JP7440234B2 - 使い捨ておむつ - Google Patents

使い捨ておむつ Download PDF

Info

Publication number
JP7440234B2
JP7440234B2 JP2019175250A JP2019175250A JP7440234B2 JP 7440234 B2 JP7440234 B2 JP 7440234B2 JP 2019175250 A JP2019175250 A JP 2019175250A JP 2019175250 A JP2019175250 A JP 2019175250A JP 7440234 B2 JP7440234 B2 JP 7440234B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
mark
backsheet
indicator
melt adhesive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019175250A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021049245A (ja
Inventor
勉 古川
友記 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daio Paper Corp
Original Assignee
Daio Paper Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daio Paper Corp filed Critical Daio Paper Corp
Priority to JP2019175250A priority Critical patent/JP7440234B2/ja
Publication of JP2021049245A publication Critical patent/JP2021049245A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7440234B2 publication Critical patent/JP7440234B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Absorbent Articles And Supports Therefor (AREA)

Description

本発明は、使い捨ておむつに関するものであり、特に、装着者の排尿を外部から視認可能なインジケーターが設けられた使い捨ておむつに関するものである。
使い捨ておむつの腹側部と背側部の間に位置する股下部の幅方向の中心から一側に偏移した部位に、インジケーターを設け、幅方向の中心から他側に偏移した部位に、動物等の図柄を設ける技術が知られている。(特許文献1)
特開2016-19919号公報
しかし、特許文献1の技術では、吸収体におけるインジケーターから幅方向に所定の間隔を隔てて設けられた図柄に対応する部位に、装着者の排尿が行われた場合には、インジケーターが変色しない恐れがあった。また、装着者は、図柄の色彩に変化がないことから図柄への関心は低く、装着者の知得が十分に図られないという問題があった。
そこで、本発明の課題は、装着者の排尿が行われた場合に、確実にインジケーターが変色し、且つ、装着者の知得教育を効率良く行うことができる使い捨ておむつを提供することにある。
上記課題を解決した本発明は次記のとおりである。
第1手段は、液透過性のトップシートと液不透過性のバックシートの間に吸収体を設け、前記バックシートの反身体側面に外装シートを設け、前記吸収体を包装シートで覆い、 前記包装シートの反身体側面とバックシートの身体側面の間に、排尿があった場合に変色するインジケーターを設け、インジケーターを図柄に形成した複数のマークで形成し、平面視において、前記マークを、バックシートの幅方向の中心に、前後方向に所定の間隔を隔てて、前後方向に沿って設け、前記マークをホットメルト接着剤で形成し、前記ホットメルト接着剤の目付を15~25g/m、前記ホットメルト接着剤の体積収縮率を11%以下に形成し、前記マークを円弧状に形成し、前記マークの外径を4~25mmに形成し、前記間隔を1~4mmに形成し、平面視において、前記バックシートにおけるマークの反身体面側に固定された部位に、皺が形成されていないことを特徴とする。
手段は、第の手段の構成において、前記バックシートの目付を、12~20g/mに形成したことを特徴とする。
第1手段によれば、液透過性のトップシートと液不透過性のバックシートの間に吸収体を設け、バックシートの反身体側面に外装シートを設け、吸収体を包装シートで覆い、包装シートの反身体側面とバックシートの身体側面の間に、排尿があった場合に変色するインジケーターを設け、インジケーターを図柄に形成した複数のマークで形成し、平面視において、マークを、バックシートの幅方向の中心に、前後方向に所定の間隔を隔てて、前後方向に沿って設け、マークをホットメルト接着剤で形成し、ホットメルト接着剤の目付を15~25g/m、ホットメルト接着剤の体積収縮率を11%以下に形成し、平面視において、バックシートにおけるマークの反身体面側に固定された部位に、皺が形成されていないので、排尿によってインジケーターが確実に変色して、外部から容易に排尿が行われたことを知ることができる。また、図柄に形成した複数のマークが変色するので、装着者の興味を引いて装着者の知得教育を効率良く行うことができる。
包装シートとバックシートをより強固に固定することができる。また、マークの図柄の外周部の境界線を明瞭にすることができる。さらに、外部からマークを容易に視認することができる。
ークを円弧状に形成したので、包装シートとバックシートを強固に固定して、包装シートとバックシートのずれを防止することができる。また、マークとバックシートを強固に固定して、マークとバックシートの剥離を防止してバックシートの浮き上がりによる皺の発生を抑制することができる。
ークの外径を4~25mmに形成し、間隔を1~4mmに形成したので、マークの図柄を容易に認識することができる。また、マークとバックシートの剥離をより防止してバックシートの浮き上がりによる皺の発生をより抑制することができる。
手段によれば、第の手段による効果に加えて、バックシートの目付を、12~20g/mに形成したので、外部からマークをより容易に視認することができるまた、製造時に、バックシートの破断を防止することができる。
使い捨ておむつの身体側の平面図である。 使い捨ておむつの反身体側の平面図である。 図1のX1-X1断面図である。 インジケーターを説明するバックシートの反身体側の平面図である。 (a)は図4のインジケーターの拡大図、(b)は図4のX2-X2断面拡大図である。 バックシートにおけるインジケーターに対向する部位の皺の説明図である。 実施例1の(a)は評価結果の写真であり、(b)はインジケーターが尿と反応して変色した後の写真である。 実施例2の評価結果の写真である。 比較例1の評価結果の写真である。
図1~3に示すように、使い捨ておむつは、身体側に設けられた液透過性のトップシート10と、反身体側に設けられた液不透過性のバックシート11と、トップシート10とバックシート11の間に設けられた吸収要素20から形成されている。吸収要素20は、吸収体21と、吸収体21を覆う包装シート22とから形成されている。
バックシート11の反身体側には、外装シート12が設けられている。また、トップシート10と吸収要素20の間には、トップシート10を透過した***物を吸収要素20に移動させ、***物の逆戻りを防止する中間シート15を設けるのが好ましい。
吸収要素20の幅方向の両側には、所定の間隔を隔てて***物の外部への漏れを防止する立体ギャザー30が設けられている。立体ギャザー30は、実質的に幅方向に連続するギャザーシート31と、ギャザーシート31の前後方向に沿って伸長状態で固定された細長状の弾性伸縮部材32から形成されている。
立体ギャザー30の基部の外側には、所定の間隔を隔てて排尿の外部への漏れを防止する平面ギャザー40が形成されている。平面ギャザー40は、バックシート11と、ギャザーシート31と、外装シート12と、バックシート11と、ギャザーシート31の間に前後方向に沿って伸長状態で固定された細長状の弾性伸縮部材41から形成されている。
吸収要素20の前後方向の両側には、エンドフラップ部EFがそれぞれ形成され、吸収要素20の両側には、サイドフラップ部SFが形成されている。
サイドフラップ部SFにおける背側部の幅方向の両側には、ファスニングテープ50が設けられている。ファスニングテープ50は、サイドフラップSFに固定される基材51と、基材51の身体側に設けられた係止部52から形成されている。
外装シート12の反身体側の腹側部には、ファスニングテープ50の係止部52が係止される前後方向に所定の間隔を有して幅方向に延在する矩形状のターゲットシート55が設けられている。
吸収要素20の包装シート22に対向するバックシート11の身体側面における幅方向の中央部には、装着者が排尿したことを保護者に知らせるインジケーター60が設けられている。
インジケーター60は、前後方向に所定の間隔を隔てて、前後方向に沿って設けられた複数のマーク61から形成されている。マーク61の図柄は、使い捨ておむつの対象年齢によって異なる。対象年齢が2~3歳の乳幼児用の使い捨ておむつにおいては、マーク61の図柄を乳幼児の興味を引く動物柄、魚柄、花柄、車柄等にするのが好ましい。これにより、乳幼児がマーク61の図柄に興味を持ち、保護者ともマーク61の図柄に関する会話がはずみ、乳幼児の会話能力を効率良く高めていくことができる。図7に示すように、排尿後にマーク61の熊柄の色彩が黄色から青色に変化することを利用して、例えば、熊さんがお腹を空かせて顔が青色になったから森に帰してあげよう等の会話をしながら使い捨ておむつの交換を行うことにより乳幼児の会話能力を高めていくことができる。また、この例の場合には、幼児は、顔が青色に変化することは、何か良くないことが起こっていることを意味していることも知得することができる。
図4,5に示すように、インジケーター60は、4個のマーク61から形成されている。マーク61は、バックシート11の身体側面における幅方向の中心に、前後方向に所定の間隔を隔てて前後方向に沿って設けられ、2個のマーク61は、前後方向の中心線よりも腹側に設けられ、2個のマーク61は、前後方向の中心線よりも背側に設けられている。また、マーク61は、尿と反応して変色するインキが含有されたホットメルト接着剤から形成されている。これにより、吸収要素20の包装シート22の反身体側面とバックシート11の身体側面のずれを抑制することができる。また、装着者の排尿が有った場合には、保護者が排尿が有ったことを外部から容易に視認でき、乳幼児と会話をしながら新しい使い捨ておむつに速やかに交換することができる。
バックシート11の目付は、12~20g/mに形成するのが好ましい。12g/m以下の場合は、バックシート11の引張強度が低下して製造時に破断する恐れがあり、20g/m以上の場合には、マーク61が容易に視認することができなくなる。
マーク61のホットメルト接着剤の目付は、15~25g/mに形成するのが好ましい。15g/m以下の場合は、包装シート22の反身体側面とバックシート11の身体側面の接着力が不足し、25g/m以上の場合には、マーク61の外周部の境界線が不明瞭になる恐れがある。
マーク61のホットメルト接着剤の体積収縮率は、11%以下のものが好ましい。これにより、加熱状態から常温状態に移行するホットメルト接着剤の体積変化を抑制し、ホットメルト接着剤の体積変化によるバックシート11の皺の発生を抑制することができる。
マーク61の図柄は、円形状に形成するのが好ましい。これにより、マーク61の反身体側面とバックシート11の身体側面を強固に固定することができ、マーク61の反身体側面からバックシート11の身体側面が浮き上がることによって発生する皺を抑制することができる。
本明細書において、円弧状とは、図柄の前後方向長さに対する幅方向の長さの比が0.8~1.2の形態をいう。また、本明細書において、皺があるとは、図6の(a)~(c)に示すように、前後方向に延在する皺がマーク61の前部と後部を縦断する形態、図6の(d)~(f)に示すように、幅方向に延在する皺がマーク61の左部から右部を幅方向に横断する形態をいい、皺がないとは、図6の(g)~(i)に示すように、前後方向に延在する皺の一側端部がマーク61の前後方向の中間部で止まっている形態、図6の(j)~(l)に示すように幅方向に延在する皺がマーク61の幅方向の中間部で止まっている形態をいう。なお、図6の符号65が皺を示している。
図7に示すように、本実施形態のマーク61の熊柄においては、両耳を除いた熊柄の顔部位は、前後方向の長さを16mmに、幅方向の長さを18mmで、前後方向長さに対する幅方向の長さの比は1.13で略円形状に形成されている。
マーク61の外径は、4~25mmに形成するのが好ましい。4mm以下の場合は、マーク61の図柄を判別しづらくなり、25mm以上の場合には、マーク51の内周部と外周部の接着力が相違してマーク61の反身体側面からバックシート11の身体側面が浮き上がって皺が発生し易くなる。
図7に示すように、本実施形態のマーク61の熊柄においては、マーク61の外径は、前後方向の長さを16mmに、幅方向の長さを18mmで、マーク61とバックシート11が強固に固定され、バックシート11におけるマーク61と対向する部位に皺が発生していない。
マーク61の後端と前後方向に隣接するマーク61の前端の間の長さを、1~4mmに形成するのが好ましい。1mm以下では、マーク61の図柄を判別しづらくなり、4mm以上の場合には、マーク61の後端と前後方向に隣接するマーク61の前端の間にバックシート11の収縮に伴って多くの皺が発生する恐れがある。
図7に示すように、本実施形態のマーク61の熊柄においては、マーク61の後端と前後方向に隣接するマーク61の前端の間の長さを、2mmに形成し、マーク61の後端と前後方向に隣接するマーク61の前端の間の皺の発生を抑制している。
次に、インジケーターの評価試験について説明する。
(試験片)
表1に示すように、実施例1,2と比較例1のバックシートは、ポリエチレンを使用し、インジケーターのマークを形成するホットメルト接着剤は、ボスティック・ニッタ株式会社製、型式:H9589を使用した。また、ホットメルト接着剤の転写圧力は、3.7Mpaに設定し、ホットメルト接着剤の厚みは0.1mmに形成した。
マークは、バックシートのMD方向に所定の張力を加えた状態で、バックシートのCD方向の中心に、MD方向に2mmの間隔を隔てて、MD方向に沿って4個の熊柄とし、両耳を除いた熊の顔部位のMD方向の長さを16mmに、幅方向の長さを18mmに形成した。
吸収要素の包装シートは、実施例1では、クレープ紙、実施例2では、目付20g/mの不織布、比較例1では、クレープ紙を使用した。また、ホットメルト接着剤の転写温度は、実施例1では90℃、実施例2では80℃、比較例1では75℃に設定した。
Figure 0007440234000001
(評価方法)
バックシートにおける熊柄の視認性と、マークに対向する部位の皺の発生状態を目視評価した。
(評価結果)
図7に示すように、実施例1は、熊柄のマークを容易に視認でき、熊柄の外周縁も明確に視認することができる。また、バックシートにおける熊柄のマークに対向する部位に、MD方向(前後方向に相当)に縦断する皺とCD方向に(幅方向に相当)に横断する皺が形成されていない。
図8に示すように、実施例2は、熊柄のマークを視認できるが、熊柄の外周縁を明確に視認することができない。また、バックシートにおける熊柄のマークに対向する部位に、MD方向(前後方向に相当)に縦断する皺とCD方向に(幅方向に相当)に横断する皺が形成されていない。
