JP7425366B2 - 無線通信システム、無線通信装置及び無線通信方法 - Google Patents

無線通信システム、無線通信装置及び無線通信方法 Download PDF

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Description

本発明は、無線通信システム、無線通信装置及び無線通信方法に関する。
従来技術の無線通信においては、送信側の無線通信装置が、誤り訂正符号化したデータをインタリーブして送信する(例えば、非特許文献1、2参照)。これにより、送信された無線信号に誤りなどが発生した場合でも、受信側の無線通信装置において正常にデータを復元できる。
Jens Baltersee,Gunnar Fock,Heinrich Meyr, "Achievable Rate of MIMO ChannelsWith Data-Aided Channel Estimation and Perfect Interleaving",IEEE Journal on Selected Areas in Communications,Vol.19,No.12,2001,p.2358-2368 Dominik Seethaler,Gerald Matz,Franz Hlawatsch,"An Efficient MMSE-Based Demodulator for MIMO Bit-Interleaved Coded Modulation",IEEE Global Telecommunications Conference, 2004, GLOBECOM'04. ,Vol.4,2004,p.2455-2459
インタリーブを行った場合、受信側の無線通信装置は、誤り訂正符号化を行った単位のデータブロックをすべて受信してから復号を行うため、レイテンシが発生する。そこで、従来は、数ビットの短区間でインタリーブを行っていた。しかし、比較的長い時間でBER(Bit Error Rate:ビット誤り率)が変動する無線通信システムの場合、ブロックエラーが発生し、長い従来のような短区間のインタリーブでは、受信側の無線通信装置においてデータを復元できないことがある。
上記事情に鑑み、本発明は、無線区間において発生するエラーの割合が長い時間で変動する場合にも、受信側でデータを復元しやすくすることができる無線通信システム、無線通信装置及び無線通信方法を提供することを目的としている。
本発明の一態様は、第一無線通信装置と、第二無線通信装置とを有する無線通信システムであって、前記第一無線通信装置は、所定期間において送信するビット列を複数のブロックに区切り、前記ブロック毎に誤り訂正符号化を行って符号化データを生成する符号化部と、一つの前記ブロックから生成された前記符号化データのビットが前記所定期間において前記第一無線通信装置と前記第二無線通信装置との間の通信品質が所定よりも高い期間と低い期間とに分散されて送信されるように、前記符号化データにインタリーブを行って送信ビット列を生成するインタリーブ処理部と、前記インタリーブ処理部により生成された前記送信ビット列を変調する変調部と、前記変調部により変調された前記送信ビット列を、前記所定期間において複数の無線フレームに分割して前記第二無線通信装置へ無線により送信する送信部と、を備え、前記第二無線通信装置は、前記第一無線通信装置から送信された前記無線フレームを受信する受信部と、前記受信部が受信した前記無線フレームを復調する復調部と、前記所定期間において受信された複数の前記無線フレームそれぞれを前記復調部により復調した結果を並べたビット列にデインタリーブを行うデインタリーブ処理部と、前記デインタリーブ処理部によりデインタリーブされたビット列を復号する復号部と、を備える、無線通信システムである。
本発明の一態様は、所定期間において通信先の無線通信装置である通信先装置に送信するビット列を複数のブロックに区切り、前記ブロック毎に誤り訂正符号化を行って符号化データを生成する符号化部と、一つの前記ブロックから生成された前記符号化データのビットが前記所定期間において前記通信先装置との間の通信品質が所定よりも高い期間と低い期間とに分散されて送信されるように、前記符号化データにインタリーブを行って送信ビット列を生成するインタリーブ処理部と、前記インタリーブ処理部により生成された前記送信ビット列を変調する変調部と、前記変調部により変調された前記送信ビット列を、前記所定期間において複数の無線フレームに分割して前記通信先装置へ無線により送信する送信部と、を備える無線通信装置である。
本発明の一態様は、通信先の無線通信装置である通信先装置から無線により送信された無線フレームを受信する受信部と、前記受信部が受信した前記無線フレームを復調する復調部と、所定期間において受信された複数の前記無線フレームそれぞれを前記復調部により復調した結果を並べたビット列に、前記所定期間において前記通信先装置との間の通信品質が所定よりも高い期間と低い期間とに分散して前記通信先装置から送信されたビットが一つの復号処理単位のブロックに含まれるようにデインタリーブを行うデインタリーブ処理部と、前記デインタリーブ処理部によりデインタリーブされたビット列を、前記ブロック毎に復号する復号部と、を備える無線通信装置である。
本発明の一態様は、第一無線通信装置と、第二無線通信装置とを有する無線通信システムにおける無線通信方法であって、前記第一無線通信装置が、所定期間において送信するビット列を複数のブロックに区切り、前記ブロック毎に誤り訂正符号化を行って符号化データを生成する符号化ステップと、一つの前記ブロックから生成された前記符号化データのビットが前記所定期間において前記第一無線通信装置と前記第二無線通信装置との間の通信品質が所定よりも高い期間と低い期間とに分散されて送信されるように、前記符号化データにインタリーブを行って送信ビット列を生成するインタリーブ処理ステップと、前記インタリーブ処理ステップにより生成された前記送信ビット列を変調する変調ステップと、前記変調ステップにより変調された前記送信ビット列を、前記所定期間において複数の無線フレームに分割して前記第二無線通信装置へ無線により送信する送信ステップと、前記第二無線通信装置は、前記第一無線通信装置から送信された前記無線フレームを受信する受信ステップと、前記受信ステップにより受信した前記無線フレームを復調する復調ステップと、前記所定期間において受信した複数の前記無線フレームそれぞれを前記復調ステップにより復調した結果を並べたビット列にデインタリーブを行うデインタリーブ処理ステップと、前記デインタリーブ処理ステップによりデインタリーブされたビット列を復号する復号ステップと、を有する無線通信方法である。
本発明の一態様は、所定期間において通信先の無線通信装置である通信先装置に送信するビット列を複数のブロックに区切り、前記ブロック毎に誤り訂正符号化を行って符号化データを生成する符号化ステップと、一つの前記ブロックから生成された前記符号化データのビットが前記所定期間において前記通信先装置との間の通信品質が所定よりも高い期間と低い期間とに分散されて送信されるように、前記符号化データにインタリーブを行って送信ビット列を生成するインタリーブ処理ステップと、前記インタリーブ処理ステップにより生成された前記送信ビット列を変調する変調ステップと、前記変調ステップにより変調された前記送信ビット列を、前記所定期間において複数の無線フレームに分割して前記通信先装置へ無線により送信する送信ステップと、を有する無線通信方法である。
本発明の一態様は、通信先の無線通信装置である通信先装置から無線により送信された無線フレームを受信する受信ステップと、前記受信ステップにより受信した前記無線フレームを復調する復調ステップと、所定期間において受信された複数の前記無線フレームそれぞれを前記復調ステップにより復調した結果を並べたビット列に、前記所定期間において前記通信先装置との間の通信品質が所定よりも高い期間と低い期間とに分散して前記通信先装置から送信されたビットが一つの復号処理単位のブロックに含まれるようにデインタリーブを行うデインタリーブ処理ステップと、前記デインタリーブ処理ステップによりデインタリーブされたビット列を、前記ブロック毎に復号する復号ステップと、を有する無線通信方法である。
本発明により、無線区間において発生するエラーの割合が長い時間で変動する場合にも、受信側でデータを復元しやすくすることが可能となる。
本発明の第1の実施形態による無線通信システムの構成図である。 同実施形態による移動中継局と基地局との間のSINRの時間変化を示す図である。 同実施形態による無線通信システムの処理を示すフロー図である。 同実施形態による無線通信システムの処理を示すフロー図である。 同実施形態による移動中継局における送信処理及び基地局の受信処理を説明するための図である。 第2の実施形態による複数パスのSINRの変化を示す図である。 第3の実施形態による無線通信システムの構成図である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態を詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態による無線通信システム1の構成図である。無線通信システム1は、移動中継局2と、端末局3と、基地局4とを有する。無線通信システム1が有する移動中継局2、端末局3及び基地局4それぞれの数は任意であるが、端末局3の数は多数であることが想定される。
移動中継局2は、移動体に搭載される無線通信装置の一例である。移動中継局2は、例えば、LEO(Low Earth Orbit)衛星に備えられる。LEO衛星の高度は2000km以下であり、地球の上空を1周約1.5時間程度で周回する。端末局3及び基地局4は、地上や海上など地球上に設置される。端末局3は、例えば、IoT端末である。端末局3は、センサが検出した環境データ等のデータを収集し、移動中継局2へ無線により送信する。同図では、2台の端末局3のみを示している。移動中継局2は、地球の上空を移動しながら、複数の端末局3それぞれから送信されたデータを無線信号により受信し、受信したこれらのデータを基地局4へ無線送信する。基地局4は、端末局3が収集したデータを移動中継局2から受信する。
移動中継局として、静止衛星や、ドローン、HAPS(High Altitude Platform Station)などの無人航空機に搭載された中継局を用いることが考えられる。しかし、静止衛星に搭載された中継局の場合、地上のカバーエリア(フットプリント)は広いものの、高度が高いために、地上に設置されたIoT端末に対するリンクバジェットは非常に小さい。一方、ドローンやHAPSに搭載された中継局の場合、リンクバジェットは高いものの、カバーエリアが狭い。さらには、ドローンにはバッテリーが、HAPSには太陽光パネルが必要である。本実施形態では、LEO衛星に移動中継局2を搭載する。よって、リンクバジェットは限界内に収まることに加え、LEO衛星は、大気圏外を周回するために空気抵抗がなく、燃料消費も少ない。また、ドローンやHAPSに中継局を搭載する場合と比較して、フットプリントも大きい。
しかしながら、LEOに搭載された移動中継局2は、高速で移動しながら通信を行う。具体的には、地上で見ると、移動中継局2は、10分程度で上空を通り過ぎる。移動中継局2と基地局4との間の通信に注目した場合、移動中継局2と地上の基地局4との間の無線の通信品質は、移動中継局2が基地局4からの見通しにあるときには良好であり、移動中継局2が基地局4からの見通しにないときには低下する。移動中継局2は地球の上空を周回していることから、この通信品質は周期的に変動する。すなわち、移動中継局2と基地局4間の無線のBER特性は時間によって異なっており、移動中継局2が基地局4からの見通しがない時間帯においては、移動中継局2から送信された信号が基地局4においてブロックエラーになる可能性がある。
本実施形態の移動中継局2は、複数の端末局3から受信した多くの情報を蓄積した後に基地局4に送信する。よって、移動中継局2は、蓄積している情報を表すビット列に逐一送信処理を行うことなく、ある程度長い期間内において送信するビット列をまとめた単位で送信処理を行うことが可能である。そこで、移動中継局2は、この長い期間内において送信する情報を表すビット列を複数のブロックに分割し、ブロック毎に誤り訂正符号化を行う。そして、移動中継局2は、一つのブロックから生成された符号化データのビットが所定よりも高い通信品質の期間と低い通信品質の期間とに分散されて送信されるように、符号化データ全体にビット単位でインタリーブを行って、基地局4に送信する。基地局4は、低い通信品質の期間に受信した信号にブロックエラーが発生し、移動中継局2から送信されたビット列の一部が復元できなかった場合でも、復元できたビット列をデインタリーブすることによりエラーが分散されたビット列が得られる。従って、BER率が全体的に同様に近くなり、全体のブロックエラーレートが低下する。エラーが分散されるため、基地局4は、元の情報を復号できる。
各装置の構成を説明する。
同図に示す移動中継局2は、1以上のアンテナ21と、端末通信部22と、データ記憶部23と、基地局通信部24と、複数のアンテナ25とを備える。
端末通信部22は、受信部221と、端末信号受信処理部222と、データ記録部223とを有する。受信部221は、各端末局3が送信した端末アップリンク信号をアンテナ21により受信する。端末信号受信処理部222は、端末アップリンク信号の受信処理を行う。受信処理では、受信部221が受信した端末アップリンク信号の復調及び復号を行い、端末局3が送信した端末送信データを得る。データ記録部223は、受信処理により得られた端末送信データをデータ記憶部23に書き込む。
基地局通信部24は、データ記憶部23に記憶されている端末送信データをMIMO(Multiple Input Multiple Output)により基地局4へ送信する。基地局通信部24は、制御部241と、符号化部242と、インタリーブ処理部243と、送信ビット列記憶部244と、変調部245と、MIMO送信部246とを備える。
制御部241は、基地局通信部24内の各部を制御する。制御部241は、インタリーブ長設定部2411と、符号化設定部2412と、変調設定部2413とを有する。
インタリーブ長設定部2411は、インタリーブ長を符号化部242に設定する。インタリーブ長は、インタリーブを行う単位となる期間の長さである。
符号化設定部2412は、使用する誤り訂正符号の種類を符号化部242に設定する。誤り訂正符号の種類は、例えば、ハミング符号、リードソロモン符号、低密度パリティ検査(LDPC: Low Density Parity Check)符号、ターボ符号などのFEC(forward error correction:前方誤り訂正)であるが、これらに限定されない。また、符号化設定部2412は、誤り訂正符号化の符号化率を符号化部242に設定する。符号化設定部2412は、誤り訂正符号化を行うブロック毎に、誤り訂正符号の種類や符号化率を設定してもよい。
変調設定部2413は、使用する変調方式を変調部245に設定する。例えば、変調設定部2413は、送信時刻における予測の通信品質に応じた多値数の変調方式を指示する。なお、予測の通信品質は、LEO衛星の軌道情報と、各アンテナ局41の位置とに基づいて予め計算される。LEOの軌道情報は、任意の時刻におけるLEO衛星の位置、速度、移動方向などを得ることが可能な情報である。変調設定部2413は、例えば、予測の通信品質が低いほど低い多値数の変調方式を指示し、予測の通信品質が高いほど高い多値数の変調方式を指示する。
符号化部242は、インタリーブ長設定部2411により設定されたインタリーブ長の期間において送信する端末送信データを、データ記憶部23から読み出す。符号化部242は、読み出した端末送信データを表すビット列を複数の符号化ブロックに区切る。本実施形態では、各符号化ブロックが隣接したビット列で構成される場合を例に説明するが、隣接していないビットが一つの符号化ブロックに含まれてもよい。符号化部242は、符号化ブロック毎に誤り訂正符号化を行って符号化データを生成する。このとき、符号化部242は、符号化設定部2412により設定された誤り訂正符号及び符号化率を用いて誤り訂正符号化を行う。
インタリーブ処理部243は、符号化部242が生成した符号化データに対して、ビット毎のインタリーブを行う。このとき、インタリーブ処理部243は、一部又は全ての符号化ブロックについて、一つの符号化ブロックから生成された符号化データのビットが、インタリーブ長の期間において所定よりも高い通信品質の期間と低い通信品質の期間とに分散されて送信されるようにインタリーブを行う。送信ビット列記憶部244は、インタリーブ処理部243が符号化データ列にインタリーブを行って生成した送信ビット列を記憶する。
