1実施形態に係る包装箱1での手順と同様であり、図12に示すように、ユーザは、開封部30によって端壁10Aの一部を除去することで形成された嵌合凹部26に表示フラップ12Pの連結部24を嵌合させる。
なお、ユーザは、開封部30で端壁10Aの一部を切断した後に、上方のフラップ12A,12B(表示フラップ12P)を周壁Wから分離してもよい。また、一対の縦ジッパー33を下方から上方に向かって端壁10Aを切断するように形成した場合、上方のフラップ12A,12Bを開くことなく(粘着テープを剥がす等することなく)、開封部30によって端壁10Aの一部を除去することもできる。
以上説明した第2実施形態に係る包装箱2によれば、一対の挟持部23が端壁10Aを確りと挟み込み、表示フラップ12Pによる表示機能を保持することができる等、第1実施形態に係る包装箱1と同様の効果を得ることができる。
なお、第2実施形態に係る包装箱2では、1つの端壁10Aに開封部30および嵌合凹部26が形成されていたが、本発明はこれに限定されない。例えば、一対の端壁10Aに一対の開封部30および一対の嵌合凹部26が形成されてもよいし、一対の側壁10Bの少なくとも1つに開封部30および嵌合凹部26が形成されてもよい(図示せず)。つまり、開封部30等は、一対の端壁10Aと一対の側壁10Bとの少なくとも1つに形成されればよい。
また、第2実施形態に係る包装箱2では、縦ジッパー33が、端壁10Aと側壁10Bとの境界(第1折曲線L1)上に形成されていたが、本発明はこれに限定されない。例えば、縦ジッパー33は、第1折曲線L1からずれた位置に形成されてもよい(図示せず)。
なお、第1および第2実施形態に係る包装箱1,2では、1つの上内フラップ12Aが表示フラップ12Pとして利用されていたが、本発明はこれに限定されない。例えば、2つの上内フラップ12Aが表示フラップ12Pとして利用されてもよいし、一対の上外フラップ12Bの少なくとも1つが表示フラップ12Pとして利用されてもよいし、4つの上方のフラップ12A,12B全てが表示フラップ12Pとして利用されてもよい。つまり、表示フラップ12Pは、一対の上内フラップ12Aと一対の上外フラップ12Bの少なくとも1つを利用すればよい。複数のフラップ12A,12Bを表示フラップ12Pとして利用可能にする場合、複数のフラップ12A,12Bに印刷される広告等は、同一の広告等でもよいし、複数種の異なる広告等でもよい(図示せず)。複数のフラップ12A,12Bに複数種の異なる広告等を表示することで、ユーザは複数のフラップ12A,12Bの中から1つまたは複数を選択して表示フラップ12Pとして利用することができる。なお、上外フラップ12Bを表示フラップ12Pとして利用する場合、粘着テープを剥がした際に上外フラップ12Bの表ライナ9Bが剥がれることがあるため、上外フラップ12B(下外フラップ11B)は、粘着テープに代えて、接着剤によって固定されることが好ましい。
また、第1および第2実施形態に係る包装箱1,2では、外側挟持部23Bの表ライナ9Bに広告等が印刷されていたが、本発明はこれに限定されない。例えば、外側挟持部23Bの裏ライナ9Cに広告等が印刷されてもよい(図示せず)。また、例えば、広告等が印刷されたステッカーが、外側挟持部23Bの表ライナ9Bまたは裏ライナ9Cに貼付されてもよい(図示せず)。また、広告等の情報は、外側挟持部23Bから連結部24にかけて表示されていてもよいし、表示フラップ12Pの全体に表示されていてもよい(図示せず)。さらに、ユーザがPOP広告等を手書きで描くことができるように、表示フラップ12Pに広告等が印刷されなくてもよい。
また、第1および第2実施形態に係る包装箱1,2では、一対の挟持部23が切断線25を介して隣接していたが、本発明はこれに限定されない。一対の挟持部23は、切断部の他の例としての幅をもった溝を挟んで隣接していてもよい(図示せず)。
また、第1および第2実施形態に係る包装箱1,2では、嵌合凹部26が、一対の開封開始片21を除去したり、開封部30で端壁10Aの一部を除去したりすることで形成されていたが、本発明はこれに限定されない。例えば、嵌合凹部26は、端壁10Aまたは側壁10Bに予め開口していてもよい(図示せず)。
また、第1および第2実施形態に係る包装箱1,2は所謂A式の箱であったが、包装箱1,2の形式はこれに限らず、多角形断面を有する筒状の周壁の一端にフラップが連設された箱であればよい。
また、第1および第2実施形態に係る包装箱1,2は、紙製の両面段ボールシートで形成されていたが、本発明はこれに限定されない。包装箱1,2は、片面段ボール、複両面段ボール、複々両面段ボール等で形成されてもよいし、厚紙や樹脂製の板(シート)等で形成されていてもよい。
なお、上記実施形態の説明は、本発明に係る包装箱における一態様を示すものであって、本発明の技術範囲は、上記実施形態に限定されるものではない。本発明の技術範囲は、上記実施形態に限定されるものではない。本発明は技術的思想の趣旨を逸脱しない範囲において様々に変更、置換、変形されてもよく、特許請求の範囲は技術的思想の範囲内に含まれ得る全ての実施態様を含んでいる。
1,2 包装箱
10A 端壁(壁体)
10B 側壁(壁体)
12P 表示フラップ
12A 上内フラップ(フラップ)
12B 上外フラップ(フラップ)
20 分割開封部
21 開封開始片
21A,21B,21C 切目
22 分断線
23 挟持部
24 連結部
25 切断線(切断部)
26 嵌合凹部
26A 底縁
26B 側縁
30 開封部
L4 第4折曲線(折曲線)
W 周壁

Claims (5)

  1. 複数の壁体(10A,10B)を周方向に連設して筒状に形成される周壁(W)と、
    複数の前記壁体の端部に連設され、前記周壁の開口部を閉じる複数のフラップ(12A,12B)と、を備え、
    複数の前記壁体のうち少なくとも1つの前記壁体は、上方を開放するように凹む嵌合凹部(26)を有し、
    複数の前記フラップのうち少なくとも1つの前記フラップは、情報を表示するための表示フラップ(12P)であり、
    前記表示フラップまたは前記表示フラップと前記壁体との境界には、前記表示フラップの一部または全部を分断する分断線(22)が形成され、
    前記表示フラップは、
    一対の挟持部(23)と、
    一対の前記挟持部の間に配置され、一対の前記挟持部の一部を連結させる連結部(24)と、を有し、
    一対の前記挟持部は、前記連結部との連結部分を除く部分において切断部(25)を介して隣接しており、
    前記切断部は、一方の前記挟持部から他方の前記挟持部に向かって突き出すように湾曲または屈曲しており、
    前記表示フラップを前記分断線で分断し、一対の前記挟持部を前記連結部との境界で下方に折り曲げ、前記連結部を前記嵌合凹部に嵌合させた状態において、一対の前記挟持部が折り曲げられた状態に保持されながら前記壁体を表裏両側から挟み込み、前記表示フラップが前記壁体に支持されることを特徴とする包装箱。
  2. 前記連結部は、一対の折曲線(L4)を介して一対の前記挟持部に連設され、
    一対の前記折曲線の間隔は、前記壁体の厚さ以上に設定されていることを特徴とする請求項1に記載の包装箱。
  3. 複数の前記壁体には、前記周壁を上下方向に分割するための分割開封部(20)が形成され、
    複数の前記壁体のうち少なくとも1つの前記壁体には、前記分割開封部に重なる位置に複数の切目(21A,21B,21C)で区画された開封開始片(21)が形成され、
    前記嵌合凹部は、分割された下側の前記周壁において前記開封開始片が除去された位置に形成されることを特徴とする請求項1または2に記載の包装箱。
  4. 複数の前記壁体のうち少なくとも1つの前記壁体には、前記嵌合凹部を含む前記壁体の一部を除去するための開封部(30)が形成され、
    前記嵌合凹部は、前記開封部によって前記壁体の一部を除去することで形成されることを特徴とする請求項1または2に記載の包装箱。
  5. 前記嵌合凹部は、底縁(26A)の両端から上方に延設される一対の側縁(26B)を有し、
    一対の前記側縁の少なくとも一部は、上方に向かって互いに離れるように傾斜していることを特徴とする請求項1ないしのいずれか1項に記載の包装箱。
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