JP7413681B2 - ローラー、加熱装置、定着装置および画像形成装置 - Google Patents

ローラー、加熱装置、定着装置および画像形成装置 Download PDF

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Description

この発明は、ローラー、加熱装置、定着装置および画像形成装置に関し、特に、無端ベルトを懸架するローラー、そのローラーを備えた加熱装置、その加熱装置を備えた定着装置、その定着装置を備えた画像形成装置に関する。
複数のローラー等で無端ベルトを懸架してベルトを回転させるベルト搬送機構において、軽量化やコスト削減等のために、中空円筒形状のローラーが用いられることが多い。さらに、ローラーは、肉厚をできるだけ薄くして、外径をできるだけ小さくするのが好ましい。一方で、ローラーの変形を防止するために所定の強度を有することが求められる。このため、ローラーの肉厚および外径は、所定の強度が得られるように定められる。
また、ベルト搬送機構において、無端ベルトの蛇行を規制する機能を有するブッシュがローラーの両端に設けられる。ローラーとブッシュとに隙間があると、ベルト端部がローラーとブッシュとの間に挟まれ、ベルトが破損してしまう場合がある。また、ローラーとブッシュとがスリップすると、ベルト端部がローラーとブッシュの間に入り込み、ベルトが破損してしまう場合がある。
例えば、特開2003-287022号公報には、スリットによって周方向に拡開自在に分割されているとともに、加熱回転部材の軸部に対して相対的に係合する係合部によって回り止め状態に装着され、加熱ローラーの軸部に設けられた係合部は、穴形状に形成されている断熱スリーブが記載されている。
しかしながら、ブッシュをローラーへ圧入する過程でローラーの端部が変形してしまうことがある。例えば、ブッシュを十分に拡径することなくローラーに圧入したり、ブッシュをローラーに対して斜めに圧入したりすると、ローラーが局部的に塑性変形する場合がある。また、ブッシュの係合部が加熱ローラーの軸部に設けられた係合部と係合するまでに、ブッシュの拡径量が拡径しすぎによりブッシュの弾性変形の限界を超えてブッシュが破損してしまう場合がある。また、ブッシュの係合部がローラーの穴形状部以外に当たるとローラーが塑性変形してしまう場合がある。
ローラーの端部の強度を向上させる技術として、特開2000-137400号公報には、中空円筒状の加熱ローラーを有する加熱装置において、上記加熱ローラーは、その一端が全周に亘って折り曲げられた折曲部を有し、上記加熱ローラーは、上記折曲部において加熱ローラーを回転駆動する駆動手段と係合していることを特徴とする加熱装置が記載されている。
しかしながら、特開2000-137400号公報に記載の加熱ローラーは、一端に折曲部を有するので、折曲部が障害となってブッシュを挿入することができないといった問題がある。
特開2003-287022号公報 特開2000-137400号公報
この発明の目的の1つは、嵌合部材を圧入する作業を容易にしたローラーを提供することである。
この発明の他の目的は、嵌合部材を圧入する作業を容易にしたローラーを備えた加熱装置を提供することである。
この発明のさらに他の目的は、嵌合部材を圧入する作業を容易にしたローラーを備えた定着装置を提供することである。
この発明のさらに他の目的は、嵌合部材を圧入する作業を容易にしたローラーを備えた画像形成装置を提供することである。
この発明のある局面によれば、ローラーは、中空円筒形状の円筒部材と、円筒部材の端部から圧入されることにより拡径して内周面が円筒部材の外周面の一部に接触する嵌合部材と、を備え、円筒部材は、円筒部材の端部から所定の長さの切欠部が形成されており、切欠部は、嵌合部材の内周面の一部に形成された係合部と係合し、円筒部材は、円筒部材の端部を含む円筒部であって、周方向の一部が切欠部により切断された円筒端部を含み、円筒端部は、円筒部材の端部側の補強部分と補強部分よりも円筒部材の長手方向で中央寄りの非補強部分とを含み、補強部分は、端部に向かって外径が徐々に小さくなる傾斜面を含む。
この局面によれば、円筒部材の端部を含む円筒部であって、周方向の一部が切欠部により切断された円筒端部は、端部側の補強部分と補強部分よりも円筒部材の長手方向で中央寄りの非補強部分とを含む。このため、端部側の補強部分が補強されているので、嵌合部材が圧入される間などのローラー取り扱い時にローラーの端部が塑性変形または弾性変形しにくくできる。その結果、嵌合部材を圧入する作業を容易にしたローラーを提供することができる。
好ましくは、補強部分は、非補強部分よりも内径が小さい部分を含む。
この局面に従えば、ローラー端部の形状を変更することにより補強部分の強度が変更前の強度よりも高くなる。このため、ローラーの強度を部分的に高くすることができる。また、ローラー形状の大型化をしなくても、端部の補強ができ、嵌合部材の挿入ができる。
好ましくは、補強部分は、円筒部材の外周面より小径の部分で、周方向で切欠部により切断されることなく繋がる連続部分を有する。
この局面に従えば、補強部分は、円筒部材の外周面より小径の部分で繋がる連続部分を有するので、連続部分を有しない場合に比較してローラー端部の強度をより高くすることができるとともに、ローラー端部の塑性変形または弾性変形しにくくできる。
好ましくは、円筒部材は、両端それぞれに補強部分を有する。
このため、円筒部材の両端に嵌合部材を圧入することができる。
この発明の他の局面によれば、加熱装置は、上記のローラーと、円筒部材の内部に配置され、熱を発する加熱部材と、を備える。
この局面に従えば、嵌合部材を圧入する作業を容易にしたローラーを備えた加熱装置を提供することができる。
この発明のさらに他の局面によれば、定着装置は、上記の加熱装置を備え、加熱部材により熱せられたトナー像を記録媒体に定着させる。
この局面に従えば、嵌合部材を圧入する作業を容易にしたローラーを備えた定着装置を提供することができる。
この発明のさらに他の局面によれば、画像形成装置は、上記の定着装置を備える。
この局面に従えば、嵌合部材を圧入する作業を容易にしたローラーを備えた画像形成装置を提供することができる。
本発明の実施の形態の1つにおけるMFPの外観を示す第1の斜視図である。 MFPの内部構成の一例を模式的に示す断面図である。 定着装置の断面図である。 加熱ローラーの第1の断面図である。 加熱ローラーの一部の斜視図である。 加熱ローラーの第2の断面図である。 ブッシュの斜視図である。 第1の変形例における加熱ローラーの一部の斜視図である。 第1の変形例における加熱ローラーの断面図である。 第2の変形例における加熱ローラーの一部の斜視図である。 第2の変形例における加熱ローラーの断面図である。 第3の変形例における加熱ローラーの一部の斜視図である。 第3の変形例における加熱ローラーの断面図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。以下の説明では同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがってそれらについての詳細な説明は繰返さない。
図1は、本発明の実施の形態の1つにおけるMFPの外観を示す第1の斜視図である。図2は、MFPの内部構成の一例を模式的に示す断面図である。以下、説明のため、図2の左右の方向を左右方向といい、表裏の方向を奥行方向という。左右方向で左から右に向かう方向を右側面方向といい、右から左に向かう方向を左側面方向という。奥行方向の表から裏に向かう方向を正面方向といい、裏から表に向かう方向を背面方向という。図1および図2を参照して、MFP100は、画像形成装置の一例であり、画像データに基づいて用紙に画像を形成する画像形成部140と、画像形成部140に用紙を供給する給紙部150と、を含む。
画像形成部140は、イエロー、マゼンタ、シアンおよびブラックそれぞれの画像形成ユニット20Y,20M,20C,20Kを備える。ここで、“Y”、“M”、“C”および“K”は、それぞれイエロー、マゼンタ、シアンおよびブラックを表す。画像形成ユニット20Y,20M,20C,20Kの少なくとも1つが駆動されることにより、画像が形成される。画像形成ユニット20Y,20M,20C,20Kのすべてが駆動されると、フルカラーの画像が形成される。画像形成ユニット20Y,20M,20C,20Kには、イエロー、マゼンタ、シアンおよびブラックの印字用データがそれぞれ入力される。画像形成ユニット20Y,20M,20C,20Kは、取扱うトナーの色彩が異なるのみなので、ここでは、イエローの画像を形成するための画像形成ユニット20Yについて説明する。
画像形成ユニット20Yは、イエローの印字用データが入力される露光装置21Yと、像担持体である感光体ドラム23Yと、感光体ドラム23Yの表面を一様に帯電するための帯電ローラー22Yと、現像器24Yと、感光体ドラム23Y上に形成されたトナー像を電界力の作用で像担持体である中間転写ベルト30上に転写するための1次転写ローラー25Yと、感光体ドラム23Y上の転写残トナーを除去するためのドラム清掃ブレード27Yと、トナーボトル41Yと、トナーホッパー42Yと、を備える。
トナーボトル41Yは、イエローのトナーを収容する。トナーボトル41Yは、トナーボトルモーターを駆動源として回転し、トナーを外部に排出する。トナーボトル41Yから排出されたトナーは、トナーホッパー42Yに供給される。トナーホッパー42Yは、現像器24Yに収容されたトナーの残量が予め定められた下限値以下になることに応じて現像器24Yにトナーを供給する。
感光体ドラム23Yの周辺に、帯電ローラー22Y、露光装置21Y、現像器24Y、1次転写ローラー25Y、ドラム清掃ブレード27Yが、感光体ドラム23Yの回転方向に沿って順に配置される。
感光体ドラム23Yは、帯電ローラー22Yによって帯電された後、露光装置21Yが発光するレーザー光が照射される。露光装置21Yは、感光体ドラム23Yの表面の画像対応部を露光して静電潜像を形成する。これにより、感光体ドラム23Yに静電潜像が形成される。続いて、現像器24Yが、感光体ドラム23Yに形成された静電潜像を帯電したトナーで現像する。具体的には、感光体ドラム23Yに形成された静電潜像上に電界力の作用でトナーが載せられることにより、トナー像が感光体ドラム23Yに形成される。感光体ドラム23Y上に形成されたトナー像は、像担持体である中間転写ベルト30上に1次転写ローラー25Yにより電界力の作用で転写される。感光体ドラム23Y上で転写されずに残ったトナーは、ドラム清掃ブレード27Yにより感光体ドラム23Yから除去される。
一方、中間転写ベルト30は、駆動ローラー33と従動ローラー34とにより弛まないように懸架されている。駆動ローラー33が図2中で反時計回りに回転すると、中間転写ベルト30が所定の速度で図中反時計回りに回転する。中間転写ベルト30の回転に伴って、従動ローラー34が、反時計回りに回転する。
これにより、画像形成ユニット20Y,20M,20C,20Kが、順に中間転写ベルト30上にトナー像を転写する。画像形成ユニット20Y,20M,20C,20Kそれぞれが、中間転写ベルト30上にトナー像を転写するタイミングは、中間転写ベルト30に付された基準マークを検出することにより、調整される。これにより、イエロー、マゼンタ、シアンおよびブラックのトナー像が中間転写ベルト30上に重畳される。
中間転写ベルト30に形成されたトナー像は、転写部材である2次転写ローラー26によって電界力の作用で用紙に転写される。タイミングローラー31により搬送される用紙は、中間転写ベルト30と2次転写ローラー26とが接するニップ部に搬送される。トナー像が転写された用紙は、定着装置50に搬送され、加熱および加圧される。これにより、トナーが溶かされて用紙に定着する。その後、用紙は排紙トレイ39に排出される。
中間転写ベルト30の画像形成ユニット20Yの上流に、ベルト清掃ブレード28が設けられている。ベルト清掃ブレード28は、中間転写ベルト30上で用紙に転写されずに残ったトナーを除去する。
MFP100は、フルカラーの画像を形成する場合、画像形成ユニット20Y,20M,20C,20Kのすべてを駆動するが、モノクロの画像を形成する場合、画像形成ユニット20Y,20M,20C,20Kのいずれか1つを駆動する。また、画像形成ユニット20Y,20M,20C,20Kの2以上を組み合わせて画像を形成することもできる。なお、ここでは、MFP100は、用紙に4色のトナーそれぞれを形成する画像形成ユニット20Y,20M,20C,20Kを備えたタンデム方式を採用する例について説明するが、1つの感光体ドラムで4色のトナーを順に用紙に転写する4サイクル方式を採用してもよい。
給紙カセット35には、複数枚の用紙がセットされている。給紙カセット35に収容された用紙は、給紙カセット35に取付けられている取出ローラー36により、1枚ずつ順に搬送経路へ供給され、給紙ローラー37によりタイミングローラー31へ送られる。また、手差カセット35Aに、1枚以上の用紙がセットされる場合、手差カセット35Aにセットされた1枚以上の用紙は、手差カセット35Aに取付けられている取出ローラー36Aにより、1枚ずつ順に搬送経路へ供給され、給紙ローラー37によりタイミングローラー31へ送られる。
用紙の搬送経路は、画像形成経路45、第1搬送経路46、第2搬送経路47および表裏反転経路48を含む。画像形成経路45は、タイミングローラー31から経路切換ゲート49までの経路であり、タイミングローラー31から順に、2次転写ローラー26、および定着装置50が配置される。タイミングローラー31は、給紙カセット35または手差カセット35Aから搬送される用紙を画像形成経路45に送り出す。タイミングローラー31は、中間転写ベルト30に形成されたトナー像が2次転写ローラー26に到達するタイミングで用紙が2次転写ローラー26に到達するように、用紙の搬送を開始する。タイミングローラー31により搬送される用紙は、2次転写ローラー26により中間転写ベルト30に押し当てられ、中間転写ベルト30上に重畳して形成されたイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナー像が用紙に転写される。
2次転写ローラー26から搬送される用紙は、定着装置50に搬送される。定着装置50は、用紙に転写されたトナーを加熱し、用紙に加圧する。これにより、用紙にトナーが定着される。その後、用紙は経路切換ゲート49により第1搬送経路46および第2搬送経路47のいずれかに搬送される。
第1搬送経路46は、経路切換ゲート49から排紙ローラー43までの経路である。第1搬送経路46に搬送される用紙は、排紙ローラー43によって排紙トレイ39に排紙される。
第2搬送経路47は、経路切換ゲート49から反転ローラー44までの経路である。第2搬送経路47は、経路切換ゲート49において、画像形成経路45と表裏反転経路48と繋がる。経路切換ゲート49から第2搬送経路47に進入する用紙は、反転ローラー44まで搬送される。反転ローラー44は、待機動作と、反転動作と、排紙動作と、の3つの動作をする。反転ローラー44は、待機動作をする場合、正回転して、タイミングローラー31が駆動してから所定の時間経過後に停止する。これにより、反転ローラー44は、経路切換ゲート49から進入する用紙を、その後端が経路切換ゲート49を通過した状態で保持する。反転ローラー44は、待機動作後に反転動作をする。反転ローラー44は、反転動作をする場合、逆回転し、保持した用紙を経路切換ゲート49側に搬送する。これにより、用紙は、反転ローラー44により第2搬送経路47を搬送され、経路切換ゲート49により表裏反転経路48に導かれる。また、反転ローラー44は、排出動作をする場合、正回転して用紙を排紙トレイ39に排紙する。
表裏反転経路48は、経路切換ゲート49と画像形成経路45中のタイミングローラー31とを結ぶ経路である。経路切換ゲート49から表裏反転経路48に進入する用紙は、搬送ローラー38によりタイミングローラー31まで搬送される。したがって、用紙が最初に画像形成経路45を通過する間に用紙の表面に画像が形成され、その用紙が表裏反転経路48を経由して再度画像形成経路45を通過する間に用紙の裏面に画像が形成される。裏面に画像が形成された用紙は、経路切換ゲート49により第1搬送経路46に導かれ、排紙トレイ39に排紙される。
図3は、定着装置の断面図である。図3では、定着装置50を加熱ローラー53の回転軸を法線とする面で切断した断面を示している。図3を参照して、定着装置50は、加熱部51と、加圧ローラー59と、を含む。加熱部51は、加熱ローラー53と、定着パッド55と、無端状の定着ベルト57と、を含む。加熱ローラー53は、中空円筒形状の部材であり、内部に熱源61を内蔵する。加熱ローラー53の内径は、熱源61が接触しないサイズに設定されている。
加熱ローラー53はステンレス製である。加熱ローラー53をステンレス製とするので、強度があり、加工性も良い。この場合、加熱ローラー53の厚みは、0.1mm~0.2mm前後にできる。なお、加熱ローラー53をアルミニウム製としてもよい。この場合、ベンディングや局部的な変形に対する強度を確保するために、加熱ローラー53の厚みは0.25mm以上にすることが好ましい。また、加熱ローラー53を、STKM(機械構造用炭素鋼鋼管)等の鉄系金属製としてもよい。
熱源61は、例えば、ハロゲンヒーターである。本実施の形態においては、熱源61として、発光長の異なる2本のハロゲンヒーターが用いられる。なお、熱源61はハロゲンヒーターに限定されず、抵抗発熱体またはIH(Induction Heating)が用いられてもよい。
熱源61が発熱することにより、加熱ローラー53が加熱され、加熱ローラー53の温度が上昇する。加熱ローラー53を薄肉化することで、加熱ローラー53の熱容量が小さくなる。このため、加熱ローラー53の昇温速度が速くなるので、加熱ローラー53が所定の温度に達するまでのウォームアップ時間を短くすることができる。また、熱源61の消費電力量を低減することができる。
図4は、加熱ローラーの第1の断面図である。図4は、加熱ローラー53の端部付近を加熱ローラー53の回転軸を含む平面で切断した状態を示す。図3および図4を参照して、加熱ローラー53は、その端部の外周に、嵌合部材であるブッシュ63が圧入されている。ブッシュ63は、耐熱性がある合成樹脂で成形される。ブッシュ63は周方向の1箇所が軸方向に沿ったスリット63Aが形成されている。ブッシュ63は、スリット63Aによって分断されるので、拡径可能な形状である。また、ブッシュ63は、スリット63Aが形成されているので、加熱ローラー53が熱膨張してもブッシュ63や加熱ローラー53が破損しない。ブッシュ63は、その外側にボールベアリング65が嵌合されている。ボールベアリング65は、加熱ローラー53の軸受けである。ボールベアリング65は、加熱フレームに取り付けられている。加熱フレームはMFP100の本体フレーム10に摺動可能に取り付けられている。
図3に戻って、加熱ローラー53の外周および定着パッド55に無端状の定着ベルト57が架けられている。定着パッド55の加熱ローラー53と反対側には摺動シートが固定されており、定着ベルト57は摺動シート上で摺動する。
ボールベアリング65は、ばね67によって定着パッド55から離れる方向に押圧される。これにより、定着ベルト57が所定のテンションが加わった状態となり、定着ベルト57のたるみが防止される。このため、加熱ローラー53とブッシュ63とは、定着ベルト57の回転に伴って回転する。
加熱ローラー53が本体フレーム10に対して揺動可能な範囲や部品公差を考慮し、加熱ローラー53の内径は可能な範囲で小さくするのが好ましい。本実施の形態における加熱ローラー53は、軸方向全域に亘り内径が20mmのストレート管を用いている。加熱ローラー53は、厚みが0.1mmであり、外径は20.2mmである。また、本実施の形態においては、ブッシュ63は、内径が20.2mm以下であり、加熱ローラー53の外径よりも小さい。このため、ブッシュ63は、加熱ローラー53に圧入されるときに拡径し、加熱ローラー53に嵌合される。
定着パッド55と対向する位置に加圧ローラー59が配置される。加圧ローラー59は、円柱形状の部材である。加圧ローラー59の回転軸が加圧フレームに回転可能に軸支される。加圧フレームは、本体フレーム10に摺動可能に取り付けられる。加圧フレームは、バネなどの弾性体により定着パッド55側に付勢され、加圧ローラー59と定着パッド55との間にニップ部が形成される。ニップ部は、加圧ローラー59が定着ベルト57と接触する部分である。加圧ローラー59は、モーターによって所定の回転速度で回転される。定着ベルト57は、加圧ローラー59との摩擦により従動回転する。定着ベルト57の回転により、加熱ローラー53が従動回転する。定着ベルト57は、加熱ローラー53と接触する間に所定の温度まで熱せられる。
加熱ローラー53の外側で、加熱ローラー53と非接触の状態でサーミスタが配置されている。このサーミスタにより加熱ローラー53により熱が伝達した定着ベルト57の表面温度が検知され、熱源61の発熱量が制御される。このように、定着ベルト57の表面温度が所定の温度となるように制御される。
2次転写ローラー26から搬送される用紙は、定着パッド55と加圧ローラー59との間のニップ部で定着ベルト57に押し付けられる。加圧ローラー59の回転軸と加熱ローラー53の回転軸とは奥行方向に平行であり、用紙の搬送方向と垂直に交わる。用紙に転写されたトナーは、定着ベルト57により熱せられるとともに、定着パッド55と加圧ローラー59との間で加圧される。これにより、熱により溶かされたトナーが用紙に圧着される。
図5は、加熱ローラーの一部の斜視図である。図6は、加熱ローラーの第2の断面図である。図6は、加熱ローラー53の端部付近を回転軸を含む面で切断した断面を示す。図5および図6を参照して、加熱ローラー53は、基本形状は中空円筒状の円筒部材である。加熱ローラー53は、端部から回転軸に平行な方向に長さL1の切欠部73が形成されている。切欠部73の加熱ローラー53の端部とは反対側の最奥部の形状は半円形である。なお、切欠部73の加熱ローラー53の最奥部の形状は半円形である必要はなく、角のある形状でもよい。ただし、最奥部の形状を半円形とする方が角のある形状に比較して強度的には優れている。
切欠部73は、嵌合部材としてのブッシュ63と嵌合した状態で、ブッシュ63の内周面の一部に形成された係合部66(図7を参照)と係合する。加熱ローラー53の端部側の補強部分71と補強部分71よりも加熱ローラー53の長手方向で中央寄りの非補強部分72とを含む。本実施の形態においては、加熱ローラー53の円筒端部75は、加熱ローラー53の端部を含む円筒部であって、周方向の一部が切欠部73により切断された部分である。円筒端部75において、加熱ローラー53の端部から長さL2の範囲の部分が補強部分71であり、補強部分71以外の部分が非補強部分72である。
加熱ローラー53の補強部分71の内径は、非補強部分72の内径よりも小さい。内径の大きい非補強部分72と内径の小さい補強部分71が繋がっていることにより、加熱ローラー53の端部付近の強度が高められている。加熱ローラー53の円筒端部75を補強することにより、特に、加熱ローラー53の回転軸に交わる方向からの外力に対する強度が高くなる。また、補強部分71の内径が非補強部分72の内径よりも小さいので、加熱ローラー53の形状の大型化をしなくても、加熱ローラー53の端部の補強ができる。このため、ブッシュ63を挿入する作業が容易になる。さらに、加熱ローラー53の端部が小径化しているため、熱源61であるハロゲンヒーターからの光が外部に漏れる量を低減でき、消費電力量を抑制することができる。
加熱ローラー53にブッシュ63が嵌合された状態で、ブッシュ63の内周面と加熱ローラー53の外周面とが接触する。補強部分71の内径は非補強部分72の外径よりも小さいので、加熱ローラー53とブッシュ63とが嵌合された状態で、非補強部分72の外周面はブッシュ63と接触するが、補強部分71の外周面はブッシュ63と接触しない。
また、加熱ローラー53の補強部分71があることにより、ブッシュ63が圧入される間に十分な拡径がなされずブッシュ63から加熱ローラー53に加わる力がある場合でも、ブッシュ63から加わる力により塑性変形しないようにできるとともに、加熱ローラー53に形成された切欠部73の近傍の部分の弾性変形量を小さくできる。このため、切欠部73の変形量が小さくなるので、切欠部73においてブッシュ63の係合部66が係合するのに十分な空間を維持することができる。
本実施の形態における加熱ローラー53は、中空円筒形状のストレート管の端部を、曲げ加工、絞り加工、押出し加工、押しつぶし加工等することにより補強部分71が形成され、その後、切欠部73が形成されることにより製造される。したがって、加熱ローラー53を容易に製造することができる。なお、切欠部73が形成された後に、補強部分71が形成されてもよい。
図7は、ブッシュの斜視図である。図7を参照して、ブッシュ63は、周方向の1箇所に軸方向に沿ったスリット63Aが形成されている。また、ブッシュ63は、内周面から内側に突出した係合部66を有する。係合部66は、回転軸と平行な方向に延びる。ブッシュ63が加熱ローラー53に嵌合された状態で、係合部66が加熱ローラー53に形成された切欠部73と係合する。また、ブッシュ63が加熱ローラー53に嵌合された状態で、その内周面が加熱ローラー53の補強部分71を除く部分の外周面に接触する。
ブッシュ63は、加熱ローラー53の両端に嵌合される。このため、定着ベルト57が蛇行しないようにできる。また、加熱ローラー53に形成された切欠部73とブッシュ63の係合部66とが係合するので、加熱ローラー53とブッシュ63とが周方向に滑ることなく、ブッシュ63が加熱ローラー53の周りで回転しない。また、ブッシュ63にはスリット63Aが形成されているので、ブッシュ63の内周面と加熱ローラー53の外周面との間に隙間が生じない。このため、定着ベルト57がブッシュ63と加熱ローラー53との間に挟まることを防止し、定着ベルト57が破損しないようできる。このため、加熱ローラー53に嵌合部材であるブッシュ63を圧入する作業を容易にすることができる。
<第1の変形例>
図8は、第1の変形例における加熱ローラーの一部の斜視図である。図9は、第1の変形例における加熱ローラーの断面図である。図9は、第1の変形例における加熱ローラー53Aの端部付近を回転軸を含む面で切断した断面を示す。図8および図9を参照して、加熱ローラー53Aは、基本形状は中空円筒状の円筒部材である。加熱ローラー53Aは、端部から回転軸に平行な方向に長さL1の切欠部73Aが形成されている。切欠部73Aは、嵌合部材としてのブッシュ63と嵌合した状態で、ブッシュ63の内周面の一部に形成された係合部66と係合する。加熱ローラー53Aの端部側の補強部分71Aと補強部分71Aよりも加熱ローラー53Aの長手方向中央寄りの非補強部分72Aとを含む。第1の変形例においては、加熱ローラー53Aの円筒端部75Aは、加熱ローラー53Aの端部を含む円筒部であって、周方向の一部が切欠部73Aにより切断された部分である。円筒端部75Aにおいて、加熱ローラー53Aの端部から長さL2の範囲の部分が補強部分71Aであり、補強部分71A以外の部分が非補強部分72Aである。
加熱ローラー53Aの補強部分71Aの内径は、非補強部分72Aの内径よりも小さい。内径の大きい非補強部分72Aと内径の小さい補強部分71Aが繋がっていることにより、加熱ローラー53Aの端部付近の強度が高められている。加熱ローラー53Aの円筒端部75Aを補強することにより、特に、加熱ローラー53の回転軸に交わる方向からの外力に対する強度が高くなる。
加熱ローラー53Aにブッシュ63が嵌合された状態で、ブッシュ63の内周面と加熱ローラー53Aの外周面とが接触する。加熱ローラー53とブッシュ63とが嵌合された状態で、補強部分71と非補強部分72それぞれの外周面がブッシュ63と接触する。
また、加熱ローラー53Aの補強部分71Aがあることにより、ブッシュ63が圧入される間に十分な拡径がなされずブッシュ63から加熱ローラー53Aに加わる力がある場合でも、ブッシュ63から加わる力により加熱ローラー53Aが塑性変形しないようにできるとともに、加熱ローラー53Aに形成された切欠部73Aの近傍の部分の弾性変形量を小さくできる。このため、切欠部73Aの変形量が小さくなるので、切欠部73Aにおいてブッシュ63の係合部66が係合するのに十分な空間を維持することができる。
第1の変形例における加熱ローラー53Aは、中空円筒形状のストレート管の端部を、曲げ加工、絞り加工、押出し加工、押しつぶし加工等することにより補強部分71Aが形成され、その後、切欠部73Aが形成されることにより製造される。なお、切欠部73Aが形成された後に、補強部分71Aが形成されてもよい。また、ストレート管に円周方向に切込みスリットが形成された円環形状の補強部分71Aが溶接、インサートまたは圧入されてもよい。また、補強部分71Aは、ストレート管を部分的な厚肉加工、溶射加工することにより形成されてもよい。
<第2の変形例>
図10は、第2の変形例における加熱ローラーの一部の斜視図である。図11は、第2の変形例における加熱ローラーの断面図である。図11は、第2の変形例における加熱ローラー53Bの端部付近を回転軸を含む面で切断した断面を示す。図10および図11を参照して、第2の変形例における加熱ローラー53Bは、第1の変形例における加熱ローラー53Aの補強部分71Aを、補強部分71Bに変更したものである。第2の変形例における加熱ローラー53Bの補強部分71B以外の構成は、第1の変形例における加熱ローラー53Aと同じである。したがって、それらについて説明は繰り返さない。
第2の変形例における加熱ローラー53Bは、端部から回転軸に平行な方向に長さL1の切欠部73Bが形成されている。切欠部73Bは、嵌合部材としてのブッシュ63と嵌合した状態で、ブッシュ63の内周面の一部に形成された係合部66と係合する。加熱ローラー53Bの端部側の補強部分71Bと補強部分71Bよりも加熱ローラー53Bの長手方向中央寄りの非補強部分72Bとを含む。第2の変形例においては、加熱ローラー53Bの円筒端部75Bは、加熱ローラー53Bの端部を含む円筒部であって、周方向の一部が切欠部73Bにより切断された部分である。円筒端部75Bにおいて、加熱ローラー53Bの端部から長さL2の範囲の部分が補強部分71Bであり、補強部分71B以外の部分が非補強部分72Bである。
加熱ローラー53Bの補強部分71Bの内径は、非補強部分72Bの内径よりも小さい。内径の大きい非補強部分72Bと内径の小さい補強部分71Bが繋がっていることにより、加熱ローラー53Bの端部付近の強度が高められている。さらに、第2の変形例における加熱ローラー53Bの補強部分71Bは、周方向で切欠部73Bにより切断されることなく繋がる連続部分77を有する。連続部分77は、加熱ローラー53Bの外周面より小径の部分で繋がる部分である。換言すれば、加熱ローラー53Bの補強部分71Bは、切欠部73Bにより切断されることなく内周で繋がっている。このため、第2の変形例における加熱ローラー53Bの補強部分71Bは、第1の変形例における加熱ローラー53Aの補強部分71Bより強度が高い。また、切欠部73Bは、外周を加熱ローラー53Bにより囲まれた開口である。
第2の変形例における加熱ローラー53Bは、中空円筒形状のストレート管の端部を、曲げ加工、絞り加工、押出し加工、押しつぶし加工等することにより補強部分71Bが形成され、その後、切欠部73Bが形成されることにより製造される。なお、切欠部73Bが形成された後に、補強部分71Bが形成されてもよい。また、ストレート管に一部が切込み加工された円環形状の補強部分71Bが溶接、インサートまたは圧入されてもよい。また、補強部分71Bは、ストレート管を部分的な厚肉加工、溶射加工することにより形成されてもよい。
<第3の変形例>
図12は、第3の変形例における加熱ローラーの一部の斜視図である。図13は、第3の変形例における加熱ローラーの断面図である。図13は、第3の変形例における加熱ローラー53Cの端部付近を回転軸を含む面で切断した断面を示す。図12および図13を参照して、第3の変形例における加熱ローラー53Cは、端部から回転軸に平行な方向に長さL1の切欠部73Cが形成されている。切欠部73Cの加熱ローラー53Cの端部とは反対側の最奥部の形状は半円形である。なお、切欠部73Cの加熱ローラー53Cの最奥部の形状は半円形である必要はなく、角のある形状でもよい。ただし、最奥部の形状を半円形とする方が角のある形状に比較して強度的には優れている。
切欠部73Cは、嵌合部材としてのブッシュ63と嵌合した状態で、ブッシュ63の内周面の一部に形成された係合部66と係合する。加熱ローラー53Cの端部を含む円筒部であって、周方向で切欠部73Cにより切断された部分が補強部分71Cである。補強部分71Cは、加熱ローラー53Cの端部を含む円筒部であって、加熱ローラー53Cの端部を少なくとも含む部分である。補強部分71Cは、加熱ローラー53Cの端部から回転軸に平行な方向に長さL1以下の部分であってもよいし、加熱ローラー53Cの端部から回転軸に平行な方向に長さL1の部分であってもよいし、加熱ローラー53Cの端部から回転軸に平行な方向に長さL1以上の部分であってもよい。強度を強くするために、補強部分71Cは、加熱ローラー53Cの端部から回転軸に平行な方向に長さL1以上の部分であることが好ましい。換言すれば、補強部分71Cは、加熱ローラー53の端部を含む円筒部であって、周方向の一部が切欠部73Cにより切断された円筒端部を含む。
補強部分71Cは、焼き入れ処理されることにより形成される。補強部分71C以外の非補強部分はこの焼き入れ処理はされていない。
第3の変形例における加熱ローラー53Cは、中空円筒形状のストレート管の端部を、焼き入れ処理することにより補強部分71Cが形成され、その後、ストレート管の一部を切削加工することにより切欠部73Cが形成される。したがって、加熱ローラー53Cを容易に製造することができる。補強部分71Cは、焼き入れ処理されていない非補強部分より硬度が高い。加熱ローラーの補強部分71Cは非補強部分よりも硬度が高いので、ブッシュ63が圧入される間に十分な拡径がなされずブッシュ63から加熱ローラー53Cに加わる力がある場合でも、ブッシュ63から加わる力により塑性変形しないようにできるとともに、加熱ローラー53Cに形成された切欠部73Cの近傍の部分の弾性変形量を小さくできる。このため、切欠部73Cの変形量が小さくなるので、切欠部73Cにおいてブッシュ63の係合部66が係合するのに十分な空間を維持することができる。このため、第3の変形例における加熱ローラー53Cに嵌合部材であるブッシュ63を圧入する作業を容易にすることができる。
なお、本実施の形態においては、ローラーの一例として、MFP100が備える加熱ローラー53,53A,53B、53Cを例に説明したが、ブッシュ63等の嵌合部材が端部から圧入される中空円筒形状の円筒部材であればよい。例えば、搬送用のコンベアの搬送ベルトを回転させるローラーに適用できる。また、MFP100に用いられる用紙搬送ベルトを回転させるローラー、または、中間転写ベルト30を回転させる駆動ローラー33および従動ローラー34に適用できる。
また、本実施の形態においては、画像形成装置の一例としてMFP100を例に説明したが、複写機、レーザービームプリンタ、ファクシミリ装置等であってもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
100 MFP、20Y,20M,20C,20K 画像形成ユニット、21Y,21M,21C,21K 露光装置、22Y,22M,22C,22K 帯電ローラー、23Y,23M,23C,23K 感光体ドラム、24Y,24M,24C,24K 現像器、25Y,25M,25C,25K 1次転写ローラー、26 2次転写ローラー、27Y,27M,27C,27K ドラム清掃ブレード、28 ベルト清掃ブレード、30 中間転写ベルト、31 タイミングローラー、33 駆動ローラー、34 従動ローラー、35 給紙カセット、36,36A 取出ローラー、37 給紙ローラー、39 排紙トレイ、41Y,41M,41C,41K トナーボトル、42Y、42M,42C,42K トナーホッパー、43 排紙ローラー、44 反転ローラー、45 画像形成経路、46 第1搬送経路、47 第2搬送経路、48 表裏反転経路、50 定着装置、51 加熱部、53,53A,53B 加熱ローラー、55 定着パッド、57 定着ベルト、59 加圧ローラー、61 熱源、63 ブッシュ、63A スリット、65 ボールベアリング、66 係合部、71,71A,71B、71C 補強部分、72,72A,72B 非補強部分、73,73A,73B,73C 切欠部、75,75A,75B 円筒端部、77 連続部分。

Claims (7)

  1. 中空円筒形状の円筒部材と、
    前記円筒部材の端部から圧入されることにより拡径して内周面が前記円筒部材の外周面の一部に接触する嵌合部材と、を備え、
    前記円筒部材は、前記円筒部材の端部から所定の長さの切欠部が形成されており、
    前記切欠部は、前記嵌合部材の内周面の一部に形成された係合部と係合し、
    前記円筒部材は、前記円筒部材の端部を含む円筒部であって、周方向の一部が前記切欠部により切断された円筒端部を含み、
    前記円筒端部は、前記円筒部材の端部側の補強部分と前記補強部分よりも前記円筒部材の長手方向で中央寄りの非補強部分とを含み、
    前記補強部分は、端部に向かって外径が徐々に小さくなる傾斜面を含む、ローラー。
  2. 前記補強部分は、前記非補強部分よりも内径が小さい部分を含む、請求項1に記載のローラー。
  3. 前記補強部分は、前記円筒部材の外周面より小径の部分で、周方向で前記切欠部により切断されることなく繋がる連続部分を有する、請求項1または2に記載のローラー。
  4. 前記円筒部材は、両端それぞれに前記補強部分を有する、請求項1~3のいずれかに記載のローラー。
  5. 請求項1~4のいずれかに記載のローラーと、
    前記円筒部材の内部に配置され、熱を発する加熱部材と、を備えた加熱装置。
  6. 請求項5に記載の加熱装置を備え、
    前記加熱部材により熱せられたトナー像を記録媒体に定着させる定着装置。
  7. 請求項6に記載の定着装置を備えた、画像形成装置。
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