JP7352524B2 - ドライバ回路 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、ドライバ回路に関する。
産業用及び民生用に適用される各種電源システムは、出力MOSトランジスタのゲート端子を制御するドライバ回路を使用する。出力MOSトランジスタは、大電流まで対応するために、オン抵抗の低減化が要求されている。出力MOSトランジスタのオン抵抗の低減化対応として、昇圧回路を用いて入力電圧を昇圧して昇圧電圧を出力トランジスタのゲートに印加して出力トランジスタをオンさせる技術が有効である。
ドライバ回路に昇圧回路を用いた場合、昇圧回路から電源端子側に流れる逆電流を防止することが要求されている。
特開2007-166685号公報
本発明は、昇圧回路から電源端子側に流れる逆電流を防止することができるドライバ回路を提供することにある。
一つの実施形態によれば、ドライバ回路は、入力電圧制御回路、逆流防止回路、昇圧回路を有する。入力電圧制御回路は、制御信号がイネーブル状態のときに入力電圧を出力し、制御信号がディセーブル状態のときに入力電圧を遮断する。逆流防止回路は、電源端子と入力電圧制御回路の間に設けられ、第1端子に電源端子を介して入力電圧が印加され、制御信号がイネーブル状態のときにオンして入力電圧を入力電圧制御回路に出力し、制御信号がディセーブル状態のときにターンオフする第1トランジスタと、アノードが第1トランジスタの第1端子に接続され、カソードが第1トランジスタの第2端子に接続され、第1トランジスタに形成される第1ボディダイオードとを含む。昇圧回路は、入力電圧制御回路から出力される入力電圧を入力し、入力電圧を昇圧して昇圧電圧を生成する。昇圧電圧はドライバ回路の出力として、外部の出力トランジスタの制御端子に供給される。
第1の実施形態に係るドライバ回路を示す回路図である。 第1の実施形態に係る昇圧回路を示す回路図である。 順方向ボディダイオード内蔵のNch MOSトランジスタの回路図である。 順方向ボディダイオード内蔵のNch MOSトランジスタの動作波形である。 順方向ボディダイオード内蔵のPch MOSトランジスタの回路図である。 順方向ボディダイオード内蔵のPch MOSトランジスタの動作波形である。 比較例のドライバ回路を示す回路図である。 第1の実施形態及び比較例のドライバ回路の動作を説明するタイミングチャート、実線(a)は第1の実施形態の波形、破線(b)は比較例の波形。 昇圧電圧を耐圧まで強制的に上昇させた場合の動作を説明するタイミングチャート。 第2の実施形態に係るドライバ回路を示す回路図である。 第2の実施形態に係るドライバ回路の動作を示すフローチャート。 第3の実施形態に係るドライバ回路を示す回路図である。 第3の実施形態に係るドライバ回路の動作を示すフローチャート。 第3の実施形態に係るドライバ回路の動作を示すフローチャート。 第1の変形例のドライバ回路を示す回路図である。
以下本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
(第1の実施形態)
まず、第1の実施形態に係るドライバ回路について、図面を参照して説明する。図1はドライバ回路を示す回路図である。
第1の実施形態では、入力電圧が電源端子を介して供給され、制御信号がイネーブル状態のときに、逆流防止回路を構成するMOSトランジスタがオンして入力電圧を入力電圧制御回路に出力する。昇圧回路は、入力電圧制御回路から出力される入力電圧を昇圧して昇圧電圧を生成して出力トランジスタのゲートに出力する。逆流防止回路を構成するMOSトランジスタに形成されるボディダイオードは、アノードがMOSトランジスタの第1端子に接続され、カソードがMOSトランジスタの第2端子に接続され、昇圧回路から電源端子側に流れる逆電流を防止している。
図1に示すように、ドライバ回路100は、制御部1、逆流防止回路2、入力電圧制御回路3、昇圧回路4、端子Phigh、端子Plowを含む。ドライバ回路100は、産業用及び民生用に適用される各種電源システムに適用される。第1の実施形態では、出力トランジスタNMTout1、ボディダイオードBD4、出力端子Poutをドライバ回路100の外部に設けているが必ずしもこれに限定されるものではない。例えば、ドライバ回路の内部に出力トランジスタNMTout1、ボディダイオードBD4、出力端子Poutを設けてもよい。
端子Phighは電源端子であり、電源やバッテリーなどから入力電圧Vinを入力する。
逆流防止回路2は、端子Phigh(電源端子)と入力電圧制御回路3の間に設けられ、MOSトランジスタPMT1とボディダイオードBD1を含む。
MOSトランジスタPMT1は、Pch MOSトランジスタである。MOSトランジスタPMT1は、第1端子(ドレイン)に端子Phigh(電源端子)を介して入力電圧Vinが印加され、制御端子(ゲート)がノードN2に接続され、バックゲートが第2端子(ソース)とノードN1に接続される。ボディダイオードBD1は、アノードがMOSトランジスタPMT1の第1端子(ドレイン)に接続され、カソードがMOSトランジスタPMT1の第2端子(ソース)に接続されるMOSトランジスタPMT1に形成されるボディダイオードである。MOSトランジスタPMT1は、通常動作ではオン状態(非飽和動作)で動作し、ドレインとソースはオン抵抗による電圧ドロップが小さく略同電位になる。MOSトランジスタPMT1がオフしているとき、ボディダイオードBD1は逆流防止ダイオードとして機能する。なお、MOSトランジスタはMOSFETとも呼称される。
制御部1は、制御信号Senを入力し、制御信号Sen1を入力電圧制御回路3に出力する。入力電圧制御回路3は、制御信号Sen1により動作が制御される。
入力電圧制御回路3は、逆流防止回路2と昇圧回路4の間に設けられ、MOSトランジスタPMT2、MOSトランジスタNMT1、ボディダイオードBD2、ボディダイオードBD3、抵抗R1、定電流源11を含む。
抵抗R1は、一端がノードN1に接続され、他端がノードN2とMOSトランジスタPMT1の制御端子(ゲート)に接続される。MOSトランジスタPMT2は、Pch MOSトランジスタである。MOSトランジスタPMT2は、第1端子(ソース)がノードN1に接続され、バックゲートが第1端子(ソース)に接続され、制御端子(ゲート)がノードN2に接続され、第2端子(ドレイン)がノードN3に接続される。ボディダイオードBD2は、カソードがMOSトランジスタPMT2の第1端子(ソース)に接続され、アノードがMOSトランジスタPMT2の第2端子(ドレイン)に接続されるMOSトランジスタPMT2に形成されるボディダイオードである。
MOSトランジスタNMT1は、Nch MOSトランジスタである。MOSトランジスタNMT1は、ノードN2と定電流源11の間に設けられる。MOSトランジスタNMT1は、第1端子(ドレイン)がノードN2に接続され、制御端子(ゲート)に制御信号Sen1が入力され、バックゲートが接地電位(低電位側電源)Vssに接続され、第2端子(ソース)が定電流源11の一端に接続される。ボディダイオードBD3は、カソードがMOSトランジスタNMT1の第1端子(ドレイン)に接続され、アノードがMOSトランジスタNMT1のバックゲート及び接地電位(低電位側電源)Vssに接続されるMOSトランジスタNMT1に形成されるボディダイオードである。定電流源11は、MOSトランジスタNMT1と接地電位(低電位側電源)Vss及び端子Plowの間に設けられる。定電流源11は、接地電位(低電位側電源)Vss側に定電流I1を流す。端子Plowは、接地端子とも呼称される。
入力電圧制御回路3は、制御信号Sen1がイネーブル状態(例えば、Highレベル)のときに動作し、逆流防止回路2のMOSトランジスタPMT1をオンさせてノードN3から入力電圧Vinを昇圧回路4に出力する。具体的には、MOSトランジスタNMT1がオンして、抵抗R1に定電流I1が流れ、ノードN2が定電流I1×抵抗R1の抵抗値分だけ電圧降下して、MOSトランジスタPMT2とMOSトランジスタPMT1がオンする。電流を定電流I1で制御しているのは、MOSトランジスタPMT1のゲート電圧が下がりすぎてMOSトランジスタPMT1のゲート耐圧を超えないように設定するためである。
入力電圧制御回路3は、制御信号Sen1がディセーブル状態(例えば、Lowレベル)のときにオフし(MOSトランジスタNMT1がオフ)、逆流防止回路2のMOSトランジスタPMT1をオフさせて入力電圧Vinを遮断する(入力電圧Vinの昇圧回路4への供給を停止)。
昇圧回路4は、例えばDickson型昇圧回路を用いている。ここでは、昇圧回路にDickson型昇圧回路を用いているが必ずしもこれに限定されるものではない。例えば、ゲート・ブーステッド・チャージポンプ回路などを代わりに用いてもよい。
図2に示すように、昇圧回路4は、MOSトランジスタNMD1、NMD2、NMD3、NMDn、NMDn+1、コンデンサC1、C2、Cn-1、Cn、インバータINV1を含む。MOSトランジスタNMD1、NMD2、NMD3、NMDn、NMDn+1は、それぞれダイオード接続され、ノードN3と出力トランジスタNMTout1の制御端子(ゲート)の間に直列接続(n+1段)される。コンデンサC1、C2、Cn-1、Cnは、それぞれ一端が隣接配置されるダイオード接続されるMOSトランジスタの間に接続される。制御信号φ1は、コンデンサC1、Cn-1の他端に入力される。制御信号φ1をインバータINV1で反転した制御信号φ2は、コンデンサC2、Cnの他端に入力される。
昇圧回路4は、入力電圧制御回路3のノードN3から出力される入力電圧Vinを入力し、入力電圧Vinを昇圧した昇圧電圧Vgupを生成する。
出力トランジスタNMTout1は、ドライバ回路100の外部に設けられるNch MOSトランジスタである。出力トランジスタNMTout1は、第1端子(ドレイン)に端子Phigh(電源端子)を介して入力電圧Vinが印加され、制御端子(ゲート)に昇圧電圧Vgupが入力され、バックゲートが第2端子(ソース)に接続され、第2端子(ソース)が出力端子Poutに接続され、昇圧電圧Vgupに基づいてオンして出力端子Poutに出力電圧Voutを出力する。ボディダイオードBD4は、カソードが出力トランジスタNMTout1の第1端子(ドレイン)に接続され、アノードが出力トランジスタNMTout1の第2端子(ソース)に接続される出力トランジスタNMTout1に形成されるボディダイオードである。
出力トランジスタNMTout1は、非飽和領域(3極管領域)で動作する。出力トランジスタNMTout1に流れるドレイン電流をId、ゲートに印加される昇圧電圧をVgup、閾値電圧をVth、ゲート長をLg、ゲート幅をWg、ドレイン-ソース間電圧をVDS、オン抵抗(チャネル抵抗)をRonとすると、
Id≒A×(Wg/Lg)×(Vgup-Vth)×VDS・・・・・・・・・・・・式(1)
Ron=VDS/Id≒Lg/(A×Wg×(Vgup-Vth))・・・・・・・・・・・式(2)
と表される。なお、Aは定数である。
式(1)、(2)から、昇圧回路で昇圧される昇圧電圧Vgupを増加させるほど出力トランジスタNMT1のオン抵抗(チャネル抵抗)は (Vgup-Vth)に反比例して減少することがわかる。
