JP7389456B2 - 交通渋滞予防、又は、予防及び緩和方法、制御装置及び制御車両 - Google Patents

交通渋滞予防、又は、予防及び緩和方法、制御装置及び制御車両 Download PDF

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Description

本開示は、交通渋滞予防、又は、予防及び緩和方法、制御装置及び制御車両に関する。
交通渋滞の緩和に対しては、以下の特許文献1,2のような様々な提案がなされている。
特開2006-309735号公報 特開2006-309736号公報
近年の車両数増加や交通集中によって道路渋滞問題は世界各国で深刻化している。一般に道路交通は、各国程度の差はあるものの混合交通である。混合交通は、走行に関する属性の異なる車両が混在した交通を指す。車両の走行に関する属性は、車両の大きさや挙動に関する属性であって、例えば、車種ごとに異なる。車種とは、普通乗用車、軽四輪乗用車、原動機付自転車などの車両の種別を指す。深刻化する交通渋滞を予防、または緩和するためには、各車両の走行に関する属性を考慮した交通渋滞予防、又は、予防及び緩和システムが望まれる。
ある実施の形態に従うと、交通渋滞予防、又は、予防及び緩和方法は、車列に含まれる複数車両の第1の配列を検出し、複数車両の属性を示す属性パラメータを用いて第1の配列の車列の流量を示す第1の指標値を算出し、第1の配列を第2の配列に変化して車列の流量を示す第2の指標値を算出し、第2の指標値の示す流量が第1の指標値の示す流量よりも優っている場合に、複数車両の配列を第1の配列から第2の配列に変更させる。
他の実施の形態に従うと、制御装置は交通渋滞を予防、又は、予防及び緩和するための処理を実行する制御装置であって、その処理は、車列に含まれる複数車両の第1の配列を検出し、複数車両の属性を示す属性パラメータを用いて第1の配列の車列の流量を示す第1の指標値を算出し、第1の配列を第2の配列に変化して車列の流量を示す第2の指標値を算出し、第2の指標値の示す流量が第1の指標値の示す流量よりも優っている場合に、複数車両の配列を第1の配列から第2の配列に変更させる、ことを含む。
更なる詳細は、後述の実施形態として説明される。
図1は、第1の実施の形態に係る交通渋滞予防、又は、予防及び緩和システム(以下、システムと略する)の構成の一例を表した概略図である。 図2は、システムに含まれる制御装置の機能構成の具体例を表した概略図である。 図3は、システムに含まれる車両の機能構成の具体例を表した概略図である。 図4は、指標の算出処理に用いる式を表した図である。 図5は、指標の算出処理に用いる挙動パラメータの具体例である。 図6は、車列の変更の具体例を表した概略図である。 図7は、図6に示された各車列について算出された流量と密度との関係、及び、安定性指標が線形安定を満たす範囲を示した図である。 図8は、交通渋滞予防、又は、予防及び緩和方法の具体例を表した図である。 図9は、制御装置で行われる調整処理の流れの一例を表したフローチャートである。 図10は、車列の変更の具体例を表した概略図である。 図11は、車列の変更の具体例を表した概略図である。 図12は、制御装置で行われる調整処理の流れの他の例を表したフローチャートである。 図13は、第2の実施の形態に係るシステムの構成の一例を表した概略図である。 図14は、システムに含まれる車両のうちの制御車両の機能構成の具体例を表した概略図である。
<1.交通渋滞予防、又は、予防及び緩和方法、及び、制御装置の概要>
(1)実施の形態に係る交通渋滞予防、又は、予防及び緩和方法は、車列に含まれる複数車両の第1の配列を検出し、複数車両の属性を示す属性パラメータを用いて第1の配列の車列の流量を示す第1の指標値を算出し、第1の配列を第2の配列に変化して車列の流量を示す第2の指標値を算出し、第2の指標値の示す流量が第1の指標値の示す流量よりも優っている場合に、複数車両の配列を第1の配列から第2の配列に変更させる。
複数車両の配列は、例えば、各車両の位置を特定するデータ及び識別情報などに基づいて検出される。位置を特定するデータは、例えば、位置情報や周辺又は隣接する車両を撮影した撮影画像データなどである。
属性パラメータは、流量の指標を算出するために用いる、計算用の属性を示すパラメータである。属性パラメータは、例えば、車種である。
流量が増加するように複数車両の配列を変更して車列を変化させることによって、交通効率が向上する。その結果、交通渋滞が予防、又は、予防及び緩和できる。
(2)好ましくは、第2の指標値は第2の配列の車列の安定性を示す指標値を含み、第2の配列に変更させることは、さらに、第2の指標値の示す安定性が線形安定性を有することを示す場合、又は、前記第1の指標値の示す安定性より高い場合に、複数車両の配列を第1の配列から前記第2の配列に変更させることを含む。これにより、変更後の車列がより安定となり、交通渋滞が予防及び緩和、又は、渋滞発生が抑制される。
(3)好ましくは、複数車両のうちの一台の車両は制御装置を搭載して制御車両として機能し、制御車両は、少なくとも、第1の指標値及び第2の指標値に基づいて第2の配列を決定し、複数車両に対して配列の変更を指示する。制御車両は、制御装置の機能の少なくとも一部を有する車両であって、他の車両に対して制御信号を出力する車両を指す。これにより、複数車両以外の装置において行わせる処理を軽減することができる。
(4)好ましくは、制御車両が、さらに、第1の配列の検出結果を得て、第1の指標値及び第2の指標値を算出する。これにより、複数車両以外の装置において行わせる処理を軽減することができる。
(5)好ましくは、複数車両とは異なる制御装置が、第1の配列を検出し、第1の指標値及び第2の指標値に基づいて第2の配列を決定する。これにより、車両の構成を容易にすることができる。
(6)好ましくは、複数車両は、所定レベル以上の運転支援機能を有する運転支援車両を2台以上含み、2台以上の運転支援車両のうちの1台の運転支援車両が、他の運転支援車両に対して配列の変更を指示する制御信号を送信する。これにより、複数車両以外の装置がシステムに含まれて一部処理を行う場合であっても、上記1台の運転支援車両以外の運転支援車両は制御信号を送信する機能を備える必要がなくなり、装置構成を容易にできる。
(7)好ましくは、複数車両は、所定レベル以上の運転支援機能を有する運転支援車両を含み、複数車両とは異なる制御装置が、運転支援車両に対して配列の変更を指示する制御信号を送信する。所定レベル以上の運転支援機能を有する運転支援車両は制御装置との通信機能を有して制御信号を受信し、制御信号に従う走行を行うよう運転を支援する。その結果、制御信号によって指示された車列の変更が実現されるようになる。
(8)好ましくは、配列を変更させることは、複数車両それぞれに対する指示の優先度を決定することを含む。優先度は、一例として、配列が変更しやすい車両ほど高く設定することができる。これにより、制御信号によって指示された車列の変更が実現されやすくなる。
(9)好ましくは、複数車両は、所定レベル以上の運転支援機能を有する運転支援車両を含み、運転支援車両が、各々、第1の指標値及び第2の指標値に基づいて第2の配列を決定し、第2の配列となるように運転支援機能を発揮する。これにより、複数車両以外の制御装置や、複数車両のうちのいずれか一台の制御車両を不要とすることができる。
(10)好ましくは、属性パラメータは、車両の車種を含む。これにより、車長などの車種に固有のデータを用いて変更後配列を決定することができる。
(11)好ましくは、交通渋滞予防、又は、予防及び緩和システムは、複数車両のうちの変更可能車両を抽出し、変更可能車両の配列を変更して第2の配列を得る。これにより、制御信号によって指示された車列の変更が実現されやすくなる。
(12)好ましくは、変更可能車両は、SAE(Society of Automotive Engineers)(米国自動車技術会)の自動運転のレベル分けJ3016(Sep2016)に従ったレベルが所定レベル以上の運転支援機能を有する運転支援車両及びその周辺車両を含む。これにより、制御信号によって指示された車列の変更が実現されやすくなる。
(13)好ましくは、所定レベル以上の運転支援機能は、レベル1以上の運転支援が実現される機能を指す。この場合、配列を変更するための走行のための運転操作が支援される。これにより、制御信号によって指示された車列の変更が実現されやすくなる。
(14)好ましくは、所定レベル以上の運転支援機能は、レベル3以上のドライバによる運転操作を不要とする自動運転を実現する機能を指す。この場合、配列を変更するための走行が自動的に行われる。これにより、制御信号によって指示された車列の変更がより実現されやすくなる。
(15)実施の形態に係る制御装置は、交通渋滞を予防、又は、予防及び緩和するための処理を実行する制御装置であって、その処理は、車列に含まれる複数車両の第1の配列を検出し、複数車両の属性を示す属性パラメータを用いて第1の配列の車列の流量を示す第1の指標値を算出し、第1の配列を第2の配列に変化して車列の流量を示す第2の指標値を算出し、第2の指標値の示す流量が第1の指標値の示す流量よりも優っている場合に、複数車両の配列を前記第1の配列から第2の配列に変更させる。流量が増加するように複数車両の配列を変更して車列を変化させることによって、交通効率が向上する。その結果、交通渋滞が予防、又は、予防及び緩和される、ことを含む。
<2.交通渋滞予防、又は、予防及び緩和方法、及び、制御装置の例>
[第1の実施の形態]
