JP3739476B2 - 往復式電気かみそり - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は往復式電気かみそりに関し、特に詳細には並設された一対の仕上げ剃り刃間に、粗剃り刃が配された往復式電気かみそりに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の往復式電気かみそりについて図12〜図15を用いて説明する。
往復式電気かみそり100は、離間して平行に並設された一対の仕上げ剃り刃102間に、この仕上げ剃り刃102と平行となるように癖髭を剃るための粗剃り刃104が配されている。
2つの仕上げ剃り刃102は、図12に示すようにネット状の仕上げ剃り外刃106がアーチ状に湾曲した状態で仕上げ剃り刃ホルダ(不図示)に取り付けられ、電気かみそり100のボディ部(不図示)の上部に脱着自在に取り付けられる外刃ホルダ108に装着されている。なお、仕上げ剃り内刃(不図示)はボディ部の上部に往復動自在に突設され、外刃ホルダ108がボディ部に装着された際には仕上げ剃り外刃106の内面と当接する。
【0003】
また、粗剃り刃104は図12に示すように粗剃り外刃110と粗剃り内刃112とから構成されている。
この粗剃り外刃110は図13に示すように、金属製の薄板を断面コ字状に折曲して形成され、一対の第1の折曲部114間を連絡する第1の連絡部116には、両方の第1の折曲部114に入り込む所定幅の第1のスリット118が一定の間隔を開けて粗剃り外刃110の長手方向に複数設けられている。なお、各第1のスリット118は粗剃り外刃110の長手方向に対して直交する方向に形成されている。
また、粗剃り内刃112も粗剃り外刃110と同様に、図14に示すように金属製の薄板を断面コ字状に折曲して形成され、一対の第2の折曲部120間を連絡する第2の連絡部122には、両方の第2の折曲部120に入り込む所定幅の第2のスリット124が一定の間隔を開けて粗剃り内刃112の長手方向に複数設けられている。なお、各第2のスリット124は粗剃り内刃112の長手方向に対して直交する方向に形成されている。
【0004】
そして、粗剃り内刃112の第2の折曲部120間の間隔は、粗剃り外刃110の第1の折曲部114間の間隔より若干幅狭に形成されており、粗剃り内刃112が粗剃り外刃110内に、図12に示すように第2の連絡部122が第1の連絡部116と当接した状態で装着される構造となっている。
これにより、粗剃り内刃112が往復動することで、粗剃り外刃110および粗剃り内刃112の各スリット118、124間に取り込まれた癖髭を剃ることが可能となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の往復式電気かみそりには次のような課題がある。
電気かみそりは、通常は肌126に対して両仕上げ剃り刃102が同時に当接するようにして使用される。このため粗剃り刃104は、その粗剃り外刃110の第1の連絡部116が肌126に密着した状態で使用されることになり、肌126から突出した癖髭の殆どは、図15に示すように粗剃り外刃110の第1の連絡部116ではなく、第1の折曲部114に開口する第1のスリット118部分から取り込まれて剃られることになる(図15の髭128a参照)。
しかしながら、図15で示すように癖髭にも種々あり、特に第1のスリット118の開口幅Gよりも大きく曲がっていたり、また寝ていたりするようなもの(図15中の128bや128c)や、第1の折曲部114での第1のスリット118の長さHより長いもの(128d)は、当然に第1のスリット118には取り込まれず、剃ることもできない。かといって、第1のスリット118の開口幅Gは、肌126自体を切らないようにするといった安全性を考慮すると一定の幅以上には広くすることができず、また長さHも粗剃り外刃110の強度を考慮すると限界があり、一定の長さ以上にはできないという課題がある。
【0006】
従って、本発明は上記課題を解決すべくなされ、その目的とするところは、大きく曲がっていたり、また寝ていたりする癖髭も確実に剃ることが可能な往復式電気かみそりを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するため次の構成を備える。
すなわち、離間して並設された一対の仕上げ剃り刃間に、粗剃り刃が配されて成る往復式電気かみそりにおいて、前記粗剃り刃は、長尺な平板状に形成されると共に、前記各仕上げ剃り刃側の両端側には第1の歯列が形成された粗剃り外刃と、前記粗剃り外刃の内側に、該粗剃り外刃の長手方向に沿って往復動自在に配されると共に、前記各第1の歯列の内面に摺接する一対の第2の歯列を有する断面コ字状に形成された粗剃り内刃と、前記粗剃り外刃の両端と同じ幅の挿入孔が頭部に設けられ、前記挿入孔に前記粗剃り外刃の両端が挿入されて前記粗剃り外刃の両端に取り付けられた一対の粗剃り刃ホルダとを備え、前記粗剃り内刃は、前記粗剃り刃ホルダから前記粗剃り外刃の長手方向に平行に延出するガイドアームに、前記粗剃り外刃の長手方向と平行に往復動すべくガイドされて支持され、前記粗剃り内刃の外面に前記粗剃り内刃をボディ部側の駆動部と連結するためのガイド板が固定されると共に、前記粗剃り内刃と前記粗剃り刃ホルダとの間に該粗剃り内刃を前記粗剃り外刃に常時当接した状態で摺動可能とする板バネが介装され、前記粗剃り内刃を両側から挟み込むように、前記一対の粗剃り刃ホルダ間を連結する刃カバーが設けられていることを特徴とする。
【0008】
また、前記粗剃り外刃の中央部分には、前記第1の歯列に沿って延びる凹溝を形成すると、平板状の粗剃り外刃の強度を向上でき、外力が加わった場合でも反りや曲がりを抑えて粗剃り内刃との密着度を維持でき、確実な髭剃りが行える。また、前記粗剃り内刃の具体例としては、断面略コ字状に金属板材を折曲して形成されると共に、前記第2の歯列は各折曲部の端縁に、互いに逆方向に折曲されて形成する構造がとりうる。また、前記第1の歯列は、その先端が同一直線上に位置するように形成するようにしてもよいし、またその先端が波状曲線上に位置するように形成する構造とすると、粗剃り刃が髭に対して斜め方向から当たる場合でも、粗剃り外刃が波状に形成されているため、いずれかの部位ではより直角に近い角度で髭を捕らえることができ、剃りあじを向上できる。
【0009】
また、前記第1の歯列の各歯は、前記第2の歯列の各歯より長寸に形成されると共にその先端は、粗剃り内刃側に折曲されている構造とすることによって、肌に優しく当接できる。
また、粗剃り外刃は平板状であるため、前記第1の歯列の各歯を鋸歯状に容易に形成することができる。これによって髭の捕らえを良くすることができると共に、第2の歯列の各歯とそれぞれの切断面が交差する角度を任意に設定できて髭の切断能力を高めることができる。
【0010】
また、前記粗剃り外刃の幅狭の前記両端には透孔が設けられ、前記粗剃り刃ホルダの前記挿入孔の下方には貫通孔が設けられると共に、該貫通孔の挿入孔側の内壁面であって挿入された前記粗剃り外刃の前記透孔に対応する位置には突部が形成され、前記粗剃り外刃の前記両端が前記挿入孔内に挿通された際に、前記突部を押入することで貫通孔と挿入孔との間の壁部を弾性変形させて、挿入孔側の内壁面に前記透孔に突入可能な凸状部を形成すると、粗剃り刃ホルダへの粗剃り外刃の固定を簡単に行うことが可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る往復式電気かみそりの好適な実施の形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。
まず、往復式電気かみそり10の構造について図1〜図11を用いて説明する。なお、従来例と同様の構成については同じ符号を付して、詳細な説明は省略する。
往復式電気かみそり10には、従来例と同様に、離間して互いに平行に並設された一対の仕上げ剃り刃12と、この仕上げ剃り刃12の間に、この仕上げ剃り刃12と平行となるように配された癖髭を剃るための粗剃り刃14とが設けられている。
【0012】
2つの仕上げ剃り刃12は、図1に示すようにネット状の仕上げ剃り外刃16がアーチ状に湾曲した状態で仕上げ剃り刃ホルダ18に取り付けられ、電気かみそり10のボディ部20の上部に脱着自在に取り付けられる外刃ホルダ22に装着されている。そしてボディ部20上部の外刃ホルダ22の装着位置には、仕上げ剃り内刃(不図示)が突設され、仕上げ剃り外刃16が取り付けられた外刃ホルダ22がボディ部20上部に装着された際には、仕上げ剃り外刃16の内面と摺接可能となる。すなわち、当接した状態で往復動可能な構成となっている。
【0013】
続いて、本発明の特徴点である粗剃り刃14について説明する。
粗剃り刃14は図2に示すように平板状の粗剃り外刃24と、断面コ字状に折曲された粗剃り内刃26と、粗剃り外刃24をその両端で支持する一対の粗剃り刃ホルダ28と、粗剃り内刃26をボディ部20側の駆動部(不図示)と連結するためのガイド板30と、粗剃り内刃26とガイド板30との間に介装される板バネ32と、一対の粗剃り刃ホルダ28間を連結し、上記各部材を一体に組み付ける2枚の刃カバー34とから構成されている。
【0014】
まず、粗剃り外刃24について図4〜図6を用いて詳細に説明すると、粗剃り外刃24は金属材料を用いて外形が幅狭かつ長尺(一例として幅5mm、長さ42mm程度)な平板状に形成されている。そしてその長手方向に沿った両端側(粗剃り刃14の両側に配される仕上げ剃り刃12側の端部)に、第1の歯列36が形成されている。本実施の形態では、第1の歯列36の各歯の個々の形状は、粗剃り外歯24の長手方向に対して直角に側方に延出する長方形に形成され、延出端部は弧状に形成されている。そして各歯は同じ長さに形成され、その先端は同一直線上に位置し、かつ各歯の先端部分は粗剃り内刃26側に若干折曲されて肌と当接した状態での移動がスムーズに行えるように形成されている。
また、粗剃り外刃24の長手方向の両端部分の幅は、各第1の歯列36が形成された部分の幅より幅狭に形成され、この幅狭な部分にはそれぞれ透孔38が設けられている。
また、粗剃り外刃24の中央部分には、長手方向に沿って補強用の凹溝40が形成されている。
【0015】
次に、粗剃り内刃26について図7〜図9を用いて詳細に説明すると、粗剃り内刃26は金属板材を断面コ字状に折曲して形成され、当該一対の折曲部42の各端縁には、互いに逆方向に折曲されて形成された第2の歯列44が設けられている。第2の歯列44は折曲部42に対して直交するように外方に折曲されている。
この第2の歯列44は、粗剃り外刃24の各第1の歯列36の内面に摺接するものであり、このため鋸歯状に形成された第2の歯列44の各歯の折曲部分の長さDは、第1の歯列36の平坦部分の長さC未満に形成されている。
また、第2の歯列44の各歯は、図9に示すようにその根本部分が折曲部42にまで達するように形成されており、切断歯として第1の歯列36と接触する領域を多くし、有効切断面長が長くなるように構成されている。
【0016】
次に粗剃り刃ホルダ28について図2、図3を用いて詳細に説明する。
粗剃り刃ホルダ28は合成樹脂材料を用いて形成されており、角柱体46と、当該角柱体46の上部に形成され、粗剃り外刃24の第1の歯列36部分の幅Iと同じか又はそれ未満の幅Jに形成された偏平な頭部48と、角柱体46の下部から頭部48方向に延出され、外刃ホルダ22の係合部(不図示)と係合して粗剃り刃14を外刃ホルダ22に着脱自在に取り付ける係止片50と、角柱体46の下部であって係止片50が延出された側壁と反対の側壁から当該側壁に対して直角に延出する支持アーム52と、支持アーム52の上方に支持アーム52と離間して同一方向に延出するガイドアーム54とを有する。
そして頭部48には、ガイドアーム54の上面に開口する挿入孔56が形成されている。この挿入孔56の内壁面の断面形状は、粗剃り外刃24の幅狭部分の断面外形形状と略同寸に形成されており、粗剃り外刃24の幅狭部分が挿入可能となっている。
このように、粗剃り外刃24の両端を幅狭に形成することによって、当該幅狭部分を保持する粗剃り刃ホルダ28の幅Jを粗剃り外刃24の最大幅(通常は第1の歯列36の各歯の有効切断面長をなるべく多くしようとするため、最大幅は第1の歯列36部分となる)Iより短くすることができる。よって粗剃り刃14全体の幅は粗剃り外刃24の幅より幅狭に形成できるため、仕上げ剃り刃12を含めた全体の大きさをコンパクトにすることが可能となる。
【0017】
また、ガイドアーム54が延出する側壁と接する2つの側壁の頭部48直下には、当該2つの側壁に開口する貫通孔58が形成され、当該貫通孔58の頭部48側の内壁面には突部60が形成されている。突部60が形成されている位置は、挿入孔56に挿入される粗剃り外刃24の幅狭部分に形成された透孔38の位置に対応する位置になっている。
また、ガイドアーム54は直方体に形成されると共に、その厚さEは、断面コ字状に形成された粗剃り内刃26の一対の折曲部42の間隔Fと略同寸に形成されている。
また、支持アーム52も同様に略直方体に形成されると共に、厚み方向の両壁面には、刃カバー34が連結されるための柱状突起62が設けられている。
【0018】
次に刃カバー34の構成について図2を用いて説明すると、刃カバー34の長手方向の両端部には凹部64が形成されると共に、この凹部64の奥部には支持アーム52の柱状突起62が挿入可能な固定孔66が設けられている。また、刃カバー34には、一対の凹部64にわたるように補強用のリブ68が形成されている。
【0019】
続いて、粗剃り刃14の組み立て構造について図2、図3、図10を用いて説明する。
まず、粗剃り内刃26の一対の折曲部42を接続している連絡部70の外面に、屈曲された板バネ32をその両端が連絡部70の外面から離間し、かつ中央部分が連絡部70外面に当接する状態で配置する。そして板バネ32側から合成樹脂製のガイド板30を連絡部70に、板バネ32を介装した状態で固定する(図10参照)。これにより、粗剃り内刃26と板バネ32とガイド板30とが一体に組み立てられて、粗剃り内刃アセンブリ72となる。
次に、粗剃り外刃24の一方の端部に、当該端部の幅狭部分を粗剃り刃ホルダ28の挿入孔56内に挿入して粗剃り刃ホルダ28を取り付ける。
【0020】
続いて、粗剃り内刃アセンブリ72を、粗剃り外刃24が取り付けられた粗剃り刃ホルダ28に、ガイドアーム54が粗剃り内刃26の一対の折曲部42間に位置し、かつ板バネ32の端部が支持アーム52とガイドアーム54との間に位置するように装着する。
その後、粗剃り外刃24の他方の端部に、当該端部の幅狭部分を挿入孔56に挿入して一方の端部と同様に粗剃り刃ホルダ28を取り付ける。なお、この際には、やはり一方の端部と同様に ガイドアーム54が粗剃り内刃26の一対の折曲部42間に位置し、かつ板バネ32の端部が支持アーム52とガイドアーム54との間に位置するように装着する。
【0021】
次に、粗剃り内刃26を挟み込むように、粗剃り刃ホルダ28の両側から刃カバー34を、その固定孔66に支持アーム52の柱状突起62を挿入して取り付け、柱状突起62を加熱して潰し、固定する。これにより、一対の粗剃り刃ホルダ28が刃カバー34を介して連結される。なお、刃カバー34の粗剃り内刃26側の端縁形状は直線的に形成され、第2の歯列44との間には若干の隙間が生じている。
最後に、粗剃り刃ホルダ28の貫通孔58内の突部60を挿入孔56方向に押入して、組み立てが完了する。突部60を挿入孔56方向に押入することより、貫通孔58と挿入孔56との間の壁部が挿入孔56側に弾性変形し、挿入孔56側の内壁面に粗剃り外刃24の透孔38に突入する凸状部(不図示)が形成され、粗剃り刃ホルダ28からの粗剃り外刃24の抜脱が防止できる。
このようにして組み立てられた粗剃り刃14では、粗剃り内刃26は、一対の折曲部42がガイドアーム54の側面と当接してガイドされた状態で、長手方向に往復動する。また粗剃り内刃26は、支持アーム52の粗剃り外刃24側の面と当接して粗剃り内刃アセンブリ72全体を粗剃り外刃24方向に付勢する板バネ32によって粗剃り外刃24の内面と常時当接した状態で摺動可能となる。
【0022】
また、上述した実施の形態では、第1の歯列36の各歯先の先端は同一直線上に位置するように構成されていたが、図11に示すように先端が波状曲線上に位置するように第1の歯列36の各歯の長さを変えるようにしてもよい。この構成とすることによって、肌に対して粗剃り刃14を斜めに移動させるような場合でも、第1の歯列36と癖髭とが、より直角に近い角度で当接する部位を確保できるめに一層確実な髭剃りが可能となる。
また、粗剃り外刃24は平板状であるため、第1の歯列36の各歯の形状を鋸歯状(第2の歯列44の各歯と同様の平面形状が略三角形となる形状をいう)に容易に形成することができる。これによって、髭を捕らえる範囲が広くなり、良好な髭の取り込みが行える。また、第1の歯列36の各歯の切断面と第2の歯列44の各歯の切断面との交差角度を任意に設定することができるので、最も髭の切断能力が高くなる交差角度とすることができる。
【0023】
以上、本発明の好適な実施の形態について種々述べてきたが、本発明は上述する実施の形態に限定されるものではなく、発明の精神を逸脱しない範囲で多くの改変を施し得るのはもちろんである。
【0024】
【発明の効果】
本発明に係る往復式電気かみそりを用いると、癖髭の粗剃り刃への取り込みは、従来のようにスリットの開口幅や長さに制限されることがなくなり、大きく曲がっていたり、また寝ていたりする癖髭を効率よく剃ることが可能となる。また、粗剃り外刃の構造も平板状であるため、製造も容易にでき、コスト削減が可能となるという著効を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る往復式電気かみそりの一実施形態の構成を説明するための、要部斜視図である。
