JP7361343B2 - モジュール - Google Patents

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本開示は、モジュールに関連する。
特許文献1は、弾性波デバイスに関する技術の一例を開示する。
特開2019-54354号公報
弾性波デバイスは、他の電子デバイスとともにモジュールの配線基板に実装される。弾性波デバイスは、他の電子デバイスとともに封止部に封止される。この際、封止部と配線基板との密着性の向上が望まれる。
本開示は、上述の課題を解決するためになされた。本開示の目的は、封止部と配線基板の密着性に優れたモジュールを提供することである。
本開示に係るモジュールは、
配線基板と、
前記配線基板上に実装された弾性波デバイスと、
前記配線基板上の外縁部分に形成された第1メタルパターンと、
前記弾性波デバイスを機密封止する封止部と、
を備え、
前記第1メタルパターンは、凹凸形状部分又はギザギザ形状部分を有し、
前記封止部は、前記第1メタルパターンと前記配線基板の露出部との両方に接合したモジュールとした。
前記配線基板上に実装され、前記弾性波デバイスとは異なる第1電子デバイスと、
前記第1電子デバイスよりも前記配線基板の縁部から離れた位置で前記配線基板上に実装された第2電子デバイスと、
を備え、
前記第1電子デバイスと前記配線基板の前記縁部とに隣接する前記凹凸形状部分又はギザギザ形状部分の領域において、前記封止部と前記配線基板の露出部が接合する面積は、前記封止部と前記第1メタルパターンが接合する面積よりも大きく、
前記第2電子デバイスと前記配線基板の前記縁部とに隣接する前記凹凸形状部分又はギザギザ形状部分の領域において、前記封止部と前記配線基板の露出部が接合する面積は、前記封止部と前記第1メタルパターンが接合する面積よりも小さいことが、本開示の一形態とされる。
前記弾性波デバイスと電気的に接続された複数の電極パッド、
を備え、
前記複数の電極パッドの少なくとも一つは、グランド電位であり、グランド電位の前記電極パッドは、前記第1メタルパターンと電気的に接続されたことが、本開示の一形態とされる。
前記第1メタルパターンよりも前記配線基板の中央の側において前記第1メタルパターンに隣接して前記配線基板上に形成され、信号が流れる配線パターンと、
前記配線パターンよりも前記配線基板の中央の側において前記配線パターンに隣接して前記配線基板上に形成され、凹凸形状部分又はギザギザ形状部分を有し、グランド電位である第2メタルパターンと、
を備えたことが、本開示の一形態とされる。
前記封止部は、合成樹脂で形成されたことが、本発明の一形態とされる。
前記弾性波デバイスは、弾性表面波共振器を用いたフィルタであることが、本発明の一形態とされる。
前記弾性波デバイスは、音響薄膜共振器を用いたフィルタであることが、本開示の一形態とされる。
前記配線基板上に実装されたスイッチと、
前記配線基板上に実装されたパワーアンプと、
を備え、
前記弾性波デバイスは、TDDフィルタであり、前記スイッチにより送信信号と受信信号とが切り替えられ、前記パワーアンプにより増幅された信号を送信することが、本開示の一形態とされる。
本開示によれば、封止部と配線基板の密着性に優れたモジュールを提供することができる。
実施の形態1におけるモジュールの縦断面図である。 実施の形態1におけるモジュールの等価回路図である。 実施の形態1におけるモジュールの要部の平面図である。 実施の形態1におけるモジュールが備えた配線基板の第1層の平面図である。 実施の形態1におけるモジュールが備えた配線基板の第2層の平面図である。 実施の形態1におけるモジュールが備えた配線基板の第3層の平面図である。 実施の形態1におけるモジュールが備えた配線基板の第4層の平面図である。 実施の形態1におけるモジュールに実装された弾性波デバイスの弾性波素子の第1例を示す図である。 実施の形態1におけるモジュールに実装された弾性波デバイスの弾性波素子の第2例を示す図である。
実施の形態について添付の図面に従って説明する。なお、各図中、同一または相当する部分には同一の符号が付される。当該部分の重複説明は適宜に簡略化ないし省略される。
実施の形態1.
図1は実施の形態1におけるモジュールの縦断面図である。
図1に示されるように、モジュール1は、配線基板11と第1メタルパターン12と第2メタルパターン13と複数の電極パッド14と複数の配線パターン15と複数のバンプ16と弾性波デバイス17とスイッチ18とパワーアンプ19と複数の電子デバイス20と封止部21とを備える。
例えば、配線基板11は、多層の樹脂からなる多層基板である。例えば、配線基板11は、複数の誘電体層からなる低温同時焼成セラミックス(Low Temperature Co-fired Ceramics:LTCC)多層基板である。配線基板11は、複数の外部接続端子131を備える。
第1メタルパターン12は、配線基板11上の外縁部分に形成される。例えば、第1メタルパターン12は、銅または銅を含む合金で形成される。例えば、第1メタルパターン12は、10μmから20μmの厚みを有する。
複数の第2メタルパターン13の各々は、配線基板11上において第1メタルパターン12よりも配線基板11の中央の側に形成される。例えば、複数の第2メタルパターン13の各々は、銅または銅を含む合金で形成される。例えば、複数の第2メタルパターン13の各々は、10μmから20μmの厚みを有する。
第1グループの電極パッド14の各々は、配線基板11上において第1メタルパターン12と重なるように形成される。第1グループの電極パッド14の各々は、第1メタルパターン12と電気的に接続される。例えば、第1グループの電極パッド14の各々は、銅または銅を含む合金で形成される。例えば、第1グループの電極パッド14の各々は、10μmから20μmの厚みを有する。第1グループの電極パッド14の各々は、グランド電位である。
第2グループの電極パッド14の各々は、配線基板11上において第2メタルパターン13と重なるように形成される。第2グループの電極パッド14は、第2メタルパターン13と電気的に接続される。例えば、第2グループの電極パッド14の各々は、銅または銅を含む合金で形成される。例えば、第2グループの電極パッド14の各々は、10μmから20μmの厚みを有する。第2グループの電極パッド14の各々は、グランド電位である。
第3グループの電極パッド14の各々は、配線基板11上において第1メタルパターン12にも第2メタルパターン13にも重ならないように形成される。例えば、第3グループの電極パッド14の各々は、銅または銅を含む合金で形成される。例えば、第3グループの電極パッド14の各々は、10μmから20μmの厚みを有する。
複数の配線パターン15の各々は、モジュール1の内部において電気信号が流れ得るように設けられる。具体的には、複数の配線パターン15の各々は、配線基板11上において第1メタルパターン12と第2メタルパターン13との間に形成される。例えば、複数の配線パターン15の各々は、銀、アルミニウム、銅、チタン、パラジウムなどの適宜の金属もしくは合金で形成される。例えば、複数の配線パターン15の各々は、複数の金属層が積層された積層金属膜で形成される。例えば、配線パターンの厚みは、1500nmから4500nmである。
複数のバンプ16の各々は、複数の電極パッド14のいずれかと電気的に接続される。例えば、バンプ16は、金バンプである。例えば、バンプ16の高さは、10μmから50μmである。
例えば、弾性波デバイス17は、送受信が同じ周波数帯のTDDフィルタである。弾性波デバイス17は、バンプ16を介して配線基板11の主面にフリップチップボンディングにより実装される。図示されないが、弾性波デバイス17は、配線基板と複数のバンプと少なくとも1つの弾性波デバイスチップと封止部とを備える。
例えば、配線基板は、配線基板11と同等である。
複数のバンプは、配線基板と電気的に接続される。例えば、バンプは、金バンプである。例えば、バンプの高さは、10μmから50μmである。
例えば、弾性波デバイスチップは、チップ基板と配線パターンと複数の弾性波素子とを備える。
例えば、チップ基板は、タンタル酸リチウムまたはリチウムナイオベートで形成される。チップ基板の主面は、複数のバンプを介して配線基板とボンディングされることで電気的に接続される。
配線パターンは、チップ基板の主面に形成される。例えば、配線パターンは、銀、アルミニウム、銅、チタン、パラジウムなどの適宜の金属もしくは合金で形成される。例えば、配線パターンの厚みは、1500nmから4500nmである。
複数の弾性波素子は、チップ基板の主面に形成される。複数の弾性波素子は、配線パターンと電気的に接続される。例えば、複数の弾性波素子は、所望の周波数帯の電気信号が通過し得るように設けられる。例えば、複数の弾性波素子は、複数の直列共振器と複数の並列共振器からなるラダー型フィルタとして機能する。
スイッチ18は、配線基板11の主面に実装される。スイッチ18は、ワイヤボンディングにより配線パターン15と電気的に接続される。スイッチ18は、モジュール1の送信信号と受信信号とを切り替え得るように設けられる。
パワーアンプ19は、配線基板11の主面に実装される。パワーアンプ19は、ワイヤボンディングにより配線パターン15と電気的に接続される。パワーアンプ19は、モジュール1の送信信号を増幅し得るように設けられる。
例えば、電子デバイス20は、インダクタである。例えば、電子デバイス20は、キャパシタである。電子デバイス20は、バンプ16を介して配線基板11の主面にフリップチップボンディングにより実装される。電子デバイス20は、インピーダンスマッチングのために実装される。
封止部21は、弾性波デバイス17とスイッチ18とパワーアンプ19と複数の電子デバイス20とを覆うように形成される。封止部21は、配線基板11とともに、弾性波デバイス17とスイッチ18とパワーアンプ19と複数の電子デバイス20とを気密封止する。例えば、封止部21は、合成樹脂等の絶縁体で形成される。例えば、封止部21は、金属で形成される。例えば、封止部21は、絶縁層と金属層とで形成される。
封止部21が合成樹脂で形成される場合、当該合成樹脂は、エポキシ樹脂、ポリイミドなどである。好ましくは、封止部21は、低温硬化プロセスを用いてエポキシ樹脂で形成される。
次に、図2を用いて、モジュール1の動作の概要を説明する。
図2は実施の形態1におけるモジュールの等価回路図である。
図2に示されるように、モジュール1は、送信端子Term_Tと受信端子Term_Rとアンテナ端子Term_ANTとを備える。
スイッチ18が第1状態の際、モジュール1の送信信号の経路が確立される。この際、送信信号は、送信端子Term_Tを通過した後、パワーアンプ19を通過する。この際、送信信号は、増幅される。その後、送信信号は、スイッチ18を通過する。その後、送信信号は、弾性波デバイス17を通過する。その後、送信信号は、アンテナ端子Term_Tを通過する。
スイッチ18が第2状態の際、モジュール1の受信信号の経路が確立される。この際、受信信号は、アンテナ端子Term_ANTを通過した後、弾性波デバイス17を通過する。その後、受信信号は、スイッチ18を通過する。その後、受信信号は、受信端子Term_Rを通過する。
次に、図3を用いて、モジュール1の要部を説明する。
図3は実施の形態1におけるモジュールの要部の平面図である。
図3に示されるように、第1メタルパターン12と第2メタルパターン13とは、凹凸形状部分又はギザギザ形状部分を有する。図示されないが、封止部21は、第1メタルパターン12と第2メタルパターン13と配線基板11の露出部とに接合する。
図3において、第1電子デバイス20aは、配線基板11の右側かつ下側に配置される。第2電子デバイス20bは、配線基板11の右側かつ上側に配置される。第2電子デバイス20bは、第1電子デバイス20aよりも配線基板11の右縁部から離れた位置に配置される。
第1電子デバイス20aと配線基板11の右縁部とに隣接する領域Aにおいて、封止部21と配線基板11の露出部が接合する面積は、封止部21と第1メタルパターン12が接合する面積よりも大きい。
第2電子デバイス20bと配線基板11の右縁部とに隣接する領域Bにおいて、封止部21と配線基板11の露出部が接合する面積は、封止部21と第1メタルパターン12が接合する面積よりも小さい。
配線パターン15は、メタルパターンに適宜挟まれるように配置される。
例えば、領域Cにおいて、配線パターン15は、第1メタルパターン12と第2メタルパターン13とに挟まれるように配置される。具体的には、配線パターン15は、第1メタルパターン12よりも配線基板11の中央の側において第1メタルパターン12に隣接する。第2メタルパターン13は、配線パターン15よりも配線基板11の中央の側において配線パターン15に隣接する。
例えば、領域Dにおいて、配線パターン15は、第1メタルパターン12に挟まれるように配置される。具体的には、配線パターン15は、第1メタルパターン12の凹部に収まるように配置される。
例えば、領域Eにおいて、配線パターン15は、同じ第2メタルパターン13に挟まれるように配置される。具体的には、配線パターン15は、第2メタルパターン13の凹部に収まるように配置される。
例えば、領域Fにおいて、配線パターン15は、異なる第2メタルパターン13に挟まれるように配置される。具体的には、第2メタルパターン13の一方は、配線パターン15の一側に隣接する。第2メタルパターン13の他方は、配線パターン15の他側に隣接する。
次に、図4から図7を用いて、配線基板11を説明する。
図4は実施の形態1におけるモジュールが備えた配線基板の第1層の平面図である。図5は実施の形態1におけるモジュールが備えた配線基板の第2層の平面図である。図6は実施の形態1におけるモジュールが備えた配線基板の第3層143の平面図である。図7は実施の形態1におけるモジュールが備えた配線基板の第4層の平面図である。
図4の第1層141は、配線基板11の主面を形成する表面を有する層である。図4に示されるように、第1層141は、複数の第1層用ビア141aを備える。第1層141において、第1メタルパターン12と第2メタルパターン13とは、電気的に接続されていない。
図5の第2層142は、第1層141の裏面に接合される層である。図5に示されるように、第2層142は、第2層用メタルパターン142aと複数の第2層用配線パターン142bと複数の第2層用ビア142cとを備える。
図6の第3層143は、第2層142の裏面に接合される層である。図6に示されるように、第3層143は、第3層用メタルパターン143aと複数の第3層用配線パターン143bと複数の第3層用ビア143cとを備える。
図7の第4層144は、第3層143の裏面に接合される層である。第4層144は、配線基板11の主面とは反対側の面を形成する層である。図7に示されるように、第4層144は、第4層用メタルパターン144aと複数の外部接続端子131とを備える。
第1層141から第4層144が積層されると、所望の電気的な接続が確立される。例えば、第1メタルパターン12と第2メタルパターン13とは、第1層141におけるグランド電位のビアと第2層用メタルパターン142aとを介して電気的に接続される。その結果、第1メタルパターン12と第2メタルパターン13とは、グランド電位となる。
次に、図8を用いて、弾性波素子の第1例を説明する。
図8は実施の形態1におけるモジュールに実装された弾性波デバイスの弾性波素子の第1例を示す図である。
図8の例は、弾性波素子が弾性表面波共振器である例である。図8に示されるように、IDT(Interdigital Transducer)22aと一対の反射器22bとは、チップ基板の主面に形成される。一対の反射器22bの一方は、IDT22aの一側に隣接する。一対の反射器22bの他方は、IDT22aの他側に隣接する。IDT22aと一対の反射器22bとは、弾性表面波を励振し得るように設けられる。
例えば、IDT22aと一対の反射器22bとは、アルミニウムと銅の合金で形成される。例えば、IDT22aと一対の反射器22bとは、チタン、パラジウム、銀などの適宜の金属もしくはこれらの合金で形成される。例えば、IDT22aと一対の反射器22bとは、複数の金属層が積層した積層金属膜で形成される。例えば、IDT22aと一対の反射器22bとの厚みは、150nmから400nmである。
IDT22aは、一対の櫛形電極22cを備える。一対の櫛形電極22cは、互いに対向する。櫛形電極22cは、複数の電極指22dとバスバー22eとを備える。複数の電極指22dは、長手方向を合わせて配置される。バスバー22eは、複数の電極指22dを接続する。
次に、図9を用いて、弾性波素子の第2例を説明する。
図9は実施の形態1におけるモジュールに実装された弾性波デバイスの弾性波素子の第2例を示す図である。
図9の例は、弾性波素子が圧電薄膜共振器である例である。図9において、チップ基板60は、シリコン等の半導体基板、または、サファイア、アルミナ、スピネルもしくはガラス等の絶縁基板である。
圧電膜62は、チップ基板60上に設けられる。例えば、圧電膜62は、窒化アルミニウムで形成される。
下部電極64と上部電極66とは、圧電膜62を挟むように設けられる。例えば、下部電極64と上部電極66とは、ルテニウム等の金属で形成される。
空隙68は、下部電極64とチップ基板60との間に形成される。
音響薄膜共振器において、下部電極64と上部電極66とは、圧電膜62の内部に厚み縦振動モードの弾性波を励振する。
以上で説明された実施の形態1によれば、第1メタルパターン12は、凹凸形状部分又はギザギザ形状部分を有する。封止部21は、第1メタルパターン12と配線基板11の露出部との両方に接合する。第1メタルパターン12が封止部21と接合する領域の境界線が長くなり、さらに、凹凸形状においては第1メタルパターン12の凹部部分に、ギザギザ形状においては、第1メタルパターン12の谷部分に、封止部21が入り込む。このため、アンカー効果が得られ、封止部21と配線基板11の密着性を向上させることができる。
なお、第1メタルパターン12は、配線基板11の端部から15μm程度内側に形成される。このため、封止部21と配線基板11の端部との密着性を向上させることができる。
また、第1電子デバイス20aと配線基板11の縁部とに隣接する領域Aにおいて、封止部21と配線基板11の露出部が接合する面積は、封止部21と第1メタルパターン12が接合する面積よりも大きい。第2電子デバイス20bと配線基板11の縁部とに隣接する領域Bにおいて、封止部21と配線基板11の露出部が接合する面積は、封止部21と第1メタルパターン12が接合する面積よりも小さい。このため、配線基板11の縁部に近い第1電子デバイス20aの近傍においても、封止部21と配線基板11の露出部とが密着することで、封止部21と配線基板11の密着性をより確実に向上させることできる。さらに、配線基板11の縁部から第2電子デバイス20bの近傍においても、封止部21と配線基板11の露出部とが密着するだけでなく、ある程度の面積を有した第1メタルパターン12の領域が封止部21と接合することで、封止部21と配線基板11の密着性をより確実に向上させることできる。
また、第2メタルパターン13は、凹凸形状部分又はギザギザ形状部分を有する。封止部21は、第2メタルパターン13と配線基板11の露出部との両方に接合する。第2メタルパターン13が封止部21と接合する領域の境界線が長くなり、さらに、凹凸形状においては第2メタルパターン13の凹部部分に、ギザギザ形状においては、第2メタルパターン13の谷部分に、封止部21が入り込む。このため、アンカー効果が得られ、封止部21と配線基板11の密着性を向上させることができる。
また、第1メタルパターン12と第2メタルパターン13とは、配線基板11と封止部21との間の熱伝導性を高める。このため、モジュール1の放熱性をよくする。
また、第1メタルパターン12は、グランド電位の電極パッド14と電気的に接続される。このため、グランドを強化することができる。なお、第1メタルパターン12は、少なくとも1つのグランド電位の電極パッド14と電気的に接続されていればよい。
また、配線パターン15は、第1メタルパターン12よりも配線基板11の中央の側において第1メタルパターン12に隣接する。第2メタルパターン13は、配線パターン15よりも配線基板11の中央の側において配線パターン15に隣接する。このため、配線パターン15とグランドのカップリング減少を抑制することができる。その結果、モジュール1の特性の劣化を抑制することができる。
ここで、第1メタルパターン12または第2メタルパターン13が配線パターン15に近接している場合、当該メタルパターンと配線パターン15との間には、寄生容量が発生する。例えば、当該メタルパターンと配線パターン15との間の距離が一定である場合、一定の寄生容量が発生する。この際、当該メタルパターンがギザギザ形状部分を有すれば、当該メタルパターンと配線パターン15との間の距離を調整することができる。このため、当該メタルパターンによる放熱の効果を可能な限り増やしつつ、当該メタルパターンと配線パターン15との間の寄生容量が問題とならないように調整することができる。
また、封止部21は、合成樹脂で形成される。このため、特に、配線基板11の露出部に対して封止部21の密着性を向上させることができる。
また、弾性波デバイス17は、弾性表面波共振器を用いたフィルタである。このため、所望の周波数帯の電気信号が通過させるモジュール1を得ることができる。
また、弾性波デバイス17は、音響薄膜共振器を用いたフィルタである。このため、所望の周波数帯の電気信号が通過させるモジュール1を得ることができる。
また、弾性波デバイス17は、TDDフィルタである。弾性波デバイス17においては、スイッチ18により送信信号と受信信号とが切り替えられる。弾性波デバイス17は、パワーアンプ19により増幅された信号を送信する。モジュール1において、送信信号と受信信号とを切り替えられるだけでなく、適切な送信信号を出力することができる。
なお、弾性波デバイス17として、2つの弾性波デバイスチップが実装されたデュプレクサ、1つの弾性波デバイスチップが実装されたバンドパスフィルタ、4つの弾性波デバイスチップが実装されたクアッドプレクサを採用してもよい。
また、弾性波デバイス17として、弾性波デバイスチップを直接的に配線基板11を実装してもよい。
少なくとも一つの実施形態のいくつかの側面が説明されたが、様々な改変、修正および改善が当業者にとって容易に想起されることを理解されたい。かかる改変、修正および改善は、本開示の一部となることが意図され、かつ、本開示の範囲内にあることが意図される。
理解するべきことだが、ここで述べられた方法および装置の実施形態は、上記説明に記載され又は添付図面に例示された構成要素の構造および配列の詳細への適用に限られない。方法および装置は、他の実施形態で実装し、様々な態様で実施又は実行することができる。
特定の実装例は、例示のみを目的としてここに与えられ、限定されることを意図しない。
