JP7417860B2 - 車両用情報通信装置及び車両情報の通信方法 - Google Patents

車両用情報通信装置及び車両情報の通信方法 Download PDF

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Description

本発明は、車両用情報通信装置及び車両情報の通信方法に関する。
車両用情報通信装置には、特許文献1、特許文献2に示すようなものが提案されている。特許文献1には、車両情報を車載情報収集装置によって収集して、車外に設置される情報記憶装置(管理サーバ)に送信することが開示されている。特許文献2には、電子制御ユニット(ECU)が、事故発生時に、事故が発生した直前の一定期間内のデータを含めて記録することが開示されている。
ところで、近年、個人情報の保護を重視する傾向にある。車両情報においてもユーザ(乗員)の個人情報(例えば位置情報)が含まれることがあり、車両用情報通信装置においては、当該車両の車両情報を収集して車外の情報記憶装置に送信するに当たって、ユーザの通信許可の意思表示を反映させることが条件とされている。
特開2019-200658号公報 特開2016-207006号公報
しかし、車両情報には、外部機器から送信されてくるトリガ信号の入力時点を基準としてそのトリガ信号入力時点直前の一定時間内の情報を含むもの(例えば故障情報)があり、車両用情報通信装置においてユーザの通信許可が反映された状態になっているからといって、そのような車両情報についてのトリガ信号の入力時点が、ユーザの通信不許可の意思表示状態から許可に意思表示が変更されて間もない時点であるときには、ユーザが通信不許可の意思表示をしていたとき(通信不許可期間中)の車両情報が送信されるおそれがある。このような状況が存在することは、個人情報保護の観点から好ましいものではない。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたもので、その第1の目的は、トリガ信号の入力時
点を基準としてそのトリガ信号入力時点直前の一定時間内の情報を含む車両情報を情報記憶装置に送信する既存の構成を変えなくても、ユーザの通信不許可の意思表示状態から通信許可に意思表示が変更されて間もない時点でトリガ信号が入力されたときに、通信不許可期間中の車両情報が情報記憶装置に送信されてしまうことを回避できる車両用情報通信装置を提供することにある。第2の目的は、上記車両用情報通信装置に用いる車両情報の通信方法を提供することにある。
前記第1の目的を達成するために本発明にあっては、下記(1)~(6)とした構成とされている。
(1)ユーザ許可信号の入力状態を条件として、車外にある情報記憶装置に対する車両情報の送信を許可状態とし、ユーザ不許可信号の入力状態を条件として、前記情報記憶装置に対する車両情報の送信を不許可状態とする判定処理部を、備え、前記情報記憶装置に前記車両情報を送信するための所定のトリガ信号が入力され、かつ前記車両情報の送信許可状態にあるとき、少なくとも前記所定のトリガ信号の入力時点を基準として直前一定時間内の情報を含む車両情報を前記情報記憶装置に送信させる車両用情報通信装置において、
前記判定処理部は、前記ユーザ不許可信号の入力状態が前記ユーザ許可信号の入力に切換えられたことを条件として、該切換タイミングから所定時間までの間、前記情報記憶装置に対する車両情報の送信を不許可状態とするものであって、
前記所定のトリガ信号の検知を条件として該所定のトリガ信号に対応する車両情報を確定する機器から、その確定された車両情報を取り込む車内通信部が備えられ、
前記判定処理部は、前記ユーザ不許可信号の入力状態が前記ユーザ許可信号の入力に切換えられたことを条件として、該切換タイミングから所定時間までの間、前記車内通信部が取り込んだ車両情報を破棄する構成とされている。
この構成によれば、車両情報の送信に関してユーザ許可状態と判定されているときには、車外にある情報記憶装置に対して車両情報が送信許可状態となる。その一方、車両情報の送信に関してユーザ不許可状態と判定されている状態の下でユーザ許可信号の入力に切換えられたときには、その切換タイミングから所定時間までの間、トリガ信号が入力されたとしても、情報記憶装置に対する車両情報の送信が不許可状態とされて、ユーザ不許可期間中の車両情報が情報記憶装置に送信されてしまうことを回避できる。
また、車内通信部を通じて確定された車両情報が取り込まれるとしても、その確定された車両情報が判定処理部により破棄されることから、情報記憶装置に送信する車両情報自体を存在しないようにすることができ、結果として、ユーザ不許可期間中にあった車両情報が情報記憶装置に送信されてしまうことを回避できる。
(2)前記(1)の構成の下で、
前記情報記憶装置に対して通信可能とされて前記車両情報を前記情報記憶装置に送信可能とされる車外通信部が、備えられ、
前記判定処理部は、前記ユーザ不許可信号の入力状態が前記ユーザ許可信号の入力に切換えられたことを条件として、該切換タイミングから所定時間までの間、前記車外通信部を送信禁止状態とする構成とされている。
この構成によれば、ユーザ不許可信号の入力状態の下でユーザ許可信号へ切換えられ、その切換タイミングから所定時間内の時点でトリガ信号が入力されたとしても、車外通信部の通信を禁止して、ユーザ不許可期間中の車両情報が情報記憶装置に送信されてしまうことを具体的に回避できる。
