JP7211250B2 - 情報処理装置及び情報処理プログラム - Google Patents

情報処理装置及び情報処理プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP7211250B2
JP7211250B2 JP2019083100A JP2019083100A JP7211250B2 JP 7211250 B2 JP7211250 B2 JP 7211250B2 JP 2019083100 A JP2019083100 A JP 2019083100A JP 2019083100 A JP2019083100 A JP 2019083100A JP 7211250 B2 JP7211250 B2 JP 7211250B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
vehicle
unit
linking
identification information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019083100A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020182071A (ja
Inventor
陽 星野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2019083100A priority Critical patent/JP7211250B2/ja
Priority to US16/806,212 priority patent/US10972143B2/en
Priority to CN202010181379.6A priority patent/CN111866806A/zh
Publication of JP2020182071A publication Critical patent/JP2020182071A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7211250B2 publication Critical patent/JP7211250B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/38Transceivers, i.e. devices in which transmitter and receiver form a structural unit and in which at least one part is used for functions of transmitting and receiving
    • H04B1/3822Transceivers, i.e. devices in which transmitter and receiver form a structural unit and in which at least one part is used for functions of transmitting and receiving specially adapted for use in vehicles
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W4/00Services specially adapted for wireless communication networks; Facilities therefor
    • H04W4/30Services specially adapted for particular environments, situations or purposes
    • H04W4/40Services specially adapted for particular environments, situations or purposes for vehicles, e.g. vehicle-to-pedestrians [V2P]
    • H04W4/44Services specially adapted for particular environments, situations or purposes for vehicles, e.g. vehicle-to-pedestrians [V2P] for communication between vehicles and infrastructures, e.g. vehicle-to-cloud [V2C] or vehicle-to-home [V2H]
    • GPHYSICS
    • G07CHECKING-DEVICES
    • G07CTIME OR ATTENDANCE REGISTERS; REGISTERING OR INDICATING THE WORKING OF MACHINES; GENERATING RANDOM NUMBERS; VOTING OR LOTTERY APPARATUS; ARRANGEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS FOR CHECKING NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
    • G07C5/00Registering or indicating the working of vehicles
    • G07C5/008Registering or indicating the working of vehicles communicating information to a remotely located station
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L67/00Network arrangements or protocols for supporting network services or applications
    • H04L67/01Protocols
    • H04L67/12Protocols specially adapted for proprietary or special-purpose networking environments, e.g. medical networks, sensor networks, networks in vehicles or remote metering networks
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W4/00Services specially adapted for wireless communication networks; Facilities therefor
    • H04W4/30Services specially adapted for particular environments, situations or purposes
    • H04W4/40Services specially adapted for particular environments, situations or purposes for vehicles, e.g. vehicle-to-pedestrians [V2P]
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R25/00Fittings or systems for preventing or indicating unauthorised use or theft of vehicles
    • B60R25/20Means to switch the anti-theft system on or off
    • B60R25/209Remote starting of engine
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R25/00Fittings or systems for preventing or indicating unauthorised use or theft of vehicles
    • B60R25/20Means to switch the anti-theft system on or off
    • B60R25/24Means to switch the anti-theft system on or off using electronic identifiers containing a code not memorised by the user

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Computing Systems (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)
  • Selective Calling Equipment (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)

