JP7431606B2 - 難燃材料充填建材の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、難燃材料充填建材の製造方法に関する。
金属製の建材は、難燃性に優れ、剛性等の機械的強度も高いため広く使われている。金属製の建材は、軽量化又はコスト軽減を図るために、内部を空洞にした中空形状の製品形態が存在している(例えば、特許文献1参照)。
特開2008-75259号公報
内部が空洞である金属製の建材は、火災が発生した際にそれ自体が燃えることはないが、内部が空洞であるため、一度内部に火が入り込むと空洞を伝って一気に延焼する危険性がある。
そこで、本発明は、延焼を防止するために内部に難燃材料が充填された難燃材料充填建材の製造方法を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、本発明の要旨は、以下のとおりである。
[1]一部に開口部を有する凹部となるように金属材料を曲げ加工する曲げ加工工程と、前記開口部から難燃材料を導入し、前記難燃材料で前記凹部を充填する充填工程と、前記難燃材料で充填された前記凹部の前記開口部を閉塞する閉塞工程とを含む、難燃材料充填建材の製造方法。
[2]前記金属材料の厚みは、10mm以下である、[1]に記載の難燃材料充填建材の製造方法。
[3]前記凹部を充填する前記難燃材料は、ウレタンフォームである、[1]又は[2]に記載の難燃材料充填建材の製造方法。
[4]前記ウレタンフォームは、フィラーを含有する、[3]に記載の難燃材料充填建材の製造方法。
[5]前記ウレタンフォームは、前記凹部の内表面に接着している、[3]又は[4]に記載の難燃材料充填建材の製造方法。
[6]前記閉塞工程後の前記難燃材料の密度は、20~200kg/mの範囲である、[1]~[5]のいずれかに記載の難燃材料充填建材の製造方法。
[7]前記難燃材料は、不燃材料である、[1]~[6]のいずれかに記載の難燃材料充填建材の製造方法。
本発明によれば、延焼を防止するために内部に難燃材料が充填された難燃材料充填建材の製造方法を提供することができる。
本発明の実施形態に係る難燃材料充填建材の製造方法の模式的工程断面図である。 本発明の実施形態に係る難燃材料充填建材の製造方法における閉塞工程での一態様を示す模式的斜視図である。 本発明の実施形態に係る難燃材料充填建材の製造方法で得られる柱状部材を示す模式的斜視図である。 本発明の実施形態に係る難燃材料充填建材の製造方法で得られる板状部材を示す模式的斜視図である。
以下、本発明について実施形態を用いてより詳細に説明する。
本発明の実施形態に係る難燃材料充填建材の製造方法は、図1に示すように、一部に開口部11を有する凹部12となるように金属材料10を曲げ加工する曲げ加工工程(図1(a))と、開口部11から難燃材料20を導入し、難燃材料20で凹部12を充填する充填工程(図1(b))と、難燃材料20で充填された凹部12の開口部11を閉塞する閉塞工程(図1(c))とを含む。
[曲げ加工工程]
曲げ加工工程は、図1(a)に示すように、金属材料10に対して折り曲げ加工を施し、一部に開口部11を有する凹部12を形成する工程である。具体的には、曲げ加工機によって、板状の金属材料10を長手方向に沿って折り曲げることで、長手方向に沿って連続して開口する開口部11を有する凹部12が形成された長尺体を成形する。ここで、開口部11は、凹部12への難燃材料20の導入口としての役割を担い、縁部11a,11bによって構成される部位である。
曲げ加工工程で使用する曲げ加工機としては、金属材料10を曲げ加工可能な機器であれば特に限定されず、例えば、ロール成形機、ベンダー機及び圧延機等を使用することができる。
金属材料10としては、剛性等の機械的強度を有し、曲げ加工が可能なものであれば特に限定されず、例えば、鉄、鋼鉄、アルミ合金及びチタン合金等が挙げられる。また、金属材料10は、板状の部材である。金属材料10は、片面又は両面がメッキ加工されていてもよい。
金属材料10の厚みは、曲げ加工が可能な程度のものであれば特に限定されず、10mm以下であることが好ましく、5mm以下であることがより好ましく、3mm以下であることがさらに好ましい。また、金属材料10の厚みは、剛性等の機械的強度を得るために、0.3mm以上であることが好ましく、0.5mm以上であることがより好ましく、0.7mm以上であることがさらに好ましい。
[充填工程]
充填工程は、図1(b)に示すように、曲げ加工工程で成形した金属材料10の開口部11から難燃材料20を導入し、難燃材料20で凹部12を充填する工程である。
難燃材料20としては、難燃性及び耐火性に優れたものであれば特に限定はなく、例えば、湿式材料及び乾式材料が挙げられる。
難燃材料20は、建築基準法及び建築基準法施行令において定められる難燃材料相当の性能を示す材料(以下、「難燃材料」という。)のことを意味するが、準不燃材料相当の性能を示す材料(以下、「準不燃材料」という。)であることが好ましく、不燃材料相当の性能を示す材料(以下、「不燃材料」という。)であることがより好ましい。難燃材料相当の性能とは、ISO-5660の試験方法に準拠して、放射熱強度50kW/mにて加熱したときに、5分経過時の総発熱量が8MJ/m以下となるものをいう。また、準不燃材料相当の性能とは、同様にして10分経過時の総発熱量が8MJ/m以下となるものをいう。また、不燃材料相当の性能とは、同様にして20分経過時の総発熱量が8MJ/m以下となるものをいう。
(湿式材料)
難燃材料20として湿式材料を用いる場合は、開口部11から導入する際には液状であり、導入した後に硬化する等により凹部12を充填して閉塞させるものが好ましい。湿式材料としては、例えば、ウレタンフォーム、セメント、モルタル及びパテ等が挙げられ、比重が軽く建材全体の軽量化が図れることからウレタンフォームが好ましい。
<ウレタンフォーム>
湿式材料としてのウレタンフォームについてより詳細に説明する。本実施形態で使用するウレタンフォームは、ウレタン樹脂組成物を硬化させ、発泡させることで形成されるものである。ウレタンフォームに含まれるウレタン樹脂は、ポリイソシアネート化合物とポリオール化合物とを混合させ反応させることで得られる反応生成物である。ウレタン樹脂組成物は、凹部12に容易に注入でき、かつ凹部12において隙間なく充填できるように、各種成分を混合して作製した直後においては液状である。
