JP7361468B2 - サーバシステム、制御方法およびプログラム - Google Patents

サーバシステム、制御方法およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、編集者が設定した仮想カメラで撮影した視聴動画を視聴者の端末に表示させる動画配信システム等に関する。
従来より、インターネットを利用した動画配信システムがよく知られている。例えば、アクターの動きに基づいて動作が制御されるキャラクタオブジェクトの動画の生成と、当該動画の配信とを並行して行うシステムにおいて、動画を視聴する視聴者から、キャラクタオブジェクトが装着可能なアクセサリーや衣服などの装飾オブジェクトをギフトとして受け付け、この装飾オブジェクトをキャラクタに装着させた状態の動画の生成と、配信とを並行して行う手法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許第6382468号公報
しかしながら、従来の動画配信システムでは、一旦生成されて配信された動画は、改変・再生成して配信されるものではないため、生成されて配信された後の動画については、単に視聴できるだけに過ぎなかった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、新たな仕組みを有する動画配信システムの技術を提供すること、である。
上記課題を解決するための第1の発明は、
端末と通信接続されるサーバシステムであって、
仮想空間に配置されたキャラクタを含む当該仮想空間の時系列変化である時空世界を再現するための時空世界データを記憶する動画基礎データ記憶手段(例えば、図16の基準動画管理データ320)と、
前記時空世界データに基づく前記時空世界と同じ時間軸に沿って前記時空世界を撮影する仮想カメラの撮影位置および撮影姿勢を編集者が設定した仮想カメラ設定データを当該編集者に対応づけて記憶する仮想カメラ設定データ記憶手段(例えば、図16の変更動画管理データ340)と、
前記時空世界データに基づく前記時空世界を互いに異なる複数の前記仮想カメラ設定データに基づく前記仮想カメラそれぞれで撮影した複数の視聴動画を視聴者の前記端末に表示させるための制御を行う視聴動画再生制御手段(例えば、図16の視聴動画再生制御部212)と、
前記視聴者の前記端末に表示された前記視聴動画の前記仮想カメラ設定データに関する評価指標である仮想カメラ評価指標を含む前記視聴動画に関する視聴評価を集計する評価集計手段(例えば、図16の評価集計部214)と、
前記評価集計手段による集計結果を表示するための情報を前記端末に送信する集計結果送信手段(例えば、図16の集計結果公開部216)と、
を備えたサーバシステムである。
第1の発明によれば、仮想空間に配置されたキャラクタを含む当該仮想空間の時系列変化である時空世界を再現するための時空世界データがサーバシステムに記憶され、この時空世界に対して、編集者が仮想カメラの撮影位置および撮影姿勢を設定する。仮想カメラの設定データはサーバシステムに記憶される。時空世界のデータと、仮想カメラ設定データとが、別々に記憶されるのである。そして、視聴者の端末においては、同じ時空世界に対して、互いに異なる複数の仮想カメラ設定データに基づく仮想カメラで撮影した、異なる複数の視聴動画を表示可能となる。すなわち、撮影される時空世界は同じであるがそれを撮影する仮想カメラの設定が異なる複数の動画を視聴者が視聴することができる。また、編集者が設定した仮想カメラで時空世界を撮影した視聴動画に対して、視聴者は、仮想カメラの設定に着目して評価することが可能である。これら視聴動画に関する視聴評価は、サーバシステムにて取得・集計・公開される。このような動画配信の仕組みは今までに無い斬新なものである。
第2の発明は、第1の発明において、
前記動画基礎データ記憶手段は、前記時空世界データおよび前記編集者とは異なる制作者によって設定された前記仮想カメラ設定データである基準仮想カメラ設定データを当該制作者の前記端末から受信し、当該制作者に対応付けて記憶し、
前記視聴動画再生制御手段は、前記時空世界データに基づく前記時空世界を前記基準仮想カメラ設定データに基づく前記仮想カメラで撮影した基準視聴動画を前記視聴者の前記端末に表示させる制御を行い、
前記評価集計手段は、前記視聴者の前記端末に表示された前記基準視聴動画の前記基準仮想カメラ設定データに関する評価指標である仮想カメラ評価指標を含む前記基準視聴動画に関する視聴評価と、前記視聴動画に関する視聴評価とをそれぞれ集計する、
サーバシステムである。
第2の発明によれば、制作者によって設定された基準仮想カメラ設定データに基づく仮想カメラで撮影された基準視聴動画を視聴者の端末に表示させることができる。そして、制作者が設定した仮想カメラで撮影した基準視聴動画について、仮想カメラ評価指標を含む視聴評価を集計することができる。
第3の発明は、第1又は第2の発明において、
前記評価集計手段は、前記集計結果として前記視聴評価に基づくランキングを生成し、
集計結果送信手段は、前記ランキングを表示するための情報を前記端末に送信する、
サーバシステムである。
第3の発明によれば、視聴評価の集計結果として、視聴評価に基づくランキングが生成される。
第4の発明は、第1~第3の何れかの発明において、
前記視聴評価には、視聴した全体評価の指標である総合評価指標が含まれ、
前記評価集計手段は、前記仮想カメラ評価指標に基づく集計と、前記総合評価指標に基づく集計とを行う、
サーバシステムである。
第4の発明によれば、視聴評価の集計として、カメラ評価指標に基づく集計と、総合評価に基づく集計とが別々に行われる。
第5の発明は、第4の発明において、
前記評価集計手段は、前記視聴動画の再生回数や再生時間に関する再生実績に基づいて前記総合評価指標に基づく集計を行い、前記視聴者の評価回答入力に基づいて前記仮想カメラ評価指標に基づく集計を行う、
サーバシステムである。
第5の発明によれば、視聴評価の集計として、総合評価指標に基づく集計は再生実績に基づいて行われ、仮想カメラ評価指標に基づく集計は視聴者の評価回答入力に基づいて行われる。
第6の発明は、第1~第5の何れかの発明において、
前記集計結果送信手段は、互いに異なる前記集計結果を比較可能に表示するための情報を前記端末に送信する、
サーバシステムである。
第6の発明によれば、互いに異なる集計結果を、端末において比較可能に表示させることができる。
第7の発明は、第2~第6の何れかの発明において、
前記視聴動画に関する視聴評価の集計結果が、前記基準視聴動画に関する視聴評価の集計結果に比べて所定の高評価であることを示す第1の高評価条件を満たす場合に、当該視聴動画に係る仮想カメラ設定データを設定した前記編集者に第1の特典を付与する第1の特典付与手段(例えば、図16の特典付与部218)、
を更に備えたサーバシステムである。
第7の発明によれば、基準仮想カメラ設定データを設定した制作者に比較して視聴評価の集計結果が所定の高評価となった編集者に第1の特典を付与することで、当該編集者に仮想カメラ設定に関する褒賞を与えることができる。
第8の発明は、
サーバシステムに通信接続される編集者の端末(例えば、図21のユーザ端末1500)を、
前記編集者とは異なる制作者の端末から前記サーバシステムが受信した仮想空間に配置されたキャラクタを含む当該仮想空間の時系列変化である時空世界を再現するための時空世界データを前記サーバから受信する受信手段(例えば、図21の時空世界データダウンロード部622)と、
前記時空世界を再現するための時空世界データに対応付けて、当該時空世界と同じ時間軸に沿って当該時空世界を撮影する仮想カメラの撮影位置および撮影姿勢を仮想カメラ設定データとして設定する仮想カメラ設定手段(例えば、図21の仮想カメラ設定データ作成部624)と、
前記時空世界データと前記仮想カメラ設定データとに基づいて、視聴動画を表示する制御を行う視聴動画再生手段(例えば、図21の視聴動画表示制御部632)と、
前記視聴動画を他の端末で表示させるための情報として前記仮想カメラ設定データを前記サーバシステムに送信する手段(例えば、図21の仮想カメラ設定データアップロード部626)と、
前記視聴動画の前記仮想カメラ設定データに関する評価指標である仮想カメラ評価指標を含む前記視聴動画に関する視聴評価を集計した結果に関する情報を前記サーバシステムから受信し、当該集計結果を表示する制御を行う集計結果表示手段(例えば、図21の集計結果表示制御部638)、
として機能させるためのプログラムである。
第8の発明によれば、サーバシステムから時空世界データを受信し、受信した時空世界データに基づいて再現した時空世界を撮影する仮想カメラを設定して時空世界に対する仮想カメラ設定データを作成し、作成した仮想カメラ設定データをサーバシステムに送信する編集者の端末を実現できる。
第9の発明は、
サーバシステムに通信接続される視聴者の端末(例えば、図21のユーザ端末1500)を、
制作者の端末から前記サーバシステムが受信した仮想空間に配置されたキャラクタを含む当該仮想空間の時系列変化である時空世界を再現するための時空世界データ、および、当該制作者とは異なる編集者によって設定され当該編集者の端末から前記サーバシステムが受信した当該時空世界データに基づく当該時空世界と同じ時間軸に沿って当該時空世界を撮影する仮想カメラの撮影位置および撮影姿勢を設定した仮想カメラ設定データを、前記サーバシステムから受信する受信手段(例えば、図21の視聴動画表示制御部632)と、
当該時空世界データと当該仮想カメラ設定データとに基づいて、視聴動画を表示する制御を行う視聴動画再生手段(例えば、図21の視聴動画表示制御部632)と、
前記視聴動画の前記仮想カメラ設定データに関する評価指標である仮想カメラ評価指標を含む当該視聴動画に関する視聴評価を前記サーバシステムに送信する視聴評価送信手段(例えば、図21の視聴評価通知部638)と、
前記視聴評価を集計した結果に関する情報を前記サーバから受信し、当該集計結果を表示する制御を行う集計結果表示手段(例えば、図21の集計結果表示制御部638)と、
として機能させるためのプログラムである。
第9の発明によれば、サーバシステムの制御に従って視聴動画を表示し、視聴動画に対する視聴評価をサーバシステムに通知する視聴者の端末を実現できる。
第10の発明は、
編集者の端末(例えば、図2の編集者端末1500A)と、視聴者の端末(例えば、図2の編集者端末1500B)と、当該端末と通信接続されるサーバシステム(例えば、図2のサーバシステム1000)を具備する動画配信システム(例えば、図2の動画配信システム1)であって、
仮想空間に配置されたキャラクタを含む当該仮想空間の時系列変化である時空世界を再現するための時空世界データを記憶する動画基礎データ記憶手段(例えば、図16の基準動画管理データ320)と、
前記時空世界データに基づく前記時空世界と同じ時間軸に沿って前記時空世界を撮影する仮想カメラの撮影位置および撮影姿勢を前記編集者が設定した仮想カメラ設定データを当該編集者の端末から受信して当該編集者に対応づけて記憶する仮想カメラ設定データ記憶手段(例えば、図16の変更動画管理データ340)と、
前記時空世界データに基づく前記時空世界を互いに異なる複数の前記仮想カメラ設定データに基づく前記仮想カメラでそれぞれ撮影した複数の視聴動画を前記視聴者の端末に表示させるための制御を行う視聴動画再生制御手段(例えば、図16の視聴動画再生制御部212)と、
前記視聴者の端末に表示された前記視聴動画の前記仮想カメラ設定データに関する評価指標である仮想カメラ評価指標を含む前記視聴動画に関する視聴評価を集計する評価集計手段(例えば、図16の評価集計部214)と、
前記評価集計手段による集計結果を表示するための情報を前記端末に送信する集計結果送信手段(例えば、図16の集計結果公開部)と、
を備えた動画配信システムである。
第10の発明によれば、第1~第9の何れかの発明と同様の効果が得られる動画配信システムを実現することができる。
動画配信システムの構成例。 動画配信システムにおける動画配信の概要図。 制作者による基準動画の作成の一例。 制作者による基準動画の作成の一例。 制作者による基準動画の作成の一例。 編集者による仮想カメラの変更の一例。 視聴者による動画の視聴の一例。 動画に対する視聴評価の集計の概要図。 変更動画ランキングの一例。 編集者ランキングの一例。 編集者別変更動画ランキングの一例。 基準動画別変更動画ランキングの一例。 基準動画ランキングの一例。 視聴評価の集計結果に応じた特典付与の一例。 視聴評価の集計結果に応じた特典付与の一例。 サーバシステムの機能構成図。 ユーザ管理データの一例。 基準動画管理データの一例。 変更動画管理データの一例。 評価集計結果データの一例。 ユーザ端末の機能構成図。 サーバシステムにおける動画配信処理のフローチャート。 ランキング画面の他の表示例。
