JP7345338B2 - 熱電併給システム - Google Patents
熱電併給システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP7345338B2 JP7345338B2 JP2019175019A JP2019175019A JP7345338B2 JP 7345338 B2 JP7345338 B2 JP 7345338B2 JP 2019175019 A JP2019175019 A JP 2019175019A JP 2019175019 A JP2019175019 A JP 2019175019A JP 7345338 B2 JP7345338 B2 JP 7345338B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hot water
- water storage
- temperature
- heater
- storage tank
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Heat-Pump Type And Storage Water Heaters (AREA)
Description
前記運転制御部が、前記発電部の作動状態において前記貯湯槽に温度成層を形成する状態で貯湯すべく、前記循環路を通して前記貯湯槽の上部に供給される湯水の温度が目標温度になるように前記循環路を通して流動する湯水循環量を調整する形態で、前記循環ポンプの作動を制御する排熱回収式貯湯処理を実行するように構成された熱電併給システムに関する。
ちなみに、発電部としては、燃料電池やエンジンにて駆動される発電機がある。
尚、発電部の停止状態において、凍結防止用ヒータ及び循環ポンプを作動させて凍結防止運転を実行するには、商用電源等の外部電源にて凍結防止用ヒータ及び循環ポンプを駆動できるように構成することになる。
ちなみに、循環ポンプについての、排熱回収式貯湯処理を実行するときと同様な駆動状態(駆動出力)としては、例えば、循環ポンプの駆動効率が高い駆動状態(駆動出力)を設定することが考えられる。
しかしながら、この構成の場合には、使用勝手が悪いものであった。
しかも、貯湯槽の湯水を全て使い切ったときには、貯湯槽の湯水の全体を目標温度にて温度成層を形成する状態に加熱する(貯湯槽を沸き上げる)ことになるが、その時間が、例えば、冬季において20時間になる等、かなりの時間を要するものであり、使用勝手が悪いものであった。
前記運転制御部が、前記発電部の作動状態において前記貯湯槽に温度成層を形成する状態で貯湯すべく、前記循環路を通して前記貯湯槽の上部に供給される湯水の温度が目標温度になるように前記循環路を通して流動する湯水循環量を調整する形態で、前記循環ポンプの作動を制御する排熱回収式貯湯処理を実行するように構成された熱電併給システムであって、その特徴構成は、
前記循環路を流動する湯水を加熱する凍結防止用ヒータ及び前記循環ポンプが、外部電源にて駆動される状態で設けられ、
前記運転制御部が、前記発電部の停止状態において前記貯湯槽に温度成層を形成する状態で貯湯すべく、前記凍結防止用ヒータを作動させ、且つ、前記循環路を通して前記貯湯槽の上部に供給される湯水の温度が前記目標温度になるように前記循環路を通して流動する前記湯水循環量を前記排熱回収式貯湯処理における前記湯水循環量よりも少なくなる状態に調整する形態で、前記循環ポンプの作動を制御するヒータ熱回収式貯湯処理を実行するように構成され、
前記貯湯槽の底部から取出した湯水の温度を検出する温度センサが設けられ、
前記運転制御部が、前記温度センサの検出情報、並びに、前記貯湯槽の底部から取出した湯水の温度と前記目標温度との温度差と、前記凍結防止用ヒータの加熱により前記目標温度にするために前記循環路を流動させる湯水の目標流量との関係を示す温度差流量関係情報、及び、前記目標流量と前記循環路を流動させる湯水を前記目標流量にするために前記循環ポンプを駆動する駆動条件との関係を示す流量駆動条件関係情報に基づいて、前記循環ポンプの作動を制御するように構成されている点にある。
尚、凍結防止運転条件としては、外気温度が設定温度よりも低下する又は循環路を形成する管路の温度が設定温度よりも低下する等の条件である。
