JP7415504B2 - 後処理装置及び画像形成システム - Google Patents
後処理装置及び画像形成システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP7415504B2 JP7415504B2 JP2019221337A JP2019221337A JP7415504B2 JP 7415504 B2 JP7415504 B2 JP 7415504B2 JP 2019221337 A JP2019221337 A JP 2019221337A JP 2019221337 A JP2019221337 A JP 2019221337A JP 7415504 B2 JP7415504 B2 JP 7415504B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cutting
- sheet
- load information
- image forming
- post
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 238000012805 post-processing Methods 0.000 title claims description 45
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 claims description 251
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 20
- 239000002699 waste material Substances 0.000 description 18
- 238000000034 method Methods 0.000 description 16
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 6
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 6
- 230000010365 information processing Effects 0.000 description 4
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 description 4
- 238000003708 edge detection Methods 0.000 description 3
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 1
- 238000012937 correction Methods 0.000 description 1
- 239000004973 liquid crystal related substance Substances 0.000 description 1
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 1
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 1
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 1
- 238000012546 transfer Methods 0.000 description 1
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Handling Of Sheets (AREA)
- Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
- Nonmetal Cutting Devices (AREA)
Description
このような後処理装置は、所望のサイズに断裁を行うために、搬送方向の先端部及び後端部の断裁量をユーザーが操作部のキー入力にて設定を行うことが可能なものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、シートの先端部における断裁量が必要長に満たないと、搬送不良や切断不良が生じるため、断裁を行う際の最小断裁量を予め定めている後処理装置が知られている(例えば、特許文献2参照)。
シートを搬送する搬送手段と、
前記搬送手段により搬送される前記シートの搬送方向に直交する方向の一端部側と他端部側とを前記搬送方向に沿って断裁する断裁手段と、