以下、本発明を適用した実施形態の一例を説明するが、本発明を適用可能な形態が以下の実施形態に限られないことは勿論である。
[システム構成]
図1は、本実施形態の動画配信システム1の構成例を示す図である。図1に示すように、動画配信システム1は、ネットワークNに接続可能なコンピュータシステムであるサーバシステム1000と、ネットワークNを介してサーバシステム1000にアクセスし、サーバシステム1000との間でデータ通信を行う複数のユーザ端末1500とを備える。ネットワークNは、データ通信が可能な通信路を意味する。すなわち、ネットワークNとは、直接接続のための専用線(専用ケーブル)やイーサネット(登録商標)等によるLAN(Local Area Network)の他、電話通信網やケーブル網、インターネット等の通信網を含む意味であり、また、通信方法については有線/無線を問わない。
サーバシステム1000は、動画配信サイトの運営会社により設置・管理されており、本実施形態の動画配信に係る各種サービスを提供する。サーバシステム1000は、本体装置1002と、キーボード1004と、ディスプレイ1006と、ストレージ1020とを有し、本体装置1002には制御基板1010を搭載する。制御基板1010には、CPU(Central Processing Unit)1012やGPU(Graphics Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)などの各種プロセッサ、VRAMやRAM、ROM等の各種ICメモリ1014、通信装置1016が搭載されている。なお、制御基板1010の一部又は全部は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)や、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、SoC(System on a Chip)により実現するとしてもよい。これらの演算回路もプロセッサということができる。
そして、サーバシステム1000は、制御基板1010が所定のプログラム及びデータに基づいて演算処理することにより、1)ユーザ管理機能、2)ユーザから投稿された動画の管理機能、3)ユーザへの動画の配信機能、4)動画に対する評価の集計機能、といった動画配信に係る各種機能を実現する。
なお、サーバシステム1000は、図1に示す単体の構成に限らず、各機能を分担する複数のブレードサーバを搭載して相互に内部バスを介してデータ通信可能に接続した構成であってもよい。或いは、離れた場所に設置された独立した複数のサーバを、通信回線を介してデータ通信させることで、全体としてサーバシステム1000として機能させる構成であってもよい。
ユーザ端末1500は、ユーザ3が、サーバシステム1000によって提供される動画配信サービスを利用するために個別に使用する端末であって、ネットワークNを介してサーバシステム1000にアクセス可能なコンピュータシステムである。本実施形態のユーザ端末1500は、いわゆるスマートフォンと呼ばれる装置であるが、パーソナルコンピュータや携帯型ゲーム装置、据え置き型ゲーム装置、タブレット型コンピュータ、ウェアラブルコンピュータ、などでもよい。
[概要]
(A)動画配信の概要
図2は、動画配信システム1における動画配信の概要を説明する図である。なお、本実施形態における動画は、キャラクタを配置した三次元仮想空間を仮想カメラで撮影した三次元コンピュータグラフィックス(3DCG)であり、このキャラクタを主たる撮影対象(被写体)とした動画であるとする。図2に示すように、本実施形態では、ユーザ3は、基準動画を作成してサーバシステム1000にアップロードする制作者3A、基準動画に対して仮想空間の設定はそのままに仮想カメラの設定のみを変更した変更動画を作成してサーバシステム1000にアップロードする編集者3B、サーバシステム1000から配信される基準動画や変更動画である視聴動画を視聴する視聴者3C、の何れかとなる。なお、本実施形態では、ユーザ3として、制作者3A、編集者3B、視聴者3Cの三者が別人であるとして説明するが、一人のユーザ3が、制作者3A、編集者3B、視聴者3Cのうちの何れか複数を兼ねることとしてもよいし、そのような場合が往々にして生じる。例えば、あるユーザ3は、ある基準動画をアップロードした制作者3Aであるとともに編集者3Bでもあり、視聴者3Cでもある、といった例である。ユーザ3は3人以上の多人数である。そのため、あるユーザ3は、ある基準動画をアップロードした制作者3Aであるとともに、別のユーザ3が制作者3Aとしてアップロードした基準動画に対する変更動画をアップロードした編集者3Bでもある、といった場合が起こり得る。
具体的に説明すると、制作者3Aは、自身のユーザ端末1500(以下、適宜「制作者端末1500A」という)を用いて、基準動画を生成するための基準動画基礎情報10を作成してサーバシステム1000にアップロード(送信)する。基準動画基礎情報10は、時空世界データ20と、基準仮想カメラ設定データ30とを含む。時空世界データ20は、キャラクタが配置された仮想空間の時系列変化である時空世界を再現するためのデータであり、仮想空間を定義するワールド座標系の設定データや、仮想空間に配置される背景やキャラクタなどの各種オブジェクトの時系列データを含む。キャラクタの動きを記述したデータ(モーションデータ)も含まれる。基準仮想カメラ設定データ30は、時空世界と共通の時間軸に沿った、当該時空世界を撮影する仮想カメラの撮影位置や撮影方向、画角、ズーム率などの時系列データである。本実施形態では、仮想カメラの“撮影姿勢”は仮想カメラの撮影方向(視線方向ともいう)を意味し、画角やズーム率を含まないことにするが、含むようにしてもよい。サーバシステム1000は、制作者3Aから制作者端末1500Aを介してアップロードされた(受信した)基準動画基礎情報10を、当該制作者3Aに対応付けて記憶する。ここで“制作者3Aに対応付ける”とは、当該制作者3Aに割り当てたユーザIDに対応付ける、ことを意味するとともに、当該制作者3Aが用いるユーザ端末1500(制作者端末1500A)に割り当てた端末IDに対応付ける、ことをも含む意味である。後述する“編集者3Bに対応付ける”、“視聴者3Cに対応付ける”も同様の意味である。
編集者3Bは、自身のユーザ端末1500(以下、適宜「編集者端末1500B」という)を用いて、サーバシステム1000から時空世界データ20をダウンロードし、ダウンロードした時空世界データ20に基づいて時空空間を再現し、再現した時空世界と共通の時間軸に沿って、当該時空空間を撮影する仮想カメラの撮影位置や撮影方向、画角、ズーム率などを設定した仮想カメラ設定データ40を作成する。そして、作成した仮想カメラ設定データ40を、サーバシステム1000にアップロードする。すなわち、編集者3Bは、自身のユーザ端末1500Bを用いて、変更動画を作成するための情報を作成して、サーバシステム1000にアップロードする。サーバシステム1000は、編集者3Bから編集者端末1500Bを介してアップロードされた仮想カメラ設定データ40を、当該編集者3Bに対応付けるとともに、撮影対象の時空世界を定義する時空世界データ20に対応付けて記憶する。
なお、編集者3Bは、時空世界データ20のみではなく、時空世界データ20を含む基準動画基礎情報10をサーバシステム100からダウンロードするようにしてもよい。そして、ダウンロードした基準動画基礎情報10に含まれる時空世界データ20に基づいて時空世界を再現するとともに、当該基準動画基礎情報10に含まれる基準仮想カメラ設定データ30に基づいて仮想カメラの設定を再現し、この再現した仮想カメラの設定を調整することで、仮想カメラ設定データ40を作成するようにしてもよい。
サーバシステム1000は、基準動画基礎情報10として記憶している時空世界データ20および基準仮想カメラ設定データ30に基づく基準動画を生成する。つまり、時空世界データ20に基づく時空世界を、基準仮想カメラ設定データ30に基づく仮想カメラで撮影した基準動画を生成する。また、対応付けて記憶している時空世界データ20および仮想カメラ設定データ40に基づく変更動画を生成する。つまり、時空世界データ20に基づく時空世界を、仮想カメラ設定データ40に基づく仮想カメラで撮影した変更画像を生成する。従って、基準動画と変更動画とは、撮影される時空世界は同じであるが、これを撮影する仮想カメラの設定のみが異なる動画である。
このように、本実施形態は、あるユーザである制作者3Aが作成した基準動画に対して、別ユーザである編集者3Bが、時空世界はそのままに仮想カメラの設定を変更した変更動画を作成可能であることを特徴の一つとしている。
なお、制作者3Aにより制作者端末1500Aを介してサーバシステム1000へアップロードされるのは、基準動画そのものではなく、基準動画を再生するための基準動画基礎情報10であるが、適宜、“基準動画をアップロードする”と表現する。同様に、編集者3Bにより編集者端末1500Bを介してサーバシステム1000へアップロードされるのは、変更動画そのものではなく仮想カメラ設定データ40であるが、適宜、“変更動画をアップロードする”と表現する。
サーバシステム1000は、視聴者3Cの要求に応じて、基準動画や変更動画を視聴動画として、視聴者3Cのユーザ端末1500(以下、適宜「視聴者端末1500C」という)に配信して表示させる。そして、視聴者端末1500Cから、配信した視聴動画に対する視聴者の評価(視聴評価)を取得し、視聴動画毎の視聴評価を集計して、その集計結果を、任意のユーザが自身のユーザ端末1500を用いて閲覧可能に公開する。
なお、本実施形態では、サーバシステム1000は、視聴者3Cの要求に応じて視聴動画を当該視聴者3Cの視聴者端末1500Cに配信することとするが、視聴者端末1500Cからの要求に応じて視聴動画を配信するようにしてもよい。この場合、配信する視聴動画は、視聴者端末1500Cが選択してもよいし、サーバシステム1000が選択してもよい。或いは、サーバシステム1000の判断によって視聴者端末1500Cに視聴動画を配信するようにしてもよい。配信タイミングとしては、例えば、定期的に配信するようにしてもよいし、何らかの条件を満たす場合に配信するようにしてもよい。
(B)制作者による基準動画の作成
図3~図5は、制作者3Aによる基準動画の作成の一例を説明する図である。本実施形態では、上述のように、制作者3Aが作成した基準動画に対して、編集者3Bが仮想カメラの設定のみを変更した変更動画を作成可能であることを特徴の一つとしており、編集者3Bがサーバシステム1000から時空世界データ20をダウンロードして時空世界を再現することができるように、制作者3Aは、時空世界を再現するための時空世界データ20と、制作者3A自身が設定した時空世界を撮影する仮想カメラの仮想カメラ設定データ40とを別データとして作成する。つまり、制作者3Aは、基準動画の作成に際して、先ず、キャラクタを配置した時空世界を制作して時空世界データ20を作成し、この時空世界を撮影する仮想カメラを設定して基準仮想カメラ設定データ30を作成する。
具体的には、図3に示すように、制作者3Aは、自身のユーザ端末1500(制作者端末1500A)が内蔵する撮影装置を用いて自身の動きを動画撮影する。すると、制作者端末1500Aにおいて、その撮影映像から、モーションキャプチャの技術を利用して、制作者3Aの動きを示すモーションデータ26が生成される。このモーションデータ26は、腕や脚、顔といった制作者3Aの各部位の位置や姿勢の時系列データであり、実空間に設置した所定のマーカM1を基準として定義される実空間座標系(X,Y,Z)によって表現されている。更にこのとき、編集者端末1500Bが内蔵する録音装置によって音声データを録音しておいてもよい。