Description

本発明は、情報処理装置及び情報処理プログラムに関する。
従来より車両と車両の外部装置(サーバ等)との間で通信が行われる形態が知られている。例えば特許文献1には、携帯端末から外部装置であるテレマティクスセンタに対して、車両の遠隔操作要求が送信されたとき、テレマティクスセンタから車両に搭載される通信機器に向けて、遠隔操作命令を送信する技術が開示される。
特開2016-201613号公報
しかしながら、特許文献1に開示される従来技術では、実際上、特定の車両に搭載される通信機器と、外部装置との間だけで通信が成立してしまう可能性がある。そのため、例えば複数の車両の内、第1車両に搭載されていた通信機器が取り外されて、第1車両以外の第2車両に搭載されていた通信機器が不正に付け替えられた場合、外部装置からの指令に応じて、第1車両に付け替えられた通信機器から送信される車両情報が外部装置にアップロードされる可能性があるため、正規の通信機器が搭載されていた第1車両を特定できない可能性がある。また、不正に付け替えられた通信機器によって第1車両が不正に遠隔操作される可能性もあり得るため、防犯の観点からも改善の余地がある。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであって、通信機器が搭載される正規の車両を特定することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明の実施の形態に係る情報処理装置は、通信機器が搭載される車両に設けられ、又は、前記通信機器と通信可能な外部装置に設けられる情報処理装置であって、前記通信機器に固有の機器識別情報と前記通信機器が搭載される正規の車両に固有の車両識別情報とを紐付けた紐付け情報を記憶する記憶部と、前記車両から取得される車両識別情報と、前記紐付け情報に含まれる車両識別情報とを比較することで、前記車両から取得される車両識別情報が、前記紐付け情報に含まれる車両識別情報と一致しないとき、前記外部装置へ前記車両の状態を表す車両状態情報の送信を制限する情報送信制限部と、を備える。
本実施の形態によれば、記憶された紐付け情報を利用することで、通信機器が搭載される正規の車両を特定できると共に、通信機器が搭載される正規の車両を特定できない場合には、通信機器が正規の車両に搭載されていない状況が発生した蓋然性があるため、遠隔操作要求などに対して、正規車両の不正使用を防止するための措置をとることができる。また、本実施の形態によれば、例えば、車両に搭載される通信機器が不正に交換されるなどして、正規の車両に正規の通信機器以外の通信機器が搭載されている場合でも、車両識別情報が不一致となることで、センタサーバへの車両状態情報などの送信を制限できる。これにより、例えば、車両を不正使用しようとするユーザに対して車両の状態が知得されることを防止できる。
また本発明の実施の形態に係る情報処理装置は、前記車両から取得される車両識別情報と、前記紐付け情報に含まれる車両識別情報とを比較することで、前記車両から取得される車両識別情報が、前記紐付け情報に含まれる車両識別情報と一致しないとき、前記外部装置から送信された情報を破棄する情報破棄部を備える。
本実施の形態によれば、車両に搭載される通信機器が不正に交換されるなどして、正規の車両に正規の通信機器以外の通信機器が搭載されている場合でも、正規の車両の遠隔操作を行おうとするユーザが所有する携帯端末から送信された遠隔操作要求が破棄されるため、車両の不正利用が防止される。
本発明の他の実施の形態は、情報処理プログラムとして実現可能である。
本発明によれば、通信機器が搭載される正規の車両を特定する、という効果を奏する。
本発明の実施の形態に係る情報処理装置を備えた情報配信システム1の構成を概略的に示す図である。 車載機30のECU32のハードウェア構成例を示す図である。 携帯端末4の処理装置42のハードウェア構成例と処理機能の構成例を示す図である。 車載機30のECU32の処理機能の構成例を示す図である。 センタサーバ5の処理装置52のハードウェア構成例と処理機能の構成例を示す図である。 DCM31のハードウェア構成例を示す図である。 DCM31が備えるCPU311の処理機能の構成例を示す図である。 DCM31における紐付け情報の格納動作と紐付け情報の送信動作を説明するためのフローチャートである。 紐付け情報の一例を示す図である。 車両の製造時、輸送時などにおける紐付け情報のアップロードのタイミングなどを概念的に示す図である。 紐付け情報が設定された後に車両の遠隔操作の可否を判定する処理動作を説明するためのフローチャートである。
以下、図面を参照して発明を実施するための形態について説明する。
実施の形態.
図1は本発明の実施の形態に係る情報処理装置を備えた情報配信システム1の構成を概略的に示す図である。情報処理装置は、図1に示されるDCM(Data Communication Module)31、センタサーバ5が備える処理装置52などである。
情報配信システム1は、車両3に搭載される車載機30と、携帯端末4と、車載機30及び携帯端末4との通信が可能なセンタサーバ5とを備える。以下では、車両3を単に「車両」又は「車」と称する場合がある。なお車両は、乗用車に限定されず、貨物車、乗合車(例えばバス)などでもよい。
車載機30には、情報処理装置の一例であるDCM31、ECU(Electronic Control Unit)32、GPS(Global Positioning System)モジュール33、ACCスイッチ34、センサ35、カメラ36、及び表示装置37などが含まれる。なお、車両3には、これらの車載機30以外にも、例えば、ナビゲーション装置、オーディオ装置、インバータ、モータ、補機類なども搭載される。補機類は、エアコン、ラジエターファン、リアデフォッガーなどである。
DCM31は、通信ネットワークNW1を通じて、センタサーバ5と双方向で通信を行う通信機器である。通信ネットワークNW1は、例えば、多数の基地局を末端とする携帯電話網、通信衛星を利用する衛星通信網などである。またDCM31は、車載ネットワークであるCAN(Controller Area Network)38を通じて、ECU32と相互に通信可能に接続され、ECU32からの要求に応じて各種情報を車両3の外部に送信し、また車両3の外部から受信された情報をECU32に入力する。
ECU32は、車両3における所定の機能に関する各種制御処理を行う電子制御ユニットであり、例えばモータECU、ハイブリッドECU、エンジンECUなどである。ECU32は、例えば、車両情報を収集してDCM31に入力する。車両情報は、例えば、車両3の状態に関する情報、撮像情報などである。車両3の状態に関する情報は、例えば、GPSモジュール33、ACCスイッチ34等の各種センサで検出された検出情報である。撮像情報は、カメラ36により撮像される撮像データ、撮像されたときの時刻を示す時刻情報などである。
GPSモジュール33は、衛星から送信されるGPS信号を受信し、自己が搭載される車両3の位置を測位する。GPSモジュール33は、CAN38を通じてECU32と通信可能に接続され、測位された車両3の位置情報は、ECU32に入力される。
ACCスイッチ34は、車両3の運転者等の乗員による所定操作に応じて、車両3のアクセサリ電源をON/OFFする。例えば、ACCスイッチ34は、車室内の運転席のステアリング近傍のインストルメンタルパネルに設けられるパワースイッチ、すなわち、ACCスイッチ34及び図示しないイグニッションスイッチ(IGスイッチ)を操作するボタン型スイッチに対する操作に応じて、ON/OFFされる。ACCスイッチ34の出力信号は、車両3の起動及び停止を表す情報の一例である。具体的には、ACCスイッチ34の出力信号が、OFF信号からON信号になった場合、車両3の起動を表し、ACCスイッチ34の出力信号が、ON信号からOFF信号になった場合、車両3の停止を表す。ACCスイッチ34は、CAN38を通じてECU32等と通信可能に接続され、その状態信号(ON信号/OFF信号)は、ECU32に入力される。
センサ35は、インバータに入力される電圧を検出する電圧センサ、モータに入力される電圧を検出する電圧センサ、車速を検出する速度センサ、アクセル開度を検出するアクセルセンサ、ブレーキ操作量を検出するブレーキセンサ、車両3のアクセルペダルの操作状態を検出するアクセルペダルセンサ、ブレーキペダルの操作状態を検出するブレーキペダルセンサ、ステアリングの操作状態を検出するステアリングセンサなどである。また、センサ35は、例えば、車両3の加速度を検出する加速度センサや車両3の角速度を検出する角速度センサ(ジャイロセンサ)等を含みうる。センサ35から出力される検出情報は、CAN38を通じてECU32に取り込まれる。
カメラ36は、例えば、車両3の前方、後方、車室内などの所定の撮像範囲を撮像する撮像手段である。
表示装置37は、車両3の運転者等の乗員から視認し易い位置、例えば、車室内のインストルメンタルパネルの中央上部に配置され、ECU32による制御の下、各種情報画面や各種操作画面等を表示する。表示装置37は、例えば、タッチパネル式の液晶ディスプレイ等である。
携帯端末4は、例えば、車両3の搭乗者(運転手、同乗者など)が所持する持ち運び可能な携帯電話、スマートフォン、ノートパソコン、PHS(Personal Handy-phone System)などである。携帯端末4は、GSM(Global System for Mobile communications:登録商標)、PDC(Personal Digital Cellular)、CDMA(Code Division Multiple Access)、LTE(Long Term Evolution)、WiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)などの無線通信規格に準拠して、通信ネットワークNW2を通じて、センタサーバ5と通信する。車両3の搭乗者は、携帯端末4の使用者にもなり得るため「ユーザ」と称する場合がある。なお携帯端末4は、所定の無線通信規格に従い、車両3の車載機30との近距離無線通信を行うこともできる。近距離無線通信は、Bluetooth(登録商標)、無線LAN(Local Area Network)などを含む。
携帯端末4は、通信機器41、処理装置42、GPSモジュール43、加速度センサ44、及び表示器45を備える。
通信機器41は、処理装置42による制御の下、通信ネットワークNW2を通じて、センタサーバ5と双方向で通信を行うデバイスである。通信ネットワークNW2は、多数の基地局を末端とする移動体通信網、通信衛星を利用する衛星通信網などである。例えば、通信機器41は、LTE(Long Term Evolution)、4G(4th Generation)、5G(5th Generation)等の所定の通信規格に対応する移動通信モジュールである。
処理装置42は、携帯端末4における各種制御処理を行う。
GPSモジュール43は、衛星から送信されるGPS信号を受信し、自己が搭載される携帯端末4の位置を測位する。測位された携帯端末4の位置情報は、処理装置42に入力される。なお、位置情報は、GPSモジュール43によるGPS測位に代えて、或いは、加えて、基地局との間での信号のやり取りに基づく基地局測位により取得されてもよい。
加速度センサ44は、例えば、MEMS(Micro Electro Mechanical System)技術を用いて、携帯端末4の加速度を検出する既知の検出手段である。
表示器45は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)、有機EL(Electroluminescence)ディスプレイなどの表示デバイスである。
センタサーバ5は、複数の車両3から情報を収集すると共に、複数の車両3及び携帯端末4のユーザに対して情報配信を行うことによって、各種サービスを提供するサーバである。各種サービスは、例えばカーシェアリングサービス、認証キーサービス、トランク配送サービス、B2Cカーシェアサービスなどである。
センタサーバ5は、通信機器51及び処理装置52を備える。
通信機器51は、処理装置52による制御の下、通信ネットワークNW1、及び通信ネットワークNW2を通じて、複数の車両3及び複数の携帯端末4のそれぞれと双方向で通信を行う通信デバイスである。
処理装置52は、センタサーバ5における各種制御処理を実行する。処理装置52は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、補助記憶装置、入出力インタフェース等を含む、サーバコンピュータで構成される。
次に図2を用いて、車載機30のECU32のハードウェア構成について説明する。
図2は車載機30のECU32のハードウェア構成例を示す図である。ECU32は、補助記憶装置32A、メモリ装置32B、CPU32C、及びインタフェース装置32Dを備える。補助記憶装置32A、メモリ装置32B、CPU32C、及びインタフェース装置32Dは、互いにバスライン32Eで接続される。
ECU32の各種機能を実現するプログラムは、例えば、CAN38に繋がる所定の外部接続用のコネクタ、例えばDLC(Data Link Coupler)に着脱可能なケーブルを介して、専用ツールによって提供される。当該プログラムは、専用ツールにおける所定の操作に応じて、専用ツールからケーブル、コネクタ、及び車載ネットワークを経由して、ECU32の補助記憶装置32Aにインストールされる。また、プログラムは、通信ネットワークNW1を通じて、他のコンピュータからダウンロードされ、補助記憶装置32Aにインストールされてもよい。
補助記憶装置32Aは、インストールされたプログラムを格納すると共に、必要なファイルやデータ等を格納する、HDD(Hard Disk Drive)、フラッシュメモリ等である。
メモリ装置32Bは、プログラムの起動指示があった場合に、補助記憶装置32Aからプログラムを読み出して格納する。
CPU32Cは、メモリ装置32Bに格納されたプログラムを実行し、プログラムに従ってECU32の各種機能を実現する。
インタフェース装置32Dは、例えば、CPU32Cを、CAN38を介してDCM31に接続し、また表示装置37、カメラ36、センサ35などを、CAN38を介して、DCM31に接続するインタフェースである。
次に図3を用いて携帯端末4の処理装置42のハードウェア構成例と処理機能について説明する。
図3は携帯端末4の処理装置42のハードウェア構成例と処理機能の構成例を示す図である。処理装置42は、CPU11、RAM12、ROM13、補助記憶装置14及び入出力インタフェース15を備える。
CPU11は、通信処理部421、表示処理部422、センサ情報取得部423、移動手段判定部424、及び端末移動情報送信部425を備える。これらの機能は、ROM13又は補助記憶装置14に格納されるプログラムをCPU11が実行することにより実現される。
通信処理部421は、通信機器41を制御し、センタサーバ5との間での各種信号の送受信を行う。
表示処理部422は、表示器45に各種画像を表示させる。例えば、表示処理部422は、表示器45に操作画面としての各種GUI(Graphical User Interface)を表示させる。また、例えば、表示処理部422は、センタサーバ5から配信される各種情報を表示器45に表示させる。
センサ情報取得部423は、GPSモジュール43等の各種センサから入力されるセンサ情報を、RAM内のバッファ等から取得する。具体的には、センサ情報取得部423は、GPSモジュール43から入力される携帯端末4の位置情報を取得する。また、センサ情報取得部423は、加速度センサ44から入力される携帯端末4の加速度に関する情報(加速度情報)を取得する。
移動手段判定部424は、任意の方法を用いて、携帯端末4を所持するユーザが移動手段としての公共交通機関(バス)を除く車両(以下、単に「移動手段としての車両」と称する)で移動しているか、それ以外の移動手段(例えば、徒歩、自転車、電車、バス等)で移動しているかを判定する。例えば、移動手段判定部424は、加速度センサ44から入力される加速度情報に基づき、移動手段としての車両で移動している場合と車両以外の移動手段で移動している場合とを識別可能に予め機械学習された識別器を適用することにより、当該判定を行ってよい。また、例えば、移動手段判定部424は、加速度センサ44から入力される加速度情報に加えて、或いは、代えて、GPSモジュール43から入力される携帯端末4の位置情報に基づき、ユーザが移動手段としての車両で移動しているか、車両以外の移動手段で移動しているかを判定してもよい。
なお、本実施形態における公共交通機関には、タクシーが含まれない。すなわち、公共交通機関を除く車両には、タクシーが含まれうる。また、移動手段判定部424は、簡易的に、携帯端末4のユーザが移動手段としての公共交通機関(バス)も含む車両で移動しているか、それ以外の移動手段で移動しているかを判定してもよい。これにより、例えば、移動手段判定部424は、携帯端末4の移動速度の高低と、線路上を移動中であるか否かを判断するだけで、携帯端末4を所持するユーザが移動手段としての公共交通機関も含む車両で移動しているか、それ以外の移動手段で移動しているかを判定することができる。
端末移動情報送信部425は、携帯端末4の移動、すなわち、携帯端末4を所持するユーザの移動に関する情報(端末移動情報)を生成し、通信処理部421を介して、センタサーバ5に送信する。端末移動情報には、携帯端末4の位置情報、移動手段判定部424による判定結果(後述する車両移動中タグの有無)等が含まれうる。
次に図4を用いて車載機30のECU32の処理機能について説明する。
図4は車載機30のECU32の処理機能の構成例を示す図である。ECU32のCPU32Cは、車両情報取得部321、マップマッチング部322、プローブ情報送信部323、及び表示処理部324を備える。これらの機能は、図2に示されるメモリ装置32B、又は補助記憶装置32Aに格納されるプログラムをCPU32Cが実行することにより実現される。補助記憶装置32Aには、例えば地図情報DB(Data Base)3291が含まれる。地図情報DB3291は、交差点に対応するノード、ノード間を接続する道路リンク、建物や道路等の地物に対応するラインやポリゴン等を含むGIS(Geographic Information System)データ等により構成される。
車両情報取得部321は、図1に示されるGPSモジュール33、ACCスイッチ34、センサ35、カメラ36等から入力される車両情報をRAM内のバッファ等から取得する。具体的には、車両情報取得部321は、GPSモジュール33から入力される車両3の位置情報を取得する。また、車両情報取得部321は、ACCスイッチ34から入力されるACCスイッチ34のON/OFF状態に関する信号(ON信号或いはOFF信号)を取得する。また、車両情報取得部321は、センサ35から入力される車両3の車速に関する情報(車速情報)を取得する。また、車両情報取得部321は、カメラ36から入力される撮像画像を取得する。
マップマッチング部322は、地図情報DB3291と、車両情報取得部321により取得される車両3の位置情報に基づき、車両3の位置情報に対応する道路リンク、すなわち、車両3が現在位置する道路リンクを特定する。例えば、地図情報DB3291に含まれる道路網を構成する複数の道路リンクのそれぞれには、予め識別情報、すなわち、リンクID(Identifier)が規定されており、マップマッチング部322は、車両3が現在位置する道路リンクのリンクIDを特定する。
なお、マップマッチング部322の機能は、センタサーバ5に設けられてもよい。この場合、センタサーバ5は、それぞれの車両3から送信される後述のプローブ情報に含まれる位置情報に基づき、車両3が現在位置する道路リンクのリンクIDを特定すればよい。
プローブ情報送信部323は、所定周期ごとに、車両情報取得部321により取得される各種車両情報と、各種車両情報に対応する時刻情報、及びマップマッチング部322により特定された道路リンク等を含むプローブ情報を生成する。そして、プローブ情報送信部323は、生成したプローブ情報を、DCM31を介して、センタサーバ5に送信する。
なお、車両3からセンタサーバ5に送信されるプローブ情報には、各種車両情報に対応する時刻情報が含まれなくてもよい。この場合、センタサーバ5は、車両3から車両移動情報が送信された時刻、センタサーバ5で車両移動情報が受信された時刻、或いはこれらの時刻から算出される車両3が位置情報に対応する実在位置に存在したと推定時刻等を、各種車両情報に対応する時刻情報として、車両3から受信されたプローブ情報に追加する等すればよい。
表示処理部324は、車両3の運転者等の乗員による操作等に応じて、表示装置37に所定の情報画面を表示させる処理を行う。例えば、表示処理部324は、センタサーバ5から車両3に配信される各種情報を表示装置37に表示させる処理を行う。
次に図5を用いてセンタサーバ5の処理装置52のハードウェア構成例と処理機能について説明する。
図5はセンタサーバ5の処理装置52のハードウェア構成例と処理機能の構成例を示す図である。処理装置52は、CPU16、記憶部520及び入出力インタフェース17を備える。
CPU16は、通信処理部5201、車両移動履歴蓄積処理部5202、端末移動履歴蓄積処理部5203、クローラ部5204、情報表示物抽出部5205、情報表示物探索部5206、関連情報収集部5207、付加情報入力受付部5208、対象車両検出部5209、乗車中特定部5210、情報配信部5211、及び紐付け情報管理部5212を備える。これらの機能は、記憶部520に格納されるプログラムをCPU16が実行することにより実現される。
記憶部520は、地図情報DB520Aと、プローブ情報DB520Bと、車両移動履歴DB520Cと、端末移動履歴DB520Dと、クロール情報DB520Eと、情報表示物DB520Fと、関連情報DB520Gと、車両情報DB520Hと、ユーザ情報DB520Iと、紐付け情報DB520Jとを含む。
通信処理部5201は、通信機器51を制御し、複数の車両3及び複数の携帯端末のそれぞれとの間での各種信号(制御信号、情報信号等)の送受信を行う。
車両移動履歴蓄積処理部5202は、通信処理部5201により複数の車両3のそれぞれから逐次受信され、プローブ情報DB520Bに保存されるプローブ情報に加工を施し、車両3の移動履歴(車両移動履歴)として車両移動履歴DB520Cに蓄積させる処理を行う。例えば、車両移動履歴蓄積処理部5202は、プローブ情報DB520Bに格納される複数の車両3のそれぞれのプローブ情報の時系列データに基づき、それぞれの車両3が起動されてから停止されるまでの期間ごと、すなわち、一回のトリップごとの移動履歴に関する情報(トリップ情報)を生成する。換言すれば、車両移動履歴蓄積処理部5202は、車両3の一回のトリップごとの出発地から目的地までのトリップ情報を生成する。具体的には、車両移動履歴蓄積処理部5202は、プローブ情報の時系列データに含まれるACCスイッチ34の信号に基づき、車両3の起動を判断し、車両3の起動時のプローブ情報に含まれる位置情報を車両3のある一回のトリップの起点(出発地)と規定する。また、車両移動履歴蓄積処理部5202は、車両3の当該プローブ情報よりも時系列的に後のプローブ情報の中でACCスイッチ34のOFF信号が含まれる直近のプローブ情報に含まれる車両3の位置情報を車両3のある一回のトリップの終点(目的地)と規定する。
そして、車両移動履歴蓄積処理部5202は、車両3の一回のトリップの起点及び終点の双方に係る2つのプローブ情報と、時系列的に、この2つのプローブ情報の間にある複数のプローブ情報(プローブ情報群)を1つにまとめて、トリップ情報を生成する。車両移動履歴蓄積処理部5202は、生成したそれぞれの車両3のトリップ情報を、それぞれの車両3に対応する識別情報(車両識別番号:VIN(Vehicle Index Number)、所定の車両ID等)と紐づけて、車両移動履歴DB520Cに保存する。
なお、車両移動履歴蓄積処理部5202による当該処理は、通信処理部5201により複数の車両3のそれぞれから逐次受信されるプローブ情報に対応し、リアルタイムに実行されてもよいし、定期的に、ある程度溜まった未処理のプローブ情報に対して実行されてもよい。
端末移動履歴蓄積処理部5203は、通信処理部5201により複数の携帯端末4から逐次受信される端末移動情報を、携帯端末4の移動履歴として端末移動履歴DB520Dに蓄積させる処理を行う。具体的には、端末移動履歴蓄積処理部5203は、それぞれの携帯端末4の端末移動情報を、それぞれの携帯端末4に対応する識別情報、例えば、所定の端末ID等と紐づける態様で、端末移動履歴DB520Dに保存する。
なお、端末移動履歴蓄積処理部5203による当該処理は、通信処理部5201により複数の携帯端末4のそれぞれから逐次受信される端末移動情報に対応し、リアルタイムに実行されてもよいし、定期的に、RAM等のバッファにある程度溜まった未処理の端末移動情報に対して実行されてもよい。
クローラ部5204は、既知のアルゴリズムに基づき、定期的に、インターネット上のウェブサイトやSNSの情報を収集(ダウンロード)し、クロール情報DB520Eに保存する。
情報表示物抽出部5205は、プローブ情報DB520Bに格納される、複数の車両3のそれぞれのプローブ情報に含まれるカメラ36の撮像画像から、既知の画像認識処理に基づき、情報表示物を抽出する。そして、情報表示物抽出部5205は、抽出した情報表示物に固有の識別情報を付した上で、識別情報に、当該情報表示物の画像、当該情報表示物の位置情報等のメタ情報を紐づけて、情報表示物DB520Fに保存する。これにより、情報表示物DB520Fには、所定の広告主の広告情報が表示される立て看板やデジタルサイネージ等の予め登録される情報表示物に関する情報の他に、情報表示物抽出部5205により抽出された情報表示物に関する情報が登録される。そのため、後述する関連情報を配信する対象となる情報表示物が充実されるため、ユーザの利便性が向上する。
なお、メタ情報として付される情報表示物の位置情報は、抽出元である撮像画像と同じプローブ情報に含まれる車両3の位置情報そのものであってもよいし、撮像画像から算出される車両3に対する情報表示物の相対的な位置情報を考慮した位置情報であってもよい。また、情報表示物抽出部5205は、抽出した情報表示物が、既に情報表示物DB520Fに登録される情報表示物と同じであると判断される場合、抽出した情報表示物に関する情報を情報表示物DB520Fに保存しない。また、情報表示物抽出部5205による当該処理は、通信処理部5201により複数の車両3のそれぞれから逐次受信されるプローブ情報に対応し、リアルタイムに実行されてもよいし、定期的に、ある程度溜まった未処理のプローブ情報に対して実行されてもよい。
情報表示物探索部5206は、クロール情報DB520Eに格納されるウェブやSNSのクロール情報から、その位置を特定可能な情報表示物に関する情報を探索する。情報表示物探索部5206は、探索の結果、発見した情報表示物に固有の識別情報を付した上で、識別情報に、当該情報表示物の画像、当該情報表示物の位置情報等のメタ情報を付して、情報表示物DB520Fに保存する。
なお、情報表示物探索部5206は、抽出した情報表示物が、既に情報表示物DB520Fに登録される情報表示物と同じであると判断される場合、抽出した情報表示物に関する情報を情報表示物DB520Fに保存しない。また、情報表示物探索部5206による当該処理は、クローラ部5204によりクロール情報DB520Eが更新されるのに対応して、リアルタイムに実行されてもよいし、定期的に、ある程度溜まったクロール情報に対して実行されてもよい。
関連情報収集部5207は、情報表示物抽出部5205により抽出された情報表示物の画像やクロール情報DB520Eに格納されるウェブ及びSNS等のクロール情報から、情報表示物DB520Fに登録される情報表示物の関連情報を収集する。情報表示物の関連情報には、情報表示物の画像等に基づき収集される、情報表示物に示される情報の内容が含まれる。また、情報表示物の関連情報には、情報表示物に示される情報に関連する場所や施設等のルート案内情報を含む位置情報、例えば、情報表示物に示される広告情報によって人を誘導したい店舗や施設等の位置情報が含まれる。また、情報表示物の関連情報には、情報表示物に示される情報をより詳細に示す情報、情報表示物に示される情報をさらに補足する補足情報、情報表示物に示される情報に関連するより新しい最新情報(例えば、ある店舗の広告情報に関連する商品等の入荷情報、セール情報等の時系列的に更新されうる情報)、情報表示物に示される情報に関連する口コミ情報等の付加情報が含まれる。関連情報収集部5207は、収集した関連情報及び登録日時に関する情報を、対応する情報表示物の識別情報と紐付けて、関連情報DB520Gに保存する。これにより、後述の如く、ユーザの車両3や携帯端末4等に配信される情報表示物の関連情報を充実させることができるため、ユーザの利便性を向上させることができる。
なお、関連情報収集部5207による当該処理は、情報表示物抽出部5205による情報表示物の抽出処理やクローラ部5204によるクロール情報DB520Eの更新処理に対応して、リアルタイムに実行されてもよいし、定期的に、ある程度溜まった、抽出された情報表示物の画像やクロール情報に対して実行されてもよい。
付加情報入力受付部5208は、処理装置52の入力装置やインターネット等を通じて入力される、情報表示物DB520Fに登録される情報表示物に関する付加情報を受け付ける。付加情報入力受付部5208は、受け付けた付加情報及び登録日時に関する情報を、対応する情報表示物の関連情報として、当該情報表示物の識別情報と紐付けて、関連情報DB520Gに保存する。例えば、センタサーバ5の管理者や情報表示物に表示される広告情報の広告主等は、処理装置52に接続される所定の入力装置(不図示)や所定のウェブページを通じて、既に情報表示物DB520Fに登録済みの情報表示物に関する付加情報を入力することができる。これにより、後述の如く、ユーザの車両3や携帯端末4等に配信される情報表示物の関連情報が充実化されるため、ユーザの利便性を向上させることができる。
対象車両検出部5209は、通信処理部5201により複数の車両3のそれぞれから受信された最新のプローブ情報に含まれる位置情報に基づき、情報表示物DB520Fに登録される情報表示物の周辺に位置する車両3(対象車両)を検出する。具体的には、対象車両検出部5209は、情報表示物DB520Fに登録されるそれぞれの情報表示物の設置位置に隣接する道路、すなわち、通過する車両3がそれぞれの情報表示物を視認可能な道路に、車首が情報表示物に向かう態様で位置する車両3を検出する。
また、対象車両検出部5209は、通信処理部5201により逐次受信される対象車両である車両3の位置情報に基づき、当該車両3が対応する情報表示物の近傍(例えば、路側に設置される情報表示物の前或いは道路の真上に設置される情報表示物の下)を通過したか否かを判定する。すなわち、対象車両検出部5209は、当該情報表示物と隣接する道路上における当該情報表示物を視認可能な区間(以下、「視認可能区間」と称する)を対象車両である車両3が通過したか否かを判定する。通常、車両3の乗員は、車両3の前方或いは側方にある情報表示物を視認するため、車両3が路側にある情報表示物の前を通過したり、道路の上に設置される情報表示物の下を通過したりした場合、乗員が後を振り返らない限り、当該情報表示物を視認できないからである。
なお、センタサーバ5が、例えば、センタサーバからの情報配信に基づき各種情報が表示されるデジタルサイネージ等の情報表示物と通信可能に接続されている前提で、対象車両検出部5209の機能は、当該情報表示物(デジタルサイネージ)に設けられてもよい。この場合、情報表示物は、情報表示物に設置されるカメラ等のセンサの出力に基づき、対象車両(車両3)を検出し、検出結果をセンタサーバ5に送信する構成であってよい。
乗車中特定部5210は、車両情報DB520Hに基づき、対象車両検出部5209により検出された車両3(対象車両)に乗車しているユーザを特定する。車両情報DB520Hには、それぞれの車両3に対して、それぞれの車両3を利用するユーザの携帯端末4が紐づけて登録されている。これにより、乗車中特定部5210は、対象車両検出部5209により検出された車両3と紐付けて登録される携帯端末4のユーザを、車両3に乗車している可能性があるユーザとして特定することができる。
また、乗車中特定部5210は、対象車両としての車両3に乗車している可能性があるユーザが実際に乗車しているか否かを判定する。例えば、乗車中特定部5210は、通信処理部5201により受信される、当該車両3に乗車している可能性があるユーザの携帯端末4の最新の端末移動情報に含まれる位置情報と、プローブ情報DB520Bに格納される、当該車両3の最新のプローブ情報に含まれる位置情報とを比較する。これにより、乗車中特定部5210は、当該車両3に当該携帯端末4のユーザが乗車しているか否かを判定することができ、結果として、当該車両3に乗車しているユーザを特定できる。
なお、車両情報DB520Hに登録される車両3と携帯端末4との紐付け情報は、車両3、携帯端末4のユーザに所定のウェブサイトを経由したオンラインでの登録処理により規定されてよい。また、車両情報DB520Hに格納される、車両3と携帯端末4との紐付け情報は、例えば、車両移動履歴DB520Cに格納される車両3の移動履歴(車両移動履歴)と、端末移動履歴DB520Dに格納される携帯端末4との移動履歴(端末移動履歴)とを比較することにより規定されてもよい。具体的には、ある車両3の車両移動履歴におけるあるトリップ情報と、ある携帯端末4の端末移動履歴の一部とが一致する場合、当該車両3に携帯端末4のユーザが乗車していたと判断することができる。そのため、それぞれの車両3に対する乗車履歴(乗車回数)等に基づき、それぞれの車両3を利用するユーザの携帯端末4が特定されることにより、車両情報DB520Hが構築されてもよい。
情報配信部5211は、対象車両検出部5209により対象車両(車両3)が対応する情報表示物の近傍を通過したと判定された場合、通信処理部5201を通じて、当該車両3、及び乗車中特定部5210により特定される、当該車両3に乗車しているユーザの携帯端末4に対して、当該情報表示物の関連情報を配信する。これにより、車両3に乗車している乗員(ユーザ)は、車両3や自身の所持する携帯端末4に配信される、当該情報表示物の関連情報を、車両3の表示装置37や携帯端末4の表示器45を通じて、リアルタイムに確認することができる。そのため、例えば、車両3に乗車しているユーザが情報表示物を見逃したり、情報表示物に示される情報を十分に把握できなかったりした場合でも、情報表示物の関連情報が提供されるため、ユーザに対して情報表示物に示される情報の把握を促すことができる。
なお、情報配信部5211は、対象車両検出部5209により検出された対象車両(車両3)に乗車している可能性があるユーザの携帯端末4、すなわち、車両情報DB520Hにおいて、当該車両3と紐付けられて登録される携帯端末4に情報表示物の関連情報を配信してもよい。
また、情報配信部5211は、対象車両検出部5209により検出された対象車両(車両3)が、対応する情報表示物の近傍を通過したと判定された場合、通信処理部5201を通じて、当該車両3に乗車しているユーザ或いは当該車両3に乗車している可能性があるユーザが情報を受信し閲覧可能なオンラインサービス(以下、単にオンラインサービスと称する)における当該ユーザに対応するアカウントに対して、当該情報表示物の関連情報を配信する。これにより、車両3に乗車しているユーザは、自身が利用するメールサービスやSNSサービス等のオンラインサービスにおける自身のアカウントに配信された情報表示物の関連情報を、事後的に、時間的な余裕がある状況で確認することができる。ユーザ情報DB520Iには、例えば、所定のウェブページ等を通じて、車両3或いは携帯端末4のユーザにより予め登録される、オンラインサービスのアカウントに関する情報が、車両3及び携帯端末4の少なくとも一方と紐づけられる態様で登録されている。そのため、情報配信部5211は、ユーザ情報DB520Iにおいて、対象車両検出部5209により検出された車両3と紐づけられたアカウントを、当該車両3に乗車している可能性があるユーザのアカウントと判断することができる。また、情報配信部5211は、ユーザ情報DB520Iにおいて、乗車中特定部5210により当該車両3に乗車中であると特定されたユーザの携帯端末4と紐づけられたアカウントを、当該車両3に乗車しているユーザのアカウントと判断することができる。
紐付け情報管理部5212は、DCM31から送信された紐付け情報を、紐付け情報DB520Jに格納する。また紐付け情報管理部5212は、紐付け情報DB520Jに紐付け情報が格納された後、携帯端末4から車両の遠隔操作を要求する信号(操作要求信号、遠隔操作要求など)を入力したときに、遠隔操作対象の車両が、紐付け情報に記録される車両と一致するかを確認する。操作要求信号は、例えば携帯端末4にインストールされた、車両遠隔操作用のアプリケーションプログラム(専用アプリ)により生成される。紐付け情報管理部5212の詳細については後述する。なお携帯端末4などによる車両の遠隔操作手法については、例えば特開2018-204475号公報に開示される通り周知であるため、その説明は省略する。
次に図6を用いて車載機30のDCM31のハードウェア構成について説明する。
図6はDCM31のハードウェア構成例を示す図である。DCM31は、DCM31の機能を統合して管理するCPU311、通信モジュール312、通報モジュール313、記憶部314、電源制御部315、及び車両内通信インタフェース316を備える。
通信モジュール312は、通信ネットワークNW1を介してセンタサーバ5の通信機器51に接続され、音声通話、高速データ通信などを行う通信機器である。
通報モジュール313は、例えば、エアバッグの作動時、緊急通報スイッチがオン操作されたとき、セキュリティアラームの発生時などに報知情報を生成して、通信モジュール312を介して、センタサーバ5へ報知する。
記憶部314は、DCM31で取り扱われる各種情報が記憶され、例えば車両情報を記憶する車両情報記憶部3141、DCM情報を記憶するDCM情報記憶部3142、紐付け情報を記憶する紐付け情報記憶部3143を備える。紐付け情報の詳細は後述する。
ここで述べる車両情報は、車両のCANデータ等から取得される車両を一意に識別する車両識別情報(例えばVIN、所定の車両IDなど)である。DCM情報は、車両に搭載されるDCMなどの通信機器を一意に識別する機器識別情報である。
電源制御部315は、補助バッテリから供給される電源電圧を降圧化及び定電圧化することで、DCM31の各機能を駆動するための電源を生成して供給する電源供給回路である。
車両内通信インタフェース316は、車両内のCAN38を介して、ECU31との間で一定周期の情報の送受信を行う。
次に図7を用いて、DCM31が備えるCPU311の処理機能について説明する。
図7はDCM31が備えるCPU311の処理機能の構成例を示す図である。CPU311は、情報入力部3111、紐付け情報生成部3112、紐付け情報格納部3113、紐付け情報送信部3114、情報送信制限部3115、及び情報破棄部3116を備える。これらの機能は、図6に示される記憶部314に格納される所定のプログラムをCPU311が実行することにより実現される。
情報入力部3111は、図6に示す車両情報記憶部3141に記憶された車両情報と、DCM情報記憶部3142に記憶されたDCM情報を入力する。
紐付け情報生成部3112は、情報入力部3111に入力された車両情報をDCM情報に紐付けることで、車両情報をDCM情報に紐付けた情報である紐付け情報を生成する。紐付け情報は、例えば複数の車両のそれぞれの製造時において、複数の車両のそれぞれに割り当てられた車両識別情報(VINなど)に、複数の車両のそれぞれに搭載されるDCMの機器識別情報が対応付けられることで生成されるテーブル情報などである。紐付け情報の具体例は後述する。
紐付け情報格納部3113は、紐付け情報生成部3112で生成された紐付け情報を、図6に示す紐付け情報記憶部3143に格納する。
紐付け情報送信部3114は、例えば、ECU32で収集された車両情報に基づきイグニッションオンを検出したときに、紐付け情報記憶部3143に格納された紐付け情報を読み出して、図6に示す通信モジュール312を介して、センタサーバ5に送信する。
情報送信制限部3115は、車両のCANデータ等から取得される車両識別情報(VIN等)と、DCM31の機器識別情報に紐付けられている正規の車両の車両識別情報とを比較し、車両から取得される車両識別情報が、紐付け情報に含まれる車両識別情報と一致しないとき、当該DCM31が正規の車両に搭載されていないと判定し、外部装置(センタサーバ5)に対して、車両の状態を表す車両状態情報の送信を制限する。情報送信制限部3115を備えることによって、例えば、DCM31が不正に交換されるなどして、正規の車両に、正規のDCM31以外のDCM31が搭載されている場合でも、車両識別情報が不一致となることで、センタサーバ5への車両状態情報などの送信を制限できる。これにより、例えば、車両を不正使用しようとするユーザに対して車両の状態が知得されることを防止できる。
情報破棄部3116は、車両のCANデータ等から取得される車両識別情報(VIN等)と、DCM31の機器識別情報に紐付けられている正規の車両の車両識別情報とを比較し、車両から取得される車両識別情報が、紐付け情報に含まれる車両識別情報と一致しないとき、携帯端末4などからセンタサーバ5を介して送信された情報(遠隔操作要求など)を破棄する。情報破棄部3116を備えることによって、例えばDCM31が不正に交換されるなどして、正規の車両に、正規のDCM31以外のDCM31が搭載されている場合でも、正規の車両の遠隔操作を行おうとするユーザが所有する携帯端末4から送信された遠隔操作要求が破棄されるため、車両の不正利用が防止される。
次に図8などを用いて、生成した紐付け情報を格納する動作と、格納された紐付け情報をセンタサーバ5へ送信する動作について説明する。
図8はDCM31における紐付け情報の格納動作と紐付け情報の送信動作を説明するためのフローチャートである。図9は紐付け情報の一例を示す図である。図10は車両の製造時、輸送時などにおける紐付け情報のアップロードのタイミングなどを概念的に示す図である。なお、図10には、生産国(例えば日本)で製造された車両が海外の販売国(例えば北米)に輸入されて、販売国の通信キャリア(モバイルネットワークオペレータ)が切り替えられる様子が示されている。
車両製造時に、DCM31のサプライ工場から、自動車の製造メーカである車両工場にDCM31が出荷される。サプライ工場の出荷時のDCM31では、例えば車体番号等が書き換え可能な「工場モード」となっている。DCM31を入庫した車両工場では、車両にDCM31が搭載され、さらにDCM31にコンフィグデータが書き込まれる。コンフィグデータは、例えば「車体番号」、「車種」、「燃料タイプ(ガソリン、軽油)」、「ボディタイプ」等である。「車体番号」の一例としては、例えば、個々の車両を一意に識別する番号である車両識別番号「VIN」が使用される。
DCM31が車両に搭載された後、図10(1)に示されるようにイグニッションオンが検出されたとき、紐付け情報の格納処理が実行される。紐付け情報の格納処理は、DCM31において、車両識別情報にDCM情報を紐付けることで生成された紐付け情報を、所定の記憶部へ格納する処理である。紐付け情報の格納処理は、図8に示されるステップS1、ステップS2(No)~ステップS5までの処理に対応する。
図10(2)に示すように、車両の輸送時にイグニッションオンが検出されると、紐付け情報の送信処理が行われる。紐付け情報の送信処理は、所定の記憶部に格納された紐付け情報を、センタサーバ5で管理、共有させるために送信する処理である。紐付け情報の送信処理は、ステップS1、ステップS2(Yes)~ステップS8までの処理に対応する。
ステップS1において、紐付け情報生成部3112は、イグニッションオンが検出されたか否かを判断する。イグニッションオンが検出されるまで、ステップS1の処理が繰り返される(ステップS1,No)。
紐付け情報生成部3112は、イグニッションオンを検出すると(ステップS1,Yes)、紐付け情報記憶部3143を参照することで、紐付け情報が生成済みであるか否かを判断する(ステップS2)。
紐付け情報生成部3112は、紐付け情報記憶部3143に紐付け情報が格納されていない場合(ステップS2,No)、紐付け情報が生成済みではないと判断して、情報入力部3111を介して、車両識別情報(VINなど)を入力する(ステップS3)。
紐付け情報生成部3112は、ステップS3で入力した車両識別情報を、DCM情報に紐付けることで、紐付け情報を生成する(ステップS4)。
紐付け情報格納部3113は、ステップS4で生成された紐付け情報を、紐付け情報記憶部3143に格納する(ステップS5)。これにより、紐付け情報の格納処理が終了する。
図9には、紐付け情報2の一例が示される。「VIN」は、車両識別番号の一例である。「DCM Model Year」、「DCM Destination」、「DCM Part Number」、「DCM Supplier」、「DCM Grade」などは、機器識別情報(DCM情報)の一例である。
なお、紐付け情報2に含まれる「eUICC ID」は、「eUICC」を一意に識別する識別番号である。「eUICC」は、e-SIM(Embedded Subscriber Identity Module)とも呼ばれる、セキュアエレメント(通信プロファイルが記憶される記憶媒体)である。「eUICC」は、GSMAの仕様に準拠して、複数のモバイルネットワークオペレータとの契約をリモートで管理できるよう設計されており、DCM31を構成する基板などに、取り外しができないように装着(埋め込み)されている。「eUICC」を設けることによって、車両の製造国と販売国が異なる場合でも、各国のモバイルネットワークオペレータが提供する通信網を介して、センタサーバ5と車両との通信が可能になる。
紐付け情報が、紐付け情報記憶部3143に格納された後、例えば車両の輸送のためイグニッションオンが検出された場合(ステップS1,Yes)、紐付け情報生成部3112は、紐付け情報記憶部3143を参照することで、紐付け情報が生成済みであると判断する(ステップS2,Yes)。
紐付け情報が生成済みであると判断されると、ステップS6の処理が実行される。
ステップS6において、DCM31の通信モジュール312は、通信ネットワークNW1の電界強度を計測し、計測された電界強度の値と所定の閾値と比較することで、通信ネットワークNW1との通信が可能なエリア内に車両が存在するか否かを判断する。なお、ステップS6の処理は、ステップS2において紐付け情報が生成済みであると判断されたときに開始させてもよいし、ステップS1、S2の処理と並行して実施させてもよい。
通信ネットワークNW1との通信可能なエリア内に車両が存在しない場合、通信モジュール312は、センタサーバ5との通信が困難と判断し(ステップS6,No)、通信可能なエリア内に車両が存在すると判断されるまで、ステップS6の処理を繰り返す。
通信ネットワークNW1との通信可能なエリア内に車両が存在する場合、通信モジュール312は、センタサーバ5との通信可能と判断する(ステップS6,Yes)。
センタサーバ5との通信可能と判断した通信モジュール312は、例えば、通信可能であることを示す情報を、紐付け情報送信部3114に入力する。当該情報を入力した紐付け情報送信部3114は、紐付け情報記憶部3143に格納された紐付け情報を読み出して、センタサーバ5に送信(アップロード)する(ステップS7)。
紐付け情報送信部3114では、センタサーバ5から紐付け情報の受信完了通知を受信するまで、ステップS8の処理が実行される(ステップS8,No)。紐付け情報送信部3114が受信完了通知を受信したとき(ステップS8,Yes)、紐付け情報の送信処理は終了する。
紐付け情報の送信処理が終了した後、例えば図10(3)に示すように、日本から北米に車両が輸入されると、北米の通信キャリア(モバイルネットワークオペレータ)への切り替えが行わる。前述したように、DCM31に「eUICC」が装着されるため、例えば生産国の通信キャリアとの間では、ローミング接続を行うことができ、販売国では、正規の通信キャリアへ接続することが可能になる。
通信キャリアの切り替えが行われた状態で、図10(4)に示すように車両が販売されると、例えば車両のユーザが所有する携帯端末4によって、当該車両の遠隔操作を行うことができる。
なお、DCM31と通信キャリアとの間の通信は、例えば、TLS(Transport Layer Security)等の共通鍵方式暗号化処理によって暗号化される。またこのとき伝送されるファイルは、DCM情報によって暗号化することが望ましい。
図11は紐付け情報が設定された後に車両の遠隔操作の可否を判定する処理動作を説明するためのフローチャートである。
ユーザが携帯端末の専用アプリを起動して、起動後の画面に表示されるアイコンなどを操作することで、例えば遠隔でエンジンを始動する操作が行われた場合、操作要求信号が生成され(ステップS10)、その操作要求信号がセンタサーバ5へ送信される(ステップS11)。
センタサーバ5へ送信される情報には、操作要求信号以外にも、例えば、携帯端末4のユーザを識別するユーザ識別情報なども含まれる。ステップS12において、操作要求信号、ユーザ識別情報などを受信したセンタサーバ5の紐付け情報管理部5212は、紐付け情報DB520Jに格納された紐付け情報に参照することで、遠隔操作対象の車両が、紐付け情報に記録される車両と一致するかを判定する。
例えば、販売店で車両が購入されたときにその車両の所有者に関する情報(ユーザ識別情報、携帯端末4の識別情報など)が販売店からセンタサーバ5にアップロードされることによって、紐付け情報管理部5212は、入力したユーザ識別情報と、当該ユーザが所有する車両の識別情報を予め管理することができる。なお、携帯端末4の専用アプリを利用してユーザ識別情報などが入力されることでも、センタサーバ5にその情報がアップロードされて、紐付け情報管理部5212は、ユーザ識別情報などを管理することもできる。紐付け情報管理部5212は、車両の遠隔操作時に携帯端末4からの遠隔操作要求、ユーザ識別情報などを入力すると、予め管理していた情報に、入力した情報を照合することで、遠隔操作要求の発信元の携帯端末4やそのユーザを特定できる。
このようにユーザを特定することができれば、そのユーザが所有する車両(すなわち遠隔操作対象の車両)を特定できるため、紐付け情報管理部5212は、特定された車両に対してVIN(車両識別情報)の送信を要求し(ステップS13)、要求に対して車両識別情報を受信する(ステップS14)。
紐付け情報管理部5212は、受信した車両識別情報と、センタサーバ5に予め記録された紐付け情報の車両識別情報とを比較する(ステップS15)。
比較の結果、車両識別情報が一致しないとき、紐付け情報管理部5212は、当該DCM31が正規の車両に搭載されていないと判定し、操作要求信号の車両への転送を制限する(ステップS16)。これにより、正規車両の不正使用、例えばエンジンを始動、ドア解錠などが防止される。
なお、車両識別情報が一致しないとき、操作要求信号の車両への転送を制限すると共に、例えば、不正使用状態であることを報知又は警告するための情報である報知情報を生成し、この報知情報を、正規車両のユーザが所有する携帯端末4に対して配信してもよい。これにより、正規車両が不正使用され得る状態であったことを知得できる。
比較の結果、車両識別情報が一致する場合、紐付け情報管理部5212は、操作要求信号を遠隔操作対象の車両に転送する。これにより所定の操作が実行される。
また、この構成の場合、センタサーバ5の処理装置52は、DCM31への送信データに、DCM情報に紐付けられる正規の車両の車両識別情報を含めるようにすることで、車両側において、自車両に向けた送信データであるかを判断させてもよい。これにより、DCM31が正規の車両と異なる他の車両に付け替えられる等によって、他の車両の車両情報がセンタサーバ5の処理装置52にアップロードされてしまったり、他の車両の遠隔操作が可能になってしまったりするような事態を抑制できる。
以上に説明したように本実施の形態に係る情報処理装置は、通信機器(通信モジュール312)が搭載される車両に設けられる情報処理装置(DCM31)、又は、通信機器(通信モジュール312)と通信可能な外部装置(センタサーバ5)に設けられる情報処理装置(処理装置52)であって、通信機器に固有の機器識別情報と、通信機器が搭載される正規の車両に固有の車両識別情報とを紐付けた紐付け情報を記憶(格納)する記憶部を備える。
この構成により、所定の記憶部に記憶された紐付け情報を利用して、例えば、車両のCANデータ等から取得される車両識別情報が、記憶された紐付け情報に含まれる車両識別情報と一致するか否かを判定することで、通信機器が搭載される正規の車両を特定できると共に、通信機器が搭載される正規の車両を特定できない場合には、通信機器が正規の車両に搭載されていない状況が発生した蓋然性があるため、遠隔操作要求などに対して、正規車両の不正使用を防止するための措置をとることができる。
また、本実施の形態に係る情報処理プログラムは、通信機器が搭載される車両に設けられ、又は、通信機器と通信可能な外部装置に設けられる情報処理装置の記憶部に、通信機器に固有の機器識別情報と通信機器が搭載される正規の車両に固有の車両識別情報とを紐付けた紐付け情報を、記憶させるステップを、コンピュータに実行させる。これにより、センタサーバ5又はDCM31に大幅な改良を加えることなく、不正な遠隔操作要求などに対して、正規車両の不正使用を防止できる。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1 情報配信システム、2 紐付け情報、3 車両、4 携帯端末、5 センタサーバ、11 CPU、12 RAM、13 ROM、14 補助記憶装置、15 入出力インタフェース、16 CPU、17 入出力インタフェース、20 車両監視サーバ、30 車載機、31 ECU、32 ECU、32A 補助記憶装置、32B メモリ装置、32C CPU、32D インタフェース装置、32E バスライン、33 GPSモジュール、34 ACCスイッチ、35 センサ、36 カメラ、37 表示装置、41 通信機器、42 処理装置、43 GPSモジュール、44 加速度センサ、45 表示器、51 通信機器、52 処理装置、311 CPU、312 通信モジュール、313 通報モジュール、314 記憶部、315 電源制御部、316 車両内通信インタフェース、321 車両情報取得部、322 マップマッチング部、323 プローブ情報送信部、324 表示処理部、421 通信処理部、422 表示処理部、423 センサ情報取得部、424 移動手段判定部、425 端末移動情報送信部、520 記憶部、3111 情報入力部、3112 紐付け情報生成部、3113 紐付け情報格納部、3114 紐付け情報送信部、3141 車両情報記憶部、3142 DCM情報記憶部、3143 紐付け情報記憶部、5201 通信処理部、5202 車両移動履歴蓄積処理部、5203 端末移動履歴蓄積処理部、5204 クローラ部、5205 情報表示物抽出部、5206 情報表示物探索部、5207 関連情報収集部、5208 付加情報入力受付部、5209 対象車両検出部、5210 乗車中特定部、5211 情報配信部、5212 紐付け情報管理部、DB3291 地図情報、DB520A 地図情報、DB520B プローブ情報、DB520C 車両移動履歴、DB520D 端末移動履歴、DB520E クロール情報、DB520F 情報表示物、DB520G 関連情報、DB520H 車両情報、DB520I ユーザ情報、DB520J 紐付け情報、NW1 通信ネットワーク、NW2 通信ネットワーク。

Claims (3)

  1. 通信機器が搭載される車両に設けられ、又は、前記通信機器と通信可能な外部装置に設けられる情報処理装置であって、
    前記通信機器に固有の機器識別情報と前記通信機器が搭載される正規の前記車両に固有の車両識別情報とを紐付けた紐付け情報を記憶する記憶部と、
    前記車両から取得される車両識別情報と、前記紐付け情報に含まれる車両識別情報とを比較することで、前記車両から取得される車両識別情報が、前記紐付け情報に含まれる車両識別情報と一致しないとき、前記外部装置へ前記車両の状態を表す車両状態情報の送信を制限する情報送信制限部と、
    備える情報処理装置。
  2. 前記車両から取得される車両識別情報と、前記紐付け情報に含まれる車両識別情報とを比較することで、前記車両から取得される車両識別情報が、前記紐付け情報に含まれる車両識別情報と一致しないとき、前記外部装置から送信された情報を破棄する情報破棄部を備える請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 通信機器が搭載される車両に設けられ、又は、前記通信機器と通信可能な外部装置に設けられる情報処理装置の記憶部に、前記通信機器に固有の機器識別情報と前記通信機器が搭載される正規の前記車両に固有の車両識別情報とを紐付けた紐付け情報を、記憶させるステップと、
    前記車両から取得される車両識別情報と、前記紐付け情報に含まれる車両識別情報とを比較することで、前記車両から取得される車両識別情報が、前記紐付け情報に含まれる車両識別情報と一致しないとき、前記外部装置へ前記車両の状態を表す車両状態情報の送信を制限するステップと、
    を、コンピュータに実行させる情報処理プログラム。
JP2019083100A 2019-04-24 2019-04-24 情報処理装置及び情報処理プログラム Active JP7211250B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019083100A JP7211250B2 (ja) 2019-04-24 2019-04-24 情報処理装置及び情報処理プログラム
US16/806,212 US10972143B2 (en) 2019-04-24 2020-03-02 Information processing device and information processing program
CN202010181379.6A CN111866806A (zh) 2019-04-24 2020-03-16 信息处理装置和非暂时性计算机可读记录介质

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019083100A JP7211250B2 (ja) 2019-04-24 2019-04-24 情報処理装置及び情報処理プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020182071A JP2020182071A (ja) 2020-11-05
JP7211250B2 true JP7211250B2 (ja) 2023-01-24

Family

ID=72917400

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019083100A Active JP7211250B2 (ja) 2019-04-24 2019-04-24 情報処理装置及び情報処理プログラム

Country Status (3)

Country Link
US (1) US10972143B2 (ja)
JP (1) JP7211250B2 (ja)
CN (1) CN111866806A (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7417860B2 (ja) * 2020-03-31 2024-01-19 マツダ株式会社 車両用情報通信装置及び車両情報の通信方法
US20230141162A1 (en) * 2021-11-08 2023-05-11 Honda Motor Co., Ltd. System and method for identifying an electric vehicle through alternating current electric charging

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004140666A (ja) 2002-10-18 2004-05-13 Toyota Motor Corp データ送受信システム及び移動端末装置
JP2004224204A (ja) 2003-01-23 2004-08-12 Calsonic Kansei Corp 車両用遠隔操作装置
JP2013207623A (ja) 2012-03-29 2013-10-07 Fujitsu Ten Ltd 車両制御装置、及び、情報処理装置

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6980092B2 (en) * 2000-04-06 2005-12-27 Gentex Corporation Vehicle rearview mirror assembly incorporating a communication system
US6751475B1 (en) * 2000-10-19 2004-06-15 At&T Wireless Services, Inc. Shared-revenue billing system for transmission of wireless data from a vehicle
JP5476872B2 (ja) * 2009-09-04 2014-04-23 株式会社デンソー 充電状態送信装置および外部充電システム
BR112015022640B1 (pt) * 2013-03-12 2022-03-29 Lexisnexis Risk Solutions Inc Método e sistema para controle e comunicações telemáticas
US20150235487A1 (en) * 2014-02-14 2015-08-20 GM Global Technology Operations LLC Method for enabling peps key to operate multiple vehicles
JP6521704B2 (ja) 2015-04-08 2019-05-29 株式会社日立製作所 遠隔操作管理方法、遠隔操作管理装置、遠隔操作システム
JP6805969B2 (ja) 2017-05-31 2020-12-23 トヨタ自動車株式会社 リモート始動システム、端末、車両、リモート始動方法
JP6582328B2 (ja) * 2017-06-20 2019-10-02 本田技研工業株式会社 情報出力システム、情報出力方法、及びプログラム
CN107301779A (zh) * 2017-07-28 2017-10-27 广东兴达顺科技有限公司 一种身份认证方法及检测设备
CN109583159B (zh) * 2018-11-30 2021-05-18 北京车和家信息技术有限公司 车辆权限管理方法、***以及计算机可读存储介质

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004140666A (ja) 2002-10-18 2004-05-13 Toyota Motor Corp データ送受信システム及び移動端末装置
JP2004224204A (ja) 2003-01-23 2004-08-12 Calsonic Kansei Corp 車両用遠隔操作装置
JP2013207623A (ja) 2012-03-29 2013-10-07 Fujitsu Ten Ltd 車両制御装置、及び、情報処理装置

Also Published As

Publication number Publication date
US10972143B2 (en) 2021-04-06
JP2020182071A (ja) 2020-11-05
US20200343923A1 (en) 2020-10-29
CN111866806A (zh) 2020-10-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9513133B2 (en) System for parking time management
CN103149845B (zh) 用于实现定制的车辆服务的***及方法
US9626857B2 (en) System for transmitting baggage items
CN104853965B (zh) 用于通过服务供应商选择性地打开车辆的***
US20170308817A1 (en) Apparatus and method to reserve, locate and operate a vehicle from an on-demand vehicle service
US10730463B2 (en) Tigger based vehicle monitoring
JP7298285B2 (ja) 情報処理装置及び情報処理プログラム
CN110276974A (zh) 远程终点下车导航引导
JP2013122694A (ja) サービス提供システム
CN102881179A (zh) 一种汽车主动安全信息的搜集方法及信息服务***
JP6603506B2 (ja) 駐車位置案内システム
JP7211250B2 (ja) 情報処理装置及び情報処理プログラム
JP2012160130A (ja) タクシー情報提供システム及びタクシー情報提供方法
US11695766B2 (en) Apparatus and server for sharing position information of vehicle
JP2020098578A (ja) 緊急車両に対して検知、警告及び応答する装置、システム及び方法
WO2018020604A1 (ja) 車載装置、自動車、情報提供システム、車載装置用プログラム及び自動車用プログラム
JP5471744B2 (ja) 自動料金収受システムを利用した充電設備情報通知システム
JP2010009123A (ja) 車両走行情報管理システム、走行距離計算装置および車両走行情報管理方法
JP6280299B2 (ja) 運行情報収集システムの情報管理方法、及び、運行情報収集システム用管理装置
KR20120119650A (ko) 승객 보호 시스템 및 그 방법
US20200387852A1 (en) Vehicle management apparatus and vehicle management method
JP2018081616A (ja) 管理装置
JP5575855B2 (ja) ネットワークシステム、情報処理装置、ネットワーク接続方法及びプログラム
JP3685764B2 (ja) 端末装置及び自動車通信システム
EP4160389A2 (en) Distributed method and system for vehicle identification tracking

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210729

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220608

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220621

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220805

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20221213

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20221226

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7211250

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151