凹部12を充填して閉塞させるウレタンフォームの施工方法としては、液状のウレタン樹脂組成物を吐出する吐出装置を用いた吐出充填が好適である。なお、吐出装置としては、例えばウレタン樹脂組成物が2液硬化型である場合には、1液と2液とを混合する混合部と、混合されて得られたウレタン樹脂組成物を吐出する吐出口とを備えるものを使用する。このような吐出装置としては、高圧式発泡機、低圧式発泡機、その他混合・吐出システム、スプレーガン及びコーキングガンなどと呼ばれるものを使用すればよい。
ウレタンフォームは、凹部12を充填して閉塞させることで防火構造とする。ウレタンフォームで凹部12を適切に閉塞させるためには、ウレタンフォームは、凹部12の内表面に接着していることが好ましい。ウレタンフォームが凹部12の内表面に接着していることで、ウレタンフォームが凹部12の内表面と密着した状態となり、耐火性を向上させることができる。ウレタンフォームは、凹部12の内表面に化学的に接着する。ここで、化学的に接着するとは、ウレタンフォームの自己接着性に基づいて凹部12の内表面に接着することをいう。ウレタンフォームの化学的接着は、具体的には、ポリオール含有組成物とポリイソシアネートとを混合して硬化かつ発泡させることで得られるウレタンフォームが凹部12の内表面上で直接硬化かつ発泡することにより、凹部12の内表面に接着した層となり、当該層の自己接着性に基づいて接着することをいう。
閉塞工程後のウレタンフォームの密度は、特に限定されないが、20~200kg/mの範囲であることが好ましい。密度を200kg/m以下とすることで、ウレタンフォームが軽量となり、凹部12にウレタンフォームが充填された難燃材料充填建材を建築物に施工しやすくなる。また、20kg/m以上とすることで、所望の難燃性、不燃性を発現しやすくなる。これら観点から、ウレタンフォームの密度は、25~100kg/mの範囲であることがより好ましく、30~80kg/mの範囲であることがさらに好ましい。ウレタンフォームの密度は、JIS K7222に準拠して測定できる。
ウレタンフォームは、難燃材料、準不燃材料及び不燃材料の少なくともいずれかに相当する性能を有している。なお、ウレタンフォームは、ISO-5660の試験方法に準拠した測定を行う際は、フォームの成型後に両端と上部をバンドソー等で除くことで寸法を、着火面が99mm×99mm、厚みが15mmとなるように調整する。また、フォーム下面は金属基材に接着した状態とする。
ウレタンフォームを形成するウレタン樹脂組成物は、一般的にポリイソシアネート化合物と、ポリオール化合物とを含有するものである。
ウレタンフォームは、フィラーを含有するウレタン樹脂組成物により形成されることが好ましく、フィラーを含有することでフィラーの有する特性をウレタンフォームに付与することができる。例えば、難燃性を有するフィラーを含有させることで、ウレタンフォームは、難燃性を向上させることができる。
《ポリイソシアネート化合物》
ウレタンフォームに使用するポリイソシアネート化合物としては、例えば、芳香族ポリイソシアネート、脂環族ポリイソシアネート、脂肪族ポリイソシアネート等が挙げられる。
芳香族ポリイソシアネートとしては、例えば、フェニレンジイソシアネート、トリレンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネート、ジメチルジフェニルメタンジイソシアネート、トリフェニルメタントリイソシアネート、ナフタレンジイソシアネート、ポリメチレンポリフェニルポリイソシアネート(ポリメリックMDI)等が挙げられる。
脂環族ポリイソシアネートとしては、例えば、シクロヘキシレンジイソシアネート、メチルシクロヘキシレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート、ジメチルジシクロヘキシルメタンジイソシアネート等が挙げられる。
脂肪族ポリイソシアネートとしては、例えば、メチレンジイソシアネート、エチレンジイソシアネート、プロピレンジイソシアネート、テトラメチレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート等が挙げられる。
ポリイソシアネート化合物は1種単独で使用してもよいし、2種以上を使用することができる。
ポリイソシアネート化合物は、使い易いこと、入手し易いこと等の理由から、ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)、ポリメリックMDIなどが好ましい。
《ポリオール化合物》
ポリオール化合物としては、例えば、ポリカーボネートポリオール、芳香族ポリオール、脂環族ポリオール、脂肪族ポリオール、ポリエステルポリオール、ポリマーポリオール、ポリエーテルポリオール等が挙げられる。
ポリカーボネートポリオールとしては、例えば、エチレングリコール、プロピレングリコール、ブタンジオール、ペンタンジオール、ヘキサンジオール、オクタンジオール、ノナンジオールなどの水酸基含有化合物と、ジエチレンカーボネート、ジプロピレンカーボネートなどとの脱アルコール反応により得られるポリオール等が挙げられる。
芳香族ポリオールとしては、例えば、ビスフェノールA、ビスフェノールF、フェノールノボラック、クレゾールノボラック等が挙げられる。脂環族ポリオールとしては、例えば、シクロヘキサンジオール、メチルシクロヘキサンジオール、イソホロンジオール、ジシクロヘキシルメタンジオール、ジメチルジシクロヘキシルメタンジオール等が挙げられる。脂肪族ポリオールとしては、例えば、エチレングリコール、プロピレングリコール、ブタンジオール、ペンタンジオール、ヘキサンジオール等が挙げられる。また、ヒマシ油などのヒドロキシカルボン酸も使用できる。
ポリエステルポリオールとしては、例えば、多塩基酸と多価アルコールとを脱水縮合して得られる重合体、ε-カプロラクトン、α-メチル-ε-カプロラクトン等のラクトンを開環重合して得られる重合体、ヒドロキシカルボン酸と上記多価アルコール等との縮合物が挙げられる。
ここで多塩基酸としては、具体的には、例えば、アジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸、テレフタル酸、イソフタル酸、コハク酸等が挙げられる。また多価アルコールとしては、具体的には、例えば、ビスフェノールA、エチレングリコール、1,2-プロピレングリコール、1,4-ブタンジオール、ジエチレングリコール、1,6-ヘキサングリコール、ネオペンチルグリコール等が挙げられる。
またヒドロキシカルボン酸としては、具体的には、例えば、ひまし油、ひまし油とエチレングリコールの反応生成物等が挙げられる。
ポリマーポリオールとしては、例えば、上記した芳香族ポリオール、脂環族ポリオール、脂肪族ポリオール、ポリエステルポリオール等に対し、アクリロニトリル、スチレン、メチルアクリレート、メタクリレート等のエチレン性不飽和化合物をグラフト重合させた重合体、ポリブタジエンポリオール、多価アルコールの変性ポリオールまたは、これらの水素添加物等が挙げられる。
多価アルコールの変性ポリオールとしては、例えば、原料の多価アルコールにアルキレンオキサイドを反応させて変性したもの等が挙げられる。
変性ポリオールに使用する多価アルコールとしては、例えば、グリセリン及びトリメチロールプロパン等の三価アルコール、ペンタエリスリトール、ソルビトール、マンニトール、ソルビタン、ジグリセリン、ジペンタエリスリトール等、ショ糖、グルコース、マンノース、フルクトース、メチルグルコシド及びその誘導体等の四~八価のアルコール、フェノール、フロログルシン、クレゾール、ピロガロール、カテコール、ヒドロキノン、ビスフェノールA、ビスフェノールF、ビスフェノールS、1-ヒドロキシナフタレン、1,3,6,8-テトラヒドロキシナフタレン、アントロール、1,4,5,8-テトラヒドロキシアントラセン、1-ヒドロキシピレン等のフェノールポリブタジエンポリオール、ひまし油ポリオール、ヒドロキシアルキル(メタ)アクリレートの重合体又は共重合体、及びポリビニルアルコール等の多官能(例えば官能基数2~100)ポリオール、フェノールとホルムアルデヒドとの縮合物(ノボラック)が挙げられる。
多価アルコールの変性方法は特に限定されないが、アルキレンオキサイド(以下、AOと略す)を付加させる方法が好適に用いられる。
AOとしては、炭素数2~6のAO、例えば、エチレンオキサイド(以下、EOと略す)、1,2-プロピレンオキサイド(以下、POと略す)、1,3-プロピレオキサイド、1,2-ブチレンオキサイド、1,4-ブチレンオキサイド等が挙げられる。
これらの中でも性状や反応性の観点から、PO、EOおよび1,2-ブチレンオキサイドが好ましく、POおよびEOがより好ましい。
AOを2種以上使用する場合(例えば、POおよびEO)の付加方法としては、ブロック付加であってもランダム付加であってもよく、これらの併用であってもよい。
ポリエーテルポリオールとしては、例えば、活性水素を2個以上有する低分子量活性水素化合物等の少なくとも1種の存在下に、エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、テトラヒドロフラン等のアルキレンオキサイドの少なくとも1種を開環重合させて得られる重合体が挙げられる。
ポリエーテルポリオールにおいて使用する活性水素を2個以上有する低分子量活性水素化合物としては、例えば、ビスフェノールA、エチレングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、1,6-ヘキサンジオール等のジオール類、グリセリン、トリメチロールプロパン等のトリオール類、エチレンジアミン、ブチレンジアミン等のアミン類等が挙げられる。
上記ポリオール化合物は、燃焼した際の総発熱量の低減効果が大きいことからポリエステルポリオール、及びポリエーテルポリオールから選択される少なくとも1種を使用することが好ましく、ポリエステルポリオールがより好ましい。その中でも分子量200~800のポリエステルポリオールを用いることが好ましく、分子量300~500のポリエステルポリオールを用いることがさらに好ましい。
なお、ウレタン樹脂組成物は、水酸基を1つのみ有するモノオール化合物を含有してもよい。モノオール化合物としては、3-ブロモ-2,2-ビス(ブロモメチル)プロパン-1-オールなどが挙げられる。
ウレタン樹脂のイソシアネートインデックスは、120~1,000の範囲であることが好ましく、200~800の範囲であればより好ましく、300~600の範囲であればさらに好ましい。イソシアネートインデックスが120以上となると、イソシアネート基が水酸基より過剰となり、三量化されやすくなる。また、300以上とすると難燃性を付与しやすくなる。また、1,000以下となると、難燃性と製造コストとのバランスが良好になる。なお、イソシアネートインデックスは、従来公知の方法により計算できる。
《フィラー》
ウレタンフォームに含有するフィラーは、ウレタン樹脂組成物において固体分として含まれるものであり、一般的にウレタン樹脂組成物において粒状、粉状として存在する成分である。
ウレタンフォームに含有するフィラーは、固形難燃剤であることが好ましい。本発明では、固形難燃剤を使用することで、ウレタンフォームの難燃性を効果的に高めることができる。また、固形難燃剤は、通常、粉体成分としてポリオール液剤、ウレタン樹脂組成物などに分散した状態にある。なお、固形難燃剤は、常温(23℃)、常圧(1気圧)において、固体となる難燃剤である。
固形難燃剤の具体例としては、赤燐系難燃剤、リン酸塩含有難燃剤、臭素含有難燃剤、塩素含有難燃剤、アンチモン含有難燃剤、ホウ素含有難燃剤、金属水酸化物、及び針状フィラーが挙げられる。これらは1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
〈赤燐系難燃剤〉
赤燐系難燃剤は、赤燐単体からなるものでもよいが、赤燐に樹脂、金属水酸化物、金属酸化物などを被膜したものでもよいし、赤燐に樹脂、金属水酸化物、金属酸化物などと混合したものでもよい。赤燐を被膜し、または赤燐と混合する樹脂は、特に限定されないがフェノール樹脂、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、メラミン樹脂、尿素樹脂、アニリン樹脂、及びシリコーン樹脂などの熱硬化性樹脂が挙げられる。被膜ないし混合する化合物としては、難燃性の観点から、金属水酸化物が好ましい。金属水酸化物は、後述するものを適宜選択して使用するとよい。
〈リン酸塩含有難燃剤〉
リン酸塩含有難燃剤としては、例えば、各種リン酸と周期律表IA族~IVB族の金属、アンモニア、脂肪族アミン、芳香族アミン、環中に窒素を含む複素環式化合物から選ばれる少なくとも1種の金属または化合物との塩からなるリン酸塩が挙げられる。
リン酸としては、は特に限定されないが、モノリン酸、ピロリン酸、ポリリン酸等が挙げられる。
周期律表IA族~IVB族の金属として、リチウム、ナトリウム、カルシウム、バリウム、鉄(II)、鉄(III)、アルミニウム等が挙げられる。
脂肪族アミンとしては、メチルアミン、エチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン、エチレンジアミン、ピペラジン等が挙げられる。芳香族アミンとしては、アニリン、o-トリイジン、2,4,6-トリメチルアニリン、アニシジン、3-(トリフルオロメチル)アニリン等が挙げられる。環中に窒素を含む複素環式化合物として、ピリジン、トリアジン、メラミン等が挙げられる。
リン酸塩含有難燃剤の具体例としては、例えば、モノリン酸塩、ピロリン酸塩、ポリリン酸塩等が挙げられる。ここで、ポリリン酸塩としては、特に限定されないが、例えば、ポリリン酸アンモニウム、ポリリン酸ピペラジン、ポリリン酸メラミン、ポリリン酸アンモニウムアミド、ポリリン酸アルミニウム等が挙げられる。リン酸塩含有難燃剤は、上記したものから1種もしくは2種以上を使用することができる。
〈臭素含有難燃剤〉
臭素含有難燃剤としては、分子構造中に臭素を含有し、常温、常圧で固体となる化合物であれば特に限定されないが、例えば、臭素化芳香環含有芳香族化合物等が挙げられる。
臭素化芳香環含有芳香族化合物としては、ヘキサブロモベンゼン、ペンタブロモトルエン、ヘキサブロモビフェニル、デカブロモビフェニル、デカブロモジフェニルエーテル、オクタブロモジフェニルエーテル、ヘキサブロモジフェニルエーテル、ビス(ペンタブロモフェノキシ)エタン、エチレンビス(ペンタブロモフェニル)、エチレンビス(テトラブロモフタルイミド)、テトラブロモビスフェノールA等のモノマー系有機臭素化合物が挙げられる。
また、臭素化芳香環含有芳香族化合物は、臭素化合物ポリマーであってもよい。具体的には、臭素化ビスフェノールAを原料として製造されたポリカーボネートオリゴマー、このポリカーボネートオリゴマーとビスフェノールAとの共重合物等の臭素化ポリカーボネート、臭素化ビスフェノールAとエピクロルヒドリンとの反応によって製造されるジエポキシ化合物などが挙げられる。さらには、臭素化フェノール類とエピクロルヒドリンとの反応によって得られるモノエポキシ化合物等の臭素化エポキシ化合物、ポリ(臭素化ベンジルアクリレート)、臭素化ポリフェニレンエーテルと臭素化ビスフェノールAと塩化シアヌールとの臭素化フェノールの縮合物、臭素化(ポリスチレン)、ポリ(臭素化スチレン)、架橋臭素化ポリスチレン等の臭素化ポリスチレン、架橋または非架橋臭素化ポリ(-メチルスチレン)等が挙げられる。
また、ヘキサブロモシクロドデカンなどの臭素化芳香環含有芳香族化合物以外の化合物であってもよい。
これら臭素含有難燃剤は、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
〈塩素含有難燃剤〉
塩素含有難燃剤は、難燃性樹脂組成物に通常用いられるものが挙げられ、例えば、ポリ塩化ナフタレン、クロレンド酸、「デクロランプラス」の商品名で販売されるドデカクロロドデカヒドロジメタノジベンゾシクロオクテンなどが挙げられる。
〈アンチモン含有難燃剤〉
アンチモン含有難燃剤としては、例えば、酸化アンチモン、アンチモン酸塩、ピロアンチモン酸塩等が挙げられる。酸化アンチモンとしては、例えば、三酸化アンチモン、五酸化アンチモン等が挙げられる。アンチモン酸塩としては、例えば、アンチモン酸ナトリウム、アンチモン酸カリウム等が挙げられる。ピロアンチモン酸塩としては、例えば、ピロアンチモン酸ナトリウム、ピロアンチモン酸カリウム等が挙げられる。
アンチモン含有難燃剤は、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
本発明に使用するアンチモン含有難燃剤は、酸化アンチモンであることが好ましい。
〈ホウ素含有難燃剤〉
ホウ素含有難燃剤としては、ホウ砂、酸化ホウ素、ホウ酸、ホウ酸塩等が挙げられる。酸化ホウ素としては、例えば、三酸化二ホウ素、三酸化ホウ素、二酸化二ホウ素、三酸化四ホウ素、五酸化四ホウ素等が挙げられる。
ホウ酸塩としては、例えば、アルカリ金属、アルカリ土類金属、周期表第4族、第12族、第13族の元素およびアンモニウムのホウ酸塩等が挙げられる。具体的には、ホウ酸リチウム、ホウ酸ナトリウム、ホウ酸カリウム、ホウ酸セシウム等のホウ酸アルカリ金属塩、ホウ酸マグネシウム、ホウ酸カルシウム、ホウ酸バリウム等のホウ酸アルカリ土類金属塩、ホウ酸ジルコニウム、ホウ酸亜鉛、ホウ酸アルミニウム、ホウ酸アンモニウム等が挙げられる。
ホウ素含有難燃剤は、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
本発明に使用するホウ素含有難燃剤は、ホウ酸塩であることが好ましく、ホウ酸亜鉛がより好ましい。
〈金属水酸化物〉
金属水酸化物としては、例えば、水酸化マグネシウム、水酸化カルシウム、水酸化アルミニウム、水酸化鉄、水酸化ニッケル、水酸化ジルコニウム、水酸化チタン、水酸化亜鉛、水酸化銅、水酸化バナジウム、水酸化スズ、タルク等が挙げられる。これらのなかでは、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、水酸化カルシウム、タルクが好ましい。金属水酸化物は、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
〈針状フィラー〉
針状フィラーとしては、例えば、チタン酸カリウムウィスカー、ホウ酸アルミニウムウィスカー、珪素含有ウィスカー、ウォラストナイト、セピオライト、ゾノライト、エレスタダイト、ベーマイト、ガラス繊維、アスベスト繊維、炭素繊維、グラファイト繊維、スラグ繊維、シリカ繊維、アルミナ繊維、シリカアルミナ繊維、ジルコニア繊維、窒化硼素繊維、ステンレス繊維などが挙げられる。これらの中では、ウォラストナイトが好ましい。針状フィラーのアスペクト比(長さ/直径)の範囲は、5~50の範囲であることが好ましく、10~40の範囲であればより好ましい。
〈無機充填材〉
ウレタンフォームに含有するフィラーとして、上記した固形難燃剤以外の無機充填材を含有してもよい。無機充填材を含有することでウレタンフォームの機械強度を向上させるなど、ウレタンフォームに種々の機能を付与できる。
無機充填材としては、特に限定されないが、例えば、シリカ、珪藻土、アルミナ、酸化チタン、酸化カルシウム、酸化マグネシウム、酸化鉄、酸化錫、酸化アンチモン、フェライト類、塩基性炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、炭酸亜鉛、炭酸バリウム、ドーソナイト、ハイドロタルサイト、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、石膏繊維、ケイ酸カルシウム等のカリウム塩、クレー、マイカ、モンモリロナイト、ベントナイト、活性白土、セビオライト、イモゴライト、セリサイト、ガラスビーズ、シリカバルン、窒化アルミニウム、窒化ホウ素、窒化ケイ素、カーボンブラック、グラファイト、炭素バルン、木炭粉末、各種金属粉、チタン酸カリウム、硫酸マグネシウム、チタン酸ジルコン酸鉛、アルミニウムボレート、硫化モリブデン、炭化ケイ素、各種磁性粉、フライアッシュ等が挙げられる。
無機充填材は、1種単独で使用してもよいし、2種以上を使用することができる。また、無機充填材は、上記した固形難燃剤と併用してもよいが、必ずしも併用する必要もない。
〈フィラーの含有量〉
本発明では、ウレタンフォーム(すなわち、ウレタン樹脂組成物)におけるフィラーの含有量は、ウレタン樹脂100質量部に対して、4質量部以上であることが好ましく、6質量部以上であることがより好ましく、12質量部以上であることがさらに好ましい。フィラーの含有量をこれら下限値以上とすることで、難燃性、機械強度などのフィラーの種類に応じた各種性能をウレタンフォームに付与しやすくなる。
また、フィラーの含有量は、ウレタン樹脂100質量部に対して、80質量部以下であることが好ましく、60質量部以下であることがより好ましく、40質量部以下であることがさらに好ましい。フィラーの含有量をこれら上限値以上とすることで、ウレタン樹脂組成物の粘度が適切になり、ウレタンフォームで凹部12を充填しやすくなる。
なお、ウレタンフォームは、ウレタン樹脂組成物に含有されるポリオール成分とポリイソシアネート成分とが反応することで形成される。よって、本明細書のウレタン樹脂組成物における「ウレタン樹脂100質量部」とは、ウレタン樹脂組成物におけるポリオール成分とポリイソシアネート成分の合計量100質量部を意味する。ただし、ウレタン樹脂組成物にポリオール成分とポリイソシアネート成分とを予め反応したプレポリマー、及び、モノオール成分の少なくとも1種が含まれる場合には、ウレタン樹脂100質量部とは、ポリオール成分とポリイソシアネート成分とプレポリマーとモノオール成分の合計量を100質量部とする。
また、ウレタンフォームにおけるフィラーは、上記のとおり、難燃性を付与する観点から、固形難燃剤が好ましく、固形難燃剤はフィラーとして単独で使用してもよいし、無機充填材などの他のフィラーと併用してもよい。難燃性を向上させる観点から、固形難燃剤は、フィラー全量に対して、50質量%以上であることが好ましく、70質量%以上であることがより好ましく、85~100質量%であることがさらに好ましく、100質量%が最も好ましい。
《液状難燃剤》
ウレタンフォーム(すなわち、ウレタン樹脂組成物)は、液状難燃剤をさらに含有することが好ましい。液状難燃剤を使用すると、ウレタン樹脂組成物の粘度をそれほど大きくすることなく、ウレタンフォームの難燃性を向上できる。また、液状難燃剤は上記した固形難燃剤と併用することがより好ましい。なお、液状難燃剤は、常温、常圧にて液体となる難燃剤である。液状難燃剤の具体例としては、リン酸エステルが挙げられる。
リン酸エステルとしては、モノリン酸エステル、縮合リン酸エステル等を使用できる。モノリン酸エステルとは、分子中にリン原子を1つ有するリン酸エステルである。モノリン酸エステルとしては、常温、常圧で液体のものであれば限定されないが、例えば、トリメチルホスフェート、トリエチルホスフェート、トリブチルホスフェート、トリ(2-エチルヘキシル)ホスフェートなどのトリアルキルホスフェート、トリス(β-クロロプロピル)ホスフェートなどのハロゲン含有リン酸エステル、トリブトキシエチルホスフェートなどのトリアルコキシホスフェート、トリクレジルホスフェート、トリキシレニルホスフェート、トリス(イソプロピルフェニル)ホスフェート、クレジルジフェニルホスフェート、ジフェニル(2-エチルヘキシル)ホスフェートなどの芳香環含有リン酸エステル、モノイソデシルホスフェート、ジイソデシルホスフェートなどの酸性リン酸エステル等が挙げられる。
縮合リン酸エステルとしては、例えば、トリアルキルポリホスフェート、レゾルシノールポリフェニルホスフェート、ビスフェノールAポリクレジルホスフェート、ビスフェノールAポリフェニルホスフェートなどの芳香族縮合リン酸エステルが挙げられる。
縮合リン酸エステルの市販品としては、例えば、大八化学工業株式会社製の「CR-733S」、「CR-741」、「CR747」、ADEKA社製の「アデカスタブPFR」、「FP-600」等が挙げられる。
液状難燃剤は、上記したものの中から1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。これらの中でも、ウレタン樹脂組成物の粘度を適切にしやすくする観点、及びウレタンフォームの難燃性を向上させる観点から、モノリン酸エステルが好ましく、トリス(β-クロロプロピル)ホスフェートなどのハロゲン含有リン酸エステルがより好ましい。