(3)ユーザ許可信号の入力状態を条件として、車外にある情報記憶装置に対する車両情報の送信を許可状態とし、ユーザ不許可信号の入力状態を条件として、前記情報記憶装置に対する車両情報の送信を不許可状態とする判定処理部を、備え、前記情報記憶装置に前記車両情報を送信するための所定のトリガ信号が入力され、かつ前記車両情報の送信許可状態にあるとき、少なくとも前記所定のトリガ信号の入力時点を基準として直前一定時間内の情報を含む車両情報を前記情報記憶装置に送信させる車両用情報通信装置において、
前記判定処理部は、前記ユーザ不許可信号の入力状態が前記ユーザ許可信号の入力に切換えられたことを条件として、該切換タイミングから所定時間までの間、前記情報記憶装置に対する車両情報の送信を不許可状態とするものであって、
前記所定のトリガ信号の検知を条件として該所定のトリガ信号に対応する車両情報を確定する機器から、その確定された車両情報を取り込む車内通信部が備えられ、
前記判定処理部は、前記ユーザ不許可信号の入力状態が前記ユーザ許可信号の入力に切換えられたことを条件として、該切換タイミングから所定時間までの間、前記機器に前記所定のトリガ信号を破棄させる構成とされている。
この構成によれば、トリガ信号が機器内で消滅されることになり、これに伴い、そのトリガ信号に対応する確定した車両情報は形成されず、送信情報自体を存在しないようにすることができる。これにより、結果として、通信不許可期間中の車両情報が情報記憶装置に送信されてしまうことを回避できる。
(4)前記(3)の構成の下で、
前記判定処理部は、前記所定時間の経過を条件として、前記機器に対して、該機器が前記所定のトリガ信号を破棄することを解除させる構成とされている。
この構成によれば、切換タイミングから所定時間経過後において、車両情報の送信に関してユーザ許可状態となり、そのユーザ許可状態の下でトリガ信号が機器に的確に入力される。このため、そのトリガ信号に対応する確定した車両情報が機器で形成されることになり、これに伴い、情報記憶装置に送信すべき車両情報を的確に形成することができる。
(5)ユーザ許可信号の入力状態を条件として、車外にある情報記憶装置に対する車両情報の送信を許可状態とし、ユーザ不許可信号の入力状態を条件として、前記情報記憶装置に対する車両情報の送信を不許可状態とする判定処理部を、備え、前記情報記憶装置に前記車両情報を送信するための所定のトリガ信号が入力され、かつ前記車両情報の送信許可状態にあるとき、少なくとも前記所定のトリガ信号の入力時点を基準として直前一定時間内の情報を含む車両情報を前記情報記憶装置に送信させる車両用情報通信装置において、
前記判定処理部は、前記ユーザ不許可信号の入力状態が前記ユーザ許可信号の入力に切換えられたことを条件として、該切換タイミングから所定時間までの間、前記情報記憶装置に対する車両情報の送信を不許可状態とするものであって、
前記所定のトリガ信号の検知を条件として該所定のトリガ信号に対応する車両情報を確定する機器から、その確定された車両情報を取り込む車内通信部と、該車内通信部が取り込んだ車両情報を保存する記憶部とが備えられ、
前記判定処理部は、前記ユーザ許可信号が入力されている状態の下で、前記情報記憶装置に対する情報送信が失敗状態にあり且つ前記ユーザ不許可信号の入力に切換えられたと判断したとき、又は前記情報送信が成功したと判断したときには、前記記憶部に保存される車両情報を削除する構成とされている。
この構成によれば、車両情報の送信の失敗により送信が繰り返されていても、ユーザの不許可の意思表示が示されたときには、その車両情報を記憶部から削除して、そのユーザの意思に確実に沿わせることができる。また、情報記憶装置への情報送信に成功したときには、その情報記憶装置以外の個所に車両情報を残すことを規制して個人情報の保護を図ることができる。
(6)前記(1)~(5)のいずれかの構成の下で、
前記所定時間が、前記一定時間以上とされている構成とされている。
この構成によれば、切換タイミングからその所定時間の間、情報記憶装置に対する車両情報の送信を不許可状態とすることができ、その所定時間をもって、ユーザ不許可期間中の車両情報が情報記憶装置に送信されることを確実に防止できる。
前記第2の目的を達成するために本発明にあっては、下記(7)(8)とした構成とされている。
(7)ユーザ許可状態の下で、車外にある情報記憶装置に対して車両情報の送信を許可
状態とし、ユーザ不許可状態の下で、前記情報記憶装置に対する車両情報の送信を不許可状態とし、前記情報記憶装置に前記車両情報を送信するための所定のトリガ信号が入力され、かつ前記車両情報の送信許可状態にあるとき、少なくとも前記所定のトリガ信号の入力時点を基準として直前一定時間内の情報を含む車両情報を前記情報記憶装置に送信させる車両情報の通信方法において、
前記ユーザ不許可状態から前記ユーザ許可状態に変更されたときには、その変更タイミングから所定時間までの間、前記情報記憶装置に対する車両情報の送信を不許可状態とするものであって、
前記所定のトリガ信号の検知を条件として該所定のトリガ信号に対応する車両情報を確定する機器から、その確定された車両情報を内部に取り込み、
前記ユーザ不許可状態から前記ユーザ許可状態に変更されたときには、その変更タイミングから所定時間までの間、前記取り込んだ車両情報を破棄する構成とされている。
この構成によれば、前述の(1)の車両用情報通信装置に用いる車両情報の通信方法を提供できる。
(8)ユーザ許可状態の下で、車外にある情報記憶装置に対して車両情報の送信を許可状態とし、ユーザ不許可状態の下で、前記情報記憶装置に対する車両情報の送信を不許可状態とし、前記情報記憶装置に前記車両情報を送信するための所定のトリガ信号が入力され、かつ前記車両情報の送信許可状態にあるとき、少なくとも前記所定のトリガ信号の入力時点を基準として直前一定時間内の情報を含む車両情報を前記情報記憶装置に送信させる車両情報の通信方法において、
前記ユーザ不許可状態から前記ユーザ許可状態に変更されたときには、その変更タイミングから所定時間までの間、前記情報記憶装置に対する車両情報の送信を不許可状態とするものであって、
前記所定のトリガ信号の検知を条件として該所定のトリガ信号に対応する車両情報を確定する機器から、その確定された車両情報を内部に取り込み、
前記ユーザ不許可状態から前記ユーザ許可状態に変更されたときには、その変更タイミングから所定時間までの間、前記機器に前記所定のトリガ信号を破棄させる構成とされている。
この構成によれば、前述の(3)の車両用情報通信装置に用いる車両情報の通信方法を提供できる。
本発明によれば、トリガ信号の入力時点を基準としてそのトリガ信号入力時点直前の一定時間内の情報を含む車両情報を情報記憶装置に送信する既存の構成を変えなくても、ユーザの通信不許可の意思表示状態から通信許可に意思表示が変更されて間もない時点でトリガ信号が入力されたときに、通信不許可期間中の車両情報が情報記憶装置に送信されてしまうことを回避できる車両用情報通信装置及び車両情報の通信方法を提供できる。
第1実施形態に係る車両用情報通信装置の構成を説明する説明図。 第1実施形態に係る車両用情報通信装置の基本的作動を説明する説明図。 第1実施形態に係る判定処理部が、各種機能要素として機能する状態を概念的に示す図。 第1実施形態に係る制御内容を説明する説明図。 トリガ信号が故障トリガ信号である場合について、第1実施形態に係る判定処理部が行う処理を示すフローチャート。 トリガ信号がサーバ要求トリガ信号である場合について、第1実施形態に係る判定処理部が行う処理を示すフローチャート。 トリガ信号が故障トリガ信号である場合について、第2実施形態に係る判定処理部が行う処理を示すフローチャート。 トリガ信号が故障トリガ信号である場合について、第3実施形態に係る判定処理部が行う処理を示すフローチャート。
以下、本発明の実施形態について、図面に基づいて説明する。
図1~図6は第1実施形態を示す。この第1実施形態を示す図1において、符号1は、車両2に搭載された車両用情報通信装置を示す。この車両用情報通信装置1は、車両2の車両情報をネットワーク3を介して車外の情報記憶装置としての管理サーバ4に送信することに関して、調整を行うものである。このため、この車両用情報通信装置1には、TCU(Telematics Communication Module)5が中核要素として備えられ、そのTCU5にゲートウェイ6とCMU(Connectivity Master Unit)7とが通信可能に接続されている。
前記ゲートウェイ6は、図1に示すように、各種ECU(代表符号として、符号8を用いる)に通信可能に接続されている。各種ECU8としては、車両2内におけるエンジンや車両2の状態を示すセンサからの入力信号を基に、燃料噴射、点火時期を総合的に高精度に制御するPCM(Powertrain Control Module)8a、トランスミッションを制御するTCM(Transmission Control Module)8b等、種々のものが存在しており、ゲートウェイ6には、その各ECU8から車両情報が入力されることになる。そして、この車両情報
は、ゲートウェイ6において時間の経過に伴い順次、更新記憶されることになる。
前記ゲートウェイ6には、図2に示すように、状況に応じてトリガ信号が入力されることになっている。トリガ信号の入力時点を基準として、図2に示すように、更新記憶中の記憶情報を確定し、それを保存するためである。本実施形態においては、トリガ信号には、故障時にその故障を知らせるための故障トリガ信号と、管理サーバ4からの車両情報の要求を知らせるためのサーバ要求トリガ信号とが準備されており、故障トリガ信号は、故障時に各ECU8からゲートウェイ6に、さらにはTCU5に入力され、サーバ要求トリガ信号は、管理サーバ4の要求時に、管理サーバ4から、ネットワーク3、車両2に備えられるアンテナ15、TCU5を経由してゲートウェイ6に入力される(図1、図2参照)。
故障トリガ信号がゲートウェイ6に入力されたときには、ゲートウェイ6において、故障トリガ信号の入力時点を基準として例えば7秒前(直前一定時間)までの過去情報(データ)をも含むものが確定され、それが保存される。これは、基本的に、ゲートウェイ6からTCU5に転送される。サーバ要求トリガ信号がTCU5を経由してゲートウェイ6に入力されたときには、ゲートウェイ6において、サーバ要求トリガ信号を基準として例えばその入力時点から10秒後までの情報が確定され、それが保存される。これも、前記同様、ゲートウェイ6からTCU5に転送される。
前記CMU7は、オーディオ全般を制御するユニットとして、ユーザ(乗員)からの入力やユーザへのディスプレイの表示を制御する機能を有する。このため、CMU7には、図1に示すように、入力手段の一つとしてユーザ許可・不許可スイッチ9と、ディスプレイ10とが備えられ、ユーザによるユーザ許可・不許可スイッチ9の操作により、ユーザの意思をTCU5に反映すべく、ユーザ許可信号又はユーザ不許可信号がTCUに入力されることになっている。尚、CMU7は、ゲートウェイ6とも相互に通信可能に接続されている。
前記TCU5は、図1に示すように、車内通信部11と、車外通信部12と、記憶部13と、判定処理部14と、を備えている。
車内通信部11は、ゲートウェイ6と通信を行う役割を担うものであり、主として、ゲートウェイ6から転送される情報をTCU5に取り込むものである。車外通信部12は、送信情報(後述の記憶部13が保存する車両情報等)を、車両2に備えられるアンテナ15、ネットワーク3を介して管理サーバ4に送信すると共に、管理サーバ4からのサーバ要求トリガ信号を、ネットワーク3、アンテナ15を介してTCU5に取り込むものである。記憶部13は、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)等の記憶素子をもって構成されており、その記憶部13には、必要な各種プログラムとして、判定処理部14を実行するための各種プログラムが格納され、必要な情報として、設定条件等が格納されている。上記各種プログラム等は、必要に応じて、判定処理部14により読み出され、また、車内通信部11が取込んだゲートウェイ6からの転送情報等は、必要な情報として記憶部13に適宜、記憶される。
判定処理部14は、マイクロコンピュータを利用して構成され、記憶部13から読み出されたプログラムの下で、図3に示すように、出力信号判定部14a、送信ファイル作成部14b、トリガ信号判定部14c、タイマ部14d、転送情報破棄部14e,トリガ信号破棄部14fとして機能する。
出力信号判定部14aは、ユーザ許可・不許可スイッチ9からユーザ許可信号が入力されたときには、管理サーバ4に対する車両情報の送信の実行を許可する実行許可信号を出力し、ユーザ許可・不許可スイッチ9からユーザ不許可信号が入力されたときには、管理サーバ4に対する車両情報の送信の実行を阻止する実行規制信号を出力する。これら出力信号は、本実施形態においては、前記車外通信部12に出力されることになっており、実行許可信号が車外通信部12に出力されたときには、車外通信部12は、管理サーバ4に対する車両情報の送信が許容され(通信許可状態)、実行規制信号が車外通信部12に出力されたときには、車外通信部12は、管理サーバ4に対する車両情報の送信が禁止される(通信不許可状態)。
送信ファイル作成部14bは、ゲートウェイ6から転送されてきた転送情報(確定情報)を、管理サーバ4への送信用のファイルとして調整する機能を発揮する。トリガ信号判定部14cは、ゲートウェイ6、管理サーバ4からそれぞれ受け入れるトリガ信号が、入力時点がいつでどのようなものかを判定する機能を有し、本実施形態においては、トリガ信号が故障トリガ信号、サーバ要求信号のいずれであるか、また、その入力時点がいつであるかを判定する。タイマ部14dは、ユーザ不許可信号がTCU5に入力されている状態において、ユーザ許可信号が入力されたとき、その切換タイミングから所定時間を計測するものである。この所定時間は、故障情報(トリガ信号入力時点直前の一定時間内の情報を含む車両情報)の場合のように、故障トリガ信号入力時点直前の一定時間を考慮して決められており、その所定時間は、上記情報の一定時間よりも長いことが好ましい。転送情報破棄部14eは、ユーザ不許可信号がTCU5に入力されているとき又はタイマ部14dが作動しているときにおいて、ゲートウェイ6から転送情報がTCU5に転送されてきたとき、車内通信部11、記憶部13に実行規制信号として破棄命令信号を出力し、或いは転送情報破棄部14e自体により、その転送情報を破棄する機能を発揮する。トリガ信号破棄部14fは、ユーザ不許可信号がTCU5に入力されているとき又はタイマ部14dが作動しているときにおいて、サーバ要求トリガ信号がTCU5に入力されたとき、そのサーバ要求トリガ信号を破棄する機能を発揮する。
車両用情報通信装置1は、具体的には、次のように作動する。
ゲートウェイ6には、常時、各ECU8から車両情報が入力されており、その車両情報は、更新記憶されている。このような状況下で、ユーザによるユーザ許可・不許可スイッチ9の操作に基づき、ユーザ許可信号がTCU5に入力されている状態(ユーザ許可期間)にあるときには、図2に示すように、各ECU8から故障トリガ信号、又は管理サーバ4からのサーバ要求トリガ信号がゲートウェイ6に入力されると(図4左側のトリガ信号参照)、その各トリガ信号に応じた記憶情報(例えば故障トリガ信号が入力されたときには、その故障トリガ信号の入力時点を基準として過去一定時間(例えば7秒の過去情報)を含む情報)が確定される。そしてその確定された記憶情報は、保存されると共にTCU5に転送される。転送情報がTCU5に転送されると、TCU5の判定処理部14は、送信ファイル作成部14bとして機能することにより、転送情報に基づき管理サーバ4への送信用の送信ファイルを作成し、その送信ファイルを車外通信部12に転送する。車外通信部12は、このとき、ユーザ許可状態(ユーザ許可期間)に基づき判定処理部14から実行許可信号を受けていることから、その転送されてきた送信ファイルをアンテナ15、ネットワーク3を介して管理サーバ4に送信することになり、管理サーバ4は、その送信ファイルを車両情報として記憶部(図示略)に保存する(車両情報の取得、保存)。
勿論この場合(ユーザによるユーザ許可・不許可スイッチ9の操作により、ユーザ許可信号がTCU5に入力されている場合)においては、トリガ信号がゲートウェイ6及びTCU5(判定処理部14(トリガ信号判定部))に入力されないときには、ゲートウェイ6は、情報記憶の確定も、その保存も行わず、ゲートウェイ6からTCU5に確定された記憶情報が転送されることもない。これに伴い、TCU5の判定処理部14は、送信ファイル作成部14bとして機能することもない(トリガ信号不発生に基づき管理サーバ4に対して車両情報を未送信状態)。
ユーザによるユーザ許可・不許可スイッチ9の操作により、ユーザ不許可信号がTCU5に入力されている状態においては、判定処理部14が実行規制信号を車外通信部12に出力することになり、図4に示すように、管理サーバ4に対する車外通信部12の通信は禁止される。このとき、トリガ信号がゲートウェイ6及びTCU5に入力されて、ゲートウェイ6からTCU5に転送情報(確定された記憶情報)が転送されることになるが、判定処理部14は、車内通信部11、記憶部13に実行規制信号を出力することにより、或いは判定処理部14が転送情報破棄部14eとして機能することにより、その転送情報を破棄する。
ユーザによるユーザ許可・不許可スイッチ9の操作により、ユーザ不許可信号がTCU5に入力されている状態の下で、そのユーザ不許可信号が通信許可信号に切換えられたときには、図4に示すように、タイマ部14dが作動している所定時間の間、判定処理部14からの実行規制信号の出力に基づき、前述のユーザ不許可信号がTCU5に入力されている状態の処理と同じ処理が行われる。すなわち、車外通信部12の通信が禁止されると共に、そのときにトリガ信号が入力されたときには、ゲートウェイ6からの転送情報が破棄される。ユーザ不許可状態からユーザ許可状態に切換えて間もないタイミングで故障トリガ信号が入ることにより、ユーザ不許可状態における故障情報を送信しなければならなくなることを回避するためである。この後、タイマ部14dの作動開始から所定時間を超えたときには、前述のユーザ許可信号がTCU5に入力されているときの処理と同じ処理が行われる。
TCU5の判定処理内容等を、図5に示すフローチャートを参照しつつ具体的に説明する。尚、Qはステップを示す。
先ず、Q1において、必要な情報が読み込まれる。具体的には、必要な情報として、タイマ部14dが非作動であるフラグF=0等が読み込まれる。次のQ2では、管理サーバ4に対する情報送信について、ユーザが通信許可の意思表示の状態(ユーザ許可信号の入力状態)を示しているか否かが判別される。管理サーバ4に対する情報提供に当たり、ユーザの意思表示を尊重すると共に、各国における個人情報保護法を考慮する必要があるからである。
上記Q2がYESのときには、Q3において、フラグがF=1にあるか否かが判別され、タイマ部14dが作動されているか否かが判断される。起動当初はF=0であるから、Q4に進み、そのQ4において、各ECU8から故障トリガ信号が送られているか否かが判別される。当該車両2において、故障情報が発生したか否かを知るためである。このため、Q4がNOのときには、処理がリターンされる一方、Q4がYESのときには、TCU5は、Q5において、ゲートウェイ6に保存された故障に関する情報(故障トリガ信号の入力時点を基準としてその直前一定期間の情報を含む情報)を取得し、Q6において、Q5の故障に関する情報を含む送信ファイル作成すると共に、その送信ファイルを記憶部13に保存する。このとき、故障に関する情報には、位置情報等の個人に関わる情報も含まれる。送信ファイルがQ6において作成されると、次のQ7において、その送信ファイルは、車外通信部12、ネットワーク3を介して管理サーバ4に送信される。
Q7において送信ファイルの送信が行われると、Q8において、管理サーバ4からの返信等に基づき、その送信が成功したか否かが判別される。送信に失敗した場合には、基本的に送信を繰り返す一方、送信に成功した場合には、個人情報保護の観点から、方々に情報を残さない処理を行うためである。このため、Q8がYESのときには、Q9において、記憶部13において保存されている送信ファイルが削除される。他方、Q8がNOのときには、Q10において、管理サーバ4への送信に関してユーザが通信不許可の意思表示(ユーザ不許可信号の入力)をしたか否かが判別され、Q10がNOとされたときには、Q7に戻されて送信ファイルの送信が繰り返され、Q10がYESとされてユーザが通信不許可の意思表示を示したときには、ユーザの意思を尊重すべく前記Q9に進む。
前記Q2がNOのときには、Q11において、管理サーバ4への送信に関してユーザが不許可状態から許可の意思表示に変更操作した(切換えた)か否かが判別される。故障情報が故障トリガを基準として過去の一定時間の情報を含み、ユーザの通信許可への意思表示の変更操作に伴い、ユーザ不許可時の情報が送信されるおそれがあることから、それに対処する必要があるか否かを判断するためである。このため、Q11がYESのときには、Q12においてタイマ部14dの作動が開始され、Q13においてフラグFがF=1に設定された後、Q14において作動開始から所定時間を超えたか否かが判別される。このQ14がYESのときには、Q15においてタイマ部14dが停止され、Q16において、フラグFがF=0にリセットされ、その後、ユーザの通信許可状態時の原則的な処理に戻すべく、処理は前記Q4に進む。
他方、前記Q14がNOのときには、タイマ部14dの作動開始から所定時間内に入力される故障トリガ信号に基づいて管理サーバ4に情報が送信されることを規制すべく、Q17において、判定処理部14は、実行規制信号を車外通信部12に出力し、管理サーバ4に対する車外通信部12の通信を禁止する。そして次のQ18においては、故障トリガ信号が発生したか否かが判別され、Q18がNOのときには処理がリターンされる一方、Q18がYESのときには、Q19において、ゲートウェイ6から送られてくる故障に関する情報を破棄する。この後、処理はリターンされる。
前記Q11がNOのときは、管理サーバ4への情報送信に関しユーザが許可していない状態にあり、このときには、管理サーバ4に情報送信が行われないようにすべく、前記Q17に進む。
前記Q3がYESのときは、タイマ部14dが作動しているときであり、このときには、処理は前記Q14に進む。
図6は、管理サーバ4が車両情報をTCU5に要求する場合のフローチャートを示す。この場合も、基本的に、故障トリガ信号が各ECU8から送られてきた場合の処理と同様の処理となる。このため、図5における処理と同じ処理については、図6において、図5の符号と同じものを用いてその説明を省略し、異なる処理について説明する。この場合、図6において、図5の処理に相当する処理についてはその処理の符号に「´」を付し、新たな処理については新たな符号を付する。
管理サーバ4への情報送信については、ユーザが通信許可の意思表示を示している状態(ユーザ許可信号の入力状態)のときには(Q2YES,Q3NO)、Q4´において、サーバ要求トリガ信号が送られてきたか否かが判別され、サーバ要求トリガ信号が送られてきたと判断されたときには(Q4´YES)、前記Q5~Q10の処理が行われ、サーバ要求トリガ信号が送られていないと判断したときには(Q4´NO)、管理サーバ4要求用の情報をゲートウェイ6から取り込むこと等を行うことなく、処理はリターンされる。
管理サーバ4への情報送信に関しユーザが通信許可状態の意思表示をしていないときにおいて(通信不許可信号の入力状態:Q2NO)、ユーザ許可・不許可スイッチ9の切換操作によりタイマ部14dが作動されるも(Q11YES,Q12)、タイマ部14dの作動時間が所定時間を超えていないときには(Q14NO)、Q17において、判定処理部14は、実行規制信号を車外通信部12に出力し、管理サーバ4に対する車外通信部12の通信を禁止する。そして、次のQ18´において、サーバ要求トリガ信号が送られてきたか否かが判別され、そのサーバ要求トリガ信号が送られてきていないと判断されたときには(Q18´NO)、処理はリターンされる。その一方、サーバ要求トリガ信号が送られてきたと判断されたときには(Q18´YES)、Q20において、判定処理部14(トリガ信号破棄部14e)は、サーバ要求トリガ信号を破棄する。これにより、サーバ要求トリガ信号がゲートウェイ6に転送されず、これに伴い、ゲートウェイ6から車両情報に関する情報が転送されることも、TCU5が、その情報を取得して送信ファイルを作成することも行われない(管理サーバ4に対して送信規制状態)。
図7は第2実施形態、図8は第3実施形態を示す。この各実施形態において前記第1実施形態と同一構成要素については同一符号を付してその説明を省略する。
図7に示す第2実施形態は、第1実施形態の変形例を示すもので、タイマ部14dの作動中に故障トリガ信号が入力された場合には、TCU5が、車外通信部12の通信を制限するだけでなく、ゲートウェイ6に対して故障トリガ信号の破棄を命ずる内容を示している。
この第2実施形態においては、前記Q11がNOであるとき(ユーザ不許可信号入力状態)又は前記Q14がNOであるとき(タイマ部14d作動中)において、タイマ部14dの作動開始から所定時間内に入力される故障トリガ信号に基づいて管理サーバ4に情報が送信されることを規制すべく、Q17において、判定処理部14は、実行規制信号を車外通信部12に出力し、管理サーバ4に対する車外通信部12の通信を禁止する。そして次のQ18においては、故障トリガ信号が発生したか否かが判別され、Q18がNOのときには処理がリターンされる一方、Q18がYESのときには、Q21において、実行規制信号として、ゲートウェイ6に対して故障トリガ信号を破棄する命令信号を送る。これにより、ゲートウェイ6は、故障に関する情報自体を収集することができなくなり、その情報をTCU5に送ることも、判定処理部14が管理サーバ4に対する送信ファイルを作成することもなくなる。
その一方、タイマ部14dが所定時間を超えることにより停止したときには(Q15)、フラグFをリセットした後(Q16)、Q22において、ゲートウェイ6に対して故障トリガ信号の破棄の解除命令信号を送り、その後、ユーザ許可状態の下で処理を行うべく、処理は前記Q4に戻される。
図8に示す第3実施形態は、第1実施形態のさらに別の変形例を示すもので、ユーザが通信について不許可の意思表示をしているとき又はタイマ部14dが作動したときに、判定処理部14が、車外通信部12の通信を制限するだけでなく、ゲートウェイ6を含む車両2内の他のECU8に対して故障トリガ信号の破棄を命ずる内容を示している。
この第3実施形態においては、前記Q11がNOであるときには(ユーザ不許可信号が入力されたとき)、直ちにQ17に進み、管理サーバ4に対する車外通信部12の通信が禁止される。この場合、ユーザのユーザ許可・不許可スイッチ9の操作によりユーザ不許可信号が出力されたときには、判定処理部14(TCU5)は、実行規制信号として、上記車外通信部12に対して通信を禁止する信号を出力するだけでなく、ゲートウェイ6を含む車両内の他のECU8に対して故障トリガの破棄を命ずる命令信号を送る。これにより、Q11がNOと判断されると、直ちに、車外通信部12によって管理サーバ4に対する情報送信自体が規制されるだけでなく、管理サーバ4に送信すべきもの(確定情報、送信ファイル)自体が作成されない状態となる。
この場合、ゲートウェイ6を含むECU8に対する故障トリガ信号の破棄命令は、処理がリターンされてQ11がYESに至ったとしても(ユーザによるユーザ許可信号への切換え)、継続される。このため、タイマ部14dの作動開始から所定時間内にあるときにも、管理サーバ4に対する車外通信部12の通信が禁止されると共に、管理サーバ4に送信すべきもの(確定情報、送信ファイル)は作成されない。しかし、タイマ部14dが所定時間を超えることにより停止したときには(Q15)、フラグFをリセットした後(Q16)、Q24において、判定処理部14は、通信許可信号の入力状態の処理に戻すべく、ゲートウェイ6と他のECU8に対して故障トリガの破棄命令を解除する命令を送る。その後、処理は前記Q4に戻される。
以上実施形態について説明したが本発明にあっては次の態様を包含する。
(1)タイマ部14dの作動開始を予約すること。
(2)実施形態では、判定処理部14からの実行許可信号又は実行規制信号が制御対象に常に出力し続けることにより、その制御対象の状態をその各出力信号の状態に応じたものに維持することとされているが、それに代えて、判定処理部14からパルス状等の1発の実行許可信号又は実行規制信号を制御対象に出力するだけでその制御対象の状態を切換え、その制御対象の状態をその各出力信号の状態に応じたものに維持すること。
(3)判定処理部14自体が、管理サーバ4(情報記憶装置)への車両情報の送信の可否を決定、実行するものであること。
(4)トリガ信号として、故障トリガ信号、サーバ要求トリガ信号の他に、エンジンをオフとすることを条件(トリガ)とするもの、走行中所定周期毎を条件(トリガ)とするもの等、種々のものを用いること。
本発明は、トリガ信号の入力時点を基準としてそのトリガ信号入力時点直前の一定時間内の情報を含む車両情報を情報記憶装置(管理サーバ4)に送信する既存の構成を変えなくても、ユーザの通信不許可の意思表示状態から許可に意思表示が変更されて間もない時点でトリガ信号が入力されたとき、ユーザ不許可期間中の車両情報が送信されてしまうことを回避できることに利用できる。
1 車両用情報通信装置
2 車両
4 管理サーバ(情報記憶装置)
5 TCU
6 ゲートウェイ(機器)
11 車内通信部
12 車外通信部
13 記憶部
14 判定処理部

Claims (8)

  1. ユーザ許可信号の入力状態を条件として、車外にある情報記憶装置に対する車両情報の送信を許可状態とし、ユーザ不許可信号の入力状態を条件として、前記情報記憶装置に対する車両情報の送信を不許可状態とする判定処理部を、備え、前記情報記憶装置に前記車両情報を送信するための所定のトリガ信号が入力され、かつ前記車両情報の送信許可状態にあるとき、少なくとも前記所定のトリガ信号の入力時点を基準として直前一定時間内の情報を含む車両情報を前記情報記憶装置に送信させる車両用情報通信装置において、
    前記判定処理部は、前記ユーザ不許可信号の入力状態が前記ユーザ許可信号の入力に切換えられたことを条件として、該切換タイミングから所定時間までの間、前記情報記憶装置に対する車両情報の送信を不許可状態とするものであって、
    前記所定のトリガ信号の検知を条件として該所定のトリガ信号に対応する車両情報を確定する機器から、その確定された車両情報を取り込む車内通信部が備えられ、
    前記判定処理部は、前記ユーザ不許可信号の入力状態が前記ユーザ許可信号の入力に切換えられたことを条件として、該切換タイミングから所定時間までの間、前記車内通信部が取り込んだ車両情報を破棄する、
    ことを特徴とする車両用情報通信装置。
  2. 請求項1において、
    前記情報記憶装置に対して通信可能とされて前記車両情報を前記情報記憶装置に送信可能とされる車外通信部が、備えられ、
    前記判定処理部は、前記ユーザ不許可信号の入力状態が前記ユーザ許可信号の入力に切換えられたことを条件として、該切換タイミングから所定時間までの間、前記車外通信部を送信禁止状態とする、
    ことを特徴とする車両用情報通信装置。
