JP7395434B2 - 電流検出装置およびこれを用いた電力量計 - Google Patents

電流検出装置およびこれを用いた電力量計 Download PDF

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Description

本発明は、磁電変換により導体を流れる電流の大きさを検出する電流検出装置およびこれを用いた電力量計に関する。
従来、一般家庭や工場、事務所などに設置されて負荷電流を検出する電流検出装置が知られている。この電流検出装置は、例えば、負荷電流が流れることにより磁界を発生する導体と、この導体により発生された磁界を検出する磁電変換部とを備えている。磁電変換部は、トロイダルコアと呼ばれるドーナツ状の磁性体コアに、エナメル線のような導線を巻いたコイルにより形成される。この電流検出装置を組み立てる際は、磁性体コアの穴に導体を通す必要があり、その作業に手間がかかるので電流検出装置が高価になるという問題点があった(特許文献1参照)。
この問題を解決したのが、磁性体部を2分割して磁性体部を摺動させることで、導体を通すことができる電流検出装置がある(特許文献2参照)。
特開2005-37297号公報 特許第5731876号
しかし、磁性体部を摺動して固定するときに、篏合が外れていて電流検出装置が固定されていない場合があった。このため、確実に固定する必要があった。
本発明の課題は、導体を電流検出装置へ組み込み作業時に、磁性体部を摺動して確実に固定することで信頼性を高めることができる電流検出装置およびこれを用いた電力量計を提供する。
上記課題を解決するために、本発明の請求項1は、導体を流れる被測定電流の方向に直交する面上で該導体の周囲を囲むように配置され磁気回路の一部を形成する第1磁性体部、該第1磁性体部と対向配置した第2磁性体部と、前記磁気回路の磁路に配置され磁界を検出する電流検出部と、前記第1磁性体部を取付ける第1磁性体取付部、第1絶縁摺動部、第1固定摺動部を有する第1絶縁体部と、前記電流検出部を取付ける第2電流検出取付部、前記第2磁性体部を取付ける第2磁性体取付部、前記第1絶縁体部の第1絶縁摺動部に嵌合して摺動する第2絶縁摺動部、第2摺動固定部、第2開口側閉固定部を有した第2絶縁体部と、前記第1絶縁体部の第1固定摺動部に嵌合して摺動する固定摺動部、前記第2絶縁体部の第2摺動固定部に嵌合して摺動を固定する先端に爪部を有したスナップフィット構造の固定摺動固定部、前記第2絶縁体部の第2開口側閉固定部に嵌合して固定する固定開口側閉固定部を有する固定部品とを備え、前記第1絶縁体部から離れる方向に前記第2絶縁体部を摺動して開状態にし、前記導体を中央部に挿入した後、前記第1絶縁体部に近づく方向に前記第2絶縁体部を摺動して閉状態にした後、前記固定部品を摺動して、前記固定部品の固定摺動固定部の爪部が前記第2絶縁体部の第2摺動固定部に嵌合すると同時に、前記固定部品の固定開口側閉固定部が前記第2絶縁体部の第2開口側閉固定部に嵌合することを特徴とする。
本発明の請求項2は、前記第2絶縁体部に第2摺動側閉固定部を設け、前記固定部品に前記第2絶縁体部の第2摺動側閉固定部に対応して固定摺動側閉固定部を設け、開状態にある前記固定部品を摺動して閉状態にするとき、前記固定部品の固定摺動固定部の爪部が前記第2絶縁体部の第2摺動固定部に嵌合すると同時に、前記固定部品の固定開口側閉固定部が前記第2絶縁体部の第2開口側閉固定部に篏合するとともに、前記固定部品の固定摺動側閉固定部が前記第2絶縁体部の第2摺動側閉固定部に嵌合することを特徴とする。
本発明の請求項3は、前記第2絶縁体部の第2開口側閉固定部の近傍に、開口側閉固定検出部を取り付ける第2開口側検出取付部を設け、前記第2開口側検出取付部に前記開口側閉固定検出部を取付け、開状態にある前記固定部品を摺動して閉状態にするとき、前記固定部品の固定摺動固定部の爪部が前記第2絶縁体部の第2摺動固定部に嵌合すると同時に、前記固定部品の固定開口側閉固定部が前記第2絶縁体部の第2開口側閉固定部に嵌合するときに、前記固定部品の固定開口側閉固定部が前記開口側閉固定検出部に接触して閉状態を検出することを特徴とする。
本発明の請求項4は、前記第2絶縁体部の第2開口側閉固定部の近傍に、開口側閉固定検出部を取り付ける第2開口側検出取付部を設け、前記第2絶縁体部の第2摺動側閉固定部の近傍に、摺動側閉固定検出部を取り付ける第2摺動側検出取付部を設け、前記第2開口側検出取付部に開口側閉固定検出部を設け、第2摺動側検出取付部に摺動側閉固定検出部を取付け、開状態にある前記固定部品を摺動して閉状態にするとき、前記固定部品の固定摺動固定部の爪部が前記第2絶縁体部の第2摺動固定部に嵌合すると同時に、前記固定部品の固定開口側閉固定部が前記第2絶縁体部の第2開口側閉固定部に嵌合するときに、前記固定部品の固定開口側閉固定部が前記開口側閉固定検出部に接触して閉状態を検出すると同時に、前記固定部品の固定摺動側閉固定部が前記第2絶縁体部の第2摺動側閉固定部に嵌合するときに、前記固定部品の固定摺動側閉固定部が前記摺動側閉固定検出部に接触して閉状態を検出することを特徴とする。
本発明の請求項5の電力量計は、請求項1乃至請求項4のいずれか1項記載の電流検出装置と、導体に発生する電圧を検出する電圧検出部と、前記電流検出装置により検出された電流と前記電圧検出部で検出された電圧とに基づき電力又は電力量を算出する電力演算部とを備えることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、現行品に比べ、電流検出装置を導体に取り付けたときに、固定部品の摺動による固定により確実に固定できるため、信頼性を高めることができる。
請求項2の発明によれば、請求項1に比べ、固定部品の閉固定部が複数個所になり、固定部品の摺動による固定で複数個所を固定することができるため、より信頼性を高めることができる。
請求項3の発明によれば、請求項1、2に比べ、閉固定時の検出ができるため、確実に固定していることを認識できるため、信頼性を高めることができる。
請求項4の発明によれば、請求項3に比べ、閉固定時に複数の閉固定部の検出ができるため、より確実に固定していることを認識できるため、信頼性を高めることができる。
請求項5の発明によれば、請求項1~4で挙げられた電流検出装置を利用した電力量計を実現でき、電力量計組立時の電流検出装置組み込み時において、電流検出装置が確実に取付られていることを確認できる上、電力量計出荷後から需要家での設置作業に至るまでに生じる振動や衝撃により、電流検出装置が万が一外れた場合においても、外れを検出して表示部で異常を表示し、別に取り付けられた通信装置等により外部に通報することも可能である。
本発明の第1の実施形態に係る電流検出装置の組立斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係る電流検出装置の組立断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る電流検出装置の分解斜視図である。 本発明の第2の実施形態に係る電流検出装置の組立斜視図である。 本発明の第2の実施形態に係る電流検出装置の組立断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る電流検出装置の分解斜視図である。 本発明の第3の実施形態に係る電流検出装置の斜視図と組立断面図である。 本発明の第4の実施形態に係る電流検出装置の斜視図と組立断面図である。 本発明の第5の実施形態に係る電力量計のブロック図である。
