JP7398942B2 - 吐出装置 - Google Patents

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Description

本発明は吐出装置に関し、特に、容器内に原液と加圧剤とを充填し密閉した加圧製品と、加圧製品に対して着脱可能な吐出部材とを備えた吐出装置に関する。
特許文献1には、原液と加圧剤とが充填された容器に対して、バルブを備える吐出部材を取り付けてなる吐出装置が記載されている。この吐出装置では、吐出部材が容器に対して着脱可能とされている。具体的には、吐出部材が、バルブと、このバルブを覆うキャップとを備えており、キャップを容器の首部外周に設けられたネジに螺合することで、吐出部材が容器に取り付けられている。そのため、原液を全て吐出し終えた後に容器から吐出部材を取り外し、新たな容器に付け替えるといった吐出部材の再利用が可能となっている。
特許文献2には、中央部で内側容器を保持し、外周部で外側容器に超音波溶着される取付スリーブを有し、圧力を受けて内側容器内の流体生成物を分配するデバイスが開示されている。内側容器の上端の筒状の部材には、ステムを除くバルブが挿入されており、バルブは取付スリーブにより筒状の部材内に収容されている。ステムは押しボタンと一体にされている。特許文献3には、外側容器の開口部に封止される弁カップと、弁カップ内に配置される弁アッセンブリを備えたエアゾールディスペンサが開示されている。弁カップの周囲は外側容器の首部の上端に超音波溶着やレーザー溶着、接着剤などで容器本体に固定される。
国際公開第2015/080252号 特許第5138777号公報 特許第5809352号公報
特許文献1の内容物収容容器は、吐出流路を構成するチューブの下端に開封部を取り付けてチューブの開口を閉鎖しており、バルブを備えた吐出部材を取り付けると開封部が脱落して容器とバルブを連通するように構成されている。この内容物収容容器は、内容物を吐出した後は廃棄することを前提としており、一旦開封すると再密封することはできない。そのため、原液が残っている状態で誤って吐出部材を取り外してしまうと、残っていた原液の全量が無駄に吐出されることになる。特許文献2のデバイスはバルブが取付スリーブにより外側容器に固定されているため、バルブを取り外すことができない。特許文献3のエアゾールディスペンサは弁アッセンブリと作動装置との関係については開示がなく、作動装置(吐出部材)を取り外したときの問題および解決策には言及していない。
本発明は、誤って吐出部材を容器から取り外しても原液が無駄に吐出されず、再装着により、使用可能な状態に戻すことができる吐出装置を提供することを技術課題としている。
本発明の吐出装置10は、容器11内に原液Cと加圧剤Pとを充填し密閉した加圧製品11aと、前記加圧製品11aに着脱自在に装着される吐出部材12とを備え、前記吐出部材12が、原液Cの吐出/停止を操作するバルブ21を備え、前記容器11が、容器本体16と、前記容器本体16の開口を塞ぐ蓋体15とを備え、前記蓋体15が、前記吐出部材12の装着時にバルブ21との間でシールを形成するための嵌合筒部15a1と、その嵌合筒部15a1の下部15c、15a7に設けられ、吐出部材12を装着していないときは嵌合筒部15a1の下部15c、15a7の開口15c1を密閉し、吐出部材12の装着によって開封され、吐出部材12の取り外しにより再密閉される密閉弁19、19A、19B、19Cを備えていることを特徴としている。
このような吐出装置10においては、前記密閉弁19、19Cがゴムまたは合成樹脂エラストマー製であり、自然な状態で嵌合筒部15a1の下部(底部)15cの開口15c1の周囲と弾力的に当接してシールし、吐出部材12によって押圧されるとシールを解除する閉鎖部(内周突起19a)と、その閉鎖部より外側に設けられる連通部19dとを有するものが好ましい。前記密閉弁19が、容器本体16の内周面と嵌合筒部15a1の下部外周面とによって挟圧される筒状の外周壁19cを有するものが好ましい。さらに前記容器本体16が、外部容器13とその中に収容される内部容器14とからなり、前記外周壁19cが内部容器14と嵌合筒部15a1とによって挟圧されているものが好ましい。前記密閉弁19、19Cの閉鎖部(19a)が、嵌合筒部15a1の開口15c1の内周縁と当接し、吐出部材12によって押圧されると弾性変形する内周突起19aであることが好ましい。
また、前記密閉弁19Aが、嵌合筒部15a1の下端15a7と密着してシールする上昇位置と、隙間があいてシールが解除される下降位置との間で上下移動自在に設けられているものが好ましい。その場合、前記容器本体16が、外部容器13と、その中に収容される内部容器14とを有し、前記内部容器14が、肩部14cと、その上の首部14dとを有し、その首部14dが上下方向の途中で縮径しており、その縮径している部位が密閉弁19Aの外径より小径とされているものが好ましい。
また、前記嵌合筒部15a1が、下端近辺から内向きに延びる底部15cを有すると共に、その底部15cに前記嵌合筒部15a1の下部の開口15c1が形成されており、前記密閉弁19Bが、前記底部の上面の開口の周囲と係合する係合部19Bfと、前記底部15cの下面と密着して開口15c1をシールするフランジ19Bbと、前記係合部19Bfとフランジ19Bbとを連結する嵌合部19Baとを有し、前記密閉弁19Bが、前記フランジ19Bbが底部15cの下面と密着する上昇位置と、フランジ19Bbと底部15cの下面との間に隙間ができる下降位置との間で上下移動自在に設けられているものであってもよい。
前述の吐出装置10においては、前記嵌合筒部15a1の下部に、密閉弁19Cを支持する保持部材29aが設けられているものが好ましい。その場合、前記嵌合筒部15a1の下端から下方に延びるチューブ状の通路部材29を有し、前記保持部材29aがその通路部材29の上端近辺に設けられているものが好ましい。
本発明の吐出装置は、容器本体の開口を塞ぐ蓋体が、吐出部材の装着時にバルブとの間でシールを形成するための嵌合筒部を備えており、また、嵌合筒部の下部に、吐出部材の装着によって開封され、吐出部材の取り外しにより再密閉される密閉弁を備えているので、吐出部材を装着する際にはバルブと嵌合筒部との間でシールが形成されている状態で密閉弁が開封され、原液が流出しない。また、原液が残っている状態で使用者が誤って吐出部材を容器から外そうとしても、バルブと嵌合筒部との間でシールが形成されている状態で密閉弁が再密閉されるため、原液の流出を阻止することができる。そして使用者が吐出部材を再装着することにより密閉弁を開き、吐出部材によって残っている原液を吐出することができる。そのため原液を無駄なく使用することができる。
このような吐出装置において、前記密閉弁がゴムまたは合成樹脂エラストマー製であり、自然な状態で嵌合筒部の下部の開口の周囲と弾力的に当接してシールし、吐出部材によって押圧されるとシールを解除する閉鎖部と、その閉鎖部の外側に設けられる連通部とを有する場合は、簡易な構成で密閉弁を構成することができる。前記密閉弁が、容器本体の内周面と嵌合筒部の下部外周面とによって挟圧される筒状の外周壁を有する場合は、密閉弁が安定に保持され、密閉弁を確実に開封することができる。また、容器本体と蓋体の下部の間が外周壁によってシールされているので、蓋体を超音波溶着するときは、超音波振動により原液の一部が霧化されて、その蒸気が溶着する部位まで上がってきて超音波溶着を妨げることが抑制される。その場合、さらに前記容器本体が、外部容器とその中に収容される内部容器とからなり、前記外周壁が内部容器と嵌合筒部とによって挟圧されている場合は、外部容器と内部容器の間に加圧剤を充填するときに加圧剤が内部容器内に入り込むのを抑制することができる。前記密閉弁の閉鎖部が、嵌合筒部の開口の内周縁と当接し、吐出部材によって押圧されると弾性変形する内周突起である場合は、閉鎖状態および開封状態が安定する。
前記密閉弁が、嵌合筒部の下端と密着してシールする上昇位置と、隙間があいてシールが解除される下降位置との間で上下移動自在に設けられている場合は、密閉弁に弾性変形が要求されず、材質の選択の自由度が高い。そのため、蓋体と同系統の材料とすれば廃棄時の分別が不要となり、環境負荷の低減に寄与することができる。前記容器本体が、外部容器と、その中に収容される内部容器とを有し、前記内部容器が、肩部と、その上の首部とを有し、その首部が上下方向の途中で縮径しており、その縮径している部位が前記密閉弁の外径より小径とされている場合は、内部容器内のヘッドスペースが小さくなり、部品点数が少なくて済む。また、密閉弁が下降位置にある際には縮径している部分により保持されて位置が安定し、上昇位置に戻る際には確実にシールすることができる。さらに、密閉弁の落下が防止される。
前記嵌合筒部が、下端近辺から内向きに延びる底部を有すると共に、その底部に前記嵌合筒部の下部の開口が形成されており、前記密閉弁が、密閉弁の下降時に前記底部の上面の開口の周囲と係合する係合部と、上昇時に前記底部の下面と密着して開口をシールするフランジと、前記係合部とフランジとを連結する連結部とを有し、前記密閉弁が、前記係合部が底部の上面の開口の周囲と係合する下降位置と、前記フランジが底部の下面と密着する上昇位置との間で上下移動自在に設けられている場合は、シンプルな構造で密閉弁を有する吐出装置を構成することができる。
前述の吐出装置10において、前記嵌合筒部15a1の下部に、密閉弁19Cを支持する保持部材29aが設けられている場合は、開封時や開封後に密閉弁19Cの脱落を防止することができる。前記嵌合筒部15a1の下端から下方に延びるチューブ状の通路部材29を有し、前記保持部材29aがその通路部材29の上端近辺に設けられている場合は、保持部材29aを蓋体15と一体化しやすく、通路部材29をディップチューブとすることができる。
図1Aは吐出装置を示す断面図、図1Bはその吐出装置で用いる容器本体の断面図である。 図2Aは吐出部材の要部断面図、図2Bは加圧製品の要部断面図である。 図3Aは吐出製品の開封状態を示す要部断面図、図3Bは開封後にキャップを緩めた状態を示す要部断面図である。 図4Aは加圧製品の他の実施形態を示す要部断面図、図4Bは吐出製品の開封状態を示す要部断面図である。 図5Aは加圧製品のさらに他の実施形態を示す要部断面図、図5Bは吐出製品の開封状態を示す要部断面図である。 図6Aは加圧製品のさらに他の実施形態を示す要部断面図、図6Bは吐出製品の開封状態を示す要部断面図である。
図1Aに示す吐出装置10は、二重加圧容器(容器)11と、吐出部材12と、二重加圧容器11に充填された原液(内容物)Cおよび加圧剤Pとからなる。二重加圧容器11に原液Cと加圧剤Pを充填したものが加圧製品11aである。加圧製品11aと吐出部材12は組み立て前のセット品として(図1A参照)、あるいは半分組み立てた未開封の状態(後述するキャップ20と外部容器13の雄ネジ13eとを緩く螺合させた状態)で販売される。加圧製品11aは吐出部材12と共に販売されるほか、交換用として単独でも販売される。従って、加圧製品11aは、吐出部材12を取り付けるまで(吐出部材12によって開封されるまで)は、充填された原液Cや加圧剤Pが漏れ出さないよう密閉されている。吐出部材12についても単独で販売されることがある。
前記二重加圧容器11は、外部容器13と、その内部に収容されている可撓性を有する内部容器14と、外部容器13と内部容器14を封止する蓋体(封盤、プラグ)15と、蓋体15の底部の開口15c1を閉じる密閉弁19とからなる。吐出用バルブやポンプは備えていない。外部容器13と内部容器14を組み合わせたものは容器本体16である(図1B参照)。内部容器14の内部は原液Cを充填する原液収容室Scであり、外部容器13と内部容器14の隙間の空間は加圧剤Pを充填する加圧剤収容室Spである。それらは蓋体15によって封止されている。すなわち、この二重加圧容器11は、原液Cと加圧剤Pを分離して収容し、原液Cのみ吐出できるようにしており、それにより圧縮ガスなどの加圧剤Pの漏出を防止できる。
図1Bに示すように、外部容器13は底部13aと、円筒状の胴部13bと、肩部13cと、円筒状の首部13dとからなる。首部13dの外周には雄ねじ13eが形成されている。首部13dの上端面13fは蓋体15を固着できるように略平坦にしている。この実施形態では、外部容器13の底部13aが、下向きに突出する環状の接地面13a1と、その中央に設けられる上向きに突出するドーム部13a2とを備えている。それにより、耐圧性が向上し、落下時などの耐衝撃性も向上する。そのため、単品での流通や宅配便による配送時にも安全である。また、接地面13a1を有するので、平坦な台などの上にそのまま安定して載置することができる。ただし球面状の底面としてもよい。
図2Bに示すように、外部容器13の首部13dの上端面13fには、超音波溶着のときに蓋体15との当接圧を高くして溶解しやすくし、蓋体15と一体にするための溶着部をつくる環状突起13gが形成されている。蓋体15側に環状突起を設けてもよく、両方に設けてもよい。そして上端面13fの内部側または外部側には傾斜部13hが複数個設けられており、超音波溶着のときに溶けた樹脂が冷やされてできた樹脂片がはみ出ないように収容するための空間となる。外部容器13の首部13dの外周に、搬送時や溶着時に吊り持ちする環状のサポート部13d1が設けられている。
図1Bに戻って、内部容器14も外部容器13と同様に、底部14a、胴部14b、肩部14cおよび首部14dからなる。内部容器14の底部14aにも下向きに突出する環状のくぼみ部14a1と、その中央に設けられる上向きに突出するドーム部14a2が形成されている。内部容器14の首部14dの上部14d1は円筒状で、その外面は外部容器13の首部13dの内面との間にわずかな隙間を有している。円筒状の部分の下方には下に向かって細くなるテーパ部14d2が設けられ、その下方に円筒部14d3が設けられている。内部容器14の首部14dの上部14d1の内面は滑らかな円筒面である。内部容器14の底部14aは外部容器13の底部13aと当接しており、加圧剤Pを充填するときや蓋体15を固着するときなどに、内部容器14が下がらないように支持する。
図2Bに示すように、内部容器14の首部14dの上端面14eは外部容器13の上端面13fより突出しており、その突出している部位に外部容器13の上端面13fと係合するフランジ14fが形成されている。フランジ14fの厚さ(半径方向の寸法)は、外部容器13の首部13dの厚さの1/3~1/2程度である。そのため、フランジ14fを外部容器13の首部13dの上端面13fに係合させたとき、外部容器13の首部13dの上端面13fは外側の部分が覆われずに残る。前記外部容器13の上端の環状突起13gは、その外側の部分に設けられている。内部容器14の首部14dの上端面14eにも、超音波溶着のときに蓋体15との当接圧を高くして蓋体15との溶着部をつくるための環状突起14gが形成されている。
内部容器14のフランジ14fの下面には、半径方向に延びる加圧剤充填用の横溝14hが等間隔で4カ所に形成されている。さらに内部容器14の首部14dの円筒状の上部14d1の外周面には、その横溝14hと連通する縦溝14iが形成されている。縦溝14iは横溝14hからテーパ部14d2の上端まで延びている。縦溝14iを設けているので、円筒状の上部14d1を外部容器13の首部13dの内面と嵌合させても、加圧剤Pを加圧剤収容室Sp内に充填しやすい。
外部容器13および内部容器14はいずれもポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリエチレン、ポリプロピレンなどの熱可塑性樹脂製である。これらは、たとえば外部容器用のプリフォームの中に内部容器用のプリフォームを入れ、首部13d、14dの下端より下側を同時にブロー成形することにより製造することができる。とくに所定形状のプリフォームをインジェクション成形し、ついでブロー成形するインジェクション・ブロー成形法が好ましい。この場合、ブロー成形のときも、首部13d、14dはインジェクション成形時の形状および精度が維持される。
前記蓋体15は図2Bに示すように、内部容器14の首部14d内に挿入され、吐出部材12のバルブ21を受け入れる有底筒状の封止部15aと、その上端に連続する環状のフランジ15bとからなる。封止部15aの下部は上部より小径の嵌合筒部15a1としている。封止部15aの底部、すなわち嵌合筒部15a1の底部15cには、円形の開口15c1が設けられており、その開口15c1は嵌合筒部15a1の下部外周に嵌合される密閉弁19によって密閉されている。
密閉弁19は、下側から開口15c1内に入り込んで開口15c1を閉塞する弾性変形可能な薄肉の内周突起19aと、その内周突起19aの下端から外向きに拡がり、嵌合筒部15a1の下端と当接する環状板部19bと、その環状板部19bの外周から立ち上がり、嵌合筒部15a1の外周と密に嵌合する外周壁19cとからなる。内周突起19aは半球状ないし楕円球状を呈し、開口15c1と当接する部位より下側に連通孔19dが形成されている。開口15c1内に下から入り込む内周突起19aに代えて、嵌合筒部15a1の底部15cに弾力的に当接して開口15c1を閉鎖するシート状の閉鎖部とすることもできる。連通孔19dはスリットまたは開口などであってもよい。
密閉弁19は、図3Aのように吐出部材12の開封部27で押されたときに反転変形できる弾性材料、とくに合成樹脂エラストマーやシリコーンエラストマーからなる。合成樹脂エラストマーとしては、たとえばポリエステル系、ポリオレフィン系、ポリウレタン系、ポリスチレン系のエラストマーが好ましい。外部容器13や内部容器14がポリエチレンテレフタレートなどのポリエステルの場合は、ポリエチレン系エラストマーが好ましく、分別しなくても単一素材として廃棄できる。エラストマーに代えて、天然ゴム、あるいは合成ゴムなどのゴムによって形成することもできる。
この実施形態では密閉弁19の外周壁19cは、嵌合筒部15a1と内部容器14の首部14dの円筒部14d3との間で挟圧されている。そして密閉弁19をエラストマーやゴムから形成することにより、外周壁19cを内部容器14内を密閉するシール材として利用できる。そして内部容器14にくびれ部を設け、嵌合筒部15とくびれ部とで外周壁19cを挟圧しているので、原液Cを充填したとき、気相部Gp(ヘッドスペース)が小さくなる。したがって、消費者が使用を開始する際に気相部Gpで圧縮されている気体により原液Cが勢いよく吐出されて飛び散る、吐出時に原液Cに気体が混じり、原液Cが不連続で吐出されるなどの問題が生じにくく、吐出がスムーズになる。特に、原液中にノルマルブタン、イソペンタン、1-クロロ-3,3,3-トリフルオロプロペンなどの沸点が-5~35℃である発泡剤を含有した後発泡性ゲル組成物もしくは後発泡性クリーム組成物を充填した場合であっても、気相部Gpが小さいことにより充填直後の発泡を防止して、ゲル状やクリーム状に吐出することができる。
嵌合筒部15a1の内周面は、基本的には、密閉弁19を開封したとき、バルブ21のシール部材28と密接して原液Cが漏出しないように滑らかな円筒面にすることが好ましい。下に向かって縮径されるテーパ状としてもよい。
蓋体15のフランジ15bは、原液Cや加圧剤Pの充填後、超音波溶着、レーザー溶着、高周波溶着などの溶着によって外部容器13の首部13dの上端面13fおよび内部容器14の首部14dの上端面14eに溶着され、封止される。この実施形態では、内部容器14の上端面14eに環状突起14gが形成され、外部容器13の上端面13fにも環状突起13gが形成されているので、溶着後のシールが確実である。また、気密性を高くするなどの目的で接着してもよい。
嵌合筒部15a1の底部15cを嵌合筒部15c1の下端より少し上に設けているのは、密閉弁19の内周突起19aが入るスペースとするためである。嵌合筒部15a1の径を封止部15aの上部の径より小さくしているのは、嵌合筒部15a1の内面の成形精度を高めるためと、吐出部材12のシール部材28で囲まれる内圧を受ける面積を小さくして蓋体15に加わる上向きの力を弱くするためである。さらに下向きに突出するバルブ保持部18aを収容するスペースを確保するためである。
蓋体15のフランジ15bは、封止部15aの上端から半径方向外向きに拡がる環状円板部17と、その環状円板部17の外縁から下向きに延びる外筒部17aとからなる。環状円板部17の下面は内部容器14の首部14dの上端面14eと当接して溶着部を形成し、シールする部位で、外筒部17aの下面は外部容器13の首部13dの上端面13fと当接して溶着部を形成し、シールする部位である。
蓋体15の材料は外部容器13や内部容器14との熱接合性が高い熱可塑性樹脂が用いられ、溶着強度を高くするため、外部容器13や内部容器14と同じ材料を用いることが好ましい。図1Aに示すように、蓋体15で原液収容室Scと加圧剤収容室Spを封止すると共に、内部容器14または外部容器13のいずれか、あるいは両方に固着することにより、内容物(原液C、加圧剤P)を長期間安全に、漏れないように保管しておくことができる。
原液Cとしては、洗顔剤、洗浄剤、入浴剤、保湿剤、クレンジング剤、日焼け止め、化粧水、シェービング剤、脱毛剤、制汗剤、殺菌消毒剤、害虫忌避剤などの皮膚用品、トリートメント剤、スタイリング剤、染毛剤などの頭髪用品などの人体用品、ホイップクリーム、オリーブオイルなどの食品、消臭剤、芳香剤、洗浄剤、殺虫剤、防虫剤、花粉除去剤、殺菌剤、防カビ剤などの家庭用品、潤滑剤などの工業用品などである。但し、これらの用途に限られるわけではない。
加圧剤Pとしては窒素ガス、圧縮空気、炭酸ガスなどの圧縮ガスが好ましい。加圧剤により二重加圧容器11内の圧力を0.1~0.5MPa(25℃、ゲージ圧)、とくに炭酸飲料と同程度の圧力0.3~0.5MPa(25℃、ゲージ圧)にするのが好ましい。また、外部容器13の容量は30~500mlであることが好ましい。内部容器(原液収容室Sc)14の容量は20~300ml程度が好ましい。加圧剤収容室Spの容量は10~200ml程度が好ましい。
上記のように、二重加圧容器11は部品数が少ないので、安価に製造することができる。そして二重加圧容器11の圧力が低く、炭酸飲料などと同程度であるので、消費者が持ち運んだり、流通業者が配送したりするときに安全である。また、万一、外部容器13にひびが入っても、加圧剤Pが漏れるだけで内部容器14内の原液Cは漏れない。そのため一層安全である。
また、この加圧製品11aは外部容器13と内部容器14が合成樹脂製であり、内部容器14は加圧剤Pで囲まれ、さらに外部容器13で囲まれているので、加圧製品11aの弾力性が高く、落としても割れにくい。また、密閉弁19が内部にあるので、誤って吐出部材を装着する前に密閉弁19が押されて内容物が吐出されるおそれが少なく、一層安全である。
前記吐出部材12は、外部容器13の首部13dの雄ねじ13eと螺合するキャップ(装着部)20と、そのキャップ20に覆われたバルブ21と、バルブ21のステム22に装着される、吐出用ノズルを備えた操作ボタン(アクチュエータ、図1Aの符号23)とからなる。図2Aに示すように、キャップ20は有底筒状で、内周面に雌ねじが形成された、いわゆるネジキャップである。キャップ20とバルブ21とは一体化されており、バルブ21は、キャップ20の締め具合に連動して嵌合筒部15a1内を移動する。すなわち、キャップ20を締めれば、バルブ21は嵌合筒部15a1内に押し込まれ、密閉弁19を開封する。キャップ20を緩めれば、バルブ21は嵌合筒部15a1から抜き出される方向に移動し、密閉弁19は再び密閉する。キャップ20の上底20aの中央には、ステム22を通し、操作ボタン23の基部を通す開口20bが形成されている。操作ボタン23を装着していないキャップ20とバルブ21とは、バルブユニットないしバルブアッセンブリとして扱われる。
バルブ21は、有底筒状のハウジング24と、その内部に上下移動自在に収容される前述のステム22と、そのステム22を上向きに付勢するバネ25と、ステムラバー26と、ハウジング24の上部を保持する筒状のバルブ保持部18aを備えたバルブホルダ18とからなり、原液Cの吐出通路を構成する。ステム22と、バネ25と、ステムラバー26とで、原液Cの吐出状態と非吐出状態とを切り替えるバルブ機構が構成され、ハウジング24と、バルブホルダ18とでこのバルブ機構を収容する収容空間を構成している。
この実施形態では、ハウジング24の下端に、下向きに突出する円柱状の開封部27が設けられており、ハウジング24の下部外周にOリングなどのシール部材28が装着されている。このシール部材28は、開封時および開封後に蓋体15の嵌合筒部15a1の内周面とハウジング24の間をシールするものである。このシール部材28は、上下方向において間隔がほぼ等しい嵌合筒部15a1の内面とハウジング24の外面との間で圧縮されているため、多少上下方向に移動したとしてもシールを維持することができる。開封部27の底面27aは平坦にされている。
この実施形態では、開封部27の径は嵌合筒部15a1の底部15cの開口15c1よりいくらか小さい。それにより開封時は開封部27の底面27aが底部15cに当接して密閉弁19の押し込みを妨げたりすることがない。また、開封した後は、開封部27の底面27aを開口15c1より下方に突出させることができ、原液Cの通路の確保が容易になる(図3A参照)。円柱状の開封部27とハウジング24の下面24aの間には複数枚の補強板27dが放射状に設けられている。補強板27dの数は3~5枚であることが好ましい。補強板27dは側面視で略三角形であり、その下端は開封部27の下端までは達しておらず、開封部27の下端近辺は円柱状のままである。
ハウジング24には、ハウジング24の内部と内部容器14内の原液収容室Scとを連通する通路として、ハウジング24の底板24bを上下に貫通する縦孔24cが設けられている。縦孔24cは隣接する補強板27dの間に形成されている。そのため補強板27dは内容物の吐出を妨げない。縦孔24cは補強板27dと同じ数だけ形成されている。ただし1~2つなど、それより少なくてもよい。縦孔24cの平面形状は、例えば略扇状とすることができる。縦孔24cは複数個設けるのが好ましい。それにより仮に1個の縦孔24cが塞がっても他の縦孔24cで連通できる。
開封部27の底面27aの高さ方向の位置は、キャップ20を外部容器13の雄ねじ13eに1~2回程度螺合させたときに密閉弁19と軽く当接する位置である。したがって出荷時、流通時にはキャップ20を緩く螺合させて密閉弁19を開封せず、シール状態のまま吐出部材12と二重加圧容器11とを仮に結合させておくことができる。
バルブホルダ18は、バルブ保持部18aと、バルブ保持部18aの上端から内側に延びる環状のラバー押さえ18bと、外側に拡がるフランジ18cとを備えており、ラバー押さえ18bの中央にステム22を通す孔18dが形成されている。
使用者が購入した吐出装置10を使用する場合、まずキャップ20を外部容器の雄ねじ13eにねじ込む。それによりキャップ20全体およびバルブ21が下降し、開封部27の底面27aが密閉弁19の内周突起19cを押し下げる。それにより内周突起19cの上部が下向きに反転し、開口15c1のシールが解除され、連通孔19dを介して嵌合筒部15a1内と内部容器14内の原液収容室Scとが連通し、加圧製品11aが開封される。
開口15c1のシールが解除されると、原液Cが漏れる場合がある。しかし、開口15c1よりも下流において、嵌合筒部15a1とハウジング24の間はシール部材28でシールされているので、原液Cは嵌合筒部15a1内に留まり、外部に漏れることがない。また、開封後は内部容器14の内圧がハウジング24を押し上げるように作用するが、キャップ20と外部容器13とが螺合しており、キャップ20の上底20aとバルブホルダ18が二重で支えているため、吐出部材12の飛び出しが抑制される。この状態は、キャップ20によってバルブ21が取り付けられているといえる。また、キャップ20の上底20aの変形が抑制される。
吐出部材12を装着した後、使用者がステム22に取り付けた操作ボタン23を押すと、ステム22が下降してステムラバー26が撓み、ステム孔が開く。原液収容室Sc内の原液Cは内部容器14を介して加圧剤Pによって加圧されているので、連通孔19d、開口15c1、ハウジング24、ステム22および操作ボタン23を経由して外部に吐出される。操作ボタン23から指を離すとステム22が上昇し、吐出が停止する。加圧剤Pを充填している加圧剤収容室Spは蓋体15によって閉じられており、外部や原液収容室Scと連通していないので、吐出操作によって加圧剤Pは外部に漏れることはない。
上記のように使用者が操作ボタン23を押し下げたり離したりすることを繰り返して原液Cが吐出されていくが、原液Cが残っているにも関わらず、使用者が誤ってキャップ20を緩めると、図3Bのように吐出部材12が上昇する。そのとき、ハウジング24の下端の開封部27が上昇するので、密閉弁19の内周突起19aが元の形状に弾力的に復元し、開口15c1を密閉する。それにより原液Cの吐出が抑制される。それにより原液Cの無駄な漏出を防ぐことができる。使用者が誤開封に気づいてキャップ20を締めると、前述と同様に開封部27が密閉弁19の内周突起19aを押し込んで開口15c1を連通させるので、再び押しボタン23による吐出/停止操作ができるようになる。
原液Cを全量吐出した後は、キャップ20を回し、吐出部材12を加圧製品11aから取り外す。そして取り外した吐出部材12は新しい加圧製品11aに取り付ける。原液Cが全量吐出された加圧製品11aは、加圧剤収容室Spに加圧剤Pが残っているが、たとえば嵌合筒部15a1の内面と嵌合する基部と、密閉弁19を押し込む突起とを有する開封器具、あるいは密閉弁19を穿孔する開封器具を用いると、密閉弁19を常時開封状態にすることができる。その場合、加圧剤Pは内部容器14を透過して蓋体15の開封された密閉弁19から徐々に外部に放出される。また、外部容器13を穿孔するなどにより、加圧剤収容室Spに残っている加圧剤Pを排出することもできる。加圧剤Pが外部に放出されると加圧容器11は容易に変形するため消費者にわかりやすく、加圧容器11を安全にリサイクルすることができる。また、加圧容器11は蓋体15と容器本体16とを単一素材にすることができるため、リサイクルする際には分別しなくてもよく、リサイクルしやすい。
図4Aに示す二重加圧容器11では、蓋体15の略円筒状の封止部15aが下方まで延びており、その封止部15aの内側に嵌合筒部15a1が同心状に設けられている。嵌合筒部15a1は封止部15aの底部の中央部から上向きに立ち上がり、上端で開口している。そして封止部15aの上部は略円筒状であり、下部15a3は下に向かって細くなるテーパ状である。ただし上部から下部にかけて円筒状であってもよい。封止部15aの下端と嵌合筒部15a1の下端15a4とは、連結部15a6で連結されている。
他方、内部容器14の首部14dは、図2Bの加圧容器11と同様に、蓋体15の封止部15aの外周面とほぼ密接する形状にされており、円筒状の上部14d1と、それより下に向かって細くなるテーパ部14d2と、その下端から下に延びる円筒部14d3とからなる。円筒部14d3の下端は肩部14cに連続している。すなわち、内部容器14の首部14dのテーパ部14d2、円筒部14d3および肩部14cの上部は、くびれ部を形成している。
嵌合筒部15a1には内側に突出する底部(図2Bの15c)が設けられておらず、円筒面のまま下端まで連続している。そしてこの下端の開口15c1が密閉弁19Aによって閉鎖されている点は、図2Bの二重加圧容器11と同様である。ただし図4Aの二重加圧容器11では、密閉弁19Aはほとんど弾性変形せず、吐出部材12の開封部27で押し下げたときにいくらか下方に移動することにより開封する点で異なる。
密閉弁19Aは、開口15c1と嵌合する嵌合部19Aaと、嵌合部19Aaの下端の周囲より外向きに延びるフランジ19Abとからなる。嵌合部19Aaおよびフランジ19Abの平面形状は円形であり、フランジ19Abの外径は内部容器14のくびれ部の内径と嵌合する大きさである。あるいはそれよりいくらか大きい。また、嵌合部19Aaの高さは、図4Bのように密閉弁19Aが開封部27によって押し下げられたときに嵌合筒部15a1から外れない寸法としている。
フランジ19Abの上面19Acは蓋体15の嵌合筒部15a1の下面(連結部15a6の下面)15a7と当接してシールする部位であり、平滑である。嵌合筒部15a1の下面15a7も平滑にしている。嵌合部19Aaの外周面およびフランジ19Abの周囲には、密閉弁19Aが下降したときに嵌合筒部15a内と内部容器14内とを連通する縦溝19Ad、19Aeが形成されている。
この密閉弁19Aの材質は、図2Bの二重加圧容器11の密閉弁19の材質と同様である。ただし蓋体15と当接するフランジ19Abの上面19Acに合成樹脂エラストマーないしゴムの層を設け、他の部位は通常の合成樹脂、たとえば容器本体16と同一の合成樹脂とすることもできる。嵌合部19Aaの材質は、嵌合筒部15a1の内面との滑り性がよいものが好ましい。他の点についても図2Bの二重加圧容器11と同様である。また、図4Aの加圧容器11に対し、図2Aの吐出部材12を装着することができ、吐出部材12を装着することによって密閉弁19Aを開封することができる。
図4Aの二重加圧容器11は、吐出部材12を装着していない状態では、密閉弁19Aの嵌合部19Aaは嵌合筒部15a1の開口15c1に深く陥入されており、フランジ19Abの上面19Acが嵌合筒部15a1の下面15a7と密に当接している。この状態では内部容器14内は密閉されている。
そして図4Bに示すように、二重加圧容器11に吐出部材12を装着すると、吐出部材12の開封部27が密閉弁19Aを下方に押す。それにより、密閉弁19Aは開口15c1からいくらか押し下げられ、フランジ19Abの上面19Acと嵌合筒部15a1の下面15a7との間に隙間Gができる。それにより、嵌合筒部15a1内と内部容器14内とは、嵌合部19Aaの縦溝19Ad、隙間G、フランジ19Abの縦溝19Aeを介して連通する。したがって使用者が押しボタン(図1の符号23)を押して吐出用のバルブ21を開閉操作することができる。
内部容器14に原液Cが残っている状態で使用者が誤ってキャップ20を緩めると、開封部27が上昇し、密閉弁19Aを押し下げる力がなくなる。そのため、内部容器14内の内圧によって密閉弁19Aは上昇し、再び嵌合筒部15a1の下端の開口15c1に嵌合し、開口15c1を閉鎖する。それにより、原液Gの漏洩が防止される。使用者が原液の残存に気づいてキャップ20を締め直すと、密閉弁19Aは下降し、再び押しボタン23によって吐出操作をすることができるようになる。
また、嵌合筒部15a1の内周面の上部に縦溝15nを設ける場合は、使用者が誤ってキャップ20を緩めてバルブ21を上昇させた際にシール材28によるシールの一部が解除され、密閉弁19Aとシール材28の間にある原液Cが漏出する。そして消費者は誤操作に気づきやすくなると共に、密閉弁19Aが上昇しやすくなり、密閉弁19Aが閉鎖しやすくなる。
図4Aの二重加圧容器11は、内部容器14の首部14dにテーパ部14d2および円筒部14d3からなるくびれ部を形成し、そのくびれ部が蓋体15の封止部15aと密接しているので、図2Bの場合と同様に、内部容器14に原液Cを充填したとき、気相部Gp(ヘッドスペース)が小さくなる。
図4Aの二重加圧容器11においては、内部容器14の首部14dおよび蓋体15の封止部15aの下部15a3をストレートの円筒状とすることもできる。しかし内部容器14の首部14dにくびれ部を設け、蓋体15の封止部15aの下部15a3をテーパ状にするほうが、気相部Gpの径および容積を小さくすることができるので好ましい。また、くびれ部は密閉弁19Aの下降端を規制することができるが、くびれ部を設けない場合は、密閉弁19Aが下降したときに下降端を規制する段部などの支持部を設けるのが好ましい。
また、テーパ状の下部15a3と内部容器14の首部14dのテーパ部14d2とを気密に嵌合するのが好ましく、それにより加圧剤Pを充填する際に内部容器14内への混入を防止することができ、また蓋体15を溶着する際の超音波振動によって原液Cが霧化されてもテーパ状の下部15a3と内部容器の首部のテーパ部14d2との隙間から溶着部側への流出が防止されて、溶着が阻害されない。
図5Aに示す二重加圧容器11は、密閉弁19Bの脱落防止の構成以外は図4Aの二重加圧容器11とほぼ同様である。この二重加圧容器11の蓋体15では、図2Bの蓋体15と同様に嵌合筒部11a1の下部の内面に内向きに延びる底部15cが設けられ、底部15cの中央に開口15c1が形成されている。そしてその開口15c1内に密閉弁19Bが上下移動自在に設けられている。
密閉弁19Bは、ゴムまたはエラストマー製であり、開口15c1と摺動可能に嵌合する嵌合部(連結部)19Baと、その嵌合部19Baの下端から外向きに拡がり、密閉弁19Bの上昇時に底部15cの下面と密着して開口15c1をシールするフランジ19Bbと、嵌合部19Baの上端から略水平外向きに拡がり、下降時に底部15cの上面の開口15c1の周囲と係合する係合部19Bfとを有する。この実施形態では、フランジ19Bbの上面19Bcは上向きに細くなるテーパ状であり、そのフランジ19Bbの上面19Bcと開口15c1の下端の縁部15c2とが当接して線シールを形成する。シール圧は、密閉弁19Bの弾性復帰力や加圧剤収容室Spに収容されている加圧剤Pによる原液収容室Sc内の圧力に基づく。
この実施形態では、係合部19Bfは、吐出部材12が装着されていない図5Aの状態ではほぼ水平方向に拡がっているが、二重加圧製品11aに吐出部材12が装着されて下方に押圧されると、上向きに拡がるように斜め上向きに弾性変形する。そのため、係合部19Bfが水平に戻ろうとする弾性復帰力によって密閉弁19Bを上向きに付勢する力が与えられる。
嵌合部19Baの外周面には、吐出するときの原液Cの通路となる縦溝19Bhが形成され、係合部19Bfの下面には、その縦溝19Bhと連通する横溝19Biが形成されている。ただし原液Cの粘度などの条件によっては横溝19Biが不要になる。さらに嵌合部19Baと開口15c1の隙間の大きさによっては縦溝19Bhが不要になる。
この実施形態では密閉弁19Bの上面に、吐出部材12の下端に形成された棒状の開封部27と嵌合する凹部19Bgが形成されている。凹部19Bgの深さは、開封部27が密閉弁19Bを押し下げたとき、嵌合部19Baに引っ張り力が加わる程度の深さ、たとえば下端が底部15cの厚さの半分程度に来る程度の深さにするのが好ましい。それにより、密閉弁19Bを押し下げたとき、嵌合部19Baの圧縮変形が抑制され、スムーズに下降させることができる。
さらに凹部19Bgの内周面は、図5Aに示すように上向きに拡がるようにいくらかテーパ状にするのが好ましい。それにより、図5Bのように密閉弁19Bを押し下げたとき、係合部19Bfが斜め上向きに弾性変形しやすい。なお、凹部19Bgを開封部27と弾力的に嵌合し、開封部27の上昇時に摩擦力で上向きに持ち上げられるようにしてもよい。
他の点については、図4Aの二重加圧容器11と同様である。たとえば、外部容器13の形状および材料、内部容器14の形状および材料、嵌合筒部15a1の底部15c以外の形状および材料は、図4Aのそれらと同様であり、同様の作用効果を奏する。そのため、同一の部位には同一の符号を付して詳細な説明は省略する。密閉弁19Bの材質は、図2Bの二重加圧容器11の密閉弁19の材質と同様の合成樹脂、エラストマーが用いられる。また、内部容器14に収容する原液Cおよび加圧剤収容室Spに収容する加圧剤Cについても、図2Bの実施形態と同様のものを採用することができる。
図5Aの二重加圧容器11は、吐出部材12を装着していない状態では、密閉弁19Bは係合部19Bfの弾性復帰力および内圧によって上向きに付勢され、フランジ19Bbの上面19Bcが嵌合筒部15a1の底部15cの開口15c1の下端の縁部15c2と密に当接している。この状態では内部容器14内は密閉されている。そして図5Aの二重加圧容器11に対し、図2Aと同様の吐出部材12を装着することにより、吐出装置10となる。
このものもキャップ20を外部容器11の首部11dの雄ねじ11eにねじ込み、ハウジング24を嵌合筒部15a1内に沿って下降させ、開封部27を密閉弁19Bの凹部19Bgに嵌合させて下降させると、図5Bに示すように、密閉弁19Bの係合部19Bgが上向きに拡がるように弾性変形し、嵌合部19Baが開口15c1内を下降する。それによりフランジ19Bbの上面19Bcと開口15c1の下端の縁部15c2のシールが開放され、原液収容室Scと嵌合筒部15a1内とが、ひいてはハウジング24内とが連通する。その後はバルブ21の操作によって原液Cを吐出することができる。
この状態では、係合部19Bfが底部15cの上面(開口15cの周囲)に係合しているので、密閉弁19Bは脱落せずに開封状態を維持している。そのため、図4Aの二重加圧容器11のように、内部容器14の首部14dのくびれ部(円筒部14d3)の内径より密閉弁19Aの外径を大きくして脱落を防止する必要がない。このように図5Aの二重加圧容器11は、密閉弁19Bの再密閉を可能とするための脱落防止構造ないし保持構造が簡易である。
内部容器14に原液Cが残っている状態で使用者が誤ってキャップ20を緩めると、開封部27が上昇し、密閉弁19Bを押し下げる力がなくなる。そのため、係合部19Bfの弾性復帰力および内部容器14内の内圧によって密閉弁19Bは上昇し、再びフランジ19Bbが嵌合筒部15a1の下端の開口15c1を閉鎖する。それにより、原液Cの漏洩が防止される。使用者が原液の残存に気づいてキャップ20を締め直すと、密閉弁19Bは下降し、再び押しボタン23によって吐出操作をすることができるようになる。
密閉弁19Bの上面の凹部19Bgを開封部27と強く嵌合するようにする場合は、吐出部材12の上昇のとき、開封部27が凹部19Bgから抜けるまでは密閉弁19Bを持ち上げる力が働く。そのため、前述の係合部19bfの弾性復帰力および内部容器14内の内圧に加えて、開封部27による持ち上げ力が作用するので、密閉弁19Bの再封鎖作用が一層確実になる。
つぎに図6A、図6Bを参照して加圧容器および吐出製品の他の実施形態を説明する。前述した図2Bの二重加圧容器11あるいは図4Aの二重加圧容器11では、密閉弁19、19Aを蓋体15の下部に保持するために内部容器14の首部14dを利用している。また、図5Aの二重加圧容器11では、嵌合筒部15a1の底部15cで密閉弁19Bを保持している。これに対し、図6Aに示す加圧容器30では、蓋体15の下部に取り付けたカップ状の保持部材29aによって密閉弁19Cを保持している点が特徴である。
図6Aの加圧容器30は、容器本体31と、その容器本体31の口部を閉じる蓋体15と、蓋体15の下部に設けられる密閉弁19Cと、その密閉弁19Cを蓋体15の下部に保持する保持部材29aとからなる。内部容器(図2B、図5Aの符号14など参照)は用いていない。容器本体31内に原液Cおよび加圧剤Pを充填し、蓋体15で閉じることで加圧製品となる。加圧剤Pは蓋体15を溶着などで固定してから、密閉弁19Cから充填することができる。また、加圧剤は蓋体15を溶着する前にアンダーカップ充填で充填してもよい。容器本体31は、図1の外部容器13と実質的に同じものであり、底部、胴部、肩部13cおよび首部13dを有する。首部13dは略円筒状で、その外周面に雄ねじ13eが設けられている。
蓋体15は、有底筒状の封止部15aとその上端から外に拡がるフランジ15bとを有する。フランジ15bは外筒部(図2Bの17a)を有しない。封止部15aの側壁は上部が円筒状で、下部が下に向かって小径となるテーパ状である。ただし全体が円筒形でもよく、全体が下に向かって小径となるテーパ状であってもよい。封止部15aの底部15cから上向きに、封止部15aと同心状に円筒状の嵌合筒部15a1が立ち上がっている。封止部15aの底部15c1の中央領域は嵌合筒部15a1の底部を兼ねている。その底部は他の部分よりいくらか高くされており、中心に開口15c1が形成されている。開口15c1の下端縁部15c2が密閉弁19Cと当接してシールを形成する。
封止部15aの底部15cの下面には、密閉弁19Cを保持する保持部材29aが設けられている。この実施形態では保持部材29aの下方に筒状の通路部材29が一体に設けられている。この実施形態では内部容器を用いていないことから、通路部材29はディップチューブとして作用する。通路部材29は別体でもよい。内部容器を設ける場合は、通路部材29はとくに設ける必要はない。ただし内部容器が潰れたときに原液通路を確保するチューブとして利用するために設けてもよい。
保持部材29aは浅いカップ状で、上端周囲に蓋体15に固定するためのフランジ29a1を設けている。周壁29a2は円筒状で、底部29a3には、容器本体の内部と連通する開口29a4が形成されている。保持部材29aおよび通路部材29は容器本体31と同じポリエチレンテレフタレートなどが用いられ、超音波溶着や接着剤などで接合する。単一材料とすることで、分別廃棄が容易になる。
密閉弁19Cは、ゴム、合成樹脂エラストマーなど、軟質の弾性材料製の碗状の部材であり、嵌合筒部15a1の底部15cの開口15c1を塞ぐカップ状の内周突起19aと、保持部材29aの周壁29a2の内面と嵌合し、底部29a3の上に乗る外周壁19Ccとからなる。内周突起19aの外側部分には、開封時に嵌合筒部15a1内と保持部材29a内とを連通する連通孔19dが形成されている。
上記密閉弁19Cは、常時は図6Aに示すように、自身の弾力性および内圧により嵌合筒部15a1の底部15cの開口15c1の下端の縁部15c2と密接し、開口15c1を塞いでいる。そして図6Bに示すように加圧容器30に吐出部材12を装着すると、吐出部材12の開封部27が密閉弁19Cの内周突起19aの中央部を下向きに押圧し、開口15c1と密閉弁19Cのシールを解除する。それにより、バルブ21の操作によって原液Cを吐出することができる。原液Cが残っている状態で使用者が誤ってキャップ20を緩めても、密閉弁19Cが開口15c1を塞ぐので、無駄に原液C及び加圧剤Pが漏出しない。誤って緩めたことに気づいた使用者がキャップ20を閉じることにより再びシールされ、バルブ21の操作で吐出できる状態に戻る。
この実施形態は二重容器でないため、原液Cを吐出した後で加圧剤Pも出て行く。そのため、加圧剤Pが排出されると外部容器を強く握ることで容易に変形するため、消費者は吐出部材12を安全に取り外せることを認識できる。原液Cおよび加圧剤Pの吐出が完了した後は、吐出部材12を空になった加圧容器30から取り外し、新しい加圧容器に付け替える。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく、発明の範囲内で種々の変形を行うことができる。たとえば、図1Aなどの実施形態では容器本体を外部容器と内部容器の二重容器とし、原液を充填する原液収容室と加圧剤を充填する加圧剤収容室とを内部容器で区画しているが、図6Aのように内部容器を省略して一重容器とし、加圧剤と原液を混合状態で充填してもよい。また、図2Bの密閉弁19を図4Aの内部容器14と組み合わせてもよく、図4Aの密閉弁19Aや図5Aの密閉弁19Bあるいは図6Aの密閉弁19Cを図2Bの内部容器14と組み合わせることもできる。
また、前記二重加圧容器11では、蓋体15は内部容器14と外部容器13の両方に溶着していたが、いずれか一方に固着し、他方とは単にOリングなどで封止(シール)するだけでもよい。また、前記実施形態では、内部容器14と外部容器13を同時にブロー成形して製造するとしているが、別々に製造し、その後、内部容器を外部容器の内部に収容するようにしてもよく、成形した外部容器の中で、内部容器をブロー成形してもよい。前記実施形態では円柱状の開封部27を用いているが、角柱状など、棒状であればよい。
10 吐出装置
11 二重加圧容器
11a 加圧製品
12 吐出部材
C 原液
P 加圧剤
13 外部容器
13a 底部
13a1 接地面
13a2 ドーム部
13b 胴部
13c 肩部
13d 首部
13d1 サポート部
13e 雄ねじ
13f 首部の上端面
13g 環状突起
13h 傾斜部
14 内部容器
Sc 原液収容室
Sp 加圧剤収容室
14a 底部
14a1 くぼみ部
14a2 ドーム部
14b 胴部
14c 肩部
14d 首部
14d1 円筒状の上部
14d2 テーパ部
14d3 円筒部
14e 上端面
14f フランジ
14g 環状突起
14h 横溝
14i 縦溝
15 蓋体
15a 封止部
15a1 嵌合筒部
15a3 テーパ状の下部
15a4 下端
15a6 連結部
15a7 下端
15b フランジ
15c 底部
15c1 開口
15c2 開口の下端縁部
16 容器本体
17 環状円板部
17a 外筒部
18 バルブホルダ
18a バルブ保持部
18b ラバー押さえ
18c フランジ
18d (ステムを通す)孔
19、19A 密閉弁
19a 内周突起
19b 環状板部
19c 外周壁
19d 連通孔
19Aa 嵌合部
19Ab フランジ
19Ac フランジの上面
19Ad、19Ae 縦溝
19B 密閉弁
19Ba 嵌合部
19Bb フランジ
19Bc フランジの上面
19Bf 係合部
19Bh 縦溝
19Bi 横溝
19Bg 凹部
15c2 開口の下端の縁部
20 キャップ
20a 上底
20b 開口
21 バルブ
22 ステム
23 操作ボタン
24 ハウジング
24a (ハウジングの)下面
24b (ハウジングの)底板
24c 縦孔
25 バネ
26 ステムラバー
27 開封部
27a (開封部の)底面
27d 補強板
28 シール部材
30 加圧容器
31 容器本体
29 通路部材
29a 保持部材
29a1 フランジ
29a2 周壁
29a3 底部
29a4 開口
19C 密閉弁
19Cc 外周壁

Claims (10)

  1. 容器内に原液と加圧剤とを充填し密閉した加圧製品と、
    前記加圧製品に着脱自在に装着される吐出部材とを備え、
    前記吐出部材が、ハウジングとそのハウジング内に上下移動自在に収容されたステムとを有し、そのステムを操作することによって原液の吐出/停止を操作するバルブを備え、
    前記容器が、容器本体と、前記容器本体の開口を塞ぐ蓋体とを備え、
    前記蓋体が、前記吐出部材の装着時にバルブのハウジングとの間でシールを形成するための嵌合筒部と、
    その嵌合筒部の下部に設けられ、吐出部材を装着していないときは嵌合筒部の下部の開口を密閉し、吐出部材の装着によって開封され、吐出部材の取り外しにより再密閉される密閉弁を備えている、
    吐出装置。
  2. 前記密閉弁がゴムまたは合成樹脂エラストマー製であり、
    自然な状態で嵌合筒部の下部の開口の周囲と弾力的に当接してシールし、吐出部材によって押圧されるとシールを解除する閉鎖部と、その閉鎖部より外側に設けられる連通部とを有する、請求項1記載の吐出装置。
  3. 前記密閉弁が、容器本体の内周面と嵌合筒部の下部外周面とによって挟圧される筒状の外周壁を有する、請求項1または2記載の吐出装置。
  4. 前記容器本体が、外部容器とその中に収容される内部容器とからなり、前記外周壁が内部容器と嵌合筒部とによって挟圧されている、請求項3記載の吐出装置。
  5. 前記密閉弁の閉鎖部が、嵌合筒部の開口の内周縁と当接し、吐出部材によって押圧されると弾性変形する内周突起である、請求項2記載の吐出装置。
  6. 前記密閉弁が、嵌合筒部の下端と密着してシールする上昇位置と、隙間があいてシールが解除される下降位置との間で上下移動自在に設けられている、
    請求項1記載の吐出装置。
  7. 前記容器本体が、外部容器と、その中に収容される内部容器とを有し、
    前記内部容器が、肩部と、その上の首部とを有し、その首部が上下方向の途中で縮径しており、
    その縮径している部位が前記密閉弁の外径より小径とされている、請求項6記載の吐出装置。
  8. 前記嵌合筒部が、下端近辺から内向きに延びる底部を有すると共に、その底部に前記嵌合筒部の下部の開口が形成されており、
    前記密閉弁が、前記底部の上面の開口の周囲と係合する係合部と、前記底部の下面と密着して開口をシールするフランジと、前記係合部とフランジとを連結する連結部とを有し、
    前記密閉弁が、前記フランジが底部の下面と密着する上昇位置と、フランジと底部の下面との間に隙間ができる下降位置との間で上下移動自在に設けられている、請求項1記載の吐出装置。
  9. 前記嵌合筒部の下部に、密閉弁を支持する保持部材が設けられている、請求項1または2記載の吐出装置。
  10. 前記嵌合筒部の下端から下方に延びるチューブ状の通路部材を有し、前記保持部材がその通路部材の上端近辺に設けられている請求項9記載の吐出装置。
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