JP7349638B2 - 照明装置 - Google Patents

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本開示は、照明装置に関する。
従来の特許文献1の照明装置は、外装カバーと、外装カバーに設けられる発光モジュールと、外装カバーの両端に設けられる一対の音響部と、外装カバーに固定され、発光モジュールを覆う透光カバーとを備える(例えば、特許文献1参照)。
特開2019-102293号公報
しかしながら、上記特許文献1の照明装置では、音響部が外装カバーである筐体の外側両端に設けられるため、照明装置を見た場合に、音響部と透光カバーとの一体感が生まれ難い。このため、音響部を含めた照明装置の外観性を向上させたいという要望がある。
このことから、発光モジュールを収容する外装カバーに音響部を収容することが考えられる。しかし、発光モジュールの発した光を音響部が遮ってしまうことがあり、照明機能を損ねてしまうことがある。また、音響部を発光モジュールよりも上側に配置すれば、照明機能を確保することができても、照明装置の厚みが増したり、大径化したり、音質及び音圧が劣化したりしてしまうという課題がある。
そこで、本開示は、異なる機能を有する音を出力する音響部と光を発する発光モジュールとを一体化させることで照明装置の外観性を確保しつつ、照明装置の大型化を抑制することができる照明装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本開示に係る照明装置の一態様は、筐体と、透光性を有するカバー体と、前記筐体に設けられる発光モジュールと、前記筐体と前記カバー体との間に設けられ、音を出力する1以上の音響部とを備え、前記カバー体は、前記発光モジュール及び前記1以上の音響部を覆う姿勢で、前記筐体に支持され、前記筐体は、前記発光モジュールを支持する第1支持体と、前記第1支持体に支持され、前記第1支持体の外周縁に沿って設けられる第2支持体とを有する。
また、上記目的を達成するために、本開示に係る照明装置の一態様は、筐体と、透光性を有するカバー体と、前記筐体に設けられる発光モジュールと、前記筐体と前記カバー体との間に設けられ、音を出力する1以上の音響部とを備え、前記カバー体は、前記発光モジュール及び前記1以上の音響部を覆う姿勢で、前記筐体に支持され、前記筐体には、一対の音響部が設けられ、前記一対の音響部を駆動させる電力を供給する第1電源部と、前記発光モジュールを点灯させる電力を供給する第2電源部とを備え、前記一対の音響部は、前記一対の音響部の並び方向が前記第1電源部及び前記第2電源部の並び方向と直交するように前記筐体に配置される。
本開示によれば、異なる機能を有する音を出力する音響部と光を発する発光モジュールとを一体化させることで照明装置の外観性を確保しつつ、照明装置の大型化を抑制することができる。
図1は、実施の形態に係る照明装置の全体構成を示す斜視図である。 図2は、実施の形態に係る照明装置を分解した状態を示す分解斜視図である。 図3は、図1のIII-III線における照明装置を示す断面図、レンズカバーの部分拡大断面図、及び、音響部の部分拡大断面図である。 図4は、実施の形態に係る照明装置の拡散カバー及びレンズカバーを取り外した状態を示す平面図である。 図5は、第1支持体、第2支持体、主カバー及び化粧板との関係を示す部分拡大断面図である。 図6は、実施の形態に係る照明装置の全体構成を示すブロック図である。 図7は、図4のVII-VII線における照明装置の拡散カバー及びレンズカバーを取り外した状態の音響通信部を示す部分拡大断面図である。 図8は、図4のVIII-VIII線における照明装置の拡散カバー及びレンズカバーを取り外した状態の照明通信部を示す部分拡大断面図である。 図9は、第1支持体の仮想線に対する音響通信部及び照明通信部の距離と、無線到達距離とを示す図である。
以下、本開示の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。以下に説明する実施の形態は、いずれも本開示の一具体例を示すものである。したがって、以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態等は、一例であって本開示を限定する主旨ではない。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
なお、各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。また、各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付しており、重複する説明は省略又は簡略化する。
また、以下の実施の形態において、略平行等の表現を用いている。例えば、略平行は、平行であることを意味するだけでなく、実質的に平行である、すなわち、例えば数%程度の誤差を含むことも意味する。また、略平行は、本開示による効果を奏し得る範囲において平行という意味である。他の「略」を用いた表現についても同様である。
以下の説明において、LED(LightEmittingDiode)光源が出射する光の光軸の方向と平行な方向をZ軸方向とし、音響部の並び方向をX軸方向とすると、Z軸方向及びX軸方向と直交する方向をY軸方向と規定する。
以下、本開示の実施の形態に係る照明装置について説明する。
(実施の形態)
[構成:照明装置1]
図1は、実施の形態に係る照明装置1の全体構成を示す斜視図である。
図1に示すように、照明装置1は、周囲を照明することができる光を出射する照明装置1である。具体的には、照明装置1は、例えば住宅等の施設の天井、壁等の造営材に設置され、施設の内部の空間を照明するためのシーリングライトである。照明装置1は、器具取付部材等によって造営材に固定される。造営材は、天井、壁等を構成する部材である。
照明装置1の構成について、図2及び図3を用いて説明する。
図2は、実施の形態に係る照明装置1を分解した状態を示す分解斜視図である。図3は、図1のIII-III線における照明装置1を示す断面図、レンズカバー30の部分拡大断面図、及び、音響部50の部分拡大断面図である。
図2及び図3に示すように、照明装置1は、筐体10と、発光モジュール20と、レンズカバー30と、拡散カバー40と、1以上の音響部50と、音響電源部61と、照明電源部62と、音響制御部63と、照明制御部64と、音響通信部71と、照明通信部72とを備える。
<筐体10>
筐体10は、例えば、アルミニウム板又は鋼板等の板金をプレス加工したりすることによって形成される。筐体10は、円盤状であり、音響部50、音響電源部61、照明電源部62、音響制御部63、照明制御部64、音響通信部71、照明通信部72等を収容し、所定の姿勢で支持する支持体である。
筐体10は、第1支持体11と、1以上の第2支持体12とを有する。
第1支持体11は、発光モジュール20、レンズカバー30等を支持し、かつ、音響電源部61、照明電源部62、音響制御部63、照明制御部64、音響通信部71、照明通信部72等を収容する円盤状の器具本体である。第1支持体11には、発光モジュール20、レンズカバー30、音響電源部61、照明電源部62、音響制御部63、照明制御部64、音響通信部71、照明通信部72等がネジ等の固定部材によって支持されて固定される。本実施の形態では、第1支持体11には、Z軸方向に見て、中央部分に略円形状の開口11aが形成されている。
開口11aには、第1支持体11を引掛けシーリング(不図示)に装着するための具取付部材(不図示)が設けられる。器具取付部材は、造営材に設けられている引掛けシーリングに着脱自在に嵌合される。なお、器具取付部材とは、造営材に設置された引掛けシーリングに第1支持体11を着脱自在に取り付けるためのアダプタである。つまり、開口11aは、引掛けシーリングに対応する位置に形成され、引掛けシーリングを配置するための貫通孔である。
また、引掛けシーリングは、商用電源(不図示)と電線(不図示)を介して電気的に接続される。照明装置1が器具取付部材を介して引掛けシーリングに取り付けられることで、照明装置1が備える音響電源部61及び照明電源部62に電力が供給される。器具取付部材は、照明装置1と引掛けシーリングとを、機械的及び電気的に接続する。
なお、第1支持体11は、発光モジュール20からの熱を放熱するためのヒートシンクとしても機能する。つまり、第1支持体11は、金属製であり、本実施の形態では板金である。
また、第1支持体11には、開口11aのY軸プラス方向側に形成される音響無線用開口11bと、開口11aのY軸マイナス方向側に形成される照明無線用開口11cとが形成される。
音響無線用開口11bは、音響通信部71が外部機器と無線通信するための貫通孔であり、音響用の無線信号が通過する。音響無線用開口11bは、Z軸方向から見て、音響通信部71と重なっている。
照明無線用開口11cは、照明通信部72が外部機器と無線通信するための貫通孔であり、照明用の無線信号が通過する。照明無線用開口11cは、Z軸方向から見て、照明通信部72と重なっている。
さらに、第1支持体11の造営材側の面(Z軸プラス方向側の面)には、例えば、ウレタン等で形成されたクッション部材(不図示)が取り付けられていてもよい。クッション部材は、第1支持体11の形状に沿って配置される。照明装置1が造営材に設置された際に、クッション部材は、第1支持体11と造営材との間に挟み込まれることにより、筐体10の揺動又は回転が抑制される。
第2支持体12は、第1支持体11の周囲に配置され、音響部50を支持しかつ収容する収容体であり、音響部50と一体的に配置されて照明装置1の外郭を構成する。第2支持体12は、ネジ等の固定部材によって、第1支持体11に固定される。第2支持体12と第1支持体11との間には、パッキン19が配置される。
図4は、実施の形態に係る照明装置1の拡散カバー40及びレンズカバー30を取り外した状態を示す平面図である。
本実施の形態では、図3及び図4に示すように、一対の第2支持体12が筐体10の一部を構成する。一対の第2支持体12は、X軸方向に並べられ、第1支持体11の外周縁に沿って配置される。なお、第2支持体12は、3つ以上設けられていてもよく、1つであってもよい。第2支持体12の数は、音響部50の数に応じて変更される。
また、第2支持体12は、Z軸方向から見て円弧状をなしている。つまり、第2支持体12は、第1支持体11の外周縁の形状に沿って長尺状である。
<発光モジュール20>
図2及び図3に示すように、発光モジュール20は、例えば、光を発するモジュールであり、部屋全体を明るくする、室内照明用途のモジュールである。発光モジュール20は、筐体10の第1支持体11の底部におけるZ軸マイナス方向側の面である設置面に配置され、周囲に光を照射するように、第1支持体11に設けられて保持される。本実施の形態では、発光モジュール20は、複数設けられ、第1支持体11の開口11aを囲むように、第1支持体11に固定される。
発光モジュール20は、基板21と、複数のLED光源22とを有する。
基板21は、LED光源22を実装するための実装面を有する実装基板である。基板21は、複数枚によって略円環状に形成される。複数の基板21のそれぞれは、第1支持体11の開口11aを囲むように、第1支持体11の底部のZ軸マイナス方向側の設置面に、ネジ等の固定部材によって、第1支持体11に固定される。具体的には、基板21は、複数のLED光源22を配置する実装面がZマイナス方向を向くように、X-Y平面と略平行姿勢で第1支持体11に固定される。本実施の形態では、3枚の円弧状の基板21によって、円環状を構成しているが、基板21の数はこれに限定されず、2枚以下でもよく、4枚以上でもよい。
基板21としては、例えば、アルミニウム又は銅等の金属材料からなる基材に絶縁被膜を施すことで得られるメタルベース基板、アルミナ等のセラミック材料の焼結体であるセラミックス基板、又は、樹脂材料をベースとする樹脂基板等が用いられる。本実施の形態では、基板21として、金属配線が形成されたガラスエポキシ基板からなるプリント配線基板を用いる。なお、基板21は、リジッド基板であってもよく、フレキシブル基板であってもよい。
複数のLED光源22は、基板21の形状に沿って、略円弧状に配置される(図2及び図3では図示を省略)。つまり、複数の基板21が環状に配置されるため、複数のLED光源22は、複数の基板21によって複数の円環状の列をなして配列され、つまり同心円状に配列される。本実施の形態では、径方向に7列配置される。なお、図2では、複数のLED光源22は、図示を省略している。
複数のLED光源22は、例えば白色光を出射するように構成される。具体的には、複数のLED光源22は、COB(Chip On Board)型LED素子で構成され、基板21上に実装されたベアチップ(LEDチップ)である複数の青色LEDと、それら青色LEDを封止し、黄色蛍光体を含む封止部材とを有する。また、複数のLED光源22は、2色以上の光を出射してもよい。具体的には、複数のLED光源22は、RGBの3色LED光源22であり、赤色光、青色光及び緑色光の3色の単色光を出射するとともに、これらの3色の単色光を調光することで得られるカラー光又は白色光を出射してもよい。
また、複数のLED光源22は、LEDがパッケージ化された表面実装(SMD:Surface Mount Device)型のLED素子であってもよく、容器(パッケージ)と、容器内に実装された複数のLEDチップと、複数のLEDチップを封止する封止部材とを有する。封止部材は、シリコーン樹脂等の透光性の絶縁性樹脂材料である。なお、封止部材には、シリカ等の光拡散材及びフィラー等が分散されていてもよい。
本実施の形態では、複数のLED光源22は、Z軸マイナス方向と略平行な方向に向けて光を照射する。具体的には、複数のLED光源22の光軸は、光の主たる出射方向であり、Z軸マイナス方向と略平行な方向である。
このように構成される複数のLED光源22は、基板21に実装される。本実施の形態では、3つの基板21のそれぞれに複数が実装される。
<レンズカバー30>
レンズカバー30は、複数のLED光源22のそれぞれからの光の配光を制御するための光学部材である。レンズカバー30は、透光性を有する材料(例えば、アクリル(PMMA)、ポリカーボネート(PC)などの透明な樹脂等)で形成される。
レンズカバー30は、複数のLED光源22が配列された形状に沿って、円環状に形成される。レンズカバー30及び第1支持体11をZ軸プラス方向から見た場合に、レンズカバー30の開口30aは、第1支持体11の開口11aと略一致する。つまり、レンズカバー30の開口30aを構成する開口面の中心を通過する中心軸Oと、第1支持体11の開口11aを構成する開口面の中心を通過する中心軸Oとは略一致する。
Z軸プラス方向から見て、レンズカバー30は、発光モジュール20を覆うように、発光モジュール20のZ軸マイナス方向に設けられる。また、レンズカバー30は、ネジ等の固定部材により、基板21を介して第1支持体11の底部に固定される。つまり、レンズカバー30は、複数のLED光源22と基板21とを覆うように、X-Y平面と略平行な姿勢で第1支持体11に固定される。
本実施の形態では、レンズカバー30は1つであるが、基板21の略円弧状の形状に応じて、複数の円弧状のからなるレンズカバー30であってもよい。例えば、3つのレンズカバー30がそれぞれの発光モジュール20を覆うように設けられていてもよい。
レンズカバー30は、複数のLED光源22のそれぞれから出射された光の配光を制御する複数のレンズ31を有する。
複数のレンズ31は、複数のLED光源22と一対一で対応するように、複数のLED光源22を覆う。つまりレンズ31は、LED光源22と対応し、複数のレンズ31は、複数の円環状の列(以下、レンズ列ということがある)をなして配列、つまり同心円状に配列される。レンズ列は、複数のレンズ31を1組とした円環状の列であり、複数のLED光源22の配列に沿って、周方向に配列される。
複数のレンズ31は、それぞれのLED光源22の発した光が透過するため、透過する光を配光制御して出射する。なお、複数のレンズ31のうちの一部のレンズ31では、配光特性が異なっていてもよい。つまり、レンズ31は、レンズカバー30における位置によって配光特性が異なっていてもよい。
複数のレンズ31のそれぞれは、LED光源22から出射される光が入射する入射面と、入射面に入射した光を出射する出射面とを有する。
入射面は、LED光源22の発光面と対向する面であり、LED光源22の発した光が入射する面である。入射面は、レンズ31におけるZ軸プラス方向側の面であり、出射面と反対側の面である。出射面は、LED光源22の発した光であり、内部を透光した光が入射する面である。出射面は、レンズ31おけるZ軸マイナス方向側の面である。出射面は、Z軸プラス方向側から見た場合に、円形状である。なお、出射面は、シボ加工などにより、微細な凹凸(シボ)が形成されていてもよい。
<拡散カバー40>
拡散カバー40は、レンズカバー30及び1以上の音響部50を覆い、レンズカバー30から入射した光を外側に向けて拡散して出射する光学部材である。拡散カバー40は、レンズカバー30に対して所定の距離離れた状態で、発光モジュール20、1以上の音響部50及び第2支持体12を覆う姿勢で、筐体10の第2支持体12に支持される。具体的には、拡散カバー40は、Z軸方向から見た場合に円形状をなし、拡散カバー40の中心軸Oがレンズカバー30の開口30aの中心軸O、及び、第1支持体11の開口11aの中心軸Oと略一致するように、筐体10に支持される。拡散カバー40は、カバー体の一例である。
拡散カバー40は、透光性を有する。例えば、拡散カバー40は、アクリル樹脂等の透光性を有する材料で形成されている。例えば、拡散カバー40は、光拡散材が内部に分散された乳白色の拡散パネルを用いてもよい。また、拡散カバー40の表面にシボ加工等により、微細な凹凸(シボ)が形成されていてもよい。これにより、レンズカバー30から拡散カバー40に入射した光は、拡散カバー40を透過することで散乱される。これにより、拡散カバー40をZ軸マイナス方向側から見たときの拡散カバー40に現れる輝度ムラが低減される。
拡散カバー40は、主カバー41と、化粧板42とを有する。
主カバー41は、Z軸プラス方向側から見て、レンズカバー30及び発光モジュール20を覆い、レンズカバー30から入射した光を拡散して出射する透光性を有する光学部材である。
主カバー41は、Z軸方向に扁平な円筒状である。主カバー41は、Z軸プラス方向から見て略円盤状の円盤部41aと、円盤部41aの外周端縁からZ軸プラス方向に立ち上がる環状の側壁部41bとを有する。図3に示すように、円盤部41aは、レンズカバー30に対して所定の距離離れた状態で、X-Y平面に対して略平行な姿勢で、側壁部41bに保持される。側壁部41bの被係止部41cが第1支持体11の係止部13に係合されることで、主カバー41が第1支持体11に支持される。
