JP7406518B2 - 圧力調整弁 - Google Patents

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Description

本発明は、調整ばね及び感圧部材を備える圧力調整弁に関する。
圧力調整弁において、調整ばね及び感圧部材を備えることにより、圧力変動に応じて、弁開度を制御することが行われてきた。
例えば、図6には、調整ばね及び感圧部材として、それぞれ、コイルスプリング及び感圧ベローズを採用した圧力調整弁(以下、「従来の圧力調整弁」という)が示されている。この従来の圧力調整弁300は、弁ハウジング310に流入管301及び流出管302を接続し、この間を連通する弁室311内に、弁座318に対して離接可能なボール弁330を設けている。また、従来の圧力調整弁300は、ボール弁330を閉弁する方向に付勢する感圧ユニット340及び調整ばねユニット350と、ボール弁330を開弁する方向に付勢する整流素子ユニット390と、を備えるものである(特許文献1参照)。ここで、感圧ユニット340は、感圧用ベローズ341と、ベローズ下蓋342と、ベローズ上蓋343と、連結棒345と、から構成される。また、調整ばねユニット350は、ばね受け部材351と、調整ねじ部材352と、ばね受け部材351及び調整ねじ部材352の間に挟持される調整ばね353と、から構成される。
特開平6-229481号公報
まず、感圧ユニット340及び調整ばねユニット350は、互いに連結棒345を介して係合されている。この連結棒345の一端部及び他端部は、それぞれ、弾性部材からなる第1の案内羽根346及び第2の案内羽根355を介して、半径方向に移動可能なベローズ下蓋342及びばね受け部材351へと嵌合されている。また、連結棒345の中央部は、ベローズ上蓋343に設けられる挿通孔343a内を挿通しているが、連結棒345と挿通孔343aとの間は、僅かな間隙が設定されている。この僅かな間隙を介して、感圧用ベローズ341の内部空間には、大気圧が導入される一方、感圧用ベローズ341の外部空間には、二次側圧力P2が導入されている。さらに、整流素子ユニット390は、整流素子391を介して、コイルばね392による付勢力をボール弁330に伝達している。
ここで、従来の圧力調整弁300は、調整ばね353として、コイルスプリングを採用している。このコイルスプリングは、圧縮される際に、巻回された線材が有するピッチ角が全て均一に変化するものではないため、コイルスプリングの中心軸に傾きが生じ、中心軸線Cに沿わない付勢力(サイドフォース)が少なからず生じていた。
したがって、従来の圧力調整弁300に、コイルスプリングを精度よく組付けたとしても、圧縮される際に、コイルスプリングに生じるサイドフォースが、連結棒345に伝達され、連結棒345が中心軸線Cに対して傾いた状態で挿通孔343aと摺動してしまう。これにより、連結棒345と挿通孔343aとの摺動抵抗が増加する問題(以下、「従来の問題点(摺動抵抗の増加)」という)が生じ、ヒステリシスが大きくなっていた。
本発明の目的は、調整ばねに生じるサイドフォースを抑制することにより、摺動抵抗を減少させ、ヒステリシスを低減させることができる調整ばね及び感圧部材を備える圧力調整弁を提供することである。
上記課題を解決するために、圧力調整弁は、弁座を有するバルブ本体と、前記弁座に対して離接可能な弁部を有するニードルと、軸線方向に沿ってたわみ、前記弁部を付勢する感圧部材を有する感圧ユニットと、前記感圧部材を介して、前記弁部を閉弁方向に付勢する調整ばねを有する調整ばねユニットと、前記感圧ユニットと前記調整ばねユニットとの間に、求心作用を有する凹凸係合を形成する接続手段と、を備え、前記調整ばねが、ウェーブスプリングである。
また、上記圧力調整弁であって、前記調整ばねユニットは、凸状部を有するばね受け部材と、凹状部を有する調整ねじ部材と、をさらに備え、前記ウェーブスプリングの前記ニードル側及び前記調整ばねユニット側は、前記凸状部及び前記凹状部にそれぞれ支持され、前記ばね受け部材は、前記接続手段を介して、前記感圧ユニットに対して相対的に回動可能であるものとしてもよい。
また、上記圧力調整弁であって、前記ウェーブスプリングの前記ニードル側と前記ばね受け部材との間に生じる静止摩擦力は、前記ばね受け部材と前記接続手段との間に生じる静止摩擦力より大きく設定されているものとしてもよい。
また、上記圧力調整弁であって、前記ウェーブスプリングの両端部には、それぞれ平坦な環形状の座部が設けられているものとしてもよい。
また、上記圧力調整弁であって、前記ウェーブスプリングが、前記弁部の弁閉状態から弁全開状態まで、線形特性を有するように、ばね定数変曲点を避けて、前記ウェーブスプリングの使用範囲を設定するものとしてもよい。
また、上記圧力調整弁であって、前記ウェーブスプリングは、制御流体から分離された前記バルブ本体のばねケースに収容されているものとしてもよい。
また、上記圧力調整弁であって、制御流体として、二酸化炭素が用いられるものとしてもよい。
また、上記圧力調整弁であって、前記感圧ユニットは、軸線方向に沿って連通する円筒形状の摺動部を有する前記調整ばねユニット側の蓋を、さらに備え、前記接続手段は、軸線方向からみて、円形状の側部を有する接続部材を備え、前記接続部材の前記側部は、前記摺動部に対して点接触するものとしてもよい。
また、上記圧力調整弁であって、前記感圧ユニットは、前記調整ばねユニット側の端部が、前記摺動部に挿通可能に配置される連結棒と、前記ニードル側の端部が、前記連結棒に接続されるとともに、前記調整ばねユニット側の端部が、前記バルブ本体に対し相対変位不能に固定される感圧用ベローズからなる前記感圧部材と、をさらに備え、前記接続手段は、前記調整ばねユニットの前記ニードル側の端部における軸心部に設けられる係合部をさらに含み、前記係合部及び前記接続部材は、前記調整ばねユニット側へと窪む形状及び突出する形状を有し、凹凸係合を形成するものとしてもよい。
本発明によれば、調整ばねに生じるサイドフォースを抑制することにより、摺動抵抗を減少させ、ヒステリシスを低減させることができる調整ばね及び感圧部材を備える圧力調整弁を提供することができる。