昇圧電圧Vgupの最大値は、ドライバ回路100を構成する素子の耐圧で限定され、昇圧電圧Vgupが耐圧以上になると、トランジスタがブレークダウンをおこして大電流が発生して、素子が破壊する可能性がある。ドライバ回路の外部からの影響(例えば、電源システムなどの影響)を受けて、昇圧回路が所定の昇圧電圧以上の高昇圧電圧を発生する場合を考慮する必要がある。
第1の実施形態のドライバ回路100では、逆流防止回路2を用いているが必ずしもこれに限定されるものではない。図13に示す第1の変形例のドライバ回路100aのように、逆流防止回路2の代わりに逆流防止回路2aを用いてもよい。
具体的には、逆流防止回路2aは、MOSトランジスタNMTa、ボディダイオードBDaを含む。MOSトランジスタNMTaは、Nch MOSトランジスタである。MOSトランジスタNMTaは、第1端子に端子Phigh(電源端子)を介して入力電圧Vinが印加され、バックゲートが第1端子(ソース)に接続され、第2端子(ドレイン)がノードN1に接続され、制御端子(ゲート)に制御部1aから出力される制御信号Senaが入力される。MOSトランジスタNMTaは、制御信号Senaがイネーブル状態(Highレベル)のときにオンする。
制御信号Senaのイネーブル状態(Highレベル)のときの電圧値は、入力電圧Vin+閾値電圧Vth以上の高い値に設定する必要がある。その理由はオン抵抗を減少させてドレインーソース間の電位ドロップを抑制させるためである。ボディダイオードBDaは、アノードがMOSトランジスタNMTaの第1端子に接続され、カソードがMOSトランジスタNMTaの第2端子に接続されるMOSトランジスタNMTaに形成されるボディダイオードである。MOSトランジスタNMTaは、通常動作ではオン状態(非飽和動作)で動作し、ドレインとソースはオン抵抗による電圧ドロップが小さく略同電位になる。MOSトランジスタNMTaがオフしているとき、ボディダイオードBDaは逆流防止ダイオードとして機能する。
順方向ボディダイオード内蔵のMOSトランジスタの動作について、図3a、図3b、図4a、図4bを参照して説明する。図3aは順方向ボディダイオード内蔵のNch MOSトランジスタの回路図、図3bは順方向ボディダイオード内蔵のNch MOSトランジスタの動作波形である。図4aは順方向ボディダイオード内蔵のPch MOSトランジスタの回路図、図4bは順方向ボディダイオード内蔵のPch MOSトランジスタの動作波形である。
図3aに示すように、順方向ボディダイオード内蔵のNch MOSトランジスタでは、第1端子がHighレベル、制御端子(ゲート)がHighレベル(第1端子よりもHighレベル)、第2端子がLowレベルのときにドレイン電流Idが低電位側に流れる。このとき、MOSトランジスタはオン状態となって非飽和領域になり、オン抵抗によるドロップ電圧差が生じるだけとなり、ソース電位とドレイン電位は略同電位となる。ソース-ドレイン間の順方向のボディダイオードBDには電流が流れない。
このため、図3bに示すように、順方向ボディダイオード内蔵のNch MOSトランジスタの動作は、非飽和領域(3極管領域)内に限定される。
図4aに示すように、順方向ボディダイオード内蔵のPch MOSトランジスタでは、第1端子がHighレベル、制御端子(ゲート)がLowレベル、第2端子がLowレベルのときにドレイン電流Idが低電位側に流れる。このとき、MOSトランジスタはオン状態となって非飽和領域になり、オン抵抗によるドロップ電圧差が生じるだけとなり、ソース電位とドレイン電位は略同電位となる。ドレイン-ソース間の順方向のボディダイオードBDには電流が流れない。
このため、図4bに示すように、順方向ボディダイオード内蔵のPch MOSトランジスタの動作は、非飽和領域(3極管領域)に限定される。
非飽和領域(3極管領域)のMOSトランジスタは、ドレイン電流をId、ゲートに印加される電圧をVg、閾値電圧をVth、ドレインーソース間電圧をVds、ゲート長をLg、ゲート幅をWgとすると、
Id=A×(Wg/Lg)×{((Vg-Vth)×Vds)-(1/2)Vds2}・・・式(3)
と表され、
((Vg-Vth)×Vds)>>(1/2)Vds2を考慮すると、
Id≒A×(Wg/Lg)×((Vg-Vth)×Vds)・・・・・・・・・式(4)
と表される。なお、Aは定数である。
次に、比較例のドライバ回路について図5を参照して説明する。図5は、比較例のドライバ回路を示す回路図である。
図5に示すように、比較例のドライバ回路200は、第1の実施形態のドライバ回路100の逆流防止回路2の代わりにダイオードPD1を設けている。比較例のドライバ回路200では、その他の部分は同一なので異なる点のみ説明する。
ダイオードPD1は、アノードに端子Phigh(電源端子)を介して入力電圧が印加され、カソードがノードN1に接続される。比較例のドライバ回路200がイネーブル状態(例えば、Highレベル)の制御信号Sen1を入力して通常動作するとき、ダイオードPD1は、端子Phigh(電源端子)とノードN1の間が順方向となり、順方向電流IfがノードN1側に流れるのでノードN1の電圧はVin-Vfとなる(電圧降下発生)。
比較例のドライバ回路200がディセーブル状態(例えば、Lowレベル)の制御信号Sen1を入力して動作を停止しているとき、ダイオードPD1は、比較例のドライバ回路200内部(例えば、昇圧回路4)から端子Phigh(電源端子)へ流れる逆電流を防止する逆電流防止ダイオードとして機能する。
次に、第1の実施形態及び比較例のドライバ回路の動作について図6、図7を参照して説明する。図6は、第1の実施形態及び比較例のドライバ回路の動作を説明するタイミングチャート、実線(a)は第1の実施形態の波形、破線(b)は比較例の波形である。図7は、昇圧電圧を耐圧まで強制的に上昇させた場合の動作を説明するタイミングチャートである。
図6に示すように、第1の実施形態のドライバ回路100と比較例のドライバ回路200は、端子Phigh(電極端子)を介して入力電圧Vinが外部から供給される。これ以降、動作中は入力電圧Vinの供給が維持される。
次に、制御部1からイネーブル状態(Highレベル)の制御信号Sen1が入力電圧制御回路3に出力され、入力電圧制御回路3が動作を開始する。第1の実施形態のドライバ回路100では、逆流防止回路2での入力電圧Vinの低下が発生しないのでノードN3から入力電圧Vinが昇圧回路4に出力される。一方、比較例のドライバ回路200では、ダイオードPD1による入力電圧Vinの低下が発生するのでノードN3からVin-Vfの電圧が昇圧回路4に出力される(破線表示)。比較例のドライバ回路200では、ノードN3の電圧が第1の実施形態のドライバ回路100と比較してVf分低下する。
続いて、昇圧回路4は、ノードN3から出力される電圧に基づいて昇圧動作を開始し、昇圧電圧を発生する。第1の実施形態のドライバ回路100では、昇圧回路4で発生する昇圧電圧Vgup1(実線表示)である。一方、比較例のドライバ回路200では、昇圧回路4で発生する昇圧電圧Vgup2(破線表示)である。比較例のドライバ回路200では、昇圧電圧が第1の実施形態のドライバ回路100と比較してVf×段数分低下する。
次に、出力トランジスタNMTout1は、昇圧回路4から出力される昇圧電圧を制御端子(ゲート)に入力してオンする(非飽和動作(3極管動作))。第1の実施形態のドライバ回路100では、出力トランジスタNMTout1が動作して出力MOSトランジスタNMTout1のオン抵抗Ron1は、
RON1≒ Lg/(A×Wg×(Vgup1-Vth))・・・・・・・・・式(5)
と表される(実線表示)。
比較例のドライバ回路200では、出力トランジスタNMTout1がオンして出力MOSトランジスタNMTout1のオン抵抗Ron2は、
RON2≒ Lg/(A×Wg×(Vgup2-Vth))・・・・・・・・・・式(6)
と表される(破線表示)。
昇圧電圧Vgup1>昇圧電圧Vgup2であるから、Ron1<Ron2となり第1の実施形態のドライバ回路100では、比較例のドライバ回路200よりもオン抵抗を低減することができる。
図7に示すように、入力電圧Vinが供給され、ディセーブル状態(Lowレベル)の制御信号Sen1が入力電圧制御回路3に入力された場合(第1の実施形態のドライバ回路100と比較例のドライバ回路200が動作を停止状態)について説明する。
この状態で、ドライバ回路が外部から影響(電源システムなどの影響)を受けて昇圧回路から出力される昇圧電圧が強制的に耐圧まで上昇した場合、昇圧回路側から端子Phigh(電源端子)への逆流電流の発生を第1の実施形態のドライバ回路100と比較例のドライバ回路200共に防止することができる。その理由は、第1の実施形態のドライバ回路100では、ボディダイオードBD1が逆方向となり逆方向耐圧まで電流を遮断する。比較例のドライバ回路200では、ダイオードPD1が逆方向となり逆方向耐圧まで電流を遮断する。
上述したように、第1の実施形態のドライバ回路100では、制御部1、逆流防止回路2、入力電圧制御回路3、昇圧回路4、端子Phigh、端子Plowが設けられる。逆流防止回路2は、端子Phigh(電源端子)と入力電圧制御回路3の間に設けられ、MOSトランジスタPMT1とボディダイオードBD1を含む。ボディダイオードBD1は、アノードがMOSトランジスタPMT1の第1端子に接続され、カソードがMOSトランジスタPMT1の第2端子に接続される。制御信号Sen1がイネーブル状態のときに、入力電圧制御回路3が動作し、MOSトランジスタPMT1がオンして、昇圧回路4が入力電圧Vinを昇圧して昇圧電圧Vgupを生成する。
このため、昇圧回路から電源端子側に流れる逆電流を逆流防止回路のボディダイオードを用いて防止することができる。逆流防止回路にMOSトランジスタを設けているので、入力電圧の低下を発生せずに直接入力電圧を昇圧回路に入力でき、昇圧回路で生成される昇圧電圧を高い値に設定することができる。したがって、出力トランジスタを低オン抵抗で動作できる。
第1の実施形態の入力電圧制御回路3では、MOSトランジスタNMT1のバックゲートとボディダイオードBD3のアノードを接地電位(低電位側電源)Vssに接続しているが、必ずしもこれに限定されるものではない。MOSトランジスタNMT1のバックゲートとボディダイオードBD3のアノードをMOSトランジスタNMT1の第2端子(ソース)に接続してもよい。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態に係るドライバ回路について、図面を参照して説明する。図8はドライバ回路を示す回路図である。
第2の実施形態では、入力電圧と昇圧電圧を入力して減算処理を実行する減算回路と、減算処理電圧と基準電圧を入力して比較演算処理を実行するコンパレータとを設けて、減算処理電圧が基準電圧よりも大きな場合に入力電圧制御回路の動作を停止する。
以下、第1の実施形態と同一構成部分には、同一符号を付してその部分の説明を省略し、異なる部分のみ説明する。
図8に示すように、ドライバ回路300は、制御部1b、逆流防止回路2、入力電圧制御回路3、昇圧回路4、減算回路5、コンパレータ6、端子Phigh、端子Plowを含む。ドライバ回路300は、産業用及び民生用に適用される各種電源システムに適用される。
減算回路5は、端子Phigh(電源端子)を介して入力される入力電圧Vinと昇圧回路4から出力される昇圧電圧Vgupを入力し、減算処理を実行して減算処理電圧である減算信号Sgnを出力する。
コンパレータ6は、入力側のプラス(+)ポートに減算信号Sgnを入力し、入力側のマイナス(-)ポートに基準電圧Vrefを入力し、比較演算処理を実行して比較信号Shsを制御回路1bに出力する。
制御回路1bは、制御信号Senと比較信号Shsを入力し、制御信号Sen1を入力制御回路3へ出力する。制御回路1bは、減算処理電圧が基準電圧Vrefよりも大きな場合、制御信号Senをイネーブル状態(Highレベル)からディセーブル状態(Lowレベル)に切り替えて入力電圧制御回路3、昇圧回路4、出力トランジスタNMTout1の動作を停止させる。制御回路1bは、減算処理電圧が基準電圧Vrefよりも小さな場合、制御信号Senをイネーブル状態(Highレベル)に維持する。
次に、ドライバ回路300の動作を、図9を参照して説明する。図9はドライバ回路の動作を示すフローチャートである。
図9に示すように、ドライバ回路300では、端子Phigh(電源端子)を介して入力電圧が供給される(ステップS1)。
次に、制御部1bから入力電圧制御回路3へ出力される制御信号Sen1がディセーブル状態(Lowレベル)からイネーブル状態(High)レベルとなり、イネーブル状態(Highレベル)の制御信号Sen1により、入力電圧制御回路3が動作を開始し、逆流防止回路2のMOSトランジスタPMT1がオンする。入力電圧制御回路3から入力電圧Vinが昇圧回路4に出力される(ステップS2)。
続いて、昇圧回路4は、入力電圧Vinを入力して昇圧動作を開始する。昇圧回路4は、昇圧電圧Vgupを出力トランジスタNMTout1の制御端子(ゲート)に出力する。出力トランジスタNMTout1は、制御端子(ゲート)に昇圧電圧Vgupを入力し、昇圧電圧Vgupに基づいてオンして出力端子Poutに出力電圧Voutを出力する(ステップS3)。
次に、ドライバ回路300が動作を維持しているとき、減算回路5は端子Phigh(電源端子)介して入力される入力電圧Vinと昇圧回路4から出力される昇圧電圧Vgupを入力して、減算処理を実行して減算信号Sgnを出力する(ステップS4)。
コンパレータ6は、入力側のプラス(+)ポートに減算信号Sgnを入力し、入力側のマイナス(-)ポートに基準電圧Vrefを入力して、比較演算処理を実行して比較信号Shsを制御回路1bに出力する。制御回路1bは、減算処理電圧(Vgup-Vin)と基準電圧Vrefの比較を行う(ステップS5)。
制御回路1bは、Vgup-Vinが基準電圧Vrefよりも小さいと判断した場合、昇圧回路4の動作を継続する。具体的には、異常なしと判断し、入力電圧制御回路3へ供給するイネーブル状態(Highレベル)の制御信号Sen1を維持する。
制御回路1bは、Vgup-Vinが基準電圧Vrefよりも大きいと判断した場合、昇圧回路4の動作を停止する。具体的には、昇圧電圧Vgupが例えば外部からの影響(電源システムなどからの影響)により昇圧電圧Vgupが所定の電圧以上に昇圧されたと判断し、入力電圧制御回路3へ供給する制御信号Sen1をイネーブル状態(Highレベル)からディセーブル状態(Lowレベル)に切り替えて入力電圧制御回路3、逆流防止回路2のMOSトランジスタPMT1、昇圧回路4の動作を停止する。
上述したように、第2の実施形態のドライバ回路300では、制御部1b、逆流防止回路2、入力電圧制御回路3、昇圧回路4、減算回路5、コンパレータ6、端子Phigh、端子Plowが設けられる。ドライバ回路300が動作中に、減算回路5は入力電圧Vinと昇圧電圧Vgupを入力して減算処理を実行する。コンパレータ6は、減算回路5の減算結果と基準電圧Vrefを入力して比較演算処理を実行する。制御部1bは、コンパレータ6から出力される比較信号Shsを入力し、Vgup-Vinが基準電圧Vrefよりも大きいと判断した場合に入力電圧制御回路3、逆流防止回路2のMOSトランジスタPMT1、昇圧回路4の動作を停止する。
このため、第1の実施形態と同様な効果の他に、昇圧回路4で生成される昇圧電圧Vgupが所定の電圧値よりも大きくなった場合、ドライバ回路の動作を迅速に停止することができる。
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態に係るドライバの回路について、図面を参照して説明する。図10はドライバの回路を示す回路図である。
第3の実施形態のドライバ回路は、直列接続される第1出力トランジスタと第2出力トランジスタを設け、第1出力トランジスタに設けられる第第1ボディダイオードと第2出力トランジスタに設けられる第2ボディダイオードがバックトゥーバック(Back-to-Back)構造を有し、入力電圧と出力電圧を入力して減算処理を実行する減算回路と、減算処理電圧と基準電圧を入力して比較演算処理を実行するコンパレータとを設けて、減算処理電圧が基準電圧よりも大きな場合に入力電圧制御回路の動作を停止する。
以下、第1の実施形態と同一構成部分には、同一符号を付してその部分の説明を省略し、異なる部分のみ説明する。
図10に示すように、ドライバ回路400は、制御部1c、逆流防止回路2、入力電圧制御回路3、昇圧回路4a、減算回路5a、コンパレータ6a、MOSトランジスタPMT11、MOSトランジスタPMT12、ボディダイオードBD11、ボディダイオードBD12、端子Phigh、端子Plowを含む。ドライバ回路400は、産業用及び民生用に適用される各種電源システムに適用される。
第3の実施形態では、出力トランジスタNMTout1、出力トランジスタNMTout2、ボディダイオードBMD4、ボディダイオードBMD5、及び出力端子Poutをドライバ回路400の外部に設けているが必ずしもこれに限定されるものではない。例えば、出力トランジスタNMTout1、出力トランジスタNMTout2、ボディダイオードBMD4、ボディダイオードBMD5、及び出力端子Poutをドライバ回路の内部に設けてもよい。
昇圧回路4aは、入力電圧制御回路3から出力される入力電圧Vinを入力し、昇圧動作を実行して昇圧電圧Vgupaと昇圧電圧Vgupbを生成する。ここで、昇圧電圧Vgupaと昇圧電圧Vgupbは、同一の電圧値であってもよいし、異なった電圧値でもよい。特に限定するものではない。
出力トランジスタNMTout2は、Nch MOSトランジスタである。出力トランジスタNMTout2は、第1端子(ソース)に端子Phigh(電源端子)を介して入力電圧Vinが印加され、制御端子(ゲート)に昇圧電圧Vgupaが印加され、バックゲートが第1端子(ソース)に接続され、第2端子(ドレイン)がノードN13に接続され、昇圧電圧Vgupaに基づいてオンする。ボディダイオードBD5は、アノードが出力トランジスタNMTout2の第1端子(ソース)に接続され、カソードが出力トランジスタNMTout2の第2端子(ドレイン)に接続される出力トランジスタNMTout2に形成されるボディダイオードである。
出力トランジスタNMTout1は、Nch MOSトランジスタである。出力トランジスタNMTout1は、第1端子(ドレイン)がノードN13(出力トランジスタNMTout2の第2端子(ドレイン))に接続され、制御端子(ゲート)に昇圧電圧Vgupbが印加され、バックゲートが第2端子(ソース)に接続され、昇圧電圧Vgupbに基づいてオンして出力端子Poutに出力電圧Voutを出力する。ボディダイオードBD4は、カソードが出力トランジスタNMTout1の第1端子(ドレイン)に接続され、アノードが出力トランジスタNMTout1の第2端子(ソース))に接続される出力トランジスタNMTout1に形成されるボディダイオードである。通常、このような2つの出力トランジスタの接続をコモンドレイン接続と呼称される。
ボディダイオードBD5とボディダイオードBD4は、カソードが互いに対向配置されるバックトゥーバック(Back-to-Back)構造を形成している。このため、出力トランジスタNMTout2と出力トランジスタNMTout1がオフしているとき、端子Phigh(電源端子)と出力端子Poutの間の電圧差が所定の電圧以上になった場合、ボディダイオードBD5とボディダイオードBD4は、端子Phigh(電源端子)と出力端子Poutの間に電流を流さない(ダイオードの逆方向耐圧による電流遮断)。
減算回路5aは、端子Phigh(電源端子)を介して入力される入力電圧Vinと出力電圧Voutを入力し、減算処理を実行して減算処理電圧である減算信号Sgn1を出力する。
コンパレータ6aは、入力側のプラス(+)ポートに減算信号Sgn1を入力し、入力側のマイナス(-)ポートに基準電圧Vrefを入力し、比較演算処理を実行して比較信号Shs1を制御回路1cに出力する。
制御回路1cは、制御信号Sen、比較信号Shs1を入力し、制御信号Sen1、制御信号Ssg1、制御信号Ssg2を出力する。
MOSトランジスタPMT11は、Pch MOSトランジスタである。MOSトランジスタPMT11は、第1端子(ドレイン)に端子Phigh(電源端子)を介して入力電圧Vinが印加され、制御端子(ゲート)に制御回路1cから出力される制御信号Ssg1が入力され、バックゲートが第2端子(ソース)に接続され、第2端子(ソース)がノードN11(出力トランジスタNMTout2の制御端子(ゲート)と昇圧電圧Vgupa)に接続され、制御信号Ssg1がイネーブル状態(例えばLowレベル)のときにターンオンして、ノードN11の電圧を強制的に入力電圧Vinレベルに設定する。ボディダイオードBD11は、アノードがMOSトランジスタPMT11の第1端子(ドレイン)に接続され、カソードがMOSトランジスタPMT11の第2端子(ソース)に接続されるMOSトランジスタPMT11に形成されるボディダイオードである。
MOSトランジスタPMT12は、Pch MOSトランジスタである。MOSトランジスタPMT12は、第1端子(ソース)がノードN12(出力トランジスタNMTout1の制御端子(ゲート)と昇圧電圧Vgupb)に接続され、バックゲートが第1端子(ソース)に接続され、制御端子(ゲート)に制御部1cから出力される制御信号Ssg2が入力され、第2端子(ドレイン)がノードN14及び出力端子Poutに接続され、制御信号Ssg2がイネーブル状態(例えばLowレベル)のときにターンオンして、ノードN12の電圧を強制的に出力電圧Voutレベルに設定する。ボディダイオードBD12は、カソードがMOSトランジスタPMT12の第1端子(ソース)に接続され、アノードがMOSトランジスタPMT12の第2端子(ドレイン)に接続されるMOSトランジスタPMT12に形成されるボディダイオードである。
次に、ドライバ回路400の動作を図11、図12を参照して説明する。図11、図12に示すのはドライバ回路の動作を示すフローチャートであり、逆流防止に関する一例である。
図11に示すように、ドライバ回路400では、端子Phigh(電源端子)を介して入力電圧Vinが供給される(ステップS11)。
次に、制御部1cから入力電圧制御回路3へ出力される制御信号Sen1がディセーブル状態(Lowレベル)からイネーブル状態(High)レベルとなり、イネーブル状態(Highレベル)の制御信号Sen1により、入力電圧制御回路3が動作を開始し、逆流防止回路2のMOSトランジスタPMT1がオンする。入力電圧制御回路3から入力電圧Vinが昇圧回路4aに出力される(ステップS12)。
続いて、昇圧回路4aは、入力電圧Vinを入力して昇圧動作を開始する。昇圧回路4aは、昇圧電圧Vgupaを出力トランジスタNMTout2の制御端子(ゲート)に出力し、昇圧電圧Vgupbを出力トランジスタNMTout1の制御端子(ゲート)に出力する(ステップS13)。
次に、出力トランジスタNMTout2は、制御端子(ゲート)に昇圧電圧Vgupaを入力し、昇圧電圧Vgupaに基づいてオンする。並行して、出力トランジスタNMTout1は、制御端子(ゲート)に昇圧電圧Vgupbを入力し、昇圧電圧Vgupbに基づいてオンして出力端子Poutに出力電圧Voutを出力する(ステップS14)。
次に、ドライバ回路400が動作を維持しているとき、減算回路5aは端子Phigh(電源端子)介して入力される入力電圧Vinと出力電圧Voutを入力して、減算処理を実行して減算信号Sgn1を出力する(ステップS15)。
コンパレータ6aは、入力側のプラス(+)ポートに減算信号Sgn1を入力し、入力側のマイナス(-)ポートに基準電圧Vrefを入力して、比較演算処理を実行して比較信号Shs1を制御回路1cに出力する。制御回路1cは、減算処理電圧(Vout-Vin)と基準電圧Vrefの比較を行う(ステップS16)。
制御回路1cは、Vout-Vinが基準電圧Vrefよりも小さいと判断した場合、昇圧回路4aの動作を継続する。具体的には、異常なしと判断し、入力電圧制御回路3へ供給するイネーブル状態(Highレベル)の制御信号Sen1を維持する。
制御回路1cは、Vout-Vinが基準電圧Vrefよりも大きいと判断した場合、昇圧回路4aの動作を停止する。具体的には、例えば外部からの影響(電源システムなどからの影響)で出力電圧Voutの値が所定の値以上に上昇したと判断した場合、入力電圧制御回路3へ供給する制御信号Sen1をイネーブル状態(Highレベル)からディセーブル状態(Lowレベル)に切り替えて入力電圧制御回路3、逆流防止回路2のMOSトランジスタPMT1、昇圧回路4aの動作を停止する。この結果、逆電流を防止することができる。
図12に示すように、ドライバ回路400の動作では、ステップS11~ステップS14まで図11に示す動作と同一なので説明を省略し、それ以降について説明する。
昇圧回路4aが昇圧動作を継続してドライバ回路400が動作しているときに、例えば外部からの影響(電源システムなどからの影響)により昇圧電圧Vgupa、Vgupbが異常上昇しているかを判定する。判定手段として、昇圧回路4aから逆流防止回路2を介して端子Phigh(電源端子)側に流れる逆流電流の有無で判断する(ステップS21)。
逆流電流の発生がないと確認された場合、昇圧回路4aの昇圧動作を継続する。
逆流電流が確認された場合、制御回路1cは、イネーブル状態(Lowレベル)の制御信号Ssg1をMOSトランジスタPMT11の制御端子(ゲート)に出力し、MOSトランジスタPMT11をターンオンさせてノードN11を強制的に入力電圧Vinレベル(Vgupa⇒Vin)に設定する。この結果、昇圧回路4aやノードN11で発生する逆電流を防止することができる(ステップS22)。
並行して、制御回路1cは、イネーブル状態(Lowレベル)の制御信号Ssg2をMOSトランジスタPMT12の制御端子(ゲート)に出力し、MOSトランジスタPMT12をターンオンさせてノードN12を強制的に出力電圧Voutレベル(Vgupb⇒Vout)に設定する。この結果、昇圧回路4aやノードN12で発生する逆電流を防止することができる(ステップS23)。
ノードN11の入力電圧Vinレベル設定とノードN12の出力電圧Voutレベル設定が完了し、逆流電流の発生がないと確認された後、ディセーブル状態(Highレベル)の制御信号Ssg1をMOSトランジスタPMT11の制御端子(ゲート)に出力し、MOSトランジスタPMT11をターンオフさせ、ディセーブル状態(Highレベル)の制御信号Ssg2をMOSトランジスタPMT12の制御端子(ゲート)に出力し、MOSトランジスタPMT12をターンオフさせる。
MOSトランジスタPMT11とMOSトランジスタPMT12をターンオフさせた後、異常なしと判断し、入力電圧制御回路3へ供給するイネーブル状態(Highレベル)の制御信号Sen1を継続する。
上述したように、第3の実施形態のドライバ回路300では、制御部1c、逆流防止回路2、入力電圧制御回路3、昇圧回路4a、減算回路5a、コンパレータ6a、MOSトランジスタPMT11、MOSトランジスタPMT12、ボディダイオードBD11、ボディダイオードBD12、端子Phigh、端子Plowが設けられる。出力トランジスタNMTout2と出力トランジスタNMTout1は直列接続され、出力トランジスタNMTout2のボディダイオードBD5と出力トランジスタNMTout1のボディダイオードBD4はバックトゥーバック(Back-to-Back)構造を有する。減算回路5aは、入力電圧Vinと出力電圧Voutを入力して減算処理を実行する。コンパレータ6aは、減算処理電圧と基準電圧Vrefを入力して比較演算処理を実行する。制御部1aは、減算処理電圧が基準電圧Vrefよりも大きな場合に入力電圧制御回路3の動作を停止する。
このため、第1の実施形態と同様な効果の他に、出力電圧Voutが入力電圧Vinよりも大きくなった場合、ドライバ回路の動作を迅速に停止することができる。また、昇圧電圧が異常に上昇した場合、MOSトランジスタPMT11をターンオンさせて昇圧電圧Vgupaを強制的に入力電圧Vinに設定し、並行してMOSトランジスタPMT12をターンオンさせて昇圧電圧Vgupbを強制的に出力電圧Voutに設定しているので、昇圧電圧の異常上昇に迅速に対応することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1、1a、1b、1c 制御部
2、2a 逆流防止回路
3 入力電圧制御回路
4、4a 昇圧回路
5、5a 減算回路
6、6a コンパレータ
11 定電流源
100、100a、200、300、400 ドライバ回路
BD1~BD5、BD11、BD12、BDa ボディダイオード
C1、C2、Cn-1、Cn コンデンサ
I1 定電流
Id ドレイン電流
If 順方向電流
INV1 インバータ
Irv 逆流電流
N1~N3、N11~N14 ノード
NMD1~NMD3、NMDn、NMDn+1、NMT1、NMTa、PMT1、PMT2、PMT11、PMT12 MOSトランジスタ
NMTout1、NMTout2 出力トランジスタ
PD1 ダイオード
Phigh、Plow 端子
Pout 出力端子
R1 抵抗
Ron1、Ron2 オン抵抗
Sen、Sena、Sen1、Ssg1、Ssg2、φ1、φ2 制御信号
Sgn、Sgn1 減算信号
Shs、Shs1 比較信号
Vgup、Vgup1、Vgup2、Vgupa、Vgupb 昇圧電圧
Vin 入力電圧
Vout 出力電圧
Vref 基準電圧
Vss 接地電位(低電位側電源)

Claims (8)

  1. 制御信号がイネーブル状態のときに入力電圧を出力し、前記制御信号がディセーブル状態のときに前記入力電圧を遮断する入力電圧制御回路と、
    電源端子と前記入力電圧制御回路の間に設けられ、第1端子に前記電源端子を介して前記入力電圧が印加され、前記制御信号がイネーブル状態のときにオンして前記入力電圧を前記入力電圧制御回路に出力し、前記制御信号がディセーブル状態のときにターンオフする第1トランジスタと、アノードが前記第1トランジスタの第1端子に接続され、カソードが前記第1トランジスタの第2端子に接続され、前記第1トランジスタに形成される第1ボディダイオードとを含む逆流防止回路と、
    前記入力電圧制御回路から出力される前記入力電圧を入力し、前記入力電圧を昇圧して昇圧電圧を生成し、出力トランジスタの制御端子に昇圧電圧を供給する昇圧回路と、
    を具備することを特徴とするドライバ回路。
  2. 前記電源端子を介して入力される前記入力電圧と、前記昇圧電圧とを入力して前記昇圧電圧から前記入力電圧を減算処理する減算回路と、
    入力側のプラスポートに前記減算回路の減算処理電圧を入力し、入力側のマイナスポートに基準電圧を入力して前記減算処理電圧と前記基準電圧を比較するコンパレータと、
    を更に具備することを特徴とする請求項1に記載のドライバ回路。
  3. 前記減算処理電圧が前記基準電圧よりも大きい場合、前記制御信号をイネーブル状態からディセーブル状態に変更して、前記入力電圧制御回路の動作を停止し、前記第1トランジスタをターンオフする
    ことを特徴とする請求項2に記載のドライバ回路。
  4. 制御信号がイネーブル状態のときに入力電圧を出力し、前記制御信号がディセーブル状態のときに前記入力電圧を遮断する入力電圧制御回路と、
    電源端子と前記入力電圧制御回路の間に設けられ、第1端子に前記電源端子を介して前記入力電圧が印加され、前記制御信号がイネーブル状態のときにオンして前記入力電圧を前記入力電圧制御回路に出力し、前記制御信号がディセーブル状態のときにターンオフする第1トランジスタと、アノードが前記第1トランジスタの第1端子に接続され、カソードが前記第1トランジスタの第2端子に接続され、前記第1トランジスタに形成される第1ボディダイオードとを含む逆流防止回路と、
    前記入力電圧制御回路から出力される前記入力電圧を入力し、前記入力電圧を昇圧して第1昇圧電圧と第2昇圧電圧を生成し、前記第1昇圧電圧を第1出力トランジスタの制御端子に供給し、前記第2昇圧電圧を前記第1出力トランジスタと直列接続される第2出力トランジスタの制御端子に供給する昇圧回路と、
    を具備することを特徴とするドライバ回路。
  5. 前記電源端子を介して入力される前記入力電圧と、前記第2出力トランジスタが出力端子に出力する出力電圧とを入力して前記出力電圧から前記入力電圧を減算処理する減算回路と、
    入力側のプラスポートに前記減算回路の減算処理電圧を入力し、入力側のマイナスポートに基準電圧を入力して前記減算処理電圧と前記基準電圧を比較するコンパレータと、
    を更に具備することを特徴とする請求項4に記載のドライバ回路。
  6. 前記減算処理電圧が前記基準電圧よりも大きい場合、前記制御信号をイネーブル状態からディセーブル状態に変更して、前記入力電圧制御回路の動作を停止し、前記第1トランジスタをターンオフする
    ことを特徴とする請求項5に記載のドライバ回路。
  7. 第1端子に前記電源端子を介して前記入力電圧が印加され、第2端子に前記第1昇圧電圧が印加され、制御端子がイネーブル状態のときにオンして第2端子の電圧を前記第1昇圧電圧から前記入力電圧に強制的に変更する第2トランジスタと、
    第1端子に前記第2昇圧電圧が印加され、第2端子に前記第2出力トランジスタが出力端子に出力する出力電圧が印加され、制御端子がイネーブル状態のときにオンして第1端子の電圧を前記第2昇圧電圧から前記出力電圧に強制的に変更する第3トランジスタと、
    を更に具備することを特徴とする請求項4乃至6のいずれか1項に記載のドライバ回路。
  8. 前記第1トランジスタは、バックゲートが第2端子に接続され、前記制御信号がイネーブル状態のときに制御端子が接地電位に設定されるPch MOSトランジスタである
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のドライバ回路。
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