JP7372656B2 - 栄養素輸送促進剤 - Google Patents

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Description

本発明は、マンネンタケを含有することを特徴とする栄養素輸送促進剤に関する。
生命活動を維持する為に、糖やアミノ酸等の栄養素は腸管から体内に輸送され、更には脳、肝臓、筋肉といったあらゆる臓器に輸送される。一方で、身体機能を維持するために必要な栄養素が欠乏している状態である低栄養では、皮下脂肪の減少による褥瘡の発生、貧血、骨粗鬆症、筋委縮、疲労感、虚弱といったリスクが上昇する(非特許文献1)。また、脳では、低栄養によりエネルギーや神経伝達物質が不足することで、認知機能が低下する。身体を構成する全ての細胞は、溶質輸送体(SLC、Solute Carrier Transporter)を介して栄養素の輸送を行っており、溶質輸送体の発現を高めることは、栄養素輸送の促進という点において非常に重要である。
代表的な溶質輸送体としては、グルコース輸送を担うSLC2A1、SLC2A3、グルタミン輸送を担うSLC38A1、アミノ酸輸送を担うSLC38A2、長鎖脂肪酸輸送を担うSLC27A1、タウリンやβ-アラニンの輸送を担うSLC6A6が挙げられる。エネルギー源としてのグルコースや脂肪酸、タンパク質合成に必要なアミノ酸を輸送するこれらの溶質輸送体は、生体にとって非常に重要であるといえる。
腸管では、腸上皮細胞に発現している溶質輸送体を介して、糖やアミノ酸等の栄養素の輸送を行うことで、食事由来の栄養素を体内に吸収することができる。腸管での栄養素輸送は、生物個体全身の栄養状態と密接に関係しており、生物個体の身体機能を維持する上で溶質輸送体の働きは大変重要である。
脳には、血液と脳内の物質輸送を制御する血液脳関門という機構が存在する。血液脳関門は、血管内皮細胞等で構成されており、血管内皮細胞等に存在する溶質輸送体が、血液から脳内への栄養素輸送の役割を担っている。脳のエネルギー源である糖や神経伝達物質合成に利用されるアミノ酸が脳内に取り込まれることで、認知機能が維持されている。他の認知機能に関わる血液脳関門の機能としては、オクルーディン(OCLN)やクローディン(CLDN)が構成するタイトジャンクションによる物理的防御、ATP結合カセット輸送体(ABC輸送体)による不要物や異物の排出、シトクロムP450(CYP)やグルタチオンS転移酵素(GST)による薬物代謝等が挙げられる。また、血液脳関門の機能破綻が認知機能の低下に関与することが明らかとなっている(非特許文献2)。
栄養素輸送を促進するための方法として、ポリフェノール吸収促進剤(特許文献1)やカルシウム吸収促進剤(特許文献2)といった発明がある。しかし、これらは特定の栄養素のみの輸送に関する発明であり、日常的に食事から得られる栄養素の輸送を補助する発明としては不十分である。また、マンネンタケの栄養素輸送に関する知見は全くなく、それに関する発明も未だにない。
特開2016-193845
特開2017-171594
老年医学会雑誌.48(6):659-661
臨床神経学.57(3):96-109
本発明は、マンネンタケを含有することを特徴とする栄養素輸送促進剤、認知機能改善剤、低栄養改善剤に関する。
本発明者らは、鋭意研究した結果、マンネンタケが栄養素輸送促進作用、認知機能改善作用、低栄養改善作用を有することを見出した。
本発明に用いるマンネンタケは、担子菌類のマンネンタケ科(Ganodermataceae)マンネンタケ属(Ganoderma)に属するキノコで、中国の薬学古書である「本草綱目」や「神農本草経」によると、赤霊芝(霊芝)、黒霊芝(黒芝)、紫霊芝(紫芝)、青霊芝(青芝)、黄霊芝(黄芝)及び白霊芝(白芝)が知られている。本発明では、マンネンタケ科に属する全てのキノコを用いることができるが、好ましくは赤霊芝、黒霊芝、紫霊芝、青霊芝、黄霊芝、白霊芝であり、更に好ましくは赤霊芝(霊芝、Ganoderma lucidum)又は黒霊芝(黒芝、Ganoderma sinensis、Ganoderma atrum)を用いることが望ましい。また、マンネンタケを組み合わせて用いることもでき、赤霊芝と黒霊芝を組み合わせることが好ましい。