図1を参照して、第1の実施の形態に係る交通渋滞予防、又は、予防及び緩和システム(以下、システムと略する)100Aは、N台の車両5A,5B,5C,…,5Nを含む。N台の車両5A,5B,5C,…,5Nを代表させて車両5とも称する。なお、Nは2以上の複数である。車両5は車列Mを構成している。すなわち、複数の車両5は、同一の車線LA内を同一の方向に走行している車両群である。なお、車線LAは、実際の車線であってもよいし、車両横方向位置ずれを含むが、追従関係を実質的に持つ仮想的な車線であってもよい。
システム100Aは、制御装置1を含む。制御装置1は、例えばサーバであって、インターネットなどの通信網3を介して車両5と通信可能である。制御装置1は、他の例として、路側に設置された装置であってもよい。この場合、通信網3はインターネットでなく、直接車両5との通信であってもよい。制御装置1は、交通渋滞を予防、又は、予防及び緩和するための処理を実行し、その処理に従う制御信号を車両5に出力する。
図2を参照して、制御装置1は、プロセッサ11とメモリ12とを有するコンピュータで構成される。メモリ12は、一次記憶装置であってもよいし、二次記憶装置であってもよい。制御装置1は、通信網3にアクセスするための通信装置13をさらに有する。
メモリ12は、属性データベース(DB)121を有する。また、メモリ12は、プロセッサ11によって実行されるコンピュータプログラム122を記憶している。属性DB121は、車両5それぞれの属性を記憶している。記憶している属性は、後述する交通効率の指標を算出するために用いる、計算用の属性を示すパラメータである属性パラメータを含む。計算用の属性パラメータは、例えば、車種である。車種とは、普通乗用車、軽四輪乗用車、原動機付自転車などの車両の種別を指す。計算用の属性パラメータは、車両ごとの詳細なサイズ、ドライバの運転の特定を示す特性値、ドライバの性別、年齢、などを含んでもよい。
プロセッサ11は、メモリ12に記憶されているコンピュータプログラム122を実行することによって検出処理111を実行する。検出処理111は、通信装置13が車両5と通信することによって車両5から得られたセンシング結果に基づいて車列Mを検出する処理である。車列Mを検出することは、車列Mを構成する各車両5の車種を特定すること、つまり、車種の順を特定することを含む。
プロセッサ11は、コンピュータプログラム122を実行することによって算出処理112を実行する。算出処理112は、交通効率の指標を算出する処理である。交通効率の指標は、流量と、安定性指標と、を含む。安定性指標は、速度擾乱に対する車列の安定度合を表す指標であって、例えば、線形安定性に関する条件式で用いられるような安定性指標である。なお、線形安定とは、無限に微小な速度擾乱に対して安定していることを指す。また、非線形安定とは、ある程度の大きさの擾乱までは安定であって、擾乱の大きさが増えると渋滞が発生する状態を指す。算出処理112では、検出された車列Mの各車両5の計算用の属性パラメータが属性DB121から読み出され、指標の算出に用いられる。
プロセッサ11は、コンピュータプログラム122を実行することによって決定処理113を実行する。決定処理113は、現在の車列Mを変更させた変更後車列を決定する処理である。配列を変えると交通量が変化することは、例えば、Da Yang, et al., “Modeling and analysis of car-truck heterogeneous traffic flow based on intelligent driver car-following model.”(上記の非特許文献1)にも開示されている。その思想に基づいて、プロセッサ11は決定処理113を実行して変更後車列を決定する。詳しくは、決定処理113は、現在の車列Mについて算出処理112によって算出された指標と、変更後車列の候補となる候補車列について算出処理112によって算出された指標と、を比較する処理を含み、プロセッサ11は、その比較結果に基づいて候補車列を変更後車列と決定する。
プロセッサ11は、コンピュータプログラム122を実行することによって調整処理114を実行する。調整処理114は、現在の車列Mを変更後車列に変更させるための処理である。具体的には、調整処理114は、制御信号を生成し、通信装置13に渡して対象の車両5に対して送信させる処理を含む。
車両5は、SAE(Society of Automotive Engineers)(米国自動車技術会)の自動運転のレベル分けJ3016(Sep2016)に従ったレベルが所定レベル以上の自動運転機能を有する運転支援車両である。所定レベルは少なくともレベル1であって、運転支援が実現されるレベルを指す。図3を参照して、車両5は、制御装置50を含む。制御装置50は、プロセッサ51とメモリ52とを有するコンピュータで構成される。運転支援は、レベル3以上のドライバによる、操作装置55を用いての運転操作を不要とする、自動運転を実現するものであってもよい。また、ここでの運転支援機能はレベル0のドライバが操作装置55を用いてすべての運転操作を行うものを含んでもよいが、その場合、ドライバに所定の運転操作を行わせるための表示や音声出力などのドライバに対する指示が出力されるものとする。
車両5は、通信網3にアクセスするための第1通信装置53をさらに有する。第1通信装置53は、プロセッサ51の制御に従って制御信号を出力する。
車両5は、アンテナ58が接続された第2通信装置57を有していてもよい。第2通信装置57は、アンテナ58によって他の車両5から送信された電波を受信し、プロセッサ51に入力する。すなわち、第2通信装置57は、車両5間の通信を行うための通信装置である。
メモリ52は、一次記憶装置であってもよいし、二次記憶装置であってもよい。メモリ52は、固有データを記憶する固有データDB521を有する。固有データは、車両5固有の識別情報(ID)である。また、メモリ52は、プロセッサ51によって実行されるコンピュータプログラム523を記憶している。
プロセッサ51は、メモリ52に記憶されているコンピュータプログラム523を実行することによって運転支援処理511を実行する。運転支援処理511は、ドライバによる車両5の運転操作を支援する運転支援機能を実現する処理である。
プロセッサ51は、さらに、第1通信装置53が通信することによって制御装置1から受信した制御信号に基づいて運転支援処理511を実行する。制御装置1からの制御信号に基づく運転支援処理511は、一例として、制御信号に従う運転が行われるようにドライバの運転を支援する処理である。例えば、制御信号で指示される運転を行うように、車両5に備えられるディスプレイ54に表示したり、図示しないスピーカから音声出力したりすることが挙げられる。
プロセッサ51はコンピュータプログラム523を実行することによって送信処理512を実行する。送信処理512は、制御装置1が車列Mを検出するための検出用データを送信するための処理であって、検出用データをセンシングし、センシング結果を送信する処理を含む。プロセッサ51は、制御装置1からのリクエストに応じて送信処理512を実行してもよい。この場合、プロセッサ51は現在位置をセンシングし、センシング結果を固有データDB521に格納されているIDなどの識別情報とともに第1通信装置53に渡して制御装置1に送信させる。
現在位置のセンシング結果は、一例として、GPSデータである。この場合、プロセッサ51はGPSと通信して現在位置を示すデータを取得する。現在位置のセンシング結果の他の例は、撮影画像である。この場合、センサ56としてカメラを有し、カメラによって撮影された撮影画像を制御装置1に送信する。制御装置1は撮影画像を解析することによって位置を特定する。例えば、前方の車両のナンバープレートを撮影することによって、複数車両5の並び順が特定される。
図4~図7を用いて、制御装置1のプロセッサ11の実行する算出処理112について説明する。算出処理112では、算出される交通効率の指標として、流量Fと線形安定性指標SFとが算出される。
流量F(台/s)は、長さL(m)の車線にN台の車両が存在し、全ての車両が同じ速度v(m/s)で加減速なく走行している状況(平衡状態)において、下の式(1)で示される密度ρを用いて式(2)で表される。
ρ=N/L …(1)
F=ρv …(2)
流量Fと密度ρとは、横軸を密度ρとして縦軸を流量Fとすると、概ね、山型の形状の関係となる。すなわち、密度ρが0である車両が存在しない場合には流量Fは0である。徐々に車両が増加して密度ρが増加するにつれて流量Fも増加する。一定密度以上になると、車両が増加して密度ρが増加するにつれて、安全のため各車の速度vが低下する。そのため、密度ρが増加するにつれて流量Fは減少する。最大密度に達すると交通が停止し、流量Fは0となる。最大流量Fmaxは、交通効率が最も高いときの交通量を指す。交通効率が高いことは道路が効率よく使用されることを指し、そのときの交通量とは、その状況において対処可能な交通量を示している。
流量Fの算出の際には、全ての車両が加減速なく同一速度で走行している平衡状態を想定している。しかしながら、いずれかの車両が、少しアクセルを緩めるような微小な速度擾乱を起こすと、他の車両、特に後続車の速度擾乱を誘発することが考えられる。この速度擾乱の伝播が消滅せず、次々と後続車両に伝播する交通状態を不安定な交通と言う。すなわち、例え流量Fが大きくでも不安定であれば、速度擾乱が生じると車列中で増幅されて密度ρの不均一が発生する。その結果、渋滞が発生する。従って、流量F、特に最大流量Fmaxと、安定性を表す安定性指標SFとは、交通効率を表す重要な指標と言える。本システム100Aは、これら両指標を改善することによって交通渋滞の予防、又は、予防及び緩和を図るものである。
本システム100Aでは、各車両5の挙動を、例えば図4の式(3)でモデル化する。式(3)は、IDM(Intelligent driver model)と呼ばれる代表的な車両追従モデルの1つであって、車両nの加速度を表している。このモデルは、各車両の加速度を、現在速度、車間距離、前走車との速度差、などの、図4に示された車両の挙動を表す挙動パラメータから決定するモデルである。特に、所望の車間距離Snを、図4の式(4)でモデル化する。式(4)は、自車速度vnと前走車との間の速度差Δvnとを用いて、前走車との所望の車間距離Snを表している。
平衡状態における車頭距離hnは、図4の式(5)で求められる。車頭距離hnは、自車両の車頭と前走車の車頭との間の距離であって、自車両と前走車との車間距離に、前走車の車長を加えた距離である。車長lnは、車両の進行方向の長さを指す。
式(5)で得られた車頭距離hnを用いて車列全体の密度ρを表すと、図4の式(6)となる。なお、ここでは、変数Pcombは隣接する2車両のペアの総数に対する、各車長の組み合わせの割合を指す。式(6)を式(2)に代入することによって流量Fが算出される。
プロセッサ11は、算出処理112において計算用の属性として車両の車種を用いる。車種は、例えば、乗用車、トラックなどである。車種によって車長が異なるためである。この場合、図4に示された挙動パラメータの値は車種の組み合わせごとに設定される。
一例として、車列Mに乗用車(C)及びトラック(T)が混在している場合を想定する。この場合、隣接する2車両の車種の組み合わせを示す変数combは、前者を自車両、後者を後続車両とすると、[CC,CT,TC,TT]の4つ(comb=4)となる。挙動パラメータの値は、図5に示されたように、これら4つの組み合わせに対して設定される。
プロセッサ11は、算出処理112において車種の組み合わせごとに安定性指標SFcombを算出する。安定性指標SFcombは、図4の式(7)で表される。式(7)における変数fzは、式(3)の平衡状態における変数zに対する偏微分値である。上の例の場合、変数comb=4となる。そして、車列M全体の安定性指標SFallは、図4の式(8)で表される。
なお、図4に示された挙動パラメータのうちの車長ln以外のパラメータ、及び、式(3)~(8)は、上記の非特許文献1にも開示されている。
安定性指標SFallが安定条件を満たす場合に、車列M全体が線形安定となる。安定性指標SFallは、正の値は線形不安定を示している。従って、SFall<0は、安定条件の一例である。また、安定性指標が正であっても、元の安定性指標より小さくなることは、不安定ながら車列の渋滞発生に対する耐性が向上したことを示す。
算出処理112では、検出された車列Mについて流量F1を算出する。また、検出された車列Mの車種の組む合わせを様々に変化させて変更後の車列の候補の候補車列とし、候補車列ごとに流量F2を算出する。流量Fが大きい方が交通効率がよいため、決定処理113では、流量Fが大きい候補車列を変更後車列に決定する。
また、算出処理112では、候補車列ごとに流量F2を算出する。決定処理113では、さらに、上記の安定条件を満たす候補車列、もしくは安定性が改善される候補車列を変更後車列に決定する。すなわち、候補車列に対して算出された安定性指標SF2がSF2<0、又は、0≦SF2<SF1を満たす場合に、その候補車列を変更後車列に決定する。
図6の具体例について、上記の算出処理112及び決定処理113を説明する。図6では、車列M1が検出された車列の具体例を示している。制御装置1は、車列M1の交通渋滞を予防、又は、予防及び緩和する処理を実行する。図6において、車両C1,C2,C3,C4は車種が乗用車(C)である車両を指す。車両T1,T2は車種がトラック(T)ある車両を指す。検出された車列M1では、後方から前方にC1,T1,C2,C3,T2,C4の順に、車両C4を先頭に進行方向Aに走行している。また、この場合、各車種の組み合わせについての挙動パラメータは、図5に示すように設定されている。
候補車列の一例として、車両C4,T2を入れ替えた車列M2、及び、さらに車両C1,T1を入れ替えた車列M3を想定する。車列M1~M3それぞれについて算出した流量Fと密度ρとの関係は、図7に示される関係となる。また、車列M1~M3それぞれについて算出した安定性指標SFがSF<0を満たす範囲は、図7において実線で示されている。
図7を参照して、車列M1より車列M2、車列M2より車列M3の方が、最大流量Fmが大きくなっている。また、これら最大流量Fmが得られる状態は線形安定であると言える。従って、検出された車列M1及び候補車列M2,M3のうちでは車列M3が最も交通効率がよいと言える。そこで、この場合、制御装置1のプロセッサ11は、調整処理114において、現在の車列M1を車列M3に変更するための制御信号を送信する。この場合の送信先は、現在の車列M1から配列が変更される車両C1,C4,T1,T2となる。これの制御信号に従って車両C1,C4,T1,T2において運転支援が行われることで、車列M1は車列M2に変更され、交通効率が向上する。その結果、交通渋滞が予防、又は、予防及び緩和される。
