JP7391220B2 - センサーユニットおよびその取り付け構造 - Google Patents

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Description

本発明は、温度検知素子を備えたセンサーユニット、特に、車両のエンジンの吸気道内の吸気温度を検知するセンサーユニットおよびその取り付け構造に関する。
特許文献1に記載のエンジン用スロットルボディ装置は、スロットルバルブにより開閉される吸気道を有するスロットルボディにねじ止めされるハウジングに、スロットルボディの側壁を貫通して吸気道に閉じた先端部を臨ませるパイプ(中空筒体)が一体に形成され、このパイプの先端内面にセンサ素子を密着させて吸気温センサが収納される。パイプの中空部には、吸気温センサの収容後に合成樹脂がポッティングされる。
しかしながら、上記合成樹脂は、中空筒体の開口側から有底の先端部側へ流し込まれるため、中空筒体内に存在している空気が先端部側へ送られてしまう。したがって、センサ素子の周辺に気泡ができやすくなり、また、合成樹脂による充填が不均一となるおそれがある。このため、吸気温の測定の応答性が低くなり、また、製品ごとの充填状態の違いにより測定性能にばらつきが生じやすくなるという問題がある。
そこで、特許文献2には、樹脂材を充填するときに中空の筒状体内の空気が先端部に残ることを抑えたセンサーユニットが記載されている。同文献に記載のセンサーユニットは、ハウジングと、ハウジングから延出した中空の筒状体と、筒状体の延出方向の先端部の内部に配置される温度検知素子とを備え、筒状体は、先端部の壁部を貫通する孔部を有し、筒状体の内部には樹脂材が充填されている。この構成により、温度測定の応答性を確保し、測定性能のばらつきを抑えることができる。
しかし、特許文献2のセンサーユニットの温度検知部は、ハウジングから細長く突出した筒状体の内部先端にサーミスタが配置されている。このため、サーミスタは引き延ばされた配線によってハウジング内に配置された基板と電気的に接続される。この構造では、リード線と基板とを接続することが難しく、製造コスト増加の要因となっていた。また、温度検知部がハウジングから突出しているため、パッケージがかさばり輸送効率が低下するという問題、および細長く突出した筒状体が組立時や落下や衝突によって破損しやすいという問題があった。そして、サーミスタはケースと樹脂材を介して温度を測定することから、温度変化への応答にやや時間を要するという問題があった。
特開2004-124874号公報 特開2019-020251号公報
そこで、本発明は、温度検知部を簡易な構造として、従来よりも製造コストを抑えることができ、輸送効率が高く、落下や衝突による衝撃により破損し難いセンサーユニットの提供を目的としている。
本発明は、パイプ内を流れる流動体の温度を測定可能なセンサーユニットにおいて、内部空間を有しかつ内部空間と外部とを連通する筒状部を有するハウジングと、第1面に温度センサが搭載された基板と、を備え、前記基板は前記ハウジングの内部空間に配置され、前記筒状部における外部側の外部側開口は前記パイプ内に連結可能であり、前記筒状部における内部空間側の内部側開口は前記基板の第1面で塞がれ、前記温度センサは前記筒状部の内部に配置され、前記筒状部の内部に前記温度センサを覆う樹脂材が充填された保護部を有することを特徴とするセンサーユニットを提供する。
温度センサを基板の第1面に搭載することにより、温度センサと基板とを電気的につなぐ配線の引き回しが不要になるから、温度センサの位置決めや組み立てが容易になる。したがって、センサーユニットの製造コストを抑制することができる。また、少ない樹脂材を用いて温度センサを封止できるから、樹脂材の硬化に要する時間を短縮するとともに、センサーユニットを軽量化することができる。軽量化により衝突の際に加わる力が小さくなり、衝撃に強く、壊れにくいセンサーユニットとなる。さらに、筒状部をハウジングから細長く突出した形状とする必要がないため、樹脂材を充填して封止する際に気泡が生じにくい。これにより、センサーユニットによる温度測定における精度および応答性が良好になる。
前記ハウジングは、前記筒状部の前記外部側開口とは異なる位置に開口した、前記パイプに連結される排出口と、前記排出口と前記筒状部とを連通する連結路とを有し、前記筒状部は、その内部に、前記基板に接する、前記樹脂材が充填された前記保護部と、前記パイプ内に通じる外部側開口と前記保護部との間の前記樹脂材が充填されていない空間部と、を有し、前記連結路が前記空間部に連通していてもよい。
前記外部側開口および前記排出口は、前記パイプに連結可能であり、前記外部側開口および前記排出口が前記パイプに連結された状態において、前記外部側開口は、前記排出口よりも、前記パイプ内を流れる前記流動体の上流に連通していることが好ましい。