  3. ユーザ許可信号の入力状態を条件として、車外にある情報記憶装置に対する車両情報の送信を許可状態とし、ユーザ不許可信号の入力状態を条件として、前記情報記憶装置に対する車両情報の送信を不許可状態とする判定処理部を、備え、前記情報記憶装置に前記車両情報を送信するための所定のトリガ信号が入力され、かつ前記車両情報の送信許可状態にあるとき、少なくとも前記所定のトリガ信号の入力時点を基準として直前一定時間内の情報を含む車両情報を前記情報記憶装置に送信させる車両用情報通信装置において、
    前記判定処理部は、前記ユーザ不許可信号の入力状態が前記ユーザ許可信号の入力に切換えられたことを条件として、該切換タイミングから所定時間までの間、前記情報記憶装置に対する車両情報の送信を不許可状態とするものであって、
    前記所定のトリガ信号の検知を条件として該所定のトリガ信号に対応する車両情報を確定する機器から、その確定された車両情報を取り込む車内通信部が備えられ、
    前記判定処理部は、前記ユーザ不許可信号の入力状態が前記ユーザ許可信号の入力に切換えられたことを条件として、該切換タイミングから所定時間までの間、前記機器に前記所定のトリガ信号を破棄させる、
    ことを特徴とする車両用情報通信装置。
  4. 請求項3において、
    前記判定処理部は、前記所定時間の経過を条件として、前記機器に対して、該機器が前記所定のトリガ信号を破棄することを解除させる、
    ことを特徴とする車両用情報通信装置。
  5. ユーザ許可信号の入力状態を条件として、車外にある情報記憶装置に対する車両情報の送信を許可状態とし、ユーザ不許可信号の入力状態を条件として、前記情報記憶装置に対する車両情報の送信を不許可状態とする判定処理部を、備え、前記情報記憶装置に前記車両情報を送信するための所定のトリガ信号が入力され、かつ前記車両情報の送信許可状態にあるとき、少なくとも前記所定のトリガ信号の入力時点を基準として直前一定時間内の情報を含む車両情報を前記情報記憶装置に送信させる車両用情報通信装置において、
    前記判定処理部は、前記ユーザ不許可信号の入力状態が前記ユーザ許可信号の入力に切換えられたことを条件として、該切換タイミングから所定時間までの間、前記情報記憶装置に対する車両情報の送信を不許可状態とするものであって、
    前記所定のトリガ信号の検知を条件として該所定のトリガ信号に対応する車両情報を確定する機器から、その確定された車両情報を取り込む車内通信部と、該車内通信部が取り込んだ車両情報を保存する記憶部とが備えられ、
    前記判定処理部は、前記ユーザ許可信号が入力されている状態の下で、前記情報記憶装置に対する情報送信が失敗状態にあり且つ前記ユーザ不許可信号の入力に切換えられたと判断したとき、又は前記情報送信が成功したと判断したときには、前記記憶部に保存される車両情報を削除する、
    ことを特徴とする車両用情報通信装置。
  6. 請求項1~5のいずれか1項において、
    前記所定時間が、前記一定時間以上とされている、
    ことを特徴とする車両用情報通信装置。
  7. ユーザ許可状態の下で、車外にある情報記憶装置に対して車両情報の送信を許可状態とし、ユーザ不許可状態の下で、前記情報記憶装置に対する車両情報の送信を不許可状態とし、前記情報記憶装置に前記車両情報を送信するための所定のトリガ信号が入力され、かつ前記車両情報の送信許可状態にあるとき、少なくとも前記所定のトリガ信号の入力時点を基準として直前一定時間内の情報を含む車両情報を前記情報記憶装置に送信させる車両情報の通信方法において、
    前記ユーザ不許可状態から前記ユーザ許可状態に変更されたときには、その変更タイミングから所定時間までの間、前記情報記憶装置に対する車両情報の送信を不許可状態とするものであって、
    前記所定のトリガ信号の検知を条件として該所定のトリガ信号に対応する車両情報を確定する機器から、その確定された車両情報を内部に取り込み、
    前記ユーザ不許可状態から前記ユーザ許可状態に変更されたときには、その変更タイミングから所定時間までの間、前記取り込んだ車両情報を破棄する、
    ことを特徴とする車両情報の通信方法。
  8. ユーザ許可状態の下で、車外にある情報記憶装置に対して車両情報の送信を許可状態とし、ユーザ不許可状態の下で、前記情報記憶装置に対する車両情報の送信を不許可状態とし、前記情報記憶装置に前記車両情報を送信するための所定のトリガ信号が入力され、かつ前記車両情報の送信許可状態にあるとき、少なくとも前記所定のトリガ信号の入力時点を基準として直前一定時間内の情報を含む車両情報を前記情報記憶装置に送信させる車両情報の通信方法において、
    前記ユーザ不許可状態から前記ユーザ許可状態に変更されたときには、その変更タイミングから所定時間までの間、前記情報記憶装置に対する車両情報の送信を不許可状態とするものであって、
    前記所定のトリガ信号の検知を条件として該所定のトリガ信号に対応する車両情報を確定する機器から、その確定された車両情報を内部に取り込み、
    前記ユーザ不許可状態から前記ユーザ許可状態に変更されたときには、その変更タイミングから所定時間までの間、前記機器に前記所定のトリガ信号を破棄させる、
    ことを特徴とする車両用情報通信方法。
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