本発明に用いるマンネンタケは、子実体、胞子、菌糸体、天産物、栽培物、培養物等を問わず使用することができ、広く中国や日本市場等で流通しているものを用いることができる。また、必要に応じてそのままの状態、破砕物、乾燥物、亜臨界水処理物等を適宜選択して抽出操作に付することができる。又、破壁胞子を得る方法として、微粒化処理、ロールプレス処理、摩砕処理、超高圧マイクロスチーム処理、通常工業的に用いられるその他機械的方法等が挙げられる。
本発明に用いられる亜臨界水処理とは、所定温度及び圧力の条件下で亜臨界状態にした水と処理対象(本発明ではマンネンタケ)とを接触させることである。例えば、水は、圧力22.12MPa、温度374.15℃まで上げると液体でも気体でもない状態を示す。この点を水の臨界点といい、臨界点より低い温度及び圧力の熱水を亜臨界水という。この亜臨界水は、誘電率低下とイオン積の向上により、優れた成分抽出作用と加水分解作用を有する。尚、亜臨界水処理に供給する水は、液体状態でも気体状態でも利用することができる。即ち、亜臨界水処理の処理槽へは、水蒸気を供給してもよく、水を供給してもよく、あるいはその両者を供給してもよい。亜臨界水処理時において、望まれる反応場としては気体よりも液体状態の方が反応は進みやすいので、密閉容器で強制的に液体の状態にした水の使用が好ましい。より具体的には、金属やセラミックス等の耐圧容器にマンネンタケと処理剤である水を入れて、密閉状態にし、水の亜臨界状態(温度:100℃以上、圧力:飽和蒸気圧以上)で、両者の接触を一定時間以上行うことで得られる処理物を亜臨界水処理物とすることができる。
本発明に用いられるマンネンタケ亜臨界水処理物とは、マンネンタケを亜臨界状態にある水によって処理したものであり、マンネンタケと水溶物(水溶液等)との混合物又はその乾燥物を含む。また、前記の混合物をろ過したろ液、又はその乾燥物を含む。また、複数種のマンネンタケを同じ処理槽で亜臨界水処理することも、異なるマンネンタケ亜臨界処理物を組み合わせて以降の処理に用いることもできる。
マンネンタケの亜臨界水処理温度は、マンネンタケの亜臨界水処理物又はその抽出物中に含まれる有効成分が効率的に得られやすくなるという理由から100~300℃の間が好ましく、120~230℃の間がより好ましく、140~180℃の間がさらに好ましい。100℃未満の場合は、有効成分の量が少なくなる傾向にある。また、亜臨界水処理の温度が300℃を超える場合は、有効成分の過分解を引き起こしやすくなる。
マンネンタケの亜臨界水処理圧力は、各温度での飽和蒸気圧以上であれば良く、圧力0.1~3.0MPaの間がより好ましく、0.26~2.0MPaの間がさらに好ましい。圧力0.1MPa未満の場合は、有効成分の量が少なくなる傾向にある。また、亜臨界水処理の圧力が、飽和蒸気圧を大きく上回るような過度の加圧には、別途加圧装置の追加及び設備の耐圧向上が必要となり、抽出の経済性が悪化する。
マンネンタケの亜臨界水処理時間は、5~90分の間で行うことが好ましく、10~30分の間で行うことがより好ましい。5分未満の場合は、有効成分の量が少なくなる傾向にある。また、亜臨界水処理の時間が90分を超える場合は、有効成分の過分解を引き起こしやすくなる。
すなわち、マンネンタケの亜臨界水処理条件としては、温度は100~300℃、圧力は0.1~3.0MPa、時間は5~90分で行うことが好ましい。
本発明に用いるマンネンタケには、抽出溶媒として、水、低級アルコール類(メタノール、エタノール、1-プロパノール、2-プロパノール、1-ブタノール、2-ブタノール等)、液状多価アルコール類(1,3-ブチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン等)、ケトン類(アセトン、メチルエチルケトン等)、アセトニトリル、エステル類(酢酸エチル、酢酸ブチル等)、炭化水素類(ヘキサン、ヘプタン、石油エーテル等)、エーテル類(エチルエーテル、テトラヒドロフラン、プロピルエーテル等)等を用いることができる。これらの溶媒は一種でも二種以上を混合して用いても良い。また、抽出方法としては、連続抽出、浸漬抽出、超臨界抽出、亜臨界水抽出等が挙げられる。本発明では、特に95~100℃の水で抽出した、マンネンタケの熱水抽出物を用いることが好ましい。