以下、本発明の実施の形態に係る電流検出装置及び電力量計について、図面を参照しながら詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1(a)~図1(d)は、本発明の第1の実施形態に係る電流検出装置の組立斜視図である。図2(a)~図2(c)は、本発明の第1の実施形態に係る電流検出装置の組立断面図である。図3(a)~図3(b)は、本発明の第1の実施形態に係る電流検出装置の分解斜視図である。
図1(a)~図1(d)、図2(a)~図2(c)は、第1絶縁体部1Aから離れる方向に第2絶縁体部5Aを縦方向に摺動して開状態とし、導体10を中央部に挿入して第2絶縁体部5Aを第1絶縁体部1Aに近づける方向(縦方向に)に摺動した後、固定部品6Aを第2絶縁体部5Aと嵌合させた状態までの一連の取付手順を示す。
電流検出装置は、第1磁性体部2A、第2磁性体部4A、電流検出部3A、第1絶縁体部1A、第2絶縁体部5A、固定部品6Aを備えている。
導体10は、鉄又は銅などの導電性の金属により構成されている。導体10は、被測定電流である負荷電流が流れることにより磁界を発生する。
第1磁性体部2Aは、図2(a)に示すようにコの字状をなす磁性体コアからなり、導体10を流れる被測定電流の方向に直交する面上で、導体10の周囲を囲むように配置されて磁気回路の一部を形成する。
第2磁性体部4Aも、コの字状をなす磁性体コアからなり、第1磁性体部2Aと対向して配置され、導体10を流れる被測定電流の方向に直交する面上で、第1磁性体部2Aとで導体10の周囲を囲むように配置されて磁気回路の一部を形成する。
電流検出部3Aは、例えば、磁気センサから構成され、第1磁性体部2Aと第2磁性体部4Aとで形成される磁気回路の磁路に配置され導体10に流れる電流により発生する磁界を検出する。
第1絶縁体部1Aは、例えば樹脂からなり、第2絶縁体部5Aを縦方向に摺動して固定され、図3(b)に示すように、第1磁性体取付部1Aa、第1絶縁摺動部1Ab、第1固定摺動部1Acを有する。
第1磁性体取付部1Aaは、コの字状の凹部からなり、コの字状の第1磁性体部2Aを取付ける。第1絶縁摺動部1Abは、凸部からなり、図1に示す第2絶縁体部5Aの縦長の穴部からなる第2絶縁摺動部5Acに嵌合して縦方向に摺動する。第1固定摺動部1Acは、凸部からなり、固定部品6Aの横長の穴部からなる固定摺動部6Aaに篏合して横方向に摺動する。
第2絶縁体部5Aも、例えば樹脂からなり、第1絶縁体部1Aと対向して配置され、図3(a)に示すように、第2電流検出取付部5Aa、第2磁性体取付部5Ab、第2絶縁摺動部5Ac、第2摺動固定部5Ad、第2開口側閉固定部5Aeを有している。
第2磁性体取付部5Abは、図3(a)に示すように、コの字状の凹部からなり、第2磁性体部4Aを取付ける。第2電流検出取付部5Aaは、第2磁性体取付部5Abに取り付けられた第2磁性体部4Aの右端凸部の上に位置して、電流検出部3Aを取付ける。
第2絶縁摺動部5Acは、縦長の穴部からなり、第1絶縁体部1Aの第1絶縁摺動部1Abに嵌合して縦方向に摺動する。第2摺動固定部5Adは、凹部からなり、固定部品6Aの固定摺動固定部6Abの先端にある爪部6Acに嵌合して摺動を固定する。第2開口側閉固定部5Aeは、凸部からなり、図2(c)及び図3(b)に示す固定部品6Aの凹部からなる固定開口側閉固定部6Adに嵌合して固定する。
固定部品6Aは、第1絶縁体部1Aに取り付けられ、固定摺動部6Aa、固定摺動固定部6Ab、固定開口側閉固定部6Adを有している。
固定摺動部6Aaは、横長の穴部からなり、第1絶縁体部1Aの凸部からなる第1固定摺動部1Acに嵌合して横方向に摺動する。固定摺動固定部6Abは、先端に爪部6Acを有したスナップフィット構造で構成され、第2絶縁体部5Aの凹部からなる第2摺動固定部5Adに嵌合して摺動を固定する。固定開口側閉固定部6Adは、凹部からなり、第2絶縁体部5Aの凸部からなる第2開口側閉固定部5Aeに嵌合して固定する。
次に、このように構成された第1の実施形態の電流検出装置の動作を説明する。まず、図1(a)に示すように、第1絶縁体部1Aから離れる方向に第2絶縁体部5Aを縦方向に摺動して開状態とする。次に、図1(b)及び図2(a)に示すように、導体10を中央部に挿入した後、第1絶縁体部1Aに近づく方向に第2絶縁体部5Aを縦方向に摺動して閉状態にする。
その後、固定部品6Aを横方向に摺動して、図2(c)に示すように、固定部品6Aの固定摺動固定部6Abの爪部6Acが第2絶縁体部5Aの第2摺動固定部5Adに嵌合する。
この動作と同時に、固定部品6Aの固定開口側閉固定部6Adが第2絶縁体部5Aの第2開口側閉固定部5Aeに嵌合する。これにより、電流検出装置を固定することができる。
導体10からこの電流検出装置を取外す場合は、固定部品6Aの固定摺動固定部6Abの爪部6Acを持ち上げて、第2絶縁体部5Aの第2摺動固定部5Adから固定部品6Aの固定摺動固定部6Abの爪部6Acを外し、横方向に摺動させる。
その後、第1絶縁体部1Aから離れる方向に第2絶縁体部5Aを縦方向に摺動して開状態とすることで、導体10から電流検出装置を取外すことができる。
また、組立てられた状態において、固定部品6Aの固定摺動固定部6Abの爪部6Acの周囲を第2絶縁体部5Aで覆うことで、電流検出装置を取外し難くして、容易に外せない構造にすることも可能である。
このように第1の実施形態の電流検出装置によれば、現行品に比べ、電流検出装置を導体10に取り付けたときに、固定部品6Aの摺動による固定により確実に電流検出装置の固定が行えるため、信頼性を高めることができる。
(第2の実施形態)
図4(a)~図4(d)は、本発明の第2の実施形態に係る電流検出装置の組立斜視図である。図5(a)~図5(c)は、本発明の第2の実施形態に係る電流検出装置の組立断面図である。図6(a)~図6(b)は、本発明の第2の実施形態に係る電流検出装置の分解斜視図である。
図4(a)~図4(d)、図5(a)~図5(c)は、第1絶縁体部1Bから離れる方向に第2絶縁体部5Bを縦方向に摺動して開状態とし、導体10を中央部に挿入して第2絶縁体部5Bを第1絶縁体部1Bに近づける方向に摺動した後、固定部品6Bを第2絶縁体部5Bと嵌合させた状態までの一連の取付手順を示す。
第2の実施形態において、第2絶縁体部5Bの第2開口側閉固定部5Be1は、図5(a)に示すように、開状態において、第1絶縁体部1Bと第2絶縁体部5Bが離れて導体10が挿入できる部位に設けられている。
また、第1の実施形態の構成に、図6(a)に示すように、第2絶縁体部5Bに凹部からなる第2摺動側閉固定部5Be2を設けている。第2絶縁体部5Bの第2摺動側閉固定部5Be2に嵌合するように図6(b)に示す固定部品6Bには先端に凸部が形成された固定摺動側閉固定部6Bd2が設けられている。第1絶縁体部1Bには図6(a)に示すように、固定摺動側閉固定部6Bd2に嵌合して固定摺動側閉固定部6Bd2を摺動させる凹部からなる摺動部1Bdが設けられている。
次に、このように構成された第2の実施形態の電流検出装置の動作を説明する。まず、図4(a)に示すように、第1絶縁体部1Bから離れる方向に第2絶縁体部5Bを縦方向に摺動して開状態とする。次に、図4(b)及び図5(a)に示すように、導体10を中央部に挿入した後、第1絶縁体部1Bに近づく方向に第2絶縁体部5Bを縦方向に摺動して閉状態にする。その後、固定部品6Bを横方向に摺動して、図5(c)に示すように、固定部品6Bの固定摺動固定部6Bbの爪部6Bcが第2絶縁体部5Bの第2摺動固定部5Bdに嵌合する。
この動作と同時に、図5(c)に示すように、固定部品6Bの固定開口側閉固定部6Bd1が第2絶縁体部5Bの第2開口側閉固定部5Be1に篏合するとともに、固定部品6Bの固定摺動側閉固定部6Bd2が第2絶縁体部5Bの第2摺動側閉固定部5Be2に嵌合することで固定することができる。
このように第2の実施形態の電流検出装置によれば、第1の実施形態の電流検出装置に比べ、固定部品6Bおよび第2絶縁体部5Bの閉固定部が複数個所になり、固定部品6Bの摺動による固定で複数個所を固定することができるため、より信頼性を高めることができる。
(第3の実施形態)
図7(a)は、本発明の第3の実施形態に係る電流検出装置の斜視図、図7(b)~図7(d)は、組立断面図である。
第3の実施形態に係る電流検出装置は、第1の実施形態の電流検出装置に、さらに、第2絶縁体部5Cの第2開口側閉固定部5Ceの近傍に、閉状態を検出するための開口側閉固定検出部301を取り付ける第2開口側検出取付部5Cfが設けられている。開口側閉固定検出部301は、第2絶縁体部5Cの第2開口側検出取付部5Cfおよび溝部に挿入され、第2絶縁体部5Cの第2開口側閉固定部5Ceの近傍から電流検出部3Cの近傍まで延伸している。
次に、このように構成された第3の実施形態の電流検出装置の動作を説明する。まず、開状態にある固定部品6Cを横方向に摺動して図7(d)に示すように閉状態にするとき、固定部品6Cの固定摺動固定部6Cbの爪部6Ccが第2絶縁体部5Cの第2摺動固定部5Cdに嵌合する。この動作と同時に、固定部品6Cの固定開口側閉固定部6Cdが第2絶縁体部5Cの第2開口側閉固定部5Ceに嵌合するときに、固定部品6Cの固定開口側閉固定部6Cdが開口側閉固定検出部301に接触して閉状態を検出することができる。
このように第3の実施形態の電流検出装置によれば、第1の実施形態の電流検出装置に比べ、閉固定時の検出ができるため、確実に電流検出装置を固定していることを認識できるため、信頼性を高めることができる。
(第4の実施形態)
図8(a)は、本発明の第4の実施形態に係る電流検出装置の斜視図、図8(b)~図8(d)は、組立断面図である。
第4の実施形態に係る電流検出装置は、第2の実施形態に係る電流検出装置に、さらに、第2絶縁体部5Dの第2開口側閉固定部5De1の近傍に、閉状態を検出するための開口側閉固定検出部401を取り付ける第2開口側検出取付部5Df1を設けている。
また、第2絶縁体部5Dの第2摺動側閉固定部5De2の近傍に、閉状態を検出するための摺動側閉固定検出部402を取り付ける第2摺動側検出取付部5Df2を設けている。そして、開口側閉固定検出部401は、第2開口側検出取付部5Df1および溝部に挿入され、摺動側閉固定検出部402は、第2摺動側検出取付部5Df2および溝部に挿入され、電流検出部3Dの近傍まで延伸している。
次に、このように構成された第4の実施形態の電流検出装置の動作を説明する。まず、開状態にある固定部品6Dを横方向に摺動して図8(d)に示すように閉状態にするとき、固定部品6Dの固定摺動固定部6Dbの爪部6Dcが第2絶縁体部5Dの第2摺動固定部5Ddに嵌合する。
この動作と同時に、固定部品6Dの固定開口側閉固定部6Dd1が第2絶縁体部5Dの第2開口側閉固定部5De1に嵌合するときに、固定部品6Dの固定開口側閉固定部6Dd1が開口側閉固定検出部401に接触して閉状態を検出することができる。
この動作と同時に、固定部品6Dの固定摺動側閉固定部6Dd2が第2絶縁体部5Dの第2摺動側閉固定部5De2に嵌合するときに、固定部品6Dの固定摺動側閉固定部6Dd2が摺動側閉固定検出部402に接触して閉状態を検出することができる。
第4の実施形態の電流検出装置では、閉固定部、検出取付部および閉固定検出部について、2箇所に設けられた例を説明したが、閉固定部、検出取付部および閉固定検出部を2箇所以上設けてもよい。
(第5の実施形態)
図9は、本発明の第5の実施形態に係る電力量計のブロック図である。本発明の第5の実施形態に係る電力量計は、上述した第1の実施形態乃至第4の実施形態に係る電流検出装置を利用した電力量計である。この電力量計は、電流検出装置51、電圧検出部52、電力演算部53、表示部54、閉固定検出部55、記録部56、通信装置57を備えている。
電流検出装置51としては、上述した第1の実施形態乃至第4の実施形態に係る電流検出装置のいずれかが利用される。電流検出装置51は、需要家の負荷にて使用される使用電流(AI)を検出し、当該使用電流に応じた電気信号に変換し出力する。
電圧検出部52は、被測定系の電圧を検出する部分であり、電圧トランスやアテネッタ等の分圧抵抗器等により構成されており、需要家の負荷にて使用される使用電圧(VI)を検出し、当該使用電圧に正比例した低レベルの電圧信号に変換し出力する。
電力演算部53は、電流検出装置51により検出された導体10に流れる電流と、電圧検出部52により検出された導体10の電圧とに基づいて、電力量を演算する。具体的には、電力演算部53は、デジタル乗算回路やDSP(デジタルシグナルプロセッサ)等により構成されており、電流検出装置51から出力された使用電流(AI)に関する信号と、電圧検出部52から出力された使用電圧(VI)に関する信号とを乗算し、需要家の使用電力に正比例したデータ(AI・VI)に変換する。
さらに電力演算部53は、使用電力に正比例したデータ(AI・VI)の演算結果を使用量データとして編集し出力する。なお、ここで使用量データとは需要家の負荷にて使用される総積算使用電力量ならびに各時間帯毎の時間帯使用量等、需要家の使用電力に関するデータを言う。
この使用量データは記録保持装置等により構成された記録部56に記録され、液晶表示器等により構成された表示部54に使用量データを表示する。また、閉固定検出部55により電流検出装置51の開閉状態についても記録部56に記録される。記録部56に記録された使用量データおよび開閉状態記録については、通信装置57により、センター装置58に通報することができる。
以上説明したように、本発明の第5の実施形態に係る電力量計によれば、電力量計組立時の電流検出装置組込み時に電流検出装置が確実に取付られていることを確認できる上、需要家での使用状態中に電流検出装置が万が一外れた場合においても、電流検出装置の外れを検出して表示部で異常を表示したり、通信装置57によりセンター装置58に異常発生の通報をすることができる。
1A~1D 第1絶縁体部
1Aa~1Ba 第1磁性体取付部
1Ab~1Db 第1絶縁摺動部
1Ac~1Dc 第1固定摺動部
2A~2D 第1磁性体部
3A~3D 電流検出部
4A~4D 第2磁性体部
5A~5D 第2絶縁体部
5Aa~5Da 第2電流検出取付部
5Ab~5Db 第2磁性体取付部
5Ac~5Dc 第2絶縁摺動部
5Ad~5Dd 第2摺動固定部
5Ae,5Be1,5Ce,5De1 第2開口側閉固定部
5Cf,5Df1 第2開口側検出取付部
5Be2,5De2 第2摺動側閉固定部
5Df2 第2摺動側検出取付部
6A~6D 固定部品
6Aa~6Da 固定摺動部
6Ab~6Db 固定摺動固定部
6Ac~6Dc 固定爪部
6Ad,6Bd1,6Cd,6Dd1 固定開口側閉固定部
6Bd2,6Dd2 固定摺動側閉固定部
10 導体
51 電流検出装置
52 電圧検出部
53 電力演算部
54 表示部
55 閉固定検出部
56 記録部
57 通信装置
58 センター装置
301,401 開口側閉固定検出部
402 摺動側閉固定検出部

Claims (5)

  1. 導体を流れる被測定電流の方向に直交する面上で該導体の周囲を囲むように配置され磁気回路の一部を形成する第1磁性体部、該第1磁性体部と対向配置した第2磁性体部と、
    前記磁気回路の磁路に配置され磁界を検出する電流検出部と、
    前記第1磁性体部を取付ける第1磁性体取付部、第1絶縁摺動部、第1固定摺動部を有する第1絶縁体部と、
    前記電流検出部を取付ける第2電流検出取付部、前記第2磁性体部を取付ける第2磁性体取付部、前記第1絶縁体部の第1絶縁摺動部に嵌合して摺動する第2絶縁摺動部、第2摺動固定部、第2開口側閉固定部を有した第2絶縁体部と、
    前記第1絶縁体部の第1固定摺動部に嵌合して摺動する固定摺動部、前記第2絶縁体部の第2摺動固定部に嵌合して摺動を固定する先端に爪部を有したスナップフィット構造の固定摺動固定部、前記第2絶縁体部の第2開口側閉固定部に嵌合して固定する固定開口側閉固定部を有する固定部品とを備え、
    前記第1絶縁体部から離れる方向に前記第2絶縁体部を摺動して開状態にし、前記導体を中央部に挿入した後、前記第1絶縁体部に近づく方向に前記第2絶縁体部を摺動して閉状態にした後、前記固定部品を摺動して、前記固定部品の固定摺動固定部の爪部が前記第2絶縁体部の第2摺動固定部に嵌合すると同時に、前記固定部品の固定開口側閉固定部が前記第2絶縁体部の第2開口側閉固定部に嵌合することを特徴とする電流検出装置。
  2. 前記第2絶縁体部に第2摺動側閉固定部を設け、前記固定部品に前記第2絶縁体部の第2摺動側閉固定部に対応して固定摺動側閉固定部を設け、
    開状態にある前記固定部品を摺動して閉状態にするとき、前記固定部品の固定摺動固定部の爪部が前記第2絶縁体部の第2摺動固定部に嵌合すると同時に、前記固定部品の固定開口側閉固定部が前記第2絶縁体部の第2開口側閉固定部に篏合するとともに、前記固定部品の固定摺動側閉固定部が前記第2絶縁体部の第2摺動側閉固定部に嵌合することを特徴とする請求項1記載の電流検出装置。
  3. 前記第2絶縁体部の第2開口側閉固定部の近傍に、開口側閉固定検出部を取り付ける第2開口側検出取付部を設け、前記第2開口側検出取付部に前記開口側閉固定検出部を取付け、
    開状態にある前記固定部品を摺動して閉状態にするとき、前記固定部品の固定摺動固定部の爪部が前記第2絶縁体部の第2摺動固定部に嵌合すると同時に、前記固定部品の固定開口側閉固定部が前記第2絶縁体部の第2開口側閉固定部に嵌合するときに、前記固定部品の固定開口側閉固定部が前記開口側閉固定検出部に接触して閉状態を検出することを特徴とする請求項1記載の電流検出装置。
  4. 前記第2絶縁体部の第2開口側閉固定部の近傍に、開口側閉固定検出部を取り付ける第2開口側検出取付部を設け、前記第2絶縁体部の第2摺動側閉固定部の近傍に、摺動側閉固定検出部を取り付ける第2摺動側検出取付部を設け、前記第2開口側検出取付部に開口側閉固定検出部を設け、
    第2摺動側検出取付部に摺動側閉固定検出部を取付け、開状態にある前記固定部品を摺動して閉状態にするとき、前記固定部品の固定摺動固定部の爪部が前記第2絶縁体部の第2摺動固定部に嵌合すると同時に、前記固定部品の固定開口側閉固定部が前記第2絶縁体部の第2開口側閉固定部に嵌合するときに、前記固定部品の固定開口側閉固定部が前記開口側閉固定検出部に接触して閉状態を検出すると同時に、前記固定部品の固定摺動側閉固定部が前記第2絶縁体部の第2摺動側閉固定部に嵌合するときに、前記固定部品の固定摺動側閉固定部が前記摺動側閉固定検出部に接触して閉状態を検出することを特徴とする請求項2記載の電流検出装置。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか1項記載の電流検出装置と、
    導体に発生する電圧を検出する電圧検出部と、
    前記電流検出装置により検出された電流と前記電圧検出部で検出された電圧とに基づき電力又は電力量を算出する電力演算部とを備えることを特徴とする電力量計。
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