なお、制作者端末1500Aが内蔵する撮影装置ではなく、デジタルビデオカメラ等の制作者端末1500Aとは別装置を用いて制作者3Aの動きを動画撮影し、その撮影映像を制作者端末1500Aに取り込むようにしてもよい。更に、パーソナルコンピュータ等の制作者端末1500Aとは別装置を用いて、撮影映像に基づくモーションデータ26を生成し、生成したモーションデータ26を制作者端末1500Aに取り込むようにしてもよい。また、制作者端末1500Aが内蔵する録音装置ではなく、別装置によって音声データの録音を行い、その音声データを制作者端末1500Aに取り込むようにしてもよい。動画撮影を別装置で行うならば、その別装置が内蔵する録音装置を用いるようにしてもよい。
また、制作者3Aの動きを動画撮影するのではなく、他のユーザ3の動きを動画撮影してモーションデータ26を作成するようにしてもよい。また、動画撮影の対象は人間に限らず、キャラクタCHの種類に応じて、例えば犬といった動物としてもよい。
また、制作者3Aは、動画撮影の前または後のどちらでもよいが、撮影映像から抽出されるモーションデータ26に対応づけるキャラクタCHを設定する。また、仮想空間の背景のオブジェクトや、仮想空間に配置するキャラクタCH以外のオブジェクトを設定する。これにより、キャラクタCHが制作者3Aの動きを忠実に再現している動画を生成することとなる。
次いで、図4の下側に示すように、制作者3Aは、自身のユーザ端末1500(制作者端末1500A)が内蔵する撮影装置を用いて、実空間に設置した所定のマーカM2を撮影範囲に含むように撮影する。すると、図4の上側に示すように、制作者端末1500Aにおいて、撮影画像から検出したマーカM2を基準とした仮想空間が構築され、仮想空間には、制作者3Aが設定した背景やオブジェクトが配置される。仮想空間は、例えば、マーカM2が配置された面が仮想空間の基準面に一致するように、仮想空間を定義するワールド座標系(X,Y,Z)を、マーカM2を基準とする実空間の座標系(X,Y,Z)に合致させるように構築される。
また、仮想空間には、制作者3Aが設定したキャラクタCHも配置される。キャラクタCHは主たる撮影対象であることから、例えば、マーカM2の配置位置に相当する仮想空間の位置にキャラクタCHを配置するようにすると好適である。仮想空間において、キャラクタCHは、先に生成したモーションデータ26に従って制御される。モーションデータ26は、実空間の座標系(X,Y,Z)で表現されているが、この座標値を、仮想空間の座標系(X,Y,Z)に変換して用いることができる。なお、背景は、時間経過によって位置や姿勢などが変化しないオブジェクトとしてもよいし、或いは、所定のモーションデータに従って位置や姿勢などが変化するオブジェクトとしてもよい。
また、仮想空間に配置される仮想カメラCM1は、制作者端末1500Aに連動して制御される。制作者端末1500Aでは、撮影画像中のマーカM2の大きさや形状から、このマーカM2に対する相対位置や相対姿勢を検出することができる。また、初期位置や初期姿勢などを検出した後は、制作者端末1500Aが内蔵する加速度センサやジャイロセンサの計測値によって、位置や姿勢の変化を検出するようにしてもよい。そして、制作者端末1500Aには、仮想カメラCM1から仮想空間を撮影した画像が表示される。実空間のマーカM2の配置位置に相当する仮想空間の位置にキャラクタCHを配置することで、あたかも、キャラクタCHにカメラを向けて撮影しているような画像とすることができる。制作者3Aは、この制作者端末1500Aに表示される画像(仮想カメラCM1から撮影した仮想空間の画像)を見ながら、好みのカメラワークでキャラクタCHを撮影するように制作者端末1500Aの位置や向き、画角等を任意に操作することで、仮想カメラCM1の撮影位置や撮影方向、画角、ズーム率などを任意に設定することができる。
仮想カメラCM1の撮影位置および撮影方向は、制作者端末1500Aの位置および姿勢によって変化させることができ、また、仮想カメラCM1の画角やズーム率は、例えば、制作者端末1500Aにおけるボタン操作やタッチパネルのタッチ操作といった所定操作によって変化させることができる。このように、制作者端末1500Aに連動して制御される仮想カメラCM1の撮影位置や撮影方向、画角、ズーム率などの時系列データが、制作者3Aによって設定された基準仮想カメラ設定データ30とされる。
なお、制作者端末1500Aが内蔵する撮影装置ではなく、デジタルビデオカメラ等の制作者端末1500Aとは別装置を用いて基準仮想カメラ設定データ30を生成し、生成した基準仮想カメラ設定データ30を、制作者端末1500Aに取り込むようにしてもよい。
仮想カメラCM1の設定が終了すると、続いて、図5に示すように、制作者端末1500Aでは、基準動画を生成するための基準動画基礎情報10が作成される。仮想カメラCM1の設定の際に制作者端末1500Aに表示された画像(仮想カメラCM1から見た仮想空間の画像)が、基準動画に相当する。つまり、キャラクタCHのモデルデータ24と、キャラクタCHの制御に用いたモーションデータ26とがキャラクタ設定データ22とされる。また、仮想空間を定義するワールド座標系(X,Y,Z)の設定データや、仮想空間に配置したオブジェクトであってキャラクタCHを除く背景などの各オブジェクトの配置位置や姿勢、モデルデータ、モーションデータなどの制御データが、仮想空間設定データ28とされる。そして、キャラクタ設定データ22と、仮想空間設定データ28とが、時空世界データ20とされ、先に生成した基準仮想カメラ設定データ30とともに、基準動画基礎情報10として、サーバシステム1000にアップロードされる。ここで、基準動画基礎情報10となる時空世界データ20および基準仮想カメラ設定データ30は、時間軸を共通した時系列データとなっている。
また、基準動画基礎情報10に音声データを含むようにしてもよい。つまり、キャラクタCHを音源とした当該キャラクタCHの発声データをキャラクタ設定データ22に含めるようにしたり、或いは、制作者3Aが設定したBGMデータや、モーションデータ26の生成のために制作者3Aを撮影する際に録音しておいた音声データを、仮想空間設定データ28に含めるようにすることができる。
(C)編集者による仮想カメラの設定変更
図6は、編集者3Bによる仮想カメラの変更の一例を示す図である。図6に示すように、編集者3Bは、自身のユーザ端末1500(編集者端末1500B)を用いて、サーバシステム1000から時空世界データ20をダウンロードする。すると、編集者端末1500Bでは、ダウンロードした時空世界データ20に基づく時空世界が再現されるので、編集者3Bは、編集者端末1500Bを用いて、再現した時空世界に配置される仮想カメラの設定を行う。
例えば、上述の制作者3Aによる仮想カメラCM1の設定と同様に、自身のユーザ端末1500(編集者端末1500B)を仮想カメラに見立てて、時空世界を撮影するようにして仮想カメラの設定を行うことができる。つまり、編集者3Bが、自身のユーザ端末1500(編集者端末1500B)が内蔵する撮影装置を用いて、実空間に設置した所定のマーカを撮影範囲に含むように撮影することで、編集者端末1500Bにおいて、撮影画像中のマーカを基準とした仮想空間が構築され、時空世界データ20に基づいてキャラクタCHや背景などが配置されて時空世界が再現される。仮想空間に配置される仮想カメラCM2は、編集者端末1500Bに連動して制御されるので、編集者3Bは、編集者端末1500Bに表示される画像(仮想カメラCM2から撮影した仮想空間の画像)を見ながら、好みのカメラワークでキャラクタCHを撮影するように編集者端末1500Bの位置や向き、画角等を任意に操作することで、仮想カメラCM2の撮影位置や撮影方向、画角、ズーム率などを任意に設定することができる。
このように、編集者端末1500Bに連動して制御される仮想カメラCM2の撮影位置や撮影方向、画角などの時系列データが、編集者3Bによって設定された仮想カメラ設定データ40となる。この仮想カメラ設定データ40は、時空世界データ20と時間軸が共通の時系列データとなっている。
なお、上述の制作者3Aによる仮想カメラCM1の設定と同様に、編集者端末1500Bが内蔵する撮影装置ではなく、デジタルビデオカメラ等の編集者端末1500Bとは別装置を用いて仮想カメラ設定データ40を生成し、生成した仮想カメラ設定データ40を、編集者端末1500Bに取り込むようにしてもよい。
或いは、サーバシステム1000から、時空世界データ20とともに基準仮想カメラ設定データ30もダウンロード(つまり、基準動画基礎情報10をダウンロード)し、編集者端末1500Bにおいて、時空世界とともに、基準仮想カメラ設定データ30に基づく仮想カメラの設定を再現し、この再現された仮想カメラの設定を調整することで、仮想カメラ設定データ40を作成するようにしてもよい。このとき、基準仮想カメラ設定データ30に基づいて再現された仮想カメラにより撮影された時空世界の画像(つまり、基準動画に相当する)を併せて表示することとしてもよい。
(D)視聴者による視聴動画の視聴
図7は、視聴者による動画の視聴の一例を示す図である。図7に示すように、視聴者3Cが、自身のユーザ端末1500(視聴者端末1500C)を用いて動画の配信をサーバシステム1000に要求すると、これに応答して、サーバシステム1000から動画が配信されて表示される。ここで、視聴者3Cに対する視聴動画の提示方法として、例えば、基準動画とこれに対応付けられている変更動画とをまとめて提示するようにして、視聴者3Cが、基準動画と、これに対して仮想カメラの設定のみを変更した変更動画とを容易に見比べて評価できるようにすると好適である。
視聴者端末1500Cには、サーバシステム1000から配信される動画を視聴するための視聴画面W1が表示される。視聴画面W1は、動画のタイトル名や作成者名(基本動画ならば制作者名、変更動画ならば編集者名)などを表示するタイトル表示部E1、動画を再生表示する動画表示部E3、動画の再生や停止を指示する指示アイコンE5、再生時間や現時点での再生時間割合を示す再生状況表示部E7、動画に対する評価を入力するための評価回答入力部E9、を含む。
評価回答入力部E9は、動画を所定の再生割合(例えば、80%)以上再生することで入力可能となる。また、複数の評価指標に従って段階評価で回答入力するようになっている。本実施形態では、動画全体に対する総合評価指標と、カメラワークに着目した仮想カメラ評価指標と、の二つの評価指標それぞれに関して、三段階評価で回答入力するように構成されている。
(E)評価の集計
サーバシステム1000は、視聴者3Cによってなされた動画に対する評価(視聴評価)を集計し、その集計結果を、任意のユーザ3が自身のユーザ端末1500で閲覧可能に公開する。
図8は、サーバシステム1000による動画に対する視聴評価の集計の概要を示す図である。図8に示すように、動画に対する視聴評価は、視聴者端末1500Cにおける動画を再生したことや再生時間割合といった再生に関する再生実績と、視聴者端末1500Cにおける視聴者3Cの何らかの操作入力による評価回答入力とに大別される。評価回答入力は、視聴者端末1500Cに表示される視聴画面W1の評価回答入力部E9における入力であり、本実施形態では、動画全体に対する総合評価指標と、仮想カメラの設定に対する仮想カメラ評価指標とを含む(図7参照)。勿論、これ以外の指標を含むようにしてもよい。
サーバシステム1000は、動画毎に、当該動画に対する各視聴者の視聴評価を集計して評価ポイントを算出し、評価ポイントに基づくランキングを生成する。ここで、集計の対象とする評価を受け付ける期間(集計対象期間)は任意に設定することができる。例えば、視聴可能となった公開日から1週間といった所定の期間や、その動画がアップロードされてから現時点までの期間とすることができる。集計対象期間は、動画配信システムの提供会社が設定するようにしてもよい。また、動画をアップロードしたユーザ(基準動画ならば制作者3A、変更動画ならば編集者3B)が、当該動画の集計対象期間を任意に設定するようにしてもよい。また、動画をアップロードしたユーザ3からの要求に応じて、当該要求の受け付け時点までの期間を、当該動画の集計対象期間としてもよい。或いは、1週間といった所定期間毎に、当該期間を集計対象期間として視聴評価の集計を行うようにしてもよい。
また、評価ポイントは、視聴評価を変数xとする所定の算出式f(x)によって算出することができる。視聴評価の各項目を変数x1,x2,…とし、全ての項目の評価を用いて評価ポイントを算出するならば、f(x1,x2,…)によって評価ポイントを算出することができる。例えば、上述のように、視聴評価は、再生実績と視聴者の評価回答入力とに大別されるので、この二つを別々に集計して評価ポイントを算出するようにすると好適である。より具体的には、再生実績として、集計対象期間における再生回数や総再生時間を集計する。この場合、評価ポイントの算出式f(x)は、再生回数が多いほど、総再生時間が長いほど、評価ポイントが高くなるように定めるとよい。また、視聴者の評価回答入力として、総合評価指標や仮想カメラ評価指標といった評価指標毎に、集計対象期間における評価ランク別の回答数を集計する。この場合、評価ポイントの算出式f(x)は、高い評価ランクの回答数が多いほど、評価ポイントが高くなるように定めるとよい。
そして、サーバシステム1000は、動画毎に算出した評価ポイントに基づくランキングを生成するが、評価ポイントの算出に用いる視聴評価を何れにするかによって、異なる評価指標に着目したランキングを生成することができる。例えば、評価回答入力の仮想カメラ評価指標を用いて評価ポイントを算出した場合、仮想カメラ評価指標に基づくランキングとすることができる、また、評価回答入力の総合評価指標を用いて評価ポイントを算出した場合、総合評価指標に基づくランキングとすることができる。更に、仮想カメラ評価指標および総合評価指標の両方を用いて評価ポイントを算出した場合には、評価回答入力に基づくランキングとすることができる。同様に、再生実績の再生回数や総再生時間を用いて評価ポイントを算出することで、再生回数や総再生時間といった再生実績に基づくランキングとすることができる。
以下、いくつかの具体的なランキングの例を説明する。図9は、全ての変更動画を対象とした変更動画ランキングの一例である。変更動画ランキングは、図9の上側に示すように、サーバシステム1000にアップロードされている全ての変更動画を対象とし、その評価ポイントに基づいて順位付けしたランキングである。サーバシステム1000が生成したランキングは、図9の下側に示すように、ユーザからの公開要求に応じて、当該ユーザのユーザ端末1500にランキング画面W3として表示される。なお、図9では、視聴評価に含まれる仮想カメラ評価指標を用いて算出した評価ポイントに基づくランキング、つまり、仮想カメラ評価指標に基づく変更動画のランキングを例示しているが、総合評価指標を用いて算出した評価ポイントに基づくことで、総合評価指標に基づく変更動画のランキングを生成することもできる。
図10は、編集者を対象とした編集者ランキングの一例である。編集者ランキングは、図10の上側に示すように、編集者を対象とし、編集者それぞれについて当該編集者がアップロードした変更動画別の評価ポイントを集計した総合ポイント(加算でもよいし、平均でもよい)を求め、その総合ポイントに基づいて編集者を順位付けしたランキングである。そして、編集者ランキングは、例えば、図10の下側に示すようなランキング画面W5として表示される。この編集者ランキングのランキング画面W5では、編集者それぞれについて、当該編集者がアップロードした基準動画および変更動画の一覧を「動画リスト」としてまとめて提示できるようになっており、ランキング画面W5を見たユーザ3は、他のユーザ3がアップロードした複数の動画を容易に見比べて評価することができる。
図11は、ある一人の編集者の変更動画を対象とした編集者別変更動画ランキングの一例である。編集者別変更動画ランキングは、図11の上側に示すように、ある一人の編集者がサーバシステム1000にアップロードした変更動画を対象として、その評価ポイントに基づいて順位付けしたランキングである。そして、編集者別変更動画ランキングは、例えば、図11の下側に示すようなランキング画面W7として表示される。
図12は、基準動画別変更動画ランキングの一例を示す図である。基準動画別変更動画ランキングは、図12の上側に示すように、ある一つの基準動画に対応付けられている変更動画を対象として、その評価ポイントに基づいて順位付けしたランキングである。そして、基準動画別変更動画ランキングは、例えば、図12の下側に示すようなランキング画面W9として表示される。
ここまでは、変更動画についてのランキングを例示したが、基準動画についても同様にランキングを生成することができる。図13は、基準動画ランキングの一例である。図13の上側に示すように、基準動画ランキングは、サーバシステム1000にアップロードされている全ての基準動画ランキングを対象として、その評価ポイントに基づいて順位付けしたランキングである。そして、基準動画ランキングは、例えば、図13の下側に示すようなランキング画面W11として表示される。
このように、着目する評価指標やランキングの対象とする編集者や動画の種類(変更動画や基準動画)など、様々なランキングを生成することができるが、これらのランキングは、例えば、ユーザ3の要求に応じて任意に切り替え表示することもできるし、1画面に複数のランキングを並列表示させることもできる。例えば、仮想カメラ評価指標に基づく変更動画のランキングと、総合評価指標に基づく変更動画のランキングとを切り替え可能に表示したり、並列表示したりすることができる。
(F)特典
また、サーバシステム1000は、動画に対する視聴評価の集計結果に応じて、編集者や制作者に特典を付与することができる。図14,図15は、視聴評価の集計結果に応じた特典付与を説明する図である。図14,図15に示すように、ある基準動画と、これに対応付けられている変更動画と、のそれぞれの視聴評価の集計結果を比較し、変更動画のほうが高評価であると判断した場合に、変更動画の編集者に特典を付与する。付与する特典は任意であるが、例えば、動画の作成や仮想カメラの設定に便利なツール(アプリケーション)を付与してもよいし、視聴者がこれから選択して視聴しようとする視聴動画のリストの上位に当該動画を表示する特典を付与してもよいし、当該動画の配信可能期間を延長する特典を付与してもよい。
具体的には、図14に示すように、基準動画および変更動画のそれぞれの評価ポイントを比較して、変更動画のほうが高評価であることを示す第1の高評価条件を満たす場合に、変更動画の編集者に第1の特典を付与する。ここで、評価ポイントの算出に用いる視聴評価は任意である。例えば、本実施形態では、変更動画は、基準動画に対して撮影する時空世界は同じであるが仮想カメラの設定のみが異なる動画であるため、仮想カメラ評価指標を用いて算出した評価ポイントを比較するようにすると好適である。第1の高評価条件は、単純に評価ポイントが高い、こととしてもよいし、評価ポイントが所定のポイント数以上高い、こととしてもよい。
また、評価ポイントではなく、ランキングの順位で比較するようにしてもよい。この場合、基準動画および変更動画それぞれの、同じ視聴評価を用いたランキングにおける順位を比較し、ランキングの順位が、変更動画のほうが基準動画よりも高い、或いは、所定順位以上高い、ことを第1の高評価条件とすればよい。更に、ランキング全体を上位・中位・下位といったように順位によって複数のカテゴリに分類し、カテゴリが高い、ことを第1の評価条件としてもよい。
また、異なる視聴評価を用いて算出した複数の評価ポイントを比較するようにしてもよい。例えば、図15に示すように、基準動画および変更動画それぞれに対する視聴評価を集計した評価ポイントとして、仮想カメラ評価指標を用いて算出した第1の評価ポイントと、総合評価指標を用いて算出した第2の評価ポイントと、を算出する。そして、基準動画および変更動画のそれぞれの第1の評価ポイントを比較して、変更動画のほうが高評価であり、且つ、基準動画および変更動画それぞれの第2の評価ポイントを比較して、変更動画のほうが高評価であることを示す第2の高評価条件を満たす場合に、変更動画の編集者に第2の特典を付与する。第2の高評価条件は、単純に評価ポイントが高い、こととしてもよいし、評価ポイントが所定のポイント数以上高い、こととしてもよい。
なお、基準動画のほうが変更動画よりも高評価であることを示す高評価条件を満たす場合には、基準動画の制作者に特典を付与するようにしてもよい。
また、変更動画のほうが基準動画よりも低評価であることを示す低評価条件を満たす場合には、変更動画の編集者にペナルティを付与するようにしてもよい。また逆に、基準動画のほうが変更動画よりも低評価であることを示す低評価条件を満たす場合には、基準動画の制作者にペナルティを付与するようにしてもよい。このときの低評価条件は、単純に評価ポイントが低い、こととしてもよいし、評価ポイントが所定のポイント数以上低い、こととしてもよい。
また、所定期間毎に、当該期間を集計対象期間として変更動画および基準動画のそれぞれの視聴評価の集計結果を比較し、所定回数以上、変更動画のほうが基準動画よりも高評価であると判断した場合に、変更動画の編集者3Bに特典を付与するようにしてもよい。
また、一人の編集者3Bがアップロードした複数の変更動画それぞれについて、対応する基準動画と、視聴評価の集計結果を比較し、複数の変更動画のうち、所定数以上または所定割合以上の変更動画について、当該変更動画のほうが対応する基準動画よりも高評価であると判断した場合に、当該編集者3Bに特典を付与するようにしてもよい。
また、基準動画と変更動画とを比較する、いわば相対評価の結果として特典を付与するのではなく、絶対評価の結果として特典を付与するようにしてもよい。具体的には、動画(基準動画や変更動画)が高評価であることを示す高評価条件を満たす場合に、当該動画のユーザ3(制作者3Aや編集者3B)に特典を付与する。高評価条件は、例えば、評価ポイントが所定ポイント以上、ランキングの順位が所定順位以上、とすることができる。また逆に、動画の評価ポイントが所定ポイント未満、ランキングの順位が所定順位未満、といった低評価であることを示す低評価条件を満たす場合には、当該動画のユーザ3にペナルティを付与するようにしてもよい。この場合、特典やペナルティの付与の基準とする所定ポイントや所定順位は、判断に用いる評価指標に応じて任意に定めることができる。
[機能構成]
(A)サーバシステム
図16は、サーバシステム1000の機能構成を示すブロック図である。図16によれば、サーバシステム1000は、操作入力部102と、表示部104と、音出力部106と、通信部108と、サーバ処理部200と、サーバ記憶部300とを備える。
操作入力部102は、サーバシステム1000の管理のための各種の操作入力に応じて操作入力信号をサーバ処理部200に出力する。図1のキーボード1004がこれに該当する。
サーバ処理部200は、例えば、CPUやGPU等のプロセッサや、ASIC、ICメモリ等の電子部品によって実現され、サーバシステム1000を構成する各機能部との間でデータの入出力制御を行う。そして、所定のプログラムやデータ、操作入力部102からの操作入力信号、ユーザ端末1500からの受信データ等に基づいて各種の演算処理を実行して、サーバシステム1000の動作を統合的に制御する。図1の制御基板1010がこれに該当する。また、サーバ処理部200は、ユーザ管理部202と、動画管理部204と、基準動画基礎情報受信部206と、編集用送信部208と、仮想カメラ設定データ受信部210と、視聴動画再生制御部212と、評価集計部214と、集計結果公開部216と、特典付与部218と、計時部220と、画像生成部224と、音生成部226と、通信制御部228とを有する。勿論、これら以外の機能も適宜含めることができる。
ユーザ管理部202は、所定の登録手続きを経たユーザ3に固有のユーザIDを割り当ててユーザ管理データ310を生成することで、ユーザ3を管理する。
図17は、ユーザ管理データ310の一例を示す図である。図17によれば、ユーザ管理データ310は、登録済みのユーザ毎に生成され、当該ユーザに割り当てられたユーザID311と、所有するユーザ端末1500の端末ID312と、サーバシステム1000にアップロード(UL:Up Load)された基準動画のリスト313と、サーバシステム1000にアップロードされた変更動画のリスト314と、サーバシステム1000が配信した動画のリスト315とを格納している。
動画管理部204は、ユーザ端末1500からアップロードされた動画に固有の動画IDを割り当てて動画管理データを生成することで、アップロードされた動画を管理する。ユーザ端末1500からアップロードされる動画には、基準動画および変更動画がある。動画管理部204は、基準動画については、基準動画管理データ320を生成して管理し、変更動画については、変更動画管理データ340を生成して管理する。
図18は、基準動画管理データ320の一例を示す図である。図18によれば、基準動画管理データ320は、基準動画毎に生成され、当該基準動画に割り当てられた基準動画ID321と、アップロードした制作者のユーザID(制作者ID)322と、アップロードされた日時323と、削除予定日時324と、動画タイトル名325と、再生時間326と、基準動画基礎情報327と、再生用の基準動画データ328と、再生履歴データ329と、評価回答履歴データ330と、当該基準動画に対応付けられている変更動画のリストである変更動画リスト331とを格納している。
削除予定日時324は、アップロード日時323から所定期間後の日時として設定されるが、設定しなくともよい。基準動画基礎情報327は、サーバシステム1000が制作者端末1500Aから受信した基準動画基礎情報10であり、この基準動画基礎情報10の受信(制作者3Aにとってはアップロード)が、基準動画のアップロードに相当する。基準動画データ328は、基準動画基礎情報327に基づき、サーバシステム1000が生成した基準動画の動画データである。この基準動画データ328が、視聴者のユーザ端末1500(視聴者端末1500C)に送信されることが、基準動画の配信に相当する。再生履歴データ329は、当該基準動画の視聴者端末1500Cにおける再生(表示)の履歴であり、1回の再生毎に、当該基準動画を配信した視聴者のユーザID(視聴者ID)や再生開始日時、再生終了日時、といった再生に関するデータを対応付けて、時系列に蓄積記憶している。評価回答履歴データ330は、基準動画を配信した視聴者によってなされた評価回答入力の取得履歴であり、1回の取得毎に、視聴者IDや回答日時、総合評価や仮想カメラ評価といった所定の評価指標に基づく評価などの評価回答入力に関するデータを対応付けて、時系列に蓄積記憶している。
図19は、変更動画管理データ340の一例を示す図である。図19によれば、変更動画管理データ340は、変更動画毎に生成され、当該変更動画に割り当てられた変更動画ID341と、アップロードした編集者のユーザID(編集者ID)342と、アップロード日時343と、削除予定日時344と、対応付けられている基準動画のIDである対応基準動画ID345と、仮想カメラ設定データ346と、再生用の変更動画データ347と、再生履歴データ348と、評価回答履歴データ349とを格納している。
仮想カメラ設定データ346は、サーバシステム1000が編集者端末1500Bから受信した仮想カメラ設定データ40であり、この仮想カメラ設定データ40の受信(編集者3Bにとってはアップロード)が、変更動画のアップロードに相当する。変更動画データ347は、仮想カメラ設定データ346、および、当該変更動画に対応付けられている基準動画の時空世界データに基づき、サーバシステム1000が生成した変更動画の動画データである。この変更動画データ347が、視聴者のユーザ端末1500(視聴者端末1500C)に送信されることが、変更動画の配信に相当する。
基準動画基礎情報受信部206は、時空世界を制作した制作者のユーザ端末1500(制作者端末1500A)から、時空世界データおよび基準仮想カメラ設定データを含む基準動画基礎情報10を受信する。この基準動画基礎情報受信部206による基準動画基礎情報10の受信(制作者3Aにとってはアップロード)が、制作者による基準動画のアップロードに相当する。そして、受信した基準動画基礎情報10に基づく新たな基準動画管理データ320が、動画管理部204により生成・管理される。
編集用送信部208は、編集者の要求に応答して、要求された時空世界データを当該編集者のユーザ端末1500(編集者端末1500B)に送信する。つまり、要求された基準動画に該当する基準動画管理データ320における時空世界データ20を、編集者端末に送信する。
仮想カメラ設定データ受信部210は、編集用送信部208によって送信された時空世界データに基づく時空世界を、当該時空世界を同じ時間軸に沿って撮影する仮想カメラの撮影位置および撮影方向が設定された仮想カメラ設定データ40を、当該時空世界データの送信先の編集者のユーザ端末1500(編集者端末1500B)から受信する。この仮想カメラ設定データ40の受信(編集者3Bにとってはアップロード)が、編集者による変更動画のアップロードに相当する。そして、受信した仮想カメラ設定データ40に基づく新たな変更動画管理データ340が、動画管理部204により生成・管理される。
視聴動画再生制御部212は、視聴者からの要求に応答して、要求された視聴動画を、当該視聴者のユーザ端末1500(視聴者端末1500C)に表示させる制御を行う(図7参照)。つまり、要求された視聴動画の動画データ(基準動画ならば、該当する基準動画管理データ320における再生用の基準動画データ328であり、変更動画ならば、該当する変更動画管理データ340における再生用の変更動画データ347である)を、視聴者端末1500Cに送信して表示させる。この動画データの送信が、視聴者への視聴動画の配信に相当する。そして、視聴動画の配信毎に、配信した視聴者IDや再生開始日時、再生終了日時といった再生に関するデータを、該当する動画管理データ(基準動画ならば、基準動画管理データ320であり、変更動画ならば、変更動画管理データ340である)における再生履歴データに追加更新する。
評価集計部214は、仮想カメラ評価指標を含む視聴動画に関する視聴評価を、視聴者のユーザ端末1500(視聴者端末1500C)から取得して集計する。動画に対する視聴評価には、視聴動画の再生回数や再生時間に関する再生実績と、視聴者の評価回答入力と、が含まれるので、これらを別々に集計してもよいし、或いは、一方又は両方に基づいて集計してもよい。“再生回数”は、視聴者端末1500Cにおいて視聴動画の再生操作がなされた回数或いは再生制御を行った回数としてもよいし、サーバシステム1000においてカウントした、視聴動画再生制御部212による視聴動画の配信回数としてもよい。
具体的な視聴評価の集計としては、例えば、一週間や一ヶ月といった所定の評価対象期間毎に、当該評価対象期間においてなされた視聴評価を動画別に集計して評価ポイントを算出し、この動画別の評価ポイントに基づくランキングを算出することができる(図8参照)。
このとき、評価ポイントの算出に用いる視聴評価を何れにするかによって、異なる評価指標に着目したランキングを生成することができる。例えば、仮想カメラ評価指標を用いて評価ポイントを算出することで、仮想カメラ評価指標に基づく視聴動画のランキングを生成することができる(図9参照)。また、総合評価指標を用いて評価ポイントを算出することで、総合評価指標に基づく視聴動画のランキングを生成することができる。更に、ランキングの対象とする視聴動画は、変更動画とすることもできるし、基準動画とすることもできる。
また、ある一人の編集者がアップロードした変更動画を対象とすることで、同じ編集者に関する視聴動画のランキングである編集者別変更動画ランキングを生成することもできる(図11参照)。また、ある一つの基準動画に対応付けられている変更動画を対象とすることで、同じ基準動画(同じ時空世界)に関する変更動画のランキングである基準動画別変更動画ランキングを生成することもできる(図12参照)。また、編集者を対象とし、編集者それぞれについて当該編集者がアップロードした各変更動画の評価ポイントを集計することで、編集者を順位付けした編集者ランキングを生成することもできる(図10参照)。
評価集計部214による視聴評価の集計結果は、評価集計結果データ350として蓄積記憶される。図20は、評価集計結果データ350の一例である。図20によれば、評価集計結果データ350は、所定の集計対象期間の視聴評価の集計毎に生成され、集計対象期間351と、集計日時352と、個別集計データ353と、ランキングデータ354とを含む。
個別集計データ353は、該当する集計対象期間において視聴評価の集計の対象となる動画、つまり、集計対象期間において配信可能となっている全ての動画(基準動画および変更動画)それぞれについて、再生実績や、評価回答入力である仮想カメラ評価や総合評価といった、各種の評価指標を用いて算出された評価ポイントのデータである。
ランキングデータ354は、動画別の評価ポイントに基づいて生成した各種のランキングのデータであり、例えば、変更動画を対象とし、仮想カメラ評価指標を用いて算出した評価ポイントに基づく変更動画のランキング、変更動画を対象とし、総合評価指標を用いて算出した評価ポイントに基づく変更動画のランキング、ある一人の編集者がアップロードした変更動画を対象とした編集者別変更動画ランキング、ある一つの基準動画に対応付けられている変更動画を対象とした基準動画別変更動画ランキング、編集者を対象とし、当該編集者がアップロードした変更動画の評価ポイントに基づく編集者ランキング、基準動画を対象とした基準動画ランキング、といった各種のランキングのデータを含んでいる。
集計結果公開部216は、評価集計部214による視聴動画に対する視聴評価の集計結果を、任意のユーザ3がユーザ端末1500で閲覧可能に公開する。つまり、ユーザ3の要求に応答して、当該ユーザ3のユーザ端末1500に、集計結果のデータを送信してランキング画面を表示させるといったことができる(図9~図13参照)。また、集計結果公開部216は、評価集計部214による視聴評価の集計結果を、集計対象とした変更動画をアップロードした編集者3Bのユーザ端末1500(編集者端末1500B)に送信するようにしてもよい。
特典付与部218は、評価集計部214による視聴動画に対する指標評価の集計結果に応じて、視聴動画をアップロードしたユーザに特典を付与する。具体的には、視聴動画に関する視聴評価の集計結果が、基準視聴動画に関する視聴評価の集計結果に比べて所定の高評価であることを示す第1の高評価条件を満たす場合に、当該視聴動画に係る仮想カメラ設定データを設定した編集者に第1の特典を付与する(図14参照)。また、総合評価指標に基づく集計結果が、基準視聴動画よりも視聴動画のほうが高評価であり、且つ、仮想カメラ評価指標に基づく集計結果が、基準視聴動画よりも視聴動画のほうが高評価であることを示す第2の高評価条件を満たす場合に、視聴動画に係る仮想カメラ設定データを設定した編集者に、第2の特典を付与する(図15参照)。
計時部220は、システムクロックを利用して現在日時等の計時を行う。
画像生成部224は、サーバシステム1000のシステム管理に関する画像や、ユーザ端末1500において表示させる画像等を生成する。そして、システム管理に関する画像は、表示部104へ出力する。表示部104は、画像生成部224から入力される画像信号に基づいてシステム管理のための各種画像を表示する。例えば、フラットパネルディスプレイ、プロジェクター、ヘッドマウントディスプレイといった画像表示装置によって実現できる。図1のディスプレイ1006がこれに該当する。
音生成部226は、音声データの生成やデコードをするICやソフトウェアの実行により実現され、サーバシステム1000のシステム管理に係る音声データを生成或いはデコードする。そして、音声信号を音出力部106へ出力する。音出力部106は、音声信号に基づく音声を放音する。図1の本体装置1002やディスプレイ1006が備えるスピーカ(不図示)がこれに該当する。
通信制御部228は、データ通信に係るデータ処理を実行し、通信部108を介して外部装置とのデータのやり取りを実現する。通信部108は、ネットワークNと接続して通信を実現する。例えば、無線通信機、モデム、TA(ターミナルアダプタ)、有線用の通信ケーブルのジャックや制御回路等によって実現される。図1の通信装置1016がこれに該当する。
サーバ記憶部300は、サーバ処理部200にサーバシステム1000を統合的に制御させるための諸機能を実現するためのプログラムや各種データ等を記憶する。また、サーバ処理部200の作業領域として用いられ、サーバ処理部200が各種プログラムに従って実行した演算結果等を一時的に記憶する。例えば、RAMやROM等のICメモリ、ハードディスク等の磁気ディスク、CD-ROMやDVD等の光学ディスク、オンラインストレージ等によって実現される。また、サーバ記憶部300には、サーバシステム1000の各種の機能部を実現するためのサーバプログラム302と、配信用制作者端末プログラム304と、配信用編集者端末プログラム306と、配信用視聴者端末プログラム308と、ユーザ管理データ310と、基準動画管理データ320と、変更動画管理データ340と、評価集計結果データ350とが記憶される。
配信用制作者端末プログラム304は、ユーザ端末1500へ提供して制作者端末1500Aとして機能させるためのクライアントプログラムのオリジナルである。配信用編集者端末プログラム306は、ユーザ端末1500へ提供して編集者端末1500Bとして機能させるためのクライアントプログラムのオリジナルである。配信用編視聴者端末プログラム308は、ユーザ端末1500へ提供して視聴者端末1500Cとして機能させるためのクライアントプログラムのオリジナルである。
(B)ユーザ端末
図21は、ユーザ端末1500の機能構成を示すブロック図である。図21に示すように、ユーザ端末1500は、操作入力部502と、表示部504と、音出力部506と、通信部508と、撮影部510と、加速度検出部512と、姿勢検出部514と、端末処理部600と、端末記憶部700とを備える。
操作入力部502は、ユーザによってなされた操作入力に応じて操作入力信号を端末処理部600に出力する。例えば、キーボードやボタンスイッチ、タッチパネル、各種センサ等の入力装置によって実現される。
撮影部510は、撮影対象のデジタル画像データを生成して端末処理部600に出力する。本実施形態では、静止画および動画の撮影が可能である。例えば、CCDやCMOS等のイメージセンサモジュール、当該センサで撮影した画像データを生成する画像処理プロセッサなどで実現される。
加速度検出部512は、ユーザ端末1500の加速度を検出して検出信号を端末処理部600に出力する。例えば、3軸加速度センサによって実現される。姿勢検出部514は、ユーザ端末1500の姿勢・傾きを検出して検出信号を端末処理部600に出力する。例えば、3軸ジャイロセンサによって実現される。
端末処理部600は、例えば、CPUやGPU等のプロセッサや、ASIC、ICメモリ等の電子部品によって実現され、操作入力部502や端末記憶部700を含む各機能部との間でデータの入出力制御を行う。そして、所定のプログラムやデータ、操作入力部502からの操作入力信号、通信部508からの受信データ等に基づいて各種の演算処理を実行して、ユーザ端末1500の動作を統合的に制御する。また、端末処理部600は、制作者端末演算部610と、編集者端末演算部620と、視聴者端末演算部630と、集計結果表示制御部638と、計時部640と、画像生成部644と、音生成部646と、通信制御部648とを有する。勿論、これら以外の機能も適宜含めることができる。
制作者端末演算部610は、ユーザ端末1500が制作者端末1500Aとして機能するための演算部であり、基準動画基礎情報作成部612と、基準動画基礎情報アップロード部614とを有する。
基準動画基礎情報作成部612は、基準動画を再生するための基準動画基礎情報10を作成する。つまり、キャラクタを配置した時空世界を制作して時空世界データ20を作成し、次いで、この時空世界を撮影する仮想カメラを設定して基準仮想カメラ設定データ30を作成する。そして、この時空世界データ20および基準仮想カメラ設定データ30を、基準動画基礎情報10とする。時空世界データ20の作成に際して、例えば、撮影部510によって制作者を撮影した撮影映像から、モーションキャプチャの技術を利用して制作者の動きを示すモーションデータを生成し、これを、時空世界に配置するキャラクタの動きを示すモーションデータとすることができる。また、時空世界を撮影する仮想カメラをユーザ端末1500(制作者端末1500A)に連動して制御するようにして、仮想カメラの撮影位置や撮影方向、画角、ズーム率などを、時空世界と同じ時間軸の時系列データとした基準仮想カメラ設定データ30を作成することができる(図3,図4参照)。作成した基準動画基礎情報は、制作済み基準動画基礎情報710として蓄積記憶される。
基準動画基礎情報アップロード部614は、基準動画基礎情報作成部612によって作成された基準動画基礎情報をサーバシステム1000にアップロード(送信)する。
編集者端末演算部620は、ユーザ端末1500が編集者端末1500Bとして機能するための演算部であり、時空世界データダウンロード部622と、仮想カメラ設定データ作成部624と、仮想カメラ設定データアップロード部626とを有する。
時空世界データダウンロード部622は、サーバシステム1000から時空世界データ20をダウンロード(受信)する。ダウンロードした時空世界データ20は、DL(Down Load)済み時空世界データ712として蓄積記憶される。
仮想カメラ設定データ作成部624は、時空世界データダウンロード部622によってダウンロードされた時空世界データ20に基づく時空世界に対して、仮想カメラ設定データ40を作成する(図6参照)。作成した仮想カメラ設定データ40は、作成済み仮想カメラ設定データ714として蓄積記憶される。
仮想カメラ設定データアップロード部626は、仮想カメラ設定データ作成部624によって作成された仮想カメラ設定データ40をサーバシステム1000にアップロード(送信)する。
視聴者端末演算部630は、ユーザ端末1500が視聴者端末1500Cとして機能するための演算部であり、視聴動画表示制御部632と、視聴評価通知部634とを有する。
視聴動画表示制御部632は、サーバシステム1000の視聴動画再生制御部212の制御に従って視聴動画を表示部504に表示させる(図7参照)。配信された動画データは、配信動画データ716として記憶される。
視聴評価通知部634は、視聴動画表示制御部632によって表示された視聴動画に関する視聴評価をサーバシステム1000に通知する。つまり、視聴動画の再生が終了された後、視聴画面W1の評価回答入力部E9において入力された総合評価指標や仮想カメラ評価指標といった評価指標それぞれに関する回答入力を、当該視聴動画に対する視聴評価として、サーバシステム1000に通知(送信)する。
集計結果表示制御部638は、サーバシステム1000から送信されてくる、動画に対する視聴評価の集計結果のデータを受信し、受信したデータに基づくランキング画面を表示部504に表示させる(図9~図13参照)。サーバシステム1000からの集計結果のデータの送信は、操作入力部502を介したユーザ3の要求操作に基づくサーバシステム1000への要求に応答してなされるようにしてもよいし、サーバシステム1000の判断によってなされるようにしてもよい。
計時部640は、システムクロックを利用して現在日時等の計時を行う。
画像生成部644は、例えば、GPUやデジタルシグナルプロセッサ(DSP)などのプロセッサ、ビデオ信号IC、ビデオコーディック等のプログラム、フレームバッファ等の描画フレーム用ICメモリ、テクスチャデータの展開用に使用されるICメモリ等によって実現される。そして、再生される視聴動画等の画像信号を表示部504に出力する。表示部504は、画像生成部644から入力される画像信号に基づいて各種画像を表示する。例えば、タッチパパネル、フラットパネルディスプレイ、プロジェクター、ヘッドマウントディスプレイといった画像表示装置によって実現できる。
音生成部646は、例えば、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、音声合成ICなどのプロセッサ、音声ファイル再生可能なオーディオコーディック等によって実現され、再生される視聴動画の音声や、BGM、各種操作音の音信号を生成し、音出力部506に出力する。音出力部506は、音生成部646から入力される音信号に基づいて、効果音やBGMなどの音声を放音する。例えば、スピーカ等の音出力装置によって実現される。
通信制御部648は、データ通信(携帯電話用の音声データ通信を含む)に係るデータ処理を実行し、通信部508を介して外部装置とのデータのやり取りを実現する。通信部508は、ネットワークNと接続して通信を実現する。例えば、無線通信機、モデム、TA(ターミナルアダプタ)、有線用の通信ケーブルのジャックや制御回路等によって実現される。
端末記憶部700は、端末処理部600にユーザ端末1500を統合的に制御させるための諸機能を実現するためのプログラムや各種データ等を記憶する。また、端末処理部600の作業領域として用いられ、端末処理部600が各種プログラムに従って実行した演算結果等を一時的に記憶する。例えば、RAMやROM等のICメモリ、ハードディスク等の磁気ディスク、CD-ROMやDVD等の光学ディスク、オンラインストレージ等によって実現される。端末記憶部700には、制作者端末プログラム702と、編集者端末プログラム704と、視聴者端末プログラム706と、制作済み基準動画基礎情報710と、DL済み時空世界データ712と、作成済み仮想カメラ設定データ714と、配信動画データ716とが記憶される。
制作者端末プログラム702は、端末処理部600が読み出して実行することで制作者端末演算部610としての機能を実現させるためのアプリケーションソフトウェアであり、サーバシステム1000から提供される配信用制作者端末プログラム304のコピーである。編集者端末プログラム704は、端末処理部600が読み出して実行することで編集者端末演算部620としての機能を実現させるためのアプリケーションソフトウェアであり、サーバシステム1000から提供される配信用編集者端末プログラム306のコピーである。視聴者端末プログラム706は、端末処理部600が読み出して実行することで視聴者端末演算部630としての機能を実現させるためのアプリケーションソフトウェアであり、サーバシステム1000から提供される配信用視聴者端末プログラム308のコピーである。
[処理の流れ]
図22は、本実施形態における動画配信処理の流れを説明する図である。この処理は、サーバシステム1000が実行する処理であり、サーバ処理部200がサーバプログラム302を実行することで実現される。
サーバシステム1000では、制作者端末1500Aから基準動画がアップロードされたならば(ステップS1:YES)、基準動画基礎情報受信部206が、アップロードされた基準動画、つまり、受信した基準動画基礎情報10を、当該制作者端末1500Aの制作者3Aと対応付けて記憶し、新たな基準動画管理データ320を生成して当該基準動画を管理する(ステップS3)。
また、編集者端末1500Bから時空世界データが要求されたならば(ステップS5:YES)、編集用送信部208が、要求された時空世界データ20を、編集者端末1500Bに送信する(ステップS7)。そして、編集者端末1500Bから変更動画がアップロードされたならば(ステップS9:YES)、仮想カメラ設定データ受信部210が、アップロードされた変更画像、つまり、受信した仮想カメラ設定データ40を、当該編集者端末1500Bの編集者3Bに対応付けるとともに、該当する基準動画に対応付けて記憶し、新たな変更動画管理データ340を生成して当該変更動画を管理する(ステップS11)。
また、視聴者端末1500Cから動画の配信が要求されたならば(ステップS13:YES)、視聴動画再生制御部212が、要求された視聴動画の動画データ(基準動画ならば基準動画データ、変更動画ならば変更動画データ)を、当該視聴者端末1500Cに送信して表示させる(ステップS15)。そして、視聴動画再生制御部212は、配信した動画に関する再生履歴データを更新し、また、編集者端末1500Bから視聴評価が通知されたならば(ステップS17:YES)、通知に従って、当該動画に関する評価回答履歴データを更新する(ステップS19)。
また、予め定められた視聴評価の集計タイミングが到来したならば(ステップS21:YES)、評価集計部214が、視聴評価集計処理を行う(ステップS23)。視聴評価集計処理では、例えば、サーバシステム1000にアップロードされている全ての基準動画および変更動画それぞれについて、集計対象期間においてなされた視聴評価を集計して評価ポイントを算出し、この動画別の評価ポイントに基づくランキングを生成する。次いで、視聴評価集計処理の結果に応じて、特典付与部218が、特典付与処理を行う(ステップS25)。特典付与処理では、例えば、ある基準動画と、これに対応付けられている変更動画とのそれぞれの視聴評価の集計結果を比較し、変更動画のほうが高評価であると判断した場合に、変更動画の編集者に特典を付与する。
そして、ユーザ端末1500から、視聴評価の集計結果の閲覧が要求されたならば(ステップS27:YES)、集計結果公開部216が、要求された制作者や編集者、動画に関する視聴評価の集計結果のデータを当該ユーザ端末1500に送信して、例えば、視聴評価の集計結果としてランキング画面を表示させる(ステップS29)。以上の処理を行うと、ステップS1に戻り、同様の処理を繰り返し行う。
[作用効果]
このように、本実施形態の動画配信システム1によれば、仮想空間に配置されたキャラクタを含む当該仮想空間の時系列変化である時空世界を再現するための時空世界データがサーバシステム1000に記憶され、この時空世界に対して、編集者3Bが仮想カメラの撮影位置や撮影姿勢を設定する。仮想カメラの設定データはサーバシステム1000に記憶される。時空世界のデータと、仮想カメラ設定データとが、別々に記憶されるのである。そして、視聴者の端末においては、同じ時空世界に対して、異なる仮想カメラ設定データに基づく仮想カメラで撮影した、異なる視聴動画を表示可能となる。すなわち、撮影される時空世界は同じであるがそれを撮影する仮想カメラの設定が異なる複数の動画を視聴者が視聴することができる。このような動画配信の仕組みは今までに無い斬新なものである。
また、視聴者によるこれらの動画に関する視聴評価が、サーバシステム1000にて取得・集計され、公開される。視聴評価には仮想カメラ設定に関する評価指標である仮想カメラ評価指標が含まれるので、制作者3Aや編集者3Bは、自身の仮想カメラの設定に関する視聴者の評価を知ることができ、今後の動画の作成における仮想カメラの設定に役立てるといったことができる。
[変形例]
なお、本発明の適用可能な実施形態は上述の実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能なのは勿論である。
(A)視聴動画の表示
上述の実施形態では、視聴者端末1500Cにおける視聴動画の表示に際して、サーバシステム1000が生成した動画データ(基準動画データや変更動画データ)を視聴者端末1500Cに送信するようにした。これを、サーバシステム1000は、時空世界データ20、および、基準仮想カメラ設定データ30または仮想カメラ設定データ40の組み合わせを視聴者端末1500Cに送信することとしてもよい。この場合、視聴者端末1500Cにおいては、視聴動画表示制御部632が、受信した時空世界データ20に基づいて時空世界を再現し、基準仮想カメラ設定データ30または仮想カメラ設定データ40に基づいて仮想カメラを設定することで、動画を生成して表示する。
(B)動画データの生成主体
上述の実施形態では、サーバシステム1000が、基準動画データ328や変更動画データ347を生成することとした。これを、制作者端末1500Aが基準動画データ328を生成してサーバシステム1000にアップロードしたり、編集者端末1500Bが変更動画データ347を生成してサーバシステムにアップロードすることとしてもよい。
(C)視聴評価の集計結果の表示
図23に一例を示すように、ランキング画面において、評価ポイントを表示するようにしてもよい。図23は、図9に一例を示した変更動画ランキングにおいて、仮想カメラ評価および総合評価の二つの評価指標それぞれを用いて算出した評価ポイントを表示した例を示している。このランキングは仮想カメラ評価に基づく変更動画のランキングであるので、ランキングの基となる評価ポイントの算出に用いた評価指標(図23では、「カメラワーク評価」と図示)を含む、複数の評価指標それぞれを用いて算出した評価ポイントを比較可能に表示するようにすると好適である。また逆に、ランキングの算出に用いていない評価指標(図23の例では、仮想カメラ評価に基づくランキングであるので「総合評価」が該当する)を表示するようにしてもよい。なお、評価ポイントそのものではなく、評価ポイントに相当する値としてもよい。
また、基準動画と、これに対応付けられている変更動画とのそれぞれの評価ポイントを、比較可能に表示するようにしてもよい。具体的には、図23の例では、変更動画ランキングであるので、変更動画の評価ポイントに並べて、当該変更動画に対応付けられている基準動画の評価ポイントを表示するようにすればよい。
(D)時空世界データ
上述の実施形態では、時空世界データ20を、制作者3Aが、制作者端末1500Aで自身を撮影等することで生成することとした。これを、制作者3Aが、自身を撮影することなく、キャラクタCHを含む三次元仮想空間をコンピュータ上で制作することで時空世界データ20を生成することとしてもよい。
例えば、制作者3Aをゲーム提供事業者とするならば、提供するゲーム世界のある登場キャラクタを基準とした一定時間分の進行データを、時空世界データ20として生成し、サーバシステム1000に記憶することとしてもよい。
その他の例としては、仮想的なアイドルキャラクタ(1人でも複数人でもよい)のコンサート等のイベント進行を仮想空間上に構築し、これを時空世界データ20としてサーバシステム1000に記憶することとしてもよい。
キャラクタCHを含む三次元仮想空間をコンピュータ上で制作することで時空世界データ20を生成する場合には、基準仮想カメラ設定データ30および仮想カメラ設定データ40を次のようなデータとすることができる。すなわち、その時空世界データ20に基づきコンピュータ上で再現した時空世界を自由に撮影する仮想カメラを、コンピュータ上で任意に設定したデータとすることとしてもよい。いわば仮想カメラを時空世界において自由に移動等させて撮影した場合のカメラワークのデータとなる。
また、制作者3Aは、時空世界データ20の全てを作成しなくともよい。つまり、時空空間データ20には、仮想空間に配置されるキャラクタCHを除く背景などの各オブジェクトのモデルデータやモーションデータ、仮想空間に配置するキャラクタCHのモデルデータ24やモーションデータ26、音声データ、などの各種のデータを含むが、これらのうちの一部データを、動画配信システムやゲーム提供事業者、他のユーザ3から提供されるデータを利用することとしてもよい。
また、上述の実施形態では、基準動画基礎情報10には、基準仮想カメラ設定データ30を含むこととして説明したが、基準仮想カメラ設定データ30を含めず、時空世界データ20で基準動画基礎情報10を構成することとしてもよい。
(E)視聴評価
上述の実施形態では、動画に対する視聴者3Cの視聴評価は、大別して、視聴者端末1500Cにおける動画の再生に関する再生実績と、視聴者端末1500Cにおける視聴者3Cの操作入力による評価回答入力とを含むこととした。試聴者3Cによる評価回答入力は、更に、動画全体に対する総合評価指標と、仮想カメラの設定に対する仮想カメラ評価指標とを含むこととしたが、どちらか一方のみとしてもよい。例えば、評価回答入力は仮想カメラ評価指標のみを含むようにした場合、動画の再生実績を総合評価指標とみなして視聴評価の集計を行うことができる。また逆に、評価回答入力は総合評価指標のみを含むようにした場合、動画の再生実績を仮想カメラ評価指標とみなして視聴評価の集計を行うことができる。
また、視聴評価は、大別される再生実績と評価回答入力のうち、どちらか一方のみとしてもよい。再生実績のみとする場合には。再生実績の再生回数や総再生時間のそれぞれを、仮想カメラの設定に関する仮想カメラ評価指標や動画に対する総合評価指標とみなして視聴評価の集計を行うことができる。
(F)キャラクタCH
上述の実施形態では、キャラクタCHは、制作者3Aの動きを動画撮影した撮影映像をもとに生成されるモーションデータ26によって制御され、制作者3Aの動きを忠実に再現するオブジェクトであるとした。つまり、キャラクタCHは、人間や、人間と同様な動きが可能なオブジェクトを想定しており、生物(実在・架空を問わない。本実施形態では“うさぎ”として図示している)や、ロボット等の無生物を含む。これを、自動車等の移動体や、風に揺らめく木、といった、人間とは異なる動きをするオブジェクトを、キャラクタCHとしてもよい。この場合、制作者3Aを動画撮影する必要はなく、キャラクタCHのモーションデータはコンピュータ上で作成することができる。更には、キャラクタCHを、時間経過によって位置や姿勢などが変化しないオブジェクトとしてもよい。この場合、キャラクタCHのモーションデータは不要となる。
(G)モーションデータ
また、撮影映像をもとにモーションデータを生成するのではなく、別の方法でモーションデータを生成することとしてもよい。例えば、仮想三次元空間に配置されたキャラクタCHを制作者3Aが操作入力して動かし、このときのキャラクタCHの動作(動き)を再現するようにモーションデータ26を生成することとしてもよい。
1…動画配信システム
1000…サーバシステム
200…サーバ処理部
202…ユーザ管理部
204…動画管理部
206…基準動画基礎情報受信部
208…編集用送信部
210…仮想カメラ設定データ受信部
212…視聴動画再生制御部
214…評価集計部
216…集計結果公開部
218…特典付与部
300…サーバ記憶部
302…サーバプログラム
304…配信用制作者端末プログラム
306…配信用編集者端末プログラム
308…配信用視聴者端末プログラム
310…ユーザ管理データ
320…基準動画管理データ
340…変更動画管理データ
350…評価集計結果データ
1500…ユーザ端末
1500A…制作者端末、1500B…編集者端末、1500C…視聴者端末
600…端末処理部
610…制作者端末演算部
612…基準動画基礎情報作成部
614…基準動画基礎情報アップロード部
620…編集者端末演算部
622…時空世界データダウンロード部
624…仮想カメラ設定データ作成部
626…仮想カメラ設定データアップロード部
630…視聴者端末演算部
632…視聴動画表示制御部
634…視聴評価通知部
638…集計結果表示制御部
700…端末記憶部
702…制作者端末プログラム
704…編集者端末プログラム
706…視聴者端末プログラム
710…制作済み基準動画基礎情報
712…DL済み時空世界データ
714…作成済み仮想カメラ設定データ
716…配信動画データ
3…ユーザ
3A…制作者、3B…編集者、3C…視聴者
10…基準動画基礎情報
20…時空世界データ
22…キャラクタ設定データ
24…モデルデータ、26…モーションデータ視聴
28…仮想空間設定データ
30…基準仮想カメラ設定データ
40…仮想カメラ設定データ
CH…キャラクタ
CM1,CM2…仮想カメラ

Claims (14)

  1. 端末と通信を行うサーバシステムであって、
    仮想空間に配置されたキャラクタを含む当該仮想空間の時系列変化である時空世界を再現するための時空世界データを記憶する動画基礎データ記憶手段と、
    前記時空世界データに基づく前記時空世界と同じ時間軸に沿って前記時空世界を撮影する仮想カメラの撮影位置および撮影姿勢を編集者が設定した仮想カメラ設定データを当該編集者に対応づけて記憶する仮想カメラ設定データ記憶手段と、
    前記時空世界データに基づく前記時空世界を互いに異なる複数の前記仮想カメラ設定データに基づく前記仮想カメラでそれぞれ撮影した複数の視聴動画を視聴者の前記端末に表示させるための制御を行う視聴動画再生制御手段と、
    前記視聴者の前記端末に表示された前記視聴動画の前記仮想カメラ設定データに関する評価指標である仮想カメラ評価指標を含む前記視聴動画に関する視聴評価を取得する評価取得手段と、
    前記視聴評価を集計する評価集計手段と、
    を備え
    前記動画基礎データ記憶手段は、前記時空世界データおよび前記編集者とは異なる制作者によって設定された前記仮想カメラ設定データである基準仮想カメラ設定データを当該制作者の前記端末から受信し、当該制作者に対応付けて記憶し、
    前記視聴動画再生制御手段は、前記時空世界データに基づく前記時空世界を前記基準仮想カメラ設定データに基づく前記仮想カメラで撮影した基準視聴動画を前記視聴者の前記端末に表示させる制御を行い、
    前記評価集計手段は、前記視聴者の前記端末に表示された前記基準視聴動画の前記基準仮想カメラ設定データに関する評価指標である仮想カメラ評価指標を含む前記基準視聴動画に関する視聴評価と、前記視聴動画に関する視聴評価とをそれぞれ集計する、
    サーバシステム。
  2. 端末と通信を行うサーバシステムであって、
    仮想空間に配置されたキャラクタを含む当該仮想空間の時系列変化である時空世界を再現するための時空世界データを記憶する動画基礎データ記憶手段と、
    前記時空世界データに基づく前記時空世界と同じ時間軸に沿って前記時空世界を撮影する仮想カメラの撮影位置および撮影姿勢を編集者が設定した仮想カメラ設定データを当該編集者に対応づけて記憶する仮想カメラ設定データ記憶手段と、
    前記時空世界データに基づく前記時空世界を互いに異なる複数の前記仮想カメラ設定データに基づく前記仮想カメラでそれぞれ撮影した複数の視聴動画を視聴者の前記端末に表示させるための制御を行う視聴動画再生制御手段と、
    前記視聴者の前記端末に表示された前記視聴動画の前記仮想カメラ設定データに関する評価指標である仮想カメラ評価指標を含む前記視聴動画に関する視聴評価を取得する評価取得手段と、
    前記視聴評価を集計する評価集計手段と、
    を備え
    前記視聴評価には、視聴した全体評価の指標である総合評価指標が含まれ、
    前記評価集計手段は、前記仮想カメラ評価指標に基づく集計と、前記総合評価指標に基づく集計とを行う、
    サーバシステム。
  3. 前記評価集計手段は、前記視聴動画の再生回数や再生時間に関する再生実績に基づいて前記総合評価指標に基づく集計を行い、前記視聴者の評価回答入力に基づいて前記仮想カメラ評価指標に基づく集計を行う、
    請求項に記載のサーバシステム。
  4. 端末と通信を行うサーバシステムであって、
    仮想空間に配置されたキャラクタを含む当該仮想空間の時系列変化である時空世界を再現するための時空世界データを記憶する動画基礎データ記憶手段と、
    前記時空世界データに基づく前記時空世界と同じ時間軸に沿って前記時空世界を撮影する仮想カメラの撮影位置および撮影姿勢を編集者が設定した仮想カメラ設定データを当該編集者に対応づけて記憶する仮想カメラ設定データ記憶手段と、
    前記時空世界データに基づく前記時空世界を互いに異なる複数の前記仮想カメラ設定データに基づく前記仮想カメラでそれぞれ撮影した複数の視聴動画を視聴者の前記端末に表示させるための制御を行う視聴動画再生制御手段と、
    前記視聴者の前記端末に表示された前記視聴動画の前記仮想カメラ設定データに関する評価指標である仮想カメラ評価指標を含む前記視聴動画に関する視聴評価を取得する評価取得手段と、
    前記視聴評価を集計する評価集計手段と、
    前記視聴動画に関する視聴評価の集計結果が所定の高評価であることを示す第1の高評価条件を満たす場合に、当該視聴動画に係る仮想カメラ設定データを設定した前記編集者に第1の特典を付与する第1の特典付与手段と、
    を備えたサーバシステム。
  5. 前記視聴動画再生制御手段は、前記時空世界データに基づく前記時空世界を所与の基準仮想カメラ設定データに基づく前記仮想カメラで撮影した基準視聴動画を前記視聴者の前記端末に表示させる制御を行い、
    前記第1の高評価条件は、前記基準視聴動画に関する視聴評価の集計結果に比べて所定の高評価であることを示す条件である、
    請求項4に記載のサーバシステム。
  6. 前記評価集計手段による集計結果を表示するための情報を前記端末に送信する集計結果送信手段
    を更に備えた請求項1~5の何れか一項に記載のサーバシステム。
  7. 前記評価集計手段は、前記集計結果として前記視聴評価に基づくランキングを生成し、
    集計結果送信手段は、前記ランキングを表示するための情報を前記端末に送信する、
    請求項に記載のサーバシステム。
  8. 前記集計結果送信手段は、互いに異なる前記集計結果を比較可能に表示するための情報を前記端末に送信する、
    請求項6又は7に記載のサーバシステム。
  9. 端末と通信を行うコンピュータシステムの制御方法であって、
    仮想空間に配置されたキャラクタを含む当該仮想空間の時系列変化である時空世界を再現するための時空世界データを動画基礎データ記憶手段に記憶させる動画基礎データ記憶制御ステップと、
    前記時空世界データに基づく前記時空世界と同じ時間軸に沿って前記時空世界を撮影する仮想カメラの撮影位置および撮影姿勢を編集者が設定した仮想カメラ設定データを当該編集者に対応づけて仮想カメラ設定データ記憶手段に記憶させる仮想カメラ設定データ記憶制御ステップと、
    前記時空世界データに基づく前記時空世界を互いに異なる複数の前記仮想カメラ設定データに基づく前記仮想カメラでそれぞれ撮影した複数の視聴動画を視聴者の前記端末に表示させるための制御を行う視聴動画再生制御ステップと、
    前記視聴者の前記端末に表示された前記視聴動画の前記仮想カメラ設定データに関する評価指標である仮想カメラ評価指標を含む前記視聴動画に関する視聴評価を取得する評価取得ステップと、
    前記視聴評価を集計する評価集計ステップと、
    を含み、
    前記動画基礎データ記憶制御ステップは、前記時空世界データおよび前記編集者とは異なる制作者によって設定された前記仮想カメラ設定データである基準仮想カメラ設定データを当該制作者の前記端末から受信し、当該制作者に対応付けて前記動画基礎データ記憶手段に記憶させることを含み、
    前記視聴動画再生制御ステップは、前記時空世界データに基づく前記時空世界を前記基準仮想カメラ設定データに基づく前記仮想カメラで撮影した基準視聴動画を前記視聴者の前記端末に表示させる制御を行うことを含み、
    前記評価集計ステップは、前記視聴者の前記端末に表示された前記基準視聴動画の前記基準仮想カメラ設定データに関する評価指標である仮想カメラ評価指標を含む前記基準視聴動画に関する視聴評価と、前記視聴動画に関する視聴評価とをそれぞれ集計することを含む、
    制御方法
  10. 端末と通信を行うコンピュータシステムの制御方法であって、
    仮想空間に配置されたキャラクタを含む当該仮想空間の時系列変化である時空世界を再現するための時空世界データを動画基礎データ記憶手段に記憶させる動画基礎データ記憶制御ステップと、
    前記時空世界データに基づく前記時空世界と同じ時間軸に沿って前記時空世界を撮影する仮想カメラの撮影位置および撮影姿勢を編集者が設定した仮想カメラ設定データを当該編集者に対応づけて仮想カメラ設定データ記憶手段に記憶させる仮想カメラ設定データ記憶制御ステップと、
    前記時空世界データに基づく前記時空世界を互いに異なる複数の前記仮想カメラ設定データに基づく前記仮想カメラでそれぞれ撮影した複数の視聴動画を視聴者の前記端末に表示させるための制御を行う視聴動画再生制御ステップと、
    前記視聴者の前記端末に表示された前記視聴動画の前記仮想カメラ設定データに関する評価指標である仮想カメラ評価指標を含む前記視聴動画に関する視聴評価を取得する評価取得ステップと、
    前記視聴評価を集計する評価集計ステップと、
    を含み、
    前記視聴評価には、視聴した全体評価の指標である総合評価指標が含まれ、
    前記評価集計ステップは、前記仮想カメラ評価指標に基づく集計と、前記総合評価指標に基づく集計とを行うことを含む、
    制御方法
  11. 端末と通信を行うコンピュータシステムの制御方法であって、
    仮想空間に配置されたキャラクタを含む当該仮想空間の時系列変化である時空世界を再現するための時空世界データを動画基礎データ記憶手段に記憶させる動画基礎データ記憶制御ステップと、
    前記時空世界データに基づく前記時空世界と同じ時間軸に沿って前記時空世界を撮影する仮想カメラの撮影位置および撮影姿勢を編集者が設定した仮想カメラ設定データを当該編集者に対応づけて仮想カメラ設定データ記憶手段に記憶させる仮想カメラ設定データ記憶制御ステップと、
    前記時空世界データに基づく前記時空世界を互いに異なる複数の前記仮想カメラ設定データに基づく前記仮想カメラでそれぞれ撮影した複数の視聴動画を視聴者の前記端末に表示させるための制御を行う視聴動画再生制御ステップと、
    前記視聴者の前記端末に表示された前記視聴動画の前記仮想カメラ設定データに関する評価指標である仮想カメラ評価指標を含む前記視聴動画に関する視聴評価を取得する評価取得ステップと、
    前記視聴評価を集計する評価集計ステップと、
    前記視聴動画に関する視聴評価の集計結果が所定の高評価であることを示す第1の高評価条件を満たす場合に、当該視聴動画に係る仮想カメラ設定データを設定した前記編集者に第1の特典を付与する第1の特典付与ステップと、
    を含む制御方法
  12. 端末と通信を行うコンピュータシステムを、
    仮想空間に配置されたキャラクタを含む当該仮想空間の時系列変化である時空世界を再現するための時空世界データを記憶する動画基礎データ記憶手段、
    前記時空世界データに基づく前記時空世界と同じ時間軸に沿って前記時空世界を撮影する仮想カメラの撮影位置および撮影姿勢を編集者が設定した仮想カメラ設定データを当該編集者に対応づけて記憶する仮想カメラ設定データ記憶手段、
    前記時空世界データに基づく前記時空世界を互いに異なる複数の前記仮想カメラ設定データに基づく前記仮想カメラでそれぞれ撮影した複数の視聴動画を視聴者の前記端末に表示させるための制御を行う視聴動画再生制御手段、
    前記視聴者の前記端末に表示された前記視聴動画の前記仮想カメラ設定データに関する評価指標である仮想カメラ評価指標を含む前記視聴動画に関する視聴評価を取得する評価取得手段、
    前記視聴評価を集計する評価集計手段、
    として機能させ、
    前記動画基礎データ記憶手段は、前記時空世界データおよび前記編集者とは異なる制作者によって設定された前記仮想カメラ設定データである基準仮想カメラ設定データを当該制作者の前記端末から受信し、当該制作者に対応付けて記憶し、
    前記視聴動画再生制御手段は、前記時空世界データに基づく前記時空世界を前記基準仮想カメラ設定データに基づく前記仮想カメラで撮影した基準視聴動画を前記視聴者の前記端末に表示させる制御を行い、
    前記評価集計手段は、前記視聴者の前記端末に表示された前記基準視聴動画の前記基準仮想カメラ設定データに関する評価指標である仮想カメラ評価指標を含む前記基準視聴動画に関する視聴評価と、前記視聴動画に関する視聴評価とをそれぞれ集計する、
    プログラム
  13. 端末と通信を行うコンピュータシステムを、
    仮想空間に配置されたキャラクタを含む当該仮想空間の時系列変化である時空世界を再現するための時空世界データを記憶する動画基礎データ記憶手段、
    前記時空世界データに基づく前記時空世界と同じ時間軸に沿って前記時空世界を撮影する仮想カメラの撮影位置および撮影姿勢を編集者が設定した仮想カメラ設定データを当該編集者に対応づけて記憶する仮想カメラ設定データ記憶手段、
    前記時空世界データに基づく前記時空世界を互いに異なる複数の前記仮想カメラ設定データに基づく前記仮想カメラでそれぞれ撮影した複数の視聴動画を視聴者の前記端末に表示させるための制御を行う視聴動画再生制御手段、
    前記視聴者の前記端末に表示された前記視聴動画の前記仮想カメラ設定データに関する評価指標である仮想カメラ評価指標を含む前記視聴動画に関する視聴評価を取得する評価取得手段、
    前記視聴評価を集計する評価集計手段、
    として機能さ
    前記視聴評価には、視聴した全体評価の指標である総合評価指標が含まれ、
    前記評価集計手段は、前記仮想カメラ評価指標に基づく集計と、前記総合評価指標に基づく集計とを行う、
    プログラム
  14. 端末と通信を行うコンピュータシステムを、
    仮想空間に配置されたキャラクタを含む当該仮想空間の時系列変化である時空世界を再現するための時空世界データを記憶する動画基礎データ記憶手段、
    前記時空世界データに基づく前記時空世界と同じ時間軸に沿って前記時空世界を撮影する仮想カメラの撮影位置および撮影姿勢を編集者が設定した仮想カメラ設定データを当該編集者に対応づけて記憶する仮想カメラ設定データ記憶手段、
    前記時空世界データに基づく前記時空世界を互いに異なる複数の前記仮想カメラ設定データに基づく前記仮想カメラでそれぞれ撮影した複数の視聴動画を視聴者の前記端末に表示させるための制御を行う視聴動画再生制御手段、
    前記視聴者の前記端末に表示された前記視聴動画の前記仮想カメラ設定データに関する評価指標である仮想カメラ評価指標を含む前記視聴動画に関する視聴評価を取得する評価取得手段、
    前記視聴評価を集計する評価集計手段、
    前記視聴動画に関する視聴評価の集計結果が所定の高評価であることを示す第1の高評価条件を満たす場合に、当該視聴動画に係る仮想カメラ設定データを設定した前記編集者に第1の特典を付与する第1の特典付与手段、
    をとして機能させるためのプログラム
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