本発明の第1の実施形態に係る圧力調整弁の閉弁状態を示す断面図であり、a)は、圧力調整弁の全体図、(b)は、(a)の破線Ibで囲まれる領域の拡大図を、それぞれ表す。 図1のウェーブスプリングの外観を示す斜視図である。 図2のウェーブスプリングの非線形特性を示す荷重-たわみ線図である。 第1の実施形態の変形例に係る圧力調整弁の上部接続手段の部分拡大図である。 第2の実施形態に係る圧力調整弁の閉弁状態を示す断面図である。 従来技術における調整ばね及び感圧部材を備える圧力調整弁の閉弁状態を示す断面図である。
本発明の実施形態について、図1から図5を参照しながら詳細に説明する。ただし、本発明は本実施形態の態様に限定されるものではない。
<用語について>
本明細書の記載において、「上」及び「下」とは、「調整ばねユニット側」及び「ニードル側」を示す。本明細書および特許請求の範囲の記載において、「一端」及び「他端」とは、「ニードル側」及び「調整ばねユニット側」を示す。本明細書および特許請求の範囲の記載において、「感圧用ベローズの有効受圧面積」とは、蛇腹形状の最小内径(感圧用ベローズの中心軸側に突出する蛇腹形状における「谷」部の内径)及び最大内径(感圧用ベローズの中心軸側の中心軸から離れる方向に突出する蛇腹形状の「山」部の内径)の平均内径に基づいて算出した近似値としての受圧面積を示す。本明細書および特許請求の範囲の記載において、「案内可能」とは、「摺動可能」を含むものを示す。本明細書および特許請求の範囲の記載において、「凹凸係合」とは、軸線方向へと窪む形状及び突出する形状がそれぞれ係合するものを示す。
(第1の実施形態)
<圧力調整弁の構成について>
図1を用いて、本発明の第1の実施形態に係る圧力調整弁100aについて説明する。圧力調整弁100aは、バルブ本体5、ニードル(弁体)30、感圧ユニット40、調整ばねユニット50から主に構成される。以下、圧力調整弁100aのそれぞれの構成に、下部接続手段60及び上部接続手段(接続手段)70を加えて順に説明する。なお、圧力調整弁100aにおいて、ニードル30、感圧ユニット40、調整ばねユニット50の順に、一端側から他端側へと間接的に係合した状態で、バルブ本体5へと組付けられる。ここで、詳細は後述するが、本実施形態の圧力調整弁100aは、調整ばね53として、ウェーブスプリングを採用するものである。このウェーブスプリングは、周方向に複数に形成される接触部53t(図2参照)が、ばね中心軸方向に沿って、千鳥状に配置されている。よって、本実施形態の圧力調整弁100aは、ウェーブスプリングが圧縮される際に、複数の接触部53tが常時支点となり、中心軸線Cに沿って付勢力を確実に伝達し、サイドフォースを抑制するため、従来の問題点(摺動抵抗の増加)を解消し、ヒステリシスを低減させることができる。
バルブ本体5は、流入管1及び流出管2に接続される弁ハウジング10と、この弁ハウジング10の他端部にかしめ等により結合されたばねケース20と、から構成される。このバルブ本体5は、真鍮、鉄、アルミニウム、ステンレス等の金属や、ポリフェニレンサルファイド(PPS)等の樹脂材料等、適宜な材質で構成される。
弁ハウジング10は、中空円筒状の部材で、中心軸線Cに沿って貫通する貫通孔を有し、この貫通孔には、流入管1と接続する入口ポート11、ニードル案内孔13、ニードル収容室14、弁室15及びベローズ収容室16が、互いに連通するように設けられる。このニードル案内孔13は、ニードル収容室14より内径が小さく設定されており、ニードル案内孔13とニードル収容室14との接続部には、環状の段部17が設けられる。また、弁室15は、ニードル収容室14より内径が大きく設定されており、弁室15とニードル収容室14との接続部には、環状の弁座18が設けられる。
また、弁ハウジング10は、弁室15から半径方向へと貫通する貫通孔をさらに有し、この貫通孔には、流出管2と接続する出口ポート12が設けられる。これにより、閉弁状態において、弁室15及びベローズ収容室16には、出口ポート12を介して二次側圧力P2が導入できるように構成される。
ばねケース20は、中心軸線Cに沿って貫通する貫通孔を有する中空円筒状の部材で、ばね収容室21が設けられる。また、ばねケース20の他端部の内周側には、雌ねじ部22が設けられ、調整ねじ部材52の外周側に設けられる雄ねじ部52cと、軸方向に移動可能に螺合される。この螺合部を介し、ばね収容室21には常時大気が導入される。
次に、ニードル30について説明する。ニードル30は、軸方向の一端側へ延在する円筒形状のガイド部31と、他端側に設けられる略円錐台形状の弁部32と、ガイド部31と弁部32との間に設けられる環状のばね支持部33と、を備える。また、ニードル30は、ガイド部31を中心軸線Cに沿って延在するとともに、ガイド部31の他端側を半径方向に貫通する内部流路34を有する。このニードル30は、ステンレス等の金属で構成される。
ニードル30のガイド部31が、弁ハウジング10のニードル案内孔13内を軸方向に案内可能に配置される。ここで、ガイド部31の外径とニードル案内孔13の内径との間に形成される間隙は、比較的小さくなるように設定されており、厳密な公差管理が行われている。また、ニードル30は、ニードル30のばね支持部33と弁ハウジング10の段部17との間に挟持された弁ばね6により、常時、開弁方向へと付勢される。このように、ニードル30は、軸方向に安定した状態でガイドされており、中心軸線C方向からみた、ニードル30と弁座18との中心位置は常に一致するため、流量不安定及び弁漏れ性を向上させることができる。
ニードル30の軸方向への移動については、詳細は後述するが、一次側圧力P1と二次側圧力P2との圧力差や、弁部32の他端部に作用する感圧用ベローズ41及び調整ばね53の付勢力や、ばね支持部33に作用する弁ばね6の付勢力などにより生じる。これらの外力により、弁部32が弁座18に対して離接可能に移動し、弁開度が決まる。ここで、連結棒45の段差部45cがベローズ上蓋43と当接することにより、ニードル30の弁閉状態から最大弁リフト状態となる弁全開状態までの最大弁リフト量L1が規定される。なお、本実施形態の圧力調整弁100aにおいては、最大弁リフト状態となる弁全開状態とは別に、連結棒45の段差部45cがベローズ上蓋43と当接する手前に、規定の流量が流れる弁開量の状態となる弁全開状態がある。