図9に示すように、比較例1は、熊柄のマークを視認できない。また、バックシートにおける熊柄のマークに対向する部位に、MD方向(前後方向に相当)に縦断する皺が形成されており、ホットメルト接着剤の加熱不足に起因しているものである。
次に、トップシート10等の素材および特徴部分について順に説明する。
(トップシート)
トップシート10は、有孔又は無孔の不織布や、多孔性プラスチックシート等で形成されている。また、このうち不織布は、その原料繊維が何であるかは、特に限定されない。例えば、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系等の合成繊維、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維等や、これらから二種以上が使用された混合繊維、複合繊維等を例示することができる。さらに、不織布は、どのような加工によって製造されたものであってもよい。加工方法としては、公知の方法、例えば、スパンレース法、スパンボンド法、サーマルボンド法、メルトブローン法、ニードルパンチ法、エアスルー法、ポイントボンド法等を例示することができる。例えば、柔軟性、ドレープ性を求めるのであれば、スパンレース法が、嵩高性、ソフト性を求めるのであれば、サーマルボンド法が、好ましい加工方法となる。
(バックシート)
バックシート11は、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂や、ポリエチレンシート等に不織布を積層したラミネート不織布、防水フィルムを介在させて実質的に液不透過性を確保した不織布(この場合は、防水フィルムと不織布とでバックシートが構成される。)等で形成されている。もちろん、このほかにも、近年、ムレ防止の観点から好まれて使用されている液不透過性かつ透湿性を有する素材も例示することができる。この液不透過性かつ透湿性を有する素材のシートとしては、例えば、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂中に無機充填剤を混練して、シートを成形した後、一軸又は二軸方向に延伸して得られた微多孔性シートを例示することができる。さらに、マイクロデニール繊維を用いた不織布、熱や圧力をかけることで繊維の空隙を小さくすることによる防漏性強化、高吸水性樹脂または疎水性樹脂や撥水剤の塗工といった方法により、防水フィルムを用いずに液不透過性としたシートも、バックシート11として用いることができる。
(外装シート)
外装シート12は、吸収要素20を支持し、着用者に装着するための部分である。外装シート12は、両側部の前後方向中央部が括れた砂時計形状とされており、ここが着用者の脚を囲む部位となる。
外装シート12は、不織布で形成するのが好適である。不織布の種類は特に限定されず、素材繊維としては、たとえばポリエチレンまたはポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系等の合成繊維の他、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維を用いることができ、加工法としてはスパンレース法、スパンボンド法、サーマルボンド法、エアスルー法、ニードルパンチ法等を用いることができる。ただし、肌触り及び強度を両立できる点でスパンボンド不織布やSMS不織布、SMMS不織布等の長繊維不織布が好適である。不織布は一枚で使用する他、複数枚重ねて使用することもできる。後者の場合、不織布相互を接着剤等により接着するのが好ましい。不織布を用いる場合、その繊維目付けは10~50g/m、特に15~30g/mのものが望ましく、光透過率が60~90%、特に75~90%のものが望ましい。
(中間シート)
中間シート15は、トップシート10と同様の素材で形成されている。中間シート15は、トップシート10に接合するのが好ましく、その接合にヒートエンボスや超音波溶着を用いる場合は、中間シート15の素材は、トップシート10と同程度の融点をもつものが好ましい。中間シート15に不織布を用いる場合、その不織布の繊維の繊度は2.0~5.0dtex程度とするのが好ましい。
(吸収体)
吸収体21は、繊維の集合体により形成することができる。この繊維集合体としては、綿状パルプや合成繊維等の短繊維を積繊したものの他、セルロースアセテート等の合成繊維のトウ(繊維束)を必要に応じて開繊して得られるフィラメント集合体も使用できる。繊維目付けとしては、綿状パルプや短繊維を積繊する場合は、例えば100~300g/m程度とすることができ、フィラメント集合体の場合は、例えば30~120g/m程度とすることができる。合成繊維の場合の繊度は、例えば、1~16dtex、好ましくは1~10dtex、さらに好ましくは1~5dtexである。フィラメント集合体の場合、フィラメントは、非捲縮繊維であってもよいが、捲縮繊維であるのが好ましい。捲縮繊維の捲縮度は、例えば、1インチ当たり5~75個、好ましくは10~50個、さらに好ましくは15~50個程度とすることができる。また、均一に捲縮した捲縮繊維を用いる場合が多い。
吸収体21は、高吸収性ポリマー粒子を含むのが好ましく、特に、少なくとも液受け入れ領域において、繊維の集合体に対して高吸収性ポリマー粒子(SAP粒子)が実質的に厚み方向全体に分散されているものが望ましい。