前記運転制御部が、前記発電部の停止状態において、前記操作指令部にて前記ヒータ熱回収式貯湯処理の実行が指令されると、前記ヒータ熱回収式貯湯処理を実行するように構成されている点にある。
本発明の別の熱電併給システムは、燃料ガスの供給により作動する発電部と、湯水を貯湯する密閉型の貯湯槽と、前記発電部の排熱を回収する排熱回収熱交換部を経由する形態で、前記貯湯槽の底部と上部とを接続する湯水流動用の循環路と、前記貯湯槽の底部から取出した湯水を当該貯湯槽の上部に戻す形態で、前記循環路を通して湯水を循環させる循環ポンプと、運転制御部とが設けられ、
前記運転制御部が、前記発電部の作動状態において前記貯湯槽に温度成層を形成する状態で貯湯すべく、前記循環路を通して前記貯湯槽の上部に供給される湯水の温度が目標温度になるように前記循環路を通して流動する湯水循環量を調整する形態で、前記循環ポンプの作動を制御する排熱回収式貯湯処理を実行するように構成された熱電併給システムであって、その特徴構成は、
前記循環路を流動する湯水を加熱する凍結防止用ヒータ及び前記循環ポンプが、外部電源にて駆動される状態で設けられ、
前記運転制御部が、前記発電部の停止状態において前記貯湯槽に温度成層を形成する状態で貯湯すべく、前記凍結防止用ヒータを作動させ、且つ、前記循環路を通して前記貯湯槽の上部に供給される湯水の温度が前記目標温度になるように前記循環路を通して流動する前記湯水循環量を前記排熱回収式貯湯処理における前記湯水循環量よりも少なくなる状態に調整する形態で、前記循環ポンプの作動を制御するヒータ熱回収式貯湯処理を実行するように構成され、
前記運転制御部が、前記ヒータ熱回収式貯湯処理にて前記貯湯槽の湯水の全量が前記目標温度になると、当該ヒータ熱回収式貯湯処理に続いて、前記貯湯槽の湯水を前記目標温度よりも高温に加熱すべく、前記凍結防止用ヒータ及び前記循環ポンプを継続して作動させるヒータ熱回収式高温加熱処理を実行するように構成されている点にある。
すなわち、運転制御手段が、ヒータ熱回収式貯湯処理を実行することにより、燃料ガスが供給されないことにより発電部が停止している停止状態においても、貯湯槽の湯水を目標温度にて温度成層を形成する状態に適切に貯湯できることになる。
つまり、凍結防止のために、商用電源等の外部電源にて駆動される状態で設けられている凍結防止用ヒータは、熱容量(加熱量)が小さなものであるが、循環路を通して流動する湯水循環量を排熱回収式貯湯処理における湯水循環量よりも少なくなる状態に調整して、循環路を通して貯湯槽の上部に供給される湯水の温度が目標温度になるようにしながら、温度成層を形成する状態で貯湯槽に湯水を適切に貯湯できることになる。
そして、このヒータ熱回収式貯湯処理においては、循環路を通して貯湯槽の上部に供給される湯水の温度が目標温度になるものであるから、沸き上げや保温のための貯湯運転中において出湯しても、貯湯槽の上部には目標温度の湯水が供給されて、温度成層が乱れることがないため、貯湯運転中においても出湯できることになる。
要するに、本発明の熱電併給システムの特徴構成によれば、燃料ガスが供給されない状態において温度成層を形成する状態で貯湯槽に湯水を貯湯でき、しかも、貯湯運転中においても出湯できる。
また、運転制御部が、ヒータ熱回収式貯湯処理にて貯湯槽の湯水の全量が目標温度になると、当該ヒータ熱回収式貯湯処理に続いて、貯湯槽の湯水を目標温度よりも高温に加熱すべく、凍結防止用ヒータ及び循環ポンプを継続して作動させるヒータ熱回収式高温加熱処理を実行するから、貯湯槽には、目標温度よりも高温の湯水が貯湯されることになり、貯湯槽での蓄熱量が増加することになる。
したがって、燃料ガスが供給されないことにより、発電部及び給湯器のいずれもが作動不能状態になる非常時において、貯湯槽にて貯湯された湯水を用いて湯水消費部に供給する出湯量を増加させることができる。
要するに、本発明の熱電併給システムの特徴構成によれば、貯湯槽にて貯湯された湯水を用いて湯水消費部に供給する出湯量を増加させることができる。
以下、本発明の熱電併給システムについての実施の形態を図面に基づいて説明する。
(熱電併給システムの全体構成)
図1に示すように、複数の電気負荷1に対する給電ライン2が接続された屋内の分電盤3に、商用電力を供給する商用電源4からの商用送電ライン4Aが接続され、発電部としての燃料電池式発電モジュールMからの送電ライン5が、屋内の分電盤3に接続されている。
したがって、商用電源4からの商用電力、及び、燃料電池式発電モジュールMの発電電力が、複数の電気負荷1に供給されるように構成されている。
また、運転制御部Hに各種の情報を指令する操作指令部としてのリモコンRが設けられている。
ちなみに、上記目標温度は、夏季、冬季、中間期等の季節に応じて、自動的に異なる温度を設定してもよく、また、リモコンRにて使用者の好みの温度を設定するように構成してもよい。
ちなみに、貯湯槽8に貯湯した湯水が出湯されると、貯湯槽8の下部に接続した給水路12を通して、上水道等の給水源より給水されることになる。
循環路9は、貯湯槽8の底部と排熱回収熱交換部Nとを接続する往路9aと、排熱回収熱交換部Nと貯湯槽8の上部とを接続する復路9bとからなる。
そして、往路9aには、湯水の流れ方向に沿って、上述した循環ポンプ10、循環路9を流動する湯水を加熱する凍結防止用ヒータ13、循環路9を流動する湯水を冷却するラジエータ14が設けられている。
尚、ラジエータ14は、貯湯槽8の内部全体に目標温度(例えば、65℃)の湯水が貯湯された状態(沸き上がった状態)等において、循環路9を循環する湯水を冷却するために設けられている。
つまり、循環ポンプ10及び凍結防止用ヒータ13が、熱電併給システムが停止している場合は、外部電源としての商用電源4の電力にて駆動され、熱電併給システムが発電している場合は、電力変換部6からの電力にて駆動される状態で設けられている。
また、復路9bには、排熱回収熱交換部Nにて加熱された湯水の温度を検出する温度センサとしての温水側センサ16が設けられている。
そして、復路9bを流動する湯水を貯湯槽8の上部に流動させる貯湯槽流動状態と復路9bを流動する湯水をバイパス路9cに流動させるバイパス流動状態とに切換える3方切換え式のバイパス弁17が設けられている。
そして、凍結防止用ヒータ13を作動させる場合等においては、バイパス流動状態に切換えることができるように構成されている。
出湯路11には、給水路12から分岐した状態で設けられた分岐路12Aから供給される湯水(冷水)と当該出湯路11を通流する湯水(温水)とを混合する混合弁18が設けられている。
そして、例えば、リモコンRにて指令された目標給湯温度(例えば、40℃等)の湯水を出湯すべく、分岐路12Aからの湯水(冷水)と出湯路11を通流する湯水(温水)とを混合弁18にて混合できるように構成されている。
また、分岐路12Aからの湯水(冷水)を、出湯路11における混合弁18の下流側箇所に供給する冷水路19が設けられ、この冷水路19を開閉する開閉弁19Aが設けられている。
そして、例えば、貯湯槽8の殺菌対策等により貯湯槽8の湯水を使用できない場合等において、冷水路19を開いて、冷水路19からの湯水(冷水)を給湯器Dに供給して加熱することにより、目標給湯温度(例えば、40℃等)の湯水を出湯できるように構成されている。
燃料電池式発電モジュールMは、都市ガス等の燃料ガスが燃料ガス供給路20を通して供給される改質処理部21及び固体酸化物形の複数の燃料電池セルを備えるセルスタック22を、高温容器23の内部に収納する形態に構成されている。
ちなみに、改質処理部21には、燃料ガスに加えて、水蒸気が供給されることになるが、その構成は周知であるので、本実施形態においては詳細な説明を省略する。
そして、セルスタック22が、改質ガスを燃料極に通流させ、かつ、高温容器23の内部に供給された空気(酸素含有ガス)を酸素極に通流させることによって、発電するように構成されている。
さらに、改質ガスを燃焼させた排ガスを高温容器23から排出する排ガス路24が、上述した排熱回収熱交換部Nを経由する形態で設けられている。つまり、排熱回収熱交換部Nが、燃料極を通流した後の改質ガスを燃焼させた排ガスの排熱を回収できるように構成されている。
運転制御部Hは、リモコンRから運転指令が指令されると、燃料ガス供給弁25を開いて、燃料電池式発電モジュールMを作動させる運転処理を実行し、リモコンRから運転停止指令が指令されると、燃料ガス供給弁25を閉じて、燃料電池式発電モジュールMを停止させる停止処理を実行することになる。
そして、運転制御部Hは、運転処理の実行中においては、上述した排熱回収式貯湯処理を実行するように構成されている。
つまり、地震の発生等により、燃料ガス供給路20を通して設定圧以上の燃料ガスが供給されない状態になると、燃料電池式発電モジュールMが停止状態に維持されるように構成されている。
本実施形態においては、外気温度を検出する外気温センサ(図示省略)を設けて、当該外気温センサにて検出される外気温度が設定温度(例えば、3℃)未満になると、凍結防止条件が満たされたとして、運転制御部Hが、凍結防止用ヒータ13及び循環ポンプ10を作動させる凍結防止運転処理を実行するように構成されている。
燃料電池式発電モジュールMの停止状態において、リモコンRにてヒータ熱回収式貯湯処理の実行が指令されると、運転制御部Hが、貯湯槽8に温度成層を形成する状態で貯湯すべく、凍結防止用ヒータ13を作動させ、且つ、循環路9を通して貯湯槽8の上部に供給される湯水の温度が目標温度(例えば、65℃)になるように循環路9を通して流動する湯水循環量を排熱回収式貯湯処理における湯水循環量よりも少なくなる状態に調整する形態で、循環ポンプ10の作動を制御するヒータ熱回収式貯湯処理を実行するように構成されている。
例えば、冷水側センサ15の検出温度が5℃で、且つ、目標温度が65℃の場合には、温度差が60℃となり、目標流量が71.7cc/minに求められることになる。
ちなみに、本実施形態においては、流量駆動条件関係情報にて求められる循環ポンプ10の駆動条件として、循環ポンプ10の定格出力を100%のポンプ出力としたときにおける割合としてのポンプ出力(駆動出力)を求めるようにしているが、流量駆動条件関係情報にて求める循環ポンプ10の駆動条件として、循環ポンプ10の駆動速度(駆動回転数)を求めるように構成してもよい。
尚、ヒータ熱回収式貯湯処理を実行する際に求められる循環ポンプ10の駆動出力(ポンプ出力)は、排熱回収式貯湯処理を行う際に求められる循環ポンプ10の駆動出力(ポンプ出力)よりも小さいものとなる。
ちなみに、貯湯槽8の底部側の湯水の温度を検出する温度センサを設けて、この温度センサが目標温度(例えば、65℃)を検出することにより、貯湯槽8の湯水の全量が目標温度になったことを検出させるようにしてもよい。
上述の実施形態では、運転制御部Hが、冷水側センサ15の検出温度が目標温度(例えば、65℃)になることにより、貯湯槽8の湯水の全体(全量)が目標温度になったことが検出されると、ヒータ熱回収式貯湯処理を停止する形態を例示したが、次に述べるように構成してもよい。
ちなみに、ヒータ熱回収式高温加熱処理にて貯湯槽8の湯水の温度を徐々に上昇させるにあたり、現在の温度から設定温度(例えば、10℃)上昇させるのに適する循環ポンプ10の目標駆動出力(目標ポンプ出力)を、冷水側センサ15の検出情報、並びに、温度差流量関係情報及び流量駆動条件関係情報に基づいて求める形態で実施してもよい。
尚、ヒータ熱回収式高温加熱処理にて加熱する最終目標温度(例えば、90℃)を定めて、ヒータ熱回収式高温加熱処理の循環ポンプ10の目標駆動出力(目標ポンプ出力)を、冷水側センサ15の検出情報、並びに、温度差流量関係情報及び流量駆動条件関係情報に基づいて求める形態で実施することも考えられる。
つまり、冷水側センサ15の検出温度が設定上限温度(例えば、90℃)になることにより、貯湯槽8の湯水の全量が設定上限温度(例えば、90℃)になったことが検出されると、ヒータ熱回収式高温加熱処理が停止される。
ちなみに、貯湯槽8の底部側の湯水の温度を検出する温度センサを設けて、この温度センサが設定上限温度(例えば、90℃)を検出することにより、貯湯槽8の湯水の全量が設定上限温度(例えば、90℃)になったことを検出させるようにしてもよい。
つまり、凍結防止用ヒータ13による湯水の加熱効率は、湯水の温度が高くなるに伴って低下することになるから、貯湯槽8の湯水の温度の上昇速度が設定速度以下になると、ヒータ熱回収式高温加熱処理を停止することにより、凍結防止用ヒータ13による加熱効率が低下した状態で当該凍結防止用ヒータ13を作動させることを回避して、無駄な電力消費を抑制するように構成されている。
例えば、ヒータ熱回収式貯湯処理に続いてヒータ熱回収式高温加熱処理を実行した直後においては、貯湯槽8の湯水の全体(全量)が昇温(加熱)されるまで、冷水側センサ15の検出温度は、目標温度(例えば、65℃)を維持することになる。
従って、加熱温度と目標温度(例えば、65℃)との温度差を、目標温度(例えば、65℃)から加熱温度になるまでの経過時間にて除算することにより、貯湯槽8の湯水の温度の上昇速度(単位温度を上昇させるに必要とする時間)を求めることができる。
先ず、リモコンRにてヒータ熱回収式貯湯処理の実行が指令されたか否かを判別し(#1)、指令されていない場合には、指令されるまで待機する。
#1の処理にて、指令されていると判別した場合には、次に、燃料電池式発電モジュールMの停止状態であるか否か、つまり、燃料ガスの供給が停止している状態であるか否かを判別し(#2)、燃料ガスの供給が停止していない場合には、#1の処理に移行する。
その後、貯湯槽8の湯水の全体(全量)が目標温度(例えば、65℃)であるか否かを判別し(#4)、湯水の全体(全量)が目標温度(例えば、65℃)でない場合には、ヒータ熱回収式貯湯処理を継続する。
その後、貯湯槽8の湯水の全体(全量)が設定上限温度以上(例えば、90℃以上)であるか否かを判別し(#6)、湯水の全体(全量)が設定上限温度以上(例えば、90℃以上)である場合には、ヒータ熱回収式高温加熱処理を停止するために凍結防止用ヒータ13及び循環ポンプ10の作動を停止させる(#8)。
次に、別実施形態を列記する。
(1)上記実施形態においては、発電部として、燃料電池式発電モジュールMを例示したが、発電部として、発電機を駆動するガスエンジンを設ける形態で実施してもよい。
8 貯湯槽
9 循環路
10 循環ポンプ
13 凍結防止用ヒータ
15 温度センサ
H 運転制御部
M 発電部
N 排熱回収熱交換部
R 操作指令部
Claims (7)
- 燃料ガスの供給により作動する発電部と、湯水を貯湯する密閉型の貯湯槽と、前記発電部の排熱を回収する排熱回収熱交換部を経由する形態で、前記貯湯槽の底部と上部とを接続する湯水流動用の循環路と、前記貯湯槽の底部から取出した湯水を当該貯湯槽の上部に戻す形態で、前記循環路を通して湯水を循環させる循環ポンプと、運転制御部とが設けられ、
前記運転制御部が、前記発電部の作動状態において前記貯湯槽に温度成層を形成する状態で貯湯すべく、前記循環路を通して前記貯湯槽の上部に供給される湯水の温度が目標温度になるように前記循環路を通して流動する湯水循環量を調整する形態で、前記循環ポンプの作動を制御する排熱回収式貯湯処理を実行するように構成された熱電併給システムであって、
前記循環路を流動する湯水を加熱する凍結防止用ヒータ及び前記循環ポンプが、外部電源にて駆動される状態で設けられ、
前記運転制御部が、前記発電部の停止状態において前記貯湯槽に温度成層を形成する状態で貯湯すべく、前記凍結防止用ヒータを作動させ、且つ、前記循環路を通して前記貯湯槽の上部に供給される湯水の温度が前記目標温度になるように前記循環路を通して流動する前記湯水循環量を前記排熱回収式貯湯処理における前記湯水循環量よりも少なくなる状態に調整する形態で、前記循環ポンプの作動を制御するヒータ熱回収式貯湯処理を実行するように構成され、
前記貯湯槽の底部から取出した湯水の温度を検出する温度センサが設けられ、
前記運転制御部が、前記温度センサの検出情報、並びに、前記貯湯槽の底部から取出した湯水の温度と前記目標温度との温度差と、前記凍結防止用ヒータの加熱により前記目標温度にするために前記循環路を流動させる湯水の目標流量との関係を示す温度差流量関係情報、及び、前記目標流量と前記循環路を流動させる湯水を前記目標流量にするために前記循環ポンプを駆動する駆動条件との関係を示す流量駆動条件関係情報に基づいて、前記循環ポンプの作動を制御するように構成されている熱電併給システム。 - 燃料ガスの供給により作動する発電部と、湯水を貯湯する密閉型の貯湯槽と、前記発電部の排熱を回収する排熱回収熱交換部を経由する形態で、前記貯湯槽の底部と上部とを接続する湯水流動用の循環路と、前記貯湯槽の底部から取出した湯水を当該貯湯槽の上部に戻す形態で、前記循環路を通して湯水を循環させる循環ポンプと、運転制御部とが設けられ、
前記運転制御部が、前記発電部の作動状態において前記貯湯槽に温度成層を形成する状態で貯湯すべく、前記循環路を通して前記貯湯槽の上部に供給される湯水の温度が目標温度になるように前記循環路を通して流動する湯水循環量を調整する形態で、前記循環ポンプの作動を制御する排熱回収式貯湯処理を実行するように構成された熱電併給システムであって、
前記循環路を流動する湯水を加熱する凍結防止用ヒータ及び前記循環ポンプが、外部電源にて駆動される状態で設けられ、
前記運転制御部が、前記発電部の停止状態において前記貯湯槽に温度成層を形成する状態で貯湯すべく、前記凍結防止用ヒータを作動させ、且つ、前記循環路を通して前記貯湯槽の上部に供給される湯水の温度が前記目標温度になるように前記循環路を通して流動する前記湯水循環量を前記排熱回収式貯湯処理における前記湯水循環量よりも少なくなる状態に調整する形態で、前記循環ポンプの作動を制御するヒータ熱回収式貯湯処理を実行するように構成され、
前記運転制御部が、前記ヒータ熱回収式貯湯処理にて前記貯湯槽の湯水の全量が前記目標温度になると、当該ヒータ熱回収式貯湯処理に続いて、前記貯湯槽の湯水を前記目標温度よりも高温に加熱すべく、前記凍結防止用ヒータ及び前記循環ポンプを継続して作動させるヒータ熱回収式高温加熱処理を実行するように構成されている熱電併給システム。 - 前記運転制御部が、前記発電部の停止状態で且つ前記ヒータ熱回収式貯湯処理の非実行状態において凍結防止運転条件が満たされると、前記凍結防止用ヒータ及び前記循環ポンプを作動させる凍結防止運転処理を実行するように構成されている請求項1又は2に記載の熱電併給システム。
- 前記運転制御部に対する操作指令部が、前記ヒータ熱回収式貯湯処理の実行を指令するように構成され、
前記運転制御部が、前記発電部の停止状態において、前記操作指令部にて前記ヒータ熱回収式貯湯処理の実行が指令されると、前記ヒータ熱回収式貯湯処理を実行するように構成されている請求項1~3のいずれか1項に記載の熱電併給システム。 - 前記運転制御部が、前記ヒータ熱回収式貯湯処理にて前記貯湯槽の湯水の全量が前記目標温度になると、当該ヒータ熱回収式貯湯処理に続いて、前記貯湯槽の湯水を前記目標温度よりも高温に加熱すべく、前記凍結防止用ヒータ及び前記循環ポンプを継続して作動させるヒータ熱回収式高温加熱処理を実行するように構成されている請求項1に記載の熱電併給システム。
- 前記運転制御部が、前記貯湯槽の湯水の全量が設定上限温度になると、前記ヒータ熱回収式高温加熱処理を停止するように構成されている請求項2又は5に記載の熱電併給システム。
- 前記運転制御部が、前記貯湯槽の湯水の温度の上昇速度が設定速度以下になると、前記ヒータ熱回収式高温加熱処理を停止するように構成されている請求項2又は5又は6に記載の熱電併給システム。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019047503 | 2019-03-14 | ||
JP2019047503 | 2019-03-14 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020153656A JP2020153656A (ja) | 2020-09-24 |
JP7345338B2 true JP7345338B2 (ja) | 2023-09-15 |
Family
ID=72558530
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019175019A Active JP7345338B2 (ja) | 2019-03-14 | 2019-09-26 | 熱電併給システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7345338B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN115046312B (zh) * | 2021-03-08 | 2024-05-07 | 青岛海尔新能源电器有限公司 | 热水器控制方法、装置、热水器及存储介质 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009064753A (ja) | 2007-09-10 | 2009-03-26 | Ebara Ballard Corp | 燃料電池システム |
JP2018076998A (ja) | 2016-11-09 | 2018-05-17 | アイシン精機株式会社 | コジェネレーションシステム |
-
2019
- 2019-09-26 JP JP2019175019A patent/JP7345338B2/ja active Active
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009064753A (ja) | 2007-09-10 | 2009-03-26 | Ebara Ballard Corp | 燃料電池システム |
JP2018076998A (ja) | 2016-11-09 | 2018-05-17 | アイシン精機株式会社 | コジェネレーションシステム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2020153656A (ja) | 2020-09-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8280237B2 (en) | Cogeneration system using surplus electrical current | |
JP2010236713A (ja) | 貯湯式給湯システム | |
JP2004199920A (ja) | 燃料電池コージェネレーションシステム | |
JP4608391B2 (ja) | 排熱回収装置 | |
JP7345338B2 (ja) | 熱電併給システム | |
JP2005069667A (ja) | 貯湯式の給湯熱源装置 | |
WO2016117220A1 (ja) | 熱供給システム | |
JP2003240345A (ja) | 排熱回収給湯装置 | |
JP4716352B2 (ja) | 貯湯式の給湯熱源装置 | |
JP5160377B2 (ja) | 貯湯式の給湯装置 | |
JP5513178B2 (ja) | 風呂湯張り装置 | |
JP5525359B2 (ja) | 排熱回収装置 | |
JP3836761B2 (ja) | コージェネレーションシステム | |
JP6635809B2 (ja) | 排熱利用熱源設備 | |
JP6552372B2 (ja) | エネルギ供給システム | |
JP5739510B2 (ja) | 風呂湯張り装置 | |
JP6015924B2 (ja) | 貯湯給湯システム | |
JP2018071832A (ja) | エネルギ供給システム | |
JP2013097942A (ja) | 燃料電池発電システム | |
JP5061153B2 (ja) | 貯湯式給湯システムとコージェネレーションシステム | |
JP7262337B2 (ja) | 熱電併給システム | |
JP6709691B2 (ja) | 熱機器 | |
JP2013069598A (ja) | コージェネレーションシステム | |
JP2015158323A (ja) | コージェネレーションシステム | |
JP2014072943A (ja) | 発電システムおよびそのパワーコンディショナ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20220518 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20230217 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20230307 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20230418 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20230808 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230905 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7345338 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |