JP7331585B2 - 配線器具 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、配線器具に関する。
従来、住宅において、電動シャッタや電動ブラインド等の電動装置が利用されることがある。この電動装置の制御には、照明装置のオン,オフ制御を行う開閉回路等の配線器具とは異なる種類の配線器具が用いられる。
近年、配線器具の負荷の種類は増加し、その制御方法は多種多様となっている。このため、配線器具の種類は増加し、住宅工事等において、部品の手配や設置作業の煩雑さを招く虞がある。
特開2009-238525号公報
本発明の実施形態は、複数種類の負荷に対応可能とすることにより、設置を容易にすることができる配線器具を提供することを目的とする。
実施形態に係る配線器具は、第1出力端子と、第2出力端子と、を備える出力端子群と;入力端子と前記出力端子群との間の第1電力供給路上に配置され機械的に接点の開閉を行う接点開閉素子により構成される接点開閉回路と;前記接点開閉回路に並列に接続され、前記第1電力供給路の一部を迂回する第2電力供給路を構成し、前記入力端子と前記出力端子群の少なくともいずれかとの間の電力供給における位相制御を行う直列接続された2つの電界効果トランジスタである位相制御用半導体素子と;前記接点開閉回路及び前記位相制御用半導体素子の導通を制御する制御部と;前記接点開閉回路に並列に接続され、前記第1電力供給路の一部を迂回し前記第2電力供給路とは異なる第3電力供給路を構成し、一時的に導通して前記接点開閉回路に代えて電力供給を行う、前記位相制御用半導体素子とは異なる保護用半導体素子と、を具備し、前記接点開閉回路を介して、前記第1出力端子又は前記第2出力端子へ接続された負荷に電力を供給する第1電力供給モードと、前記第1出力端子へ接続された負荷へ供給する電力の位相制御を行う第2電力供給モードと、を備え、前記第2電力供給モードにおいては、前記接点開閉回路が非導通となり、前記位相制御用半導体素子を介して前記負荷へ電力が供給される。
本発明の実施形態によれば、複数種類の負荷に対応して共通化することにより、設置を容易にすることができるという効果を有する。
本発明の一実施の形態に係る配線器具を示す回路図。 第1モードを説明するための説明図。 第2モードを説明するための説明図。 保護モードを説明するための説明図。 第3モードを説明するための説明図。
実施形態に係る配線器具は、入力端子と出力端子との間の電力供給路上に配置され機械的に接点の開閉を行う接点開閉素子により構成される接点開閉回路と;前記接点開閉回路に並列に接続され、前記入力端子と出力端子との間の電力供給における位相制御を行う位相制御用半導体素子と;前記接点開閉回路及び前記位相制御用半導体素子の導通を制御する制御部と;を具備する。
また、配線器具は、前記接点開閉回路に並列に接続され一時的に導通して前記接点開閉回路に代えて前記電力供給路を構成する保護用半導体素子;を更に具備する。
また、前記接点開閉回路は、相互に独立して導通制御可能な、2つの接点開閉素子が直列接続されて構成される。
また、前記2つの接点開閉素子のうち前記出力端子側の接点開閉素子は、C接点リレーである。
また、前記位相制御用半導体素子は、電界効果トランジスタである。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は本発明の一実施の形態に係る配線器具を示す回路図である。図1は制御対象として3種類の負荷に対応する配線器具を示しているが、負荷の種類は限定されるものではない。
図1の配線器具1は、電力投入のオン,オフのみを制御する負荷に対する電力供給を行うモード(以下、オン,オフモード又は第1モードという)と、電力投入のオン,オフに際して電力供給先を選択する必要がある負荷に対する電力供給を行うモード(以下、供給先選択モード又は第2モードという)と、電力投入時に位相制御を行うモード(以下、位相制御モード又は第3モードという)とを実現する。
配線器具1には、制御部11が設けられている。制御部11は、MPU(Micro Processing Unit)等を用いたプロセッサによって構成されていてもよく、図示しないメモリに記憶されたプログラムに従って動作して各部を制御するものであってもよいし、ハードウェアの電子回路で機能の一部又は全部を実現するものであってもよい。制御部11は、配線器具1の各部を制御する。
制御部11は、オン,オフモード、供給先選択モード及び位相制御モードのうちのいずれの電力供給モードを実行するかを決定する。例えば、制御部11は、図示しないディップスイッチによって、自機がいずれのモードを実行するかを決定してもよい。なお、図示しない入力装置を用いて、制御部11にいずれの電力供給モードを実行するかを指示するようになっていてもよい。制御部11は、スイッチ、ボタン、タッチパネル等の図示しない操作部の操作に従って、負荷LOに対する電力供給を制御する。
入力端子群12には商用交流電源電圧が供給される。入力端子群12の端子L1,L2は例えば200Vの商用交流電源が供給される端子であり、端子N,L2は例えば100Vの商用交流電源が供給される端子である。以下、入力端子群12のこれらの端子L1,L2,Nをそれぞれ入力L1端子、入力L2端子、入力N端子という。なお、商用交流電源電圧が100V又は200Vを例に説明するが、電源電圧は適宜変更可能である。
一方、制御対象である負荷LOは、出力端子群13の各端子L1,L2,L2-2,Nに接続される。以下、出力端子群13のこれらの端子L1,L2,L2-2,Nをそれぞれ出力L1端子、出力L2端子、出力L2-2端子、出力N端子という。入力L1端子は出力L1端子に接続され、入力N端子は出力N端子に接続される。入力L2端子は、第1及び第2モード時には、切替制御回路14を介して出力L2端子又は出力L2-2端子に接続され、第3モード時には、位相制御回路15を介して出力L2端子に接続される。
なお、図1の出力端子群13の破線は、200V対応の負荷LOが出力L1端子及び出力L2端子に接続されることを示している。100V対応の負荷LOは、出力N端子及び出力L2端子に接続されか又は出力N端子及び出力L2-2端子に接続される。
入力N端子及び入力L2端子に供給される100Vの電源電圧は、整流回路19に供給される。整流回路19は100Vの商用交流電源電圧を整流する。整流回路19の出力端は、コンデンサC1を介して接地点に接続されており、整流回路19の出力は電源回路20に与えられる。
電源回路20は、供給された電圧に基づいて配線器具1の各部において用いる2系統の電圧を発生する。電源回路20の一方の出力端は、ダイオードD1及びコンデンサC2に接続され、ダイオードD1とコンデンサC2の接続点には、例えば12Vの電圧が得られる。また、電源回路20の他方の出力端は、ダイオードD2及びコンデンサC3に接続され、ダイオードD2とコンデンサC3の接続点には例えば15Vの電圧が得られる。なお、以下の説明において、12Vの電圧および15Vの電圧は、電源回路20によって得られる電圧である。なお、これらの電圧は一例であり、回路の仕様に応じて適宜設定変更可能である。
12Vの電圧は、DCDCコンバータ21に供給される。DCDCコンバータ21は、供給された直流電圧から例えば3.3Vの電圧を発生して制御部11に供給する。この電圧によって、制御部11は動作可能となる。また、15Vの電圧は、ドライブ回路22に供給される。ドライブ回路22は、供給された直流電圧により動作可能となり、制御部11に制御されて動作する。
入力L2端子と出力L2端子との間の配線16,16’上には、機械的に接点の開閉を行う接点開閉素子であるA接点リレー17及びC接点リレー18が直列接続された接点開閉回路が接続される。これらの配線16,16’、A接点リレー17及びC接点リレー18によって、入力L2端子と出力L2端子との間の電力供給路が構成される。
A接点リレー17は、オン,オフ制御を行うリレーであり、電磁コイル及び接触部により構成される。A接点リレー17の電磁コイルは、一端が12Vの供給ラインに接続され、他端がトランジスタT1のコレクタに接続される。トランジスタT1のエミッタは接地点に接続され、ベースは制御部11に接続される。トランジスタT1は、制御部11に制御されてオン,オフする。トランジスタT1がオンすることにより、A接点リレー17の電磁コイルに電流が流れて接触部が接触し、A接点リレー17はオンとなる。トランジスタT1がオフの場合には、A接点リレー17はオフである。なお、リレー17はラッチングタイプでもよく、リレー17の開、閉を切替える際、トランジスタT1をオンさせる方式でもよい。
C接点リレー18は、電磁コイルに電流が流れていない場合に端子aを導通させ、電磁コイルに電流が流れている場合に端子bを導通させる切替式のリレーである。C接点リレー18の電磁コイルは、一端が12Vの供給ラインに接続され、他端がトランジスタT2のコレクタに接続される。トランジスタT2のエミッタは接地点に接続され、ベースは制御部11に接続される。トランジスタT2は、制御部11に制御されてオン,オフする。C接点リレー18は、トランジスタT2がオフの場合には端子aを導通させ、トランジスタT2がオンの場合には端子bを導通させる。C接点リレー18の端子aは配線16を介して出力L2端子に接続され、端子bは配線16’を介して出力L2-2端子に接続される。なお、リレー18はラッチングタイプでもよく、リレー18の端子a及びbへの接続に切り替える際、トランジスタT2をオンさせる方式でもよい。
入力L2端子とA接点リレー17との間の配線16上のノードAとA接点リレー17とC接点リレー18との間の配線16上のノードBとの間には、半導体素子である双方向性の3端子サイリスタ23が接続される。ノードAとノードBとの間には、抵抗R3、フォトカプラ24の双方向ゲート及び抵抗R4が直列接続されており、フォトカプラ24の双方向ゲートと抵抗R4との接続点に3端子サイリスタ23のゲートが接続される。フォトカプラ24のフォトダイオードのカソードは、12Vの供給ラインに接続され、アノードはトランジスタT3のコレクタに接続される。トランジスタT3のエミッタは接地点に接続され、ベースは制御部11に接続される。トランジスタT3は、制御部11に制御されてオン,オフする。トランジスタT3がオンすることにより、フォトカプラ24の双方向ゲートが導通し、3端子サイリスタ23が導通して、ノードAとノードBとの間が3端子サイリスタ23を介して導通状態となる。トランジスタT3がオフの場合には、3端子サイリスタ23は非導通状態であり、3端子サイリスタ23を介してノードAとノードBとの間は接続されない。
整流回路19の出力端は、抵抗R2及びフォトカプラ26のフォトダイオードを介して接地点に接続される。フォトカプラ26のフォトトランジスタのコレクタは抵抗R5を介して12Vの供給ラインに接続され、エミッタは制御部11に接続される。整流回路19の出力は脈流であり、フォトカプラ26のフォトダイオードは、整流回路19の出力が正極性の電圧の場合にオンとなり、0クロスのタイミングでオフとなる。制御部11は、フォトカプラ26のフォトトランジスタのエミッタから電流が流れるか否かによって、整流回路19の出力の0クロスタイミング、即ち、入力端子群12に供給される商用交流電源電圧の0クロスタイミングを認識する。
Aノードは、半導体素子である電界効果トランジスタF1のドレイン(D)・ソース(S)路を介して接地点に接続され、Bノードは、電界効果トランジスタF2のドレイン・ソース路を介して接地点に接続される。トランジスタF1のゲート(G)は抵抗R6を介してドライブ回路22に接続され、トランジスタF2のゲートは抵抗R7を介してドライブ回路22に接続される。トランジスタF1,F2は、ドライブ回路22に個別に制御されてオン,オフする。
トランジスタF1のソース・ドレイン路には、並列にダイオードが接続され、トランジスタF1は、オフ状態であってもダイオードを介してソースからドレイン側に電流を流すことが可能である。また、トランジスタF2のソース・ドレイン路には、並列にダイオードが接続され、トランジスタF2は、オフ状態であってもダイオードを介してソースからドレイン側に電流を流すことが可能である。
次に、このように構成された実施の形態の動作について図2から図5を参照して説明する。図2は第1モードを説明するための説明図であり、図3は第2モードを説明するための説明図であり、図4は保護モードを説明するための説明図であり、図5は第3モードを説明するための説明図である。
(第1モード)
いま、制御部11は、図示しないディップスイッチ等により、第1モードで動作するようになっているものとする。第1モードは、例えば、オン,オフのみを行う照明装置等への電力供給を行うモードである。この場合には、制御部11は、負荷LOをオン,オフ制御するための例えばユーザによる図示しないスイッチ操作に従って、トランジスタT1~T3の制御を行う。なお、制御部11は、ドライブ回路22を制御して、トランジスタF1,F2をオフにする。第1モードでは、図2の太線に示す経路により電力の伝送が行われる。
即ち、第1モードでは、制御部11は、トランジスタT2をオフにすると共に、例えばユーザ操作に従って、トランジスタT1をオン,オフする。制御部11がトランジスタT1をオフにすると、A接点リレー17の電磁コイルに電流が流れず、A接点リレー17の接触部はオフとなり、配線16には電流が流れない。この結果、負荷LOに電力が供給されず、負荷LOはオフ状態となる。
制御部11がトランジスタT1をオンにすると、A接点リレー17の電磁コイルに電流が流れて、A接点リレー17の接触部はオンとなる。トランジスタT2がオフであるので、C接点リレー18は、端子aに接続されており、入力L2端子と出力L2端子とは、A接点リレー17及びC接点リレー18を介して配線16により接続され、配線16に電流を流すことができる。この結果、入力N端子と入力L2端子とに供給される100V交流電源電圧は、出力N端子と出力L2端子を介して負荷LOに接続され、負荷LOに電力が供給される。なお、200V交流電源電圧が入力端子群12に供給される場合には、入力N端子及び出力N端子に代えて入力L1端子及び出力L1端子同士が接続されて、負荷LOに200Vの電源電圧が供給される。なお、100Vによる電力供給と200Vの電力供給とは、入力N端子及び出力N端子を用いるか入力L1端子及び出力L1端子を用いるかの相違のみであり、以下の説明においては、100Vによる電力供給のみを説明するが、200Vの電力供給でも同様の動作が行われる。
(第2モード)
次に、制御部11が、図示しないディップスイッチ等により、第2モードで動作するようになっているものとする。第2モードは、オン,オフだけでなく、オン時において電力の供給先を選択するモードである。例えば、第2モードは、負荷LOの一例である電動シャッタのオフ、電動シャッタの上昇用のモータを駆動するためのオン及び電動シャッタの下降用モータを駆動するためのオンの3つの電力供給状態を制御することができる。この場合にも、制御部11は、負荷LOを制御するための例えばユーザによる図示しないスイッチ操作に従って、トランジスタT1~T3の制御を行う。また、制御部11は、ドライブ回路22を制御して、トランジスタF1,F2をオフにする。第2モードにおいては、図3の太線に示す経路により電力の伝送が行われる。
即ち、第2モードでは、制御部11は、例えばユーザ操作に従って、トランジスタT1をオン,オフすると共に、トランジスタT2をオン,オフする。制御部11がトランジスタT1をオフにすると、A接点リレー17の電磁コイルに電流が流れず、A接点リレー17の接触部はオフとなり、配線16には電流が流れない。この結果、負荷LOに電力が供給されず、負荷LOはオフ状態となる。
いま、制御部11がトランジスタT2をオフにした状態で、トランジスタT1をオンにするものとする。トランジスタT1がオンとなることにより、A接点リレー17はオンとなる。トランジスタT2はオフであるので、C接点リレー18は端子aに接続される。従って、この場合には、A接点リレー17及びC接点リレー18の端子aを介して配線16に電流が流れ、入力L2端子と出力L2端子との間で電力供給が可能となる。例えば、出力L2端子及び出力N端子が電動シャッタの上昇用モータに電力を供給する端子である場合には、トランジスタT1をオン、トランジスタT2をオフにすることで、上昇用モータが回転駆動されるか、もしくは単一のモータを上昇方向の入力に電源が供給され上昇方向に回転駆動される。
一方、トランジスタT2がオンになると、C接点リレー18は端子bに接続される。従って、トランジスタT1,トランジスタT2のいずれもオンにすると、A接点リレー17及びC接点リレー18の端子bを介して配線16,16’に電流が流れ、入力L2端子と出力L2-2端子との間で電力供給が可能となる。例えば、出力L2-2端子及び出力N端子が電動シャッタの下降用モータに電力を供給する端子である場合には、トランジスタT1,T2をオンにすることで、下降用モータが回転駆動されるか、もしくは単一のモータを下降方向の入力に電源が供給され下降方向に回転駆動される。
(保護モード)
第1モード又は第2のモードによって電力供給を開始するために、入力L2端子と出力L2端子又は出力L2-2端子との間を導通させた場合には、導通直後に負荷LOによる突入電流が発生することがある。この突入電流によりA接点リレー17やC接点リレー18の接点が故障してしまう虞がある。そこで、図1の配線器具1は、保護モードを有する。保護モードにおいては、電力供給開始時に図4の太線に示す経路により電力の伝送が行われる。保護モードにおいて、制御部11は、トランジスタT1をオン,オフする直前(例えば100m秒前)からトランジスタT1がオフ,オンした後の所定期間のみにおいて、トランジスタT3をオンにする。
即ち、制御部11は、第1及び第2モードのいずれのモードにおいても、例えばユーザ操作に基づいて電力供給を開始する直前又は電力供給を停止する直前において、トランジスタT3をオンにする。トランジスタT3がオンとなることによって、フォトカプラ24のフォトダイオードが導通して双方向ゲートが導通する。この結果、3端子サイリスタ23が導通して、ノードAとノードBとの間が3端子サイリスタ23を介して導通状態となる。これにより、入力L2端子と出力L2端子又は出力L2-2端子との間の電力供給は、ノードA、3端子サイリスタ23及びノードBによるバイパス路を介して行われることになり、突入電流がA接点リレー17に流れることはない。負荷LOへの電力供給の開始から所定期間が経過すると、制御部11は、トランジスタT3をオフにする。これにより、3端子サイリスタ23はオフとなり、入力L2端子と出力L2端子又は出力L2-2端子との間の電力供給は、ノードA、A接点リレー17及びC接点リレー18を介して行われる。なお、この保護モードは、第1モード及び第2モードのいずれにも有効である。
(第3モード)
次に、制御部11が、図示しないディップスイッチ等により、第3モードで動作するようになっているものとする。第3モードは、単なるオン,オフだけでなく、オン時において電力の位相制御を行うモードである。第3モードは、例えば、照明装置である負荷LOの調光制御を可能にするものである。この場合には、制御部11は、トランジスタT1,T3をオフにする。第3モードにおいては、図5の太線に示す経路により電力の伝送が行われる。
即ち、第3モードでは、制御部11は、トランジスタT1をオフにした状態で、例えば負荷LOを制御するユーザ操作に従って、トランジスタF1,F2のオン,オフを制御すると共に、そのオン,オフ期間を設定する。制御部11がトランジスタT1,T3をオフにし、さらにトランジスタF1,F2をオフにすると、入力L2端子と出力L2端子との間は導通せず、配線16,16’には電流が流れない。この結果、負荷LOに電力が供給されず、負荷LOはオフ状態となる。
いま、制御部11が、例えばユーザの調光操作に従って、トランジスタF1,F2を選択的にオンにするものとする。制御部11は、商用交流電源電圧の0クロスタイミングから、調光操作に基づく所定の期間だけトランジスタF1又はF2の一方をオンにするように、ドライブ回路22を制御する。商用交流電源電圧の正極性期間には、ドライブ回路22は、トランジスタF2をオフにし、トランジスタF1を商用交流電源電圧の半周期よりも短い所定期間だけオンにする。そうすると、入力L2端子は、ノードA、トランジスタF1のドレイン・ソース路、トランジスタF2のダイオード、ノードBおよびC接点リレー18を介して出力L2端子に接続され、トランジスタF1のオン期間だけ負荷LOに電力が供給される。図5の出力波形の正極性の斜線部はこの電力供給期間を示している。
また、商用交流電源電圧の負極性期間には、ドライブ回路22は、トランジスタF1をオフにし、トランジスタF2を商用交流電源電圧の半周期よりも短い所定期間だけオンにする。そうすると、出力L2端子は、C接点リレー18、ノードB、トランジスタF2のドレイン・ソース路、トランジスタF1のダイオード、ノードAを介して入力L2端子に接続され、トランジスタF2のオン期間だけ負荷LOに電力が供給される。図5の出力波形の負極性の斜線部はこの電力供給期間を示している。
このように、制御部11は、ドライブ回路22を制御して、トランジスタF1,F2のオン期間を制御することで、電極供給の位相制御が可能である。
このように本実施の形態においては、機械的に接点の開閉を行う接点開閉素子と、電力供給の位相制御を行う半導体素子とを用いることで、電力供給のオン,オフ制御及び電力供給の位相制御が可能である。更に、接点開閉回路として、A接点リレーとC接点リレーとを採用することで、単なるオン,オフモードだけでなく、電力供給先を選択する供給先選択モードでの電力供給制御が可能である。更に、接点開閉回路に並列に保護用の半導体素子を設けることで、接点開閉回路の故障を防止する保護モードでの運用も可能である。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…配線器具、11…制御部、12…入力端子群、13…出力端子群、16…配線、17…A接点リレー、18…C接点リレー、19…整流回路、20…電源回路、21…DCDCコンバータ、22…ドライブ回路、22…フォトカプラ、23…3端子サイリスタ、F1,F2…トランジスタ、LO…負荷、T1~T3…トランジスタ。

Claims (3)

  1. 第1出力端子と、第2出力端子と、を備える出力端子群と;
    入力端子と前記出力端子群との間の第1電力供給路上に配置され機械的に接点の開閉を行う接点開閉素子により構成される接点開閉回路と;
    前記接点開閉回路に並列に接続され、前記第1電力供給路の一部を迂回する第2電力供給路を構成し、前記入力端子と前記出力端子群の少なくともいずれかとの間の電力供給における位相制御を行う直列接続された2つの電界効果トランジスタである位相制御用半導体素子と;
    前記接点開閉回路及び前記位相制御用半導体素子の導通を制御する制御部と;
    前記接点開閉回路に並列に接続され、前記第1電力供給路の一部を迂回し前記第2電力供給路とは異なる第3電力供給路を構成し、一時的に導通して前記接点開閉回路に代えて電力供給を行う、前記位相制御用半導体素子とは異なる保護用半導体素子と、を具備し、
    前記接点開閉回路を介して、前記第1出力端子又は前記第2出力端子へ接続された負荷に電力を供給する第1電力供給モードと、前記第1出力端子へ接続された負荷へ供給する電力の位相制御を行う第2電力供給モードと、を備え、前記第2電力供給モードにおいては、前記接点開閉回路が非導通となり、前記位相制御用半導体素子を介して前記負荷へ電力が供給される
    配線器具。
  2. 前記接点開閉回路は、相互に独立して導通制御可能な、2つの接点開閉素子が直列接続されて構成される
    請求項に記載の配線器具。
  3. 前記2つの接点開閉素子のうち前記出力端子側の接点開閉素子は、C接点リレーである
    請求項に記載の配線器具。
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Citations (6)

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