【図2】図1の粗剃り刃の組み立て分解正面図である。
【図3】図1の粗剃り刃の粗剃り刃ホルダ、粗剃り外刃、粗剃り内刃の構造を示す要部斜視図である。
【図4】図1の粗剃り外刃の構造を示す平面図である。
【図5】図1の粗剃り外刃の構造を示す正面図である。
【図6】図4のA−A断面図である。
【図7】図1の粗剃り内刃の構造を示す平面図である。
【図8】図1の粗剃り内刃の構造を示す正面図である。
【図9】図4のB−B断面図である。
【図10】図1の粗剃り内刃アセンブリの組み立て構造と、粗剃り内刃アセンブリと粗剃り外刃との当接状態を示す要部断面図である。
【図11】粗剃り外刃の他の実施の形態を示す平面図である。
【図12】従来の往復式電気かみそりのヘッド部分の構造を示す要部断面図である。
【図13】図12の粗剃り外刃の構造を示す斜視図である。
【図14】図12の粗剃り内刃の構造を示す斜視図である。
【図15】図12の粗剃り刃が癖髭を剃る際の状態を説明する説明図である。
【符号の説明】
10 往復式電気かみそり
12 仕上げ剃り刃
14 粗剃り刃
24 粗剃り外刃
26 粗剃り内刃
36 第1の歯列
44 第2の歯列
Claims (8)
- 離間して並設された一対の仕上げ剃り刃間に、粗剃り刃が配されて成る往復式電気かみそりにおいて、
前記粗剃り刃は、
長尺な平板状に形成されると共に、前記各仕上げ剃り刃側の両端側には第1の歯列が形成された粗剃り外刃と、
前記粗剃り外刃の内側に、該粗剃り外刃の長手方向に沿って往復動自在に配されると共に、前記各第1の歯列の内面に摺接する一対の第2の歯列を有する断面コ字状に形成された粗剃り内刃と、
前記粗剃り外刃の両端と同じ幅の挿入孔が頭部に設けられ、前記挿入孔に前記粗剃り外刃の両端が挿入されて前記粗剃り外刃の両端に取り付けられた一対の粗剃り刃ホルダとを備え、
前記粗剃り内刃は、前記粗剃り刃ホルダから前記粗剃り外刃の長手方向に平行に延出するガイドアームに、前記粗剃り外刃の長手方向と平行に往復動すべくガイドされて支持され、
前記粗剃り内刃の外面に前記粗剃り内刃をボディ部側の駆動部と連結するためのガイド板が固定されると共に、前記粗剃り内刃と前記粗剃り刃ホルダとの間に該粗剃り内刃を前記粗剃り外刃に常時当接した状態で摺動可能とする板バネが介装され、
前記粗剃り内刃を両側から挟み込むように、前記一対の粗剃り刃ホルダ間を連結する刃カバーが設けられていることを特徴とする往復式電気かみそり。 - 前記粗剃り外刃の中央部分には、前記第1の歯列に沿って延びる凹溝が形成されていることを特徴とする請求項1記載の往復式電気かみそり。
- 前記粗剃り内刃は金属板材が折曲されて形成されると共に、前記第2の歯列は各折曲部の端縁に、互いに逆方向に折曲されて形成されていることを特徴とする請求項1または2記載の往復式電気かみそり。
- 前記第1の歯列は、その先端が同一直線上に位置するように形成されていることを特徴とする請求項1、2または3記載の往復式電気かみそり。
- 前記第1の歯列は、その先端が波状曲線上に位置するように形成されていることを特徴とする請求項1、2または3記載の往復式電気かみそり。
- 前記第1の歯列の各歯は、前記第2の歯列の各歯より長寸に形成されると共にその先端は、粗剃り内刃側に折曲されていることを特徴とする請求項1、2、3、4または5記載の往復式電気かみそり。
- 前記第1の歯列の各歯は、鋸歯状に形成されていることを特徴とする請求項1、2、3、4、5または6記載の往復式電気かみそり。
- 前記粗剃り外刃の幅狭の前記両端には透孔が設けられ、
前記粗剃り刃ホルダの前記挿入孔の下方には貫通孔が設けられると共に、該貫通孔の挿入孔側の内壁面であって挿入された前記粗剃り外刃の前記透孔に対応する位置には突部が形成され、
前記粗剃り外刃の前記両端が前記挿入孔内に挿通された際に、前記突部を押入することで貫通孔と挿入孔との間の壁部を弾性変形させて、挿入孔側の内壁面に前記透孔に突入可能な凸状部を形成することを特徴とする請求項請求項1、2、3、4、5、6または7記載の往復式電気かみそり。
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