JP7386754B2 - 部品実装機 - Google Patents

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Description

本開示は、電子部品が実装される基板を複数のバックアップピンで支持する部品実装機に関するものである。
従来、上記部品実装機に関し、種々の技術が提案されている。例えば、下記特許文献1に記載の技術は、下受けプレートに配置される複数のピンにより支持される基板に部品を実装する部品実装機であって、前記下受けプレートに配置され、前記ピンの配置パターンの識別を行うためのピンである判定ピンの配置位置を示す判定ピン情報を取得する判定ピン情報取得部と、所定範囲内で移動可能な基板カメラと、前記判定ピン情報が示す配置位置を撮像しうる位置に基板カメラを移動させ、前記基板カメラに前記配置位置を撮像させる撮像制御部と、前記撮像で得られた画像に基づき、前記配置位置における判定ピンの有無を検知し、実装される基板に対応するピンの配置パターンが正しいか誤りかを判定する判定部とを備えることを特徴とする。
下記特許文献1の記載によれば、上記部品実装機は、配置パターンの正誤を判定するための特別な読み取り装置を設ける必要や、準備した下受けプレートの全てにバーコードを貼り付けるなどの特別な準備作業を行う必要が無くなるにもかかわらず、部品実装機に取り付けられたピンの配置パターンの正誤を判定することが可能となる。
特開2010-141053号公報
しかしながら、基板に対する部品の実装が開始されると、基板を支持する各ピンを基板カメラで撮像しようとしても、その撮像は、上記部品実装機に順繰りに取り込まれる基板によって妨げられる。そのため、基板カメラの撮像で得られた画像に基づいて、下受けプレートに配置された全てのピンの位置を認識することは困難であった。
本開示は、上述した点を鑑みてなされたものであり、基板が取り込まれている状態であっても、基板を支持することが可能な位置に配されている全てのバックアップピンを撮像することが可能な部品実装機を提供することを課題とする。
本明細書は、基板に電子部品を実装する部品実装機であって、基板を搬送する搬送装置と、基板を基板の下方から支持することが可能な位置に配される複数のバックアップピンと、搬送装置の上方から複数のバックアップピンを撮像するカメラと、基板が搬送装置によって電子部品の実装領域にロードされている場合に、基板を搬送装置で移動させることによって、複数のバックアップピンを順次基板で覆い隠されていない状態にしてカメラで撮像する制御部と、を備える部品実装機を、開示する。
本開示によれば、部品実装機は、基板が取り込まれている状態であっても、基板を支持することが可能な位置に配されている全てのバックアップピンを撮像することが可能である。
部品実装機を示す斜視図である。 基板搬送保持装置を示す斜視図である。 図2のII線における断面図である。 制御装置を示すブロック図である。 クランプバー等を除いたコンベア装置を、上方から模式的に示す図である。 クランプバー等を除いたコンベア装置を、上方から模式的に示す図である。 クランプバー等を除いたコンベア装置を、上方から模式的に示す図である。 クランプバー等を除いたコンベア装置を、上方から模式的に示す図である。 クランプバー等を除いたコンベア装置を、上方から模式的に示す図である。
以下、本開示を実施するための形態として、本開示の実施例を、図を参照しつつ詳しく説明する。
図1には、システムベース12の上に並んで配設された2つの部品実装機16が示されている。なお、以下の説明では、部品実装機16の並ぶ方向をX方向と称し、その方向に直角な水平の方向をY方向と称し、それらの方向に直角な鉛直方向(上下方向)をZ方向と称する。
各部品実装機16は、主に、実装機本体20、1対の基板搬送保持装置22、装着ヘッド移動装置(以下、移動装置と略す場合がある)24、装着ヘッド25、マークカメラ(図3参照)26、パーツカメラ27、供給装置29、制御装置(図4参照)30を備えている。実装機本体20は、フレーム31と、そのフレーム31に上架されたビーム32とによって構成されている。
1対の基板搬送保持装置22の各々は、図2及び図3に示すように、コンベア装置50と、基板保持装置52とを有している。図2は、基板搬送保持装置22を斜め上方からの視点において示す図であり、図3は、図2のII線からの視点において示す図である。
コンベア装置50は、1対のガイドレール60,62と、各ガイドレール60,62に設けられたコンベアベルト66を有している。1対のガイドレール60,62は、互いに平行に配設されており、各ガイドレール60,62は、1対の支持脚70を介して支持プレート72の上面において支持されている。なお、ガイドレール60,62はX方向に延びるように配設されている。
また、各ガイドレール60,62の側面には2個のプーリ74,76がY方向を軸心として配設されている。それら2個のプーリ74,76は、各ガイドレール60,62の両端部に配設されている。なお、ガイドレール60とガイドレール62とは、互いのプーリ74,76の配設面が対向する状態で配設されている。そして、コンベアベルト66が、各ガイドレール60,62のプーリ74,76に巻き掛けられており、コンベアベルト66は、電磁モータ(図4参照)78の駆動により周回する。
なお、コンベアベルト66は、図3における時計回りの方向と反時計回りの方向との何れの方向にも周回可能とされている。これにより、コンベアベルト66の上に回路基板80が載置されることで、プーリ74が配設されている側からプーリ76が配設されている側に向かう方向および、プーリ76が配設されている側からプーリ74が配設されている側に向かう方向との何れの方向にも回路基板80を搬送することが可能とされている。なお、部品実装機16の側面には、プーリ74と対向する位置に搬入口81が形成され、プーリ76と対向する位置に搬出口82が形成されている。搬入口81は、部品実装機16に回路基板80を搬入するための開口であり、搬出口82は、部品実装機16から回路基板80を搬出するための開口である。このため、コンベアベルト66は、部品実装機16において回路基板80に対する作業を行う際に、回路基板80を搬入口81から搬出口82に向けて搬送するように周回する。このため、搬入口81から搬出口82に向う方向、つまり、プーリ74からプーリ76に向う方向を搬送方向X1と記載する。更に、搬送方向X1において、搬入口81側を上流側と記載し、搬出口82側を下流側と記載する。なお、搬送方向X1は、X方向と平行である。
また、1対のガイドレール60,62のプーリ74が配設されている側の端部には、第1検出センサ83が配設されている。第1検出センサ83は、第1投光部84と第1受光部85とにより構成されており、第1投光部84は、ガイドレール60のプーリ74が配設されている側の端部に配設され、第1受光部85は、ガイドレール62のプーリ74が配設されている側の端部に配設されている。なお、第1投光部84と第1受光部85とは、互いに対向するように配設されている。また、1対のガイドレール60,62のプーリ76が配設されている側の端部には、第2検出センサ86が配設されている。第2検出センサ86は、第2投光部87と第2受光部88とにより構成されており、第2投光部87は、ガイドレール60のプーリ76が配設されている側の端部に配設され、第2受光部88は、ガイドレール62のプーリ76が配設されている側の端部に配設されている。なお、第2投光部87と第2受光部88とは、互いに対向するように配設されている。
これにより、第1投光部84から照射された光が、第1受光部85により受光され、第2投光部87から照射された光が、第2受光部88により受光される。そして、第1投光部84と第1受光部85との間に、何らかの物が存在する場合に、その物に、第1投光部84から照射された光が遮られることで、第1検出センサ83により、第1投光部84と第1受光部85との間に何らかのものが存在することが検出される。このような構造により、第1検出センサ83は、搬入口81を介して回路基板80が基板搬送保持装置22、つまりは部品実装機16に搬入されたことを検出する。また、第2投光部87と第2受光部88との間に、何らかの物が存在する場合に、その物に、第2投光部87から照射された光が遮られることで、第2検出センサ86により、第2投光部87と第2受光部88との間に何らかのものが存在することが検出される。このような構造により、第2検出センサ86は、搬出口82を介して回路基板80が基板搬送保持装置22、つまりは部品実装機16から搬出されることを検出する。
また、基板保持装置52は、昇降テーブル90と、複数のバックアップピン91と、テーブル昇降機構92と、1対のクランプバー93とを有している。昇降テーブル90は、概して矩形をなし、各ガイドレール60,62の1対の支持脚70の間に延びだすように、ガイドレール60,62の下方に配置されている。また、昇降テーブル90の上面には、例えば、複数のバックアップピン91が、5×3列に並んだ状態、つまり、X方向に5列に並び、Y方向に3列に並んだ状態で、昇降テーブル90の上に配置されている。その昇降テーブル90は、テーブル昇降機構92を介して、支持プレート72の上面に配設されており、テーブル昇降機構92は、電磁モータ(図4参照)96の駆動により昇降テーブル90を昇降させる。
なお、以下では、搬送方向X1の上流側から下流側に向かってX方向1列目に並んでいる各バックアップピン91を、X方向1列目に並んでいる各バックアップピン91と略記する。同様にして、搬送方向X1の上流側から下流側に向かってX方向2列目、3列目、4列目、5列目に並んでいる各バックアップピン91を、X方向2列目、3列目、4列目、5列目に並んでいる各バックアップピン91と略記する。
また、1対のクランプバー93の各々は、各クランプバー93の両端の間に昇降テーブル90が位置するように、ガイドレール60,62の上面に固定されている。つまり、クランプバー93の下方に昇降テーブル90が延び出すように、クランプバー93がガイドレール60,62の上面に固定されている。なお、クランプバー93は、ガイドレール60,62に配設されているコンベアベルト66の上方に延びだすように、ガイドレール60,62の上面に固定されている。
このような構造により、基板搬送保持装置22では、コンベア装置50により搬送された回路基板80が基板保持装置52によりクランプされる。詳しくは、回路基板80が、部品実装機16に搬入され、コンベア装置50により、1対のガイドレール60,62間の領域(以下、実装領域(図5参照)202と称す)のうち、所定の実装位置(図5参照)204に搬送される。なお、回路基板80が実装位置204に搬送されると、コンベア装置50のコンベアベルト66の上に載置される回路基板80の両縁が、1対のクランプバー93の下方に位置する。
次に、回路基板80が実装位置204に搬送されると、テーブル昇降機構92の作動により、昇降テーブル90が上昇する。この際、バックアップピン91の上端が回路基板80の下面に接触し、昇降テーブル90の上昇に伴って、回路基板80も上昇する。この際、回路基板80がコンベアベルト66から持ち上げられる。そして、更に、昇降テーブル90が上昇することで、回路基板80も上昇し、回路基板80の上面の両端部が1対のクランプバー93の下面に接触する。これにより、回路基板80が、下方からバックアップピン91により支持された状態で、両縁において、クランプバー93に接触することで、基板保持装置52により保持される。従って、複数のバックアップピン91は、実装位置204の広さに応じて、つまり、回路基板80の大きさに応じて、昇降テーブル90上に配置されている。ただし、昇降テーブル90上に配置されている複数のバックアップピン91の中には、上述した保持には余剰な品又はストック品として、実装位置204の外側に配されるものが存在する場合がある。なお、実装位置204の外側に配されたバックアップピン91であっても、その上方に回路基板80がある状態では、昇降テーブル90が上昇すれば、回路基板80をその下方から支持することが可能である。
また、図1に示すように、移動装置24は、XYロボット型の移動装置である。移動装置24は、スライダ110をX方向にスライドさせる電磁モータ(図4参照)112と、Y方向にスライドさせる電磁モータ(図4参照)114とを備えている。スライダ110には、装着ヘッド25が取り付けられており、その装着ヘッド25は、2つの電磁モータ112,114の作動によって、フレーム31上の任意の位置に移動する。
装着ヘッド25は、回路基板80に対して電子部品(上記図3参照)200を装着するものである。装着ヘッド25は、下端面に設けられた吸着ノズル120を有している。吸着ノズル120は、負圧エア、正圧エア通路を介して、正負圧供給装置(図4参照)122に通じている。吸着ノズル120は、負圧によって電子部品200を吸着保持し、保持した電子部品200を正圧によって離脱する。また、装着ヘッド25は、吸着ノズル120を昇降させるノズル昇降装置(図4参照)124を有している。そのノズル昇降装置124によって、装着ヘッド25は、保持する電子部品200の上下方向の位置を変更する。
マークカメラ(上記図3参照)26は、移動装置24のスライダ110に下を向いた状態で固定されており、移動装置24の作動により装着ヘッド25とともに任意の位置に移動する。これにより、マークカメラ26は、コンベア装置50の上方から、フレーム31の任意の位置を撮像する。また、パーツカメラ27は、図1に示すように、フレーム31の上面において、基板搬送保持装置22と供給装置29との間に、上を向いた状態で配設されている。これにより、パーツカメラ27は、吸着ノズル120に保持された電子部品200を撮像する。なお、マークカメラ26及びパーツカメラ27は、2次元カメラとされており、2次元撮像データを形成する。
供給装置29は、フィーダ型の供給装置であり、フレーム31におけるY方向の一方の端部に配設されている。供給装置29は、テープフィーダ130を有している。テープフィーダ130は、テープ化部品を巻回させた状態で収容している。テープ化部品は、電子部品200がテーピング化されたものである。そして、テープフィーダ130は、送出装置(図4参照)132によって、テープ化部品を送り出す。これにより、フィーダ型の供給装置29は、テープ化部品の送り出しによって、電子部品200を供給位置において装着ヘッド25に供給する。
制御装置30は、図4に示すように、コントローラ140と複数の駆動回路142とを有している。複数の駆動回路142は、上記電磁モータ78,96,112,114、正負圧供給装置122、ノズル昇降装置124、送出装置132に接続されている。コントローラ140は、CPU,ROM,RAM等を備え、コンピュータを主体とするものであり、複数の駆動回路142に接続されている。これにより、基板搬送保持装置22、移動装置24等の作動が、コントローラ140によって制御される。また、コントローラ140は、画像処理装置146にも接続されている。画像処理装置146は、マークカメラ26及びパーツカメラ27により撮像された撮像データを処理するための装置である。これにより、コントローラ140は、撮像データから各種情報を取得する。さらに、コントローラ140は、第1検出センサ83、第2検出センサ86にも接続されている。これにより、コントローラ140は、各センサによる検出値を各センサから取得する。
部品実装機16では、上述した構成によって、基板搬送保持装置22に保持された回路基板80に対して、装着ヘッド25によって装着作業を行うことが可能とされている。具体的には、回路基板80が搬入口81から部品実装機16に搬入されると、第1検出センサ83により回路基板80の搬入が検出される。そして、コンベア装置50が、コントローラ140の指令により、回路基板80を搬送方向X1の上流側から下流側に向って搬送し、実装位置204にまで搬送する。そして、その実装位置204において、基板保持装置52が回路基板80を固定的に保持する。また、回路基板80が基板保持装置52により保持されると、マークカメラ26が、コントローラ140の指令により、回路基板80の上方に移動し、回路基板80を撮像する。これにより、回路基板80の保持位置等に関する情報が得られる。
また、テープフィーダ130は、コントローラ140の指令により、テープ化部品を送り出し、電子部品200を供給位置において供給する。そして、装着ヘッド25が、コントローラ140の指令により、電子部品200の供給位置の上方に移動し、吸着ノズル120によって電子部品200を吸着保持する。続いて、装着ヘッド25が、パーツカメラ27の上方に移動し、吸着ノズル120によって保持された電子部品200が、パーツカメラ27によって撮像される。これにより、電子部品200の保持姿勢や保持位置等に関する情報が得られる。そして、装着ヘッド25が、回路基板80の上方に移動し、回路基板80の保持位置、電子部品の保持姿勢等に基づいて、電子部品200を回路基板80に装着する。このように、電子部品200が回路基板80に装着され、その回路基板80への電子部品200の装着作業が完了すると、基板保持装置52による回路基板80の保持が解除され、回路基板80がコンベア装置50により搬送方向X1の下流側に向って搬送される。そして、回路基板80が、搬出口82を介して部品実装機16から搬出される。なお、第2検出センサ86により回路基板80が検出され、その検出が途切れることにより搬出されたものと判断される。
このように、部品実装機16では、回路基板80が部品実装機16に搬入され、その回路基板80への装着作業が完了すると、部品実装機16から搬出される。
部品実装機16では、装着作業が開始される前において、昇降テーブル90上に配されている全てのバックアップピン91の位置認識が行われる。そのために、マークカメラ26は、コントローラ140の指令により、コンベア装置50の上方に移動し、各バックアップピン91を撮像する。
この際、回路基板80は、部品実装機16に未だ搬入されていない。よって、図5に示すように、各バックアップピン91は、回路基板80に遮られることなく、コンベア装置50の上方から視認できる。従って、マークカメラ26は、各バックアップピン91を撮像することが可能である。これにより、各バックアップピン91の位置情報が得られる。なお、マークカメラ26は、その画角が狭いため、バックアップピン91を一つずつ撮像する。
また、部品実装機16では、テープフィーダ130の交換や補給、非常停止やエラー停止、あるいは停電等により装着作業が中断した場合にも、その中断した装着作業が再開される前において、昇降テーブル90上に配されている全てのバックアップピン91の位置認識が行われる。その中断によって、バックアップピン91の位置ずれや転倒等が起きる虞があるからである。
ここでは、装着作業が中断した際において、例えば、図6に示す場合を想定する。つまり、部品実装機16に搬入された回路基板80が、実装位置204を占めており、更に、全てのバックアップピン91のうち、X方向1列目に並んでいる各バックアップピン91が、回路基板80に覆い隠されていない状態にある一方、X方向2列目乃至5列目に並んでいる各バックアップピン91が、回路基板80に覆い隠されている状態にある場合を想定する。
そのような場合、部品実装機16では、先ず、マークカメラ26が、回路基板80に覆い隠されていない状態の各バックアップピン91を、つまり、X方向1列目に並んでいる各バックアップピン91を撮像する。
その後、部品実装機16では、コントローラ140の指令により、コンベア装置50を作動させることで、回路基板80を搬送方向X1の上流側へ移動させる。なお、その移動距離は、実装位置204の広さに応じて、つまり、回路基板80の大きさに応じて、予め設定されている。これにより、例えば、図7に示すように、全てのバックアップピン91のうち、X方向4列目及び5列目に並んでいる各バックアップピン91が、回路基板80に覆い隠されていた状態から、回路基板80に覆い隠されていない状態に移行する。そこで、マークカメラ26は、回路基板80に覆い隠されていない状態に移行した各バックアップピン91を、つまり、X方向4列目及び5列目に並んでいる各バックアップピン91を撮像する。
更に、部品実装機16は、コンベア装置50を作動させることで、回路基板80を搬送方向X1の下流側へ移動させる。なお、その移動距離も、実装位置204の広さに応じて、つまり、回路基板80の大きさに応じて、予め設定されている。これにより、例えば、図8に示すように、全てのバックアップピン91のうち、X方向1列目乃至3列目に並んでいる各バックアップピン91が、回路基板80に覆い隠されていた状態から、回路基板80に覆い隠されていない状態に移行する。ただし、X方向1列目に並んでいる各バックアップピン91は、既に、マークカメラ26によって撮像されている。そこで、マークカメラ26は、回路基板80に覆い隠されていない状態に移行した各バックアップピン91のうち、X方向2列目及び3列目に並んでいる各バックアップピン91を撮像する。
なお、部品実装機16は、回路基板80を、上述したケースとは逆の順序で移動させてもよい。つまり、部品実装機16は、回路基板80を、先ず、搬送方向X1の下流側へ移動させ、その後に、搬送方向X1の上流側へ移動させてもよい。あるいは、部品実装機16は、回路基板80を搬送方向X1の上流側又は下流側へ一度移動させるだけで、実装位置204を占める回路基板80で覆い隠されていたバックアップピン91の全てを、一斉に、回路基板80で覆い隠されていない状態に移行させてもよい。
このようにして、装着作業を中断した部品実装機16では、全てのバックアップピン91がマークカメラ26で撮像される。これにより、全てのバックアップピン91の位置認識が行われる。その後、部品実装機16では、バックアップピン91の認識位置に一つも異常がなければ、回路基板80がコンベア装置50によって実装位置204に戻され、中断した装着作業が再開される。これに対して、バックアップピン91の認識位置に一つでも異常があれば、その異常対象のバックアップピン91がオペレータによって配置し直された後に、回路基板80がコンベア装置50によって実装位置204に戻され、中断した装着作業が再開される。
また、装着作業を中断した部品実装機16では、上述したケースとは別の形態で、全てのバックアップピン91がマークカメラ26で撮像されてもよい。例えば、マークカメラ26が、実装位置204を占める回路基板80に覆い隠されていない各バックアップピン91を、つまり、X方向1列目に並んでいる各バックアップピン91を撮像した後において、図8及び図9に示すように、コンベア装置50を作動させることで、回路基板80を搬送方向X1の下流側へ移動させ続けてもよい。
そのような場合、実装位置204を占める回路基板80に覆い隠されている各バックアップピン91は、つまり、X方向2列目乃至5列目に並んでいる各バックアップピン91は、回路基板80が搬送方向X1の下流側へ移動するに連れて、X方向2列目、3列目、4列目、5列目の記載順で、回路基板80に覆い隠されていない状態に移行する。
そこで、回路基板80が搬送方向X1の下流側へ移動している際、つまり、回路基板80が部品実装機16から搬出されている最中において、マークカメラ26は、回路基板80に覆い隠されていない状態に移行する各バックアップピン91を、つまり、X方向2列目乃至5列目に並んでいる各バックアップピン91を撮像する。あるいは、回路基板80が部品実装機16から搬出された後において、マークカメラ26は、回路基板80に覆い隠されていない状態に移行した各バックアップピン91を、つまり、X方向2列目乃至5列目に並んでいる各バックアップピン91を撮像する。
なお、そのようなマークカメラ26による撮像は、図9に示すように、部品実装機16において同一種類の回路基板80の搬出と搬入が同時に行われる場合、その搬入される回路基板80が実装位置204に搬送される前までに行われる。そのような場合、搬出される回路基板80と搬入される回路基板80との間の距離は、実装位置204のX方向幅を超えなくてもよく、少なくとも、搬出される回路基板80と搬入される回路基板80との間においてマークカメラ26が各バックアップピン91を個別に撮像できる距離が確保されていればよい。
以上詳細に説明したように、本実施形態の部品実装機16は、回路基板80が取り込まれている状態であっても、図6乃至図9に示すように、回路基板80をコンベア装置50で移動させることによって、回路基板80をその下方から支持することが可能な位置に配されている全てのバックアップピン91を、順次回路基板80で覆い隠されていない状態にして、マークカメラ26で撮像する。
ちなみに、本実施形態において、基板搬送保持装置22のコンベア装置50は、搬送装置の一例である。マークカメラ26は、カメラの一例である。回路基板80は、基板の一例である。コントローラ140は、制御部の一例である。
尚、本開示は上記実施形態に限定されるものでなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
例えば、回路基板80が、コンベア装置50において1対のガイドレール60,62間に、つまり、実装領域202内に搬送されていれば、実装位置204からずれたり外れたりしている場合でも、本開示を適用することは可能である。
また、マークカメラ26による撮像は、回路基板80の搬出時ではなく、回路基板80の搬入時において行われてもよい。そのような場合、マークカメラ26は、搬入中の回路基板80よりも搬送方向X1の下流側に位置する各パックアップピン91を、搬送方向X1の上流側から順次撮像する。
また、マークカメラ26による撮像は、回路基板80の搬入出時において行われる場合、1枚の回路基板80が搬入出される毎に行われてもよいし、一定間隔で(例えば、回路基板80の搬入出枚数が所定枚数に達する毎に、又は所定時間が経過する毎に)行われてもよい。
また、マークカメラ26による撮像は、装着作業が中断した場合以外に行われてもよい。例えば、マークカメラ26は、回路基板80の一部領域における電子部品200の装着状態が異常と検知された場合に、バックアップピン91を撮像してもよい。そのような場合、部品実装機16よりも搬送方向X1の下流側に配置された不図示の基板検査装置によって、又は部品実装機16自身によって、回路基板80における電子部品200の装着状態の検査が行われる。これにより、回路基板80の一部領域における電子部品200の装着状態が異常と検知されたときは、その一部領域で回路基板80を支持していたバックアップピン91が、置かれた位置からずれていたり、又は倒れていたりする可能性が有る。そこで、部品実装機16は、バックアップピン91の配置状態を確認するため、マークカメラ26による撮像を行う。このとき、全てのバックアップピン91が撮像されてもよいし、その一部領域で回路基板80を支持していたバックアップピン91のみが撮像されてもよい。尚、基板検査装置によって検査が行われる場合、回路基板80の一部領域における電子部品200の装着状態の異常、又はその一部領域に関する情報が、基板検査装置から部品実装機16に通知される。これによって、部品実装機16は、回路基板80の一部領域における電子部品200の装着状態が異常であるとの検知結果を得ることができる。
16:部品実装機、22:基板搬送保持装置、26:マークカメラ、50:コンベア装置、80:回路基板、91:バックアップピン、140:コントローラ、200:電子部品、202:実装領域、204:実装位置、X1:搬送方向

Claims (5)

  1. 基板に電子部品を実装する部品実装機であって、
    前記基板を搬送する搬送装置と、
    前記基板を前記基板の下方から支持することが可能な位置に配される複数のバックアップピンと、
    前記搬送装置の上方から前記複数のバックアップピンを撮像するカメラと、
    前記基板が前記搬送装置によって前記電子部品の実装領域にロードされている場合に、前記基板を前記搬送装置で移動させることによって、前記複数のバックアップピンを順次前記基板で覆い隠されていない状態にして前記カメラで撮像する制御部と、を備える部品実装機。
  2. 前記制御部は、同一種類の前記基板が複数枚連続して前記電子部品の実装領域にロードされる間に、所定の間隔で繰り返して、前記複数のバックアップピンを順次前記基板で覆い隠されていない状態にして前記カメラで撮像する請求項1に記載の部品実装機。
  3. 前記制御部は、前記基板を、前記電子部品を実装する実装位置から、前記基板の搬送方向の上流側、又は前記搬送方向の下流側の少なくともいずれか一方側へ移動させることによって、前記バックアップピンを撮像する請求項1又は請求項2に記載の部品実装機。
  4. 前記制御部は、前記基板を前記基板の搬送方向の下流側へ移動させることによって、前記基板を前記部品実装機から払い出している際又は払い出した際において、前記バックアップピンを撮像する請求項1又は請求項2に記載の部品実装機。
  5. 前記制御部は、前記基板を前記搬送装置で移動させる前において、前記複数のバックアップピンのうち、前記基板に覆い隠されていない状態のバックアップピンを前記カメラで撮像する請求項1乃至請求項4のいずれか一つに記載の部品実装機。
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