変調部245は、送信ビット列記憶部244に記憶される送信ビット列を先頭から順に読み出し、読み出したビット列をパラレル信号に変換した後、変調設定部2413により設定された変調方式により変調する。MIMO送信部246は、変調部245により変調されたパラレル信号を設定した無線フレームに、制御部241から指示されたウェイトにより重み付けを行い、各アンテナ25から送信する基地局ダウンリンク信号を生成する。なお、ウェイトは、LEO衛星の軌道情報と、各アンテナ局41の位置とに基づいて予め計算される。MIMO送信部246は、生成した基地局ダウンリンク信号をアンテナ25からMIMOにより送信する。
端末局3は、データ記憶部31と、送信部32と、1本または複数本のアンテナ33とを備える。データ記憶部31は、センサデータなどを記憶する。送信部32は、データ記憶部31からセンサデータを端末送信データとして読み出し、読み出した端末送信データを設定した端末アップリンク信号をアンテナ33から無線により送信する。送信部32は、例えば、LPWA(Low Power Wide Area)により信号を送信する。また、送信部32は、他の端末局3と時分割多重、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing:直交周波数分割多重)、MIMOなどにより送信を行ってもよい。
基地局4は、複数のアンテナ局41と、MIMO受信部42と、基地局信号受信処理部43とを備える。
アンテナ局41は、移動中継局2の複数のアンテナ25それぞれからの信号の到来角差が大きくなるように他のアンテナ局41と離れた位置に配置される。各アンテナ局41は、移動中継局2から受信した基地局ダウンリンク信号を電気信号に変換してMIMO受信部42に出力する。
MIMO受信部42は、複数のアンテナ局41から受信した基地局ダウンリンク信号を集約する。MIMO受信部42は、各アンテナ局41から入力した基地局ダウンリンク信号に対して、ウェイトを乗算し、ウェイトが乗算された受信信号を合成する。ウェイトは、LEO衛星の軌道情報と、各アンテナ局41の位置とに基づいて予め計算される。
基地局信号受信処理部43は、MIMO受信部42により合成された受信信号に受信処理を行って、端末局3から送信された端末送信データを得る。基地局信号受信処理部43は、復調部431と、復調データ記憶部432と、デインタリーブ処理部433と、復号部434とを有する。復調部431は、MIMO受信部42により合成された受信信号を復調する。復調データ記憶部432は、復調部34が受信信号を復調することにより得られた復調データを記憶する。デインタリーブ処理部433は、インタリーブ長の期間の復調データを復調データ記憶部432から読み出し、デインタリーブを行う。このとき、デインタリーブ処理部433は、インタリーブ長の期間において通信品質が所定よりも高い期間と低い期間とに分散して移動中継局2から送信されたビットが、一つの復号処理ブロックに含まれるようにデインタリーブを行う。復号処理ブロックは、復号処理を行う単位となるビット列である。復号部434は、デインタリーブされた復調データを復号処理ブロック毎に復号して、端末送信データを得る。
図2は、移動中継局2と基地局4との間のSINR(Signal to Interference and Noise Ratio:信号対干渉雑音比)の時間変化を示す図である。SINRは、通信品質を表す指標の一つである。移動中継局2は、地球の上空を周回するため、基地局4との間のSINRは周期的に変動する。これに伴い、移動中継局2と基地局4との間の伝送容量も、SINRと同様に周期的に変動する。すなわち、SINRが高いほど伝送容量は大きく、SINRが低いほど伝送容量は小さくなる。この変動の周期を、パスと記載する。
SINRが低い時間に移動中継局2から送信されたデータのBERは劣化する。そこで、移動中継局2は、基地局4に送信するビット列を区切った符号化ブロック毎に誤り訂正符号化し、ある程度長いインタリーブ長の期間において送信する符号化データのビット列をインタリーブした後、基地局4に送信する。そのため、低い通信品質の期間に受信した信号にブロックエラーが発生し、基地局4において、ビット列Daの一部が復元できなかった場合でも、ビット列Daをデインタリーブすることによりエラーが分散されたビット列Dbが得られる。これにより、低い通信品質のBERのビットが分散されるため、基地局4は、移動中継局2が送信したデータを復元することができる。
一方で、移動中継局2におけるインタリーブ長が長すぎると遅延が増大する。さらには、移動中継局2においても、基地局4においてもデータを記憶しておくためのストレージ量が増加するため、装置コストが増加する。そこで、以下のように、インタリーブ長を決定することにより、インタリーブ長をなるべく短くしながらも、効果的にBER特性を向上させる。
復調後のSINRは、図2に示すように周期的に変動する。このSINRの変動は、LEO衛星の軌道情報と、基地局4との位置から予測可能である。そこで、SINRが最も低いタイミングを時刻tとして定める。なお、SINRが最も高いタイミングを時刻tと定めてもよい。そして、時刻tを中心として両側に期間を広げる。すなわち、時間は、時刻t-kから時刻t+kまでである(kは実数)。そして、SINRの変動を表すグラフにおいて、閾値THを超える部分の面積S(=Sa1+Sa2)と、閾値THを下回る部分の面積Sとが所定の割合になるときの期間Pを、インタリーブ長として定める。例えば、所定の割合を1対1とする。これより、最小限のインタリーブ長で、効果を得ることができる。
無線通信システム1の動作を説明する。
図3は、端末局3からアップリンク信号を送信する場合の無線通信システム1の処理を示すフロー図である。端末局3は、外部又は内部に備えられた図示しないセンサが検出したデータを随時取得し、取得したデータをデータ記憶部31に書き込む。送信部32は、データ記憶部31からセンサデータを端末送信データとして読み出す。送信部32は、端末送信データを設定した端末アップリンク信号をアンテナ33から無線送信する(ステップS112)。端末局3は、ステップS111からの処理を繰り返す。
移動中継局2の受信部221は、端末局3から送信された端末アップリンク信号を受信する(ステップS121)。端末信号受信処理部222は、ステップS121において受信された端末アップリンク信号の復調及び復号を行って、端末送信データを得る(ステップS122)。データ記録部223は、端末送信データをデータ記憶部23に書き込む(ステップS123)。移動中継局2は、ステップS121からの処理を繰り返す。
図4は、移動中継局2から基地局ダウンリンク信号を送信する場合の無線通信システム1の処理を示すフロー図である。無線通信システム1は、インタリーブ長の各期間について、図4に示す処理を行う。
移動中継局2の符号化部242は、インタリーブ長の期間において送信する端末送信データをデータ記憶部23から読み出す(ステップS211)。符号化部242は、読み出した端末送信データを表すビット列を複数の符号化ブロックに区切り、符号化ブロック毎に誤り訂正符号化を行って、符号化データを生成する(ステップS212)。インタリーブ処理部243は、ステップS212において生成された符号化データのビット列をインタリーブし、インタリーブにより得られた送信ビット列を送信ビット列記憶部244に書き込む(ステップS213)。
変調部245は、送信ビット列記憶部244から送信ビット列を先頭から順に読み出し、読み出した送信ビット列をパラレル信号に変換した後、変調する(ステップS214)。MIMO送信部246は、変調されたパラレル信号を設定した無線フレームに重み付けを行って、各アンテナ25から送信する基地局ダウンリンク信号を生成する。MIMO送信部246は、生成した基地局ダウンリンク信号をアンテナ25からMIMOにより送信する(ステップS215)。
基地局4の各アンテナ局41は、移動中継局2から基地局ダウンリンク信号を受信する(ステップS221)。各アンテナ局41は、受信した基地局ダウンリンク信号を電気信号に変換した受信信号をMIMO受信部42に出力する。MIMO受信部42は、各アンテナ局41から受信した受信信号のタイミングを同期させる。MIMO受信部42は、各アンテナ局41が受信した受信信号にウェイトを乗算して加算する。基地局信号受信処理部43の復調部431は、加算された受信信号を復調し、復調により得られた復調データを復調データ記憶部432に書き込む(ステップS222)。基地局4は、インタリーブ長の期間の受信信号を受信するまで、ステップS221からの処理を繰り返す(ステップS223:NO)。
基地局4が、インタリーブ長の期間分の受信信号を復調した場合(ステップS223:YES)、デインタリーブ処理部433は、復調データ記憶部432からインタリーブ長の期間の復調データを読み出し、読み出した復調データをデインタリーブする(ステップS224)。復号部434は、デインタリーブされた復調データを復号処理ブロック毎に復号し、端末送信データを得る(ステップS225)。基地局4は、ステップS221からの処理を繰り返す。
図5は、移動中継局2における基地局ダウンリンク信号の送信処理及び基地局4における基地局ダウンリンク信号の受信処理を説明するための図である。簡単のため、図5では、図2及び後述する図6と同様に、インタリーブ長の期間に送信されるデータのビット数を少なく記載している。
符号化部242は、インタリーブ長の期間において送信する端末送信データD1をデータ記憶部23から読み出す(図4のステップS211)。符号化部242は、端末送信データD1を先頭から符号化ブロックB1、B2、…、Bnに分割し、各符号化ブロックBi(i=1,2,…,n)に符号化設定部2412により設定された誤り訂正符号の種類及び符号化率で誤り訂正符号化を行い、符号化データD2を生成する(図4のステップS212)。各符号化ブロックBiの長さは、誤り訂正符号の種類等により任意とすることができる。
インタリーブ処理部243は、符号化データD2にビット毎のインタリーブを行い、送信ビット列D3を得る(図4のステップS213)。変調部245は、送信ビット列D3の先頭から順に、ビット列E1、E2、…、Emを読み出す。各ビット列Ej(j=1,2,…,m)の長さは、そのビット列Ejが送信される時刻における予測の通信品質に基づいて変調設定部2413が変調部245に設定した変調方式や、無線フレームの長さに応じたビット長である。変調部245は、読み出したビット列Ejを各アンテナ25に対応したパラレル信号に変換し、各パラレル信号を変調設定部2413により設定された変調方式により変調する(図4のステップS214)。例えば、閾値TH1よりも閾値TH2のほうが低い通信品質を表す場合、変調設定部2413は、閾値TH1より低く閾値TH2より良い通信品質が予測される期間はQPSKを設定し、閾値TH2よりも通信品質が低いことが予測される期間はBPSKを設定する。
MIMO送信部246は、変調されたパラレル信号を設定した無線フレームに重み付けを行い、各アンテナ25から送信する基地局ダウンリンク信号を生成する。MIMO送信部246は、生成した基地局ダウンリンク信号を、対応する各アンテナ25からMIMOにより送信する(図4のステップS215)。これにより、インタリーブ長の期間において、ビット列E1~Emが、基地局ダウンリンク信号により送信される。
基地局4の復調部431は、ビット列Ejが設定された受信信号を復調した復調データFjを、復調データ記憶部432に書き込む(図4のステップS222)。例えば、図2に示す時刻t付近において受信した受信信号は通信品質が低いため、正常に復調できない場合がある。デインタリーブ処理部433は、インタリーブ長の期間における受信信号の復調結果F1~Fmが復調データ記憶部432に書き込まれると、復調結果F1~Fmを並べた復調データD4をデインタリーブして、ビット列D5を得る(図4のステップS224)。復号部434は、ビット列D5を復号処理ブロックG1、G2、…、Gn毎に復号し、復号により得られたビット列を並べたデータD6を得る(図4のステップS225)。データD6は、端末送信データを表す。
既存のインタリーブ手法は、数ビットの短区間で行っていたため、長い区間内にBERが劣化する場合には訂正能力が劣化することは避けられなかった。本実施形態では、BER劣化の変動が分~時間単位で生じるような、信号のフレーム長に比べて比較的長い変動周期のチャネルにおいて、訂正能力の劣化を抑えることができる。
なお、符号化部242が行う誤り訂正符号の種類及び符号化率が固定である場合、制御部241は、符号化設定部2412を有さなくてもよい。また、変調部245における復調方式が固定である場合、制御部241は、変調設定部2413を有さなくてもよい。また、移動中継局2は、使用されている誤り訂正符号の種類や符号化率、変調方式を、基地局ダウンリンク信号に設定して基地局4に通知してもよい。
また、インタリーブ長設定部2411は、基地局4へ送信する端末送信データのデータ量が、常時ダウンリンク伝送する必要がない程度に小さいと判断した場合、インタリーブを行わないようにインタリーブ処理部243に指示してもよい。インタリーブ長設定部2411は、伝送容量特性の高い期間において端末送信データを送信するよう変調部245及びMIMO送信部246に指示する。一方、インタリーブ長設定部2411は、基地局4へ送信する端末送信データのデータ量が、通信品質が所定よりも低下する期間に及んでダウンリンク伝送を行う必要がある場合に、インタリーブを行うようインタリーブ処理部243に指示する。
(第2の実施形態)
本実施形態では、インタリーブ長をパスによって定める。図6は、複数パスのSINRの変化を示す図である。移動中継局2は、インタリーブ長を、1パスの期間P1または複数パスの期間P2とすることができる。インタリーブ長を複数パスの期間P2とした場合、各パスの低い通信品質の期間に基地局4が受信した信号にブロックエラーが発生し、ビット列Daが一部復調できなかった場合でも、ビット列Daをデインタリーブすることにより複数パスに渡ってエラーが分散されたビット列Dbが得られる。このように、インタリーブ長がLEO衛星の複数周回の期間に及ぶことで、インタリーブ長を1パスの期間とする場合よりも、BER劣化の分散が可能になる。これにより、LEO衛星の軌道によってはSINRの改善が見込みにくいパスが含まれる場合でも、特性改善を可能にすることができる。また、インタリーブ長は、複数の移動中継局2のパスの期間を加えた長さでもよい。
(第3の実施形態)
本実施形態では、移動中継局2は1本のアンテナにより、基地局4と無線通信する。以下では、第1及び第2の実施形態との差分を中心に説明する。
図7は、第3の実施形態による無線通信システム1aの構成図である。同図において、図1に示す第1の実施形態における無線通信システム1と同一の構成には同一の符号を付し、その説明を省略する。無線通信システム1aは、移動中継局2aと、端末局3と、基地局4aとを有する。
移動中継局2aは、1以上のアンテナ21と、端末通信部22と、データ記憶部23と、基地局通信部24aと、1本のアンテナ25とを備える。基地局通信部24aは、制御部241と、符号化部242と、インタリーブ処理部243と、送信ビット列記憶部244と、変調部245aと、送信部246aとを備える。変調部245aは、送信ビット列記憶部244に記憶される送信ビット列を先頭から順に読み出し、読み出したビット列を、変調設定部2413により設定された変調方式により変調する。送信部246aは、変調部245aにより変調された信号を設定した無線フレームを電気信号から無線信号に変換して、アンテナ25から送信する。
基地局4aは、アンテナ41aと、受信部42aと、基地局信号受信処理部43とを備える。受信部42aは、アンテナ41aにより受信した端末ダウンリンク信号を、電気信号に変換し、復調部431に出力する。
なお、上述した実施形態では、移動中継局2がインタリーブを行い、基地局4がデインタリーブを行う場合を説明したが、端末局3がインタリーブを行い、移動中継局2がデインタリーブを行ってもよい。この場合、端末局3の送信部32が制御部241、符号化部242、インタリーブ処理部243、送信ビット列記憶部244、変調部245及びMIMO送信部246を備え、移動中継局2の端末信号受信処理部222が、復調部431、復調データ記憶部432、デインタリーブ処理部433及び復号部434を備える。そして、移動中継局2の受信部221は、MIMO受信部42と同様の処理を行う。あるいは、移動中継局2の送信部32が制御部241、符号化部242、インタリーブ処理部243、送信ビット列記憶部244、変調部245a及び送信部246aを備え、移動中継局2の端末信号受信処理部222が、復調部431、復調データ記憶部432、デインタリーブ処理部433及び復号部434を備える。そして、移動中継局2の受信部221は、受信部42aと同様の処理を行う。
また、上記実施形態において、移動中継局が搭載される移動体は、LEO衛星である場合を説明したが、ドローンやHAPSなど上空を飛行する他の飛行体であってもよい。
上述した実施形態によれば、無線通信システムは、第一無線通信装置と、第二無線通信装置とを有する。例えば、第一無線通信装置は、実施形態の移動中継局2、2aであり、第二無線通信装置は、実施形態の基地局4、4aである。第一無線通信装置は、符号化部と、インタリーブ処理部と、変調部と、送信部と、を備える。例えば、送信部は、MIMO送信部246、送信部246aである。符号化部は、所定期間において送信するビット列を複数のブロックに区切り、ブロック毎に誤り訂正符号化を行って符号化データを生成する。インタリーブ処理部は、一つのブロックから生成された符号化データのビットが上記の所定期間において第一無線通信装置と第二無線通信装置との間の通信品質が所定よりも高い期間と低い期間とに分散されて送信されるように、符号化データにインタリーブを行って送信ビット列を生成する。変調部は、インタリーブ処理部によりインタリーブされたデータ列を変調する。送信部は、変調部により変調された送信ビット列を、所定期間において複数の無線フレームに分割して第二無線通信装置へ無線により送信する。
また、第二無線通信装置は、受信部と、復調部と、デインタリーブ処理部と、復号部と、を備える。受信部は、例えば、実施形態のMIMO受信部42、受信部42aである。受信部は、第一無線通信装置から送信された無線フレームを受信する。復調部は、受信部が受信した無線フレームを復調する。デインタリーブ処理部は、所定期間において受信された複数の無線フレームそれぞれを復調部により復調した結果を並べたビット列に、前述の所定期間において通信品質が所定よりも高い期間と低い期間とに分散して第一無線通信装置から送信されたビットが一つの復号処理単位のブロックに含まれるようにデインタリーブを行う。復号部は、デインタリーブ処理部によりデインタリーブされたビット列をブロック毎に復号する。
第一無線通信装置は、符号化設定部をさらに備えてもよい。符号化設定部は、符号化部に、誤り訂正符号化の符号化率を設定してもよく、誤り訂正符号化に用いる誤り訂正符号の種類を設定してもよい。また、第一無線通信装置は、変調設定部をさらに備えてもよい。変調設定部は、変調部に、送信ビット列の変調に用いる変調方式を設定する。
通信品質が周期的に変化する場合、上記の所定期間を、一又は複数の周期としてもよい。また、所定期間は、通信品質と時間との関係を表す平面上のグラフにおいて通信品質が閾値よりも高い領域の面積と、通信品質が閾値よりも低い面積とが所定の割合になるように決定されてもよい。
また、第一無線通信装置は、移動体に備えられてもよい。例えば、第一無線通信装置は、低軌道衛星などの上空を飛行する飛行体に備えられてもよい。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
1、1a…無線通信システム,
2、2a…移動中継局,
3…端末局,
4、4a…基地局,
21、25、33、41a…アンテナ,
22…端末通信部,
23、31…データ記憶部,
24、24a基地局通信部,
32、246a…送信部,
34、431…復調部,
41…アンテナ局,
42…MIMO受信部,
42a…受信部,
43…基地局信号受信処理部,
221…受信部,
222…端末信号受信処理部,
223…データ記録部,
241…制御部,
242…符号化部,
243…インタリーブ処理部,
244…送信ビット列記憶部,
245、245a…変調部,
246…MIMO送信部,
432…復調データ記憶部,
433…デインタリーブ処理部,
434…復号部,
2411…インタリーブ長設定部,
2412…符号化設定部,
2413…変調設定部

Claims (13)

  1. 第一無線通信装置と、第二無線通信装置とを有する無線通信システムであって、
    前記第一無線通信装置は、
    所定期間において送信するビット列を複数のブロックに区切り、前記ブロック毎に誤り訂正符号化を行って符号化データを生成する符号化部と、
    一つの前記ブロックから生成された前記符号化データのビットが前記所定期間において前記第一無線通信装置と前記第二無線通信装置との間の通信品質が所定よりも高い期間と低い期間とに時間的に分散されて送信されるように、前記符号化データにインタリーブを行って送信ビット列を生成するインタリーブ処理部と、
    前記インタリーブ処理部により生成された前記送信ビット列を変調する変調部と、
    前記変調部により変調された前記送信ビット列を、前記所定期間において複数の無線フレームに分割して前記第二無線通信装置へ無線により送信する送信部と、
    を備え、
    前記第二無線通信装置は、
    前記第一無線通信装置から送信された前記無線フレームを受信する受信部と、
    前記受信部が受信した前記無線フレームを復調する復調部と、
    前記所定期間において受信された複数の前記無線フレームそれぞれを前記復調部により復調した結果を並べたビット列にデインタリーブを行うデインタリーブ処理部と、
    前記デインタリーブ処理部によりデインタリーブされたビット列を復号する復号部と、
    を備える、
    無線通信システム。
  2. 前記第一無線通信装置は、
    前記符号化部に、誤り訂正符号化の符号化率を設定する符号化設定部をさらに備える、
    請求項1に記載の無線通信システム。
  3. 前記第一無線通信装置は、
    前記符号化部に、誤り訂正符号化に用いる誤り訂正符号の種類を設定する符号化設定部をさらに備える、
    請求項1又は請求項2に記載の無線通信システム。
  4. 前記第一無線通信装置は、
    前記変調部に、前記送信ビット列の変調に用いる変調方式を設定する変調設定部をさらに備える、
    請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の無線通信システム。
  5. 前記通信品質が周期的に変化する場合、前記所定期間は、一又は複数の周期である、
    請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の無線通信システム。
  6. 前記所定期間は、前記通信品質と時間との関係を表す平面上のグラフにおいて前記通信品質が閾値よりも高い領域の面積と、前記通信品質が前記閾値よりも低い面積とが所定の割合になるように決定される、
    請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の無線通信システム。
  7. 前記第一無線通信装置は、移動体に備えられる、
    請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の無線通信システム。
  8. 前記第一無線通信装置は、低軌道衛星に備えられ、
    前記第二無線通信装置は、地球上に設置される、
    請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の無線通信システム。
  9. 所定期間において通信先の無線通信装置である通信先装置に送信するビット列を複数のブロックに区切り、前記ブロック毎に誤り訂正符号化を行って符号化データを生成する符号化部と、
    一つの前記ブロックから生成された前記符号化データのビットが前記所定期間において前記通信先装置との間の通信品質が所定よりも高い期間と低い期間とに時間的に分散されて送信されるように、前記符号化データにインタリーブを行って送信ビット列を生成するインタリーブ処理部と、
    前記インタリーブ処理部により生成された前記送信ビット列を変調する変調部と、
    前記変調部により変調された前記送信ビット列を、前記所定期間において複数の無線フレームに分割して前記通信先装置へ無線により送信する送信部と、
    を備える無線通信装置。
  10. 通信先の無線通信装置である通信先装置から無線により送信された無線フレームを受信する受信部と、
    前記受信部が受信した前記無線フレームを復調する復調部と、
    所定期間において受信された複数の前記無線フレームそれぞれを前記復調部により復調した結果を並べたビット列に、前記所定期間において前記通信先装置との間の通信品質が所定よりも高い期間と低い期間とに時間的に分散して前記通信先装置から送信されたビットが一つの復号処理単位のブロックに含まれるようにデインタリーブを行うデインタリーブ処理部と、
    前記デインタリーブ処理部によりデインタリーブされたビット列を、前記ブロック毎に復号する復号部と、
    を備える無線通信装置。
  11. 第一無線通信装置と、第二無線通信装置とを有する無線通信システムにおける無線通信方法であって、
    前記第一無線通信装置が、
    所定期間において送信するビット列を複数のブロックに区切り、前記ブロック毎に誤り訂正符号化を行って符号化データを生成する符号化ステップと、
    一つの前記ブロックから生成された前記符号化データのビットが前記所定期間において前記第一無線通信装置と前記第二無線通信装置との間の通信品質が所定よりも高い期間と低い期間とに時間的に分散されて送信されるように、前記符号化データにインタリーブを行って送信ビット列を生成するインタリーブ処理ステップと、
    前記インタリーブ処理ステップにより生成された前記送信ビット列を変調する変調ステップと、
    前記変調ステップにより変調された前記送信ビット列を、前記所定期間において複数の無線フレームに分割して前記第二無線通信装置へ無線により送信する送信ステップと、
    前記第二無線通信装置は、
    前記第一無線通信装置から送信された前記無線フレームを受信する受信ステップと、
    前記受信ステップにより受信した前記無線フレームを復調する復調ステップと、
    前記所定期間において受信した複数の前記無線フレームそれぞれを前記復調ステップにより復調した結果を並べたビット列にデインタリーブを行うデインタリーブ処理ステップと、
    前記デインタリーブ処理ステップによりデインタリーブされたビット列を復号する復号ステップと、
    を有する無線通信方法。
  12. 所定期間において通信先の無線通信装置である通信先装置に送信するビット列を複数のブロックに区切り、前記ブロック毎に誤り訂正符号化を行って符号化データを生成する符号化ステップと、
    一つの前記ブロックから生成された前記符号化データのビットが前記所定期間において前記通信先装置との間の通信品質が所定よりも高い期間と低い期間とに時間的に分散されて送信されるように、前記符号化データにインタリーブを行って送信ビット列を生成するインタリーブ処理ステップと、
    前記インタリーブ処理ステップにより生成された前記送信ビット列を変調する変調ステップと、
    前記変調ステップにより変調された前記送信ビット列を、前記所定期間において複数の無線フレームに分割して前記通信先装置へ無線により送信する送信ステップと、
    を有する無線通信方法。
  13. 通信先の無線通信装置である通信先装置から無線により送信された無線フレームを受信する受信ステップと、
    前記受信ステップにより受信した前記無線フレームを復調する復調ステップと、
    所定期間において受信された複数の前記無線フレームそれぞれを前記復調ステップにより復調した結果を並べたビット列に、前記所定期間において前記通信先装置との間の通信品質が所定よりも高い期間と低い期間とに時間的に分散して前記通信先装置から送信されたビットが一つの復号処理単位のブロックに含まれるようにデインタリーブを行うデインタリーブ処理ステップと、
    前記デインタリーブ処理ステップによりデインタリーブされたビット列を、前記ブロック毎に復号する復号ステップと、
    を有する無線通信方法。
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