ウレタンフォーム(すなわち、ウレタン樹脂組成物)における液状難燃剤の含有量は、ウレタン樹脂100質量部に対して、1~40質量部であることが好ましく、2~30質量部であることがより好ましく、4~20質量部であることがさらに好ましい。液状難燃剤の配合量をこれら下限値以上とすることで、液状難燃剤を含有させる効果を発揮しやすくなる。また、上限値以下とすることで、液状難燃剤によって、ウレタン樹脂組成物の発泡が阻害さたりすることもない。
ウレタンフォームは、上記したとおり、ウレタン樹脂組成物を硬化し発泡して形成される。ウレタン樹脂組成物は、上記したとおり、ポリオール化合物とイソシアネート化合物とフィラー含むが、一般的にはさらに、触媒、発泡剤などを含む。
《触媒》
本発明のウレタン樹脂組成物は、触媒として、例えば三量化触媒、樹脂化触媒、又はこの両方を含有するとよいが、両方を含有することが好ましい。
三量化触媒は、ポリイソシアネートに含まれるイソシアネート基を反応させて三量化させ、イソシアヌレート環の生成を促進する触媒である。三量化触媒を使用することで、ウレタンフォームの難燃性がより一層向上する。
三量化触媒としては、トリス(ジメチルアミノメチル)フェノール、2,4-ビス(ジメチルアミノメチル)フェノール、2,4,6-トリス(ジアルキルアミノアルキル)ヘキサヒドロ-S-トリアジン等の窒素含有芳香族化合物、酢酸カリウム、2-エチルヘキサン酸カリウム、オクチル酸カリウム等のカルボン酸アルカリ金属塩、トリメチルアンモニウム塩、トリエチルアンモニウム塩、トリフェニルアンモニウム塩等の3級アンモニウム塩、テトラメチルアンモニウム塩、テトラエチルアンモニウム、テトラフェニルアンモニウム塩、トリエチルモノメチルアンモニウム塩等の4級アンモニウム塩等を使用できる。アンモニウム塩としては、2,2-ジメチルプロパン酸などカルボン酸のアンモニウム塩が挙げられ、より具体的にはカルボン酸4級アンモニウム塩が挙げられる。
これらは1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
これらの中では、カルボン酸アルカリ金属塩、カルボン酸4級アンモニウム塩から選択される1種又は2種以上が好ましく、これら両方を使用する態様も好ましい。
三量化触媒の配合量は、ウレタン樹脂100質量部に対して、0.6~10質量部であることが好ましく、0.8~8質量部であることがより好ましく、1.0~6質量部であることがさらに好ましい。これら下限値以上とすると、イソシアネートの三量化が適切に進行し難燃性が付与しやすくなる。また、上限値以下とすると、適切な発泡速度を維持することができ、取扱いやすい。
樹脂化触媒は、ポリオール化合物とポリイソシアネートとの反応を促進させる触媒である。樹脂化触媒としては、イミダゾール化合物、ピペラジン化合物などのアミン系触媒、金属系触媒などが挙げられる。
イミダゾール化合物としては、イミダゾール環の1位の第2級アミンをアルキル基、アルケニル基などで置換し3級アミンが挙げられる。具体的には、N-メチルイミダゾール、1,2-ジメチルイミダゾール、1-エチル-2-メチルイミダゾール、1-メチル-2-エチルイミダゾール、1,2-ジエチルイミダゾール、及び1-イソブチル-2-メチルイミダゾールなどが挙げられる。また、イミダゾール環中の第2級アミンをシアノエチル基で置換したイミダゾール化合物などでもよい。
また、ピペラジン化合物として、N-メチル-N’N’-ジメチルアミノエチルピペラジン、トリメチルアミノエチルピペラジンなどの3級アミンが挙げられる。
また、樹脂化触媒としては、イミダゾール化合物、ピペラジン化合物以外にも、ペンタメチルジエチレントリアミン、トリエチルアミン、N-メチルモルホリンビス(2-ジメチルアミノエチル)エーテル、N,N,N’,N”,N”-ペンタメチルジエチレントリアミン、N,N,N’-トリメチルアミノエチル-エタノールアミン、ビス(2-ジメチルアミノエチル)エーテル、N,N-ジメチルシクロヘキシルアミン、ジアザビシクロウンデセン、トリエチレンジアミン、テトラメチルヘキサメチレンジアミン、トリプロピルアミン等の各種の3級アミンなどが挙げられる。
金属系触媒としては、鉛、錫、ビスマス、銅、亜鉛、コバルト、ニッケルなどからなる金属塩が挙げられ、好ましくは鉛、錫、ビスマス、銅、亜鉛、コバルト、ニッケルなどからなる有機酸金属塩である。より好ましくはジブチル錫ジラウレート、ジオクチル錫ジラウレート、ジオクチル錫バーサテート、ビスマストリオクテート、ビスマストリス(2-エチルへキサノエート)、ジオクチル酸スズ、ジオクチル酸鉛などが挙げられ、中でも有機酸ビスマス塩がさらに好ましい。
樹脂化触媒は、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
樹脂化触媒の配合量は、ウレタン樹脂100質量部に対して、0.6~10質量部であることが好ましく、0.8~8質量部であることがより好ましく、1.0~6質量部であることがさらに好ましい。樹脂化触媒の配合量がこれら下限値以上であるとウレタン結合が形成しやすくなり、反応が速やかに進行する。一方、これら上限値以下であると、反応速度が制御しやすくなる。
《発泡剤》
ウレタン樹脂組成物に含有される発泡剤は、ウレタン樹脂を発泡させる。発泡剤の具体例としては、例えば、水、有機系物理発泡剤、無機系物理発泡剤等が挙げられる。
有機系物理発泡剤としては、プロパン、ブタン、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、シクロプロパン、シクロブタン、シクロペンタン、シクロヘキサン、シクロヘプタン等の低沸点の炭化水素、ジメチルエーテル、ジイソプロピルエーテル等のエーテル化合物、ジクロロエタン、プロピルクロリド、イソプロピルクロリド、ブチルクロリド、イソブチルクロリド、ペンチルクロリド、イソペンチルクロリド等の塩素化脂肪族炭化水素化合物、トリクロルモノフルオロメタン、トリクロルトリフルオロエタン等のフッ素化合物などが挙げられる。
また、ハイドロフルオロカーボン、ハイドロフルオロオレフィンも挙げられる。ハイドロフルオロカーボンとしては、例えば炭素数1~4の化合物が挙げられ、CHF、CH、CHF等のフルオロアルカンでもよいし、塩素原子を有するハイドロクロロフルオロカーボン化合物でもよい。ハイドロクロロフルオロカーボン化合物としては、HCFC22(クロロジフルオロメタン)、HCFC141b(1,1-ジクロロ-1-フルオロエタン)などのジクロロモノフルオロエタン、HCFC142b(1-クロロ-1,1-ジフルオロエタン)などのモノクロロジフルオロエタン、HFC-245fa(1,1,1,3,3-ペンタフルオロプロパン)、HFC-365mfc(1,1,1,3,3-ペンタフルオロブタン)等が挙げられる。
ハイドロフルオロオレフィンとしては、例えば、炭素数が3~6個程度であるフルオロアルケンなどを挙げることができる。ハイドロフルオロオレフィンは塩素原子を有するハイドロクロロフルオロオレフィンであってもよく、したがって、炭素数が3~6個程度であるクロロフルオロアルケンなどであってもよい。
より具体的には、トリフルオロプロペン、HFO-1234などのテトラフルオロプロペン、HFO-1225などのペンタフルオロプロペン、HFO-1233などのクロロトリフルオロプロペン、クロロジフルオロプロペン、クロロトリフルオロプロペン、及びクロロテトラフルオロプロペンなどが挙げられる。更に具体的には、1,3,3,3-テトラフルオロプロペン(HFO-1234ze)、1,1,1,2,3-ペンタフルオロプロペン(HFO-1225yez)、1-クロロ-3,3,3-トリフルオロプロペン(HFO-1233zd)、及び1,1,1,4,4,4-ヘキサフルオロブタ-2-エン(HFO-1336mzzZ)などが挙げられる。
また、無機系物理発泡剤としては、窒素ガス、酸素ガス、アルゴンガス、二酸化炭素ガス等の無機系物理発泡剤等が挙げられる。
これらのなかでは、発泡性、取扱い性などの観点から、水、ハイドロフルオロカーボン、ハイドロフルオロオレフィンが好ましく、環境負荷が小さく、かつ発泡性も良好である点から、ハイドロフルオロオレフィン、水がより好ましく、ハイドロフルオロオレフィンがさらに好ましい。また、水とハイドロフルオロカーボン、又は水とハイドロフルオロオレフィンを併用することも好ましい。
ウレタン樹脂組成物に使用する発泡剤の配合量は、ウレタン樹脂100質量部に対して、0.1~30質量部であることが好ましく、0.5~20質量部であることがより好ましく、1~15質量部であることがさらに好ましい。発泡剤の含有量を上記下限値以上とすると、発泡が促進され、得られるウレタンフォームの密度を低減することができる。また、上記上限値以下とすると、発泡体が破泡せず、発泡体が形成されないことなどを防ぐことができる。
《整泡剤》
ウレタン樹脂組成物は、さらに整泡剤を含有することが好ましい。ウレタン樹脂組成物に含有される整泡剤は、ウレタン樹脂組成物の発泡性を向上させるものであって、発泡安定性が高いものが好ましい。発泡安定性が高い整泡剤を用いることによって、独立気泡率の高いウレタン発泡体を得ることができる。整泡剤としては、例えば、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル等のポリオキシアルキレン系整泡剤、オルガノポリシロキサン等のシリコーン系整泡剤等の界面活性剤等が挙げられる。
これらの中では、シリコーン系整泡剤が好ましい。シリコーン系整泡剤としては、例えば、エチレンオキサイドやプロピレンオキサイドの重合体であるポリオキシアルキレングリコールとポリジメチルシロキサンとのグラフト共重合体が挙げられる。また、ポリジメチルシロキサンとポリエーテルのブロック共重合体の化学構造をもつものも使用できる。
ウレタン樹脂組成物に含有される整泡剤の市販品としては、東レ・ダウコーニング社製の「SH-193」、「SZ-1671」及び「SZ-1642」等が挙げられる。
ウレタン樹脂組成物において、ウレタン樹脂に対する整泡剤の配合量は、例えば、ウレタン樹脂100質量部に対して、0.1~5質量部であることが好ましく、0.3~3質量部であることがより好ましく、0.5~2質量部であることがさらに好ましい。
樹脂化触媒、三量化触媒、発泡剤及び整泡剤はそれぞれ1種単独で使用してもよいし、2種以上を使用することができる。
さらにウレタン樹脂組成物は、本発明の目的を損なわない範囲で、必要に応じて、フェノール系、アミン系、イオウ系等の酸化防止剤、沈降防止剤、熱安定剤、金属害防止剤、帯電防止剤、安定剤、架橋剤、滑剤、軟化剤、粘着付与樹脂等の添加剤を含むことができる。
ウレタン樹脂組成物は、2液硬化型であることが好ましく、ウレタンフォーム形成前においては、1液と2液に分割しておくとよい。2液硬化型を使用することで発泡性が良好となり独立気泡率を高くしやすくなる。具体的には、ポリオール化合物を含むポリオール液剤(1液)と、ポリイソシアネート化合物を含むイソシアネート液剤(2液)に分割しておくとよい。この際、ウレタン樹脂組成物に含有されるポリオール化合物及びポリイソシアネート化合物以外の成分は、適宜、ポリオール液剤又はイソシアネート液剤のいずれかに配合しておくとよいが、好ましくはポリオール液剤に配合する。ポリオール化合物は、反応性が低く、ポリオール化合物及びポリイソシアネート化合物以外の成分と混合させても、副反応が生じにくいためである。発泡剤は予めポリオール液剤又はイソシアネート液剤に配合していてもよいし、吐出・混合装置内でポリオール液剤又はイソシアネート液剤に配合してもよく、上記2液に対して別途3つ目の成分として3液型としてもよい。
ウレタン樹脂組成物は、ポリイソシアネート化合物を含む1液と、ポリオール化合物を含む2液とを別の収納室に収納して、各収納室から供給された1液と2液とを、混合部などで混合させることで反応が開始し、時間の経過と共に粘度が上昇し、硬化及び発泡が進行し、流動性を失い、ウレタンフォームとなる。各収納室は、別々の容器に設けられてもよいし、1つの容器内に2つの収納室が設けられてもよい。
ウレタン樹脂組成物は、通常、常温付近(例えば、10~40℃程度)に放置することで硬化及び発泡をさせるとよいが、必要に応じて、加熱等してもよい。
(乾式材料)
乾式材料としては、凹部12を充填することができ、難燃性及び耐火性に優れたものであれば特に限定はなく、例えば、ロックウール、グラスウール及びセルロースファイバー等の難燃性繊維材料が挙げられる。
閉塞工程後の乾式材料の密度は、20~200kg/mの範囲であることが好ましく、35~160kg/mの範囲であることがより好ましく、50~150kg/mの範囲であることがさらに好ましい。乾式材料の密度が上記下限値以上であることで、所望の難燃性、難燃性を発現しやすくすることができる。また、乾式材料の密度が上記上限値以下であることで、作業性を向上させることができる。
[閉塞工程]
閉塞工程は、図1(c)に示すように、開口部11の縁部11a,11bを凹部12の内方に向かって押圧し、開口部11の縁部11a,11b同士の継目11cを閉塞手段によって閉塞することで、開口部11を閉塞させる工程である。閉塞手段としては、開口部11の縁部11a,11b同士の継目11cを接合できる手段であれば限定はなく、例えば、溶接接合、液相接合及び固相接合等の材料的接合、接着剤等による化学的接合、並びに、ネジ固定、圧入及びカシメ等の機械的接合などが挙げられる。開口部11の縁部11a,11b同士は、防火性の観点から完全に閉塞させることが好ましいが、加工の関係上一部が隙間として残ってもよい。開口部11の縁部11a,11b同士に残存する隙間としては、幅10mm以下が好ましく、5mm以下がより好ましい。
また、閉塞工程としては、開口部11の縁部11a,11b同士の継目11cを閉塞することに限られず、開口部11の縁部に金属材料10の余剰部分10aが残存する場合は、図2に示すように、余剰部分10aを接合することで、開口部11を閉塞させてもよい。余剰部分10aを接合する場合には、余剰部分10aの全体を接合してもよく、部分的に接合してもよい。
閉塞工程の前又は閉塞工程の後の余剰部分10aは、適宜形状を変形させて使用することが可能であり、例えば、折り曲げ加工を施すことによって平坦面を形成し、フラットデッキとしてもよい。なお、平坦面は微細な凹凸が形成されていてもよい。また、余剰部分10aは、図2に示すような立ち上げ面と、立ち上げ面に接続される平坦面を組み合わせた形態にしてもよく、その場合は立ち上げ面同士を接合すればよい。
閉塞工程の後において、図1(c)で示したように、開口部11の縁部に金属材料10の余剰部分10aが残存する場合は、所望の箇所で余剰部分10aを切断する工程をさらに含んでもよい。
具体的には、図3に示すように、難燃材料20で充填した凹部12を単独で備えるようにすることで、柱状部材としての難燃材料充填建材1aを得ることができる。柱状部材の難燃材料充填建材1bは、単体で柱材として用いてもよく、窓及び扉等の枠材の一部又は全部を構成する部材として用いてもよい。
また、図4に示すように、金属材料10の余剰部分10aが平坦面を形成するように、難燃材料20で充填した凹部12を連続して備えるようにすることで、板状部材としての難燃材料充填建材1bを得ることができる。板状部材の難燃材料充填建材1bとしては、フラットデッキが挙げられる。
フラットデッキは、平坦面と凹部12が交互に設けられる板状部材である。
フラットデッキを製造する場合には、搬送ライン上に金属材料10を搬送させながら各種加工を行えばよく、具体的には、帯状の金属材料10を搬送させてロール成型機に連続的に供給して、ロール成形機によって曲げ加工を行い、開口部11を有する凹部12と平坦面とを交互に有するように成形する。その後、金属材料10の搬送ライン上に配置される吐出装置より吐出されるウレタン樹脂組成物等の難燃材料20を、搬送される金属材料10の凹部12に充填する。
吐出装置は、曲げ加工機の中途に配置されて、難燃材料20を凹部12に充填させた後に、曲げ加工機で凹部12の開口部11を閉じて、次いで、開口部11を溶接などにより閉塞させてもよい。また、吐出装置は、曲げ加工機の後段に配置されて、難燃材料20を凹部12に充填させた後に、別のロール成型機や曲げ加工機などにより開口部11を閉じて、次いで、開口部11を溶接などにより閉塞させてもよい。
その後、フラットデッキは、凹部12の長手方向に両端部を必要に応じて、圧潰させて、閉じてもよい。また、フラットデッキは、必要に応じて、予め定められた長さに切断してもよい。
難燃材料充填建材1a,1bの難燃材料20で充填した凹部12の断面形状は、図3及び図4においては、三角形で示したが、丸形、四角形及び多角形等の他の形状であってもよい。
本発明の実施形態に係る難燃材料充填建材の製造方法によれば、充填工程において、長手方向に沿って連続して開口する開口部から不燃材料を充填するので、不燃材料を長手方向に沿って連続して導入させることができる。このことより、不燃材料を凹部に均一に導入させることができ、内部の不燃材料に偏りがなく、均一な難燃性を発揮する難燃材料充填建材を製造することができる。例えば、各凹部の長手方向における両端部を圧潰させて閉塞させることで、凹部の内部空間が閉じられた難燃材料充填建材であっても、適切に不燃材料を凹部に充填することが可能となる。
また、本発明の実施形態に係る難燃材料充填建材の製造方法によれば、不燃材料を充填するための充填口を難燃材料充填建材に敢えて設けることなく、内部に不燃材料が充填された難燃材料充填建材を製造することができる。
1a,1b 難燃材料充填建材
10 金属材料
11 開口部
12凹部
20 難燃材料

Claims (7)

  1. 一部に開口部を有する凹部となるように金属材料を曲げ加工する曲げ加工工程と、
    前記開口部から難燃材料を導入し、前記難燃材料で前記凹部を充填する充填工程と、
    前記難燃材料で充填された前記凹部の前記開口部の縁部を前記凹部の内方に向かって押圧して閉塞する閉塞工程とを含む、難燃材料充填建材の製造方法。
  2. 前記金属材料の厚みは、10mm以下である、請求項1に記載の難燃材料充填建材の製造方法。
  3. 前記凹部を充填する前記難燃材料は、ウレタンフォームである、請求項1又は2に記載の難燃材料充填建材の製造方法。
  4. 前記ウレタンフォームは、フィラーを含有する、請求項3に記載の難燃材料充填建材の製造方法。
  5. 前記ウレタンフォームは、前記凹部の内表面に接着している、請求項3又は4に記載の難燃材料充填建材の製造方法。
  6. 前記閉塞工程後の前記難燃材料の密度は、20~200kg/mの範囲である、請求項1~5のいずれか1項に記載の難燃材料充填建材の製造方法。
  7. 前記難燃材料は、不燃材料である、請求項1~6のいずれか1項に記載の難燃材料充填建材の製造方法。
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