JP7375456B2 - 爪先位置推定装置および指先位置推定装置 - Google Patents

爪先位置推定装置および指先位置推定装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7375456B2
JP7375456B2 JP2019191471A JP2019191471A JP7375456B2 JP 7375456 B2 JP7375456 B2 JP 7375456B2 JP 2019191471 A JP2019191471 A JP 2019191471A JP 2019191471 A JP2019191471 A JP 2019191471A JP 7375456 B2 JP7375456 B2 JP 7375456B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
length
skeletal
person
coordinates
toe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019191471A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021068059A (ja
Inventor
宏行 藤井
貴裕 伊津野
雅洋 竹内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
Aisin Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisin Seiki Co Ltd, Aisin Corp filed Critical Aisin Seiki Co Ltd
Priority to JP2019191471A priority Critical patent/JP7375456B2/ja
Priority to US17/072,197 priority patent/US11688095B2/en
Publication of JP2021068059A publication Critical patent/JP2021068059A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7375456B2 publication Critical patent/JP7375456B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T7/00Image analysis
    • G06T7/70Determining position or orientation of objects or cameras
    • G06T7/73Determining position or orientation of objects or cameras using feature-based methods
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T7/00Image analysis
    • G06T7/70Determining position or orientation of objects or cameras
    • G06T7/73Determining position or orientation of objects or cameras using feature-based methods
    • G06T7/75Determining position or orientation of objects or cameras using feature-based methods involving models
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T2207/00Indexing scheme for image analysis or image enhancement
    • G06T2207/30Subject of image; Context of image processing
    • G06T2207/30196Human being; Person
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T2207/00Indexing scheme for image analysis or image enhancement
    • G06T2207/30Subject of image; Context of image processing
    • G06T2207/30248Vehicle exterior or interior
    • G06T2207/30268Vehicle interior

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Vision & Pattern Recognition (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Image Analysis (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)

Description

本発明は、車両の座席に着座した人物の爪先位置を推定する爪先位置推定装置および車両の座席に着座した人物の手の指先位置を推定する指先位置推定装置に関する。
爪先位置推定装置および指先位置推定装置に関連する技術として特許文献1には、3次元距離センサとして構成される撮像装置で撮影された距離画像から、手領域を近似する線分を抽出し、この線分を用いて候補領域内の手の位置を特定する点が記載されている。
また、特許文献2には、カメラで撮影された三次元画像データを用い、視点位置や撮影者の体格の違いに対して、撮影者の骨格姿勢を推定する点が記載されている。
この特許文献2では、ヘッドマウントディスプレイによるカメラを用いて生活行動支援や現場作業支援を行う際等において、ユーザの状況や行動をデバイスで認識するために用いられる。
また、特許文献3には、複数のカメラを搭載した撮像装置により検知空間の人体を撮影し、ステレオ画像処理により撮影画像から人体の距離分布を計測し、人体全体の三次元座標を算出し、人体の端点を出力する点が記載されている。
この特許文献3では、人体にマーカ等の接触型のセンサを取り付けることなく、人体部位を検出できるものである。
特開2018-116397号公報 特開2016-162425号公報 特開2002-352231号公報
例えば、乗用車では運転座席以外の座席に着座した人物は、車体の前方に向かう姿勢を維持する必要はなく、任意の姿勢を取ることも可能である。
特に、ワンボックス型の車両のように、運転座席以外の座席にスイベル型の座席を備えたものでは、スイベル型の座席に着座した乗員が座席と一体的に体を回転させることにより、後部の座席に着座する乗員との会話が可能となる。
しかしながら、車両のルーム内で例えば、スイベル型の座席に着座した乗員が座席と一体的に体を回転させた場合には、足の爪先や手の指先が車内の機器や、内壁、隣の座席等に接触することも想定され、車内の人物の足の爪先や手の指先位置を推定する技術が求められる。
このような課題に対し、特許文献1の技術では手の位置を特定するため、距離画像から手が写っている候補領域を検出し、隣接する2本の線分の角度に基づいて手の位置を特定する処理を必要とする。
このような処理で手の位置を特定するには、撮像画像に含まれる手が鮮明であることが必要となり、多数の画素の情報を処理するために高速な処理が可能な装置を必要とし、コストの上昇を招くものであった。
また、特許文献2の技術では、撮影者の骨格モデルを予め取得する必要があるため汎用性が低く、撮影時刻が異なる複数の撮影画像の画像処理によって撮影者の姿勢等を取得する際に、車内の座席に着座する人の車内の人物の足の爪先や手の指先位置を推定課題に不向きなものと考えられる。
更に、特許文献3の技術では、人体の端点を出力する処理を可能にするものであるが、複数のカメラを必要とし、しかも、車内の人物の足の爪先や手の指先位置を推定するための処理を行うものではなく、改善の余地があった。
このような理由から、車内の人物の足の爪先や手の指先の位置を推定可能な装置が求められる。
本発明に係る爪先位置推定装置の特徴構成は、車両の室内を撮影するカメラと、前記カメラにより前記室内の座席に着座した人物を撮影した撮像画像から、前記人物の身体の複数箇所の骨格点の位置情報を取得する人体情報取得ユニットとを備えており、前記人体情報取得ユニットは、前記人物の大腿部の骨格点の位置情報である大腿部情報と、前記人物の下腿部の骨格点の位置情報である下腿部情報とを取得し、前記人体情報取得ユニットは、取得された前記大腿部情報と前記下腿部情報とに基づいて前記人物の足部の爪先位置を推定する爪先位置推定部を有し、前記人体情報取得ユニットは、前記大腿部情報として前記撮像画像における股関節位置の骨格点と膝関節位置の骨格点の夫々の座標、及び、前記股関節位置の骨格点と前記膝関節位置の骨格点との間の距離である大腿部長さを取得すると共に、前記下腿部情報として足首関節位置の骨格点の座標を取得し、前記爪先位置推定部は、前記大腿部長さに比例する関係で前記足部の足部長さを設定し、前記足首関節位置の骨格点の座標を基準に前記足部長さだけ離間する位置を爪先位置として推定する点にある。
この特徴構成によると、カメラによる撮像画像から車両の室内の座席に着座する人物の大腿部の骨格点の位置情報である大腿部情報と、下腿部の骨格点の位置情報である下腿部情報とを人体情報取得ユニットが取得する。また、大腿部情報と下腿部情報とに基づき爪先位置推定部が、座席に着座する人物の足部の爪先位置を推定する。つまり、人体情報取得ユニットでは、カメラが単一であっても撮像画像から大腿部と下腿部とを識別して大腿部情報と下腿部情報とを取得し、更に、これらの情報に基づき足部の爪先位置を推定するため、骨格点を取得することができない爪先であっても、推定によりその位置を把握することができる。
従って、車内の人物の足の爪先位置を推定する装置が構成された。
この構成では、人体情報取得ユニットで取得された股関節位置の骨格点と膝関節位置の骨格点の夫々の座標から大腿部長さを取得し、大腿部長さに比例する関係で足部の足部長さを設定することが可能であり、人体情報取得ユニットで取得された足首関節位置の骨格点の座標を基準に足部長さだけ離間する位置を爪先位置として推定できる。
上記構成に加えた構成として、前記人体情報取得ユニットは、前記撮像画像における前記人物の左右の肩及び/又は腰の左右の骨格点の夫々の座標を取得すると共に、左右の前記肩及び/又は前記腰の左右の夫々の骨格点の間の距離である肩部長さ及び/又は腰部長さを取得し、前記爪先位置推定部は、取得した前記肩部長さ及び/又は前記腰部長さと、前記大腿部長さと、に基づいて比例定数を算出し、前記比例定数に基づいて前記大腿部長さから前記足部長さを設定しても良い。
これによると、例えば、人物の左右の肩の骨格点の間の距離を肩部長さとして取得し、人物の腰の左右の骨格点の間の距離を腰部長さとして取得し、取得した肩部長さ、あるいは腰部長さの少なくとも一方に基づいて比例定数を算出し、この比例定数に基づき大腿部長さから足部長さを設定できる。つまり、人体の骨格の寸法関係は比例すると考えて良く、例えば、撮像画像から取得した肩部長さから算出した比例定数を、大腿部長さに乗ずる程度の演算により足部の長さを設定するので、爪先位置の精度の向上が可能となる。
上記構成に加えた構成として、前記爪先位置推定部は、前記大腿部の前記股関節位置の骨格点と前記膝関節位置の骨格点の夫々の座標から前記大腿部に沿う方向を取得し、前記大腿部に沿う方向と前記足部の前記足首関節位置の骨格点の座標から前記爪先位置に向かう方向とが平行になる相対姿勢を前記足部の基準姿勢に設定し、前記基準姿勢から所定の角度範囲内に前記爪先位置を推定しても良い。
これによると、足首関節位置の骨格点の座標から爪先位置に向かう方向(足部の延出方向)を所定の角度範囲内で推定することが可能となるため、足部が基準姿勢から外れた姿勢であっても爪先が存在する領域を推定できる。
本発明に係る指先位置推定装置の特徴構成は、車両の室内を撮影するカメラと、前記カメラにより前記室内の座席に着座した人物を撮影した撮像画像から、前記人物の身体の複数箇所の骨格点の位置情報を取得する人体情報取得ユニットとを備えており、前記人体情報取得ユニットが、前記人物の前腕部の骨格点情報である前腕部情報とを取得し、前記人体情報取得ユニットは、取得された前記前腕部情報に基づいて前記人物の手部の指先位置を推定する指先位置推定部を有し、前記人体情報取得ユニットは、前記前腕部情報として前記撮像画像における肘関節位置の骨格点と手首関節位置の骨格点の夫々の座標、及び、前記肘関節位置の骨格点と前記手首関節位置の骨格点との間の距離である前腕部長さを取得し、前記指先位置推定部は、前記前腕部長さに比例する関係で手部の手部長さを設定すると共に、前記手首関節位置の骨格点の座標を基準に前記手部長さだけ離間する位置を指先位置として推定する点にある。
この特徴構成によると、カメラによる撮像画像から車両の室内の座席に着座する人物の前腕部の骨格点の位置情報である前腕部情報を人体情報取得ユニットが取得する。また、前腕部情報に基づき指先位置推定部が、座席に着座する人物の手部の指先位置を推定する。つまり、人体情報取得ユニットでは、カメラが単一であっても撮像画像から前腕部を識別して前腕部情報とを取得し、更に、これらの情報に基づき手部の指先位置を推定するため、骨格点を取得することができない指先であっても、推定によりその位置を把握することができる。
従って、車内の人物の手の指先位置を推定する装置が構成された。
この構成では、人体情報取得ユニットで取得された肘関節位置の骨格点と手首関節位置の骨格点の夫々の座標から前腕部長さを取得し、前腕部長さに比例する関係で手部の手部長さを設定することが可能であり、人体情報取得ユニットで取得された手首関節位置の骨格点の座標を基準に手部長さだけ離間する位置を指先位置として推定できる。
上記構成に加えた構成として、前記人体情報取得ユニットは、前記撮像画像における前記人物の左右の肩及び/又は腰の左右の骨格点の夫々の座標を取得すると共に、左右の前記肩及び/又は前記腰の左右の夫々の骨格点の間の距離である肩部長さ及び/又は腰部長さを取得し、前記指先位置推定部は、取得した前記肩部長さ及び/又は前記腰部長さと、前記前腕部長さと、に基づいて比例定数を算出し、前記比例定数に基づいて前記前腕部長さから前記手部長さを設定しても良い。
これによると、例えば、人物の左右の肩の骨格点の間の距離を肩部長さとして取得し、人物の腰の左右の骨格点の間の距離を腰部長さとして取得し、取得した肩部長さ、あるいは腰部長さの少なくとも一方に基づいて比例定数を算出し、この比例定数に基づき前腕部長さから手部長さを設定できる。つまり、人体の骨格の寸法関係は比例すると考えて良く、例えば、撮像画像から取得した肩部長さから算出した比例定数を、前腕部長さに乗ずる程度の演算により手部の長さを設定するので、指先位置の精度の向上が可能となる。
上記構成に加えた構成として、前記指先位置推定部は、前記前腕部の前記肘関節位置の骨格点と前記手首関節位置の骨格点の夫々の座標から前記前腕部に沿う方向を取得し、前記前腕部に沿う方向と前記手部の前記手首関節位置の骨格点の座標から前記指先位置に向かう方向とが平行になる相対姿勢を前記手部の基準姿勢に設定し、前記基準姿勢から所定の角度範囲内に前記指先位置を推定しても良い。
これによると、前記手首関節位置の骨格点の座標から指先位置に向かう方向(手部の延出方向)を所定の角度範囲内で推定することが可能となるため、手部が基準姿勢から外れた姿勢であっても指先が存在する領域を推定できる。
乗用車の平面図である。 乗用車の座席の配置を示す平面図である。 人体情報処理装置のブロック回路図である。 人物の撮像画像と人物の複数の骨格点の位置を模式的に示す図である。 人物の下肢の骨格点と足部の位置情報を模式的に示す図である。 人物の上肢の骨格点と手部の位置情報を模式的に示す図である。 制御の概要を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
〔全体構成〕
図1、図2に示すように、左右一対の前車輪1と、左右一対の後車輪2とを有する車体Aの前部にエンジンボンネット3を配置し、車体Aの中央から後端に亘る領域のルーフ4の下側の室内に複数の座席S(後述する運転席S1、助手席S2、乗員席S3、ベンチシート席S4の上位概念)を配置して乗用車(車両の一例)が構成されている。
図2に示すように、室内に配置された複数の座席Sは、前部の左右方向に一方に配置された運転席S1と、この横に配置された助手席S2と、この後部位置の左右に配置された乗員席S3と、最後部に配置されたベンチシート席S4とで構成されている。
運転席S1の前側にはステアリングホイール5が配置されている。左右の乗員席S3は中央のウォークスルーを挟んだ位置に配置され、これら左右の乗員席S3は電動型の旋回モータSmによって独立して駆動回転するスイベルシート型に構成されている。
図3に示すように、左右の旋回モータSmの回転を制御するモータ制御装置D(図3を参照)が車体Aに備えられ、このモータ制御装置Dは、シート回転スイッチ8を人為的に操作することで旋回モータSmに制御信号を出力して乗員席S3の回転と停止とを実現する。尚、車体Aには左右の旋回モータSmと、これに対応する一対のシート回転スイッチ8とを備えている。図3には1つの旋回モータSmと1つのシート回転スイッチ8とを示している(旋回モータSmの制御形態は後述する)。
図1、図2に示すように、この乗用車では、運転席S1と助手席S2に着座した人物を同時に撮影可能な前部カメラ6と、この前部カメラ6の撮影領域に赤外線による照明を行う前部ランプ6aと、左右の乗員席S3に着座した人物を同時に撮影可能な後部カメラ7と、この後部カメラ7の撮影領域に赤外線による照明を行う後部ランプ7aとをルーフ4の下面に備えている。
更に、車体Aの後部には、人体情報処理装置Cが備えられている。この人体情報処理装置Cは、前部カメラ6の撮像画像と、後部カメラ7の撮像画像とに基づいて複数の座席Sに対する人物の着座の有無を判定すると共に、座席Sに人物が着座する状態にある場合には、図4に示すように撮像画像の下肢の骨格点から足部Fの爪先位置Ftを推定すると共に、撮像画像の上肢の骨格点から手部Hの指先位置Htを推定する。尚、人体情報処理装置Cは、爪先位置推定装置と指先位置推定装置との具体構成の一例である。
〔人体情報処理装置〕
図3に示すように、人体情報処理装置Cは、前部カメラ6の撮像画像と、後部カメラ7との撮像画像を取得して人体情報を取得するためソフトウエアで構成される人体情報取得ユニット10と、ソフトウエアで構成される接触判定ユニット20とを備えている。
人体情報取得ユニット10は、前部カメラ6、後部カメラ7の各撮像画像から、座席Sに着座した人物の身体の複数箇所の骨格点の位置情報を取得する機能を有している。この人体情報取得ユニット10は、骨格点情報取得部11と、骨格モデル記憶部12と、爪先位置推定部13と、指先位置推定部14とを備えている。
接触判定ユニット20は、座席Sに着座した人物が、座席Sとともに移動した場合に、人体の一部が車体Aの内壁等に対する接触のおそれの有無を判定する機能を有している。この接触判定ユニット20は、接触判定部21と、報知処理部22と、作動制限部23とを備えている。
図3に示すように、接触判定ユニット20は、前述した旋回モータSmを制御するモータ制御装置Dからの信号を取得すると共に、このモータ制御装置Dに制御信号を出力できるように構成されている。
〔人体情報処理装置:人体情報取得ユニット〕
骨格点情報取得部11は、前部カメラ6の撮像画像と、後部カメラ7の撮像画像との何れに人物が含まれる場合には、各々の人物の身体の複数箇所の骨格点の位置情報を撮像画像上の二次元座標(X-Y平面上の座標)として取得する。
骨格点情報取得部11で取得される身体の複数箇所の骨格点の一例を図4に示している。同図には、助手席S2に着座した人物を前部カメラ6で撮影し、この撮像画像に含まれる人物の画像と重ね合わせる状態で複数箇所の骨格点(図4には一部にJ1~J6の符号を付している)が取得される。骨格点は、一般に身体において関節と称される部位であり、同図には複数の骨格点を直線で結ぶ骨格ラインを示している。
骨格点情報取得部11は、既知の骨格点認識処理により撮像画像からヒートマップとベクトルマップとを生成し、端点グルーピング処理により人体の複数の関節位置を骨格点として、各々の座標を取得する。骨格点情報取得部11で取得される具体的な骨格点は、図4に示すように、股関節位置J1と、膝関節位置J2と、足首関節位置J3とから左右の下肢の骨格点の座標が取得され、肩関節位置J4と、肘関節位置J5と、手首関節位置J6とから左右の上肢の骨格点の座標が取得される。尚、図4では、上肢の一部(人体の右側)の関節位置を示していない。
股関節位置J1と、膝関節位置J2と、足首関節位置J3と、肩関節位置J4と、肘関節位置J5と、手首関節位置J6とは骨格点の一例であり、骨格点情報取得部11における骨格認識処理では骨格モデル記憶部12に記憶されている骨格モデルを参照することにより複数の骨格点(関節位置)の座標が決定される。このように複数の骨格点の座標が決定した後に、複数の骨格点を結ぶ骨格ラインが設定される。
図4~図6に示すように、骨格ラインは、股関節位置J1と膝関節位置J2とを直線で結ぶ大腿部ラインLaと、膝関節位置J2と足首関節位置J3とを直線で結ぶ下腿部ラインLbとを含んでいる。更に、骨格ラインは、肩関節位置J4と肘関節位置J5とを直線で結ぶ上腕部ラインLcと、肘関節位置J5と手首関節位置J6とを直線で結ぶ直線を前腕部ラインLdとを含んでいる。
この処理では、股関節位置J1と膝関節位置J2との座標の情報を大腿部情報と称し、足首関節位置J3の座標との情報を下腿部情報と称する。
また、肘関節位置J5と手首関節位置J6の情報とを前腕部情報と称する。
尚、骨格点情報取得部11は、前部カメラ6または後部カメラ7により連続して撮影された撮像画像からなる動画のフレームレートと同じレートで複数の骨格点の座標を取得して更新すると共に、大腿部ラインLaや上腕部ラインLc等も設定されたインターバルで取得して更新する。
骨格点情報取得部11は、前述したように足首関節位置J3の座標と、手首関節位置J6の座標とを取得するものであるが、爪先と指先の骨格点は既知の骨格点認識処理ではそれらの位置の座標を取得することができないため、人体情報処理装置Cでは、爪先位置Ftの座標を推定する爪先位置推定部13と、指先位置Htの座標を推定する指先位置推定部14を備えている。
〔人体情報取得ユニット:爪先位置推定部〕
爪先位置推定部13は、図5に示すように大腿部情報としての股関節位置J1の位置情報(座標)と、膝関節位置J2の位置情報(座標)とから夫々の間の距離(骨格点の間の距離)を大腿部長さV(大腿部ラインLaの長さ)の情報として取得する。また、爪先位置推定部13は、下腿部情報としての足首関節位置J3の座標を取得し、大腿部長さVに比例する足部長さXを設定し、足首関節位置J3の座標を基準に足部長さXだけ離間した位置(座標)を爪先位置Ftとして推定する。図面には足部長さXに沿う方向を足部Fに破線で示している。
爪先位置Ftの座標を推定する具体的な処理では、人物の体格と大腿部長さVとの関係から比例定数を算出し、大腿部長さVに比例定数(例えば、0.5)を乗ずることで足部長さXを求め、足首関節位置J3から大腿部に沿う方向(大腿部ラインLaに平行な方向)に足部長さXだけ離間した位置を爪先位置Ftとして推定する。なお、人物の体格は、例えば、骨格点情報取得部11が取得した人物の左右の肩関節位置J4(骨格点)の座標の間の距離を、人体の横幅方向の肩部長さWとして取得する。そして、肩部長さWと大腿部長さVとに基づいて比例定数を算出する。
前述したように爪先位置推定部13は、足首関節位置J3から大腿部に沿う方向(大腿部ラインLaに平行な方向)に足部長さXだけ離間した位置を爪先位置Ftとして推定している。これは、着座した人物の足部Fの延出方向は大腿部ラインLaと平行になる場合が多いからである。このように設定される爪先位置Ftは、足首関節位置J3を基準に大腿部に沿う方向に向かう爪先位置Ftを示すものであるが、足部Fの延出方向を大腿部ラインLaと平行な方向から左右に方向を変更することも可能である。
このような理由から爪先位置推定部13は、図5に示すように、足首関節位置J3を基準に大腿部ラインLaと平行に設定された足部Fの延出方向を、平行から角度θだけ横方向に拡大した領域を角度範囲として設定しており、この角度範囲に含まれる座標を爪先位置Ftの位置として推定している。
〔人体情報取得ユニット:指先位置推定部〕
指先位置推定部14は、図6に示すように前腕部情報としての肘関節位置J5の位置情報(座標)と、手首関節位置J6の位置情報(座標)を前腕部長さM(前腕部ラインLdの長さ)の情報として取得する。また、指先位置推定部14は、前腕部長さMに比例する手部長さYを設定し、手首関節位置J6の座標を基準に手部長さYだけ離間した位置(座標)を指先位置Htとして推定する。図面には手部長さYに沿う方向を手部Hに破線で示している。
指先位置Htの座標を推定する処理では、人物の体格と前腕部長さMとの関係から比例定数を算出し、前腕部長さMに比例定数(例えば、0.3)を乗ずることで手部長さYを求め、手首関節位置J6から前腕部に沿う方向(前腕部ラインLdに平行な(延長する)方向)に手部長さYだけ離間した位置を指先位置Htとして推定する。
なお、人物の体格は、例えば、骨格点情報取得部11が取得した人物の左右の肩関節位置J4(骨格点)の座標の間の距離を、人体の横幅方向の肩部長さWとして取得する。そして、肩部長さWと前腕部長さMとに基づいて比例定数を算出する。
前述したように指先位置推定部14は、手首関節位置J6から前腕部に沿う方向(前腕部ラインLdに平行な(延長する)方向)に手部長さYだけ離間した位置を指先位置Htとして推定している。これは、人物の手部Hの延出方向は前腕部ラインLdと平行になる場合が多いからである。このように設定される指先位置Htは、手首関節位置J6を基準に前腕部に沿う方向に向かう指先位置Htを示すものであるが、手部Hの延出方向を前腕部ラインLdと平行な方向から左右に方向を変更することも可能である。
このような理由から指先位置推定部14は、図6に示すように、手首関節位置J6を基準に前腕部ラインLdと平行に設定された手部Hの延出方向を、平行から角度θだけ横方向に拡大した領域を角度範囲として設定しており、この角度範囲に含まれる座標を爪先位置Ftの位置として推定している。
〔人体情報処理装置:接触判定ユニット〕
接触判定部21は、爪先位置推定部13で推定された爪先位置Ftの座標と、指先位置推定部14で推定された指先位置Htの座標とを取得し、例えば、乗員席S3が回転した際に爪先位置Ftと指先位置Htとの少なくとも一方が、車内の壁部や隣接する乗員席S3の一部に対する接触のおそれの有無を判定する。
報知処理部22は、接触判定部21によって接触することが判定(予測)された場合に、接触以前に報知端末25を介してアラーム情報を出力する。報知端末25は音声を発するスピーカやブザー等の他に情報を表示するディスプレイや、ランプ類が用いられる。
作動制限部23は、接触判定部21によって接触することが判定された場合に、旋回モータSmの回転速度を低下させ、接触状態に達する直前に旋回モータSmの旋回を停止する制御信号を出力する。
〔制御形態〕
人体情報処理装置Cによる制御形態を図7のフローチャートに示している。この制御では、前部カメラ6と、後部カメラ7とからの撮像画像を取得することにより人体情報取得ユニット10の骨格点情報取得部11が座席Sに着座する人物の骨格点情報を取得する(#01、#02ステップ)。
骨格点情報取得部11は、図4~図6に示すように複数の関節位置を二次元座標となる形態で骨格点情報を取得すると共に、取得した複数の関節位置の座標から、大腿部長さVと、前腕部長さMと、肩部長さWとを求める。
次に、爪先位置推定部13が爪先位置Ftを推定し、指先位置推定部14が指先位置Htを推定する(#03、#04ステップ)。
爪先位置推定部13による#03ステップでは、前述したように肩部長さWに基づいて設定される比例定数を大腿部長さV(大腿部ラインLaの長さ)に乗じて足部長さXを算出し、足首関節位置J3の座標を基準に足部長さXだけ離間する爪先位置Ftの座標を推定する。
更に、爪先位置推定部13では、図5に示すように爪先位置Ftとして、足首関節位置J3を基準に設定された角度θだけ横方向に拡大した角度範囲の座標が設定される。
指先位置推定部14による#04ステップでは、前述したように肩部長さWに基づいて設定される比例定数を、前腕部長さM(前腕部ラインLdの長さ)に乗じて手部長さYを算出し、手首関節位置J6の座標を基準に手部長さYだけ離間する指先位置Htの座標を推定する。
更に、指先位置推定部14では、図6に示すように指先位置Htとして、手首関節位置J6を基準に設定された角度θだけ横方向に拡大した角度範囲の座標が設定される。
次に、シート回転スイッチ8の操作により旋回モータSmが作動し、乗員席S3が回転を開始した場合に、その乗員席S3に人物が着座している場合には、推定されている爪先位置Ftと、推定されている指先位置Htとの回転軌跡を求め、例えば、爪先位置Ftが隣接する乗員席S3のシートや基端のフレーム類に対する接触のおそれの有無が判定される(#06ステップ)。
このような接触のおそれの有無の判定は、爪先位置Ftに限らず指先位置Htについても行われるものであり、前述したように角度θの範囲内での接触のおそれの有無が判定される。
爪先位置Ftと指先位置Htとは撮像画像に基づく二次元の座標として推定されるものであるが、前部カメラ6と後部カメラ7との何れで撮影された撮像画像であっても、撮影範囲が決まっており、撮像画像における乗員席S3の位置と人物の骨格の位置とは決まった関係にあるため、乗員席S3が回転した際に爪先位置Ftと指先位置Htとが移動する領域の特定が可能となり特定された領域から接触のおそれの有無の判定を実現している。
そして、接触することが予測されない場合には、#01~#06ステップの処理を反復して行い、接触することが予測された場合には、接触状態に達する以前に報知端末25にアラーム情報を出力し、旋回モータSmの旋回速度を減速し、更に、シート回転スイッチ8が操作されていても接触直前に旋回モータSmを停止する処理が行われる(#07~#09ステップ)。
〔実施形態の作用効果〕
このように前部カメラ6と後部カメラ7との何れで撮影された人物であっても、また、撮像画像の人物の足や手の画像が鮮明なくとも、人物が座席Sに着座する状態では、人体情報処理装置Cが、骨格点情報取得部11が複数の骨格点の座標を取得し、爪先位置推定部13が爪先位置Ftの座標を適正に推定し、指先位置推定部14が指先位置Htの座標を適正に推定する。
爪先位置Ftが向かう方向と指先位置Htが向かう方向とが所定の角度範囲内で推定されるため、足部Fの姿勢、手部Hの姿勢が基準姿勢から外れていても爪先位置Ftと指先位置Htとが存在する領域を適正に推定できる。
また、爪先位置Ftの座標と指先位置Htの座標とは、前部カメラ6または後部カメラ7により連続して撮影された撮像画像からなる動画のフレームレート同じインターバルで取得されるため、人物が姿勢を変更した場合でも推定された座標は更新され、例えば、乗員席S3が回転する場合のように、座席Sと一体的に人物が回転する場合には、接触判定ユニット20が人物の爪先位置Ftと指先位置Htとの何れであっても、接触することが予測される場合には報知端末25にアラーム情報を出力することで乗員の注意を喚起し、乗員席S3の回転を停止することにより接触の回避を実現している。
特に、乗員席S3が回転する際にも複数の骨格点が取得され、爪先位置Ftの座標と指先位置Htの座標とが推定されるため、アラーム情報の出力を確認した後に爪先位置Ftや指先位置Htを、接触が回避される位置に移動させることでアラーム情報の出力が停止し、乗員席S3の回転が継続する。
人体情報処理装置Cは、撮像画像と重ね合わせ可能な二次元平面上に骨格点情報として、複数の関節位置の座標を設定すると共に、大腿部ラインLaや上腕部ラインLc等の骨格ラインを生成し、更に、骨格点情報から爪先位置Ftの座標と指先位置Htの座標とを、二次元平面上に生成するため、三次元空間に座標を設定するものと比較して高速な処理を可能にしている。
〔別実施形態〕
本発明は、上記した実施形態以外に以下のように構成しても良い(実施形態と同じ機能を有するものには、実施形態と共通の番号、符号を付している)。
(a)実施形態では、左右の肩関節位置J4の座標の間の距離を人体の横幅方向の肩部長さWに基づいて比例定数を設定していたが、これに代えて、腰の左右の骨格点としての股関節位置J1の間の距離を腰部長さとして取得し、この腰部長さと大腿部長さVとに基づいて比例定数を算出し、この比例定数に基づき足長さXを設定するように処理形態を設定することも可能である。これにより、人物の体格に対応した足長さXを設定し、爪先位置Ftの推定位置の精度向上が図られる。
(b)実施形態に記載された肩部長さWと、別実施形態(a)に記載された腰部長さとを加算した値や、平均した値に基づいて比例定数を設定する等、肩部長さWと腰部長さとに基づいて比例定数を設定することも可能である。このように比例定数を設定することにより、座席Sに着座した人物の身長に対応した爪先位置Ftの推定位置の精度向上を可能にする。
(c)例えば、外部カメラからの画像情報や、センサで検知される車外の情報基づいて車線や周囲の車両の位置関係を認識し、ステアリング操作やアクセル操作等を自動で行うことで目的地に向けて走行可能な自動運転可能に構成された車両に、実施形態で説明した構成の人体情報処理装置Cを備えることができる。
別実施形態(c)のように構成される自動運転可能な車両では、運転席S1に着座した人物(運転者)が常にステアリングホイール5を操作する必要はなく、自動運転による走行時に運転席S1を後方に大きく移動させることや、助手席S2をスイベル型の座席として構成し、助手席S2に着座した人物が助手席S2と共に回転するように構成できる。
このように自動運転が可能な車両に人体情報処理装置Cを備えることにより、人物が座席Sとともに移動する場合や回転する場合にも、爪先位置Ftや、指先位置Htが車内の壁部や隣接する座席Sの一部に接触することが推定される場合に、アラーム情報を出力し、座席Sの駆動を停止することで接触を回避することが可能となる。
(d)人体情報処理装置Cで推定した爪先位置Ftに基づき、ブレーキペダルとアクセルペダルとのうち、操作されているものをディスプレイに表示することや、音声メッセージとして出力するように構成する。このように構成することにより、ペダルの踏み間違いを運転者に報知することも可能となる。
(e)人体情報処理装置Cで推定した爪先位置Ftの座標と、指先位置Htの座標との変化を時間経過に伴って記憶しておき、例えば、記憶した座標をディスプレイに表示することで、人物が車内で行った操作の確認も可能となる。
本発明は、車両の座席に着座した人物の爪先、あるいは、指先位置を撮像画像から推定する装置に利用することができる。
6 前部カメラ(カメラ)
7 後部カメラ(カメラ)
10 人体情報取得ユニット
13 爪先位置推定部
14 指先位置推定部
F 足部
Ft 爪先位置(爪先位置情報)
H 手部
Ht 指先位置(指先位置情報)
J1 股関節位置(骨格点)
J2 膝関節位置(骨格点)
J3 足首関節位置(骨格点)
J4 肩関節位置(骨格点)
J5 膝関節位置(骨格点)
J6 足首関節位置(骨格点)
S 座席
S1 運転席(座席)
S2 助手席(座席)
S3 乗員席(座席)
S4 ベンチシート席(座席)
M 上腕部長さ
V 大腿部長さ
W 肩部長さ
X 足部長さ
Y 手部長さ

Claims (6)

  1. 車両の室内を撮影するカメラと、
    前記カメラにより前記室内の座席に着座した人物を撮影した撮像画像から、前記人物の身体の複数箇所の骨格点の位置情報を取得する人体情報取得ユニットとを備えており、
    前記人体情報取得ユニットは、前記人物の大腿部の骨格点の位置情報である大腿部情報と、前記人物の下腿部の骨格点の位置情報である下腿部情報とを取得し、
    前記人体情報取得ユニットは、取得された前記大腿部情報と前記下腿部情報とに基づいて前記人物の足部の爪先位置を推定する爪先位置推定部を有し
    前記人体情報取得ユニットは、前記大腿部情報として前記撮像画像における股関節位置の骨格点と膝関節位置の骨格点の夫々の座標、及び、前記股関節位置の骨格点と前記膝関節位置の骨格点との間の距離である大腿部長さを取得すると共に、前記下腿部情報として足首関節位置の骨格点の座標を取得し、
    前記爪先位置推定部は、前記大腿部長さに比例する関係で前記足部の足部長さを設定し、前記足首関節位置の骨格点の座標を基準に前記足部長さだけ離間する位置を爪先位置として推定する爪先位置推定装置。
  2. 前記人体情報取得ユニットは、前記撮像画像における前記人物の左右の肩及び/又は腰の左右の骨格点の夫々の座標を取得すると共に、左右の前記肩及び/又は前記腰の左右の夫々の骨格点の間の距離である肩部長さ及び/又は腰部長さを取得し、
    前記爪先位置推定部は、取得した前記肩部長さ及び/又は前記腰部長さと、前記大腿部長さと、に基づいて比例定数を算出し、前記比例定数に基づいて前記大腿部長さから前記足部長さを設定する請求項に記載の爪先位置推定装置。
  3. 前記爪先位置推定部は、前記大腿部の前記股関節位置の骨格点と前記膝関節位置の骨格点の夫々の座標から前記大腿部に沿う方向を取得し、前記大腿部に沿う方向と前記足部の前記足首関節位置の骨格点の座標から前記爪先位置に向かう方向とが平行になる相対姿勢を前記足部の基準姿勢に設定し、前記基準姿勢から所定の角度範囲内に前記爪先位置を推定する請求項又はに記載の爪先位置推定装置。
  4. 車両の室内を撮影するカメラと、
    前記カメラにより前記室内の座席に着座した人物を撮影した撮像画像から、前記人物の身体の複数箇所の骨格点の位置情報を取得する人体情報取得ユニットとを備えており、
    前記人体情報取得ユニットが、前記人物の前腕部の骨格点情報である前腕部情報を取得し、
    前記人体情報取得ユニットは、取得された前記前腕部情報に基づいて前記人物の手部の指先位置を推定する指先位置推定部を有し
    前記人体情報取得ユニットは、前記前腕部情報として前記撮像画像における肘関節位置の骨格点と手首関節位置の骨格点の夫々の座標、及び、前記肘関節位置の骨格点と前記手首関節位置の骨格点との間の距離である前腕部長さを取得し、
    前記指先位置推定部は、前記前腕部長さに比例する関係で手部の手部長さを設定すると共に、前記手首関節位置の骨格点の座標を基準に前記手部長さだけ離間する位置を指先位置として推定する指先位置推定装置。
  5. 前記人体情報取得ユニットは、前記撮像画像における前記人物の左右の肩及び/又は腰の左右の骨格点の夫々の座標を取得すると共に、左右の前記肩及び/又は前記腰の左右の夫々の骨格点の間の距離である肩部長さ及び/又は腰部長さを取得し、
    前記指先位置推定部は、取得した前記肩部長さ及び/又は前記腰部長さと、前記前腕部長さと、に基づいて比例定数を算出し、前記比例定数に基づいて前記前腕部長さから前記手部長さを設定する請求項に記載の指先位置推定装置。
  6. 前記指先位置推定部は、前記前腕部の前記肘関節位置の骨格点と前記手首関節位置の骨格点の夫々の座標から前記前腕部に沿う方向を取得し、前記前腕部に沿う方向と前記手部の前記手首関節位置の骨格点の座標から前記指先位置に向かう方向とが平行になる相対姿勢を前記手部の基準姿勢に設定し、前記基準姿勢から所定の角度範囲内に前記指先位置を推定する請求項又はに記載の指先位置推定装置。
JP2019191471A 2019-10-18 2019-10-18 爪先位置推定装置および指先位置推定装置 Active JP7375456B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019191471A JP7375456B2 (ja) 2019-10-18 2019-10-18 爪先位置推定装置および指先位置推定装置
US17/072,197 US11688095B2 (en) 2019-10-18 2020-10-16 Tiptoe position estimating device and fingertip position estimating device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019191471A JP7375456B2 (ja) 2019-10-18 2019-10-18 爪先位置推定装置および指先位置推定装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021068059A JP2021068059A (ja) 2021-04-30
JP7375456B2 true JP7375456B2 (ja) 2023-11-08

Family

ID=75491340

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019191471A Active JP7375456B2 (ja) 2019-10-18 2019-10-18 爪先位置推定装置および指先位置推定装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US11688095B2 (ja)
JP (1) JP7375456B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11491895B2 (en) * 2018-04-27 2022-11-08 Ts Tech Co., Ltd. ECU device, vehicle seat, system for estimating lower limb length of seated person, and attachment structure for sitting height detection sensor
EP3813023A1 (en) * 2019-10-21 2021-04-28 Dassault Systèmes Computer-implemented method for making a skeleton of a modeled body take a posture
AT522797B1 (de) * 2020-03-02 2021-02-15 Emotion3D Gmbh Verfahren und Vorrichtung zur Einstellung oder Steuerung einer Fahrzeugkomponente
DE102020214910A1 (de) * 2020-11-27 2022-06-02 Robert Bosch Gesellschaft mit beschränkter Haftung Verfahren zur Überwachung eines Fahrzeuginnenraums
CN113724378B (zh) * 2021-11-02 2022-02-25 北京市商汤科技开发有限公司 三维建模方法和装置、计算机可读存储介质及计算机设备

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010023629A (ja) 2008-07-17 2010-02-04 Toyota Motor Corp 操作支援装置および操作支援方法
JP2015186531A (ja) 2014-03-26 2015-10-29 国立大学法人 東京大学 動作情報処理装置、及びプログラム
JP2018151693A (ja) 2017-03-09 2018-09-27 株式会社デンソーテン 運転支援装置および運転支援方法
JP2019179289A (ja) 2018-03-30 2019-10-17 株式会社東海理化電機製作所 処理装置、及びプログラム

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4101478B2 (ja) 2001-05-29 2008-06-18 松下電器産業株式会社 人体端点検出方法及び装置
JP2007022401A (ja) * 2005-07-19 2007-02-01 Takata Corp 乗員情報検出システム、乗員拘束装置、車両
DE102007034273A1 (de) * 2007-07-19 2009-01-22 Volkswagen Ag Verfahren zur Bestimmung der Position eines Fingers eines Nutzers in einem Kraftfahrzeug und Positionsbestimmungsvorrichtung
JP2011200394A (ja) * 2010-03-25 2011-10-13 Toyota Motor Corp 歩行動作を分析する装置、方法、及びプログラム
US10315543B2 (en) * 2014-05-19 2019-06-11 Ts Tech Co., Ltd. Vehicle seat
JP2016162425A (ja) 2015-03-05 2016-09-05 日本電信電話株式会社 骨格姿勢推定装置、方法、及びプログラム
JP6355111B2 (ja) * 2016-04-28 2018-07-11 本田技研工業株式会社 車両制御システム
DE102016116115A1 (de) * 2016-08-30 2018-03-01 Dr. Ing. H.C. F. Porsche Aktiengesellschaft Lüftungssystem und Lüftungsverfahren für ein Kraftfahrzeug
JP2018116397A (ja) 2017-01-17 2018-07-26 富士通株式会社 画像処理装置、画像処理システム、画像処理プログラム、及び画像処理方法
US10296785B1 (en) * 2017-07-24 2019-05-21 State Farm Mutual Automobile Insurance Company Apparatuses, systems, and methods for vehicle operator gesture recognition and transmission of related gesture data
US11521044B2 (en) * 2018-05-17 2022-12-06 International Business Machines Corporation Action detection by exploiting motion in receptive fields
JP2020053819A (ja) * 2018-09-26 2020-04-02 アイシン精機株式会社 撮像システム、撮像装置、および信号処理装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010023629A (ja) 2008-07-17 2010-02-04 Toyota Motor Corp 操作支援装置および操作支援方法
JP2015186531A (ja) 2014-03-26 2015-10-29 国立大学法人 東京大学 動作情報処理装置、及びプログラム
JP2018151693A (ja) 2017-03-09 2018-09-27 株式会社デンソーテン 運転支援装置および運転支援方法
JP2019179289A (ja) 2018-03-30 2019-10-17 株式会社東海理化電機製作所 処理装置、及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
US20210118170A1 (en) 2021-04-22
US11688095B2 (en) 2023-06-27
JP2021068059A (ja) 2021-04-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7375456B2 (ja) 爪先位置推定装置および指先位置推定装置
EP2894011B1 (en) Walk-assistive robot and method of controlling the same
JP4355341B2 (ja) 深度データを用いたビジュアルトラッキング
US6483429B1 (en) Parking assistance system
JP4080932B2 (ja) 2足歩行ロボットの制御装置
JP7415469B2 (ja) 体格推定装置および姿勢推定装置
CN108028021A (zh) 信息处理设备、信息处理方法和程序
EP4112372A1 (en) Method and system for driver posture monitoring
US9905016B2 (en) Robot identification system
EP1394743A3 (en) Device for detecting position/orientation of object from stereo images
US9311827B1 (en) Wearable assistive device, system and methods thereof for the visually impaired
JPH11213157A (ja) カメラ搭載移動体
KR101795843B1 (ko) 추종로봇 및 그 제어방법
JP4940698B2 (ja) 自律移動型ロボット
JP2010036777A (ja) 走行支援装置
JP2019018743A (ja) 軌跡推定方法及び軌跡推定装置
JP2020104680A (ja) 室内監視装置
JP2008236403A (ja) 車両用運転支援装置
CN110554692A (zh) 地图信息更新***
JP2003280739A (ja) 案内用自律移動ロボットとその制御方法
JP2018513496A (ja) 足接地位置追随装置、その動きを制御する方法、コンピュータ実行可能なプログラム、及びそれを格納したコンピュータ読取可能な非一時的な情報記録媒体
JP2010172548A (ja) 自律移動車椅子
CN113499229A (zh) 康复机构的控制方法、康复机构的控制***及康复设备
JP4449537B2 (ja) 車外情報表示装置
KR101398880B1 (ko) 휴머노이드 기능이 탑재된 웨어러블 로봇 및 그 제어 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220908

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230710

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230718

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230907

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230926

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20231009

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7375456

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150