JP7413962B2 - 車両のスピーカ配設構造 - Google Patents

車両のスピーカ配設構造 Download PDF

Info

Publication number
JP7413962B2
JP7413962B2 JP2020158370A JP2020158370A JP7413962B2 JP 7413962 B2 JP7413962 B2 JP 7413962B2 JP 2020158370 A JP2020158370 A JP 2020158370A JP 2020158370 A JP2020158370 A JP 2020158370A JP 7413962 B2 JP7413962 B2 JP 7413962B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
space
speaker
speaker box
width direction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2020158370A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2022052160A (ja
Inventor
潔 六浦
幸樹 平尾
功二 若松
尋詞 山中
麻由美 藤本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP2020158370A priority Critical patent/JP7413962B2/ja
Priority to CN202110995158.7A priority patent/CN114248698B/zh
Priority to EP21196070.3A priority patent/EP3974259B1/en
Priority to US17/480,148 priority patent/US11745668B2/en
Publication of JP2022052160A publication Critical patent/JP2022052160A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7413962B2 publication Critical patent/JP7413962B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R11/00Arrangements for holding or mounting articles, not otherwise provided for
    • B60R11/02Arrangements for holding or mounting articles, not otherwise provided for for radio sets, television sets, telephones, or the like; Arrangement of controls thereof
    • B60R11/0217Arrangements for holding or mounting articles, not otherwise provided for for radio sets, television sets, telephones, or the like; Arrangement of controls thereof for loud-speakers
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R13/00Elements for body-finishing, identifying, or decorating; Arrangements or adaptations for advertising purposes
    • B60R13/08Insulating elements, e.g. for sound insulation
    • B60R13/0815Acoustic or thermal insulation of passenger compartments
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R1/00Details of transducers, loudspeakers or microphones
    • H04R1/02Casings; Cabinets ; Supports therefor; Mountings therein
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R11/00Arrangements for holding or mounting articles, not otherwise provided for
    • B60R2011/0001Arrangements for holding or mounting articles, not otherwise provided for characterised by position
    • B60R2011/0003Arrangements for holding or mounting articles, not otherwise provided for characterised by position inside the vehicle
    • B60R2011/0019Side or rear panels
    • B60R2011/0022Pillars
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R2499/00Aspects covered by H04R or H04S not otherwise provided for in their subgroups
    • H04R2499/10General applications
    • H04R2499/13Acoustic transducers and sound field adaptation in vehicles

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)
  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)

Description

この発明は車両のスピーカ配設構造に関し、詳しくは、車両の上下方向に延びる左右一対のヒンジピラーと、上記左右一対のヒンジピラーの前部同士を車幅方向に連結するダッシュパネルと、スピーカを保持して上記ヒンジピラー下部に固定され、閉じた内部空間を有するスピーカボックスと、上記スピーカボックスの車幅方向内側に位置する仕切部材と、を備える車両のスピーカ配設構造に関する。
従来、特許文献1に開示されているように、ヒンジピラーの乗員足元位置にスピーカボックスを設ける構造が知られている。
上述のスピーカボックスとしてバスレフレックス(bass reflex)式のスピーカボックスを採用した場合、上記ヒンジピラーは一般にサイドトリムにて覆われるので、ポート開口部をスピーカと同様に車室内側に向けて配置すると、ポート開口部がサイドトリムで覆われ、ポート開口部から生じる音がサイドトリムで遮られる。このため、ポート再生音のキャビンへの伝達が抑制される。
また、スピーカボックスによるキャビンの圧迫を防止する目的で、スピーカボックスの車室内側面とサイドトリムとは近接状態に配置され、上記のようにポート開口部を車室内側に向けて配置すると、ポート開口部から出た空気のかたまりがスピーカボックスの車室内側面とサイドトリムとの狭小スペースを流動することで、風切り音が発生する。
このようなポート再生音のキャビンへの伝達と、風切り音の発生を防止するためには、サイドトリムに格子構造体としてのグリルを設けることが考えられるが、上記スピーカボックスが乗員足元位置に配置される関係上、ポート開口部が泥や水を被り、スピーカの故障を誘発するという新たな問題点があった。
特開2018-167709号公報
そこで、この発明は、ポート開口部から再生される音(ポート再生音)をキャビンに伝達でき、また、ポート開口部に泥や水が被ることを抑制でき、さらに、ポート開口部から出る空気の流動による風切り音の発生を抑制することができる車両のスピーカ配設構造の提供を目的とする。
この発明による車両のスピーカ配設構造は、車両の上下方向に延びる左右一対のヒンジピラーと、上記左右一対のヒンジピラーの前部同士を車幅方向に連結するダッシュパネルと、スピーカを保持して上記ヒンジピラー下部に固定され、閉じた内部空間を有するスピーカボックスと、上記スピーカボックスの車幅方向内側に位置する仕切部材と、を備える車両のスピーカ配設構造であって、上記スピーカボックスの内部空間と連通するポート開口部が上記スピーカボックスの前面部に設けられ、上記スピーカボックスの前面部と、上記ダッシュパネルと、上記ヒンジピラーと、上記仕切部材とで囲繞された空間部が形成され、上記空間部は、その上方または下方で乗員空間と連通するように設けられ、上記空間部の上記ポート開口部からの前後方向寸法は、少なくとも上記ポート開口部の最大寸法より大きく設定されたものである。
上述のスピーカボックスは、バスレフレックス式のスピーカボックスであってもよく、上述の仕切部材は、フロアマットであってもよい。
上記構成によれば、スピーカボックスの前面部にポート開口部が設けられているので、仕切部材でポート開口部が塞がれることがなく、仕切部材でポート再生音が遮られることを抑制することができる。
また、上記空間部は乗員空間と連通するので、キャビンに対してポート開口部から再生される音を伝達することができる。
さらに、上記空間部が仕切部材にて構成されるので、ポート開口部が泥や水を被ることを抑制することができる。
さらにまた、上記空間部のポート開口部からの前後方向寸法は少なくとも当該ポート開口部の最大寸法よりも大きいので、ポート開口部から出る空気の流動に起因する風切り音の発生を抑制することができる。
この発明の一実施態様においては、上記仕切部材は、フロアパネル上部から上記スピーカボックスの車幅方向内側にかけて設けられるフロアマットにより形成されたものである。
上記構成によれば、別部材を別途設けることなく、既存の車両部品(フロアマット)を有効利用して上記仕切部材を形成することができる。
この発明の一実施態様においては、上記空間部は上記スピーカボックスの下方部から当該スピーカボックスの上端位置近傍まで形成されるものである。
上記構成によれば、ポート開口部がスピーカボックスの前面部における上下方向の何れの高さ位置に設けられても、ポート再生音をキャビンに伝達することができる。
この発明の一実施態様においては、上記空間部を形成する上記仕切部材は、上記ポート開口部よりも前方において平面視で車両前方程、車幅方向の内側に傾斜して配設されたものである。
上記構成によれば、空間部の容積が確保できるので、ポート開口部から出る空気の流動に起因して、風切り音が発生するのを確実に抑制することができる。
この発明によれば、ポート開口部から再生される音(ポート再生音)をキャビンに伝達でき、また、ポート開口部に泥や水が被ることを抑制でき、さらに、ポート開口部から出る空気の流動による風切り音の発生を抑制することができる効果がある。
本発明の車両のスピーカ配設構造を車室内側から見た状態で示す側面図 図1からスピーカボックスを取外した状態で示す側面図 図1の構造に対してサイドトリムおよびフロアマットを取付けた状態で示す側面図 車両のスピーカ配設構造を車室内側かつ後方から見た状態で示す斜視図 図1のA-A線矢視断面図 図1のB-B線に沿う要部の矢視断面図 図5のC-C線矢視断面図 スピーカボックスにおける内側ボックス部を示す斜視図 (a)は外側ボックス部を車両前方かつ外方から見た状態で示す斜視図、(b)は外側ボックス部を車両前方かつ内方から見た状態で示す斜視図 図3の要部の拡大側面図 図10の構造を車室内側かつ後方から見た状態で示す斜視図 図10の要部背面図 図10のD-D線矢視断面図 図10のE-E線矢視断面図
ポート開口部から再生される音(ポート再生音)をキャビンに伝達でき、また、ポート開口部に泥や水が被ることを抑制でき、さらに、ポート開口部から出る空気の流動による風切り音の発生を抑制するという目的を、車両の上下方向に延びる左右一対のヒンジピラーと、上記左右一対のヒンジピラーの前部同士を車幅方向に連結するダッシュパネルと、スピーカを保持して上記ヒンジピラー下部に固定され、閉じた内部空間を有するスピーカボックスと、上記スピーカボックスの車幅方向内側に位置する仕切部材と、を備える車両のスピーカ配設構造であって、上記スピーカボックスの内部空間と連通するポート開口部が上記スピーカボックスの前面部に設けられ、上記スピーカボックスの前面部と、上記ダッシュパネルと、上記ヒンジピラーと、上記仕切部材とで囲繞された空間部が形成され、上記空間部は、その上方または下方で乗員空間と連通するように設けられ、上記空間部の上記ポート開口部からの前後方向寸法は、少なくとも上記ポート開口部の最大寸法より大きく設定されるという構成にて実現した。
この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図面は車両のスピーカ配設構造を示し、図1は当該車両のスピーカ配設構造を車室内側から見た状態で示す側面図、図2は図1からスピーカボックスを取外した状態で示す側面図、図3は図1の構造に対してサイドトリムおよびフロアマットを取付けた状態で示す側面図である。
また、図4は、車両のスピーカ配設構造を車室内側かつ後方から見た状態で示す斜視図、図5は図1のA-A線矢視断面図、図6は図1のB-B線に沿う要部の矢視断面図、図7は図5のC-C線矢視断面図である。なお、図1、図2においては、図示の便宜上、フロアフレームの図示を省略している。
<車両の前部車体構造について>
スピーカ配設構造の説明に先立って、まず車両の前部車体構造について説明する。
図5、図6に示すように、車室の床面を形成するフロアパネル10を設け、このフロアパネル10の車幅方向端部には上方に立上がる折曲げ片11を一体形成している。
フロアパネル10の上記折曲げ片11には、サイドシル20を接合固定している。
サイドシル20は、サイドシルインナ21とサイドシルアウタ22とを接合固定して、車両の前後方向に延びるサイドシル閉断面23を有する車体強度部材である。
サイドシルインナ21は、図5、図6に示すように、上側の接合フランジ部21aと、該接合フランジ部21aの下端から車幅方向内方に延びる上壁部21bと、該上壁部21bの車幅方向内方端から下方に延びる内壁部21cと、該内壁部21cの下端から車幅方向外方に延びる下壁部と、該下壁部の車幅方向外方端から下方に延びる下側の接合フランジ部と、を備えている。
サイドシルアウタ22は、図5、図6に示すように、上側の接合フランジ部22aと、該接合フランジ部22aの下端から車幅方向外方に延びる上壁部22bと、該上壁部22bの車幅方向外方端から下方に延びる外壁部22cと、該外壁部22cの下端から車幅方向内方に延びる下壁部と、該下壁部の車幅方向内方端から下方に延びる下側の接合フランジ部と、を備えている。
フロアパネル10の折曲げ片11は、サイドシルインナ21の内壁部21cに接合固定されている。
また、サイドシルインナ21の上側の接合フランジ部21aと、サイドシルアウタ22の上側の接合フランジ部22aとが接合固定される。同様に、サイドシルインナ21の下側の接合フランジ部と、サイドシルアウタ22の下側の接合フランジ部とが接合固定される。
図4に示すように、フロアパネル10の上面には、断面ハット形状のフロアフレーム12が連結されている。このフロアフレーム12はフロアフレーム前部13とフロアフレーム後部14とを有して車両の前後方向に延びており、フロアフレーム前部13は後述するダッシュパネル37の下部と、フロアパネル10の前部との間に跨がって取付けられている。
上述のフロアフレーム後部14とフロアパネル10との間には、車両前後方向に延びるフロアフレーム閉断面が形成され、これにより、下部車体剛性の向上を図るように構成している。
図1、図2に示すように、車両下部において、車両の前後方向に延びる上述のサイドシル20と、車両上部において斜め方向に延びるフロントピラー15と、の間を車両の上下方向に延びて、これら両者20,15を連結するヒンジピラー30を設けている。
ここで、上述のフロントピラー15はその前端から後端にかけて上方かつ後方に斜め方向に延びるもので、当該フロントピラー15は、フロントピラーインナとフロントピラーアウタとを接合固定して、同フロントピラー15の長手方向に延びるフロントピラー閉断面を有する車体強度部材である。
図1~図7に示すように、上述のヒンジピラー30は、ヒンジピラーインナ31とヒンジピラーアウタ32とを接合固定して、車両の上下方向に延びるヒンジピラー閉断面33を有する車体強度部材であって、ヒンジピラー30の上端はフロントピラー15の傾斜下端に固定され、ヒンジピラー30の下端は上記サイドシル20に固定されている。
図2、図7に示すように、ヒンジピラーインナ31は、前側の接合フランジ部31aと、前側段差部31bと、内壁部31cと後側段差部31dと、後側の接合フランジ部31eと、を有すると共に、前側の接合フランジ部31aからさらに前方に延びる前方延出部31fとを備えている。
図7に示すように、ヒンジピラーアウタ32は、前側の接合フランジ部32aと、前壁部32bと、外壁部32cと、後壁部32dと、後側の接合フランジ部32eと、を平面視で断面ハット形状に一体形成したものである。
上述の前壁部32bは、前側の接合フランジ部32aの後端から車幅方向外方に延びている。上述の外壁部32cは前壁部32bの車幅方向外端から車両後方に延びている。上述の後壁部32dは外壁部32cの後端から車幅方向内方に延びている。さらに、上述の後側の接合フランジ部32eは後壁部32dの車幅方向内端から車両後方に延びている。
そして、図7に示すように、ヒンジピラーインナ31の前側の接合フランジ部31aと、ヒンジピラーアウタ32の前側の接合フランジ部32aとを接合固定すると共に、ヒンジピラーインナ31の後側の接合フランジ部31eと、ヒンジピラーアウタ32の後側の接合フランジ部32eとを接合固定して、ヒンジピラー30を構成している。
図2に示すように、ヒンジピラーインナ31の内壁部31cにおける上下方向中間部には、開口部34が形成されており、この開口部34より下方の内壁部31cには、後述するスピーカボックス40の外側ボックス部43を取付けるための開口部35が形成されている。
図4、図6、図7に示すように、上述のサイドシル20、フロントピラー15およびヒンジピラー30の車外側の面は、キャブサイドアウタパネル16により一体的に覆われている。
図7に示すように、ヒンジピラー30のヒンジピラーアウタ32において、ドアヒンジのボディ側ヒンジブラケットが取付けられる部位にはヒンジレインフォースメント36が接合固定されている。
図面では車両右側の構造のみを示しているが、上述のサイドシル20、フロントピラー15およびヒンジピラー30は左右略対称構造に形成されており、図1、図2に示すように、左右一対のヒンジピラー30,30の前部同士を車幅方向に連結するダッシュパネル37が設けられている。
なお、図1~図3において、17はエプロンレインフォースメント、図1~図3、図5、図7において、18はエプロンレインフォースメント17とヒンジピラー30とを斜交い状に連結する連結レインフォースメント、図5において、38は前輪用のホイールアーチ部とヒンジピラー30とを前後方向に延びて連結する高剛性部材としてのガセットである。
<スピーカボックスの構成について>
次に、スピーカボックスの構成について詳述する。
図8は内側ボックス部を示す斜視図、図9(a)は外側ボックス部を車両前方かつ車幅方向の外方から見た状態で示す斜視図、図9(b)は外側ボックス部を車両前方かつ車幅方向の内方から見た状態で示す斜視図である。
図1、図4に示すように、ヒンジピラー30下部のサイドシル20近傍には、バスレフレックス(bass reflex)式のスピーカボックス40が固定されている。
図6、図7に示すように、このスピーカボックス40は、その内部にスピーカ41を保持した樹脂部材から成る内側ボックス部42と、この内側ボックス部42に対して車幅方向外側に位置する板金製の外側ボックス部43と、を備えている。
図6、図7に示すように、上述のスピーカ41は、その内部にダンパおよびコーン等を備えたフレーム41aと、フレーム41aのネック部に位置するヨーク41bと、上記コーンの開放側に設けられたスピーカグリル41cと、を備えている。
一方、図6に示すように、上述のサイドシル20の車室内側上方、詳しくは、サイドシルインナ21の上壁部21b上方には、車両部品としてのワイヤハーネス39を配置する空隙部S1が形成されている。
図6、図7、図9に示すように、外側ボックス部43は、上側フランジ部43aと、下側フランジ部43bと、前側フランジ部43cと、後側フランジ部43dと、これら各フランジ部からヒンジピラーアウタ32の外壁部32c近傍まで膨出する膨出部43eと、を備えている。
上述の膨出部43eはドーム形状に形成されており、当該膨出部43eの内部には、空洞部S2が形成されている。
上述の各フランジ部43a,43b,43c,43dのうちの上側フランジ部43a、前側フランジ部43c、後側フランジ部43dは、図2で示した開口部35の口縁においてヒンジピラーインナ31の内壁部31cにおける車幅方向内側の面にスポット溶接等の接合手段にて固定されている(図6、図7参照)。
図6に示すように、外側ボックス部43の下側フランジ部43bは、車体骨格部材であるサイドシル20に固定されている。詳しくは、上記下側フランジ部43bはサイドシルインナ21の上側の接合フランジ部21aと、サイドシルアウタ22の上側の接合フランジ部22aと、の間に挟持固定されている。さらに、これら各要素21a,43b,22aを重ね合わせて溶接(いわゆる三枚重ね溶接)することで、接合固定されている。
図1、図4~図8、特に図6に示すように、内側ボックス部42は、表面壁42aと、上壁部42bと、裏面壁42cと、上側横壁42dと、上側縦壁42eと、下側横壁42fと、下側縦壁42gと、下壁部42hと、図7に示す前壁部42iと、後壁部42jと、を備えている。
図6に示すように、上述の表面壁42aはスピーカボックス40の車幅方向内側の表面を形成する。該表面壁42aの上部には、内側ボックス部42内の空間部内方、すなわち、車幅方向外側に延びる円筒形状のスピーカ支持部42kを一体形成し、この支持部42kによりスピーカ41を支持している。
上述の上壁部42bは、表面壁42aの上端から車幅方向外方に延びている。上述の裏面壁42cは上壁部42bの車幅方向外端から下方に延びている。
この裏面壁42cの全体は、外側ボックス部43の各フランジ部43a~43dを介してヒンジピラーインナ31に当接する当接部44を形成するものである。そして、上記裏面壁42cには、外側ボックス部43側の空洞部S2と、内側ボックス部42側の上方空間部S3とを連通する連通開口部45が形成されている。
ここで、上述の上方空間部S3は、空隙部S1の上方において上記当接部44から車幅方向内側に膨出しており、スピーカ支持部42kを介してスピーカ41を保持する空間部である。
また、上記空隙部S1は、サイドシルインナ21の上側の接合フランジ部21aおよび上壁部21bと、内側ボックス部42の上側横壁42dおよび上側縦壁42eと、で囲繞されて車両前後方向に延びる空隙である。
図6に示すように、上述の上側横壁42dは、裏面壁42cの下端から車幅方向内方に延びている。また、上述の上側縦壁42eは、上側横壁42dの車幅方向内端から下方に延びている。さらに、上述の下側横壁42fは、上側縦壁42eの下端から車幅方向内方に延びている。さらにまた、上述の下側縦壁42gは、下側横壁42fの車幅方向内端から下方に延びている。加えて、上述の下壁部42hは下側縦壁42gの下端から車幅方向内方に延びて、下側縦壁42gの下端と表面壁42aの下端とを連結している。
図7、図8に示すように、上述の前壁部42iは、上記各要素42a~42hで囲繞された内側ボックス部42の前部を閉塞する。図4、図7に示すように、上述の後壁部42jは、上記各要素42a~42hで囲繞された内側ボックス部42の後部を閉塞する。
図5、図8に示すように、この実施例のスピーカボックス40はバスレフレックス式のエンクロージャ(enclosure)であるから、内側ボックス部42の前壁部42i(スピーカボックス40の前面部)下部には、スピーカボックス40の内部空間と連通するポート開口部46が開口形成されている。スピーカボックス40の内部空間は、上記空洞部S2と、上記上方空間部S3と、後述する延長空間部S4と、を備えている。
また、図4に示すように、内側ボックス部42の上部には前後一対の取付け座47,47が一体形成されており、上側横壁42dより上側において内側ボックス部42の後部には、車両後方に突出して上下方向に延びるフランジ部48が一体形成されている。そして、上述の取付け座47およびフランジ部48が、ボルト、ナット等の締結部材49を用いて、ヒンジピラーインナ31に締結固定されている。
図6に示すように、内側ボックス部42の上側横壁42dよりも下側には、上述の上方空間部S3から下方に延びて上記空隙部S1の車幅方向内側に隣接する延長空間部S4が形成されている。
この延長空間部S4は、上側縦壁42eと、下側横壁42fと、下側縦壁42gと、下壁部42hと、これら各要素42e~42hに対応する表面壁42a、前壁部42i、後壁部42jの下部と、で囲繞された空間部である。
図6に示すように、上述の上方空間部S3と、上述の延長空間部S4とを上下方向に連通して閉じた空間S5が形成されている。
また、図6に示すように、上述の延長空間部S4は、車両前後方向に直交する断面(すなわち車幅方向断面)で、車幅方向寸法が上方に対して下方が小さくなるように形成されている。換言すれば、上記延長空間部S4は、車両前後方向に直交する断面で、車幅方向寸法が下方程小さくなるように形成されている。
上記車幅方向寸法が上方に対して下方が小さくなる構造は、段階的に小さくなってもよく、あるいは、連続的に小さくなってもよいが、この実施例では、図6に示すように段階的に小さくなる構造を採用している。
上述の延長空間部S4を設けることで、キャビン(cabin、運転者室)を圧迫することなく、スピーカボックス40の容量を確保し、また上述の空隙部S1により車両部品であるワイヤハーネス39のレイアウトを確保すべく構成している。さらに、上述の延長空間部S4の車幅方向寸法を、上方に対して下方が小さくなるように形成することで、スピーカ41の再生時に、スピーカボックス40内の空気の流動抵抗が大きくなることを抑制し、所期の低音を再生し得るように構成したものである。
図6に示すように、上述の延長空間部S4は、車幅方向内側に位置する内壁部42m(延長空間部S4の領域に対応する表面壁42aの下部参照)と、車幅方向外側に位置する外壁部(上側縦壁42e、下側横壁42f、下側縦壁42gの各要素参照)と、を有する。
図6に示すように、上述の内壁部42mは、下方程車室内側(つまり車幅方向内方)に傾斜して配置されている。これにより、内壁部42mが下方程車室内側に傾斜した分、スピーカボックス40の容量確保を図るように構成している。
さらに、図6に示すように、延長空間部S4の外壁部(上側縦壁42e、下側横壁42f、下側縦壁42g)には、上記空隙部S1の下部に車室内側に向けて段下げされた段下げ部(下側横壁42f)が設けられている。これにより、空隙部S1の直下に位置するサイドシル20(詳しくは、サイドシルインナ21)との干渉を回避しつつ、延長空間部S4を設け、当該延長空間部S4にて、スピーカボックス40の容量を確保するように構成している。
<車両のスピーカ配設構造について>
次に、図3、図10~図14を参照して車両のスピーカ配設構造について詳述する。
図10は図3の要部の拡大側面図、図11は図10の構造を車室内側かつ後方から見た状態で示す斜視図、図12は図10の要部背面図、図13は図10のD-D線矢視断面図、図14は図10のE-E線矢視断面図である。
図10~図14に示すように、スピーカボックス40における内側ボックス部42の車幅方向内側に位置する仕切部材としてのフロアマット50を設けている。
図10~図14に示すように、上記フロアマット50は、フロアパネル10上部を覆う略水平な主面部51と、この主面部51の車幅方向サイド部においてサイドシルインナ21を覆う側片部52と、主面部51の前部から車両前方かつ上方に傾斜状に延びる前方傾斜部53と、を備えている。
また、上述の前方傾斜部53の前端から上方に延びる前方延出部54と、前方傾斜部53の車幅方向端部から上方に延びる側方延出部55と、上記前方延出部54の車幅方向端部と上記側方延出部55の前端部とを連結する連結部56と、を備えている。
上述のフロアマット50を形成する主面部51、側片部52、前方傾斜部53、前方延出部54、側方延出部55、連結部56のうちの上記前方延出部54、側方延出部55、連結部56は、内側ボックス部42の車幅方向内側において車両上下方向に延びている。
図10に点線で示すように、側方延出部55の後側端部55aは、その上側前方から下側後方にかけて斜め後方に延びており、当該後側端部55aの傾斜下端部55bは側片部52の前端部52aと連続している。
図13、図14に示すように、スピーカボックス40およびヒンジピラーインナ31を車室内側から覆うサイドトリム60を設けている。
同図に示すように、上述のサイドトリム60は、スピーカボックス40の内側ボックス部42における表面壁42aの車幅方向内側からヒンジピラーインナ31の後側の接合フランジ部31e後端近傍にわたる範囲を車室内側から覆うように形成されている。
図13、図14に示すように、上述のサイドトリム60は内側ボックス部42の表面壁42aを覆う側壁部61と、この側壁部61に連続して内側ボックス部42の後壁部42jおよびフランジ部48とヒンジピラーインナ31の接合フランジ部31e後端近傍とを覆う後壁部62と、を備えている。
また、上述のサイドトリム60の下部後方部には、上記側壁部61および後壁部62と一体形成されてフロアマット50の側片部52における前部をその上方から覆う下壁部63が設けられている。
図10に示すように、サイドトリム60における側壁部61の前端および下端は、フロアマット50の側方延出部55とオーバラップすべく、当該サイドトリム60の側壁部61はフロアマット50の側方延出部55の車幅方向内側に位置している。
図13、図14に示すように、ダッシュパネル37の車室内側面には、インシュレータ25が設けられている。
ダッシュパネル37の前方に形成されたエンジンルーム内にはエンジン(図示せず)が搭載され、上記インシュレータ25はエンジンの排気系の熱害を抑制するためのものである。なお、図13、図14以外の他図においては、図示の便宜上、インシュレータ25を省略して示している。
図13、図14に示すように、スピーカボックス40の前面部と、ダッシュパネル37と、ヒンジピラー30と、仕切部材としてのフロアマット50とで囲繞された空間部70が形成されている。
詳しくは、上記空間部70は、内側ボックス部42の前壁部42iと、ダッシュパネル37背面のインシュレータ25と、ヒンジピラーインナ31と、フロアマット50における前方延出部54、側方延出部55、連結部56とで囲繞されている。
図10に示すように、上記フロアマット50の前方延出部54、側方延出部55、連結部56はフロアパネル10の上部からスピーカボックス40の上端近傍における車幅方向内側にかけて設けられており、スピーカボックス40の上端近傍位置よりも上方の部位には、これら各要素54,55,56が存在しない。これにより、上記空間部70が、その上方において乗員空間と連通するように形成されている。
図10に示すように、当該空間部70のポート開口部46からの前後方向寸法(具体的には、ポート開口部46とインシュレータ25との間の前後方向寸法)L2は、少なくともポート開口部46の最大寸法L1よりも大きく設定されている。
詳しくは、上記空間部70の前後方向寸法L2は長い程いわゆる風切り音の抑制に対して効果が高く、好ましくは、ポート開口部46の最大寸法L1が、例えば、40mmの場合には、空間部70の前後方向寸法L2は、例えば、100mmに設定される。すなわち、L2>L1の関係式が成立するように構成されるものである。
このように、スピーカボックス40の内側ボックス部42の前壁部42iにポート開口部46が設けられており、このポート開口部46がフロアマット50で塞がれることなく、したがって、フロアマット50によりポート再生音が遮られることを抑制するように構成している。
また、上述の空間部70は乗員空間と連通しており、キャビンに対してポート開口部46から再生される音を伝達するように構成している。すなわち、図10に矢印xで示すように、ポート開口部46から再生される音は、上記空間部70を通って、その上方からキャビンに伝達されるものである。
さらに、上記空間部70が仕切部材としてのフロアマット50により構成されており、これにより、スピーカボックス40が乗員の足元スペースに配置されていても、ポート開口部46が泥や水を被ることを抑制すべく構成している。
しかも、上述の空間部70のポート開口部46からの前後方向寸法L2は、少なくとも当該ポート開口部46の最大寸法L1よりも大きい。これにより、ポート開口部46から出る空気の流動に起因する風切り音の発生を抑制するように構成したものである。
加えて、上記仕切部材をフロアマット50により形成することで、別部材を別途設けることなく、既存の車両部品(フロアマット50)を有効利用して、上記仕切部材を形成するように構成している。
また、図10に示すように、上記空間部70はスピーカボックス40の下方部から当該スピーカボックス40の上端位置近傍まで上下方向に延びるように形成されている。これにより、上記ポート開口部46がスピーカボックス40の内側ボックス部42の前壁部42iにおける上下方向の何れの高さ位置に設けられても、ポート再生音をキャビンに伝達することができ、ポート開口部46の高さ位置設定の自由度の向上を図るように構成している。
さらに、図13、図14に示すように、上記空間部70を形成する仕切部材、すなわち、フロアマット50の側方延出部55、連結部56、前方延出部54、特に、連結部56および前方延出部54は、上述のポート開口部46よりも前方において、車両平面視で車両前方程、車幅方向の内側に傾斜して配設されている。これにより、乗員の足元スペースを阻害することなく、空間部70の容積拡大を図り、ポート開口部46から出る空気の流動に起因して、風切り音が発生するのを確実に抑制すべく構成したものである。
なお、図中、矢印Fは車両前方を示し、矢印Rは車両後方を示し、矢印INは車幅方向の内方を示し、矢印OUTは車幅方向の外方を示し、矢印UPは車両上方を示す。
このように、上記実施例の車両のスピーカ配設構造は、車両の上下方向に延びる左右一対のヒンジピラー30と、上記左右一対のヒンジピラー30の前部同士を車幅方向に連結するダッシュパネル37と、スピーカ41を保持して上記ヒンジピラー30下部に固定され、閉じた内部空間を有するスピーカボックス40と、上記スピーカボックス40の車幅方向内側に位置する仕切部材(フロアマット50参照)と、を備える車両のスピーカ配設構造であって、上記スピーカボックス40の内部空間(空洞部S2、上方空間部S3、延長空間部S4参照)と連通するポート開口部46が上記スピーカボックス40の前面部(内側ボックス部42の前壁部42i)に設けられ、上記スピーカボックス40の前面部と、上記ダッシュパネル37と、上記ヒンジピラー30と、上記仕切部材(フロアマット50)とで囲繞された空間部70が形成され、上記空間部70は、その上方または下方(この実施例では上方)で乗員空間と連通するように設けられ、上記空間部70の上記ポート開口部46からの前後方向寸法L2は、少なくとも上記ポート開口部46の最大寸法L1より大きく設定されたものである(図10、図13、図14参照)。
この構成によれば、スピーカボックス40の前面部(内側ボックス部42の前壁部42i)にポート開口部46が設けられているので、仕切部材(フロアマット50)でポート開口部46が塞がれることがなく、仕切部材(フロアマット50)でポート再生音が遮られることを抑制することができる。
また、上記空間部70は乗員空間と連通するので、キャビンに対してポート開口部46から再生される音を伝達することができる。
さらに、上記空間部70が仕切部材(フロアマット50)にて構成されるので、ポート開口部46が泥や水を被ることを抑制することができる。
さらにまた、上記空間部70のポート開口部46からの前後方向寸法L2は少なくとも当該ポート開口部46の最大寸法L1よりも大きいので、ポート開口部46から出る空気の流動に起因する風切り音の発生を抑制することができる。
また、この発明の一実施形態においては、上記仕切部材は、フロアパネル10上部から上記スピーカボックス40の車幅方向内側にかけて設けられるフロアマット50により形成されたものである(図10、図13、図14参照)。
この構成によれば、別部材を別途設けることなく、既存の車両部品(フロアマット50)を有効利用して上記仕切部材を形成することができる。
さらに、この発明の一実施形態においては、上記空間部70は上記スピーカボックス40の下方部から当該スピーカボックス40の上端位置近傍まで形成されるものである(図10参照)。
この構成によれば、ポート開口部46がスピーカボックス40の前面部(内側ボックス部42の前壁部42i)における上下方向の何れの高さ位置に設けられても、ポート再生音をキャビンに伝達することができる。
さらにまた、この発明の一実施形態においては、上記空間部70を形成する上記仕切部材(フロアマット50、特に、前方延出部54、連結部56参照)は、上記ポート開口部46よりも前方において平面視で車両前方程、車幅方向の内側に傾斜して配設されたものである(図13、図14参照)。
この構成によれば、空間部70の容積が確保できるので、ポート開口部46から出る空気の流動に起因して、風切り音が発生するのを確実に抑制することができる。
この発明の構成と、上述の実施例との対応において、
この発明のスピーカボックスは、実施例のバスレフレックス式のスピーカボックス40に対応し、
以下同様に、
仕切部材は、フロアマット50に対応し、
スピーカボックスの内部空間は、空洞部S2、上方空間部S3、延長空間部S4に対応し、
スピーカボックスの前面部は、内側ボックス部42の前壁部42iに対応するも、
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
例えば、上記実施例においては、空間部70がその上方において乗員空間と連通する構成を例示したが、当該空間部70はその下方において乗員空間と連通する構造を採用してもよい。
また、上記実施例においては、バスレフレックス式のスピーカボックス40におけるポート開口部46を、図5に示すように三角形状と成したが、当該ポート開口部46は三角形状に代えて、円形状、四角形状などの他の形状であってもよい。
以上説明したように、本発明は、車両の上下方向に延びる左右一対のヒンジピラーと、上記左右一対のヒンジピラーの前部同士を車幅方向に連結するダッシュパネルと、スピーカを保持して上記ヒンジピラー下部に固定され、閉じた内部空間を有するスピーカボックスと、上記スピーカボックスの車幅方向内側に位置する仕切部材と、を備える車両のスピーカ配設構造について有用である。
10…フロアパネル
30…ヒンジピラー
37…ダッシュパネル
40…スピーカボックス
41…スピーカ
42i…前壁部(スピーカボックスの前面部)
46…ポート開口部
50…フロアマット(仕切部材)
70…空間部
S2…空洞部(内部空間)
S3…上方空間部(内部空間)
S4…延長空間部(内部空間)

Claims (4)

  1. 車両の上下方向に延びる左右一対のヒンジピラーと、
    上記左右一対のヒンジピラーの前部同士を車幅方向に連結するダッシュパネルと、
    スピーカを保持して上記ヒンジピラー下部に固定され、閉じた内部空間を有するスピーカボックスと、
    上記スピーカボックスの車幅方向内側に位置する仕切部材と、を備える車両のスピーカ配設構造であって、
    上記スピーカボックスの内部空間と連通するポート開口部が上記スピーカボックスの前面部に設けられ、
    上記スピーカボックスの前面部と、上記ダッシュパネルと、上記ヒンジピラーと、上記仕切部材とで囲繞された空間部が形成され、
    上記空間部は、その上方または下方で乗員空間と連通するように設けられ、
    上記空間部の上記ポート開口部からの前後方向寸法は、少なくとも上記ポート開口部の最大寸法より大きく設定されたことを特徴とする
    車両のスピーカ配設構造。
  2. 上記仕切部材は、フロアパネル上部から上記スピーカボックスの車幅方向内側にかけて設けられるフロアマットにより形成された
    請求項1に記載の車両のスピーカ配設構造。
  3. 上記空間部は上記スピーカボックスの下方部から当該スピーカボックスの上端位置近傍まで形成される
    請求項1または2に記載の車両のスピーカ配設構造。
  4. 上記空間部を形成する上記仕切部材は、上記ポート開口部よりも前方において平面視で車両前方程、車幅方向の内側に傾斜して配設された
    請求項1~3の何れか一項に記載の車両のスピーカ配設構造。
JP2020158370A 2020-09-23 2020-09-23 車両のスピーカ配設構造 Active JP7413962B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020158370A JP7413962B2 (ja) 2020-09-23 2020-09-23 車両のスピーカ配設構造
CN202110995158.7A CN114248698B (zh) 2020-09-23 2021-08-27 车辆的扬声器配设结构
EP21196070.3A EP3974259B1 (en) 2020-09-23 2021-09-10 Speaker disposition structure of vehicle
US17/480,148 US11745668B2 (en) 2020-09-23 2021-09-21 Speaker disposition structure of vehicle

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020158370A JP7413962B2 (ja) 2020-09-23 2020-09-23 車両のスピーカ配設構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2022052160A JP2022052160A (ja) 2022-04-04
JP7413962B2 true JP7413962B2 (ja) 2024-01-16

Family

ID=77710689

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020158370A Active JP7413962B2 (ja) 2020-09-23 2020-09-23 車両のスピーカ配設構造

Country Status (4)

Country Link
US (1) US11745668B2 (ja)
EP (1) EP3974259B1 (ja)
JP (1) JP7413962B2 (ja)
CN (1) CN114248698B (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11760273B2 (en) * 2021-05-27 2023-09-19 Harman International Industries, Incorporated System and method for creating a sealed enclosure for a loudspeaker in a vehicle body portion
CN116985721B (zh) * 2023-09-25 2023-12-15 江苏日盈电子股份有限公司 车辆音乐控制***

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015182529A (ja) 2014-03-24 2015-10-22 マツダ株式会社 助手席キックボードへのスピーカー配設構造
JP2018167710A (ja) 2017-03-30 2018-11-01 マツダ株式会社 車両のスピーカー配設構造

Family Cites Families (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5629502A (en) * 1994-03-02 1997-05-13 Sony Corporation Speaker apparatus
JP3523152B2 (ja) * 2000-05-26 2004-04-26 株式会社アルティア 車両用スピーカーシステム
US6389147B1 (en) * 2000-12-18 2002-05-14 General Motors Corporation Audio system for multipurpose automotive vehicles having a rear opening panel
JP3752686B2 (ja) * 2002-08-20 2006-03-08 株式会社ホンダアクセス 車両用スピーカ
JP2005039454A (ja) * 2003-07-18 2005-02-10 Pioneer Electronic Corp ドア用スピーカ装置及びドアパネル
DE102005046594B3 (de) * 2005-09-28 2007-03-08 Daimlerchrysler Ag Lautsprechersystem für ein Kraftfahrzeug unter Ausnutzung von durch Tragstrukturen gebildeten Hohlräumen
US7978871B2 (en) * 2006-12-21 2011-07-12 Ford Global Technologies, Llc Speaker system for a vehicle
WO2008152783A1 (ja) * 2007-06-12 2008-12-18 Panasonic Corporation スピーカシステム
JP5789663B2 (ja) * 2010-07-30 2015-10-07 フラウンホッファー−ゲゼルシャフト ツァ フェルダールング デァ アンゲヴァンテン フォアシュンク エー.ファオ 音波リフレクタを有する乗物
US8256566B1 (en) * 2011-08-19 2012-09-04 Rogersound Labs, LLC Speaker enclosure
JP5839480B2 (ja) * 2012-04-17 2016-01-06 アルパイン株式会社 スピーカ
DE102013209097A1 (de) * 2013-05-16 2014-11-20 Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft Baugruppe in Faserverbundbauweise für ein Kraftfahrzeug
CN104796817B (zh) * 2015-05-06 2018-09-18 歌尔股份有限公司 扬声器模组
US10531170B2 (en) * 2016-09-01 2020-01-07 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Loudspeaker device and movable-body apparatus equipped with same
GB2557675B (en) * 2016-12-15 2019-08-14 Ford Global Tech Llc A vehicle assembly
JP6544377B2 (ja) 2017-03-30 2019-07-17 マツダ株式会社 車両のスピーカー配設構造
WO2019202662A1 (ja) * 2018-04-17 2019-10-24 ヤマハ株式会社 スピーカーシステム及び車両ドア

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015182529A (ja) 2014-03-24 2015-10-22 マツダ株式会社 助手席キックボードへのスピーカー配設構造
JP2018167710A (ja) 2017-03-30 2018-11-01 マツダ株式会社 車両のスピーカー配設構造

Also Published As

Publication number Publication date
CN114248698B (zh) 2023-06-16
CN114248698A (zh) 2022-03-29
EP3974259B1 (en) 2023-03-08
JP2022052160A (ja) 2022-04-04
US20220089098A1 (en) 2022-03-24
US11745668B2 (en) 2023-09-05
EP3974259A1 (en) 2022-03-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7413962B2 (ja) 車両のスピーカ配設構造
JPWO2011074527A1 (ja) 車体フロア構造
JP7259506B2 (ja) 車両の後部車体構造
JP2008168687A (ja) 自動車の前部車体構造
JP2003212152A (ja) 車体構造
JP5321334B2 (ja) 車両のカウル部構造
JP7413961B2 (ja) 車両のスピーカ配設構造
JP4647367B2 (ja) 車両のフロアパネル
JP6229675B2 (ja) 車両の上部車体構造
JP6327303B2 (ja) 車両の下部車体構造
JP7413963B2 (ja) 車両のスピーカ配設構造
JP6237670B2 (ja) 車両の上部車体構造
JP4329379B2 (ja) センタピラー下部とサイドシルとの結合構造
JP2005247177A (ja) 車両の燃料タンク支持構造
JPH05131953A (ja) 自動車の車体構造
JP7456339B2 (ja) 車両の前部車体構造
JPH0647086U (ja) 自動車の下部車体構造
JPH0531026Y2 (ja)
JP2019014355A (ja) 自動車の側部車体構造
JP2019189165A (ja) 車両の車体構造
JP2002104248A (ja) 自動車の車体におけるシート支持部補強構造
JP4132393B2 (ja) 自動車の車体構造
JP2019189164A (ja) 車両の車体構造
JP2006111157A (ja) 車両用エキストラクタ構造
JP2008013059A (ja) 車体構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20230314

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20231030

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20231128

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20231211

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7413962

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150