前記搬送手段により搬送される前記シートの、前記一端部側の断裁による搬送負荷に関し、前記シートを断裁するための断裁条件を含む第一負荷情報と、前記他端部側の断裁による搬送負荷に関し、前記シートを断裁するための断裁条件を含む第二負荷情報とを取得する取得手段と、
前記第一負荷情報と前記第二負荷情報とに基づいて、前記シートの断裁を禁止するか否かを判定する判定手段と、
を備えることを特徴とする。
シートを搬送する搬送手段と、
前記シートに画像形成を行う画像形成手段と、
前記搬送手段により搬送される前記シートの搬送方向に直交する方向の一端部と他端部とを前記搬送方向に沿って断裁する断裁手段と、
前記搬送手段により搬送される前記シートの、前記一端部側の断裁による搬送負荷に関し、前記シートを断裁するための断裁条件を含む第一負荷情報、前記他端部の断裁による搬送負荷に関し、前記シートを断裁するための断裁条件を含む第二負荷情報とを取得する取得手段と、
前記第一負荷情報と前記第二負荷情報とに基づいて、前記シートの断裁を禁止するか否かを判定する判定手段と、
を備えることを特徴とする。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。ただし、発明の範囲は図示例に限定されない。
図1は本発明の実施の形態における画像形成システム100の構成図である。画像形成システム100は、シートとしての用紙Pに画像を形成する画像形成手段としての画像形成装置10と、画像形成装置10により画像が形成された用紙Pに断裁処理を施す後処理装置20と、を備えて構成されている。
画像形成装置10は、給紙部15、画像読取部16、画像形成部17、操作表示部18等を備える。
後処理装置20は、用紙Pに対して断裁処理を施す断裁機である。後処理装置20は、画像形成装置10から搬入された用紙Pに対して必要に応じて断裁処理を施し、断裁処理により作成された成果物を排紙トレイT11,T12又はカードトレイT13に排出する。
後処理装置20は、搬送路D1、カット装置30、センサー27、屑箱29等を備える。
また、搬送路D1、D2には、各々の経路に沿って規定の間隔で用紙Pを表裏に挟むように設けられた一対のローラの回転により用紙Pの搬送を行う搬送ローラ35が設けられている。
FD断裁部31~33は、用紙Pを搬送方向(Feed Direction)Fに沿って断裁するスリッターである。FD断裁部31,32は、それぞれ、用紙Pの平面に平行であって搬送方向Fと直交する方向(「搬送直交方向」とする)Cにおける端部(奥側・手前側)を断裁する天地スリッターである。
FD断裁部33は、用紙Pの搬送直交方向Cに隣接する成果物同士の間の余白を搬送方向Fに沿って断裁するドブ断ちスリッターである。
FD断裁部33は、用紙Pを搬送直交方向Cについて複数に分割する際のドブ断ちを行う一対の刃を複数対を備えており、それぞれの対をなす刃が個別に用紙Pに対する断裁可能な位置と退避位置とに切り替え可能となっている。つまり、断裁を行う対をなす刃の数を選択することができ、用紙Pの分割数を変更することができる。
また、対をなす刃の搬送直交方向Cの間隔は固定だが、各対ごとに搬送直交方向Cに位置調節を行うことが可能となっている。
FD断裁部31~33は、例えば、図示しないモーター等のアクチュエーターを備え、搬送直交方向Cにおける切断位置を規定の範囲内で調節することができる。これにより、用紙Pの搬送直交方向Cの両端部から規定距離となる位置で搬送方向Fに沿ってカットを行うことができる。
この屑箱29は、FD断裁部31~33及びCD断裁部34における断裁屑の落下位置下方にそれぞれ所定寸法の排出口を有しており、各断裁部31~34の断裁屑は各々の排出口を介して屑箱29内に断裁屑を陥れる構造となっている。また、FD断裁部31~33のそれぞれの排出口は、搬送方向Fに沿って長尺な矩形の開口からなり、CD断裁部34の排出口は、搬送直交方向Cに沿って長尺な矩形の開口からなる。
図2は、画像形成システム100の機能的構成を示すブロック図である。
画像形成装置10は、CPU11、ROM(Read Only Memory)12、RAM(RandomAccess Unit)13、記憶部14、給紙部15、画像読取部16、画像形成部17、操作表示部18、通信I/F(InterFace)19等を備える。既に説明した機能部については、説明を省略する。
ROM12は、不揮発性の半導体メモリー等により構成され、システムプログラム及びシステムプログラム上で実行可能な各種処理プログラムや、各種データ等を記憶する。
RAM13は、揮発性の半導体メモリー等により構成され、CPU11により実行される各種処理において、ROM12から読み出されたプログラム、入力若しくは出力データ、及び、パラメータ等を一時的に記憶するワークエリアを形成する。
通信I/F19は、NIC(Network Interface Card)やモデム等で構成され、後処理装置20やPC(Personal Computer)との間でデータの送受信を行う。
また、設定入力部26は、後処理装置20の用紙Pの断裁位置である各種のパラメータを設定する設定手段として機能する。
CPU21は、先端検出手段36により用紙Pの先端部を検出してからの各搬送ローラ35の駆動回転数を読み取り、用紙Pの先端部が搬送路D1のいずれに位置するかを認識することができる。そして、CPU21は、搬送される用紙Pに対して、カット装置30の各断裁部31~34を制御して適正なタイミングで断裁を行う。
後処理装置20にて実行させる断裁作業に関する設定の概要について、図3に示す設定入力画面の表示例及び図4に示す用紙Pの設定対象を示す説明図に基づいて説明を行う。
上記設定の入力作業は、後処理装置20の設定入力部26から行われ、図3の設定入力画面は設定入力部26が有する表示部にて表示される。
なお、以下の説明において示す具体的な数値は、単なる例示であって、これに限定されるものではない。
用紙サイズは、断裁が行われる用紙Pの搬送方向Fの幅である用紙サイズと搬送直交方向Cの幅である用紙サイズL2をからなり、これら用紙サイズL2の設定値は、予め、複数の組み合わせが用意されており、その中から一つを選択することにより決定される。なお、個別にこれらの用紙サイズL2の数値を入力可能としても良い。
搬送方向Fに沿った断裁の位置に関するパラメータとしては、図4に示すように、用紙Pの搬送直交方向Cにおける一端部側(奥側という)の端部を搬送方向Fに断裁する第一側端断裁位置としての「奥側位置X2」、用紙Pの搬送直交方向Cにおける他端部側(手前側という)の端部を搬送方向Fに断裁する第二側端断裁位置としての「手前側位置A2」、用紙Pが搬送直交方向Cについて複数に分割される場合の分割数である「成果物の数N2」、用紙Pが搬送直交方向Cについて複数に分割される場合の各成果物の搬送直交方向Cの幅である「仕上がりサイズY2」、搬送直交方向Cに複数に分割される成果物同士の搬送直交方向Cにおける隙間幅である「ドブ断ち幅Z2」が挙げられる。
これらの内、「奥側位置X2」における断裁とは、最も奥側となる成果物における奥側の側端部を形成する断裁のことを示し、「手前側位置A2」における断裁とは、最も手前側となる成果物における手前側の側端部を形成する断裁のことを示す。
これらの数値設定に対して、CPU21は、入力された各パラメータの数値範囲の適否の判断と、残るパラメータである「手前側位置A2」、「成果物の数N2」の算出を行う。
なお、「手前側位置A2」及び「成果物の数N2」は、「奥側位置X2」、「仕上がりサイズY2」の設定に基づいて決定されるので、「手前側位置A2」及び「成果物の数N2」も間接的に設定されていると言うことができる。
以下、「奥側位置X2」の設定時にCPU21が実行する処理を説明する。図5は処理中に表示されるエラーメッセージの表示例、図6は処理中に表示されるハイライト表示の表示例、図7は断裁位置に関するパラメータの設定時のCPU21の処理を示したフローチャートである。
即ち、「奥側位置X2」は、設定可能な範囲として、用紙Pの奥側の端部の先端から断裁位置までの距離について、規定の下限値が予め決められており、当該下限値が記憶部24に格納されている。
従って、CPU21は、「奥側位置X2」の入力値が下限値に満たないと判定した場合、「奥側位置X2」の入力値が0[mm]か否かを判定する(ステップT5)。
そして、「奥側位置X2」の入力値が0[mm]である場合には、CPU21は、「奥側位置X2」の設定値が0[mm]であること、即ち、用紙Pの奥側の端部の断裁の実行が無しであることが記憶部24に登録される(ステップT13)。
このように、奥側位置X2の入力値が適正範囲外であること報知することにより、設定入力部26は報知手段として機能する。
なお、適正範囲外であったパラメータをユーザーに認識させることが可能であれば、ハイライト表示に限らず、他の表示を行っても良い。
奥側位置X2で断裁されて発生する断裁屑は、長尺の短冊状となり、FD断裁部31の下方にある排出口を通じて屑箱29に落下する。その場合、断裁屑が排出口の搬送直交方向Cの幅よりも広いと、排出口を通ることができず、詰まりの原因となるため、断裁屑の幅は、排出口の搬送直交方向Cの幅と同じかこれよりも余裕を持って幾分小さい値とする必要がある。
奥側位置X2の上限値は、記憶部24に格納されている。例えば、奥側位置X2の上限値は、26[mm]に設定されている。
なお、奥側位置X2の入力値が下限値未満又は上限値を超える場合に、CPU21は、報知処理を行う例を示したが、報知せずに、入力値が下限値又は上限値のいずれか近い方の値に自動的に変更し、記憶部24に登録する処理を行っても良い。
また、用紙Pの搬送直交方向における一端部と他端部とにおける搬送方向に沿った断裁の有無も、用紙Pの直進性に大きく影響するので、上記「奥側位置X2」における断裁を実行しない情報(設定値0[mm])も、第一負荷情報として、記憶部24に登録される。
以下、「仕上がりサイズY2」の設定時にCPU21が実行する処理を説明する。前述した図5及び図6と図8に示す断裁位置に関するパラメータの設定時のCPU21の処理を示したフローチャートを参照して説明する。
まず、CPU21は、図3の設定入力画面から「仕上がりサイズY2」の入力が行われたか否かを判定し(ステップS1)、入力が行われた場合には、「仕上がりサイズY2」の入力値が予め定められた「仕上がりサイズY2」の下限値以上であるかを判定する(ステップS3)。
「仕上がりサイズY2」は下限値と上限値とが定められている。下限値は、断裁によって得られる成果物の搬送直交方向Cの片側において、ドブ断ち幅Z2に従って断裁を行う一対の刃の搬送直交方向Cの可動範囲に応じて決定されている。
また、上限値は、ドブ断ち幅Z2の断裁を行わない場合(搬送直交方向Cについて分割しない場合)であり、「用紙サイズL2」の設定値から「奥側位置X2」の設定値を減じた値を上限値とする。
この仕上がりサイズY2の下限値(実際の下限値に幾分余裕を持たせたより大きな値を含む)と上限値とが記憶部24に用意されている。
仕上がりサイズY2の入力値が上限値を超える場合には、下限値の場合と同様に、CPU21は、報知処理として図5に示すエラーメッセージを表示し(ステップS5)、適正範囲外であったパラメータのハイライト表示を行う(ステップS7)。
一方、仕上がりサイズY2の入力値が上限値以下であった場合には、CPU21は、仕上がりサイズY2の入力値を設定値として記憶部24に登録する(ステップS11)。
なお、仕上がりサイズY2の入力値が下限値未満又は上限値を超える場合に、CPU21は、報知処理を行う例を示したが、報知せずに、入力値を下限値又は上限値のいずれか近い方の値に自動的に変更し、記憶部24に登録する処理を行っても良い。
「奥側位置X2」及び「仕上がりサイズY2」の値が設定されると、CPU21は、「手前側位置A2」、「成果物の数N2」の算出を行う。図9に示す断裁位置に関するパラメータの設定時のCPU21の処理を示したフローチャートを参照して算出処理を説明する。
図4から分かるように、「成果物の数N2」は、「用紙サイズL2」、「奥側位置X2」、「仕上がりサイズY2」、「ドブ断ち幅Z2」との間で次式(1)の関係が成立する。
X2+Y2×N2+Z2×(N2-1)<L2 (1)
N2<(L2+Z2-X2)/(Y2+Z2) (2)
「成果物の数N2」が算出されると、次式(3)が成立するので、「手前側位置A2」を算出することができる(ステップS23)。
A2=L2-(X2+Y2×N2+Z2(N2-1)) (3)
「手前側位置A2」の下限値は、前述した「奥側位置X2」と同様に、良好な断裁を行うことが可能な幅が確保できる下限値(実際の下限値に幾分余裕を持たせたより大きな値を含む)が記憶部24に用意されている。例えば、手前側位置A2の下限値は、8[mm]に設定されている。
従って、CPU21は、「手前側位置A2」の算出値が下限値に満たないと判定した場合、「手前側位置A2」の算出値が0[mm]か否かを判定する(ステップS27)。
そして、「手前側位置A2」の算出値が0[mm]である場合には、CPU21は、「手前側位置A2」の設定値が0[mm]であること、即ち、用紙Pの手前側の端部の断裁の実行が無しであることが記憶部24に登録される(ステップS35)。
つまり、「奥側位置X2」、「仕上がりサイズY2」のいずれか又は両方の数値を修正するようにユーザーを促す。
手前側位置A2の場合も奥側位置X2と同様に、断裁屑がFD断裁部33の下方にある排出口の搬送直交方向Cの幅よりも広いと、詰まりの原因となるため、断裁屑の幅は、排出口の搬送直交方向Cの幅と同じかこれよりも余裕を持って幾分小さい値とする必要がある。
手前側位置A2の上限値は、記憶部24に格納されている。例えば、手前側位置A2の上限値は、26[mm]に設定されている。
一方、手前側位置A2の算出値が上限値以下であった場合には、CPU21は、手前側位置A2の算出値を設定値として記憶部24に登録する(ステップS35)。
また、用紙Pの搬送直交方向における一端部と他端部とにおける搬送方向に沿った断裁の有無も、用紙Pの直進性に大きく影響するので、上記「手前側位置A2」における断裁を実行しない情報(設定値0[mm])も、第二負荷情報として、記憶部24に登録される。
前述したように、後処理装置20は、二つの断裁の禁止条件が記憶部24に記憶されており、断裁作業に必要となる設定パラメータが全て取得されると、前述した第一負荷情報と第二負荷情報とにより、断裁の禁止条件に該当するか否かの判定が行われる。
一つ目の断裁の禁止条件は、用紙Pの奥側の端部側の断裁と用紙Pの手前側の端部側の断裁のいずれか一方のみ実行有りであることである。
また、二つ目の断裁の禁止条件は、用紙Pの奥側の端部の先端から奥側位置X2までの距離と用紙Pの手前側の端部の先端から手前側位置A2までの距離との距離差が許容範囲外であることである。
このとき、第一負荷情報に「奥側位置X2」における断裁を実行しない情報(設定値0[mm])が含まれている場合には、第二負荷情報に「手前側位置A2」における断裁を実行しない情報(算出値0[mm])が含まれているか否かを判定する(ステップS43)。
そして、第二負荷情報にも「手前側位置A2」における断裁を実行しない情報(算出値0[mm])が含まれている場合には、用紙Pの奥側の端部と手前側の端部のいずれでも断裁は行われないが、禁止条件には該当せず、搬送直交方向Cについて複数に用紙を分割するドブ断ち幅Z2に従って行われるドブ断ちの断裁のみが実行される(ステップS45)。
なお、上記距離差αの数値は、例えば、10[mm]であり、記憶部24に予め記憶されている。
これに対して、ステップS51において、上記距離差が距離差α以内である場合には、各設定パラメータに従って断裁が実行される(ステップS55)。
画像形成システム100の後処理装置20は、設定入力部26により設定される用紙Pの断裁のパラメータから用紙Pの奥側の端部で行われる断裁による搬送負荷を示す第一負荷情報と用紙Pの手前側の端部で行われる断裁による搬送負荷を示す第二負荷情報とを取得する取得手段としてCPU21が機能し、第一負荷情報と第二負荷情報とに基づく断裁の禁止条件を記憶する記憶部24を備えている。
このため、用紙Pの搬送直交方向Cにおける奥側の搬送負荷と手前側の搬送負荷とによる搬送の直進性を阻害する要素が設定に含まれていた場合に、断裁の禁止条件によって、これを排除することができ、用紙Pが高い直進性を維持して断裁を行うことができ、高精度の断裁を行うことが可能となる。
用紙Pの奥側と手前側とで、いずれか一方のみ断裁が行われると、奥側と手前側とで大きな搬送負荷の違いが生じるが、これを禁止するので、用紙Pが高い直進性を維持して断裁をおこなうことができ、高精度の断裁を行うことが可能となる。
用紙Pの奥側と手前側とで断裁が行われる位置が、それぞれの端部の先端から距離が大きく異なると、奥側と手前側とで大きな搬送負荷によるモーメントの違いが生じるが、これを禁止するので、用紙Pが高い直進性を維持して断裁をおこなうことができ、高精度の断裁を行うことが可能となる。
さらに、取得手段としてのCPU21は、奥側位置X2と仕上がりサイズY2とから手前側位置A2を決定するので、手前側位置A2を測定や計算で求めて入力する必要がなく、設定作業を容易且つ迅速に行うことが可能となる。
これにより、成果物が奇数でも偶数でも用紙Pを分割する断裁位置が搬送直交方向C方向について略対称となり、搬送直交方向Cの奥側と手前側との搬送負荷のバランスが取られ、用紙Pが高い直進性を維持して断裁を行うことができ、高精度の断裁を行うことが可能となる。
なお、上記各実施の形態における記述は、本発明に係る後処理装置及び画像形成システムの例であり、これに限定されるものではない。装置を構成する各部の細部構成及び細部動作に関しても本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
その場合、パーソナルコンピュータ等の情報処理端末を含む構成を画像形成システムと見なしても良い。
11 CPU
14 記憶部
17 画像形成部
18 操作表示部
20 後処理装置
21 CPU(取得手段)
24 記憶部(記憶手段)
26 設定入力部
30 カット装置(断裁手段)
31~33 FD断裁部
34 CD断裁部
100 画像形成システム
A2 手前側位置
C 搬送直交方向
F 搬送方向
P 用紙(シート)
X2 奥側位置
Y2 仕上がりサイズ(搬送方向に直交する方向におけるサイズ)
Z2 ドブ断ち幅
α 距離差
Claims (20)
- シートを搬送する搬送手段と、
前記搬送手段により搬送される前記シートの搬送方向に直交する方向の一端部側と他端部側とを前記搬送方向に沿って断裁する断裁手段と、
前記搬送手段により搬送される前記シートの、前記一端部側の断裁による搬送負荷に関し、前記シートを断裁するための断裁条件を含む第一負荷情報と、前記他端部側の断裁による搬送負荷に関し、前記シートを断裁するための断裁条件を含む第二負荷情報とを取得する取得手段と、
前記第一負荷情報と前記第二負荷情報とに基づいて、前記シートの断裁を禁止するか否かを判定する判定手段と、
を備えることを特徴とする後処理装置。 - 前記第一負荷情報は、前記一端部側の断裁の実行の有無を含み、
前記第二負荷情報は、前記他端部側の断裁の実行の有無を含み、
前記判定手段は、前記一端部側の断裁と前記他端部側の断裁のいずれか一方のみの実行である場合に、前記シートの断裁を禁止すると判定することを特徴とする請求項1に記載の後処理装置。 - 前記第一負荷情報は、前記一端部側の断裁位置を示す第一側端断裁位置を含み、
前記第二負荷情報は、前記他端部側の断裁位置を示す第二側端断裁位置を含み、
前記判定手段は、前記一端部の先端から前記第一側端断裁位置までの距離と前記他端部の先端から前記第二側端断裁位置までの距離との距離差が許容範囲外となる場合に、前記シートの断裁を禁止すると判定することを特徴とする請求項1又は2に記載の後処理装置。 - 前記第一側端断裁位置と前記搬送方向に沿った断裁により形成される成果物の前記搬送方向に直交する方向におけるサイズとを設定する設定手段を備えることを特徴とする請求項3に記載の後処理装置。
- 前記取得手段は、前記第一側端断裁位置と前記搬送方向に沿った断裁により形成される前記成果物の前記搬送方向に直交する方向におけるサイズとから前記第二側端断裁位置を決定することを特徴とする請求項4に記載の後処理装置。
- 前記取得手段は、前記第一側端断裁位置と前記搬送方向に沿った断裁により形成される前記成果物の前記搬送方向に直交する方向におけるサイズとから、前記搬送方向に直交する方向に並んで複数形成される場合の前記成果物の分割位置を決定することを特徴とする請求項4又は5に記載の後処理装置。
- 前記取得手段は、前記搬送方向に直交する方向に並んで複数形成される場合の前記成果物の前記搬送方向に直交する方向におけるサイズがいずれも等しくなるように前記分割位置を決定することを特徴とする請求項6に記載の後処理装置。
- 前記判定手段が前記シートの断裁を禁止すると判定した場合に報知する報知手段を備えることを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の後処理装置。
- 前記第一負荷情報と前記第二負荷情報とに基づいて、前記シートの断裁を禁止する禁止条件を記憶する記憶手段を備え、
前記判定手段は、前記禁止条件に基づいて、前記シートの断裁を禁止するか否かを判定することを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載の後処理装置。 - 前記シートを断裁するための断裁条件を受け付ける受付手段を備えることを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載の後処理装置。
- シートを搬送する搬送手段と、
前記シートに画像形成を行う画像形成手段と、
前記搬送手段により搬送される前記シートの搬送方向に直交する方向の一端部と他端部とを前記搬送方向に沿って断裁する断裁手段と、
前記搬送手段により搬送される前記シートの、前記一端部側の断裁による搬送負荷に関し、前記シートを断裁するための断裁条件を含む第一負荷情報と、前記他端部の断裁による搬送負荷に関し、前記シートを断裁するための断裁条件を含む第二負荷情報とを取得する取得手段と、
前記第一負荷情報と前記第二負荷情報とに基づいて、前記シートの断裁を禁止するか否かを判定する判定手段と、
を備えることを特徴とする画像形成システム。 - 前記第一負荷情報は、前記一端部側の断裁の実行の有無を含み、
前記第二負荷情報は、前記他端部側の断裁の実行の有無を含み、
前記判定手段は、前記一端部側の断裁と前記他端部側の断裁のいずれか一方のみの実行である場合に、前記シートの断裁を禁止すると判定することを特徴とする請求項11に記載の画像形成システム。 - 前記第一負荷情報は、前記一端部側の断裁位置を示す第一側端断裁位置を含み、
前記第二負荷情報は、前記他端部側の断裁位置を示す第二側端断裁位置を含み、
前記判定手段は、前記一端部の先端から前記第一側端断裁位置までの距離と前記他端部の先端から前記第二側端断裁位置までの距離との距離差が許容範囲外となる場合に、前記シートの断裁を禁止すると判定することを特徴とする請求項11又は12に記載の画像形成システム。 - 前記第一側端断裁位置と前記搬送方向に沿った断裁により形成される成果物の前記搬送方向に直交する方向におけるサイズとを設定する設定手段を備えることを特徴とする請求項13に記載の画像形成システム。