続いて、感圧ユニット40について説明する。感圧ユニット40は、感圧用ベローズ(感圧部材)41と、ベローズ上蓋(調整ばねユニット側の蓋)43と、中心軸線Cに沿って延在する一端部及び他端部を有する連結棒45と、から構成される。この感圧用ベローズ41は、中心軸線Cに沿って延在する一端部及び他端部を、連結棒45の一端部及びベローズ上蓋43にそれぞれ接続させるとともに、弁部32を閉弁方向に付勢する。感圧ユニット40は、ステンレス等の金属で構成されており、弁ハウジング10のベローズ収容室16内に収容される。
感圧用ベローズ41は、連結棒45の一端部及びベローズ上蓋43のそれぞれと接続されることにより、感圧用ベローズ41の外部空間には、弁室15及びベローズ収容室16を介して、常時、二次側圧力P2が導入される。一方、感圧用ベローズ41の内部空間には、連結棒45の小径部45bとベローズ上蓋43の挿通孔43aとの間に形成された間隙、及び、接続部材73bとベローズ上蓋43の摺動部43cとの間に形成された間隙を介して、常時大気が導入される。また、この感圧用ベローズ41において、蛇腹形状の山部の外径及び谷部の内径は、弁ハウジング10及び連結棒45のそれぞれと、常時、非接触状態となるように各部の寸法関係が設定される。
連結棒45は、軸方向の一端側へ延在する略円柱形状の大径部45aと、大径部45aから軸方向の他端側へ延在する略円柱形状の小径部45bと、を備える。大径部45aの一端部には、径方向へと突出するとともに、感圧用ベローズ41の一端部が接続されるフランジ部45dが形成される。また、大径部45aと小径部45bとの間には、環状の段差部45cが形成される。
ベローズ上蓋43は、中心軸線Cに沿って同心上に延在し、連結棒45の小径部45bが挿通する挿通孔43aと、感圧用ベローズ41の他端部が接続されるベローズ上蓋接合部43bと、中心軸線Cに沿って同心上に延在し、挿通孔43aより内径が大きく設定されるとともに、連結棒45の小径部45bが挿通し、接続部材73bが摺動する円筒形状の摺動部43cと、を備える。ここで、感圧ユニット40は、バルブ本体5に対して、溶接部wを介して、相対変位不能に固定される。この溶接部wは、ベローズ上蓋43及び弁ハウジング10の他端部同士を、互いに溶接した領域を示す。この溶接部wの軸方向の位置を調整することにより、感圧ユニット40の長さの個体差や、バルブ本体5への組付け誤差などを吸収することができる。
本実施形態において、感圧ユニット40の一端側は、感圧用ベローズ41と連結棒45のフランジ部45dとを接続した構成となっているが、これに限らない。例えば、有蓋形状の下端部を有する感圧用ベローズ41、または、連結棒45の一端部からフランジ部45dを分離した様態のベローズ下蓋を採用し、連結棒45からフランジ部45dを省略するとともに、この有蓋形状の下端部またはベローズ下蓋に、連結棒45の一端部を接続した構成としてもよい。なお、連結棒45の一端部を、有蓋形状の下端部またはベローズ下蓋に対して、半径方向に移動可能な接続形態とすることにより、連結棒45の中心軸線Cに対する傾きや、感圧用ベローズ41の非対称性などを吸収することができる。
本実施形態において、感圧ユニット40の他端側は、感圧用ベローズ41とベローズ上蓋43とを接続した構成となっているが、これに限らない。例えば、フランジ形状の上端部を有する感圧用ベローズ41を採用し、ベローズ上蓋43を省略するとともに、感圧用ベローズ41の上端部における外縁を、バルブ本体5である弁ハウジング10の内壁に相対変位不能に固定し、弁ハウジング10をベローズ上蓋43として用いた構成でもよい。このように、感圧用ベローズ41の上端部を、弁ハウジング10の内壁に固定した場合は、ベローズ上蓋43の挿通孔43a及び摺動部43cは、弁ハウジング10の内壁に形成される。
本実施形態の圧力調整弁100aでは、ニードル30及び感圧ユニット40における軸方向対向面との間に、下部接続手段60を配置している。
この下部接続手段60は、ニードル30及び感圧ユニット40における軸方向対向面に形成される一対の窪み部61,62と、この一対の窪み部61,62の間に、凹凸係合を形成するように挟持されるボール63と、から構成される。この一対の窪み部61,62は、弁部32の上端面及び大径部45aの下端面における軸心部に形成されており、円錐形状の下側窪み部61及び上側窪み部62から構成される。この円錐形状は、中心軸線Cと同心円に形成された底面と、中心軸線C上に位置する頂点とを有している。また、ボール63は、ステンレス等の金属で構成される。
これにより、ニードル30は、弁ハウジング10のニードル案内孔13内に、中心軸線Cに沿って案内可能に配置されるため、下側窪み部61の中心位置は、常時、中心軸線C上に位置している。また、上側窪み部62の中心位置は、下側窪み部61及びボール63を介して、上側窪み部62に求心作用が働くため、中心軸線C上に自立的に配置される。これにより、感圧用ベローズ41の非対称性などに起因した、中心軸線Cに沿わない付勢力が、ニードル30に伝達されることを抑制し、ニードル30の摺動抵抗を減少させることができる。なお、本実施形態において、下側窪み部61、上側窪み部62は、それぞれ円錐形状を有するものであるが、これに限らず、例えば、球面形状を有するものであってもよい。
<調整ばねユニットについて>
調整ばねユニット50は、ばね受け部材51と、調整ねじ部材52と、ばね受け部材51及び調整ねじ部材52の間に挟持され、弁部32を閉弁方向に付勢する調整ばね53と、から構成される。ばね受け部材51及び調整ねじ部材52は、真鍮、鉄、アルミニウム、ステンレス等の金属や、ポリフェニレンサルファイド(PPS)等の樹脂材料等、適宜な材質で構成されており、ばねケース20のばね収容室21内に収容される。この調整ねじ部材52の外周側に設けられる雄ねじ部52cと、ばねケース20の他端部の内周側に設けられる雌ねじ部22とを螺合させ、調整ねじ部材52を軸方向に移動させることにより、調整ばね53の付勢力を調整し、ニードル30が弁開する圧力(設定値)を調整することができる。