本発明に用いるマンネンタケ亜臨界水処理物は、処理温度100~300℃、処理圧力0.1~3.0MPa、処理時間5~90分間の条件で処理したものを用いることができる。また、このマンネンタケ亜臨界水処理物を水、低級アルコール類(メタノール、エタノール、1-プロパノール、2-プロパノール、1-ブタノール、2-ブタノール等)等で抽出したマンネンタケ亜臨界水処理物の抽出物を用いることができる。本発明では、特に処理温度100~300℃、処理圧力0.1~3.0MPa、処理時間5~90分間の条件で処理したマンネンタケ亜臨界水処理物を95~100℃の水で抽出した、マンネンタケ亜臨界水処理物の熱水抽出物を用いることが好ましい。
本発明に用いるマンネンタケの摂取量は、投与形態、使用目的、年齢、体重等によって異なるが、乾燥物に換算して1~20000mg/日、好ましくは10~10000mg/日、より好ましくは50~5000mg/日の範囲で1日1回から数回経口投与できる。上記投与範囲より少ない量で十分な場合もあるし、また、範囲を超えて投与する必要がある場合もある。また、製剤化における薬効成分の添加法については、予め加えておいても、製造途中で添加しても良く、作業性を考えて適宜選択すれば良い。
本発明の栄養素輸送促進剤は、食品、医薬部外品又は医薬品のいずれにも用いることができる。その剤形は、経口用として散剤、顆粒剤、錠剤、糖衣錠剤、カプセル剤、シロップ剤、丸剤、懸濁剤、液剤、乳剤等がある。また、非経口用として注射剤、座剤等にすることもできる。
本発明の栄養素輸送促進剤は、マンネンタケをそのまま使用しても良く、効果を損なわない範囲内で、必要に応じて通常の医薬品、医薬部外品又は食品に用いられる賦形剤、安定剤、保存剤、結合剤、崩壊剤、炭化水素類、脂肪酸類、アルコール類、エステル類、pH調整剤、防腐剤、香料等の成分を含有することもできる。
本発明の栄養素輸送促進剤の栄養素には、グルコース等の糖類、モノグリセリド、脂肪酸、グリセロール、コレステロール、アミノ酸、ジペプチド、トリペプチド、ビタミン、鉄、カルシウム、水、亜鉛、胆汁酸、ミネラル等がある。
本発明における認知機能とは、記憶、思考、理解、計算、学習、言語、判断等の知的な能力全般を指す。また、認知機能改善剤は、認知機能の低下により生じる記憶障害、失語、失行、失認、遂行機能障害や、認知症、アルツハイマー病等の疾患の改善も対象とすることができる。
本発明における低栄養とは、身体機能の維持に必要な栄養素が欠乏している状態を指す。また、低栄養改善剤は、低栄養によって生じる症状(皮下脂肪の減少による褥瘡の発生、貧血、骨粗鬆症、筋委縮、疲労感、虚弱、認知機能低下等)の改善も対象とすることができる。
本発明のマンネンタケを含有することを特徴とする栄養素輸送促進剤は、栄養素輸送促進作用、認知機能改善作用、低栄養改善作用を有する。
以下の実施例は例示のために説明するものであり、本発明の特許請求の範囲はこれらの実施例により何ら限定されるものではない。
製造例1 赤霊芝亜臨界水処理物(処理条件1)及びその熱水抽出物
亜臨界水処理缶に、マンネンタケ原料として赤霊芝45gを入れ、処理条件1(処理温度:140℃、処理圧力:0.37MPa、処理時間:30分間)で亜臨界水処理を行った。亜臨界水処理の終了後、処理缶内の処理物を凍結乾燥させることで赤霊芝亜臨界水処理物を43.8g得た。得られた赤霊芝亜臨界水処理物10gに、精製水200mLを加え、95~100℃で2時間抽出した。濾過した後、その濾液を濃縮し、凍結乾燥して赤霊芝亜臨界水処理物の熱水抽出物を0.6g得た。
製造例2 赤霊芝亜臨界水処理物(処理条件2)及びその熱水抽出物
亜臨界水処理缶に、マンネンタケ原料として赤霊芝45gを入れ、処理条件2(処理温度:160℃、処理圧力:0.63MPa、処理時間:20分間)で亜臨界水処理を行った。亜臨界水処理の終了後、処理缶内の処理物を凍結乾燥させることで赤霊芝亜臨界水処理物を45.4g得た。得られた赤霊芝亜臨界水処理物10gに、精製水200mLを加え、95~100℃で2時間抽出した。濾過した後、その濾液を濃縮し、凍結乾燥して赤霊芝亜臨界水処理物の熱水抽出物を0.8g得た。
製造例3 赤霊芝亜臨界水処理物(処理条件3)及びその熱水抽出物
亜臨界水処理缶に、マンネンタケ原料として赤霊芝45gを入れ、処理条件3(処理温度:180℃、処理圧力:1.01MPa、処理時間:30分間)で亜臨界水処理を行った。亜臨界水処理の終了後、処理缶内の処理物を凍結乾燥させることで赤霊芝亜臨界水処理物を39.8g得た。得られた赤霊芝亜臨界水処理物10gに、精製水200mLを加え、95~100℃で2時間抽出した。濾過した後、その濾液を濃縮し、凍結乾燥して赤霊芝亜臨界水処理物の熱水抽出物を2.6g得た。
製造例4 黒霊芝亜臨界水処理物(処理条件1)及びその熱水抽出物
亜臨界水処理缶に、マンネンタケ原料として黒霊芝45gを入れ、処理条件1(処理温度:140℃、処理圧力:0.37MPa、処理時間:30分間)で亜臨界水処理を行った。亜臨界水処理の終了後、処理缶内の処理物を凍結乾燥させることで黒霊芝亜臨界水処理物を41.7g得た。得られた黒霊芝亜臨界水処理物10gに、精製水200mLを加え、95~100℃で2時間抽出した。濾過した後、その濾液を濃縮し、凍結乾燥して黒霊芝亜臨界水処理物の熱水抽出物を0.6g得た。
製造例5 黒霊芝亜臨界水処理物(処理条件2)及びその熱水抽出物
亜臨界水処理缶に、マンネンタケ原料として黒霊芝45gを入れ、処理条件2(処理温度:160℃、処理圧力:0.63MPa、処理時間:20分間)で亜臨界水処理を行った。亜臨界水処理の終了後、処理缶内の処理物を凍結乾燥させることで黒霊芝亜臨界水処理物を40.3g得た。得られた黒霊芝亜臨界水処理物10gに、精製水200mLを加え、95~100℃で2時間抽出した。濾過した後、その濾液を濃縮し、凍結乾燥して黒霊芝亜臨界水処理物の熱水抽出物を1.0g得た。
製造例6 黒霊芝亜臨界水処理物(処理条件3)及びその熱水抽出物
亜臨界水処理缶に、マンネンタケ原料として黒霊芝45gを入れ、処理条件3(処理温度:180℃、処理圧力:1.01MPa、処理時間:30分間)で亜臨界水処理を行った。亜臨界水処理の終了後、処理缶内の処理物を凍結乾燥させることで黒霊芝亜臨界水処理物を34.2g得た。得られた黒霊芝亜臨界水処理物10gに、精製水200mLを加え、95~100℃で2時間抽出した。濾過した後、その濾液を濃縮し、凍結乾燥して黒霊芝亜臨界水処理物の熱水抽出物を2.4g得た。
製造例7 マンネンタケ亜臨界水処理物の熱水抽出物の混合物
製造例3の赤霊芝亜臨界水処理物(処理条件3)の熱水抽出物2gと、製造例6の黒霊芝亜臨界水処理物(処理条件3)の熱水抽出物2gを均一になるように混合し、マンネンタケ亜臨界水処理物の熱水抽出物の混合物を4g得た。
製造例8 赤霊芝の熱水抽出物
赤霊芝100gに、精製水2Lを加え、95~100℃で2時間抽出した。濾過した後、その濾液を濃縮し、凍結乾燥して赤霊芝の熱水抽出物を4.4g得た。
製造例9 黒霊芝の熱水抽出物
黒霊芝100gに、精製水2Lを加え、95~100℃で2時間抽出した。濾過した後、その濾液を濃縮し、凍結乾燥して黒霊芝の熱水抽出物を4.2g得た。
製造例10 マンネンタケの熱水抽出物の混合物
製造例8の赤霊芝の熱水抽出物2gと、製造例9の黒霊芝の熱水抽出物2gを均一になるように混合し、マンネンタケの熱水抽出物の混合物を4g得た。
処方例1 軟カプセル剤
<処方>
成分 含有量(%)
1.マンネンタケ亜臨界水処理物の熱水抽出物の混合物(製造例7) 1.0
2.赤霊芝の熱水抽出物(製造例8) 15.0
3.黒霊芝の熱水抽出物(製造例9) 4.0
4.米胚芽油 70.0
5.ミツロウ 7.0
6.ビタミンE 3.0
<製造方法>
成分1~6を混合し、ゼラチン、グリセリン、カラメル色素で構成される被膜に、350mg充填し、乾燥後、軟カプセル剤を得る。
<用法>
1日当り3粒摂取する。
処方例2 硬カプセル剤
<処方>
成分 含有量(%)
1.赤霊芝亜臨界水処理物(処理条件3)の熱水抽出物(製造例3) 5.0
2.コーンスターチ 87.0
3.ショ糖脂肪酸エステル 8.0
<製造方法>
成分1~3を混合し、2号硬カプセルに250mg充填してカプセル剤を得る。
<用法>
1日当り4粒摂取する。
処方例3 飲料
<処方>
成分 含有量(%)
1.マンネンタケ亜臨界水処理物の熱水抽出物の混合物(製造例7) 0.05
2.赤霊芝の熱水抽出物(製造例8) 0.30
3.黒霊芝の熱水抽出物(製造例9) 0.05
4.クエン酸 6.00
5.ショ糖 10.60
6.香料 1.00
7.水 82.00
<製造方法>
成分1~6を成分7の一部の水に撹拌溶解する。次いで、成分7の残りの水を加えて混合し、殺菌したものを飲料とする。
<用法>
1日当り50mL摂取する。
処方例4 顆粒剤
<処方>
成分 含有量(%)
1.黒霊芝亜臨界水処理物(処理条件3)の熱水抽出物(製造例6) 0.5
2.乳糖 85.0
3.セルロース 14.5
<製造方法>
成分1~3を乾式法により造粒し、顆粒剤を得る。
<用法>
1日当り1g摂取する。
処方例5 錠剤
<処方>
成分 含有量(%)
1.赤霊芝の熱水抽出物(製造例8) 10.0
2.乳糖 60.0
3.還元麦芽糖水飴 25.0
4.ショ糖脂肪酸エステル 5.0
<製造方法>
成分1~4を混合して打錠成型し、0.5gの錠剤を得る。
<用法>
1日当り2粒摂取する。
処方例6 ゼリー
<処方>
成分 含有量(%)
1.マンネンタケ亜臨界水処理物の熱水抽出物の混合物(製造例7) 2.0
2.カラギーナン 2.0
3.ゼラチン 1.0
4.砂糖 27.0
5.精製水 68.0
<製造方法>
成分1~5を混合し、加熱しながら煮詰め、ゼリーの型に流し込み、冷却する。
<用法>
1日当り1個(100g)を摂取する。
比較例1 従来の軟カプセル剤
処方例1の軟カプセル剤において、マンネンタケ亜臨界水処理物の熱水抽出物の混合物(製造例7)、赤霊芝の熱水抽出物(製造例8)、黒霊芝の熱水抽出物(製造例9)を米胚芽油に置換えたものを、従来の軟カプセル剤とした。
比較例2 従来の飲料
処方例3の飲料において、マンネンタケ亜臨界水処理物の熱水抽出物の混合物(製造例7)、赤霊芝の熱水抽出物(製造例8)、黒霊芝の熱水抽出物(製造例9)を水に置換えたものを、従来の飲料とした。
試験例1 マンネンタケによる栄養素輸送促進作用
腸上皮細胞Caco-2に、赤霊芝亜臨界水処理物(処理条件3)の熱水抽出物(製造例3)、黒霊芝亜臨界水処理物(処理条件3)の熱水抽出物(製造例6)、マンネンタケ亜臨界水処理物の熱水抽出物の混合物(製造例7)、赤霊芝の熱水抽出物(製造例8)、黒霊芝の熱水抽出物(製造例9)、マンネンタケの熱水抽出物の混合物(製造例10)を同濃度で添加して、リアルタイムPCR法による溶質輸送体の遺伝子発現解析を行った。
SLC2A1用のプライマーセット
GTCGTGTCGCTGTTTGTG(配列番号1)
ATGCTCAGATAGGACATCCA(配列番号2)
SLC2A3用のプライマーセット
TGTGGCCGAACTCTTCAG(配列番号3)
CCTAAATAGTGAGCAGCGG(配列番号4)
SLC38A1用のプライマーセット
TTGGAGTCGTAGGAGTTACATCTGC(配列番号5)
ATGCTGACCAAGGAGAACAACA(配列番号6)
SLC38A2用のプライマーセット
CGATTGTGGGCAGTGGAA(配列番号7)
GGAGATGAACAGAATACAGGGAAAA(配列番号8)
SLC27A1用のプライマーセット
CCCAACGCGATATACCAGGA(配列番号9)
CTTGAAGGTGCCTGTGGTG(配列番号10)
SLC6A6用のプライマーセット
CCCTTGGTCATCGTCATCC(配列番号11)
GGTGCGAGAGTTGTAAGGTGTG(配列番号12)
OCLN用のプライマーセット
TCCAATGGCAAAGTGAATGA(配列番号13)
AAGTCATCCACAGGCGAAGT(配列番号14)
CLDN1用のプライマーセット
CAGAGCACCGGGCAGATC(配列番号15)
TTGCAATGTGCTGCTCAGATT(配列番号16)
CLDN3用のプライマーセット
GAGAAGAAGTACACGGCCAC(配列番号17)
TCTGTCCCTTAGACGTAGTCC(配列番号18)
CLDN4用のプライマーセット
TAGCAAGAACAGAGTCCACCC(配列番号19)
CAGGCAGATCCCAAAGTCAG(配列番号20)
CLDN7用のプライマーセット
CAACATTAAGTATGAGTTTGGCCC(配列番号21)
TTGGACTTAGGGTAAGAGCGG(配列番号22)
CLDN15用のプライマーセット
ACATTCTGGCCGGTATCTG(配列番号23)
AGCTCGTACTTGGTTCCG(配列番号24)
ABCB1用のプライマーセット
TGTGTTTATGATGGTCTGTTGG(配列番号25)
GATTGTTTCCTGTTGCATTGAG(配列番号26)
ABCG2用のプライマーセット
TGTGTTTATGATGGTCTGTTGG(配列番号27)
GATTGTTTCCTGTTGCATTGAG(配列番号28)
ABCC1用のプライマーセット
TGTGTTTATGATGGTCTGTTGG(配列番号29)
GATTGTTTCCTGTTGCATTGAG(配列番号30)
ABCC3用のプライマーセット
CTGCTTCCAGAACTCCCT(配列番号31)
CACCCAGGACCATCTTGAG(配列番号32)
ABCC4用のプライマーセット
TGTGTTTATGATGGTCTGTTGG(配列番号33)
GATTGTTTCCTGTTGCATTGAG(配列番号34)
CYP1A1用のプライマーセット
AGTCACAACTGCTATCTCCTG(配列番号35)
AATCACTGTGTCTAGCTCCTC(配列番号36)
CYP2R1用のプライマーセット
AGAGACCCAGAAGTGTTCC(配列番号37)
GACAATGTCTTCTTCCTAGGGA(配列番号38)
CYP2S1用のプライマーセット
CCCAACATCTTCAAGCACC(配列番号39)
GACACGCTTCCCTAAGGAG(配列番号40)
GSTP1用のプライマーセット
CAGGGAGGCAAGACCTTCATT(配列番号41)
CCTCATGGATCAGCAGCAAGT(配列番号42)
試験例1の結果を表1に示す。赤霊芝亜臨界水処理物(処理条件3)の熱水抽出物(製造例3)、黒霊芝亜臨界水処理物(処理条件3)の熱水抽出物(製造例6)、マンネンタケ亜臨界水処理物の熱水抽出物の混合物(製造例7)、赤霊芝の熱水抽出物(製造例8)、黒霊芝の熱水抽出物(製造例9)、マンネンタケの熱水抽出物の混合物(製造例10)は、溶質輸送体(SLC2A1、SLC2A3、SLC38A1、SLC38A2、SLC6A6)の遺伝子発現を促進した。このことから、マンネンタケの栄養素輸送促進作用が示された。
SLC2A1、SLC2A3はグルコース輸送、SLC38A1はグルタミン輸送、SLC38A2はアミノ酸輸送、SLC6A6はタウリンやβ-アラニンの輸送を担うため、マンネンタケの優れたグルコース輸送促進作用、グルタミン輸送促進作用、アミノ酸輸送促進作用、タウリン輸送促進作用、β-アラニン輸送促進作用が示された。
ここで、製造例7のマンネンタケの亜臨界水処理物の熱水抽出物の混合物と、製造例10のマンネンタケの熱水抽出物の混合物を比較すると、SLC2A3、SLC38A1、SLC38A2については、製造例10より製造例7が、極めて優れた作用を示した。SLC2A3はグルコース輸送、SLC38A1はグルタミン輸送、SLC38A2はアミノ酸輸送を担うため、マンネンタケ亜臨界水処理物の極めて優れたグルコース輸送促進作用、グルタミン輸送促進作用、アミノ酸輸送促進作用が示された。
また、試験例1は、腸の上皮細胞を用いていることから、腸管における栄養素輸送促進作用を有していると考えられ、マンネンタケは、優れた低栄養改善作用を有しているといえる。
さらに、試験例1で用いたCaco-2は、血液脳関門モデル細胞としても利用されている。そこで、溶質輸送体以外の血液脳関門の機能に関わるタイトジャンクション(OCLN、CLDN1、CLDN3、CLDN4、CLDN7、CLDN15)、排出トランスポーター(ABCB1、ABCG2、ABCC1、ABCC3、ABCC4)、薬物代謝酵素(CYP1A1、CYP2R1、CYP2S1、GSTP1)の遺伝子発現に対するマンネンタケの作用を表1に示した。その結果、マンネンタケは、溶質輸送体に加えて、タイトジャンクション、排出トランスポーター、薬物代謝酵素の遺伝子発現を促進した。このことから、マンネンタケの認知機能改善作用が示された。
ここで、製造例7のマンネンタケの亜臨界水処理物の熱水抽出物の混合物と、製造例10のマンネンタケの熱水抽出物の混合物を比較すると、OCLN、CLDN4、CLDN7、ABCB1、ABCC1、ABCC3については、製造例10より製造例7が、極めて優れた作用を示した。
さらに、ABCC1について、製造例3の赤霊芝亜臨界水処理物の熱水抽出物、製造例6の黒霊芝亜臨界水処理物の熱水抽出物、製造例7のマンネンタケ亜臨界水処理物の熱水抽出物の混合物(製造例3と製造例6の混合物)を比較すると、赤霊芝亜臨界水処理物の熱水抽出物と黒霊芝亜臨界水処理物の熱水抽出物を組み合わせることで、極めて優れた排出トランスポーター促進作用が認められた。
尚、マンネンタケ亜臨界水処理物の熱水抽出物の混合物(製造例7)について、赤霊芝亜臨界水処理物の熱水抽出物(製造例3)と黒霊芝亜臨界水処理物の熱水抽出物(製造例6)の比率を9:1から1:9の範囲で任意に混合した場合においても、同様の作用が見られた。
試験例2 マンネンタケによる血液脳関門機能促進作用
ICRマウスにマンネンタケ亜臨界水処理物の熱水抽出物の混合物(製造例7)を30日間摂取させた後に脳組織を採取し、リアルタイムPCR法による遺伝子発現解析を行った。
SLC2A1用のプライマーセット
GTCGTGTCGCTGTTTGTG(配列番号43)
ATGCTCAGATAGGACATCCA(配列番号44)
SLC38A2用のプライマーセット
TGTGGCCGAACTCTTCAG(配列番号45)
CCTAAATAGTGAGCAGCGG(配列番号46)
SLC6A6用のプライマーセット
TTGGAGTCGTAGGAGTTACATCTGC(配列番号47)
ATGCTGACCAAGGAGAACAACA(配列番号48)
OCLN用のプライマーセット
CGATTGTGGGCAGTGGAA(配列番号49)
GGAGATGAACAGAATACAGGGAAAA(配列番号50)
ABCB1用のプライマーセット
CCCAACGCGATATACCAGGA(配列番号51)
CTTGAAGGTGCCTGTGGTG(配列番号52)
ABCC1用のプライマーセット
CCCTTGGTCATCGTCATCC(配列番号53)
GGTGCGAGAGTTGTAAGGTGTG(配列番号54)
ABCC4用のプライマーセット
TCCAATGGCAAAGTGAATGA(配列番号55)
AAGTCATCCACAGGCGAAGT(配列番号56)
CYP2S1用のプライマーセット
CAGAGCACCGGGCAGATC(配列番号57)
TTGCAATGTGCTGCTCAGATT(配列番号58)
GSTP1用のプライマーセット
GAGAAGAAGTACACGGCCAC(配列番号59)
TCTGTCCCTTAGACGTAGTCC(配列番号60)
試験例2の結果を表2に示す。マンネンタケ亜臨界水処理物の熱水抽出物の混合物(製造例7)は、血液脳関門の機能に深く関わる溶質輸送体(SLC2A1、SLC38A2、SLC6A6)、タイトジャンクション(OCLN)、排出トランスポーター(ABCB1、ABCC1、ABCC4)、薬物代謝酵素(CYP2S1、GSTP1)の遺伝子発現を促進した。よって、マンネンタケの認知機能改善作用が示された。
尚、マンネンタケ亜臨界水処理物の熱水抽出物の混合物(製造例7)について、赤霊芝亜臨界水処理物の熱水抽出物(製造例3)と黒霊芝亜臨界水処理物の熱水抽出物(製造例6)の比率を9:1から1:9の範囲で任意に混合した場合においても、同様の作用が見られた。
試験例3 マンネンタケによる認知機能改善作用
ICRマウスにマンネンタケ亜臨界水処理物の熱水抽出物の混合物(製造例7)、赤霊芝の熱水抽出物(製造例8)を30日間摂取させた後に、新奇物体認識試験を行った。見本認識から1時間後、24時間後のPreference Index(PI)を算出した。
試験例3の結果を表3に示す。マンネンタケ亜臨界水処理物の熱水抽出物の混合物(製造例7)、赤霊芝の熱水抽出物(製造例8)の摂取により、新奇物体認識試験におけるPIが増加した。よって、マンネンタケの認知機能改善作用が示された。
尚、マンネンタケ亜臨界水処理物の熱水抽出物の混合物(製造例7)について、赤霊芝亜臨界水処理物の熱水抽出物(製造例3)と黒霊芝亜臨界水処理物の熱水抽出物(製造例6)の比率を9:1から1:9の範囲で任意に混合した場合においても、同様の作用が見られた。
試験例4 マンネンタケのヒト飲用による認知機能改善作用
男女40名(32~60歳)を20人ずつ2群に分け、マンネンタケを含有する軟カプセル剤(処方例1)、従来の軟カプセル剤(比較例1)を用いて、1回3粒を1日1回、3ヶ月間飲用させた。認知機能の評価として、クレペリン検査用紙を用いた計算課題を行い、正答数を比較した。
試験例4の結果を表4に示す。マンネンタケを含有する軟カプセル剤(処方例1)の飲用により、正答数が増加した。よって、マンネンタケの認知機能改善作用が示された。
尚、マンネンタケを含有する軟カプセル剤(処方例1)をマンネンタケを含有する飲料(処方例3)に、従来の軟カプセル剤(比較例1)を従来の飲料(比較例2)に置き換えた場合においても、同様の作用を確認した。
以上の結果より、マンネンタケの栄養素輸送促進作用、認知機能改善作用、低栄養改善作用が示された。
本発明の栄養素輸送促進剤は、優れた栄養素輸送促進作用を示した。従って、優れた栄養素輸送促進作用を有する食品、医薬品又は医薬部外品としての利用に有用である。

Claims (7)

  1. 赤霊芝の熱水抽出物及び/又は黒霊芝の熱水抽出物を含有することを特徴とする、腸上皮細胞におけるSLC38A1の発現促進剤。
  2. 赤霊芝の熱水抽出物及び/又は黒霊芝の熱水抽出物を含有することを特徴とする、腸上皮細胞におけるSLC38A2の発現促進剤。
  3. 赤霊芝の熱水抽出物及び/又は黒霊芝の熱水抽出物を含有することを特徴とする、腸上皮細胞におけるSLC6A6の発現促進剤。
  4. 赤霊芝亜臨界水処理物の熱水抽出物及び/又は黒霊芝亜臨界水処理物の熱水抽出物を含有することを特徴とする、腸上皮細胞におけるSLC38A1の発現促進剤。
  5. 赤霊芝亜臨界水処理物の熱水抽出物及び/又は黒霊芝亜臨界水処理物の熱水抽出物を含有することを特徴とする、腸上皮細胞におけるSLC38A2の発現促進剤。
  6. 赤霊芝亜臨界水処理物の熱水抽出物及び/又は黒霊芝亜臨界水処理物の熱水抽出物を含有することを特徴とする、腸上皮細胞におけるSLC6A6の発現促進剤。
  7. 請求項1~6のいずれか一項記載のSLC38A1の発現促進剤、SLC38A2の発現促進剤又はSLC6A6の発現促進剤を含有することを特徴とする、SLC38A1の発現促進用、SLC38A2の発現促進用又はSLC6A6の発現促進用食品組成物。
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Shinya KAMIUCHI et al.,Induction of Translocation of Glucose Transporter 4 in Rat Skeletal Muscle Cells by a Water-Soluble Extract from Culture Medium of Ganoderma lucidum Mycelia,Japanese Journal of Complementary and Alternative Medicine,2015年,Vol. 12, No. 1,p.19-27,DOI: doi.org/10.1625/jcam.12.19
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