JP7441942B2 - シリコン中の微量金属の定量方法 - Google Patents

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Description

本発明は、シリコン中の金属不純物を定量する方法に関するものである。
多結晶シリコン(ポリシリコン)は、例えば、るつぼ引き上げ(チョクラルスキー法)または帯溶融(フローティングゾーン法)によって、単結晶シリコンの製造の出発材料として利用される。単結晶シリコンは、ウェーハにスライスされ、さらに多数の機械加工工程を経て、半導体産業において電子部品(例えば、抵抗器、ダイオード、バイポーラトランジスタおよびMOSトランジスタ)の製造に使用することができる。これらの機械加工工程は、一般に、単結晶シリコンへのドーパント不純物の意図的かつ局所的な限定的導入を含む。これらのドーパントには、特に、3価または5価の電子を有する原子、すなわち、例えば、周期表の主要な第3族および第5族の元素が含まれる。結晶粒界や格子欠陥は不要な電流経路の原因となるため、これらの半導体素子の製造には、使用するシリコンが極めて高純度(余計なドーピングがない)であり、かつ完全な単結晶の形であることが前提条件となる。ポリシリコンの様々な用途には、超えてはならない不純物の仕様が予め決められている。
原理的には、ppt(1兆分の1、10-12)台の不純物(ホウ素、リン、ヒ素など)は、すでにシリコン半導体の望ましい性能を変化させている可能性がある。ドーピング原子の他に、特に微量金属不純物や非金属不純物も欠陥の一因となる可能性がある。ここで、非金属である炭素や塩素が例示され、金属不純物としては、鉄、クロム、ニッケルまたは銅が例示される。
このような不純物を仕様で定められた値以下にするためには、適切な感度の分析方法が必要である。さらに、不純物の日常的なモニタリングのためには、分析時間や再現性などの実用的な側面が重要である。
金属不純物は、ポリシリコン表面に存在する金属と、ポリシリコンのバルクに存在する金属とに基本的に区別される。以下では、シリコンバルク中の金属不純物の定量方法について述べる。
既知の方法として、機器中性子放射化分析法(INAA)がある。この方法では、ポリシリコン試料を洗浄エッチングで表面処理した後、原子炉内で照射する。金属汚染はこの環境下で放射性同位元素に変換される。この放射性同位元素の分解によって生じる元素固有のガンマ線を測定し、元素に割り当てることができる。
INAAには、ほとんどの金属に対して非常に低い検出下限を持つという利点がある。Fe、Cr、およびNiについては、通常、50pg/g[pptw]シリコン以下である。CaやTiなどの他の金属不純物では、検出限界は500~2000pg/gである。欠点は、中性子源(原子炉または粒子加速器)が必要なため、装置が非常に高価であり、かつ、複雑であることである。さらに、元素によって分解時間が異なるため、時間をずらして何度も測定する必要があることも欠点である。INAAの測定期間は2~3ヶ月である。INAAは検出力が高いものの、測定期間が短いことが望まれるインプロセス分析(パラメータ最適化のためのルーチン分析など)には適していない。さらに、この分析法は非常に高価である。
また、不純物を濃縮することなく、シリコン試料を溶解する別の手法もある。この場合、濃硝酸(HNO)およびフッ酸(HF)からなるエッチング水溶液で試料を完全に溶解し、マトリックスをスモークオフした後、希酸で金属痕跡を再度取り込み、その金属痕跡を分析する。その後、試料を、原子吸光分析(AAS)、誘導結合プラズマ質量分析(ICP-MS)、誘導結合プラズマ発光分光分析(ICP-OES)などの微量分析法にかけることができる。
その利点は、分析時間が通常1~2日と短いことにある。この方法は濃縮工程を伴わないので、検出限界は、通常、INAAと比較して100倍大きくなる。
さらなる技術は、EP0349117A2から「フリーズチップ」法として知られている。この場合、第1の工程で、シリコンロッド中の金属不純物は、ロッドの融液を帯溶融(帯引き上げ)することにより運ばれ、濃縮される。帯溶融の終了後、エネルギー供給を停止し、融液を凝固させる。濃縮された不純物を含む冷却部分は、得られた単結晶から分離され、水性酸に完全に溶解される。この溶液は、記載の微量分析法のいずれかによって分析することができる。
フリーズチップ法の利点は、通常1週間以内に分析が終了することであり、ルーチン分析に適している。欠点は、融液またはチップは自然に冷却され、したがって形成される結晶化状態は不定であることである。特に、部分的にしか偏析しないため、凝固したシリコン内の金属汚染物の分布が不均一になることが原因である。もう一つの欠点は、冷却されたチップを単結晶から機械的に分離する必要があることである。これは、例えば、ダイヤモンドソー、ダイヤモンドカッター、トングなどを用いて行われ、その結果、一般に、溶解前に除去しなければならない金属汚染物が発生する。この除去は表面のエッチングによって行われるが、必然的に分析されるチップの一部も除去され、実際の微量金属分析から失われることになる。このため、分析結果にばらつきが生じる。
DE102010039755A1は、同様に、帯溶融に基づく方法を記載しており、「フリーズチップ」法とは対照的に、得られた単結晶とシリコンロッドの間の特定の引き上げ技術により、単結晶の端部に滴状の結晶試料部分(「フリーズナブ」)の凝固を引き起こす。この方法の利点は、ナブを単結晶から機械的に分離する必要がないため、汚染や試料のロスを減らすことができることである。欠点は、回収率が比較的低く、約10~40%になることである。その理由は、融液中のシリコンの割合が多く、分離時に試料部分に残ってしまうためである。このため、検出限界は比較的高い。検出限界は、以下の式から算出される。
Figure 0007441942000001
式中、
DL:検出限界
RDV:再溶解体積
RR:回収率
Si:再溶融したシリコンの質量
σ:ブランク値の標準偏差
を表す。
回収率は分母の式にあるため、回収率が低いと検出限界が高くなる。さらに、フリーズナブを完全に溶解するため、比較的多量の酸が必要となる。この酸には不純物が含まれるため、これも検出限界値が高くなる。
本発明の目的は、シリコンの純度を定量するための改良された方法を提供することであった。
本発明の目的は、シリコン中の金属不純物(微量金属および微量半金属)を定量するための方法であって、以下の工程:
a)棒状シリコン試料と棒状種結晶とを帯溶融装置に供給する工程と、
b)円錐形の端部領域を有する単結晶シリコンを形成する帯溶融(帯引き上げ)を行い、単結晶シリコンの端部に滴状融液を形成する分離工程と、
c)前記滴状融液を冷却して、固化したシリコン滴(ピンナブ)を形成する工程と、
d)前記シリコン滴を部分的または完全に酸に溶解させる工程と、
e)工程d)で得られた溶液を微量分析法により分析する工程と
を含む方法によって達成される。
前記方法は、工程b)の分離工程が、下記の時系列的な下位工程:
前記シリコン試料を再溶融してその直径を小さくする工程であって、第1の時間間隔において、前記シリコン試料および前記種結晶の移動方向を以前の移動方向に対して反転させ、前記円錐形の端部領域を形成する工程と、
滴状溶融帯を形成する工程であって、第2の時間間隔において、前記種結晶の移動が停止され、前記シリコン試料の移動方向が再び反転される工程と、
種結晶とシリコン試料を分離する工程であって、前記シリコン試料の移動方向を反転し、5~20秒の間、前記試料は150~400mm/分の移動速度を有する工程と
を含むことで区別される。
図1は、先行技術による分離工程の前の帯溶融を示す。 図2は、ピンナブ法とフリーズナブ法との比較を示す。 図3は、単結晶上のピンナブを示す。 図4は、酸浴中のピンナブを示す。 図5は、エッチング工程における鉄の濃度を示す。 図6は、エッチング工程における銅の濃度を示す。
本発明の方法は、特に、DE102010039755A1に記載された方法の更なる発展および改良となる。
シリコンは、単結晶シリコン、複数の結晶シリコン及び多結晶シリコンであってよい。好ましくは、多結晶シリコンであり、より詳細には、シーメンス法によって製造されたものである。
帯溶融装置における帯溶融(帯引き上げまたはフローティングゾーン(FZ)法とも呼ばれる)は、先行技術から周知である。ここでは特に、レビュー記事:Historical overview of silicon pulling development (W. Zulehner - Materials Science and Engineering: B, 3 April 2000, pp. 7-15, Elsevier)およびDE102010039755A1を参照することができる。
簡単に要約すると、棒状のシリコン試料(ドリルコア)は、一般的にまずコアドリルによって採取される。このコアは、より詳細には、シーメンス法に従って製造されたポリシリコンロッドから得られる。シリコン試料は、典型的には、3~25cm、好ましくは5~15cmの長さと、10~50mm、好ましくは15~25mm、より好ましくは17~21mmの直径とを有する。
シリコン試料は、帯溶融装置にクランプされる前に、一般的に洗浄(溶剤および/または酸による処理)される。帯溶融の場合、シリコン試料は、誘導コイルによって一端が狭い帯で溶融される(誘導加熱)。溶融帯(融液)は棒状のシリコン単結晶に接触させ、その上に結晶の構造を取りながら成長する。そして、この溶融帯を棒状シリコン試料の中をゆっくりと移動させる。すなわち、溶融帯(誘導コイル)がシリコン試料に沿って移動するように、両ロッドの移動方向を制御する。したがって、この間、2本のロッドの移動方向は同じである(図1参照)。シリコン試料と成長している単結晶の移動速度が異なるため、単結晶の端部は円錐形に保たれる。この帯が均一に溶融するように、2本のロッドが回転する。
シリコン試料の直径の関数として、その円柱状の領域に基づいて、結果として得られる単結晶は、通常5~50mm、好ましくは8~25mm、より好ましくは10~15mmの直径を有する。その単結晶の長さは、一般に直径とシリコン試料の長さに依存する。
DE102010039755A1によるフリーズナブ法と比較して、滴状溶融帯が形成される前に再溶融することによってその端部領域におけるシリコン試料の直径を減少させると、回収率が上昇することが明らかになった。
フリーズナブ法の場合、分離の瞬間、シリコン試料と単結晶の間に滴状融解帯が存在する。分離の際、この滴状融解帯の主要部分(50~80%程度)はシリコン試料上に再結晶し、単結晶上には20~50%程度しか再結晶せず、ナブの形となる。このシリコン試料上で再結晶する画分は、分析対象から外れる。この画分を減らすために、本発明の方法では、シリコン試料の端部領域の直径を小さくする。すなわち、シリコン試料の滴状溶融帯に接する部分の直径を小さくする。これを達成するために、単結晶およびシリコン試料の移動方向は、上述した通常の帯溶融の経路と比較して逆となる。そのため、シリコン試料を滴状溶融帯や誘導コイルから一定時間離すことで、シリコン試料の端部領域の直径を減少させることができる。
その結果、驚くべきことに、凝固したシリコン滴(ナブ)に金属不純物が最大で95%回収されることがわかった。これに対し、フリーズナブ法では平均40%程度の回収率に留まっている。
再溶融後、長さlの端部領域におけるシリコン試料は、好ましくは、融液との接触面における単結晶の直径以下である直径を有する。
単結晶の融液との接触面の直径は、好ましくは3~8mmであり、より好ましくは4~6mmである。また、長さlの端部領域におけるシリコン試料の直径は、好ましくは2~8mmであり、より好ましくは3~6mmである。特に、単結晶の接触領域の直径と長さlの端部領域の直径は、いずれも5mm程度(±0.5mm)である。
シリコン試料の端部領域の長さlは、好ましくは、その直径の1倍~3倍に相当する。
再溶融の際、シリコン試料は、好ましくは、単結晶よりも高い速度で移動される。単結晶の移動速度は、好ましくは、シリコン試料の移動速度の約半分に相当する。
シリコン試料の移動速度は、5~15mm/分、好ましくは7~13mm/分、より好ましくは9~11mm/分であってもよい。
単結晶の移動速度は、2~10mm/分、好ましくは3~8mm/分、より好ましくは4~6mm/分であってもよい。
移動方向の反転がある再溶融中の第1の時間間隔は、好ましくは30~300秒、より好ましくは90~240秒、さらに好ましくは90~120秒である。
再溶融の後、滴状溶融帯を形成する。これは、種結晶の移動を停止し、同期してシリコン試料の移動方向を再び反転させることによって行われる。滴状溶融帯は、好ましくは1~4秒、より好ましくは2~3秒持続する第2の時間間隔で形成される。ここでのシリコン試料の移動速度は、1~5mm/分、好ましくは2~4mm/分であってもよい。
種結晶とシリコン試料は、シリコン試料の移動速度が150~400mm/分、好ましくは250~350mm/分であり、移動方向が滴状溶融帯の形成とは再び逆になり、単結晶が静止し続ける(回転とは別に)5~20秒の継続時間でゆっくりと分離される。誘導加熱は、好ましくは、分離の開始時にオフにする。分離後、滴状溶融帯は冷却を開始する。
ゆっくりとした分離の結果、存在する全ての不純物は既に凝固中のシリコン滴(ピンナブ)の外層に集まっており、したがってピンナブを完全に溶解する必要はないことが判明している。
外縁領域に見られる金属汚染の集中のこの効果の1つの可能な説明は、ゲッター効果かもしれない(W. Zulehner-Materials Science and Engineering:B, 3 April 2000, pp.7-15, Elsevierを参照)。この仮説では、固体が冷却されると、高温で固体中に溶解した金属不純物が欠陥部位に優先的に析出するため、この欠陥部位に蓄積される。結晶格子が自然に終結するため、表面にオープンボンドを担うピンナブ表面は、そのような欠陥サイトの一つである。金属不純物の拡散速度は一般に温度の関数であり、高温では低温よりも速く拡散する(K. Graff, Metal Impurities in Silicon-Device Fabrication, ISBN 978-3-642-62965-5を参照)。したがって、ピンナブの徐冷により、ゲッタリング(シリコン試料の高温端の徐冷)が促進され、シリコンの自然欠陥部位である表面への金属不純物の拡散が起こる可能性がある。
工程c)の冷却では、シリコン試料の移動を停止すると同時に、150~400mm/分、好ましくは250~350mm/分の移動速度で単結晶を本来の移動方向(帯溶融における通常の移動方向)へ置くことも可能である。これにより、ゲッター効果をさらに高めることができる。
しかし、一般的には、工程c)の冷却は、単に試料を静止させ、任意に回転をオフにすることによっても達成され得る。
凝固したシリコン滴(ピンナブ)は、一般的に3~10mm、好ましくは6~8mmの直径を有する。ピンナブは通常、溶融したシリコン試料の1wt%未満に相当する。ピンナブの重量(付着している単結晶を除く)は、通常、3~5gである。
フリーズナブ法と同様に、ピンナブを溶解のために単結晶から分離する必要はない。冷却後、単結晶とともに無塵袋に移し替えるのが望ましい。そのため、単結晶は非接触で、つまり汚染されることなく保持装置に固定され、湿式化学的分解手順に移行させることができる。後者は、好ましくはクリーンルーム条件下で行われ、必要に応じてクリーンルーム内で袋が取り除かれる。
金属不純物は主にピンナブの外層に存在するので、ピンナブを完全に溶解させる必要は特になく、有利である。エッチング液(酸)に一時的に浸漬し、浸漬時間に応じて多かれ少なかれ外層が溶解する程度の初期エッチングを行えば十分である。約3gのピンナップでは、0.1~0.2gのシリコン除去で既に全ての金属不純物が含まれていることが判明している。
ピンナブの酸への浸漬の前に、任意で、例えば希硝酸による除去不要の表面洗浄を行ってもよい。しかし、この方法では試料が汚染される可能性があることが判明している。無塵袋に直接移すことが望ましい。
酸へのピンナブの浸漬は、好ましくは3~15分、より好ましくは5~10分、特に約6分間行われる。これと比較して、フリーズナブの完全な溶解のためのエッチング時間は、平均で2時間である。エッチング時間の短縮は、一般にブランク値の改善、ひいては検出限界の改善を意味する。試料と酸が周囲の環境にさらされる時間が長いほど、試料が汚染される可能性が高くなる。
酸またはエッチング液は、好ましくは、濃硝酸(50~80wt%)とフッ酸(20~50wt%)を4:1~3:1、好ましくは2:1~1:1の割合で混合したものを含む。エッチング液は、室温で使用してもよいし、加熱した状態(例えば、60℃)で使用してもよい。好ましくは、加熱は行わない。加熱装置への移し替えは、さらなる汚染源となる。
一般的には、酸の量は、ピンナブの外層を溶解するのに十分な量を選択する。エッチング液の総量は、通常5~10ml程度が採用される。不純物の検出限界と薬液の影響を切り離すため、薬液の使用量は原則として最小化する。この点で、ピンナブ法はフリーズナップ法よりも有利である。
ピンナブの部分溶解は、好ましくは以下のように行われる。
1.エッチング液を供給する。
2.ピンナブをエッチング液に3~15分間浸漬する。
3.エッチング液から取り出したピンナブを新しいエッチング液で濯ぐ。
4.100~350℃に加熱して、エッチング液を濃縮する。
使用する微量分析測定技術に応じて、濃縮工程後に残った金属微粒子を希硝酸(0.5~5wt%)および/または希フッ酸に再溶解して、測定溶液とする。エッチング除去量が減少し、その結果シリコンマトリックス(溶解したシリコンはエッチング液中にヘキサフルオロケイ酸の形で存在する)が減少した結果、測定液中の再溶解量はフリーズナブ法と比較して平均で半分(通常3~1.5ml)に減少し、それによって金属不純物の濃度を高めることができる。そのため、より高濃度での測定が可能となり、ノイズに対して信号が増加するため、より安定した測定結果を得ることができます。
工程e)における分析には、ICP-MSのような一般的な質量分析計を使用することが可能である。その他、電熱加熱原子吸光分析法(黒鉛炉原子吸光分析法、GFAAS)、全反射蛍光X線分析法(TRFA)も好ましい測定手法である。
図1は、分離工程の直前に存在するシリコン試料12と単結晶14を有する帯溶融装置10を模式的に示している。シリコン試料12と単結晶14は、それぞれ回転軸にクランプされているが、分かりやすくするために図示していない。回転方向は矢印11a、11bによって、移動方向は矢印13a、13bによって示している。シリコン試料12と単結晶14は、誘導コイル21によって加熱される溶融帯20を介して互いに接合される。シリコン試料12は、溶融帯20に円柱状領域16と円錐状領域18を有する棒状のポリシリコン試料である。ポリシリコン試料の元の長さは約15cmである。領域16の直径は約20mmである。単一の種結晶15上に再結晶した単結晶14は、初期円錐部22、円筒部24、および溶融帯20の円錐部26から構成されている。単結晶14の長さは110mm程度であり、円筒部24における直径は約14mmである。
図2は、本発明の方法に従って製造された単結晶14Aの円錐端部領域27Aに設けられたピンナブ30を示す図である。これと比較して図示されているのは、単結晶14Bの円錐形の端部領域27B上のフリーズナブ32(DE102010039755A1による)である。端部領域27A、27Bは、3~6cmの長さを有していてもよい。図1において既に特定されている素子の番号付けはそのままであり、ピンナブ法による素子は「A」、フリーズナブ法による素子は「B」で区別される。その方法から生じたそれらの端部領域34及び36を有する対応するシリコン試料12A及び12Bも同様に図示されている。単結晶14A、14Bの形状に実質的な差はない。また、円筒部24A、24Bの直径にも必ずしも差はない。両方法の実施後の本質的な目に見える違いは、単結晶14A、14Bの端部領域34、36にある。フリーズナブ法の実施の場合、分離中に融液中に位置するシリコン試料12Bの部分は、丸い頭のような端部領域36を形成する。この端部領域36は、一般に、融液の50~80%に相当する。したがって、単結晶14Bの円錐形の端部領域27Bには、20~50%だけがフリーズナブ32の形で残る。逆に、ピンナブ法の場合、再溶融の結果、端部領域34は、長さlを有する部分品38が形成され、この部分は、直径の点で、最大でも円錐端部領域27Aとピンナブ30との間の接触面39の直径に相当する。このようにして、分離中に融液中に位置するシリコン試料12Aの部分は、小さな画分37に減少される。この画分37は、慣例的に、分離手順中の融液の5~10%だけに相当する。したがって、一般に、シリコン融液の5~10%だけが分析に失われる。
図3は、冷却後に単結晶14A(図2参照)の円錐状に先細りになった端部領域27A上に形成されたピンナブ30を示す。印が付けられた外層40は、エッチング除去をほぼ説明するためのものであり、これは、酸におけるシリコン滴の部分的溶解に関するその後の分析に供されるものである。金属不純物は、この外層40に含まれている。ピンナブ30との接触面39の直径は、約5mmである。この直径も、単結晶14Aのその円錐形の端部領域27Aにおける融液との接触面の直径に、分離の瞬間に本質的に相当するものである。
図4は、酸を充填した円錐形の容器50を架台52に載せた状態を示している。ピンナブを有する単結晶14Aは、容器50内に浸漬され、保持金具54によって固定されている。円錐状に先細りした容器の結果、部分溶解に使用する酸の量を減らすことができる。
実施例1
チョクラルスキー法で引き上げたシリコンロッドから、直径22mm、長さ8cm程度のドリルコア(シリコン試料)6本を採取し、金属Fe、Cr、Ni、Cu、ZnおよびSnで既知の汚染を行った。この試料をHF(45%)とHNO(65%)の1:6の割合で混合した酸で約15分間洗浄エッチングし、超純水で濯いだ。このための準備は、クリーンルーム条件下(クラス10)で行った。
シリコン試料は、それぞれFZ装置(上段引上げシャフト:シリコン試料、下段引上げシャフト:種)に取り付けた。種はシリコン単結晶を使用した。帯溶融の操作は表1に示す通りであり、図も参照する。負の符号が付された移動速度vは、溶融帯がシリコン試料中を移動する際の通常の引き上げ方向を示す。図1及び図2を参照すると、負の移動速度は、誘導コイル21に対する単結晶14A及び/又はシリコン試料12Aの下方向への移動を示す。正の符号は、上方向への移動を示す。
Figure 0007441942000002
単結晶14Aの回転速度は通常15~30rpmであり、シリコン試料12Aの回転速度は通常3~10rpmであり、回転方向が反対であった(図1、矢印11A、11B参照)。分離冷却後のピンナブの最大径は8mm程度であった。
脱着後、ピンナブ30は、クリーンルーム条件下(クラス10)で、パーフルオロアルコキシアルカン(PFA)の酸入り円錐容器50に保持金具54で移し、部分溶解(部分エッチング)させた。酸は、HNO(69wt%)とHF(40wt%)を1:1の割合で混合したものであった。容器50は約6mlの酸で満たされた。完全に浸漬されたピンナブを6分間酸に曝した。続いて、ピンナブを1mlの新鮮な酸で洗浄した。得られたエッチング溶液は、次に、250℃の温度で約30分間濃縮された。得られた残渣をHF(40wt%)25μl、HNO(65wt%)25μl、超純水1450mlの混合液で溶解し、測定溶液を得た。この処理を、得られた6個のピンナブそれぞれに対して行った。
ICP-MSによる測定では、Fe、Cr、Ni、Na、K、Sn、Zn、Al、Cu、Mo、La、Cs、Ce、Te、Sc、Se、Ti、Ta、Ge、W、Mg、Ag、Li、V、Mn、Zr、Pb、Y、Sr、Ba、Bi、Cd、Sn、As、Ru、Rb、U、Ga、In、CaおよびCoを定量した。ブランク値も作成した。この目的のために、4つの円錐形の容器に酸を満たし、試料を入れずに類似の処理を行った。これらのブランク値で測定された量は、平均化され、それぞれのケースで試料の測定量から差し引かれた。そして、計算された値は、単結晶の総重量に対する相対値で表した。
これは、フリーズナブ法と比較して、特定の金属の回収率(RR)が著しく高いことを示している。当該値は、6つの全てのシリコン試料からの平均値である。
Figure 0007441942000003
表3は、フリーズナブ法と比較して、検出限界が低下していることを示している。
Figure 0007441942000004
図5および図6は、ピンナブの部分エッチングを5分、16分、29分、44分、79 分行った後の測定溶液中の鉄(CFe、図5)および銅(CCu、図6)の濃度プロファイルを示している(工程エッチング:各エッチングの後に、新しいエッチング溶液にピンナブを移し替える)。クロムとニッケルに対応する曲線を作成し、各実験を1回ずつ繰り返した(各ケースで試料1と2)。その結果を表4に示す。
Figure 0007441942000005
エッチング時間わずか5分、除去量わずか0.06gで、すべてのケースで少なくとも 96%の金属不純物がエッチング除去されていた。この結果は、エッチング洗浄によるフリーズチップ(EP0349117A2参照)の洗浄によって、金属不純物の一部がすでに分析で失われていることを示している。
実施例2
溶融帯において、様々なパラメータを試験した。
19mmと22mmのシリコン試料(ドリルコア)7個を使用した。帯溶融の対応するパラメータを適合させることにより、シリコン試料の単結晶上および端部領域で異なる直径(D)が得られた。さらに、再溶融時に下側引上げシャフトの移動距離を変えて試験し、異なるピンナブサイズを得ることができた。さらに、単結晶の重さを変えた試料を引上げ、試験を行った。その結果を表5にまとめた。
Figure 0007441942000006
回収率は常に90%~97%であった。

Claims (15)

  1. シリコン中の金属不純物を定量する方法であって、以下の工程:
    a)棒状シリコン試料と棒状種結晶とを帯溶融装置に供給する工程と、
    b)円錐形の端部領域を有する単結晶シリコンを形成する帯溶融を行い、単結晶シリコンの端部に滴状融液を形成する分離工程と、
    c)前記滴状融液を冷却して、固化したシリコン滴を形成する工程と、
    d)前記シリコン滴を部分的または完全に酸に溶解させる工程と、
    e)工程d)で得られた溶液を微量分析法により分析する工程と
    を含み、
    前記分離工程が、下記の下位工程:
    前記シリコン試料を再溶融してその直径を小さくする工程であって、第1の時間間隔において、前記シリコン試料および前記種結晶の移動方向を以前の移動方向に対して反転させ、前記円錐形の端部領域を形成する工程と、
    滴状溶融帯を形成する工程であって、第2の時間間隔において、前記種結晶の移動が停止され、前記シリコン試料の移動方向が再び反転される工程と、
    種結晶とシリコン試料を分離する工程であって、前記シリコン試料の移動方向を反転し、5~20秒の間、前記試料は150~400mm/分の移動速度を有する工程と
    を含むことを特徴とする、シリコン中の金属不純物の定量方法。
  2. 再溶融の後、長さlの端部領域における前記シリコン試料が、前記滴状融液との接触面における前記単結晶の直径以下の直径を有することを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. 前記単結晶の前記滴状融液との接触面の直径が、3~8mmであることを特徴とする、請求項2に記載の方法。
  4. 長さlのその端部領域における前記シリコン試料の直径が、2~8mmであることを特徴とする、請求項2または3に記載の方法。
  5. 前記シリコン試料の端部領域の長さlが、その直径の1~3倍に相当することを特徴とする、請求項2~4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 再溶融中の前記シリコン試料を、前記単結晶よりも高い移動速度で移動させることを特徴とする、請求項1~5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 前記シリコン試料の移動速度が、5~15mm/分であることを特徴とする、請求項6に記載の方法。
  8. 前記単結晶の移動速度が、2~10mm/分であることを特徴とする、請求項6または7に記載の方法。
  9. 再溶融中の第1の時間間隔が、30~300秒持続することを特徴とする、請求項1~8のいずれか一項に記載の方法。
  10. 前記滴状溶融帯の形成のために、前記シリコン試料の移動速度が、1~5mm/分であることを特徴とする、請求項1~9のいずれか一項に記載の方法。
  11. 第2の時間間隔が、1~4秒持続することを特徴とする、請求項1~10のいずれか一項に記載の方法。
  12. 種結晶とシリコン試料の前記分離のために、前記シリコン試料の移動速度が、250~350mm/分であることを特徴とする、請求項1~11のいずれか一項に記載の方法。
  13. 前記滴状融液の冷却のために、前記シリコン試料の移動を停止し、前記シリコン試料から前記種結晶を150~400mm/分の移動速度で本来の移動方向に取り出すことを特徴とする、請求項1~12のいずれか一項に記載の方法。
  14. 前記シリコン滴を、3~15分間、酸に浸漬して部分的に溶解させることを特徴とする、請求項1~13のいずれか一項に記載の方法。
  15. 前記酸が、濃硝酸およびフッ酸を4:1~3:1の割合で混合したものを含むことを特徴とする、請求項1~14のいずれか一項に記載の方法。
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