JP7345965B2 - 内燃機関の制御装置 - Google Patents
内燃機関の制御装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7345965B2 JP7345965B2 JP2019101671A JP2019101671A JP7345965B2 JP 7345965 B2 JP7345965 B2 JP 7345965B2 JP 2019101671 A JP2019101671 A JP 2019101671A JP 2019101671 A JP2019101671 A JP 2019101671A JP 7345965 B2 JP7345965 B2 JP 7345965B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- internal combustion
- combustion engine
- cranking
- intake
- engine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/12—Improving ICE efficiencies
Landscapes
- Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
Description
(i)何れかの気筒1の吸気バルブ及び排気バルブがともに開いているバルブオーバラップ状態で内燃機関の回転が停止し、その停止期間中に当該気筒1を経由して排気通路4側から吸気通路3側に排気が逆流(煙突効果や、外部から排気通路4の終端部のマフラに吹き込む風の影響による)し、クランキングを開始する時点で気筒1に連なるサージタンク33または吸気マニホルド34内にその排気が残留している場合。サージタンク33または吸気マニホルド34内の酸素濃度が低下し、クランキングの開始当初にそのような吸入空気が気筒1に吸引される
(ii)内燃機関の停止前にインジェクタ11から噴射した燃料が液状となって吸気ポートの内壁や吸気バルブの弁体等に付着するポートウェットが生じ、内燃機関の停止時点でそのポートウェットの燃料が多く残存する場合。これが内燃機関の停止期間中に気化して、サージタンク33または吸気マニホルド34内の酸素濃度が低下(空燃比がリッチ化)し、クランキングの開始当初にそのような吸入空気が気筒1に吸引される
(iii)内燃機関の停止期間中に、インジェクタ11から燃料が漏洩する油密漏れが発生している場合。この油密漏れによっても、サージタンク33または吸気マニホルド34内の酸素濃度が低下(空燃比がリッチ化)し、クランキングの開始当初にそのような吸入空気が気筒1に吸引される。
(iv)内燃機関の停止直前、停止時またはクランキング中に、何れかの気筒1の吸気バルブまたは排気バルブの弁体と弁座との間にデポジットが噛み込んだ場合。クランキング中の気筒1の圧縮行程において気筒1から混合気が漏出することとなる
これらの要因に対処するべく、図3に示すように、本実施形態のECU0は、内燃機関を始動するにあたり、その始動に不利となると考えられる特定の条件が成立している場合(ステップS1)、そうでない場合と比較して、クランキング中におけるスロットルバルブ32の開度をより拡大し、クランキング中におけるサージタンク33または吸気マニホルド34内の吸気圧を大気圧に近づける(ステップS2)。
・前回の内燃機関の始動後に冷却水温が所定値以上に上昇する前に内燃機関の運転が停止されたとき、及び/または、前回の内燃機関の始動後所定時間が経過する前に内燃機関の運転が停止されたときに(つまりは、充分に暖機される前に内燃機関が停止した)、特定の条件(特に、(ii))が成立したと判断する
・内燃機関が停止するときのクランクシャフト及びカムシャフトの角度をクランク角センサ(MRE(MagnetoResistive Effect)センサであることが好ましい)の出力信号bを参照して知得することにより、特定の条件(特に、(i))が成立しているか否かを判断する
・前回の内燃機関の停止時及び/または今回の内燃機関の始動のためのクランキングの開始時の冷却水温が所定範囲内にあり、前回の内燃機関の停止から今回の内燃機関の始動のためのクランキングの開始までの経過時間が所定範囲内にあるときに、特定の条件(特に、(ii)または(iii))が成立したと判断する。内燃機関の運転が停止している期間の長さは、当該停止期間中にイグニッションスイッチがOFFにされてECU0への通電が遮断されている場合、ECU0自身によって計時することができない。そこで、前回の内燃機関の停止時の冷却水温と、今回の内燃機関の始動のためのクランキングの開始時の冷却水温との差分の大きさに基づいて、前回の停止時から今回のクランキングの開始時までの経過時間の長さを推測する。基本的に、両者の差分が大きいほど経過時間が長いと考えられる
・内燃機関の停止時のエンジンコンパートメント内の温度が所定値以上に高く、及び/または、前回の内燃機関の停止から今回の内燃機関の始動のためのクランキングの開始までの経過時間が所定値よりも短い場合に、特定の条件(特に、(iii))が成立したと判断する。内燃機関の停止時のエンジンコンパートメント内の温度が高いと、インジェクタ11に燃料を供給する燃料系の温度が低下しにくく、燃料の圧力が高いままとなって、油密漏れが起こりやすくなる。エンジンコンパートメント内の温度は、サージタンク33または吸気マニホルド34内の吸気温を検出する吸気温センサの出力信号dを参照して推測してもよい。即ち、内燃機関の前回の停止時及び/または今回の始動のためのクランキングの開始時の吸気温を、そのときのエンジンコンパーメント内の温度であると見なす。また、前回の停止時の吸気温と、今回の始動のためのクランキングの開始時の吸気温との差分の大きさに基づいて、前回の停止時から今回のクランキングの開始時までの経過時間の長さを推測することもできる。両者の差分が大きいほど、経過時間が長いと考えられる
図4に、本実施形態のECU0が内燃機関の始動のためのクランキング中及びクランキング終了(始動完了)直後の時期に実施する制御の内容を示している。図4中、実線はステップS1の特定の条件が成立していない場合の平常の制御を表し、破線はステップS1の特定の条件が成立している場合の制御を表している。時点t0はクランキングの開始時点、時点t1はクランキングの終了(完爆)時点である。時点t2は、エンジン回転数が所定値以上に上昇した時点、または、クランキングの開始時点若しくは終了時点から所定時間が経過した時点である。
1…気筒
3…吸気通路
32…スロットルバルブ(吸気絞り弁)
4…排気通路
b…クランク角信号
c…アクセル開度信号
d…吸気温・吸気圧信号
e…電圧/電流信号
f…冷却水温信号
i…点火信号
l…EGRバルブの開度操作信号
Claims (2)
- 停止している内燃機関を始動するにあたり、その始動に不利となると考えられる特定の条件が成立している場合、そうでない場合と比較して、内燃機関の始動のためのクランキング中における吸気絞り弁の開度をより拡大し、クランキング中における気筒に連なる吸気通路内の吸気圧を大気圧に近づける内燃機関の制御装置であって、
前回の内燃機関の始動後に冷却水温が所定値以上に上昇する前に内燃機関の運転が停止されたとき、または前回の内燃機関の始動後所定時間が経過する前に内燃機関の運転が停止されたときに、前記特定の条件が成立したものとし、
前記特定の条件が成立している場合、そうでない場合と比較して、内燃機関の始動のためのクランキング中またはクランキング終了直後の時期の燃料噴射量を減量し、
前記特定の条件が成立している場合におけるクランキング中の吸気絞り弁の開度の拡大並びにクランキング中またはクランキング終了直後の時期の燃料噴射量の減量は、エンジン回転数が所定値以上に上昇し、またはクランキングの開始時点若しくは終了時点から所定時間が経過した時点にて終了することとし、
クランキングの終了後すぐに運転者がシフトレバーを非走行レンジから走行レンジへと操作し内燃機関と車軸とを接続する場合には、そうでない場合と比較して、前記エンジン回転数と比較する所定値をより低下させ、または前記クランキングの開始時点若しくは終了時点からの経過時間と比較する所定時間をより短縮する内燃機関の制御装置。 - 停止している内燃機関を始動するにあたり、その始動に不利となると考えられる特定の条件が成立している場合、そうでない場合と比較して、内燃機関の始動のためのクランキング中における吸気絞り弁の開度をより拡大し、クランキング中における気筒に連なる吸気通路内の吸気圧を大気圧に近づける内燃機関の制御装置であって、
前回の内燃機関の始動後に冷却水温が所定値以上に上昇する前に内燃機関の運転が停止されたとき、または前回の内燃機関の始動後所定時間が経過する前に内燃機関の運転が停止されたときに、前記特定の条件が成立したものとし、
前記特定の条件が成立している場合、そうでない場合と比較して、内燃機関の始動のためのクランキング中またはクランキング終了直後の時期の点火タイミングをより進角し、
前記特定の条件が成立している場合におけるクランキング中の吸気絞り弁の開度の拡大並びにクランキング中またはクランキング終了直後の時期の点火タイミングの進角は、エンジン回転数が所定値以上に上昇し、またはクランキングの開始時点若しくは終了時点から所定時間が経過した時点にて終了することとし、
クランキングの終了後すぐに運転者がシフトレバーを非走行レンジから走行レンジへと操作し内燃機関と車軸とを接続する場合には、そうでない場合と比較して、前記エンジン回転数と比較する所定値をより低下させ、または前記クランキングの開始時点若しくは終了時点からの経過時間と比較する所定時間をより短縮する内燃機関の制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019101671A JP7345965B2 (ja) | 2019-05-30 | 2019-05-30 | 内燃機関の制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019101671A JP7345965B2 (ja) | 2019-05-30 | 2019-05-30 | 内燃機関の制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020197128A JP2020197128A (ja) | 2020-12-10 |
JP7345965B2 true JP7345965B2 (ja) | 2023-09-19 |
Family
ID=73647848
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019101671A Active JP7345965B2 (ja) | 2019-05-30 | 2019-05-30 | 内燃機関の制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7345965B2 (ja) |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010127189A (ja) | 2008-11-27 | 2010-06-10 | Honda Motor Co Ltd | 吸気管を掃気する機能をもつ内燃機関の制御装置。 |
JP2012036803A (ja) | 2010-08-06 | 2012-02-23 | Denso Corp | エンジンのスロットル制御装置 |
JP2013155615A (ja) | 2012-01-26 | 2013-08-15 | Daihatsu Motor Co Ltd | 内燃機関の制御装置 |
JP2013204466A (ja) | 2012-03-27 | 2013-10-07 | Daihatsu Motor Co Ltd | エンジン制御方法 |
JP2015183522A (ja) | 2014-03-20 | 2015-10-22 | 富士重工業株式会社 | エンジン制御装置 |
JP2016183583A (ja) | 2015-03-26 | 2016-10-20 | ダイハツ工業株式会社 | 内燃機関の制御装置 |
-
2019
- 2019-05-30 JP JP2019101671A patent/JP7345965B2/ja active Active
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010127189A (ja) | 2008-11-27 | 2010-06-10 | Honda Motor Co Ltd | 吸気管を掃気する機能をもつ内燃機関の制御装置。 |
JP2012036803A (ja) | 2010-08-06 | 2012-02-23 | Denso Corp | エンジンのスロットル制御装置 |
JP2013155615A (ja) | 2012-01-26 | 2013-08-15 | Daihatsu Motor Co Ltd | 内燃機関の制御装置 |
JP2013204466A (ja) | 2012-03-27 | 2013-10-07 | Daihatsu Motor Co Ltd | エンジン制御方法 |
JP2015183522A (ja) | 2014-03-20 | 2015-10-22 | 富士重工業株式会社 | エンジン制御装置 |
JP2016183583A (ja) | 2015-03-26 | 2016-10-20 | ダイハツ工業株式会社 | 内燃機関の制御装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2020197128A (ja) | 2020-12-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US10605159B2 (en) | Engine braking for an opposed piston that includes a mechanically driven supercharger | |
JP4517995B2 (ja) | パワートレインのエンジン始動装置 | |
EP1659285A2 (en) | Vehicle engine starting system | |
JP2006283671A (ja) | 車両のエンジン始動装置 | |
JP7425742B2 (ja) | 内燃機関の制御方法および制御装置 | |
JP2007270767A (ja) | エンジンの始動装置 | |
JP5553690B2 (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
JP7345965B2 (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
JP4569509B2 (ja) | エンジンの始動装置 | |
JP5915752B2 (ja) | 車両の制御装置及び制御方法 | |
JP4581949B2 (ja) | パワートレインのエンジン始動装置 | |
JP2937034B2 (ja) | 作動気筒数可変内燃機関を有する車両の運転制御装置 | |
JP6812065B2 (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
JP4702143B2 (ja) | エンジンの始動装置 | |
JP2007270768A (ja) | エンジンの始動装置 | |
JP4720581B2 (ja) | エンジンの始動装置 | |
JP2007099019A (ja) | パワートレインのエンジン始動装置 | |
JP5409532B2 (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
JP7337585B2 (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
JP7362206B2 (ja) | 車両の制御装置 | |
JP2016176420A (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
JP2004137991A (ja) | エンジンの制御装置 | |
JP3610752B2 (ja) | 車両用出力制御装置 | |
JP6041692B2 (ja) | 制御装置 | |
JP2015143479A (ja) | 制御装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20220216 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20230127 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20230207 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20230313 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20230606 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20230731 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20230905 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230905 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7345965 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |