JP7349682B2 - 除毛装置の刃および除毛装置の刃を備える除毛装置 - Google Patents

除毛装置の刃および除毛装置の刃を備える除毛装置 Download PDF

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Description

本開示は、除毛装置の刃および除毛装置の刃を備える除毛装置に関する。
従来、次の特許文献1に開示されているように、固定刃桟と固定刃溝とを有する櫛歯状の固定刃に対して可動刃桟と可動刃溝とを有する櫛歯状の可動刃を往復摺動させることで毛を切断するトリマー(除毛装置)の刃が提案されている。
この特許文献1では、隣り合う2つの固定刃桟の間に形成される固定刃溝上に1つの可動刃桟が位置するときに、1つの可動刃桟と隣り合う可動刃桟が固定刃桟または別の固定刃桟と接触するようにしている。こうすることで、1つの可動刃桟が固定刃溝上に位置した状態で可動刃桟または固定刃桟に加えられた力を、互いに接触する可動刃桟および固定刃桟によって受けられるようにし、可動刃桟または固定刃桟が変形してしまうことを抑制できるようにしている。
特開2016-067648号公報
このように、従来の技術でも、トリマー(除毛装置)の刃が変形してしまうことを抑制することが可能であるが、トリマー(除毛装置)の刃の変形をより確実に抑制できるようにするのが好ましい。
そこで、本開示は、変形をより確実に抑制することが可能な除毛装置の刃および除毛装置の刃を備える除毛装置を得ることを目的とする。
本開示の一態様にかかる除毛装置の刃は、固定刃と、固定刃に対して往復摺動する可動刃と、を備え、固定刃と可動刃とで毛を切断するものである。また、固定刃は、固定刃に対する可動刃の往復摺動方向に並設された複数の固定刃桟と、往復摺動方向に並設された複数の固定刃溝と、を有している。また、可動刃は、往復摺動方向に並設された複数の可動刃桟と、往復摺動方向に並設された複数の可動刃溝と、を有している。また、可動刃桟は、往復摺動方向の桟幅が、固定刃溝の往復摺動方向の溝幅よりも大きくなるように形成されており、固定刃桟は、往復摺動方向の桟幅が、可動刃溝の往復摺動方向の溝幅よりも大きくなるように形成されている。そして、固定刃溝および可動刃溝は、少なくとも開口側における刃溝角が、奥側に交点が位置する正の角となるように形成されている。
本開示の他の態様にかかる除毛装置の刃は、固定刃と、固定刃に対して往復摺動する可動刃と、を備え、固定刃と可動刃とで毛を切断するものである。また、固定刃は、固定刃に対する可動刃の往復摺動方向に並設された複数の固定刃桟と、往復摺動方向に並設された複数の固定刃溝と、を有している。また、可動刃は、往復摺動方向に並設された複数の可動刃桟と、往復摺動方向に並設された複数の可動刃溝と、を有している。また、固定刃桟は、毛を切断可能な固定側毛切断領域を備え、可動刃桟は、毛を切断可能な可動側毛切断領域を備えている。そして、固定刃と可動刃とが重なり合う方向に沿って見た状態で、可動刃桟の往復摺動方向の中央を固定刃溝の往復摺動方向の中央に一致させたときに、可動側毛切断領域の往復摺動方向の両側のエッジが固定側毛切断領域と重なり合うようにしている。また、固定刃と可動刃とが重なり合う方向に沿って見た状態で、固定刃桟の往復摺動方向の中央を可動刃溝の往復摺動方向の中央に一致させたときに、固定側毛切断領域の往復摺動方向の両側のエッジが可動側毛切断領域と重なり合うようにしている。
本開示の一態様にかかる除毛装置は、上述した除毛装置の刃を備えている。
本開示によれば、変形をより確実に抑制することが可能な除毛装置の刃および除毛装置の刃を備える除毛装置を得ることができる。
実施の形態にかかるトリマーを示す側面図。 実施の形態にかかるトリマーのカバーを外した状態を示す側面図。 実施の形態にかかる刃ユニットを示す斜視図。 実施の形態にかかる刃ユニットを分解して示す斜視図。 実施の形態にかかる固定プレートおよび可動プレートを可動プレート側から見た斜視図。 実施の形態にかかる固定プレートおよび可動プレートを固定プレート側から見た斜視図。 実施の形態にかかる可動刃桟の往復摺動方向の中央が固定刃溝の往復摺動方向の中央に一致する状態が存在するときの固定プレートおよび可動プレートを、固定刃と可動刃とが重なり合う方向に沿って可動プレート側から見た図。 実施の形態にかかる可動刃桟の往復摺動方向の中央が固定刃溝の往復摺動方向の中央に一致する状態が存在するときの固定プレートおよび可動プレートを、固定刃と可動刃とが重なり合う方向に沿って固定プレート側から見た図。 実施の形態にかかる固定刃桟の往復摺動方向の中央が可動刃溝の往復摺動方向の中央に一致する状態が存在するときの固定プレートおよび可動プレートを、固定刃と可動刃とが重なり合う方向に沿って可動プレート側から見た図。 実施の形態にかかる固定刃桟の往復摺動方向の中央が可動刃溝の往復摺動方向の中央に一致する状態が存在するときの固定プレートおよび可動プレートを、固定刃と可動刃とが重なり合う方向に沿って固定プレート側から見た図。 実施の形態にかかる固定刃桟および可動刃桟を示す断面図。 変形例にかかる固定刃桟および可動刃桟を示す断面図。 実施の形態にかかるトリマーの固定刃桟を肌に当てて使用する例を示す断面図。 実施の形態にかかるトリマーの可動刃桟を肌に当てて使用する例を示す断面図。 比較例1にかかる固定プレートおよび可動プレートを示す図。 比較例2にかかる固定プレートおよび可動プレートを示す図。
以下、図面を参照しながら実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明、または、実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。
なお、添付図面および以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために提供されるのであって、これらにより特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図していない。
また、以下の実施の形態では、除毛装置として、人または動物の体毛、毛髪を切断するトリマー(電気式毛切断装置)を例示する。
ここで、本実施の形態では、トリマーのグリップ部の長手方向を上下方向Zとし、トリマーのグリップ部の幅方向を幅方向Yとし、上下方向Zおよび幅方向Yに直交する方向を前後方向Xとする。
また、本実施の形態では、グリップ部のヘッド部が配置される側を上下方向の上方とし、グリップ部のスイッチ部が設けられている側を前後方向の前方とする。
さらに、本実施形態では、可動刃の直線往復方向(可動刃の往復摺動方向)を刃移動方向Wとする。
(実施の形態)
本実施の形態にかかるトリマー(除毛装置)10は、図1に示すように、手で把持することが可能なグリップ部20と、刃ユニット40が設けられ、グリップ部20に支持されるヘッド部30と、を備えている。このトリマー10は、例えば、使用者等の体毛(例えば、眉毛等)を所望の長さにカットすることで、使用者等の体毛を処理したり整えたりするための装置である。
また、本実施の形態では、トリマー10は、合成樹脂製のハウジング11を備えており、このハウジング11は、複数の分割体を継ぎ合わせることで形成されている。そして、分割体を継ぎ合わせて形成したハウジング11の内部には空洞が形成されており、この空洞内に、各種電気部品が収容されている。これら複数の分割体は、例えば、ねじを用いたり、分割体同士を嵌合させたりすることで継ぎ合わせることができる。
本実施の形態では、ハウジング11の内部に形成される空洞内には、電気モータ(図示せず)、電気モータを駆動する電源部(図示せず)等が収容されている。さらに、ハウジング11の内部に形成される空洞内には、電気モータの回転運動を並進運動に変換する運動変換部60が収容されている。この運動変換部60としては、従来公知のものを用いることができる。本実施の形態では、後述するブッシュ43の駆動稈43aに接続されるアーム部61を備え、電気モータの回転運動をアーム部61の直線往復運動に変換する運動変換部60がハウジング11の内部に収容されている。
また、上述したように、本実施の形態では、トリマー10は、グリップ部20およびヘッド部30を備えている。
グリップ部20は、上下方向Zに細長い円筒状をしており、使用者が片手で把持することができる程度の大きさに形成されている。
ヘッド部30は、グリップ部20の上下方向Zの上方に一体に連設されており、このヘッド部30には、刃ユニット40が設けられている(図2参照)。本実施の形態では、刃ユニット40は、毛を切断する機能を有しており、図5および図6に示すように、可動プレート(可動刃)45と固定プレート(固定刃)46とを互いに対向するように配置することで形成される刃部(除毛装置の刃)44を備えている。この刃部44は、可動プレート45の後述する可動刃桟452が固定プレート46の後述する固定刃桟462に対して刃移動方向Wに往復摺動するように構成されている。
さらに、刃ユニット40は、図3および図4に示すように、刃部44が配置される合成樹脂製の基台部41を備えている。また、刃ユニット40は、固定プレート46に固定され、可動プレート45を固定プレート46側に押圧する押圧ばね42と、可動プレート45にヒートシールにより固定されたブッシュ43と、を備えている。
基台部41は、刃ユニット40をグリップ部20に取り付けた状態で、ヘッド部30の外郭の一部をなす部材である(図2参照)。この基台部41には、固定プレート46を係合し、固定プレート46の基台部41からの抜けを抑制するフック部41aと、固定プレート46の位置ずれを抑制する位置決め突起41bと、押圧ばね42の位置ずれを抑制するリブ41cと、を備えている。
押圧ばね42は、可動プレート45を固定プレート46側に押圧することで、可動刃桟452と固定刃桟462とをより確実に摺接させるための部材である。この押圧ばね42は、フック部41aおよび位置決め突起41bに挿通される挿通孔42aと、リブ41cに挿通される位置決め孔42bと、固定プレート46が固定される固定片42cと、を備えている。本実施の形態では、挿通孔42aは、フック部41aおよび位置決め突起41bよりも大きくなるように形成されており、位置決め孔42bは、内径が位置決め突起41bの外径とほぼ同じ大きさとなるように形成されている。したがって、位置決め孔42bに位置決め突起41bを挿通させることで、押圧ばね42の基台部41に対する位置決めがなされる。
ブッシュ43は、可動プレート45に取り付けられる駆動連結部材である。このブッシュ43は、運動変換部60のアーム部61が接続される一対の駆動稈43aと、一対の駆動稈43aの間に形成される突起部43bと、を備えている。
可動プレート45は、本体部451を備えている。この本体部451には、フック部41aおよび位置決め突起41bに挿通される挿通孔451aと、突起部43bが挿通される挿通孔451bと、一対の駆動稈43aがそれぞれ挿通される一対の挿通孔451cが形成されている。そして、突起部43bを挿通孔451bに挿通しつつ、一対の駆動稈43aを一対の挿通孔451cにそれぞれ挿通した状態で、ヒートシール加工を施すことでブッシュ43を可動プレート45に固定している。
なお、本実施の形態では、挿通孔451aは、フック部41aおよび位置決め突起41bよりも大きくなるように形成されている。そして、挿通孔451aにフック部41aおよび位置決め突起41bを挿通した状態で、可動プレート45が基台部41に対して少なくとも刃移動方向Wに往復移動できるようにしている。
また、可動プレート45は、本体部451の一端側に、刃移動方向Wに並設された複数の可動刃桟452と、隣り合う可動刃桟452の間に形成された複数の可動刃溝453と、を備えている。
固定プレート46は、本体部461を備えている。この本体部461には、フック部41aに係合する係合孔461aと、位置決め突起41bに挿通される挿通孔461bが形成されている。そして、フック部41aを係合孔461aに係合させつつ、位置決め突起41bを挿通孔461bに挿通することで、固定プレート46が基台部41に固定されるようにしている。このとき、固定プレート46は、基台部41に対する刃移動方向Wへの相対移動が規制された状態で、基台部41に固定されている。
また、固定プレート46は、本体部461の一端側に、刃移動方向Wに並設された複数の固定刃桟462と、隣り合う固定刃桟462の間に形成された複数の固定刃溝463と、を備えている。
このような構成をした刃ユニット40は、例えば、下記に示す方法で組み立てることができる。なお、下記に示す方法は一例に過ぎず、刃ユニット40は、様々な方法で組み立てることができる。
まず、押圧ばね42の挿通孔42aに、基台部41のフック部41aおよび位置決め突起41bを挿通させつつ、位置決め孔42bに位置決め突起41bを挿通させることで、押圧ばね42を基台部41に位置決めがなされた状態で取り付ける。
次に、突起部43bを挿通孔451bに挿通しつつ、一対の駆動稈43aを一対の挿通孔451cにそれぞれ挿通した状態で、ヒートシール加工を施すことでブッシュ43を可動プレート45に一体化させる。なお、ブッシュ43を可動プレート45に一体化させたものを予め用意してから刃ユニット40を組み立てることも可能である。
次に、ブッシュ43を一体化させた可動プレート45の挿通孔451aに基台部41のフック部41aおよび位置決め突起41bを挿通させることで、可動プレート45を押圧ばね42上に配置する。
次に、固定プレート46の係合孔461aに基台部41のフック部41aを係合させつつ、挿通孔461bに位置決め突起41bを挿通することで、固定プレート46を基台部41に固定する。このとき、固定プレート46の根元側(固定刃桟462および固定刃溝463が形成される側とは反対側)の端部に押圧ばね42の固定片42cが固定されるようにする。
こうすることで、図3に示す刃ユニット40が組み立てられる。
そして、本実施の形態では、図3に示す刃ユニット40がグリップ部20に着脱可能に取り付けられている。なお、本実施の形態では、刃ユニット40をグリップ部20に取り付けた状態で、可動刃桟452および固定刃桟462が前後方向Xの前方に突出するようにしている。
また、刃ユニット40は、ブッシュ43の駆動稈43aをアーム部61に接続させた状態でグリップ部20に取り付けられている。こうすることで、電気モータを駆動させた際に、アーム部61の刃移動方向Wへの往復動に連動して、可動プレート45が固定プレート46に対して刃移動方向Wに往復運動するようにしている。
そして、刃ユニット40をグリップ部20に取り付けた状態で、固定プレート46側をカバー50で覆うことで、刃部44を有するヘッド部30が形成される。このとき、可動刃桟452および固定刃桟462の先端側(後述する可動側毛切断領域4524および固定側毛切断領域4624)がヘッド部30の外殻を構成するハウジング31から露出するようにしている。
さらに、本実施の形態では、トリマー10は、刃移動方向(可動刃の往復摺動方向)Wと上下方向(グリップ部20の長手方向)とのなす角度θ1が鋭角となるように構成されている。この角度θ1は、トリマー10を用いて毛を切断するときの操作性に基づいて決められるものであり、45°以下とするのが好ましい。
こうすることで、トリマー10を主操作方向である幅方向Yの一方向に移動させる場合の操作感と、幅方向Yの他方に移動させる場合の操作感との差を低減することができる。その結果、幅方向Yの一方側と他方側の両方向で、違和感なく使用することができるようになって、トリマー10の使い勝手をより向上させることができるようになる。
具体的には、図13に示すように、刃部(除毛装置の刃)44の固定プレート(固定刃)46側を対象部位の一例である肌(肌面)Sに当てることにより毛Hをカットすることができるようにしている。
また、図14に示すように、刃部(除毛装置の刃)44の可動プレート(可動刃)45側を対象部位の一例である肌(肌面)Sに当てることにより毛Hをカットすることもできるようにしている。
また、本実施の形態では、ハウジング11には、トリマー10を動作させる(電源をオン・オフさせる)スライド式の操作スイッチ21が形成されている。なお、本実施の形態ではスイッチとしてスライド式の操作スイッチ21を例示したが、電源をオン・オフできるスイッチであれば押圧式やその他のスイッチであってもよい。
本実施の形態では、操作スイッチ21は、グリップ部20の前面(正面:外面)20aに、上下方向Zにスライドできるように設けられている。具体的には、上下方向Zの下方側から上方側に向けて操作スイッチ21をスライドさせることで、トリマー10の電源がオフからオンに切り替えられるようになっている。また、上下方向Zの上方側から下方側に向けて操作スイッチ21をスライドさせることで、トリマー10の電源がオンからオフに切り替えられるようになっている。
このように、本実施の形態では、操作スイッチ21を上方にスライドさせることで、トリマー10の電源がオフからオンに切り替わるようにしている。そして、トリマー10の電源がオフからオンに切り替わることで、電気モータが駆動して、電気モータの回転が運動変換部60によってアーム部61の直線往復運動に変換されることになる。そして、アーム部61が直線往復運動することで、可動プレート45が固定プレート46に対して直線往復運動することになる。そして、可動刃桟452が固定刃桟462に対して往復摺動し、固定刃溝463と可動刃溝453との間に導入された毛Hが、可動刃桟452と固定刃桟462とではさみ切断されるようにしている。
次に、可動刃桟452、固定刃桟462、可動刃溝453および固定刃溝463の具体的な構成について説明する。
可動刃桟452は、本体部451から一方向に突出するように形成されており、本体部451に連設される根元部4521を備えている。本実施の形態では、可動刃桟452が突出する方向(突出方向)と直交する方向が刃移動方向(可動刃の往復摺動方向)Wとなっている。
また、可動刃桟452は、根元部4521に連設されて先端側が固定プレート46側となるように屈曲する屈曲部4522と、屈曲部4522に連設されて毛Hを切断可能な切断部4523と、を備えている。
一方、固定刃桟462は、本体部461から一方向に突出するように形成されており、本体部461に連設される根元部4621を備えている。本実施の形態では、可動プレート45と固定プレート46とを重ね合わせたときに、可動刃桟452と固定刃桟462とが同一の方向に突出するようにしている。したがって、刃ユニット40を組み立てた状態では、固定刃桟462が突出する方向(突出方向)も刃移動方向(可動刃の往復摺動方向)Wと直交する方向になっている。
また、固定刃桟462は、根元部4621に連設されて先端側が可動プレート45側となるように屈曲する屈曲部4622と、屈曲部4622に連設されて毛Hを切断可能な切断部4623と、を備えている。
そして、刃ユニット40を組み立てた状態で、切断部4523の切断部4623と対向する対向面4523aと切断部4623の切断部4523と対向する対向面4623aとが互いに接触するようにしている。したがって、本実施の形態では、切断部4523の対向面4523aおよび切断部4623の対向面4623aが、可動プレート45を固定プレート46に対して直線往復運動させた際に摺接する摺接面P1となっている。このように、本実施の形態では、可動刃桟452は、固定刃桟462に対して、対向面4523aを対向面4623aに平面密着させた状態で往復摺動するようにしている。
可動刃溝453は、刃移動方向(可動刃の往復摺動方向)Wで隣り合う2つの可動刃桟452の間に、可動刃桟452の突出方向の先端側に開口するように形成されている。すなわち、可動刃溝453は、可動刃桟452の先端4526側が開口側453a、可動刃桟452の根元側が奥側453bとなっている。
一方、固定刃溝463は、刃移動方向(可動刃の往復摺動方向)Wで隣り合う2つの固定刃桟462の間に、固定刃桟462の突出方向の先端側に開口するように形成されている。すなわち、固定刃溝463は、固定刃桟462の先端4626b側が開口側463a、固定刃桟462の根元側が奥側463bとなっている。
そして、可動刃桟452および固定刃桟462は、可動プレート45と固定プレート46とが重なり合う方向(可動刃桟452および固定刃桟462の厚さ方向)に沿って見たときに、先細りのテーパ状となるように形成されている(、図7から図10参照)。すなわち、可動刃桟452および固定刃桟462には、刃移動方向(可動刃の往復摺動方向)Wの両側に、可動刃桟452および固定刃桟462の突出方向に対して傾斜するエッジ4525,4625が形成されている。このエッジ4525,4625は、毛Hをより確実にはさみ切断できるようにするために、少なくともいずれか一方が鋭いエッジとなるようにするのが好ましい。本実施の形態では、可動刃桟452の形状を、辺縁部が面取りされた形状とすることで、より鋭いエッジ4525となるようにしている。
さらに、本実施の形態では、可動刃桟452および固定刃桟462の突出方向に対する傾斜角度を異ならせることで、毛Hをより確実にはさみ切断できるようにしている。
上述したように、本実施の形態では、可動刃桟452および固定刃桟462を先細りのテーパ状に形成しているため、可動刃溝453および固定刃溝463は、開口側453a,463aに向けて拡開した形状をしている。
具体的には、可動刃溝453の刃溝角および固定刃溝463の刃溝角が奥側453b,463bに交点が位置する正の角となるように、可動刃溝453および固定刃溝463が形成されている。すなわち、可動刃溝453および固定刃溝463は、奥側453b,463bから開口側453a,463aに向かうにつれて刃移動方向(可動刃の往復摺動方向)Wの溝幅が大きくなるように形成されている。
このように、本実施の形態では、可動刃溝453および固定刃溝463は、少なくとも開口側453a,463aにおける刃溝角が、奥側453b,463bに交点が位置する正の角となるように形成されている。
こうすることで、毛Hの刃溝内への導入性および刃溝内からの導出性を向上できるようにしている。
例えば、図16には、開口側453a,463aにおける刃溝角が、開口よりも外側(先端側)に交点が位置する負の角となるように可動刃溝453および固定刃溝463を形成したものを示している。
このような可動刃溝453および固定刃溝463とすると開口の溝幅が狭くなってしまうため、毛Hの刃溝内への導入性が悪くなる。また、刃溝内へ導入された毛Hを外部に吐き出しにくい構成となっている。
そのため、図16に示す構成では、切断されずに刃溝内に残った毛Hを可動刃桟452と固定刃桟462との間で噛みこんでしまい切断不能になってしまうおそれがある。
これに対して、本実施の形態では、可動刃溝453および固定刃溝463は、開口の溝幅が最も広いため、刃溝内へ導入されて切断されなかった毛Hをよりスムーズには溝外へ押し出すことが可能となる。その結果、毛Hを可動刃桟452と固定刃桟462との間で噛みこんでしまうことが抑制され、切断不能になってしまうことをより確実に抑制することができる。
なお、毛Hは、可動刃桟452を刃移動方向(可動刃の往復摺動方向)Wに往復摺動させたときに、可動刃溝453と固定刃溝463とが連通する領域に導入されることで、可動刃桟452と固定刃桟462とではさみ切断されるようになっている。
そのため、可動刃桟452は、可動刃桟452を刃移動方向(可動刃の往復摺動方向)Wに往復摺動させたときに、可動刃溝453と固定刃溝463とが連通する領域と重なり合う部分が可動側毛切断領域4524となっている。また、固定刃桟462は、可動刃桟452を刃移動方向(可動刃の往復摺動方向)Wに往復摺動させたときに、可動刃溝453と固定刃溝463とが連通する領域と重なり合う部分が固定側毛切断領域4624となっている。
また、本実施の形態では、固定刃桟462の方が可動刃桟452よりも外方に突出するようにしている。すなわち、固定刃桟462の先端4626bの方が可動刃桟452の先端4526よりも外側に位置するようにしている。
さらに、固定刃溝463の奥側463bの方が可動刃溝453の奥側453bよりも先端側に位置するようにしている。
そして、可動刃桟452の先端4526の方が固定刃溝463の奥側463bよりも先端側に位置している。
したがって、本実施の形態では、可動刃桟452における可動刃桟452の先端4526と固定刃溝463の奥側463bとの間の部分が、可動側毛切断領域4524となっている。また、固定刃桟462における可動刃桟452の先端4526と固定刃溝463の奥側463bとの間の部分が、固定側毛切断領域4624となっている。
このように、本実施の形態では、固定刃桟462は、毛Hを切断可能な固定側毛切断領域4624と、固定側毛切断領域4624よりも先端側に位置する先端部4626と、を備えている。
そして、固定刃桟462の先端部4626には、厚さT1が固定側毛切断領域4624の厚さT2よりも厚くなる厚肉部4626aが形成されている(図11参照)。本実施の形態では、固定刃桟462の先端部4626を可動刃桟452側とは反対側に突出させることで肉厚部4626aを形成している。こうすることで、刃部(除毛装置の刃)44の固定プレート(固定刃)46側を肌(肌面)Sに当てて使用する際に、肉厚部4626aが肌(肌面)Sに当たるようにし、使用時の安全性を向上させたり肌あたり感をよくしたりできるようにしている。
上述したように、本実施の形態では、可動刃桟452および固定刃桟462は、固定刃桟462の先端4626bが可動刃桟452の先端4526よりも外側に突出するように配置されている。さらに、本実施の形態では、厚肉部4626aの固定刃桟462の突出方向の長さL1が、固定刃桟462の先端4626bから可動刃桟452の先端4526までの長さL2よりも短くなるようにしている(図11参照)。こうすることで、固定刃桟462の薄い領域(固定側毛切断領域4624)に可動刃桟452の可動側毛切断領域4524が配置されるようにし、より確実に毛を短くカットできるようにしている。
また、本実施の形態では、可動側毛切断領域4524の厚さT3と固定側毛切断領域4624の厚さT2とがほぼ同等となるようにしている。こうすることで、可動プレート(可動刃)45側、固定プレート(固定刃)46側のどちらを肌(肌面)Sへ当てた場合であっても、カット高さをより均一にできるようにしている。
なお、図12に示すように、可動刃桟452を、先端側の厚さT4が根元側の厚さT5よりも薄くなるように形成することも可能である。こうすれば、可動プレート(可動刃)45側を肌(肌面)Sに当てて毛Hをカットする際に毛Hをより短くカットすることができる。
このとき、固定刃桟462の形状も、先端側の厚さが根元側の厚さよりも薄くなるように形成してもよい。そして、可動刃桟462の先端側の厚さT4と固定刃桟462の先端側の厚さとがほぼ同等となり、可動刃桟462の根元側の厚さT5と固定刃桟462の根元側の厚さとがほぼ同等となるようにしてもよい。
さらに、本実施の形態では、可動刃桟452の刃移動方向(可動刃の往復摺動方向)Wの桟幅W1が、固定刃溝463の刃移動方向(可動刃の往復摺動方向)Wの溝幅W4よりも大きくなるようにしている。
このように、可動刃桟452の桟幅W1を、固定刃溝463の溝幅W4よりも大きくなるようにすれば、可動刃桟452が往復摺動領域のいずれの位置にあっても、可動刃桟452の刃先の全体が固定刃溝463内に位置してしまわないようにすることができる。
特に、本実施の形態では、可動刃桟452の先端4526における桟幅W1が、固定刃溝463の開口における溝幅W4よりも大きくなるようにしている。すなわち、可動刃桟452の中で最も幅狭となる先端4526における桟幅W1よりも、固定刃溝463の中で最も幅広となる開口における溝幅W4よりも大きくなるようにしている。
そのため、より確実に可動刃桟452の刃先の全体が固定刃溝463内に位置しないようにすることができる。
本実施の形態では、可動刃桟452の往復摺動方向の中央C1を固定刃溝463の往復摺動方向の中央C4に一致させたときに、可動側毛切断領域4524の往復摺動方向の両側のエッジ4525が固定側毛切断領域4624と重なり合うようにしている。
こうすれば、可動側毛切断領域4524の固定刃溝463に臨む面積が最大となるときに、両側のエッジ4525が固定側毛切断領域4624に接触することになるため、可動刃桟452が変形してしまうことをより確実に抑制することができる。
また、固定刃桟462の刃移動方向(可動刃の往復摺動方向)Wの桟幅W3が、可動刃溝453の刃移動方向(可動刃の往復摺動方向)Wの溝幅W2よりも大きくなるようにしている。
このように、固定刃桟462の桟幅W3を、可動刃溝453の溝幅W2よりも大きくなるようにすれば、可動刃桟452が往復摺動領域のいずれの位置にあっても、固定刃桟462の刃先の全体が可動刃溝453内に位置してしまわないようにすることができる。
特に、本実施の形態では、固定刃桟462の先端4626bにおける桟幅W3が、可動刃溝453の開口における溝幅W2よりも大きくなるようにしている。すなわち、固定刃桟462の中で最も幅狭となる先端4626bにおける桟幅W3よりも、可動刃溝453の中で最も幅広となる開口における溝幅W2よりも大きくなるようにしている。
そのため、より確実に固定刃桟462の刃先の全体が可動刃溝453内に位置しないようにすることができる。
本実施の形態では、固定刃桟462の往復摺動方向の中央C3を可動刃溝453の往復摺動方向の中央C2に一致させたときに、固定側毛切断領域4624の往復摺動方向の両側のエッジ4625が可動側毛切断領域4524と重なり合うようにしている。
こうすれば、固定側毛切断領域4624の可動刃溝453に臨む面積が最大となるときに、両側のエッジ4625が可動側毛切断領域4524に接触することになるため、固定刃桟462が変形してしまうことをより確実に抑制することができる。
このように、本実施の形態にかかる構成とすれば、トリマー10の駆動時、停止時にかかわらず可動プレート(可動刃)45がどの位置にあったとしても、可動刃桟452と固定刃桟462とをエッジ4525,4625を含む面(対向面4523aおよび対向面4623a)で支持することができる。そのため、刃部(除毛装置の刃)44の強度を十分な強度とすることができる。
例えば、図15には、可動刃桟452が往復摺動領域のいずれかの位置にある場合に、可動刃桟452または固定刃桟462の刃先の全体が、固定刃溝463または可動刃溝453内に位置してしまうものが存在する構成を例示している。
このような構成とすると、刃先の全体が刃溝内に位置した状態で、机の淵などに衝突させる等により刃先が外部からの力を集中して受けた場合、可動刃桟452または固定刃桟462が変形してしまうおそれがある。
そして、可動刃桟452または固定刃桟462が相手側の桟に向けて曲がった場合には、可動刃桟452と固定刃桟462とが干渉してしまい、駆動負荷の上昇や摩擦熱増加による温度上昇が起こってしまうおそれがある。そして、可動刃桟452と固定刃桟462との干渉により駆動パワーが切断以外の事象に費やされると、刃部44の切れ味が劣化してしまうおそれがある。
一方、可動刃桟452または固定刃桟462が相手側の桟とは反対側に変形した場合には、可動刃桟452と固定刃桟462との間に隙間ができてしまい、切れ味が劣化してしまうおそれがある。
これに対して、本実施の形態では、可動プレート(可動刃)45がどの位置にあったとしても、可動刃桟452と固定刃桟462とをエッジ4525,4625を含む面(対向面4523aおよび対向面4623a)で支持できるようにしている。そのため、可動刃桟452または固定刃桟462が変形してしまうことをより確実に抑制することができ、可動刃桟452と固定刃桟462とが干渉してしまうことを極力抑えることができるようになる。
[作用・効果]
以下では、上記各実施形態で示した除毛装置の刃および除毛装置の特徴的構成およびそれにより得られる効果を説明する。
(1) 上記実施の形態で示した除毛装置の刃は、固定刃と、固定刃に対して往復摺動する可動刃と、を備え、固定刃と可動刃とで毛を切断するものである。
また、固定刃は、固定刃に対する可動刃の往復摺動方向に並設された複数の固定刃桟と、往復摺動方向に並設された複数の固定刃溝と、を有している。
また、可動刃は、往復摺動方向に並設された複数の可動刃桟と、往復摺動方向に並設された複数の可動刃溝と、を有している。
また、可動刃桟は、往復摺動方向の桟幅が、固定刃溝の往復摺動方向の溝幅よりも大きくなるように形成されている。
また、固定刃桟は、往復摺動方向の桟幅が、可動刃溝の往復摺動方向の溝幅よりも大きくなるように形成されている。
そして、固定刃溝および可動刃溝は、少なくとも開口側における刃溝角が、奥側に交点が位置する正の角となるように形成されている。
このように、可動刃桟の往復摺動方向の桟幅を、固定刃溝の往復摺動方向の溝幅よりも大きくなるように形成すれば、可動刃桟が往復摺動領域のいずれの位置にあっても、可動刃桟の刃先の全体が固定刃溝内に位置してしまうことがなくなる。
また、固定刃桟の往復摺動方向の桟幅を、可動刃溝の往復摺動方向の溝幅よりも大きくなるように形成すれば、可動刃桟が往復摺動領域のいずれの位置にあっても、固定刃桟の刃先の全体が可動刃溝内に位置してしまうことがなくなる。
すなわち、除毛装置の駆動時、停止時にかかわらず可動刃がどの位置にあったとしても、可動刃桟と固定刃桟とをエッジを含む面で支持することができるため、除毛装置の刃の強度を十分な強度とすることができる。
その結果、除毛装置の刃の変形がより確実に抑制されて、固定刃と可動刃とが干渉してしまうことを極力抑えることができるようになる。
このように、上記(1)の構成とすることで、変形をより確実に抑制することが可能な除毛装置の刃を得ることができる。
さらに、固定刃溝および可動刃溝を、少なくとも開口側における刃溝角が奥側に交点が位置する正の角となるように形成すれば、毛の刃溝内への導入および刃溝内からの導出が開口側で邪魔されてしまうことを抑制することができる。すなわち、毛の刃溝内への導入性および刃溝内からの導出性をより向上させることが可能となる。
(2) また、上記(1)の除毛装置の刃において、固定刃溝および可動刃溝は、奥側から開口側に向かうにつれて往復摺動方向の溝幅が大きくなるように形成されていてもよい。
こうすれば、毛の刃溝内への導入性および刃溝内からの導出性をより向上させることが可能となる。
(3) また、上記(1)または(2)の除毛装置の刃において、可動刃桟が、先端側の厚さが根元側の厚さよりも薄くなるように形成されていてもよい。
こうすれば、可動刃側を肌に当てて毛をカットする際に毛をより短くカットすることができる。
(4) また、上記(1)から(3)のうちいずれか1つの除毛装置の刃において、固定刃桟が、毛を切断可能な固定側毛切断領域と、固定側毛切断領域よりも先端側に位置する先端部と、を備えていてもよい。そして、固定刃桟の先端部に、厚さが固定側毛切断領域の厚さよりも厚くなる厚肉部が形成されていてもよい。
このように、固定刃桟の先端部の厚みを固定刃桟の毛をカットする領域の厚みよりも厚くすれば、毛をカットする領域の厚みを薄くしつつ肌に接触する先端部を厚くすることができる。その結果、毛をより短くカットできるようにしつつ、安全性を向上させたり肌あたり感をよくしたりすることができる。
(5) また、上記(4)の除毛装置の刃において、固定刃桟および可動刃桟は、固定刃桟の先端が可動刃桟の先端よりも外側に突出するように配置されていてもよい。そして、厚肉部の固定刃桟の突出方向の長さが、固定刃桟の先端から可動刃桟の先端までの長さよりも短くなるようにしてもよい。
このように、固定刃桟の薄い領域に可動刃桟のカットエリアを配置させるようにすれば、より確実に毛を短くカットすることができる。
(6) また、上記(1)から(5)のうちいずれか1つの除毛装置の刃において、固定刃桟が、毛を切断可能な固定側毛切断領域を備え、可動刃桟が、毛を切断可能な可動側毛切断領域を備えていてもよい。そして、可動側毛切断領域の厚さと固定側毛切断領域の厚さとがほぼ同等であってもよい。
こうすれば、可動刃側、固定刃側のどちらを肌へ当てた場合であっても、カット高さをより均一にすることが可能となる。
(7) また、上記実施の形態で示した除毛装置の刃は、固定刃と、固定刃に対して往復摺動する可動刃と、を備え、固定刃と可動刃とで毛を切断するものである。
また、固定刃は、固定刃に対する可動刃の往復摺動方向に並設された複数の固定刃桟と、往復摺動方向に並設された複数の固定刃溝と、を有している。
また、可動刃は、往復摺動方向に並設された複数の可動刃桟と、往復摺動方向に並設された複数の可動刃溝と、を有している。
また、固定刃桟は、毛を切断可能な固定側毛切断領域を備え、可動刃桟は、毛を切断可能な可動側毛切断領域を備えている。
また、固定刃と可動刃とが重なり合う方向に沿って見た状態で、可動刃桟の往復摺動方向の中央を固定刃溝の前記往復摺動方向の中央に一致させたときに、可動側毛切断領域の往復摺動方向の両側のエッジが前記固定側毛切断領域と重なり合うようにしている。
また、固定刃と可動刃とが重なり合う方向に沿って見た状態で、固定刃桟の往復摺動方向の中央を可動刃溝の前記往復摺動方向の中央に一致させたときに、固定側毛切断領域の往復摺動方向の両側のエッジが可動側毛切断領域と重なり合うようにしている。
こうすれば、可動側毛切断領域の固定刃桟に臨む面積が最大となるときに、両側のエッジが固定側毛切断領域に接触することになるため、可動刃桟が変形してしまうことをより確実に抑制することができる。
また、固定側毛切断領域の可動刃桟に臨む面積が最大となるときに、両側のエッジが可動側毛切断領域に接触することになるため、固定刃桟が変形してしまうことをより確実に抑制することができる。
すなわち、上記(7)の構成とすることで、変形をより確実に抑制することが可能な除毛装置の刃を得ることができる。
(8) また、上記(1)から(7)のうちいずれか1つの除毛装置の刃において、可動刃が押圧ばねにより固定刃側に押圧されていてもよい。
こうすれば、より確実に可動刃桟を固定刃桟に摺接させることができ、毛のカット性能をより向上させることができる。また、上記実施の形態で示した構成とすることで、除毛装置の刃の変形をより確実に抑制することができるため、可動刃および固定刃をより薄くしたり、押圧ばねによる押圧力をより向上させたりすることが可能となる。
(9) また、上記実施の形態で示した除毛装置は、上記(1)から(8)のうちいずれか1つの除毛装置の刃を備えるものである。
こうすれば、除毛装置の刃の変形をより確実に抑制することが可能な除毛装置を得ることができる。
[その他]
以上、本開示にかかる除毛装置の刃および除毛装置の刃を備える除毛装置の内容を説明したが、これらの記載に限定されるものではなく、種々の変形及び改良が可能であることは、当業者には自明である。
例えば、上記実施の形態では、除毛装置として、固定刃24aに対する可動刃25aの移動方向と、グリップ部20の長手方向とのなす角度θ1が鋭角となるトリマー10を例示している。しかしながら、除毛装置は、上記実施の形態で示したトリマー10に限られるものではなく、様々なタイプの除毛装置に本開示を適用することができる。例えば、固定刃に対する可動刃の移動方向とグリップ部の長手方向とのなす角度が直角となるバリカン(トリマー)に本開示を適用することができる。
また、ヘッド部やグリップ部、その他細部のスペック(形状、大きさ、レイアウト等)も適宜に変更可能である。
以上のように、本開示にかかる除毛装置の刃およびこれを備える除毛装置は、刃の変形を抑制することが可能となるので、家庭用および業務用をはじめとする各種の除毛装置の刃およびこれを備える除毛装置に利用できる。
10 トリマー(除毛装置)
42 押圧ばね
44 刃部(除毛装置の刃)
45 可動プレート(可動刃)
452 可動刃桟
4524 可動側毛切断領域
4525 エッジ
4526 先端(可動刃桟の先端)
453 可動刃溝
453a 開口側
453b 奥側
46 固定プレート(固定刃)
462 固定刃桟
4624 固定側毛切断領域
4625 エッジ
4626 先端部
4626a 肉厚部
4626b 先端(固定刃桟の先端)
463 固定刃溝
463a 開口側
463b 奥側
C1 可動刃桟の往復摺動方向の中央
C2 可動刃溝の往復摺動方向の中央
C3 固定刃桟の往復摺動方向の中央
C4 固定刃溝の往復摺動方向の中央
L1 厚肉部の固定刃桟の突出方向の長さ
L2 固定刃桟の先端から可動刃桟の先端までの長さ
T1 先端側の厚さ
T2 根元側の厚さ
T3 可動側毛切断領域の厚さ
T4 固定側毛切断領域の厚さ
W 固定刃に対する可動刃の往復摺動方向
W1 可動刃桟の桟幅
W2 可動刃溝の溝幅
W3 固定刃桟の桟幅
W4 固定刃溝の溝幅

Claims (9)

  1. 固定刃と、前記固定刃に対して往復摺動する可動刃と、を備え、前記固定刃と前記可動刃とで毛を切断する除毛装置の刃であって、
    前記固定刃は、前記固定刃に対する前記可動刃の往復摺動方向に並設された複数の固定刃桟と、前記往復摺動方向に並設された複数の固定刃溝と、を有し、
    前記可動刃は、前記往復摺動方向に並設された複数の可動刃桟と、前記往復摺動方向に並設された複数の可動刃溝と、を有し、
    前記可動刃桟は、前記往復摺動方向の桟幅が、前記固定刃溝の前記往復摺動方向の溝幅よりも大きくなるように形成されており、
    前記固定刃桟は、前記往復摺動方向の桟幅が、前記可動刃溝の前記往復摺動方向の溝幅よりも大きくなるように形成されており、
    前記固定刃溝および前記可動刃溝は、少なくとも開口側における刃溝角が、奥側に交点が位置する正の角となるように形成されている、
    除毛装置の刃。
  2. 前記固定刃溝および前記可動刃溝は、前記奥側から前記開口側に向かうにつれて前記往復摺動方向の溝幅が大きくなるように形成されている、
    請求項1に記載の除毛装置の刃。
  3. 前記可動刃桟は、先端側の厚さが根元側の厚さよりも薄くなるように形成されている、
    請求項1または請求項2に記載の除毛装置の刃。
  4. 前記固定刃桟は、毛を切断可能な固定側毛切断領域と、前記固定側毛切断領域よりも先端側に位置する先端部と、を備え、
    前記固定刃桟の前記先端部には、厚さが前記固定側毛切断領域の厚さよりも厚くなる厚肉部が形成されている、
    請求項1から3のうちいずれか1項に記載の除毛装置の刃。
  5. 前記固定刃桟および前記可動刃桟は、前記固定刃桟の先端が前記可動刃桟の先端よりも外側に突出するように配置されており、
    前記厚肉部の前記固定刃桟の突出方向の長さが、前記固定刃桟の先端から前記可動刃桟の先端までの長さよりも短い、
    請求項4に記載の除毛装置の刃。
  6. 前記固定刃桟は、毛を切断可能な固定側毛切断領域を備え、
    前記可動刃桟は、毛を切断可能な可動側毛切断領域を備え、
    前記可動側毛切断領域の厚さと前記固定側毛切断領域の厚さとがほぼ同等である、
    請求項1から5のうちいずれか1項に記載の除毛装置の刃。
  7. 固定刃と、前記固定刃に対して往復摺動する可動刃と、を備え、前記固定刃と前記可動刃とで毛を切断する除毛装置の刃であって、
    前記固定刃は、前記固定刃に対する前記可動刃の往復摺動方向に並設された複数の固定刃桟と、前記往復摺動方向に並設された複数の固定刃溝と、を有し、
    前記可動刃は、前記往復摺動方向に並設された複数の可動刃桟と、前記往復摺動方向に並設された複数の可動刃溝と、を有し、
    前記固定刃桟は、毛を切断可能な固定側毛切断領域を備え、
    前記可動刃桟は、毛を切断可能な可動側毛切断領域を備え、
    前記固定刃と前記可動刃とが重なり合う方向に沿って見た状態で、前記可動刃桟の前記往復摺動方向の中央を前記固定刃溝の前記往復摺動方向の中央に一致させたときに、前記可動側毛切断領域の前記往復摺動方向の両側のエッジが前記固定側毛切断領域と重なり合い、
    前記固定刃と前記可動刃とが重なり合う方向に沿って見た状態で、前記固定刃桟の前記往復摺動方向の中央を前記可動刃溝の前記往復摺動方向の中央に一致させたときに、前記固定側毛切断領域の前記往復摺動方向の両側のエッジが前記可動側毛切断領域と重なり合う、
    除毛装置の刃。
  8. 前記可動刃が押圧ばねにより前記固定刃側に押圧されている、
    請求項1から7のうちいずれか1項に記載の除毛装置の刃。
  9. 請求項1から8のうちいずれか1項に記載の除毛装置の刃を備える除毛装置。
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