JP7417789B2 - 完全統合型デジタル色管理システム - Google Patents

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Description

関連出願の相互参照
本出願は、各々の全体が本明細書に援用される、2020年9月4日に出願された米国仮特許出願第63/074,614号、2021年3月16日に出願された第63/161,581号、及び2021年5月20日に出願された第63/190,903号の優先権を主張する。
本発明は、特殊効果インクで印刷されたパッケージの意匠、及びプレス上の特殊効果印刷品の品質管理に関する。本発明は、処理の重要な時点での物理色見本に対する必要を排除した完全統合型デジタルワークフローを提供する。
製品のパッケージ、例えば、タバコ製品のパッケージの印刷では、複雑な意匠が製造業者によって開発されている。意匠は、特殊効果インクを含むカスタム色を含む。複雑なデザイン及び色は、製品パッケージの印刷中に確実かつ正確に印刷されねばならない。現行の方法では時間がかかり、プレス実行中に色整合を検証するために物理的な試料が必要となる。
現行のワークフローは複雑で、かつ時間がかかる。最終の意匠及び物理的なモックアップが製作され、次いで、プリプレス部門と共有され、製作印刷処理で使用されるアートワーク及びプレートが調製される。出力は、パッケージを印刷するために使用されるプレートを製作するための一式のファイルであり、典型的には、基準として使用されるアートワークのデジタル方式で印刷された(例えば、インクジェット印刷された)物理的な見本版である。デジタル方式で印刷されたアートワークは、多くの場合、承認を受けるためにブランド所有者や権限を有する人物に提出される。残念ながら、このデジタル方式の印刷は印刷機上で実現可能ものではないことが多く、プレス上での承認に時間がかかり、かつ、初回製作実行時にパッケージの承認をするための物理的な人物が必要になる。
インクメーカは、インクを調製するための要求を受け取る。要求された色の仕様が正しくない、又は不完全である、及び/又は意匠からの色が希望の印刷条件で実現できないことがしばしばあり得る。無地で透明な色の場合、目標色がデジタル基準であることが想定される。しかしながら、例えば、金属光沢/真珠光沢のある添加剤を含む特殊効果インクは、多くの場合、インク室で受け取った物理的なサンプルの目視検査を通じて製造される。ワークフローの中で他の部署と色を共有するために、調合されたインクで印刷した物理的な色見本を印刷することが必要になることが多い。
製作(印刷)施設は、プレスに必要で、かつ、プリプレス部門によって整理された部品の全てと、インク室で調製されたインクと、ほとんどの場合に、印刷されたパッケージの目視確認のための物理的な試料とを受け取る。色制御には分光光度計を使用してもよいが、期待されるアートワークと製作された製品との間に許容できない差が観察されることがある。製品及びブランド識別性は、意匠仕様への緊密な適合性を必要とするため、そのような不適合により、製作実行の承認前に修正のための多くの時間が必要となる。多くの場合、製作はこれらの視覚的承認サイクルに影響され、このサイクルでは、製作ワークフローにおける様々な参加者の色認識の間で大きな矛盾が生じることが知られている。ブランド所有者は、多くの場合、新製品の初回製作に立ち会って、印刷パッケージの意匠に如何なる妥協がないことを最終的に承認することが求められる。これには、次の新製品の開発からコスト高となる移動及び時間が必要である。
US7,738,149は、複数の当事者間で製品設計、仕様、及び製作関連データを電子的に通信、調整、及び頒布させるためのシステム及び方法に関する。ハーフトーン印刷は目標色に整合させて使用される。
US7,417,764は、電子色ライブラリに記憶され、ユーザによって選択され得る複数の色表現を提供している。選択された色を製作することができる複数の色インク配合物及び/又は着色剤配合物が提供される。色インク配合物に影響を与える可能性のある基材又は他の判定基準を規定するために、他の選択が行われ得る。選択された(1つ以上の)色インク配合物又は着色剤配合物は、インターネットなどの通信ネットワークを介して、インクメーカなどの別の当事者に送信され得る。
US9,019,514は、ナノ粒子金属光沢インク、例えば、ナノシルバーのハーフトーン印刷を用いて、広い範囲の金属光沢のある外観を製作するためのシステム及び方法を開示している。シルバーインクのハーフトーン印刷レベルを変えて、基材の表面特性を変えて、かつ、金属インクの下印刷又は上印刷のいずれかで少量の他の色インクを導入することによって、例えば、明るいシルバーから濁った色の酸化アルミニウムまでの広範な外観を製作するためにナノシルバー金属光沢インクが作られ得る。
EP3048589は、セキュリティ用途で使用されるものなどの光学的可変インクを測定するための器具に関する方法を記載している。器具は、可動検出器と、正常な試料に対して2つの異なる角度での光源と、を有する。
WO2007/096402(JP2009/527752の英語対応版)は、色メータ及び偏光フィルタを備えたカメラを用いて、効果顔料を有する塗料フィルムを分析するための方法、並びに光源及びセンサの角度配向を変更する能力を開示している。交差偏光子は、コーティングの表面からの光を遮断するが、剥離した顔料からの光は遮断しない。画像及び色の読み取り値は、鏡面方向(5°未満)に非常に近い方向から取り込まれ得る。この方法は、車両の損傷を修復するために使用される自動車用塗料を、自動車の本来の色に整合させるために用いることに有用である。
US2008/0094638(JP5758367号の英語対応版)は、効果顔料を含有する表面を検査するための方法及び機器を開示している。本発明では、鏡面方向の周りに複数のセンサ及びソースを有する器具が利用される。複数あることで、器具は薄片顔料の鏡面反射率から表面光沢を分離することが可能となる。
US9,404,858は、評価された画像のコントラストを求めることによって、コーティングの表面特性を決定するための方法及び機器を開示している。本特許は、鏡面方向や拡散方向からわずかに離れた角度で効果コーティングの色がどのように変化するかを記録できる空間分解色撮像システムを使用することを記載している。
WO2019/113606は、既知の色及び着色剤配合物のデータベースを使用することを記載している。面積平均色とピクセル単位の画像撮像の双方を用いて、正しいレシピを検索する。カメラ又は画像撮像装置は、エリア平均センサに物理的に取り付ける必要はない。例としては、iPhone(登録商標)又は他の携帯式撮像装置などの携帯式カメラの使用が挙げられる。
US5,929,998(JP3996677の英語対応版)は、効果顔料を含有するコーティングをフィールドの色と整合させるか、又は、製作色の誤りを訂正するための処理を開示している。多角度分光光度計は、必要な色情報を生成するために使用される。
US6,804,390は、ペイントレシピニューラルネットワークが利用される、色整合のための方法及び装置を開示している。標準の色は色値として表現される。入力層は、塗料ベースに関連する入力データを受け取る。出力層は色値に関連する。塗料色整合ニューラルネットワークは、色配合物の補正、擦り傷からの整合、効果顔料の識別、色ツールに対する目標選択、既存の配合物の最も近い整合の検索、配合物のミスの識別、色の許容範囲の開発、変換ルーチンの強化に使用され得る。
US2019/0078936(EP3368872の英語対応版)は、既知の塗料配合物を有する塗料の視覚テクスチャパラメータを予測する、ニューラルネットワークを利用した方法を記載している。
US2017/0176254(EP3184990の英語対応版)は、テスト対象物の表面の放射線測定用装置を開示し、テスト対象物は、埋め込まれた効果顔料又は薄片を有する基材を備える。小板状効果顔料は、埋め込み基材や媒体の中で最小の鏡のように作用して入射光を反射し、グリッターやスパークル効果を発揮する。
WO2018/041727(EP3500830としても公開されている)は、デジタル方式で撮像された画像の輝点分布形状を測定し、そのデータを用いて試料顔料に使用されている特殊効果顔料を特定する、コンピュータ実装の方法を開示している。
WO2006/013320は、金属光沢のある外観を有する表面の光沢を測定するための方法を記載している。この方法は、鏡面反射含有モード及び鏡面反射排除モードでCIELAB座標を測定することを含む。CIELAB座標は三刺激値に変換され、その三刺激値は表面の光沢測定値に変換される。
JP2005/326389は、所望の角度での金属光沢のあるコーティングの色を決定するための方法を開示している。金属光沢コーティングの分光反射率が5つの標準角度で測定され、任意の所望の角度での分光反射率を推定するために回帰分析が行われる。
CA2334048は、測色計と、マイクロ輝度測定装置と、コンピュータと、を備えるコンピュータ色整合装置を説明している。塗料及び塗料混合物の色データ及び微輝度データはコンピュータに蓄積される。最適な整合を見つけるために、基準色の色データ及び微輝度が測定され、塗料/塗料混合物のデータと比較される。
US2002/0163640(JP4623842号の英語対応版)は、金属光沢色の電子データベースを作成する手順と、あらかじめ作成された色分類コードに従って任意の金属光沢のある塗色の近似色を検索するアルゴリズムと、を開示している。
特開2003-294530号公報は、金属光沢のある真珠色のサンプル色への色整合を行う際に、着色剤と光沢剤との適正な配合比を算出する手段を提供している。色値は、多角度分光光度計を使用して測定される。
US10,613,727は、金属光沢のあるコーティングの独自の反射率を記述するためにテクスチャが使用される方法を開示している。様々な提案された塗料コーティングへの塗料試料の整合を表示するためのコンピュータ化された方法は、コーティング測定器から目標コーティングの1つ以上のコーティングテクスチャ変数を受信することを含む。また、本方法は、デジタルディスプレイ装置上に、複数の提案されたコーティング整合のそれぞれに対する効果テクスチャ定格を表示することも含む。効果テクスチャ定格は、目標コーティングの1つ以上のコーティングテクスチャ変数と、提案されたコーティング整合のそれぞれに対するコーティングテクスチャ変数との間の類似性を示す。また、方法は、提案されたコーティング整合を順序付けることを含み、順序付けは、目標コーティングと提案されたコーティングの各々との間の効果テクスチャ定格に関しての類似性の強度を示す。
WO2008/103405(EP2130013の英語対応版)は、薄片を含有する目標コーティングの色及び外観に整合するように1つ以上のインク配合物を製作するための方法を対象としている。この方法は、所与の一式の照明角度の周りの光束の空間分布を読み取る撮像装置を利用する。この特許は、コーティング中にどのような薄片が存在し、どのようなサイズと濃度で存在するかを識別する方法について説明している。この方法は、目標コーティングの色及び外観に整合するように1つ以上のインク配合物を製作するための着色剤及び薄片の自動選択を提供する。
CN103278459は、グラビア印刷されたパールラスタインクの色相を検出する方法を提供し、その方法は、標準インク試料及びパールラスタインク試料を同一の温度及び粘度で印刷することを含む。積分球分光光度計がCIEデルタE値を求めるために使用される。パールラスタインク試料の値は、標準インク試料の値と比較される。
US7,167,246は、異なる種類の金属光沢のある顔料のライブラリ又はコレクション及び異なる種類の着色剤のライブラリ又はコレクションを利用して、金属光沢のある塗料を色整合させる方法を提供する。金属光沢のある顔料は、アルミニウム又は他の金属で構成され、コーンフレーク型やシルバーダラー型など、様々な異なる形状を有することができる。着色剤ライブラリは、黒色着色剤及び複数の非黒色着色剤を含む。着色剤ライブラリは、白色着色剤を含まない。標準的な金属光沢のある顔料は、ビヒクル内の非黒色着色剤の各々1つと混合されて、複数のバイナリ金属特性評価混合物を形成する。黒色着色剤は、ビヒクル内の標準的な金属光沢のある顔料と混合されて、バイナリ黒色金属特性評価混合物を形成する。ライブラリと比較される試料インクのスペクトル反射率曲線を測定するために積分球分光光度計が使用される。
国際公開第2016/159758号(NL1041256の英語対応版)は、製品色を実証するために色見本を調製するための方法を開示している。この色見本は、適切な基材上にエネルギー硬化性インクを印刷することによって調製される。
JP3604075号は、印刷された標準インクへの印刷された製作ロットインクのコンピュータによる色整合(CCM)を用いた方法を記載している。CCMを使用して色値を比較し、必要に応じて製作ロットインクを調整する。
WO2007/149299及びUS2007/0003691(EP2036047及びJP2008/540089の英語対応版)は、車両の損傷した塗料領域を再仕上げ又は修復するために、正しい塗料配合物を決定するためのコンピュータ実装方法を使用する処理を記載している。元の塗料の色データ値を含む色コードは、色クラスターデータベースを含むコンピュータに入力される。元の塗料の色コードに関連付けられた色クラスタが識別され、色チップが提供される。元の塗料に最も近い色整合を有する色チップが視覚的に決定される。
EP1209630(DE60117905の英語対応版)は、車体などの特殊効果コーティングを備えた3D物体のコンピュータ画像を生成するための処理を開示している。この処理は、テストパネルをコーティングすることと、コーティングの複数の角度依存性比色測定値を取得することと、対応する角度の割り当てを有する比色データをデータファイルに格納することと、コンピュータによって3Dオブジェクトの可視表面(複数可)を、表面トポグラフィーを表すのに十分に小さい複数の平坦な多角形領域にファセットすることと、視覚的に知覚可能な特殊効果コーティングを有する3D物体のコンピュータ画像に多角形領域を組み立てることと、を含む。
WO2013/049796は、物品の目標コーティングの色及び外観を整合させるためのシステムを対象とする。このシステムは、色測定装置と、スパークル測定装置、色データベースと、計算装置と、この計算機に色整合のための計算処理を実行させるコンピュータプログラム製品と、を備える。計算処理は、目標コーティングのスパークル値と、目標コーティングの色データと、色データに基づいたフロップ値とを利用して、スパークル差、フロップ値差、及び色差指標に基づいて整合配合物を識別及び選択するステップを含む。このシステムは、効果顔料を有する目標コーティングの色及び外観を整合させるために使用され得る。このシステムは、車両の再仕上げ修理に特に有用であり得る。
US10,508,208は、多色印刷画像を印刷するための処理を開示している。この処理は、印刷インクの着色色素沈着のために、独占的に干渉顔料を使用する。本方法、並びに本方法の使用及び好適な干渉顔料を用いて製作された印刷物も開示される。
D.C.Rich等は、金属のようなパッケージ印刷の外観をモデル化するための「輝度指標」というパラメータを近年に記述している。D.C.Rich、V.Lovell、R.Marcus、及びT.Kreutz(2017)、“Modeling the Appearance of Metal-like Packaging Printing,ColorResearch & Application、vol.42、No.1、pp.38-49を参照されたい。彼らは、鏡面反射に起因する反射率と輝度の視覚が相関することを示している。印刷された金属光沢のあるインクの場合、鏡面反射率の比率が高いほど、印刷の知覚される輝度は高くなる。
先行技術のいずれも、様々な製品のパッケージの印刷のための完全なデジタル方式のワークフローを開示していない。したがって、設計段階の最初からパッケージの製作まで、より効率的なデジタルワークフローを有する必要性が当技術分野に依然として存在する。
本発明は、金属光沢効果などの特殊効果を含む意匠を有するパッケージを印刷するための完全デジタルワークフローのための方法を提供する。本発明によって、実際のパッケージが印刷されるときに、例えば、プレス実行中などに、製作の様々な段階で所望の目標色の物理的な試料を有する必要性が排除される。結果として、テスト及び最終的な印刷の色及び外観の主観的知覚によって引き起こされる識別された複雑さの多くが、デジタル方式でシミュレートされ得る。
特定の態様では、本発明は、目標特殊効果カスタムインク色のデジタルレンダリング/シミュレーションを作成する方法を提供する。この方法は、
(a)意匠を表示するように適合され、かつ、アートワーク可視化ソフトウェアがインストールされたコンピュータに接続された3Dデジタルディスプレイコンピュータモニタを提供することと、
(b)特殊効果添加剤試料のルックアップテーブルを備えたデジタル特殊効果ライブラリを提供することであって、各試料は、鏡面反射含有モード(YSPIN)で測定された視感反射率係数Yと、鏡面反射排除モード(YSPEX)で測定された視感反射率係数Yと、輝度指標(BI)値とを有し、各特殊効果試料は、一意の識別子特殊効果試料コードで識別され、各特殊効果試料の視覚的レンダリングを3Dデジタルディスプレイ上に表示することができる、提供することと、
(c)色試料のルックアップテーブルを備えたデジタル色ライブラリを提供することであって、各色試料が透明色であり、関連付けられたCIELAB C abスペクトル反射率データを各色試料が有し、各色試料が一意の色試料コードで識別され、各色試料の視覚的レンダリングを3Dデジタルディスプレイ上に表示することができる、提供することと、
(d)コンピュータが、デジタル特殊効果ライブラリ及びデジタル色ライブラリに接続され、
(e)コンピュータ及び3Dデジタルディスプレイを使用し、選択された色試料を選択された特殊効果試料の上にデジタル方式で重ね合わせることと、
(f)前記選択された色試料コード及び選択された特殊効果試料コードをデジタル方式で記録することであって、組み合わせがデジタル目標特殊効果カスタムインク色試料を規定する、記録することと、を含む。
別の態様では、本発明は、デジタル方式の特殊効果ライブラリを作成する方法を提供する。
更なる態様では、本発明は、プレス製作特殊効果インクが目標特殊効果インクと整合することを確認するための方法を提供する。
本発明のこれら及び他の目的、利点、及び特徴は、以下でより完全に説明される配合物及び方法の詳細を解釈することにより、当業者に明らかとなるであろう。
鏡面反射を示す。 拡散反射を示す。 本発明の設計局面で3Dデジタルディスプレイ上に表示される簡略化された印刷構造を示す。構築物は、特殊効果添加剤インク(3)を印刷した基材選択(4)と、特殊効果添加剤インクに印刷した透明色インク(2)と、透明色インクに印刷したOPV(1)と、を含む。 製作印刷中の印刷構築物を示す。この構築物は、基材(4)を含み、その上に、特殊効果添加剤インク(3)上に印刷された透明着色インク(2)とスペクトル的に整合するように配合されたインク混合物(5)、及びインクブレンド上に印刷されたOPV(1)が印刷されている。 印刷機に印刷された特殊効果インクが、印刷された目標特殊効果インクと整合するかどうかを判定することに関与したステップを示す。
本発明は完全なデジタル方式のワークフローを提供し、それにより、パッケージングの許容可能な製作を達成するための現行のプロトコルに関与する問題の多くが解決されるであろう。いくつかの問題及び本発明によって提供される解決策を表Aに示す。
前述の一般的な説明及び以下の詳細な説明は、例示的及び説明的なものに過ぎず、特許請求される任意の主題を限定するものではないことを理解されたい。
見出しは、組織化された目的のためにのみ使用され、決して発明を限定することを意図するものではない。
別段定義されない限り、本明細書で使用される全ての技術用語及び科学用語は、発明が属する技術の当業者によって一般的に理解されるものと同一の意味を有する。本明細書の開示全体を通して言及される全ての特許、特許出願、公開出願、及び刊行物、ウェブサイト、並びに他の公開資料は、別段留意されない限り、任意の目的のために参照によりその全体が援用される。本明細書に記載のものと同様又は同等の任意の方法及び材料が、本発明の実施又はテストで使用され得るが、好ましい方法が記載される。
定義
本明細書では、単数の使用は、別段具体的に記述されない限り複数を含む。本明細書で使用される単数形の「a」、「an」及び「the」は、文脈が別途明確に示さない限り、複数の形態も同様に含むことが意図される。
本出願では、「又は」の使用は、特に明記しない限り「及び/又は」を意味する。また、文脈から明らかな場合、「及び」は「又は」と解釈されることもある。例えば、選択肢のリストで、全てが一度に真であったり存在したりすることは不可能であるような場合である。
本明細書で使用される「含む(comprises)」及び/又は「含む(comprising)」という用語は、記載された特徴、整数、ステップ、動作、要素、及び/又は構成要素の存在を指定するが、1つ以上の他の特徴、整数、ステップ、動作、要素、構成要素、及び/又はそれらのグループの存在又は追加を排除しない。更に、「含む(includes)」、「有する(having)」、「有する(has)」、「有する(with)」、「構成されている(composed)」、「構成されている(comprised)」という用語、又はその変形が詳細な説明又は特許請求の範囲のいずれかにおいて使用される限り、そのような用語は、「含む(comprising)」という用語と同様の様式で包括的であることが意図される。
本明細書で使用される範囲及び量は、特定の値又は範囲について「約」として表すことができる。「約」は、正確な量も含むことが意図される。したがって、「約5パーセント」は、「約5パーセント」及び「5パーセント」を意味する。「約」とは、意図された用途又は目的のための典型的な実験誤差内を意味する。
数値範囲が記載されている場合、具体的に記載されているかどうかにかかわらず、端点、その範囲内の全ての値、及びその範囲内の狭い範囲の全てを含むことを理解されたい。
本明細書で使用される「基材」は、インク又はコーティングが適用され得る任意の表面又は物体を意味する。基材は、セルロース系基材、紙、板紙、布(例えば、綿)、革、織物、フェルト、コンクリート、石材、プラスチック、プラスチック又はポリマーフィルム、スパンボンド不織布(例えば、ポリプロピレン、ポリエステル等からなる)ガラス、セラミック、金属、木材、複合材、これらの組み合わせ等を含むが、それだけに限定されるわけではない。基材は、金属若しくは金属酸化物、又は他の無機材料のうちの1つ以上の層を有してよい。種々の製作基材及び非コーティング用紙が、特に好ましい。
本明細書で使用される「物品(article)」又は「物品(articles)」という用語は、製造物の基材又は製品を意味する。物品の例は、セルロース系基材、紙、板紙、プラスチック、プラスチック又はポリマーフィルム、ガラス、セラミック、金属、複合材などの基材、及び出版物(例:パンフレット)、ラベル、パッケージ材(例えば、段ボールシート又は段ボール)などの基材と、出版物(例えば、パンフレット、ラベル)、パッケージ材(例えば、段ボール)、容器(例えば、ボトル、缶)、ポリオレフィン(例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン)、ポリエステル(例えば、ポリエチレンテレフタレート)、金属蒸着箔(例えば、積層アルミホイル)、金属蒸着ポリエステル、金属容器等の製品と、を含むが、これらに限定されるわけではない。
本明細書で使用される「インク及びコーティング」、「インク」及び「コーティング」は交換可能に使用され、本発明の組成物又は先行技術で見られる特定の組成物を指す(比較対象)。インク及びコーティングは、典型的には、樹脂、溶媒及びオプションで着色剤を含有する。コーティングは、しばしば、無色又は透明であると考えられ、一方、インクは、典型的には着色剤を含む。
本明細書で使用される「反射率」は、表面に入射する放射の量に対する反射される放射の量である。
本明細書で使用される「鏡面反射率」、「鏡面反射」等は、表面から一定の角度で、一般に、表面を照明する光の角度に等しいが反対の角度で、表面から反射される光を指す。図1は、鏡面反射率を示す。滑らかな表面は、粗い表面よりも高い鏡面反射率を有する。鏡面反射率が高いほど、より明るく、又はより鮮やかに表面が現れ、色がより鮮やかに現れる。
本明細書で使用される「拡散反射率」、「拡散反射」等は、光が様々な方向に散乱される場合を指す。光の拡散反射は、粗く、質感があり、不規則な表面条件でより強く発生し、物体が飽和しにくく、色が鈍くなる。
本発明において、反射率は、分光光度計を使用して測定される。反射率は、「SPINモード」と称されるように、鏡面反射及び拡散反射の双方が含まれるように測定され、これは、当技術分野では「d8i」、「di:8°」又は「SCI」と称され得る。あるいは、反射率は、「SPEXモード」と称される、拡散反射のみが含まれるように測定され、これは、「d8e」、「de:8°」又は「SCE」と称され得る
本明細書で使用される「CSCI」は、SPINモードで測定される印刷されたインク又はコーティングのメトリック彩度、CIELAB C abを指す。
本明細書で使用される「CSCE」は、SPEXモードで測定される印刷されたインク又はコーティングのメトリック彩度CIELAB C abを指す。
本明細書で使用される、印刷されたインク又はコーティングの「彩度指標」、すなわち「CI」は、起因する鏡面反射であるメトリック彩度の比率を指す。
本明細書で使用される「輝度指標」、すなわち「BI」は、鏡面反射に起因する特殊効果添加剤のみを含有する(すなわち、吸収性顔料を含有しない)印刷されたインク又はコーティングの反射量を指す。
色管理システム
本発明はデジタルワークフローを提供し、プルーフと最終印刷物との色と外観の主観的な知覚に起因する、識別された複雑さの多くがデジタル方式でシミュレートされる。意図された印刷条件によって製作されたアートワークでどのような色や外観が得られるかを設計レベルでの完全なデジタル化を用いて、ワークフローの設計局面を離れる前に設計者による期待値の設定が誘導される。その後、最新のカラーディスプレイ(3Dグラフィックモニタ等)、色計測機器、色整合、色制御プログラムとともに視覚化ソフトウェア、計測ハードウェア、クラウドデータベースを活用したフルデジタルワークフローの実装態様により、現行は現場の人間が行っている製作承認を全てリモートで行なわれ得る。
本発明の第1の実施形態では、デジタルワークフローは、3Dカラーディスプレイ上の適切なパッケージ基材層、金属薄片顔料インク層、真珠光沢のある薄片顔料インク層、任意の干渉薄片顔料インク層、箔層、箔様インク層、又はそれらの組み合わせの上に印刷された平坦で透明な色インク層のシミュレーションである。オプションで、第1の実施形態は、平坦で透明な色インク層の上に印刷された上重ね印刷ワニス層を含む。各層は、一意の識別子コードを有する一連の試料として提供される。本発明のワークフローは、質及び量の視点で各材料をデジタル方式で識別する能力を与える。これにより、材料の供給業者は、印刷(機又は製作)工場に材料を出荷する前に、要件への適合性を検証することが可能になる。したがって、従来の方法に関連する複雑さによって不必要なコストが発生し、設計からプレスまでの処理で相当な時間が費やされる可能性が排除される。
本発明の第2の実施形態では、従来の吸収顔料と特殊効果薄片顔料との混合物を含有する混合インクの組成物を決定する方法をデジタルワークフローが提供する。従来の先行技術の方法では、このステップを達成するために、ゴニオスペクトロフォトメータとして知られる複雑で高価な機器が必要とされる。ゴニオスペクトロフォトメータは、印刷されたパッケージの照明及び/又は視認の複数の角度を利用する。対照的に、このステップは、輝度指標によって定量化された、鏡面反射光から拡散反射光を分離することによって、本発明で達成される。
本発明は、ブランド製品のパッケージの印刷における以下の処理改善を含むが、これらに限定されるものではない。
●アートワークを3Dシミュレーションディスプレイソフトウェアにインポートする完全デジタルワークフローであり、色や特殊効果などの視覚的な外観は、達成可能な色目標リスト、コーティング又は上重ね印刷プリントワニス(OPV)などの仕上げステップ、及びテクスチャ、エンボス加工などの装飾効果とともに、標準パッケージ材料に印刷された色インク及び特殊効果インクのデジタルライブラリを使用して指定される。
●処理の完全な定義を提供し、パッケージの最終的な外観に影響を提供することによる、全ての材料の標準化及び印刷構造の標準化
●特殊効果インクが印刷される印刷領域の評価及び分析のための設計及び製作処理の全ての段階での輝度指標の実装態様を通じての特殊効果印刷の外観を制御する能力輝度指標は、設計又は製作処理のいかなる段階においても伝統的に使用されない(例えば、プレス室、プルーフィング、インク部屋などを含むがこれらに限定されない)。
●実際の製品基材上で達成可能な色インクを使用して製作される色目標を有するデジタル色ライブラリの使用。クラウドベースのデータベースに格納されているこれらのライブラリは、ワークフロー全体で共有されているため、各ステップで期待される外観が確認され得る。これにより、期待が維持され、リモートで印刷ジョブをレビュー及び承認する機能が提供される。
上記の特徴を達成するために、本発明は、特定の処理の実装態様を利用する。一実施形態では、印刷処理を簡素化することで、着色されたベースを金属光沢及び真珠光沢のあるインクに混合するオプションを排除せねばならず、これにより、ほぼ無限の数の可能な組み合わせで混合が製作される。むしろ、本発明の一実施形態によれば、金属光沢及び真珠光沢のあるインクは無地であり、透明インクの背景としてのみ使用される。この単純化が図2に示される。この単純化は、金属光沢及び真珠光沢のあるインクに透明なカラーインクを上重ね印刷するシミュレーションが可能な3Dコンピュータディスプレイソリューションを組み込んだ結果であり、このディスプレイはインク中の特殊効果顔料と吸収顔料の混合物の光学特性を予測するには適していないおそれがある。有利的には、本発明の方法の別の実施形態では、輝度指標及び彩度指標の使用は、多色性インク(すなわち、色ベース及び特殊効果添加剤製品の混合物を含有するインク配合物)の光学的特性を設計、予測及び評価するためにも使用され得る。この構築物が図3に示される。
本発明は、パッケージ印刷(例えば、タバコのパッケージ印刷)に使用される材料の標準化も提供する。従来では、このワークフローにおいてあまりにも多くの材料が使用されている。例えば、タバコのパッケージ業界では、多くの異なる真珠光沢色、銀色、及び金色の顔料が供給され、これにより、完成したインク中に多くの異なる組み合わせが作成され得る。この大量の材料によって、クラウドベースのライブラリの使用が非効率的になる。制限された一式の構成要素の定義がなければ、ワークフローを単純で、かつ効果的な解決策に移行することはできない。本発明では、パッケージ意匠の選択及びデジタルシミュレーションを容易にするために、クラウドベースのデータベースで利用可能な材料の数が制限される。これでは設計者の創造性が制限されるものと見なされるかもしれないが、完全なデジタルワークフローのサポートにおける明確な要件である。
本発明の別の態様では、完全にデジタル化されたワークフローによって、無地で透明色のインク及び特殊効果材料の標準化されたセットが利用可能である3Dディスプレイを用いて、新規のパッケージ意匠を開発することが可能である。透明インク色試料の各々は、デジタルデータベースに記憶された一意の識別子コードを有する。各特殊効果添加剤は、一連の濃度で提示され、濃度の各々はデジタルデータベースに格納された一意の識別子コードを有し、設計者は特定の濃度で特定の特殊効果添加剤を選択することができる。したがって、設計者は、校正されたモニタ上で、物理的なモックアップを製作する必要無しに、パッケージの最終的な外観を視覚化することが可能になる。
特殊効果添加剤組成物の物理的選択カタログは、デジタルルックアップテーブルと相関している。輝度指標値の全てが使用可能になり、設計者はワークフローの最初から既知の特殊効果添加剤組成物を選択するオプションが得られる。したがって、設計者は、特殊効果インクに使用されるべき材料を識別することができる。
本発明の方法によって、ワークフローの予備プレス段階にインク及び意匠情報の効率的なデジタル方式での送信が提供される。この情報を利用して、プリプレスチームはアートワークの精緻化を完了し、バレルプルーフの印刷の調製をする。その後、指紋(すなわち、色及び輝度指標値)がプレス仕様の入力として使用される。本発明は、必要に応じてアートワークに実装するための全てのデジタル色の調製を伴うワークフローの予備プレス局面を支援する。どの特殊効果材をどの程度の濃度で使用するかがわかれば、この段階でプレス仕様を容易に予測され得る。実際の実現可能な透明インク色を使用すれば、パッケージの最終的な外観を簡単に予測及びシミュレートできる。
本発明の方法によって、インク供給業者は印刷工場に正しい材料を提供することが可能になる。全ての必要な外観のデジタル方式の定義が存在するため、インク供給業者は、透明な標準インクの必要なレシピを参照するか、又は製作することができる。次いで、輝度指標値を用いて、パッケージングを製造するために印刷工場によって利用されている基材上の正しい特殊効果インクを識別することができる。有利的には、非コーティング用紙に印刷することによって、正しい特殊効果添加剤を識別することに加えて、特殊効果添加剤材料の量を規定する方法が本発明により提供される。したがって、テスト又はプレス印刷物の評価は定量的である。
インターネットを介して、又は標準色交換形式(CxF)データファイルを用いたクラウドベースのデータベースからデジタル方式で色が通信される。次に、本発明のこの部分によって、実際の印刷条件を表すかどうかわからない色見本を調製し、共有する必要性が排除される。この完全にデジタル化されたワークフローにより、インク納入業者は全ての所望の目標を達成して、プレス上の最初の試みで正しい色を得ることが可能である。
インク及び意匠の全てがこのデジタルワークフローを使用して開発されているため、印刷工場は同一のデジタルデータを使用してプレス側で印刷を検証し、クラウドベースのデータベースを用いて検証結果をワークフローにアップロードし、パッケージの購入者と設計チームにデジタルフィードバックを提供することが可能になる。
金属薄片顔料を含有するインクのような特殊効果インクの外観は、輝度指標(BI)を計算することによって評価され得る。異なる濃度での特殊効果顔料のBIを決定するために、特殊効果顔料及びビヒクルのみ、すなわち吸収顔料を含有しない一連のインク組成物が用意される。インクは基材上に印刷され、スペクトル反射率は、鏡面反射含有(SPIN)モード及ぶ鏡面反射排除(SPEX)モードの双方で測定される。上述したように、輝度の視覚は、鏡面反射に起因する反射率と相関する。球面分光光度計を用いて、視感反射率係数Yが鏡面反射含有モード(YSPIN)及び鏡面反射排除モード(YSPEX)で測定される。各プリントの輝度指標(BI)は、以下の式に従って計算される。
BI=[(YSPIN-YSPEX)/YSPIN]x1000
インクは、製作(パッケージ)基材、又は非コーティング用紙などの任意の基材に印刷され得る。製作基材の特徴(粗さなど)は、鏡面反射に影響を与える可能性があるため、特殊効果インク自体のBIは、非コーティング用紙に印刷されたインクを測定することによって標準化され得る。特殊効果添加剤単独のインクの各シリーズは、1つ以上の製作基材並びに非コーティング用紙上に印刷され、それぞれについてBIが計算される。したがって、各特殊効果添加剤インク(すなわち、各濃度の特殊効果添加剤)は、製作基材及び非コーティング用紙の各々に対して1つのBI値のクラスタに関連付けられる。これにより、任意の製作基材上のインクのBIが、非コーティング用紙上に印刷されたそのBIと相関され得る。このようにして、非コーティング用紙上のテスト印刷を用いて、製作基材上の外観を予測することができる。各印刷物には、一意の特殊効果試料コードが割り当てられている。これらの一意のコード及び関連データ、例えば、BIが「デジタル特殊効果ライブラリデータベース」に格納される。デジタル特殊効果ライブラリは、特殊効果付加剤試料のルックアップテーブルを備える。各試料は、鏡面反射含有モード(YSPIN)で測定された視感反射率係数Yと、鏡面反射排除モード(YSPEX)で測定された視感反射率係数Yと、輝度指標(BI)値とを有する。各特殊効果試料は、一意の識別子特殊効果試料コードで識別され、各特殊効果試料の視覚的レンダリングを3Dデジタルディスプレイ上に表示され得る。任意の既知のグラフィック、写真、又は他のアート視覚化ソフトウェアを用いて、3Dコンピュータモニタなどの3Dディスプレイ上の特殊効果試料「色」見本として各特殊効果試料が表示され得る。
プレスインク中の特殊効果添加剤の濃度を決定するために、プレスインクのBIを、上述のように決定された所望の濃度のBIと比較され得る。プレスインクのBIは、上述のように計算される。関連する特殊効果試料コードを有する所望の特殊効果インク目標印刷物が選択される。目標印刷物は、製作基材上に印刷された特殊効果インク組成物であってもよい。製作基材上の目標印刷物は、非コーティング用紙上に印刷された同一のインクに直接関連付けられるため、非コーティング用紙上に印刷されたインクのBIを比較器として使用することができる。非コーティング用紙に印刷された目標インクのBIは、BItargetである。製作基材上で印刷テスト実行を印刷するよりも、非コーティング用紙上でテスト実行を標準プロトコルとして印刷する方が容易である。テストに必要な唯一の基材は非コーティング用紙であり、それによりテスト処理が簡素化される。プレスインクの試料、又は実験室プルーリングテストで使用されるインクを採取し、非コーティング用紙に印刷する。上述のように、視感反射率係数Yを鏡面反射含有及び鏡面反射排除モードで測定し、プレスインクのYSPINpress及びYSPEXpressを得て、輝度指標(BIpress)を算出する。プレスインクが所望の目標インクと一致するかどうかを判定するために、輝度指標差(ΔBI)が計算される。BIpressは、BItargetの約10%~20%以内であることが好ましく、10%以内であることが最も好ましい。プレス印刷物と目標との間のΔBIは、以下の式に従って計算される。
ΔBI=[(BIpress-BItarget)/BItarget]×100
ここで、
ΔBIの目標値=0であり、
ΔBIの許容範囲=0±10%であり、
負の値、式中のΔBI<-10%が、プレス上で印刷するために、インク配合物中の特殊効果添加剤の量を増加させなければならないことを示し、
正の値、式中のΔBI>+10%が、プレス上で印刷するために、インク配合物中の特殊効果添加剤の量を低下させなければならないことを示す。
特殊効果で印刷されたパッケージを設計するために、設計者は、意匠を表示するように適合され、かつ、アートワーク可視化ソフトウェアがインストールされたコンピュータに接続された3Dディスプレイコンピュータモニタを使用する。このコンピュータは、上述の特殊効果添加剤試料のルックアップテーブルを備えたデジタル特殊効果ライブラリに接続される。また、コンピュータは、色試料用のルックアップテーブルを備えたデジタル色ライブラリに接続される。各色試料は透明色であり、各色試料は関連付けられたCIELAB C abスペクトル反射率データを有する。各色試料が一意の色試料コードで識別され、各色試料の視覚的レンダリングが3Dデジタルディスプレイ上に表示され得る。使用されるデジタル色ライブラリは限定されず、現在既知の、又は将来開発される任意のデジタル色ライブラリであり得る。例えば、デジタル色ライブラリが、PantoneLIVE/myColorCloudが含むが、これに限定されない。コンピュータ及び3Dデジタルディスプレイを用いて、設計者は選択した特殊効果試料上に選択した色試料を重ね合わせる。これは、設計者が意匠の外観に満足するまで繰り返される。設計者が意匠に満足すると、選択された色試料コード及び選択された特殊効果試料コードがデジタル方式で記録される。ここで、この組み合わせが目標特殊効果カスタムインク色試料を規定する。
目標特殊効果カスタム色インクの選択された色試料コード及び選択された特殊効果試料コードを用いて、目標特殊効果カスタム色インクが調製され得る。色試料コードに整合するインク色配合物が用意され、特殊効果試料コードに整合する特殊効果インク組成物がこのインク色配合物と混合される。混合されたインクは目標特殊効果カスタム色インクである。目標特殊効果カスタム色インクは意図された製作基材上に印刷され、それによりバレルプルーフが製作される。球面分光光度計を用いて、鏡面反射含有モード(CSCItarget)でのメトリック彩度C ab及び鏡面反射排除モード(CSCEtarget)でのC abが測定される。目標特殊効果カスタム色インクのメトリック彩度はデジタル方式で記録され、特殊効果カスタム色インクのデジタルルックアップテーブルに保存される。各目標特殊効果カスタム色インクには、一意のカスタム色インク識別コードが割り当てられる。
総色差(ΔE00)及び/又は輝度指標(BI)などのパラメータは、将来の印刷実行でトレーサビリティ及び品質管理のためにアーカイブされる。スペクトル反射率の色値は、分光光度計、好ましくは球形分光光度計を用いて、当該技術分野で周知の方法によって測定される。前述したように、鏡面反射及び拡散反射の双方が存在する。総色は、鏡面反射率及び拡散反射率の双方の影響を受け、SPINモード及びSPEXモードの双方で測定される。金属光沢又は真珠光沢のある顔料などの剥離した効果顔料の存在は、拡散反射よりも鏡面反射に影響を与える。例えば、同一色の2つのインクの印刷を比較する場合、金属光沢のある薄片の濃度が本質的に同一である場合、2つのプリントの色値は、SPINモード及びSPEXモードの双方で非常に類似する。ただし、インクのうちの1つがより少ない金属光沢のある薄片を有する場合、SPINモードで測定したときにインク同士が整合される可能性があるが、SPEXモードで測定したときにより少ない金属光沢のある薄片を有するインクの方がより暗く、より鮮やかになる。テスト印刷の剥離した顔料の量が正しい場合、モード間の差が減少し、視覚的な一致が達成される。
特殊効果色の整合を評価するために、SPINモード及びSPEXモードのそれぞれのCIELABメトリック彩度が決定される。CIELABシステムを使用した色の測定は、当技術分野で周知である。メトリック彩度は、CIELAB色基準空間のシンボルC abとして与えられ、色の鮮やかさ又は鈍さ、すなわち、色がグレー又は純粋な色相(「a」は赤/緑のスケール、「b」は黄/青の値)にどれだけ近いかを記載する。本明細書で使用される全ての計算がCIELAB空間に基づくことを考えると、上付き文字「*」及び下付き文字「ab」は省略されてもよく、使用される測定値を識別するための表記も省略されてもよい。「CSCE」という用語は、SPEXモード読み取り値のメトリック彩度を意味し、「CSCI」という用語は、SPINモード読み取り値のメトリック彩度を意味する。仮定的な例として、基準色を含む金属光沢のある薄片は、68.7のCSCI及び73.3のCSCEを有する。金属光沢のある薄片顔料を含まない同一のインクは、基準金属色とほぼ同一の69.6のCSCIを有する。しかし、この同一のインクは、基準金属色に対するメトリック色度の8ステップの差である81.2のCSCEを有する。薄片顔料の量が一致するインクレシピに追加されると、2つの条件下での基準色とテスト色の間のメトリック彩度の差が低下する。濃度が正しく調整されると、ΔCは小さくなり、双方の測定モードで総色差ΔE00も小さくなる。
テストインク(プレス又はプリントインクなど)の透明色(すなわち、金属光沢のある顔料の無調整の色)が目標プリントと一致するかどうかを評価するために、テストと目標プリントの色差は、SPINモード(ΔE00SPIN)で評価される。テスト色と基準色との間の色差に対する好適な許容値は、2色単位未満であることが好ましい。ΔE00SPINが2色単位を超える場合、ΔE00SPINが2色単位以内になるまで、透明な色を調整する必要がある。次のステップでは、テストインクが特殊効果添加剤の正しい濃度を有するかどうかが評価される。テストインクが同一の濃度の金属光沢のある顔料を有するかどうかを評価するために、メトリック色度をSPEXモードで測定される。SPEXモード(ΔE00SPEX)で測定された色差が2色単位以内の場合、テストインクは目標インクと許容できる程度に整合している。ただし、ΔE00SPEXが2色単位を超える場合は、テスト(プレス)インク中の特殊効果添加剤(例えば、金属光沢のある顔料)の量を調整する必要がある。計算目的のために、SPEXモードで測定されたテストインクのメトリック彩度は「CSCEprint」と呼ばれ、SPINモードで測定されたテストインクのメトリック彩度は「CSCIprint」と称される。目標インクのデジタル方式で格納されたメトリック彩度は、「CSCEtarget」及び「CSCItarget」と称される。補正が必要な場合、テストインクと目標インクとの差は、以下の式に従って彩度指標(CI)として計算される。
CI=ΔCSCE-ΔCSCI
ここで、
ΔCSCE=CSCEprint-CSCEtargetであり、
ΔCSCI=CSCIprint-CSCItargetであり、
CIの目標値=0であり、
CIの負の値は、プレスインク配合物の特殊効果添加剤の量を減少させなければならないことを示し、
CIの正の値は、プレスインク配合物中の特殊効果添加剤の量を増加させなければならないことを示し、
プレスインク配合物中の特殊効果添加剤の量を増加又は減少させ、ΔCSCEがΔCSCIの±10%以内になるまでステップ(ii)を繰り返す。
[(ΔCSCE-ΔCSCI)/ΔCSCI]×100=0±10。
本発明の方法は、一式のデジタル情報を提供することによって完全なデジタルワークフローを提供し、一式のデジタル情報から当業者は、
●特殊効果の視覚的な承認や高価なゴニオスペクトロフォトメータの使用のためのマスター製作バッチからの物理的な試料を必要とせずに、金属光沢/真珠光沢のある/多色顔料を含有するインクの色整合を正常に実行でき、
●製作中に特殊効果インクの印刷の一貫性を制御することができる。
特殊効果色の承認後に、パッケージ印刷用の最初のマスターバッチ製作実行中に、金属光沢又は真珠光沢のある材料を含有するインクを使用すると、インクに関連する情報を標準化し、情報をデジタル特殊効果インク色データベースに保存することができる。色外観(球形又は半球形の拡散分光光度計からの測定値)、印刷条件、一意のカスタム色インク識別コード、及び指定されたプルーファーで非コーティング用紙に印刷された特殊効果インクのBIなどの情報を格納できる。また、意図されたパッケージング基材上に印刷された目標特殊効果カスタム色インクのBI及びメトリック彩度データはデジタルクラウドデータベースにアーカイブされ得る。
次の全ての製作用の特殊効果インクを再製作するためには、プレス条件情報、並びに実験室のインクプルーファーに必要な設定、及び色の外観を正しく再製作できるようにするためのSPINモードの色測定が既知でなければならない。予測されたインクを同一の非コーティング用紙に印刷し、規格に使用される同一の指定されたプルーファーを用いて、プルーフからBI値を測定し、規格に記録された値と比較し、インク中の特殊効果材料の量を制御することができる。この式は段階的に最適化されており、標準のために記録されたデジタルデータと生成された試料からの新しい測定値との間の色とBIの差を最小化させる。
製作における色の一貫性は、BI及びSPIN、並びにマスタープリントパッケージから取得されたSPEXデジタル色測定値を使用して確保され得る。マスター情報とバッチ情報との違いを利用して、色(SPINモードの色測定値を使用)と(BI、SPINモード、SPEXモードのスペクトル反射率測定の組み合わせを用いた)特殊効果材料の量とによって変調された外観との双方で許容されるように製作を制御する。必要に応じて印刷機上のインクを変更する方法が理解されるであろう。
本発明は、以下の非限定的な実施例によって更に説明され、これらは本発明を更に説明するものであり、本発明の範囲を限定することを意図したものではなく、また解釈されるべきものでもない。
一連の特殊効果インクを、製作基材(ICLコーティング用紙)及び非コーティング用紙上に印刷した。各特殊効果インク印刷物を目標(マスターバッチ又は基準)印刷インクと比較した。
複数セットの特殊効果インクが用意され、基準インクと、特殊効果添加剤の濃度を高くしたものと低くしたものをテストインクとした。
印刷
各インクを、ICLコーティング用紙(ICL Invercote Lenato用紙240g/m-製作基材)又は非コーティング用紙のいずれかに印刷した。上重ね印刷ワニス(OPV)層を、ICLコーティング用紙上の印刷の一部に塗布した。
ICLコーティング用紙への印刷はバレルプルーフ機を使用し、かつ、以下の仕様を用いて行った。
シリンダー使用
シリンダー1
●真珠光沢に対して、機械刻み70/0°120°、16.2ml/m
●銀光沢に対して、レーザー露出エッチング80/25°、31μm、21.0ml/m
シリンダー2
●ラッカー(OPV)に対して、機械刻み80/0°130°(固体)
12ミクロンのKバーを用いて、ハンドプルーファーを用いて、非コーティング用紙上での印刷を行った。
メトリック彩度、輝度指標及び不透明度
各プリントのメトリック彩度及び不透明度は、以下の測定設定で、Konica Minolta CM-26d携帯用球体分光光度計を使用して測定した。SPEXモード(de:8°)又はSPINモード(di:8°)のいずれかにおいてD50光源、2階調(2°観測器)。CSCI及びCSCEを測定し、上述のようにこれらのデータからBI及びCIデータを算出した。以下の実施例のデータ表は、不透明度並びに計算されたBI及びCIデータを示している。
実施例1試料プレスインクA1~A4
高光沢銀色特殊効果インクを様々な濃度の特殊効果添加剤で調製して、インクA1~A4を得た。インクA1-refは基準インクであり、特殊効果添加剤の相対濃度を100%に設定した。インクA2~A4の各々は、A1-refに対して特殊効果添加剤の濃度が低下している。各インクを上述のように印刷し、メトリック彩度及び輝度指標を上述のように測定した。
A1-refは、特殊効果添加剤の相対濃度100%であり、
A2は、特殊効果添加剤の相対濃度80%であり、
A3は、特殊効果添加剤の相対濃度60%であり、
A4は、特殊効果添加剤の相対濃度40%である。
表1は、輝度指標(BI)及び彩度指数(CI)データを示す。
データは、A1-refに最も近い特殊効果添加剤の濃度を有するインクA2が最も整合していることを示している。
実施例2 試料プレスインクB1~B4
様々な濃度の特殊効果添加剤を用いて、UV高光沢銀色特殊効果インクを調製した。インクB1-refは基準インクであり、特殊効果添加剤の相対濃度を100%に設定した。インクB2~B4の各々は、B1-refと比較して特殊効果添加剤の濃度が低下している。各インクを上述のように印刷し、メトリック彩度及び輝度指標を上述のように測定した。
B1-refは、特殊効果添加剤の相対濃度100%であり、
B2は、特殊効果添加剤の相対濃度80%であり、
B3は、特殊効果添加剤の相対濃度60%であり、
B4は、特殊効果添加剤の相対濃度40%である。
表2は、計算されたBI及びCIデータを示す。
データは、B1-refに最も近い濃度の特殊効果添加剤を有するインクB2が最も密接に整合していることを示している。
実施例3 試料プレスインクC1~C4
標準銀特殊効果インクを、様々な濃度の特殊効果添加剤を用いて調製して、インクC1~C4を得た。インクC1-refは基準インクであり、特殊効果添加剤の相対濃度を100%に設定した。インクC2~C4の各々は、C1-refと比較して特殊効果添加剤の濃度が低下している。各インクを上述のように印刷し、メトリック彩度及び輝度指標を上述のように測定した。
C1-refは、特殊効果添加剤の相対濃度100%であり、
C2は、特殊効果添加剤の相対濃度80%であり、
C3は、特殊効果添加剤の相対濃度60%であり、
C4は、特殊効果添加剤の相対濃度40%である。
データが表3に示されている。
データは、C1-refに最も近い濃度の特殊効果添加剤を有するインクC2が最も密接に整合していることを示している。
実施例4 試料プレスインクD1~D4。
様々な濃度の特殊効果添加剤を用いて無光沢銀色特殊効果インクを調製し、インクD1~D4を得た。インクD1-refは基準インクであり、特殊効果添加剤の相対濃度を100%に設定した。インクD2~D4の各々は、インクD1-refに対して特殊効果添加剤の濃度が低下している。各インクを上述のように印刷し、メトリック彩度及び輝度指標を上述のように測定した。
D1-refは、特殊効果添加剤の相対濃度100%であり、
D2は、特殊効果添加剤の相対濃度80%であり、
D3は、特殊効果添加剤の相対濃度60%であり、
D4は、特殊効果添加剤の相対濃度40%である。
データが表4に示されている。
データは、D1-refに最も近い濃度の特殊効果添加剤を有するインクD2が最も密接に整合していることを示している。
実施例5 試料プレスインクE1~E4
様々な濃度の特殊効果添加剤を用いて微細真珠色特殊効果インクを調製し、インクE1~E4を得た。インクE1-refは基準インクであり、特殊効果添加剤の相対濃度を100%に設定した。インクE2~E4の各々は、インクE1-refと比較して特殊効果添加剤の濃度が低下している。各インクを上述のように印刷し、メトリック彩度及び輝度指標を上述のように測定した。
E1-refは、特殊効果添加剤の相対濃度100%であり、
E2は、特殊効果添加剤の相対濃度80%であり、
E3は、特殊効果添加剤の相対濃度60%であり、
E4は、特殊効果添加剤の相対濃度40%である。
データが表5に示されている。
データは、E1-refに最も近い濃度の特殊効果添加剤を有するインクE2が最も密接に整合していることを示している。
実施例6試料プレスインクF1~F4
粗真珠特殊効果インクを様々な濃度の特殊効果添加剤で調製して、インクF1~F4を得た。インクF1-refは基準インクであり、特殊効果添加剤の相対濃度を100%に設定した。インクF2~F4の各々は、インクF1-refと比較して特殊効果添加剤の濃度が低下している。各インクを上述のように印刷し、メトリック彩度及び輝度指標を上述のように測定した。
F1-refは、特殊効果添加剤の相対濃度100%であり、
F2は、特殊効果添加剤の相対濃度80%であり、
F3は、特殊効果添加剤の相対濃度60%であり、
F4は、特殊効果添加剤の相対濃度40%である。
データが表6に示されている。
データは、F1-refに最も近い濃度の特殊効果添加剤を有するインクF2が最も密接に整合していることを示している。
実施例7 インクG1~G5
光沢銀橙色特殊効果インクを様々な濃度の特殊効果添加剤で調製して、インクG1~G5を得た。G3は基準インク(G3-ref)である。特殊効果添加剤の濃度の順序は低~高であり、G1は特殊効果添加剤の濃度が最も低く、G5は濃度が最も高い。各インクを上述のように印刷し、メトリック彩度及び輝度指標を上述のように測定した。
インクを上述のように印刷した。表7は、各インクのメトリック彩度及び不透明度を示す。
表8は、インクG1、G2、G4及びG5と基準インクG3-refとの比較を示す。
データが示すように、G3-refよりも特殊効果添加剤の濃度が低いインクG1及びG2が正のCIを有し、その一方で、G3-refよりも特殊効果添加剤の濃度が高いインクG4及びG5が負のCIを有する。データは、試料インクG2が、基準インクG3-refに対して最も整合することを示している。
実施例8 インクH1~H5
光沢銀シャンパン色特殊効果インクを様々な濃度の特殊効果添加剤で調製して、インクH1~H5を得た。H3は、基準インク(H3-ref)である。特殊効果添加剤の濃度の順序は低~高であり、H1は特殊効果添加剤の濃度が最も低く、H5は濃度が最も高い。各インクを上述のように印刷し、メトリック彩度及び輝度指標を上述のように測定した。
インクを上述のように印刷した。表9は、各インクのメトリック彩度と不透明度を示している。
表10は、インクH1、H2、H4及びH5と基準インクH3-refとの比較を示す。
データは、試料インクH2が基準インクH3-refに対して最も整合することを示している。また、データは総色差ΔE00(金属光沢無し)が2色単位より大きい場合、CIの評価が正確でない可能性があることを示している。したがって、特殊効果添加剤の濃度が正確でない可能性を最小限に抑えるために、テストインクの色を基準インクの色と整合させることが重要である。
実施例9 インクI1~I5
高光沢銀青色特殊効果インクを、様々な濃度の銀色薄片顔料で調製して、インクI1~I5を得た。I3は、基準インク(I3-ref)である。特殊効果添加剤の濃度の順序は低~高であり、I1は特殊効果添加剤の濃度が最も低く、I5の濃度が最も高い。各インクを上述のように印刷し、メトリック彩度及び輝度指標を上述のように測定した。
インクを上述のように印刷した。表11は、各インクのメトリック彩度及び不透明度を示す。
表12は、インクI1、I2、I4及びI5と基準インクI3-refとの比較を示す。
データは、試料インクI2が、インクI3-refの参照に対して最も整合していることを示している。驚くべきことに、高光沢銀のCIの評価は、無光沢銀のCI評価と同様に総色差の影響を受けなかったと思われる。
実施例10インクJ1~J5
高光沢銀緑色特殊効果インクを、様々な濃度の銀色薄片顔料で調製して、インクJ1~J5を得た。J3は、基準インク(J3-ref)である。特殊効果添加剤の濃度の順序は低~高であり、J1は特殊効果添加剤の濃度が最も低く、J5は最も高い濃度である。各インクを上述のように印刷し、メトリック彩度及び輝度指標を上述のように測定した。
インクを上述のように印刷した。表13は、各インクのメトリック彩度及び不透明度を示す。
表14は、インクJ1、J2、J4及びJ5と、基準インクJ3-refとの比較を示す。
データが示すように、J3-refよりも特殊効果添加剤の濃度が低いインクJ1及びJ2が正のCIを有し、その一方で、J3-refよりも特殊効果添加剤の濃度が高いインクJ4及びJ5が負のCIを有する。データは、試料インクJ2が、インクJ3-refの参照に対して最も整合していることを示している。
実施例11インクK1~K5
微細真珠黄色特殊効果インクを様々な濃度の真珠光沢のある薄片顔料で調製して、インクK1~K5を得た。K3は、基準インク(K3-ref)である。特殊効果添加剤の濃度の順序は低~高であり、K1は特殊効果添加剤の濃度が最も低く、K5は濃度が最も高い。各インクを上述のように印刷し、メトリック彩度及び輝度指標を上述のように測定した。
インクを上述のように印刷した。表15は、各インクのメトリック彩度及び不透明度を示している。
表16は、インクK1、K2、K4及びK5と基準インクK3-refとの比較を示す。
データは、試料インクK4が基準インクK3-refに対して最も整合していることを示している。
実施例12インクL1~L5
微細真珠淡青色特殊効果インクを様々な濃度の真珠光沢のある薄片顔料で調製し、インクL1~L5を得た。L3は、基準インク(L3-ref)である。特殊効果添加剤の濃度の順序は低~高であり、L1は特殊効果添加剤が最も低く、L5は特殊効果添加剤が最も高い。各インクを上述のように印刷し、メトリック彩度及び輝度指標を上述のように測定した。
インクを上述のように印刷した。表17は、各インクのメトリック彩度及び不透明度を示す。
表18は、インクL1、L2、L4及びL5と基準インクL3-refとの比較を示す。
データは、試料インクL2及びL4が基準インクL3-refと良好に整合することを示している。
実施例13 インクM1~M5
粗真珠ベージュ色特殊効果インクを様々な濃度の真珠光沢のある薄片顔料で調製して、インクM1~M5を得た。M3は、基準インク(M3-ref)である。特殊効果添加剤の濃度の順序は低~高であり、M1は特殊効果添加剤が最も低く、M5は濃度が最も高い。各インクを上述のように印刷し、メトリック彩度及び輝度指標を上述のように測定した。
インクを上述のように印刷した。表19は、各インクのメトリック彩度及び不透明度を示す。
表20は、インクM1、M2、M4及びM5と、基準インクM3-refとの比較を示す。
データは、試料インクM2が、基準インクM3-refに対して最も整合していることを示している。
実施例14 インクN1~N5
粗真珠バイオレット色特殊効果インクを様々な濃度の真珠光沢のある薄片顔料で調製して、インクN1~N5を得た。N3は、基準インク(N3-ref)である。特殊効果添加剤の濃度の順序は低~高であり、N1は特殊効果添加剤の濃度が最も低く、N5は濃度が最も高い。各インクを上述のように印刷し、メトリック彩度及び輝度指標を上述のように測定した。
インクを上述のように印刷した。表21は、各インクのメトリック彩度及び不透明度を示す。
表22は、インクN1、N2、N4及びN5と、基準インクN3-refとの比較を示す。
データは、試料インクN2が基準インクN3-refに最も整合することを示している。
本発明は、その好ましい実施形態を含めて詳細に記載されている。しかしながら、当業者は、本開示を考慮した上で、本発明の範囲及び趣旨の範囲内で本発明の変更及び/又は改良を行うことができることが理解されるであろう。
1 上重ね印刷ワニス(OPV)
2 透明色インク
3 特殊効果添加剤インク
4 基材
5 インク混合物

Claims (6)

  1. 目標特殊効果カスタムインク色のデジタルレンダリング/シミュレーションを作成する方法であって、
    (a)意匠を表示するように適合され、かつ、アートワーク可視化ソフトウェアがインストールされたコンピュータに接続された3Dデジタルディスプレイを提供することと、
    (b)特殊効果添加剤試料のルックアップテーブルを備えたデジタル特殊効果ライブラリを提供することであって、各試料は、鏡面反射含有モード(YSPIN)で測定された視感反射率係数Yと、鏡面反射排除モード(YSPEX)で測定された視感反射率係数Yと、輝度指標(BI)値とを有し、各特殊効果試料は、一意の識別子特殊効果試料コードで識別され、各特殊効果試料の視覚的レンダリングが前記3Dデジタルディスプレイ上に表示されるように構成されており、一連の特殊効果インク組成物試料を各特殊効果添加剤に対して作製することによって、デジタル特殊効果ライブラリが製作され、
    (i) 前記特殊効果添加剤の既知の濃度で一連のインク組成物を調製することと、
    (ii) 各インク組成物を1つ以上の製作基材及び非コーティング用紙上に印刷して、印刷された特殊効果インク組成物目標印刷物を製作することと、
    (iii) 各印刷された特殊効果インク組成物目標印刷物に一意の識別子特殊効果試料コードを割り当てることであって、各特殊効果インク組成物は、非コーティング用紙上に印刷されたインク及び前記製作基材の各々の上に印刷された同一のインクを備えた一群の目標印刷物に関連付けられている、割り当てることと、
    (iv) 球形分光光度計を用いて、各特殊効果インク組成物目標印刷物の前記鏡面反射含有モード(YSPINtarget)及び前記鏡面反射排除モード(YSPEXtarget)で視感反射率係数Yを測定することと、
    (v) 各特殊効果インク組成物目標印刷物の輝度指標(BItarget)を式に従って計算することであって、前記式は、
    (vi) BItarget=[(YSPINtarget-YSPEXtarget)/YSPINtarget]×1000である、計算することと、
    (vii) 各特殊効果試料コードを、その関連するYSPIN、YSPEX及び輝度指標値とともに、前記デジタル特殊効果ライブラリに格納することと、
    (viii) 前記デジタル特殊効果ライブラリ内の各特殊効果添加剤に対して、ステップ(i)~(vii)を繰り返すことと、を含む、提供することと、
    (c)色試料のルックアップテーブルを備えたデジタル色ライブラリを提供することであって、各色試料が透明色であり、関連付けられたCIELAB C abスペクトル反射率データを各色試料が有し、各色試料が一意の色試料コードで識別され、各色試料の視覚的レンダリングを前記3Dデジタルディスプレイ上に表示することができる、提供することと、
    (d)前記コンピュータが、前記デジタル特殊効果ライブラリ及び前記デジタル色ライブラリに接続され、
    (e)前記コンピュータ及び前記3Dデジタルディスプレイを使用し、選択された色試料を選択された特殊効果試料の上にデジタル方式で重ね合わせることと、
    (f)前記選択された色試料コード及び選択された特殊効果試料コードをデジタル方式で記録することであって、前記選択された色試料コード及び選択された特殊効果試料コードの組み合わせがデジタル目標特殊効果カスタムインク色試料を規定する、記録することと、を含む、方法。
  2. 特殊効果インクプレス印刷物の特殊効果インク目標印刷物への輝度指標整合を評価する方法であって、
    (a)特殊効果インク目標印刷物及び関連する特殊効果試料コードを選択することと、
    (b)プレス実行で、又は実験室プルーフィングテストで使用されているプレス特殊効果インク組成物を取得することと、
    (c)前記プレス特殊効果インク組成物を非コーティング用紙上に印刷することと、
    (d)球形分光光度計を用いて、非コーティング用紙上に印刷された前記プレス特殊効果インク組成物の視感反射率係数Yを鏡面反射含有モード(YSPINpress)及び鏡面反射排除モード(YSPEXpress)で測定することと、
    (e)前記特殊効果インクプレス印刷の輝度指標(BI press を式に従って計算することであって、前記式は、
    BIpress-[(YSPINpress-YSPEXpress)/YSPINpress]×1000である、計算することと、
    (f)以下の式を用いて、前記特殊効果インクプレス印刷物と前記特殊効果インク目標印刷物との間の輝度指標差(ΔBI)を計算することによって、BIpressが整合用のBItargetの±10%の許容限度内にあるかどうかを判定することであって、前記式は、
    ΔBI=[(BIpress-BItarget)/BItarget]×100であり、
    ここで、
    ΔBIの目標値=0であり、
    ΔBIの許容範囲=0±10%であり、
    ΔBI<-10%である負の値が、プレス上で印刷するために、インク配合物中の特殊効果添加剤の量を増加させなければならないことを示し、
    ΔBI>+10%である正の値が、プレス上で印刷するために、前記インク配合物中の前記特殊効果添加剤の量を減少させなければならないことを示す、判定すること、を含む、方法。
  3. 前記デジタル色ライブラリが、PantoneLIVE/myColorCloudである、請求項1に記載の方法。
  4. 目標特殊効果カスタム色インクを調製する方法であって、
    (a)請求項1に記載の方法を用いて、前記目標特殊効果カスタムインク色の前記選択された色試料コード及び選択された特殊効果試料コードを取得することと、
    (b)前記色試料コードに整合するインク色配合物を調製し、前記特殊効果試料コードに整合する前記特殊効果インク組成物を用いることと、
    (c)前記インク色配合物及び特殊効果インク組成物を混合して、目標特殊効果カスタム色インクを取得することと、を含む、方法。
  5. 標特殊効果カスタム色インクのデジタルメトリック彩度レコードを作成する方法であって、
    (a)選択された製作基材上に請求項4に記載の目標特殊効果カスタム色インクを印刷して、印刷された目標特殊効果カスタム色バレルプルーフを取得することと、
    (b)球体分光光度計を用いて、鏡面反射含有モード(CSCItarget)でのメトリック彩度C ab、鏡面反射排除モード(CSCE target での前記メトリック彩度 、を測定することと、
    (c)前記目標特殊効果カスタム色バレルプルーフに対する前記メトリック彩度 ab データをデジタルルックアップテーブルにデジタル方式で記録することと、を含む、方法。
  6. プレス上で印刷された特殊効果カスタム色インクの目標特殊効果カスタム色インクへのメトリック彩度整合を検証する方法であって、
    (a)プレス実行から印刷された試料を採取することと、
    (b)球体分光光度計を用いて、鏡面反射含有モード(CSCIprint)でのメトリック彩度C ab、鏡面反射排除モード(CSCEprint)での前記メトリック彩度 abと、を測定することと、
    (c)前記プレス実行によるプレス印刷物と前記印刷された目標特殊効果カスタム色との間の総色差ΔE00SPINを比較することであって、
    (i) ±2以下のΔE00SPINは許容範囲であり、次いでステップ(d)に進むが、
    (ii) ΔE00SPINが2より大きければ、プレスインクの透色は調節されなければなら
    (iii) ΔE00SPINが±2以下になるまで、ステップ(i)~(ii)を繰り返すことによって、前記プレスインクの前記透明色を調整する、比較することと、
    (d)拡散反射率ΔE SPEXによる色差を比較することであって、
    (i) 前記ΔE SPEXが±2以下である場合、前記印刷されたプレス試料は前記印刷された目標特殊効果カスタム色と整合しており、テストは完了するが、
    (ii) ΔE SPEXが2より大きい場合、前記プレスインク内の特殊効果添加剤の量を補正する必要があり、ここで必要な補正は、以下の彩度指標(CI)式に従って計算される、
    CI=ΔCSCE-ΔCSCI
    式中で、
    ΔCSCE=CSCEprint-CSCEtargetであり、
    ΔCSCI=CSCIprint-CSCItargetであり、
    CIの目標値=0であり、
    CIの負の値は、前記プレスインク配合物の前記特殊効果添加剤の前記量を減少させなければならないことを示し、
    CIの正の値は、前記プレスインク配合物中の前記特殊効果添加剤の前記量を増加させなければならないことを示し、
    (iii) 前記プレスインク配合物中の前記特殊効果添加剤の前記量を増加又は減少させ、ΔCSCEが、
    [(ΔCSCE-ΔCSCI)/ΔCSCI]×100=0±10に従って計算される、ΔCSCIの±10%以内になるまでステップ(ii)を繰り返す、比較することと、を含む、方法。
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