JP7340397B2 - 作業車両 - Google Patents

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Description

本発明は、アクスルを揺動可能にした作業車両に関する。
従来より、下部走行体と、下部走行体に旋回可能に支持された上部旋回体とを備える作業車両が知られている。このような作業車両は、下部走行体を走行させて目的地に移動し、目的地で上部旋回体を旋回させて所定の作業を行う。
例えば特許文献1には、走行中にアクスルの揺動を許容し、作業中にアクスルの揺動を規制する作業車両が開示されている。これにより、走行中は路面の凹凸に追従して乗り心地を向上させ、作業中は車両の姿勢を安定させることができる。
実開平5-77347号公報
ここで、作業車両の用途として、作業と短距離の移動とを繰り返す場合がある。しかしながら、特許文献1に記載の作業車両は、作業中にアクスルが完全に固定されるので、作業中における不整地の走破性が低いという課題がある。
本発明は、上記した実状に鑑みてなされたものであり、その目的は、不整地の走破性と作業時の安定性とを両立させた作業車両を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、下部走行体と、前記下部走行体に旋回可能に支持された上部旋回体と、フロントタイヤを回転自在に支持するフロント側のアクスルと、リヤタイヤを回転自在に支持するリヤ側のアクスルと、フロント側及びリヤ側の少なくとも一方の前記アクスルを、前記下部走行体に揺動可能に支持する揺動機構とを備える作業車両において、前記揺動機構は、第1揺動角の揺動を許容する第1状態と、前記第1揺動角未満で且つ0°より大きい第2揺動角の揺動を許容する第2状態と、揺動を禁止する第3状態とに切り換え可能であり、前記揺動機構は、前記アクスル及び前記上部旋回体の間で且つ前記アクスルの揺動支点の両側に配置されて、前記アクスルの揺動に追従して伸縮する一対の揺動シリンダと、前記一対の揺動シリンダそれぞれに対向する位置で前記アクスルに支持され、前記第1状態のときに縮小し、前記第2状態のときに伸長することで、前記第2状態のときの前記揺動シリンダの伸縮量を、前記第1状態のときより小さくする一対の対向シリンダと、を備え、前記一対の揺動シリンダは、各々のボトム側が前記上部旋回体に固定され、各々のロッドの先端が対応する前記対向シリンダのロッドに当接しており、前記一対の揺動シリンダのボトム室からの作動油の排出を、許容する第1位置及び禁止する第2位置に切り換え可能な第1電磁弁と、前記一対の対向シリンダのボトム室に対する作動油の供給及び排出のうち、供給を許容し且つ排出を禁止する第3位置及び供給を禁止し且つ排出を許容する第4位置に切り換え可能な第2電磁弁と、作動油が供給されたときに前記上部旋回体を旋回させる旋回モータと、前記旋回モータへの作動油の供給を許容する第5位置及び禁止する第6位置に切り換え可能な第3電磁弁と、前記第1電磁弁、前記第2電磁弁、及び前記第3電磁弁を制御するコントローラとをさらに備え、前記コントローラは、前記第1電磁弁を前記第1位置に切り換え、前記第2電磁弁を前記第4位置に切り換えることによって、前記揺動機構を前記第1状態にし、前記第1電磁弁を前記第1位置に切り換え、前記第2電磁弁を前記第3位置に切り換えることによって、前記揺動機構を前記第2状態にし、前記第1電磁弁を前記第2位置に切り換え、前記第2電磁弁を前記第3位置に切り換えることによって、前記揺動機構を前記第3状態にし、前記揺動機構が前記第1状態のときに、前記第3電磁弁を前記第6位置に切り換え、前記揺動機構が前記第2状態及び前記第3状態のときに、前記第3電磁弁を前記第5位置に切り換えることを特徴とする。
本発明によれば、不整地の走破性と作業時の安定性とを両立させることができる。なお、上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本実施形態に係る作業車両の代表例である油圧ショベルの側面図である。 揺動角=0°のときの揺動機構の模式図である。 揺動角=αのときの揺動機構の模式図である。 揺動角=αのときの揺動機構の模式図である。 油圧ショベルのハードウェア構成図である。
本発明に係る作業車両の実施形態について、図面を用いて説明する。図1は、本実施形態に係る作業車両の代表例である油圧ショベル1の側面図である。なお、本明細書中の前後左右は、特に断らない限り、油圧ショベル1に搭乗して操作するオペレータの視点を基準としている。また、作業車両の具体例は油圧ショベル1に限定されず、上部旋回体を備えるクレーン車などにも本発明を適用することができる。
油圧ショベル1は、下部走行体2と、下部走行体2に支持された上部旋回体3とを備える。下部走行体2は、下部走行体2の前方下部で左右一対のフロントタイヤ8fを回転自在に支持するフロントアクスル9fと、下部走行体2の後方下部で左右一対のリヤタイヤ8rを回転自在に支持するリヤアクスル9rとを主に備える。フロントタイヤ8f及びリヤタイヤ8r(以下、これらを総称して、「タイヤ8」と表記する。)は、走行モータ(図示省略)の駆動力が伝達されて回転する。これにより、下部走行体2が走行する。
図2は、揺動角=0°のときの揺動機構10の模式図である。図3は、揺動角=α(第1揺動角)のときの揺動機構10の模式図である。図4は、揺動角=α(第2揺動角)のときの揺動機構10の模式図である。
図2に示すように、フロントアクスル9fは、ピン2aを介して揺動自在に下部走行体2に支持されている。より詳細には、フロントアクスル9fは、ピン2aを揺動支点として、左右のフロントタイヤ8fのうちの一方が上昇し、他方が下降するように揺動する。以下、水平線Hに対するフロントアクスル9fの軸線Lのなす角を、フロントアクスル9fの「揺動角」と表記する。
そして、油圧ショベル1は、下部走行体2に対するフロントアクスル9fの揺動角の範囲を切り換える揺動機構10を備える。揺動機構10は、揺動機構10は、左右一対の揺動シリンダ11L、11Rと、左右一対の対向シリンダ12L、12Rとを主に備える。
揺動シリンダ11L、11Rは、下部走行体2及びフロントアクスル9fの間に配置されている。また、揺動シリンダ11L、11Rは、ピン2a(すなわち、揺動支点)の両側に配置されている。さらに、揺動シリンダ11L、11Rは、ボトム側(すなわち、シリンダチューブ)が下部走行体2に固定されている。そして、揺動シリンダ11L、11Rのロッドは、フロントアクスル9fに接離する向きに伸縮する。
対向シリンダ12L、12Rは、揺動シリンダ11L、11Rに対向して配置されている。すなわち、対向シリンダ12L、12Rは、下部走行体2及びフロントアクスル9fの間に配置で、且つピン2a(すなわち、揺動支点)の両側に配置されている。さらに、対向シリンダ12L、12Rは、ボトム側(すなわち、シリンダチューブ)がフロントアクスル9fに固定されている。そして、対向シリンダ12L、12Rのロッドは、下部走行体2に接離する向きに伸縮する。
対応する揺動シリンダ11L及び対向シリンダ12Lは、ロッドの先端同士が当接している。同様に、対応する揺動シリンダ11R及び対向シリンダ12Rは、ロッドの先端同士が当接している。そして、揺動機構10は、例えば図2の状態から左側のフロントタイヤ8fが持ち上がると(図3参照)、揺動シリンダ11Lが縮小し、揺動シリンダ11Rが伸長する。一方、右側のフロントタイヤ8fが持ち上がると、揺動シリンダ11Lが伸長し、揺動シリンダ11Rが縮小する。これにより、路面の凹凸に追従してフロントアクスル9fが揺動する。
また、図3に示すように、対向シリンダ12L、12Rを縮小させると(第1状態)、フロントアクスル9fは、0°~α(第1角度)の角度範囲での揺動が許容される。また、図4に示すように、対向シリンダ12L、12Rを伸長させると(第2状態)、フロントアクスル9fは、0°~α(第2角度)の角度範囲での揺動が許容される。なお、0°<α<αである。すなわち、対向シリンダ12L、12Rは、第2状態のときの揺動シリンダ11L、11Rの伸縮量を、第1状態のときより小さくする揺動規制部として機能する。
上部旋回体3は、旋回モータ24(図5参照)によって旋回可能な状態で下部走行体2に支持されている。上部旋回体3は、ベースとなる旋回フレーム5と、旋回フレーム5の前端中央に上下方向に回動可能に取り付けられたフロント作業機4と、旋回フレーム5の後部に配置されたカウンタウェイト6と、旋回フレーム5の前方左側に配置されたキャブ(運転席)7とを主に備える。
フロント作業機4は、上部旋回体3に起伏可能に支持されたブーム4aと、ブーム4aの先端に揺動可能に支持されたアーム4bと、アーム4bの先端に揺動可能に支持されたバケット4cと、ブーム4a、アーム4b、及びバケット4cを駆動させる油圧シリンダ4d~4fとを含む。カウンタウェイト6は、フロント作業機4との重量バランスを取るためのもので、上部旋回体3の後端に取り付けられた重量物である。
キャブ7には、油圧ショベル1を操作するオペレータが搭乗する内部空間が形成されている。キャブ7の内部には、オペレータが着席するシート(図示省略)と、シートに着席したオペレータが操作する操作装置(ステアリング、ペダル、レバー、スイッチなど)が配置されている。そして、キャブ7に搭乗したオペレータが操作装置を操作することによって、下部走行体2が走行し、上部旋回体3が旋回し、フロント作業機4が動作し、アウトリガ13が姿勢変化する。
本実施形態に係る操作装置は、旋回レバー7a、ロックスイッチ7b、及び解除スイッチ7c(図5参照)を含む。旋回レバー7aは、上部旋回体3を旋回させるオペレータの操作を受け付ける。より詳細には、旋回レバー7aを第1方向に倒伏させると、上部旋回体3が時計回りに旋回する。一方、旋回レバー7aを第1方向と逆向きの第2方向に倒伏させると、上部旋回体3が反時計回りに旋回する。
ロックスイッチ7bは、フロントアクスル9fの揺動を禁止するオペレータの操作を受け付ける。解除スイッチ7cは、フロントアクスル9fの揺動角の規制を解除するオペレータの操作を受け付ける。そして、ロックスイッチ7b及び解除スイッチ7cは、受け付けた操作に対応する操作信号を、後述するコントローラ40(図5参照)に出力する。
ロックスイッチ7b及び解除スイッチ7cは、ON状態及びOFF状態の2状態を有する。また、ロックスイッチ7b及び解除スイッチ7cは、オペレータが操作した状態を継続するオルタネートスイッチである。さらに、ロックスイッチ7b及び解除スイッチ7cは、一方をON状態にすると、他方がOFF状態になる排他スイッチである。但し、ロックスイッチ7b及び解除スイッチ7cの具体的な構成は、前述の例に限定されない。
図5は、油圧ショベル1のハードウェア構成図である。油圧ショベル1は、メインポンプ21と、パイロットポンプ22と、作動油タンク23と、旋回モータ24と、方向切換弁25と、電磁弁26、30、31と、オペレートチェック弁27、29と、切換弁28と、コントローラ40とを主に備える。
メインポンプ21及びパイロットポンプ22は、エンジン(図示省略)によって駆動されて、作動油タンク23に貯留された作動油をアクチュエータ(走行モータ、旋回モータ24、油圧シリンダ4d~4f、揺動シリンダ11L、11R、対向シリンダ12L、12R)に圧送する。
方向切換弁25は、メインポンプ21から旋回モータ24に至る作動油の油路に配置される。そして、方向切換弁25は、旋回レバー7aから供給されるパイロット圧油に従って、旋回モータ24への作動油の供給方向及び供給量を切り換える。
より詳細には、方向切換弁25は、位置A、B、Cを有する。位置Aは、旋回モータ24に作動油を供給しない位置である。位置Bは、旋回モータ24を時計回りに回転させる向きに作動油を供給する位置である。位置Cは、旋回モータ24を反時計回りに回転させる向きに作動油を供給する位置である。すなわち、方向切換弁25は、旋回レバー7aが操作されていないとき位置Aとなり、旋回レバー7aが第1方向に倒伏されると位置Bに切り換わり、旋回レバー7aが第2方向に倒伏されると位置Cに切り換わる。
電磁弁26(第1電磁弁)は、パイロットポンプ22からオペレートチェック弁27の解除ポートに至る作動油の油路に配置されている。電磁弁26は、位置D、Eを有する。位置D(第1位置)は、パイロットポンプ22から供給されるパイロット圧油を、オペレートチェック弁27の解除ポートに供給する位置である。位置E(第2位置)は、オペレートチェック弁27の解除ポートと作動油タンク23とを連通させる位置である。
オペレートチェック弁27は、揺動シリンダ11L、11Rと作動油タンク23とを接続する油路に配置されている。オペレートチェック弁27は、解除ポートにパイロット圧油が供給されていないとき、作動油タンク23から揺動シリンダ11L、11Rのボトム室へのパイロット圧油の供給を許容し、揺動シリンダ11L、11Rのボトム室から作動油タンク23への作動油の排出を禁止する。一方、オペレートチェック弁27は、解除ポートにパイロット圧油が供給されているとき、作動油タンク23から揺動シリンダ11L、11Rのボトム室へのパイロット圧油の供給と、揺動シリンダ11L、11Rのボトム室から作動油タンク23への作動油の排出との両方を許容する。
コントローラ40から制御電圧が印加されていないとき、電磁弁26は位置D(初期位置)である。このとき、フロントアクスル9fが揺動すると、揺動シリンダ11L、11Rのうち、伸長して負圧となった側のボトム室にオペレートチェック弁27を通じて作動油タンク23から作動油が供給され、縮小した側のボトム室からオペレートチェック弁27を通じて作動油タンク23に作動油が排出される。
すなわち、電磁弁26の位置Dは、揺動シリンダ11L、11Rのボトム室に対する作動油の供給及び排出を許容する位置である。換言すれば、電磁弁26の位置Dは、フロントアクスル9fの揺動に追従した揺動シリンダ11L、11Rの伸縮を許容する位置である。さらに換言すれば、電磁弁26の位置Dは、フロントアクスル9fの揺動を許容する位置である。
一方、コントローラ40から制御電圧が印加されると、電磁弁26は位置Dから位置Eに切り換わる。これにより、オペレートチェック弁27の解除ポートに供給されていたパイロット圧油が作動油タンク23に還流する。その結果、揺動シリンダ11L、11Rのボトム室からの作動油の排出が禁止される。
すなわち、電磁弁26の位置Eは、揺動シリンダ11L、11Rのボトム室からの作動油の排出を禁止する位置である。換言すれば、電磁弁26の位置Eは、揺動シリンダ11L、11Rの伸縮を禁止する位置である。さらに換言すれば、電磁弁26の位置Eは、フロントアクスル9fの揺動を禁止する位置である。
切換弁28及びオペレートチェック弁29は、メインポンプ21から対向シリンダ12L、12Rに至る作動油の油路に配置されている。すなわち、切換弁28及びオペレートチェック弁29は、対向シリンダ12L、12Rに対する作動油の給排(供給及び排出)の可否を切り換える役割を担っている。
より詳細には、切換弁28は、位置F、Gを有する。位置Fは、メインポンプ21から供給される作動油を、オペレートチェック弁29を通じて対向シリンダ12L、12Rのボトム室に供給する位置である。位置Gは、オペレートチェック弁29を通じて対向シリンダ12L、12Rのボトム室から排出される作動油を、作動油タンク23に還流させる位置である。切換弁28の初期位置は、位置Fである。そして、切換弁28は、パイロットポートにパイロット圧油が供給されると、位置Fから位置Gに切り換わる。
オペレートチェック弁29は、解除ポートにパイロット圧油が供給されていないとき、切換弁28から対向シリンダ12L、12Rのボトム室への作動油の供給を許容し、対向シリンダ12L、12Rのボトム室からの作動油の排出を禁止する。一方、オペレートチェック弁29は、解除ポートにパイロット圧油が供給されているとき、電磁弁26から揺動シリンダ11L、11Rのボトム室へのパイロット圧油の供給と、揺動シリンダ11L、11Rのボトム室からの作動油の排出との両方を許容する。
電磁弁30(第2電磁弁)は、パイロットポンプ22から切換弁28のパイロットポート及びオペレートチェック弁29の解除ポートに至る作動油の油路に配置されている。電磁弁30は、位置H、Iを有する。位置H(第3位置)は、切換弁28のパイロットポート及びオペレートチェック弁29の解除ポートに供給されていた作動油を、作動油タンク23に還流させる位置である。位置I(第4位置)は、パイロットポンプ22から供給されるパイロット圧油を、切換弁28のパイロットポート及びオペレートチェック弁29の解除ポートに供給する位置である。
コントローラ40から制御電圧が印加されていないとき、電磁弁30は位置H(初期位置)である。このとき、位置Fの切換弁28及びオペレートチェック弁29を通じて、メインポンプ21から対向シリンダ12L、12Rのボトム室に作動油が供給される。その結果、対向シリンダ12L、12Rは伸長する。また、オペレートチェック弁29は、対向シリンダ12L、12Rのボトム室からの作動油の排出を禁止するので、対向シリンダ12L、12Rの伸長した状態が維持される。
すなわち、電磁弁30の位置Hは、対向シリンダ12L、12Rのボトム室に対する作動油の供給及び排出のうち、供給を許容し且つ排出を禁止する位置である。換言すれば、電磁弁30の位置Hは、対向シリンダ12L、12Rを伸長した状態にする位置である。さらに換言すれば、電磁弁30の位置Hは、フロントアクスル9fの揺動量を小さくする位置である。
一方、コントローラ40から制御電圧が印加されると、電磁弁30は位置Hから位置Iに切り換わる。これにより、切換弁28のパイロットポート及びオペレートチェック弁29の解除ポートにパイロット圧油が供給される。その結果、オペレートチェック弁29及び位置Gの切換弁28を通じて、対向シリンダ12L、12Rのボトム室から作動油タンク23に作動油が還流する。一方、メインポンプ21から供給される作動油は、位置Gの切換弁28で遮断されて、対向シリンダ12L、12Rに供給されない。その結果、対向シリンダ12L、12Rが縮小する。
すなわち、電磁弁30の位置Iは、対向シリンダ12L、12Rのボトム室に対する作動油の供給及び排出のうち、供給を禁止し且つ排出を許容する位置である。換言すれば、電磁弁30の位置Iは、対向シリンダ12L、12Rを縮小した状態にする位置である。さらに換言すれば、電磁弁30の位置Iは、フロントアクスル9fの揺動量を大きくする位置である。
電磁弁31(第3電磁弁)は、パイロットポンプ22から旋回レバー7aのパイロットポートに至る作動油の油路に配置されている。電磁弁31は、位置J、Kを有する。位置J(第5位置)は、旋回レバー7aのパイロットポートにパイロット圧油を供給する位置である。位置K(第6位置)は、旋回レバー7aのパイロットポートへのパイロット圧油の供給を遮断する位置である。
コントローラ40から制御電圧が印加されていないとき、電磁弁31は位置J(初期位置)である。このとき、旋回レバー7aのパイロットポートには、電磁弁31を通じてパイロットポンプ22からパイロット圧油が供給される。これにより、方向切換弁25が備える2つのパイロットポートのうち、旋回レバー7aの操作方向に対応するパイロットポートに、旋回レバー7aの操作量に対応するパイロット圧油が供給される。その結果、方向切換弁25が位置B或いは位置Cに切り換えられて、メインポンプ21から供給される作動油が旋回モータ24に供給される。
すなわち、電磁弁31の位置Jは、メインポンプ21から旋回モータ24への作動油の供給を許容する位置である。換言すれば、電磁弁31の位置Jは、旋回レバー7aの操作に従って上部旋回体3を旋回させる位置である。
一方、コントローラ40から制御電圧が印加されると、電磁弁31は位置Jから位置Kに切り換わる。これにより、パイロットポンプ22から供給されるパイロット圧油が遮断される。その結果、オペレータが旋回レバー7aを操作しても、方向切換弁25のパイロットポートにパイロット圧油が供給されない。すなわち、オペレータが旋回レバー7aを操作しても、メインポンプ21から旋回モータ24に作動油が供給されず、上部旋回体3が旋回しない。
すなわち、電磁弁31の位置Iは、メインポンプ21から旋回モータ24への作動油の供給を禁止する位置である。換言すれば、電磁弁31の位置Kは、上部旋回体3の旋回を禁止する位置である。
なお、電磁弁30、31は、信号線Lを通じてコントローラ40に接続されている。すなわち、コントローラ40が信号線Lに制御電圧を印加していないとき、電磁弁30は位置Hで且つ電磁弁31は位置Jとなる。一方、コントローラ40が信号線Lに制御電圧を印加すると、電磁弁30は位置Iで且つ電磁弁31は位置Kとなる。これに対して、電磁弁26は、信号線Lを通じてコントローラ40に接続されている。すなわち、電磁弁26は、電磁弁30、31とは独立して位置を切り換え可能に構成されている。
コントローラ40は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、及びRAM(Random Access Memory)を備える。コントローラ40は、ROMに格納されたプログラムコードをCPUが読み出して実行することによって、後述する処理を実現する。RAMは、CPUがプログラムを実行する際のワークエリアとして用いられる。
但し、コントローラ40の具体的な構成はこれに限定されず、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)などのハードウェアによって実現されてもよい。
コントローラ40は、操作装置から出力される操作信号、及び旋回角センサ32から出力される検知信号に基づいて、電磁弁26、30、31を制御する。旋回角センサ32は、上部旋回体3の旋回角を検知し、検知結果を示す検知信号をコントローラ40に出力する。本実施形態に係る旋回角は、例えば、上部旋回体3が前方を向いたときを0°とし、時計回りの旋回角を正の値、反時計回りの旋回角を負の値として表す。
まず、オペレータが解除スイッチ7cをON状態にすると、ロックスイッチ7bがOFF状態になる。このとき、コントローラ40は、信号線Lを通じて電磁弁30、31に制御電圧を印加し、信号線Lを通じて電磁弁26に制御電圧を印加しない。これにより、揺動シリンダ11L、11Rの伸縮が許容され、対向シリンダ12L、12Rが縮小した状態で保持される。その結果、揺動機構10は、図3に示すように、フロントアクスル9fを0°~αの範囲で揺動可能にする。この状態は、第1状態の一例である。また、この状態で旋回レバー7aが操作されても、上部旋回体3は旋回しない。
また、オペレータがロックスイッチ7b及び解除スイッチ7cの両方をOFF状態にすると、コントローラ40は、信号線L、Lを通じて電磁弁26、30、31に制御電圧を印加しない。これにより、揺動シリンダ11L、11Rの伸縮が許容され、対向シリンダ12L、12Rが突出した状態で保持される。その結果、揺動機構10は、図4に示すように、フロントアクスル9fを0°~αの範囲で揺動可能にする。この状態は、第2状態の一例である。また、この状態で旋回レバー7aが操作されると、上部旋回体3が旋回する。
さらに、オペレータがロックスイッチ7bをON状態にすると、解除スイッチ7cがOFF状態になる。このとき、コントローラ40は、信号線Lを通じて電磁弁26に制御電圧を印加し、信号線Lを通じて電磁弁30、31に制御電圧を印加しない。これにより、揺動シリンダ11L、11Rの伸縮が禁止され、対向シリンダ12L、12Rが伸長した状態に保持される。その結果、揺動機構10は、図2に示す状態でフロントアクスル9fの揺動を禁止する。この状態は、第3状態の一例である。また、この状態で旋回レバー7aが操作されると、上部旋回体3が旋回する。
上記の実施形態によれば、例えば以下の作用効果を奏する。
上記の実施形態の油圧ショベル1において、例えば、高速で長距離を移動する場合は揺動機構10を第1状態とし、低速で短距離を移動する場合は揺動機構10を第2状態とし、フロント作業機4で高負荷の作業を行う場合は揺動機構10を第3状態とすればよい。これにより、不整地の走破性と、作業時の安定性とを両立させることができる。
また、上記の実施形態によれば、揺動機構10を第1状態としたときに、上部旋回体3の旋回が禁止される。これにより、フロントアクスル9fが大きく揺動したときに、上部旋回体3とフロントタイヤ8fとが干渉するのを防止することができる。
なお、解除スイッチ7cは、旋回角センサ32で検知された旋回角が0°を含む所定の範囲(例えば、-10°~10°)内のときにON状態に切換可能で、所定の範囲外のときにON状態に切換不能に構成されていてもよい。
これにより、上部旋回体3が大きく旋回している状態で、揺動機構10が第1状態に切り換えられることがなくなる。その結果、フロントアクスル9fが大きく揺動したときに、上部旋回体3とフロントタイヤ8fとが干渉するのを防止することができる。なお、前述の所定の範囲は、上部旋回体3とフロントタイヤ8fとが干渉しない範囲に設定される。
また、上記の実施形態では、ロックスイッチ7b及び解除スイッチ7cに対するオペレータの操作によって、揺動機構10の状態を切り換える例を説明した。しかしながら、揺動機構10の状態を切り換える条件は、前述の例に限定されない。
一例として、コントローラ40は、旋回角センサ32で検知された旋回角が0°を含む第1範囲(例えば、-2°~2°)内のときに、揺動機構10を第1状態に切り換えてもよい。油圧ショベル1を高速で長距離移動させる場合、オペレータは、走行を開始するのに先立って、キャブ7が前方に向くように上部旋回体3を旋回させると考えられるからである。
他の例として、コントローラ40は、旋回角センサ32で検知された旋回角が180°を含む第2範囲(例えば、170°~190°)内のときに、揺動機構10を第3状態に切り換えてもよい。装輪式の油圧ショベル1において、上部旋回体3を後ろ向きにした姿勢が最も安定性が高いので、オペレータは、フロント作業機4で高負荷の作業を行うのに先立って、上部旋回体3を第2範囲に旋回させると考えられるからである。
さらに他の例として、コントローラ40は、旋回角センサ32で検知された旋回角が第1範囲及び第2範囲と異なる第3範囲(例えば、2°~170°、190°~358°)内のときに、揺動機構10を第2状態に切り換えてもよい。上部旋回体3の旋回角が第3範囲のときは、高速移動や高負荷作業が行われる可能性は低く、低速で短距離の移動と、低負荷の作業とが繰り返される可能性が高いと考えられるからである。
また、操作装置を用いた状態の切り換えと、旋回角センサ32を用いた状態の切り換えとを組み合わせてもよい。例えば、コントローラ40は、ロックスイッチ7bの切り換えによって、揺動機構10を第2状態(ロックスイッチ7b=OFF状態)と第3状態(ロックスイッチ7b=ON状態)とに切り換えてもよい。また、コントローラ40は、ロックスイッチ7bがOFF状態で且つ旋回角センサ32で検知された旋回角が第1範囲内のときに、揺動機構10を第1状態に切り換えてもよい。
さらに、上記の実施形態では、揺動機構10によってフロントアクスル9fを揺動させる例を説明した。しかしながら、油圧ショベル1は、リヤアクスル9rを揺動させる揺動機構10を備えてもよいし、フロントアクスル9f及びリヤアクスル9rそれぞれを揺動させる2つの揺動機構10を備えてもよい。
上述した実施形態は、本発明の説明のための例示であり、本発明の範囲をそれらの実施形態にのみ限定する趣旨ではない。当業者は、本発明の要旨を逸脱することなしに、他の様々な態様で本発明を実施することができる。
1 油圧ショベル
2 下部走行体
2a ピン
3 上部旋回体
4 フロント作業機
4a ブーム
4b アーム
4c バケット
4d,4e,4f 油圧シリンダ
5 旋回フレーム
6 カウンタウェイト
7 キャブ
7a 旋回レバー
7b ロックスイッチ
7c 解除スイッチ
8 タイヤ
8f フロントタイヤ
8r リヤタイヤ
9 アクスル
9f フロントアクスル
9r リヤアクスル
10 揺動機構
11L,11R 揺動シリンダ
12R,12L 対向シリンダ
21 メインポンプ
22 パイロットポンプ
23 作動油タンク
24 旋回モータ
25 方向切換弁
26,30,31 電磁弁
27,29 オペレートチェック弁
28 切換弁
32 旋回角センサ
40 コントローラ

Claims (1)

  1. 下部走行体と、
    前記下部走行体に旋回可能に支持された上部旋回体と、
    フロントタイヤを回転自在に支持するフロント側のアクスルと、
    リヤタイヤを回転自在に支持するリヤ側のアクスルと、
    フロント側及びリヤ側の少なくとも一方の前記アクスルを、前記下部走行体に揺動可能に支持する揺動機構とを備える作業車両において、
    前記揺動機構は、第1揺動角の揺動を許容する第1状態と、前記第1揺動角未満で且つ0°より大きい第2揺動角の揺動を許容する第2状態と、揺動を禁止する第3状態とに切り換え可能であり、
    前記揺動機構は、
    前記アクスル及び前記上部旋回体の間で且つ前記アクスルの揺動支点の両側に配置されて、前記アクスルの揺動に追従して伸縮する一対の揺動シリンダと、
    前記一対の揺動シリンダそれぞれに対向する位置で前記アクスルに支持され、前記第1状態のときに縮小し、前記第2状態のときに伸長することで、前記第2状態のときの前記揺動シリンダの伸縮量を、前記第1状態のときより小さくする一対の対向シリンダと、を備え
    前記一対の揺動シリンダは、各々のボトム側が前記上部旋回体に固定され、各々のロッドの先端が対応する前記対向シリンダのロッドに当接しており、
    前記一対の揺動シリンダのボトム室からの作動油の排出を、許容する第1位置及び禁止する第2位置に切り換え可能な第1電磁弁と、
    前記一対の対向シリンダのボトム室に対する作動油の供給及び排出のうち、供給を許容し且つ排出を禁止する第3位置及び供給を禁止し且つ排出を許容する第4位置に切り換え可能な第2電磁弁と、
    作動油が供給されたときに前記上部旋回体を旋回させる旋回モータと、
    前記旋回モータへの作動油の供給を許容する第5位置及び禁止する第6位置に切り換え可能な第3電磁弁と、
    前記第1電磁弁、前記第2電磁弁、及び前記第3電磁弁を制御するコントローラとをさらに備え、
    前記コントローラは、
    前記第1電磁弁を前記第1位置に切り換え、前記第2電磁弁を前記第4位置に切り換えることによって、前記揺動機構を前記第1状態にし、
    前記第1電磁弁を前記第1位置に切り換え、前記第2電磁弁を前記第3位置に切り換えることによって、前記揺動機構を前記第2状態にし、
    前記第1電磁弁を前記第2位置に切り換え、前記第2電磁弁を前記第3位置に切り換えることによって、前記揺動機構を前記第3状態にし、
    前記揺動機構が前記第1状態のときに、前記第3電磁弁を前記第6位置に切り換え、
    前記揺動機構が前記第2状態及び前記第3状態のときに、前記第3電磁弁を前記第5位置に切り換えることを特徴とする作業車両。

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