- 前記取得手段は、前記第一側端断裁位置と前記搬送方向に沿った断裁により形成される前記成果物の前記搬送方向に直交する方向におけるサイズとから前記第二側端断裁位置を決定することを特徴とする請求項14に記載の画像形成システム。
- 前記取得手段は、前記第一側端断裁位置と前記搬送方向に沿った断裁により形成される前記成果物の前記搬送方向に直交する方向におけるサイズとから、前記搬送方向に直交する方向に並んで複数形成される場合の前記成果物の分割位置を決定することを特徴とする請求項14又は15に記載の画像形成システム。
- 前記取得手段は、前記搬送方向に直交する方向に並んで複数形成される場合の前記成果物の前記搬送方向に直交する方向におけるサイズがいずれも等しくなるように前記分割位置を決定することを特徴とする請求項16に記載の画像形成システム。
- 前記判定手段が前記シートの断裁を禁止すると判定した場合に報知する報知手段を備えることを特徴とする請求項11から17のいずれか一項に記載の画像形成システム。
- 前記第一負荷情報と前記第二負荷情報とに基づいて、前記シートの断裁を禁止する禁止条件を記憶する記憶手段を備え、
前記判定手段は、前記禁止条件に基づいて、前記シートの断裁を禁止するか否かを判定することを特徴とする請求項11から18のいずれか一項に記載の画像形成システム。 - 前記シートを断裁するための断裁条件を受け付ける受付手段を備えることを特徴とする請求項11から19のいずれか一項に記載の画像形成システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019221337A JP7415504B2 (ja) | 2019-12-06 | 2019-12-06 | 後処理装置及び画像形成システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019221337A JP7415504B2 (ja) | 2019-12-06 | 2019-12-06 | 後処理装置及び画像形成システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021091011A JP2021091011A (ja) | 2021-06-17 |
JP7415504B2 true JP7415504B2 (ja) | 2024-01-17 |
Family
ID=76311320
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019221337A Active JP7415504B2 (ja) | 2019-12-06 | 2019-12-06 | 後処理装置及び画像形成システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7415504B2 (ja) |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008148273A (ja) | 2006-11-15 | 2008-06-26 | Canon Inc | 画像形成装置、画像処理方法、および画像形成システム |
JP2013144322A (ja) | 2012-01-13 | 2013-07-25 | Uchida Yoko Co Ltd | 自動カードカッタ装置 |
JP2015048185A (ja) | 2013-08-30 | 2015-03-16 | デュプロ精工株式会社 | 用紙加工装置 |
JP2017109262A (ja) | 2015-12-15 | 2017-06-22 | コニカミノルタ株式会社 | 光学フィルムの製造方法および製造装置 |
JP2019112157A (ja) | 2017-12-21 | 2019-07-11 | コニカミノルタ株式会社 | 後処理装置、画像形成システム、および後処理装置の制御プログラム |
-
2019
- 2019-12-06 JP JP2019221337A patent/JP7415504B2/ja active Active
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008148273A (ja) | 2006-11-15 | 2008-06-26 | Canon Inc | 画像形成装置、画像処理方法、および画像形成システム |
JP2013144322A (ja) | 2012-01-13 | 2013-07-25 | Uchida Yoko Co Ltd | 自動カードカッタ装置 |
JP2015048185A (ja) | 2013-08-30 | 2015-03-16 | デュプロ精工株式会社 | 用紙加工装置 |
JP2017109262A (ja) | 2015-12-15 | 2017-06-22 | コニカミノルタ株式会社 | 光学フィルムの製造方法および製造装置 |
JP2019112157A (ja) | 2017-12-21 | 2019-07-11 | コニカミノルタ株式会社 | 後処理装置、画像形成システム、および後処理装置の制御プログラム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2021091011A (ja) | 2021-06-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US10284747B2 (en) | Image forming apparatus configured to adjust print positions and method for controlling image forming apparatus configured to adjust print positions | |
JP6106915B2 (ja) | 画像形成装置、画像形成方法及びプログラム | |
CN111791300B (zh) | 后处理装置以及图像形成*** | |
JP2018086800A (ja) | 画像形成装置、画像形成システム、および画像形成システムの制御プログラム | |
JP6939038B2 (ja) | 画像形成システムおよび画像検査方法 | |
JP7415504B2 (ja) | 後処理装置及び画像形成システム | |
JP7400420B2 (ja) | 後処理装置及び画像形成システム | |
JP2005231062A (ja) | 連続紙印刷システム | |
EP3527516A1 (en) | Medium transport apparatus, image reading apparatus, and control method | |
JP7392361B2 (ja) | 後処理装置及び画像形成システム | |
JP2011225312A (ja) | シート処理装置及び画像形成装置 | |
JP2010070343A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2016108090A (ja) | 画像形成システム、画像形成装置、後処理装置および搬送異常検出プログラム | |
JP7423950B2 (ja) | 読取装置及び画像形成システム | |
JP5427737B2 (ja) | 画像形成装置及び画像形成方法 | |
JP7363313B2 (ja) | 後処理装置及び画像形成システム | |
JP7172700B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP7388076B2 (ja) | 後処理装置及び画像形成システム | |
JP7414472B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP7167725B2 (ja) | 画像形成装置及びプログラム | |
JP6680065B2 (ja) | 画像形成システムおよび情報処理装置用プログラム | |
JP2012254875A (ja) | 記録材搬送装置および画像形成装置 | |
JP2017095247A (ja) | 画像形成装置、画像形成装置の制御方法 | |
JP2017202920A (ja) | 画像形成システムおよびプログラム | |
JP6600769B2 (ja) | 後処理装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20221117 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20230712 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20230718 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20230915 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20231205 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20231218 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7415504 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |