JP7410755B2 - インクジェットヘッド及びインクジェットプリンタ - Google Patents
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Description
以下、第1の実施形態に係るインクジェットプリンタ及びインクジェットヘッドについて図面を参照して説明する。
まず、インクジェットプリンタ1について説明する。図1は、一実施形態に係るインクジェットプリンタ1の構成例を示す説明図である。
ヘッドコントローラ20は、電源電圧生成回路41、及び制御信号生成回路42を備える。
インクジェットヘッド19は、チャネル群51、ドライバIC52、及びヘッド基板53を備える。ドライバIC52、ドライバIC52とチャネル群51とを接続する配線、及びヘッド基板53とドライバIC52とを接続する配線は、Chip On Film(COF)パッケージとして構成されている。COFパッケージは、ポリイミドフイルムなどのフィルム状の樹脂素材上に、配線が形成され、ドライバIC52が搭載されて構成される。またさらに、インクジェットヘッド19は、ドライバIC52の熱を放出する為のヒートシンク(放熱フィン)を備えていてもよい。
ヒューズ73の溶断特性は、ドライバIC52において生じる貫通電流に応じて決定される。ドライバIC52で貫通電流が生じた場合の発熱によって、ドライバIC52またはCOFパッケージなどが破損する際の電流の下限が3.5[A]であるとする。この場合、ヒューズ73は、ドライバIC52における貫通電流が3.5[A]に達する前に、電源供給ライン61とドライバIC52とを切断するように、溶断特性が決定される必要がある。本例では、ヒューズ73により遮断する電流(異常電流)の値を3.2[A]とする。
電源電圧VAA投入時の電流iの実行値の判定基準は、4.47[A]である。
通常駆動時の電流iの実行値の判定基準は、1.4[A]である。
コンデンサ74の静電容量値は、駆動するアクチュエータの静電容量の合計の100倍から1000倍の値である。これは、通常駆動時に、コンデンサ74がアクチュエータへ充電しても、電源電圧VAAの電位が降下しない、または、駆動波形の性能を満足する値とするためである。バイアスが印加されていない場合のコンデンサ74の静電容量値は、仕様値10[μF]であるものとする。
コンデンサ74は、高誘導電率のセラミックコンデンサであるため、印加されるバイアスに応じて静電容量値が変化する。電源電圧VAA投入時では、コンデンサ74は、電圧が掛かっていない0[V]の状態から開始する。そのため、コンデンサ74の静電容量値は、仕様値10[μF]である。通常駆動時では、コンデンサ74は、VAA電圧が掛かる。コンデンサ74のバイアス特性により、コンデンサ74の静電容量値は、仕様値10[μF]の40[%]である4[μF]に低下する。つまり、バイアスが印加されている場合のコンデンサ74の静電容量値が4[μF]である。
図3は、スイッチング素子75のドレイン・ソース間を流れる電流IDの波形の例を示す。図3の横軸は、スイッチング素子75のゲート・ソース間の電圧VGSを示し、縦軸は、電流IDを示す。上述のようなスイッチング素子75のインピーダンス特性により、電圧VGSが低い場合、スイッチング素子75のインピーダンスは高いので、電流IDは小さい。電圧VGSが大きくなるにつれ、スイッチング素子75のインピーダンスは低くなり、電流IDは大きくなる。
図4は、電源電圧VAA電位及びスイッチング素子75のゲート電位の波形の例を示す。
図4の横軸は、時間を示し、縦軸は、電圧値を示す。
0[μsec]~100[μsec]の期間を電源電圧VAA投入時の期間とする。125[μsec]~179[μsec]の期間を通常駆動時の期間とする。
図5は、アクチュエータの駆動波形の例を示す。
図5の横軸は、時間を示し、縦軸は、アクチュエータに係る電界の強度を示す。
ドライバIC52は、図5に示す駆動波形をチャネル群51のアクチュエータの電極に入力することにより、チャネル群51を駆動する。図5の例は、インクジェットヘッド19の製品仕様の最大の駆動電圧で駆動した場合の駆動波形である。
図6は、電流iの波形の例を示す。
図6の横軸は、時間を示し、縦軸は、電流iの電流値を示す。
0[μsec]~100[μsec]の期間を電源電圧VAA投入時の期間とする。125[μsec]~179[μsec]の期間を通常駆動時の期間とする。
図7の横軸は、時間を示し、縦軸は、電流iの電流値を示す。
図7は、図6に示される電流iの波形のうち電源電圧VAA投入時の期間を抜き出した電流iの波形を示す。
通常駆動時では、コンデンサ74は、負荷であるドライバIC52におけるスイッチングに応じて、アクチュエータを充電するスイッチング電流をドライバIC52へ供給する。ヒューズ73とコンデンサ74の位置関係により、コンデンサ74からドライバIC52へ流れるスイッチング電流は、ヒューズ73へは流れない。ヒューズ73には、コンデンサ74からドライバIC52へのスイッチング電流の供給に応じて、コンデンサ74で放電された電荷を補充する電流iが若干流れる。
第2の実施形態では、保護回路54の構成が第1の実施形態と異なっている。ここでは、第1の実施形態と異なる部分を主として説明し、第1の実施形態と同様であってもよい部分については、第1の実施形態と同一の符号を付し、その説明を省略する。
保護回路54は、第1の抵抗81、第2の抵抗82、ヒューズ83、コンデンサ84、スイッチング素子85、コンデンサ86及びコンデンサ87を備える。
そのため、通常使用において、ヒューズ83を溶断させないための2つの判定基準は以下のとおりである。
電源電圧VAA投入時の電流iの実行値の判定基準は、4.47[A]である。
通常駆動時の電流iの実行値の判定基準は、1.4[A]である。
コンデンサ84の静電容量値は、電源電圧VAA投入時の電流iの実行値の判定基準及び通常駆動時の電流iの実行値の判定基準を満足する範囲内の値である。バイアスが印加されていない場合のコンデンサ74の静電容量値は、仕様値2.2[μF]であるものとする。
コンデンサ84は、高誘導電率のセラミックコンデンサであるため、印加されるバイアスに応じて静電容量値が変化する。電源電圧VAA投入時では、コンデンサ84は、電圧が掛かっていない0[V]の状態から開始する。そのため、コンデンサ84の静電容量値は、仕様値2.2[μF]である。通常駆動時では、コンデンサ84は、VAA電圧が掛かる。コンデンサ84のバイアス特性により、コンデンサ84の静電容量値は、仕様値2.2[μF]の40[%]である0.88[μF]に低下する。つまり、バイアスが印加されている場合のコンデンサ84の静電容量値が0.88[μF]である。
図10は、電流iの波形の例を示す。
図10の横軸は、時間を示し、縦軸は、電流iの電流値を示す。
0[μsec]~100[μsec]の期間を電源電圧VAA投入時の期間とする。125[μsec]~179[μsec]の期間を通常駆動時の期間とする。
図11の横軸は、時間を示し、縦軸は、電流iの電流値を示す。
図11は、図10に示される電流iの波形のうち電源電圧VAA投入時の期間を抜き出した電流iの波形を示す。
通常駆動時では、アクチュエータを充電するスイッチング電流は、コンデンサ84及びコンデンサ86からドライバIC52へ供給される。ヒューズ83とコンデンサ84の位置関係により、コンデンサ84からドライバIC52へ流れるスイッチング電流は、ヒューズ83へは流れない。ヒューズ83には、コンデンサ86からドライバIC52へのスイッチング電流の供給に応じて、アクチュエータを充電するため及びコンデンサ84で放電された電荷を補充するための電流iが若干流れる。アクチュエータを充電するスイッチング電流は、コンデンサ84によって積極的に供給されるので、コンデンサ86からの供給によってヒューズ83を流れる電流iの実効値は低減する。
Claims (4)
- インクを吐出するためのノズルからインクを吐出させるためのアクチュエータと、
前記アクチュエータを駆動するドライバICと、
前記ドライバICに電源を供給する電源供給ラインに設けられているヒューズと、
前記ヒューズよりも前記ドライバICに近い位置で前記電源供給ラインに接続されているコンデンサと、
前記コンデンサの負極側とGNDの間に設けられているスイッチング素子と、
を具備するインクジェットヘッド。 - 前記コンデンサとの間に前記ヒューズを挟むように前記電源供給ラインに接続されている他のコンデンサをさらに備え、
前記他のコンデンサの負極側は、前記コンデンサの負極側に接続されている前記スイッチング素子の端子に接続されている、
請求項1に記載のインクジェットヘッド。 - 前記コンデンサの静電容量値は、前記他のコンデンサの静電容量値よりも低い、請求項2に記載のインクジェットヘッド。
- 印刷媒体を搬送する搬送モータと、
前記搬送モータにより搬送される前記印刷媒体にインクを吐出するインクジェットヘッドと、
前記インクジェットヘッドに電源電圧及び制御信号を供給するヘッドコントローラと、 を具備し、
前記インクジェットヘッドは、
インクを吐出するためのノズルからインクを吐出させるためのアクチュエータと、
前記アクチュエータを駆動するドライバICと、
前記ドライバICに電源を供給する電源供給ラインに設けられているヒューズと、
前記ヒューズよりも前記ドライバICに近い位置で前記電源供給ラインに接続されているコンデンサと、
前記コンデンサの負極側とGNDの間に設けられているスイッチング素子と、
を具備するインクジェットプリンタ。
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