JP7351351B2 - ガイド表示システム、ガイド表示方法、ガイド表示装置、及びプログラム - Google Patents

Description

本発明は、ガイドを表示させるためのガイド表示システム、ガイド表示方法、ガイド表示装置に関し、更には、これらを実現するためのプログラムに関する。

旅行者の現在位置と、旅行者の行先情報（目的地の位置を表す情報：旅行者が予約した宿泊先、旅行者があらかじめ登録した観光地などの位置情報）とを用いて、利用者を目的地までガイドするためのガイド表示を、利用者の端末に表示する技術が提案されている。

関連する技術として引用文献１には、利用者を乗せた移動体が、出発地から目的地まで移動する場合に、食事に適した時間帯に利用可能な飲食店を、利用者に提示する情報処理装置が開示されている。特許文献１の情報処理装置によれば、あらかじめ設定された食事時間帯に移動体が移動している位置を推定し、推定した位置から所定の距離内にある飲食店を利用者の端末に表示させることが記載されている。

特開２０１９－１３８９１３号公報

しかしながら、特許文献１の情報処理装置は、推定した移動体の現在位置に基づいて、移動体に近い飲食店を、出発地から目的地までのルートに関連付けてガイド表示をする装置ではあるが、旅行者が予約した宿泊先、登録した観光地などについて、ガイド表示をする装置ではない。

また、特許文献１の情報処理装置は、利用者の端末にガイド表示をするまでに、利用者が現地で行わなければならない操作が多いため、利用者は煩わしさを感じることがある。そのため、ガイド表示における利用者の利便性を損なう原因となる。

本発明の目的の一例は、ガイド表示における利用者の利便性を向上させるガイド表示をするガイド表示システム、ガイド表示方法、ガイド表示装置、及びプログラムを提供することにある。

上記目的を達成するため、本発明の一側面におけるガイド表示システムは、
ガイド表示をするための利用者端末と、
チェックポイントに設けられたチェックポイント端末と、
前記利用者端末にガイド表示をさせるためのサーバと、を有し、
前記サーバは、
前記チェックポイント端末から取得した生体情報を用いて、前記生体情報に関連付けられた利用者を識別するための人物識別情報を特定する、特定手段と、
前記利用者が前記チェックポイントを通過した日時を表す日時情報を取得する、取得手段と、
取得した前記日時情報に基づいて、特定した前記人物識別情報に関連付けられて、あらかじめ登録されている、前記利用者の行先となる複数の目的地を表す目的地情報から、いずれか一つ以上を選択する、選択手段と、
前記利用者端末に、選択された前記目的地に対応する前記ガイド表示をさせるための表示情報を生成する、表示情報生成手段と、
を有することを特徴とする。

また、上記目的を達成するため、本発明の一側面におけるガイド表示方法は、
チェックポイントに設けられたチェックポイント端末から取得した生体情報を用いて、前記生体情報に関連付けられた利用者を識別するための人物識別情報を特定し、
前記利用者が前記チェックポイントを通過した日時を表す日時情報を取得し、
取得した前記日時情報に基づいて、特定した前記人物識別情報に関連付けられて、あらかじめ登録されている、前記利用者の行先となる複数の目的地を表す目的地情報から、いずれか一つ以上を選択し、
ガイド表示をするための利用者端末に、選択された前記目的地に対応する前記ガイド表示をさせるための表示情報を生成する
することを特徴とする。

また、上記目的を達成するため、本発明の一側面におけるガイド表示装置は、
チェックポイントに設けられたチェックポイント端末から取得した生体情報を用いて、前記生体情報に関連付けられた利用者を識別するための人物識別情報を特定する、特定手段と、
前記チェックポイントを通過した日時を表す日時情報を取得する、日時情報取得手段と、
取得した前記日時情報に基づいて、特定した前記人物識別情報に関連付けられて、あらかじめ登録されている、前記利用者の行先となる複数の目的地を表す目的地情報から、いずれか一つ以上を選択する、選択手段と、
前記利用者端末に、選択された前記目的地に対応する前記ガイド表示をさせるための表示情報を生成する、表示情報生成手段と
を有することを特徴とする。

更に、上記目的を達成するため、本発明の一側面におけるプログラムは、
コンピュータに、
チェックポイントに設けられたチェックポイント端末から取得した生体情報を用いて、前記生体情報に関連付けられた利用者を識別するための人物識別情報を特定させ、
前記チェックポイント端末から、前記チェックポイントを通過した日時を表す日時情報を取得させ、
取得した前記日時情報に基づいて、特定した前記人物識別情報に関連付けられて、あらかじめ登録されている、前記利用者の行先となる複数の目的地を表す目的地情報から、いずれか一つ以上を選択させ、
ガイド表示をするための利用者端末に、選択された前記目的地に対応する前記ガイド表示をさせるための表示情報を生成させる
ことを特徴とする。

以上のように本発明によれば、利用者の利便性を向上させるガイド表示をすることができる。

図１は、システムの一例を説明するための図である。 図２は、サーバの一例を説明するための図である。 図３は、登録情報のデータ構造の一例を説明するための図である。 図４は、優先順位の設定を説明するための図である。 図５は、ガイドリストの一例を説明するための図である。 図６は、ガイド表示システムの動作の一例を説明するための図である。 図７は、ガイド表示装置を実現するコンピュータの一例を説明するための図である。

（実施形態）
以下、本発明の実施形態について、図１から図７を参照しながら説明する。

［システム構成］
図１を用いて、本実施形態におけるガイド表示システム１０の構成について説明する。図１は、システムの一例を説明するための図である。図１には、ガイド表示システム１０の構成と、利用者１１がチェックポイント１２（出発地）から目的地１３、１４、１５へ移動することが示されている。

チェックポイント１２は、利用者１１が目的地１３、１４、１５に向かい移動を開始する場所（位置）を表している。チェックポイント１２は、例えば、交通機関、宿泊施設、観光地、イベント会場などに設けられるポイントである。チェックポイント１２は、空港であれば、入国審査所、手荷物検査所、税関検査所などが考えられる。なお、図１では、一つのチェックポイント１２を示したが、複数のチェックポイントを設けてもよい。