なお、主カバー41は、第1支持体11の係止部13に支持されているが、ネジ等の固定部材によって第1支持体11に支持されていてもよい。また、主カバー41は、第2支持体12に支持されてもよい。なお、主カバー41は、化粧板42に支持されてもよく、化粧板42を介してネジ等の固定部材によって第1支持体11又は第2支持体12に支持されてもよい。
図2及び図3に示すように、化粧板42は、音響部50及び第2支持体12を一体化した円環状に応じた形状であり、円環状をなした枠体である。化粧板42は、主カバー41の外周縁に沿って設けられる。化粧板42の開口42aには、主カバー41及び第1支持体11が配置される。
化粧板42は、音響部50及び第2支持体12と対向する姿勢で、音響部50及び第2支持体12のZ軸マイナス方向に配置される。化粧板42は、主カバー41と合わせて見て、主カバー41の円盤部41aと一体化するように、円盤部41aとの境界で滑らかに見えるように配置される。つまり、化粧板42のZ軸マイナス方向側の面は、円盤部41aのマイナス方向側の面に沿って、滑らかに形成される。化粧板42は、Z軸プラス方向に見て、音響部50及び第2支持体12を覆う化粧用の外装カバーを構成する。
化粧板42は、化粧用の外殻を構成する円環状の外枠42bと、外枠42bの内周に接続され、開口42aを形成する円環状の内枠42cとを有する。外枠42bは、主カバー41の外周縁に沿って設けられる。内枠42cの内周側には、主カバー41及び第1支持体11が配置される。
図5は、主カバー41及び化粧板42との関係を示す部分拡大断面図である。図5に示すように、化粧板42の開口42aを形成する内周端縁は、第1支持体11と第2支持体12とで挟まれた状態で、ネジ等の固定部材49によって固定される。具体的には、化粧板42の内枠42cには、その内周端縁から中心軸Oに近づくように張り出す(延びる)舌状の係合部が形成される。固定部材49は、第2支持体12、化粧板42の内枠42c及び第1支持体11の順に挿通することで、これらをネジ止めして固定している。
このように、図2及び図3に示すように、化粧板42は、音響部50及び第2支持体12を覆い、1以上の音響部50及び第2支持体12に支持される。また、本実施の形態では、化粧板42は、さらに図5の固定部材49によって第1支持体11にも支持される。
本実施の形態では、化粧板42は、非透光性(遮光性)の白色樹脂材料で構成される。なお、化粧板42は、白色樹脂材料に限定されず、他の樹脂材料、金属、木材等であってもよい。なお、化粧板42は、光を透光させる機能を有していてもよく、必ずしも非透光性に限定されない。
また、化粧板42には、音響部50が配置される位置と対向する位置に複数の音孔43aからなる音孔部43が形成される。音孔部43は、音響部50が出力する音を照明装置1の外部に出力させるためのグリルネットである。本実施の形態では、音孔部43は、照明装置1におけるX軸方向の両端側に形成される。つまり、化粧板42には、X軸プラス方向側の音孔部43と、X軸マイナス方向側の音孔部43とが形成される。
本実施の形態では、音孔43aの径は、2mm以上である。これは、音孔43aの大きさを所定の大きさ以上となる径を確保することによって、音響部50からの音を確実に出力することができる。また、音孔43aの径が2mm以上かつ隣り合う2つの音孔43aのピッチは1.5mm以上であれば、化粧板42を樹脂成型によって作成する場合に、確実に製造し易くなるため、歩留まりの低下が抑制される。
音孔部43を構成する複数の音孔43aが形成される化粧板42上の領域は、Z軸方向から見たときに、音響部50のコーンと重なる。この領域は、当該コーンと同程度の面積だけ形成されていてもよく、音響部50のコーンよりも広い面積であってもよい。
<音響部50>
図6は、実施の形態に係る照明装置1の全体構成を示すブロック図である。
図2、図3及び図6に示すように、音響部50は、外部機器90から取得する又は図示しない記憶部に記憶されている音情報に基づいて、音情報に示される音を出力するスピーカである。音響部50には、不図示のケーブルを介して音響制御部63が電気的に接続される。具体的には、音響部50には、音響電源部61から電力が供給されるとともに、音響制御部63の制御によって音情報に示される音情報を音に変換して、変換した音を出力する。
音響部50は、例えば、コーン、センターキャップ及びボイスコイル等を収容する収容体であるフレーム51、ヨーク、永久磁石等で構成される。
また、音響部50は、筐体10と拡散カバー40との間つまり第2支持体12と拡散カバー40の化粧板42との間に配置される。
本実施の形態では、筐体10には、一対の音響部50が設けられる。一対の音響部50は、X軸方向に並べられ、拡散カバー40の化粧板42に沿って配置され、化粧板42の音孔部43と対向する位置に配置される。つまり、一対の音響部50は、化粧板42の一対の音孔部43のZ軸プラス方向に配置される。一対の音響部50のそれぞれは、一対の第2支持体12に挟まれるように、第1支持体11の外周縁に沿って配置される。なお、音響部50は、3つ以上の設けられていてもよく、1つであってもよい。
また、音響部50は、第2支持体12とともに、当該照明装置1の外殻を兼ねている。本実施の形態では、音響部50のフレーム51が照明装置1の外殻を構成する。音響部50及び第2支持体12が第1支持体11に固定された場合、音響部50の外周面(フレーム51の外周面)は、第2支持体12の外周面(照明装置1の外側面)の形状に沿って形成されるつまり、音響部50の外周面は、第2支持体12の外周面とは面一となるように配置される。本実施の形態では、一対の音響部50は、筐体10の外郭の一部を構成する。つまり、一対の音響部50は、一対の第2支持体12と一体化して配置される。一対の音響部50は、第2支持体12と一体的に構成されることで、第1支持体11の外周縁に配置される円環状の枠を構成する。
また、音響部50は、拡散カバー40の化粧板42の形状に沿って形成されるため、第1支持体11の外周縁(又は第2支持体12)に沿って配置される長尺状である。音響部50は、Z軸プラス方向から見て、拡散カバー40の化粧板42に覆われる。具体的には、音響部50は、Z軸マイナス方向側から見て、化粧板42の音孔部43と重なる(対向する)位置に配置される。これにより、音響部50が出力する音が音孔部43を介して照明装置1から出力される。
また、音響部50は、ネジ等の固定部材によって、拡散カバー40の化粧板42に固定される。なお、音響部50は、第1支持体11に固定されてもよく、第2支持体12に固定されてもよい。
<音響電源部61>
音響電源部61は、音響部50を駆動させる電力を供給する電源装置である。音響電源部61は、商用電源等の外部電源から引掛けシーリング及びアダプタを介して供給電力によって駆動する駆動回路、音響部50を駆動させるための電力を供給するケーブル等を有する。音響電源部61は、音響制御部63を介して音響部50と電気的に接続される。音響電源部61は、音響部50が音情報に基づいて音を出力するために、ケーブルを介して音響部50に電力を供給する。音響電源部61は、第1電源部の一例である。
また、音響電源部61は、第1支持体11のZ軸プラス方向側の面に、ネジ等の固定部材によって取り付けられて、固定される。また、音響電源部61は、照明装置1の中心軸OよりもY軸プラス方向側に配置される。
<照明電源部62>
照明電源部62は、発光モジュール20を点灯させる電力を供給する電源装置である。照明電源部62は、発光モジュール20を点灯させるための電力を供給する点灯回路、発光モジュール20を駆動させるための電力を供給するケーブル等を有する。照明電源部62は、照明制御部64を介して発光モジュール20と電気的に接続される。照明電源部62は、商用電源等の外部電源から引掛けシーリング及びアダプタを介して供給された交流電流を、整流、平滑及び降圧等して所定レベルの直流電力に変換する。照明電源部62は、変換した直流電流を、リード線等を介して発光モジュール20に供給する。なお、照明電源部62には、調光回路及び昇圧回路等が組み合わされていてもよい。照明電源部62は、第2電源部の一例である。
また、照明電源部62は、第1支持体11のZ軸プラス方向側の面に、ネジ等の固定部材によって取り付けられて、固定される。
また、照明電源部62は、照明装置1の中心軸OよりもY軸マイナス方向側に配置される。つまり、照明電源部62は、照明装置1の中心軸Oに対して音響電源部61と反対側に配置され、音響電源部61と略Y軸方向に並ぶように配置される。言い換えれば、照明電源部62及び音響電源部61は、中心軸Oを含むX-Z平面を挟んで対向する位置に配置されている。また、照明電源部62及び音響電源部61の並び方向(略Y軸方向)は、一対の音響部50の並び方向(X軸方向)と略直交するように筐体10に配置される。つまり、重量の重い照明電源部62、音響電源部61及び一対の音響部50の重心を中心軸Oに近づけるように、照明電源部62、音響電源部61及び一対の音響部50を配置する。
<音響制御部63>
音響制御部63は、音響部50、音響電源部61及び音響通信部71と電気的に接続される。音響制御部63は、音響通信部71で受信された音響用の無線信号に基づいて音響部50を制御する。例えば、音響制御部63は、音響用の無線信号に含まれる音情報及び音量指示コマンドに基づいて音響部50を制御することで、音響部50から音を出力させる。
音響制御部63は、例えば、CPU(Central Processing Unit)を備えたマイクロコンピュータを用いて構成することができる。音響制御部63は、例えば図示しない記憶部に記憶させた適宜のプログラムを実行させることで、所定の音響制御動作を行うことができる。記憶部は、例えば、フラッシュメモリ、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable Road Only Memory)等の不揮発性半導体メモリを用いて構成できる。なお、音響制御部63は、音情報を増幅するアンプ回路を含んでいてもよい。
<照明制御部64>
照明制御部64は、発光モジュール20、照明電源部62及び照明通信部72と電気的に接続される。照明制御部64は、例えば発光モジュール20の点灯回路つまり照明電源部62を制御することで発光モジュール20から出射させる光を調光制御及び調色制御することができる。照明制御部64は、照明通信部72で受信された照明用の無線信号に基づいて発光モジュール20の点灯及び消灯を制御する。例えば、照明制御部64は、3つの発光モジュール20のうちの、所望の1つ又は2つの発光モジュール20だけを調光制御、調色制御、点灯及び消灯させたり、全ての発光モジュール20を調光制御、調色制御、点灯及び消灯させたり、発光モジュール20の複数の光源のうちの一部の光源を調光制御、調色制御、点灯及び消灯させたり、又は、これらの組み合わせによる調光制御、調色制御、点灯及び消灯を、照明用の無線信号に基づいて制御することができる。
照明制御部64は、例えば、CPUを備えたマイクロコンピュータを用いて構成できる。照明制御部64は、例えば図示しない記憶部に記憶させた適宜のプログラムを実行させることで、所定の照明制御動作を行うことができる。記憶部は、例えば、フラッシュメモリ、EEPROM等の不揮発性半導体メモリを用いて構成することができる。
<音響通信部71>
図7は、図4のVII-VII線における照明装置1の拡散カバー40及びレンズカバー30を取り外した状態の音響通信部71を示す部分拡大断面図である。
図6及び図7に示すように、音響通信部71は、音響部50を制御するための音響用の無線信号を受信する無線モジュールであり、外部機器90と無線通信する。音響通信部71は、音響制御部63と電気的に接続される。これにより、音響通信部71が受信した音響用の無線信号は、音響制御部63に伝送(出力)される。音響通信部71は、第1通信部の一例である。第1通信部は、通信部に含まれる。
ここで、外部機器90は、無線通信可能な機器であれば如何様でもよく、例えば、スマートフォン等の携帯端末、無線式のリモコン等である。外部機器90は、音響用の無線信号を出力する。音響用の無線信号は、音響部50を制御するための信号である。音響用の無線信号には、例えば、音響部50を起動させるための起動指示、音響部50を停止させるための停止指示、音量を調整するための音量指示、音響部50が出力する音情報等が含まれる。
図4、図6及び図7に示すように、音響通信部71は、Z軸マイナス方向側から見て、隣り合う2つの発光モジュール20の間であり、隣り合う2つのレンズカバー30の間に配置される。また、音響通信部71は、音響電源部61の筐体に収容された状態で、第1支持体11のZ軸プラス方向側に音響電源部61とともに、ネジ等の固定部材によって取り付けられて、固定される。音響通信部71は、音響装置の中心軸OよりもY軸プラス方向側に配置される。なお、音響通信部71は、音響電源部61の筐体の外部に設けられてもよい。
音響通信部71は、発光モジュール20が配置される第1支持体11の設置面よりも、拡散カバー40側とは反対側に配置され、X-Y平面と略平行な姿勢で支持される。具体的には、音響通信部71は、第1支持体11の音響無線用開口11bよりもZ軸プラス方向側に設けられ、外部機器90と無線通信可能なように、Z軸プラス方向から見て音響無線用開口11bから露出している。つまり、音響通信部71は、拡散カバー40及びレンズカバー30に覆われているが、外部機器90と無線通信可能に露出し、かつ、発光モジュール20が発する光を遮らないように、発光モジュール20が発する複数の光源の発光面よりも、Z軸プラス方向側に配置される。より具体的には、図7に示すように、音響通信部71は、第1支持体11の設置面を含みかつ平行な仮想線VよりもZ軸プラス方向側に配置される。
音響通信部71は、例えば、Wi-Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、BLE又はZigBee(登録商標)等の無線通信規格に基づいて無線通信を行う。
<照明通信部72>
図8は、図4のVIII-VIII線における照明装置1の拡散カバー40及びレンズカバー30を取り外した状態の照明通信部72を示す部分拡大断面図である。
図6及び図8に示すように、照明通信部72は、発光モジュール20を制御するための照明用の無線信号を受信する無線モジュールであり、外部機器90と無線通信する。照明通信部72は、照明制御部64と電気的に接続される。これにより、照明通信部72が受信した照明用の無線信号は、照明制御部64に伝送(出力)される。照明通信部72は、第2通信部の一例である。第2通信部は、通信部に含まれる。
ここで、外部機器90は、無線通信可能な機器であれば如何様でもよく、例えば、スマートフォン等の携帯端末、無線式のリモコン等である。外部機器90は、照明用の無線信号を出力する。照明用の無線信号は、発光モジュール20を制御するための信号である。照明用の無線信号には、例えば、発光モジュール20を点灯させるための点灯指示、発光モジュール20を消灯させるための消灯指示、又は、発光モジュール20の調光比若しくは色温度(光色)を選択する指示等が含まれる。また、本実施の形態において、照明用の無線信号を出力する外部機器と、音響用の無線信号を出力する外部機器とは同一の外部機器90であるが、異なる外部機器でもよい。
図4、図6及び図8に示すように、照明通信部72は、Z軸マイナス方向側から見て、隣り合う2つの発光モジュール20の間であり、隣り合う2つのレンズカバー30の間に配置され、音響通信部71とは別の場所に配置される。具体的には、照明通信部72は、照明装置1の中心軸OよりもY軸マイナス方向側に配置される。つまり、照明通信部72は、照明装置1の中心軸Oに対して音響通信部71と反対側に配置され、音響通信部71と略Y軸方向に並ぶように配置される。言い換えれば、照明通信部72及び音響通信部71は、中心軸Oを含むX-Z平面を挟んで対向する位置に配置されている。また、照明通信部72及び音響通信部71の並び方向(Y軸方向)は、一対の音響部50の並び方向(X軸方向)と略直交するように筐体10に配置される。なお、照明通信部72は、照明電源部62の筐体に収容されてもよく、本実施の形態に限定されない。
このように、筐体10内において、音響通信部71と照明通信部72との距離を極力離して配置することとなるため、音響通信部71が受信する音響用の無線信号と、照明通信部72が受信する照明用の無線信号とが干渉し難くなる。
また、照明通信部72は、第1支持体11のZ軸プラス方向側の面に、ネジ等の固定部材によって取り付けられて、固定される。照明通信部72は、発光モジュール20が配置される第1支持体11の設置面よりも、拡散カバー40側とは反対側に配置され、X-Y平面と略平行な姿勢で支持される。具体的には、照明通信部72は、第1支持体11の照明無線用開口11cよりもZ軸プラス方向側に設けられ、外部機器90と無線通信可能なように、Z軸プラス方向から見て照明無線用開口11cから露出している。つまり、照明通信部72は、拡散カバー40及びレンズカバー30に覆われているが、外部機器90と無線通信可能に露出し、かつ、発光モジュール20が発する光を遮らないように、発光モジュール20が発する複数の光源の発光面よりも、Z軸プラス方向側に配置される。より具体的には、図8に示すように、照明通信部72は、第1支持体11の設置面を含みかつ平行な仮想線VよりもZ軸プラス方向側に配置される。
照明通信部72は、例えば、Wi-Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、BLE又はZigBee(登録商標)等の無線通信規格に基づいて無線通信を行う。
[実験結果]
図9は、第1支持体11の仮想線Vに対する音響通信部71及び照明通信部72の距離と、Bluetooth(登録商標)である場合の無線到達距離とを示す図である。図9では、第1支持体11の仮想線Vに対する音響通信部71及び照明通信部72の距離を変更した場合に、音響通信部71及び照明通信部72の無線到達距離を測定した結果を示す。
実線は音響通信部71の無線到達距離を示し、破線は照明通信部72の無線到達距離を示す。音響通信部71でも照明通信部72でも第1支持体11の仮想線VよりもZ軸プラス方向側に配置されるほど、無線到達距離が向上していることが判る。このように、無線到達距離が向上する理由は、金属製の第1支持体11よりも奥まった位置に音響通信部71及び照明通信部72が配置されることで、電波を音響通信部71及び照明通信部72に集めることができると考えられる。この結果から、音響通信部71及び照明通信部72は、第1支持体11の仮想線VよりもZ軸プラス方向側に配置する。
[作用効果]
次に、本実施の形態における照明装置1の作用効果について説明する。
上述したように、本実施の形態に係る照明装置1は、筐体10と、透光性を有する拡散カバー40と、筐体10に設けられる発光モジュール20と、筐体10と拡散カバー40との間に設けられ、音を出力する1以上の音響部50とを備える。そして、拡散カバー40は、発光モジュール20及び1以上の音響部50を覆う姿勢で、筐体10に支持される。
これによれば、拡散カバー40が発光モジュール20及び1以上の音響部50を覆うことで、発光モジュール20と1以上の音響部50とを一体化させた照明装置1を形成することができる。
したがって、異なる機能を有する音を出力する音響部50と光を発する発光モジュール20とを一体化させることで照明装置1の外観性を確保しつつ、照明装置1の大型化を抑制することができる。
また、本実施の形態に係る照明装置1において、筐体10は、発光モジュール20を支持する第1支持体11と、第1支持体11に支持され、第1支持体11の外周縁に沿って設けられる第2支持体12とを有する。
これによれば、第2支持体12を第1支持体11の外周縁に設けることで、発光モジュール20の近くに1以上の音響部50を配置することができる。このため、照明装置1では、音の出力と光を発することとを一体的に行うことができる。その結果、ユーザは、照明装置1から音が出力されている感覚を覚えることができる。
また、本実施の形態に係る照明装置1において、拡散カバー40は、1以上の音響部50及び第2支持体12を覆う姿勢で、第2支持体12に支持される。
これによれば、拡散カバー40が1以上の音響部50及び第2支持体12を覆い隠すことができるため、1以上の音響部50及び第2支持体12が視認され難くなることによって、照明装置1の外観性を向上させることができる。
また、本実施の形態に係る照明装置1において、1以上の音響部50は、第2支持体12とともに、当該照明装置1の外殻を兼ねている。
これによれば、1以上の音響部50を収容するための筐体を用意する必要もないため、1以上の音響部50を収容する部分だけ、筐体10を小型化することができる。その結果、照明装置1では、照明装置1を小型化することができる。
また、本実施の形態に係る照明装置1において、1以上の音響部50及び第2支持体12が第1支持体11に固定された場合、1以上の音響部50のフレーム51の外周面は、第2支持体12の外周面の形状に沿って形成される。
これによれば、1以上の音響部50及び第2支持体12が一体化されるため、照明装置1の外観性を向上させることができる。
また、本実施の形態に係る照明装置1において、拡散カバー40は、発光モジュール20を覆う透光性の主カバー41と、主カバー41の外周縁に沿って設けられる化粧板42とを有する。そして、化粧板42は、1以上の音響部50及び第2支持体12を覆い、1以上の音響部50及び第2支持体12に支持される。
これによれば、主カバー41は、透光性を有するため、発光モジュール20が発した光を出射させることができる。また、化粧板42と第2支持体12との間に1以上の音響部50を配置することができるため、照明装置1の大型化を抑制することができる。また、光が出射する主カバー41と、主カバー41の周囲に配置した化粧板42とによって、照明装置1の外観性を向上させることができる。
また、本実施の形態に係る照明装置1において、化粧板42には、1以上の音響部50が配置される位置と対向する位置に複数の音孔43aが形成される。
これによれば、例えば化粧板42を樹脂成形する場合、化粧板42に複数の音孔43aを有する構造を形成することができるため、金属製のグリルカバーを新たに設ける必要も無く、化粧板42の重量化及び製造コストの高騰化を抑制することができる。
また、光の出射する方向と同様の方向に音を伝搬させることができる。その結果、照明装置1では、音の出力と光の出射との一体感を演出することができる。
また、本実施の形態に係る照明装置1において、1以上の音響部50は、化粧板42又は第2支持体12に支持される。
これによれば、1以上の音響部50を所望の姿勢で支持することができるため、化粧板42に対する1以上の音響部50の位置ズレを抑制することができる。
また、例えば1以上の音響部50が化粧板42に支持される場合、1以上の音響部50を複数の音孔43aに近づけることができる。このため、照明装置1から出力される音の音質及び音圧の劣化を抑制することができる。
また、本実施の形態に係る照明装置1において、1以上の音響部50は、第1支持体11の外周縁に沿って配置される長尺状である。
これによれば、1以上の音響部50を長尺にすることで、照明装置1の大径化を抑制しつつ、それぞれの音響部50が出力する音圧レベルを確保することができる。
また、本実施の形態に係る照明装置1は、外部機器90と無線通信する通信部(照明通信部72及び音響通信部71)を備える。また、第1支持体11には、通信部が無線通信するための開口(照明無線用開口11c及び音響無線用開口11b)が形成される。そして、通信部は、開口から露出した状態で、発光モジュール20が配置される第1支持体11の設置面よりも、拡散カバー40側とは反対側に配置される。
これによれば、通信部が発光モジュール20よりもZ軸プラス方向側に配置されることとなるため、発光モジュール20の発する光を遮らない位置に配置されることとなる。このため、拡散カバー40から出射される光に影が映り難くなるため、この照明装置1ではより均一な光を出射することができる。
また、通信部は、開口を介して外部機器90と無線通信することができるため、外部機器90との電波強度を確保することができるとともに、無線到達距離を向上させることができる。
また、本実施の形態に係る照明装置1において、発光モジュール20は、複数設けられる。そして、通信部は、隣り合う2つの発光モジュール20の間に配置される。
これによれば、発光モジュール20の外周縁に配置する場合に比べて、隣り合う2つの発光モジュール20の間の隙間に配置することができるため、通信部を新たに配置するために、照明装置1を大径化する必要もない。このため、照明装置1の大径化を抑制することができる。
また、照明装置1の隅の方に配置されるよりも通信性能を確保することができるとともに、発光モジュール20から出射する光を遮り難くすることができる。つまり、この照明装置1では、照明装置1の通信性能の確保と、拡散カバー40から出射される光の輝度ムラの抑制とを両立することができる。
また、本実施の形態に係る照明装置1において、筐体10には、一対の音響部50が設けられる。また、通信部は、一対の音響部50を制御するための音響用の無線信号を受信する音響通信部71と、発光モジュール20を制御するための照明用の無線信号を受信する照明通信部72とを有する。そして、音響通信部71及び照明通信部72は、音響通信部71及び照明通信部72の並び方向が一対の音響部50の並び方向と直交するように筐体10に配置される。
これによれば、音響通信部71及び照明通信部72を一対の音響部50からできるだけ遠く離した位置に配置することができる。このため、音響通信部71及び照明通信部72は、一対の音響部50による磁場の影響を抑制することができるため、通信性能を確保することができる。
また、音響通信部71と照明通信部72との距離を極力離して配置すれば、音響通信部71が受信する音響用の無線信号と、照明通信部72が受信する照明用の無線信号との干渉を抑制することができるため、音響通信部71及び照明通信部72と外部機器90とがより確実に通信することができる。
また、本実施の形態に係る照明装置1において、筐体10には、一対の音響部50が設けられる。また、照明装置1は、一対の音響部50を駆動させる電力を供給する音響電源部61と、発光モジュール20を点灯させる電力を供給する照明電源部62とを備える。そして、一対の音響部50は、一対の音響部50の並び方向が音響電源部61及び照明電源部62の並び方向と直交するように筐体10に配置される。
これによれば、照明装置1において重量の重い装置を略均等に分散して配置することで、照明装置1の重心の位置を中心軸Oに近づけることができる。これにより、照明装置1では、照明装置1の重量バランスを保つことができる。
(その他変形例)
以上、本開示に係る照明装置について、実施の形態に基づいて説明したが、本開示は、上記の各実施の形態に限定されるものではない。
例えば、上記の各実施の形態に係る照明装置において、主カバーは第1支持体に固定されているが、化粧板に固定されてもよく、化粧板を介してネジ等の固定部材によって第1支持体又は第2支持体に固定されてもよく、音響部に固定されてもよい。
また、上記の各実施の形態に係る照明装置において、レンズカバーのそれぞれのレンズは、2つの配光ピークを有する光を出射するレンズであってもよい。具体的には、それぞれのレンズは、光軸に対して互いに反対側に2つの配光ピークである、バットウィング状の配光特性を有するレンズであってもよい。
なお、上記の各実施の形態に対して当業者が思い付く各種変形を施して得られる形態や、本開示の趣旨を逸脱しない範囲で各実施の形態における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本開示に含まれる。
1 照明装置
10 筐体
11 第1支持体
11b 音響無線用開口(開口)
11c 照明無線用開口(開口)
12 第2支持体
20 発光モジュール
40 拡散カバー(カバー体)
41 主カバー
42 化粧板
43a 音孔
50 音響部
61 音響電源部(第1電源部)
62 照明電源部(第2電源部)
71 音響通信部(第1通信部、通信部)
72 照明通信部(第2通信部、通信部)

Claims (12)

  1. 筐体と、
    透光性を有するカバー体と、
    前記筐体に設けられる発光モジュールと、
    前記筐体と前記カバー体との間に設けられ、音を出力する1以上の音響部とを備え、
    前記カバー体は、前記発光モジュール及び前記1以上の音響部を覆う姿勢で、前記筐体に支持され
    前記筐体は、前記発光モジュールを支持する第1支持体と、前記第1支持体に支持され、前記第1支持体の外周縁に沿って設けられる第2支持体とを有する
    照明装置。
  2. 筐体と、
    透光性を有するカバー体と、
    前記筐体に設けられる発光モジュールと、
    前記筐体と前記カバー体との間に設けられ、音を出力する1以上の音響部とを備え、
    前記カバー体は、前記発光モジュール及び前記1以上の音響部を覆う姿勢で、前記筐体に支持され、
    前記筐体には、一対の音響部が設けられ、
    前記一対の音響部を駆動させる電力を供給する第1電源部と、
    前記発光モジュールを点灯させる電力を供給する第2電源部とを備え、
    前記一対の音響部は、前記一対の音響部の並び方向が前記第1電源部及び前記第2電源部の並び方向と直交するように前記筐体に配置される
    明装置。
  3. 前記カバー体は、前記1以上の音響部及び前記第2支持体を覆う姿勢で、前記第2支持体に支持される
    請求項に記載の照明装置。
  4. 前記1以上の音響部は、前記第2支持体とともに、当該照明装置の外殻を兼ねている
    請求項1又は3に記載の照明装置。
  5. 前記1以上の音響部及び前記第2支持体が前記第1支持体に固定された場合、前記1以上の音響部の外周面は、前記第2支持体の外周面の形状に沿って形成される
    請求項4に記載の照明装置。
  6. 前記カバー体は、
    前記発光モジュールを覆う透光性の主カバーと、
    前記主カバーの外周縁に沿って設けられる化粧板とを有し、
    前記化粧板は、前記1以上の音響部及び前記第2支持体を覆い、前記1以上の音響部及び前記第2支持体に支持される
    請求項1、3~5のいずれか1項に記載の照明装置。
  7. 前記化粧板には、前記1以上の音響部が配置される位置と対向する位置に複数の音孔が形成される
    請求項6に記載の照明装置。
  8. 前記1以上の音響部は、前記化粧板又は前記第2支持体に支持される
    請求項6又は7に記載の照明装置。
  9. 前記1以上の音響部は、前記第1支持体の外周縁に沿って配置される長尺状である
    請求項1、3~8のいずれか1項に記載の照明装置。
  10. 外部機器と無線通信する通信部を備え、
    前記第1支持体には、前記通信部が無線通信するための開口が形成され、
    前記通信部は、前記開口から露出した状態で、前記発光モジュールが配置される前記第1支持体の設置面よりも、前記カバー体側とは反対側に配置される
    請求項1、3~9のいずれか1項に記載の照明装置。
  11. 前記発光モジュールは、複数設けられ、
    前記通信部は、隣り合う2つの前記発光モジュールの間に配置される
    請求項10に記載の照明装置。
  12. 前記筐体には、一対の音響部が設けられ、
    前記通信部は、前記一対の音響部を制御するための音響用の無線信号を受信する第1通信部と、前記発光モジュールを制御するための照明用の無線信号を受信する第2通信部とを有し、
    前記第1通信部及び前記第2通信部は、前記第1通信部及び前記第2通信部の並び方向が前記一対の音響部の並び方向と直交するように前記筐体に配置される
    請求項10又は11に記載の照明装置。
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