吸収体21の上部、下部、及び中間部にSAP粒子が無い、あるいはあってもごく僅かである場合には、「厚み方向全体に分散されている」とは言えない。したがって、「厚み方向全体に分散されている」とは、繊維の集合体に対し、厚み方向全体に「均一に」分散されている形態のほか、上部、下部及び又は中間部に「偏在している」が、依然として上部、下部及び中間部の各部分に分散している形態も含まれる。また、一部のSAP粒子が繊維の集合体中に侵入しないでその表面に残存している形態や、一部のSAP粒子が繊維の集合体を通り抜けて包装シート22上にある形態も排除されるものではない。
高吸収性ポリマー粒子とは、「粒子」以外に「粉体」も含む。高吸収性ポリマー粒子の粒径は、この種の吸収性物品に使用されるものをそのまま使用でき、1000μm以下、特に150~400μmのものが望ましい。高吸収性ポリマー粒子の材料としては、特に限定無く用いることができるが、吸水量が40g/g以上のものが好適である。高吸収性ポリマー粒子としては、でんぷん系、セルロース系や合成ポリマー系等のものがあり、でんぷん-アクリル酸(塩)グラフト共重合体、でんぷん-アクリロニトリル共重合体のケン化物、ナトリウムカルボキシメチルセルロースの架橋物やアクリル酸(塩)重合体等のものを用いることができる。高吸収性ポリマー粒子の形状としては、通常用いられる粉粒体状のものが好適であるが、他の形状のものも用いることができる。
高吸収性ポリマー粒子としては、吸水速度が70秒以下、特に40秒以下のものが好適に用いられる。吸水速度が遅すぎると、吸収体21内に供給された液が吸収体21外に戻り出てしまう所謂逆戻りを発生し易くなる。
高吸収性ポリマー粒子の目付け量は、当該吸収体21の用途で要求される吸収量に応じて適宜定めることができる。したがって一概には言えないが、50~350g/mとすることができる。ポリマーの目付け量が50g/m未満では、吸収量を確保し難くなる。350g/mを超えると、効果が飽和するばかりでなく、高吸収性ポリマー粒子の過剰によりジャリジャリした違和感を与えるようになる。
(包装シート)
包装シート22は、ティッシュペーパ、特にクレープ紙、不織布、ポリラミ不織布、小孔が開いたシート等で形成されている。ただし、高吸収性ポリマー粒子が抜け出ないシートであり、平坪が5~40g/m、特に10~30g/mのものが望ましい。クレープ紙に換えて不織布を使用する場合、親水性のSMMS(スパンボンド/メルトブローン/メルトブローン/スパンボンド)不織布が特に好適であり、その材質はポリプロピレン、ポリエチレン/ポリプロピレン等を使用できる。繊維目付けは、5~40g/m、特に10~30g/mのものが望ましい。
(立体ギャザー)
立体ギャザー30のギャザーシート31としては撥水性不織布を用いることができ、また弾性伸縮部材32としては糸ゴム等を用いることができる。弾性伸縮部材は、複数本設ける他、各1本設けることができる。
ギャザーシート31の反身体側面は、トップシート10の側部上に幅方向の固着始端を有し、この固着始端から幅方向外側の部分は、バックシート11の側部およびその幅方向外側に位置する外装シート12の側部にホットメルト接着剤等により固着されている。
脚周りにおいては、立体ギャザー30の固着始端より幅方向内側は、製品前後方向両端部ではトップシート10上に固定されているものの、その間の部分は非固定の自由部分であり、この自由部分が弾性伸縮部材32の収縮力により起立するようになる。おむつの、装着時には、おむつが舟形に体に装着されるので、そして弾性伸縮部材32の収縮力が作用するので、弾性伸縮部材32の収縮力により立体ギャザー30が起立して脚周りに密着する。その結果、脚周りからのいわゆる横漏れが防止される。
(平面ギャザー)
ギャザーシート31とバックシート11との間に、糸ゴム等からなる脚周り弾性伸縮部材41が前後方向に沿って伸長された状態で固定されている。脚周り弾性伸縮部材41は、複数本設ける他、各1本設けることができる。
(ファスニングテープ)
ファスニングテープ50の基材51の基部は、ホットメルト接着剤等によってギャザーシート31と外装シート12の間に固定されている。また、基材51は、不織布、プラスチックフィルム、ポリラミ不織布、紙やこれらの複合素材から形成されている。
係止部52は、メカニカルファスナーのフック材から形成されている。フック材は、その外面側に多数の係合突起を有する。係合突起の形状としては、(A)レ字状、(B)J字状、(C)マッシュルーム状、(D)T字状、(E)ダブルJ字状(J字状のものを背合わせに結合した形状のもの)等が存在するが、いずれの形状であっても良い。もちろん、ファスニングテープ50の係止部として粘着材層を設けることもできる。
(ターゲットシート)
ターゲットシート55は、ループ糸が表面に多数設けられたプラスチックフィルムや不織布等から形成されている。
(背側伸縮シート)
伸縮シート60は、背側のエンドフラップ部EFを伸縮させて装着者の背中周りに背側のエンドフラップ部EFを密着させる伸縮シートである。図4に示すように、背側伸縮シート60は、不織布から形成された内側シート61と、不織布から形成された外側シート62と、内側シート61と外側シート62の間に設けられた前後方向に所定の間隔を隔てて幅方向に延在する複数の細長状の弾性伸縮部材63から形成されている。なお、弾性伸縮部材63は、太さ470~620dtexのゴム糸を、伸長率200~250%に伸ばして設けている。