<ウェーブスプリングについて>
本実施形態の圧力調整弁100aは、調整ばね53として、多重巻型ウェーブスプリング(以下、「ウェーブスプリング」という)を採用する。図2に示すように、ウェーブスプリングからなる調整ばね53は、断面形状が矩形状の線材を、正弦波形状に所定のピッチで褶曲させ、ばね中心軸に沿う方向に山部53c及び谷部53vを形成するとともに、この線材を上端部53uと下端部53dとの間に、螺旋状に巻回することにより、全体として円筒形状に形成される。このウェーブスプリングは、SUS304等のステンレスからなり、ばね中心軸方向に対向する山部53c及び谷部53vを互いに接触及び離間させる接触部53t及び離間部53sが、巻回方向に交互に形成されるとともに、ばね中心軸方向に沿って、千鳥状に配置されている。
よって、本実施形態の圧力調整弁100aは、ウェーブスプリングが圧縮される際に、複数の接触部53tが常時支点となり、中心軸線Cに沿って付勢力を確実に伝達し、サイドフォースを抑制するため、従来の問題点(摺動抵抗の増加)を解消し、ヒステリシスを低減させることができる。また、ウェーブスプリングが圧縮される際に、接触部53tが支点となる一方、離間部53sがばね中心軸方向にたわむことにより、小線径でばね定数を高めることができる。このため、本実施形態の圧力調整弁100aは、従来の圧力調整弁300と比べ、調整ばね53が軽量化及び低背化されるため、圧力調整弁100aを小型化することができる。
ここで、ウェーブスプリングは、接触部53tを有しているため、この接触部53tに制御流体、油、異物等が付着することにより、接触部53tの摺動抵抗が増減し、その結果、ウェーブスプリングのばね特性が変化してしまうおそれがあった。そのため、本実施形態の圧力調整弁100aのウェーブスプリングは、制御流体等から分離されるとともに、バルブ本体5のばねケース20に収容されているため、ばね特性を変化させずに使用することができる。
ウェーブスプリングの上端部53u及び下端部53dには、上側座部53su及び下側座部53sdとして、正弦波形状が形成されていない平坦な線材が、1周以上巻回されている。
よって、本実施形態において、ウェーブスプリングの上端部53u及び下端部53d(両端部)には、環形状の上側座部53su及び下側座部53sd(座部)が形成されることから、ウェーブスプリングの付勢力を、上側座部53su及び下側座部53sdを介して、周方向に沿って均一に、調整ねじ部材52及びばね受け部材51へと伝達することができる。
<ウェーブスプリングの荷重-たわみ線図について>
ウェーブスプリングにおいて、圧縮により、接触部53tが常時支点となり、離間部53sにたわみが生じることにより、接触部53tにおける山部53cと谷部53vとの接触状態が、線接触状態から面接触状態へと変化する。よって、このウェーブスプリングの荷重-たわみ線図は、非線形特性を有する。
ここで、図3には、例として、2つのばね定数変曲点を含む非線形特性を有するウェーブスプリングの荷重-たわみ特性を示す。この荷重-たわみ特性において、複数の線形特性が、ばね定数変曲点(図3中のたわみが約50%及び約80%に対応)を介して、組み合わされている。
本実施形態の圧力調整弁100aにおいて、ウェーブスプリングが、弁部32の弁閉状態から規定の流量が流れる弁全開状態まで、線形特性を有するように、ばね定数変曲点を避けて、ウェーブスプリングの使用範囲を設定することにより、滑らかな制御が可能となる。具体的には、図3に示すように、ばね定数変曲点を避けた使用範囲(1)及び使用範囲(2)に、ニードル30の弁閉状態から弁全開状態までの弁リフト量に対応するたわみが含まれるように、組み込み時のウェーブスプリングのセット長を設定する。
また、本実施形態の圧力調整弁100aにおいて、1種類のウェーブスプリングにより、様々な制御流体に対応させること、例えば、制御流体として二酸化炭素が用いられる場合には、使用圧力が高くなるため、柔性が小さい使用範囲(2)に設定し、また、制御流体としてHFC、HFOなどの冷媒が用いられる場合には、使用圧力が低くなるため、柔性が大きい使用範囲(1)に設定することができる。
なお、制御流体として二酸化炭素が用いられる場合には、調整ばね53に求められる設計荷重が高くなるため、調整ばね53としてコイルスプリングを採用する場合には、サイドフォースの影響がより顕著に生じるおそれがあった。これに対し、本実施形態における圧力調整弁100aは、調整ばね53としてウェーブスプリングを採用しているため、制御流体として二酸化炭素が用いられたとしても、複数の接触部53tが常時支点となり、中心軸線Cに沿って付勢力を確実に伝達し、サイドフォースをより効果的に抑制できる。よって、本実施形態における圧力調整弁100aは、低圧から高圧までの広い使用圧力範囲においても、ヒステリシスを低減できるため、汎用性を高めることができる。
ここで、本実施形態における圧力調整弁100aの調整ばね53は、従来の圧力調整弁300のコイルスプリングに代えて、ウェーブスプリングを採用するものである。ここで、ウェーブスプリングは、コイルスプリングと比べ、巻き数が極めて多くなっている。よって、従来の圧力調整弁300が有していた、圧縮時におけるコイルスプリングの拡径及び回動に起因する問題が、本実施形態の圧力調整弁100aのウェーブスプリングに、より顕著に生じるおそれがあった。そこで、本実施形態における圧力調整弁100aでは、ウェーブスプリングの支持手段を工夫することにより、圧縮時における拡径及び回動に起因する問題を抑制させている。
まず、従来の圧力調整弁300におけるコイルスプリングの支持手段を説明し、圧縮時におけるコイルスプリングの拡径及び回動に起因する問題について述べる。
<従来の圧力調整弁におけるコイルスプリングの支持手段について>
図6に示すように、従来の圧力調整弁300におけるコイルスプリングの支持手段は、ばね受け部材351のボス部及び調整ねじ部材352のボス部のそれぞれの外径を、コイルスプリングからなる調整ばね353の内径より小さくし、ばね受け部材351及び調整ねじ部材352のそれぞれのボス部を、調整ばね353の下端側及び上端側に挿入させることにより支持していた。ここで、調整ばね353の下端側は、ばね受け部材351を介して、回動可能な連結棒345に支持されているが、調整ばね353に生じるサイドフォースに起因して、連結棒345に傾きが生じていた。これにより、連結棒345と挿通孔343aとの摺動抵抗が増加し、連結棒345に接続されたばね受け部材351は回動困難な状態となっていた。
ここで、調整ばね353は、圧縮により、たわみが増加するにともない、僅かながらではあるが、コイル径が拡大し、下端側及び上端側のボス部に対する間隙が増加するので、径方向にずれ易く、このため傾き易くなるとともに、下端部及び上端部が中心軸線Cを中心に回動し、ばね受け部材351及び調整ねじ部材352に対して摺動するおそれがあった。さらに、調整ばね353をばね中心軸方向からみると、巻き始めまたは巻き終わり部である段付き部(不図示)が、調整ばね353の下端部及び上端部と、この下端部及び上端部と重なる線材との間に形成されている。よって、従来の圧力調整弁300において、調整ばね353の下端部及び上端部は、ばね受け部材351及び調整ねじ部材352に対して、圧縮され、段付き部を擦りながら回動するため、滑らかな回動動作とはならず、調整ばね353に振動を生じさせる問題(以下、「スプリングの問題点(回動による振動)」という)となるおそれがあった。
ここで、仮に、本実施形態における圧力調整弁100aとして、従来の圧力調整弁300におけるコイルスプリングの支持手段はそのままで、単に、コイルスプリングに代えて、ウェーブスプリングを採用するものとする。この場合には、ウェーブスプリングは、コイルスプリングと比べ、巻き数が極めて多いため、圧縮時におけるウェーブスプリングの下端部53d及び上端部53uの回動範囲が大きくなり、スプリングの問題点(回動による振動)がより顕著に生じ、より精度の高い流量調整を行うことが困難となるおそれがあった。
<ウェーブスプリングの支持手段について>
そこで、本実施形態における圧力調整弁100aでは、従来の圧力調整弁300とは全く異なる、ウェーブスプリングの支持手段を採用するものである。このウェーブスプリングの支持手段は、図1に示すように、ばね受け部材51と、調整ねじ部材52と、連結棒45及びばね受け部材51との間に配置された上部接続手段70と、から構成されている。
ばね受け部材51は、中心軸線C方向の他端側に延在するボス部(凸状部)51aと、一端側に設けられ、ウェーブスプリングの下側座部53sd(図2参照)が着座する鍔部(凸状部)51bと、を備える。また、調整ねじ部材52は、中心軸線C方向の一端側に延在する環状壁部(凹状部)52aと、他端側に設けられ、ウェーブスプリングの上側座部53su(図2参照)が着座する上面部(凹状部)52bと、を備える。ここで、本実施形態におけるウェーブスプリングの支持手段は、ばね受け部材51のボス部51aの外径を、ウェーブスプリングの内径より僅かに小さくし、ボス部51aをウェーブスプリングの下端側に挿入させることにより、径方向にはウェーブスプリングが摺動可能な間隙を有し、軸線方向で鍔部51bにウェーブスプリングを支持させている。また、調整ねじ部材52の環状壁部52aの内径を、ウェーブスプリングの外径より僅かに大きくし、ウェーブスプリングの上端側を環状壁部52aに挿入させることにより、径方向には間隙を有し、軸線方向で上面部52bにウェーブスプリングを支持させている。
上部接続手段70は、連結棒45及びばね受け部材51における軸方向対向面に形成される一対の係合部71,72と、この一対の係合部71,72の間に、凹凸係合を形成するように挟持され、球形状を有する接続部材73bと、から構成される。この一対の係合部71,72は、小径部45bの上端面及びばね受け部材51の下端面における軸心部に形成されており、円錐形状の下側係合部71及び上側係合部72から構成される。この円錐形状は、中心軸線Cと同心円に形成された底面と、中心軸線C上に位置する頂点とを有している。また、接続部材73bは、ステンレス等の金属で構成される。
ここで、中心軸線C方向からみて、接続部材73bにおける円形状の側部の半径は、摺動部43cの半径より僅かに小さく設定されているため、接続部材73bの側部と、摺動部43cとの間には、極めて狭い間隙が形成されている。よって、接続部材73bの側部は、摺動部43cと、常に点接触状態になり、半径方向への移動を規制されるため、接続部材73bの中心位置は、常時、中心軸線C上近傍に配置される。また、下側係合部71及び上側係合部72の中心位置は、半径方向への移動が規制されている接続部材73bを介して、下側係合部71及び上側係合部72にそれぞれ求心作用が働くため、中心軸線C上近傍に自立的に配置される。さらに、連結棒45の小径部45bは、挿通孔43aに対して、非接触状態で、中心軸線Cに沿って挿通されるように設定されている。このように、上部接続手段70は、連結棒45が中心軸線Cに対して傾くことを抑制するとともに、摺動部43cとの摺動抵抗を減少させ、ヒステリシスを低減させることができる。
<ウェーブスプリングの支持手段の圧縮時における動作について>
図2に示すように、ウェーブスプリングの上端側及び下端側は、コイルスプリングと同様に、上端部53u及び下端部53dと向き合う上側座部53su及び下側座部53sdに、段付き部53stが形成されている。
まず、図1に示すように、ウェーブスプリングの上端側において、ウェーブスプリングの上側座部53suが、調整ねじ部材52の上面部52bに着座するとともに、ウェーブスプリングの外周面が、調整ねじ部材52の環状壁部52aの内周面と間隙を有して支持されている。よって、ウェーブスプリングが圧縮時に拡径すると、ウェーブスプリングと調整ねじ部材52との間隙が狭くなるために、ウェーブスプリングが径方向にずれ難くなる。これにより、ウェーブスプリングの上端側の段付き部53stが、調整ねじ部材52の上面部52bに対して擦りながら回動し、ウェーブスプリングに振動が生じたとしても、ウェーブスプリングの外周面が、調整ねじ部材52の環状壁部52aの内周面に接触し得るため、ウェーブスプリングに生じた振動を効果的に減衰させることができる。
次に、ウェーブスプリングの下端側において、ウェーブスプリングの下側座部53sdが、ばね受け部材51の鍔部51bに着座するとともに、ウェーブスプリングの内周面が、ばね受け部材51のボス部51aの外周面と間隙を有して支持されている。ここで、ウェーブスプリングの下側座部53sdとばね受け部材51の鍔部51bとの間(面接触)に生じる静止摩擦力は、ばね受け部材51と接続部材(接続手段)73bとの間(環状の線接触)に生じる静止摩擦力より大きく設定されている。さらに、感圧ユニット40と調整ばねユニット50との間には、回動可能な凹凸係合が形成されている。よって、ウェーブスプリングが圧縮されると、ウェーブスプリングの下側座部53sdは、比較的大きな静止摩擦力により、ばね受け部材51の鍔部51bに対して擦ることなく、一体的に回動する。これにより、ばね受け部材51が、上部接続手段70を介して、感圧ユニット40に対して相対的に回動することができる。
したがって、本実施形態の圧力調整弁100aは、ウェーブスプリングの支持手段を有しているため、圧縮時において、ウェーブスプリングの上端側の外周面が、調整ねじ部材52の環状壁部52aの内周面に接触し得るため、ウェーブスプリングに生じた振動を効果的に減衰させることができる。また、圧縮時において、ウェーブスプリングの下端側が、ばね受け部材51に対して、相対移動しないため、段付き部53stにより、ウェーブスプリングに振動が生じることを抑制できる。よって、本実施形態の圧力調整弁100aは、従来の圧力調整弁300が有していた、スプリングの問題点(回動による振動)を解消し、より精度の高い流量調整を行うことができる。
<圧力調整弁の動作について>
圧力調整弁100aの動作について説明する。ここで、圧力調整弁100aが用いられる対象を冷媒回路として説明するが、これに限らない。圧力調整弁100aにおいて、入口ポート11は、高圧(一次側圧力P1)側の流入管1と接続され、出口ポート12は、低圧(二次側圧力P2)側の流出管2と接続される。
(一次側圧力P1が設定値よりも低い場合)
一次側圧力P1が設定値よりも低い場合(例えば、圧縮機の吐出圧力が低下した状態など)には、図1に示すように、弁部32が弁座18に着座しており、閉弁状態となっている。その際、二次側圧力P2は、弁室15を介して、ベローズ収容室16である感圧用ベローズ41の外部空間に導入される。
まず、感圧用ベローズ41には、弁部32が開弁する方向に作用する圧力として、二次側圧力P2×有効受圧面積S1(図1(b)参照)が生じている。ここで、感圧用ベローズ41の有効受圧面積S1とは、蛇腹形状の最小内径及び最大内径の平均内径に基づいて算出した受圧面積である。
次に、ニードル30には、弁部32が開弁する方向に作用する圧力として、一次側圧力P1×受圧面積S2(図1(b)参照)が生じている一方、弁部32が閉弁する方向に作用する圧力として、二次側圧力P2×受圧面積S2(図1(b)参照)が生じている。さらに、ニードル30には、弁部32が閉弁する方向に作用する力として、感圧用ベローズ41による付勢力F1及び調整ばね53の付勢力F2が負荷される。その他に、ニードル30には、弁部32が開弁する方向に作用する力として、弁ばね6の付勢力が負荷される。この弁ばね6による付勢力は、ニードル30の自重を打ち消す程度のものであるため、下記の(式1)には導入しない。
したがって、圧力調整弁100aのニードル30に作用する外力の釣り合いは以下のように表すことができる。
P2×S1+P1×S2=P2×S2+F1+F2 (式1)
ここで、P1:一次側圧力[N/mm2
P2:二次側圧力[N/mm2
S1:感圧用ベローズ41の有効受圧面積[mm2
S2:弁座18に囲まれる弁部32の受圧面積[mm2
F1:感圧用ベローズ41による付勢力[N]
F2:調整ばね53の付勢力[N]
(式1)は、P2×S1+P1×S2-P2×S2=F1+F2へと整理することができる。ここで、感圧用ベローズ41の有効受圧面積S1は、弁座18に囲まれる弁部32の受圧面積S2と一致するように設定される。
したがって、(式1)において、二次側圧力P2によりニードル30に作用する外力は、全て打ち消されることとなり、上式はさらに、P1×S2=F1+F2へと整理することができる。本実施形態の圧力調整弁100aにおいて、感圧用ベローズ41は、有効受圧面積S1の調整が容易なので、この有効受圧面積S1と弁座18に囲まれる弁部32の受圧面積S2とが一致するように設定し、二次側圧力P2の影響を打ち消すことができる。これにより、圧力調整弁100aは、調整ねじ部材52を軸方向に移動させ、調整ばね53の付勢力F2を適切に設定することにより、一次側圧力に変動に応じて、開度を可変に制御することができる。なお、蛇腹形状の最小内径及び最大内径の平均内径に基づいて算出した近似値としての受圧面積(有効受圧面積)に限らず、実験を通じて得た実際の受圧面積を用いて圧力調整弁100aの各部の寸法を設定することもできる。
(一次側圧力P1が設定値よりも高い場合)
一次側圧力P1が設定値((F1+F2)/S2)よりも高い場合(例えば、圧縮機の吐出圧力が上昇した状態など)には、不図示であるが、弁部32が弁座18に離間しており、開弁状態となっている。この際、一次側圧力P1の上昇にともない弁開度が大きくなる。ここで、本実施形態の圧力調整弁100aは、感圧部材として、感圧用ベローズ41を用いることにより、大きな弁リフト量を得ることができる。
本実施形態における圧力調整弁100aは、調整ばね53として、ウェーブスプリングを採用することにより、サイドフォースを抑制することができ、従来の問題点(摺動抵抗の増加)を解消し、ヒステリシスを低減させることができる。また、本実施形態における圧力調整弁100aは、ウェーブスプリングの支持手段として、ウェーブスプリングの一端側及び他端側を、凸状着座部51a,51b及び凹状着座部52a,52bでそれぞれ支持するとともに、感圧ユニット40と調整ばねユニット50との間には、求心作用を有する回動可能な凹凸係合を形成することにより、スプリングが有する問題点(回動による振動)を解消し、より精度の高い流量調整を行うことができる。