本開示で使用される表現および用語は、説明目的であって、限定としてみなすべきではない。ここでの「含む」、「備える」、「有する」、「包含する」およびこれらの変形の使用は、以降に列挙される項目およびその均等物並びに付加項目の包括を意味する。
「又は(若しくは)」の言及は、「又は(若しくは)」を使用して記載される任意の用語が、当該記載の用語の一つの、一つを超える、およびすべてのものを示すように解釈され得る。
前後左右、頂底上下、横縦、表裏への言及は、いずれも、記載の便宜を意図する。当該言及は、本開示の構成要素がいずれか一つの位置的又は空間的配向に限られるものではない。したがって、上記説明および図面は、例示にすぎない。
1 モジュール、 11 配線基板、 12 第1メタルパターン、 13 第2メタルパターン、 14 電極パッド、 15 配線パターン、 16 バンプ、 17 弾性波デバイス、 18 スイッチ、 19 パワーアンプ、 20 電子デバイス、 20a 第1電子デバイス、 20b 第2電子デバイス、 21 封止部、 22a IDT、 22b 反射器、 22c 櫛形電極、 22d 電極指、 22e バスバー、 60 チップ基板、 62 圧電膜、 64 下部電極、 66 上部電極、 68 空隙、 131 外部接続端子、 141 第1層、 141a 第1層用ビア、 142 第2層、 142a 第2層用メタルパターン、 142b 第2層用配線パターン、 142c 第2層用ビア、 143 第3層、 143a 第3層用メタルパターン、 143b 第3層用配線パターン、 143c 第3層用ビア、 144 第4層、 144a 第4層用メタルパターン

Claims (8)

  1. 配線基板と、
    前記配線基板上に実装された弾性波デバイスと、
    前記配線基板上の外縁部分に形成された第1メタルパターンと、
    前記弾性波デバイスを機密封止する封止部と、
    を備え、
    前記第1メタルパターンは、凹凸形状部分又はギザギザ形状部分を有し、
    前記封止部は、前記第1メタルパターンと前記配線基板の露出部との両方に接合したモジュール。
  2. 前記配線基板上に実装され、前記弾性波デバイスとは異なる第1電子デバイスと、
    前記第1電子デバイスよりも前記配線基板の縁部から離れた位置で前記配線基板上に実装された第2電子デバイスと、
    を備え、
    前記第1電子デバイスと前記配線基板の前記縁部とに隣接する前記凹凸形状部分又はギザギザ形状部分の領域において、前記封止部と前記配線基板の露出部が接合する面積は、前記封止部と前記第1メタルパターンが接合する面積よりも大きく、
    前記第2電子デバイスと前記配線基板の前記縁部とに隣接する前記凹凸形状部分又はギザギザ形状部分の領域において、前記封止部と前記配線基板の露出部が接合する面積は、前記封止部と前記第1メタルパターンが接合する面積よりも小さい請求項1に記載のモジュール。
  3. 前記弾性波デバイスと電気的に接続された複数の電極パッド、
    を備え、
    前記複数の電極パッドの少なくとも一つは、グランド電位であり、グランド電位の前記電極パッドは、前記第1メタルパターンと電気的に接続された請求項1または請求項2に記載のモジュール。
  4. 前記第1メタルパターンよりも前記配線基板の中央の側において前記第1メタルパターンに隣接して前記配線基板上に形成され、信号が流れる配線パターンと、
    前記配線パターンよりも前記配線基板の中央の側において前記配線パターンに隣接して前記配線基板上に形成され、凹凸形状部分又はギザギザ形状部分を有し、グランド電位である第2メタルパターンと、
    を備えた請求項3に記載のモジュール。
  5. 前記封止部は、合成樹脂で形成された請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のモ ジュール。
  6. 前記弾性波デバイスは、弾性表面波共振器を用いたフィルタである請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のモジュール。
  7. 前記弾性波デバイスは、音響薄膜共振器を用いたフィルタである請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のモジュール。
  8. 前記配線基板上に実装されたスイッチと、前記配線基板上に実装されたパワーアンプと、
    を備え、
    前記弾性波デバイスは、TDDフィルタであり、前記スイッチにより送信信号と受信信号とが切り替えられ、前記パワーアンプにより増幅された信号を送信する請求項1から請求項7のいずれか一項に記載のモジュール。
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