幅方向における伸縮シート60の両側部は、左右一対のギャザーシートの両側部の近傍に位置し、幅方向における弾性伸縮部材63の両側部は、バックシート11の両側部に位置している。
(インジケーター)
インジケーター60のマーク61を形成するホットメルト接着剤には、尿と反応してPHが変化して変色するインキが含有されている。インキは、少なくとも酸性化合物と中性及びアルカリ性領域で色が変化する呈色指示薬が含有されている。
酸性化合物としては、ロジン酸、重合ロジン、酢酸ビニルホモポリマー、エチレン/酢酸ビニルコポリマー及びエチレン/アクリル酸コポリマー等の高分子化合物、ステアリン酸およびオレイン酸などの脂肪酸、L-アスコルビン酸、ニコチン酸、L-グルタミン酸、乳酸、コハク酸等を単独で又は組み合わせて使用することができ、インキ82成分の全量に対して、50~99重量%の割合で、好ましくは50~70重量%の割合で配合するのが望ましい。
中性及びアルカリ性領域で色が変化する呈色指示薬としては、ブロモフェノールブルー、メチルオレンジ、アリザリンS、ブロモクレゾールグリーン、メチルレッド、ブロモクレゾールパープル等を好適に使用することができる。この呈色指示薬の含有量は、インキ82成分の全量に対して0.05~50重量%、好ましくは0.01~5重量%、より好ましくは0.05~1重量%の割合で配合するのが望ましい。
<明細書中の用語の説明>
明細書中で以下の用語が使用される場合、明細書中に特に記載が無い限り、以下の意味を有するものである。
・「前後(縦)方向」とは腹側(前側)と背側(後側)を結ぶ方向を意味し、「幅方向」とは前後方向と直交する方向(左右方向)を意味する。
・「表側」とは装着者の肌に近い方を意味し、「裏側」とは装着者の肌から遠い方を意味する。「表面」とは部材の、装着者の肌に近い方の面を意味し、「裏面」とは装着者の肌から遠い方の面を意味する。
・「MD方向」及び「CD方向」とは、製造設備における流れ方向(MD方向)及びこれと直交する横方向(CD方向)を意味し、いずれか一方が製品の前後方向となるものであり、他方が製品の幅方向となるものである。不織布のMD方向は、不織布の繊維配向の方向である。繊維配向とは、不織布の繊維が沿う方向であり、例えば、TAPPI標準法T471の零距離引張強さによる繊維配向性試験法に準じた測定方法や、前後方向及び幅方向の引張強度比から繊維配向方向を決定する簡易的測定方法により判別することができる。
・「展開」とは、収縮や弛み無く平坦に展開した状態を意味する。
・「伸長率」は、自然長を100%としたときの値を意味する。例えば、伸長率が200%とは、伸長倍率が2倍であることと同義である。
・「ゲル強度」は次のようにして測定されるものである。人工尿49.0gに、高吸収性ポリマーを1.0g加え、スターラーで攪拌させる。生成したゲルを40℃×60%RHの恒温恒湿槽内に3時間放置したあと常温にもどし、カードメーター(I.techno Engineering社製:Curdmeter-MAX ME-500)でゲル強度を測定する。
・「人工尿」は、尿素:2wt%、塩化ナトリウム:0.8wt%、塩化カルシウム二水和物:0.03wt%、硫酸マグネシウム七水和物:0.08wt%、及びイオン交換水:97.09wt%を混合したものであり、特に記載の無い限り、温度40度で使用される。
・「目付け量」は次のようにして測定されるものである。試料又は試験片を予備乾燥した後、標準状態(試験場所は、温度23±1℃、相対湿度50±2%)の試験室又は装置内に放置し、恒量になった状態にする。予備乾燥は、試料又は試験片を温度100℃の環境で恒量にすることをいう。なお、公定水分率が0.0%の繊維については、予備乾燥を行わなくてもよい。恒量になった状態の試験片から、試料採取用の型板(100mm×100mm)を使用し、100mm×100mmの寸法の試料を切り取る。試料の重量を測定し、100倍して1平米あたりの重さを算出し、目付けとする。
・「厚み」は、自動厚み測定器(KES-G5 ハンディー圧縮試験機)を用い、荷重:0.098N/cm、及び加圧面積:2cmの条件下で自動測定する。
・「吸水量」は、JIS K7223-1996「高吸水性樹脂の吸水量試験方法」によって測定する。
・「吸水速度」は、2gの高吸収性ポリマー及び50gの生理食塩水を使用して、JIS K7224‐1996「高吸水性樹脂の吸水速度試験法」を行ったときの「終点までの時間」とする。
・試験や測定における環境条件についての記載がない場合、その試験や測定は、標準状態(試験場所は、温度23±1℃、相対湿度50±2%)の試験室又は装置内で行うものとする。
・各部の寸法は、特に記載が無い限り、自然長状態ではなく展開状態における寸法を意味する。
・「光透過率」は、交照測光式色差計Z-300A(日本電色工業株式会社製)を用いて次のように測定する。
先ず、一方の検出部と、別のもう一方の検出部との間に、光を遮蔽する遮蔽物を配置した状態で測定し、零点補正する。次に、一方の検出部と、別のもう一方の検出部との間に配置した遮蔽物を取り除いてから、光を遮るものがない状態で測定し、標準補正を行う。次いで、対象物である外装シートを、一方の検出部と、別のもう一方の検出部との間に配置した状態で測定する。
本発明は、使い捨ておむつ等の吸収性物品に利用可能なものである。
10 トップシート
11 バックシート
12 外装シート
21 吸収体
22 包装シート
60 インジケーター
61 マーク
65 皺

Claims (2)

  1. 液透過性のトップシートと液不透過性のバックシートの間に吸収体を設け、前記バックシートの反身体側面に外装シートを設け、
    前記吸収体を包装シートで覆い、
    前記包装シートの反身体側面とバックシートの身体側面の間に、排尿があった場合に変色するインジケーターを設け、
    インジケーターを図柄に形成した複数のマークで形成し、
    平面視において、前記マークを、バックシートの幅方向の中心に、前後方向に所定の間隔を隔てて、前後方向に沿って設け、
    前記マークをホットメルト接着剤で形成し、前記ホットメルト接着剤の目付を15~25g/m、前記ホットメルト接着剤の体積収縮率を11%以下に形成し、
    前記マークを円弧状に形成し、
    前記マークの外径を4~25mmに形成し、前記間隔を1~4mmに形成し、
    平面視において、前記バックシートにおけるマークの反身体面側に固定された部位に、皺が形成されていないことを特徴とする使い捨ておむつ。
  2. 前記バックシートの目付を、12~20g/mに形成した請求項項に記載の使い捨ておむつ。
JP2019175250A 2019-09-26 2019-09-26 使い捨ておむつ Active JP7440234B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019175250A JP7440234B2 (ja) 2019-09-26 2019-09-26 使い捨ておむつ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019175250A JP7440234B2 (ja) 2019-09-26 2019-09-26 使い捨ておむつ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021049245A JP2021049245A (ja) 2021-04-01
JP7440234B2 true JP7440234B2 (ja) 2024-02-28

Family

ID=75155127

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019175250A Active JP7440234B2 (ja) 2019-09-26 2019-09-26 使い捨ておむつ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7440234B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023113039A1 (ja) * 2021-12-17 2023-06-22 ユニ・チャーム株式会社 吸収性物品、吸収性物品のパッケージ、吸収性物品の群、及び、吸収性物品のパッケージ群

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005261466A (ja) 2004-03-16 2005-09-29 Daio Paper Corp 吸収性物品
JP2008104850A (ja) 2006-09-29 2008-05-08 Toyo Ink Mfg Co Ltd ウェットインジケーター組成物
JP2009250642A (ja) 2008-04-01 2009-10-29 Toyo Adl Corp ウェットインジケーター組成物
JP2009268598A (ja) 2008-05-01 2009-11-19 Uni Charm Corp 吸収性物品
CN201510433U (zh) 2009-10-19 2010-06-23 广东百顺纸品有限公司 一种具有防漏尿提醒的吸收用品
JP2013074981A (ja) 2011-09-30 2013-04-25 Daio Paper Corp 使い捨ておむつ
JP2017217317A (ja) 2016-06-09 2017-12-14 大王製紙株式会社 パンツタイプ使い捨ておむつ
JP2018102419A (ja) 2016-12-22 2018-07-05 花王株式会社 使い捨ておむつ

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005261466A (ja) 2004-03-16 2005-09-29 Daio Paper Corp 吸収性物品
JP2008104850A (ja) 2006-09-29 2008-05-08 Toyo Ink Mfg Co Ltd ウェットインジケーター組成物
JP2009250642A (ja) 2008-04-01 2009-10-29 Toyo Adl Corp ウェットインジケーター組成物
JP2009268598A (ja) 2008-05-01 2009-11-19 Uni Charm Corp 吸収性物品
CN201510433U (zh) 2009-10-19 2010-06-23 广东百顺纸品有限公司 一种具有防漏尿提醒的吸收用品
JP2013074981A (ja) 2011-09-30 2013-04-25 Daio Paper Corp 使い捨ておむつ
JP2017217317A (ja) 2016-06-09 2017-12-14 大王製紙株式会社 パンツタイプ使い捨ておむつ
JP2018102419A (ja) 2016-12-22 2018-07-05 花王株式会社 使い捨ておむつ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2021049245A (ja) 2021-04-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4856244B2 (ja) 少なくとも二つのウェブ材料を互いに結合するための接合部
US10470945B2 (en) Method for producing absorbent article
TWI412350B (zh) 褲式吸收物件
JP4787991B2 (ja) 吸収用品ならびに接合パターンを含むラミネート
JP5984156B2 (ja) 吸収性物品の製造方法及び吸収性物品
JP6219436B2 (ja) 吸収性物品
JP7440234B2 (ja) 使い捨ておむつ
KR20220103701A (ko) 일회용 기저귀
JP6726416B2 (ja) 使い捨ておむつ
JP6331190B2 (ja) 吸収性物品
TW202120049A (zh) 拋棄式尿布
JP6283073B2 (ja) 吸収性物品
JP6219437B2 (ja) 吸収性物品
JP7362273B2 (ja) 使い捨ておむつ
JP7453180B2 (ja) 使い捨ておむつとその製造方法
JP6910912B2 (ja) テープタイプ使い捨ておむつ及びその製造方法
JP7289679B2 (ja) 使い捨ておむつ
JP7212985B2 (ja) 連結式使い捨て着用物品
JP7152896B2 (ja) 使い捨ておむつ
JP6767130B2 (ja) 使い捨ておむつ
JP7295762B2 (ja) 使い捨ておむつ
JP2023130575A (ja) 使い捨ておむつ
JP6974094B2 (ja) 使い捨ておむつ
JP6601795B2 (ja) 使い捨ておむつ
JP6209240B2 (ja) 吸収性物品

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220816

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230411

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230421

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230523

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20230908

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20231102

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20231110

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20240126

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20240215

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7440234

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150