(第1の実施形態の変形例)
図4を用いて、本発明の第1の実施形態の変形例に係る圧力調整弁100bについて説明する。第1の実施形態の変形例に係る圧力調整弁100bは、上部接続手段70における球形状を有する接続部材73bと連結棒45の他端側とを一体化するとともに、摺動部43c及び挿通孔43aの内径を同一に設定した点で、第1の実施形態の圧力調整弁100aと相違するが、その他の基本構成は第1の実施形態と同一である。ここで、同一部材には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
第1の実施形態の変形例の上部接続手段(接続手段)170は、ばね受け部材51の上側係合部72と、連結棒145の他端部に一体的に形成される接続部材173bと、から構成される。この円錐形状の上側係合部72と球面形状の接続部材173bとは、中心軸線C方向に対向し、凹凸係合を形成する。また、第1の実施形態の変形例のベローズ上蓋(調整ばねユニット側の蓋)143は、中心軸線Cに沿って同心上に延在し、接続部材173bが摺動する円筒形状の摺動部143cを備える。
ここで、中心軸線C方向からみて、接続部材173bにおける円形状の側部の半径は、摺動部143cの半径より僅かに小さく設定されているため、接続部材173bの側部と、摺動部143cとの間には、極めて狭い間隙が形成されている。よって、接続部材173bの側部は、摺動部143cと、常に線接触状態になるが、ウェーブスプリングの使用により、サイドフォースが抑制されるため、連結棒145の小径部145bの中心位置は、常時、中心軸線C上近傍に配置される。よって、上部接続手段170は、連結棒145が中心軸線Cに対して傾くことを抑制するとともに、摺動部43cとの摺動抵抗を減少させ、ヒステリシスを低減させることができる。
このように、第1の実施形態の変形例に係る圧力調整弁100bでは、第1の実施形態における接続部材73bと連結棒45の他端側とを一体化するとともに、摺動部43c及び挿通孔43aの内径を同一に設定することにより、第1の実施形態と同様の効果(ヒステリシスや回動による振動を低減など)に加え、組立作業や部品管理に対する負担を軽減することができる。
(第2の実施形態)
図5を用いて、本発明の第2の実施形態に係る圧力調整弁200について説明する。第2の実施形態に係る圧力調整弁200は、主に、感圧部材として、感圧用ベローズ41に代えて、感圧用ダイアフラム241を採用するともに、制御流体の流れる方向を逆にした点で、第1の実施形態の圧力調整弁100aと相違するが、その他の基本構成は第1の実施形態と略同一である。ここで、同一部材には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
第2の実施形態の圧力調整弁200が、第1の実施形態の圧力調整弁100aと主に相違する、感圧ユニット240、バルブ本体205、及び、上部接続手段(接続手段)270を順に説明する。
まず、感圧ユニット240は、ステンレス等の金属で構成されており、感圧用ダイアフラム(感圧部材)241と、ダイアフラム下蓋242と、ダイアフラム上蓋(調整ばねユニット側の蓋)243と、感圧用ダイアフラム241の上面に設けた当金244と、中心軸線Cに沿って延在する一端部及び他端部を有する連結棒245と、から構成される。ここで、ダイアフラム下蓋242とダイアフラム上蓋243との間には、感圧用ダイアフラム241が挾持された状態で、ダイアフラム下蓋242、感圧用ダイアフラム241、ダイアフラム上蓋243が、溶接部wを介して、一体的に固定される。
ダイアフラム下蓋242の開口部には、弁ハウジング210の他端部が固定されることにより、感圧用ダイアフラム241の下面により感圧室242aが画定される一方、ダイアフラム上蓋243には、ばねケース20の一端部が固定され、常時大気が導入される。さらに、ダイアフラム上蓋243は、中心軸線Cに沿って同心上に延在する円筒形状の摺動部243cと、ストッパ部243sと、を備える。このストッパ部243sが、当金244と当接することにより、ニードル30の弁閉状態から最大弁リフト状態となる弁全開状態までの最大弁リフト量L2が規定される。
連結棒245は、弁ハウジング210と、連結棒245の他端部近傍に固定された留め輪207との間に挟持された補助ばね208により、常時、開弁方向へと付勢され、連結棒245の平面形状を有する他端部が、感圧用ダイアフラム241の下面に当接される。この補助ばね208による付勢力は、連結棒245が感圧用ダイアフラム241に、常に当接状態で追従し得る程度に設定されている。
次に、バルブ本体205は、流入管201及び流出管202に接続される弁ハウジング210と、この弁ハウジング210の他端部に、感圧ユニット240を介して、結合されたばねケース20と、から構成される。
弁ハウジング210は、中空円筒状の部材で、弁室15から半径方向へと貫通し、流入管201と接続する入口ポート211と、中心軸線Cに沿って貫通し、流出管202と接続する出口ポート212と、中心軸線Cを半径方向にオフセットした位置に形成された均圧穴213と、が設けられる。この均圧穴213により、閉弁状態において、感圧ユニット240の感圧室242aには、入口ポート211を介して一次側圧力P1が導入される。
さらに、上部接続手段270は、当金244及びばね受け部材51における軸方向対向面に形成される一対の係合部271,72と、この一対の係合部271,72の間に、凹凸係合を形成するように挟持され、球形状を有する接続部材73bと、から構成される。この一対の係合部271,72は、当金244の上端面及びばね受け部材51の下端面における軸心部に形成されており、円錐形状の下側係合部271及び上側係合部72から構成される。この円錐形状は、中心軸線Cと同心円に形成された底面と、中心軸線C上に位置する頂点とを有している。
ここで、中心軸線C方向からみて、接続部材73bにおける円形状の側部の半径は、摺動部243cの半径より僅かに小さく設定されているため、接続部材73bの側部と、摺動部243cとの間には、極めて狭い間隙が形成されている。よって、接続部材73bの側部は、摺動部243cと、常に点接触状態になり、半径方向への移動を規制されるため、接続部材73bの中心位置は、常時、中心軸線C上近傍に配置される。また、下側係合部271及び上側係合部72の中心位置は、半径方向への移動が規制されている接続部材73bを介して、下側係合部271及び上側係合部72にそれぞれ求心作用が働くため、中心軸線C上近傍に自立的に配置される。よって、上部接続手段270は、摺動部243cとの摺動抵抗を減少させ、ヒステリシスを低減させることができる。なお、感圧用ダイアフラム241の上下方向の可動範囲(最大弁リフト量L2)は、例えば、0.2mm程度なので、ダイアフラム上蓋243の厚さからなる摺動部243cにより、ガイドが可能となっている。
このように、第2の実施形態に係る圧力調整弁200では、感圧部材として、感圧用ベローズ41に代えて、感圧用ダイアフラム241を採用するともに、制御流体の流れる方向を逆にすることにより、第1の実施形態と同様の効果(ヒステリシスや回動による振動を低減など)に加え、感圧部材や制御流体の流れる方向などを使用用途に合わせることにより、汎用性を高めることができる。
<その他>
本実施形態の圧力調整弁100a、100b、200は、例示する冷媒回路だけでなく、あらゆる流体装置及び流体回路に適用可能であることは言うまでもない。また、本発明は、上述した各形態や、各実施形態、随所に述べた変形例に限られることなく、本発明の技術的思想から逸脱しない範囲で、適宜の変更や変形が可能である。
100a,100b,200 圧力調整弁
5,205 バルブ本体
10,210 弁ハウジング
11,211 入口ポート
12,212 出口ポート
15 弁室
16 ベローズ収容室
18 弁座
20 ばねケース
30 ニードル(弁体)
40,240 感圧ユニット
41 感圧用ベローズ(感圧部材)
43,143 ベローズ上蓋(調整ばねユニット側の蓋)
43a 挿通孔
43c 摺動部
45,245 連結棒
50 調整ばねユニット
51 ばね受け部材
51a ボス部(凸状部)
51b 鍔部(凸状部)
52 調整ねじ部材
52a 環状壁部(凹状部)
52b 上面部(凹状部)
53 調整ばね(ウェーブスプリング)
53c 山部
53d 下端部
53s 離間部
53sd 下側座部
53st 段付き部
53su 上側座部
53u 上端部
53t 接触部
53v 谷部
60 下部接続手段
63 ボール
70,170,270 上部接続手段(接続手段)
71,271 下側係合部
72 上側係合部
73b,173b 接続部材
241 感圧用ダイアフラム(感圧部材)
242 ダイアフラム下蓋
243 ダイアフラム上蓋(調整ばねユニット側の蓋)
244 当金

C 中心軸線
L1,L2 最大弁リフト量

Claims (9)

  1. 弁座を有するバルブ本体と、
    前記弁座に対して離接可能な弁部を有する弁体と、
    軸線方向に沿ってたわみ、前記弁部を付勢する感圧部材を有する感圧ユニットと、
    前記感圧部材を介して、前記弁部を閉弁方向に付勢する調整ばねを有する調整ばねユニットと、
    前記感圧ユニットと前記調整ばねユニットとの間に、求心作用を有する凹凸係合を形成する接続手段と、
    を備え、
    前記調整ばねが、ウェーブスプリングであることを特徴とする圧力調整弁。
  2. 前記調整ばねユニットは、凸状部を有するばね受け部材と、凹状部を有する調整ねじ部材と、をさらに備え、
    前記ウェーブスプリングの前記弁体側及び前記調整ばねユニット側は、前記凸状部及び前記凹状部にそれぞれ支持され、
    前記ばね受け部材は、前記接続手段を介して、前記感圧ユニットに対して相対的に回動可能であることを特徴とする請求項1に記載の圧力調整弁。
  3. 前記ウェーブスプリングの前記弁体側と前記ばね受け部材との間に生じる静止摩擦力は、前記ばね受け部材と前記接続手段との間に生じる静止摩擦力より大きく設定されていることを特徴とする請求項に記載の圧力調整弁。
  4. 前記ウェーブスプリングの両端部には、それぞれ平坦な環形状の座部が設けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の圧力調整弁。
  5. 前記ウェーブスプリングが、前記弁部の弁閉状態から弁全開状態まで、線形特性を有するように、ばね定数変曲点を避けて、前記ウェーブスプリングの使用範囲を設定することを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の圧力調整弁。
  6. 前記ウェーブスプリングは、制御流体から分離された前記バルブ本体のばねケースに収容されていることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の圧力調整弁。
  7. 制御流体として、二酸化炭素が用いられることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の圧力調整弁。
  8. 前記感圧ユニットは、軸線方向に沿って連通する円筒形状の摺動部を有する前記調整ばねユニット側の蓋を、さらに備え、
    前記接続手段は、軸線方向からみて、円形状の側部を有する接続部材を備え、
    前記接続部材の前記側部は、前記摺動部に対して点接触することを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の圧力調整弁。
  9. 前記感圧ユニットは、前記調整ばねユニット側の端部が、前記摺動部に挿通可能に配置される連結棒と、前記弁体側の端部が、前記連結棒に接続されるとともに、前記調整ばねユニット側の端部が、前記バルブ本体に対し相対変位不能に固定される感圧用ベローズからなる前記感圧部材と、をさらに備え、
    前記接続手段は、前記調整ばねユニットの前記弁体側の端部における軸心部に設けられる係合部をさらに含み、
    前記係合部及び前記接続部材は、前記調整ばねユニット側へと窪む形状及び突出する形状を有し、凹凸係合を形成することを特徴とする請求項8に記載の圧力調整弁。
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