上記の構成により、パイプ内を流れる流動体の一部が筒状部の外部側開口から空間部内に取り込まれ、連結路を介して排出口に至る流動体の流れが形成される。また、外部側開口および排出口がパイプに連結された状態において、外部側開口が排出口よりもパイプ内における流動体の流れの上流に連通されることにより、流動体流れが円滑になる。したがって、センサーユニットにおける筒状部内の温度センサによるパイプ内の流動体の温度測定の正確性および応答性が向上する。
前記ハウジングは、その外面の一部に前記筒状部から離れる方向へ延設された凹部を有し、前記パイプに取り付けられた状態において、前記凹部の一部によって前記排出口が形成されてもよい。前記排出口は、前記凹部の前記筒状部の反対側の端部に設けられていてもよい。
ハウジングがパイプに取り付けられた状態において、パイプの外面で凹部を覆うことにより容易に連結路を形成できる。また、排出口を筒状部の反対側の端部に設けることにより連結路を長くできるから、センサーユニットにおける流動体の流れが円滑になる。
前記基板の前記第1面には、前記筒状部の内部側開口の外周形状に沿って形成された第1レジスト部と、前記筒状部の内周形状に沿って形成された第2レジスト部と、が設けられ、前記第1レジスト部と前記第2レジスト部との間に、前記筒状部における内部側開口の端部が配置されることが好ましい。
この構成により、第1レジスト部および第2レジスト部により内部側開口の端部が挟まれたラビリンス構造が形成される。したがって、筒状部内部の温度センサを樹脂材で覆って封止する際に、基板と筒状部の端部との隙間を通って筒状部の内部からハウジングの内部空間内に樹脂材が流れ込むことを抑制できる。
前記内部側開口における前記端部に溝部が設けられ、前記基板の前記第1面の第1レジスト部と第2レジスト部との間における前記溝部に対向する位置に第3レジスト部が設けられていてもよい。
溝部と第3レジスト部との嵌合によって複雑なラビリンス構造を形成することができるから、ハウジング内部空間への封止材の流れ込みをより効果的に防止できる。
前記樹脂材は、前記筒状部の伸長方向への熱伝導率が0.3(W/m・K)以上であることが好ましい。
前記筒状部の伸長方向への熱伝導率が高い樹脂材を用いることにより、温度センサを保護する樹脂材の厚みを大きくした場合でも、流動体の温度が樹脂材を介して温度センサへ伝わりやすくなる。したがって、腐食性の気体からの保護に十分な厚みの樹脂材を用いて封止しつつ、温度センサの感度低下を抑えて、流動体の温度を応答性よく測定することができる。
本発明は、流動体が流動するパイプと、前記パイプに取り付けられ、前記流動体の温度を測定可能な本発明のセンサーユニットと、を備え、前記パイプは、前記流動体の流量を調整可能な弁と、前記弁を挟んで前記流動体の流れの上流側に位置する第1開口部と、前記弁を挟んで前記流動体の流れの下流側に位置する第2開口部と、を有し、前記第1開口部が前記外部側開口に連結され、前記第2開口部が前記排出口に連結される、センサーユニットの取り付け構造を提供する。
パイプ内の圧力は、弁の上流側が高く下流側が低い。このため、第1開口部と第2開口部との間に弁が挟まれるように第1開口部と第2開口部とを設け、第1開口部に外部側開口を連結し、第2開口部に排出口を連結することにより、センサーユニット内に流動体の流れが形成される。これにより、測定対象であるパイプ内の流動体を筒状部の空間部に効率的に取り入れることができる。したがって、パイプ内の流動体の温度測定における正確性および応答性が向上する。
本発明は、流動体が流動するパイプと、前記パイプに取り付けられ、前記流動体の温度を測定可能な、凹部を有するハウジングを備えた本発明のセンサーユニットとを、備え、前記パイプは、前記流動体の流量を調整可能な弁と、前記弁を挟んで前記被測定流動体の流れの上流側に位置する第1開口部と、前記弁を挟んで被測定流動体の流れの下流側に位置する第2開口部と、を有し、前記パイプにより前記凹部が覆われるように前記センサーユニットが配置された状態において、前記第1開口部が前記外部側開口に連結され、前記第2開口部が前記凹部に面している、センサーユニットの取り付け構造を提供する。
前記第2開口部は、前記凹部の前記筒状部から離れた側の端部に対応した前記パイプの箇所に設けられており、前記排出口は、前記凹部における前記筒状部の反対側の端部に設けられていてもよい。
本発明のセンサーユニットのハウジングの凹部をパイプで覆って連通路を形成することにより、連通路とするための管状構造をハウジング単独で形成する必要がなくなる。したがって、センサーユニットを構成するハウジングの製造が容易になる。また、排出口を筒状部の反対側の端部に設けることにより、連結路を長くして、流動体の流れを円滑にすることができる。
