JP7402196B2 - 防塵フード - Google Patents

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Description

本発明は、食品、医薬品等を製造する工場等で使用される防塵フードに関する。
従来の防塵フードとして、例えば、特許文献1に示すものが知られている。この特許文献1に示す防塵フードは、着用者の頭部及び後頭部から顎の部分までを覆う袋状のフード本体に、着用者の顔を出すための顔出し部を備え、この顔出し部における左右の側縁部及びこの左右の側縁部下部に連続して備えられた下部側縁部を、着用者の顔に合せて縮小調節可能に設け、上記左右の側縁部及び下部側縁部に沿って備えられた紐体通路に挿通した紐状部材を、前記左右の側縁部の上部からフード本体の後頭部側外面へ誘導する後方向誘導部をフード本体に備え、着用者の額を覆うために顔出し部の上部においてフード本体に備えられた額被覆部材の左右両端部を、左右の側縁部の上部付近に一体的に連結してあり、紐状部材は、下部側縁部の中央部付近に一体的に連結してあるというものである。
特開2010-106372号公報
ところで、上記のような防塵フードは、庇部、及び、マスクの紐を引っ掛ける耳部に、その庇部及び耳部の形状を保形するため、布間に庇芯及び耳芯が設けられ、この庇芯及び耳芯は、ポリエチレン樹脂にて形成されている。
しかしながら、庇芯及び耳芯をポリエチレン樹脂にて形成していると、庇部及び耳部に割れが生じたり、庇部及び耳部が湾曲したりする等の問題が発生し、もって、庇部及び耳部の形状の保形維持が低下してしまうという問題があった。
すなわち、昨今、食中毒防止等の観点から、着用者が防塵フードを自宅に持ち帰って洗濯することが禁止されている。そのため、防塵フードを洗濯するにあたっては、業務用洗濯機で洗濯乾燥することが主流となってきている。
しかしながら、業務用洗濯機は、高温で洗濯乾燥することから、ポリエチレン樹脂が割れたり、或いは、溶けたりする可能性があり、もって、庇部及び耳部に割れが生じたり、湾曲したりする等の問題が発生するという問題があった。また、着用者が作業時に庇部や耳部をいじるなどして、庇部及び耳部に割れが生じたり、湾曲したりする等の問題が発生するという問題もあった。しかして、このように、庇部及び耳部に割れが生じたり、湾曲したりする等の問題が発生することによって、庇部及び耳部の形状の保形維持が低下するといった問題があった。
そこで、本発明は、上述の事情に鑑み、庇部及び耳部の形状の保形維持を向上させることができる防塵フードを提供することを目的としている。
上記本発明の目的は、以下の手段によって達成される。なお、括弧内は、後述する実施形態の参照符号を付したものであるが、本発明はこれに限定されるものではない。
請求項1の発明によれば、少なくとも着用者(H)の頭部を覆うフード本体(2)と、
前記フード本体(2)に設けられ、前記着用者(H)の顔面が露出する開口部(3)と、
前記フード本体(2)に設けられると共に、前記開口部(3)上方に設けられる庇部(5)と、
前記フード本体(2)に設けられると共に、該フード本体(2)両側部(側部被い部2d)に設けられる一対の耳部(6)と、を有し、
前記庇部(5)は、第1の布地(庇表地50、庇裏地51)にて形成されると共に、該第1の布地(庇表地50、庇裏地51)内に第1の芯材(庇芯53)が設けられることによって形成され、
前記耳部(6)は、第2の布地(耳表地60、耳裏地61)にて形成されると共に、該第2の布地(耳表地60、耳裏地61)内に第2の芯材(耳芯63)が設けられることによって形成され、
前記第1の芯材(庇芯53)及び前記第2の芯材(耳芯63)は、シリコン樹脂にて形成されてなることを特徴としている。
請求項2の発明によれば、上記請求項1に記載の防塵フード(1)において、前記第1の布地(庇表地50、庇裏地51)には、複数の庇部用ステッチ(第1庇部用ステッチ54a、第2庇部用ステッチ54b)が形成され、
前記複数の庇部用ステッチ(第1庇部用ステッチ54a、第2庇部用ステッチ54b)は、少なくとも一対の庇部用ステッチ(第1庇部用ステッチ54a、第2庇部用ステッチ54b)が、前記庇部(5)の両側(5c、5d)側で交差してなることを特徴としている。
請求項3の発明によれば、上記請求項1又は2に記載の防塵フード(1)において、前記第2の布地(耳表地60、耳裏地61)には、複数の耳部用ステッチ(第1耳部用ステッチ64a、第2耳部用ステッチ64b)が、前記耳部(6)の形状に合わせて環状に適当間隔置いて形成され、さらに、該複数の耳部用ステッチ(第1耳部用ステッチ64a、第2耳部用ステッチ64b)と交差する複数の交差ステッチ(第1交差用ステッチ65a、第2交差用ステッチ65b)が形成されてなることを特徴としている。
次に、本発明の効果について、図面の参照符号を付して説明する。なお、括弧内は、後述する実施形態の参照符号を付したものであるが、本発明はこれに限定されるものではない。
請求項1の発明によれば、第1の芯材(庇芯53)及び第2の芯材(耳芯63)は、シリコン樹脂にて形成されているから、庇部5及び耳部6の形状の保形維持を向上させることができる。
請求項2の発明によれば、少なくとも一対の庇部用ステッチ(第1庇部用ステッチ54a、第2庇部用ステッチ54b)が、庇部(5)の両側(5c、5d)側で交差しているから、第1の芯材(庇芯53)の両側側を第1の布地(庇表地50、庇裏地51)内にしっかりと固定することができる。これにより、第1の芯材(庇芯53)が第1の布地(庇表地50、庇裏地51)内の所定方向に偏ってしまう事態を低減させることができる。
請求項3の発明によれば、第2の布地(耳表地60、耳裏地61)には、複数の耳部用ステッチ(第1耳部用ステッチ64a、第2耳部用ステッチ64b)が、耳部(6)の形状に合わせて環状に適当間隔置いて形成され、さらに、複数の耳部用ステッチ(第1耳部用ステッチ64a、第2耳部用ステッチ64b)と交差する複数の交差ステッチ(第1交差用ステッチ65a、第2交差用ステッチ65b)が形成されているから、第2の芯材(耳芯63)が全体的に第2の布地(耳表地60、耳裏地61)内により強固に固定されることとなる。これにより、第2の芯材(耳芯63)を第2の布地(耳表地60、耳裏地61)内にしっかりと固定することができ、もって、耳部(6)に頻繁に負荷がかかったとしても、第2の芯材(耳芯63)が第2の布地(耳表地60、耳裏地61)内の所定方向に偏ってしまう事態を低減させることができる。
本発明の一実施形態に係る防塵フードを着用した状態を示す斜視図である。 同実施形態に係る防塵フードを着用した状態を示す側面図である。 (a)は同実施形態に係る防塵フードの正面図、(b)は(a)に示すY-Y線断面図、(c)は(a)に示すZ-Z線断面図である。 同実施形態に係る防塵フードの平面図である。
以下に、本発明に係る防塵フードの一実施形態について、図面を参照して具体的に説明する。なお、以下の説明において、上下左右の方向を示す場合は、図示正面から見た場合の上下左右をいうものとする。
図1及び図2に示すように、防塵フード1は、主に、食品、医薬品等を製造する工場等で作業する作業者等の着用者Hが防塵のために着用するものである。このような防塵フード1は、図1及び図2に示すように、フード本体2と、着用者Hの顔面が露出する開口部3と、スカート部4と、庇部5と、耳部6と、で主に構成されている。以下、各構成について、詳しく説明することとする。
フード本体2は、図1及び図2に示すように、着用者Hの頭部全体及び両耳を被い、更に首部に至る部分まで被うように形成されている。具体的には、図1~図3(a)に示すように、フード本体2は、着用者Hの前頭部を被う前頭部被い部2aと、着用者Hの頭頂部を被う前頂部被い部2bと、着用者Hの後頭部を被う後頭部被い部2cと、着用者Hの左右側頭部及び左右首部を被う左右の側部被い部2dと、で構成されている。なお、この前頭部被い部2a、前頂部被い部2b、後頭部被い部2c、側部被い部2dは、それぞれ、一体となるように縫製糸によって縫い付けられている。
ところで、このように構成されるフード本体2を形成する素材は特に限定されないが、織物、編物、不織布、フィルム素材など、衣料品に使用可能な全てのシート状素材であっても良く、又、織物、編物、不織布等に用いられる繊維も衣料品に使用可能な全てのものを用いても良く、例えば、天然繊維、再生繊維、合成繊維、これらの混合物などが例示される。
開口部3は、図3(a)に示すように、フード本体2の中央部に形成され、図1及び図2に示すように、着用者Hの顔面が露出するように、正面視で縦長楕円形状となるように開口されたものである。そして、図3(a)に示すように、このように形成される開口部3の周縁左右両側部には、側部被い部2dに縫製糸によって縫い付けられている着用者Hの顔面側部を被う顔面側部被い部3aが設けられている。そしてさらに、図1~図3(a)に示すように、開口部3の周縁上部には、前頭部被い部2aに縫製糸によって縫い付けられている着用者Hの眉部を被う眉部被い部3bが設けられている。なお、眉部とは、着用者Hの眉毛及び前髪の全部を含む額部を含むものである。
スカート部4は、図1~図3(a)に示すように、側部被い部2dの下部に縫製糸によって縫い付けられ、着用者Hの肩部を覆うようになっている。なお、このスカート部4は、着用者Hが図示しない防塵服(クリーンウェア)を着用すると、その防塵服内に入れるようになっている。
ところで、スカート部4は前開きできるようになっており、図3(a)に示すように、スカート部4の上部側には、一側端部4a側にメス型のスナップボタン40が縫い付けられ、他側端部4b側にオス型のスナップボタン41が縫い付けられている。しかるに、メス型のスナップボタン40とオス型のスナップボタン41とが嵌り合うことにより、スカート部4は、図3(a)に示すように、前開きが閉止されることとなる。
庇部5は、図4に示すように、平面視円弧状に形成されており、図1~図3(a)及び図4に示すように、前頭部被い部2aの下部に縫製糸によって縫い付けられている。しかして、このような庇部5は、図3(b)に示すように、庇表地50と、庇裏地51と、を有しており、庇表地50の基端縁50aと庇裏地51の基端縁51aを被うように補強布地52を配し、ほつれを防止するパイピング処理が施されている。そして、このような庇表地50と、庇裏地51との間には、庇芯53が全面に亘って配置されている。この庇芯53は、庇部5の形状(本実施形態では、平面視円弧状)を保形する役割を担うもので、シリコン樹脂にて形成されている。なお、庇表地50と、庇裏地51と、補強布地52の素材は、特に限定されないが、織物、編物、不織布、フィルム素材など、衣料品に使用可能な全てのシート状素材であっても良く、又、織物、編物、不織布等に用いられる繊維も衣料品に使用可能な全てのものを用いても良く、例えば、天然繊維、再生繊維、合成繊維、これらの混合物などが例示される。
ところで、庇芯53を形成しているシリコン樹脂は、ポリエチレン樹脂に比べ、耐熱性が高く、柔軟性に優れている。それゆえ、防塵フード1を、業務用洗濯機を用いて洗濯乾燥したとしても、耐熱性が高いことから、シリコン樹脂が割れたり、或いは、溶けたりする可能性が低く、もって、庇部5に割れが生じたり、湾曲したりする等の問題が発生する可能性が低くなる。また、着用者Hが作業時に庇部5をいじるなどしても、柔軟性に優れていることから、庇部5に割れが生じたり、湾曲したりする等の問題が発生する可能性が低くなる。
しかして、庇芯53をシリコン樹脂にて形成するようにすれば、庇部5の形状の保形を維持し続けることが可能となり、もって、庇部5の形状の保形維持を向上させることができる。
他方で、庇芯53を形成しているシリコン樹脂は、柔軟性に優れていることから、庇芯53を、庇表地50と、庇裏地51との間にしっかりと固定しておかなければ、庇芯53が、図4に示す庇部5の上部5a側、下部5b側、左側部5c側、右側部5d側の何れかに偏ってしまう可能性がある。
そこで、本実施形態においては、図4に示すように、庇部用ステッチ54を形成するようにしている。この庇部用ステッチ54は、複数のステッチで構成され、具体的には、第1庇部用ステッチ54aと、第2庇部用ステッチ54bとで構成されている。第1庇部用ステッチ54aは、図4に示すように、庇部5の左側部5c側から右側部5d側に向かって円弧状に形成されている。しかるに、このような円弧状を形成するにあたっては、図3(b)に示すように、庇芯53を庇表地50及び庇裏地51に縫製糸によって縫い付けていくことにより形成されることとなる。
一方、第2庇部用ステッチ54bは、図4に示すように、庇部5の上部5a左側部5c側から上部5a右側部5d側に向かって、第1庇部用ステッチ54aと交差するように円弧状に形成されている。しかるに、このような円弧状を形成するにあたっては、図3(b)に示すように、庇芯53を庇表地50及び庇裏地51に縫製糸によって縫い付けていくことにより形成されることとなる。
しかして、このように、上記のような第1庇部用ステッチ54a及び第2庇部用ステッチ54bを形成し、その形成した第1庇部用ステッチ54a及び第2庇部用ステッチ54bを、図4に示すように、庇部5の左側部5c側及び右側部5d側で交差させるようにすれば、庇芯53の左側部側及び右側部側が庇表地50及び庇裏地51に強固に固定されることとなる。これにより、庇芯53を、庇表地50と、庇裏地51との間にしっかりと固定することができ、もって、庇芯53が、庇部5の上部5a側、下部5b側、左側部5c側、右側部5d側の何れかに偏ってしまう事態を低減させることができる。
耳部6は、図示しないマスクの紐を引っ掛けるものであって、図1~図3(a)に示すように、円形状に形成されており、左右の側部被い部2d(図3(a)参照)にそれぞれ縫製糸によって縫い付けられている。しかして、このような耳部6は、図3(b)に示すように、耳表地60と、耳裏地61と、を有しており、耳表地60の基端縁60aと耳裏地61の基端縁61aを被うように補強布地62を配し、ほつれを防止するパイピング処理が施されている。そして、このような耳表地60と、耳裏地61との間には、全面に亘って耳芯63が配置されている。この耳芯63は、耳部6の形状(本実施形態では、円形状)を保形する役割を担うもので、シリコン樹脂にて形成されている。なお、耳表地60と、耳裏地61と、補強布地62の素材は、特に限定されないが、織物、編物、不織布、フィルム素材など、衣料品に使用可能な全てのシート状素材であっても良く、又、織物、編物、不織布等に用いられる繊維も衣料品に使用可能な全てのものを用いても良く、例えば、天然繊維、再生繊維、合成繊維、これらの混合物などが例示される。
ところで、耳芯63を形成しているシリコン樹脂は、ポリエチレン樹脂に比べ、耐熱性が高く、柔軟性に優れている。それゆえ、防塵フード1を、業務用洗濯機を用いて洗濯乾燥したとしても、耐熱性が高いことから、シリコン樹脂が割れたり、或いは、溶けたりする可能性が低く、もって、耳部6に割れが生じたり、湾曲したりする等の問題が発生する可能性が低くなる。また、着用者Hが作業時に耳部6をいじるなどしても、柔軟性に優れていることから、耳部6に割れが生じたり、湾曲したりする等の問題が発生する可能性が低くなる。
しかして、耳芯63をシリコン樹脂にて形成するようにすれば、耳部6の形状の保形を維持し続けることが可能となり、もって、耳部6の形状の保形維持を向上させることができる。
他方で、耳芯63を形成しているシリコン樹脂は、柔軟性に優れていることから、耳芯63を、耳表地60と、耳裏地61との間にしっかりと固定しておかなければ、耳芯63が、図2の2点鎖線で示すX部分の拡大図に示す耳部6の上部6a側、下部6b側、左側部6c側、右側部6d側の何れかに偏ってしまう可能性がある。
そこで、本実施形態においては、図2に示すように、耳部用ステッチ64を形成するようにしている。この耳部用ステッチ64は、複数のステッチで構成され、具体的には、第1耳部用ステッチ64aと、第2耳部用ステッチ64bとで構成されている。第1耳部用ステッチ64aは、図2に示すように、パイピング処理が施されている補強布地62よりも内側(図2に示す耳部6の中心点O側)に、補強布地62と同心円状で、且つ、補強布地62よりも径小となる円形状に形成されている。しかるに、このような円形状を形成するにあたっては、図3(b)に示すように、耳芯63を耳表地60及び耳裏地61に縫製糸によって縫い付けていくことにより形成されることとなる。
一方、第2耳部用ステッチ64bは、図2に示すように、第1耳部用ステッチ64aより適当間隔をあけた内側(図2に示す耳部6の中心点O側)に、第1耳部用ステッチ64aと同心円状で、且つ、第1耳部用ステッチ64aよりも径小となる円形状に形成されている。しかるに、このような円形状を形成するにあたっては、図3(b)に示すように、耳芯63を耳表地60及び耳裏地61に縫製糸によって縫い付けていくことにより形成されることとなる。
しかして、このように、上記のような第1耳部用ステッチ64a及び第2耳部用ステッチ64bを形成し、その形成した第1耳部用ステッチ64a及び第2耳部用ステッチ64bを、図2に示すように、耳部6の形状に合わせて円形状に適当間隔を置いて形成しているから、耳芯63が全体的に耳表地60及び耳裏地61に強固に固定されることとなる。これにより、耳芯63を、耳表地60と、耳裏地61との間にしっかりと固定することができ、もって、耳芯63が、耳部6の上部6a側、下部6b側、左側部6c側、右側部6d側の何れかに偏ってしまう事態を低減させることができる。
ところで、耳部6は、図示しないマスクの紐を引っ掛ける部分であることから、頻繁に負荷がかかる部分である。そこで、本実施形態においては、耳芯63が全体的に耳表地60及び耳裏地61により強固に固定されるため、図2に示すように、第1耳部用ステッチ64aと、第2耳部用ステッチ64bとに交差する交差用ステッチ65を形成するようにしている。この交差用ステッチ65は、複数のステッチで構成され、具体的には、第1交差用ステッチ65aと、第2交差用ステッチ65bとで構成されている。この第1交差用ステッチ65a及び第2交差用ステッチ65bは、直線状に形成され、耳部6の中心点Oで交わるように十字状に形成されている。これにより、第1交差用ステッチ65a及び第2交差用ステッチ65bは、第1耳部用ステッチ64aと、第2耳部用ステッチ64bとに交差することとなる。なお、このような第1交差用ステッチ65a及び第2交差用ステッチ65bを形成するにあたっては、図3(b)に示すように、耳芯63を耳表地60及び耳裏地61に縫製糸によって縫い付けていくことにより形成されることとなる。
しかして、このように、上記のような第1交差用ステッチ65a及び第2交差用ステッチ65bを形成し、その形成した第1交差用ステッチ65a及び第2交差用ステッチ65bを、図2に示すように、第1耳部用ステッチ64aと、第2耳部用ステッチ64bとに交差させるように形成しているから、耳芯63が全体的に耳表地60及び耳裏地61により強固に固定されることとなる。それゆえ、耳部6に頻繁に負荷がかかったとしても、耳芯63を、耳表地60と、耳裏地61との間にしっかりと固定することができ、もって、耳芯63が、耳部6の上部6a側、下部6b側、左側部6c側、右側部6d側の何れかに偏ってしまう事態を低減させることができる。
しかして、以上説明した本実施形態によれば、庇部5及び耳部6の形状の保形維持を向上させることができる。
なお、本実施形態において示した形状等はあくまで一例であり、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。例えば、本実施形態においては、耳部6を円形状に形成する例を示したが、それに限らず、矩形状、楕円状、三角形状等どのような形状でも良い。なお、この際、第1耳部用ステッチ64a及び第2耳部用ステッチ64bの形状は、耳部6の形状に合わせて(矩形状であれば、矩形状、楕円状であれば楕円状というように)環状に適当間隔を置いて形成するのが好ましい。
また、本実施形態においては、庇部用ステッチ54、耳部用ステッチ64、交差用ステッチ65を複数のステッチで構成する例を示したが、それに限らず、単数のステッチで構成するようにしても良い。しかしながら、単数のステッチで構成した場合、業務用洗濯機を用いた際、縫製糸が溶けてステッチが消失してしまう等の可能性があるため、2以上の複数のステッチで構成した方が好ましい。
1 防塵フード
2 フード本体
2d 側部被い部(フード本体の両側部)
3 開口部
5 庇部
5c 左側部
5d 右側部
50 庇表地(第1の布地)
51 庇裏地(第1の布地)
53 庇芯(第1の芯材)
54 庇部用ステッチ
54a 第1庇部用ステッチ
54b 第2庇部用ステッチ
6 耳部
60 耳表地(第2の布地)
61 耳裏地(第2の布地)
63 耳芯(第2の芯材)
64 耳部用ステッチ
64a 第1耳部用ステッチ
64b 第2耳部用ステッチ
65 交差用ステッチ
65a 第1交差用ステッチ
65b 第2交差用ステッチ

Claims (3)

  1. 少なくとも着用者の頭部を覆うフード本体と、
    前記フード本体に設けられ、前記着用者の顔面が露出する開口部と、
    前記フード本体に設けられると共に、前記開口部上方に設けられる庇部と、
    前記フード本体に設けられると共に、該フード本体両側部に設けられる一対の耳部と、を有し、
    前記庇部は、第1の布地にて形成されると共に、該第1の布地内に第1の芯材が設けられることによって形成され、
    前記耳部は、第2の布地にて形成されると共に、該第2の布地内に第2の芯材が設けられることによって形成され、
    前記第1の芯材及び前記第2の芯材は、シリコン樹脂にて形成されてなる防塵フード。
  2. 前記第1の布地には、複数の庇部用ステッチが形成され、
    前記複数の庇部用ステッチは、少なくとも一対の庇部用ステッチが、前記庇部の両側側で交差してなる請求項1に記載の防塵フード。
  3. 前記第2の布地には、複数の耳部用ステッチが、前記耳部の形状に合わせて環状に適当間隔置いて形成され、さらに、該複数の耳部用ステッチと交差する複数の交差ステッチが形成されてなる請求項1又は2に記載の防塵フード。
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