本システム100Aにおける交通渋滞予防、又は、予防及び緩和方法は図8に示される流れである。すなわち、図8を参照して、制御装置1は対象範囲の車両5に対して、検出用データをリクエストする(ステップS1)。対象範囲は、例えば、制御装置1に対して交通渋滞を予防、又は、予防及び緩和する範囲として予め設定されている範囲である。
リクエストを受信した車両5は検出用データをセンシングし(ステップS3)、センシング結果を制御装置1に送信する(ステップS5)。センシング結果は例えば位置データなどの、車列Mにおける配列が特定され得る情報と、車両5のIDなどの識別情報とを含む。
なお、車両5からのセンシング結果の取得は、制御装置1からのリクエストに応じたタイミングに限定されない。他の例として、車両5から定期的に送信されたり、車両5が特定の挙動のときに自発的に送信されたりする、つまり、制御装置1からのリクエストを不要として送信されるものであってもよい。
制御装置1は、車両5からのセンシング結果を用いて車列Mを検出し(ステップS7)、交通渋滞を予防、又は、予防及び緩和するための調整を実行する(ステップS9)。ステップS9の具体例は図9のフローチャートに示される。すなわち、図9を参照して、制御装置1のプロセッサ11は、ステップS7で検出した現車列Mの流量F1を算出し(ステップS101)、メモリ52に記憶する。
次に、プロセッサ11は現車列Mの一部を変更した候補車列を想定し、候補車列の流量F2と、安定性指標SF2とを算出し(ステップS103)、メモリ52に記憶する。
次に、プロセッサ11は、メモリ52に記憶されている流量F1,F2を比較する。ステップS103で算出した流量F2が最大であるか場合(ステップS105でYES)、最大となる状態における安定性指標SF2が安定条件を満たすか否かを確認する。安定条件を満たす場合(ステップS107でYES)、ステップS103で想定した候補車列をメモリ52に上書きする(ステップS109)。
以降、候補車列に対して順にステップS103~S109を実行し、他の候補車両がなくなると(ステップS111でNO)、プロセッサ11は、メモリ52に記憶されている候補車列を変更後車列に決定する。そして、プロセッサ11は、変更後車列に変更させるための制御信号を対象の車両5に出力することで、車両5に配列の変更を指示する(ステップS113)。すなわち、上記の処理の結果、制御装置1から対象の車両5に対して制御信号が出力される(ステップS11)。
制御信号を受信した車両5では、運転支援処理が実行される(ステップS13)。ステップS13での運転支援処理は、例えば、ディスプレイ54に運転操作の指示を表示することである。図6の例では、車両C4のディスプレイ54に速度を落とすよう指示が表示されるとともに、車両T2のディスプレイ54には速度を上げて前方の車両を追い越すよう指示が表示される。表示の替わりに音声出力であってもよい。この指示に従う運転操作がドライバによってなされることで、車両C4と車両T2とが入れ替わり、車列M1は車列M2となる。なお、これら車両の有する運転支援機能が自動運転である場合、上記の運転が自動で行われてもよい。
好ましくは、制御装置1は、ステップS11で制御信号を送信した後に、送信先の車両5に対して検出用データをリクエストする(ステップS15)。そして、車両5でセンシングし(ステップS17)、得られたセンシング結果を取得して(ステップS19)、車列を特定する(ステップS21)。ステップS15~S21は上記のステップS1~S7と同じである。そのため、システム100Aでは、所定の時間間隔でステップS1~S7が繰り返されて、制御装置1はそのセンシング結果を用いてもよい。
制御装置1は、ステップS21で車列を検出することによって、ステップS11で送信した制御信号に従う運転操作が行われたか否かを特定することができる。そこで、好ましくは、制御装置1は、車両5ごとに制御信号に従う走行を行ったか否かの調整結果を記憶する(ステップS23)。
記憶された調整結果は、後の処理に用いられることや、処理以外に用いられることが想定される。後の処理に用いる場合、例えば、調整結果に基づいて、車両ごとに、制御信号に従う運転操作をする可能性を数値化してもよい。この数値は流量Fや安定性指標SFを算出する際の係数、及び/又は、指標を用いて変更後車列を決定する際の係数として用いることができる。これにより、車列の変更が実現される可能性を高めることができる。
記憶された調整結果を後の処理以外に用いる場合、例えば、制御信号に従う運転操作をする可能性の高い車両に対してインセンティブを与えてもよい。インセンティブは、例えば、交通制限の予防、又は、予防及び緩和や、駐車料金などの車両に要する費用の軽減や、所定の物品やサービスと交換可能なポイントの付与、などが挙げられる。これにより、車列を変更する運転操作を行うドライバのモチベーションが高められる。その結果、車列の変更が実現される可能性を高めることができる。
好ましくは、制御装置1は、ステップS11で制御信号を出力する際に、指示の優先度を決定してその順に従って配列を変更させるための制御信号を出力する。優先順位は、一例として、配列を変更しやすい車両を高く、変更しにくい車両を低くする。変更しやすい車両は、例えば、車体の小さな車両、運転支援機能の高い車両、車間距離の広い車両、などである。これら情報は、属性DB121に車両ごとに予め記憶されていてもよいし、検出処理111で車列を検出する際に併せて検出されてもよい。この場合の制御について、図10に示された車列M11が検出された場合を例にして説明する。
図10に示された車列M11は図6の車列M1と同様であって、後方から前方にC1,T1,C2,C3,T2,C4の順に、車両C4を先頭に進行方向Aに走行している車列である。このうちの図10において太線で示された車両C2,C4が配列を変更しやすい車両であるものとする。
プロセッサ11が決定処理113を実行し、変更後車両を図10の車列M14と決定したと想定する。車列M14は、車列M11の車両C2,C4を入れ替えた配列を有する。このとき、プロセッサ11は、制御信号を送信する順として、運転支援機能を有する車両C2,C4の周囲の車両5の配列を変更させる制御信号の送信を優先する。すなわち、車両C2,C3を入れ替える制御信号、及び、車両T2,C4を入れ替える制御信号の優先順位が最も高く、次に、車両C2,C4を入れ替える制御信号の優先順位が高く、その次に、車両C3,C4を入れ替える制御信号、及び、車両T2,C2を入れ替える制御信号の優先順位が高い。
このように、制御信号の送信に優先順位を付することによって、配列がスムーズに変更され、車列の変更が実現されやすくなる。
なお、車列Mに含まれる複数車両5が配列の変更が不可能な車両を含んでいてもよい。変更が不可能な車両は、例えば、運転支援機能を有さない車両、つまり、運転支援車両ではない通常車両、又は、運転支援車両近傍にいない通常車両である。この場合、制御装置1のプロセッサ11は、図9の処理に替えて図12の処理を実行する。すなわち、図11を参照して、プロセッサ11は、検出された車列Mに含まれるN台の車両5のうち、さらに、配列の変更が可能な変更可能車両を抽出する(ステップS100)。
プロセッサ11は、運転支援車両の配列が変化した車列を候補車列とし、通常車両のみが配列を変更する車列は候補車列としない。例えば、図11の車列M21のうち、車両C4のみが運転支援車両とする。この例では、プロセッサ11は、変更可能車両の配列を変更して候補車両とし、指標値F2,SF2を算出する(ステップS103A)。そして、指標値F2,SF2を用いて図9と同様の処理を実行して、変更後車両を決定する。
プロセッサ11が決定処理113を実行し、変更後車両を図11の車列M26と決定したと想定する。車列M26は、車列M21の車両C1,C4を入れ替えた配列を有する。このとき、プロセッサ11は、運転支援車両である車両C4のみに制御信号を出力し、車両C4と隣接する車両5とを順に入れ替えて車列M26に変更させる。すなわち、図11の車列M21の車両T2,C4を入れ替えて車列M22とし、車列M22の車両C3,C4を入れ替えて車列M23とし、…車両C1,C4を入れ替えて車列M26とする。これにより、検出された車列に通常車両が含まれている場合であっても配列を変更することができる。
[第2の実施の形態]
図13に示される第2の実施の形態に係るシステム100Bでは、車列Mを構成する複数車両5のうちの一台の車両5Aが、システム100Aに含まれる制御装置1の機能の少なくとも一部を搭載して制御車両として機能する。制御車両である車両5Aは、検出処理111、算出処理112、及び決定処理113の少なくとも一部を実行し、他の車両5に対して制御信号を出力する。制御車両は、制御装置1の機能の少なくとも一部を有する車両であって、他の車両に対して制御信号を出力する車両を指す。
この場合、図14に示されるように、車両5Aのプロセッサ51はコンピュータプログラム523を実行することによって検出処理513、算出処理514、及び、決定処理515を実行する。プロセッサ51は、制御装置1から検出用データを取得し、検出用データを用いて検出処理513を実行することによって車列Mを検出する。そして、プロセッサ51は送信処理512Aとして、決定処理515で決定した変更後車列とするような制御信号を他の車両5に対して送信する。
なお、プロセッサ51は検出処理513を実行せずに、制御装置1から検出処理111での結果として検出された車列Mを特定するデータを受信してもよい。さらに、プロセッサ51は、制御装置1から算出処理112の結果として現車列の指標値及び候補車列の指標値を取得し、それらに基づいて変更後車列を決定してもよい。さらに、プロセッサ151は、制御装置1から決定処理113での結果として変更後車両を特定するデータを取得し、その変更後車両となるように制御信号を出力してもよい。これにより、制御車両とする車両5Aでの処理を容易にすることができる。
なお、他の例として、プロセッサ51は、近傍の各車両5に対して検出用データをリクエストし、他の車両5から得られたセンシング結果を検出用データとして用いて検出処理513を実行することによって車列Mを検出してもよい。そして、以降、検出した車列Mを用いて算出処理514、決定処理515、及び、送信処理512Aを実行してもよい。すなわち、プロセッサ51がすべての処理を実行してもよい。これにより、本システム100Bは制御装置1を不要とし、車両5のみで構成することができる。そのため、特別なシステムの構築を不要とし、容易にシステム100Bを構築することができる。
さらに他の例として、車列Mに含まれるN台の車両5がすべて制御車両として機能してもよい。この場合、各車両5の機能構成は図14に示されたものとなる。そして、各車両5は変更後車列を決定し、その変更後車列となるように自動的に運転支援制御を実行する。これにより、いずれか一台が制御車両となったり、複数車両5以外に制御装置1を設けたりする必要なく、自動的に交通効率の高い車列となるように変化するようになる。
<3.付記>
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、様々な変形が可能である。
1 :制御装置
3 :通信網
5 :車両
5A :車両
5B :車両
5C :車両
11 :プロセッサ
12 :メモリ
13 :通信装置
50 :制御装置
51 :プロセッサ
52 :メモリ
53 :第1通信装置
54 :ディスプレイ
55 :操作装置
56 :センサ
57 :第2通信装置
58 :アンテナ
100A :システム
100B :システム
111 :検出処理
112 :算出処理
113 :決定処理
114 :調整処理
121 :属性DB
122 :コンピュータプログラム
151 :プロセッサ
511 :運転支援処理
512 :送信処理
512A :送信処理
513 :検出処理
514 :算出処理
515 :決定処理
521 :固有データDB
523 :コンピュータプログラム
A :進行方向
C1 :車両
C2 :車両
C3 :車両
C4 :車両
F :流量
Fm :最大流量
Fmax :最大流量
LA :車線
M :車列
M1 :車列
M11 :車列
M14 :車列
M2 :車列
M21 :車列
M22 :車列
M23 :車列
M26 :車列
M3 :車列
SF :安定性指標
T1 :車両
T2 :車両

Claims (6)

  1. 車列に含まれる複数車両の第1の配列を検出し、
    前記複数車両の属性を示す属性パラメータを用いて前記第1の配列の車列の流量を示す第1の指標値を算出し、
    前記第1の配列を第2の配列に変化して前記車列の流量を示す第2の指標値を算出し、
    前記第2の指標値の示す流量が前記第1の指標値の示す流量よりも優っている場合に、前記複数車両の配列を前記第1の配列から前記第2の配列に変更させる
    交通渋滞予防、又は、予防及び緩和方法。
  2. 前記第2の指標値は前記第2の配列の車列の安定性を示す指標値を含み、
    前記第2の配列に変更させることは、さらに、前記第2の指標値の示す安定性が線形安定性を有することを示す場合に、前記複数車両の配列を前記第1の配列から前記第2の配列に変更させることを含む
    請求項1に記載の交通渋滞予防、又は、予防及び緩和方法。
  3. 前記配列を変更させることは、前記複数車両それぞれに対する指示の優先度を決定することを含む
    請求項1又は2に記載の交通渋滞予防、又は、予防及び緩和方法。
  4. 前記属性パラメータは、車両の車種を含む
    請求項1~3のいずれか一項に記載の交通渋滞予防、又は、予防及び緩和方法。
  5. 交通渋滞を予防、又は、予防及び緩和するための処理を実行する制御装置であって、
    前記処理は、車列に含まれる複数車両の第1の配列を検出し、
    前記複数車両の属性を示す属性パラメータを用いて前記第1の配列の車列の流量を示す第1の指標値を算出し、
    前記第1の配列を第2の配列に変化して前記車列の流量を示す第2の指標値を算出し、
    前記第2の指標値の示す流量が前記第1の指標値の示す流量よりも優っている場合に、前記複数車両の配列を前記第1の配列から前記第2の配列に変更させる、ことを含む
    制御装置。
  6. 請求項に記載の制御装置を搭載し、
    前記第1の指標値及び前記第2の指標値に基づいて前記第2の配列を決定し、前記複数
    車両に対して前記第2の配列への配列の変更を指示する制御車両。
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