本発明によれば、従来よりも工程を簡略化することにより製造コストを低く抑えることができ、輸送効率が高く、組立時や移動時における落下や衝突に対して強い、取り扱い性に優れるセンサーユニットを提供することができる。
実施形態1に係るセンサーユニットの構成を示す側面図 実施形態1に係るセンサーユニットの構成を示す平面図 実施形態1に係るセンサーユニットが、温度の測定対象である流動体が流れるパイプに取り付けられた状態を模式的に示す断面図 実施形態1における筒状体の断面図 図4の筒状体における丸を付した部分Bを拡大して示した断面図 実施形態1における筒状体と、第1レジスト部および第2レジスト部を備えた基板とが分解された状態を模式的に示す斜視図 図5に示すラビリンス構造の変形例を示す断面図 図4に示すラビリンス構造の他の変形例を示す断面図 実施形態2に係るセンサーユニットがパイプに取り付けられた状態を模式的に示す断面図 実施形態2に係るセンサーユニットの変形例がパイプに取り付けられた状態を模式的に示す断面図 従来のセンサーユニットの構成を示す側面図 従来のセンサーユニットがパイプに取り付けられた状態を模式的に示す断面図
<実施形態1>
本発明の実施形態について、以下、図を参照しつつ説明する。各図において、同一の部材には同じ番号を付して、適宜、説明を省略する。
図1は本実施形態に係るセンサーユニット10の構成を示す側面図であり、図2はセンサーユニット10の構成を示す平面図である。各図には、基準座標としてX-Y-Z座標が示されている。Z方向は、筒状部30の伸長方向に沿っており、X-Y面はZ方向に直交する面である。以下の説明において、Z方向に沿って見た状態を平面視ということがある。また、図1の上下を上下方向として説明するが、センサーユニット10の姿勢はこれに限定されない。
センサーユニット10は、自動二輪車や自動車その他の車両のエンジンに用いられるスロットルボディ(不図示)に取り付けられる。スロットルボディは、不図示のスロットルバルブによって開閉される吸気道(パイプ)を有し、センサーユニット10は吸気道内の吸気温度を電気的に検知する。センサーユニット10は、吸気道内の温度に加えて、スロットルバルブの開閉および吸気道内の圧力を検知する手段を備えた態様で実施されるが、以下では、主に温度測定に関する構成について説明する。
図1又は図2に示すように、センサーユニット10は合成樹脂製のハウジング20を備えている。ハウジング20は、ハウジング本体部22を有しており、ハウジング本体部22の上部を構成する本体上部21は、ハウジング本体部22から側方へ延出した形状となっている。図2に示すように、本体上部21の上面には、ねじ孔23a、23bが設けられ、これらを通じてねじをスロットルボディの取り付け面に結合することによって、ハウジング20がスロットルボディに固定される。センサーユニット10は、スロットルボディに固定された状態で、エンジンの吸気道(パイプ)内の流動体の温度を測定可能となっている。
図3は、本実施形態のセンサーユニット10が、弁50によって開閉される吸気道であるパイプ51に取り付けられた状態を模式的に示す断面図である。同図に示すように、ハウジング20は内部空間41を有しており、内部空間41は筒状部30によって外部と連通している。筒状部30の外部側開口31は、パイプ51の側壁に形成された第1開口部52と連結されており、筒状部30の内部側開口32は、基板33により塞がれている。また、内部側開口32を塞いだ状態において筒状部30の内側となる基板33の箇所には、温度センサ34が配置されている。パイプ51の流動体は筒状部30の内部に流入し、流入した流動体の温度は温度センサ34により測定される。
ハウジング20には、スロットルバルブの開度を電気的に検知するスロットルセンサ24が設けられ、スロットルセンサ24は、連結孔25によって、スロットルバルブを支持するバルブ軸(不図示)に連結される。
ハウジング20内には、スロットルセンサ24、温度センサ34に共通の回路基板が取り付けられており、この基板上の回路では、スロットルセンサ24による検知結果からスロットルバルブの開度を算出し、また、温度センサ34による検知結果から吸気温を算出する。
ハウジング20には角筒形状に形成されたカプラ26が設けられている。カプラ26は、角筒形状部分の内側に、上記回路基板に電気的に接続された複数の端子27が設けられている。スロットルセンサ24、圧力センサ及び温度センサ34による検知信号、並びに、上記回路による演算結果は、複数の端子27によって接続された不図示の制御ユニットへ出力される。
図11は、従来のセンサーユニット100の構成を示す側面図であり、図12は、センサーユニット100がエンジンの吸気道であるパイプ51に取り付けられた状態を模式的に示す断面図である。これらの図に示すように、従来のセンサーユニット100は、内部にサーミスタ131が配置された筒状体130を備えており、ハウジング20から細長く突出する筒状体130をパイプ51内に筒状体130を配置しパイプ51内の流動体の温度を測定していた。
図11、12に示すように、従来のセンサーユニット100は、測定の際にパイプ51内に挿入される、細長い筒状体130を備え、その内部のサーミスタ131が、リード線132を介して基板133に電気的に接続されている。このため、リード線132を介してサーミスタ131を基板133に接続する際、サーミスタ131を所定の位置に配置する位置決めが難しく、工程の複雑化により製造コストが高くなる一因であった。また、筒状体130の先端の所定位置にサーミスタ131が配置された状態で、樹脂材134によりポッティングする際に空気を巻き込み易く、ポッティングされる樹脂材134が空気を含むと温度測定の精度や応答性が低下するという問題があった。樹脂材134のポッティングは、サーミスタ131の近傍のみではなく、ハウジング135内のスロットルセンサ等の動作を妨げない箇所にも施される。このため、樹脂材134の硬化に長時間を要し、センサーユニット100の重量が重くなる原因であった。さらに、ハウジング135から突出する筒状体130は、製造時や製造後における不測の衝突によって生じる破損や、輸送効率低下の原因でもあった。そして、サーミスタ131とパイプ51内の流動体との間の樹脂材134および筒状体130が存在することから、温度測定における応答性が十分ではなかった。
そこで、本実施形態のセンサーユニット10は、サーミスタの代わりに基板に搭載(マウント)された温度センサを用いている。図1又は図2に示すように、筒状部30がハウジング20から突出しない構成とすることで、製造工程の簡略化によるコストの低減、輸送効率の向上、破損リスクの低減、応答性の向上などを実現した。
図4は本実施形態における筒状部30の断面図であって、図2のA-A’線における断面図である。基板33の第1面33aには、温度センサ34が搭載されている。
本実施形態のセンサーユニット10は、基板にダイレクトに温度センサのチップを取り付ける構成により、従来のセンサーユニット100における細長く突]出する筒状体130を無くしている。このため、センサーユニット10は、製造コスト、輸送効率、破損リスクなどの点において優れている。
基板33は、ハウジング20の内部空間41に配置されている(図3参照)。筒状部30における内部空間41側の内部側開口32は、基板33の第1面33aで塞がれている。温度センサ34は筒状部30の内部に配置され、筒状部30の内部に温度センサ34を覆う樹脂材35が充填されている。この構成により、温度センサ34とパイプ51内の流動体との間に樹脂材35のみが存在することとなる。図4では、筒状部30の一部分を樹脂材35が充填された保護部65としているが、筒状部30の全体が樹脂材35により充填された保護部65としてもよい。
温度センサ34は、いわゆるチップ型の温度センサである。チップ型の温度センサ34は、従来のサーミスタのようにリード線を用いることなく基板33に実装できるため、センサーユニット10の製造が容易になる。筒状部30のみを封止しているので、樹脂材35の使用量を削減でき、また、乾燥に要する時間が短くなる。これにより、従来よりも製造コストを抑えることができる(図12参照)。
内部空間41と外部とを連通する筒状部30は、図11および図12に示す従来のセンサーユニット100における筒状体130と比較して、X-Y平面に平行な面で切断した時の断面積が大きく、Z方向の長さが短い。このため、筒状部30内に樹脂材35を流し入れたときに、樹脂材35が気泡を巻き込みにくい。そして、筒状部30の外部側開口31が筒状部30によって覆われておらず、温度センサ34は樹脂材35のみを介して、流動体の温度を測定する。したがって、製造工程が簡単になるとともに、センサーユニット10の温度応答性を向上させることができる。
樹脂材35は、腐食性ガスから温度センサ34を保護できる耐性を備えるとともに、高熱伝導性を備えた樹脂が好ましい。樹脂材35として、高熱伝導性を有する樹脂を用いることにより、流動体の温度が温度センサ34へ伝わる速度が速くなるから、センサーユニット10の応答性が向上する。温度変化に対する応答性を良好にする観点から、筒状部30の伸長方向(Z方向)への熱伝導率は、0.3(W/m・K)以上が好ましく、1.0(W/m・K)以上がより好ましく、3.0(W/m・K)以上がさらに好ましい。耐性および高熱伝導性を有する樹脂材35として、ポリウレタン樹脂、エポキシ樹脂等が挙げられる。
図5は、図4の筒状部30における丸を付した部分Bを拡大して示した断面図であり、樹脂材35を筒状部30内に保持するためのラビリンス構造を説明するものである。図4および図5に示すように、基板33の主面のうち、筒状部30側の第1面33aには、筒状部30の内部側開口32の外周形状に沿って形成された第1レジスト部36と、筒状部30の内周形状に沿って形成された第2レジスト部37と、が設けられている。そして、第1レジスト部36と第2レジスト部37との間に、筒状部30における内部側開口32の端部32eが配置される。
筒状部30の端部32eと基板33の第1面33aとは接触させて配置される。しかしながら、端部32eおよび第1面33aの加工精度のばらつきや、筒状部30と基板33との組付け時の組み立てばらつきなどにより、端部32eと第1面33aとの間に微小な隙間が発生することが考えられる。このような隙間が発生した場合、その隙間から樹脂材35が内部空間41に染み出し、それが原因で不具合が発生するおそれがある。上記の構成により、同図に太線で示したように、第1レジスト部36と筒状部30の内側面との間、筒状部30の端部32eと基板33の第1面33aとの間、第2レジスト部37と筒状部30の外側面との間、にかけて仮に隙間ができたとしても、断面がコの字状のラビリンス構造が形成される。このラビリンス構造により、筒状部30の内側に流し込んだ樹脂材35を筒状部30の内部に保持して、樹脂材35が基板33と筒状部30との間からハウジング20の内部空間41(図3参照)に流れ出ることを防止できる。
第1レジスト部36は、銅で形成されたCuパターン36aにレジスト膜36bが形成された構成である。基板33に形成されるCuパターン36aの上にレジスト膜36bを形成することにより、第1レジスト部36を樹脂材35の流出防止に十分な高さを容易に形成することができる。また、第2レジスト部37も、Cuパターン37aにレジスト膜37bが形成された構成を備えている。
基板33に形成されるCuパターン36a、Cuパターン37aを用いることにより、ラビリンス構造を構成するのに十分な厚みを備えた第1レジスト部36、第2レジスト部37を形成することができる。基板33の表面にはCuパターンが形成されるから、そのCuパターンを作るときに、第1レジスト部36、第2レジスト部37に対応した領域にCuパターン36a、Cuパターン37aを形成する。そして、Cuパターン36a、Cuパターン37aの上にレジスト膜36b、レジスト膜37bをさらに形成することにより、たとえば、70μm程度の高さを備えた、第1レジスト部36、第2レジスト部37を形成することができる。
図6は、本発明の実施形態における筒状部30と、第1レジスト部36および第2レジスト部37を備えた基板33とが分解された状態を模式的に示す斜視図である。同図に示すように、基板33の第1面33aには、径が異なる環状のレジストパターンである、第1レジスト部36と第2レジスト部37とが設けられており、第1レジスト部36と第2レジスト部37との間に筒状部30の内部側開口32が配置される。これにより、容易に、筒状部30と基板33との接触面にラビリンス構造を形成することができる。したがって、製造コストを抑えて容易に筒状部30からの樹脂材35(ポッティング材)の漏れだしを防止することができる。なお、ハウジング20の筒状部30と基板33とを密着させる手段としては、かしめ、ねじ止めなど公知の手段を用いることができる。
<変形例>
図7は、図5に示したラビリンス構造の変形例を示す断面図である。同図に示すように、筒状部30の基板33に接触する端部32eに溝部38を形成し、基板33の溝部38に対向する箇所にCuパターン39aにレジスト膜39bが形成された構成の第3レジスト部39を追加で設けてもよい。溝部38に第3レジスト部39をはめ込むことにより、ラビリンス構造がより複雑なものとなるから、筒状部30からの樹脂材35の漏れだしを防止する効果がより向上する。
図8は、図5に示したラビリンス構造の他の変形例を示す断面図である。同図に示すように、筒状部30の端部32eに、第1レジスト部36と第2レジスト部37との幅に相当する幅の凸部40を第1レジスト部36と第2レジスト部37と同じ高さに形成してもよい。これにより、第1レジスト部36と第2レジスト部37との間に凸部40を配置することで、より複雑なラビリンス構造を形成することができる。
<実施形態2>
図12は、従来のセンサーユニット100が、弁50によって開閉される吸気道であるパイプ51に取り付けられた状態を模式的に示す断面図である。同図に示すように、従来のセンサーユニット100では、パイプ51内を流通する測定対象の流動体の温度を測定する際の応答性を向上させるために、筒状体130の先端部が、パイプ51の側壁に形成された挿通孔から挿入されて、パイプ51内に配置されていた。
これに対して、図3に示すセンサーユニット10は、生産性、輸送性、取り扱い性を向上させるために、筒状部30をパイプ51内に突出させることなく、パイプ51内を流通する測定対象の流動体の温度を測定する。このため、温度測定における応答性を向上させるには、パイプ51内を流通する流動体を効率よく筒状部30内に取り込む必要がある。そこで、本実施形態では、測定対象であるパイプ51内の流動体を筒状部30内に効率よく取り込むための態様について説明する。
図9は、本実施形態のセンサーユニット60がパイプ51に取り付けられた状態を模式的に示す断面図である。
弁50の前後ではパイプ51内の圧力に差が生じ、上流側の圧力が高く下流側の圧力が低くなる。そこで、図9に示すように、センサーユニット60に、弁50の前後を繋ぐ、筒状部30をその一部とするバイパスを設けることにより、パイプ51内の流動体を矢印で示すように筒状部30内に引きこんで、流動体の流れを形成する。パイプ51内の流動体(計測対象)が積極的に筒状部30内に入ってくるので、温度センサ34をパイプ内に突出させなくても測定感度を良好にすることができる。以下、センサーユニット60の構成について説明する。
ハウジング20は、筒状部30とは異なる位置に開口した、パイプ51内に通じる排出口61と、排出口61と筒状部30と連通する連結路62とを有し、筒状部30は、その内部に、基板33に接する樹脂材35が充填された保護部65と、パイプ51内に通じる外部側開口31と保護部65との間の、樹脂材35が充填されていない空間部64と、を有している。そして、連結路62は、空間部64に連通している。
センサーユニット60における、外部側開口31および排出口61は、パイプ51に連結可能であり、パイプ51に連結された状態において、外部側開口31は、排出口61よりも、パイプ51内における流動体の流れの上流となる位置に連結される。
図9は、流動体が流動するパイプ51と、流動体の温度を測定可能なセンサーユニット60と、の取り付け構造を示している。パイプ51は、流動体の流量を調整可能な弁50と、弁50を挟んで流動体の流れの上流側に位置する第1開口部52と、弁50を挟んで流動体の流れの下流側に位置する第2開口部53と、を有している。そして、センサーユニット60における、外部側開口31が第1開口部52に連結されており、排出口61が第2開口部53に連結されている。
図9に示すように、弁50の前後、すなわち流動体の流れの上流側に外部側開口31を設け、下流側に排出口61を設けることにより、パイプ51内の流動体が空間部64に取り込まれる。これにより、温度センサ34がパイプ51内から外れた位置に配置されていても、パイプ51内に配置された場合と同等の精度および応答性で、流動体の温度を測定することができる。図9では、外部側開口31および排出口61がパイプ51の第1開口部52および第2開口部53に直接連結された構成を示した。しかし、外部側開口31および排出口61が第1開口部52および第2開口部53に直接連結されている必要はなく、それぞれ第1開口部52および第2開口部53に連通していればよい。例えば、外部側開口31および排出口61と第1開口部52および第2開口部53との間がそれぞれ通路を介して連結された構成としてもよい。
例えば、内部に気体が入っており、圧力に差がある2か所をパイプなどで繋げると、圧力が高い側から低い側に向かってパイプ内を気体が流れる。パイプ51における弁50の前後では圧力差が発生するから、弁50の前後に第1開口部52および第2開口部53を設け、外部側開口31および排出口61を第1開口部52および第2開口部53に連通することにより、パイプ51の流動体の一部が、センサーユニット60における外部側開口31、空間部64、連結路62および排出口61を流れる流路73が形成される。したがって、パイプ51内を流通する流動体を効率よく筒状部30内に取り込んで、温度測定における応答性を向上させることができる。
なお、図9では、説明の便宜上、外部側開口31、排出口61、第1開口部52および第2開口部53を大きく示している。しかし、実際には、センサーユニット60に形成される流路73を流れる流動体の流量Q'は、パイプ51内を流れる流動体の流量Qに対して十分に小さいもの(0.1%以下)となるように、センサーユニット60に形成される流路73を設計する。したがって、流路73の形成は、パイプ51を流れる流動体の量を調整する弁50の絞りに影響は与えない。
弁50上流の第1開口部52の圧力をp1、弁50下流の第2開口部53の圧力をp2、流動体の密度をρとすると、QおよびQ’はそれぞれ、ベルヌーイの公式により以下の式で表される。このため、α’・A’がα・Aの0.1%以下となるようにすれば、Q’をQの0.1%以下にすることができる。
Q’をQの0.1%以下とすれば、センサーユニット60を取り付けたことは、エンジンの動作に影響しない。また、例えば、150ccの二輪車のエンジンでは、アイドリング時に毎秒1cc程度は流れるから、温度センサ34の熱容量とこれに対する熱伝達量の観点からも時定数的に問題のない温度計測が可能となる。なお、センサーユニット60をパイプ51への取り付けるにあたり、エンジンの条件等に従って、最適となる条件を設定すればよい。
Q=α・A[2(p1-p2)/ρ]1/2
(α:流出係数[弁50の開口比により変動する]、A:パイプ51の断面積)
Q’=α’・A’[2(p1-p2)/ρ]1/2
(α’:流出係数[弁50の開口比により変動する]、A’:第1開口部52の断面積)
<変形例>
図10は、本実施形態のセンサーユニット60の変形例であるセンサーユニット70がパイプ51に取り付けられた状態を模式的に示す断面図である。センサーユニット70は、流路の壁の一部(パイプ51側の壁)が取り払われた凹部72を備えている点において、センサーユニット60と異なっている。
ハウジング74は、その外面の一部に筒状部30から離れる方向へ延設された凹部72を有している。そして、センサーユニット60がパイプ51に取り付けられた状態において、凹部72の一部がパイプ51の第1開口部52と第2開口部53との間の壁によって塞がれ、凹部72の塞がれていない箇所に排出口61が形成される。本実施形態では、排出口61は、凹部72における筒状部30の反対側の端部に設けられている。
本実施形態のセンサーユニット70は、流路73を構成する壁の一部をパイプ51によって構成している、すなわちパイプ51の外側面とセンサーユニット70の凹部72により、空間部64から排出口61への流路73を形成している。この構成にすることで、ハウジング74に、ハウジング20の連結路62(図9参照)のような通路(横穴)を形成する必要がなくなる。したがって、金型を用いて製造することが容易になる。もしくは、凹部72に蓋部材を取り付けて連結路62のような通路を形成する必要がなくなり、部品費の増加を防ぐことができる。
図10に示す取り付け構造では、流動体が流動するパイプ51と、パイプ51に取り付けられ、流動体の温度を測定可能なセンサーユニット70と、を備え、パイプ51は、流動体の流量を調整可能な弁50と、弁50を挟んで流動体の流れの上流側に位置する第1開口部52と、弁50を挟んで流動体の流れの下流側に位置する第2開口部53と、を有し、パイプ51によって凹部72が密に覆われるようにセンサーユニット70が配置されている。そして、パイプ51は、センサーユニット70が配置された状態において、凹部72に面する箇所に第2開口部53を有する。本実施形態では、第2開口部53は、凹部72の筒状部30から離れた側の端部に対応したパイプ51の箇所に設けられており、排出口61は、凹部72における筒状部30の反対側の端部に設けられている。
本発明は、温度検知素子を備えたセンサーユニット、特に、車両のエンジンの吸気道内の吸気温度を検知するセンサーユニットに適用することができる。
10、60、70:センサーユニット
20 :ハウジング
21 :本体上部
22 :ハウジング本体部
23a、23b :ねじ孔
24 :スロットルセンサ
25 :連結孔
26 :カプラ
27 :端子
30 :筒状部
31 :外部側開口
32 :内部側開口
32e :端部
33 :基板
33a :第1面
34 :温度センサ
35 :樹脂材
36 :第1レジスト部
36a :Cuパターン
36b :レジスト膜
37 :第2レジスト部
37a :Cuパターン
37b :レジスト膜
38 :溝部
39 :第3レジスト部
39a :Cuパターン
39b :レジスト膜
40 :凸部
41 :内部空間
50 :弁
51 :パイプ
52 :第1開口部
53 :第2開口部
61 :排出口
62 :連結路
64 :空間部
65 :保護部
72 :凹部
73 :流路
74 :ハウジング
100 :センサーユニット
130 :筒状体
131 :サーミスタ
132 :リード線
133 :基板
134 :樹脂材
135 :ハウジング
Q、Q’:流量
p1、p2:圧力

Claims (11)

  1. パイプ内を流れる流動体の温度を測定可能なセンサーユニットにおいて、
    内部空間を有しかつ内部空間と外部とを連通する筒状部を有するハウジングと、
    第1面に温度センサが搭載された基板と、を備え、
    前記基板は前記ハウジングの内部空間に配置され、
    前記筒状部における外部側の外部側開口は前記パイプ内に連結可能であり、
    前記筒状部における内部空間側の内部側開口は前記基板の第1面で塞がれ、
    前記温度センサは前記筒状部の内部に配置され、
    前記筒状部の内部に前記温度センサを覆う樹脂材が充填された保護部を有し、
    前記ハウジングは、
    前記筒状部の前記外部側開口とは異なる位置に開口した、前記パイプに連結される排出口と、
    前記排出口と前記筒状部とを連通する連結路とを有し、
    前記筒状部は、その内部に、
    前記基板に接する、前記樹脂材が充填された前記保護部と、
    前記外部側開口と前記保護部との間の前記樹脂材が充填されていない空間部と、を有し、
    前記連結路が前記空間部に連通されていることを特徴とするセンサーユニット。
  2. 前記外部側開口および前記排出口は、前記パイプに連結可能であり、
    前記外部側開口および前記排出口が前記パイプに連結された状態において、前記外部側開口は、前記排出口よりも、前記パイプ内を流れる前記流動体の上流に位置する、請求項1に記載のセンサーユニット。
  3. 前記ハウジングは、その外面の一部に前記筒状部から離れる方向へ延設された凹部を有し、
    前記パイプに取り付けられた状態において、前記凹部の一部によって前記排出口が形成される、請求項1または請求項2に記載のセンサーユニット。
  4. 前記排出口は、前記凹部における前記筒状部の反対側の端部に設けられている、請求項3に記載のセンサーユニット。
  5. 前記基板の前記第1面には、前記筒状部の内部側開口の外周形状に沿って形成された第1レジスト部と、前記筒状部の内周形状に沿って形成された第2レジスト部と、が設けられ、
    前記第1レジスト部と前記第2レジスト部との間に、前記筒状部における内部側開口の端部が配置される請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のセンサーユニット。
  6. パイプ内を流れる流動体の温度を測定可能なセンサーユニットにおいて、
    内部空間を有しかつ内部空間と外部とを連通する筒状部を有するハウジングと、
    第1面に温度センサが搭載された基板と、を備え、
    前記基板は前記ハウジングの内部空間に配置され、
    前記筒状部における外部側の外部側開口は前記パイプ内に連結可能であり、
    前記筒状部における内部空間側の内部側開口は前記基板の第1面で塞がれ、
    前記温度センサは前記筒状部の内部に配置され、
    前記筒状部の内部に前記温度センサを覆う樹脂材が充填された保護部を有し、
    前記基板の前記第1面には、前記筒状部の内部側開口の外周形状に沿って形成された第1レジスト部と、前記筒状部の内周形状に沿って形成された第2レジスト部と、が設けられ、
    前記第1レジスト部と前記第2レジスト部との間に、前記筒状部における内部側開口の端部が配置されることを特徴とするセンサーユニット。
  7. 前記内部側開口における前記筒状部の前記端部に溝部が設けられ、
    前記基板の前記第1面の第1レジスト部と第2レジスト部との間における前記溝部に対向する位置に第3レジスト部が設けられている請求項5または請求項6に記載のセンサーユニット。
  8. 前記樹脂材は、前記筒状部の伸長方向への熱伝導率が0.3(W/m・K)以上である、請求項1から請求項7のいずれか1項に記載のセンサーユニット。
  9. 流動体が流動するパイプと、前記パイプに取り付けられ、前記流動体の温度を測定可能な請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のセンサーユニットと、を備え、
    前記パイプは、前記流動体の流量を調整可能な弁と、前記弁を挟んで前記流動体の流れの上流側に位置する第1開口部と、前記弁を挟んで前記流動体の流れの下流側に位置する第2開口部と、を有し、
    前記第1開口部が前記外部側開口に連結され、前記第2開口部が前記排出口に連結される、センサーユニットの取り付け構造。
  10. 流動体が流動するパイプと、前記パイプに取り付けられ、前記流動体の温度を測定可能な請求項3に記載のセンサーユニットと、を備え、
    前記パイプは、前記流動体の流量を調整可能な弁と、前記弁を挟んで前記流動体の流れの上流側に位置する第1開口部と、前記弁を挟んで前記流動体の流れの下流側に位置する第2開口部と、を有し、
    前記パイプにより前記凹部が覆われるように前記センサーユニットが配置された状態において、前記第1開口部が前記外部側開口に連結され、前記第2開口部が前記凹部に面している、センサーユニットの取り付け構造。
  11. 前記第2開口部は、前記凹部における前記筒状部から離れた側の端部に対応した前記パイプの箇所に設けられており、
    前記排出口は、前記凹部における前記筒状部の反対側の端部に設けられている、請求項10に記載のセンサーユニットの取り付け構造。
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