JP7409263B2 - 車両用フェンダ支持構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用フェンダ支持構造に関するものである。
一般に、車両のタイヤの周囲はフェンダパネルによって覆われていて、走行中のタイヤの泥はねや、他の構造物がタイヤに触れることを防止している。フェンダパネルは、車体に対して専用のブラケット等を使用して、フロントフードに隣接して取り付けられていることが多い。例えば特許文献1の前部車体構造では、エプロンフレーム11にブラケット20を設置してフェンダパネル3を取り付けている。
特開2014-24466号公報
特許文献1のブラケット20は、各脚部22、23、24の配置等を工夫することで、フェンダパネルの支持と、歩行者等と接触したときの荷重吸収とを共に行っている。しかしながら、ブラケット20は比較的複雑な形状をしているため、構成の簡潔化を図る余地を残している。
本発明は、このような課題に鑑み、簡潔な構成でフェンダパネルの支持と荷重吸収との両立が可能な車両用フェンダ支持構造を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明にかかる車両用フェンダ支持構造の代表的な構成は、車両のフロントフードに隣接するフェンダパネルを支える車両用フェンダ支持構造において、車両のダッシュパネルの脇のダッシュサイドパネルから車両前方のフロントフードの下方にまで突出したベースブラケットと、ベースブラケットの上部に接合されてフェンダパネルを支えるフェンダアッパブラケットとを備え、フェンダアッパブラケットは、フェンダパネルが固定される天面部と、天面部の前後両端から下方に屈曲してベースブラケットの上部に接合される一対の脚部とを有し、一対の脚部のそれぞれは、天面部から下方に延びた立壁部と、立壁部の下端から屈曲してベースブラケットに面接触する脚部フランジと、立壁部から脚部フランジにかけて車幅方向内側に形成された切欠部とを有することを特徴とする。
本発明によれば、簡潔な構成でフェンダパネルの支持と荷重吸収との両立が可能な車両用フェンダ支持構造を提供することが可能となる。
本発明の実施例に係る車両用フェンダ支持構造の概要を示した図である。 図1(b)のフェンダアッパブラケットの付近の斜視図である。 図2(b)のフェンダアッパブラケットを各方向から示した斜視図である。 図2(b)のフェンダアッパブラケットを側方から示した図である。 図2(a)の当該支持構造のB-B断面図である。 図2(a)のフェンダアッパブラケットを上方から見た図である。
本発明の一実施の形態に係る車両用フェンダ支持構造は、車両のフロントフードに隣接するフェンダパネルを支える車両用フェンダ支持構造において、車両のダッシュパネルの脇のダッシュサイドパネルから車両前方のフロントフードの下方にまで突出したベースブラケットと、ベースブラケットの上部に接合されてフェンダパネルを支えるフェンダアッパブラケットとを備え、フェンダアッパブラケットは、フェンダパネルが固定される天面部と、天面部の前後両端から下方に屈曲してベースブラケットの上部に接合される一対の脚部とを有し、一対の脚部のそれぞれは、天面部から下方に延びた立壁部と、立壁部の下端から屈曲してベースブラケットに面接触する脚部フランジと、立壁部から脚部フランジにかけての車幅方向内側に形成された切欠部とを有することを特徴とする。
上記構成によれば、接触物がフェンダパネルに触れたときの荷重は、フェンダアッパブラケットの天面部にかかる。すると、フェンダアッパブラケットは、脚部の切欠部を起点に座屈し、脚部の立壁部が前方または後方に倒れるような挙動で変形する。したがって、上記構成によれば、構成をなるべく簡潔にしつつ、フェンダアッパブラケットの変形によってフェンダパネルにかかる荷重を吸収し、接触物に与える負荷を抑えることができる。
上記の一対の脚部のうち後側の脚部の立壁部の高さは、前側の脚部の立壁部よりも高く、天面部は、車両後方へ向かって上方に傾斜して延びていてもよい。
上記の天面部は前傾姿勢になり、上方から荷重がかかったときに後方へ倒れるように移動する。このように、上記構成によれば、天面部の変形挙動を規制することで、フェンダアッパブラケットの荷重吸収性能を向上させることが可能になる。
上記の天面部は、上方から見てベースブラケットよりも車幅方向外側に延びている延長領域を有し、延長領域に、フェンダパネルが固定される固定部が設けられていてもよい。
上記構成によれば、フェンダアッパブラケットが倒れるように変形したとき、固定部のベースブラケットへの接触を避けることができる。これによって、例えば固定部にボルト等の締結具を使用した場合に締結具がベースブラケットに干渉することを避け、天面部がベースブラケットに接触するまでの移動距離をより多く確保して荷重吸収性能を向上させることができる。
上記のフェンダアッパブラケットはさらに、天面部の側縁に沿って下方に屈曲し一対の脚部の立壁部それぞれの側縁にまで連続して形成された側部フランジを有し、側部フランジのうち天面部と立壁部との内角の部分の寸法は、側部フランジの他の領域よりも小さくなっているとよい。
上記構成によれば、側部フランジによって天面部および立壁部の剛性を確保しつつ、内角の側部フランジを小さくすることで、天面部と立壁部との間の角に変形を誘発させることができる。すなわち、上記構成によっても、フェンダアッパブラケットが荷重を受けたときの変形挙動を規制することが可能になる。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施例について詳細に説明する。かかる実施例に示す寸法、材料、その他具体的な数値などは、発明の理解を容易とするための例示に過ぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
図1は、本発明の実施例に係る車両用フェンダ支持構造(以下、支持構造100)の概要を示した図である。図1(a)は、当該支持構造100が設置された車両102の前部左側を見た図である。以下、図1その他の本願のすべての図面において、車両前後方向をそれぞれ矢印F(Forward)、B(Backward)、車幅方向の左右をそれぞれ矢印L(Leftward)、R(Rightward)、車両上下方向をそれぞれ矢印U(upward)、D(downward)で例示する。
本実施例に係る支持構造100は、主に車両102のフェンダパネル104を支える役目を果たしている。フェンダパネル104は、車両のフロントフード106の車幅方向外側に隣接してフロントタイヤ107の上側を覆うように設置される。
フェンダパネル104は、周囲のフロントフード106やヘッドライト108等の部材と見切り線(例えば見切り線L1)を形成する。部材同士の境界である見切り線を均一の幅に精度よく形成することは、車両102の美観を向上させるために重要である。また、フェンダパネル104は、緊急時において歩行者等の接触物が接触しやすい部位でもある。これらを考慮して、当該支持構造100は、フェンダパネル104の位置決め精度の向上と荷重吸収性能の向上との両立を図っている。
図1(b)は、図1(a)のフェンダパネル104のA部の拡大図である。当該支持構造100が備えるフェンダアッパブラケット112は、フェンダパネル104の上部を支える部材である。フェンダアッパブラケット112は、フェンダパネル104の上部の窪むように湾曲した縁部110に沿って設置されている。フェンダアッパブラケット112は、フェンダパネル104の縁部110の付近を支えることで、フェンダパネル104とフロントフード106との見切り線L1を精度よく形成可能にする。
図2は、図1(b)のフェンダアッパブラケット112の付近の斜視図である。図2(a)は、フロントフード106を外してフェンダアッパブラケット112を示した図である。フェンダアッパブラケット112は、フェンダパネル104の縁部110のフランジ114がボルト等の締結具を利用して固定され、フランジ114を下方から支える。
図2(b)は、図2(a)のフェンダパネル104を外してフェンダアッパブラケット112等の部材を示した図である。フェンダパネル104の内側には、基礎になる部材として、ダッシュサイドパネル116が設けられている。ダッシュサイドパネル116は、ダッシュパネルの両脇であってAピラーの根本付近に設けられているパネル状の部材である。
フェンダアッパブラケット112は、ダッシュサイドパネル116に設けられたベースブラケット118の上部に設置されている。ベースブラケット118は、ダッシュサイドパネル116の前端付近の車幅方向外側に溶接等によって接合され、ダッシュサイドパネル116から車両前方のフロントフード106(図1(a)参照)の下方に突出するように設置されている。
ベースブラケット118の前端付近は、下方からフェンダアッパブラケットエクステンション122およびエプロンサイドメンバ120によって支えられている。エプロンサイドメンバ120は、ベースブラケット118の下方にて、ダッシュサイドパネル116から車両前方に突出するように設置されている。
フェンダアッパブラケットエクステンション122は、下端のフランジ124がエプロンサイドメンバ120の上部に接合され、上端がベースブラケット118の車幅方向外側のフランジ126の内側に接合される。フェンダアッパブラケットエクステンション122は、フランジ124、126を利用して、エプロンサイドメンバ120およびベースブラケット118に対して、前後上下に位置を調節しやすくなっている。フェンダアッパブラケットエクステンション122は、ベースブラケット118を介してフェンダアッパブラケット112の位置決めを行いやすくし、見切り線L1(図1(b)参照)の精度向上に役立っている。
ベースブラケット118の近傍には、フロントフード106(図1(a)参照)を支えるアーム状のフードヒンジブラケット128なども設けられている。フードヒンジブラケット128は、フェンダアッパブラケット112よりも車幅方向内側に設けられていて、フェンダアッパブラケット112とは干渉が避けられている。
図3は、図2(b)のフェンダアッパブラケット112を各方向から示した斜視図である。図3(a)は、図2(b)と同じ方向からフェンダアッパブラケット112を拡大して示した図である。フェンダアッパブラケット112は、台座状の部材であり、フェンダパネル104が固定される天面部130と、ベースブラケット118に固定される前後一対の脚部132、134を有している。
天面部130は、複数の貫通孔(固定部166a~166c、および固定部168等)が車幅方向に二列になるよう形成されている。フェンダパネル104(図2(a)参照)のフランジ114は、天面部130の車幅方向外側の固定部166a~166cにボルト等を使用して固定される。
図1(b)に示したように、フェンダアッパブラケット112は、車両側方から見たとき、天面部130がフェンダパネル104とフロントフード106との見切り線L1の範囲内に位置するよう配置される。このとき、天面部130は、フェンダパネル104の縁部110と平行になるように配置される。これら構成によって、見切り線L1を精度よく形成することが可能になっている。
図3(a)の一対の脚部132、134のうち、前側の脚部132は天面部130の前端から下方に屈曲し、後側の脚部134は天面部の後端から下方にして、ベースブラケット118の上部に溶接等によって接合される。脚部132、134は、天面部130から屈曲して下方に延びた立壁部136、138と、立壁部136、138の下端から屈曲してベースブラケット118に面接触して接合される脚部フランジ140、142を有している。
フェンダアッパブラケット112には、車幅方向外側の側部に側部フランジ144が形成され、車幅方向内側の側部に側部フランジ146(図4(b)参照)が形成されている。側部フランジ144、146は、天面部130の側縁に沿って下方に屈曲しつつ、一対の脚部132、134の立壁部136、138それぞれの側縁にまで連続して形成されている。
フェンダアッパブラケット112には、切欠部148、150が設けられている。切欠部148、150は、立壁部136、138から脚部フランジ140、142にかけての車幅方向外側の所定範囲を切り欠くことで形成されている。切欠部148、150を設けることで、立壁部136、138は天面部130よりも車幅方向の寸法が細くなっている。切欠部148、150の形成は、フェンダアッパブラケット112の軽量化に役立っている。
図3(b)は、図2(b)のフェンダアッパブラケット112を車幅方向内側から拡大して示した図である。フェンダアッパブラケット112の車幅方向内側には、立壁部136、138から脚部フランジ140、142にかけて、切欠部152、154が形成されている。切欠部152、154は、立壁部136、138と脚部フランジ140、142との間の屈曲箇所を座屈しやすくさせ、フェンダアッパブラケット112の荷重吸収性能を向上させる。
切欠部152、154を設けることで、天面部130にフェンダパネル104からの荷重がかかったとき、立壁部136、138と脚部フランジ140、142との間の屈曲箇所が座屈しやすくなる。この座屈によって、フェンダアッパブラケット112は天面部130がベースブラケット118に近づくように移動してフェンダパネル104(図2(a)参照)からの荷重を吸収し、フェンダパネル104が接触物に与える負担を減らすことが可能になる。
切欠部152、154の範囲には、側部フランジ146は形成されていない。すなわち、天面部130は側部フランジ146によって剛性が高められていて、フェンダパネル104(図2(a)参照)からの荷重は立壁部136、138と脚部フランジ140、142との屈曲箇所に集中しやすくなっている。また、天面部130の剛性を高めることで、フェンダパネル104を好適に支え、見切り線L1(図1(b))の精度向上を十全に果たすことが可能になる。
図4は、図2(b)のフェンダアッパブラケット112を側方から示した図である。図4(a)は、図2(a)のフェンダアッパブラケット112を車幅方向外側から見た図である。前後の脚部132、134は、高さが異なっている。具体的には、後側の脚部134の立壁部138の高さH2は、前側の脚部132の立壁部136の高さH1よりも高く設定されている(H2>H1)。これによって、天面部130は、車両後方へ向かって上方に傾斜して延びている。
上記構成によって、天面部130は前側が低い前傾姿勢になるため、天面部130に上方から荷重がかかったときに後方に向かう力が生まれる。これによって、立壁部136、138が後方へ倒れるように座屈し、天面部130も後方へ移動する。このように、後側の立壁部138を前側よりも高くすることで、天面部130の変形挙動を任意の方向に規制することができ、これによってフェンダアッパブラケット112の荷重吸収性能を向上させることが可能になる。
なお、他の例として、前側の立壁部136の高さを、後側立壁部138よりも高く設定することも可能になる。これによって、天面部130は、車両後方へ向かって下方に傾斜した形状になる。この構成によれば、天面部130に上方から荷重がかかったときに前方に向かう力が生まれ、立壁部136、138が前方へ倒れるように座屈し、天面部130も前方へ移動する。この構成によっても、フェンダアッパブラケット112の荷重吸収性能を向上させることが可能である。
側部フランジ144は、天面部130から下方へ屈曲し、天面部130から壁状に立った形状になっている。ここで、側部フランジ144のうち、天面部130と立壁部136、138との内角に位置する内角部156a、156bの寸法、すなわち内角部156a、156bのフランジとしての高さ寸法は、側部フランジ144の他の領域よりも小さくなっている。この構成によれば、側部フランジ144によって天面部130および立壁部136、138の剛性を確保しつつ、内角部156a、156bの寸法を局所的に小さくすることで、天面部130と立壁部136、138との間の角に変形を誘発させ、これによってフェンダアッパブラケット112が荷重を受けたときの変形挙動を任意の方向に規制することが可能になる。
図4(b)は、図2(a)のフェンダアッパブラケット112を車幅方向内側から見た図である。車幅方向内側の側部フランジ146においても、天面部130と立壁部136、138との内角に位置する内角部158a、158bの寸法は、側部フランジ146の他の領域よりも小さくなっている。この構成によっても、天面部130と立壁部136、138との間の角に変形を誘発させ、これによってフェンダアッパブラケット112が荷重を受けたときの変形挙動を任意の方向に規制することが可能になる。
図5は、図2(a)の当該支持構造100のB-B断面図である。フェンダアッパブラケット112は、フロントフード106の下方に位置する。したがって、車両走行中において、フェンダアッパブラケット112は、接触物がフェンダパネル104(図1(a))に触れたときの荷重だけでなく、接触物がフロントフード106に触れたときの荷重も吸収することができる。
フロントフード106に接触物が接触した場合、フロントフード106は下方に押し下がり、フェンダアッパブラケット112の天面部130に接触する。この場合においても、フェンダアッパブラケット112は、脚部132、134の切欠部152、154(図3(b)参照)を起点に座屈し、脚部132、134の立壁部136、138が後方に倒れるような挙動で変形する。したがって、フェンダアッパブラケット112の変形によってフロントフード106にかかる荷重を吸収し、フロントフード106から接触物に与える負荷を抑えることが可能となる。
なお、フェンダアッパブラケット112が設置されるベースブラケット118の上部には、貫通孔160、162が設けられている。これら貫通孔160、162は、フェンダアッパブラケット112の天面部130の固定部168が倒れ込む位置に形成されている。これによって、例えばフェンダアッパブラケット112が変形したとき、固定部168に使用されるボルト170を貫通孔160に通して避けることができる。この構成によれば、ボルト170がベースブラケット118に干渉することを防ぎ、フェンダアッパブラケット112が変形するときの移動距離をより長く確保して、フェンダアッパブラケット112の荷重吸収性能を維持することが可能になる。
図6は、図2(a)のフェンダアッパブラケット112を上方から見た図である。天面部130の固定部166a~166cは、天面部130のうち延長領域164に設けられている。延長領域164は、上方から見てベースブラケット118よりも車幅方向外側に延びている部位である。
上記構成によれば、フェンダアッパブラケット112が倒れるように変形したとき、固定部166bのベースブラケット118への接触を避けることができる。これによって、例えば固定部166bにボルト等の締結具を使用した場合に締結具がベースブラケット118に干渉することを避け、天面部130がベースブラケット118に接触するまでの移動距離をより多く確保して荷重吸収性能を向上させることができる。
以上のように、当該支持構造100によれば、簡潔な構成のフェンダアッパブラケット112を利用して、フェンダパネル104(図1(b)参照)の見切り線L1の精度向上を達成しつつ、緊急時にはフェンダアッパブラケット112をあえて変形させてフェンダパネル104およびフロントフード106にかかる荷重を吸収し、歩行者等の接触物に与える負荷を抑えることが可能になる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は、車両用フェンダ支持構造に利用することができる。
100…支持構造、102…車両、104…フェンダパネル、106…フロントフード、108…ヘッドライト、110…縁部、112…フェンダアッパブラケット、114…フランジ、116…ダッシュサイドパネル、118…ベースブラケット、120…エプロンサイドメンバ、122…フェンダアッパブラケットエクステンション、124…フランジ、126…フランジ、128…フードヒンジブラケット、130…天面部、132、134…脚部、136、138…立壁部、140、142…脚部フランジ、144、146…側部フランジ、148、150…切欠部、152、154…切欠部、156a、156b…内角部、158a、158b…内角部、160、162…貫通孔、164…延長領域、166a、166b、166c…固定部、168…固定部、170…ボルト、L1…見切り線

Claims (4)

  1. 車両のフロントフードに隣接するフェンダパネルを支える車両用フェンダ支持構造において、
    前記車両のダッシュパネルの脇のダッシュサイドパネルから車両前方の前記フロントフードの下方にまで突出したベースブラケットと、
    前記ベースブラケットの上部に接合されて前記フェンダパネルを支えるフェンダアッパブラケットとを備え、
    前記フェンダアッパブラケットは、
    前記フェンダパネルが固定される天面部と、
    前記天面部の前後両端から下方に屈曲して前記ベースブラケットの上部に接合される一対の脚部とを有し、
    前記一対の脚部のそれぞれは、
    前記天面部から下方に延びた立壁部と、
    前記立壁部の下端から屈曲して前記ベースブラケットに面接触する脚部フランジと、
    前記立壁部から前記脚部フランジにかけて車幅方向内側に形成された切欠部とを有することを特徴とする車両用フェンダ支持構造。
  2. 前記一対の脚部のうち後側の脚部の立壁部の高さは、前側の脚部の立壁部よりも高く、
    前記天面部は、車両後方へ向かって上方に傾斜して延びていることを特徴とする請求項1に記載の車両用フェンダ支持構造。
  3. 前記天面部は、上方から見て前記ベースブラケットよりも車幅方向外側に延びている延長領域を有し、
    前記延長領域に、前記フェンダパネルが固定される固定部が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の車両用フェンダ支持構造。
  4. 前記フェンダアッパブラケットはさらに、前記天面部の側縁に沿って下方に屈曲し前記一対の脚部の立壁部それぞれの側縁にまで連続して形成された側部フランジを有し、
    前記側部フランジのうち前記天面部と前記立壁部との内角の部分の寸法は、該側部フランジの他の領域よりも小さくなっていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の車両用フェンダ支持構造。
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