JP7415596B2 - 売上データ処理装置及び売上データ処理プログラム - Google Patents

売上データ処理装置及び売上データ処理プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP7415596B2
JP7415596B2 JP2020011286A JP2020011286A JP7415596B2 JP 7415596 B2 JP7415596 B2 JP 7415596B2 JP 2020011286 A JP2020011286 A JP 2020011286A JP 2020011286 A JP2020011286 A JP 2020011286A JP 7415596 B2 JP7415596 B2 JP 7415596B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
amount
reservation
cancellation
data processing
sales data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2020011286A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021117793A5 (ja
JP2021117793A (ja
Inventor
克幸 板倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP2020011286A priority Critical patent/JP7415596B2/ja
Publication of JP2021117793A publication Critical patent/JP2021117793A/ja
Publication of JP2021117793A5 publication Critical patent/JP2021117793A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7415596B2 publication Critical patent/JP7415596B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/30Computing systems specially adapted for manufacturing

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • Cash Registers Or Receiving Machines (AREA)

Description

本発明は、売上データ処理装置及び売上データ処理プログラムに関する。
飲食店における、予約の無断キャンセルによる、多大な損失が問題になっている。無断キャンセルによる損失には、食材や人件費のほか、席を確保することで他の来店者が利用できない機会損失が含まれる。
特許文献1には、予約する場合に予約情報、顧客情報、カード情報の入力を求め、顧客が直前或いは無断でキャンセルしたとき、カード情報を用いてキャンセル料を顧客から徴収するシステムが開示されている。
特開2017―33263号公報
特許文献1に記載の技術は、売上予定金額の全額に基づいて定められたキャンセル料を顧客から徴収するものである。しかし、カード情報の入力を行わない客等からは売上予定金額を徴収することは難しい。たとえこのような場合であっても、少なくともどれほどの損害額が発生するのかを予約キャンセルの度に記録できるようにすることが望まれる。
本発明は、予約がキャンセルされたときの損害推定額の記録忘れを防止可能な売上データ処理装置及び売上データ処理プログラムを提供することを目的とする。
発明は、所定の利用日時と対応付けて記憶手段に記憶されたサービスの予約情報を管理する売上データ処理装置であって、前記利用日時を所定の期間過ぎても顧客がサービスの提供を受けなかった予約情報をキャンセルとして処理する予約管理手段と、前記予約管理手段により前記予約情報をキャンセルとして処理する際に、当該キャンセルにより発生する第1損害推定額をユーザに入力させるための第1入力領域を表示部に表示させる表示制御手段と、を備え、前記第1損害推定額は、前記サービスを構成する商品群であって、前記予約情報のキャンセルに応じて廃棄される商品と、前記予約情報のキャンセルに応じて廃棄されない商品と、を含む商品群のうち、前記予約情報のキャンセルに応じて廃棄される商品に係る情報に基づいて導出されることを特徴とする。
本発明によれば、予約がキャンセルされたときの損害推定額の記録忘れを防止することができる。
本発明の第1実施形態である売上データ処理装置の構成図である。 本発明の第1実施形態である売上データ処理装置の外観図である。 予約帳のデータ入力画面の一例を示す図である。 予約表の表示画面の一例を示す図である。 本発明の第1実施形態である売上データ処理装置の動作を説明するフローチャートである。 予約の「削除/キャンセル」を実行する画面の一例を示す図である。 チェックボックスへの入力がない場合の損害額入力画面の一例を示す図である。 「被害額平均(機会損失額)」を表示する表示画面の一例を示す図である。 チェックボックスへの入力がある場合の損害額入力画面の一例を示す図である。 チェックボックスへの入力がある場合の損害額入力画面の他の一例を示す図である。 「被害額平均(廃棄額)」を表示する表示画面の一例を示す図である。 「レポート閲覧」画面の一例を示す図である。 「精算レポート」の一例を示す図である。 「現金」タブが選択されたときの「在高申告」画面の一例を示す図である。 本発明の第2実施形態である売上データ処理装置の動作を説明するフローチャートである。 「キャンセル」タブが選択され且つチェックボックスへの入力がない場合の「在高申告」画面の一例を示す図である。 「キャンセル」タブが選択され且つチェックボックスへの入力がある場合の「在高申告」画面の一例を示す図である。 本発明の第3実施形態である売上データ処理装置において、統計処理を実行した様子を示す表である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態(以下、「本実施形態」と称する)につき詳細に説明する。なお、各図は、本発明を十分に理解できる程度に、概略的に示してあるに過ぎない。また、各図において、共通する構成要素や同様な構成要素については、同一の符号を付し、それらの重複する説明を省略する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の実施形態である売上データ処理装置の構成図である。また、図2は、本発明の実施形態である売上データ処理装置の外観図である。
売上データ処理装置100は、例えば、キャッシュレジスタであり、主表示操作部20と、顧客表示操作部21と、通信部52と、印刷部51と、不揮発性記憶部30と、揮発性記憶部40と、制御部10とを備えた一体化機器である。また、通信部52は、LAN(Local Area Network)を介してサーバに接続するインタフェースである。揮発性記憶部40は、ワーキングメモリとして使用されるRAM(Random Access Memory)である。印刷部51は、例えば、精算レポート800(図13)を印刷する熱転写プリンタである。
主表示操作部20は、タッチパネル機能を有する液晶パネルであり、管理者や店員が操作するものである。主表示操作部20は、例えば、「予約帳」データ入力画面200(図3)、「予約表」画面300(図4)、「削除/キャンセル」画面400(図6)、損害額入力画面500(図7),502(図10)、「被害額平均(機会損失額)」表示画面501(図8)、「被害額平均(廃棄額)」表示画面503(図11)、「レポート閲覧」画面700(図12)等を表示する。顧客表示操作部21は、タッチパネル機能を有する液晶パネルであり、装置の裏側に設けられており、顧客が操作することができる。
制御部10は、CPU(Central Processing Unit)であり、予約管理手段11、表示制御手段13、レポート出力手段15の機能を実現する。なお、図1には、破線で在高申告手段12及び売上想定額演算手段16が記載されているが、これらは第2,3実施形態で説明する。
予約管理手段11は、顧客から取得した予約情報を管理する機能手段である。具体的には、予約管理手段11は、顧客マスタ33、商品マスタ32及び予約帳34を用いて、顧客名、予約日時、予約商品等の登録、修正、変更、削除を行う。特に、予約管理手段11は、予約日時(利用日時)を所定の期間過ぎても、顧客がサービスの提供を受けない予約情報をキャンセルとして処理する。
不揮発性記憶部30は、マスタファイルと、売上データ処理プログラムとしての予約キャンセルプログラム36とが格納されている。マスタファイルは、予約帳34と、顧客マスタ33と、商品マスタ32と、売上マスタ35と、を有する。
予約帳34は、下記の表1に示すように、顧客コード34a、受付日付34b、予約日34c、開始時刻34d、終了時刻34e、利用テーブル34f、客数34g、予約内容34hを格納する。顧客コード34aは、予約を受け付けた顧客の顧客コードであり、顧客マスタ33と同一コードである。受付日付34bは、顧客から予約を受け付けた日である。開始時刻34dは、顧客から予約を受け付けたサービス提供予定開始時刻、又は商品販売予定時刻である。終了時刻34eは、顧客から予約を受け付けたサービス提供予定終了時刻である。利用テーブル34fは、顧客にサービスを提供するテーブル番号又は部屋の名称である。客数34gは、予約を受け付けた顧客と、同席者との総人数である。予約内容34hは、予約を受け付けたサービスの内容である。
表1は、予約帳34の具体例の一例である。
Figure 0007415596000001
例えば、売上データ処理装置100は、顧客コード「00001」の顧客から、受付日付「6月11日」にサービス提供の予約を受け付けている。受け付けたサービスは、予約日「6月23日」、開始時刻「20:00」、終了時刻「23:00」、利用テーブル「花の間」、客数「4」、予約内容「宴会料理A」である。また、売上データ処理装置100は、顧客コード「00002」の顧客から、受付日「6月11日」にサービス提供の予約を受け付けている。予約日「6月23日」、開始時刻「19:00」、終了時刻「21:00」、利用テーブル「雪の間」、客数「6」、予約内容「宴会料理B」である。
顧客マスタ33は、顧客コード33a毎に、顧客の顧客名33b、顧客名(カナ)33c、電話番号33d、郵便番号33e、住所33f、電子メール33gを格納する。表2は、顧客マスタ33の具体例の一例である。
Figure 0007415596000002
例えば、顧客コード「00001」の顧客は、顧客名「□□□□」、顧客名(カナ)「△△△△」、電話番号「03-1234-5678」、郵便番号「123-4567」、住所「××××」、電子メール「[email protected]」である。
商品マスタ32は、商品やサービスの情報を格納するものである。表3は、「宴会料理A」、「宴会料理B」の商品マスタである。商品マスタ32は、例えば、「サービス」欄32a、「合計金額」欄32b、「商品1」欄32c、「金額」欄32d、「廃棄」欄32e、「商品2」欄32f、「金額」欄32g、「廃棄」欄32h、「商品3」欄32i、「金額」欄32j、「廃棄」欄32kから構成される。
Figure 0007415596000003
例えば、宴会料理Aのサービスは、商品1「カニ鍋」、商品2「刺身」、商品3「飲み放題」の商品群から構成されているとする。これらの商品群は、サービスに相当するものであるが、便宜的に商品として格納する。
商品1「カニ鍋」の金額は、3000円であり、商品2「刺身」の金額は500円であり、商品3「飲み放題」の金額は、1500円であるとする。これらの各々の金額は、「金額」欄32d,32g,32jに格納されている。つまり、宴会料理Aのサービスの合計金額は、これらの合計金額5000円であり、「合計金額」欄32bに格納されている。また、商品1「カニ鍋」や商品2「刺身」は、予約がキャンセルされたときには、廃棄される商品であり、「廃棄」欄32e,32hに「○」が格納されている。一方、商品3「飲み放題」は、予約がキャンセルされたときでも廃棄する必要のないものであり、「廃棄」欄32kに「×」が格納されている。この「○」や「×」は、廃棄可否情報を意味する。
また、「宴会料理B」のサービスは、例えば、商品1「鶏鍋」、商品2「刺身」、商品3「飲み放題」の商品群から構成されている。商品1「鶏鍋」の金額は、3000円であり、商品2「刺身」の金額は500円であり、商品3「飲み放題」の金額は、1500円である。つまり、宴会料理Aのサービスの料金は、これらの合計金額5000円である。また、商品1「鶏鍋」や商品2「刺身」の「廃棄」欄32e,32hには、「○」が格納されている一方、商品3「飲み放題」の「廃棄」欄32kには、「×」が格納されている。
売上マスタ35は、入力された売上金額や来店客数を売上データとして蓄積する。また、売上マスタ35には、予約キャンセルにより発生する損失金額として、後述する被害額(機会損失額、廃棄額)、被害額平均(機会損失額、廃棄額)も蓄積される。
図1の説明に戻り、表示制御手段13は、「予約帳」データ入力画面200を用いて、予約帳34への登録・変更・削除を行う。また、表示制御手段13は、予約帳34に格納された予約情報を「予約表」画面300(図4)として、主表示操作部20に表示させる。さらに、表示制御手段13は、損失損害額入力制御手段14を有し、損失損害額入力制御手段14が損害推定額を表示し、使用者による修正を受け付ける。
図3は、「予約帳」のデータ入力画面の一例を示す図である。
「予約帳」データ入力画面200は、上部に配置された予約日表示欄210と、左欄に配置された顧客表示欄220と、右欄に配置された「予約詳細」欄230と、「顧客」ボタン251と、「取消」ボタン252と、「保存」ボタン253とを備える。
予約日表示欄210は、予約情報の登録・変更・削除の対象となっている予約日が表示される。予約日表示欄210には、予約日(例えば、2019年6月23日を示す「19/06/23」)が表示される。顧客表示欄220は、利用時刻と、顧客名と、利用時間とが表示される。例えば、顧客名「□□□□」、利用時刻「20:00」、利用時間「2H」が表示される。なお、顧客名「□□□□」には、顧客コード「00001」が対応付けられている。ここで、利用時刻は、予約帳34における開始時刻34dに対応し、利用時間は、利用時刻と合わせて終了時刻34eを推定するものである。また、顧客表示欄220及び「予約詳細」欄230には、顧客表示欄220の何れかの顧客名を押下したときの情報が表示される。
「予約詳細」欄230は、「利用テーブル」項目231、「受付日付」項目232、「受付時刻」項目233、「商品」域234から構成される。
「利用テーブル」項目231には、利用予定のテーブル番号や部屋の名称(例えば、「花の間」)が入力される。「受付日付」項目232には、予約の受付を行った日、例えば、2019年6月11日を示す「19/06/11」が表示される。「受付時刻」項目233には、予約の受付を行った時刻、例えば、「14:43」が表示される。「商品」域234には、予約されていたサービス、例えば、サービス名「宴会料理A」、個数「4」が格納される。ここで、個数「4」は、4名を意味する。
「顧客」ボタン251は、顧客マスタ33を更新するときに押下されるボタンである。「顧客」ボタン251は、例えば、顧客マスタ33に登録されていない新規顧客を登録するときに押下される。「取消」ボタン252は、予約帳34への登録・更新を取り消すときに押下される。「保存」ボタン253は、予約帳34への登録・更新を実行するときに押下される。
図4は、「予約表」の表示画面の一例を示す図である。
「予約表」画面300は、予約日域310と、予約時域320と、テーブル一覧域330と、予約内容表示域340と、機能ボタン域350とを備える。
予約日域310は、選択した予約日(例えば、2019年6月23日を示す「19/06/23」)が表示される。予約時域320は、例えば、「18:00」,「18:30」,「19:00」,…,「23:00」の境界時刻で30分毎に分割している。テーブル一覧域330には、例えば、「月の間」、「雪の間」、「花の間」等の部屋の名称やテーブル番号が表示される。
予約内容表示域340は、テーブル一覧域330の所定のテーブルや部屋の名称における予約時間帯を色分け表示している。例えば、「月の間」では、18:00から20:00までと、20:30から22:30までとで、異なる顧客が予約している。また、「雪の間」では、19:00から21:00までが予約されている。また、「花の間」では、20:30から23:00までが予約されている。
機能ボタン域350は、「新規」ボタン351と、「変更」ボタン352と、「確認」ボタン353と、「削除/キャンセル」ボタン354と、「メール受付」ボタン355と、「閉じる」ボタン356とを備える。
「新規」ボタン351は、予約を予約帳34に新規登録するときに押下される。「変更」ボタン352は、予約帳34に登録された予約内容を変更するときに押下される。「確認」ボタン353は、予約内容表示域340が適宜選択された後に、押下されることにより、例えば、「予約帳」データ入力画面200(図3)が表示される。具体的には、「花の間」の20:30から21:00までの領域を選択し、「確認」ボタン353が押下されると、「予約帳」データ入力画面200(図3)が表示される。これにより、予約内容を確認することができる。
「削除/キャンセル」ボタン354は、予約内容を削除したり、予約キャンセルがあったりしたときに押下される。「メール受付」ボタン355は、予約メールの受付を行うボタンであり、例えば、印刷部51に印刷されたメールの内容に基づいて、予約入力する。
図5は、本発明の第1実施形態である売上データ処理装置の予約キャンセル処理を説明するフローチャートである。
このフローは、「予約表」画面300(図4)が表示される毎に起動する。
表示制御手段13は、所定の予約内容が選択された状態で「削除/キャンセル」ボタン354が押下されたか否か判断し(S11)、押下されなければ、この判断を繰り返す。表示制御手段13は、「削除/キャンセル」ボタン354が押下された(S11)ときに、「削除/キャンセル」画面400(図6)を主表示操作部20に表示させる(S12)。
図6は、「削除/キャンセル」画面の一例を示す図である。
「削除/キャンセル」画面400は、文字領域401と、「閉じる」ボタン402と、「損害額入力」ボタン403と、「削除確定」ボタン404とを備える。文字領域401には、文字列「実行しますか?」が表示されており、削除/キャンセルの実行の最終確認を使用者に行わせている。「閉じる」ボタン402は、押下されると「削除/キャンセル」画面400が閉じる。「損害額入力」ボタン403は、予約がキャンセルされたことによる損害額を入力した後に予約登録を削除するボタンである。即ち、「損害額入力」ボタン403は、予約日時(利用日時)を所定の期間過ぎても、顧客がサービスの提供を受けない予約情報をキャンセルとして処理する場合に利用される。「削除確定」ボタン404は、損害額の入力を行わずに予約登録を削除するボタンである。なお、「損害額入力」ボタン403は、予約日時(利用日時)を所定の期間過ぎても、顧客がサービスの提供を受けない予約情報をキャンセルとして処理する場合にのみ選択可能な構成としてもよい。
図5のフローチャートに戻り、表示制御手段13は、「削除/キャンセル」画面400の「削除/キャンセル」ボタン403が押下されたか否かを判定する(S13)。「損害額入力」ボタン403が押下されなければ、S13の判定を繰り返す。「損害額入力」ボタン403が押下された(S13)ら、表示制御手段13は、損害額を入力する画面である予約キャンセル画面としての損害額入力画面500(図7)を主表示操作部20に表示させる(S14)。
図7は、チェックボックスへの入力がない場合の損害額入力画面の一例を示す図である。
チェックボックスへの入力がない場合の損害額入力画面500は、「キャンセル人数」表示欄510と、「キャンセル売上」表示欄520と、チェックボックス540と、「戻る」ボタン550と、「実行」ボタン551とを備える。
「キャンセル人数」表示欄510には、予約されていたサービスに対応する客数34gが自動表示される。「キャンセル売上」表示欄520には、予約されていたサービスに対応する予約内容34hの料金に客数を乗算した合計金額が被害額(機会損失額)として自動表示される。即ち、「キャンセル売上」表示欄520には、得られる予定であった売上金額が表示される。例えば、「予約表」画面300(図4)の「花の間」、「20:30」~「21:00」を選択した状態で、「削除/キャンセル」ボタン354を押下し、「削除/キャンセル」画面400の「損害額入力」ボタン403を押下した場合には、「花の間」、「20:30」~「21:00」に予約した人数「4人」及び宴会料理Aのサービスの金額5,000円×4人分の金額「20,000円」が自動表示される。
チェックボックス540は、商品の「廃棄が有る場合はチェック」される。このチェックボックス540は、使用者がチェックするものであるが、自動でチェックを付しても構わない。例えば、宴会料理Aのサービスの場合、商品マスタ32の「廃棄」欄32e,32h,32k(表3)の何れかに「○」が格納されていれば、チェックが付されるとしてもよい。「戻る」ボタン550は、「予約表」画面300に戻るボタンである。「実行」ボタン551は、作業者が表示内容を確認した後、次の動作を実行するためのボタンである。
図5のフローチャートに戻り、表示制御手段13は、「廃棄が有る場合はチェック」のチェックボックス540がチェックされているか否か判定する(S15)。チェックされていなければ(S15で「チェック無し」)、表示制御手段13は、「実行」ボタン551又は「戻る」ボタン550の押下があるか否か判定する(S16)。「実行」ボタン551が押下されたら(S16で「実行」ボタン)、表示制御手段13は、「被害額平均(機会損失額)」表示画面501(図8)を主表示操作部20に表示させる(S17)。そして、入力及び導出された被害額(機会損失額)、被害額平均(機会損失額)を売上マスタ35に記録する(S18)。また、当該予約情報を予約帳34から削除する。
図8は、「被害額平均(機会損失額)」表示画面の一例を示す図である。
「被害額平均(機会損失額)」表示画面501は、文字領域560と、「被害額平均」表示域570と、「閉じる」ボタン580とを備える。文字領域560は、文字列「一人当たり」が表示される領域である。「被害額平均」表示域570は、「キャンセル売上」表示欄520に表示された金額を「キャンセル人数」表示欄510に表示された人数で除算した一人当たりの被害額が自動表示される領域である。この一人当たりの被害額を被害額平均(機会損失額)とも称す。チェックボックス540がチェックされていないので、「被害額平均」表示域570には、例えば、宴会料理Aのサービスの金額「5,000円」が一人当りの被害額として自動表示される。「閉じる」ボタン580は、「被害額平均(機会損失額)」表示画面501を閉じて、「予約表」画面300(図4)に戻るボタンである。
図5のフローチャートの説明に戻り、チェックボックス540がチェックされていたら(S15で「チェック有り」)、表示制御手段13は、チェックボックスへの入力がある場合の損害額入力画面502A(図9)を主表示操作部20に表示させる(S19)。
図9は、チェックボックスへの入力がある場合の損害額入力画面の一例を示す図である。
チェックボックスへの入力がある場合の損害額入力画面502Aは、「キャンセル人数」表示欄510と、「キャンセル売上」表示欄520と、「廃棄した商品金額」表示欄530と、チェックボックス540と、「戻る」ボタン550と、「実行」ボタン551と、第2入力領域としての商品1数量入力欄660と、商品2数量入力欄661とを備える。なお、「キャンセル人数」表示欄510と、「キャンセル売上」表示欄520と、チェックボックス540と、「戻る」ボタン550と、「実行」ボタン551と、は、図7と同様であるため説明を省略する。
商品1数量入力欄660及び商品2数量入力欄661は、例えば、商品1の「カニ鍋」及び商品2の「刺身」のキャンセル人数「4人」に相当する「4」個が自動表示され、使用者が個数を修正入力する。ここで、廃棄した商品として、商品1の「カニ鍋」及び商品2の「刺身」が表示されるのは、キャンセルされる予約の予約内容34hに含まれる商品であって、商品マスタ32の「廃棄」欄32e,32hに「〇」が格納されているためである。「廃棄した商品金額」表示欄530には、「廃棄した商品金額」が自動表示され、操作者が修正入力する。「廃棄した商品金額」表示欄530には、商品1数量入力欄660及び商品2数量入力欄661に入力された個数を乗算した金額の和が被害額(廃棄額)として表示される。
「廃棄した商品金額」表示欄530には、例えば、宴会料理Aのサービスの場合、商品「カニ鍋」の金額3000円の4人分、12,000円と、商品「刺身」の金額500円の4人分2000円との合計金額「14,000円」が被害額(廃棄額)として自動表示される。なお、損害額入力画面502Aでは、使用者が廃棄の対象となる商品の個数を商品1数量入力欄660及び商品2数量入力欄661に入力することで、「廃棄した商品金額」表示欄530に表示される被害額(廃棄額)を指定する。しかし、被害額(廃棄額)そのものを、使用者に入力させる構成(図10)にしてもよい。
図10は、チェックボックスへの入力がある場合の損害額入力画面の他の一例を示す図である。チェックボックスへの入力がある場合の損害額入力画面502Bは、「キャンセル人数」表示欄510と、「キャンセル売上」表示欄520と、「廃棄した商品金額」入力欄531と、廃棄候補表示欄532と、チェックボックス540と、「戻る」ボタン550と、「実行」ボタン551と、を備える。なお、「キャンセル人数」表示欄510と、「キャンセル売上」表示欄520と、チェックボックス540と、「戻る」ボタン550と、は、「実行」ボタン551と、図9と同様であるため説明を省略する。
「廃棄した商品金額」入力欄531には、操作者によって予約のキャンセルによって発生した商品の被害額(廃棄額)が入力可能となっている。なお、初期値として、「廃棄した商品金額」入力欄531には、キャンセルされる予約の予約内容34hに含まれる商品であって、商品マスタ32の「廃棄」欄32e、32hに「〇」が格納されている商品の金額に個数(ここで予約された客数)を乗算した金額の和が被害額(廃棄額)として入力される。
廃棄候補表示欄532には、キャンセルされる予約の予約内容34hに含まれる商品であって、商品マスタ32の「廃棄」欄32e、32hに「〇」が格納されている商品の名前、金額が表示されるとともに、予約されていた個数(客数34g)が表示される。使用者は、この廃棄候補表示欄532に表示されている情報を参考に、「廃棄した商品金額」入力欄531に被害額(廃棄額)を入力することが可能である。
図5のフローチャートの説明に戻り、S19の処理後、損害額入力画面502A、502B(図9、図10)の「実行」ボタン551又は「戻る」ボタン550が押下されたか判定する(S20)。「実行」ボタン551が押下されたとき(S20で「実行」ボタン)、主表示操作部20は、後述する「被害額平均(廃棄額)」表示画面503(図11)を表示させる(S21)。そして、入力及び導出された被害額(廃棄額)、被害額平均(廃棄額)を売上マスタ35に記録する(S22)。また、当該予約情報を予約帳34から削除する。
一方、S16,S20で「戻る」ボタン550が押下されたら、主表示操作部20は、「予約表」画面300(図4)を主表示操作部20に再表示させる(S23)。これらの処理により、図5のフローが終了する。
図11は、「被害額平均(廃棄額)」表示画面の一例を示す図である。
「被害額平均(廃棄額)」表示画面503は、文字領域560と、「被害額平均」表示域575と、「閉じる」ボタン580とを備える。文字領域560は、文字列「一人当たり」が表示される領域である。「被害額平均」表示域575は、「廃棄した商品金額」表示欄530(図9)に表示された金額、または「廃棄した商品金額」入力欄531(図10)に入力された金額を「キャンセル人数」表示欄510に表示された人数で除算した一人当たりの被害額が自動表示される領域である。この一人当たりの被害額を被害額平均(廃棄額)とも称す。例えば、「廃棄した商品金額」表示欄530(図9)に表示された合計金額「14,000円」、または「廃棄した商品金額」入力欄531(図10)に入力された合計金額「14,000円」をキャンセル人数4人で除した金額「3,500円」が自動表示される。
図1の説明に戻り、レポート出力手段15は、売上マスタ35に記録された売上、現金在高、現金過不足、キャンセル人数、被害額(機会損失額、廃棄額)、被害額平均(機会損失額、廃棄額)等を主表示操作部20に表示させると共に、これらを印刷部51を用いて印字する。
図12は、「レポート閲覧」画面の一例を示す図である。
「レポート閲覧」画面700は、「レポート」タブ710を選択したときの画面である。「レポート閲覧」画面700は、左欄の複数のチェックボックスの中から「固定合計器」選択チェックボックス721を操作者がチェックし、「実行」ボタン722を押下すると、右欄の「精算レポート」表示欄730が表示されるものである。
「精算レポート」表示欄730は、大きく上欄、下欄に分割されており、下欄はさらにキャンセル領域830と、平均領域(統計領域)840とに分割される。
「精算レポート」表示欄730の上欄には、例えば、日付「19/08/27」、時刻「19:18」、文字列「固定合計器集計」が表示される。「精算レポート」表示欄730の下欄には、精算レポート800(図13)と同一内容が表示される。
なお、「精算レポート」表示欄730は、スクロール可能に表示される。また、「レポート閲覧」画面700は、「中止」ボタン741と、「印刷」ボタン742を有する。「中止」ボタン741が押下されると、メニュー画面等に戻り、「印刷」ボタン742が押下されると、精算レポート800(図13)が印字される。
図13は、精算レポートの一例を示す図である。
精算レポート800は、売上領域810と、現金在高領域820と、キャンセル領域830と、統計領域としての平均領域840とを有している。売上領域810には、例えば、「総売上(点)」、「20」点、「\100,000」、「総売上(件)」、「5」件、「\100,000」が印字される。これらは、例えば、4人のグループが5組(5件)=20人分のサービスの提供が行われ、100,000円を実際に売り上げたことを意味する。
現金在高領域820には、「現金在高 \100,000」、「現金残高申告 \100,000」、「現金申告過不足 \0」が印字される。これらは、100,000円の現金がドロア(不図示)の中に在る筈であり、実際に、100,000円の現金が存在するので、過不足0円である、ことを意味する。
キャンセル領域830には、例えば、本日のキャンセル人数、本日のキャンセル売上、本日のキャンセル実被害、キャンセル実被害額が印字される。例えば、キャンセル領域830には、「本日のキャンセル人数 4人」、「本日のキャンセル売上 \20,000」、「本日のキャンセル実被害 \14,000」、「キャンセル実被害額 @3,500/人」と印字される。これらの金額は、前記した損害額入力画面502A、502B(図9、図10)の「キャンセル人数」表示欄510、「キャンセル売上」表示欄520で表示された金額と、「廃棄した商品金額」表示欄530(図9)に表示された金額、または「廃棄した商品金額」入力欄531(図10)に入力された金額と、「被害額平均(廃棄額)」表示画面503の「被害額平均」表示域575に表示された金額とに等しい。
平均領域840には、文字列「過去の平均」、平日の一人当りの実被害額、金祝前の一人当りの実被害額、休日の一人当りの実被害額等の統計データが印字される。例えば、平均領域840には、文字列「過去の平均」、「平日: 実被害額 @4,000/人」、「*金祝前 実被害額 @5,000/人」、「休日 実被害額 @3,000/人」と印字される。金祝前を平均した実被害額は、平日よりも大きく、休日よりも小さい。これら統計データに基づいた金額は、実際の一人当りの損害額、例えば、「被害額平均(廃棄額)」表示画面503の「被害額平均」表示域575(図11)に修正入力された金額「3,500円」よりも高い。したがって、店舗は、キャンセルした顧客に対して、平均領域840に印字された金額でキャンセル料を請求し得る。
以上説明したように、本実施形態の売上データ処理装置100によれば、「予約表」画面300の「削除/キャンセル」ボタン354(図4)を押下することにより、予約キャンセルによる廃棄商品がある場合には、チェックボックス540にチェックを入れることで損害額入力画面502A、502B(図9、図10)が表示される(S19)。「実行」ボタン551を押下すると、損害額入力画面502Aにおける「廃棄した商品金額」表示欄530(図9)に表示された金額、または損害額入力画面502Bにおける「廃棄した商品金額」入力欄531(図10)金額に応じて「被害額平均(廃棄額)」表示画面503(図11)が表示され(S21)、「被害額平均」表示域575に一人当りの被害金額が表示される。そして、店舗は、この金額に基づいて、キャンセルした顧客に対して、平均領域840に印字された金額でキャンセル料を請求し得る。
また、「レポート閲覧」画面700(図12)の「精算レポート」表示欄730や精算レポート800(図13)には、平均領域840が含まれる。平均領域840には、文字列「過去の平均」、平日の一人当りの実被害額、金祝前の一人当りの実被害額、休日の一人当りの実被害額等の統計データが印字される。この統計データにより、キャンセルした顧客に対して、平均領域840に印字された金額でキャンセル料を請求しても構わない。
(第2実施形態)
前記第1実施形態では、「予約表」画面300(図4)を介して損害額入力画面500、502A、502B(図7,図9、図10)を表示させたが、「在高申告」画面900(図14)を介して、損害額入力画面を表示させることもできる。
売上データ処理装置100(図1)の構成は、制御部10の機能手段として、破線で示す在高申告手段12を追加したものである。在高申告手段12は、「在高申告」画面900(図14)を主表示操作部20に表示させ、現金、商品券やクレジットの在り高を申告する画面である。本実施形態では、表示制御手段13は、「在高申告」画面900を表示させる。当該「在高申告」画面900内にさらに複数の画面を重畳させた状態で表示させる。この複数の画面は、各々に対応付けられたタブを選択することで、選択されたタブに対応付けられた画面を最前面に持ってきて表示させることが可能である。
図14は、「現金タブ」が選択された際の「在高申告」画面の一例を示す図である。「現金タブ」が選択された際には現金の在り高を申告するための現金在高申告画面が表示される。
「在高申告」画面900は、「現金」タブ911と、「券売」タブ912と、「クレジット」タブ913と、「キャンセル」タブ914と、の4つのタブが含まれる。「現金」タブ911が選択された際には、現金在高申告画面として、現金在高領域920と、「戻る」ボタン931と、「実行」ボタン932と、が表示される。現金在高領域920は、不図示のドロアに格納されている1円玉、5円玉、10円玉等の硬貨の枚数や、千円札、5000円札、1万円札等の枚数を入力する領域である。同様に、現金在高領域920は、「券売」タブ912が選択されると、商品券等の金券の枚数を入力する画面に変化し、「クレジット」タブ913が選択されるとクレジット売掛金の額を入力する画面に変化する。これら2つのタブについては、図示は省略する。
「キャンセル」タブ914は、図7、図9、図10の損害額入力画面(キャンセル画面)と同様の情報を「在高申告」画面901(図16),902(図17)内に表示させるタブである。
図16は、「キャンセル」タブが選択され且つチェックボックスへの入力がない場合の「在高申告」画面の一例を示す図であり、図17は、「キャンセル」タブが選択され且つチェックボックスへの入力がある場合の「在高申告」画面の一例を示す図である。
「在高申告」画面901(図16),902(図17)は、「在高申告」画面900と同様に、「現金」タブ911と、「券売」タブ912と、「クレジット」タブ913と、「キャンセル」タブ914と、「戻る」ボタン931と、「実行」ボタン932とを有する。しかしながら、「在高申告」画面901,902は、損害額入力画面として、「キャンセル人数」表示欄941と、「キャンセル売上」表示欄942と、チェックボックス945とを備える。また、「在高申告」画面902は、損害額入力画面502(図10)と同様に、第1入力領域としての「今日の廃棄」入力欄943をさらに備える。チェックボックス945は、チェックボックス540(図7、図9、図10)と同様に、廃棄する商品がある場合はチェックするボタンである。
図15は、本発明の第2実施形態である売上データ処理装置の損害額入力処理を説明するフローチャートである。
このフローは、「在高申告」画面900(図14)の表示と共に、起動する。
表示制御手段13は、「キャンセル」タブ914が押下されているか否か判定する(S41)。「キャンセル」タブ914が押下されなければ、この判定を繰り返す。「キャンセル」タブ914が押下されたときに(S41)、表示制御手段13は、損害額入力画面を含む「在高申告」画面900(または901)(図16)を表示させる(S42)。
S42の処理後、表示制御手段13は、「廃棄がある場合はチェック」のチェックボックス945のチェックがチェックされているか否かを判定する(S43)。チェックされていたら(S43で「チェック有り」)、表示制御手段13は、「今日の廃棄」入力欄943を含む在高申告画面901を主表示操作部20に表示させる(S44)。
S44の処理後、表示制御手段13は、「実行」ボタン932又は「戻る」ボタン931が押下されたか否か判定する(S45)。「実行」ボタン932が押下されたら(S45で「実行」ボタン)、表示制御手段13は、「被害額平均(廃棄額)」表示画面503(図11)を主表示操作部20に表示させる(S46)。そして、入力及び導出された被害額(廃棄額)、被害額平均(廃棄額)を売上マスタ35に記録する(S47)。
一方、S43の判定で、チェックボックス945のチェックがされていなかったら(S43で「チェック無し」)、表示制御手段13は、主表示操作部20は、「実行」ボタン551又は「戻る」ボタン550が押下されたか否か判定する(S48)。「実行」ボタン932が押下されたら(S50で「実行」ボタン)、表示制御手段13は、「被害額平均(機会損失額)」表示画面501(図8)を主表示操作部20に表示させる(S49)。そして、入力及び導出された被害額(機会損失額)、被害額平均(機会損失額)を売上マスタ35に記録する(S50)。
S45,S48で「戻る」ボタン931(図16,17)が押下されたときには、表示制御手段13は、「現金タブ」が選択された際の「在高申告」画面900(図14)を主表示操作部20に表示させる(S51)。
以上説明したように、本実施形態の売上データ処理装置100によれば、「在高申告」画面900(図14)の「キャンセル」タブ914を選択することにより(S41で押下)、損害額入力画面501、502A、502B(図7、図9、図10)に相当する「在高申告」画面901、902(図16、図17)が表示される。以下、前記第1実施形態と同様である。
(第3実施形態)
前記第1,2実施形態では、精算レポート800の平均領域840は、平日、金・祝前、休日で平均処理を行ったものを印字していたが、廃棄商品を含めた売上推定金額の平均値を表示させることもできる。
本実施形態の売上データ処理装置100の構成は、前記第1実施形態と同様であるが、制御部10が売上想定額演算手段16の機能を実現している点で相違する。売上想定額演算手段16は、以下の統計演算を行う。
図18は、本発明の第3実施形態である売上データ処理装置において、統計演算を実行した様子を示す表である。
統計データ1000は、平日、金・祝前、休日の売上、客数、平均客単価、キャンセル客数、廃棄金額、及び一人当りの想定売上損害額を、月ごとに集計したものである。ここで、一人当りの想定売上損害額とは、(あるべき売上)/(あるべき客数)=(売上+廃棄金額)/(客数+キャンセル人数)を意味する。
例えば、2019年7月、8月、9月の平日、金・祝前、休日の何れも、トータルで売上「\4,653,503」があり、客数「1,275」人であり、平均客単価「\3,650」であった。また、7月の平日は、「16」人のキャンセル客数があり、商品の廃棄金額が「\80,000」であった。「想定キャンセル売上/人」は、(売上+廃棄金額)/(客数+キャンセル人数)=「\3,667」である。
また、2019年7月の金・祝前は、「8」人のキャンセル客数があり、商品の廃棄金額が「\20,000」であった。「想定キャンセル売上/人」は、(売上+廃棄金額)/(客数+キャンセル人数)=「\3,643」である。また、2019年7月の休日は、「20」人のキャンセル客数があり、商品の廃棄金額が「\200,000」であった。「想定キャンセル売上/人」は、(売上+廃棄金額)/(客数+キャンセル人数)=「\3,686」である。したがって、2019年7月の合計は、「44」人のキャンセル客数があり、商品の廃棄金額が「\30,000」であった。「想定キャンセル売上/人」は、(売上+廃棄金額)/(客数+キャンセル人数)=「\3,686」である。
以上説明したように、本実施形態の売上データ処理装置100によれば、一人当りの想定売上損害額=(あるべき売上)/(あるべき客数)=(売上+廃棄金額)/(客数+キャンセル人数)を演算することができる。
(変形例)
(1)前記各実施形態の売上データ処理装置100は、宴会料理等のサービスの提供の予約キャンセルについて行っていた。サービスの提供でなくても商品(例えば、ケーキ)の予約キャンセルについても適用可能である。具体的には、予約管理手段11(図1)は、利用日時を所定の期間過ぎても顧客によって商品が譲渡(譲受)されない予約情報をキャンセルとして処理する。また、表示制御手段13(図1)は、予約管理手段11により予約情報をキャンセルとして処理する際に、当該キャンセルにより発生する第1損害推定額をユーザに入力させるための「今日の廃棄」入力欄943を表示部に表示させる。
(付記)
<請求項1>
所定の利用日時と対応付けて記憶手段に記憶されたサービスの予約情報を管理する売上データ処理装置であって、
前記利用日時を所定の期間過ぎても顧客がサービスの提供を受けなかった予約情報をキャンセルとして処理する予約管理手段と、
前記予約管理手段により前記予約情報をキャンセルとして処理する際に、当該キャンセルにより発生する第1損害推定額をユーザに入力させるための第1入力領域を表示部に表示させる表示制御手段と、
を備えることを特徴とする売上データ処理装置。
<請求項2>
前記記憶手段は、前記サービスを構成する商品群の商品の価格及び廃棄可否情報を格納し、
前記表示制御手段は、廃棄可能な前記商品の情報を入力する第2入力領域を表示部に表示させ、入力された情報に基づいて、前記キャンセルにより発生する第2損害推定額を前記第1入力領域に表示させ、表示された額の修正を受け付け、修正された額を前記第1損害推定額とする
ことを特徴とする請求項1に記載の売上データ処理装置。
<請求項3>
所定の利用日時と対応付けて記憶手段に記憶された商品の予約情報を管理する売上データ処理装置であって、
前記利用日時を所定の期間過ぎても顧客によって商品が譲受されなかった予約情報をキャンセルとして処理する予約管理手段と、
前記予約管理手段により前記予約情報をキャンセルとして処理する際に、当該キャンセルにより発生する第1損害推定額をユーザに入力させるための第1入力領域を表示部に表示させる表示制御手段と、
を備えることを特徴とする売上データ処理装置。
<請求項4>
前記第1損害推定額を印字装置に印字させるレポート出力手段
をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか一項に記載の売上データ処理装置。
<請求項5>
所定の利用日時と対応付けて記憶手段に記憶されたサービスの予約情報を管理する売上データ処理装置の制御部に実行させる売上データ処理プログラムであって、
前記利用日時を所定の期間過ぎても顧客がサービスの提供を受けなかった予約情報をキャンセルとして処理する予約管理ステップと、
前記予約管理手段により前記予約情報をキャンセルとして処理する際に、当該キャンセルにより発生する第1損害推定額をユーザに入力させるための第1入力領域を表示部に表示させる表示制御ステップと、
を実行させることを特徴とする売上データ処理プログラム。
<請求項6>
所定の利用日時と対応付けて記憶手段に記憶されたサービスの予約情報を管理する売上データ処理装置の制御部に実行させる売上データ処理プログラムであって、
前記利用日時を所定の期間過ぎても顧客によって商品が譲受されなかった予約情報をキャンセルとして処理する予約管理ステップと、
前記予約管理手段により前記予約情報をキャンセルとして処理する際に、当該キャンセルにより発生する第1損害推定額をユーザに入力させるための第1入力領域を表示部に表示させる表示制御ステップと、
を実行させることを特徴とする売上データ処理プログラム。
10 制御部
11 予約管理手段
12 在高申告手段
13 表示制御手段
14 損失損害額入力制御手段
15 レポート出力手段
16 売上想定額演算手段
20 主表示操作部
30 不揮発性記憶部
31 マスタファイル
32 商品マスタ
33 顧客マスタ
34 予約帳
35 売上マスタ
36 予約キャンセルプログラム(売上データ処理プログラム)
51 印刷部
100 売上データ処理装置
200 「予約帳」データ入力画面
300 「予約表」画面
400 「削除/キャンセル」画面
500,502 損害額入力画面
501 「被害額平均(機会損失額)」表示画面
503 「被害額平均(廃棄額)」表示画面
570,575 「被害額平均」表示域
660 商品1数量入力欄(第2入力領域)
661 商品2数量入力欄(第2入力領域)
700 「レポート閲覧」画面
800 精算レポート
840 平均領域(統計領域)
900,901,902 「在高申告」画面
943 「今日の廃棄」入力欄(第1入力領域)
1000 統計データ

Claims (6)

  1. 所定の利用日時と対応付けて記憶手段に記憶されたサービスの予約情報を管理する売上データ処理装置であって、
    前記利用日時を所定の期間過ぎても顧客がサービスの提供を受けなかった予約情報をキャンセルとして処理する予約管理手段と、
    前記予約管理手段により前記予約情報をキャンセルとして処理する際に、当該キャンセルにより発生する第1損害推定額をユーザに入力させるための第1入力領域を表示部に表示させる表示制御手段と、
    を備え
    前記第1損害推定額は、前記サービスを構成する商品群であって、前記予約情報のキャンセルに応じて廃棄される商品と、前記予約情報のキャンセルに応じて廃棄されない商品と、を含む商品群のうち、前記予約情報のキャンセルに応じて廃棄される商品に係る情報に基づいて導出されることを特徴とする売上データ処理装置。
  2. 前記記憶手段には、前記サービスを構成する商品群の商品の価格及び廃棄可否情報が各商品に対応付けられた商品マスタが格納されており、
    前記予約管理手段により前記予約情報がキャンセルとして処理される際に、前記商品マスタに格納されている前記商品群の商品の価格及び前記廃棄可否情報に基づいて前記第1損害推定額が導出されることを特徴とする請求項1に記載の売上データ処理装置。
  3. 前記表示制御手段は、前記予約管理手段により前記予約情報がキャンセルとして処理される際に、当該予約情報に係る売上金額と前記第1損害推定額とを前記表示部に表示させることを特徴とする請求項1または2に記載の売上データ処理装置。
  4. 前記第1損害推定額を前記記憶手段に記憶させる記憶制御手段
    をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至請求項の何れか一項に記載の売上データ処理装置。
  5. 前記第1損害推定額を印字装置に印字させるレポート出力手段
    をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至請求項の何れか一項に記載の売上データ処理装置。
  6. 所定の利用日時と対応付けて記憶手段に記憶されたサービスの予約情報を管理する売上データ処理装置の制御部に実行させる売上データ処理プログラムであって、
    前記利用日時を所定の期間過ぎても顧客がサービスの提供を受けなかった予約情報をキャンセルとして処理する予約管理ステップと、
    予約管理手段により前記予約情報をキャンセルとして処理する際に、当該キャンセルにより発生する第1損害推定額をユーザに入力させるための第1入力領域を表示部に表示させる表示制御ステップと、
    を実行させ
    前記第1損害推定額は、前記サービスを構成する商品群であって、前記予約情報のキャンセルに応じて廃棄される商品と、前記予約情報のキャンセルに応じて廃棄されない商品と、を含む商品群のうち、前記予約情報のキャンセルに応じて廃棄される商品に係る情報に基づいて導出されることを特徴とする売上データ処理プログラム。
JP2020011286A 2020-01-28 2020-01-28 売上データ処理装置及び売上データ処理プログラム Active JP7415596B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020011286A JP7415596B2 (ja) 2020-01-28 2020-01-28 売上データ処理装置及び売上データ処理プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020011286A JP7415596B2 (ja) 2020-01-28 2020-01-28 売上データ処理装置及び売上データ処理プログラム

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2021117793A JP2021117793A (ja) 2021-08-10
JP2021117793A5 JP2021117793A5 (ja) 2023-01-31
JP7415596B2 true JP7415596B2 (ja) 2024-01-17

Family

ID=77175006

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020011286A Active JP7415596B2 (ja) 2020-01-28 2020-01-28 売上データ処理装置及び売上データ処理プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7415596B2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002074518A (ja) 2000-09-01 2002-03-15 Sharp Corp 販売管理装置
JP2013156714A (ja) 2012-01-27 2013-08-15 Toshiba Tec Corp 日配品予約システム

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04137094A (ja) * 1990-09-27 1992-05-12 Sharp Corp 電子式金銭登録機

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002074518A (ja) 2000-09-01 2002-03-15 Sharp Corp 販売管理装置
JP2013156714A (ja) 2012-01-27 2013-08-15 Toshiba Tec Corp 日配品予約システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2021117793A (ja) 2021-08-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5110921B2 (ja) オーダ会計システム
US20020049638A1 (en) Consumable goods online shopping system, portal server, electronic settlement server, mail order center server, recycling plant server, or server, and consumable goods online shopping method and program, and recording medium
JPH05250394A (ja) 組合せ商品の在庫管理装置
US20030078843A1 (en) Store information processor, store information processing method and store information processing system
KR20030024579A (ko) 데이터 입력 그래픽 사용자 인터페이스
GB2341704A (en) Ordering system
JPH09212749A (ja) オーダーエントリーシステム
JPH10240815A (ja) 販売管理装置
JP7415596B2 (ja) 売上データ処理装置及び売上データ処理プログラム
JP2013156714A (ja) 日配品予約システム
JP4512243B2 (ja) レジスタシステム
JP5371913B2 (ja) 商品販売データ処理装置および制御プログラム
JPH0926990A (ja) ホテルシステム
JP3661313B2 (ja) 訂正処理装置
JP4285048B2 (ja) 事業所の商品受発注システム
JP5232817B2 (ja) 業務支援装置およびその制御プログラム
JP4285047B2 (ja) 商品注文端末装置
JP2007102551A (ja) 会計装置
JP3949633B2 (ja) 会計支援装置
JP7491627B2 (ja) 情報処理システム、情報処理方法及びプログラム
JPH07220000A (ja) 経費配賦管理装置
JP2003067846A (ja) クリーニング業務情報ネットワークシステム
JP7400036B2 (ja) 商品管理システム及びプログラム
JP3854595B2 (ja) 会計支援装置
CN113674029A (zh) 信息显示***、图表显示方法及计算机可读存储介质

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230120

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20230120

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230818

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230829

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20231030

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20231205

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20231218

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7415596

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150