目的地１３、１４、１５は、あらかじめ登録された、利用者１１の行先となる場所（位置）を表している。目的地は、例えば、交通機関、宿泊施設、観光地、イベント会場などである。目的地の登録は、利用者１１が自身で登録してもよいし、利用者１１以外、例えば、旅行業者などが登録してもよい。なお、目的地は出発地以外のチェックポイントであってもよい。

ガイド表示システム１０は、利用者１１の利便性を向上させるガイド表示サービスを提供するためのシステムである。本実施形態におけるガイド表示サービスは、利用者１１がチェックポイント１２に到着した後に、チェックポイント１２から目的地１３、１４、１５のいずれかまでのガイド表示を、利用者１１に提供するサービスである。

ガイド表示は、例えば、目的地の名称、チェックポイント１２からその目的地までのルート、距離、チェックポイント１２からその目的地までの移動に要する時間、その目的地に関する情報（交通機関、宿泊施設、観光地、イベント会場などの紹介をする情報）など、利用者１１をガイドするための表示である。

また、ガイド表示システム１０は、図１に示すように、サーバ２０と、チェックポイント端末３０と、撮像端末４０と、利用者端末５０とを有するシステムである。

チェックポイント端末３０は、チェックポイント１２に設けられた装置である。また、チェックポイント端末３０は、生体情報を取得するために、チェックポイント端末３０の外部に設けられた撮像端末４０と接続されている。ただし、撮像端末４０は、チェックポイント端末３０の内部に設けてもよい。

具体的には、チェックポイント端末３０は、利用者１１の生体情報を取得し、取得した生体情報をサーバ２０へ送信する。チェックポイント端末３０は、例えば、パーソナルコンピュータ、モバイルコンピュータなどの情報処理装置が考えられる。

生体情報は、例えば、利用者１１の顔画像、又は当該顔画像の特徴量、又は利用者１１の顔以外の生体器官（例えば、指紋・虹彩・静脈など）の特徴、又は利用者１１の行動の特徴を表す情報などである。また、これらの情報うち、二つ以上の情報を生体情報として用いてもよい。

撮像端末４０は、例えば、カメラなどの装置である。具体的には、撮像端末４０は、撮像した画像を、チェックポイント端末３０へ出力する。なお、撮像端末４０を用いて顔認証をする場合、チェックポイント１２においてウォークスルーで利用者１１の顔を撮像することができる場所に、撮像端末４０を設置することが好ましい。

利用者端末５０は、利用者１１が有する、ガイド表示をするための端末装置である。具体的には、利用者端末５０は、サーバ２０から、利用者端末５０に設けられたディスプレイにガイド表示をするための表示情報を取得し、取得した表示情報を用いて利用者端末５０にガイド表示をする。

なお、ディスプレイは、例えば、タッチパネルを有する、液晶、有機ＥＬ（Electro Luminescence）などの装置が考えられる。さらに、利用者端末５０は、スピーカなどの音声出力装置などを備えていてもよい。

サーバ２０（ガイド表示装置）は、利用者１１にガイド表示をするためのサービスを提供するためのコンピュータである。サーバ２０は、例えば、ＣＰＵ（Central Processing
Unit）、又はＦＰＧＡ（Field-Programmable Gate Array）、又はそれら両方を搭載したサーバコンピュータ、パーソナルコンピュータ、モバイル端末などの情報処理装置である。また、サーバ２０は、複数のコンピュータを用いて構成してもよい。

具体的には、サーバ２０は、利用者１１がチェックポイント１２に到着した後、まず、チェックポイント端末３０から取得した利用者１１の生体情報を用いて、その生体情報に関連付けられた利用者１１を識別するための人物識別情報を特定する。

人物識別情報は、利用者１１の生体情報に対応付けられた利用者１１を識別するための情報で、サーバ２０の内部、又はサーバ２０の外部に設けられた不図示の記憶装置に、あらかじめ記憶（登録）されている。

人物識別情報の特定は、図１の例では、サーバ２０が、チェックポイント端末３０から利用者１１の生体情報を取得し、取得した生体情報を用いて生体認証を実行し、利用者１１に対応する人物識別情報を特定する。

次に、サーバ２０は、利用者１１がチェックポイント１２を通過した日時を表す日時情報を取得する。なお、その際に、サーバ２０は、チェックポイント１２の位置を表す位置情報を取得してもよい。

日時情報は、利用者１１がチェックポイント１２において検知された場合（通過した場合）に、特定された人物識別情報に関連付けられる情報で、サーバ２０の内部、又はサーバ２０の外部に設けられた不図示の記憶装置に記憶される。日時情報は、例えば、利用者１１がチェックポイント１２にいることが検知された年月日時分秒（日付・時刻）を表す情報などが考えられる。

位置情報は、利用者１１がチェックポイント１２において検知された場合に、特定された人物識別情報に関連付けられて記憶装置に記憶される。位置情報は、例えば、チェックポイント端末３０の位置を表す情報などが考えられる。

次に、サーバ２０は、特定した人物識別情報に関連付けられ、あらかじめ登録されている、利用者１１の行先となる複数の目的地１３、１４、１５を表す目的地情報から、取得した日時情報に基づいて、いずれかの目的地を選択する。その後、サーバ２０は、選択した目的地情報を用いて、利用者端末５０にガイド表示をさせるための表示情報を生成し、利用者端末５０へ送信する。

例えば、チェックポイント１２が空港に設けられた入国審査所、又は手荷物検査所、又は税関検査所などである場合、利用者１１がチェックポイント１２において検出された日時が、夕・夜の時間帯であれば、その日は利用者１１が観光をしない可能性が高いので、その日に利用者１１が宿泊する宿泊施設を選択して、チェックポイント１２から宿泊施設までのガイド表示を、利用者端末５０に表示させる。

また、利用者１１がチェックポイント１２において検出された日時が、朝・昼の時間帯であれば、その日に利用者１１が宿泊する宿泊施設にチェックインするまでに時間があるので、利用者１１が観光地に行く可能性が高いとして、その日の目的地として登録されている観光地を選択し、チェックポイント１２から観光地までのガイド表示を、利用者端末５０に表示させる。

このように、本実施形態においては、チェックポイント１２を通過した日時に応じて目的地１３、１４、１５のいずれかを自動で選択し、利用者端末５０に、チェックポイント１２から選択された目的地までのガイド表示をする。そうすることで、利用者１１は、利用者端末５０を操作することなく、チェックポイント１２から選択された目的地までのガイド表示のみがされるので、ガイド表示における利用者１１の利便性が向上する。

例えば、空港から目的地に向かう場合、従来であれば、利用者１１は、空港において、利用者端末５０に表示された出発地と目的地とを入力するための入力表示部に、利用者１１が、直接、出発地として空港名を入力し、目的地として目的地の名称などを入力する操作をしなければならない。

また、他にも目的地がある場合には、他の目的地に対してもまた同じ操作をしなければならない。また、上述した操作により、利用者１１は、目的地ごとに、ルートと到着日時などを知ることはできるが、利用者１１が、実際に行ける目的地であるかを知るには、更なる操作を必要とする。そのため、ガイド表示における利用者１１の利便性がよくない。

しかしながら、本実施形態においては、空港に設けられたチェックポイント１２を利用者１１が通過するだけで、その日に利用者１１が実際に行ける目的地が選択され、利用者端末５０に、選択された目的地に対応するガイド表示のみが表示される。したがって、利用者１１の手を煩わせることなく、利用者１１に、スムーズにガイド表示を提示することができる。

［サーバ構成］
続いて、図２を用いて、本実施形態におけるサーバ２０の構成をより具体的に説明する。図２は、サーバの一例を説明するための図である。本実施形態におけるサーバ２０は、図２に示すように、特定部２１と、取得部２２と、選択部２３と、優先順位設定部２４と表示情報生成部２５とを有する。

特定部２１は、チェックポイント端末３０から取得した生体情報を用いて、生体情報に関連付けられた人物識別情報を特定する。具体的には、特定部２１は、まず、チェックポイント端末３０から、利用者１１の生体情報を取得する。続いて、特定部２１は、取得した生体情報を用いて、あらかじめ登録されている登録情報を参照し、取得した生体情報と類似する生体情報を特定する。

続いて、特定部２１は、特定した生体情報を用いて、あらかじめ登録されている登録情報を参照し、当該生体情報に関連付けられている人物識別情報を特定する。続いて、特定部２１は、人物識別情報を取得部２２と選択部２３とへ出力する。

登録情報について説明をする。図３は、登録情報のデータ構造の一例を説明するための図である。図３に示す、登録情報は、利用者ごとの生体情報に、人物識別情報と、利用者に関連する情報とが関連付けられている。図３の「生体情報」に記載されている「ＢＤ１」から「ＢＤ４」・・・は、利用者があらかじめ登録した生体情報を表している。「人物識別情報」に記載の「０００００１」から「０００００４」・・・は、利用者１１を識別するための情報で、生体情報に関連付けられている。

また、人物識別情報には、例えば、図３に示すように、利用者１１がチェックポイント１２を通過したことを表すチェックポイント情報（日時情報、位置情報）と、あらかじめ登録された予約情報（目的地ごとに目的地情報、目的地位置情報、目的地日時情報）とが関連付けられている。なお、人物識別情報には、更に、利用者のパスポート情報、航空券情報などの利用者に関連する情報を関連付けて登録してもよい。予約情報については後述する。

取得部２２は、チェックポイント１２を通過した日時を表す日時情報を取得する。具体的には、取得部２２は、まず、利用者１１が生体認証により特定された日時を日時情報として取得する。また、取得部２２は、利用者１１が生体認証により特定された場合、チェックポイント端末３０から、チェックポイント端末３０の位置を表す情報を位置情報として取得してもよい。続いて、取得部２２は、人物識別情報に日時情報と位置情報とを関連付けて記憶する。その後、取得部２２は、日時情報を選択部２３へ出力する。

選択部２３は、特定した人物識別情報に関連付けられ、あらかじめ登録されている、複数の目的地を表す目的地情報から、取得した日時情報に基づいて、目的地情報のいずれかを選択する。具体的には、選択部２３は、まず、人物識別情報に関連する予約情報を選択する。続いて、選択部２３は、日時情報を用いて、複数の目的地情報を参照し、複数の目的地情報からいずれかの目的地情報を選択する。その後、選択部２３は、選択した目的地情報を優先順位設定部２４へ出力する。

予約情報は、あらかじめ登録された情報で、目的地情報と、目的地位置情報と、目的地日時情報とが、人物識別情報に関連付けられ、サーバ２０の内部、又はサーバ２０の外部に設けられた不図示の記憶装置に記憶されている。

目的地情報は、例えば、あらかじめ登録された、目的地１３、１４、１５を識別するための情報で、例えば、目的地１３、１４、１５の名称を表す情報などが考えられる。

目的地日時情報は、例えば、あらかじめ登録された、目的地１３、１４、１５に到着する予定の日時を表す到着予定日時情報、又は目的地１３、１４、１５を出発する予定の日時を表す出発予定日時情報、又はそれら両方の情報を有する。例えば、目的地が宿泊施設である場合には、到着予定日時はチェックインの日時とし、出発予定日時はチェックアウトの日時とする。目的地がイベントである場合には、到着予定日時を開始日時とし、出発予定日時を終了日時とする。飛行機、電車、バスなどの乗り降りの場合、到着予定日時を乗る日時とし、出発予定日時を降りる日時とする。

目的地位置情報は、例えば、あらかじめ登録された、目的地１３、１４、１５の住所を表す情報、又は目的地１３、１４、１５の経度・緯度を表す情報、又はそれら両方の情報が考えられる。また、目的地位置情報は、利用者１１が、直接、登録してもよいし、又は目的地情報に基づいて、サーバ２０がネット検索などをし、自動で登録してもよい。

チェックポイント１２が空港である場合における、目的地の選択方法について、次に示す（１）から（３）を用いて説明する。

（１）時間帯による選択について
選択部２３は、まず、特定された人物識別情報に関連する予約情報を選択する。続いて、選択部２３は、日時情報が表す日時が、あらかじめ設定されている朝から昼を表す朝・昼時間帯であるか否かを判定する。ここで、朝・昼時間帯は、例えば、午前六時から午後三時などとする。日時情報が朝・昼時間帯であると判定された場合、チェックポイント１２に、利用者１１が、朝又は昼に到着したので、選択部２３は、観光地を表す目的地情報を選択する。

対して、日時情報が表す日時が、夕から夜を表す夕・夜時間帯であると判定された場合、チェックポイント１２に利用者１１は夕又は夜に到着したので、選択部２３は、宿泊施設を表す目的地情報を選択する。夕・夜時間帯は、例えば、午後三時以降から次の日の午前六時前などとする。ただし、時間帯の設定は、上述した時間帯に限定されるものではない。

（２）時間帯と目的地日時情報を用いる選択について
目的地に行く予定日時が夕・夜時間帯である場合、（１）の方法では対応できない、そこで（２）の方法を提案する。

選択部２３は、まず、特定された人物識別情報に関連する予約情報を選択する。続いて、選択部２３は、日時情報が表す日時が、朝・昼時間帯であるか否かを判定する。日時情報が朝・昼時間帯であると判定された場合、更に、目的地日時情報を参照して、到着予定日時が朝・昼時間帯でない目的地情報を選択する。そうすることで、チェックポイント１２に到着した日時が朝・昼時間帯である場合に、夕・夜時間帯に行く予定の目的地を選択しないようにできる。

（３）時間帯と目的地位置情報を用いる選択について
例えば、利用者１１がチェックポイント１２に遅れて到着した場合、チェックポイント１２から目的地までの距離によっては、その日のうちにチェックポイント１２から行くことができない目的地がある、そこで（３）の方法を提案する。

選択部２３は、まず、特定された人物識別情報に関連する予約情報を選択する。続いて、選択部２３は、チェックポイント１２の位置情報と目的地位置情報とを用いて、チェックポイント１２から目的地までの距離を算出し、算出した距離に基づいて利用者１１が移動可能な目的地に対応する目的地情報を選択する。その後、選択部２３は、日時情報が表す日時が、朝・昼時間帯であるか、夕・夜時間帯であるかを判定して、利用者１１が行く予定の目的地を選択する。

優先順位設定部２４は、選択部２３が選択した複数の目的地情報に優先順位を設定する。具体的には、優先順位設定部２４は、まず、選択部２３が出力した、選択部２３により選択された目的地情報を取得する。続いて、優先順位設定部２４は、目的地１３、１４、１５それぞれの到着予定日時、又はチェックポイント１２から目的地１３、１４、１５それぞれまでの距離、又はそれらを組み合わせて、目的地情報それぞれについて優先順位を求める。

図４は、優先順位の設定を説明するための図である。優先順位設定部２４は、図４に示したように、求めた優先順位を、人物識別情報ごとに関連付けられた目的地１、目的地２・・・にそれぞれに関連付ける。

続いて、優先順位設定部２４は、選択された目的地情報と、選択された目的地情報に対応する優先順位を表す情報とを表示情報生成部２５へ出力する。

表示情報生成部２５は、選択された目的地に対応するガイド表示を、利用者端末５０に表示させるための表示情報を生成する。具体的には、表示情報生成部２５は、まず、選択された目的地情報と、選択された目的地情報に対応する優先順位を表す情報とを取得する。続いて、表示情報生成部２５は、選択された目的地情報を用いて、目的地情報に関連するガイド表示に必要な情報を収集して、収集した情報を用いて利用者端末５０にガイド表示をさせるための表示情報を生成する。

その後、サーバ２０は、利用者端末５０へ表示情報を送信する。表示情報を受信した利用者端末５０は、表示情報に基づいて、利用者端末５０のディスプレイにガイド表示を表示する。なお、サーバ２０は、特定部２１が人物識別情報を特定した場合（チェックポイントを利用者１１が通過したことを検出した場合）、ガイド表示を、利用者端末５０のディスプレイに表示させる。ここで、チェックポイントは、出発地となるチェックポイント１２だけでなく、利用者１１が移動中に通過する出発地と別のチェックポイントも含む。

また、表示情報生成部２５は、複数の選択された目的地情報がある場合、選択された目的地情報を優先順位に応じて並べたガイドリストを、利用者端末５０に表示させるための表示情報を生成する。

図５は、ガイドリストの一例を説明するための図である。図５のガイドリストの例では、優先順位が高い目的地から順に、目的地と、その目的地に関連する情報（優先順位、目的地情報、目的地日時情報、目的地位置情報など）とが表示されている。ただし、ガイドリストは、図５の例に限定されるものではない。他の例としては、目的地の名称だけを順に表示してもよい。又は、図５の例とは逆に、優先順位が低い目的地から順に表示してもよい。

なお、利用者１１が、利用者端末５０のディスプレイに表示されたガイドリストの目的地表示５１を選択すると、利用者端末５０のディスプレイに目的地１に関するガイド表示が表示され、利用者１１が目的地表示５２を選択すると、利用者端末５０のディスプレイに目的地２に関するガイド表示が表示される。

また、複数の選択された目的地情報がある場合、ガイドリストを表示せず、直接、優先順位が最も高い目的地情報に関するガイド表示だけを、利用者端末５０のディスプレイに表示させてもよい。さらに、選択された目的地情報が一つである場合、ガイドリストを表示せず、直接、その目的地情報に関するガイド表示を、利用者端末５０のディスプレイに表示させてもよい。

［装置動作］
次に、本発明の実施形態におけるサーバ（ガイド表示装置）の動作について図６を用いて説明する。図６は、ガイド表示システムの動作の一例を説明するための図である。以下の説明においては、適宜図１から図５を参照する。また、本実施形態では、サーバを動作させることによって、ガイド表示方法が実施される。よって、本実施形態におけるガイド表示方法の説明は、以下のサーバの動作説明に代える。

図６に示すように、最初に、特定部２１は、チェックポイント端末３０から、利用者１１の生体情報を取得する（ステップＡ１）。次に、特定部２１は、チェックポイント端末３０から取得した生体情報を用いて、生体情報に関連付けられた人物識別情報を特定する（ステップＡ２）。

具体的には、ステップＡ２において、特定部２１は、まず、取得した生体情報を用いて、あらかじめ登録されている登録情報を参照し、取得した生体情報と類似する生体情報を特定する。続いて、ステップＡ２において、特定部２１は、特定した生体情報を用いて、あらかじめ登録されている登録情報を参照し、当該生体情報に関連付けられている人物識別情報を特定する。続いて、特定部２１は、人物識別情報を取得部２２と選択部２３とへ出力する。

次に、取得部２２は、利用者１１がチェックポイント１２を通過した日時を表す日時情報を取得する（ステップＡ３）。具体的には、ステップＡ３において、取得部２２は、まず、利用者１１が生体認証により特定された日時を日時情報として取得する。続いて、ステップＡ３において、取得部２２は、人物識別情報に日時情報を関連付けて記憶する。その後、取得部２２は、日時情報を選択部２３へ出力する。

なお、ステップＡ３において、取得部２２は、利用者１１が生体認証により特定された場合、チェックポイント端末３０から、チェックポイント端末３０の位置を表す情報を位置情報として取得してもよい。

次に、選択部２３は、特定した人物識別情報に関連付けられ、あらかじめ登録されている、複数の目的地を表す目的地情報から、取得した日時情報に基づいて、目的地情報のいずれかを選択する（ステップＡ４）。具体的には、ステップＡ４において、選択部２３は、まず、人物識別情報に関連する予約情報を選択する。続いて、ステップＡ４において、選択部２３は、日時情報を用いて、複数の目的地情報を参照し、複数の目的地情報からいずれかの目的地情報を選択する。その後、ステップＡ４において、選択部２３は、選択した目的地情報が一つである場合、選択した目的地情報を表示情報生成部２５へ出力する。なお、選択部２３が複数の目的地を選択した場合、選択部２３は、選択した複数の目的地情報を優先順位設定部２４へ出力する。

次に、優先順位設定部２４は、選択部２３が選択した複数の目的地情報に優先順位を設定する（ステップＡ５）。具体的には、ステップＡ５において、優先順位設定部２４は、まず、選択部２３が出力した、選択部２３により選択された目的地情報を取得する。続いて、優先順位設定部２４は、ステップＡ５において、目的地１３、１４、１５それぞれの到着予定日時、又はチェックポイント１２から目的地１３、１４、１５それぞれまでの距離、又はそれらを組み合わせて、目的地情報それぞれについて優先順位を求める。

続いて、ステップＡ５において、優先順位設定部２４は、図４に示したように、求めた優先順位を、人物識別情報ごとに関連付けられた目的地１、目的地２・・・にそれぞれに関連付ける。続いて、ステップＡ５において、優先順位設定部２４は、選択された目的地情報と、選択された目的地情報に対応する優先順位を表す情報とを表示情報生成部２５へ出力する。

表示情報生成部２５は、選択された目的地に対応するガイド表示を、利用者端末５０に表示させるための表示情報を生成する（ステップＡ６）。具体的には、ステップＡ６において、表示情報生成部２５は、まず、選択された目的地情報と、選択された目的地情報に対応する優先順位を表す情報とを取得する。続いて、ステップＡ６において、表示情報生成部２５は、選択された目的地情報を用いて、目的地情報に関連するガイド表示に必要な情報を求め、求めた情報を用いて利用者端末５０にガイド表示をさせるための表示情報を生成する。

その後、サーバ２０は、利用者端末５０へ表示情報を送信する（ステップＡ７）。表示情報を受信した利用者端末５０は、表示情報に基づいて、利用者端末５０のディスプレイにガイド表示を表示する。なお、サーバ２０は、特定部２１が人物識別情報を特定した場合（チェックポイントを利用者１１が通過したことを検出した場合）、ガイド表示を、利用者端末５０のディスプレイに表示させる。ここで、チェックポイントは、出発地となるチェックポイント１２だけでなく、利用者１１が移動中に通過する出発地と別のチェックポイントも含む。

図５のガイドリストの例では、優先順位が高い目的地から順に、目的地と、その目的地に関連する情報（優先順位、目的地情報、目的地日時情報、目的地位置情報など）とが表示されている。ただし、ガイドリストは、図５の例に限定されるものではない。他の例として、目的地の名称だけを順に表示してもよい。又は、図５の例とは逆に、優先順位が低い目的地から順に表示してもよい。

なお、利用者１１が、利用者端末５０のディスプレイに表示されたガイドリストの目的地表示５１を選択すると、サーバ２０から目的地１に関する表示情報を取得して、利用者端末５０のディスプレイに目的地１に関するガイド表示が表示される。また、利用者１１が目的地表示５２を選択すると、サーバ２０から目的地２に関する表示情報を取得して、利用者端末５０のディスプレイに目的地２に関するガイド表示が表示される。

また、複数の選択された目的地情報がある場合、ガイドリストを表示せず、直接、優先順位が最も高い目的地情報に関するガイド表示だけを、利用者端末５０のディスプレイに表示させてもよい。さらに、選択された目的地情報が一つである場合、ガイドリストを表示せず、直接、その目的地情報に関するガイド表示を、利用者端末５０のディスプレイに表示させてもよい。

［本実施形態の効果］
以上のように本実施形態によれば、チェックポイント１２を通過した日時に応じて目的地１３、１４、１５のいずれかを自動で選択し、利用者端末５０に、チェックポイント１２から選択された目的地までのガイド表示をする。そうすることで、利用者１１は、利用者端末５０を操作することなく、チェックポイント１２から選択された目的地までのガイド表示のみがされるので、ガイド表示における利用者１１の利便性が向上する。

例えば、空港から目的地に向かう場合、従来であれば、利用者１１は、空港において、利用者端末５０に表示された出発地と目的地とを入力するための入力表示部に、利用者１１が、直接、出発地として空港名を入力し、目的地として目的地の名称などを入力する操作をしなければならない。

また、他にも目的地がある場合には、他の目的地に対してもまた同じ操作をしなければならない。また、上述した操作により、利用者１１は、目的地ごとに、ルートと到着日時などを知ることはできるが、利用者１１が、実際に行ける目的地であるかを知るには、更なる操作を必要とする。そのため、ガイド表示における利用者１１の利便性がよくない。

しかしながら、本実施形態においては、空港に設けられたチェックポイント１２を利用者１１が通過するだけで、その日に利用者１１が実際に行ける目的地が選択され、利用者端末５０に、選択された目的地に対応するガイド表示のみが表示される。したがって、利用者１１の手を煩わせることなく、利用者１１に、スムーズにガイド表示を提示することができる。

［プログラム］
本発明の実施形態におけるプログラムは、コンピュータに、図６に示すステップＡ１からＡ７を実行させるプログラムであればよい。このプログラムをコンピュータにインストールし、実行することによって、本実施形態におけるサーバ（ガイド表示装置）とガイド表示方法とを実現することができる。この場合、コンピュータのプロセッサは、特定部２１、取得部２２、選択部２３、優先順位設定部２４、表示情報生成部２５として機能し、処理を行なう。

また、本実施形態におけるプログラムは、複数のコンピュータによって構築されたコンピュータシステムによって実行されてもよい。この場合は、例えば、各コンピュータが、それぞれ、特定部２１、取得部２２、選択部２３、優先順位設定部２４、表示情報生成部２５のいずれかとして機能してもよい。

［物理構成］
ここで、実施形態におけるプログラムを実行することによって、ガイド表示装置を実現するコンピュータについて図７を用いて説明する。図７は、本発明の実施形態におけるガイド表示装置を実現するコンピュータの一例を説明するための図である。

図７に示すように、コンピュータ１１０は、ＣＰＵ（Central Processing Unit）１１１と、メインメモリ１１２と、記憶装置１１３と、入力インターフェイス１１４と、表示コントローラ１１５と、データリーダ／ライタ１１６と、通信インターフェイス１１７とを備える。これらの各部は、バス１２１を介して、互いにデータ通信可能に接続される。なお、コンピュータ１１０は、ＣＰＵ１１１に加えて、又はＣＰＵ１１１に代えて、ＧＰＵ（Graphics Processing Unit）、又はＦＰＧＡを備えていてもよい。

ＣＰＵ１１１は、記憶装置１１３に格納された、本実施形態におけるプログラム（コード）をメインメモリ１１２に展開し、これらを所定順序で実行することにより、各種の演算を実施する。メインメモリ１１２は、典型的には、ＤＲＡＭ（Dynamic Random Access Memory）などの揮発性の記憶装置である。また、本実施形態におけるプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体１２０に格納された状態で提供される。なお、本実施形態におけるプログラムは、通信インターフェイス１１７を介して接続されたインターネット上で流通するものであってもよい。なお、記録媒体１２０は、不揮発性記録媒体である。

また、記憶装置１１３の具体例としては、ハードディスクドライブの他、フラッシュメモリ等の半導体記憶装置があげられる。入力インターフェイス１１４は、ＣＰＵ１１１と、キーボード及びマウスといった入力機器１１８との間のデータ伝送を仲介する。表示コントローラ１１５は、ディスプレイ装置１１９と接続され、ディスプレイ装置１１９での表示を制御する。

データリーダ／ライタ１１６は、ＣＰＵ１１１と記録媒体１２０との間のデータ伝送を仲介し、記録媒体１２０からのプログラムの読み出し、及びコンピュータ１１０における処理結果の記録媒体１２０への書き込みを実行する。通信インターフェイス１１７は、ＣＰＵ１１１と、他のコンピュータとの間のデータ伝送を仲介する。

また、記録媒体１２０の具体例としては、ＣＦ（Compact Flash（登録商標））及びＳＤ（Secure Digital）などの汎用的な半導体記憶デバイス、フレキシブルディスク（Flexible Disk）などの磁気記録媒体、又はＣＤ－ＲＯＭ（Compact Disk Read Only Memory）などの光学記録媒体があげられる。

なお、本実施形態におけるガイド表示装置２０は、プログラムがインストールされたコンピュータではなく、各部に対応したハードウェアを用いることによっても実現可能である。更に、ガイド表示装置２０は、一部がプログラムで実現され、残りの部分がハードウェアで実現されていてもよい。

［付記］
以上の実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。上述した実施形態の一部又は全部は、以下に記載する（付記１）から（付記１２）により表現することができるが、以下の記載に限定されるものではない。

（付記１）
ガイド表示をするための利用者端末と、
チェックポイントに設けられたチェックポイント端末と、
前記利用者端末にガイド表示をさせるためのサーバと、を有し、
前記サーバは、
前記チェックポイント端末から取得した生体情報を用いて、前記生体情報に関連付けられた利用者を識別するための人物識別情報を特定する、特定部と、
前記利用者が前記チェックポイントを通過した日時を表す日時情報を取得する、取得部と、
取得した前記日時情報に基づいて、特定した前記人物識別情報に関連付けられて、あらかじめ登録されている、前記利用者の行先となる複数の目的地を表す目的地情報から、いずれか一つ以上を選択する、選択部と、
前記利用者端末に、選択された前記目的地に対応する前記ガイド表示をさせるための表示情報を生成する、表示情報生成部と、
を有することを特徴とするガイド表示システム。

（付記２）
付記１に記載のガイド表示システムであって、
前記サーバは、前記特定部が前記人物識別情報を特定した場合、前記ガイド表示を前記利用者端末に表示させる
ことを特徴とするガイド表示システム。

（付記３）
付記１又は２に記載のガイド表示システムであって、
前記選択部が複数の目的地情報を選択した場合、選択された複数の前記目的地情報に優先順位を設定する、優先順位設定部と、
前記表示情報生成部は、選択された前記目的地情報を前記優先順位に応じて並べたガイドリストを、前記利用者端末に表示させるための表示情報を生成する
ことを特徴とするガイド表示システム。

（付記４）
チェックポイントに設けられたチェックポイント端末から取得した生体情報を用いて、前記生体情報に関連付けられた利用者を識別するための人物識別情報を特定する、ステップと、
前記利用者が前記チェックポイントを通過した日時を表す日時情報を取得する、ステップと、
取得した前記日時情報に基づいて、特定した前記人物識別情報に関連付けられて、あらかじめ登録されている、前記利用者の行先となる複数の目的地を表す目的地情報から、いずれか一つ以上を選択する、ステップと、
ガイド表示をするための利用者端末に、選択された前記目的地に対応する前記ガイド表示をさせるための表示情報を生成する、ステップと、
を有することを特徴とするガイド表示方法。

（付記５）
付記４に記載のガイド表示方法であって、
前記人物識別情報を特定した場合、前記ガイド表示を前記利用者端末に表示させる、ステップ
を有することを特徴とするガイド表示方法。

（付記６）
付記４又は５に記載のガイド表示方法であって、
複数の目的地情報を選択した場合、選択された複数の前記目的地情報に優先順位を設定する、ステップと、
選択された前記目的地情報を前記優先順位に応じて並べたガイドリストを、前記利用者端末に表示させるための表示情報を生成する、ステップと
を有することを特徴とするガイド表示方法。

（付記７）
チェックポイントに設けられたチェックポイント端末から取得した生体情報を用いて、前記生体情報に関連付けられた利用者を識別するための人物識別情報を特定する、特定部と、
前記チェックポイントを通過した日時を表す日時情報を取得する、日時情報取得部と、
取得した前記日時情報に基づいて、特定した前記人物識別情報に関連付けられて、あらかじめ登録されている、前記利用者の行先となる複数の目的地を表す目的地情報から、いずれか一つ以上を選択する、選択部と、
ガイド表示をするための利用者端末に、選択された前記目的地に対応する前記ガイド表示をさせるための表示情報を生成する、表示情報生成部と、
を有することを特徴とするガイド表示装置。

（付記８）
付記７に記載のガイド表示装置であって、
前記特定部が前記人物識別情報を特定した場合、前記ガイド表示を前記利用者端末に表示させる
ことを特徴とするガイド表示装置。

（付記９）
付記７又は８に記載のガイド表示装置であって、
前記選択部が複数の目的地情報を選択した場合、選択された複数の前記目的地情報に優先順位を設定する、優先順位設定部と、
前記表示情報生成部は、選択された前記目的地情報を前記優先順位に応じて並べたガイドリストを、前記利用者端末に表示させるための表示情報を生成する
ことを特徴とするガイド表示装置。

（付記１０）
コンピュータに、
チェックポイントに設けられたチェックポイント端末から取得した生体情報を用いて、前記生体情報に関連付けられた利用者を識別するための人物識別情報を特定する、ステップと、
前記チェックポイント端末から、前記チェックポイントを通過した日時を表す日時情報を取得する、ステップと、
取得した前記日時情報に基づいて、特定した前記人物識別情報に関連付けられて、あらかじめ登録されている、前記利用者の行先となる複数の目的地を表す目的地情報から、いずれか一つ以上を選択する、ステップと、
ガイド表示をするための利用者端末に、選択された前記目的地に対応する前記ガイド表示をさせるための表示情報を生成する、ステップと
を実行させる命令を含むプログラム。

（付記１１）
付記１０に記載のプログラムであって、
前記プログラムが、前記コンピュータに、
前記人物識別情報を特定した場合、前記ガイド表示を前記利用者端末に表示させる、ステップと
を実行させる命令を更に含むプログラム。

（付記１２）
付記１０又は１１に記載のプログラムであって、
前記プログラムが、前記コンピュータに、
複数の目的地情報を選択した場合、選択された複数の前記目的地情報に優先順位を設定する、ステップと、
選択された前記目的地情報を前記優先順位に応じて並べたガイドリストを、前記利用者端末に表示させるための表示情報を生成させる、ステップと
を実行させる命令を更に含むプログラム。

以上、実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。

以上のように本発明によれば、データ処理の実行時間を推定できる範囲の確保と、データ処理の特徴情報の取得にかかるコストの低減化と、を達成することができる。本発明は、データ処理の実行時間の推定が必要な分野において有用である。

１０ ガイド表示システム
１１ 利用者
１２ チェックポイント
１３、１４、１５ 目的地
２０ サーバ
２１ 特定部
２２ 取得部
２３ 選択部
２４ 優先順位設定部
２５ 表示情報生成部
３０ チェックポイント端末
４０ 撮像端末
５０ 利用者端末
１１０ コンピュータ
１１１ ＣＰＵ
１１２ メインメモリ
１１３ 記憶装置
１１４ 入力インターフェイス
１１５ 表示コントローラ
１１６ データリーダ／ライタ
１１７ 通信インターフェイス
１１８ 入力機器
１１９ ディスプレイ装置
１２０ 記録媒体
１２１ バス

Claims (10)

1. ガイド表示をするための利用者端末と、
   チェックポイントに設けられたチェックポイント端末と、
   前記利用者端末にガイド表示をさせるためのサーバと、を有し、
   前記サーバは、
   前記チェックポイント端末から取得した生体情報を用いて、前記生体情報に関連付けられた利用者を識別するための人物識別情報を特定する、特定手段と、
   前記利用者が前記チェックポイントを通過した日時を表す日時情報を取得する、取得手段と、
   取得した前記日時情報に基づいて、特定した前記人物識別情報に関連付けられて、あらかじめ登録されている、前記利用者の行先となる複数の目的地を表す目的地情報から、いずれか一つ以上を選択する、選択手段と、
   前記利用者端末に、選択された前記目的地に対応する前記ガイド表示をさせるための表示情報を生成する、表示情報生成手段と、を有し、
   前記選択手段は、
   前記チェックポイントが交通機関である場合、特定された人物識別情報に関連する予約情報を選択し、前記日時情報が表す日時が、朝・昼時間帯であると判定された場合、観光地を表す目的地情報を選択し、
   前記日時情報が表す日時が、夕から夜を表す夕・夜時間帯であると判定された場合、宿泊施設を表す目的地情報を選択し、
   さらに、前記利用者が前記チェックポイントに遅れて到着した場合、前記チェックポイントの位置情報と目的地位置情報とを用いて、前記チェックポイントから目的地までの距離を算出し、算出した前記距離に基づいて前記利用者が移動可能な目的地に対応する目的地情報を選択し、前記日時情報が表す日時が、朝・昼時間帯であるか、夕・夜時間帯であるかを判定し、前記利用者が行く予定の目的地を選択する、
   ことを特徴とするガイド表示システム。
2. 前記選択手段は、
   さらに、前記日時情報が表す日時が、朝・昼時間帯であると判定された場合、到着予定日時が朝・昼時間帯でない目的地情報を選択する、
   ことを特徴とする請求項１に記載のガイド表示システム。
3. 前記選択手段が複数の目的地情報を選択した場合、前記目的地それぞれの到着予定日時、又は前記チェックポイントから前記目的地それぞれまでの距離、又はそれらを組み合わせに基づいて、選択された複数の前記目的地情報に優先順位を設定する、優先順位設定手段と、
   前記表示情報生成手段は、選択された前記目的地情報を前記優先順位に応じて並べたガイドリストを、前記利用者端末に表示させるための表示情報を生成する
   ことを特徴とする請求項１に記載のガイド表示システム。
4. チェックポイントに設けられたチェックポイント端末から取得した生体情報を用いて、前記生体情報に関連付けられた利用者を識別するための人物識別情報を特定し、
   前記利用者が前記チェックポイントを通過した日時を表す日時情報を取得し、
   取得した前記日時情報に基づいて、特定した前記人物識別情報に関連付けられて、あらかじめ登録されている、前記利用者の行先となる複数の目的地を表す目的地情報から、いずれか一つ以上を選択し、
   ガイド表示をするための利用者端末に、選択された前記目的地に対応する前記ガイド表示をさせるための表示情報を生成し、
   前記チェックポイントが交通機関である場合、特定された人物識別情報に関連する予約情報を選択し、前記日時情報が表す日時が、朝・昼時間帯であると判定された場合、観光地を表す目的地情報を選択し、
   前記日時情報が表す日時が、夕から夜を表す夕・夜時間帯であると判定された場合、宿泊施設を表す目的地情報を選択し、
   さらに、前記利用者が前記チェックポイントに遅れて到着した場合、前記チェックポイントの位置情報と目的地位置情報とを用いて、前記チェックポイントから目的地までの距離を算出し、算出した前記距離に基づいて前記利用者が移動可能な目的地に対応する目的地情報を選択し、前記日時情報が表す日時が、朝・昼時間帯であるか、夕・夜時間帯であるかを判定し、前記利用者が行く予定の目的地を選択する、
   ことを特徴とするガイド表示方法。
5. さらに、前記日時情報が表す日時が、朝・昼時間帯であると判定された場合、到着予定日時が朝・昼時間帯でない目的地情報を選択する、
   ことを特徴とする請求項４に記載のガイド表示方法。
6. 複数の目的地情報を選択した場合、前記目的地それぞれの到着予定日時、又は前記チェックポイントから前記目的地それぞれまでの距離、又はそれらを組み合わせに基づいて、選択された複数の前記目的地情報に優先順位を設定し、
   選択された前記目的地情報を前記優先順位に応じて並べたガイドリストを、前記利用者端末に表示させるための表示情報を生成する
   ことを特徴とする請求項４に記載のガイド表示方法。
7. チェックポイントに設けられたチェックポイント端末から取得した生体情報を用いて、前記生体情報に関連付けられた利用者を識別するための人物識別情報を特定する、特定手段と、
   前記チェックポイントを通過した日時を表す日時情報を取得する、日時情報取得手段と、
   取得した前記日時情報に基づいて、特定した前記人物識別情報に関連付けられて、あらかじめ登録されている、前記利用者の行先となる複数の目的地を表す目的地情報から、いずれか一つ以上を選択する、選択手段と、
   ガイド表示をするための利用者端末に、選択された前記目的地に対応する前記ガイド表示をさせるための表示情報を生成する、表示情報生成手段と、を有し、
   前記選択手段は、
   前記チェックポイントが交通機関である場合、特定された人物識別情報に関連する予約情報を選択し、前記日時情報が表す日時が、朝・昼時間帯であると判定された場合、観光地を表す目的地情報を選択し、
   前記日時情報が表す日時が、夕から夜を表す夕・夜時間帯であると判定された場合、宿泊施設を表す目的地情報を選択し、
   さらに、前記利用者が前記チェックポイントに遅れて到着した場合、前記チェックポイントの位置情報と目的地位置情報とを用いて、前記チェックポイントから目的地までの距離を算出し、算出した前記距離に基づいて前記利用者が移動可能な目的地に対応する目的地情報を選択し、前記日時情報が表す日時が、朝・昼時間帯であるか、夕・夜時間帯であるかを判定し、前記利用者が行く予定の目的地を選択する、
   ことを特徴とするガイド表示装置。
8. 前記選択手段は、
   さらに、前記日時情報が表す日時が、朝・昼時間帯であると判定された場合、到着予定日時が朝・昼時間帯でない目的地情報を選択する、
   ことを特徴とする請求項７に記載のガイド表示装置。
9. 前記選択手段が複数の目的地情報を選択した場合、前記目的地それぞれの到着予定日時、又は前記チェックポイントから前記目的地それぞれまでの距離、又はそれらを組み合わせに基づいて、選択された複数の前記目的地情報に優先順位を設定する、優先順位設定手段と、
   前記表示情報生成手段は、選択された前記目的地情報を前記優先順位に応じて並べたガイドリストを、前記利用者端末に表示させるための表示情報を生成する
   ことを特徴とする請求項７に記載のガイド表示装置。
10. コンピュータに、
    チェックポイントに設けられたチェックポイント端末から取得した生体情報を用いて、前記生体情報に関連付けられた利用者を識別するための人物識別情報を特定させ、
    前記チェックポイント端末から、前記チェックポイントを通過した日時を表す日時情報を取得させ、
    取得した前記日時情報に基づいて、特定した前記人物識別情報に関連付けられて、あらかじめ登録されている、前記利用者の行先となる複数の目的地を表す目的地情報から、いずれか一つ以上を選択させ、
    ガイド表示をするための利用者端末に、選択された前記目的地に対応する前記ガイド表示をさせるための表示情報を生成させ、
    前記チェックポイントが交通機関である場合、特定された人物識別情報に関連する予約情報を選択させ、前記日時情報が表す日時が、朝・昼時間帯であると判定された場合、観光地を表す目的地情報を選択させ、
    前記日時情報が表す日時が、夕から夜を表す夕・夜時間帯であると判定された場合、宿泊施設を表す目的地情報を選択させ、
    さらに、前記利用者が前記チェックポイントに遅れて到着した場合、前記チェックポイントの位置情報と目的地位置情報とを用いて、前記チェックポイントから目的地までの距離を算出させ、算出させた前記距離に基づいて前記利用者が移動可能な目的地に対応する目的地情報を選択させ、前記日時情報が表す日時が、朝・昼時間帯であるか、夕・夜時間帯であるかを判定させ、前記利用者が行く予定の目的地を選択させる、
    命令を含むプログラム。

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